JP2016018887A - 半導体素子用放熱部品及びその製造方法 - Google Patents

半導体素子用放熱部品及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 メッキ処理以外の方法により表面金属層を形成可能な半導体素子用放熱部品の製造方法を提供する。【解決手段】 半導体素子用放熱部品10を製造する方法であって、第1金属シート12を、第1金属シート12とは異なる金属を含有する第2金属シート14上に積層して接合することでクラッド材32を製造する工程と、減圧雰囲気下において、金属ブロック16の表面の表層及びクラッド材32の第2金属シート14の第1表面の表層を除去し、その後、その減圧雰囲気を維持しながら、金属ブロック16の前記表面とクラッド材32の第2金属シート14の第1表面とを接合する工程を有する。【選択図】図4

Description

本明細書が開示する技術は、半導体素子に対してはんだ付けされ、半導体素子で生じた熱を放熱する半導体素子用放熱部品及びその製造方法に関する。
特許文献1には、半導体素子用放熱部品が開示されている。この半導体素子用放熱部品は、熱伝導性が高いヒートシンク板と、ヒートシンク板の表面に形成された表面金属層を有している。表面金属層は、はんだ付けに適したNiにより構成されている。
特開2002−203932号公報
特許文献1の半導体素子用放熱部品では、表面金属層がメッキ処理によって形成されている。この場合、メッキ処理によって形成された表面金属層で水素脆化が生じるのを防止するために、メッキ処理後にベーク処理を実施する必要がある。すると、ベーク処理にて表面金属層が高温となるため、表面金属層にクラックが生じる場合がある。クラックが生じると、はんだ付け時にボイドが発生し、はんだ付け面において熱抵抗が高くなってしまうという問題が生じる。
したがって、本明細書では、メッキ処理以外の方法により表面金属層を形成可能な半導体素子用放熱部品の製造方法を提供する。
本明細書が開示する半導体素子用放熱部品の製造方法は、第1金属シートを、第1金属シートとは異なる金属を含有する第2金属シートに接合することでクラッド材を製造する工程と、減圧雰囲気下において、金属ブロックの表面の表層及びクラッド材の第2金属シートの第1表面の表層を除去し、その後、その減圧雰囲気を維持しながら、金属ブロックの前記表面とクラッド材の第2金属シートの第1表面とを接合する工程を有する。
この方法では、第1金属シートとしてはんだ付けに適した材料を採用することができ、金属ブロックとして放熱性が高い材料を採用することができる。ここで、金属ブロックの表面はそれほど平坦ではなく、また、第1金属シートの材料と金属ブロックの材料が接合に適していない場合が多い。このため、第1金属シートを金属ブロックに直接接合することは難しい。したがって、上記の方法では、第1金属シートを第2金属シートに接合して、クラッド材を製造する。シート同士であれば、互いに密着しやすいことから、接合は容易である。次に、クラッド材を、金属ブロックに接合する。このとき、最初に、減圧雰囲気下において、金属ブロックの表面の表層及びクラッド材の第2金属シートの第1表面の表層を除去する。これによって、金属ブロックの前記表面及び第2金属シートの第1表面の被膜(例えば、酸化被膜等)が除去される。次に、その減圧雰囲気を維持しながら、金属ブロックの前記表面と第2金属シートの第1表面とを接合する。減圧雰囲気が維持されているので、金属ブロックの表面及び第2金属シートの第1表面に再度被膜が形成されることが防止される。被膜が除去された状態の表面同士が接合されるため、クラッド材と金属ブロックを好適に接合することができる。この結果、表面に第1金属シート(表面金属層)が配置されている放熱部品が製造される。このように、この製造方法では、メッキ処理を使わずに表面金属層が形成されるので、表面金属層のメッキ処理に起因する問題が生じない。
上述した製造方法においては、第2金属シートが、Al、Cu及びTiの少なくとも1つを含有しており、金属ブロックが、Al、Cu及びTiの少なくとも1つを含有していてもよい。
このような構成によれば、第2金属シートと金属ブロックがより接合され易い。
