JP2016020164A - 車両用シートスライド装置 - Google Patents

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英樹 藤澤
Hideki Fujisawa
英樹 藤澤
努 大矢
Tsutomu Oya
努 大矢
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Abstract

【課題】車両シートの移動範囲を規制するための移動規制機構の取付自由度が高い車両用シートスライド装置を提供する。【解決手段】車両用シートスライド装置は、横アッパレールの位置に基づいてアッパレールの移動を規制する移動規制機構70を備る。移動規制機構70は、横アッパレールが設定範囲内にあるとき規制状態に移行し横アッパレールが設定範囲外にあるとき許容状態に移行するトリガー機構90と、リンク機構を介してトリガー機構90に接続されてトリガー機構90の動作状態に基づいて駆動するストッパ機構71とを備える。ストッパ機構71は、トリガー機構90が規制状態にあることに基づいて、ロアレールに対するアッパレールの移動が許容される移動許容範囲の外へのアッパレールの移動を規制し、トリガー機構90が許容状態にあることに基づいて移動許容範囲の外へのアッパレールの移動を許容する。【選択図】図2

Description

本発明は、車両フロアに車両シートをスライド可能に設置するための車両用シートスライド装置に関する。
車両用シートスライド装置として、特許文献1に記載の技術が知られている。
特許文献1に記載の車両用シートスライド装置は、車両フロアに取り付けられるロアレールと、ロアレールに摺動可能に配置されるアッパレールと、アッパレールに対して直交する方向に配置される横ロアレールと、横ロアレールに摺動可能に配置される横アッパレールとを備える。この構成により、車両シートは前後方向及び車幅方向にスライド可能とされる。
車両シートを前後方向及び車幅方向に自由に移動させると、障害物(例えば、ホイールハウス等)に車両シートが衝突するおそれがある。このようなことから、移動規制機構によって車両シートの移動範囲が規制される。例えば、車両シートが車幅方向において所定範囲内にあるとき、規制位置から後方への車両シートの移動が規制される。
具体的には、移動規制機構は、ロアレールの所定位置に配置されるストッパと、アッパレールに設けられてストッパに係合する係合部材とを有する。係合部材は、車両シートが前後方向の所定位置に配置されたときに、ストッパに当接する。このようにして車両シートの後方移動が規制される。
更に、係合部材は回転可能に構成されている。係合部材は、車両シートに設けられたブラケットとの当接により回転され、ストッパと係合し得る位置に配置される。ブラケットは、車両シートの車幅方向における所定位置に設けられて、車両シートが車幅方向で所定範囲内に位置するときだけ係合部と係合するように構成されている。すなわち、ブラケットは、車両シートが車幅方向で所定範囲内に位置するときだけ係合部を回転させて、係合部をストッパと係合し得る位置に配置させる。これにより、車両シートが車幅方向で所定範囲内に位置するときだけ、車両シートが規制位置から後方に移動することが規制されるようになる。
特開2006−8028号公報
このような技術によれば、車両シートが障害物に衝突するおそれが少なくなる。しかし、上記技術の場合、アッパレールに設けられた係合部材と車両シートに設けられたブラケットとを係合させることを前提とするため、ブラケットの取付位置が制限される。この場合、車両シートに装着される他の部品の配置に制約が生じる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両シートの移動範囲を規制するための移動規制機構の取付自由度が高い車両用シートスライド装置を提供することにある。
(1)上記課題を解決する車両用シートスライド装置は、車両フロアに固定されて車両前後方向に延長する一対のロアレールと、前記ロアレールに摺動可能に配置される一対のアッパレールと、前記アッパレールに直交して配置される横ロアレールと、前記横ロアレールに摺動可能に配置される一対の横アッパレールと、前記横ロアレールに対する前記横アッパレールの位置に基づいて前記アッパレールの移動を規制する移動規制機構とを備え、前記移動規制機構は、前記横ロアレールに対して前記横アッパレールが設定範囲内にあるとき規制状態に移行し前記横ロアレールに対して前記横アッパレールが設定範囲外にあるとき許容状態に移行するトリガー機構と、リンク機構を介して前記トリガー機構に接続されて前記トリガー機構の動作状態に基づいて駆動するストッパ機構とを備え、前記ストッパ機構は、前記トリガー機構が前記規制状態にあることに基づいて前記ロアレールに対する前記アッパレールの移動が許容される移動許容範囲の外への前記アッパレールの移動を規制し、前記トリガー機構が前記許容状態にあることに基づいて前記移動許容範囲の外への前記アッパレールの移動を許容する。
