JP2016017553A - 冠型保持器 - Google Patents

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JP2016017553A
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輝彦 藤崎
Teruhiko Fujisaki
輝彦 藤崎
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Abstract

【課題】自動調心玉軸受の組立てによる玉の挿入性を確保するとともに、保持器の変形を回避出来る自動調心玉軸受用冠型保持器を提供することにある。【解決手段】リング状の円環部と、前記円環部の外形側端部より立ち上がる円周状のフランジ部とを有し、前記フランジ部には円周上等間隔にフランジ端部に向け開放したポケットと、前記円環部の内径側に向けて折曲したリブとを交互に複数設けた冠型保持器であって、前記フランジ部の前記ポケットに隣接する部分にスリットを設けた。これにより、軸受の組立てによる保持器の変形を回避することが可能となる。【選択図】図1

Description

本発明は、自動調心玉軸受に用いる冠型保持器に関する。
従来から、自動調心玉軸受10は、図1に示すように、内周面に外輪軌道面11aを有する外輪11と、外周面に二列の内輪軌道面12a,12aを有する内輪12と、外輪軌道面11aと内輪軌道面12a,12aとの間に二列の状態で転動可能に配置される複数の玉13と、複数の玉13を各列で円周方向に略等間隔にそれぞれ保持する一対の冠型保持器14,14と、を備える。
外輪軌道面11aは、球面形状の凹面であり、その球面形状の曲率中心点が軸受中心軸に一致するように形成される。このため、自動調心玉軸受10では、内輪12、玉13、及び冠型保持器14がその曲率中心点を中心に所定の範囲で自由に回転可能である。
内輪12は、二列の内輪軌道面12a,12aの間に設けられる内輪内方肩部12bと、二列の内輪軌道面12a,12aの軸方向外方に隣接してそれぞれ設けられる内輪外方肩部12c,12cと、を有する。
そして、図2に示すように、内輪軌道面12aと内輪外方肩部12cの外周面12dとの間の境界部12eに、所定の曲率を有するラウンド形状の面取りが施されている。なお、図2では、一方の境界部12eしか図示していないが、他方の境界部12eにもラウンド形状の面取りが同様に施されている。
冠型保持器14は、例えば、金属板をプレス加工や曲げ加工することにより成形され、複数の玉13を円周方向にそれぞれ収納するポケット部14aを有し、ポケット部14aの軸方向一端側に、玉13をポケット部14aに挿入するための開口部14bが形成されている。そして、一対の冠型保持器14,14は、開口部14bが軸受10の軸方向外方に向くようにそれぞれ組み付けられる。
(ベース文献の従来例)
自動調心玉軸受における玉13の組み込み方法としては、図6に示すように、冠型保持器14を内輪12に組み付けた状態において、内輪軌道面12aに玉13が配置されるように、玉13を冠型保持器14のポケット部14aに斜め上方から押し込むようにして行われる。
そして、押し込まれた玉13は、冠型保持器14を外径側に倒しながら内輪外方肩部12cと冠型保持器14との間を通過するが、その中でも、内輪軌道面12aと内輪外方肩部12cの外周面12dとの間の境界部12eの面取りを玉13が通過するとき、冠型保持器14の倒れ角度Aが最大となる。このとき境界部12eにラウンド形状の面取りが施されているので、自動調心玉軸受への玉13の挿入性が向上している。
特開2013−142411号公報
しかしながら、特許文献1のような構造の自動調心玉軸受においては、保持器を押しのけて玉を軸受の所定の位置に配置するため、玉挿入に際して過大な力が加わった場合には、保持器が塑性変形する虞が懸念されていた。
本発明は、上述の問題に鑑み、自動調心玉軸受の組立て時の玉の挿入性を確保しながら、組立てによる保持器の変形を回避できる自動調心玉軸受用冠型保持器を提供することを目的とする。
本発明は、リング状の円環部と、前記円環部の外形側端部より立ち上がる円周状のフランジ部とを有し、前記フランジ部には円周上等間隔にフランジ端部に向け開放したポケットと、前記円環部の内径側に向けて折曲したリブとを交互に複数設けた冠型保持器であって、前記フランジ部の前記ポケットに隣接する部分にスリットを設けたことを特徴とする。
