JP2016026927A - ステルス型非水系インクを用いたインクジェット記録方法 - Google Patents

ステルス型非水系インクを用いたインクジェット記録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ステルス型インクでマーキングできたかどうかを容易に判定できる、インクジェット記録方法を提供する。
【解決手段】溶媒と、可視光線下では視認できないが紫外線または赤外線の照射下では可視光を発光するステルス性色材とを少なくとも含み、前記溶媒の30質量%以上が、沸点180℃以上350℃以下の非水系溶剤から構成されてなるステルス型非水系インクを用いて、インクジェット印刷により浸透性記録媒体の被印刷面にマーキングした後、該被印刷面に有色インクでインクジェット印刷することを特徴とするインクジェット記録方法。ステルス型非水系インクのマーキング直後に記録媒体に透き通しが生じるので、ステルス型インクの吐出不良を目視検査でき、非水系溶剤の揮発後(印刷から約1日後)は可視光線下では視認できなくなるため、ステルス性に優れたものとなる。
【選択図】なし

Description

本発明は、ステルス型インクを用いたインクジェット記録方法であって、ステルス型インクの吐出状態を目視検査できる方法に関する。
従来、印刷物の複写防止や商品の管理又は真贋判定を行えるように、可視光線下では視認できないが紫外線又は赤外線の照射下では可視光を発光するステルス型インクを用いて印刷物や商品等にバーコードや商標等のマーキングを施すことが行なわれている(特許文献1、特許文献2、特許文献3)。
インクジェット記録用のステルス型インクとしては、高揮発性の有機溶剤をビヒクルとして含有する溶剤インク、水系溶剤をビヒクルとして含有する水系インクの他、ワックスをビヒクルとして含有するホットメルトインクが知られている。しかし、溶剤インクは、乾燥性に優れている反面、ビヒクルが容易に揮発するため、火災や環境汚染の危険性があり、使用環境が制限されるという欠点がある。また、水系インクは、ビヒクルとして水を含有するため、記録媒体として紙を用いた場合、カールやコックリングが生じ易く、さらには、ビヒクルが容易に揮発してインクジェットプリンタの吐出ノズルに目詰まりを発生させる危険性が高いという欠点がある。また、ホットメルトインクは、印刷時にインクを溶融させるのに熱を必要とし、消費電力が大きいという欠点がある。
また、上記従来のステルス型インクは、印刷物や商品に適切にインクジェットプリンタでマーキングできたかどうかを判定するためには、当該印刷物や商品に紫外線又は赤外線を照射する必要があり、照射装置や該装置に関連する煩雑な操作を必要とするという欠点があった。
特開2013−74507号公報 特開2000−191965号公報 特開2003−285432号公報
本発明の目的は、ステルス型インクでマーキングできたかどうかを短時間で容易に判定でき、印刷後には優れたステルス性の画像となる、インクジェット記録方法を提供することにある。
本発明者は、上記目的の下に鋭意研究した結果、インクジェット記録用ステルス型インクのビヒクルとして特定の非水系溶剤を使用した場合に、ステルス型インクをインクジェットプリンタから浸透性記録媒体の被印刷面に吐出した後、該非水系溶剤が記録媒体から揮発する前であれば、記録媒体の吐出部に透き通しが生じるため、該ステルス型インクが適切にマーキングされたかどうかを目視で判定できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の一局面によれば、溶媒と、可視光線下では視認できないが紫外線または赤外線の照射下では可視光を発光するステルス性色材とを少なくとも含み、前記溶媒の30質量%以上が、沸点180℃以上350℃以下の非水系溶剤から構成されてなるステルス型非水系インクを用いて、インクジェット印刷により浸透性記録媒体の被印刷面にマーキングした後、該被印刷面に有色インクでインクジェット印刷することを特徴とするインクジェット記録方法が提供される。
