JP2016014350A - 廃熱発電装置 - Google Patents

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    • Y02E20/14Combined heat and power generation [CHP]

Abstract

【課題】コスト上昇を招くことなく高い信頼性をもって適切な清掃タイミングを検知することが可能な廃熱発電装置を提供する。
【解決手段】廃熱発電装置は、温水と作動媒体との熱交換を行って作動媒体を蒸発させる蒸発器と、蒸発器からの作動媒体の供給により発電を行う膨張タービン発電機と、膨張タービン発電機から排出された作動媒体と冷却水との熱交換を行って作動媒体を凝縮する凝縮器と、凝縮器で凝縮された作動媒体を蒸発器に向けて送出するポンプと、温水及び冷却水の温度を計測するセンサと、作動媒体の温度及び圧力を計測するセンサと、これらセンサの計測結果に基づいて、温水、作動媒体、及び冷却水の状態をTS線図に表し、TS線図の変化状況に応じてアラームを報知する制御装置とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、廃熱発電装置に関する。
従来から、工場や焼却施設等で放出される廃熱エネルギーを回収して発電が行われており、この発電によって得られた電気エネルギーが再利用されることで省エネルギーが図られている。このような工場や施設では、発電機を駆動するための高圧の蒸気を生成しやすいということから約300℃以上(場合によっては1000℃近く)の廃熱が発電に用いられており、約300℃以下の低温廃熱はその多くが依然として大気中に放出されていた。このため、従来は殆ど回収されていなかった低温廃熱の廃熱エネルギーを回収して発電を行えば、更なる省エネルギーを実現することができると考えられている。
以下の特許文献1には、低沸点作動媒体を用いたランキンサイクルによって、300℃以下の低温廃熱の廃熱エネルギーを用いて発電を行う廃熱発電装置が開示されている。具体的に、以下の特許文献1に開示された廃熱発電装置は、廃熱回収器、蒸気タービン、凝縮器、及び高圧ポンプを備えており、廃熱回収器で回収される低温の廃熱によって低沸点作動媒体の高圧蒸気を生成し、この高圧蒸気により蒸気タービンを駆動して発電を行っている。尚、蒸気タービンの排気は凝縮器により凝縮液化し、この液化した低沸点作動媒体を廃熱回収器に送り出して循環させるようにしている。
特開2000−110514号公報
ところで、上述の廃熱発電装置は、低沸点作動媒体の高圧蒸気を生成するための低温の廃熱(例えば、温水)を廃熱回収器に循環させ、蒸気タービンの排気を凝縮液化するために冷却水を凝縮器に循環させる必要がある。廃熱発電装置の運転期間が長期間に亘ると、温水及び冷却水に含まれる不純物が廃熱回収器及び凝縮器にそれぞれ付着して汚れてくるため、適切なタイミングで廃熱回収器及び凝縮器の清掃を行って廃熱回収器及び凝縮器の性能低下を防止する必要がある。尚、温水及び冷却水に薬液を注入すれば一時的に廃熱回収器及び凝縮器の汚れを落とすことができるもののいずれは清掃が必要になる。
ここで、廃熱回収器及び凝縮器の清掃タイミングを知る主な方法としては、以下に示す方法が挙げられる。
(1)サイトグラス(覗き窓)による目視方法
廃熱回収器及び凝縮器(或いは、これらに接続された配管)にサイトグラスを設け、サイトグラスから廃熱回収器及び凝縮器の内部の汚れを目視にて確認する方法。
(2)流量と差圧との関係性を用いた検知方法
温水の流量と差圧(廃熱回収器に供給される温水と廃熱回収器から回収される温水との差圧)との関係の変化から廃熱回収器の内部の汚れを検知し、冷却水の流量と差圧(凝縮器に供給される冷却水と凝縮器から回収される冷却水との差圧)との関係の変化から凝縮器の内部の汚れを検知する方法。具体的に、廃熱回収器(凝縮器)の汚れが発生すると、流量に対する差圧が増加するという関係から、廃熱回収器(凝縮器)の内部の汚れを検知する。
