JP2016024877A - 防水コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】止水保証箇所を減らすことが可能な防水コネクタを提供する。
【解決手段】防水コネクタ21は、アウターハウジング22と、インナーハウジング24と、電線付き端子と、パッキンマットシールとを備えて構成され、アウターハウジング22の底壁28には、インナーハウジング24との係止部分になる左側の係止突起38及び右側の係止突起39が一体に形成される。また、アウターハウジング22の底壁28には、左側の係止突起38及び右側の係止突起39の基端側の外周面に密着するようにパッキンマットシールが一体に成形される。パッキンマットシールの一体成形により、左側の係止突起38及び右側の係止突起39の基端側の外周面とパッキンマットシール24とが水密になる。
【選択図】図4

Description

本発明は、アウターハウジングとインナーハウジングと電線付き端子とパッキンマットシールとを備える防水コネクタに関する。
下記特許文献1には、従来の防水コネクタに関する技術が開示される。図10ないし図12において、防水コネクタ101は、樹脂製のアウターハウジング102と、樹脂製のインナーハウジング103と、図示しない電線付き端子と、シリコーンゴム製のパッキンマットシール104とを備えて構成される。
アウターハウジング102は、前面開口を介して図示しない相手コネクタが嵌合するフード部105と、このフード部105の後方奥位置に配置形成される底壁106とを有する。インナーハウジング103は、この内部に図示しない電線付き端子の端子金具が収容される端子収容室が形成される。インナーハウジング103の後壁107には、アウターハウジング102の底壁106に引っ掛かり係止される係止突起108が形成される。パッキンマットシール104は、厚肉板状に形成されて、アウターハウジング102の底壁106に設けられる。パッキンマットシール104は、底壁106とインナーハウジング103の後壁107とで挟み込まれる。パッキンマットシール104には、端子収容室に収容される端子金具に接続された電線に密着する止水保証構造部109(シールリップなど)が形成される。また、パッキンマットシール104には、インナーハウジング3の係止突起108に対する止水保証構造110も形成される。
上記構成及び構造において、アウターハウジング102の底壁106にパッキンマットシール104を設け、この後に、アウターハウジング102のフード部105にインナーハウジング103を挿入すると、インナーハウジング103の係止突起108がパッキンマットシール104の止水保証構造110に差し込まれる。そして、係止突起108が止水保証構造110を貫通してアウターハウジング102の底壁に106に引っ掛かると、アウターハウジング102とインナーハウジング103との一体化が完了する。
特開2012−69471号公報
上記従来技術にあっては、図示しない電線付き端子に対する止水保証構造部109の他に、インナーハウジング103の係止突起108に対する止水保証構造部110も必要になることから、止水保証をすべき箇所が多いという問題点を有する。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、止水保証箇所を減らすことが可能な防水コネクタを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明の防水コネクタは、前面開口を介して相手コネクタが嵌合するフード部及び該フード部の後方奥位置に配置形成される底壁を有するアウターハウジングと、端子収容室を有し且つ前記フード部内に挿入されると前記アウターハウジングに係止されるインナーハウジングと、前記端子収容室に収容される端子金具及び該端子金具が接続される電線端末からなる電線付き端子と、前記底壁及び前記インナーハウジングの間に配置されてこれら及び前記電線付き端子をそれぞれ水密にシールする厚肉板状のパッキンマットシールと、を備える防水コネクタにおいて、前記前面開口の方向に向けて突出するアーム部、該アーム部の突出先端側に配置されて前記インナーハウジングを係止する係止凸部、及び前記アーム部の基部に連続するマットシール埋設部を有する係止突起を前記底壁に一体に形成し、さらには、前記マットシール埋設部の外周面に密着するように前記パッキンマットシールを前記底壁に一体に成形してなることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、アウターハウジングは、インナーハウジングとの係止部分になる係止突起を底壁に一体に形成することによりなる。また、パッキンマットシールは、係止突起が突出するアウターハウジングの底壁に一体に成形されることによりなる。パッキンマットシールが底壁に一体成形されると、係止突起はこのマットシール埋設部の外周面にパッキンマットシールが密着するような状態になる。