JP2016012421A - コネクタのシール構造 - Google Patents

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将司 内田
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Abstract

【課題】プレス成形品の端子金具を用いた場合にも有効なシール構造を提供する。
【解決手段】電線Wの端末に接続された端子金具がハウジング40に形成された端子収容室50に後方から挿入されて収容されるコネクタCにおいて、電線Wの端末の接続部分にハウジング40の前面側から浸水することを防ぐためのシール構造であって、端子金具が金属板のプレス成形品からなり、相手端子と接続される端子接続部11と、電線Wの端末が圧着されるワイヤバレル16Aとインシュレーションバレル16Bとからなる電線圧着部と、同電線圧着部と端子接続部11とを連結した連結部12と、を備えて構成され、端子金具の連結部12には、端子収容室50の内周面に密着するゴム製のシール体20が連結部12を埋設した形態で装着されている。
【選択図】図12

Description

本明細書によって開示される技術は、コネクタのシール構造に関する。
充電用コネクタの一例として、特許第5044508号公報(下記特許文献1)に記載のものが知られている。このものは、電線の端末に接続された端子金具と、同端子金具が収容される端子収容室を設けたハウジングとを備えている。端子金具は金属棒の切削加工品から形成され、フランジ部を挟んだ前側に相手端子と接続される電気接触部が、後側に電線の端末が圧着される電線接続部が設けられた構造であって、同端子金具は端子収容室に後方から挿入され、端子収容室の途中位置に形成された段差面にフランジ部が当たった位置で収容される。そして、フランジ部の外周に嵌着されたセンタパッキンが端子収容室における段差面の手前の内周面に密着し、また電線の端末に嵌着されたリアパッキンが端子収容室の入口の内周面に密着することによって、端子金具の電線接続部に対して前後両側から浸水することを防ぐシール構造が形成されている。
特許第5044508号公報
上記のような充電用コネクタにおいて、コスト低減等を目的として、端子金具を金属棒の切削加工品から金属板のプレス成形品に変更することが検討されている。ここで、金属棒の切削加工品ではクローズドバレル構造が採れることから、ハウジングの前側からのシール構造を構築するに当たり、上記のようにフランジ部を設けてその外周にセンタパッキンを嵌着する構造が採れるのであるが、プレス成形品の端子金具では、オープンバレル構造となるために、フランジ部の外周にセンタパッキンを嵌着する構造が採れず、その対策も併せて求められていた。
本明細書によって開示された技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、プレス成形品の端子金具を用いた場合にも有効なシール構造を提供するところにある。
本明細書によって開示される技術は、電線の端末に接続された端子金具がハウジングに形成された端子収容室に後方から挿入されて収容されるコネクタにおいて、前記電線の端末の接続部分に前記ハウジングの前面側から浸水することを防ぐためのシール構造であって、前記端子金具が金属板のプレス成形品からなり、相手端子と接続される端子接続部と、前記電線の端末が圧着される電線圧着部と、同電線圧着部と前記端子接続部とを連結した連結部と、を備えて構成され、前記端子金具の前記連結部には、前記端子収容室の内周面に密着するゴム製のシール体が前記連結部を埋設した形態で装着されているところに特徴を有する。
上記構成によれば、端子金具がハウジングの端子収容室に正規位置まで挿入されると、連結部に装着されたシール体が端子収容室の内周面に密着してシールされ、ハウジングの前面側からの浸水が、電線の端末の接続部分に到ることが防止される。
端子金具がプレス成形品の場合においても、ハウジングの前面側からの浸水を防ぐシール構造を構築できる。
また、以下のような構成としてもよい。
(1)前記端子金具の前記連結部がU字形断面に形成されている。連結部が曲げに対して増強され、増強された連結部に対してシール体が装着されていることにより、端子収容室の内周面に対する密着性が高められ、シール性能が向上する。
(2)前記端子金具の前記連結部には、前記シール体を構成するゴム材が入る食込孔が開口されている。ゴム材が食込孔に食い込むことでシール体のずれ止めが図られ、シール性能がさらに高められる。
