JP2016019475A - コンバイン - Google Patents

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一史 渡邊
Kazufumi Watanabe
一史 渡邊
宮本 彰
Akira Miyamoto
彰 宮本
竜佑 中島
Ryusuke Nakajima
竜佑 中島
正文 山口
Masabumi Yamaguchi
正文 山口
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【課題】注油スイッチのような注油モードに移行するための操作具が不要であり、注油モードに移行するための操作具が無くても、注油モードに移行しているか否かを判断することが可能なコンバインを提供する。
【解決手段】コンバイン1は、刈取クラッチ75が「入」状態に操作され、脱穀クラッチ76が「入」状態に操作され、主変速レバー93が前進側に操作され、副変速レバー94がニュートラルに操作され、かつ、手扱スイッチ96がOFFに操作されている場合で、エンジン3の回転数が所定値X未満のときには、注油モードに移行し、エンジン3の回転数が前記所定値X以上のときには、非注油モードに移行する。
【選択図】図5

Description

本発明は、コンバインに関する。
従来、注油スイッチを備えるコンバインの技術は公知である(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載のコンバインは、穀稈を刈取る前処理部と、前記前処理部により刈取られた穀稈を脱穀する脱穀部と、これら前記前処理部及び脱穀部を駆動する駆動源と、前記前処理部の可動部に注油する注油装置と、前記注油装置を作動させる注油スイッチと、前記注油スイッチのオンに基づいて、前記駆動源の回転数を作業時の定格回転数よりも低い所定回転数に制御する制御部と、を備えていた。
前記コンバインにおいては、前記注油スイッチがオンに操作されることによって注油モードに移行していた。従って、作業者は、前記注油スイッチの操作状態を確認することによって、注油モードに移行しているか否かを判断していた。
特開2011−135780号公報
本発明は、注油スイッチのような注油モードに移行するための操作具が不要であり、注油モードに移行するための操作具が無くても、作業者が注油モードに移行しているか否かを判断することが可能なコンバインを提供する。
請求項1に記載のコンバインは、
駆動源の動力を刈取部に伝達又は遮断する刈取クラッチが「入」状態に操作され、前記駆動源の動力を脱穀部に伝達又は遮断する脱穀クラッチが「入」状態に操作され、主変速操作具が前進側に操作され、副変速操作具がニュートラルに操作され、かつ、手扱操作具がOFFに操作されている場合で、前記駆動源の回転数が所定値未満のときには、前記駆動源により前記刈取部、前記脱穀部、及びフィードチェンを駆動させる注油モードに移行し、前記駆動源の回転数が前記所定値以上のときには、前記刈取部及び前記フィードチェンを停止させる非注油モードに移行する。
請求項2に記載のコンバインにおいては、
前記手扱操作具は、複数の操作具で構成され、
前記手扱操作具がOFFに操作されている場合とは、全ての前記操作具がOFFに操作されている場合のことである。
請求項3に記載のコンバインは、
駆動源の動力を刈取部に伝達又は遮断する刈取クラッチが「入」状態に操作され、前記駆動源の動力を脱穀部に伝達又は遮断する脱穀クラッチが「入」状態に操作され、主変速操作具が前進側に操作され、かつ、副変速操作具がニュートラルに操作されている場合で、前記駆動源の回転数が所定値未満のときには、前記駆動源により前記刈取部、前記脱穀部、及びフィードチェンを駆動させる注油モードに移行し、前記駆動源の回転数が前記所定値以上のときには、前記刈取部及び前記フィードチェンを停止させる非注油モードに移行する。
請求項4に記載のコンバインにおいては、
前記注油モードに移行している旨を表示する表示部を備える。
