JP2016021981A - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】フィット性及び着用感に優れるとともに安価に製造可能であり、漏れ防止性にも優れる使い捨ておむつを提供すること。
【解決手段】背側部Bにおける吸収性本体2の肌対向面側に、吸収性本体2を幅方向に横断するように配された腰部ベルト3を有し、腰部ベルト3は、中央部分3Mと一対のフラップ部3Fとを有している。中央部分3Mは、所定の部位が吸収性本体2の肌対向面側に固定され、股下部C側に、表面シートに接合されていない非接合領域を有し、防漏ポケットPを形成する。フラップ部3Fには、ファスニングテープ4及び伸縮部材5が取り付けられ、伸縮部材5は、伸縮部分41の全体又は一部が、テープ間領域R内に位置している。フラップ部3Fには、伸長領域31が形成され、伸長領域31は、テープ間領域R内において伸縮部材5と重なっている。吸収体21の背側部B側の端部は、テープ間領域Rよりも股下部C側に位置している。
【選択図】図3

Description

本発明は、使い捨ておむつに関する。
従来、着用者の背側に配される背側部にファスニングテープを有し、該ファスニングテープを腹側部に設けたランディングテープに止着して装着するテープ型の使い捨ておむつ等の使い捨ておむつとして、着用者の胴回りに対するフィット性を高めるために、着用者の背側に配される背側部に、複数本の糸状弾性体を平行状に含む弾性伸縮材を固定して伸縮性を付与したり、ファスニングテープを固定するフラップ部に、同様の弾性伸縮材を配して伸縮性を付与したものが知られている。
しかし、糸状弾性体を用いた弾性伸縮材は、その製造工程が複雑である上に、原材料も多く、製造コストの削減が困難である。
また、比較的廉価な使い捨ておむつとして、背側部に伸縮部を設けないものも市販されているが、そのようなおむつは、フィット性が不十分となり易い。
また、従来の展開型の使い捨ておむつとして、吸収性本体に、横長矩形状のシート材を横断するように固定し、該シート材における、吸収性本体の両側縁から延出した部分であるフラップ部にファスニングテープを固定した使い捨ておむつも提案されている(特許文献1,2参照)。
しかし、特許文献1のものは、フラップ部に伸縮性を有さず、フィット性が不十分となり易い。また、特許文献2のものは、横長矩形状のシート材が、吸収性本体の非肌対向面側に固定されており、該シート材を、吸収性本体と重なる部分を含めて面で着用者の肌にフィットさせる発想はなく、また、該シート材により、吸収体と重なる表面シート上に防漏ポケットを形成することも記載されていない。
特開2013−051984号公報 特開2009−509619号公報
本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解決し得る使い捨ておむつを提供することにある。
本発明は、液透過性の表面シート、裏面シート、及びこれら両シート間に配された吸収体を有する吸収性本体を備え、着用時に着用者の腹側に配される腹側部、背側に配される背側部及びそれらの間に位置する股下部を有する縦長の使い捨ておむつであって、前記背側部における前記吸収性本体の肌対向面側に、該吸収性本体を幅方向に横断するように配された腰部ベルトを有しており、前記腰部ベルトは、前記吸収性本体と重なる中央部分と、該吸収性本体の両側縁から幅方向外方に延出する一対のフラップ部とを有し、前記中央部分は、前記吸収体の長手方向の両側縁それぞれの外方及び該吸収体の前記背側部側の端部より外方において、前記吸収性本体の肌対向面側に固定されており、且つ前記股下部側に、前記表面シートに接合されていない非接合領域を有し、おむつの自然状態において、前記吸収体と重なる表面シート上に防漏ポケットが形成されるようになされており、一対の前記フラップ部それぞれにファスニングテープが設けられており、一対の前記フラップ部それぞれに伸縮部材が取り付けられており、前記伸縮部材は、伸縮部分の少なくとも一部が、一対の前記ファスニングテープの上端どうし間を結ぶ第1直線と下端どうし間を結ぶ第2直線とに挟まれたテープ間領域内に位置しており、一対の前記フラップ部それぞれに、伸長性付与加工により伸長性を付与した伸長領域が形成され、該伸長領域は、少なくとも一部が、前記テープ間領域内において前記伸縮部材と重なっており、前記吸収体の前記背側部側の端部が、前記テープ間領域よりも股下部側に位置する、使い捨ておむつを提供するものである。
本発明の使い捨ておむつは、フラップ部に設けた伸長領域及びフラップ部に取り付けた伸縮部材により、フラップ部が良好な伸縮性を示すとともに、腰部ベルトが、吸収体の剛性に阻害されずに着用者の胴回り部に面で良好にフィットし、フィット性及び着用感に優れるとともに安価に製造可能である。また、腰部ベルトに非接合領域を形成して防漏ポケットが形成されるようにしたため、フィット性に一層優れるとともに漏れ防止性にも優れている。
図1は、本発明の第1実施形態の使い捨ておむつを、表面シート側から見た展開平面図である。 図2は、図1のII−II線拡大断面図である。 図3は、図1に示す使い捨ておむつの左側の背側フラップ部及びその近傍を、裏側(非肌対向面側)から視た拡大平面図である。 図4は、図3のIV−IV線断面図である。 図5は、図1に示す使い捨ておむつの着用状態を示す斜視図である。 図6は、伸長性付与加工に好ましく用いられる延伸装置の例を示す斜視図である。 図7は、本発明の第2実施形態の使い捨ておむつを示す図で、(a)は、表面シート側から見た展開概略平面図、(b)は(a)のおむつに用いた複合配置体のVII−VIIに沿う断面図である。 図8は、第2実施形態の使い捨ておむつに用いた複合配置体の好ましい製造方法を示す説明図である。 図9は、第2実施形態の使い捨ておむつの好ましい製造方法におけるベルト連続体の製造工程及びそのベルト連続体に対して複合配置体を固定する様子を示す説明図である。 図10は、第2実施形態の使い捨ておむつの好ましい製造方法における図9に示す工程以後の工程の説明図である。 図11は、複合配置体の他の例を示す図7(b)相当図である。 図12は、図11に示す複合配置体の好ましい製造方法を示す説明図である。
以下、本発明を、その好ましい実施態様に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の第1実施形態の使い捨ておむつ1(以下、おむつ1ともいう)は、図1に示すように、吸収性本体2、腰部ベルト3及び腹側腰部ベルト8を備えている。
おむつ1は、図1に示すように、縦長の形状を有しており、着用時に着用者の腹側に配される腹側部A、着用者の背側に配される背側部B、及びそれらの間に位置し、股間部に配される股下部Cを有している。本実施形態のおむつ1における、腹側部A、股下部C及び背側部Bは、図1に示すように、縦長のおむつ1を、その長手方向の全長を3等分するように3分割した各領域である。
