JP2016011872A - 予想所要時間算出装置、予想所要時間算出方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ルート全体にわたる所要時間を各ユーザに適した形で算出する。【解決手段】予想所要時間算出装置100であって、一の登山ルートの移動標準所要時間に関する情報と、ユーザが当該一の登山ルートを実際に移動した際に要した移動時間に関する情報と、当該一の登山ルートと異なる他の登山ルートの移動標準所要時間に関する情報とに基づいて、当該ユーザが当該他の登山ルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出する所要時間算出部18を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、予想所要時間算出装置、予想所要時間算出方法及びプログラムに関する。
従来、目的地までの所要時間を予測し表示する登山用ナビゲーション装置が知られている(例えば特許文献1参照)。この登山用ナビゲーション装置にあっては、登山中に現在地点迄の実績値を利用し、到達目標点までの残りの所要予定時間が予測可能となっている。
特開平11−271086号公報
しかしながら、上記特許文献1に開始された登山用ナビゲーション装置では、出発点から到達目標点にわたる所要時間をユーザに適した形で算出することができないという問題がある。
そこで、本発明の課題は、ルート全体にわたる所要時間を各ユーザに適した形で算出することができる予想所要時間算出装置、予想所要時間算出方法及びプログラムを提供することである。
上記課題を解決するため、本発明に係る予想所要時間算出装置は、
第1ルートの移動標準所要時間に関する情報と、ユーザが前記第1ルートを実際に移動した際に要した移動時間に関する情報と、前記第1ルートと異なる第2ルートの移動標準所要時間に関する情報とに基づいて、当該ユーザが当該第2ルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出する予想所要時間算出手段を備えたことを特徴としている。
また、本発明に係る予想所要時間算出方法は、
ユーザがルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出する予想所要時間算出方法であって、第1ルートの移動標準所要時間に関する情報と、ユーザが前記第1ルートを実際に移動した際に要した移動時間に関する情報と、前記第1ルートと異なる第2ルートの移動標準所要時間に関する情報とに基づいて、当該ユーザが当該第2ルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出する処理を含むことを特徴としている。
また、本発明に係るプログラムは、
ユーザがルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出する予想所要時間算出装置のコンピュータを、第1ルートの移動標準所要時間に関する情報と、ユーザが前記第1ルートを実際に移動した際に要した移動時間に関する情報と、前記第1ルートと異なる第2ルートの移動標準所要時間に関する情報とに基づいて、当該ユーザが当該第2ルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出する予想所要時間算出手段、として機能させることを特徴としている。
本発明によれば、ルート全体にわたる所要時間を各ユーザに適した形で算出することが
できる。
本発明を適用した一実施形態の予想所要時間算出装置の概略構成を示すブロック図である。 図1の予想所要時間算出装置による所要時間算出処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 (a)はユーザ係数の算出方法を説明するための図であり、(b)は予想所要時間の算出方法を説明するための図である。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
本実施形態の予想所要時間算出装置100は、ユーザが過去に登山を行った登山ルートの移動時間に関する情報とこの登山ルートの標準所要時間に関する情報とに基づいて算出されたユーザ係数を加味して新たな登山ルートの所要時間を算出する装置である。