本発明によれば、注油スイッチのような注油モードに移行するための操作具が不要であり、かつ、注油モードに移行するための操作具が無くても、作業者は刈取部及びフィードチェンの駆動の有無を確認することで、注油モードに移行しているか否かを判断することが可能となる。
コンバインの左側面図。 コンバインの動力伝達系を示す図。 コンバインの制御構成を示したブロック図。 (a)作業クラッチレバーを示す図、(b)各種操作具と手扱モードとの関係を示す図。 (a)各種操作具と注油モードと非注油モードとの関係を示す図、(b)手扱スイッチのスイッチ部の制御構成を示したブロック図。 (a)各種操作具と注油モードと非注油モードとの関係を示す図。
まず、コンバイン1の全体構成について説明する。
図1に示すように、コンバイン1は、エンジン3、走行部10、刈取部20、フィードチェン30、脱穀部40、穀粒排出部60、操縦部90、制御装置100等を備える。
コンバイン1は、駆動源であるエンジン3の動力により、走行部10、刈取部20、フィードチェン30、脱穀部40、及び穀粒排出部60を駆動させる。
エンジン3には、エンジンの回転数を検出する回転センサ3aが接続されている。
走行部10は、機体2の下部に設けられる。走行部10は、左右一対のクローラを有するクローラ式走行装置11を備える。
刈取部20は、機体2の前部に昇降可能に設けられる。刈取部20は、分草具21、引起部22、刈取搬送部23、切断部24等を有する。
刈取部20は、圃場の穀稈を分草具21により分草し、分草後の穀稈を引起部22により引き起こし、引起後の穀稈を刈取搬送部23により後方へ搬送しつつ切断部24により切断し、切断後の穀稈を刈取搬送部23によりフィードチェン30に向けてさらに後方へ搬送する。
フィードチェン30は、機体2の左部に設けられる。フィードチェン30は、刈取部20から搬送されてきた刈取後の穀稈を受け継いで後方へ搬送する。
脱穀部40は、機体2の左上側に配置される。図1及び図2に示すように、脱穀部40は、扱胴41、揺動選別盤42、唐箕ファン43、処理胴44、排塵ファン45、排藁チェン46、排藁カッタ47、コンベヤ48・49・50・52等を有する。
扱胴41は、フィードチェン30により搬送される穀稈を脱穀する。扱胴41により脱穀された処理物は、落下する過程で受網(不図示)により選別される。扱胴41により脱穀されなかった未処理物は、扱室から送塵口を介して処理室に搬送されて、処理胴44により処理される。処理胴44による処理物は、落下する過程で処理胴網(不図示)により選別される。前記処理胴網から受樋へと落下した処理物は、還元コンベヤ52により前方に搬送され、還元コンベヤ52の前端から落下する。
前記受網、前記処理胴網及び還元コンベヤ52から落下した処理物は、揺動選別盤42により揺動選別(比重選別)された後、唐箕ファン43により風選別される。
唐箕ファン43により風選別されたもののうち、一番物が一番コンベヤ48により一番揚穀筒(不図示)へ搬送されて、つづいて前記一番揚穀筒の揚穀コンベヤ49により穀粒排出部60のグレンタンク61へ搬送される。
唐箕ファン43による風選別されたもののうち、二番物が二番コンベヤ50によって取り出される。二番コンベヤ50によって取り出された二番物は、二番還元筒(不図示)及び二番処理部51を介して揺動選別盤42の上面側に戻されて再選別される。
扱胴41からの脱粒物中の藁屑及び粉塵等は、唐箕ファン43からの選別風によって、機外に排出される。
揺動選別盤42の後部の排塵は、排塵ファン45により機外に排出される。
フィードチェン30の後端側には、排藁チェン46が配置されている。フィードチェン30の後端側から排藁チェン46に受け継がれた排藁(穀粒が脱粒された稈)は、長い状態で機外に排出されるか、又は脱穀部40の後方側に設けた排藁カッタ47にて適宜長さに短く切断されたのち、機外に排出される。