上述した製造方法においては、クラッド材を製造する工程において、減圧雰囲気下において、第1金属シートの表面の表層及び第2金属シートの第2表面の表層を除去し、その後、その減圧雰囲気を維持しながら、第1金属シートの前記表面と第2金属シートの第2表面とを接合してもよい。
このような構成によれば、第1金属シートと第2金属シートを好適に接合することができる。
上述した製造方法においては、金属ブロックの前記表面とクラッド材の第2金属シートの第1表面とを接合する工程においてクラッド材を金属ブロックに対して押し付けるプレス型を使用してもよい。この場合、プレス型が、周辺部が中央部よりも突出しているプレス面を有する型体と、プレス面上に固定されているクッション板を有していてもよい。クッション板の少なくとも周辺部が、プレス方向に配置されている2つの板材と、2つの板材に挟まれており、2つの板材よりもヤング率が低いクッション材を有していてもよい。
金属ブロックの表面は、中央部がやや突出する緩やかな凸形状である場合が多い。したがって、上記のようなプレス型を用いてクラッド材を金属ブロックに押し付けることで、これらをより密着させることが可能であり、これらをより確実に接合することができる。
また、本明細書は、新たな半導体素子用放熱部品を提供する。この半導体素子用放熱部品は、第1金属シートと、第1金属シートに接合されており、第1金属シートとは異なる金属を含有する第2金属シートと、第2金属シートの第1金属シートと反対側の表面に接合されている金属ブロックを有している。第2金属シートと金属ブロックは、表面活性化接合によって接合されている。
この半導体素子用放熱部品は、上述したいずれかの製造方法により製造することができる。したがって、この半導体素子用放熱部品は、放熱性能に優れる。
放熱部品10の縦断面図。 積層体30の縦断面図。 クラッド材32の縦断面図。 クラッド材32と積層体30を接合する工程の説明図。 クラッド材32と積層体30を接合する工程の説明図。 積層体34の縦断面図。 変形例のプレス型50の縦断面図。
図1に、実施例の方法により製造される放熱部品10を示す。放熱部品10は、表面金属シート12と、中間金属シート14と、金属ブロック16と、絶縁基板18と、金属ブロック20と、パンチングメタル22と、冷却器24が積層された構造を有している。冷却器24は、内部で液体が循環する液循環式の冷却器である。パンチングメタル22は、多数の貫通孔が形成された金属板である。パンチングメタル22は、冷却器24上に接合されている。金属ブロック20は、Alにより形成されたブロックであり、パンチングメタル22上に接合されている。絶縁基板18は、AlNにより形成された板であり、金属ブロック20上に接合されている。金属ブロック16は、Alにより形成されたブロックであり、絶縁基板18上に接合されている。中間金属シート14は、Alにより形成されたシートであり、金属ブロック16上に接合されている。表面金属シート12は、Niにより形成されたシートであり、中間金属シート14上に接合されている。放熱部品10は、半導体素子に対してはんだ付けにより接合される。より詳細には、表面金属シート12が、半導体素子の表面電極に対してはんだ付けされる。すなわち、表面金属シート12は、はんだ付けにより半導体素子に接続される表面金属層である。動作時に半導体素子で生じる熱は、半導体素子と冷却器24の間の部材12〜22を介して冷却器24に伝えられる。冷却器24は熱を放熱する。これによって、半導体素子の温度上昇が抑制される。
次に、放熱部品10の製造方法について説明する。なお、実施例の方法は、表面金属シート12、中間金属シート14及び金属ブロック16の接合工程に特徴を有する。したがって、ここでは、これらの接合工程について詳細に説明し、他の部材の接合工程については説明を簡略化する。
まず、絶縁基板18に対して金属ブロック16を接合する。ここでは、種々の接合方法を採用することができる。これによって、図2に示す積層体30を製造する。絶縁基板18の表面は、フラットではなく、凸状に湾曲している。このため、図2に示すように、絶縁基板18に接合された金属ブロック16も、表面が凸状に湾曲した形状となる。