しかしながら、上記(1)に示す方法では、廃熱回収器及び凝縮器の汚れを定量的に計測することができないため、信頼性に欠けるという問題があった。また、上記(2)に示す方法では、流量に対する差圧の変化が、廃熱回収器及び凝縮器の汚れのみに起因して生ずる訳ではなく、廃熱発電装置の運転状態にも起因して生ずる。このため、流量に対する差圧の変化が生じた場合に、廃熱回収器及び凝縮器の清掃が本当に必要であるのかが明確に分からず、信頼性に欠けるという問題があった。加えて、上記(1)に示す方法ではサイトグラスを追加し、上記(2)に示す方法では差圧計を追加する必要があるため、コスト上昇を招いてしまうという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、コスト上昇を招くことなく高い信頼性をもって適切な清掃タイミングを検知することが可能な廃熱発電装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1発明の廃熱発電装置は、廃熱媒体(X)と作動媒体(Y)との熱交換を行って前記作動媒体を蒸発させる蒸発器(11)と、該蒸発器からの前記作動媒体の供給により発電を行うタービン発電機(12)と、該タービン発電機から排出された前記作動媒体と冷却媒体(Z)との熱交換を行って前記作動媒体を凝縮する凝縮器(13)と、該凝縮器で凝縮された前記作動媒体を前記蒸発器に向けて送出するポンプ(15)とを備える廃熱発電装置(10)であって、前記廃熱媒体及び前記冷却媒体の温度を計測する第1センサ(22、23)と、前記作動媒体の温度及び圧力を計測する第2センサ(19、21)と、前記第1,第2センサの計測結果に基づいて、前記廃熱媒体、前記作動媒体、及び前記冷却媒体の状態をTS線図に表し、該TS線図の変化状況に応じてアラームを報知する制御装置(20)とを備えることを特徴としている。
また、第1発明の廃熱発電装置は、前記制御装置が、前記廃熱媒体と前記作動媒体とのピンチ温度差(ΔT11、ΔT12)の変化状況に応じて前記蒸発器の清掃が必要である旨を示すアラームを報知し、前記作動媒体と前記冷却媒体とのピンチ温度差(ΔT21、ΔT22)の変化状況に応じて前記凝縮器の清掃が必要である旨を示すアラームを報知することを特徴としている。
或いは、第1発明の廃熱発電装置は、前記制御装置が、前記廃熱媒体と前記作動媒体とのアプローチ温度(ΔT31、ΔT32)の変化状況に応じて前記蒸発器の清掃が必要である旨を示すアラームを報知し、前記作動媒体と前記冷却媒体とのアプローチ温度(ΔT41、ΔT42)の変化状況に応じて前記凝縮器の清掃が必要である旨を示すアラームを報知することを特徴としている。
或いは、第1発明の廃熱発電装置は、前記制御装置が、前記廃熱媒体と前記作動媒体とのピンチ温度差(ΔT11、ΔT12)及びアプローチ温度(ΔT31、ΔT32)の双方が増加した場合には前記蒸発器の清掃が必要である旨を示すアラームを報知し、前記作動媒体と前記冷却媒体とのピンチ温度差(ΔT21、ΔT22)及びアプローチ温度(ΔT41、ΔT42)の双方が増加した場合には前記凝縮器の清掃が必要である旨を示すアラームを報知し、前記廃熱媒体と前記作動媒体とのピンチ温度差(ΔT11、ΔT12)或いは前記作動媒体と前記冷却媒体とのピンチ温度差(ΔT21、ΔT22)のみが増加した場合には、前記タービン発電機又は前記ポンプに異常が生じた旨を示すアラームを報知することを特徴としている。
上記課題を解決するために、第2発明の廃熱発電装置は、廃熱媒体(X)及び作動媒体(Y)が供給される熱交換器(11)と、前記熱交換器と接続され、前記熱交換器から前記作動媒体が供給されるタービン発電機(12)と、前記タービン発電機と接続され、冷却媒体(Z)及び前記タービン発電機からの前記作動媒体が供給される凝縮器(13)と、を有し、前記凝縮器から出力された前記作動媒体が前記熱交換器に供給される廃熱発電装置(10)であって、前記廃熱発電装置はさらに、前記廃熱媒体、前記作動媒体及び前記冷却媒体のそれぞれの温度とエントロピーの関係の変化に基づきアラームを出力する制御装置(20)をさらに有することを特徴としている。
また、第2発明の廃熱発電装置は、前記制御装置が、前記廃熱媒体と前記作動媒体とのピンチ温度差(ΔT11、ΔT12)の変化に基づき前記熱交換器の清掃が必要である旨を示すアラームを報知し、前記作動媒体と前記冷却媒体とのピンチ温度差(ΔT21、ΔT22)の変化に基づき前記凝縮器の清掃が必要である旨を示すアラームを報知することを特徴としている。
或いは、第2発明の廃熱発電装置は、前記制御装置が、前記廃熱媒体と前記作動媒体とのアプローチ温度(ΔT31、ΔT32)の変化に基づき前記熱交換器の清掃が必要である旨を示すアラームを報知し、前記作動媒体と前記冷却媒体とのアプローチ温度(ΔT41、ΔT42)の変化に基づき前記凝縮器の清掃が必要である旨を示すアラームを報知することを特徴としている。