穀粒排出部60は、機体2の右上側に設けられる。穀粒排出部60は、グレンタンク61、排出オーガ62、コンベヤ63・64・65等を有する。グレンタンク61は、機体2の右後側に配置されている。グレンタンク61には排出オーガ62が接続されている。排出オーガ62は、機体2上部にて、グレンタンク61の後部から前方へ突出している。排出オーガ62の先端には、穀粒を排出するための排出口62aが形成されている。グレンタンク61には底コンベヤ63が内設されている。排出オーガ62の縦オーガ筒には縦コンベヤ64が内設されており、横オーガ筒には排出コンベヤ65が内設されている。
グレンタンク61内の穀粒はコンベヤ63・64・65により排出オーガ62内を搬送されて、排出オーガ62の排出口62aから機外へ排出される。
以下では、図2を参照して、コンバイン1の動力伝達系について説明する。
エンジン(ディーゼルエンジン)3の動力は、エンジン3の出力軸70から、ミッションケース71及び刈取部20と、脱穀部40との2方向に分岐して伝達される。また、エンジン3の他の動力は、エンジン3の出力軸72から排出オーガ62に伝達される。
出力軸70からミッションケース71に向かう分岐動力は、ミッションケース71の入力軸73に伝達される。入力軸73に伝達された動力は、ミッションケース71から突出した刈取PTO軸74に伝達され、次いで、ベルトテンション式の刈取クラッチ75を介して、刈取部20に動力伝達される。
エンジン3の出力軸70から脱穀部40に向かう分岐動力は、ベルトテンション式の脱穀クラッチ76を介して、唐箕ファン43の唐箕軸43aに伝達される。唐箕軸43aに伝達された動力の一部は、ベルト77及びプーリ伝動により、一番コンベヤ48、揚穀コンベヤ49、二番コンベヤ50、還元コンベヤ52、揺動選別盤42の揺動軸42a、排塵ファン45の排塵軸45a、並びに排藁カッタ47に伝達される。
また、唐箕軸43aからは、フィードチェンクラッチ78及びフィードチェン軸30aを経て、フィードチェン30の前端にも動力伝達される。更に、唐箕軸43aからの動力は扱胴入力軸79にも伝達される。扱胴入力軸79に伝達された動力は、扱胴41と処理胴44との2方向に分岐して伝達される。扱胴入力軸79から扱胴41への分岐動力は、扱胴41の回転軸41a及び排藁チェン46に伝達される。扱胴入力軸79から処理胴44への分岐動力は、処理胴入力軸80を経由して処理胴44の回転軸44aに伝達される。処理胴入力軸80からは二番処理部51の回転軸51aにも分岐動力が伝達される。
エンジン3の出力軸72から排出オーガ62に向かう動力は、ギヤ機構81及び動力継断用のオーガクラッチ82を介して、グレンタンク61内の底コンベヤ63及び排出オーガ62における縦オーガ筒内の縦コンベヤ64に動力伝達され、次いで、受継スクリュー83を介して、排出オーガ62における横オーガ筒内の排出コンベヤ65に動力伝達される。
以下では、操縦部90について説明する。
図1に示すように、操縦部90は、機体2の前側に設けられている。図1及び図3に示すように、操縦部90には、運転席91、操向ハンドル92、主変速レバー93(主変速操作具)、副変速レバー94(副変速操作具)、作業クラッチレバー95(作業クラッチ操作具)、手扱スイッチ96(手扱操作具)等の各種操作具が設けられている。
主変速操作具である主変速レバー93は、エンジン3の回転数を変更可能な操作具である。本実施形態の主変速レバー93は、油圧式無段変速装置の油圧ポンプの斜板の傾斜角度を変更することで、エンジン3の回転数を変更する。主変速レバー93は、ほぼ垂直姿勢のニュートラルと、ニュートラルに対して前側に倒される前進側と、ニュートラルに対して後側に倒される後進側と、に操作可能である。主変速レバー93がニュートラルに操作されることで、機体2が停止する。主変速レバー93が前進側に操作されることで、機体2が前進する。主変速レバー93が後進側に操作されることで、機体2が後進する。主変速レバー93が前進側(後進側)に操作されるとき、主変速レバー93の傾斜角度が大きいほど、エンジン3の回転数が高くなり、機体2の前進速度(後進速度)が速くなる。
