JP2016021618A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿の用紙種類が違う場合においても、原稿を読み取った画像への裏写りの発生を防止する。
【解決手段】制御部は、読取部が裏写りラインにおける裏写り領域と非裏写り領域とをそれぞれ読み取ることにより生成される2つの画像データ比と、読取部が基準板上の領域であって裏写り領域と非裏写り領域とにそれぞれ対応する2つの領域をそれぞれ読み取ることにより生成される2つの基準データ比との差分が所定値以内になるように、原稿の一方の面または他方の面の画像を読み取るための光源の光量を裏写り除去光量として決定する光量決定処理と、光源の光量が裏写り除去光量に調整されるように光量調整部を制御する光量制御処理と、を実行する。
【選択図】図9

Description

本発明は、原稿の裏写りを除去し、読取を実行する画像読取装置に関する。
読取対象である原稿の厚さが薄く、原稿を押さえている原稿押えが白色である場合に、原稿の裏面の画像が原稿押えにより反射して、いわゆる裏写りとして読取データに表れてしまうという現象が発生してしまう。
特許文献1に記載の画像処理装置は、原稿を読み取る光源の光量を第1光量と第1光量よりも小さな第2光量とに変更し、夫々の光量にて画像を読み取ることにより第1画像データと第2画像データとへ変換し、第1画像データと第2画像データの輝度差から裏写りの無い第3画像データを作成している。
特開2013−70208号公報
しかし、第2光量を予め決めておくため、原稿の用紙種類の違いにより、透過光量に変化が発生する。その影響により裏写りする度合が変わってきてしまい、その結果として、原稿を読み取った画像に裏写りが発生する場合があった。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされ、原稿の用紙種類が違う場合においても、原稿を読み取った画像への裏写りの発生を低減することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明態様は、原稿を照射する光源と、原稿からの反射光を主走査方向にライン毎に読み取る読取部と、前記読取部の基準データを取得するための基準板と、前記基準データを用いて画像データを補正する補正部と、原稿を副走査方向に搬送する搬送部と、前記光源の光量を調整する光源調整部と、前記読取部と前記搬送部と前記光源調整部とを制御する制御部と、を備える画像読取装置において、前記制御部は、前記光源からの光を原稿の両面に照射させることにより原稿の両面の画像を前記読取部に読み取らせ、原稿の一方の面の画像を表す前記補正部によって補正された第1画像データと、原稿の他方の面の画像を表す前記補正部によって補正された第2画像データとを生成する生成処理と、前記第1画像データおよび前記第2画像データから原稿の背景色を取得し、さらに、前記第1画像データから取得される前記背景色が存在する原稿の前記一方の面の領域に対応する原稿の前記他方の面の領域において前記第2画像データから原稿の最大濃度値を取得するか、または、前記第2画像データから取得される前記背景色が存在する原稿の前記他方の面の領域に対応する原稿の前記一方の面の領域において前記第1画像データから原稿の最大濃度値を取得する取得処理と、前記取得処理により取得される前記背景色および前記最大濃度値に基づいて、裏写り領域と非裏写り領域とを含むラインを裏写りラインとして特定する特定処理と、前記読取部が前記裏写りラインにおける前記裏写り領域と前記非裏写り領域とをそれぞれ読み取ることにより生成される2つの画像データ比と、前記読取部が前記基準板上の領域であって前記裏写り領域と前記非裏写り領域とにそれぞれ対応する2つの領域をそれぞれ読み取ることにより生成される2つの基準データ比との差分が所定値以内になるように、原稿の一方の面または他方の面の画像を読み取るための前記光源の光量を裏写り除去光量として決定する光量決定処理と、前記光源の光量が前記裏写り除去光量に調整されるように前記光量調整部を制御する光量制御処理と、を実行し、前記裏写り領域は、前記第1画像データから取得される前記背景色が存在する原稿の前記一方の面の領域に対応する原稿の前記他方の面の領域であって、前記第2画像データから取得される前記最大濃度値が存在する領域、または、前記第2画像データから取得される前記背景色が存在する原稿の前記他方の面の領域に対応する原稿の前記一方の面の領域であって、前記第1画像データから取得される前記最大濃度値が存在する領域であり、前記非裏写り領域は、前記第1画像データから取得される前記背景色が存在する領域であって、前記第2画像データから取得される前記背景色が存在する領域である。
本発明態様では、読取部は、1個で原稿の両面の画像を読み取る構成でも良いし、原稿の両面の画像を片面ずつそれぞれ1個ずつで読取る構成でも良い。後者の構成である場合、読取部は、搬送経路に2個配置される構成となる。
請求項2に記載の具体的態様では、前記制御部は、前記光量制御処理により制御された光源の光量で原稿を照射し、原稿の画像を前記読取部に読み取らせ、原稿の前記一方の面、または原稿の前記他方の面の画像を表す裏写り除去画像データを生成する裏写り除去画像データ生成処理を実行する。
請求項3に記載の具体的態様では、前記制御部は、前記裏写り除去画像データから原稿の基準色を取得する基準色取得処理を実行し、原稿の少なくとも一方の面の画像データを取得し、前記裏写り除去画像データから取得される前記基準色が存在する領域の画像データを前記基準色に置換する置換部を備える。
請求項4に記載の具体的態様では、原稿の種類を特定可能な原稿特性値と前記裏写り除去光量とを対応付けて記憶する記憶部を備え、前記制御部は、前記光源からの光を原稿に照射させることにより原稿の画像を前記読取部に読み取らせ、前記原稿特性値を取得する原稿特性値取得処理と、前記原稿特性値に対応付けられた前記裏写り除去光量を読み出す読出し処理と、を実行する。
請求項5に記載の具体的態様では、前記制御部は、前記第1画像データ、または前記第2画像データから原稿の面全体における全体最大濃度値を取得し、前記全体最大濃度値に基づき濃度閾値を算出する閾値算出処理と、前記最大濃度値が前記濃度閾値よりも淡い濃度値である場合は、前記第1画像データから取得された前記背景色が存在しない原稿の前記一方の面の領域に対応する原稿の前記他方の面の領域において、前記第2画像データから取得された前記背景色が存在しない領域の大きさを、原稿の面全体の大きさで割算することで割合を算出する割合算出処理と、前記割合が所定範囲であるか否かを判定する判定処理と、前記所定範囲を超える場合は前記裏写り除去光量を下げ、前記所定範囲内の場合は前記裏写り除去光量値を修正しない修正処理と、を実行する。
