JP5754947B2 - 使い捨てオムツ - Google Patents

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Description

本発明は使い捨てオムツに関する。
一つの胴回り開口及び一対の脚回り開口を備える使い捨てオムツであって、オムツ展開時に縦方向に互いに離間された腹側部分及び背側部分と、これら腹側部分及び背側部分に接合された弾性シートとを備え、腹側部分及び背側部分の側縁領域同士がそれぞれ、テープファスナによって接合される、使い捨てオムツが公知である(特許文献1参照)。このようにすると、着用者に弾性シートが接触するので、オムツが着用者の動きに容易に追従し、オムツのズレ下がりを抑制することができる。
特開2001−8968号公報
しかしながら、上述のオムツでは、テープファスナが弾性シートから離間した位置にあるので、腹側部分に隣接する弾性シート部分と背側部分に隣接する弾性シート部分とが互いに接合されていない。その結果、着用者の動きによって脚回り開口が大きく拡げられ、弾性シートが着用者から離脱するおそれがある。したがって、オムツのズレ下がりを十分に抑制できないおそれがある。また、腹側部分に隣接する弾性シート部分と背側部分に隣接する弾性シート部分とが互いに接合されていないので、当該弾性シート部分が腹側部分及び背側部分から分離するおそれもある。
本発明の第1観点によれば、一つの胴回り開口及び一対の脚回り開口を備える使い捨てオムツであって、腹側部分と背側部分と股部分とを備え、腹側部分及び背側部分はオムツ展開時に縦方向に互いに離間され、股部分は横断方向中間位置を縦方向に延びて腹側部分及び背側部分に接合され、前記オムツは更に、伸長性又は伸縮性を有する一対の脚回りシートを備え、一方の脚回りシートの縦方向周縁領域及び内方側縁領域は股部分の一側においてそれぞれ、腹側部分の下縁領域及び背側部分の下縁領域並びに股部分の側縁領域に接合され、それにより、股部分の一側において腹側部分と背側部分との間の間隙に一方の脚回りシートが配置され、他方の脚回りシートの縦方向周縁領域及び内方側縁領域は股部分の他側においてそれぞれ、腹側部分の下縁領域及び背側部分の下縁領域並びに股部分の側縁領域に接合され、それにより、股部分の他側において腹側部分と背側部分との間の間隙に他方の脚回りシートが配置され、脚回りシートはそれぞれ、脚回り開口を画定する切り抜きを有する、使い捨てオムツが提供される。
本発明の第2観点によれば、一つの胴回り開口及び一対の脚回り開口を備える使い捨てオムツであって、腹側部分と背側部分を備え、腹側部分及び背側部分はオムツ展開時に縦方向に互いに離間され、前記オムツは更に、伸長性又は伸縮性を有する脚回りシートを備え、脚回りシートの縦方向周縁領域はそれぞれ、腹側部分の下縁領域のほぼ全体及び背側部分の下縁領域のほぼ全体に接合され、それにより、腹側部分と背側部分との間の間隙に脚回りシートが配置され、脚回りシートは、一対の脚回り開口を画定する一対の切り抜きを有する、使い捨てオムツが提供される。
オムツが着用者に密着し続けるのを促進することができる。
本発明による第1実施例の使い捨てオムツの平面図である。 図1のオムツの展開図である。 図2の線III−IIIに沿ってみた断面図である。 切抜きの別の実施例を示す図である。 接合の別の実施例を示す図である。 脚回りシートの別の実施例を示す図である。 脚回りシート及び股部分の別の実施例を示す図である。 切抜きの寸法を説明する図である。 本発明による第2実施例の使い捨てオムツの平面図である。 図9のオムツの展開図である。 図10の線XI−XIに沿ってみた断面図である。 使い捨てオムツの更に別の実施例を示す図である。
図1、図2及び図3は本発明による第1実施例を示している。なお、図2において、Lはオムツ1の縦方向を、Tは縦方向に直交する横断方向を、それぞれ示している。
