JP2002054152A - 保孔管及び横ボーリング工法 - Google Patents

保孔管及び横ボーリング工法

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JP2002054152A
JP2002054152A JP2000238017A JP2000238017A JP2002054152A JP 2002054152 A JP2002054152 A JP 2002054152A JP 2000238017 A JP2000238017 A JP 2000238017A JP 2000238017 A JP2000238017 A JP 2000238017A JP 2002054152 A JP2002054152 A JP 2002054152A
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pipe
hole
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borehole
tube
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Kohei Katsuragi
公平 桂木
Nobuaki Goto
宣明 後藤
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NIPPON CHIKASUI KAIHATSU CORP Ltd
NIPPON CHIKASUI KAIHATSU KK
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NIPPON CHIKASUI KAIHATSU CORP Ltd
NIPPON CHIKASUI KAIHATSU KK
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use

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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】一旦地下水排除用ストレーナーを通じて保孔管
内部に入った地下水を、保孔管内部から再び地下に脱漏
してしまうことのない、地下水排除効率の良い地下水排
除用ストレーナー構造を有する保孔管を提供する。 【構成】保孔管の円周方向略半分の面に、通水部からな
る地下水排除用ストレーナーを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地滑り防止対策工法と
して、日本各地の地滑りが予想される地域で施工されて
いる横ボーリング工や集水井工などの地下水排除工に用
いられる、横ボーリング工用の保孔管の地下水排除用ス
トレーナーを、より効率的に地下水を集水・排除可能な
構造とした、保孔管及びその保孔管を用いた横ボーリン
グ工法に関する。
【0002】
【従来の技術】地滑り災害は、我が国の持つ地質、地
形、気象、土地利用等の特殊な条件により多発してい
る。これに対応するための地滑り防止対策工は、大きく
は抑止工と抑制工とに分けられている。そして、抑制工
として最も一般的なものは地下水排除工が挙げられる
が、これには浅層地下水排除工と深層地下水排除工とが
ある。いずれの地下水排除工も、横ボーリング工のみか
ら構成されたものや、垂直な大口径の集水井戸と、そこ
から放射状に水平方向からわずかに上向き傾斜に設置さ
れた複数本の小口径の横ボーリング工からなる集水井工
と、から構成されたものであり、その地域の地下水を排
除する施設として施工されている。このような地下水排
除工が、地滑り防止工として、地滑りが予想される地域
には多数設置されている。
【0003】上述した従来の保孔管の地下水排除用スト
レーナーの構造について、図4を参照して説明すると、
横ボーリング工用の保孔管8の地下水排除用ストレーナ
ーの構造は、通常の井戸などに使用される一般のストレ
ーナーのそれと同様に、保孔管の下面を含む全周面に千
鳥状にスリット状長孔、マル孔などの開口部9,9’が
設けられている。一般に、マル孔が穿設された開口部
9,9’の保孔管長手方向の間隔lは120mm程度、
その直径dは5mm程度に設定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】こうした従来の保孔管
8は、基準面から5〜10゜上流側を高くしたわずかな
