JP2016013195A - ゴルフボール - Google Patents

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Abstract

【課題】打撃に対する耐久性に優れたゴルフボールを提供する。
【解決手段】ゴルフボールは、球状コア4と球状コア4を被覆する少なくとも一層のカバー12とを有し、球状コア12の少なくとも一部が、(a)基材ゴム、(b)共架橋剤、(c)架橋開始剤および(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体を含有するゴム組成物から形成されており、前記ゴム組成物中の前記(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体の含有量が、(a)基剤ゴム100質量部に対して0.5質量部〜7.0質量部である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ゴルフボールに関し、より詳細には、コアの耐久性を向上させる技術に関する。
従来、ゴム組成物から形成された球状コアと、この球状コアを被覆するカバーとを有するゴルフボールが提案されている。ゴルフボールは、通常、繰り返し使用される。そのため、ゴルフボールには、打撃に対する割れ耐久性が求められる。ゴルフボールの割れ耐久性を向上させる方法として、コアを構成するゴム組成物にゴム粉末を配合する方法が提案されている。
例えば、特許文献1〜3には、少なくとも1層以上のコアと、少なくとも1層のカバーを有するゴルフボールにおいて、上記コアの少なくとも1層がポリブタジエンを主材として形成され、上記コアのゴム成分100質量部に対して、メタクリル酸又はその金属塩を含有するゴム材料を粉砕してなるゴム粉末(I−a)および/またはアクリル酸又はアクリル酸の金属塩を含有するゴム材料を粉砕してなるゴム粉末(I−b)、およびポリウレタン樹脂粉末(II)をそれぞれ0.05質量部以上配合すると共に、上記カバーの少なくとも1層がポリウレタンを主材として形成されることを特徴とするソリッドゴルフボールが記載されている(特許文献1(請求項1)、特許文献2(請求項1)、特許文献3(請求項1)参照)。
特開2013−138855号公報 特開2013−138856号公報 特開2013−138857号公報
本発明は、打撃に対する耐久性に優れたゴルフボールを提供することを目的とする。
本発明のゴルフボールは、球状コアと前記球状コアを被覆する少なくとも一層のカバーとを有するゴルフボールであって、前記球状コアの少なくとも一部が、(a)基材ゴム、(b)共架橋剤、(c)架橋開始剤および(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体を含有するゴム組成物から形成されており、前記ゴム組成物中の前記(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体の含有量が、(a)基剤ゴム100質量部に対して0.5質量部〜7.0質量部であることを特徴とする。
前記(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体は、メルトフローレイト(2.16kg、190℃)が1.0g/10min以上、引張弾性率(−25℃)が500MPa以下、ビカット軟化点が40℃以上、融点が100℃以下、脆化温度が−50℃以下であることが好ましい。前記(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体は、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体およびエチレン−アクリル酸ブチル共重合体よりなる群から選択される少なくとも一種が好ましい。
本発明によれば、打撃に対する耐久性に優れたゴルフボールが得られる。
本発明の一実施形態に係るゴルフボールが示された一部切り欠き断面図。
本発明のゴルフボールは、球状コアと前記球状コアを被覆する少なくとも一層のカバーとを有するゴルフボールであって、前記球状コアの少なくとも一部が、(a)基材ゴム、(b)共架橋剤、(c)架橋開始剤および(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体を含有するゴム組成物から形成されており、前記ゴム組成物中の前記(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体の含有量が、(a)基剤ゴム100質量部に対して0.5質量部〜7.0質量部であることを特徴とする。
本発明のゴルフボールは、球状コアと前記球状コアを被覆する少なくとも一層以上のカバーとを有する。前記球状コアの少なくとも一部は、(a)基材ゴム、(b)共架橋剤、(c)架橋開始剤および(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体を含有するコア用ゴム組成物から形成されている。(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体は脆化温度が低い。そのため、これを配合することによりコアの低温領域(高速領域)での柔軟性が向上し、衝撃をより吸収できるようになり、コアの耐衝撃性が向上する。
前記(a)基材ゴムとしては、天然ゴムおよび/または合成ゴムを使用することができ、例えば、ポリブタジエンゴム、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレンポリブタジエンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)などを使用できる。これらは単独で用いても良いし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、特に、反発に有利なシス−1,4−結合を、40質量%以上、好ましくは80質量%以上、より好ましくは90質量%以上有するハイシスポリブタジエンが好適である。
前記ハイシスポリブタジエンは、1,2−ビニル結合の含有量が2質量%以下であることが好ましく、より好ましくは1.7質量%以下、さらに好ましくは1.5質量%以下である。1,2−ビニル結合の含有量が多すぎると反発性が低下する場合がある。
前記ハイシスポリブタジエンは、希土類元素系触媒で合成されたものが好適であり、特に、ランタン系列希土類元素化合物であるネオジム化合物を用いたネオジム系触媒の使用が、1,4−シス結合が高含量、1,2−ビニル結合が低含量のポリブタジエンゴムを優れた重合活性で得られるので好ましい。