吸収性本体2は、図1に示すように、おむつ1の展開状態において長方形状であり、図1及び図2に示すように、液透過性の表面シート22、裏面シート25、及びこれら両シート22,25間に配された吸収体21を有する。裏面シート25は、吸収性本体2の厚み方向において吸収体21よりも、おむつ1の非肌対向面側に配されたシートであり、本実施形態における裏面シート25は、液不透過性又は液難透過性の樹脂フィルムからなる防漏シート23と、該防漏シート23の非肌対向面側に外装不織布24との積層体からなる。吸収性本体2は、表面シート22、裏面シート25、吸収体21、及び所望により追加される立体ガード形成用シート61等の部材が公知の方法により一体化されてなる。また、裏面シート25は、防漏シート23のみからなるものであっても良い。
おむつ1、吸収性本体2及び吸収体21について、長手方向Yとは、着用者の前後方向に対応する方向であり、図1に示す平面状の展開状態においては、吸収性本体2の長手方向と同方向である。使い捨ておむつ1、吸収性本体2及び吸収体21について、幅方向Xとは、それらの長手方向Yと交差する方向(好ましくは直交する方向)であり、図1に示す平面状の展開状態においては、吸収性本体2の長手方向と直交する方向である。
また、おむつ1やその構成部材における肌対向面は、着用時に、着用者の肌側に向けられる面であり、おむつやおむつの構成部材における非肌対向面は、着用時に、着用者の肌とは反対側(通常衣類側)に向けられる面である。
吸収性本体2の長手方向の両側部には、一対の立体ガード6,6が形成されている。一対の立体ガード6,6は、おむつ1の幅方向中央側に位置する内側縁近傍に立体ガード形成用の弾性部材62を有する立体ガード形成用シート61,61から形成されている。より具体的には、立体ガード形成用シート61は、おむつ1の幅方向の内方側に、非肌対向面側に位置するシートに固定されていない所定幅の非固定領域を有し、おむつの幅方向の外方側に、非肌対向面側に位置するシートに固定されている固定領域を有しており、非固定領域と固定領域との境界部が表面シート22の側縁に沿って該側縁の近傍に形成されている。非固定領域は、おむつ1の長手方向において、腹側部Aの一部から背側部Bの一部に亘っており、少なくとも排泄部対向部Bにおける非固定領域が、おむつの着用時に、立体ガード形成用の弾性部材62の収縮力により、表面シート22から離間して立ち上がることが可能な立体ガード6を形成している。
おむつ1における腰部ベルト3は、図1に示すように、背側部Bにおける吸収性本体2の肌対向面側に、吸収性本体2を幅方向に横断するように配されている。おむつ1における腹側腰部ベルト8は、腹側部Aにおける吸収性本体2の肌対向面側に、吸収性本体2を幅方向に横断するように配されている。
おむつ1における腰部ベルト3は、図1に示すように、おむつ1の幅方向Xに長い形状を有する横長の形状を有しており、より具体的には、おむつ1の幅方向Xに延びる2本の平行な長辺を有する横長の長方形状を有している。
本実施形態における腰部ベルト3について、より詳細に説明すると、腰部ベルト3は、吸収性本体2と重なる中央部分3Mと、該吸収性本体2の長手方向の両側縁2s,2sから延出する一対のフラップ部3F,3Fとを有している。
腰部ベルト3の中央部分3Mは、吸収体21の両側縁21s,21sそれぞれの外方及び該吸収体21の長手方向の端部21bより外方において、吸収性本体2に固定されている。より具体的には、中央部分3Mの非肌対向面側に位置するシートである、表面シート22、立体ガード形成用シート61、表面シート22の長手方向の端部22bから延出した防漏シート23、外装不織布24等に、公知の接合方法により接合されている。腰部ベルト3を、その非肌対向面側に位置するシートに接合する方法としては、接着剤による接着や、熱シール、超音波シール等による熱融着、それら2種以上の組み合わせ等の任意の接合方法が用いられる。腰部ベルト3は、吸収体21の長手方向の端部21bより外方の部位において、外装不織布24に亘るすべての層間が接合されていることが好ましい。
また、本実施形態のおむつ1における腰部ベルト3は、図2に示すように、股下部C側(図2中左側)に、表面シート22に接合されていない非接合領域3Aを有し、おむつの自然状態において、吸収体21と重なる表面シート22上に、防漏ポケットPが形成されるようになされている。
吸収体21上に、背側部B方向に流れた尿や軟便を堰き止める防漏ポケットPを形成することにより、排泄物が、背側部側から漏れ出すことを確実に防止することができる。また、吸収体21の長手方向の端部21bを覆うように配された腰部ベルト3により防漏ポケットPを形成することにより、吸収体21の背側部B側の端部に排泄物が濡れ拡がった場合においても、その染み出しを効果的に防止することができる。
なお、本実施形態のおむつ1における腰部ベルト3は、面塗工された接着剤81により、吸収体21の背側部側の端部21bの内外に亘って、吸収性本体2の構成部材(表面シート22及び防漏シート23等)に固定されているとともに、股下部C側に、表面シート22と接合されずに表面シート22を覆っている非接合領域3Aを有している。より具体的には、腰部ベルト3の、図2に符号3Cで示す領域は、面塗工された接着剤81により、その非肌対向面側のシートに接合されている。面塗工は、例えば、接着剤塗工機として、スプレーガン、コーターガン等を用いて、面状に塗工する。他方、腰部ベルト3の、図2に符号3Bで示す領域は、パターン塗工された接着剤82により、その非肌対向面側のシートに接合されている。
腰部ベルト3における一対のフラップ部3F,3Fは、背側部Bにおける吸収性本体2の両側縁2s,2sから、おむつの幅方向Xに延出している。
一対のフラップ部3F,3Fのそれぞれには、図1、図3及び図4に示すように、ファスニングテープ4が設けられている。本実施形態におけるファスニングテープ4は、テープ基材42と、該テープ基材42に接合されて止着部41を形成する機械的面ファスナーのオス部材43とからなる。また、図5に示すように、腹側部Aの非肌対向面には、ファスニングテープの止着部41,41を着脱可能に係合可能なランディングテープ7が設けられている。ランディングテープ7としては、機械的面ファスナーのメス部材や、機械的面ファスナーのオス部材43が係合可能な不織布などを用いることができる。
腰部ベルト3は、1枚のシート状をなし、好ましくは不織布から形成されている。腰部ベルト3を形成する不織布としては、各種の製法による不織布を特に制限なく用いることができ、例えば、エアスルー不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、ニードルパンチ不織布、スパンボンド不織布(S)とメルトブロー不織布(M)との複合不織布(SMS不織布等)等が挙げられる。不織布から形成されているという表現には、同種又は異種の不織布が2層以上に積層された積層構造を、腰部ベルト3の全体又は一部に有する場合も含まれる。腰部ベルト3は、後述する第1の製造方法で製造した場合のように、一対のフラップ部3Fが、不織布が2層以上に積層された積層構造を有することが好ましい。
また、腰部ベルト3は、伸長性・伸縮性を有すると吸収体21に皺・ヨレ等が発生し易くなりフィット性を害するため、伸長性・伸縮性はないことが好ましい。腹側腰部ベルト8も同様である。