或いは、第2発明の廃熱発電装置は、前記制御装置が、前記廃熱媒体と前記作動媒体とのピンチ温度差(ΔT11、ΔT12)及びアプローチ温度(ΔT31、ΔT32)の双方が増加した場合には前記熱交換器の清掃が必要である旨を示すアラームを報知し、前記作動媒体と前記冷却媒体とのピンチ温度差(ΔT21、ΔT22)及びアプローチ温度(ΔT41、ΔT42)の双方が増加した場合には前記凝縮器の清掃が必要である旨を示すアラームを報知し、前記廃熱媒体と前記作動媒体とのピンチ温度差(ΔT11、ΔT12)或いは前記作動媒体と前記冷却媒体とのピンチ温度差(ΔT21、ΔT22)のみが増加した場合には、前記タービン発電機に異常が生じた旨を示すアラームを報知することを特徴としている。
本発明によれば、廃熱媒体及び冷却媒体の温度の計測結果、並びに作動媒体の温度及び圧力の計測結果に基づいて、廃熱媒体、作動媒体、及び冷却媒体の状態をTS線図に表し、このTS線図の変化状況に応じてアラームを報知するようにしており、或いは、廃熱媒体、作動媒体、及び冷却媒体のそれぞれの温度とエントロピーの関係の変化に基づきアラームを出力するようにしているため、コスト上昇を招くことなく高い信頼性をもって適切な清掃タイミングを検知することが可能であるという効果がある。
本発明の一実施形態による廃熱発電装置の全体構成を簡略化して示すブロック図である。 本発明の一実施形態による廃熱発電装置が備える制御装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による廃熱発電装置で用いられるTS線図の一例を示す図である。 アプローチ温度を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態による廃熱発電装置について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による廃熱発電装置の全体構成を簡略化して示すブロック図である。図1に示す通り、廃熱発電装置10は、蒸発器11、膨張タービン発電機12(タービン発電機)、凝縮器13、リザーバタンク14、及びポンプ15を備えるランキンサイクルを利用した発電装置であり、工場や焼却施設等から放出される約300℃以下の廃熱媒体(本実施形態では「温水X」という)の廃熱エネルギーを回収して発電を行う。尚、廃熱媒体は、温水Xに限られるものではなく、工場や焼却施設等から放出されるガスを用いることもできる。
また、廃熱発電装置10は、AC/DC変換器16及びDC/AC変換器17を備えており、膨張タービン発電機12で発電された電力を、商用電力と同仕様の三相交流電力に変換する。また、廃熱発電装置10は、計測装置18、センサ19(第2センサ)、及び制御装置20を備えており、膨張タービン発電機12の単位時間(例えば秒単位)当りの発電量、並びに膨張タービン発電機12に供給される作動媒体Yの温度及び圧力の計測結果に基づいて、温水Xの廃熱エネルギーから最も多くの発電が可能となるようにポンプ15の駆動を制御する。
また、廃熱発電装置10は、上記のセンサ19以外に、センサ21(第2センサ)、温度センサ22,23(第1センサ)を備えており、これらの計測結果に基づいて各種アラームを報知する。ここで、廃熱発電装置10で報知されるアラームは、例えば蒸発器11の清掃が必要である旨を示すアラーム、凝縮器13の清掃が必要である旨を示すアラームである。
蒸発器11は、工場等から放出される温水Xとポンプ15から送出される作動媒体Yとが別経路にて供給され、内部にて熱交換を行うことで作動媒体Yの蒸気を生成する。つまり、蒸発器11は、温水Xの廃熱エネルギーを回収して作動媒体Yの蒸気を生成する。尚、図1では、並列に接続された2つの蒸発器11を図示しているが、蒸発器11の数は、1つであっても、3つ以上であってもよい。
ここで、作動媒体Yは、沸点(大気圧条件下における沸点)が15℃程度の媒体であり、且つ運転中の装置内部の圧力が最大で1MPa(G)(ゲージ圧で1MPa)以下であるのが望ましい。その理由は、例えば約100℃以下の低温廃熱の廃熱エネルギーを利用した発電を可能とすべく低温廃熱から蒸気の生成を可能にするとともに、装置全体の圧力を低く抑えることで膨張タービン発電機12の内部圧力を低く抑えるためである。このような作動媒体Yとしては、例えばハイドロフルオロエーテル(HFE)、フルオロカーボン、フルオロケトン、パーフルオロポリエーテル等を用いることができる。