図1は、本発明を適用した一実施形態の予想所要時間算出装置100の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、予想所要時間算出装置100は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、記憶部14と、表示部15と、操作部16と、通信部17と、所要時間算出部18と、CPU11と各部とを接続するバスライン20等を備えている。
CPU11は、各種演算処理を行い、予想所要時間算出装置100の全体動作の統括制御を行う。
ROM12は、CPU11が実行する種々のプログラムや初期設定データを格納する。本実施形態では、ROM12に所要時間算出処理のプログラムが記憶されている。
RAM13は、CPU11に作業用のメモリ空間を提供し、作業用の一時データを記憶する。
記憶部14は、読み書き可能な不揮発性のメモリであり、例えば、フラッシュメモリやEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)である。この記憶部14には、登山履歴データ141等が記憶されている。
登山履歴データ141は、実際に登山を行った登山ルートに関する情報が登録されるものである。具体的には、登山履歴データ141には、例えば、山名、登山ルート名、実際に要した移動時間、標準所要時間、登山ルートの難易度等が対応付けられて登録されるようになっている。また、同一の登山ルートで複数回登山を行っている場合、登山履歴データ141には、登山した回数分の移動時間が登録されるようになっている。ここで、登山履歴データ141に登録される登山ルートの標準所要時間及び難易度に関する情報は、後述する外部のサーバに格納されている各登山ルートの標準所要時間及び難易度に関する情報を参照したものとする。
表示部15は、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)を有する。CPU11から送られた制御信号により動作するドライバによって、LCDを駆動して予想所要時間算出装置100の各種機能に係る表示を行わせる。
本実施形態では、例えば、CPU11により所要時間算出処理のプログラムが実行されることにより、表示部15は、所要時間を算出する登山ルート、携帯する荷物量、最大酸素摂取量(体力値)等を入力可能なフォーム画面を表示する。より具体的には、登山ルー
トの入力項目は、メニュー型となっており、当該メニューの選択肢として各登山ルートが表示されるようになっている。また、携帯する荷物量及び最大酸素摂取量の入力項目は、テキスト型となっており、テキストボックスに該当する数値を入力可能となっている。
また、表示部15は、所要時間算出部18により算出された所要時間を表示する。
操作部16は、タッチセンサを備え、表示部15のLCD画面上におけるユーザのタッチ操作位置と操作内容とを検出して当該操作に応じた電気信号を発生させて、入力信号としてCPU11に出力する。操作部16は、更に、複数の操作キーやスイッチを備え、ユーザが当該操作キーやスイッチに対して行った操作に基づく入力信号をCPU11に出力する構成であっても良い。本実施形態では、所要時間を算出する登山ルート、携帯する荷物量、最大酸素摂取量(体力値)等を操作部16によって入力する。
通信部17は、アンテナ、変調復調回路、信号処理回路等からなる無線通信部により構成され、無線LAN通信方式又はモバイル通信方式により、通信ネットワーク上のアクセスポイント(図示略)又は基地局(図示略)と情報の送受信を行う。そして、通信部17は、アクセスポイント又は基地局を介して、通信ネットワーク上のサーバとの通信を行う。本実施形態では、操作部16による登山ルート等の入力に基づいて、通信部17が当該登山ルートの標準所要時間に関する情報、当該登山ルートにおける登山者の標準荷物量に関する情報、当該登山ルートにおける登山者の標準の最大酸素摂取量(標準体力値)に関する情報等を上記サーバとの通信により受信する。
所要時間算出部(予想所要時間算出手段)18は、登山ルートの所要時間を算出する。また、所要時間算出部18は、ユーザ係数算出部181と、難易度係数算出部182と、荷物量係数算出部183と、体力係数算出部184と、を備えている。なお、所要時間算出部18による所要時間の算出方法については、各係数算出部の説明の後に詳述する。