図1、図2及び図3を参照すると、使い捨てオムツ1は腹側部分4F、背側部分4B及び股部分4Cを備える。腹側部分4F及び背側部分4Bはそれぞれ着用時に着用者の腹側及び背側に位置する。
腹側部分4F及び背側部分4Bはそれぞれ長方形状をなしており、展開時に縦方向Lに互いに離間して配置される。また、腹側部分4F及び背側部分4Bにはそれぞれ、横断方向Tに互いにほぼ平行に延びる複数の弾性部材5F,5Bが設けられる。特に図3に示されるように、腹側部分4F及び背側部分4Bはそれぞれ互いに重ねられた2枚の液不透過性シートを備え、弾性部材5F,5Bはこれらシート間に伸長状態で配置されてこれらシートに固定される。
股部分4Cも長方形状をなし、縦方向Lに延びて横断方向中間位置において腹側部分4F及び背側部分4Bに接合される。この場合、股部分4Cの縦方向周縁領域4CF,4CBがそれぞれ腹側部分4F及び背側部分4Bの下縁領域4FB,4BBに接合される。その結果、股部分4Cは着用時に着用者の股部に位置する。
この股部分4Cは、例えば、液不透過性のバックシートと、バックシートに保持された吸収体とを備える。吸収体は例えば繊維集合体及び高吸収ポリマー粒子を備える。
オムツ1は更に、概ね四角形状の一対の脚回りシート6L,6Rを備え、すなわち図1及び図2において股部分4Cの左側に位置する左方脚回りシート6Lと、股部分4Cの右側に位置する右方脚回りシート6Rとを備える。脚回りシート6L,6Rは伸長性又は伸縮性を有し、好ましくは伸縮性を有する。
脚回りシート6L,6Rの伸度は好ましくは140%以上であり、さらに好ましくは180%以上である。ここで、シート材の伸度は次のようにして求められる。すなわち、自然状態にあるシート材に50mmの線分を描き、次いでシート材を引っ張って伸長させ、完全に伸長したときの線分の長さB(mm)を測定する。次いで、次式を用いて伸度が算出される。
伸度=B/50x100(%)
更に、脚回りシート6L,6Rは液不透過性、撥水性、及び通気性のうち少なくとも一つを有する。
脚回りシートは伸長性シート又は伸縮性シートから構成できる。伸長性シートとして、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂フィルムを用いることができる。あるいは、熱可塑性樹脂フィルムに、部分的に切断され又は脆弱化された非伸長性不織布を貼り合わせた複合シートから構成することもできる。一方、伸縮性シートとして、例えば、ウレタン、スチレンのような熱可塑性エラストマ樹脂を溶融した伸縮繊維からなる不織布、伸縮繊維からなる不織布に、部分的に切断され又は脆弱化された非伸長性不織布を貼り合わせた複合シートから構成することもできる。
左方脚回りシート6Lの縦方向周縁領域6LF,6LBは股部分4Cの左方においてそれぞれ、腹側部分4Fの下縁領域4FB及び背側部分4Bの下縁領域4BBに接合される。また、左方脚回りシート6Lの内方側縁領域6LIは、股部分4Cの左方側縁領域3Lに接合される。その結果、股部分4Cの左方において腹側部分4Fと背側部分4Bとの間の間隙7Lに左方脚回りシート6Lが配置される。
同様に、右方脚回りシート6Rの縦方向周縁領域6RF,6RBは股部分4Cの右方においてそれぞれ、腹側部分4Fの下縁領域4FB及び背側部分4Bの下縁領域4BBに接合される。また、右方脚回りシート6Rの内方側縁領域6RIは、股部分4Cの右方側縁領域4CRに接合される。その結果、股部分4Cの右方において腹側部分4Fと背側部分4Bとの間の間隙7Rに右方脚回りシート6Rが配置される。
ここで、腹側部分4F,背側部分4B,股部分4C,左方脚回りシート6L及び右方脚回りシート6Rは例えばホットメルト接着剤A(図3)でもって、互いに接合される。
特に図2に示されるように、左方脚回りシート6Lは切抜き6LCを有し、右方脚回りシート6Rは切抜き6RCを有する。本発明による第1実施例では、切抜き6LC,6RCはそれぞれ、縦方向に延びる長軸を有する楕円状をなしている。なお、切抜き6LC,6RCを画定する周縁は脚回りシート6L,6Rの外周縁から離間しており、したがって脚回りシート6L,6Rはリング状をなしている。