膨張タービン発電機12は、タービン12a及び発電機12bを備えており、蒸発器11から供給された気化状態の作動媒体Yを用いて三相交流電力を発電する。タービン12aは、蒸発器11からの作動媒体Yの供給によってタービンインペラを回転させる回転機械である。発電機12bは、タービンインペラの軸と結合したロータ(回転子)と、ロータの外周を取り囲むように設けられたステータ(固定子)とを備えており、ロータがタービン12aによって回転駆動されることによって、三相交流電力を発電する。尚、発電機12bが出力する三相交流電力は、周波数及び出力電圧の少なくとも一方が商用電力の仕様とは異なっている。
凝縮器13は、膨張タービン発電機12から排出された作動媒体Yと、冷却媒体(本実施形態では「冷却水Z」という)とが別経路にて供給され、内部にて熱交換を行うことで作動媒体Yを冷却して凝縮する。尚、図1では、並列に接続された2つの凝縮器13を図示しているが、凝縮器13の数は、1つであっても、3つ以上であってもよい。リザーバタンク14は、凝縮器13で凝縮された作動媒体Yを一時的に蓄えるタンクである。ポンプ15は、凝縮器13で凝縮されてリザーバタンク14に一時的に蓄えられた作動媒体Yを加圧して蒸発器11に向けて送出する。
AC/DC変換器16及びDC/AC変換器17は、発電機12bが発電した三相交流電力を商用電力の仕様に適合した三相交流電力(例えば50/60Hz,200V級)に変換するためのものである。AC/DC変換器16は、発電機12bから出力される三相交流電力を直流電力に変換してDC/AC変換器17に出力する。DC/AC変換器17は、AC/DC変換器16からの直流電力を商用電力の仕様に適合した三相交流電力に変換する。
計測装置18は、DC/AC変換器17に流れる電流を計測して膨張タービン発電機12の単位時間(例えば秒単位)当りの発電量を計測する。ここで、計測装置18は、AC/DC変換器16に流れる電流を計測して膨張タービン発電機12の単位時間当りの発電量を計測するものであっても良い。尚、計測装置18は、発電量のノイズ(例えば、μsecオーダーのノイズ)を拾うことのないようノイズフィルタを有する。
センサ19は、温度センサ19a及び圧力センサ19bを備えており、蒸発器11と膨張タービン発電機12とを接続する配管に取り付けられて、膨張タービン発電機12に供給される作動媒体Yの温度及び圧力を計測する。尚、センサ19は、蒸発器11における作動媒体Yの出口、或いは膨張タービン発電機12における作動媒体Yの入口に取り付けられていても良い。
センサ21は、温度センサ21a及び圧力センサ21bを備えており、リザーバタンク14とポンプ15とを接続する配管に取り付けられて、ポンプ15に供給される作動媒体Yの温度及び圧力を計測する。温度センサ22は、温水Xを蒸発器11に供給する配管に取り付けられて、温水Xの温度(蒸発器11の各々に分配される前の温水Xの温度)を計測する。温度センサ23は、冷却水Zを凝縮器13に供給する配管に取り付けられて、冷却水Zの温度(凝縮器13の各々に分配される前の冷却水Zの温度)を計測する。
制御装置20は、廃熱発電装置10の動作を統括して制御する。例えば、制御装置20は、計測装置18及びセンサ19(温度センサ19a及び圧力センサ19b)の計測結果に基づいて、温水Xの廃熱エネルギーから最も多くの発電が可能となるようにポンプ15の単位時間当たりの回転数(作動媒体Yの循環量)を制御する。具体的に、制御装置20は、温度センサ19a及び圧力センサ19bの計測結果に基づいて過熱度を算出し、算出した過熱度が予め規定された目標値となるようポンプ15の単位時間当たりの回転数を制御する。但し、制御装置20は、計測装置18の計測結果に急激な変化が生じた場合には、ポンプ15の単位時間当たりの回転数を低減する制御を行う。これは温水Xの急激な温度低下に起因するエロージョン(作動媒体Yが液体のまま膨張タービン発電機12に供給されて生ずるタービンインペラの浸食)を防止するためである。
また、制御装置20は、センサ19(温度センサ19a及び圧力センサ19b)、センサ21(温度センサ21a及び圧力センサ21b)、及び温度センサ22,23の計測結果に基づいて、廃熱発電装置10の運転状態(温水X、作動媒体Y、及び冷却水Zの状態)をTS線図(温度TとエントロピーSとの関係を示す線図)に模擬する。そして、このTS線図の変化状況に応じて、アラーム(例えば、蒸発器11や凝縮器13の清掃が必要である旨を示すアラーム)を報知する。