ユーザ係数算出部(ユーザ係数算出手段)181は、実際に登山を行った登山ルートにおいて要した移動時間に関する情報とこの登山ルートの標準所要時間に関する情報とに基づいて、ユーザ係数を算出する。
具体的には、ユーザ係数算出部181は、例えば、実際に登山を行った登山ルート(例えば、A山のa⇒b⇒cルート;図3(a)参照)に要した移動時間(例えば、6時間)に関する情報及び当該登山ルートの標準所要時間(例えば、3時間)に関する情報を登山履歴データ141から読み出す。そして、ユーザ係数算出部181は、読み出された移動時間の値「6」を標準所要時間の値「3」で除した値「2」をユーザ係数として算出する。
なお、実際に登山を行った登山ルートに関する情報が登山履歴データ141に複数登録されている場合には、最新の登山ルートに関する情報を用いてユーザ係数を算出しても良く、また、操作部16により入力がなされた登山ルートの難易度と同等の登山ルートに関する情報を用いてユーザ係数を算出しても良い。
難易度係数算出部(難易度係数算出手段)182は、ユーザ係数算出部181によりユーザ係数が算出された際に対象となった登山ルートの難易度に関する情報と新たに登山を行う登山ルートの難易度に関する情報とに基づいて、新たに登山を行う登山ルートの難易度係数を算出する。
具体的には、難易度係数算出部182は、例えば、ユーザ係数算出部181によりユーザ係数が算出された際に対象となった登山ルートの難易度(例えば、「2」)に関する情報を登山履歴データ141から読み出すとともに、新たに登山を行う登山ルートの難易度(例えば、「3」)に関する情報を、通信部17を介して上記サーバから取得する。ここで、新たに登山を行う登山ルートの難易度に関する情報は、操作部16による当該登山ルートの入力に基づき取得されるようになっている。そして、難易度係数算出部182は、
新たに登山を行う登山ルートの難易度の値「3」を、ユーザ係数が算出された際に対象となった登山ルートの難易度の値「2」で除した値「1.5」を難易度係数として算出する。
荷物量係数算出部(荷物量係数算出手段)183は、操作部16により入力された荷物量に関する情報と標準荷物量に関する情報とに基づいて、荷物量に関する荷物量係数を算出する。
具体的には、荷物量係数算出部183は、例えば、操作部16による登山ルートの入力がなされた際に携帯する荷物の量(例えば、12リットル)についても入力がなされた場合、当該登山ルートにおける登山者の標準荷物量(例えば、10リットル)に関する情報を、通信部17を介して上記サーバから取得する。そして、荷物量係数算出部183は、上述の携帯する荷物量の値「12」を標準荷物量の値「10」で除した値「1.2」を荷物量係数として算出する。
体力係数算出部(体力係数算出手段)184は、操作部16により入力されたユーザの最大酸素摂取量(体力値)に関する情報と標準の最大酸素摂取量(標準体力値)に関する情報とに基づいて、体力に関する体力係数を算出する。
具体的には、体力係数算出部184は、例えば、操作部16による登山ルートの入力がなされた際にユーザの最大酸素摂取量(例えば、25ml/kg/分)についても入力がなされた場合、当該登山ルートにおける登山者の標準の最大酸素摂取量(例えば、30ml/kg/分)に関する情報を、通信部17を介して上記サーバから取得する。そして、体力係数算出部184は、標準の最大酸素摂取量の値「30」を、ユーザの最大酸素摂取量の値「25」で除した値「1.2」を体力係数として算出する。
所要時間算出部18は、操作部16により登山ルートの入力がなされると、当該登山ルートが新規の登山ルートであるか否かを判定する。ここで、登山ルートが新規の登山ルートであるか否かの判定は、操作部16により入力がなされた登山ルートに関する情報が、登山履歴データ141に既に登録されているか否かにより判定する。
そして、当該登山ルートが新規の登山ルートであると判定された場合、所要時間算出部18は、上述した各係数算出部により算出された係数を加味することにより当該登山ルートの所要時間を算出する。
