JP2016019407A - ワイヤーハーネス用シート及びワイヤーハーネス - Google Patents

ワイヤーハーネス用シート及びワイヤーハーネス Download PDF

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好彦 佐藤
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Abstract

【課題】剥離紙や剥離フィルムを用いることなくシートの巻き取りを可能とするワイヤーハーネス用シート及びワイヤーハーネスを提供する。【解決手段】ワイヤーハーネス用シート1は、シート状の基材をなす発泡層3と、この発泡層3の表面側に形成される表層4と、発泡層3の裏面側であって、発泡層3の両端に位置付けられる端縁領域3e,3fを除く中央領域に形成される第1の自己粘着層2と、発泡層3の表面側であって、端縁領域3e,3fの少なくとも一方の領域に形成される第2の自己粘着層5,6と、を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、ワイヤーハーネス用シート及びワイヤーハーネスに関する。
従来より、自動車に配索される多数の電線群からなるワイヤーハーネスが知られている。これらの電線群は、当該電線群を集束すると共に保護するためにテープ巻きされている場合が多いが、近年では、作業工数のかかるテープ巻きを廃止し、シートを一括で貼り付けて電線群の集束保護をする場合が増加している(例えば特許文献1参照)。
この類のワイヤーハーネス用シートとして、粘着面同士を合わせることのみで粘着する自己粘着層が形成されたシートが知られている(例えば特許文献2参照)。自己粘着層を備えるワイヤーハーネス用シートは、剥離紙を使用しないで重ねることができ、電線群にもくっつくことがないため、取り扱い性、作業性、環境保護に優れている。
例えば特許文献3には、ワイヤーハーネス用シートが開示されている。このワイヤーハーネス用シートにおいて、シート基材表面側には、当該シート基材の片側の端縁領域に第1自己粘着層が形成され、シート基材裏面側には、上記端縁領域を除く領域に第2自己粘着層が形成されている。このワイヤーハーネス用シートは、第2自己粘着層同士を互いに合わせることで、シートの端縁領域を互いに貼り合わせる使用態様と、シートを渦巻き状に巻き、巻き終わりで第1自己粘着層と第2自己粘着層とを貼り合わせる使用態様とが選択することができる。
特開2013−169117号公報 特開2005−194371号公報 特開2013−168322号公報
ところで、このようなワイヤーハーネス用シートは、シート状のままでは取扱いが不便であることから、ロール状に巻き取った状態で運搬や保管を行うことがある。ただし、両面のそれぞれに自己粘着層を設けた場合には、巻き取った際に表面側の自己粘着層と裏面側の自己粘着層とが互いに面することとなるから、剥離紙や剥離フィルムを間に挟み込む必要がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、剥離紙や剥離フィルムを用いることなくシートの巻き取りを可能とするワイヤーハーネス用シート及びワイヤーハーネスを提供する。
かかる課題を解決するために、第1の発明は、シート状の基材をなす発泡層と、発泡層の表面側に形成される表層と、発泡層の裏面側であって、発泡層の両端に位置付けられる端縁領域を除く中央領域に形成される第1の自己粘着層と、発泡層の表面側であって、前記端縁領域の少なくとも一方の領域に形成される第2の自己粘着層と、を有するワイヤーハーネス用シートを提供する。
ここで、第1の発明において、表層は、端縁領域を除く中央領域に形成されており、第2の自己粘着層は、発泡層の表面に形成されることが好ましい。
また、第1の発明において、第2の自己粘着層は、端縁領域にそれぞれに形成されることが好ましい。