次に、表面金属シート12を中間金属シート14に、表面活性化接合によって接合する。すなわち、まず、表面金属シート12と中間金属シート14を共通のチャンバ内に設置する。次に、チャンバ内を減圧する。そして、チャンバ内が十分に減圧された段階で、チャンバ内にArガスを導入するとともに、チャンバ内に電界を加える。これによって、Ar原子を表面金属シート12と中間金属シート14に衝突させて、表面金属シート12と中間金属シート14の表面をスパッタリングする。これによって、表面金属シート12及び中間金属シート14の表面被膜(すなわち、酸化被膜や異物等)を除去する。
スパッタリングが完了したら、引き続きチャンバ内を減圧状態に維持したまま、チャンバ内において、表面金属シート12のスパッタリングされた表面を、中間金属シート14のスパッタリングされた表面に接触させる。そして、表面金属シート12を中間金属シート14に向けて加圧する。このように、スパッタリングされたクリーンな表面同士を接触させ、加圧することで、表面金属シート12と中間金属シート14が接合される。これによって、図3に示すクラッド材32が製造される。このように、表面活性化接合によれば、表面金属シート12と中間金属シート14を加熱することなく、常温でこれらを接合することができる。このため、表面金属シート12と中間金属シート14の界面に金属間化合物が生成されることが抑制される。
次に、クラッド材32を積層体30に、表面活性化接合によって接合する。すなわち、まず、クラッド材32と積層体30を共通のチャンバ内に設置する。次に、チャンバ内を減圧する。そして、チャンバ内が十分に減圧された段階で、チャンバ内にArガスを導入するとともに、チャンバ内に電界を加える。これによって、Ar原子をクラッド材32と積層体30に衝突させて、クラッド材32と積層体30の表面をスパッタリングする。ここでは、クラッド材32の中間金属シート14の表面(図3の下面)と、積層体30の金属ブロック16の表面(図2の上面)をスパッタリングする。これによって、中間金属シート14及び金属ブロック16の表面被膜(すなわち、酸化被膜や異物等)を除去する。
スパッタリングが完了したら、引き続きチャンバ内を減圧状態に維持したまま、チャンバ内において、図4に示すように、積層体30上にクラッド材32を積層する。ここでは、中間金属シート14のスパッタリングされた表面を、金属ブロック16のスパッタリングされた表面に接触させる。そして、図4、5に示すように、プレス型50を用いて、クラッド材32を積層体30に向かって加圧する。
図4、5に示すように、プレス型50は、型体52と、クッション材56を有している。型体52のプレス面54は、中央部が窪んでおり、中央部よりも外周部が突出した形状を有している。クッション材56は、プレス面54に固定されており、プレス面54の中央部及び外周部を覆っている。クッション材56は、プレス面54の中央部には接触しておらず、クッション材56とプレス面54の中央部の間には空間が形成されている。クッション材56は、2つのカーボン板58、62と、グラファイト板60を有している。2つのカーボン板58、62は、型体52の可動方向(プレス方向)に間隔を開けて配置されている。グラファイト板60は、2つのカーボン板58、62の間に配置されており、これらによって挟まれている。グラファイト板60は、カーボン板58、62よりもヤング率が低い。このような構造のため、クッション材56は、適度な強度を有するとともに、可撓性を有する。
図4に示す状態からプレス型50を下方に移動させると、図5に示すように、プレス型50によってクラッド材32と積層体30が圧縮される。上述したように、プレス面54の中央部は窪んでおり、クッション材56は可撓性を有する。また、金属ブロック16の表面は、凸状に湾曲している。このため、クッション材56が金属ブロック16の表面形状に沿って撓み、クラッド材32もクッション材56と同様に撓む。このため、クラッド材32を金属ブロック16の表面に密着させることができる。このように、スパッタリングされたクリーンな表面同士を密着させ、加圧することで、中間金属シート14と金属ブロック16が接合される。これによって、図6に示す積層体34が製造される。このように、表面活性化接合によれば、中間金属シート14と金属ブロック16を加熱することなく、常温でこれらを接合することができる。このため、各部材の接合面に金属間化合物が生成されることが抑制される。
