JP2016023515A - 排液パイプ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】排液パイプ10は、地中に埋設されるパイプ本体11と、パイプ本体11の外面に設けられたパイプ軸周りに沿った螺旋状に形成されている突出部12と、パイプ本体11の外面に設けられてパイプ本体11の外部と内部とを連通し、突出部12に接続された通液孔13と、を備えている。
【選択図】図2
Description
本発明に係る排液パイプは、地中に埋設されるパイプ本体と、前記パイプ本体の外面に設けられた突出部と、前記パイプ本体の外面に設けられて前記パイプ本体の外部と内部とを連通し、前記突出部に接続された通液孔と、を備えている。
またこのように、通液孔を突出部に接続することにより、排液性能を向上させることができるので、排液性能を確保しつつ、通液孔の開口面積を小さく抑えることができる。これにより、パイプ本体の強度を確保し易くすることが可能になり、例えば、パイプ本体を地中に埋設するときの施工性を向上させること等ができる。
図1から図4に示すように、排水パイプ10は、パイプ本体11と、突出部(羽根部、受圧板)12と、通水孔(通液孔)13と、を備えている。なお図1では便宜上、通水孔13の図示を省略している。
突出部12は、パイプ周方向に回転するパイプ本体11に、パイプ軸O方向への推進力を付与する。突出部12は、パイプ本体11をパイプ軸O方向の後側から見て、時計回りに回転するパイプ本体11に前側への推進力を付与し、反時計回りに回転するパイプ本体11に後側への推進力を付与する。
なおパイプ本体11において、突出部12よりも後側に位置する後端部には、把持部14が設けられている。把持部14は、例えばオーガ等の回転装置により把持される。把持部14は、突起状に形成されている。
図5から図7に示す第1変形例、および図8に示す第2変形例に係る排水パイプ30、40では、通水孔13は、前記側面視において突出部12に交差していない。第1変形例に係る排水パイプ30では、通水孔13が、突出部12から前側に向けて延びていて、突出部12の後側には配置されていない。第2変形例に係る排水パイプ40では、通水孔13が、突出部12から後側に向けて延びていて、突出部12の前側には配置されていない。
例えば、互いに独立する突出部12が複数設けられていてもよい。また、突出部12が板状でなくてもよい。さらに、突出部12が螺旋状でなくてもよい。突出部12として、パイプ軸O方向に延びる突条を採用することも可能である。パイプ本体11は、打ち込みや圧入により地表G0から地中G1に埋設される他の構成に適宜変更することができる。
例えば前記実施形態では、螺旋方向に隣り合う通水孔13同士の螺旋方向に沿った各間隔が互いに同等になっているが、本発明はこれに限られない。例えば、前述の各間隔が互いに異なっていてもよい。また通水孔13が、例えば、パイプ本体11のうち、このパイプ本体11が地中G1に埋設されたときに上側を向く一部分に集中して設けられていてもよい。さらに通水孔13が長穴状でなくてもよく、通水孔13が円形状でもよい。また通水孔13が、突出部12の螺旋方向に沿って、パイプ本体11の外面において突出部12の基端が連結される部分の全長にわたって延びていてもよい。
以上のように、通水孔13の位置や形状を適宜変更することが可能である。
例えば、把持部14としてボルト孔を形成し、ボルト孔に対応したボルトを用いてパイプ本体11を回転させることも可能である。
さらには把持部14がなくてもよい。
排水パイプ10は、水とは異なる液体も排出可能である。
第1検証試験では、排水量について検証した。第1検証試験では、実施例および比較例の2種類の排水パイプ10、50を準備した。実施例として、図1から図4に示す排水パイプ10を採用した。比較例として、図9に示すような、通水孔13が突出部12と非接続とされた排水パイプ50を採用した。なお、実施例および比較例の各排水パイプ10、50では、通水孔13が配置される位置のみを異ならせた。
以上より、実施例に係る排水パイプ10の排水性能が優れていることが確認された。
第2検証試験では、排水量および間隙水圧について検証した。第2検証試験では、第1検証試験と同様に、実施例および比較例の2種類の排水パイプ10、50を準備した。
第2検証試験には、図12に示す第2試験装置70を用いた。第2試験装置70は、本体部71と、水位計72と、を備えている。本体部71は、鉛直方向に延びる筒状に形成されている。本体部71内には、1つの支持板73が設けられている。支持板73は、通水可能に形成され、本体部71内を、上側空間71aと下側空間71bとに区画する。
水位計72は、鉛直方向に延びる管状に形成され、本体部71に隣接して配置されている。水位計72の上端部は、大気開放され、水位計72の下端部は、本体部71の下側空間71bに連通されている。
また間隙水圧の低下(水頭差)は、実施例では42mm、比較例では22mmであった。第2検証試験では、位置水頭が332mmであったので、間隙水圧の低下率(水頭差/位置水頭)は、実施例では12.7%となり、比較例では6.6%となる。
以上より、実施例に係る排水パイプ10の排水性能が優れていることが確認された。
11 パイプ本体
12 突出部
13 通水孔(通液孔)
G0 地表
G1 地中
O パイプ軸
Claims (5)
- 地中に埋設されるパイプ本体と、
前記パイプ本体の外面に設けられた突出部と、
前記パイプ本体の外面に設けられて前記パイプ本体の外部と内部とを連通し、前記突出部に接続された通液孔と、を備えている排液パイプ。 - 前記パイプ本体は、地表から地中にパイプ軸方向に沿った前側に向けて進入することで地中に埋設される請求項1記載の排液パイプ。
- 前記突出部は、前記パイプ軸回りに沿うパイプ周方向に延びる螺旋状に形成されている請求項2に記載の排液パイプ。
- 前記突出部は、表裏面が前記パイプ本体のパイプ軸方向を向く板状に形成されている請求項1から3のいずれか1項に記載の排液パイプ。
- 前記通液孔は、前記パイプ本体の側面視において、前記突出部に交差している請求項1から4のいずれか1項に記載の排液パイプ。
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