この構成によれば、リンク機構を介してトリガー機構とストッパ機構とが互いに接続されるため、トリガー機構の配置制限が少ない。このため、移動規制機構の取付自由度が高い。
(2)上記車両用シートスライド装置において、前記トリガー機構は、前記横アッパレール側及び前記横ロアレール側のいずれか一方に設けられる固定部と、前記横アッパレール側及び前記横ロアレール側のいずれか他方に設けられる係合部とを備え、前記トリガー機構の前記規制状態は、前記横ロアレールに対して前記横アッパレールが前記設定範囲内にあることに基づいて前記固定部と前記係合部とが互いに係合しない状態であり、前記トリガー機構の前記許容状態は、前記横ロアレールに対して前記横アッパレールが前記設定範囲外にあることに基づいて前記固定部と前記係合部とが互いに係合する状態である。
ここで、横アッパレール側とは、横アッパレール及び横アッパレールと共に移動する部材(例えば、横アッパレールに固定されるシートクッション等。)を示す。横ロアレール側とは、横ロアレール及び横ロアレールと共に移動する部材(例えば、横ロアレールに固定されるブラケットやアッパレール等。)を示す。
この構成によれば、トリガー機構の規制状態及び許容状態が固定部と係合部との係合関係として構成される。すなわち、トリガー機構の規制状態及び許容状態が機械的な要素によって構成される。このため、電動部品等が不要である。
(3)上記車両用シートスライド装置において、前記ストッパ機構は、前記アッパレール及び前記ロアレールのいずれか一方に設けられて前記移動許容範囲を定める規制孔と、前記アッパレール及び前記ロアレールのいずれか他方に設けられて前記規制孔に係合する規制ロック部材とを備え、前記規制ロック部材は、前記トリガー機構が前記規制状態であることに基づいて前記規制孔に係合可能な位置に配置され、前記トリガー機構が前記許容状態であることに基づいて前記規制孔と係合し得ない位置に配置される。この構成によれば、規制ロック部材と規制孔とが係合することによりロアレールに対してアッパレールが固定される。
(4)上記車両用シートスライド装置において、前記ロアレールに前記規制孔が設けられ、前記規制ロック部材は、前記規制孔に挿通するロック爪を有し、前記規制孔の前記車両前後方向における後端に接触する前記ロック爪の後側面は先端部から基端部に向かうにつれて前記車両前後方向における後方に延びる。
この構成によれば、規制ロック部材と規制孔とが互いに係合するときにアッパレールを後方に移動させると、規制ロック部材の後側面(すなわち、先端部から基端部に向かうにつれて後方に延びる後側面)が規制孔の後端に当接して規制ロック部材が規制孔から抜け出る。すなわち、規制ロック部材と規制孔との係合を解除する解除操作を行わなくても車両シートを後方に移動することができる。
(5)上記車両用シートスライド装置において、前記ロアレールに前記規制孔が設けられ、前記規制ロック部材は、前記規制孔に挿通するロック爪を有し、前記規制孔の前記車両前後方向における前端に接触する前記ロック爪の前側面は先端部から基端部に向かうにつれて前記車両前後方向における前方に延びる。
この構成によれば、規制ロック部材と規制孔とが互いに係合するときにアッパレールを前方に移動させると、規制ロック部材の前側面(すなわち、先端部から基端部に向かうにつれて後方に延びる前側面)が規制孔の前端に当接して規制ロック部材が規制孔から抜け出る。すなわち、規制ロック部材と規制孔との係合を解除する解除操作を行わなくてもアッパレールを円滑に移動することができる。
上記車両用シートスライド装置は移動規制機構の取付自由度が高い。
車両用シートの配置図。 2列目のシートの規制線を示す図。 図1のA−A線で切断した車両用シートスライド装置の模式図。 図3のB−B線に沿う断面図。 図3のC−C線に沿う断面図。 規制ロック部材のロック爪の模式図。 (a)〜(c)は、図1のD−D線で切断した車両用シートスライド装置を後方から見た横スライド装置の模式図。 変形例に係るロック爪の模式図。
図1〜図7を参照して、車両用シートスライド装置について説明する。
図1に、車両1に搭載される車両シート(以下、「シート3」と称す。)の配置を示す。この例では、車両1には、2席ずつ3列にシート3が配置されている。一列目のシート3の間には収容ボックス4(コンソールボックス)が配置されている。
運転席側(ステアリングホイール5側)の2列目及び3列目のシート3は一対のロアレール21上に配置されている。助手席側の1列目、2列目及び3列目のシート3は一対のロアレール21上に配置されている。また、2列目及び3列目のシート3それぞれは横スライド装置60上(図2参照)に装着されている。これにより、2列目及び3列目の各シート3は、車両前後方向(以下、「前後方向」)及び車幅方向に移動可能とされる。なお、シーバックの前倒しまたは操作レバーの操作により、2列目及び3列目の各シート3は前後方向及び車幅方向の両方向の移動が可能とされる。
