JP2016025678A - 静電誘導型発電器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ハウジングと、前記ハウジングに対して回転自在な回転錘と、前記ハウジングに対して回転自在な回転部材と、前記ハウジングに固定された固定基板と、前記回転部材と前記固定基板の両者のいずれか一方に設置された帯電膜と、前記両者のうちの他方に、前記帯電膜に対向して設置された対向電極と、前記帯電膜と前記対向電極間で発生した電力を出力する出力部と、前記回転部材に往復回転運動を発生させる渦巻き状バネのヒゲゼンマイと、を有する静電誘導発電器において、前記ヒゲゼンマイの半径方向の最大振幅を規制する規制部を設けたこと特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明の発電器のエネルギー源としては、人体の運動、機械等の振動、その他環境に広く存在する運動エネルギーを利用することができる。本発明は、環境振動を利用した発電器、発電装置、携帯型電気機器、携帯型時計等に適用することができる。
静電誘導とは、帯電した物体を導体に接近させると、帯電した物体とは逆の極性の電荷が引き寄せられる現象のことである。
静電誘導現象を利用した発電装置とは、「電荷を保持する膜」(以下、帯電膜という)と「対向電極」を配置した構造において、この現象を利用して、両者を相対移動させて誘導された電荷を取り出す発電のことである。
図2は、本発明の第1実施形態を示す模式的断面図である。図3A〜3Cは、本発明の第1実施形態を説明するための斜視図である。図4A、4Bは、本発明の第1実施形態の規制部の作動を説明するための平面図である。図5は、本発明の第1実施形態の回転錘と回転部材の連成的な関連振動を説明するための模式的斜視図である。図6は、本発明の第1実施形態の作動原理を説明するための模式的説明図である。
第1軸8には回転部材4が固定されている。回転部材4の下面には帯電膜3が配置されている。一方、帯電膜3に対向するように、固定基板1がハウジングの下部受け34に載置固定されており、その表面に対向電極2が配置されて、回転部材4が回転すると、静電誘導発電が引き起こされ、帯電膜3と対向電極2間で発生した電力を出力部(図示せず)に出力する。第1軸8は、下部・上部受け34、35に設けられた上下耐震装置50(ここではパラショック)で軸支されている。なお、ホゾ8’が太い場合には、必ずしも耐震装置を使わずに通常の軸受で軸支しても良い。
本実施形態では、回転錘10の下面には円筒面10’が形成されているので、第1軸8の軸方向のスペースを有効活用することができ、薄型の発電器を構成する上で好ましいものである。
本発明で帯電膜として用いられるエレクトレット材料には、帯電しやすい材料を用い、例えばマイナスに帯電する材料としてはシリコン酸化物(SiO2)や、フッ素樹脂材料などを用いる。具体的には一例としてマイナスに帯電する材料として旭硝子製のフッ素樹脂材料であるCYTOP(登録商標)などがある。
対向電極2と帯電膜3間の電流を、出力部として、整流回路20を通し直流変換して、外部に取り出し発電させるものである。
図9は、本発明の第2実施形態を示す模式的断面図である。
図10は、本発明の第3実施形態を示す模式的断面図である。
図2とは異なり、図10においては、回転部材が固定された軸が、第1軸8であり、回転錘10のボス部11を貫通する軸が第2軸9としている。それに伴い、第2軸9、第1軸8にそれぞれ固定された歯車が、回転錘10の振動の伝達順に、第2動力伝達歯車14、第1動力伝達歯車15となっている。(第2動力伝達歯車14、第1動力伝達歯車15の間にさらに歯車を介在させて歯車列とすることもできる。)
図11は、本発明の第4実施形態を示す模式的断面図である。図12は、本発明の第4実施形態の規制部を説明するための斜視図である。
図13は、本発明の第5実施形態を示す模式的断面図である。
図14は、本発明の第6実施形態を示す模式的断面図である。
2 対向電極
3 帯電膜
4 回転部材
8 第1軸
9 第2軸
14 第2動力伝達歯車
15 第1動力伝達歯車
Claims (14)
- ハウジングと、
前記ハウジングに対して回転自在な回転錘と、
前記ハウジングに対して回転自在な回転部材と、
前記ハウジングに固定された固定基板と、
前記回転部材と前記固定基板の両者のいずれか一方に設置された帯電膜と、前記両者のうちの他方に、前記帯電膜に対向して設置された対向電極と、