前記ハイシスポリブタジエンは、ムーニー粘度(ML1+4(100℃))が、30以上であることが好ましく、より好ましくは32以上、さらに好ましくは35以上であり、140以下が好ましく、より好ましくは120以下、さらに好ましくは100以下、最も好ましくは80以下である。なお、本発明でいうムーニー粘度(ML1+4(100℃))とは、JIS K6300−1(2013)に準じて、Lローターを使用し、予備加熱時間1分間、ローターの回転時間4分間、100℃の条件下にて測定した値である。
前記ハイシスポリブタジエンとしては、分子量分布Mw/Mn(Mw:重量平均分子量、Mn:数平均分子量)が、2.0以上であることが好ましく、より好ましくは2.2以上、さらに好ましくは2.4以上、最も好ましくは2.6以上であり、6.0以下であることが好ましく、より好ましくは5.0以下、さらに好ましくは4.0以下、最も好ましくは3.4以下である。ハイシスポリブタジエンの分子量分布(Mw/Mn)が小さすぎると作業性が低下し、大きすぎると反発性が低下するおそれがある。なお、分子量分布は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(東ソー社製、「HLC−8120GPC」)により、検知器として示差屈折計を用いて、カラム:GMHHXL(東ソー社製)、カラム温度:40℃、移動相:テトラヒドロフランの条件で測定し、標準ポリスチレン換算値として算出した値である。
前記(b)共架橋剤は、基材ゴム分子鎖にグラフト重合することによって、ゴム分子を架橋する作用を有する。前記(b)共架橋剤としては、炭素数が3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸および/またはその金属塩が好ましい。前記(b)共架橋剤として使用されるα,β−不飽和カルボン酸の炭素数は、3〜8が好ましく、より好ましくは3〜6、さらに好ましくは3または4である。炭素数が3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸、クロトン酸等を挙げることができる。
炭素数が3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸の金属塩を構成する金属としては、ナトリウム、カリウム、リチウムなどの一価の金属イオン;マグネシウム、カルシウム、亜鉛、バリウム、カドミウムなどの二価の金属イオン;アルミニウムなどの三価の金属イオン;錫、ジルコニウムなどのその他のイオンが挙げられる。前記金属成分は、単独または2種以上の混合物として使用することもできる。これらの中でも、前記金属成分としては、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、バリウム、カドミウムなどの二価の金属が好ましい。炭素数が3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸の二価の金属塩を用いることにより、ゴム分子間に金属架橋が生じやすくなるからである。特に、二価の金属塩としては、得られるゴルフボールの反発性が高くなるということから、炭素数が3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸の亜鉛塩が好ましく、より好ましくはアクリル酸亜鉛である。なお、炭素数が3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸および/またはその金属塩は、単独でもしくは2種以上を組み合わせて使用しても良い。
前記(b)共架橋剤の含有量は、(a)基材ゴム100質量部に対して、15質量部以上が好ましく、20質量部以上がより好ましく、50質量部以下が好ましく、45質量部以下がより好ましく、40質量部以下がさらに好ましい。(b)共架橋剤の含有量が15質量部未満では、コア用ゴム組成物から形成される部材を適当な硬さとするために、後述する(c)架橋開始剤の量を増加しなければならず、ゴルフボールの反発性が低下する傾向がある。一方、(b)共架橋剤の含有量が50質量部を超えると、コア用ゴム組成物から形成される部材が硬くなりすぎて、ゴルフボールの打球感が低下するおそれがある。
前記(c)架橋開始剤は、(a)基材ゴム成分を架橋するために配合されるものである。(c)架橋開始剤としては、有機過酸化物が好適である。前記有機過酸化物は、具体的には、ジクミルパーオキサイド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジ−t−ブチルパーオキサイドなどの有機過酸化物が挙げられる。これらの有機過酸化物は、単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でもジクミルパーオキサイドが好ましく用いられる。
前記(c)架橋開始剤の含有量は、(a)基材ゴム100質量部に対して、0.2質量部以上が好ましく、より好ましくは0.5質量部以上であって、5.0質量部以下が好ましく、より好ましくは2.5質量部以下である。0.2質量部未満では、コア用ゴム組成物から形成される部材が柔らかくなりすぎて、ゴルフボールの反発性が低下する傾向があり、5.0質量部を超えると、コア用ゴム組成物から形成される部材を適切な硬さにするために、前述した(b)共架橋剤の使用量を減少する必要があり、ゴルフボールの反発性が不足したり、耐久性が悪くなるおそれがある。
前記(b)共架橋剤としては炭素数が3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸を使用する際は、(d)金属化合物を含有してもよい。
前記(d)金属化合物としては、ゴム組成物中において(b)炭素数が3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸を中和することができるものであれば、特に限定されない。前記(d)金属化合物としては、例えば、水酸化マグネシウム、水酸化亜鉛、水酸化カルシウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化カリウム、水酸化銅などの金属水酸化物;酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化亜鉛、酸化銅などの金属酸化物;炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸リチウム、炭酸カリウムなどの金属炭酸化物が挙げられる。(d)前記金属化合物として好ましいのは、二価金属化合物であり、より好ましくは亜鉛化合物である。