本発明によれば、インクジェット記録用ステルス型インクの溶媒として沸点が180℃以上350℃以下の非水系溶剤を溶媒全量に対して30質量%以上含むこととしたので、該ステルス型インクを浸透性記録媒体の被印刷面に吐出した直後の短時間の間に、記録媒体の吐出部に透き通しが生じるので、該ステルス型インクにより記録媒体にマーキングが適切に施されたかどうかを目視で判定でき、さらに、該溶剤が揮発した後のマーキング部は、可視光線下では視認できなくなるため、ステルス性に優れたものとなる。
また、該マーキング部は、有色インクを重ねて印刷した後でも、紫外線又は赤外線照射下における蛍光強度に優れたものとなる。また、本発明のステルス型インクは、沸点が一定温度以上の非水系溶剤を溶媒として含有するため、インクジェットプリンタのノズル中でも溶媒が揮発しにくく、機上安定性に優れ、また、印刷用紙にカールやコックリングを生じさせることもないので、高速印刷、特にラインヘッド方式の高速インクジェット印刷に適している。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
1.ステルス型非水系インク
本発明で使用するステルス型非水系インクは、可視光線下では視認できないが、紫外線又は赤外線の照射下では可視光を発光するインクであり、溶媒及びステルス性色材から主として構成されるが、必要に応じて、その他の成分を含有してもよい。
1−1.溶媒
本発明のステルス型非水系インクを構成する溶媒は、インクの溶媒すなわちビヒクルとして機能するものであるが、沸点が180℃以上350℃以下の非水系溶剤を含有する必要があり、好ましくは210℃以上320℃以下、より好ましくは220℃以上280℃以下の非水系溶剤を含有する。該溶媒は、沸点が180℃以上350℃以下の非水系溶剤を溶媒全量の30〜100質量%含むことが必要であり、50質量%以上含むことが好ましく、70質量%以上含むことがより好ましい。それ以外の非水系溶剤、すなわち、沸点が180℃未満又は350℃超の非水系溶剤を非水系溶剤全量の0〜70質量%含んでもよい。沸点が180℃以上350℃以下の非水系溶剤の量を溶媒全量の30質量%以上とすることで、インクを浸透性記録媒体に印刷した後、透き通しが生じやすくなり、マーキングの状態を容易に判定できるとともに、判定後のステルス性が優れたものとなる。なお、沸点が350℃超の非水系溶剤には、沸点を示さない非水系溶剤も含まれる。
本発明で使用できる非水系溶剤としては、非極性有機溶剤及び極性有機溶剤の何れも使用できる。これらは、単独で使用してもよく、単一の相を形成する限り、2種以上を組み合わせて使用することもできる。なお、本発明において、非水系溶剤としては、1気圧20℃において同容量の水と均一に混合しない非水溶性有機溶剤を用いることが好ましい。また、使用する非水系溶剤と単一相を形成できる範囲で他の有機溶剤を溶媒として含ませてもよい。なお、沸点が異なる二種以上の非水系溶剤を用いる場合や、石油系炭化水素溶剤のような混合溶剤を用いる場合は、沸点が180℃以上350℃以下の非水系溶剤を溶媒全量に対して30質量%以上含ませるように用いればよい。例えば、蒸留初留点が180℃以上で終点が350℃以下の石油系炭化水素溶剤であれば、その石油系炭化水素溶剤のすべてが沸点180℃以上350℃以下の非水系溶剤に含まれる。蒸留初留点が180℃未満で終点が180℃以上の石油系炭化水素溶剤であれば、その石油系炭化水素溶剤の一部が沸点180℃以上350℃以下の非水系溶剤に含まれる。ステルス性の観点からは、本発明の実施形態では、溶媒は、沸点が280℃以下の非水系溶剤60〜100質量%と、沸点が280℃超の非水系溶剤0〜40質量%とから構成されることが好ましく、沸点が280℃以下の非水系溶剤80〜100質量%と、沸点が280℃超の非水系溶剤0〜20質量%とから構成されることがより好ましい。印刷直後の視認性の観点からは、本発明の実施形態では、溶媒は、沸点が220℃以上の非水系溶剤60〜100質量%と、沸点が220℃未満の非水系溶剤0〜40質量%とから構成されることが好ましく、沸点が220℃以上の非水系溶剤80〜100質量%と、沸点が220℃未満の非水系溶剤0〜20質量%とから構成されることがより好ましい。