主変速レバー93には、主変速レバー93の操作位置を検知する第一検知部93aが接続されている。
なお、本実施形態では、前記主変速操作具を、レバー式の操作具である主変速レバー93で構成するが、本発明はこれに限定されず、例えば、ダイヤル式の操作具、ペダル式の操作具等で構成してもよい。
副変速操作具である副変速レバー94は、変速段を設定するための操作具である。本実施形態の副変速レバー94は、副変速装置を操作し、前記油圧式無段変速装置の出力及び回転数を、高速(走行速)、標準(走行速と作業速)、低速(作業速)、ニュートラル(停止)の4段階の変速段に設定する。
副変速レバー94には、副変速レバー94の操作位置を検知する第二検知部94aが接続されている。
なお、本実施形態では、前記副変速操作具を、レバー式の操作具である副変速レバー94で構成するが、本発明はこれに限定されず、例えば、ダイヤル式の操作具等で構成してもよい。
図3〜図4(b)に示すように、作業クラッチ操作具である作業クラッチレバー95は、脱穀位置と、刈取位置と、停止位置と、に操作可能である。
作業クラッチレバー95には、作業クラッチレバー95の操作位置を検知する第三検知部95aが接続されている。
なお、本実施形態では、前記作業クラッチ操作具を、レバー式の操作具である作業クラッチレバー95で構成するが、本発明はこれに限定されず、例えば、ダイヤル式の操作具等で構成してもよい。
作業クラッチレバー95が前記脱穀位置に操作されることによって、刈取クラッチ75が「切」状態になると共に、脱穀クラッチ76が「入」状態になる。
作業クラッチレバー95が前記刈取位置に操作されることによって、刈取クラッチ75が「入」状態になると共に、脱穀クラッチ76が「入」状態になる。
作業クラッチレバー95が前記停止位置に操作されることによって、刈取クラッチ75が「切」状態になると共に、脱穀クラッチ76が「切」状態になる。
なお、フィードチェン30は、原則として刈取部20と連動する。これにより、エンジン3の動力をフィードチェン30に伝達又は遮断するフィードチェンクラッチ78は、作業クラッチレバー95が前記脱穀位置及び前記停止位置のときには「切」状態になり、作業クラッチレバー95が前記刈取位置のときには「入」状態になる。
刈取クラッチ75が、「入」状態に操作されることによって、エンジン3の動力が刈取部20に伝達可能な状態になり、「切」状態に操作されることによって、エンジン3の動力が刈取部20に伝達不能な状態になる。刈取クラッチ75には、刈取クラッチ75を駆動させる第一アクチュエータ75aが接続されている。
脱穀クラッチ76が、「入」状態に操作されることによって、エンジン3の動力が脱穀部40に伝達可能な状態になり、「切」状態に操作されることによって、エンジン3の動力が脱穀部40に伝達不能な状態になる。脱穀クラッチ76には、脱穀クラッチ76を駆動させる第二アクチュエータ76aが接続されている。
フィードチェンクラッチ78が、「入」状態に操作されることによって、エンジン3の動力がフィードチェン30に伝達可能な状態になり、「切」状態に操作されることによって、エンジン3の動力がフィードチェン30に伝達不能な状態になる。フィードチェンクラッチ78には、フィードチェンクラッチ78を駆動させる第三アクチュエータ78aが接続されている。
手扱操作具である手扱スイッチ96は、手扱作業を行うための操作具であり、ON/OFF操作可能に構成される。
なお、本実施形態では、前記手扱操作具を、スイッチ式の操作具である手扱スイッチ96で構成するが、本発明はこれに限定されず、例えば、レバー式の操作具、ダイヤル式の操作具、ペダル式の操作具等で構成してもよい。
以下では、図3を参照して、制御装置100について説明する。
制御装置100は、回転センサ3aに接続されており、回転センサ3aから信号を受信して、エンジン3の回転数を検知することが可能である。
制御装置100は、第一検知部93aに接続されており、第一検知部93aから信号を受信して、主変速レバー93の操作位置を検知することが可能である。