請求項1に記載の発明態様では、取得処理は、原稿の背景色と、原稿の一方の面に背景色が存在する領域に対応する他方の面において最大濃度値を取得する処理である。特定処理は、背景色および最大濃度値に基いて、裏写り領域と非裏写り領域とを含む裏写りラインを特定する処理である。光量決定処理は、裏写りラインにおいて、裏写り領域と非裏写り領域との画像データ比と、基準データ比とから光量を決定する処理である。この結果、裏写り領域と非裏写り領域とから光量を調整するため、裏写りの影響が少ない光量を決定することができる。
請求項2に記載の具体的態様では、裏写り除去画像データ生成処理は、原稿を裏写り除去光量で原稿を照射し、裏写り除去画像データを生成する処理である。この結果、裏写り除去光量を用いて画像を生成しているため、画像処理などのデータ補正処理を行うことなく、裏写り除去画像を生成することができる。
請求項3に記載の具体的態様では、基準色取得処理は、原稿の基準色を取得する処理である。置換部は、裏写り除去画像データから取得される基準色が存在する領域の画像データを基準色に置換する。この結果、裏写りが発生した画像データに対しても、裏写りの影響が少ない画像データとすることができる。
請求項4に記載の具体的態様では、原稿特性値取得処理は、原稿特性値を取得する処理である。読出し処理は、原稿特性値に対応付けられた裏写り除去光量を読み出す処理である。この結果、原稿毎に最適な裏写り除去光量を読み出すことができ、より正確な裏写り除去された画像データを生成することができる。
請求項5に記載の具体的態様では、閾値算出処理は、原稿の全体最大濃度値を取得し、全体最大濃度値から閾値を算出する処理である。割合算出処理は、一方の面と他方の面が共に背景色が存在しない領域の大きさを原稿の面全体の大きさで割ることにより、割合を算出する処理である。判定処理は、割合が所定範囲か否かを判定する処理である。修正処理は、割合が所定範囲を超える場合に、裏写り除去光量を下げる処理である。この結果、裏写りラインの最大濃度値が原稿の全体最大濃度値に対して淡い場合でも、裏写り除去光量を修正することができる。
本発明の実施形態に係る画像読取装置1の内部構成を示す図面である。 画像読取装置1の電気的構成を示すブロック図である。 読取補正回路66内の構成を示すブロック図である。 事前光量調整処理M1を示すフローチャートである。 調整時補正データ取得処理T2を示すフローチャートである。 背景色取得処理T4を示すフローチャートである。 閾値算出処理T5を示すフローチャートである。 調整ライン確定処理T6を示すフローチャートである。 裏写り除去用の光量調整処理T7を示すフローチャートである。 光量調整値修正処理T8を示すフローチャートである。 読取メイン処理M2を示すフローチャートである。 読取時補正データ取得処理R2を示すフローチャートである。 初期調整処理R6を示すフローチャートである。 原稿読取処理R7を示すフローチャートである。 図15(a)は、背景色領域A、印字領域、高濃度領域、最小階調値、および調整ライン等の表面画像データと画素位置およびライン位置との関係を示す図面であり、図15(b)は、背景色領域B、印字領域、高濃度領域、最小階調値、および調整ライン等の裏面画像データと画素位置およびライン位置との関係を示す図面であり、図15(c)は、背景色領域A、背景色領域B、高濃度領域、および調整ラインの画素位置およびライン位置を示す図面である。
[実施形態]
以下に、本発明の一実施形態に係る画像読取装置1について図面を参照して説明する。図1において、上下方向および左右方向は矢印により示される。
(画像読取装置1の全体構成)
図1は、画像読取装置1の断面図である。画像読取装置1は、本体30と、カバー40と、を備える。本体30は、第1透明板31と、第2透明板32と、基準板33と、読取部50と、を備える。カバー40は、ADF機構41と、原稿押え板42と、排紙部43と、を備える。
読取部50は、本体30に対して副走査方向(即ち図1の紙面左右方向)に沿って移動可能である。読取部50は、ADF機構41により搬送された原稿または第1透明板31に載置される原稿の読取を実行する。読取部50は、CIS(コンタクトイメージセンサの略)と、キャリッジ54と、を備える。CISは撮像素子51と、光源52と、ロッドレンズ53と、を備える。光源52は、複数色からなり、原稿に向けて、1色ずつ光を照射する。ロッドレンズ53は光源52から照射される反射光を受光する。撮像素子51は、ロッドレンズ53を通過した光を受光する。具体的には、撮像素子51は、主走査方向(即ち図1の紙面垂直方向)に沿って並ぶ複数個の光電変換素子によって構成される。即ち、撮像素子51は、複数個の光電変換素子が並ぶ主走査方向に沿ったライン単位で読取を実行するラインセンサである。読取部50は、第2透明板32に対向する読取位置Pにおいて、読取を実行する。
ADF機構41は、原稿載置台21と、給紙ローラ22と、搬送ローラ23a、23bと、排紙ローラ24と、切替機構25と、原稿センサ26と、リアセンサ27と、排紙センサ28と、を備える。ADF機構41は、原稿載置台21に載置された原稿を読取位置Pへ搬送し、その後に排紙部43へ排紙する。具体的には、給紙ローラ22は原稿センサ26により検知された原稿載置台21上の原稿を1枚ずつ給紙方向下流へ給紙する。リアセンサ27は、給紙ローラ22と搬送ローラ23aとの間に配置され、給紙ローラ22により給紙された原稿を検出する。給紙された原稿は、搬送ローラ23a、23bにより読取位置Pに搬送された後に、排紙センサ28により検知され、排紙ローラ24により排紙部43へ排紙される。読取部50は、読取位置Pにおいて、第2透明板32を介して原稿の読取を実行する。読取位置Pにおいて、原稿は図示しない原稿押えにより押えられる。本実施形態では、原稿押えは白色である。
切替機構25は、搬送ローラ23bから排紙ローラ24へ向かう第1経路と排紙ローラ24から搬送ローラ23aへ向かう第2経路との合流地点に設けられる。切替機構25は、原稿が第1経路を搬送されるときには、第1経路を開放し、原稿が第1経路を搬送されないときは、第2経路を開放する。