股部分4C及び脚回りシート6L,6Rが横断方向Tにほぼ平行な折り畳み線FLに沿って折り畳まれることにより、左方脚回りシート6Lの外方側縁領域6LOF,6LOBが互いに重ねられ、右方脚回りシート6Rの外方側縁領域6ROF,6ROBが互いに重ねられる。また、腹側部分4Fの左方側縁領域4FLと背側部分4Bの左方側縁領域4BLとが互いに重ねられ、腹側部分4Fの右方側縁領域4FRと背側部分4Bの右方側縁領域4BRとが互いに重ねられる。
その上で、左方脚回りシート6Lの外方側縁領域6LOF,6LOBが互いに接合され、右方脚回りシート6Rの外方側縁領域6ROF,6ROBが互いに接合される。また、左方側縁領域4FLと左方側縁領域4BLとが互いに接合され、右方側縁領域4FRと右方側縁領域4BRとが互いに接合される。
その結果、図1に示されるように、左方脚回りシート6Lによって左方脚回り開口1LLが画定され、右方脚回りシート6Rによって右方脚回り開口1LRが画定される。また、腹側部分4F及び背側部分4Bによって一つの胴回り開口1Wが画定される。
ここで、左方脚回りシート6Lの外方側縁領域6LOF,6LOB、右方脚回りシート6Rの外方側縁領域6ROF,6ROB、腹側部分4F及び背側部分4Bの左方側縁領域4FL,4BL及び右方側縁領域4FR,4BRはそれぞれ、例えばソニックシールによってそれぞれ接合され、したがって再接合不能にそれぞれ接合される。その結果、オムツ1はパンツ形状をなしている。
本発明による第1実施例では、脚回り開口1LL,1LRの周長又は内径が着用者の脚の周長又は外径よりも小さくなるように、切抜き6LC,6RCが形成されている。
着用時には、脚回り開口1LL,1LRに着用者の脚がそれぞれ通され、オムツ1が引き上げられる。この場合、脚回りシート6L,6Rは着用者の脚の形状に応じて伸長する。したがって、脚回りシート6L,6Rが着用者に密着する。
しかも、左方脚回りシート6L及び右方脚回りシート6Rがリング状をなしているので、脚回りシート6L,6Rが着用者の脚の全周にわたって密着し続けることができる。その結果、一対の脚回り開口1LL,1LRからのモレを確実に抑制することができる。また、脚回りシート6L,6Rが腹側部分4F及び背側部分4Bから分離するのを抑制することもできる。
脚回りシート6L,6Rは互いに直交する2方向に伸長性又は伸縮性を有するのが好ましく、例えば縦方向L及び横断方向Tに伸長性又は伸縮性を有するのが好ましい。脚回りシート6L,6Rは一方向にのみ伸長性又は伸縮性を有してもよく、切抜き6LC,6RCが縦方向に延びる楕円状の場合には、脚回りシート6L,6Rは縦方向Lに伸長性又は伸縮性を有するのが好ましい。
更に、本発明による第1実施例では、脚回りシート6L,6Rの肌側面は平坦である。すなわち、脚回りシート6L,6Rの肌側面にはシワが設けられていない。その結果、脚回りシート6L,6Rが線接触ではなく面接触の形で着用者に接するので、その結果、着用者に対する脚回りシート6L,6Rの密着性が高められる。
図4(A),図4(B),図4(C)は、切抜き6LC,6RCの別の実施例を示している。切抜き6LC,6RCはそれぞれ、図4(A)に示される例では円状をなし、図4(B)に示される例では横断方向に延びる長軸を有する楕円状をなしている。また、図4(C)に示される例では切抜き6LC,6RCはそれぞれ、スリットから構成される。
なお、図4(B)に示される例では脚回りシート6L,6Rが少なくとも横断方向Tに伸長性又は伸縮性を有するのが好ましく、図4(C)に示される例では脚回りシート6L,6Rが少なくとも縦方向Lに伸長性又は伸縮性を有するのが好ましい。
切欠き6LC,6RCが図2に示されるように縦方向に長い場合には、脚回り開口1LL,1LRは着用者の鼠径部に位置することができる。この場合、着用者の外観を簡素化することができる。