すなわち、止水された状態になる。本発明は、パッキンマットシールに係止突起を差し込んで貫通させるような従来の止水保証構造を採用するものではない。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の防水コネクタにおいて、前記アウターハウジングの相対向する一対の側壁内面近傍に前記係止突起をそれぞれ配置形成し、前記一対の側壁には、前記係止凸部を外向きに形成するための型抜き部分になる側壁開口部をそれぞれ形成し、該側壁開口部の一つを、当該コネクタに更に備えられ且つ前記端子収容室を横切るように前記インナーハウジングに挿入されるスペーサの組み付け部分としても形成することを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、インナーハウジングの端子収容室に電線付き端子の端子金具を収容した後に、アウターハウジングの側壁開口部を介してスペーサが挿入されると、端子金具は二重に係止される。尚、本発明において、相手コネクタに対する止水は、パッキンマットシールの側部外周面に従来同様のシールリップを形成すればよい。このシールリップにて相手コネクタとの止水が可能になる。従って、本発明のように側壁開口部がアウターハウジングに形成されても止水性能に影響することはない。
請求項1に記載された本発明によれば、アウターハウジングとインナーハウジングとの係止部分に係る止水保証を削減することができるという効果を奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、請求項1の効果に加え次のような効果を更に奏する。すなわち、端子金具の二重係止構造を付加することができるという効果を奏する。
本発明の防水コネクタと相手コネクタとの嵌合直前の状態を示す斜視図である。 図1の防水コネクタを正面側から見た斜視図である。 防水コネクタの正面図である。 図3のA−A線断面図である。 パッキンマットシールをアウターハウジングに一体成形した状態示す斜視図である。 図5の状態からアウターハウジングのみを示した斜視図である。 図5の状態からパッキンマットシールのみを示した斜視図である。 インナーハウジングの斜視図である。 電線付き端子の斜視図である。 従来例の防水コネクタの分解斜視図である。 図10の防水コネクタの正面図である。 図11のB−B線断面図である。
防水コネクタは、アウターハウジングと、インナーハウジングと、電線付き端子と、パッキンマットシールとを備えて構成され、アウターハウジングの底壁には、インナーハウジングとの係止部分になる係止突起が一体に形成される。また、アウターハウジングの底壁には、係止突起の基端側の外周面に密着するようにパッキンマットシールが一体に成形される。パッキンマットシールの一体成形により、係止突起の基端側の外周面とパッキンマットシールとが水密になる。
以下、図面を参照しながら実施例を説明する。図1は本発明の防水コネクタと相手コネクタとの嵌合直前の状態を示す斜視図である。また、図2は図1の防水コネクタを正面側から見た斜視図、図3は防水コネクタの正面図、図4は図3のA−A線断面図、図5はパッキンマットシールをアウターハウジングに一体成形した状態示す斜視図、図6は図5の状態からアウターハウジングのみを示した斜視図、図7は図5の状態からパッキンマットシールのみを示した斜視図、図8はインナーハウジングの斜視図、図9は電線付き端子の斜視図である。
図1において、引用符号21は、本発明に係る防水コネクタを示す。また、引用符号1は、防水コネクタ21の電気的な接続相手(嵌合相手)になる相手コネクタを示す。防水コネクタ21と相手コネクタ1は、ここでは多極コネクタであるものとして示すことにする。尚、実際には、防水コネクタ21と相手コネクタ1とから多数の電線が引き出されるようになるが、便宜上、電線の図示は省略する。
先ず、相手コネクタ1の方から説明をする。
相手コネクタ1は、公知のものであって、コネクタハウジング2と、このコネクタハウジング2に収容される多数の雄端子金具3とを備えて構成される。コネクタハウジング2は、フード部4と、底壁5と、フランジ部6とが一体化した図示形状に形成される。フード部4は、前面が開口するように形成される。フード部4の後方奥位置には、底壁5が配置形成される。フード部4の外周面には、レバー嵌合部が形成される(符号省略。本発明に係る防水コネクタ21の後述する図示しないレバーが嵌合する部分である)。雄端子金具3は、底壁5から突出するピン状の電気接触部と、この電気接触部に連続して電線端末に接続される電線接続部とを有する。
次に、本発明に係る防水コネクタ21について説明をする。図中の矢印は、上下方向、左右方向、前後方向をそれぞれ示す(方向は一例である)。