排紙ローラ24は、排紙方向とは逆に回転することで、原稿を第2経路へ搬送する。具体的には、排紙ローラ24が第1経路を通過して搬送されてきた原稿の後端をニップしたときに、排紙ローラ24が逆転することで、切替機構25により、原稿が第2経路へ搬送される。この様にして、画像読取装置1は、給紙ローラから給紙された原稿の表面を読取部50へ搬送し、後端をニップした時に排紙ローラ24を反転させることにより、原稿を第2経路に搬送し、原稿の裏面を読取部50へ搬送する。尚、画像読取部1が原稿を反転させる構成として、切替機構25および排紙ローラ24を用いて説明したが、原稿を反転させる専用のスイッチバックローラを用いるなど、その他周知の構成で適宜変更可能である。
基準板33が、第2透明板を介して読取部50と対向する位置に配置される。基準板33は、白色を有し、後述する白データおよび黒データを取得するために利用される。以下では、副走査方向において、基準板33が設けられる位置を、ホーム位置HPという。
(画像読取装置1の電気的構成)
図2は、画像読取装置1の電気的構成を示す。画像読取装置1は、CPU61、ROM62、RAM63、フラッシュメモリ64、読取信号生成回路65、読取補正回路66、画像処理回路67、および駆動制御回路68を構成要素の一部として備える。これらの構成要素は、バス60を介して、表示部69、操作部70、原稿センサ71、リアセンサ72、および排紙センサ73に接続される。
ROM62は、後述する読取処理、各種サブルーチン処理など、画像読取装置1の動作を実行するためのプログラムを記憶する。CPU61は、ROM62から読み出されたプログラムに従って、各部の制御を行う。フラッシュメモリ64は、読み書き可能な不揮発性メモリであり、CPU61の制御処理により生成された各種データや読取部50の設定値などを記憶する。RAM63は、CPUの制御処理により生成された算出結果、および画像データ(後述するデジタルデータ、階調値)などを一時的に記憶する。
駆動回路68は、ADFモータ74およびFBモータ75と接続され、CPUからの駆動指令に基づいて、ADFモータ74およびFBモータ75を駆動する。駆動回路68は、駆動指令により指令された回転量および回転方向に従って、ADFモータ74およびFBモータ75を駆動する。ADFモータ74が正回転すると、給紙ローラ22、搬送ローラ23a、23b、および排紙ローラ24が正回転し、原稿を原稿載置台21から排紙部43に向けて搬送する。ADFモータ74が逆回転すると、排紙ローラ24が逆回転し、搬送ローラ23a、23bが正回転する。
読取信号生成回路65は、光源52に流れる電流値および光源52の点灯または消灯を制御する光源点灯信号、撮像素子51の各光電変換素子を順番に動作させるクロック信号CLK、撮像素子51をライン毎に動作させるライン開始信号TG、撮像素子51の各光電変換素子から出力された画像データを取り込むタイミングを指令するサンプリングタイミング信号、および、光源52が現在点灯している色を表す色データをそれぞれ生成する。色データは、赤、青、緑、および3色同時点灯時の色のうちいずれかの色を表すデータである。読取部50は、読取信号生成回路65からクロック信号CLK、ライン開始信号TG、および光源点灯信号を受信すると、光源52を点灯させるとともに、撮像素子51が受光した受光量に応じたアナログ信号を読取補正回路66に送信する。アナログ信号は、光電変換素子毎に出力される。よって、1ラインの画素数であるアナログ信号の数は光電変換素子の数である。アナログ信号は、先頭画素L0から最終画素Lnまで、順に出力される。
読取補正回路66は、図3に示すように、A/D変換部81、補正部82、および裏写り除去部80を備える。A/D変換部81は、読取部50から送信されるアナログ信号をデジタルデータに変換する。補正部82は、A/D変換部81で変換されたデジタルデータに対して、フラッシュメモリ64に記憶された黒データおよび白データを用いてシェーディング補正を実行する。裏写り除去部80は、補正部82でシェーディング補正されたデジタルデータである階調値に対して、裏写り除去を実行し、裏写り除去された階調値をRAM63に記憶する。裏写り除去部80に関する詳細は後述する。画像処理回路67は、RAM63に記憶されるデジタルデータ、または階調値に各種画像処理を行う。画像処理は、ガンマ補正や色変換補正などの補正処理、および解像度変換処理などである。
裏写り除去部80は、Rデータ保持部84、Bデータ保持部85、Gデータ保持部86、基準色判断部83、およびデータ置換部87を備える。Rデータ保持部84は、補正部82と接続され、色データが赤を示す信号である期間に、ライン開始信号TGが入力されたラインに対して、クロック信号CLKに同期して1ライン分の階調値を保持する。Bデータ保持部85もRデータ保持部84と同様に、色データが青を示す信号である場合に、1ライン分の階調値を保持する。Gデータ保持部86もRデータ保持部84と同様に、色データが緑を示す信号である場合に、1ライン分の階調値を保持する。
基準色判断部83は、補正部82と接続され、後述する処理で取得する原稿の地色を示す基準色と階調値とに基づき、階調値が基準色か否かを判断する。具体的には、基準色判断部83は、色データが3色同時点灯時の色を示す信号である期間に、ライン開始信号TGが入力されたラインの各画素に対して、階調値が3色同時点灯時の色に対応する基準色である場合に、データ置換部87へ基準色信号を出力する。基準色は、色データ毎にフラッシュメモリ64に記憶されており、本実施形態では、フラッシュメモリ64に赤、青、緑、および3色同時点灯時の色に対応してそれぞれ基準色が記憶されている。
データ置換部87は、Rデータ保持部84、Bデータ保持部85、およびGデータ保持部86に保持している階調値を、基準色信号に基づき、各色に対応する基準色に置き換える。具体的には、データ置換部87は、置換フラグがONであり、色データが3色同時点灯時の色である場合に、ライン開始信号TGが入力されたラインに対して、クロック信号CLKに同期して、Rデータ保持部84、Bデータ保持部85、およびGデータ保持部86に保持している階調値を、基準色信号に基いて、基準色データに置き換える。即ち、データ置換部87は、クロック信号CLKに同期して、基準色信号が入力された場合には、各色に対応する基準色に置き換え、基準色信号が入力されなかった場合には、各データ保持部の階調値を出力する。置き換えられたデータ、若しくは各データ保持部の階調値は、RAM63に記憶される。