図2は、本発明の一実施形態による廃熱発電装置が備える制御装置の要部構成を示すブロック図である。図2に示す通り、制御装置20は、制御部31、運転状態模擬部32、監視部33、及び報知部34を備える。制御部31は、計測装置18及びセンサ19の計測結果に基づいた上述の制御(ポンプ15の制御)を行う。運転状態模擬部32は、センサ19,21、及び温度センサ22,23の計測結果に基づいて、廃熱発電装置10の運転状態(温水X、作動媒体Y、及び冷却水Zの状態)をTS線図に模擬する。尚、TS線図の詳細については後述する。
監視部33は、運転状態模擬部32でTS線図に模擬された廃熱発電装置10の運転状態(温水X、作動媒体Y、及び冷却水Zの状態)を常時監視し、廃熱発電装置10の運転状態が変化したか否かを監視する。具体的に、監視部33は、温水Xと作動媒体Yとのピンチ温度差(蒸発器11内における温水Xと作動媒体Yの温度差の最小値)が予め規定された閾値を超えて大きくなったか否か、及び作動媒体Yと冷却水Zとのピンチ温度差(凝縮器13内における作動媒体Yと冷却水Zとの温度差の最小値)が予め規定された閾値を超えて大きくなったか否かを監視する。そして、監視部33は、監視結果に応じたアラームを報知部34に報知させる。
報知部34は、監視部33の監視結果に応じたアラームを報知する。この報知部34は、例えば液晶表示装置等の表示装置、スピーカ等の発音装置、或いは無線信号を送信する無線送信装置等を備えており、監視部33の監視結果に応じたアラームを、文字情報又は記号にて表示装置に表示し、発音装置から発音し、或いは無線送信装置から無線信号にて送信する。
図3は、本発明の一実施形態による廃熱発電装置で用いられるTS線図の一例を示す図である。図3に示す通り、TS線図は、縦軸に温度Tをとり、横軸にエントロピーSをとった線図であって、廃熱発電装置10の運転状態(温水X、作動媒体Y、及び冷却水Zの状態)が模擬される線図である。このTS線図は、上述した運転状態模擬部32によって作成される。
図3において、符号L0が付された線は飽和蒸気圧線である。また、図3において、符号L11,L12が付された線は、温水Xの状態を示す線(温水Xの状態線)であり、符号L21,L22が付された線は、作動媒体Yの状態を示す線(作動媒体Yの状態線)であり、符号L31,L32が付された線は、冷却水Zの状態を示す線(冷却水Zの状態線)である。
また、飽和蒸気圧線L0で区切られた左側の領域R1は、作動媒体Yが液相である領域であり、飽和蒸気圧線L0で区切られた右側の領域R2は、作動媒体Yが気相である領域である。また、飽和蒸気圧線L0で区切られた中央の領域R3は、作動媒体Yが、気相と液相とが混合した状態にある領域である。
尚、図3において、実線で示す状態線(温水Xの状態線L11、作動媒体Yの状態線L21、及び冷却水Zの状態線L31)は、蒸発器11及び凝縮器13に汚れが生じていない場合の状態線である。これに対し、破線で示す状態線(温水Xの状態線L12、作動媒体Yの状態線L22、及び冷却水Zの状態線L32)は、蒸発器11及び凝縮器13に汚れが生じている場合の状態線である。
また、温水Xの状態線L11,L12の右端部(領域R2内における端部)Q11は、蒸発器11に流入する温水Xの状態を示し、温水Xの状態線L11,L12の左端部(領域R1内における端部)Q12は、蒸発器11から排出される温水Xの状態を示している。また、冷却水Zの状態線L31,L32の左端部(領域R1内における端部)Q31は、凝縮器13に流入する冷却水Zの状態を示しており、冷却水Zの状態線L31,L32の右端部(領域R3内における端部)Q32は、凝縮器13から排出される冷却水Zの状態を示している。
図3を参照すると、温水Xの状態線L11は、温水Xの状態線L12に比べて傾きが大きく、冷却水Zの状態線L31は、冷却水Zの状態線L32に比べて傾きが大きいことが分かる。また、作動媒体Yの状態線L21によって囲われる面積は、作動体媒体Yの状態線L22によって囲われる面積よりも大きくなることが分かる。これは、蒸発器11内における温水Xと作動媒体Yとの熱交換、及び凝縮器13内における作動媒体Yと冷却水Zとの熱交換が、蒸発器11及び凝縮器13に汚れが生じている場合よりも蒸発器11及び凝縮器13に汚れが生じていない場合の方が良好に行われるからである。