二価金属化合物は、炭素数が3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸と反応して、金属架橋を形成するからである。また、亜鉛化合物を用いることにより、反発性の高いゴルフボールが得られる。これらの(d)金属化合物は単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体は、オレフィンと(メタ)アクリル酸アルキルエステルとの共重合体である。前記オレフィンとしては、エチレン、プロピレンが挙げられる。前記(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体としては、例えば、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸プロピル共重合体、エチレン−アクリル酸ブチル共重合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチレン−メタクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸プロピル共重合体、エチレン−メタクリル酸ブチル共重合体などが挙げられる。これらの中でも、(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸ブチル共重合体が好ましい。前記エチレン−アクリル酸エチル共重合体は、ポリエチレンの主鎖にエチルエステル残基(COCO−)が結合した構造を有する。エチレン−アクリル酸エチル共重合体を配合することで、得られる球状コアの耐衝撃性を向上できるとともに、コアの外剛内柔構造の度合いと高め、かつ、コア表面とコア上に形成される樹脂層(中間層、カバーなど)との密着性を向上できる。
前記(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体のメルトフローレイト(2.16kg、190℃)は、1.0g/10min以上が好ましく、より好ましくは5.0g/10min以上、さらに好ましくは10g/10min以上であり、40g/10min以下が好ましく、より好ましくは35g/10min以下、さらに好ましくは30g/10min以下である。メルトフローレイトが前記範囲内であれは、基材ゴムとの混和性が向上し、耐久性向上効果がより大きくなる。(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体のメルトフローレイトは、JIS K 7210(1999)に従い測定する。
前記(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体の引張弾性率(−25℃)は、20MPa以上が好ましく、より好ましくは50MPa以上、さらに好ましくは70MPa以上であり、500MPa以下が好ましく、より好ましくは450MPa以下、さらに好ましくは400MPa以下である。引張弾性率が20MPa以上であれば、コアの耐衝撃性がより向上し、500MPa以下であればコアの柔軟性が高くなり、耐久性が向上する。(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体の引張弾性率は、JIS K 7162(1994)に従い測定する。
前記(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体のビカット軟化点は、40℃以上が好ましく、より好ましくは45℃以上、さらに好ましくは50℃以上であり、70℃以下が好ましく、より好ましくは65℃以下、さらに好ましくは60℃以下である。ビカット軟化点が前記範囲内であれは、基材ゴムとの混和性が向上し、耐久性向上効果がより大きくなる。(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体のビカット軟化点は、JIS K 7206(1999)に従い測定する。
前記(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体の融点は、80℃以上が好ましく、より好ましくは85℃以上、さらに好ましくは90℃以上であり、100℃以下が好ましく、より好ましくは97℃以下、さらに好ましくは95℃以下である。融点が前記範囲内であれは、基材ゴムとの混和性が向上し、耐久性向上効果がより大きくなる。(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体の融点は、JIS K 7121(1987)に従い測定する。
前記(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体の(メタ)アクリル酸アルキル含有率は、5.0質量%以上が好ましく、より好ましくは7.0質量%以上、さらに好ましくは10質量%以上であり、35質量%以下が好ましく、より好ましくは30質量%以下、さらに好ましくは25質量%以下である。(メタ)アクリル酸アルキル含有率が5.0質量%以上であれば、耐衝撃性が向上し、35質量%以下であれば基材ゴムとの相溶性が高く、耐久性向上効果がより大きくなる。
前記(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体の脆化温度は、−50℃以下が好ましく、より好ましくは−60℃以下、さらに好ましくは−70℃以下である。脆化温度が−50℃以下であれば、低温(高速領域)での耐久性が向上する。(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体の脆化温度は、JIS K 7216(1980)に従い測定する。
前記(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体のSP値(溶解度パラメータ)は、7.5以上が好ましく、より好ましくは8.0以上、さらに好ましくは8.5以上であり、11.5以下が好ましく、より好ましくは10.5以下、さらに好ましくは10.0以下である。SP値が前記範囲内であれは、基材ゴムとの混和性が向上し、耐久性向上効果がより大きくなる。SP値(δt)は、下記式で定義されるδtである。
Figure 2016013195
式中、Vは、Fedorsによる体積V(cm/mol)であり、Fdi,Fpi,Ehiは、HoftyzerとVan Krevelenの方法による溶解性パラメータ成分である。δdはLondon分散力、δPは双極子間力、δhは水素結合力である。SP値の詳しい算出方法は、Properties of Polymers (D.W. VANKREVELEN 発行元:ELSEVIER, 発行年度:Third impression 2003)の第7章に記載されている。なお、ポリブタジエンゴムのSP値は8.1〜8.6、ポリイソプレンゴムのSP値は7.9〜8.4である。