さらに、データ置換部87は、A/D変換部81からのデジタルデータをRAM63に記憶させる。すなわち、データ置換部87は、置換フラグがOFFである場合に、ライン開始信号TGが入力されたラインに対して、クロック信号CLKに同期して、A/D変換部81からのデジタルデータをRAM63に記憶させる。
(実施形態の動作)
続いて、画像読取装置1の動作について図面を参照して説明する。画像読取装置1は、原稿の裏写りを除去するための裏写り除去読取を実行可能に構成され、裏写り除去読取の実行前に実行される事前光量調整処理(M1)と、裏写り除去読取または通常読取を実行する読取処理(M2)とを実行する。事前光量調整処理中のT1〜T8の処理、読取処理中のR1〜R8の処理、および各サブルーチンのステップの処理は、CPU61が実行する処理である。
(事前光量調整処理)
図4に示す事前光量調整処理(M1)は、原稿載置台21に載置された原稿を原稿センサ26により検知した状態で、作業者が画像読取装置1の操作部70を操作することにより開始される。本実施形態では、カラー読取時に裏写り除去処理を行う場合を例に挙げて説明する。事前光量調整処理は、裏写り除去読取を実行する時の光量を調整する処理である。
事前光量調整処理が開始されると、CPU61は、各種のデータを初期設定する(T1)。たとえば、撮像素子51のライン周期、および画素周期が初期設定される。光源52の点灯開始時間、点灯終了時間、点灯する色、および電流値が初期設定される。
CPU61は、補正データを取得する(T2)。調整時補正データ取得処理(T2)は、シェーディング補正を行う時に必要な補正データである白データSTおよび黒データを取得する処理である。詳細については、後述する。
CPU61は、原稿の両面の画像データを取得する(T3)。CPU61は、駆動回路に駆動指令を出力し、読取部50を読取位置へ移動させ、ADF機構により原稿の表面を読取位置へ搬送させる。CPU61は、読取部50により、表面に対して読取を実行する。その表面の読取結果は、黒データおよび白データSTによりシェーディング補正された階調値に補正され、1ページ分の階調値を表す表面画像データとして、RAMに保存される。その後、CPU61は、駆動回路に反転駆動指令を出力し、ADF機構により原稿を反転させ、原稿の裏面を読取位置へ搬送させる。CPU61は、読取部50により、裏面に対して読取を実行する。その裏面の読取結果は、黒データおよび白データSTによりシェーディング補正された階調値に補正され、1ページ分の階調値を表す裏面画像データとして、RAMに保存される。
CPU61は、原稿の表裏両面の背景色を取得する(T4)。背景色取得処理(T4)は、表面の背景色である背景色Aと裏面の背景色である背景色Bとを取得する。詳細については後述する。
CPU61は、閾値を算出する(T5)。閾値算出処理(T5)は、光量調整を実行する調整ラインにおいて、裏写り除去読取を実行する光量を修正するか否かを判断するために、閾値を算出する。詳細については後述する。
CPU61は、調整ラインを確定する(T6)。調整ライン確定処理(T6)は、表面画像データおよび裏面画像データから光量調整を行う原稿の位置である調整ラインを確定する。さらに、調整ライン確定処理(T6)は、調整ラインにおいて裏写りが発生する高濃度領域と表裏両面が背景色を示す背景色領域Bとを取得する。詳細については、後述する。
CPU61は、裏写り除去読取時の光量を調整する処理を実行する(T7)。CPU61は、原稿を読取位置において調整ラインに搬送させ、高濃度領域と背景色領域Bとの出力比に基いて、光量を調整する。詳細については、後述する。光量を調整し終わると、事前光量調整処理(M1)が終了する。
(調整時補正データ取得処理)
図5を参照して、調整時補正データ取得処理(T2)について説明する。この処理では、白データSTおよび黒データが取得される。CPU61は、駆動回路68に駆動指令を出力し、読取部50をHP位置へ移動させる(TA1)。
CPU61は、読取用の光量STを調整する(TA2)。具体的には、CPU61は、基準板33に向けて、光源52から光を照射させ、その反射光を読み取った時のアナログ信号がA/D変換部81の最大値となる様に光源52の光量STを調整する。ここで、光量STは、光源52の1ラインにおける点灯時間および電流値にて決定される。
CPU61は、黒データを取得する(TA3)。具体的には、CPU61は、光源52を消灯させ、1ライン分の読取を読取部50に実行させ、読み取ったデジタルデータを黒データとしてRAMに記憶する。
CPU61は、白データSTを取得する(TA4)。具体的には、CPU61は、光源52を光量STで点灯させ、1ライン分の読取を読取部50に実行させ、読み取ったデジタルデータを白データSTとしてRAMに記憶する。
(背景色取得処理)
図6を参照して、背景色取得処理(T4)について説明する。この処理では、原稿の表面の背景色である背景色Aと原稿の裏面の背景色である背景色Bとを取得する。背景色Aの取得処理(TB1)について説明する。CPU61は、両面読取処理(T3)で取得した表面画像データの各階調値毎のデータ数を示すヒストグラムを作成する。CPU61は、作成したヒストグラムから最も多数の階調値である最頻出値を背景色Aとして取得する。同様に、CPU61は、背景色Bを取得する(TB2)。CPU61は、裏面画像データの各階調値毎のデータ数を示すヒストグラムを作成し、最も多数の階調値である最頻出値を背景色Bとして取得する。CPU61は、背景色Aおよび背景色BをRAMへ記憶する(TB3)。
(閾値算出処理)
図7を参照して、閾値算出処理(T5)について説明する。CPU61は、裏面画像データから最小の階調値である最小階調値を取得する(TC1)。CPU61は、最小階調値に所定値(例えば、最小階調値の20%)を加算して、閾値を算出する(TC2)。CPU61は、閾値をRAMに記憶する(TC3)。
(調整ライン確定処理)
図8を参照して、調整ライン確定処理(T6)を説明する。CPU61は、表面画像データから背景色Aを示す背景色領域Aを取得する(TD1)。背景色領域Aは主走査方向の位置と副走査方向の位置とで特定される。主走査方向の位置は撮像素子51の各光電変換素子の位置に対応し、以下では画素位置という。副走査方向の位置は原稿と読取部51との相対的な位置に対応し、以下ではライン位置という。後述する背景色領域Bも、同様に画素位置とライン位置とで特定される。