ところで、2列目のシート3が前後方向及び車幅方向の両方向に自由に移動可能になると、使用者がシート3を移動させる際にシート3を収容ボックス4に衝突させてしまうおそれがある。例えば、図1の二点鎖線に示されるように、シート3が車幅方向に移動してシート3の一部が収容ボックス4の後方に配置されるとき、シート3が前方に移動すると、シート3が収容ボックス4に衝突する。シート3の移動速度が大きい場合には衝突により横スライド装置60が変形され得る。このような事情を考慮してシート3の移動範囲が規制される。
図2に示されるように、シート3の前方移動を阻止する位置としての規制線LRが設定される。規制線LRは、収容ボックス4の後面よりも若干後方側に設定される。
そして、2列目のシート3が収容ボックス4に衝突するおそれがあるときだけシート3のシートクッションの前面3aが規制線LRを越えないように、シート3の前方移動が規制される。
例えば、2列目のシート3のシートクッションの内側面3bが、収容ボックス4の側面より若干内側に設定される線(以下、「規制開始線LC」)を越えてシート3が車両中央側に移動するとき、当該シート3の前方への移動が規制される。一方、2列目のシート3のシートクッションの内側面3bが規制開始線LCを越えずシート3が車両外側に配置されているときは、当該シート3の前方への移動は規制されない。
図1〜図7を参照して、シート3を前方移動規制する車両用シートスライド装置10の一例を説明する。
図3に、図1のA−A線に沿う面で切断した車両用シートスライド装置10の模式図を示す。
図3に示されるように、車両用シートスライド装置10は、一対の縦スライド装置20と、縦スライド装置20に対して直交するように配置される一対の横スライド装置60と、後述の移動規制機構70とを備える。
縦スライド装置20は、車両フロア2に固定される一対のロアレール21と、ロアレール21に摺動可能に配置される一対のアッパレール31と、ロアレール21とアッパレール31とを係合する第1ロック機構40とを備える。
図4に示されるように、ロアレール21は、ガイドとしての外周壁22と、外周壁22の端部に設けられてロアレール21の内部に配置される一対の内壁(以下、「第1内壁23」及び「第2内壁24」と称す。)とを有する。アッパレール31は、本体部32と、ロアレール21内に挿通する摺動壁33とを有する。摺動壁33とロアレール21の外周壁22との間には図示しない転動部材が配置される。
第1ロック機構40は、ロアレール21における任意の位置でロアレール21とアッパレール31とを係合する。
第1ロック機構40は、ロアレール21とアッパレール31とを互いに係合するロック状態と、アッパレール31の移動を許容するアンロック状態とを有する。第1ロック機構40は、第1操作レバー11(図2参照)の操作により駆動する。具体的には、第1操作レバー11の解除操作により、第1ロック機構40はロック状態からアンロック状態に移行する。
例えば、第1ロック機構40は次のように構成される。
第1ロック機構40は、ロアレール21の第1内壁23に設けられたロック孔25と、アッパレール31に設けられてロック孔25に係合するロック部材41と、ロック部材41を押圧する押圧レバー50(図3参照)とを備える。
ロック孔25は、ロアレール21の第1内壁23に長手方向に沿って等間隔に設けられている。なお、図3では、一部のロック孔25だけが示されている。
ロック部材41は、本体部42と、本体部42の一端に設けられたロック爪43と、本体部42の他端に設けられた押圧部44とを有する。本体部42の一部はアッパレール31内に配置される。ロック爪43は、アッパレール31及びロアレール21内に挿通する。押圧部44はアッパレール31の外側に配置される。ロック爪43と押圧部44とは支軸45を間にして互いに反対側に配置されている。
ロック部材41は、支軸45を中心として回転可能にアッパレール31に設けられる。そして、ロック部材41は、ロック爪43がロック孔25に挿通する方向(以下、「ロック付勢方向RA」と称す。)に付勢部材により付勢される。ロック部材41の押圧部44には、後述の押圧レバー50により、ロック付勢方向RAとは反対方向の押圧力が加えられ得る。
押圧部44に押圧力が加えられていないときは、ロック部材41がロック付勢方向RAに回転し、ロック爪43がロック孔25に挿入する状態、またはロック爪43が第1内壁23を押す状態になる(以下、ロック部材41の回転位置を「ロック位置」と称す。)。このとき、ロアレール21とアッパレール31とが互いに係合する状態または両レール21,31が係合可能な状態になる。以下、このような第1ロック機構40の状態を「ロック状態」と称す。