一方、切欠き6LC,6RCが図4(B)に示されるように横断方向に長い場合には、脚回り開口1LL,1LRは着用者の大腿部に位置することができる。この場合、着用者の動きのある部位が締め付けられるのを抑制しつつ、オムツ1により着用者の体を広範囲で覆うことができる。
いずれにしても、脚回り開口1LL,1LRが着用者の脚よりも小さく形成されているので、着用時に脚回りシート6L,6Rが着用者の脚に確実に密着することができる。
上述した本発明による第1実施例では、腹側部分4F及び背側部分4Bの左方側縁領域4FL,4BL同士が再接合不能に互いに接合され、右方側縁領域4FR,4BR同士が再接合不能に互いに接合される。また、左方脚回りシート6Lの外方側縁領域6LOF,6LOB及び右方脚回りシート6Rの外方側縁領域6ROF,6ROBがそれぞれ、再接合不能に接合される。しかしながら、これら腹側部分4F及び背側部分4Bを、例えば接合具を用いて、再接合可能に接合することもできる。
すなわち、図5に示される例では、一対の雄部材8M及び一つの雌部材8Fを含む面ファスナのような接合具が設けられる。雄部材8Mは背側部分4Bに設けられ、雌部材8Fは腹側部分4Fの外面に設けられる。この場合、左方脚回りシート6Lの外方側縁領域6LOF,6LOB及び右方脚回りシート6Rの外方側縁領域6ROF,6ROBはそれぞれ、互いに接合されていない。
図6(A)及び図6(B)は脚回りシート6L,6Rの別の実施例を示している。なお、図6(A)及び図6(B)には脚回りシート6Lのみが示されるが、脚回りシート6Rも同様に構成することができる。
図6(A)に示される例では、切抜き6LCから外方側縁6LOEまで延びる1本の脆弱線9が脚回りシート6Lに設けられる。その結果、脆弱線9に沿って脚回りシート6Lを破ることにより、切抜き6LCにより画定される脚回り開口1LLの大きさを調節することができる。なお、脆弱線9は外方側縁6LOEまで延びていなくてもよい。
図6(B)に示される例では、切抜き6LCから外方側縁6LOEまで延びる複数、例えば2本の脆弱線9が脚回りシート6Lに設けられる。その結果、脆弱線9に沿って脚回りシート6Lを破り、脆弱線9に挟まれたシート部分6Xを除去することにより、脚回り開口1LLの大きさを調節することができる。
図7(A)は脚回りシート6L,6Rの別の実施例を、図7(B)及び図7(C)は股部分4Cの別の実施例を示している。これまで述べてきた各実施例では、脚回りシート6L,6Rは腹側部分4F及び背側部分4Bの内面、すなわち着用者側に接合されている。これに対し、図7(A)に示される例では、脚回りシート6L,6Rは腹側部分4Fの外面4FO及び背側部分4Bの外面4BOに接合される。
図7(B)に示される例では、吸収体ADは股部分4Cとは別個に設けられる。すなわち、股部分4Cはバックシートを備えるが、吸収体を備えていない。その上で、股部分4Cは腹側部分4Fの外面4FO及び背側部分4Bの外面4BOに接合される。
一方、図7(C)に示される例では、バックシート及び吸収体を備える股部分4Cが、腹側部分4Fの外面4FO及び背側部分4Bの外面4BOに接合される。また、脚回りシート6L,6Rは、腹側部分4Fを構成する2枚のシート同士の間、及び背側部分4Bを構成する2枚のシート同士の間に、それぞれ接合される。
次に、切抜き6LC,6RCの寸法について、図8を参照して説明する。本発明による第1実施例では、切抜き6LC,6RCの縦方向長さLNCがオムツ1の縦方向長さLN1の1/3以下であり(LNC≦(1/3)LN1)、かつ切抜き6LC,6RCの横断方向長さWDCがオムツ1の横断方向長さWD1の1/3以下である(WDC≦(1/3)WD1)ように、切抜き6LC,6RCが形成される。
このようにすると、オムツ1によって着用者の体を十分に覆いながら、脚回り開口1LL,1LRの大きさを小さくすることができる。したがって、脚回りシート6L,6Rを着用者の脚に確実に密着させることができる。