また、第2の発明は、複数の電線からなる幹部と、当該幹部から1以上の電線が分岐した枝部とを備える電線群と、電線群を覆い包むように貼り付けられるワイヤーハーネス用シートと、を有するワイヤーハーネスを提供する。ここで、ワイヤーハーネス用シートは、シート状の基材をなす発泡層と、発泡層の表面側に形成される表層と、発泡層の裏面側であって、発泡層の両端に位置付けられる端縁領域を除く中央領域に形成される第1の自己粘着層と、発泡層の表面側であって、前記端縁領域の少なくとも一方の領域に形成される第2の自己粘着層と、を有している。そして、ワイヤーハーネス用シートは、幹部においては、第1の自己粘着層同士を互いに向き合うように貼り合わせて電線を粘着固定し、枝部においては、渦巻き状に巻き、巻き終わりで第1の自己粘着層と第2の自己粘着層とを貼り合わせて電線を粘着固定する。
本発明によれば、ワイヤーハーネス用シートをロール状に巻き取る際に、裏面側の第1の自己粘着層と表面側の第2の自己粘着層が互いに貼り付くことがないので、剥離紙や剥離フィルムを用いる必要がない。
ワイヤーハーネス用シートを示す説明図 ワイヤーハーネス用シートを使用したワイヤーハーネスを示す説明図 ワイヤーハーネス用シートを使用したワイヤーハーネスを示す説明図 ワイヤーハーネス用シートの使用方法を示す説明図 ワイヤーハーネス用シートの巻き取り方法を示す説明図
図1は、本実施形態に係るワイヤーハーネス用シート1を示す説明図である。図1において、(a)はワイヤーハーネス用シート1を模式的に示す平面図であり、(b)はワイヤーハーネス用シート1を模式的に示す断面図である。
本実施形態に係るワイヤーハーネス用シート1は、ワイヤーハーネスをなす電線群を覆い包むように巻き付けられ、当該電線群を集束すると共に保護するためのシートである。このワイヤーハーネス用シート1は、発泡層3と、表層4と、第1の自己粘着層2と、第2の自己粘着層5,6とを主体に構成されている。ワイヤーハーネス用シート1において、第1の自己粘着層2が位置付けられる側がワイヤーハーネス用シート1の裏面(内面)側に相当し、表層4及び第2の自己粘着層5,6が位置付けられる側がワイヤーハーネス用シート1の表面側に相当する。電線群にワイヤーハーネス用シート1を巻き付ける場合には、ワイヤーハーネス用シート1の裏面側が内側となるように使用される。
発泡層3は、シート状の基材である。この発泡層3は、四角形に形成されており、一対の長辺3a,3bと、一対の短辺3c,3dとを備えている。発泡層3は、表層4の10倍以上の厚さ、例えば2mm程度の厚さで形成されている。発泡層3には、例えば、ポリエチレンテレフタレートやポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂等のプラスチック類を使用することができる。
表層4は、発泡層3の表面側に形成されている。この表層4は、発泡層3の両端(本実施形態では、長辺3a,3b側の両端)に位置付けられる端縁領域3e,3fを除く、中央領域に形成されている。表層4は、例えば0.2mm程度の厚さを有し、Tダイ押出法により押出成形されたフィルムを発泡層3の表面に積層することで形成されている。表層4には、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン等を使用することができる。
第1の自己粘着層2は、発泡層3の裏面側に形成されている。この第1の自己粘着層2は、両端の端縁領域3e,3fとこれに一定のマージンを加味した領域を除く、中央領域に形成されている。もっとも、第1の自己粘着層2は、発泡層3の表裏を重ねて捉えた場合に、第2の自己粘着層5,6と重複しない領域に形成されていればよい。すなわち、第1の自己粘着層2は、両端の端縁領域3e,3fを除く領域に形成されていれば足りる。
この第1の自己粘着層2は、自己粘着層同士を貼り合わせることによって粘着固定することができる。すなわち、第1の自己粘着層2は、第1の自己粘着層2又は第2の自己粘着層5,6と貼り合わされた際には互いに粘着固定されるが、発泡層3や表層4と貼り合わされてもこれらと粘着固定されることはない。
第2の自己粘着層5,6は、発泡層3の表面側に形成されている。第2の自己粘着層5,6は、発泡層3の両端の端縁領域3e,3fにそれぞれ形成されている。上述したように、第1の自己粘着層2は、少なくとも両端の端縁領域3e,3fを除く領域に形成されているため、表裏という違いを除けば、第1の自己粘着層2と第2の自己粘着層5,6とは互いに重複しない範囲に設定されている。