押圧部44に押圧力が加えられると、ロック部材41がロック付勢方向RAとは反対方向に回転し、ロック孔25からロック爪43が抜き出される(以下、ロック部材41の回転位置を「アンロック位置」と称す。図4の二点鎖線参照。)。このとき、ロアレール21に対してアッパレール31の移動が許容される。以下、このような第1ロック機構40の状態を「アンロック状態」と称す。
押圧部44は、押圧レバー50によって押圧される。
押圧レバー50は、軸受部51と、ロック部材41の押圧部44を押す第1端部53と、ケーブル55(図3参照)を介して第1操作レバー11に接続される第2端部54とを有する。第1端部53と第2端部54それぞれは、軸受部51から径方向に異なる方向に延びる。
押圧レバー50は、支軸52を中心として回転可能にアッパレール31に設けられる。そして、押圧レバー50は付勢部材により第1端部53がロック部材41の押圧部44から離れる方向(以下、「非接触方向RB」と称す。図3参照。)に付勢される。押圧レバー50の第2端部54には、第1操作レバー11の操作により、非接触方向RBとは反対方向の張力が加えられ得る。
第1操作レバー11が操作されないことにより第2端部54が引っ張られないときは、押圧レバー50は、非接触方向RBに回転し、ロック部材41の押圧部44を押圧しない。このとき、ロック部材41はロック位置に配置され、第1ロック機構40はロック状態になる。
第1操作レバー11が操作されることにより第2端部54が引っ張られるときは、押圧レバー50は、付勢力に抗して非接触方向RBとは反対方向に回転し、ロック部材41の押圧部44を押圧する。これによりロック部材41はアンロック位置に配置され、第1ロック機構40はアンロック状態になる。
次に、横スライド装置60について説明する。
図3に示されるように、横スライド装置60は、横ロアレール61と、横アッパレール62と、横ロアレール61と横アッパレール62とを係合する第2ロック機構(図示省略)とを備える。
第2ロック機構は、横ロアレール61における任意の位置で横アッパレール62と横ロアレール61とを係合する。第2ロック機構は、横ロアレール61と横アッパレール62とが係合するロック状態と、横アッパレール62の移動を許容するアンロック状態とを有する。第2ロック機構は、第2操作レバー12(図2参照)の操作により駆動する。具体的には、第2操作レバー12の解除操作により、第2ロック機構は、ロック状態からアンロック状態に移行する。
第2ロック機構は、第2操作レバー12によって操作される点を除いて、第1ロック機構40と同じ構成要素を有する。なお、第2ロック機構の各部品の形状や寸法は、第1ロック機構40の各部品とは異なる。
図3及び図5〜図7を参照して、移動規制機構70について説明する。
移動規制機構70は、横ロアレール61に対する横アッパレール62の位置に基づいてアッパレール31の前方移動を規制する。
移動規制機構70は、ストッパ機構71とトリガー機構90とを備える。
ストッパ機構71は、後述するようにロック状態とアンロック状態を有する。そして、ストッパ機構71の状態の切り替えは、トリガー機構90により実行される。
ロック状態にあるストッパ機構71は、ロアレール21に対して所定位置(以下、「規制位置」)でアッパレール31を拘束するストッパとして機能する。例えば、ロック状態にあるストッパ機構71は、ロアレール21に対してアッパレール31が所定範囲(以下、「移動許容範囲」)で移動することを許容し、移動規制範囲の外に移動することを規制する。移動許容範囲内とは、ロアレール21に対してアッパレール31が拘束される位置(規制位置)よりもアッパレール31が後方に配置されることを意味する。
図5に示すように、ストッパ機構71は、ロアレール21の第2内壁24に設けられた規制孔26と、規制孔26に係合する規制ロック部材72と、規制ロック部材72を押圧する押圧レバー80(図3参照)とを備える。
規制孔26は、ロアレール21の第2内壁24の所定の位置に設けられている(図3参照)。具体的には、規制孔26は、収容ボックス4の後面よりも若干後方側に設定された規制線LRにシート3の前面3aが配置されたときに規制ロック部材72が位置するところに形成される。
規制ロック部材72は、アッパレール31において第1ロック機構40よりも後方に配置される(図3参照)。
この規制ロック部材72は、第1ロック機構40のロック部材41と略同じ構造を有する。
例えば、規制ロック部材72は、本体部73と、本体部73の一端に設けられたロック爪74と、本体部73の他端に設けられた押圧部75とを有する。
規制ロック部材72は、付勢部材によりロック付勢方向RCに付勢されて、ロック位置とアンロック位置との間で移動する。ロック位置とは、ロック爪74が規制孔26に挿入する状態またはロック爪74が第2内壁24を押す状態にあるときの、規制ロック部材72の位置を示す。アンロック位置とは、規制孔26からロック爪74が抜き出されている状態にあるときの、規制ロック部材72の位置を示す。なお、規制ロック部材72がロック位置にあるときのストッパ機構71の状態をロック状態と称し、規制ロック部材72がアンロック位置にあるときのストッパ機構71の状態をアンロック状態と称す。