前記(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体の含有量は、(a)基材ゴム100質量部に対して、0.5質量部以上、好ましくは1.0質量部以上であり、7.0質量部以下、好ましくは5.0質量部以下、より好ましくは4.0質量部以下である。0.5質量部未満では、耐衝撃性が低くなり、7.0質量部を超えると、コアの反発が低下する。
前記コア用ゴム組成物は(e)カルボン酸および/またはその塩を含有してもよい。前記(e)カルボン酸および/またはその塩を含有することで、得られる球状コアの外剛内柔度合を大きくできる。前記(e)カルボン酸および/またはその塩としては、脂肪族カルボン酸、脂肪族カルボン酸塩、芳香族カルボン酸および芳香族カルボン酸塩が挙げられる。前記(e)カルボン酸および/または塩は、単独または2種以上の混合物として使用することもできる。
前記(e)脂肪族カルボン酸および/またはその塩としては、飽和脂肪酸および/またはその塩が好ましく、カプリル酸(オクタン酸)、ペラルゴン酸(ノナン酸)、カプリン酸(デカン酸)、ラウリル酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸もしくはオレイン酸、または、これらのカリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、アルミニウム塩、亜鉛塩、鉄塩、銅塩、ニッケル塩、コバルト塩が好ましい。前記(e)芳香族カルボン酸および/またはその塩としては、特に、安息香酸、ブチル安息香酸、アニス酸(メトキシ安息香酸)、ジメトキシ安息香酸、トリメトキシ安息香酸、ジメチルアミノ安息香酸、クロロ安息香酸、ジクロロ安息香酸、トリクロロ安息香酸、アセトキシ安息香酸、ビフェニルカルボン酸、ナフタレンカルボン酸、アントラセンカルボン酸、フランカルボン酸もしくはテノイル酸、または、これらのカリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、アルミニウム塩、亜鉛塩、鉄塩、銅塩、ニッケル塩、コバルト塩が好ましい。
前記(e)カルボン酸および/またはその塩の含有量は、例えば、(a)基材ゴム100質量部に対して、0.5質量部以上が好ましく、より好ましくは1.0質量部以上、さらに好ましくは1.5質量部以上であって、40質量部以下が好ましく、より好ましくは35質量部以下であり、さらに好ましくは30質量部以下である。(e)カルボン酸および/またはその塩の含有量が0.5質量部以上であれば、球状コアの外剛内柔度合が大きくなり、40質量部以下であれば、コア硬度の低下が抑制され、反発性が良好となる。
前記コア用ゴム組成物は、さらに(f)有機硫黄化合物を含有することが好ましい。前記(f)有機硫黄化合物を含有することで、得られる球状コアの反発性をより高めることができる。前記(f)有機硫黄化合物としては、例えば、チオフェノール類、チオナフトール類、ポリスルフィド類、チウラム類、チオカルボン類、ジチオカルボン類、スルフェンアミド類、ジチオカルバミン酸塩類、チアゾール類などを挙げることができる。球状コアの硬度分布が大きくなるという観点から、(f)有機硫黄化合物としては、チオール基(−SH)を有する有機硫黄化合物、または、その金属塩が好ましく、チオフェノール類、チオナフトール類、または、これらの金属塩が好ましい。前記(f)有機硫黄化合物は、単独もしくは二種以上を混合して使用することができる。
前記(f)有機硫黄化合物としては、チオフェノール類および/またはその金属塩、チオナフトール類および/またはその金属塩、ジフェニルジスルフィド類、チウラムジスルフィド類が好ましく、より好ましくは2,4−ジクロロチオフェノール、2,6−ジフルオロチオフェノール、2,6−ジクロロチオフェノール、2,6−ジブロモチオフェノール、2,6−ジヨードチオフェノール、2,4,5−トリクロロチオフェノール、ペンタクロロチオフェノール、ペンタブロモチオフェノール、1−チオナフトール、2−チオナフトール、ジフェニルジスルフィド、ビス(2,6−ジフルオロフェニル)ジスルフィド、ビス(2,6−ジクロロフェニル)ジスルフィド、ビス(2,6−ジブロモフェニル)ジスルフィド、ビス(2,6−ジヨードフェニル)ジスルフィド、ビス(ペンタブロモフェニル)ジスルフィドである。
前記(f)有機硫黄化合物の含有量は、(a)基材ゴム100質量部に対して、0.05質量部以上が好ましく、より好ましくは0.1質量部以上であって、5.0質量部以下が好ましく、より好ましくは2.0質量部以下である。前記(f)有機硫黄化合物の含有量が、0.05質量部以上であれば、得られるゴルフボールの反発性がより向上し、5.0質量部以下であれば、得られるゴルフボールの圧縮変形量が大きくなりすぎず、反発性の低下が抑制される。
本発明に用いられるコア用ゴム組成物は、必要に応じて、顔料、重量調整などのための充填剤、老化防止剤、しゃく解剤、軟化剤などの添加剤を含有してもよい。
コア用ゴム組成物に配合される顔料としては、例えば、白色顔料、青色顔料、紫色顔料などを挙げることができる。前記白色顔料としては、酸化チタンを使用することが好ましい。酸化チタンの種類は、特に限定されないが、隠蔽性が良好であるという理由から、ルチル型を用いることが好ましい。また、酸化チタンの含有量は、(a)基材ゴム100質量部に対して、0.5質量部以上が好ましく、より好ましくは2質量部以上であって、8質量部以下が好ましく、より好ましくは5質量部以下である。
コア用ゴム組成物が白色顔料と青色顔料とを含有することも好ましい態様である。青色顔料は、白色を鮮やかに見せるために配合され、例えば、群青、コバルト青、フタロシアニンブルーなどを挙げることができる。また、前記紫色顔料としては、例えば、アントラキノンバイオレット、ジオキサジンバイオレット、メチルバイオレットなどを挙げることができる。
ゴム組成物に用いる充填剤としては、主として最終製品として得られるゴルフボールの重量を調整するための重量調整剤として配合されるものであり、必要に応じて配合すれば良い。前記充填剤としては、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、タングステン粉末、モリブデン粉末などの無機充填剤を挙げることができる。前記充填剤の含有量は、基材ゴム100質量部に対して、0.5質量部以上が好ましく、より好ましくは1質量部以上であって、30質量部以下が好ましく、25質量部以下がより好ましく、20質量部以下がさらに好ましい。充填剤の含有量が0.5質量部未満では、重量調整が難しくなり、30質量部を超えるとゴム成分の重量分率が小さくなり反発性が低下する傾向があるからである。