制御装置100は、第二検知部94aに接続されており、第二検知部94aから信号を受信して、副変速レバー94の操作位置を検知することが可能である。
制御装置100は、第三検知部95aに接続されており、第三検知部95aから信号を受信して、作業クラッチレバー95の操作位置を検知することが可能である。
制御装置100は、手扱スイッチ96に接続されており、手扱スイッチ96の操作状態を検知することが可能である。
制御装置100は、第一アクチュエータ75aに接続されており、第一アクチュエータ75aを操作して刈取クラッチ75の入切を行うことが可能である。
制御装置100は、第二アクチュエータ76aに接続されており、第二アクチュエータ76aを操作して脱穀クラッチ76の入切を行うことが可能である。
制御装置100は、第三アクチュエータ78aに接続されており、第三アクチュエータ78aを操作してフィードチェンクラッチ78の入切を行うことが可能である。
以下では、図4(a)及び図4(b)を参照して、手扱モードについて説明する。
前記手扱モードとは、刈取部20を停止させた状態で脱穀部40及びフィードチェン30を駆動させている状態のことをいう。
前記手扱モードに移行することによって、作業者が手扱作業を行うことが可能となる。
制御装置100は、作業クラッチレバー95が前記脱穀位置の状態で、手扱スイッチ96がOFFからONに操作された場合に、フィードチェン30を起動させることによって、前記手扱モードに移行する。
すなわち、制御装置100は、刈取クラッチ75が「切」状態、かつ、脱穀クラッチ76が「入」状態で、手扱スイッチ96がOFFからONに操作された場合に、フィードチェン30を起動させることによって、前記手扱モードに移行する。
前記手扱モードに移行しているとき、刈取クラッチ75が「切」状態になり、かつ、フィードチェンクラッチ78及び脱穀クラッチ76が「入」状態になる。
なお、前記手扱モードに移行した場合、副変速レバー94がニュートラルに操作されているときには、主変速レバー93の操作位置に関係なく、機体2が停止している状態になる。これにより、機体2が停止している状態で、手扱作業が行われる。
また、前記手扱モードに移行した場合、副変速レバー94が高速、標準、又は、低速に操作されているときには、主変速レバー93の操作位置に対応して、機体2が前進、後進等している状態になる。これにより、主変速レバー93の操作位置に対応して、機体2が前進、後進等している状態で手扱作業が行われる。
以下では、図5(a)を参照して、注油モードについて説明する。
前記注油モードとは、エンジン3により刈取部20、脱穀部40、及びフィードチェン30を駆動させている状態のことをいう。
前記注油モードに移行することによって、コンバイン1が注油作業に適した状態となる。注油作業は、例えば、各種チェン等の可動部に対して作業者の手差しにより行われる。また、注油作業は、例えば、各種チェン等の可動部に対して注油を行うことが可能な注油装置と、前記注油装置を操作するための操作具と、を設け、作業者が前記操作具を操作することによって行われる。
制御装置100は、作業クラッチレバー95が前記刈取位置に操作され、主変速レバー93が前進側に操作され、副変速レバー94がニュートラルに操作され、かつ、手扱スイッチ96がOFFに操作されている場合で、エンジン3の回転数が所定値X未満のときには、前記注油モードに移行する。
すなわち、制御装置100は、刈取クラッチ75が「入」状態に操作され、脱穀クラッチ76が「入」状態に操作され、主変速レバー93が前進側に操作され、副変速レバー94がニュートラルに操作され、かつ、手扱スイッチ96がOFFに操作されている場合で、エンジン3の回転数が前記所定値X未満のときには、前記注油モードに移行する(図5(a)参照)。
本実施形態では、前記注油モードに移行しているとき、副変速レバー94がニュートラルに操作されているので、機体2が停止している。