背景色領域Aについて、図15を用いて補足説明する。図15(a)が表面画像データの一例を示し、図15(b)が裏面画像データの一例を示し、図15(c)が各領域を画素位置とライン位置とで特定する一例を示す。
図15を用いて、両面の画像データと、画素位置およびライン位置との関係について説明する。画素位置およびライン位置の基準となる位置は、表面画像データにおいて階調値の先頭画素L0、および先頭ラインM0に設定される。画素位置は主走査方向における位置に対応し、ライン位置は副走査方向における位置に対応する。画素位置は先頭画素L0から最終画素LnをX0からXnとして座標変換され、ライン位置は先頭ラインM0から最終ラインMnをY0からYnとして座標変換される。裏面画像データにおける基準の位置は、階調値の先頭画素L0、および最終ラインMnに設定される。画素位置は先頭画素L0から最終画素LnをX0からXnとして座標変換され、ライン位置は最終ラインMnから先頭ラインM0をY0からYnとして座標変換される。
本実施形態について、詳細は後述するが、簡単に説明する。図15(a)において、実線で囲まれる印字領域の2カ所は、表面画像データが背景色でない印字されている領域を示している。そのうち、最小階調値は、印字領域の中で最も小さい階調値を示す領域である。一点鎖線で囲まれる背景色領域Aのうち印字領域を除いた領域が、背景色領域Aである。図15(b)において、実線で囲まれる印字領域は、裏面画像データが背景色でない印字されている領域を示している。そのうち、高濃度領域は、表面が背景色を示す領域のうち対応する裏面が最も高濃度を示す領域である。一点鎖線で囲まれる背景色領域Bのうち印字領域を除いた領域と背景色領域Aとの重複領域が、背景色領域Bである。
図15(a)において、背景色領域Aは、一点鎖線と実線とで囲まれる領域のうち、表面の印字領域を除いた部分である。実線で囲まれた印字領域が表面の印字領域を示し、点線で囲まれた印字領域が裏面の印字領域を示す。よって、画素位置がXa+1からXhまでの領域が背景色領域Aである領域のうちの1つの領域は、画素位置とライン位置とが[Xa+1、Y0]、[Xh、Y0]、[Xa+1、Yb]、および[Xh、Yb]の4つの頂点で囲まれる方形状の領域である。すなわち、画素位置がXa+1からXhまでの領域(以下、画素位置(Xa+1,Xh)という)に対して、ライン位置がY0からYbまでの領域(以下、ライン位置Y0〜Ybという)が背景色領域Aである。同様に、ライン位置Yc+1〜Ye、ライン位置Yf+1〜Ynの領域が背景色領域Aである。よって、画素位置(Xa+1,Xh)に対して、ライン位置Y0〜Yb、ライン位置Yc+1〜Ye、ライン位置Yf+1〜Ynの領域が背景色領域Aである。他の画素位置に対しても、同様に、画素位置(Xa+1,Xb)に対して、ライン位置Yb+1〜Yc、ライン位置Ye+1〜Yfの領域、画素位置(Xg+1,Xh)に対して、ライン位置Yb+1〜Yc、ライン位置Ye+1〜Yfの領域が背景色領域Aである。また、図15(a)の表面画像データにおいて、高濃度領域は、背景色領域に含まれるが、説明の便宜上、高濃度領域を2点鎖線で表す。
次に、CPU61は、背景色領域Aにおいて、裏面画像データが背景色Bを示す背景色領域Bを取得する(TD2)。背景色領域Bは、表裏共に背景色を示す領域である。背景色は、一般的に白色が多いので、背景色領域Bは、多くの原稿において光が透過しやすい領域であり、原稿の大部分を占める色の領域であるため、裏写りが発生する領域である。背景色領域Bも、背景色領域Aと同様に画素位置とライン位置とで特定される。CPU61は、取得した背景色領域BをRAMへ記憶する。
図15(b)において、背景色領域Bは、一点鎖線と実線とで囲まれる領域のうち、両面の印字領域を除いた部分である。実線で囲まれた印字領域が表面の印字領域を示し、点線で囲まれた印字領域が裏面の印字領域を示す。よって、画素位置Xa+1からXhまでの領域が背景色領域Bである領域のうち1つは、画素位置とライン位置が[Xa+1、Y0]、[Xh、Y0]、[Xa+1、Ya]、および[Xh、Ya]の4つの頂点で囲まれる方形状の領域である。すなわち、画素位置がXa+1からXhまでの領域(以下、画素位置(Xa+1,Xh)という)に対して、ライン位置がY0からYaまでの領域(以下、ライン位置Y0〜Yaという)が背景色領域Bである。他の画素位置に対しても、同様に、ライン位置Yg+1〜Ynの領域が背景色領域Bである。よって、画素位置(Xa+1,Xh)に対して、ライン位置Y0〜Ya、ライン位置Yg+1〜Ynの領域が背景色領域Bである。他の画素位置に対しても、同様に、画素位置(Xa+1,Xb)に対して、ライン位置Yb+1〜Yc、ライン位置Ye+1〜Yfの領域、画素位置(Xg+1,Xh)に対して、ライン位置Yb+1〜Yc、ライン位置Ye+1〜Yfの領域、画素位置(Xa+1,Xc)に対して、ライン位置Ya+1〜Yb、ライン位置Yc+1〜Ye、ライン位置Yf+1〜Ygの領域、画素位置(Xf+1,Xh)に対して、ライン位置Ya+1〜Yb、ライン位置Yc+1〜Ye、ライン位置Yf+1〜Ygの領域が背景色Bである。背景色領域Bは両面とも背景色を示す領域であり、裏写りが発生しない領域である。また、高濃度領域は、表面が背景色を示し、裏面が最小階調値を示す領域である。高濃度領域は、画素位置(Xd,Xe)に対して、ライン位置Ydである。
CPU61は、背景色領域Bの全てのライン位置において、裏面画像データが最も濃い濃度である最小階調値を示す高濃度領域を取得し、高濃度領域のライン位置を調整ラインとして記憶する(TD3)。高濃度領域は、表面が背景色を示し、裏面が最小階調値を示す領域である。よって、高濃度領域は裏写りが発生しやすい領域である。CPU61は、取得した高濃度領域と調整ラインとをRAM63に記憶する。
図15において、高濃度領域は、画素位置(Xd,Xe)に対して、ライン位置Ydである。よって、調整ラインは、ライン位置Ydとなる。
CPU61は、最小階調値と閾値とを比較して、最小階調値が閾値以上か否かを判断する(TD4)。最小階調値が閾値以上と判断する場合(TD4でYes)、淡濃度フラグON処理(TD5)へ移行する。最小階調値が閾値よりも小さいと判断する場合(TD4でNo)、調整ライン確定処理(T6)を終了する。CPU61は、淡濃度フラグON処理において、RAMに保存された淡濃度フラグをONにし、調整ライン確定処理(T6)を終了する。
(裏写り除去用の光量調整処理)