前記老化防止剤の含有量は、(a)基材ゴム100質量部に対して、0.1質量部以上、1質量部以下であることが好ましい。また、しゃく解剤の含有量は、(a)基材ゴム100質量部に対して、0.1質量部以上、5質量部以下であることが好ましい。
本発明で使用するコア用ゴム組成物は、(a)基材ゴム、(b)共架橋剤、(c)架橋開始剤、(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体および、必要に応じてその他の添加剤などを混合して、混練することにより得られる。混練の方法は、特に限定されず、例えば、混練ロール、バンバリーミキサー、ニーダーなどの公知の混練機を用いて行えばよい。混練温度(材料温度)は、(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体の融点よりも高くすることが好ましく、より好ましくは100℃以上であり、120℃以下が好ましく、より好ましくは110℃以下である。
本発明のゴルフボールが有する球状コアは、混練後のゴム組成物を金型内で成形することにより得ることができる。球状コアに成形する温度は、120℃以上が好ましく、140℃以上がより好ましく、150℃以上がさらに好ましく、170℃以下が好ましい。成形温度が170℃を超えると、コア表面硬度が低下する傾向がある。また、成形時の圧力は、2.9MPa〜11.8MPaが好ましい。成形時間は、10分間〜60分間が好ましい。
前記球状コアは、少なくとも一部が前記ゴム組成物から形成されていればよい。前記球状コアは、単層構造でもよいし、多層構造でもよい。球状コアが多層構造である場合、全ての層がゴム組成物から形成されており、少なくとも一層が(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体を含有するゴム組成物から形成されていればよく、全ての層が前記(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体を含有するゴム組成物から形成されていることが好ましい。
前記球状コアの表面硬度(Hs)は、JIS−C硬度で、65以上が好ましく、より好ましくは70以上、さらに好ましくは75以上であり、95以下が好ましく、より好ましくは90以下、さらに好ましくは87以下である。前記球状コアの表面硬度が、JIS−C硬度で65以上であれば、ドライバーショットに対してスピン低減効果があり、また、95以下であれば、コアの耐久性がより向上する。
前記球状コアの中心硬度(Ho)は、JIS−C硬度で、35以上が好ましく、より好ましくは40以上、さらに好ましくは45以上であり、70以下が好ましく、より好ましくは68以下、さらに好ましくは65以下である。球状コアの中心硬度がJIS−C硬度で35以上であると、球状コアが軟らかくなり過ぎることがなく、良好な反発性が得られ、また、70以下であれば、球状コアが硬くなり過ぎず、良好な打球感が得られる。
前記球状コアの表面硬度(Hs)と中心硬度(Ho)との硬度差(Hs−Ho)は、JIS−C硬度で、5.0以上が好ましく、より好ましくは10以上、さらに好ましくは15以上であり、50以下が好ましく、より好ましくは45以下、さらに好ましくは40以下である。コア表面とコア中心の硬度差が大きいと、高打出角および低スピンの飛距離が大きいゴルフボールが得られる。
前記球状コアの直径は、34.8mm以上が好ましく、より好ましくは36.8mm以上、さらに好ましくは38.8mm以上であり、42.2mm以下が好ましく、41.8mm以下がより好ましく、さらに好ましくは41.2mm以下であり、最も好ましくは40.8mm以下である。前記球状コアの直径が34.8mm以上であれば、カバーの厚みが厚くなり過ぎず、反発性がより良好となる。一方、球状コアの直径が42.2mm以下であれば、カバーが薄くなり過ぎず、カバーの機能がより発揮される。
前記球状コアは、直径34.8mm〜42.2mmの場合、初期荷重98Nを負荷した状態から終荷重1275Nを負荷したときまでの圧縮変形量(圧縮方向にセンターが縮む量)が、2.0mm以上が好ましく、2.8mm以上がより好ましく、6.0mm以下が好ましく、5.0mm以下がより好ましい。前記圧縮変形量が、2.0mm以上であれば打球感がより良好となり、6.0mm以下であれば、反発性がより良好となる。
本発明のゴルフボールは、球状コアを被覆する一層以上のカバーを有する。前記カバーは、一層以上の構造であればよく、単層構造、あるいは、二層以上の多層構造を有していてもよい。
本発明のゴルフボールのカバーは、樹脂成分を含有するカバー用組成物から形成される。前記樹脂成分としては、例えば、アイオノマー樹脂、BASFジャパン(株)から商品名「エラストラン(登録商標)」で市販されている熱可塑性ポリウレタンエラストマー、アルケマ(株)から商品名「ペバックス(登録商標)」で市販されている熱可塑性ポリアミドエラストマー、東レ・デュポン(株)から商品名「ハイトレル(登録商標)」で市販されている熱可塑性ポリエステルエラストマー、三菱化学(株)から商品名「ラバロン(登録商標)」で市販されている熱可塑性スチレンエラストマーなどが挙げられる。
前記アイオノマー樹脂としては、例えば、オレフィンと炭素数3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸との二元共重合体中のカルボキシル基の少なくとも一部を金属イオンで中和したもの、オレフィンと炭素数3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸とα,β−不飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体のカルボキシル基の少なくとも一部を金属イオンで中和したもの、あるいは、これらの混合物を挙げることができる。前記オレフィンとしては、炭素数が2〜8個のオレフィンが好ましく、例えば、エチレン、プロピレン、ブテン、ペンテン、ヘキセン、ヘプテン、オクテン等を挙げることができ、特にエチレンが好ましい。前記炭素数が3〜8個のα,β−不飽和カルボン酸としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸、クロトン酸等が挙げられ、特にアクリル酸またはメタクリル酸が好ましい。また、α,β−不飽和カルボン酸エステルとしては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸等のメチル、エチル、プロピル、n−ブチル、イソブチルエステル等が用いられ、特にアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステルが好ましい。これらの中でも、前記アイオノマー樹脂としては、エチレン−(メタ)アクリル酸二元共重合体の金属イオン中和物、エチレン−(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル酸エステル三元共重合体の金属イオン中和物が好ましい。