エンジン3の回転が高速になりすぎると、各種チェン等の可動部が高速で駆動しているため、注油作業の際に、潤滑油が刈刃や、チェンの駆動方向に飛び散ってしまい、注油作業を効率よく行えなくなるおそれがある。前記所定値Xは、注油作業の際に、潤滑油の飛び散りを抑制でき、注油作業を効率よく行えるときの、エンジン3の回転数の上限値である。前記所定値Xは、試験等を行なうことによって適宜決定される。本実施形態の前記所定値Xは、エンジン3のアイドル回転数+αの大きさを有する。
制御装置100は、作業クラッチレバー95が前記刈取位置に操作され、主変速レバー93が前進側に操作され、副変速レバー94がニュートラルに操作され、かつ、手扱スイッチ96がOFFに操作されている場合で、エンジン3の回転数が前記所定値X以上のときには、非注油モードに移行する。
すなわち、制御装置100は、刈取クラッチ75が「入」状態に操作され、脱穀クラッチ76が「入」状態に操作され、主変速レバー93が前進側に操作され、副変速レバー94がニュートラルに操作され、かつ、手扱スイッチ96がOFFに操作されている場合で、エンジン3の回転数が前記所定値X以上のときには、前記非注油モードに移行する(図5(a)参照)。
前記非注油モードとは、刈取部20及びフィードチェン30を停止させている状態である。
本実施形態では、前記非注油モードに移行しているとき、副変速レバー94がニュートラルに操作されているので、機体2が停止している。また、本実施形態では、前記非注油モードに移行しているときに、脱穀部40は駆動している。なお、前記非注油モードに移行しているとき、制御装置100は、脱穀部40を「切」状態にして、脱穀部40を停止させるように構成してもよい。
前記非注油モードに移行しているとき、刈取クラッチ75及びフィードチェンクラッチ78が「切」状態になり、かつ、脱穀クラッチ76が「入」状態になる。
エンジン3の回転数が前記所定値X以上のときに、前記非注油モードに移行するように構成することで、各種チェン等の可動部が高速で駆動し、非効率な状態で注油作業が行われることを防ぐことが可能となる。また、前記非注油モードに移行することで刈取部20等が停止されるので、コンバイン1の周辺に人がいる場合に、安全性を向上させることが可能である。
図5(a)に示すように、作業者は、主変速レバー93の前進側への操作量を変更して、エンジン3の回転数を変更することで、前記注油モードと前記非注油モードとの切り換えを行うことができる。
以上のように、制御装置100は、刈取クラッチ75が「入」状態、脱穀クラッチ76が「入」状態、主変速レバー93が前進側、副変速レバー94がニュートラル、かつ、手扱スイッチ96がOFFに操作されている場合で、エンジン3の回転数が前記所定値X未満のときには、前記注油モードに移行し、エンジン3の回転数が前記所定値X以上のときには、前記非注油モードに移行する。
これにより、注油スイッチのような前記注油モードに移行するための操作具が不要であり、前記注油モードに移行するための操作具が無くても、作業者は刈取部20及びフィードチェン30の駆動の有無を確認することで、前記注油モードに移行しているか否かを判断することが可能となる。
なお、手扱スイッチ96を、複数の操作具で構成してもよい。前記各操作具は、ON/OFF操作可能なスイッチ部96aでそれぞれ構成される(図5(b)参照)。スイッチ部96a・96a・・・は、制御装置100に並列に接続される。
なお、本実施形態では、前記操作具を、スイッチ式の操作具であるスイッチ部96aで構成するが、本発明はこれに限定されず、例えば、レバー式の操作具、ダイヤル式の操作具、ペダル式の操作具等で構成してもよい。
手扱スイッチ96を複数のスイッチ部96aで構成する場合は、制御装置100は、作業クラッチレバー95が前記脱穀位置の状態で、全てのスイッチ部96aがOFFからONに操作された場合に、フィードチェン30を起動させることによって、前記手扱モードに移行する。
これにより、前記手扱モードに移行するための要件を厳格にでき、手扱スイッチ96の誤操作等により前記手扱モードに移行してしまうことを抑制することが可能である。