図9を参照して、裏写り除去用の光量調整処理(T7)を説明する。CPU61は、各種初期値を設定する(TE1)。すなわち、CPU61は、読取補正回路をA/D変換後のデジタルデータがRAMに書き込まれるように置換フラグをOFFに設定する。さらに、CPU61は、光源52の電流値を最大値に設定し、ライン周期、画素周期、色データ、および点灯タイミング信号の設定を行う。色データは3色同時点灯の色を表し、CPU61は、1ライン中に赤、緑、青の光源を同時に点灯させて、T7の処理を実行する。
CPU61は、駆動指令を出力し、ADF機構を動作させ、読取位置において原稿の調整ラインが読取部50に対向する様に原稿を搬送させる(TE2)。CPU61は、背景色領域Bに対応する白データSTの白データ平均値Hを算出する(TE3)。すなわち、CPU61は、背景色領域Bに含まれる全ての画素に対応する白データSTの平均値である白データ平均値Hを算出する。CPU61は、高濃度領域に対応する白データSTの白データ平均値Lを算出する(TE4)。すなわち、CPU61は、高濃度領域に含まれる全ての画素に対応する白データSTの白データ平均値Lを算出する。
CPU61は、白データ平均値の比を算出する(TE5)。すなわち、CPU61は、高濃度領域の白データ平均値Lを背景色領域の白データ平均値Hで割算することで白データ平均値の比である白データ比を算出する。
CPU61は、光源52の電流の設定値を1段階下げる(TE6)。CPU61は、現在設定されている光源52の電流の設定値を1段階下げる。すなわち、TE5の処理から移行した場合は、初期設定処理(TE1)において、光源52の電流の設定値は最大値に設定されているため、最大値から1段階下げて設定される。TE11の処理から移行した場合は、現在設定されている光源52の設定値を1段階下げて設定される。
CPU61は、背景色領域Bにおけるデジタルデータ平均値Hを算出する(TE7)。すなわち、CPU61は、読取部50に読取を実行し、読取補正回路66から背景色領域Bに対応するデジタルデータを取得する。CPU61は、取得した背景色領域Bに対応するデジタルデータの平均値であるデジタルデータ平均値Hを算出する。
CPU61は、高濃度領域におけるデジタルデータ平均値Lを算出する(TE8)。すなわち、CPU61は、読取部50に読取を実行し、読取補正回路66から高濃度領域に対応するデジタルデータを取得する。CPU61は、取得した高濃度領域に対応するデジタルデータの平均値であるデジタルデータ平均値Lを算出する。
CPU61は、デジタルデータ平均値の比を算出する(TE9)。すなわち、CPU61は、高濃度領域のデジタルデータ平均値Lを背景色領域のデジタルデータ平均値Hで割算することでデジタルデータ平均値の比であるデジタルデータ比を算出する。
CPU61は、差分Dを算出する(TE10)。すなわち、CPU61は、白データ比からデジタルデータ比を引算することで白データ比とデジタルデータ比との差分Dを算出する。
CPU61は、差分Dが所定範囲か否かを判断する(TE11)。すなわち、CPU61は、白データ比とデジタルデータ比との差分Dが所定範囲(たとえば、0.9から1.1)内か否かを判断する。差分Dが所定範囲内であった場合(TE11でYes)は、TE12の処理へ移行する。差分Dが所定範囲にない場合(TE11でNo)は、TE6の処理へ移行する。
CPU61は、現在設定されている光源52の電流の設定値を光源電流値RRとして背景色Aおよび背景色Bと関連付けて記憶する(TE12)。
CPU61は、淡濃度フラグがONか否かを判断する(TE13)。すなわち、CPU61は、TD5の処理で設定した淡濃度フラグがONか否かを判断する。淡濃度フラグがONであった場合(TE13でYes)は、T8の処理へ移行し、淡濃度フラグがONでない場合(TE13でNo)は、T7の処理を終了する。CPU61は、T8の処理において光源電流値RRを修正する。詳細については、後述する。T8の処理が終了すると、T7の処理を終了する。
(光量調整値修正処理)
図10を参照して、光量調整値修正処理(T8)を説明する。CPU61は、各種初期値を設定する(TF1)。たとえば、撮像素子51のライン周期、および画素周期が初期設定される。光源52の点灯開始時間、点灯終了時間、点灯する色、および電流値が初期設定される。CPU61は、原稿の両面の画像データを取得する(TF2)。TF2の処理は、T3の処理と同様に実行され、表面画像データおよび裏面画像データをRAMに記憶する。
CPU61は、原稿の両面の画像データから裏写り率を算出する(TF3)。すなわち、CPU61は、表面画像データから背景色Aを除外した領域である非背景色領域Aと裏面画像データから背景色Bを除外した領域である非背景色領域Bとを比較し、画素位置およびライン位置が一致する画素数を一致画素数としてカウントする。CPU61は、一致画素数を一面の画像データの全画素数で割算することで裏写り率を算出する。
CPU61は、裏写り率が5%以上か否かを判断する(TF4)。裏写り率が5%以上である場合(TF4でYes)は、TF5の処理へ移行する。裏写り率が5%未満である場合(TF4でNo)は、光量調整値修正処理(T8)を終了する。
CPUは、光源電流値RRを修正する(TF5)。すなわち、CPU61は、裏写り除去用の光源電流値である光源電流値RRを所定量(例えば、10%)減算する。
(読取メイン処理)
図11に示す読取メイン処理(M2)は、ユーザが原稿を原稿載置台21に載置して、操作部70内の読取開始ボタンを押下することにより開始される。すなわち、CPU61は、原稿センサ26により原稿を検知した状態で、操作部70からの読取開始指令に従い、読取処理を開始する。
読取メイン処理(M2)が開始されると、CPU61は、各種設定値を取得する(R1)。たとえば、撮像素子51のライン周期、および画素周期が初期設定される。光源52の点灯開始時間、点灯終了時間、点灯する色、および電流値が初期設定される。
CPU61は、補正データを取得する(R2)。読取時補正データ取得処理(R2)は、シェーディング補正を行う時に必要な補正データである白データST、白データRR、および黒データを取得する処理である。詳細については、後述する。
CPU61は、駆動指令を駆動部68に出力し、原稿を給紙する(R3)。CPU61は、リアセンサ27がONか否かを判断する(R4)。CPU61は、原稿がリアセンサ27をONにするまで(R4でNo)、原稿を搬送させる。CPU61は、リアセンサ27がONになった場合(R4でYes)、R5の処理に移行する。CPU61は、原稿を搬送させ、原稿先端Fを読取位置まで搬送させる(R5)。ここで、原稿先端Fは、原稿の搬送方向における先頭端部から原稿側へ副走査方向に3mmずれた位置を指す。