押圧部75は、押圧レバー80によって押圧される。
図3に示されるように、押圧レバー80は、軸受部81と、規制ロック部材72の押圧部75を押す第1端部83と、ケーブル85を介してトリガー機構90に接続される第2端部84とを有する。第1端部83と第2端部84それぞれは、軸受部81から径方向に異なる方向に延びる。
押圧レバー80は、支軸82を中心として回転可能にアッパレール31に設けられる。そして、押圧レバー80は付勢部材により第1端部83が規制ロック部材72の押圧部75から離れる方向(以下、「非接触方向RD」と称す。図3参照。)に付勢される。押圧レバー80の第2端部84には、トリガー機構90の動作により、非接触方向RDとは反対方向の張力が加えられ得る。
第2端部84に張力(非接触方向RDとは反対方向に引く力)が加わっていないときは、押圧レバー80は、非接触方向RDに回転し、規制ロック部材72の押圧部75を押圧しない。このとき、規制ロック部材72はロック位置に配置され、移動規制機構70はロック状態になる。
第2端部84に張力(非接触方向RDとは反対方向に引く力)が加わるときは、押圧レバー80は、付勢力に抗して非接触方向RDとは反対方向に回転して、規制ロック部材72の押圧部75を押圧する(図5参照)。これにより規制ロック部材72はアンロック位置に配置され、ストッパ機構71はアンロック状態になる。
このようなストッパ機構71を有するシート3の動作を説明する。
ストッパ機構71がロック状態にあり、アッパレール31が規制位置よりも後方に配置されているときは、規制孔26と規制ロック部材72のロック爪74とが係合しないため、アッパレール31の移動が規制されない。このため、シート3は前後方向に移動可能である。
一方、ストッパ機構71がロック状態にあり、アッパレール31が規制位置に配置されると、規制孔26と規制ロック部材72のロック爪74とが係合するため、アッパレール31の移動が制限される。このため、シート3は規制位置で固定される。なお、後述するように、シート3は規制位置から前方に移動することが規制されるが、後方への移動は許容される。
図6に、規制ロック部材72のロック爪74の拡大図を示す。図6は、ロック爪74が規制孔26に挿通した状態の模式図である。
図6に示すように、ロック爪74は、規制孔26の前後方向における前端26aに接触可能な前側面74aと、規制孔26の前後方向における後端26bに接触可能な後側面74bとを有する。
ロック爪74の前側面74aは、ロアレール21の第2内壁24の長手方向DLAに対して垂直に構成される。
ロック爪74の後側面74bは、ロアレール21の第2内壁24の長手方向DLAに対して斜めであり、先端部から基端部に向かうにつれて後方(前後方向における後方)に延びるように形成される。
この構成によれば、移動規制機構70のロック爪74が規制孔26に挿通している状態(すなわちロック状態)のときにアッパレール31が前方に移動すると、前側面74aと第2内壁24とが直交する状態で、ロック爪74の前側面74aが規制孔26の前端26aに当接する。このため、アッパレール31の前方への移動が確実に規制される。
一方、移動規制機構70のロック爪74が規制孔26に挿通している状態(すなわちロック状態)のときにアッパレール31が後方に移動すると、ロック爪74の後側面74bが規制孔26の後端26bに対して斜めに当接する。このとき、規制ロック部材72には、ロック爪74が規制孔26に挿入する方向とは反対方向に作用する力が加わる。このため、ロック爪74が規制孔26から抜け出る。
すなわち、このようなロック爪74の構成によれば、移動規制機構70のロック爪74が規制孔26に挿通している状態(すなわちロック状態)にあるときは、シート3の前方への移動が確実に規制される一方、シート3の後方への移動が許容される。
図7を参照して、トリガー機構90について説明する。
トリガー機構90は、横ロアレール61に対する横アッパレール62の位置に基づいて動作し、この動作により、ストッパ機構71の状態(ロック状態及びアンロック状態)を変化させる。
具体的には、トリガー機構90は、横アッパレール62が設定範囲RX内に配置されることに基づいて所定の状態(以下、「規制状態」)に移行して、ストッパ機構71をロック状態に変化させる。また、トリガー機構90は、横アッパレール62が設定範囲RX外に配置されることに基づいて他の状態(以下、「許容状態」)に移行して、ストッパ機構71をアンロック状態に変化させる。
設定範囲RXの境界線LBは、例えば、次のように設定される。