非極性有機溶剤としては、脂肪族炭化水素溶剤、脂環式炭化水素溶剤、芳香族炭化水素溶剤等の石油系炭化水素溶剤を好ましく挙げることができる。脂肪族炭化水素溶剤及び脂環式炭化水素溶剤としては、パラフィン系、イソパラフィン系、ナフテン系等の非水系溶剤を挙げることができ、市販品としては、0号ソルベントL、0号ソルベントM、0号ソルベントH、アイソゾール300、アイソゾール400、テクリーンN−16、テクリーンN−20、テクリーンN−22、AFソルベント4号、AFソルベント5号、AFソルベント6号、AFソルベント7号、ナフテゾール160、ナフテゾール200、ナフテゾール220(いずれもJX日鉱日石エネルギー株式会社製);アイソパーG、アイソパーH、アイソパーL、アイソパーM、エクソールD40、エクソールD60、エクソールD80、エクソールD95、エクソールD110、エクソールD130(いずれも東燃ゼネラル石油株式会社製)等を好ましく挙げることができる。芳香族炭化水素溶剤としては、グレードアルケンL、グレードアルケン200P(いずれもJX日鉱日石エネルギー株式会社製)、ソルベッソ100、ソルベッソ150、ソルベッソ200、ソルベッソ200ND(いずれも東燃ゼネラル石油株式会社製)等を好ましく挙げることができる。上記石油系炭化水素溶剤は、通常、複数の化合物の混合物であり、そのうち、最も揮発性の高い化合物の沸点が蒸留初留点として観測され、最も揮発性の低い化合物の温度が終点として観測される。上記石油系炭化水素溶剤の蒸留初留点は、100℃以上であることが好ましく、150℃以上であることがより好ましく、200℃以上であることがいっそう好ましい。蒸留初留点及び終点はJIS K0066「化学製品の蒸留試験方法」に従って測定することができる。
極性有機溶剤としては、脂肪酸エステル系溶剤、高級アルコール系溶剤、高級脂肪酸系溶剤等を好ましく挙げることができる。例えば、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソデシル、ラウリン酸メチル、ラウリン酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸ヘキシル、パルミチン酸イソオクチル、パルミチン酸イソステアリル、オレイン酸メチル、オレイン酸エチル、オレイン酸イソプロピル、オレイン酸ブチル、オレイン酸ヘキシル、リノール酸メチル、リノール酸エチル、リノール酸イソブチル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸ヘキシル、ステアリン酸イソオクチル、イソステアリン酸イソプロピル、ピバリン酸2−オクチルデシル、大豆油メチル、大豆油イソブチル、トール油メチル、トール油イソブチル等の1分子中の炭素数が13以上、好ましくは16〜30の脂肪酸エステル系溶剤;イソミリスチルアルコール、イソパルミチルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、イソエイコシルアルコール、デシルテトラデカノール等の1分子中の炭素数が6以上、好ましくは12〜20の高級アルコール系溶剤;ラウリン酸、イソミリスチン酸、パルミチン酸、イソパルミチン酸、α−リノレン酸、リノール酸、オレイン酸、イソステアリン酸等の1分子中の炭素数が12以上、好ましくは14〜20の高級脂肪酸系溶剤等が挙げられる。脂肪酸エステル系溶剤、高級アルコール系溶剤、高級脂肪酸系溶剤等の極性有機溶剤の沸点は、150℃以上であることが好ましく、200℃以上であることがより好ましく、250℃以上であることがさらに好ましい。なお、沸点が250℃以上の非水系溶剤には、沸点を示さない非水系溶剤も含まれる。
1−2.ステルス性色材
ステルス性色材としては、可視光線下では視認できないが紫外線又は赤外線の照射下では可視光を発光するステルス性色材が使用される。かかるステルス性色材は、顔料及び染料の何れであってもよく、それぞれ単独で使用しても両者を併用してもよい。印刷物の耐久性及び発色性の点から、色材として顔料を使用することが好ましい。