また、おむつ1における一対のフラップ部3F,3Fそれぞれには、図3及び図4に示すように、伸縮部材5が取り付けられている。
伸縮部材5は、各フラップ部3Fの非肌対向面側に取り付けられており、前述したファスニングテープ4は、図4に示すように、伸縮部材5の端部5cに連結されており、より具体的には、テープ基材42のみからなる部分が、伸縮部材5のおむつ幅方向外側の端部5cに重ねて接合されている。テープ基材42を伸縮部材5に接合する方法や、機械的面ファスナーのオス部材43をテープ基材42に固定する方法としては、接着剤による接着や、熱シール、超音波シール等による熱融着、それら2種以上の組み合わせ等の任意の接合方法が用いられる。
伸縮部材5は、少なくとも、おむつ1の幅方向Xに伸縮性を有している。伸縮部材5は、シート状の弾性部材からなるか又はシート状の弾性部材を含むことが好ましい。シート状の弾性部材としては、発泡ウレタン製のシート、天然ゴム、合成ゴム等のエラストマー樹脂からなるシート等が挙げられる。
なお、図示例においては、ファスニングテープ4のテープ基材42は、伸縮部材5の非肌対向面側に接合されているが、伸縮部材5の肌対向面側に接合されていても良く、また、伸縮部材5が、2枚以上のシートの積層構造を有する場合には、伸縮部材5を構成する2枚のシート間に固定されていても良い。
また、おむつ1は、一対のファスニングテープ4,4間に位置するテープ間領域Rを有する。テープ間領域Rは、おむつ1に設けられた一対のファスニングテープ4,4の上端どうし間を結ぶ直線L1と下端どうし間を結ぶ直線L2とに挟まれた領域である。ファスニングテープ4の上端4uは、図3に示すように、ファスニングテープ4が、フラップ部3Fと重なって該フラップ部3Fに固定されている部分のうち、おむつ1の長手方向Yにおいて最も背側部側の端部1bに近い部位であり、ファスニングテープ4の下端4dは、ファスニングテープ4が、フラップ部3Fと重なって該フラップ部3Fに固定されている部分のうち、おむつ1の長手方向Yにおいて最も股下部C側に近い部位である。ファスニングテープ4のフラップ部3Fに固定されている部分は、図4に示すように、ファスニングテープ4とフラップ部3Fとの間に、伸縮部材5等の他の部材が介在しているが、ファスニングテープ4とフラップ部3Fとの間が、平面視における同じ部位で厚み方向の全域に亘って一体化されている場合も含まれる。
おむつ1における伸縮部材5は、伸縮部分51の少なくとも一部が、フラップ部3Fにおけるテープ間領域R内に位置している。伸縮部分51は、伸縮部材のうち、伸縮性を発現する部分であり、本実施形態における伸縮部材5は、おむつ1の幅方向Xに対応する方向における両端部を除く部分が伸縮部分51となっており、図4に示すように、おむつの幅方向Xにおいては、伸長領域31と重なる部分の全域が伸縮部分51となっており、図3に示すように、おむつの長手方向Xにおいても、伸長領域31と重なる部分の全域が伸縮部分51となっている。おむつ1における伸縮部材5は、その全体が、おむつ1の平面視(図1参照)において、テープ間領域R内に位置し、伸縮部分51の全体が、テープ間領域R内に位置している。
おむつ1における伸縮部材5は、非伸長状態で、伸長領域31を伸長させていない状態のフラップ部3Fに固定されている。本発明における伸縮部材は、その片面全体がフラップ部に接合されていても良いが、本実施形態のおむつ1における伸縮部材5は、図3及び図4に示すように、腰部ベルト3に固定された固定部として、吸収性本体2側の本体側固定部5iと、該吸収性本体2から遠い側(ファスニングテープに近い側)の先端側固定部5gとを有し、本体側固定部5iと先端側固定部5gとの間に、伸長領域31と重なり且つ腰部ベルト3に固定されていない非固定部5mを有している。伸縮部材5の固定部5i,5gにおける固定方法としては、接着剤による接着や、熱シール、超音波シール等による熱融着、それら2種以上の組み合わせ等の任意の接合方法が用いられる。
各フラップ部3Fは、伸長性付与加工により伸長性を付与した伸長領域31を有している。伸長領域31は、少なくとも、おむつ1の幅方向に伸長可能である。本実施形態における伸長領域31は、おむつ1の幅方向には伸長可能であるが、おむつ1の長手方向には殆ど伸長性を有しない。そして、図3及び図4に示すように、各フラップ部3Fにおいて、伸長領域31は、少なくとも一部が、前述したテープ間領域R内において、伸縮部材5と重なっている。また、伸長領域31は、フラップ部3Fにおける、おむつ長手方向Yの両端に位置する、フラップ部3Fの上端縁3uと下端縁3dとの間に亘るように形成されている。また、伸長領域31は、おむつ幅方向Xにおいて、フラップ部3Fの一部に形成されている。おむつ幅方向Xにおける伸長領域31の長さL31は、フラップ部3Fの同方向の長さL3の、好ましくは15%以上、より好ましくは20%以上であり、また、好ましくは75%以下、より好ましくは50%以下である。
伸長性付与加工としては、例えば、図6に示すように、伸長性を付与すべき加工対象シート30を、互いに噛み合う歯溝を有する一対の歯溝ロール33,34間に噛み込ませて、おむつの幅方向Xに対応する方向に延伸させる延伸加工が好ましい。図6に示す延伸装置32における歯溝ロール33,34は、周方向に延びる凸条部(歯)と周方向に延びる溝とをロールの軸長方向に交互に有しており、両歯溝ロール33,34は、一方の歯溝ロール33の溝内に他方の歯溝ロール34の凸条部(歯)が遊挿された状態で、連動して逆方向に回転する。そして、その両歯溝ロール33,34間に、加工対象シート30を導入することで、加工対象シート30における、一方のロール33の凸条部と該凸条部に隣接する他方のロール34の凸条部との間に位置する部分が延伸される。この延伸加工が施された部分が、伸長性を有する伸長領域31となる。
なお、図6に示す延伸装置32は、歯溝ロール33,34の軸長方向に離間した2つの延伸加工部3Sを有し、延伸加工部3Sのそれぞれにおいて、歯溝ロール33,34の歯溝による延伸加工が施される。
本実施形態のおむつ1は、通常の展開型の使い捨ておむつと同様に、ファスニングテープ4,4を引っ張り、腹側部Aのランディングテープ7に、ファスニングテープの止着部41を止着することで、着用者に容易に装着することができる。
本実施形態のおむつ1によれば、フラップ部3Fに伸長領域31が形成されていることによって、フラップ部3Fが伸長性を有するとともに、その伸長領域31に重なるように伸縮部材5が取り付けられているため、伸長領域31のみでは伸縮性を示さないフラップ部3Fが伸縮部材5の伸縮性により伸縮性を示す。また、伸縮部材5が、ファスニングテープ4の止着時に張力が大きく作用する領域であるテープ間領域Rに位置するため、ファスニングテープの止着時やおむつの着用中に、伸縮部材5の伸縮性が効果的に発現される。また、図1及び図2に示すように、吸収体21の背側部B側の端部21bを、テープ間領域Rよりも股下部C側に位置させてあるため、腰部ベルト3におけるテープ間領域Rに位置する部分が、着用者の肌にフィットする際に、剛性のある吸収体21が着用者の肌に違和感を与えたり、腰部ベルト3のテープ間領域Rに位置する部分のフィット性が、吸収体21によって損なわれることも防止される。