前記アイオノマー樹脂の具体例を商品名で例示すると、三井デュポンポリケミカル(株)から市販されている「ハイミラン(Himilan)(登録商標)(例えば、ハイミラン1555(Na)、ハイミラン1557(Zn)、ハイミラン1605(Na)、ハイミラン1706(Zn)、ハイミラン1707(Na)、ハイミランAM3711(Mg)などが挙げられ、三元共重合体アイオノマー樹脂としては、ハイミラン1856(Na)、ハイミラン1855(Zn)など)」が挙げられる。
さらにデュポン社から市販されているアイオノマー樹脂としては、「サーリン(Surlyn)(登録商標)(例えば、サーリン8945(Na)、サーリン9945(Zn)、サーリン8140(Na)、サーリン8150(Na)、サーリン9120(Zn)、サーリン9150(Zn)、サーリン6910(Mg)、サーリン6120(Mg)、サーリン7930(Li)、サーリン7940(Li)、サーリンAD8546(Li)などが挙げられ、三元共重合体アイオノマー樹脂としては、サーリン8120(Na)、サーリン8320(Na)、サーリン9320(Zn)、サーリン6320(Mg)、HPF1000(Mg)、HPF2000(Mg)など)」が挙げられる。
またエクソンモービル化学(株)から市販されているアイオノマー樹脂としては、「アイオテック(Iotek)(登録商標)(例えば、アイオテック8000(Na)、アイオテック8030(Na)、アイオテック7010(Zn)、アイオテック7030(Zn)などが挙げられ、三元共重合体アイオノマー樹脂としては、アイオテック7510(Zn)、アイオテック7520(Zn)など)」が挙げられる。
なお、前記アイオノマー樹脂の商品名の後の括弧内に記載したNa、Zn、Li、Mgなどは、これらの中和金属イオンの金属種を示している。前記アイオノマー樹脂は、単独で若しくは2種以上を混合して使用しても良い。
本発明のゴルフボールのカバーを構成するカバー用組成物は、樹脂成分として、アイオノマー樹脂を含有することが好ましい。アイオノマー樹脂を使用する場合には、熱可塑性スチレンエラストマーを併用することも好ましい。カバー用組成物の樹脂成分中のアイオノマー樹脂の含有率は、50質量%以上が好ましく、60質量%以上がより好ましく、70質量%以上がさらに好ましい。
前記カバー用組成物は、上述した樹脂成分のほか、白色顔料(例えば、酸化チタン)、青色顔料、赤色顔料などの顔料成分、酸化亜鉛、炭酸カルシウムや硫酸バリウムなどの重量調整剤、分散剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、蛍光材料または蛍光増白剤などを、カバーの性能を損なわない範囲で含有してもよい。
前記白色顔料(例えば、酸化チタン)の含有量は、カバーを構成する樹脂成分100質量部に対して、0.5質量部以上が好ましく、より好ましくは1質量部以上であって、10質量部以下が好ましく、より好ましくは8質量部以下である。白色顔料の含有量を0.5質量部以上とすることによって、カバーに隠蔽性を付与することができる。また、白色顔料の含有量が10質量部超になると、得られるカバーの耐久性が低下する場合があるからである。
前記カバー用組成物のスラブ硬度は、所望のゴルフボールの性能に応じて適宜設定することが好ましい。例えば、飛距離を重視するディスタンス系のゴルフボールの場合、カバー用組成物のスラブ硬度は、ショアD硬度で50以上が好ましく、55以上がより好ましく、80以下が好ましく、70以下がより好ましい。カバー用組成物のスラブ硬度を50以上にすることにより、ドライバーショットおよびアイアンショットにおいて、高打出角で低スピンのゴルフボールが得られ、飛距離が大きくなる。また、カバー用組成物のスラブ硬度を80以下とすることにより、耐久性に優れたゴルフボールが得られる。
また、コントロール性を重視するスピン系のゴルフボールの場合、カバー用組成物のスラブ硬度は、ショアD硬度で、50未満が好ましく、20以上が好ましく、25以上がより好ましい。カバー用組成物のスラブ硬度が、ショアD硬度で50未満であれば、ドライバーショットでは、本発明のコアにより、高飛距離化がはかれるとともに、アプローチショットのスピン量が高くなり、グリーン上で止まりやすいゴルフボールが得られる。また、スラブ硬度を20以上とすることにより、耐擦過傷性が向上する。複数のカバー層の場合は、各層を構成するカバー用組成物のスラブ硬度は、上記範囲内であれば、同一あるいは異なっても良い。
本発明のゴルフボールのカバーを成形する方法としては、例えば、カバー用組成物から中空殻状のシェルを成形し、コアを複数のシェルで被覆して圧縮成形する方法(好ましくは、カバー用組成物から中空殻状のハーフシェルを成形し、コアを2枚のハーフシェルで被覆して圧縮成形する方法)、あるいは、カバー用組成物をコア上に直接射出成形する方法を挙げることができる。
圧縮成形法によりカバーを成形する場合、ハーフシェルの成形は、圧縮成形法または射出成形法のいずれの方法によっても行うことができるが、圧縮成形法が好適である。カバー用組成物を圧縮成形してハーフシェルに成形する条件としては、例えば、1MPa以上、20MPa以下の圧力で、カバー用組成物の流動開始温度に対して、−20℃以上、70℃以下の成形温度を挙げることができる。前記成形条件とすることによって、均一な厚みをもつハーフシェルを成形できる。ハーフシェルを用いてカバーを成形する方法としては、例えば、コアを2枚のハーフシェルで被覆して圧縮成形する方法を挙げることができる。ハーフシェルを圧縮成形してカバーに成形する条件としては、例えば、0.5MPa以上、25MPa以下の成形圧力で、カバー用組成物の流動開始温度に対して、−20℃以上、70℃以下の成形温度を挙げることができる。前記成形条件とすることによって、均一なカバー厚みを有するゴルフボールカバーを成形できる。