(3)前記端子収容室が、前記端子金具の前記端子接続部を収容する接続部収容部の後方に、同接続部収容部よりも大径であって前記端子金具の前記電線圧着部を収容可能な圧着部収容部を連ねて形成されており、前記圧着部収容部と前記接続部収容部との間に形成された段差面に、前記シール体が緊密に嵌着される嵌合凹部が凹み形成されている。
端子金具が端子収容室に挿入され、シール体が段差面に形成された嵌合凹部の端面に当たったところで、端子金具の挿入が停止されて正規位置に収容され、併せてシール体が嵌合凹部の内周面に密着することでシールが採られる。
(4)前記圧着部収容部には、前記端子金具に対する係止部を備えたスリーブが前記端子金具の前記電線圧着部を囲んだ形態で挿入可能とされ、前記スリーブの後端部には、前記電線を緊密に挿通しかつ前記圧着部収容部の内周面に密着するゴム栓が装着されており、前記ハウジングの後面には、前記スリーブの後端面に当接して抜け止めするホルダが装着されている。
電線に後方への引っ張り力が作用した場合に、端子金具が、ホルダにより抜け止めされたスリーブの係止部に係止されて停止され、端子金具の抜け止めが図られる。併せて、スリーブの後端部に装着されたゴム栓が、圧着部収容部の内周面に密着されることで、端子収容室の後方からの浸水が電線の端末の接続部分に到ることが防止される。
(5)前記端子金具の後端にはガイド羽根が形成される一方、前記スリーブの内周面には、前記ガイド羽根を挿通するガイド溝が前縁から後方に所定寸法切り込まれた形態で形成されており、前記ガイド溝の奥面が、前記ガイド羽根を突き当てて係止する前記係止部となっている。
(6)当該コネクタが、ガン状ケースの先端に装着されて車両に設けられた車両側コネクタに嵌合される充電用コネクタである。
本明細書によって開示される技術によれば、プレス成形品の端子金具を用いた場合にも有効なシール構造を提供することができる。
実施形態に係る端子金具の斜視図 シール体が一体形成された端子金具の平面図 同一部切欠側面図 スリーブの斜視図 同正面図 図5のVI−VI線断面図 端子金具にスリーブが組み付けられた状態を示す斜視図 同側面図 同正面図 図9のX−X線断面図 コネクタの正面図 図11のXII−XII線断面図
<実施形態>
実施形態を図1ないし図12に基づいて説明する。この実施形態では充電用コネクタを例示しており、ガン状ケース(図示せず)の先端に装着されて、車両に設けられた車両側コネクタに嵌合されるようになっている。
本実施形態の充電用コネクタC(以下、単にコネクタC)は5極コネクタであって、図12に示すように、電線Wの端末に接続された端子金具10と、同端子金具10が収容されるハウジング40と、を備えて構成されている。
端子金具10は、2本のパワー端子、1本のアース端子及び2本の信号用端子からなり、種類によって径寸法等を異にする場合があるが、基本的な構造は同様である。以下には、信号用端子を例に採って説明する。
端子金具10は雌端子であって、導電性に優れた金属板をプレス成形することにより、図1ないし図3に示すような形状に形成されている。
端子金具10は、相手の車両側端子(雄端子)と接続される端子接続部11と、連結部12と、電線Wの端末が圧着される電線圧着部15と、ガイド羽根17とが、前方から順次に連なって形成されている。
端子接続部11は、円筒形に回曲形成されたものであって、その先端部が絞られ、かつ複数本のすり割りが入れられることで、弾性的に拡縮径可能な接点部11Aが形成されている。
電線圧着部15は、共にオープン形式のワイヤバレル16Aとインシュレーションバレル16Bとを前後に並べて設けた形状である。
連結部12は、端子接続部11と電線圧着部15とを連結するものであり、上面開放の断面U字形に形成されている。連結部12が断面U字形をなすのは、円筒形の端子接続部11と、オープンバレル形式の電線圧着部15とを滑らかに連結するためであり、かつ曲げに対する増強を意図している。連結部12は、前側の4割弱の長さ領域が、端子接続部11の径と同じ幅寸法を持った等幅部13Aであり、残りの後側の領域が、後方に向けて次第に幅狭となるテーパ部13Bとなっている。
図2及び図3に示すように、連結部12の等幅部13Aにおける底面の後端部(テーパ部13Bとの繋ぎ部分側)には、中央幅位置において食込孔14が開口されている。
ガイド羽根17は、基板18の左右両端に、一対の羽根19を斜め上向きの姿勢で形成した形状である。
ハウジング40は合成樹脂製であって、図11及び図12に示すように、短寸の円柱形をなす基部42の前面に、5本の筒部43が所定の配置で突設されたハウジング本体41を備えている。