本実施形態のおむつ1によれば、このような作用により、着用者の胴回りに対するフィット性及び着用感に優れる。また、糸状弾性部材を平行状に配した弾性伸縮部材を用いる場合やフラップ部3Fの全体を伸縮パネル等とする場合に比して安価に製造可能である。
腰部ベルト3のテープ間領域Rに位置する部分のフィット性を高める観点から、吸収体21の背側部B側の端部21bが、テープ間領域Rよりも股下部C側に位置することを前提として、該端部21bとテープ間領域Rとの間の、おむつ長手方向Yの離間距離L6は、好ましくは2mm以上、より好ましくは15mm以上であり、また、好ましくは35mm以下、より好ましくは25mm以下である。
また、本実施形態のおむつ1によれば、腰部ベルト3に非接合領域3Aを形成して防漏ポケットPが形成されるようにしたため、腰部ベルト3のフィット性に一層優れるとともに漏れ防止性にも優れている。
また、本実施形態のおむつ1においては、図3に示すように、伸縮部材5の、吸収性本体の長手方向Yに沿う方向の長さL5が、ファスニングテープ4の同方向の長さL4と同一である。伸縮部材5とファスニングテープ4の長さを同じとすると、伸縮部材5の収縮に伴う引っ張り力が、図3に白抜き矢印で示すように、主としてテープ間領域Rの幅内に作用し、吸収体21を、テープ間領域R内に引っ張るような力が作用しないため、テープ間領域Rや腰部ベルト3の着用者に対するフィット性に一層優れたものとなる。
また、伸縮部材5を、伸長領域31と重なる非固定部5mを挟んでその両側に位置する固定部5i,5gで腰部ベルト3に固定したため、伸長領域31の伸長性及び伸縮部材5の伸縮性が損なわれにくく、テープ間領域Rや腰部ベルト3の着用者に対するフィット性に一層優れたものとなる。
伸縮部材5の固定部5i,5gにおける固定方法としては、接着剤による接着や、熱シール、超音波シール等による熱融着、それら2種以上の組み合わせ等の任意の接合方法が用いられる。
本実施形態のおむつ1について更に説明すると、腹側腰部ベルト8は、ファスニングテープ4及び伸縮部材5が設けられておらず、おむつ長手方向の長さが多少短い以外は、腰部ベルト3と同様であり、吸収性本体2と重なる中央部分8Mと、吸収性本体2の長手方向の両側縁2s,2sから延出する一対の腹側フラップ部8F,8Fとを有している。また、腹側腰部ベルト8の中央部分8Mは、吸収体21の両側縁それぞれの外方及び該吸収体21の腹側部A側の端部21aより外方において、その下に位置するシートと接合されている一方、股下部C側に、表面シート22に接合されていない非接合領域を有し、おむつの自然状態において、吸収体21と重なる表面シート22上に、腰部ベルト3によって形成される防漏ポケットPと同様の防漏ポケットが形成されるようになされている。また、腹側フラップ部8Fは、フラップ部3Fの伸長領域31と同時に伸長領域31’が形成されているが、腹側フラップ部8Fには、その伸長領域31’と重なる伸縮部材が設けられていない。
また、外装不織布24は、平面視形状が、吸収性本体2と同形同大の長方形状をなしており、図2に示すように、おむつ1の長手方向Yにおいて、防漏シート23の背側部側の端部23bよりも外方まで延在している。また、図1及び図2に示すように、防漏シート23は、おむつ1の長手方向Yにおける背側部B側の端部23bが、該長手方向Yにおいて、テープ間領域R内に位置している。また、表面シート22は、背側部B側の端部22bの位置が、吸収体21の端部21bの位置と一致している。図1に、吸収性本体2、吸収体21、表面シート22、防漏シート23及び外装不織布24の腹側部A側の端部の位置を、この順に符号21a,22a,23a,24aで示した。
おむつ1の構成材料について説明する。各構成材料は、従来、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられている各種材料を、特に制限なく用いることができる。
例えば、吸収体21としては、パルプ繊維等の繊維の集合体(不織布であっても良い)又はこれに吸水性ポリマーの粒子を保持させてなる吸収性コア(図示せず)を、透水性の薄紙や不織布からなるコアラップシート(図示せず)で被覆したもの等を用いることができる。
ただし、吸収性コアの背側部B側の端部からコアラップシートが延出している場合、当該延出したコアラップシートのみからなる部分は、吸収体21の一部に含めない。
表面シート22としては、親水性且つ液透過性の不織布や立体開孔フィルム等を用いることができる。
防漏シート23としては、透湿性で且つ液不透過性のフィルム、例えば微多孔性フィルム等を用いることができる。微多孔性フィルムは、例えば、疎水性の熱可塑性樹脂と、炭酸カルシウム等からなる微小な無機フィラー又は前記熱可塑性樹脂と相溶性のない有機高分子等とを溶融混練してフィルムを形成し、該フィルムを一軸又は二軸延伸して得られる。
外装不織布24としては、各種製法による不織布、例えば、エアスルー不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、ニードルパンチ不織布等を用いることができ、多層構造のものであっても良い。
立体ガードを形成する立体ガード形成用シート61としては、フィルム、不織布、織物又はこれらの積層シート等を用いることができる。ファスニングテープ4のテープ基材42としては、例えば、不織布、織物、フィルム又はこれらの積層シート等を用いることができる。
立体ガード形成用の弾性部材62や、脚周りにレッグギャザーを形成するためのレッグ部弾性部材26としては、天然ゴム、ポリウレタン、ポリスチレン−ポリイソプレン共重合体、ポリスチレン−ポリブタジエン共重合体、アクリル酸エチル−エチレン等のポリエチレン−αオレフィン共重合体等からなる糸状ないし紐状の弾性部材を用いることができる。
腰部ベルト3を固定する接着剤をはじめ、各部材間を接合するための接着剤の好ましい材料としては、非晶性ポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸エステル共重合体(EEA)、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン−エチレン/プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEPS)などの熱可塑性ポリマー及びそれらの混合物等が挙げられる。接着剤はホットメルト型が好ましい。
図7は、本発明の第2実施形態である展開型の使い捨ておむつ1A(以下、おむつ1Aともいう)を示す図である。
おむつ1Aにおいては、一対のフラップ部3F,3Fに対するファスニングテープ4,4及び伸縮部材5,5の取り付け態様が上述したおむつ1と異なる。おむつ1Aについては、おむつ1と異なる点を説明し、同様の点について説明を省略する。特に説明しない点については、おむつ1に関して上述した説明が適宜適用される。