積層体34を製造したら、積層体34に対して、金属ブロック20、パンチングメタル22及び冷却器24を接合する。これらの接合方法としては、種々の方法を採用することができる。これによって、図1に示す放熱部品10が完成する。なお、金属ブロック20、パンチングメタル22及び冷却器24の全部または一部は、上述したよりも早い段階で、絶縁基板18に対して接合されてもよい。
以上に説明したように、この製造方法によれば、メッキ処理によらず、表面金属層12を金属ブロック16の表面に形成することができる。このため、表面金属層12にクラック等が生じ難く、表面金属層12をはんだ付けする際にボイド等が発生することが抑制される。また、メッキ処理に起因して生じるその他の種々の問題を解消することができる。例えば、メッキ処理ではメッキ膜が必要でない箇所にまでメッキ膜が成長するという問題があるが、実施例の製造方法によればこのような問題も解消される。
また、従来の半導体素子用放熱用部品では、ベーク処理にて各部材が高温に曝されるため、各部材間で金属の拡散が生じる。すると、各部材間の界面に金属間化合物が形成される。このような金属間化合物は脆いため、半導体素子用放熱部品の耐久性の低下を招く。金属の拡散を防止するために、一部の界面に拡散抑制部材を配置する技術も存在するが、このような拡散抑制部材は熱伝導率がそれほど高くないため、半導体素子用放熱部品の放熱性能が悪化してしまう。これに対し、上述した実施例の製造方法では、メッキ処理を行わないため、ベーク処理も行わない。また、実施例の製造方法では、表面活性化接合により表面金属シート12と中間金属シート14を接合し、表面活性化接合により中間金属シート14と金属ブロック16を接合する。表面活性化接合によれば、常温でこれらの各部材を接合することができる。このように、実施例の製造方法では、各部材が高温に曝されることが防止される。このため、各部材の界面に金属間化合物が生成され難い。
また、上述した実施例では、中間金属シート14と金属ブロック16を接合する際に、表面活性化処理が施されたクリーンな面同士を接合する。このため、接合界面に金属酸化物がほとんど存在しない。
なお、表面金属シート12を金属ブロック16に直接接合することも考え得るが、このような接合は困難である。上述したように、金属ブロック16の表面は凸状に湾曲している。また、表面金属シート12(Ni)と金属ブロック16(Al)は、それほど接合に適した材料の組み合わせとは言えない。このため、表面金属シート12を金属ブロック16に直接接合することは困難である。上述した実施例では、この点に鑑みて、最初に表面金属シート12(Ni)を中間金属シート14(Al)に接合する。上述したように、NiとAlの組み合わせは、材料としては接合にそれほど適しているわけではない。しかしながら、シート同士であれば、互いに密着することができるため、このような材料の組み合わせでも容易に接合できる。このため、表面金属シート12を中間金属シート14に接合することは容易である。また、クラッド材32の中間金属シート14(Al)を金属ブロック16(Al)に接合することは、これらが同種の金属であるため、容易である。このように、実施例の製造方法は、表面金属シート12と中間金属シート14の接合を実施し、次に、中間金属シート14と金属ブロック16の接合を実施することで、放熱部品10の表面にNiからなる表面金属層12を配置することを実現したものである。
なお、上述した実施例では、中間金属シート14と金属ブロック16の接合工程において、図4、5に示すクッション材56を使用した。しかしながら、図7に示すクッション材64を用いてもよい。クッション材64は、2つの金属板66、70と、金属メッシュ68を有している。2つの金属板66、70は、型体52の可動方向(プレス方向)に間隔を開けて配置されている。2つの金属板66、70は、その中央部72で繋がっている。金属メッシュ68は、中央部72の周囲を囲むように配置されている。金属メッシュ68は、2つの金属板66、70の間に配置されており、これらによって挟まれている。金属メッシュ68は、金属板66、70よりもヤング率が低い。このような構造のため、クッション材64は、適度な強度を有するとともに、可撓性を有する。したがって、クッション材64を用いても、クッション材56と同様に、適切に中間金属シート14と金属ブロック16を接合することができる。