収容ボックス4の側面近くに設定された規制開始線LC(図3参照)にシート3の外側面が配置されたときに、横アッパレール62の基準点P(例えば、後述の固定部91の一端。図7(a)参照。)が位置するところに境界線LBが設定される。設定範囲RXは、境界線LBよりも車幅方向中央側の範囲に設定される。
トリガー機構90の一例を説明する。
トリガー機構90は、固定部91と、横ロアレール61に設けられる係合部92とを備える。
固定部91は、横アッパレール62の所定位置に固定される。
係合部92は、横アッパレール62の基準点Pが境界線LBに位置するように横アッパレール62が配置されたときに、固定部91が位置するところに配置される。
係合部92は、横ロアレール61に取り付けられる本体部93と、本体部93に対して回転可能に設けられる係合レバー94とを備える。
係合レバー94は、ケーブル85に接続される作用部96と、固定部91が当接する当接部97とを有する。作用部96と当接部97とは支軸95を間にして互いに反対の位置に配置される。
作用部96は、ケーブル85を介してストッパ機構71の押圧レバー80の第2端部84に接続される。作用部96には、押圧レバー80に付与されている付勢力に基づく張力が加わる。このため、係合レバー94はケーブル85に引っ張られて傾く。なお、ケーブル85の張力(押圧レバー80に加わる付勢力に基づく張力)により係合レバー94が回転する方向を「規制回転方向RE」と称す。
係合レバー94の当接部97には、固定部91の当接により、規制回転方向REとは反対方向の力が加えられ得る。
係合レバー94の当接部97に固定部91が当接する状態が、上記「許容状態」に対応する。係合レバー94の当接部97に固定部91が当接しない状態が、上記「規制状態」に対応する。
係合レバー94の当接部97に固定部91が当接し、係合レバー94が規制回転方向REとは反対方向に回転するとき(すなわち、トリガー機構90が「許容状態」になるとき)、作用部96がケーブル85を引っ張る。これに伴ってストッパ機構71の押圧レバー80には非接触方向RDとは反対方向の張力が加えられるため、押圧レバー80が非接触方向RDとは反対方向に回転し、規制ロック部材72の押圧部75を押圧する。これにより規制ロック部材72はアンロック位置に配置され、ストッパ機構71はアンロック状態になる。
係合レバー94の当接部97に固定部91が当接しないときは、係合レバー94はケーブル85に引っ張られるため、係合レバー94の傾いた状態が維持される(すなわち、係合部92が「規制状態」にある。)。このため、ストッパ機構71の押圧レバー80は規制ロック部材72の押圧部75を押圧しない状態に維持される。これにより規制ロック部材72はロック位置に配置され、ストッパ機構71はロック状態に維持される。
次に、車両用シートスライド装置10の作用を説明する。
図7(a)に示されるように、横アッパレール62が設定範囲RX内にあることにより横アッパレール62の固定部91が係合レバー94の当接部97に接触しないときは、上記説明のように、係合レバー94はケーブル85に引っ張られて傾き、ストッパ機構71の押圧レバー80を動作させない。このため、ストッパ機構71はロック状態に維持される。このため、アッパレール31が規制位置まで移動したとき、アッパレール31の前方移動が規制される。
なお、ロック爪74の後側面74bは先端部から基端部に向かうにつれて後方に延びているため、アッパレール31が規制位置に達してロック爪74と規制孔26とが互いに係合したときでも、アッパレール31の後方移動は許容される。
図7(b)及び図7(c)に示されるように、横アッパレール62が設定範囲RX外にあることにより横アッパレール62の固定部91が係合レバー94の当接部97に接触するときは、上記説明のように、この接触により、係合レバー94は、規制回転方向REへの付勢力に抗してケーブル85を引っ張る。そして、この動作により、係合レバー94は、ストッパ機構71の押圧レバー80及び規制ロック部材72を駆動して、ストッパ機構71をアンロック状態にする。このときは、ロアレール21の全範囲でアッパレール31の移動が許容される。
次に、車両用シートスライド装置10の構造的特長を説明する。
上記したように、車両用シートスライド装置10の移動規制機構70は、ストッパ機構71とトリガー機構90とを備える。ストッパ機構71とトリガー機構90とは、リンク機構の一種であるケーブル85で接続されている。すなわち、ストッパ機構71を動作さえるためのトリガー機構90が、ストッパ機構71から離れた位置に配置され得る。このように、トリガー機構90及びストッパ機構71の配置自由度が高いといった特徴を有する。トリガー機構90は、固定部91と係合部92とが互いに係合し得るところであれば、いかなる場所にも設置され得る。ストッパ機構71は、ロアレール21に沿って任意の位置に配置され得る。このため、シート3に配置される他の部品についても配置の自由度が増す。
以上に説明したように、本実施形態に係る車両用シートスライド装置10は、次の効果を奏する。