カバー用組成物を射出成形してカバーを成形する場合、押出して得られたペレット状のカバー用組成物を用いて射出成形しても良いし、あるいは、基材樹脂成分や顔料などのカバー用材料をドライブレンドして直接射出成形してもよい。カバー成形用上下金型としては、半球状キャビティを有し、ピンプル付きで、ピンプルの一部が進退可能なホールドピンを兼ねているものを使用することが好ましい。射出成形によるカバーの成形は、ホールドピンを突き出し、コアを投入してホールドさせた後、カバー用組成物を注入して、冷却することによりカバーを成形することができ、例えば、9MPa〜15MPaの圧力で型締めした金型内に、200℃〜250℃に加熱したカバー用組成物を0.5秒〜5秒で注入し、10秒〜60秒間冷却して型開きすることにより行う。
カバーには、通常、表面にディンプルと呼ばれるくぼみが形成される。ディンプルの総数は、200個以上500個以下が好ましい。ディンプルの総数が200個未満では、ディンプルの効果が得られにくい。また、ディンプルの総数が500個を超えると、個々のディンプルのサイズが小さくなり、ディンプルの効果が得られにくい。形成されるディンプルの形状(平面視形状)は、特に限定されるものではなく、円形;略三角形、略四角形、略五角形、略六角形などの多角形;その他不定形状;を単独で使用してもよいし、2種以上を組合せて使用してもよい。
前記カバーの厚みは、4.0mm以下が好ましく、より好ましくは3.0mm以下、さらに好ましくは2.0mm以下である。カバーの厚みが4.0mm以下であれば、得られるゴルフボールの反発性や打球感がより良好となる。前記カバーの厚みは、0.3mm以上が好ましく、0.5mm以上がより好ましく、さらに好ましくは0.8mm以上、特に好ましくは1.0mm以上である。カバーの厚みが0.3mm未満では、カバーの耐久性や耐摩耗性が低下する場合がある。複数のカバー層の場合は、複数のカバー層の合計厚みが上記範囲であることが好ましい。
カバーが成形されたゴルフボール本体は、金型から取り出し、必要に応じて、バリ取り、洗浄、サンドブラストなどの表面処理を行うことが好ましい。また、所望により、塗膜やマークを形成することもできる。前記塗膜の膜厚は、特に限定されないが、5μm以上が好ましく、7μm以上がより好ましく、50μm以下が好ましく、40μm以下がより好ましく、30μm以下がさらに好ましい。膜厚が5μm未満になると継続的な使用により塗膜が摩耗消失しやすくなり、膜厚が50μmを超えるとディンプルの効果が低下してゴルフボールの飛行性能が低下するからである。
本発明のゴルフボールは、直径40mm〜45mmの場合、初期荷重98Nを負荷した状態から終荷重1275Nを負荷したときの圧縮変形量(圧縮方向に縮む量)は、2.0mm以上であることが好ましく、より好ましくは2.4mm以上であり、さらに好ましくは2.5mm以上であり、最も好ましくは2.8mm以上であり、5.0mm以下であることが好ましく、より好ましくは4.5mm以下である。前記圧縮変形量が2.0mm以上のゴルフボールは、硬くなり過ぎず、打球感が良い。一方、圧縮変形量を5.0mm以下にすることにより、反発性が高くなる。
本発明のゴルフボールの構造は、球状コアと、前記球状コアを被覆する一層以上のカバーとを有するものであれば、特に限定されない。図1は、本発明の一実施形態に係るゴルフボール2が示された一部切り欠き断面図である。ゴルフボール2は、球状コア4と、球状コア4を被覆するカバー12とを有する。このカバーの表面には、多数のディンプル14が形成されている。このゴルフボール2の表面のうち、ディンプル14以外の部分は、ランド16である。このゴルフボール2は、カバー12の外側にペイント層およびマーク層を備えているが、これらの層の図示は省略されている。
本発明のゴルフボールとしては、例えば、単層の球状コアと前記球状コアを被覆するように配設された単層のカバーとからなるツーピースゴルフボール;単層の球状コアと前記球状コアを被覆するように配設された2層のカバーを有するスリーピースゴルフボール;2層構造の球状コアと前記球状コアを被覆するように配設された単層のカバーとを有するスリーピースゴルフボール;単層の球状コアと前記球状コアを被覆するように配設された3層以上のカバーを有するマルチピースゴルフボール;2層構造の球状コアと前記球状コアを被覆するように配設された2層以上のカバーとを有するマルチピースゴルフボール;球状コアと前記球状コアの周囲に設けられた糸ゴム層と、前記糸ゴム層を被覆するように配設されたカバーとを有する糸巻きゴルフボールなどを挙げることができる。上記いずれの構造のゴルフボールにも本発明を好適に利用できる。
以下、本発明を実施例によって詳細に説明するが、本発明は、下記実施例によって限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲の変更、実施の態様は、いずれも本発明の範囲内に含まれる。
[評価方法]
(1)コア硬度分布(JIS−C硬度)
スプリング式硬度計JIS−C型を備えた高分子計器社製自動ゴム硬度計P1型を用いて、コアの表面部において測定したJIS−C硬度をコア表面硬度とした。また、コアを半球状に切断し、切断面の中心において硬度を測定した。
(2)圧縮変形量(mm)
コアに初期荷重98Nを負荷した状態から終荷重1275Nを負荷したときまでの圧縮方向の変形量(圧縮方向にコアが縮む量)を測定した。
(3)反発係数
各コアに198.4gの金属製円筒物を40m/秒の速度で衝突させ、衝突前後の前記円筒物およびコアの速度を測定し、それぞれの速度および質量から各コアの反発係数を算出した。測定は各コアについて12個ずつ行って、その平均値をそのコアの反発係数とした。なお、各コアの反発係数は、コアNo.1の反発係数との差で示した。
(4)スラブ硬度(ショアD硬度)
カバー用組成物を用いて、射出成形により、厚み約2mmのシートを作製し、23℃で2週間保存した。このシートを、測定基板などの影響が出ないように、3枚以上重ねた状態で、ASTM−D2240に規定するスプリング式硬度計ショアD型を備えた高分子計器社製自動ゴム硬度計P1型を用いて測定した。
(5)耐久性
各コアを10個ずつ、エアガンを用いて金属板に50m/秒の速度で衝突させて、コアが壊れるまでの繰返し回数を測定し、10個の平均値を算出した。各コアの耐久性は、コアNo.1の衝突回数を100として、各コアについての回数を指数化した値で示した。
[ゴルフボールの作製]
(1)コアの作製
コアNo.1〜13
ニーダーを用いて、基材ゴム(ポリブタジエンゴム)を素練りし、これに表1の配合となるようにエチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)を添加し、混練(材料温度:100℃、混練時間:3分間)した。さらに、表1に示す配合となるように架橋剤(アクリル酸亜鉛)、架橋助剤(酸化亜鉛)、充填剤(硫酸バリウム)および開始剤(ジクミルパーオキサイド)を添加し、混練ロールにより混練してゴム組成物を調製した。得られたゴム組成物を、半球状キャビティを有する上下金型内で加熱プレス(170℃、20分間)することにより球状コアを得た。