CPU61は、初期調整を実行する(R6)。初期調整処理(R6)は、原稿の特性値を取得し、原稿の判別を実行する。CPU61は、原稿の判別結果に基いて、裏写り除去フラグをONにする。詳細については、後述する。
CPU61は、裏写り除去フラグに基いて、原稿の読取を実行する(R7)。すなわち、裏写り除去フラグがONとなっていれば、裏写り除去読取を実行し、裏写り除去フラグがOFFとなっていれば、通常読取を実行する。詳細については、後述する。
CPU61は、駆動指令を駆動部68に出力し、原稿を排紙させる(R8)。原稿が排紙されると、読取処理(M2)は終了する。
(読取時補正データ取得)
図12を参照して、読取時補正データ取得処理(R2)について説明する。RA1〜RA4の処理は、図5のTA1〜TA4の処理と同様である。すなわち、CPU61は、RA1において、読取部50をホーム位置へ移動させ、RA2において、光源52の光量を光量STに調整し、RA3において、光源を消灯させ黒データを取得し、RA4において、光源52を光量STで点灯させて白データSTを取得する。
CPU61は、白データRRを取得する(RA5)。すなわち、CPU61は、光源52を光量RRで点灯し、1ライン分の読取を読取部50に実行させ、読み取ったデジタルデータを白データRRとしてRAM63に記憶する。RA5の処理が終了すると、読取時補正データ取得処理(R2)が終了する。
(初期調整処理)
図13を参照して、初期調整処理(R6)について説明する。CPU61は、原稿先端において、1ラインの階調値を取得し、各階調値毎のデータ数を示すヒストグラムを作成する。CPU61は、作成したヒストグラムから最も多数の階調値である最頻出値を原稿特性値として取得する(RB1)。
CPU61は、原稿特性値が背景色Aまたは背景色Bと一致するか否かを判断する(RB2)。原稿特性値が背景色Aまたは背景色Bと一致する場合(RB2でYes)は、CPU61は裏写り除去フラグをONにし(RB3)、RA4の処理に移行する。原稿特性値が背景色Aまたは背景色Bと一致しない場合(RB2でNo)は、CPU61は裏写り除去フラグをOFFにし(RB5)、初期調整処理(R6)を終了する。
CPU61は、基準色を取得する(RB4)。すなわち、CPU61は、光源52を3色同時点灯時の色に点灯させ、光源52の電流値を光源電流値RRに設定する。CPU61は、設定された光源52の光を原稿へ照射させて、1ラインの階調値を取得する。CPU61は、各階調値毎のデータ数を示すヒストグラムを作成し、作成したヒストグラムから最も多数の階調値である最頻出値を基準色として取得する(RB4)。RB4の処理が終了したら、初期調整処理(R6)は終了する。
(原稿読取処理)
図14を参照して、原稿読取処理(R7)について説明する。CPU61は、裏写り除去フラグがONか否かを判断する(RC1)。裏写り除去フラグがONの場合(RC1でYes)は、RC3の処理へ移行し、OFFの場合(RC1でNo)は、RC2の処理へ移行する。
CPU61は、通常読取を実行する(RC2)。すなわち、CPU61は、トリガー信号TGの1回の出力毎に、光源52を赤、緑、青に順次点灯させる。よって、CPU61は、トリガー信号TGを3回出力する毎に1ラインの読取を実行する。
CPU61は、裏写り除去読取を実行する(RC3)。すなわち、CPU61は、赤、緑、青の点灯に加え、さらに、3色同時点灯時の色に点灯させる。CPU61は、3色同時点灯時の色に点灯させた読取結果から裏写りしているか否かを判断し、データ置換部87により裏写り除去を実行し、読取を実行することができる。通常読取(RC2)または裏写り除去読取(RC3)が終了すると、原稿読取処理(R7)が終了する。
<実施形態の効果>
本実施形態では、調整ライン確定処理T6の背景色領域A取得処理TD1、背景色領域B取得処理TD2、調整ライン取得TD3において、調整ラインが背景色領域Bと高濃度領域とを含むラインとして記憶される。裏写り除去用の光量調整処理T7において、原稿を調整ラインまで搬送し、裏写り除去用の光量調整を行っている。すなわち、背景色領域Bは、表面画像データおよび裏面画像データが共に背景色を示すため、光源52の光が最も透過し易い領域である。一方、高濃度領域は、表面画像データが背景色を示し、裏面画像データが高濃度を示すため、裏写りが最も発生し易い領域である。この2つの領域を含む調整ラインにおいて、光源52の光量を調整しているため、原稿の全ての領域において、裏写りの発生を低減する光量を決定することができる。
本実施形態では、裏写り除去用の光量調整処理T7の白データ平均値の比算出処理TE5、階調値平均値の比算出処理TE9、差分が所定値以内か否かの判断処理TE11において、階調値の平均値の比と白データの平均値の比との差分が所定値以内となる様に、光量調整を行っている。そのため、光源52の光量分布のバラツキにより、デジタルデータが大きく異なる場合でも、光量を調整することができる。
[実施形態と発明との対応関係]
画像読取装置1、基準板33、およびADF機構41が本発明の画像読取装置、基準板、および搬送部の一例である。撮像素子51、および光源52が本発明の読取部、および光源の一例である。CPU61、補正部82、および読取信号生成回路65が本発明の制御部、補正部、および光源調整部の一例である。両面読取処理T3が本発明の生成処理の一例である。背景色領域A取得処理TD1、背景色領域B取得処理TD2、および調整ライン取得処理TD3が本発明の取得処理の一例である。白データ平均値の比算出処理TE5、階調値平均値の比算出処理TE9、差分算出処理TE10、差分が所定値以内かの判断処理TE11、および光源電流値RR記憶処理TE12が本発明の光量決定処理の一例である。裏写り除去読取処理RC3が本発明の光量制御処理の一例である。背景色領域B、および高濃度領域が本発明の非裏写り領域、および裏写り領域の一例である。
[変形例]
本発明は、本実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。以下にその変形の一例を述べる。
(1)本実施形態の画像読取装置1は、プリンタ部を備えた複合機に適用されてもよい。また、本実施形態では、1つの読取部50が備えられる構成であるが、原稿の両面を読み取るために、2つの読取部が備えられる構成でもよい。