(1)上記実施形態では、移動規制機構70は、トリガー機構90とストッパ機構71とを備える。トリガー機構90とストッパ機構71とは、ケーブル85(リンク機構)を介して接続される。ストッパ機構71は、トリガー機構90の動作状態(規制状態及び許容状態)に基づいて駆動する。
この構成によれば、ケーブル85(リンク機構)を介してトリガー機構90とストッパ機構71とが互いに接続されるため、トリガー機構90の配置制限が少ない。このため、移動規制機構70の取付自由度が高い。
(2)上記実施形態では、トリガー機構90は、横アッパレール62に設けられる固定部91と、横ロアレール61に設けられる係合部92とを備える。トリガー機構90の規制状態は、横ロアレール61に対して横アッパレール62が設定範囲RX内にあることに基づいて固定部91と係合部92とが互いに係合しない状態として、構成される。トリガー機構90の許容状態は、横ロアレール61に対して横アッパレール62が設定範囲RX外にあることに基づいて固定部91と係合部92とが互いに係合する状態として、構成される。
この構成によれば、トリガー機構90の規制状態及び許容状態は、固定部91と係合部92との係合関係として構成される。すなわち、トリガー機構90の規制状態及び許容状態が機械的な要素によって構成される。このため、電動部品等が不要である。
(3)上記実施形態では、規制ロック部材72は、トリガー機構90が規制状態であることに基づいて規制孔26に係合可能な位置に配置される。また、規制ロック部材72は、トリガー機構90が許容状態であることに基づいて規制孔26と係合し得ない位置に配置される。この構成によれば、規制ロック部材72と規制孔26とが係合することによりロアレール21に対してアッパレール31が固定される。
(4)上記実施形態では、規制ロック部材72のロック爪74の後側面74bは先端部から基端部に向かうにつれて後方(前後方向における後方)に延びる。
この構成によれば、規制ロック部材72と規制孔26とが互いに係合するときにアッパレール31を後方に移動させると、規制ロック部材72の後側面74b(すなわち、先端部から基端部に向かうにつれて後方に延びる後側面74b)が規制孔26の後端26bに当接して規制ロック部材72が規制孔26から抜け出る。すなわち、規制ロック部材72と規制孔26との係合を解除する解除操作(例えば、レバーによる操作)を行わなくてもシート3を後方に移動することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更することができる。
・上記実施形態では、トリガー機構90とトリガー機構90とを連動させる機構(リンク機構)としてケーブル85が用いられているが、両機構を連動させる機構はこれに限定されない。例えば、当該機構(リンク機構)として、レバー及びアームより構成される機構が用いられ得る。
・上記実施形態では、トリガー機構90の固定部91は横アッパレール62に設けられているが、固定部91の配置はこれに限定されない。例えば、当該固定部91はシート3、または横アッパレール62に固定されるブラケット等に設けられ得る。
・上記実施形態では、トリガー機構90の係合部92は横ロアレール61に設けられているが、係合部92の配置はこれに限定されない。例えば、当該係合部92は、アッパレール31または横ロアレール61に固定されるブラケットに設けられ得る。
・上記実施形態では、トリガー機構90の固定部91は横アッパレール62に設けられ、トリガー機構90の係合部92は横ロアレール61にも設けられているが、これらの配置は逆にされ得る。すなわち、トリガー機構90の固定部91は横ロアレール61に設けられ、トリガー機構90の係合部92は横アッパレール62に設けられ得る。
・上記実施形態では、ストッパ機構71の規制孔26はロアレール21に設けられ、ストッパ機構71の規制ロック部材72はアッパレール31に設けられているが、これらの配置は逆にされ得る。すなわち、ストッパ機構71の規制孔26はアッパレール31に設けられ、ストッパ機構71の規制ロック部材72はロアレール21に設けられ得る。
・実施形態に示した移動規制機構70は、横アッパレール62が車幅方向で設定範囲RX内にあるとき、アッパレール31が規制位置よりも前方に移動することを規制するが、本実施形態で説明した移動規制機構70に関する技術についてのその適用は、この場合に限定されない。例えば、移動規制機構70は、横アッパレール62が車幅方向で設定範囲内にあるとき、アッパレール31が規制位置よりも後方に移動することを規制するように、構成され得る(以下、これを「後方移動規制」と称す。)。なお、設定範囲及び規制位置は、任意に設定され得る。