また、図3を参照すると、ピンチ温度差ΔT12(蒸発器11に汚れが生じている場合における温水Xと作動媒体Yとのピンチ温度差)は、ピンチ温度差ΔT11(蒸発器11に汚れが生じていない場合における温水Xと作動媒体Yとのピンチ温度差)よりも大きくなることが分かる。同様に、ピンチ温度差ΔT22(凝縮器13に汚れが生じている場合における作動媒体Yと冷却水Zとのピンチ温度差)は、ピンチ温度差ΔT21(凝縮器13に汚れが生じていない場合における作動媒体Yと冷却水Zとのピンチ温度差)よりも大きくなることが分かる。
このように、温水Xと作動媒体Yとのピンチ温度差は、蒸発器11の汚れに応じて大きくなり、作動媒体Yと冷却水Zとのピンチ温度差は、凝縮器13の汚れに応じて大きくなるという特性がある。本実施形態では、このようなピンチ温度差の特性を利用することで、コスト上昇を招くことなく高い信頼性をもって蒸発器11や凝縮器13の適切な清掃タイミングを検知するようにしている。
次に、上記構成における廃熱発電装置10の動作について説明する。本実施形態の廃熱発電装置10では、作動媒体Yが、蒸発器11(2つの蒸発器11)→膨張タービン発電機12→凝縮器13(2つの凝縮器13)→リザーバタンク14→ポンプ15→蒸発器11(2つの蒸発器11)の順で循環しつつ、作動媒体Yが液体と気体に状態変化することによって膨張タービン発電機12における発電が行われる。
即ち、蒸発器11において温水Xの熱によって蒸発した作動媒体Yは、膨張タービン発電機12に供給された後に凝縮器13で冷却水Zによって凝縮されて、リザーバタンク14に一時に貯溜された後、再びポンプ15を介して蒸発器11に送出される。このような作動媒体Yの循環的な状態変化の過程において、作動媒体Yによって膨張タービン発電機12が駆動されて発電が行われる。そして、膨張タービン発電機12で発電された三相交流電力は、AC/DC変換器16及びDC/AC変換器17によって商用電力の仕様に適合した三相交流電力に変換されて外部に供給される。
以上の動作が行われている間、DC/AC変換器17に流れる電流(或いは、AC/DC変換器16に流れる電流)が計測装置18で計測されて、膨張タービン発電機12の単位時間(例えば秒単位)当りの発電量が計測装置18によって計測される。また、膨張タービン発電機12に供給される作動媒体Yの温度及び圧力が、温度センサ19a及び圧力センサ19bによってそれぞれ計測される。
そして、温度センサ19a及び圧力センサ19bの計測結果に基づいて過熱度を算出し、算出した過熱度が予め規定された目標値となるようポンプ15の単位時間当たりの回転数を可変する制御が制御装置20の制御部31で行われる。尚、計測装置18の計測結果に急激な変化が生じた場合には、前述したエロージョンを防止するために、ポンプ15の単位時間当たりの回転数を低減する制御が制御装置20の制御部31によって行われる。
また、上述した制御が行われている間、ポンプ15に供給される作動媒体Yの温度及び圧力が温度センサ21a及び圧力センサ21bによってそれぞれ計測されるとともに、蒸発器11に供給される温水Xの温度及び凝縮器13に供給される冷却水Zの温度が温度センサ22,23によってそれぞれ計測される。そして、温度センサ21a及び圧力センサ21bの計測結果、温度センサ22,23の計測結果、及び上述した温度センサ19a及び圧力センサ19bの計測結果に基づいて、図3に例示するTS線図が制御装置20の運転状態模擬部32で作成されて逐次更新される。
運転状態模擬部32でTS線図が生成されると、監視部33によって常時監視され、廃熱発電装置10の運転状態が変化したか否かが監視される。具体的には、温水Xと作動媒体Yとのピンチ温度差(例えば、図3中のピンチ温度差ΔT11)が予め規定された閾値を超えて大きくなったか否か、及び作動媒体Yと冷却水Zとのピンチ温度差(例えば、図3中のピンチ温度差ΔT21)が予め規定された閾値を超えて大きくなったか否かが監視部33によって監視される。
そして、温水Xと作動媒体Yとのピンチ温度差が閾値を超えた場合には、監視部33によって報知部34が制御され、蒸発器11の清掃が必要である旨を示すアラームが報知される。また、作動媒体Yと冷却水Zとのピンチ温度差が閾値を超えた場合には、監視部33によって報知部34が制御され、凝縮器13の清掃が必要である旨を示すアラームが報知される。