この第2の自己粘着層5,6は、第1の自己粘着層2と同様、自己粘着層同士を貼り合わせることによって粘着固定することができる。すなわち、第2の自己粘着層5,6は、第1の自己粘着層2又は第2の自己粘着層5,6と貼り合わされた際には互いに粘着固定されるが、発泡層3や表層4と貼り合わされてもこれらと粘着固定されることはない。
図2及び図3は、本実施形態に係るワイヤーハーネス用シート1を使用したワイヤーハーネス10を示す説明図である。以下、本実施形態に係るワイヤーハーネス用シート1を使用したワイヤーハーネス10及びその製造方法について説明する。
第1の使用態様に係るワイヤーハーネス10は、ワイヤーハーネス用シート1と、複数の電線からなる電線群11とで構成されており、電線群11を覆い包むようにワイヤーハーネス用シート1が貼り付けられている。第1の使用態様では、ワイヤーハーネス用シート1は、第1の自己粘着層2同士を貼り合わせる形態にて使用されている。
このようなワイヤーハーネス10の製造においては、まず、第1の自己粘着層2が上面となるように、ワイヤーハーネス用シート1が作業台(図示せず)上に置かれる。そして、電線群11を発泡層3の長辺3a,3bと平行にセットし、第1の自己粘着層2の中央に載置する。
つぎに、電線群11と対応する位置を境目に、ワイヤーハーネス用シート1を二つ折りにして電線群11を包み込むとともに、その余剰部分(長辺側の端縁部)に位置付けられる第1の自己粘着層2同士を貼り合わせて、電線群11を粘着固定する。この場合、ワイヤーハーネス10には、図2に示すように、端縁部同士の貼り合わせ代により、外方へと延出する延出部12が形成される。この延出部には、第1の自己粘着層2同士が接着した部分と、第2の自己粘着層5,6が形成された端縁領域3e,3fに相当する部分とが含まれている。この第2の自己粘着層5,6の部分は切除してもよい。
つぎに、第2の使用態様に係るワイヤーハーネス20は、第1の使用態様と同様、ワイヤーハーネス用シート1と、複数の電線からなる電線群11とで構成されており、電線群11を覆い包むようにワイヤーハーネス用シート1が貼り付けられている。第2の使用態様では、ワイヤーハーネス用シート1は、第1の自己粘着層2と第2の自己粘着層6とを貼り合わせる形態にて使用されている。
このようなワイヤーハーネス20の製造においては、まず、第1の自己粘着層2が上面となるように、ワイヤーハーネス用シート1が作業台(図示せず)上に置かれる。そして、電線群11を発泡層3の長辺3a,3bと平行にセットし、第1の自己粘着層2における第2の自己粘着層6側の端部に載置する。
つぎに、電線群11を真ん中に位置付けてワイヤーハーネス用シート1を渦巻き状に巻いていく。そして、図3に示すように、巻き終わりには、第2の自己粘着層6を内側の外周面とし、第1の自己粘着層2を外側の内周面として対面させ、第2の自己粘着層6と第1の自己粘着層2とを貼り合わせる。これにより、巻き終わりで第1の自己粘着層2と第2の自己粘着層とが接着し、電線群11を粘着固定する。図3に示すように、ワイヤーハーネス20の場合、第1の自己粘着層2と第2の自己粘着層6とを貼り合わせて残る余剰部分を切除することができる。
ワイヤーハーネス用シート1に関する上述した第1の使用態様、第2の使用態様は、1本の電線群11に対して独立で使用することもできるし、1つの電線群11に組み合わせて使用することもできる。
図4は、ワイヤーハーネス用シート1の使用方法を示す説明図である。ワイヤーハーネス30に係る電線群11は、複数の電線からなる幹部Bと、この幹部Bから1以上の電線が分岐した枝部Aとで構成することができる。このような形態のワイヤーハーネス30においては、電線群11の幹部Bに、第1の使用態様にてワイヤーハーネス用シート1を適用し、電線群11の枝部Aに、第1の使用態様にてワイヤーハーネス用シート1を適用することができる。
すなわち、本実施形態のワイヤーハーネス30によれば、電線群11の幹部Bでは、第1の自己粘着層2同士を互いに向き合うように貼り合わせて当該電線群11を粘着固定し、枝部Aにおいては、渦巻き状に巻き、巻き終わりで第1の自己粘着層2と第2の自己粘着層5,6とを貼り合わせて電線群11を粘着固定することとしている。