上記ステルス性色材としては、可視光線下では視認できないが紫外線の照射下では可視光を発光するステルス性色材が好ましく、可視光線下では視認できないが紫外線で励起されて600nm付近の長波長域に発光中心波長を有する有機蛍光色素が好ましい。このような有機蛍光色素としては、例えば、クラリアントジャパン株式会社製 CARTAX CXDP(黄緑)、セントラルテクノ株式会社製ルミシスシリーズの、ルミシスE−300(赤)、ルミシスE−400(赤)、ルミシスT−500(緑)、ルミシスT−600(緑)、ルミシスY−700(緑)、ルミシスG−900(緑)、ルミシスB−800(青)、ルミシスWB−1000(青)、ルミシスYB−1200(青)、株式会社ルミナスUV蛍光体シリーズの、UV蛍光体UVP−1(紫)、UV蛍光体UVB−1(青)、UV蛍光体UVG−1(緑)、UV蛍光体UVG−2(緑)、UV蛍光体UVR−1(赤)、UV蛍光体UVR−2(赤)等が挙げられる。なお、上記色材の括弧内の色は紫外線照射時の色である。
上記ステルス性色材の平均粒子径は、10〜500nmであることが好ましく、30〜300nmであることがより好ましく、50〜200nmであることがさらにより好ましい。上記ステルス性色材は、本発明のステルス型非水系インキ全量に対して0.001〜10質量%の範囲で含有されることが好ましく、0.01〜7質量%の範囲で含有されることがより好ましく、0.1〜5質量%の範囲で含有されることがさらにより好ましい。
1−3.顔料分散剤
ステルス性色材が顔料である場合、インク中における顔料の分散を良好にするために、上記非水系インクに顔料分散剤を添加することが好ましい。本発明で使用できる顔料分散剤としては、顔料を溶媒中に安定して分散させるものであれば特に限定されないが、例えば、水酸基含有カルボン酸エステル、長鎖ポリアミノアマイドと高分子量酸エステルの塩、高分子量ポリカルボン酸の塩、長鎖ポリアミノアマイドと極性酸エステルの塩、高分子量不飽和酸エステル、高分子共重合物(例えば、ビニルピロリドンと炭素数12〜28の長鎖アルケンとの共重合体)、変性ポリウレタン、変性ポリアクリレート、ポリエーテルエステル型アニオン系活性剤、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物塩、ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリエステルポリアミン、ステアリルアミンアセテート等が好適に使用され、そのうち、高分子分散剤を使用するのが好ましい。
顔料分散剤の具体例としては、アイ・エス・ピー・ジャパン株式会社製「アンタロン V216(ビニルピロリドン・ヘキサデセン共重合体)」(商品名)、日本ルーブリゾール株式会社製「ソルスパース5000(フタロシアニンアンモニウム塩系)、13940(ポリエステルアミン系)、17000、18000(脂肪酸アミン系)、11200、22000、24000、28000」(いずれも商品名)、Efka CHEMICALS社製「エフカ400、401、402、403、450、451、453(変性ポリアクリレート)、46,47,48,49,4010,4055(変性ポリウレタン)」(いずれも商品名)等が挙げられる。
顔料分散剤の含有量は、上記顔料を十分に上記溶媒中に分散可能な量であれば足り、適宜設定できる。
1−4.その他の成分
本発明のステルス型非水系インクには、インクの性状に悪影響を与えない限り、上記溶媒、ステルス性色材、顔料分散剤以外に、例えば、界面活性剤、定着剤、防腐剤等の他の成分を添加できる。
1−5.ステルス型非水系インクの製造方法
本発明のステルス型非水系インクは、例えばビーズミル等の公知の分散機に全成分を一括又は分割して投入して分散させ、所望により、メンブレンフィルター等の公知のろ過機を通すことにより調製できる。例えば、予め溶媒の一部とステルス性色材の全量を均一に混合させた混合液を調製して分散機にて分散させた後、この分散液に残りの成分を添加してろ過機を通すことにより調製することができる。
2.インクジェット記録方法
本発明のインクジェット記録方法は、上記本発明のステルス型非水系インクを用いてインクジェット印刷により浸透性記録媒体の被印刷面にマーキングした後、該被印刷面に有色インクでインクジェット印刷することによって行うことができる。浸透性記録媒体の被印刷面にマーキングした後、前記非水系インクの溶媒は浸透性記録媒体に浸透するが、その際、浸透性記録媒体に透き通しを生じさせるので、該溶媒の大部分が揮発する前であれば、この透き通しを肉眼で観察することにより、マーキングが適正に行われたかどうか、例えば、インクジェットプリンタの吐出ノズルに目詰まりが無いかどうかなどを目視で判定できる。本発明のステルス型非水系インクの溶媒の大部分は、通常、印刷後24時間以内に揮発するので、上記判定は、本発明のステルス型非水系インクの印刷後24時間以内に行うことが好ましい。