前記帯電膜と前記対向電極間で発生した電力を出力する出力部と、
前記回転部材に往復回転運動を発生させる渦巻き状バネのヒゲゼンマイと、を有する静電誘導発電器において、
前記ヒゲゼンマイの半径方向の最大振幅を規制する規制部を設けたことを特徴とする静電誘導発電器。 - 前記回転部材が固定され、前記ハウジングに軸支された第1軸をさらに有し、
前記回転錘は、前記回転錘のボス部において、ベアリングによって前記ハウジングに軸支されるとともに、前記第1軸に相対回転自在に嵌合し、
前記ヒゲゼンマイの一端が前記回転錘に固定され、前記ヒゲゼンマイの他端が前記第1軸に固定されたことを特徴とする請求項1に記載の静電誘導発電器。 - 前記規制部は、前記ヒゲゼンマイの半径方向に設けられた、円筒面であることを特徴とする請求項2に記載の静電誘導発電器。
- 前記円筒面が、前記回転錘に設けられたことを特徴とする請求項3に記載の静電誘導発電器。
- 前記円筒面が、前記回転部材に設けられたことを特徴とする請求項3に記載の静電誘導発電器。
- 前記回転部材が固定されて、前記ハウジングに軸支された第1軸と、
前記回転錘のボス部が相対回転自在に嵌合するとともに、前記ハウジングに対して回転自在に軸支された第2軸と、
第1軸に固定された第1動力伝達歯車と、前記第2軸に固定された第2動力伝達歯車と、をさらに有し、
前記第1動力伝達歯車と前記第2動力伝達歯車が、直接又は他の歯車を介して噛合う歯車列を構成し、
前記ヒゲゼンマイの一端が前記回転錘に固定され、前記ヒゲゼンマイの他端が前記第2軸に固定されたことを特徴とする請求項1に記載の静電誘導発電器。 - 前記ボス部は、前記ハウジング又は前記第2軸に、ベアリングを介して軸支されたことを特徴とする請求項6に記載の静電誘導発電器。
- 前記規制部は、前記ヒゲゼンマイの半径方向に設けられた、円筒面であって、前記円筒面が、前記回転錘に設けられたことを特徴とする請求項6又は7に記載の静電誘導発電器。
- 前記回転部材が固定されて前記ハウジングに軸支された第1軸と、前記回転錘が固定されて前記ハウジングに軸支された第2軸と、
前記第1軸にベアリングを介して相対回転自在に嵌合された第1動力伝達歯車と、前記第2軸に固定された第2動力伝達歯車と、をさらに有して、
前記第1動力伝達歯車と前記第2動力伝達歯車が、直接又は他の歯車を介して噛合う歯車列を構成し、
前記ヒゲゼンマイの一端が前記第1動力伝達歯車に固定され、前記ヒゲゼンマイの他端が前記第1軸に固定されたことを特徴とする請求項1に記載の静電誘導発電器。 - 前記規制部は、前記ヒゲゼンマイの半径方向に設けられた、円筒面であって、前記円筒面が、前記第1動力伝達歯車に設けられたことを特徴とする請求項9に記載の静電誘導発電器。
- 前記第2動力伝達歯車に対して前記第1動力伝達歯車が増速回転するように歯車列が構成されたことを特徴とする請求項6から10のいずれか1項に記載の静電誘導発電器。
- 前記回転部材と前記回転錘が固定されて、前記ハウジングに軸支された第1軸をさらに有し、
前記ヒゲゼンマイの一端が前記ハウジングに固定され、前記ヒゲゼンマイの他端が前記第1軸に固定されたことを特徴とする請求項1に記載の静電誘導発電器。 - 前記回転部材と前記回転錘が一体化されたことを特徴とする請求項12に記載の静電誘導発電器。
- 前記規制部は、前記ヒゲゼンマイの半径方向に設けられた、円筒面であって、前記円筒面が、前記回転錘に設けられたことを特徴とする請求項12又は13に記載の静電誘導発電器。
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JP2011072070A (ja) * | 2009-09-24 | 2011-04-07 | Casio Computer Co Ltd | 発電装置および発電機器 |
JP2012198203A (ja) * | 2011-03-07 | 2012-10-18 | Takion Co Ltd | 回転体を用いた振動エネルギー変換発電システム |
JP2013059149A (ja) * | 2011-09-07 | 2013-03-28 | Seiko Instruments Inc | 発電装置、携帯型電気機器および携帯型時計 |
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