電線群11の幹部Bは、全体の径が太く、その配策場所にはある程度のスペースが許容されている。第1の自己粘着層2同士を貼り合わせる形態(第1の使用態様)では、その貼り合わせ代に相当する延出部12が形成されるが、これが配策上で制約となることは少ない。一方で、電線群11の枝部Aは、その径も細く、その配策場所に大きなスペースがないことも多い。第1の使用態様を枝部Aに適用した場合には、シートの使用量が増えてしまうばかりか、延出部12を収容するスペースが必要であることから経路の確保が困難となってしまう。そこで、電線群11の枝部Aには、第1の自己粘着層2と第2の自己粘着層5,6とを貼り合わせる形態(第2の使用態様)を用いることとしている。これにより、貼り合わせ代に相当する延出部12が形成されないので、シート使用量の低減を図り、かつ、配策経路を容易に確保することができる。
図5は、ワイヤーハーネス用シート1の巻き取り方法を示す説明図である。本実施形態に係るワイヤーハーネス用シート1は、運搬や保管時を想定して、ロール状に巻き取ることが可能となっている。この場合、図5に示すように、ワイヤーハーネス用シート1を長辺3a,3bの延在方向に沿って巻き取ることとなる。上述のように、第1の自己粘着層2は発泡層3裏面側の中央領域に形成され、第2の自己粘着層5,6が発泡層3表面の両端の端縁領域3e,3fに形成され、互いに重複しない関係に設定されている。そのため、ワイヤーハーネス用シート1をロール状に巻き取った場合に、第1の自己粘着層2と第2の自己粘着層5,6が互いに貼り付き粘着固定されるといった事態を抑制することができる。
このように本実施形態において、ワイヤーハーネス用シート1は、シート状の基材をなす発泡層3と、この発泡層3の表面側に形成される表層4と、発泡層3の裏面側であって、発泡層3の両端の端縁領域3e,3fを除く中央領域に形成される第1の自己粘着層2と、発泡層3の表面側であって、端縁領域3e,3fにそれぞれ形成される第2の自己粘着層5,6と、を有している。
この構成によれば、裏面側の第1の自己粘着層2と表面側の第2の自己粘着層5,6が互いに貼り付くことがないので、剥離紙や剥離フィルムを用いる必要もなく、ワイヤーハーネス用シート1をロール状に巻き取ることができる。これにより、作業負担の軽減とともに、コストアップを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、第2の自己粘着層5,6の存在により、ワイヤーハーネス用シート1を2つの使用態様で使い分けることができる。また、発泡層3の裏面全域、すなわち、長辺3a,3b同士の間の幅に合わせて隅々まで均一に第1の自己粘着層2を形成する必要がなく、両端の端縁領域3e,3fを除く中央領域に第1の自己粘着層2を形成すればよいので、歩留まりの悪化を抑制することができる。また、第1の自己粘着層2が形成されない余剰部分に相当する両端の端縁領域3e,3fに第2の自己粘着層5,6を設けているため、本来ロスとなる部分を有効に活用することができる。さらに、両端の端縁領域3e,3fに第2の自己粘着層5,6が設けられていれば、いずれの長辺3a,3bからでも電線群11を覆うことができるので、製造時の作業性の向上を図ることができる。
さらに、本実施形態において、ワイヤーハーネス用シート1は、その基材をなす部分が発泡層3と表層4との積層構造にて構成されている。この積層構造によれば、発泡層3や表層4を単独で用いる場合と比較して、耐摩耗性を飛躍的に向上させることができる。また、このような積層構造とともに、発泡層3を表層4の10倍以上の厚さに設定したことで、振動に起因する打音発生を効果的に抑制すことができる。
また、第2の自己粘着層5,6の間に表層4が位置付けられているため、表層4が存在しない場合と比べて、発泡層3の表面側に関する高さ方向のばらつき(厚みのばらつき)が抑制されている。ワイヤーハーネス用シート1を巻き取った際にも、段差や隙間の発生が抑制され、皺や歪みの発生を抑制することができる。
なお、上述した実施形態では、両端の端縁領域3e,3fのそれぞれに第2の自己粘着層5,6を設けている。しかしながら、端縁領域3e,3fの少なくとも一方の領域のみに、第2の自己粘着層を形成するものであってもよい。