おむつ1Aにおいては、図7(a)に示すように、腰部ベルト3の一部からなる一対のフラップ部3F,3Fが、それぞれ腰部ベルト3の中央部分3Mの肌対向面側に折り曲げられており、その一対のフラップ部3F,3Fに、図7(b)に示す構成を有する、ファスニングテープ及び伸縮部材の複合配置体9が、両フラップ部3F,3Fに架け渡すように固定されていることによって、一対のフラップ部3F,3Fに、ファスニングテープ4及び伸縮部材5が取り付けられている。第2実施形態のおむつ1Aのように、本発明のおむつにおける「一対のフラップ部」は、使用前の形態、例えば包装袋に充填された市販の形態において、吸収性本体の側縁から幅方向外方に延出しているものに限定されるものではなく、着用状態において吸収性本体の側縁からおむつ又は本体の幅方向Xの外方に延出するものであれば良い。
前記複合配置体9は、図7(b)に示すように、ミシン目92を有する基材シート91を有しており、基材シート91は、おむつ1Aの幅方向中央の両側それぞれに、吸収性本体2側(図7(b)中下側)に折り曲げられて、おむつ1Aの幅方向中央側に折り返された折り返し部分93を有している。そして、基材シート91の折り返されていないベース部分94と折り返し部分93との間にエラストマーシート95が挟持されたエラストマーシート積層部52を有している。そのエラストマーシート積層部52には、伸長性付与加工として、例えば前述した延伸装置32によって延伸加工が施されており、その延伸加工が施された部分が、伸縮部材5の伸縮部分51となっている。伸縮部材5は、例えば、図7(a)に示す使用前の形態のおむつ1Aにおいて、ファスニングテープ4のおむつ幅方向外側の端部より更に外方に位置する部分である。エラストマーシート95としては、例えば、発泡ウレタン製のシート、天然ゴム、合成ゴム等のエラストマー樹脂からなるシート等が用いられる。基材シート91の前述した折り返し部分93のおむつ1Aの幅方向中央側の端部にファスニングテープ4が連結されている。ファスニングテープ4は、おむつ1のファスニングテープと同様に、テープ基材42と、該テープ基材42に接合されて止着部41を形成する機械的面ファスナーのオス部材43とからなる。基材シート91としては、各種の製法による不織布を特に制限なく用いることができ、例えば、腰部ベルトを形成する不織布として前述した各種のものが挙げられる。
複合配置体9は、折り返し部分93が位置する面側が、折り返された各フラップ部3Fの非肌対向面に接合されており、好ましくは、伸縮部材5を構成する部分が、フラップ部3Fに形成されている伸長領域31を跨ぐ相互に離間した2箇所において、各フラップ部3Fの非肌対向面に接合されている。
おむつ1Aは、ミシン目92を破断しない状態においては、一対のフラップ部3F,3Fがおむつ1Aの幅方向内方に向かって折り畳まれた状態が安定に維持される一方、ミシン目92を破断することによって、ファスニングテープ4,4が使用可能となり、ファスニングテープ4,4を用いて着用者に装着可能となる。一対のフラップ部3F,3Fが折り畳まれた状態が維持されることは、製造時における搬送や、おむつの包装袋への圧縮充填が安定化等の利点がある。
複合配置体9の好ましい製造方法を図8を参照して説明する。
先ず、図8(a)に示すように、帯状の基材シート91を、その幅方向Xに直交する方向に搬送しつつ、該基材シート91の幅方向の両端部に、帯状のファスニングテープ4を接合する。この接合の後又は前に、基材シート91の幅方向の中央部にミシン目92を入れる。ファスニングテープ4の接合とミシン目92の形成は同時に行っても良い。
次いで、図8(b)に示すように、帯状の基材シート91の幅方向Xの中央部を挟む両側の片面上に、帯状のエラストマーシート95を配置し、図8(c)に示すように、基材シート91におけるエラストマーシート95より外方に位置する部分を、エラストマーシート95と重なるように折り返す。これにより、基材シート91の折り返されていないベース部分94と折り返し部分93との間にエラストマーシート95が介在した構成のエラストマーシート積層部52を有する帯状複合体90が形成される。帯状複合体90のエラストマーシート積層部52におけるエラストマーシート95とそれを挟む2枚の基材シート91との間は、接着剤を介在させて接合しても良いし、エラストマーシート積層部52に延伸加工を施す際に熱融着させても良い。
そして、帯状複合体90におけるエラストマーシート積層部52,52に、図6に示すような延伸装置32によって延伸加工を施すことで、エラストマーシート積層部52が、伸縮部分51となった帯状の複合配置体9’が得られる〔図8(d)参照〕。
次に、得られた複合配置体9を用いておむつ1Aを製造する方法の好ましい一例について、図9及び図10を参照して説明する。
図9(a)に示すように、帯状の複合配置体9’を、おむつ1Aの1個分に必要な長さに順次切断し、短冊状とした複合配置体9を、図9(f)に示すように、フラップ部3Fとなるフラップ形成部36Fが中央部分3M上に折り重ねられたベルト連続体36に一定の間隔を開けて順次固定する。
ベルト連続体36の好ましい製造方法においては、先ず、図9(b)〜図9(d)に示すように、腰部ベルト3を形成する不織布の帯状原反35の幅方向の両端から所定の幅を有する部分35sを、幅方向Xの中央部方向へと折り畳み、幅方向の両側に不織布が2層に積層されたフラップ形成部36Fを有するベルト連続体36を得る。フラップ形成部36Fの層間は接着剤を介在させたり、2層以上とした後にヒートシール加工を一体的に施す等の任意の方法で接合することが好ましい。そして、そのベルト連続体36の幅方向両側のフラップ形成部36Fに、図6に示すような延伸装置32によって延伸加工を施すことで、伸長領域31を有するフラップ形成部36Fを備えたベルト連続体36が得られる。
そして、得られたベルト連続体36のフラップ形成部36Fを、図9(e)に示すように、ベルト連続体36の幅方向中央側に折り曲げた後、このベルト連続体36の一対のフラップ形成部36Fに架け渡すように短冊状とした複合配置体9を順次固定する。
次いで、ベルト連続体36に複合配置体9が固定された構成を有するベルト複合体38を、図10(a)に示すように、所定の長さに順次切断し、切断後の短尺のベルト複合体39を、図10(b)に示すように、複数個のおむつ1の吸収性本体2が長手方向に連続した構成の本体連続体2’に間欠的に順次固定する。そして、ベルト複合体39が固定された本体連続体2’を、ベルト複合体39が腰部ベルト3と腹側腰部ベルト8とに分割されるように切断することにより、前述した構成のおむつ1Aが得られる。
上述した複合配置体9やおむつ1Aの製造方法における、接合や固定方法としては、各種の方法を特に制限なく用いることができ、接着剤による接着や、熱シール、超音波シール等による熱融着、それら2種以上の組み合わせ等の任意の接合方法を用いることができる。なお、前述したおむつ1は、前述したおむつ1Aの製造工程中に、ミシン目を破断する工程を追加することによっても製造可能である。
図11は、複合配置体の他の例を示す図である。