傾斜をもって設置されるために、図4に示されるように
従来の、管の下面を含む全周面に開口部9,9’を持っ
た構造のストレーナーを有する保孔管8の場合、一度地
下水排除用ストレーナーにより濾過されて管内部に入っ
た地下水が、管内を下流側に流れている間に、地下水位
が保孔管の敷設レベルより低くなると、保孔管下部に設
けられた開口部9’から再び地下に脱漏してしまうとい
う現象が生じ、排水効率がきわめて悪いものとなってい
た。こうしたことから、地下水排除効率の良いストレー
ナー構造を有する保孔管の出現が望まれていた。
【0005】したがって本発明は、前記の問題点を解決
し、地下水が一旦地下水排除用ストレーナーを通じて保
孔管内部に入ったら、その下流側の地下水位が保孔管の
レベルより低くなっても、保孔管内部から再び地下に脱
漏してしまうことのない、地下水排除効率の良い地下水
排除用ストレーナー構造を有する保孔管を提供するとと
もに、その保孔管を使用した横ボーリング工法を提供す
ることを課題とするものである。
【0006】
【問題点を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、管の円周方向略半分の面に形成した通水
部からなる地下水排除用ストレーナー構造を有する保孔
管とした。また、前記保孔管をその通水部を上方にして
地中に埋設し、地中の水を保孔管の通水部を通じて管内
に捕捉集水し、保孔管の下部を流路として地下水を誘導
排除する横ボーリング工法とした。
【0007】
【実施例】本発明を、横ボーリング工のみから構成され
る浅層地下水排除工を1実施例として、図面を参照して
その具体的構成について詳細に説明する。
【0008】図1は、地滑りが生じやすい傾斜地の地盤
に滞留している地下水を排出するために施工された浅層
地下水排除工の全体図である。傾斜地の裾の法面には、
土砂崩れを防止するための土留めコンクリート壁1が構
築されている。そして、この傾斜地には、地下水が一点
鎖線で示される水位WLで地盤に滞留していて、最も低
地に排水路2が形成されている。この地下水を積極的に
排除するため、管に形成された孔等からなる開口部が地
下水排除用ストレーナーとされた保孔管3が、複数本所
定の間隔をもって、基準面に対して5〜10゜その上流
側を高くした傾斜状態で傾斜地の地盤に埋設してある。
4は、保孔管3の末端に接続された無孔のエルボーであ
る。
【0009】本発明の保孔管の地下水排除用ストレーナ
ー構造について、その詳細を図2に基づいて説明する。
この保孔管3の地下水排除用ストレーナーは、管の円周
方向略半分の面に、マル孔からなる開口部5を形成した
構造とされている。そして、開口部5の保孔管長手方向
の間隔lは、120mm度を基準にして地下水位WLの
高さ、開口部の開度等に応じて適宜変更される。また、
開口部の直径dは、5mm程度を基準にして保孔管を埋
設した土の粒径に応じて適宜選択される。さらに、本発
明の保孔管は、炭素鋼鋼管等の金属管及び硬質塩化ビニ
ール管等のプラスチック管など、どのような管材質から
でも製作可能である。
【0010】図2の保孔管3の開口部5の孔が、露出し
て土砂に対して直接に対向するものであるのに対し、図
3に示されたものは、保孔管3の開口部5の孔が、土砂
混入抑止片6によって遮蔽されている。この土砂混入抑
止片6は、半割状または板状の管材料の保孔管の管壁内
側となる側から管の長手方向に沿って千鳥状に打ち出す
ことにより形成される。保孔管は、この土砂混入抑止片
が形成された管材料を、溶接または曲げ加工した後溶接
することにより、製作することができる。このように製
作された保孔管の管壁には、スリット状長孔5とその長
孔を跨ぐ形のブリッジ6が形成されていて、ブリッジ6
下面は保孔管3の管壁外面から浮き上がって両者間に隙
間7ができている。地下水はこの隙間7を通じてスリツ
ト状長孔5から流入するものである。
【0011】本実施例では開口部5の形状をスリット状
長孔としているが、なにも長孔に限ることはなく、マル
孔でも角孔でもなんでもよい。また、スリット状長孔の
両短辺部が管壁に連結されているが、一方の短辺部が管
壁に連結されているものでもよい。要は、孔の形状がど
のようなものであれ、孔を穿つときに除去される部分の
一部が管壁に連結されていればよい。
【0012】この土砂混入抑止片6は、土砂が開口部5
から保孔管3内に混入することを防止する機能を有する
ものである。したがって、横ボーリング工法を施工する
土砂の粒径が細かいときには、土粒が保孔管3内に混入
することや開口部5を塞いでしまうことを防止し得てき
わめて有効である。