このことは実験によっても確認されている。すなわち、子供用オムツ及び大人用オムツのように縦方向長さLN1及び横断方向長さWD1が互いに異なる複数のオムツについて、LNC≦(1/3)LN1かつWDC≦(1/3)WD1であるオムツと、LNC>(1/3)LN1又はWDC>(1/3)WD1であるオムツとを用意した。これらオムツについてモレの発生頻度を確認したところ、LNC≦(1/3)LN1かつWDC≦(1/3)WD1であるオムツでは低いモレ発生頻度が得られた。これに対し、LNC>(1/3)LN1又はWDC>(1/3)WD1であるオムツでは高いモレ発生頻度が得られた。
ところで、従来、オムツ半完成品の連続体が用意され、互いに隣接する2つのオムツ半完成品同士の間に切欠き又は切抜きが形成され、切欠き又は切抜きが二分され、互いに隣接する2つのオムツ半完成品の脚回り開口が切欠き又は切抜きの部分によって画定される、使い捨てオムツの製造方法が知られている。しかしながら、この製造方法では、互いに隣接する2つのオムツ半完成品のうち一方の脚回り開口が大きくなると他方の脚回り開口が小さくなり、すなわち脚回り開口の大きさに大きなバラツキが生じうる。
これに対し、本発明による各実施例では、切抜き6LC,6RCが脚回りシート6L,6Rにそれぞれ独立して形成される。したがって、脚回り開口1LL,1LRの大きさを均一化することができる。
図9、図10及び図11は本発明による第2実施例を示している。図9、図10及び図11を参照すると、第2実施例では単一の脚回りシート6が設けられる。この脚回りシート6は、腹側部分4F及び背側部分4Bとほぼ同じ横断方向長さを有する。
脚回りシート6の縦方向周縁領域6F,6Bはそれぞれ、腹側部分4Fの下縁領域4FBのほぼ全体及び背側部分4Bの下縁領域4BBのほぼ全体に接合される。その結果、腹側部分4Fと背側部分4Bとの間の間隙7に脚回りシート6が配置される。
特に図10に示されるように、脚回りシート6は一対の切抜き6Cを有する。本発明による第2実施例でも、切抜き6Cはそれぞれ、縦方向に延びる長軸を有する楕円状をなしている。
また、本発明による第2実施例でも、左方脚回りシート6Lの外方側縁領域6LOF,6LOBが互いに接合され、右方脚回りシート6Rの外方側縁領域6ROF,6ROBが互いに接合される。また、左方側縁領域4FLと左方側縁領域4BLとが互いに接合され、右方側縁領域4FRと右方側縁領域4BRとが互いに接合される。
その結果、図9に示されるように、脚回りシート6によって一対の脚回り開口1LL,1LRが画定される。
本発明による第2実施例では、股部分4Cは腹側部分4F及び背側部分4B両方に接合される。しかしながら、股部分4Cは腹側部分4F及び背側部分4Bの一方に接合されてもよく、又は両方に接合されなくてもよい。
本発明による第2実施例のその他の構成及び作用は第1実施例の構成及び作用と同様である。
これまで述べてきた各実施例では、腹側部分4F、背側部分4B及び股部分4Cは互いに別個の部材から構成される。しかしながら、図12に示されるように、腹側部分4F及び背側部分4Bと、バックシートから構成される股部分4Cとを共通のシート材から構成し、このシート材上に吸収体ADを配置してもよい。なお、図12では脚回りシート6L,6Rは省略してある。
また、股部分4C又は吸収体の横断方向両側に防漏部材をそれぞれ設けてもよい。各防漏部材は例えば、吸収体の横断方向側縁から横断方向外向きに拡がるシートを備え、これらシートの外端には、縦方向に延びる弾性部材が設けられる。その結果、モレを確実に抑制することができる。
更に、これまで述べてきた各実施例を互いに組み合わせることもできる。すなわち、例えば、本発明による第2実施例において、図7(A)のように脚回りシートを腹側部分4F及び背側部分4Bの外面に接合することもできる。
1 使い捨てオムツ