図11に示す複合配置体9Aは、一対のファスニングテープ4,4がミシン目92を介して結合した構成を有するファスニングテープ連結体40と、該ファスニングテープ連結体40を挟む両側それぞれに連結された基材シート91,91を有している。基材シート91は、おむつの幅方向中央の両側に配される部分それぞれに、吸収性本体2側(図11中下側)に折り曲げられて、おむつの幅方向中央側に折り返された折り返し部分93を有している。そして、基材シート91の折り返されていないベース部分94と折り返し部分93との間にエラストマーシート95が挟持されたエラストマーシート積層部52を有している。そのエラストマーシート積層部52には、伸長性付与加工として、例えば前述した延伸装置32によって延伸加工が施されており、その延伸加工が施された部分が、伸縮部材5の伸縮部分51となっている。伸縮部材5は、例えば、ファスニングテープ連結体40以外の部分である。ファスニングテープ連結体40は、2つのファスニングテープ4,4のテープ基材42どうしがミシン目92を介して連続した構成を有している。基材シート91としては、各種の製法による不織布を特に制限なく用いることができ、例えば、腰部ベルトを形成する不織布として前述した各種のものが挙げられる。
複合配置体9Aの好ましい製造方法においては、先ず、図12(a)に示すように、帯状のテープ基材42を、その幅方向Xに直交する方向に搬送しつつ、該テープ基材42に、ミシン目92及び止着部41を設けて、ファスニングテープ4,4がミシン目92を介して結合した構成を有するファスニングテープ連結体40を得る。また、帯状のファスニングテープ連結体40を長手方向に搬送しつつ、そのファスニングテープ連結体40を挟む両側それぞれに帯状の基材シート91を連結する。基材シート91の連結は、ミシン目92の形成及び止着部41の形成の何れか一方、又は双方の前に行っても良い。
次いで、図12(b)に示すように、ファスニングテープ連結体40の両側の基材シート91それぞれの片面上に、エラストマーシート95を配置した後、図12(c)に示すように、各基材シート91を、おむつ幅方向中央側に折り返す。これにより、基材シート91の折り返されていないベース部分94と折り返し部分93との間にエラストマーシート95が介在した構成のエラストマーシート積層部52を有する帯状複合体90Aが形成される。帯状複合体90Aのエラストマーシート積層部52におけるエラストマーシート95とそれを挟む2枚の基材シート91との間は、接着剤を介在させて接合しても良いし、エラストマーシート積層部52に延伸加工を施す際に熱融着させても良い。
そして、その帯状複合体90Aにおけるエラストマーシート積層部52,52に、図6に示すような延伸装置32によって延伸加工を施すことで、エラストマーシート積層部52が伸縮部分51となった帯状の複合配置体9A’が得られる〔図12(d)参照〕。得られた帯状の複合配置体9Aは、好ましくは、おむつの製造ラインにそのまま導入され、その製造ラインにおいて、おむつの1個分に必要な長さに順次切断されて、図11に示す複合配置体9Aを備えたおむつが製造される。
複合配置体9Aは、前述した複合配置体9と同様に、折り返し部分93が位置する面側が、折り返された各フラップ部3Fの非肌対向面に接合され、好ましくは、伸縮部材5を構成する部分が、フラップ部3Fに形成されている伸長領域31を跨ぐ相互に離間した2箇所において、各フラップ部3Fの非肌対向面に接合される。
複合配置体9Aは、前述したおむつ1Aの複合配置体9に代えて用いることができ、そのような構成を有するおむつも、ミシン目92を破断しない状態においては、一対のフラップ部3F,3Fがおむつの幅方向内方に向かって折り畳まれた状態が安定に維持される一方、ミシン目92を破断することによって、ファスニングテープ4,4が使用可能となり、ファスニングテープ4,4を用いて着用者に装着可能となる。一対のフラップ部3F,3Fが折り畳まれた状態が維持されることは、製造時における搬送や、おむつの包装袋への圧縮充填が安定化等の利点がある。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は、上記の各実施形態に制限されず、種々の変更可能である。
例えば、本発明の使い捨ておむつは、立体ガードを有しないものであっても良い。
また、ファスニングテープ4は、不織布等からなるテープ基材の片面に、機械的面ファスナーのオス部材を熱融着や接着剤等により貼り付けてなるものに代えて、不織布等からなるテープ基材の片面に粘着剤を塗布して粘着剤からなる止着部を形成したものであっても良い。また、腹側腰部ベルト8のフラップ部8Fには伸長領域31’に形成しなくても良く、腹側腰部ベルト8自体を省略することもできる。
また、ファスニングテープ4は、腹側部Aにおける吸収性本体2の両側縁から延出した腹側フラップ部8Fの非肌対向面に止着されるものであっても良いし、その腹側フラップ部8Fは、腹側腰部ベルトの一部からなるものに代えて、吸収性本体2の左右両側に別々のシート材を固定して形成したものであっても良い。
腰部ベルト3は、1枚のシートからなり2層以上に積層された部分を有しないものであっても良い。また、複合配置体におけるファスニングテープの基材テープとシート基材とは、一枚の連続するシートであっても良い。
上述した実施形態に関し、本発明は更に以下の使い捨ておむつを開示する。
<1>
液透過性の表面シート、裏面シート、及びこれら両シート間に配された吸収体を有する吸収性本体を備え、着用時に着用者の腹側に配される腹側部、背側に配される背側部及びそれらの間に位置する股下部を有する縦長の使い捨ておむつであって、
前記背側部における前記吸収性本体の肌対向面側に、該吸収性本体を幅方向に横断するように配された腰部ベルトを有しており、
前記腰部ベルトは、前記吸収性本体と重なる中央部分と、該吸収性本体の両側縁から幅方向外方に延出する一対のフラップ部とを有し、
前記中央部分は、前記吸収体の長手方向の両側縁それぞれの外方及び該吸収体の前記背側部側の端部より外方において、前記吸収性本体の肌対向面側に固定されており、且つ前記股下部側に、前記表面シートに接合されていない非接合領域を有し、おむつの自然状態において、前記吸収体と重なる表面シート上に防漏ポケットが形成されるようになされており、
一対の前記フラップ部それぞれにファスニングテープが設けられており、
一対の前記フラップ部それぞれに伸縮部材が取り付けられており、
前記伸縮部材は、伸縮部分の少なくとも一部が、一対の前記ファスニングテープの上端どうし間を結ぶ第1直線と下端どうし間を結ぶ第2直線とに挟まれたテープ間領域内に位置しており、
一対の前記フラップ部それぞれに、伸長性付与加工により伸長性を付与した伸長領域が形成され、該伸長領域は、少なくとも一部が、前記テープ間領域内において前記伸縮部材と重なっており、
前記吸収体の前記背側部側の端部が、前記テープ間領域よりも股下部側に位置する、使い捨ておむつ。
<2>
前記ファスニングテープは、前記伸縮部材の端部に連結されている、前記<1>に記載の使い捨ておむつ。
<3>
前記伸縮部材の、前記吸収性本体の長手方向に沿う方向の長さが、前記ファスニングテープの同方向の長さと同一である、前記<1>又は<2>に記載の使い捨ておむつ。
<4>