図1ないし図4において、防水コネクタ21は、アウターハウジング22と、パッキンマットシール23と、インナーハウジング24と、多数の電線付き端子25(図9参照)と、図示しないレバーと、図示しないスペーサとを備えて構成される。
防水コネクタ21は、上記の如く多極コネクタであることから、図示しないレバーを備えれば、このレバーの作用によって低挿抜をすることができる。本実施例の防水コネクタ21は、LIF機構を有するコネクタである。また、防水コネクタ21は、図示しないスペーサの作用によって後述する雌端子金具61を二重に係止することができる。従って、本実施例の防水コネクタ21は、端子二重係止構造を有するコネクタでもある。
防水コネクタ21は、以下で詳細に説明をするが、アウターハウジング22に対しパッキンマットシール23が一体に成形されるような構造を有する。また、このパッキンマットシール23が一体成形されたアウターハウジング22に対しては、インナーハウジング24がシールされつつ係止されるような構造を有する。
図1ないし図6において、アウターハウジング22は、絶縁性を有する樹脂成形品であって、フード部26と、一対のレバー組み付け部27と、底壁28とを有して図示形状に形成される。アウターハウジング22は、所謂コネクタハウジングである。また、底壁28は、後述するが、所謂後壁である。
フード部26は、上壁29、下壁30、左壁31、及び右壁32を有する矩形の略筒形状の部分に形成される。フード部26は、前面開口33を介して相手コネクタ1のフード部4が差し込まれて嵌合するような部分として形成される。上壁29及び下壁30の内側には、レバー組み付け部27がそれぞれ連成される。レバー組み付け部27は、図示しないレバーを組み付ける部分として形成される。また、レバー組み付け部27は、上記LIF機構を構成する部分として形成される。レバー組み付け部27は、左壁31及び右壁32に一対のスリット34がそれぞれ生じるような部分にも形成される。
左壁31には、一対の側壁開口部35が形成される。この一対の側壁開口部35は、左壁31を矩形で貫通するように形成される。また、一対の側壁開口部35は、後述する左側の係止突起38の係止凸部42の位置に合わせて形成される。一対の側壁開口部35は、本実施例において、係止凸部42を外向きに形成するための型抜き部分として形成される。
右壁32には、上記スリット34の他に、側壁開口部36が形成される。この側壁開口部36は、右壁32を大きな矩形で貫通するように形成される。また、側壁開口部36は、後述する右側の係止突起39の係止凸部46の位置に合わせて形成される。側壁開口部36は、本実施例において、係止凸部46を外向きに形成するための型抜き部分として形成される。この他、側壁開口部36は、フード部26の前面開口33の位置まで切り欠かれるように形成される。前面開口33の位置まで切り欠かれることにより、側壁開口部36は、図示しないスペーサの組み付け部分としても形成される。側壁開口部36が形成されることにより、スペーサをインナーハウジング24に挿入する部分を確保することができる。別な言い方をすれば、アウターハウジング22にインナーハウジング24を収容・係止した後であっても、側壁開口部36を介してスペーサの組み付けをすることができる。
底壁28は、アウターハウジング22の後部に配置される。すなわち、底壁28は所謂後壁であって、この底壁28には、前後方向に貫通するように多数の電線引出部37が形成される。このような底壁28の内面は、パッキンマットシール23が一体化する面として形成される。また、底壁28の内面には、左側の係止突起38と、右側の係止突起39とが一体に形成される。左側の係止突起38と、右側の係止突起39は、それぞれパッキンマットシール23を貫通してインナーハウジング24を係止することができるように形成される。左側の係止突起38は、左壁31の内面近傍に配置形成される。右側の係止突起39は、右壁32の内面近傍に配置形成される。左側の係止突起38と、右側の係止突起39は、フード部26の前面開口33に向けて(前方に向けて)突出するように形成される。
左側の係止突起38は、底壁28の内面に一体化するマットシール埋設部40と、このマットシール埋設部40から突出する一対のアーム部41と、アーム部41の突出先端側に配置される係止凸部42とを有して図示形状に形成される。マットシール埋設部40は、矩形ブロック形状の部分であって、底壁28にパッキンマットシール23が一体化すると、外周面にパッキンマットシール23が密着するように形成される。尚、マットシール埋設部40における引用符号43は、樹脂成形を安定させるための肉盗み部分を示す(図4参照)。
一対のアーム部41は、可撓性を有する片持ち板状の部分に形成される。一対のアーム部41は、所定の間隔をあけて並んで配置される。係止凸部42は、インナーハウジング24の左側を係止する断面略三角形の突出部分として形成される。係止凸部42は、外向きに突出するように形成される。