また、上述した実施例では、中間金属シート14と金属ブロック16が共にAlにより構成されていた。このように、中間金属シート14と金属ブロック16が同種の金属により構成されていることで、適切に表面活性化接合を行うことができる。しかしながら、以下の組み合わせであれば、中間金属シート14と金属ブロック16が同種金属により構成されていてもよい。中間金属シート14の材料としては、Al、Cu及びTiの何れか、または、これらの少なくとも1つを含む合金を用いることができる。また、金属ブロック16の材料としては、Al、Cu及びTiの何れか、または、これらの少なくとも1つを含む合金を用いることができる。これらの材料であれば、中間金属シート14と金属ブロック16が異種金属であっても、これらを表面活性化接合により接合することが可能である。
また、中間金属シート14と金属ブロック16が異種金属である場合には、これらの接合面を観察することができる。また、この場合、当該接合面には金属間化合物が存在しない。
また、上述した実施例では、表面金属シート12がNiであったが、Cu等、はんだ付けに適した他の金属であってもよい。
また、上述した実施例の製造方法は、はんだ付けに用いられる表面金属層12を表面活性化接合により形成するものであるが、表面金属層12以外の構成については、必要に応じてメッキ処理により形成してもかまわない。
また、上述した実施例では、冷却器24が液循環式の冷却器であったが、冷却器24はヒートシンクであってもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例をさまざまに変形、変更したものが含まれる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:放熱部品
12:表面金属シート
14:中間金属シート
16:金属ブロック
18:絶縁基板
20:金属ブロック
22:パンチングメタル
24:冷却器
30:積層体
32:クラッド材
34:積層体
50:プレス型

Claims (5)

  1. 半導体素子用放熱部品を製造する方法であって、
    第1金属シートを、第1金属シートとは異なる金属を含有する第2金属シートに接合することでクラッド材を製造する工程と、
    減圧雰囲気下において、金属ブロックの表面の表層及びクラッド材の第2金属シートの第1表面の表層を除去し、その後、その減圧雰囲気を維持しながら、金属ブロックの前記表面とクラッド材の第2金属シートの第1表面とを接合する工程、
    を有する方法。
  2. 第2金属シートが、Al、Cu及びTiの少なくとも1つを含有しており、
    金属ブロックが、Al、Cu及びTiの少なくとも1つを含有している、
    請求項1の方法。
  3. クラッド材を製造する工程において、減圧雰囲気下において、第1金属シートの表面の表層及び第2金属シートの第2表面の表層を除去し、その後、その減圧雰囲気を維持しながら、第1金属シートの前記表面と第2金属シートの第2表面とを接合する請求項1または2の方法。
  4. 金属ブロックの前記表面とクラッド材の第2金属シートの第1表面とを接合する工程において、クラッド材を金属ブロックに対して押し付けるプレス型を使用し、
    プレス型が、周辺部が中央部よりも突出しているプレス面を有する型体と、プレス面上に固定されているクッション板を有しており、
    クッション板の少なくとも周辺部が、プレス方向に配置されている2つの板材と、2つの板材に挟まれており、2つの板材よりもヤング率が低いクッション材を有する、
    請求項1〜3の何れか一項の方法。
  5. 半導体素子用放熱部品であって、
    第1金属シートと、
    第1金属シートに接合されており、第1金属シートとは異なる金属を含有する第2金属シートと、
    第2金属シートの第1金属シートと反対側の表面に接合されている金属ブロック、
    を有しており、
    第2金属シートと金属ブロックが、表面活性化接合によって接合されている、
    半導体素子用放熱部品。
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