ハウジング本体41における基部42の前端の外周には、フランジ45が形成されている。フランジ45の前面には、筒部43群の外周との間に所定間隔を開けて前面開口の筒形をなすフード部46が形成されている。フード部46の開口縁は、図2に示すように、筒部43の前端よりも所定寸法前方に突出している。なお、詳しくは図示しないが、同開口縁は、上部に比べて下部側が前方に突出した傾斜縁となっている。
ハウジング40のフード部46は、図示はしないが車両のパネルに開口された差込口に緊密に挿通され、フランジ45が差込口の表面側の口縁に当たることで差し込みが停止され、それに伴い、フード部46並びにハウジング本体41の前部側(筒部43)が、差込口の裏側に配された相手の車両側コネクタと嵌合されるようになっている。
一方、ハウジング本体41の基部42は、ガン状ケースの先端に嵌って取り付けられるようになっており、そのため基部42の前端部外周には、ガン状ケースの先端開口が嵌って取り付けられる取付部48が形成されている。
ハウジング本体41内には、基部42の後面から内部を貫通して各筒部43に個別に達するようにして、前後方向に延びた5個の端子収容室50が、図11に示すような配置で形成されている。5個の端子収容室50のうち、同図の上段の2個がパワー端子用であり、また、下段の3個のうち、中央の少し下がった位置のものがアース端子用、左右の2個が信号用端子用となっている。
各端子収容室50は、収容する端子金具10の種類に対応して径寸法等を異にする場合があるが、基本的な構造は同様である。以下には、信号用端子の端子収容室50を例に採って説明する。
端子収容室50は、図12に示すように、筒部43の内部である前半側が小径で、基部42内を貫通している後半側が大径となった段差状に形成されている。より詳細には、小径の前半部が、端子金具10における端子接続部11が収容される接続部収容部51であり、大径の後半部が、端子金具10における電線圧着部15が収容される圧着部収容部52となっている。
接続部収容部51の前端部には、内周面が縮径されることにより、相手の車両側端子が挿入される端子挿入口51Aが形成されている。
圧着部収容部52には、端子金具10における電線圧着部15の回りに配されるスリーブ30が挿入可能となっている。スリーブ30は合成樹脂製であって、図4ないし図6に示すように、圧着部収容部52の全長に匹敵する長さ寸法と、同圧着部収容部52の内径よりも少し小さい外径寸法を有する円筒形に形成されている。
スリーブ30の前端外周には、フランジ状をなすストッパ31が形成されているとともに、内周面には、端子金具10の後端に形成されたガイド羽根17を挿通するガイド溝32が、前縁から後方に所定寸法切り込まれた形態で形成されている。
スリーブ30の後端部には、リング形をなすゴム栓35が、二色成形により一体的に形成されている。ゴム栓35の中心孔36には、電線Wが密着して挿通可能となっているとともに、同ゴム栓35の外周面が、圧着部収容部52の後端部の内周面に密着可能となっている。ゴム栓35は、圧着部収容部52に対する後方からの防水機能を果たすようになっている。
一方、圧着部収容部52に対する前方からの防水機能を果たすシール構造は、以下のようになっている。
まず、端子金具10における連結部12には、図2及び図3に示すように、やや肉厚の円盤状をなすゴム製のシール体20が、インサート成形により同連結部12を埋設した形態で一体形成されている。シール体20は詳細には、食込孔14の一部に掛かるような位置において、端子接続部11の軸線上に中心を持った上記の円盤状に形成されており、シール体20の外径は、図12に示すように、スリーブ30の環形の前端面の内周部が、シール体20の後面の外周部に当接し得るような寸法となっている。
端子収容室50における小径の接続部収容部51と大径の圧着部収容部52との境に形成された段差面54には、図12に示すように、端子金具10の連結部12に一体形成された上記のシール体20が緊密に嵌着される嵌合凹部55が形成されている。嵌合凹部55は、シール体20の厚さよりも少し大きい深さ寸法を有し、その後方開口縁には誘い込み用のテーパ面56が形成されている。
このテーパ面56からその回りの段差面54の外周部に亘る環状面がストッパ面57となっており、上記したスリーブ30の前端に形成されたストッパ31の前面が、ストッパ面57に整合して当接可能な形状に形成されている。