・移動規制機構70に関する技術を後方移動規制に適用する場合は、ロック爪74は次のように構成され得る。例えば、ロアレール21に規制孔26が設けられる場合、図8に示されるように、規制孔26の前後方向における前端26aに接触するロック爪74の前側面74aは、先端部から基端部に向かうにつれて前方(前後方向における前方)に延びるように構成され得る。この構成によれば、上記(4)に示した作用に準じた作用により、ロック状態のときに、規制ロック部材72と規制孔26との係合を解除する解除操作(例えば、レバーによる操作)を行わなくても、シート3の前方移動が可能となる。
1…車両、2…車両フロア、3…シート、3a…前面、3b…内側面、4…収容ボックス、5…ステアリングホイール、10…車両用シートスライド装置、11…第1操作レバー、12…第2操作レバー、20…縦スライド装置、21…ロアレール、22…外周壁、23…第1内壁、24…第2内壁、25…ロック孔、26…規制孔、26a…前端、26b…後端、31…アッパレール、32…本体部、33…摺動壁、40…第1ロック機構、41…ロック部材、42…本体部、43…ロック爪、44…押圧部、45…支軸、50…押圧レバー、51…軸受部、52…支軸、53…第1端部、54…第2端部、55…ケーブル、60…横スライド装置、61…横ロアレール、62…横アッパレール、70…移動規制機構、71…ストッパ機構、72…規制ロック部材、73…本体部、74…ロック爪、74a…前側面、74b…後側面、75…押圧部、80…押圧レバー、81…軸受部、82…支軸、83…第1端部、84…第2端部、85…ケーブル、90…トリガー機構、91…固定部、92…係合部、93…本体部、94…係合レバー、95…支軸、96…作用部、97…当接部。

Claims (5)

  1. 車両フロアに固定されて車両前後方向に延長する一対のロアレールと、前記ロアレールに摺動可能に配置される一対のアッパレールと、前記アッパレールに直交して配置される横ロアレールと、前記横ロアレールに摺動可能に配置される一対の横アッパレールと、前記横ロアレールに対する前記横アッパレールの位置に基づいて前記アッパレールの移動を規制する移動規制機構とを備え、
    前記移動規制機構は、前記横ロアレールに対して前記横アッパレールが設定範囲内にあるとき規制状態に移行し前記横ロアレールに対して前記横アッパレールが設定範囲外にあるとき許容状態に移行するトリガー機構と、リンク機構を介して前記トリガー機構に接続されて前記トリガー機構の動作状態に基づいて駆動するストッパ機構とを備え、
    前記ストッパ機構は、
    前記トリガー機構が前記規制状態にあることに基づいて前記ロアレールに対する前記アッパレールの移動が許容される移動許容範囲の外への前記アッパレールの移動を規制し、
    前記トリガー機構が前記許容状態にあることに基づいて前記移動許容範囲の外への前記アッパレールの移動を許容する
    車両用シートスライド装置。
  2. 前記トリガー機構は、
    前記横アッパレール側及び前記横ロアレール側のいずれか一方に設けられる固定部と、前記横アッパレール側及び前記横ロアレール側のいずれか他方に設けられる係合部とを備え、
    前記トリガー機構の前記規制状態は、前記横ロアレールに対して前記横アッパレールが前記設定範囲内にあることに基づいて前記固定部と前記係合部とが互いに係合しない状態であり、
    前記トリガー機構の前記許容状態は、前記横ロアレールに対して前記横アッパレールが前記設定範囲外にあることに基づいて前記固定部と前記係合部とが互いに係合する状態である
    請求項1に記載の車両用シートスライド装置。
  3. 前記ストッパ機構は、
    前記アッパレール及び前記ロアレールのいずれか一方に設けられて前記移動許容範囲を定める規制孔と、前記アッパレール及び前記ロアレールのいずれか他方に設けられて前記規制孔に係合する規制ロック部材とを備え、
    前記規制ロック部材は、
    前記トリガー機構が前記規制状態であることに基づいて前記規制孔に係合可能な位置に配置され、
    前記トリガー機構が前記許容状態であることに基づいて前記規制孔と係合し得ない位置に配置される
    請求項1または請求項2に記載の車両用シートスライド装置。
  4. 前記ロアレールに前記規制孔が設けられ、
    前記規制ロック部材は、前記規制孔に挿通するロック爪を有し、
    前記規制孔の前記車両前後方向における後端に接触する前記ロック爪の後側面は、先端部から基端部に向かうにつれて前記車両前後方向における後方に延びる
    請求項3に記載の車両用シートスライド装置。
  5. 前記ロアレールに前記規制孔が設けられ、
    前記規制ロック部材は、前記規制孔に挿通するロック爪を有し、
    前記規制孔の前記車両前後方向における前端に接触する前記ロック爪の前側面は先端部から基端部に向かうにつれて前記車両前後方向における前方に延びる
    請求項3または請求項4に記載の車両用シートスライド装置。
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