本発明のインクジェット記録方法において、有色インクによる印刷は、本発明のステルス型非水系インクの印刷後、非水系溶剤が揮発する前に行っても良く、又は、本発明のステルス型非水系インクの印刷後、非水系溶剤が揮発した後に行っても良い。非水系溶剤の揮発を促進させるために、浸透性記録媒体を印刷後に加熱してもよい。本発明のステルス型非水系インクは、浸透性記録媒体に印刷されて、非水系溶剤が揮発した後は可視光線下で認識できなくなるため、有色インクで印刷された部分のデザインを損ねることはない。また、本発明のステルス型非水系インクは浸透性記録媒体の表面に近い部分に定着するので、その後に該記録媒体に有色インクで印刷した場合でも、定着したステルス型非水系インクの下に有色インクが入り込み、ステルス型非水系インクで印刷されたマーキング部の紫外線又は赤外線下での蛍光強度が損なわれることはない。
一方、浸透性記録媒体の被印刷面に有色インクで印刷した後、該被印刷面に上記本発明のステルス型非水系インクでマーキングした場合、ステルス型非水系インクと有色インクの画像が混在しているため一目で判定できないうえ、画像が重なる領域ではステルス型非水系インクの蛍光強度が低く、また上記本発明のステルス型非水系インクによる浸透性記録媒体の透き通し発生効果が低減するので、該ステルス型非水系インクが適切にマーキングされたかどうかを判定できなくなる。
本発明のインクジェット記録方法で使用する有色インクは、水系インクであっても、非水系インクであってもよく、公知のインクジェット用有色インクを何れも使用することができるが、非水系の有色インクであることが好ましい。ステルス型非水系インクと類似溶媒を含有する有色インクを用いることで、有色インクがステルス型非水系インクの下により入り込みやすくなり、ステルス型インクと有色インクの画像が重なる領域の蛍光強度をより高くすることができ、また、ステルス型非水系インクと有色インクがはじきあわないので、有色インクの細字等の細かい画像が鮮明に印刷でき、不自然な画像にならないためである。
本発明において、浸透性記録媒体は、上記本発明のステルス型非水系インクの溶媒を被印刷面に浸透させるものであれば、特に限定されるものではなく、普通紙、光沢紙、特殊紙などの印刷用紙の他、綿、ナイロン、アクリル、ポリエステルなどの繊維でできた織布、不織布等の布が使用できる。これらの中でも、インクの浸透性の観点から、普通紙、コート紙等の印刷用紙がより好ましい。また、印刷直後の目視での視認性の観点から、通気性が低く、溶媒の蒸発速度が低くなる印刷用紙がより好ましい。
ここで、普通紙とは、通常の紙の上にインクの受容層やフィルム層等が形成されていない紙である。普通紙の一例としては、上質紙、中質紙、PPC用紙、更紙、再生紙等を挙げることができる。普通紙は、数μm〜数十μmの太さの紙繊維が数十から数百μmの空隙を形成しているため、インクが浸透しやすい紙となっている。
また、コート紙としては、マット紙、光沢紙、半光沢紙等のインクジェット用コート紙や、いわゆる塗工印刷用紙を好ましく用いることができる。ここで、塗工印刷用紙とは、従来から凸版印刷、オフセット印刷、グラビア印刷等で使用されている印刷用紙であって、上質紙や中質紙の表面にクレーや炭酸カルシウム等の無機顔料と、澱粉等のバインダーを含む塗料により塗工層を設けた印刷用紙である。塗工印刷用紙は、塗料の塗工量や塗工方法により、微塗工紙、上質軽量コート紙、中質軽量コート紙、上質コート紙、中質コート紙、アート紙、キャストコート紙等に分類される。塗工印刷用紙は、普通紙、インクジェット用コート紙と比較して紙表面の空隙が少ないため、通気性が低く、溶媒の蒸発速度が低くなりやすい。
本発明のインクジェット記録方法で印刷された記録媒体は、上記本発明のステルス型非水系インクの非水系溶剤が揮発した後はマーキング部を可視光下で視認することはできなくなるが、紫外線(ブラックライト)又は赤外線の照射により、マーキング部分が可視化されるので、商品管理や真贋判定を行うことが可能となる。本発明のインクジェット記録方法は、真贋判定の必要な印刷物、例えば、ギフトカード、入場券の印刷や、商品管理の必要な印刷物、アパレル製品のタグの製作などに応用することができる。