ハウジング本体41の基部42の後端面には、スリーブ30を抜け止めする等に機能するリアホルダ60が装着可能となっている。リアホルダ60は合成樹脂製であって、電線Wの挿通孔62が形成された円形のホルダ基板61の周縁から、ロック片63が前方に向けて突出形成された概ねキャップ状に形成されている。リアホルダ60がハウジング本体41の基部42の後端部に被せられ、ホルダ基板61が基部42の後面に当接したところで、ロック片63が基部42の外周面に形成されたロック突部(図示せず)に弾性的に嵌って取り付けられる。このとき、ホルダ基板61が各スリーブ30の後端に当たって受けることにより、各スリーブ30の抜け止めが図られるようになっている。
続いて、本実施形態の作用を説明する。
コネクタCは以下のような手順で組み立てられる。まず、図1に示すように形成された端子金具10の連結部12に対し、図2及び図3に示すように、シール体20がインサート成形により同連結部12を埋設した形態で一体形成される。このようなシール体20を一体に備えた端子金具10が、電線Wの端末に圧着される。具体的には、皮剥ぎ等の端末処理が施された電線Wにスリーブ30が先通しされたのち、図10に参照して示すように、電線Wの露出された芯線Waの端末がワイヤバレル16Aに、絶縁被覆Wbの端末がインシュレーションバレル16Bにそれぞれかしめられて固着される。
そののち、端子金具10のガイド羽根17をガイド溝32に挿通しつつ、スリーブ30が端子金具10の電線圧着部15の回りを覆うようにして前方に移動され、ガイド羽根17がガイド溝32の奥面32A(本開示技術の「係止部」に相当)に当たったところで移動が停止され、図7ないし図10に示すように、スリーブ30がシール体20の直後において電線圧着部15からその後方の電線Wの端末の回りを覆った形態で組み付けられる。
上記のようにスリーブ30が組み付けられた形態の端子金具10が、ハウジング本体41に形成された対応する端子収容室50に後方から挿入される。図12に示すように、スリーブ30の前端のストッパ31が、段差面54に設けられたストッパ面57に当たるまで挿入されたところで停止され、このときシール体20が段差面54に形成された嵌合凹部55の奥に緊密に嵌着されるとともに、スリーブ30の後端面が、圧着部収容部52の後端面と整合し、スリーブ30の後端部に一体成形されたゴム栓35が、圧着部収容部52の後端部に緊密に嵌着される。
全端子収容室50に対して所定の端子金具10が挿入されたら、ハウジング本体41の基部42の後端面から引き出された電線Wが、挿通孔62に挿通されつつリアホルダ60が基部42の後方に配される。リアホルダ60が電線Wに沿って前方に移動し、基部42の後端面に被着されてロックされると、ホルダ基板61がスリーブ30の後端面に当たってスリーブ30を抜け止めする。
これにより、電線Wに後方への引っ張り力が作用した場合には、端子金具10のガイド羽根17が、リアホルダ60により抜け止めされたスリーブ30のガイド溝32の奥面32Aに当たって停止され、結果、各端子金具10は対応する端子収容室50内に抜け止めされて収容されることになる。
以上によりコネクタCの組み立てが完了し、このように組み立てられたコネクタCがガン状ケースの先端部に装着され、コネクタCの後方に引き出された電線Wは、一纏めにされた上でガン状ケースの後端から引き出され、外部電源と接続される。
充電作業時には、ガン状ケースの先端に設けられたコネクタCが、車両のパネルに開口された差込口を通して、相手の車両側コネクタと嵌合される。
ここで、ハウジング40の前面側から浸水があった場合には、端子金具10に一体形成されたシール体20が、端子収容室50の段差面54に形成された嵌合凹部55に緊密に嵌着されていることで、圧着部収容部52に前方から浸水することが防がれる。一方、ガン状ケースに浸水したのち、ハウジング40の後面側から浸水しようした場合には、圧着部収容部52の後端部にゴム栓35が嵌着されていることで、圧着部収容部52に後方から浸水することが防がれる。結果、圧着部収容部52に収容された電線圧着部15に浸水が到ることが確実に防止される。
以上のように本実施形態では、端子金具10の連結部12にゴム製のシール体20を同連結部12を埋設した形態で一体形成し、このシール体20を、端子収容室50の段差面54に設けられた嵌合凹部55に嵌着することで、各圧着部収容部52の前側のシールを採る構造となっている。結果、端子金具10がプレス成形品の場合においても、ハウジング40の前面側からの浸水を防ぐシール構造を構築することができる。