以上の通り、本実施形態では、センサ19,21及び温度センサ22,23の計測結果に基づいて、温水X、作動媒体Y、及び冷却水Zの状態をTS線図に表し、TS線図の変化状況に応じてアラームを報知するようにしている。これにより、サイトグラスや差圧計等を追加することなく、蒸発器11及び凝縮器13の清掃が必要であるか否かを検知することができるため、コスト上昇を招くことなく高い信頼性をもって適切な清掃タイミングを検知することが可能である。
尚、以上説明した実施形態では、温水Xと作動媒体Yとのピンチ温度差及び作動媒体Yと冷却水Zとのピンチ温度差の変化状況に応じて蒸発器11及び凝縮器13の清掃が必要であるか否かを検知していた。しかしながら、蒸発器11及び凝縮器13の清掃が必要であるか否かを、温水Xと作動媒体Yとのアプローチ温度及び作動媒体Yと冷却水Zとのアプローチ温度の変化状況に応じて検知するようにしても良い。
図4は、アプローチ温度を説明するための図である。アプローチ温度とは、一般的に高温側入口温度と低温側出口温度の差をいう。温水Xと作動媒体Yとのアプローチ温度は、蒸発器11に流入する温水Xと蒸発器11から排出される作動媒体Yとの温度差である(図4中のアプローチ温度ΔT31,ΔT32参照)。また、作動媒体Yと冷却水Zとのアプローチ温度は、凝縮器13に流入する作動媒体Yと凝縮器13から排出される冷却水Zとの温度差である(図4中のアプローチ温度ΔT41,ΔT42参照)。
ここで、図4を参照すると、アプローチ温度ΔT32(蒸発器11に汚れが生じている場合における温水Xと作動媒体Yとのアプローチ温度)は、アプローチ温度ΔT31(蒸発器11に汚れが生じていない場合における温水Xと作動媒体Yとのアプローチ温度)よりも大きくなることが分かる。また、アプローチ温度ΔT42(凝縮器13に汚れが生じている場合における作動媒体Yと冷却水Zとのアプローチ温度)は、アプローチ温度ΔT41(凝縮器13に汚れが生じていない場合における作動媒体Yと冷却水Zとのアプローチ温度)よりも大きくなることが分かる。
このように、温水Xと作動媒体Yとのアプローチ温度は、温水Xと作動媒体Yとのピンチ温度差と同様に、蒸発器11の汚れに応じて大きくなり、作動媒体Yと冷却水Zとのアプローチ温度は、作動媒体Yと冷却水Zとのピンチ温度差と同様に、凝縮器13の汚れに応じて大きくなるという特性がある。従って、アプローチ温度を用いる場合であっても、ピンチ温度差を用いる場合と同様に、コスト上昇を招くことなく高い信頼性をもって蒸発器11や凝縮器13の適切な清掃タイミングを検知することができる。
また、上述したピンチ温度差の変化状況とアプローチ温度の変化状況との双方を考慮し、これらの変化状況に応じたアラームを発生するようにしても良い。ここで、ピンチ温度差及びアプローチ温度は、蒸発器11及び凝縮器13の汚れが生じた場合以外に、タービン12aに設けられたタービンインペラの劣化が生じた場合、或いはポンプ15に設けられた羽根(不図示)の劣化が生じた場合にも変化する。但し、ピンチ温度差及びアプローチ温度の変化状況は、蒸発器11及び凝縮器13の汚れが生じた場合と、タービンインペラ等の劣化が生じた場合とで異なる。
このため、ピンチ温度差及びアプローチ温度の変化状況に応じて、以下の通りアラームを報知するようにしても良い。
・温水Xと作動媒体Yとのピンチ温度差及びアプローチ温度の双方が増加した場合
→蒸発器11の清掃が必要である旨を示すアラームを報知
・作動媒体Yと冷却水Zとのピンチ温度差及びアプローチ温度の双方が増加した場合
→凝縮器13の清掃が必要である旨を示すアラームを報知
・温水Xと作動媒体Yとのピンチ温度差或いは作動媒体Yと冷却媒体とのピンチ温度差のみが増加した場合
→膨張タービン発電機12又はポンプ15に異常が生じた旨を示すアラームを報知
以上、本発明の一実施形態による廃熱発電装置について説明したが、本発明は上記実施形態に制限されず、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、上記実施形態では、温水Xとなった廃熱エネルギーを電気エネルギーとして回収したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば熱源として廃ガスを用いてもよい。また、熱源は、廃ガスや廃温水などの廃熱に限定されない。また、上述した膨張タービン発電機12として、遠心式膨張タービン発電機、斜流式膨張タービン発電機等のラジアルタービン発電機を用いることも可能である。