右側の係止突起39は、底壁28の内面に一体化するマットシール埋設部44と、このマットシール埋設部44から突出するアーム部45と、アーム部45の突出先端側に配置される係止凸部46とを有して図示形状に形成される。マットシール埋設部44は、矩形ブロック形状の部分であって、底壁28にパッキンマットシール23が一体化すると、外周面にパッキンマットシール23が密着するように形成される。マットシール埋設部44にも肉盗み部分47(図4参照)が形成される。
アーム部45は、可撓性を有する片持ち板状の部分に形成される。アーム部45は、左側の係止突起38における一対のアーム部41よりも幅広に形成される。係止凸部46は、インナーハウジング24の右側を係止する断面略三角形の突出部分として形成される。係止凸部46は、外向きに突出するように形成される。
図4、図5、及び図7において、パッキンマットシール23は、上記の如くアウターハウジング22の底壁28に一体に成形されるシール部材であって、厚肉板状に形成される。パッキンマットシール23の材質は、特に限定するものでないが、公知のシリコーンゴムなどが挙げられる(アウターハウジング22に対して接着性があり、図示しない成形金型に対しては接着性を持たない材質が好ましい)。尚、図7はパッキンマットシール23の図であるが、実際には図5に示すような一体化した状態で使用され、ここでは単独の部品でないものとする。
パッキンマットシール23には、多数の挿通孔48と、一対の係止突起密着部49とが形成される。挿通孔48は、アウターハウジング22における底壁28の電線引出部37に挿通された電線62(後述する)が貫通する部分として形成される。このような挿通孔48の内面には、内周リップ(環状のシールリップ)が形成される。内周リップは、パッキンマットシール23の弾力性によって電線62の外面に対し水密に密着する部分である。従って、この部分での止水保証がされるのは勿論である。
一対の係止突起密着部49は、アウターハウジング22における左側の係止突起38のマットシール埋設部40に密着する部分、また、右側の係止突起39のマットシール埋設部44に密着する部分であって、パッキンマットシール23の成形により生じる。一対の係止突起密着部49は、成形によりマットシール埋設部40、44に密着することから、差し込みによる止水保証構造部ではないことが分かる。
パッキンマットシール23の側部外周面には、シールリップ50が形成される。このシールリップ50は、外周シール(環状のシールリップ)として形成される。相手コネクタ1におけるフード部4の前端部分内面がシールリップ50に密着すると、この部分における止水が完了する。
図2、図3、図4、及び図8において、インナーハウジング24は、絶縁性を有する樹脂成形品であって、上壁51、下壁52、左壁53、右壁54、前壁55、及び後壁56を有する矩形の略箱形状の部分に形成される。インナーハウジング24には、端子収容室57が多数形成される。また、インナーハウジング24には、一対の被係止部58と、スペーサ組み付け部59とが形成される。尚、端子収容室57に関しては公知の構造を採用するものとして、ここでの説明は省略する。インナーハウジング24は、所謂コネクタハウジングである。
一対の被係止部58は、ここにアウターハウジング22の左側の係止突起38及び右側の係止突起39がそれぞれ引っ掛かって、これによりインナーハウジング24が係止されるような部分として形成される。もう少し具体的に説明すると、一対の被係止部58は、後壁56の側から左側の係止突起38(一対のアーム部41)及び右側の係止突起39(アーム部45)が差し込まれるような形状に形成される。また、一対の被係止部58は、左壁53及び右壁54の側から見るとブリッジ状になるような形状に形成される。このブリッジ状になる形状の部分は、一対の係止凸部42及び係止凸部46の引っ掛かり部分として形成される。
一対の被係止部58は、この部分でアウターハウジング22とインナーハウジング24との係止が行われると、後壁56がパッキンマットシール23に密着するような位置関係で形成される。
スペーサ組み付け部59は、図示しないスペーサを組み付ける部分として形成される。スペーサ組み付け部59は、右壁54からスペーサの挿入を開始して、端子収容室57を横切り、最終的にはスペーサの挿入先端が左壁53から突出するような組み付けをすることができる部分として形成される。本実施例においては、スペーサの図示は省略するが、公知のものと同様の機能を発揮できる形状にスペーサが形成されるものとする。尚、右壁54のスペーサ組み付け部59における引用符号60は、スペーサに対する係止部を示す。
スペーサ組み付け部59は、アウターハウジング22にインナーハウジング24を収容・係止した状態において、右壁32の側壁開口部36から臨むことができる位置に配置形成される。