端子金具10の連結部12がU字形断面に形成されていることによって曲げに対して増強され、その増強された連結部12に対してシール体20が一体形成されているのであるから、嵌合凹部55の周面に対する密着性が高められてシール性能が向上する。
また、端子金具10の連結部12には食込孔14が開口されて、ゴム材が食い込んだ形態でシール体20が一体形成されているから、シール体20のずれ止めが図られてシール性能がさらに高められる。
<他の実施形態>
本明細書で開示される技術は、上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も含まれる。
(1)上記実施形態では、端子金具を端子収容室に抜け止めして収容する手段として、スリーブ、リアホルダ等を用いた場合を例示したが、ランス等の他の抜け止め手段を採用したものであってもよい。
(2)上記実施形態では、圧着部収容部の後端部をシールする手段として、スリーブにゴム栓を一体成形した場合を例示したが、他のシール手段を採用してもよい。
(3)スリーブは、端子金具の抜け止めの機能を損なわない範囲で、筒部にスリットを設ける等の形状変更を加えてもよい。
(4)上記実施形態の充電コネクタは5極のものを例示したが、極数は不問である。
(5)上記実施形態では充電用コネクタを例示したが、これに限らず、端子金具の電線圧着部にハウジングの前面側から浸水することを防止するシール構造が必要なコネクタ全般に広く適用することができる。
C…充電用コネクタ(コネクタ)
W…電線
10…端子金具
11…端子接続部
12…連結部
14…食込孔
15…電線圧着部
17…ガイド羽根
20…シール体
30…スリーブ
32…ガイド溝
32A…(ガイド溝32の)奥面(係止部)
35…ゴム栓
36…中心孔
40…ハウジング
41…ハウジング本体
50…端子収容室
51…接続部収容部
52…圧着部収容部
54…段差面
55…嵌合凹部
60…リアホルダ(ホルダ)

Claims (7)

  1. 電線の端末に接続された端子金具がハウジングに形成された端子収容室に後方から挿入されて収容されるコネクタにおいて、前記電線の端末の接続部分に前記ハウジングの前面側から浸水することを防ぐためのシール構造であって、
    前記端子金具が金属板のプレス成形品からなり、相手端子と接続される端子接続部と、前記電線の端末が圧着される電線圧着部と、同電線圧着部と前記端子接続部とを連結した連結部と、を備えて構成され、
    前記端子金具の前記連結部には、前記端子収容室の内周面に密着するゴム製のシール体が前記連結部を埋設した形態で装着されているコネクタのシール構造。
  2. 前記端子金具の前記連結部がU字形断面に形成されている請求項1に記載のコネクタのシール構造。
  3. 前記端子金具の前記連結部には、前記シール体を構成するゴム材が入る食込孔が開口されている請求項2に記載のコネクタのシール構造。
  4. 前記端子収容室が、前記端子金具の前記端子接続部を収容する接続部収容部の後方に、同接続部収容部よりも大径であって前記端子金具の前記電線圧着部を収容可能な圧着部収容部を連ねて形成されており、
    前記圧着部収容部と前記接続部収容部との間に形成された段差面に、前記シール体が緊密に嵌着される嵌合凹部が凹み形成されている請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のコネクタのシール構造。
  5. 前記圧着部収容部には、前記端子金具に対する係止部を備えたスリーブが前記端子金具の前記電線圧着部を囲んだ形態で挿入可能とされ、前記スリーブの後端部には、前記電線を緊密に挿通しかつ前記圧着部収容部の内周面に密着するゴム栓が装着されており、
    前記ハウジングの後面には、前記スリーブの後端面に当接して抜け止めするホルダが装着されている請求項4に記載のコネクタのシール構造。
  6. 前記端子金具の後端にはガイド羽根が形成される一方、前記スリーブの内周面には、前記ガイド羽根を挿通するガイド溝が前縁から後方に所定寸法切り込まれた形態で形成されており、前記ガイド溝の奥面が、前記ガイド羽根を突き当てて係止する前記係止部となっている請求項5に記載のコネクタのシール構造。
  7. 当該コネクタが、ガン状ケースの先端に装着されて車両に設けられた車両側コネクタに嵌合される充電用コネクタである請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載のコネクタのシール構造。
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