Figure 2016013195
コアNo.14〜16
表2に示す配合のゴム組成物を混練ロールにより混練し、半球状キャビティを有する上下金型内で加熱プレス(170℃、20分間)することにより球状の内層コアを得た。
ニーダーを用いて、基材ゴム(ポリブタジエンゴム)を素練りし、これに表2の配合となるようにエチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)を添加し、混練(材料温度:100℃、混練時間:3分間)した。さらに、表2に示す配合となるように架橋剤(アクリル酸亜鉛)、架橋助剤(酸化亜鉛)、充填剤(硫酸バリウム)および開始剤(ジクミルパーオキサイド)を添加し、混練ロールにより混練してゴム組成物を調製した。得られたゴム組成物からハーフシェルを成形した。ハーフシェルの成形は、ゴム組成物をハーフシェル成形用金型の下型の凹部ごとに一つずつ投入し、加圧した。圧縮成形は成形温度30℃、成形時間1分、成形圧力10MPaの条件で行った。上記で得た内層コアを2枚のハーフシェルで被覆した。この内層コアおよびハーフシェルを、共に半球状キャビティを備えた上型および下型からなる金型に投入し、加熱プレス(170℃、20分間)して球状コアを得た。
Figure 2016013195
表1、2で使用した原料は以下の通りである。
ポリブタジエンゴム:JSR社製、「BR730(ハイシスポリブタジエン(シス−1,4−結合含有量=96質量%、1,2−ビニル結合含有量=1.3質量%、ムーニー粘度(ML1+4(100℃))=55、分子量分布(Mw/Mn)=3))」
EEA1:NUC社製、「NUC−6220(エチレン−アクリル酸エチル共重合体)」(引張弾性率(−25℃);70〜400MPa、脆化温度;−75℃未満、SP値8.6〜9.1)
EEA2:NUC社製、「DPDJ−6169(エチレン−アクリル酸エチル共重合体)」(引張弾性率(−25℃);250MPa、脆化温度;−75℃未満、SP値8.6〜9.1)
EEA3:NUC社製、「NUC−6520(エチレン−アクリル酸エチル共重合体)」(引張弾性率(−25℃);70〜400MPa、脆化温度−75℃未満、SP値8.6〜9.1)
アクリル酸亜鉛:三新化学工業社製、「サンセラー(登録商標)SR」
硫酸バリウム:堺化学社製、「硫酸バリウムBD」
酸化亜鉛:東邦亜鉛社製、「銀嶺R」
ジクミルパーオキサイド:日油社製、「パークミル(登録商標)D(ジクミルパーオキサイド)」
(2)カバーの作製
次に、表3に示した配合のカバー用材料を、二軸混練型押出機により押し出して、ペレット状のカバー用組成物を調製した。押出は、スクリュー径45mm、スクリュー回転数200rpm、スクリューL/D=35で行った。配合物は、押出機のダイの位置で150〜230℃に加熱された。得られたカバー用組成物を上述のようにして得られた球状コア上に射出成形して、球状コアと前記コアを被覆するカバーを有するゴルフボールを作製した。
Figure 2016013195
表1、2に示すように、コアの少なくとも一部が、(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体を(a)基剤ゴム100質量部に対して0.5質量部〜7.0質量部含有するゴム組成物から形成されたコアNo.2〜4、7〜9、12、13、15、16は、耐久性が優れていることがわかる。(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体の含有量が(a)基剤ゴム100質量部に対して7.0質量部超であるゴム組成物から形成されたコアNo.5、6、10、11は、耐久性の向上効果が小さいか、あるいは、耐久性が劣る。
また、コアNo.1、4、9を比較すると、エチレン−アクリル酸エチル共重合体を含有すると、コアの外剛内柔度合いが高くなっている。これにより、ドライバーショットにおけるスピン量の低減効果が期待できる。
本発明のゴルフボールは、打撃に対する耐久性に優れる。
2:ゴルフボール、4:球状コア、12:カバー、14:ディンプル、16:ランド

Claims (7)

  1. 球状コアと前記球状コアを被覆する少なくとも一層のカバーとを有するゴルフボールであって、
    前記球状コアの少なくとも一部が、(a)基材ゴム、(b)共架橋剤、(c)架橋開始剤および(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体を含有するゴム組成物から形成されており、
    前記ゴム組成物中の前記(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体の含有量が、(a)基剤ゴム100質量部に対して0.5質量部〜7.0質量部であることを特徴とするゴルフボール。
  2. 前記(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体のメルトフローレイト(2.16kg、190℃)が、1.0g/10min以上である請求項1に記載のゴルフボール。
  3. 前記(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体の引張弾性率(−25℃)が、500MPa以下である請求項1または2に記載のゴルフボール。
  4. 前記(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体のビカット軟化点が、40℃以上である請求項1〜3のいずれか一項に記載のゴルフボール。
  5. 前記(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体の融点が、100℃以下である請求項1〜4のいずれか一項に記載のゴルフボール。
  6. 前記(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体の脆化温度が、−50℃以下である請求項1〜5のいずれか一項に記載のゴルフボール。
  7. 前記(x)オレフィン−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体が、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体およびエチレン−アクリル酸ブチル共重合体よりなる群から選択される少なくとも一種である請求項1〜6のいずれか一項に記載のゴルフボール。
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