前記伸縮部材は、おむつの幅方向において、前記伸長領域と重なる部分の全域が、伸縮性を発現する伸縮部分となっている、前記<1>〜<3>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<5>
前記伸縮部材は、おむつの長手方向において、前記伸長領域と重なる部分の全域が、伸縮性を発現する伸縮部分となっている、前記<1>〜<4>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<6>
前記伸縮部材は、その全体が、おむつの平面視において、前記テープ間領域内に位置し、伸縮性を発現する伸縮部分の全体が、該テープ間領域内に位置している、前記<1>〜<5>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<7>
おむつ幅方向における前記伸長領域の長さL31は、前記フラップ部の同方向の長さL3の、好ましくは15%以上、より好ましくは20%以上であり、また、好ましくは75%以下、より好ましくは50%以下である、前記<1>〜<6>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<8>
前記伸長領域が、伸長性を付与すべき加工対象シートを、互いに噛み合う歯溝を有する一対の歯溝ロール間に噛み込ませて、おむつの幅方向に対応する方向に延伸させる延伸加工により形成されたものである、前記<1>〜<6>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<9>
前記伸縮部材は、前記腰部ベルトに固定された固定部として、前記吸収性本体側の本体側固定部と、該吸収性本体から遠い側の先端側固定部とを有し、本体側固定部と先端側固定部との間に、前記伸長領域と重なり且つ該腰部ベルトに固定されていない非固定部を有する、前記<1>〜<8>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<10>
前記腰部ベルトの一部からなる一対の前記フラップ部が、それぞれ該腰部ベルトの中央領域の肌対向面側に折り曲げられており、その一対のフラップ部に、ファスニングテープ及び伸縮部材の複合配置体が前記両フラップ部に架け渡すように固定されていることによって、その一対のフラップ部に、前記ファスニングテープ及び前記伸縮部材が取り付けられており、
前記複合配置体は、ミシン目を有する基材シートを有し、前記基材シートは、おむつ幅方向中央の両側それぞれに、該吸収性本体側に折り曲げられて、おむつ幅方向中央側に折り返された折り返し部分を有し、該基材シートの折り返されていないベース部分と前記折り返し部分との間にエラストマーシートが挟持されたエラストマーシート積層部を有しており、
前記エラストマーシート積層部に伸長性付与加工が施されて、前記伸縮部材の伸縮部分が形成されているとともに、前記折り返し部分にファスニングテープが連結されており、
ミシン目を破断して使用する、前記<1>〜<9>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<11>
前記腰部ベルトの一部からなる一対の前記フラップ部が、それぞれ該腰部ベルトの中央領域の肌対向面側に折り曲げられており、その一対のフラップ部に、ファスニングテープ及び伸縮部材の複合配置体が前記両フラップ部に架け渡すように固定されていることによって、その一対のフラップ部に、前記ファスニングテープ及び前記伸縮部材が取り付けられており、
前記複合配置体は、一対のファスニングテープがミシン目を介して結合した構成を有するファスニングテープ連結体と、該ファスニングテープ連結体を挟む両側それぞれに連結された基材シートを有しており、
前記基材シートそれぞれは、前記吸収性本体側に折り曲げられて、おむつ幅方向中央側に折り返された折り返し部分を有し、該基材シートの折り返されていないベース部分と前記折り返し部分との間にエラストマーシートが挟持されたエラストマーシート積層部を有しており、
前記エラストマーシート積層部に伸長性付与加工が施されて、前記伸縮部材の伸縮部分が形成されており、前記ファスニングテープ連結体は、前記ミシン目を破断することで一対のファスニングテープに分離可能である、前記<1>〜<9>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<12>
前記腰部ベルトを、その非肌対向面側に位置するシートに接合する方法が、接着剤による接着、熱シール若しくは超音波シールによる熱融着、又はそれら2種以上を組み合わせた方法である、前記<1>〜<11>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<13>
前記腰部ベルトは、前記背側部における、前記吸収体の長手方向の端部(背側部側の端部)より外方の部位において、おむつの外面を形成するシート又は外装不織布に亘るすべての層間が接合されている、前記<1>〜<12>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<14>
前記腰部ベルトは、1枚のシート状をなし、好ましくは不織布から形成されている、前記<1>〜<12>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<15>
前記一対のフラップ部は、それぞれ、不織布が2層以上に積層された積層構造を有する、前記<1>〜<14>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<16>
前記吸収体の前記背側部側の端部は、前記テープ間領域よりも股下部側に位置しており、該背側部側の端部と該テープ間領域との間の、おむつ長手方向の離間距離L6は、好ましくは2mm以上、より好ましくは15mm以上であり、また、好ましくは35mm以下、より好ましくは25mm以下である、前記<1>〜<15>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<17>
腹側腰部ベルトを有し、該腹側腰部ベルトは、前記股下部側に、前記表面シートに接合されていない非接合領域を有し、おむつの自然状態において、前記吸収体と重なる表面シート上に防漏ポケットが形成される、前記<1>〜<16>の何れか1に記載の使い捨ておむつ。
<18>
使い捨ておむつの一対のフラップ部に、ファスニングテープ及び伸縮部材を配置するために用いられる複合配置体を製造する複合配置体の製造方法であって、
帯状の基材シートを、その幅方向に直交する方向に搬送しつつ、該基材シートの幅方向の両端部に、帯状のファスニングテープを接合する接合工程、
基材シートの幅方向の中央部にミシン目を入れる工程、
帯状の基材シートの幅方向の中央部を挟む両側の片面上に、帯状のエラストマーシートを配置し、基材シートにおけるエラストマーシートより外方に位置する部分を、エラストマーシートと重なるように折り返して、基材シートのベース部分と折り返し部分との間にエラストマーシートが介在した構成のエラストマーシート積層部を有する帯状複合体を形成する工程、及び、前記帯状複合体における前記エラストマーシート積層部に、延伸装置によって延伸加工を施すことで、前記エラストマーシート積層部が伸縮部分となった帯状の複合配置体を得る工程を具備する、複合配置体の製造方法。