この冠型保持器により、軸受の組立てによる保持器の変形を回避することが可能となる。
自動調心玉軸受の断面図である。 自動調心玉軸受の内輪の断面図である。 本発明の自動調心玉軸受の玉の取り付けを説明する要部拡大断面図である。 本発明の冠型保持器を示す斜視図である。 本発明の冠型保持器の変形例を示す斜視図である。 従来の自動調心玉軸受の玉の取り付けを説明する要部拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1、図2に示すように、自動調心玉軸受10は、内周面に外輪軌道面11aを有する外輪11と、外周面に二列の内輪軌道面12a,12aを有する内輪12と、外輪軌道面11aと内輪軌道面12a,12aとの間に二列の状態で転動可能に配置される複数の玉13と、複数の玉13を各列で円周方向に略等間隔にそれぞれ保持する一対の冠型保持器14,14と、を備える。
外輪軌道面11aは、球面形状の凹面であり、その球面形状の曲率中心点が軸受中心軸に一致するように形成される。このため、自動調心玉軸受10では、内輪12、玉13、及び冠型保持器14がその曲率中心点を中心に所定の範囲で自由に回転可能である。
内輪12は、二列の内輪軌道面12a,12aの間に設けられる内輪内方肩部12bと、二列の内輪軌道面12a,12aの軸方向外方に隣接してそれぞれ設けられる内輪外方肩部12c,12cと、を有する。
本発明の冠型保持器24は、図4に示す様に、リング状の円環部24cと、前記円環部24cの外形側端部より立ち上がる円周状のフランジ部24fとを有し、前記フランジ部24fには円周上等間隔にフランジ端部に向け開口24bを設けたポケット24aと、前記円環部24cの内径側に向けて折曲したリブ24dとを交互に複数設けている。さらに、前記フランジ部24fには前記ポケット24aに隣接してスリット24eが設けられている。
そして、本発明の自動調心玉軸受には、内輪軌道面12aと内輪外方肩部12cの外周面12dとの間の境界部12eに、所定の曲率を有するラウンド形状の面取りが施されている。なお、図2では、一方の境界部12eしか図示していないが、他方の境界部12eにもラウンド形状の面取りが同様に施されている。
本発明の自動調心玉軸受における玉13の組み込み方法としては、図3に示す様に、冠型保持器24を内輪12に組み付けた状態において、内輪軌道面12aに玉13が配置されるように、玉13を冠型保持器24のポケット部24aに斜め上方から押し込むようにして行われる。
そして、押し込まれた玉13は、冠型保持器24を外径側に倒しながら内輪外方肩部12cと冠型保持器24との間を通過するが、その中でも、内輪軌道面12aと内輪外方肩部12cの外周面12dとの間の境界部12eの面取りを玉13が通過するとき、冠型保持器24の倒れ角度Aが最大になり、最も大きな押し込み力が必要となる。このとき、冠型保持器24のポケット24aに隣接してスリット24eが設けられているので、ポケット24aが設けられている部分のフランジ部24fが容易に撓み、冠型保持器24を塑性変形させること無く玉13を容易に軸受内に配置させることが出来る。
上記実施例で説明した冠型保持器の変形例として、図5に示す様に、ポケット24aを撓ませるスリット24eを前記リブ24dの頂部に設けてもよい。本構成においても先の実施例と同様の効果を奏する。
以上、本発明の自動調心玉軸受用冠型保持器について説明したが、実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。また、実施例の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うこともできる。
10 自動調心玉軸受
11 外輪
12 内輪
13 玉
24 冠型保持器
24e スリット

Claims (1)

  1. リング状の円環部と、前記円環部の外形側端部より立ち上がる円周状のフランジ部とを有し、前記フランジ部には円周上等間隔にフランジ端部に向け開放したポケットと、前記円環部の内径側に向けて折曲したリブとを交互に複数設けた冠型保持器であって、前記フランジ部の前記ポケットに隣接する部分にスリットを設けたことを特徴とする自動調心玉軸受用冠型保持器。
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