また、本実施形態では、両端の端縁領域3e,3fを除く中央領域に表層4を設けているが、両端の端縁領域3e,3fを含む範囲に表層4を設定してもよい。この場合、第2の自己粘着層5,6は、表層4の表面に形成することができる。すなわち、第2の自己粘着層5,6は、発泡層3の表面に直接形成されるのみならず、表層4を介して形成されてもよく、発泡層3の表面側に形成されていれば足りる。
また、本実施形態のワイヤーハーネス用シート1によれば、粘着面同士を合わせるだけで簡単に貼ることが可能となる。更に、ワイヤーハーネス用シート1は、第1の自己粘着層2及び第2の自己粘着層5,6が電線群11や作業者の手指等に貼り付くことがなく、組立作業性を低下させることがない。
また、本実施形態のワイヤーハーネス用シート1によれば、ワイヤーハーネス30をなす電線群11に幹部Bと枝部Aとがあるような場合であっても、本実施形態に係るワイヤーハーネス用シート1を1種類のみ用意すれば足り、製造時の作業性の向上を図ることができる。
さらに、本実施形態に係るワイヤーハーネス10,20,30によれば、上述のワイヤーハーネス用シート1を用いて製造されているため、製造時における当該シート1の取り扱いが容易であり、また、皺や歪みが発生していないので綺麗な仕上がり状態を確保することができる。
以上、本発明の実施形態にかかるワイヤーハーネス用シート及びワイヤーハーネスについて説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、その発明の範囲内において種々の変形が可能であることはいうまでもない。
1 ワイヤーハーネス用シート
2 第1の自己粘着層
3 発泡層
4 表層
5 第2の自己粘着層
6 第2の自己粘着層
10 ワイヤーハーネス
11 電線群
12 延出部
20 ワイヤーハーネス
30 ワイヤーハーネス

Claims (4)

  1. シート状の基材をなす発泡層と、
    前記発泡層の表面側に形成される表層と、
    前記発泡層の裏面側であって、当該発泡層の両端に位置付けられる端縁領域を除く中央領域に形成される第1の自己粘着層と、
    前記発泡層の表面側であって、前記端縁領域の少なくとも一方の領域に形成される第2の自己粘着層と、
    を有することを特徴とするワイヤーハーネス用シート。
  2. 前記表層は、前記端縁領域を除く中央領域に形成されており、
    前記第2の自己粘着層は、前記発泡層の表面に形成されることを特徴とする請求項1に記載されたワイヤーハーネス用シート。
  3. 前記第2の自己粘着層は、前記端縁領域にそれぞれ形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載されたワイヤーハーネス用シート。
  4. 複数の電線からなる幹部と、当該幹部から1以上の電線が分岐した枝部とを備える電線群と、
    前記電線群を覆い包むように貼り付けられるワイヤーハーネス用シートと、を有し、
    前記ワイヤーハーネス用シートは、
    シート状の基材をなす発泡層と、
    前記発泡層の表面側に形成される表層と、
    前記発泡層の裏面側であって、当該発泡層の両端に位置付けられる端縁領域を除く中央領域に形成される第1の自己粘着層と、
    前記発泡層の表面側であって、前記端縁領域の少なくとも一方の領域に形成される第2の自己粘着層と、を有し、
    前記幹部においては、前記第1の自己粘着層同士を互いに向き合うように貼り合わせて電線を粘着固定し、
    前記枝部においては、渦巻き状に巻き、巻き終わりで前記第1の自己粘着層と前記第2の自己粘着層とを貼り合わせて電線を粘着固定することを特徴とするワイヤーハーネス。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019040090A (ja) * 2017-08-25 2019-03-14 住友電気工業株式会社 光ファイバユニット、光ケーブル
JP2019114364A (ja) * 2017-12-21 2019-07-11 株式会社イノアックコーポレーション 結束具、ワイヤーハーネスおよびその製造方法

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