1LL,1LR 脚回り開口
4F 腹側部分
4B 背側部分
4C 股部分
6L,6R 脚回りシート
6LC,6RC 切抜き
6LOF,6LOB,6ROF,6ROB 外方側縁領域

Claims (11)

  1. 一つの胴回り開口及び一対の脚回り開口を備える使い捨てオムツであって、
    腹側部分と背側部分と股部分とを備え、腹側部分及び背側部分はオムツ展開時に縦方向に互いに離間され、股部分は横断方向中間位置を縦方向に延びて腹側部分及び背側部分に接合され、
    前記オムツは更に、伸長性又は伸縮性を有する一対の脚回りシートを備え、
    一方の脚回りシートの縦方向周縁領域及び内方側縁領域は股部分の一側においてそれぞれ、腹側部分の下縁領域及び背側部分の下縁領域並びに股部分の側縁領域に接合され、それにより、股部分の一側において腹側部分と背側部分との間の間隙に一方の脚回りシートが配置され、
    他方の脚回りシートの縦方向周縁領域及び内方側縁領域は股部分の他側においてそれぞれ、腹側部分の下縁領域及び背側部分の下縁領域並びに股部分の側縁領域に接合され、それにより、股部分の他側において腹側部分と背側部分との間の間隙に他方の脚回りシートが配置され、
    脚回りシートはそれぞれ、脚回り開口を画定する切り抜きを有し、
    前記切り抜きを画定する周縁は、前記脚回りシートの外周縁から離間している、
    使い捨てオムツにおいて、
    前記切り抜きから前記脚回りシートの外方側縁に向かって延びる脆弱線が前記脚回りシートに設けられていることにより、脚回り開口の大きさが調節可能である、
    使い捨てオムツ
  2. 一つの胴回り開口及び一対の脚回り開口を備える使い捨てオムツであって、
    腹側部分と背側部分を備え、腹側部分及び背側部分はオムツ展開時に縦方向に互いに離間され、
    前記オムツは更に、伸長性又は伸縮性を有する脚回りシートを備え、
    脚回りシートの縦方向周縁領域はそれぞれ、腹側部分の下縁領域のほぼ全体及び背側部分の下縁領域のほぼ全体に接合され、それにより、腹側部分と背側部分との間の間隙に脚回りシートが配置され、
    脚回りシートは、一対の脚回り開口を画定する一対の切り抜きを有し、
    前記切り抜きを画定する周縁は、前記脚回りシートの外周縁から離間している、
    使い捨てオムツにおいて、
    前記切り抜きから前記脚回りシートの外方側縁に向かって延びる脆弱線が前記脚回りシートに設けられていることにより、脚回り開口の大きさが調節可能である、
    使い捨てオムツ
  3. 腹側部分及び背側部分の側縁領域同士がそれぞれ、再接合不能に互いに接合される、請求項1又は2に記載の使い捨てオムツ。
  4. 脚回りシートの側縁領域同士がそれぞれ、再接合不能に互いに接合される、請求項3に記載の使い捨てオムツ。
  5. 腹側部分及び背側部分の側縁領域同士がそれぞれ再接合可能に互いに接合される、請求項1又は2に記載の使い捨てオムツ。
  6. 着用時に脚回り開口が着用者の大腿部に位置するように脚回りシートが形成されている、請求項1から5までのいずれか一項に記載の使い捨てオムツ。
  7. 脚回りシートは、互いに直交する2方向に伸長性又は伸縮性を有する、請求項1から6までのいずれか一項に記載の使い捨てオムツ。
  8. 脚回りシートの肌側面が平坦である、請求項1から7までのいずれか一項に記載の使い捨てオムツ。
  9. 脚回りシートが液不透過性を有する、請求項1からまでのいずれか一項に記載の使い捨てオムツ。
  10. 脚回りシートが撥水性を有する、請求項1からまでのいずれか一項に記載の使い捨てオムツ。
  11. 腹側部分及び背側部分はそれぞれ、ほぼ横断方向に互いに平行に延びる複数の弾性部材を備える、請求項1から10までのいずれか一項に記載の使い捨てオムツ。
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