(2)本実施形態では、赤、青、および緑の3色を用いたカラー読取時の裏写り除去方法について説明したが、モノクロ読取時も1色のみを用いて実行されてもよいし、複数色を用いて実行されてもよい。この場合、Rデータ保持部84、Bデータ保持部85、およびGデータ保持部86のうち一つの保持部だけをモノクロ時に使用することで、モノクロ読取時の裏写り除去を実現することができる。
(3)本実施形態では、裏写り除去用の光量として、3色同時点灯したときの光源電流値RRを調整する方法について説明したが、点灯する色や点灯時間を変更することで光量を調整してもよい。
(4)本実施形態では、図4に示す事前光量調整処理、および図11に示す読取メイン処理の全てがCPU40により実行される構成であるが、この構成に限定されない。たとえば、事前光量調整処理のT4〜T6、および読取メイン処理のR6の一部が画像処理回路67により実行される構成でもよい。
(5)本実施形態では、白データ比とデジタルデータ比とを用いて光量調整を行う方法を説明したが、他の方法を用いてもよい。たとえば、デジタルデータ比を用いずに、白データ比が予め決められた比率となる様に光量調整を行ってもよいし、比率を用いずに所定値となる様に光量調整を行ってもよい。

Claims (5)

  1. 原稿を照射する光源と、
    原稿からの反射光を主走査方向にライン毎に読み取る読取部と、
    前記読取部の基準データを取得するための基準板と、
    前記基準データを用いて画像データを補正する補正部と、
    原稿を副走査方向に搬送する搬送部と、
    前記光源の光量を調整する光源調整部と、
    前記読取部と前記搬送部と前記光源調整部とを制御する制御部と、を備える画像読取装置において、
    前記制御部は、
    前記光源からの光を原稿の両面に照射させることにより原稿の両面の画像を前記読取部に読み取らせ、原稿の一方の面の画像を表す前記補正部によって補正された第1画像データと、原稿の他方の面の画像を表す前記補正部によって補正された第2画像データとを生成する生成処理と、
    前記第1画像データおよび前記第2画像データから原稿の背景色を取得し、さらに、前記第1画像データから取得される前記背景色が存在する原稿の前記一方の面の領域に対応する原稿の前記他方の面の領域において前記第2画像データから原稿の最大濃度値を取得するか、または、前記第2画像データから取得される前記背景色が存在する原稿の前記他方の面の領域に対応する原稿の前記一方の面の領域において前記第1画像データから原稿の最大濃度値を取得する取得処理と、
    前記取得処理により取得される前記背景色および前記最大濃度値に基いて、裏写り領域と非裏写り領域とを含むラインを裏写りラインとして特定する特定処理と、
    前記読取部が前記裏写りラインにおける前記裏写り領域と前記非裏写り領域とをそれぞれ読み取ることにより生成される2つの画像データ比と、前記読取部が前記基準板上の領域であって前記裏写り領域と前記非裏写り領域とにそれぞれ対応する2つの領域をそれぞれ読み取ることにより生成される2つの基準データ比との差分が所定値以内になるように、原稿の一方の面または他方の面の画像を読み取るための前記光源の光量を裏写り除去光量として決定する光量決定処理と、
    前記光源の光量が前記裏写り除去光量に調整されるように前記光量調整部を制御する光量制御処理と、を実行し、
    前記裏写り領域は、前記第1画像データから取得される前記背景色が存在する原稿の前記一方の面の領域に対応する原稿の前記他方の面の領域であって、前記第2画像データから取得される前記最大濃度値が存在する領域、または、前記第2画像データから取得される前記背景色が存在する原稿の前記他方の面の領域に対応する原稿の前記一方の面の領域であって、前記第1画像データから取得される前記最大濃度値が存在する領域であり、
    前記非裏写り領域は、前記第1画像データから取得される前記背景色が存在する領域であって、前記第2画像データから取得される前記背景色が存在する領域である画像読取装置。
  2. 前記制御部は、
    前記光量制御処理により制御された光源の光量で原稿を照射し、原稿の画像を前記読取部に読み取らせ、原稿の前記一方の面、または原稿の前記他方の面の画像を表す裏写り除去画像データを生成する裏写り除去画像データ生成処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記制御部は、
    前記裏写り除去画像データから原稿の基準色を取得する基準色取得処理を実行し、
    原稿の少なくとも一方の面の画像データを取得し、前記裏写り除去画像データから取得される前記基準色が存在する領域の画像データを前記基準色に置換する置換部を備えることを特徴とする請求項2画像読取装置。
  4. 原稿の種類を特定可能な原稿特性値と前記裏写り除去光量とを対応付けて記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、
    前記光源からの光を原稿に照射させることにより原稿の画像を前記読取部に読み取らせ、前記原稿特性値を取得する原稿特性値取得処理と、
    前記原稿特性値に対応付けられた前記裏写り除去光量を読み出す読出し処理と、を実行することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像読取装置。
  5. 前記制御部は、
    前記第1画像データ、または前記第2画像データから原稿の面全体における全体最大濃度値を取得し、前記全体最大濃度値に基づき濃度閾値を算出する閾値算出処理と、
    前記最大濃度値が前記濃度閾値よりも淡い濃度値である場合は、前記第1画像データから取得された前記背景色が存在しない原稿の前記一方の面の領域に対応する原稿の前記他方の面の領域において、前記第2画像データから取得された前記背景色が存在しない領域の大きさを、原稿の面全体の大きさで割算することで割合を算出する割合算出処理と、
    前記割合が所定範囲であるか否かを判定する判定処理と、
    前記所定範囲を超える場合は前記裏写り除去光量を下げ、前記所定範囲内の場合は前記裏写り除去光量値を修正しない修正処理と、を実行することを特徴とする請求項1乃至請求項5に記載の画像読取装置。
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