図9において、電線付き端子25は、インナーハウジング24の端子収容室57(図4参照)に収容される雌端子金具61(端子金具)と、この雌端子金具61が接続される電線62の端末とから構成される。雌端子金具61は、導電性を有する金属板を加工することにより図示形状に形成される。雌端子金具61は、雄端子金具3のピン状の電気接触部が差し込まれる雌側の電気接触部63と、この電気接触部63に連続する電線接続部64とを有する。
続いて、上記構成及び構造に基づきながら本発明に係る防水コネクタ21の組み立てについて説明をする。
図6において、図示しない成形金型を用いて樹脂成形を行い、これによりアウターハウジング22を形成する。アウターハウジング22の形成後は、このアウターハウジング22の内部形状を形作る金型を交換して、次にアウターハウジング22の底壁28にパッキンマットシール23を一体に成形する(図5参照)。パッキンマットシール23を一体に成形すると、このパッキンマットシール23からアウターハウジング22の左側の係止突起38及び右側の係止突起39がそれぞれ突出する。
アウターハウジング22に対し、予め別工程で樹脂成形をしておいたインナーハウジング24を挿入すると、アウターハウジング22の左側の係止突起38及び右側の係止突起39がそれぞれインナーハウジング24の一対の被係止部58に差し込まれ、この後に一対の被係止部58のブリッジ状の形状部分に、左側の係止突起38における一対の係止凸部42及び右側の係止突起39における係止凸部46がそれぞれ引っ掛かると、インナーハウジング24はアウターハウジング22に対して係止される。
上記構成及び構造から分かるように、アウターハウジング22とインナーハウジング24との係止部分として用いられる左側の係止突起38及び右側の係止突起39は止水されることから、パッキンマットシール23の挿通孔48のような電線62に対する止水保証をすべき箇所ではない。従って、本発明によれば、従来例と比べて止水保証の箇所を削減することができるという効果を奏する。
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
1…相手コネクタ、 2…コネクタハウジング、 3…雄端子金具、 4…フード部、 5…底壁、 6…フランジ部、 21…防水コネクタ、 22…アウターハウジング、 23…パッキンマットシール、 24…インナーハウジング、 25…電線付き端子、 26…フード部、 27…レバー組み付け部、 28…底壁、 29…上壁、 30…下壁、 31…左壁、 32…右壁、 33…前面開口、 34…スリット、 35…側壁開口部、 36…側壁開口部(スペーサ組み付け部分)、 37…電線引出部、 38…左側の係止突起(係止突起)、 39…右側の係止突起(係止突起)、 40、44…マットシール埋設部、 41、45…アーム部、 42、46…係止凸部、 43、47…肉盗み部分、 48…挿通孔、 49…係止突起密着部、 50…シールリップ、 51…上壁、 52…下壁、 53…左壁、 54…右壁、 55…前壁、 56…後壁、 57…端子収容室、 58…被係止部、 59…スペーサ組み付け部、 60…係止部、 61…雌端子金具(端子金具)、 62…電線、 63…電気接触部、 64…電線接続部

Claims (2)

  1. 前面開口を介して相手コネクタが嵌合するフード部及び該フード部の後方奥位置に配置形成される底壁を有するアウターハウジングと、
    端子収容室を有し且つ前記フード部内に挿入されると前記アウターハウジングに係止されるインナーハウジングと、
    前記端子収容室に収容される端子金具及び該端子金具が接続される電線端末からなる電線付き端子と、
    前記底壁及び前記インナーハウジングの間に配置されてこれら及び前記電線付き端子をそれぞれ水密にシールする厚肉板状のパッキンマットシールと、
    を備える防水コネクタにおいて、
    前記前面開口の方向に向けて突出するアーム部、該アーム部の突出先端側に配置されて前記インナーハウジングを係止する係止凸部、及び前記アーム部の基部に連続するマットシール埋設部を有する係止突起を前記底壁に一体に形成し、
    さらには、前記マットシール埋設部の外周面に密着するように前記パッキンマットシールを前記底壁に一体に成形してなる
    ことを特徴とする防水コネクタ。
  2. 請求項1に記載の防水コネクタにおいて、
    前記アウターハウジングの相対向する一対の側壁内面近傍に前記係止突起をそれぞれ配置形成し、
    前記一対の側壁には、前記係止凸部を外向きに形成するための型抜き部分になる側壁開口部をそれぞれ形成し、
    該側壁開口部の一つを、当該コネクタに更に備えられ且つ前記端子収容室を横切るように前記インナーハウジングに挿入されるスペーサの組み付け部分としても形成する
    ことを特徴とする防水コネクタ。
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