10…廃熱発電装置、11…蒸発器、12…膨張タービン発電機、13…凝縮器、15…ポンプ、19…センサ、20…制御装置、21…センサ、22…温度センサ、23…温度センサ、X…温水、Y…作動媒体、Z…冷却水、ΔT11…ピンチ温度差、ΔT12…ピンチ温度差、ΔT21…ピンチ温度差、ΔT22…ピンチ温度差、ΔT31…アプローチ温度、ΔT32…アプローチ温度、ΔT41…アプローチ温度、ΔT42…アプローチ温度

Claims (8)

  1. 廃熱媒体と作動媒体との熱交換を行って前記作動媒体を蒸発させる蒸発器と、該蒸発器からの前記作動媒体の供給により発電を行うタービン発電機と、該タービン発電機から排出された前記作動媒体と冷却媒体との熱交換を行って前記作動媒体を凝縮する凝縮器と、該凝縮器で凝縮された前記作動媒体を前記蒸発器に向けて送出するポンプとを備える廃熱発電装置であって、
    前記廃熱媒体及び前記冷却媒体の温度を計測する第1センサと、
    前記作動媒体の温度及び圧力を計測する第2センサと、
    前記第1,第2センサの計測結果に基づいて、前記廃熱媒体、前記作動媒体、及び前記冷却媒体の状態をTS線図に表し、該TS線図の変化状況に応じてアラームを報知する制御装置と
    を備えることを特徴とする廃熱発電装置。
  2. 前記制御装置は、前記廃熱媒体と前記作動媒体とのピンチ温度差の変化状況に応じて前記蒸発器の清掃が必要である旨を示すアラームを報知し、前記作動媒体と前記冷却媒体とのピンチ温度差の変化状況に応じて前記凝縮器の清掃が必要である旨を示すアラームを報知することを特徴とする請求項1記載の廃熱発電装置。
  3. 前記制御装置は、前記廃熱媒体と前記作動媒体とのアプローチ温度の変化状況に応じて前記蒸発器の清掃が必要である旨を示すアラームを報知し、前記作動媒体と前記冷却媒体とのアプローチ温度の変化状況に応じて前記凝縮器の清掃が必要である旨を示すアラームを報知することを特徴とする請求項1記載の廃熱発電装置。
  4. 前記制御装置は、前記廃熱媒体と前記作動媒体とのピンチ温度差及びアプローチ温度の双方が増加した場合には前記蒸発器の清掃が必要である旨を示すアラームを報知し、前記作動媒体と前記冷却媒体とのピンチ温度差及びアプローチ温度の双方が増加した場合には前記凝縮器の清掃が必要である旨を示すアラームを報知し、前記廃熱媒体と前記作動媒体とのピンチ温度差或いは前記作動媒体と前記冷却媒体とのピンチ温度差のみが増加した場合には、前記タービン発電機又は前記ポンプに異常が生じた旨を示すアラームを報知することを特徴とする請求項1記載の廃熱発電装置。
  5. 廃熱媒体及び作動媒体が供給される熱交換器と、
    前記熱交換器と接続され、前記熱交換器から前記作動媒体が供給されるタービン発電機と、
    前記タービン発電機と接続され、冷却媒体及び前記タービン発電機からの前記作動媒体が供給される凝縮器と、
    を有し、
    前記凝縮器から出力された前記作動媒体が前記熱交換器に供給される廃熱発電装置であって、
    前記廃熱発電装置はさらに、
    前記廃熱媒体、前記作動媒体及び前記冷却媒体のそれぞれの温度とエントロピーの関係の変化に基づきアラームを出力する制御装置をさらに有する、廃熱発電装置。
  6. 前記制御装置は、前記廃熱媒体と前記作動媒体とのピンチ温度差の変化に基づき前記熱交換器の清掃が必要である旨を示すアラームを報知し、前記作動媒体と前記冷却媒体とのピンチ温度差の変化に基づき前記凝縮器の清掃が必要である旨を示すアラームを報知することを特徴とする請求項5記載の廃熱発電装置。
  7. 前記制御装置は、前記廃熱媒体と前記作動媒体とのアプローチ温度の変化に基づき前記熱交換器の清掃が必要である旨を示すアラームを報知し、前記作動媒体と前記冷却媒体とのアプローチ温度の変化に基づき前記凝縮器の清掃が必要である旨を示すアラームを報知することを特徴とする請求項5記載の廃熱発電装置。
  8. 前記制御装置は、前記廃熱媒体と前記作動媒体とのピンチ温度差及びアプローチ温度の双方が増加した場合には前記熱交換器の清掃が必要である旨を示すアラームを報知し、前記作動媒体と前記冷却媒体とのピンチ温度差及びアプローチ温度の双方が増加した場合には前記凝縮器の清掃が必要である旨を示すアラームを報知し、前記廃熱媒体と前記作動媒体とのピンチ温度差或いは前記作動媒体と前記冷却媒体とのピンチ温度差のみが増加した場合には、前記タービン発電機に異常が生じた旨を示すアラームを報知することを特徴とする請求項5記載の廃熱発電装置。
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