<19>
前記<10>に記載の使い捨ておむつを製造する使い捨ておむつの製造方法であって、
前記<18>に記載の方法により前記複合配置体を製造する工程を具備する、使い捨ておむつの製造方法。
<20>
前記<11>に記載の使い捨ておむつに用いた複合配置体の製造方法であって、
前記ファスニングテープ連結体を製造する工程、
前記ファスニングテープ連結体を挟む両側それぞれに基材シートを連結する工程、
前記基材シートそれぞれを、おむつ幅方向中央側に折り返し、該基材シートの折り返されていないベース部分と折り返した部分との間にエラストマーシートが介在した構成のエラストマーシート積層部を有する帯状複合体を形成する工程、
前記帯状複合体における前記エラストマーシート積層部に、延伸装置によって延伸加工を施すことで、前記エラストマーシート積層部が伸縮部分となった帯状の複合配置体を得る工程とを具備する、複合配置体の製造方法。
<21>
前記<11>に記載の使い捨ておむつを製造する使い捨ておむつの製造方法であって、
前記<20>に記載の方法により前記複合配置体を製造する工程を具備する、使い捨ておむつの製造方法。
1,1A 使い捨ておむつ
2 吸収性本体
21 吸収体
22 表面シート
23 防漏シート
24 外装不織布
25 裏面シート
26 レッグ部弾性部材
3 腰部ベルト
3M 中央部分
3F フラップ部
31 伸長領域
32 延伸装置
33,34 歯溝ロール
4 ファスニングテープ
41 止着部
42 テープ基材
40 ファスニングテープ連結体
5 伸縮部材
5i 本体側固定部
5g 先端側固定部
5m 非固定部
6 立体ガード
61 立体ガード形成用シート
62 弾性部材
7 ランディングテープ
8 腹側腰部ベルト
9,9A 複合配置体
91 基材シート
92 ミシン目
95 エラストマーシート
R テープ間領域

Claims (6)

  1. 液透過性の表面シート、裏面シート、及びこれら両シート間に配された吸収体を有する吸収性本体を備え、着用時に着用者の腹側に配される腹側部、背側に配される背側部及びそれらの間に位置する股下部を有する縦長の使い捨ておむつであって、
    前記背側部における前記吸収性本体の肌対向面側に、該吸収性本体を幅方向に横断するように配された腰部ベルトを有しており、
    前記腰部ベルトは、前記吸収性本体と重なる中央部分と、該吸収性本体の両側縁から幅方向外方に延出する一対のフラップ部とを有し、
    前記中央部分は、前記吸収体の長手方向の両側縁それぞれの外方及び該吸収体の前記背側部側の端部より外方において、前記吸収性本体の肌対向面側に固定されており、且つ前記股下部側に、前記表面シートに接合されていない非接合領域を有し、おむつの自然状態において、前記吸収体と重なる表面シート上に防漏ポケットが形成されるようになされており、
    一対の前記フラップ部それぞれにファスニングテープが設けられており、
    一対の前記フラップ部それぞれに伸縮部材が取り付けられており、
    前記伸縮部材は、伸縮部分の少なくとも一部が、一対の前記ファスニングテープの上端どうし間を結ぶ第1直線と下端どうし間を結ぶ第2直線とに挟まれたテープ間領域内に位置しており、
    一対の前記フラップ部それぞれに、伸長性付与加工により伸長性を付与した伸長領域が形成され、該伸長領域は、少なくとも一部が、前記テープ間領域内において前記伸縮部材と重なっており、
    前記吸収体の前記背側部側の端部が、前記テープ間領域よりも股下部側に位置する、使い捨ておむつ。
  2. 前記ファスニングテープは、前記伸縮部材の端部に連結されている、請求項1に記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記伸縮部材の、前記吸収性本体の長手方向に沿う方向の長さが、前記ファスニングテープの同方向の長さと同一である、請求項1又は2に記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記伸縮部材は、前記腰部ベルトに固定された固定部として、前記吸収性本体側の本体側固定部と、該吸収性本体から遠い側の先端側固定部とを有し、本体側固定部と先端側固定部との間に、前記伸長領域と重なり且つ該腰部ベルトに固定されていない非固定部を有する、請求項1〜3の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記腰部ベルトの一部からなる一対の前記フラップ部が、それぞれ該腰部ベルトの中央領域の肌対向面側に折り曲げられており、その一対のフラップ部に、ファスニングテープ及び伸縮部材の複合配置体が前記両フラップ部に架け渡すように固定されていることによって、その一対のフラップ部に、前記ファスニングテープ及び前記伸縮部材が取り付けられており、
    前記複合配置体は、ミシン目を有する基材シートを有し、前記基材シートは、おむつ幅方向中央の両側それぞれに、該吸収性本体側に折り曲げられて、おむつ幅方向中央側に折り返された折り返し部分を有し、該基材シートの折り返されていないベース部分と前記折り返し部分との間にエラストマーシートが挟持されたエラストマーシート積層部を有しており、
    前記エラストマーシート積層部に伸長性付与加工が施されて、前記伸縮部材の伸縮部分が形成されているとともに、前記折り返し部分にファスニングテープが連結されており、
    ミシン目を破断して使用する、請求項1〜4の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  6. 前記腰部ベルトの一部からなる一対の前記フラップ部が、それぞれ該腰部ベルトの中央領域の肌対向面側に折り曲げられており、その一対のフラップ部に、ファスニングテープ及び伸縮部材の複合配置体が前記両フラップ部に架け渡すように固定されていることによって、その一対のフラップ部に、前記ファスニングテープ及び前記伸縮部材が取り付けられており、
    前記複合配置体は、一対のファスニングテープがミシン目を介して結合した構成を有するファスニングテープ連結体と、該ファスニングテープ連結体を挟む両側それぞれに連結された基材シートを有しており、
    前記基材シートそれぞれは、前記吸収性本体側に折り曲げられて、おむつ幅方向中央側に折り返された折り返し部分を有し、該基材シートの折り返されていないベース部分と前記折り返し部分との間にエラストマーシートが挟持されたエラストマーシート積層部を有しており、
    前記エラストマーシート積層部に伸長性付与加工が施されて、前記伸縮部材の伸縮部分が形成されており、前記ファスニングテープ連結体は、前記ミシン目を破断することで一対のファスニングテープに分離可能である、請求項1〜4の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
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