【0013】前述した地下水排除用ストレーナー構造を
有する保孔管3を用いて、横ボーリング工を施工する方
法について説明する。先ず、傾斜地地盤にボーリング掘
削機にて保孔管を埋設する穴を、基準面に対し5〜10
°その上流側を高く傾斜させて掘削する。なお、地下水
位WLが保孔管3の敷設レベルに対し十分に高いときに
は、必ずしも傾斜させる必要はなく、水平であっても排
水に支障はない。
【0014】次いで、溝底面に保孔管3の開口部5を上
面にして穴の内部に挿入する。この際、土砂の粒径が保
孔管3の開口部5から流入する虞れがあるときは、図示
しないフェルト、網等の透水性材料で保孔管3上面を被
覆することが好ましい。
【0015】この横ボーリング工法が施工された傾斜地
では、雨水、伏流水などによって地下水位が高まると、
保孔管3の地下水排除用ストレーナーの開口部5から地
下水が保孔管3内に集められ、この集水された地下水
は、保孔管3の下面には開口部が形成されていないた
め、管内から再び土中に漏洩することなく、排水路まで
確実に導かれることとなる。
【0016】請求項1に係る発明によれば、通常地下水
位は保孔管の敷設レベルより高いので、通水部を通じて
確実に集水される。そして、保孔管内に集水された地下
水は、再び土中に漏洩することなく、確実に排水路また
は集水井戸まで導かれる。
【0017】請求項2に係る発明によれば、保孔管の製
造が容易で、その製造コストを低減できる。
【0018】請求項3に係る発明によれば、土砂混入抑
止片により、土砂の通水部を通じての保孔管内への侵入
を確実に防止することができる。このため、保孔管が土
砂によって詰まることがなく、施設のメンテナンスが容
易である。
【0019】請求項4に係る発明によれば、保孔管が、
その円周方向略半分の面に形成した通水部を厳密に上方
にして地中に埋設されるので、地下水排除用ストレーナ
ーの開口部から地下水が保孔管内に最も効率よく集めら
れる。また、この集水された地下水は、保孔管の開口部
が形成されていない管下部の流路断面積が、管の断面積
全体の略半分確保されているため、再び土中に漏洩する
なく効率よく排出される。
【0020】請求項5に係る発明によれば、保孔管がそ
の上方を透水性材料にて被覆して埋設されているから、
保孔管の開口部の開度を大きくしても土砂の混入を防止
しながら、効率的に集水できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】横ボーリング工法の全体図を示している。
【図2】保孔管の側面図及びA−A線矢視図を示してい
る。
【図3】保孔管の他の実施例を示している。
【図4】従来の保孔管の側面図及びB−B線矢視図を示
している。
【符号の説明】
1 コンクリート製土留め 2 排水路 3 保孔管 4 エルボー 5 開口部 6 ブリッジ 7 隙間 8 保孔管 9 開口部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管の円周方向略半分の面に形成した通水部
    からなる地下水排除用ストレーナー構造を有する保孔
    管。
  2. 【請求項2】前記管に形成された前記通水部が、孔であ
    ることを特徴とする請求項1の保孔管。
  3. 【請求項3】前記管に形成された前記孔が、土砂混入抑
    止片によって遮蔽されていることを特徴とする請求項2
    の保孔管。
  4. 【請求項4】管の円周方向略半分の面に形成した通水部
    からなる地下水排除用ストレーナー構造を有する保孔管
    を、前記通水部を上方にして地中に埋設し、地中の水を
    前記保孔管の通水部を通じて管内に捕捉集水し、前記保
    孔管の下部を流路として地下水を誘導排除する横ボーリ
    ング工法。
  5. 【請求項5】前記保孔管を少なくともその上方を通水性
    材料にて被覆して埋設することを特徴とする請求項4の
    横ボーリング工法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014050037A1 (ja) * 2012-09-25 2014-04-03 パナソニック株式会社 集水構造体
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JP2017115303A (ja) * 2015-12-21 2017-06-29 新日鐵住金株式会社 盛土斜面の緑化方法

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