以下、本発明を実施例及び比較例により詳細に説明するが、本発明はこの実施例のみに限定されるものではない。
実施例1〜13、比較例1〜9
(1)ステルス型非水系インクの作製
表1に示す各成分を表1に示す割合で混合し、その後、ビーズミルでステルス性色材を十分に分散し、得られた分散液をメンブレンフィルター(開口径3μm)でろ過し、ステルス型非水系インクを得た。
(2)インクジェット印刷
上記(1)で得られたステルス型非水系インクと有色インクをオルフィスX9050(商品名;理想科学工業株式会社製インクジェットプリンタ)の吐出経路に導入し、まず、表1に記載の印刷順番1のインクを、理想用紙薄口(商品名;理想科学工業株式会社製普通紙)の片面に印刷した。続いて、印刷順番1のインクがステルス型非水系インクである場合は下記(3)の評価を行った後、印刷順番2のインクを印刷した。印刷順番1のインクが有色インクである場合は、印刷順番2のステルス型非水系インクを印刷した後に下記(3)の評価を行った。印刷した画像は、10ptの文字と10cm角のベタが複数混在していて、ステルス型非水系インクのベタ部分と有色インクのベタ部分、ステルス型非水系インクの文字部分と有色インクのベタ部分、ステルス型非水系インクのベタ部分と有色インクの文字部分が、それぞれ一部重複している画像である。
なお、印刷は、解像度300×300dpiにて、1ドット当りのインク量が30pLの吐出条件で行った。非水系有色インクとしては、上掲オルフィスX9050用の黒インク(理想科学工業株式会社製)を用いた。水系有色インクとしては、PIXUS MP−280(商品名:キャノン株式会社製)用の黒インク(キャノン株式会社製)を用いた。
(3)ステルス型非水系インクの吐出状態の印刷直後の視認性
上記(2)において、ステルス型非水系インクの印刷直後(概ね1分以内)にステルス型非水系インクが印刷された部分の画像を肉眼で観察し、印刷用紙に透き通しが見えるかどうか判定を行った。なお、印刷順番1のインクが有色インクである場合は、ステルス型非水系インクと有色インクの重複部分を観察した。結果を下記評価基準に従い表1に示す。
評価基準:
◎:印刷箇所がわかり、文字も読み取れる
○:印刷箇所はわかるが、文字は読み取りづらい
×:印刷箇所がわからない
(4)ステルス型非水系インクの蛍光強度の測定
上記(2)で得られた印刷物の印刷から1日後の被印刷面(両インクの重複部分)に365nmの紫外線を照射して蛍光強度を肉眼で観察し、下記評価基準で判定した。結果を表1に示す。
評価基準:
○:ステルス型非水系インクで印刷された文字を読み取れる
△:ステルス型非水系インクで印刷されたベタはわかるが、文字は読み取れない
×:ステルス型非水系インクの印刷箇所がわからない
(5)ステルス型非水系インクの印刷1日後のステルス性評価
上記(2)で得られた印刷物の印刷から1日後の被印刷面(ステルスインクのみ印刷されている部分)を肉眼で観察し、ステルス型非水系インクのステルス性を下記基準で評価した。結果を表1に示す。
◎:印刷箇所が目視で確認できない
○:印刷物をプレート上で100℃1時間加熱することにより、印刷箇所が目視で確認できない
×:印刷物をプレート上で100℃1時間加熱後でも、印刷箇所が目視で確認できる
(6)有色インクの画像性能評価
上記(2)で得られた印刷物の印刷から1日後の被印刷面を肉眼で観察し、有色インクの画像性能を評価した。結果を表1に示す。
◎:有色インクの文字が鮮明である
△:有色インクの文字にややにじみがある
Figure 2016026927
尚、表1記載の原材料の詳細は下記のとおりである。
・CARTAX CXDP(商品名):クラリアントジャパン株式会社製 有機蛍光色素
・ルミシスE−400(商品名):セントラルテクノ株式会社製 有機蛍光色素
・アンタロンV216(商品名):アイ・エス・ピー・ジャパン株式会社製 ビニルピロリドン・ヘキサデセン共重合体
・エクソールD30(商品名):東燃ゼネラル石油株式会社製 石油系炭化水素溶剤、初留点145℃、終点163℃