また、制御装置100は、作業クラッチレバー95が前記刈取位置に操作され、主変速レバー93が前進側に操作され、副変速レバー94がニュートラルに操作され、かつ、全てのスイッチ部96aがOFFに操作されている場合で、エンジン3の回転数が前記所定値X未満のときに、前記注油モードに移行し、エンジン3の回転数が前記所定値X以上のときに、前記非注油モードに移行する。
これにより、前記注油モードに移行するための要件を厳格にでき、手扱スイッチ96の誤操作等により前記注油モードに移行してしまうことを抑制することが可能である。
なお、コンバイン1が手扱スイッチ96を備えていない場合は、前記注油モードに移行する際に、「手扱スイッチ96がOFFに操作されている場合」という要件が省略される(図6参照)。
この場合、制御装置100は、作業クラッチレバー95が前記刈取位置に操作され(刈取クラッチ75が「入」状態に操作され、脱穀クラッチ76が「入」状態に操作され)、主変速レバー93が前進側に操作され、かつ、副変速レバー94がニュートラルに操作されている場合で、エンジン3の回転数が前記所定値X未満のときに、前記注油モードに移行し、エンジン3の回転数が前記所定値X以上のときに、前記非注油モードに移行する(図6参照)。
この場合も、上記したコンバイン1が手扱スイッチ96を備えている場合と同様の作用効果を奏する。
なお、前記注油モードに移行しているときに、前記注油モードに移行している旨を表示する表示部110を設けてもよい(図3参照)。
表示部110は、操縦部90に設けられ、運転席91に着座している作業者が視認可能な位置に配置される。表示部110は、制御装置100に接続されており、制御装置100から前記注油モードに移行していることを示す信号を受信することが可能である。
これにより、作業者は、表示部110を視認することで、前記注油モードに移行しているか否を認識することが可能である。
1 コンバイン
3 エンジン
20 刈取部
30 フィードチェン
40 脱穀部
75 刈取クラッチ
76 脱穀クラッチ
93 主変速レバー
94 副変速レバー
96 手扱スイッチ
100 制御装置

Claims (4)

  1. 駆動源の動力を刈取部に伝達又は遮断する刈取クラッチが「入」状態に操作され、前記駆動源の動力を脱穀部に伝達又は遮断する脱穀クラッチが「入」状態に操作され、主変速操作具が前進側に操作され、副変速操作具がニュートラルに操作され、かつ、手扱操作具がOFFに操作されている場合で、前記駆動源の回転数が所定値未満のときには、前記駆動源により前記刈取部、前記脱穀部、及びフィードチェンを駆動させる注油モードに移行し、前記駆動源の回転数が前記所定値以上のときには、前記刈取部及び前記フィードチェンを停止させる非注油モードに移行することを特徴とする、
    コンバイン。
  2. 前記手扱操作具は、複数の操作具で構成され、
    前記手扱操作具がOFFに操作されている場合とは、全ての前記操作具がOFFに操作されている場合のことであることを特徴とする、
    請求項1に記載のコンバイン。
  3. 駆動源の動力を刈取部に伝達又は遮断する刈取クラッチが「入」状態に操作され、前記駆動源の動力を脱穀部に伝達又は遮断する脱穀クラッチが「入」状態に操作され、主変速操作具が前進側に操作され、かつ、副変速操作具がニュートラルに操作されている場合で、前記駆動源の回転数が所定値未満のときには、前記駆動源により前記刈取部、前記脱穀部、及びフィードチェンを駆動させる注油モードに移行し、前記駆動源の回転数が前記所定値以上のときには、前記刈取部及び前記フィードチェンを停止させる非注油モードに移行することを特徴とする、
    コンバイン。
  4. 前記注油モードに移行している旨を表示する表示部を備えることを特徴とする、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のコンバイン。
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