・エクソールD40(商品名):東燃ゼネラル石油株式会社製 石油系炭化水素溶剤、初留点166℃、終点191℃
・アイソパーH(商品名):東燃ゼネラル石油株式会社製 石油系炭化水素溶剤、初留点180℃、終点188℃
・エクソールD80(商品名):東燃ゼネラル石油株式会社製 石油系炭化水素溶剤、初留点205℃、終点240℃
・エクソールD95(商品名):東燃ゼネラル石油株式会社製 石油系炭化水素溶剤、初留点222℃、終点242℃
・エクソールD110(商品名):東燃ゼネラル石油株式会社製 石油系炭化水素溶剤、初留点248℃、終点265℃
・AFソルベント7号(商品名):JX日鉱日石エネルギー株式会社製 石油系炭化水素溶剤、初留点260℃、終点278℃
・エクソールD130(商品名):東燃ゼネラル石油株式会社製 石油系炭化水素溶剤、初留点279℃、終点313℃
・イソステアリルアルコール:日産化学工業株式会社製 高級アルコール系溶剤、初留点306℃、終点316℃
・パルミチン酸イソオクチル:日光ケミカルズ株式会社製 脂肪酸エステル系溶剤、初留点 認められず
表1の結果から、以下のことがわかる。
本発明のステルス型非水系インクを印刷した後、有色インクを印刷した実施例1〜13では、ステルス型非水系インクの透き通し形成による印刷直後の視認性、蛍光強度(印刷1日後)、ステルス性(印刷1日後)及び画像性能は何れも良好であった。特に、溶媒を沸点が210℃以上の非水系溶剤のみから構成した実施例3〜8及び11〜13では透き通し形成が良好であった。
沸点が180℃以上350℃以下の非水系溶剤を含有しないステルス型非水系インクを用いた比較例1は、十分なステルス性が得られなかった。
非水系溶剤として沸点が本発明の範囲より低い(145〜163℃)炭化水素系溶剤を使用した比較例2は、溶媒が迅速に揮発したため、ステルス型非水系インクの印刷直後に透き通しが見られず、目視での視認性が十分確保できなかった。
非水系有色インクを印刷した後に本発明のステルス型非水系インクを印刷した比較例3、4、6及び7は、先に印刷された有色インクに遮られたため、ステルス型非水系インクの印刷直後に透き通しが見られず、目視での視認性が十分確保できず、蛍光強度も劣った。
非水系有色インクを印刷した後に比較例1のステルス型非水系インクを印刷した比較例5は、先に印刷された有色インクに遮られたため、ステルス型非水系インクの印刷直後に透き通しが見られず、目視での視認性が十分確保できず、蛍光強度も劣り、ステルス性も示さなかった。
非水系有色インクを印刷した後に比較例2と同様のステルス型非水系インクを印刷した比較例8は、比較例2と同様に、ステルス型非水系インクの印刷直後に透き通しが見られず、目視での視認性が十分確保できず、蛍光強度も劣った。
水系有色インクを印刷した後に本発明のステルス型非水系インクを印刷した比較例9は、先に印刷された有色インクに遮られたため、ステルス型非水系インクの印刷直後に透き通しが見られず、目視での視認性が十分確保できず、蛍光強度も劣った。
本発明のステルス型非水系インクを用いたインクジェット記録方法は、インクジェットプリンタで簡単に実施することができ、インクジェット印刷の分野で広く利用できる。

Claims (4)

  1. 溶媒と、可視光線下では視認できないが紫外線または赤外線の照射下では可視光を発光するステルス性色材とを少なくとも含み、前記溶媒の30質量%以上が、沸点180℃以上350℃以下の非水系溶剤から構成されてなるステルス型非水系インクを用いて、インクジェット印刷により浸透性記録媒体の被印刷面にマーキングした後、該被印刷面に有色インクでインクジェット印刷することを特徴とするインクジェット記録方法 。
  2. 前記溶媒の30質量%以上が、沸点220℃以上280℃以下の非水系溶剤から構成されてなる、請求項1に記載のインクジェット記録方法。
  3. 前記溶媒の70質量%以上が前記非水系溶剤から構成されてなる、請求項1又は2に記載のインクジェット記録方法。
  4. 前記有色インクは、非水系インクである、請求項1〜3の何れか一項に記載のインクジェット記録方法。
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