具体的には、所要時間算出部18は、例えば、操作部16により登山ルート(例えば、B山のx⇒y⇒zルート;図3(b)参照)の入力とともに携帯する荷物量と最大酸素摂取量の入力がなされた場合、上述のサーバから取得された当該登山ルートの標準所要時間の値に対して、ユーザ係数算出部181により算出されたユーザ係数、難易度係数算出部182により算出された難易度係数、荷物量係数算出部183により算出された荷物量係数及び体力係数算出部184により算出された体力係数を掛けることにより、当該登山ルートの所要時間を算出する。より具体的には、例えば、登山ルートの標準所要時間が2時間で、ユーザ係数の値が2、難易度係数の値が1.5、荷物量係数の値が1.2、体力係数の値が1.2である場合、当該登山ルートの所要時間は8.6時間(=2×2×1.5×1.2×1.2時間)と算出されることとなる。
なお、上述のB山の例では、登山ルートx⇒y⇒z全体の所要時間を算出しているが、当該登山ルートx⇒y⇒zの標準所要時間に関する情報にx⇒y区間及びy⇒z区間の標準所要時間に関する情報も含まれている場合には、区間毎に所要時間を算出するようにしても良い。これにより、例えば、x点を何時に出発するか、y点で何分休憩するか、z点に何時に到達するか等の綿密な計画を事前に立て易くなる。
また、操作部16により入力がなされた登山ルートが新規の登山ルートでないと判定された場合、所要時間算出部18は、例えば、登山履歴データ141から当該登山ルートにおいて実際に要した移動時間に関する情報と当該登山ルートの標準所要時間に関する情報
を読み出す。そして、所要時間算出部18は、当該登山ルートにおいて実際に要した移動時間と当該登山ルートの標準所要時間との平均時間を算出し、当該平均時間を当該登山ルートの所要時間として算出する。
<所要時間算出処理>
次に、本実施形態の予想所要時間算出装置100による所要時間算出処理について図2を参照して説明する。
図2は、所要時間算出処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
図2に示すように、先ず、所要時間算出部18は、操作部16により登山ルートの入力がなされたか否かを判定する(ステップS1)。なお、登山ルートの入力は、上述したフォーム画面上でなされるものである。所要時間算出部18は、登山ルートの入力がなされる(ステップS1;YES)まで、ステップS1の判定処理を繰り返し実行する。
ステップS1で、登山ルートの入力がなされたと判定されると(ステップS1;YES)、所要時間算出部18は、当該登山ルートが新規の登山ルートであるか否かを判定する(ステップS2)。
ここで、当該登山ルートが新規の登山ルートであると判定されると(ステップS2;YES)、ユーザ係数算出部181は、ユーザ係数を算出する(ステップS3)。具体的には、ユーザ係数算出部181は、実際に登山を行った登山ルートに要した移動時間に関する情報及び当該登山ルートの標準所要時間に関する情報を登山履歴データ141から読み出し、読み出された当該移動時間の値を当該標準所要時間の値で除した値をユーザ係数として算出する。
次いで、難易度係数算出部182は、新たに登山を行う登山ルートの難易度係数を算出する(ステップS4)。具体的には、難易度係数算出部182は、ユーザ係数算出部181によりユーザ係数が算出された際に対象となった登山ルートの難易度に関する情報を登山履歴データ141から読み出すとともに、新たに登山を行う登山ルートの難易度に関する情報を、通信部17を介して上記サーバから取得する。そして、難易度係数算出部182は、新たに登山を行う登山ルートの難易度の値をユーザ係数が算出された際に対象となった登山ルートの難易度の値で除した値を難易度係数として算出する。
次いで、所要時間算出部18は、荷物量を考慮するか否かを判定する(ステップS5)。荷物量を考慮するか否かの判定は、操作部16により荷物量の入力がなされたか否かによって判定される。
ここで、荷物量を考慮する、すなわち操作部16により荷物量の入力がなされたと判定されると(ステップS5;YES)、荷物量係数算出部183は、荷物量に関する荷物量係数を算出する(ステップS6)。具体的には、荷物量係数算出部183は、登山ルートにおける登山者の標準荷物量に関する情報を、通信部17を介して上記サーバから取得し、操作部16により入力がなされた荷物量の値を当該標準荷物量の値で除した値を荷物量係数として算出する。
一方、荷物量を考慮しない、すなわち操作部16により荷物量の入力がなされていないと判定されると(ステップS5;NO)、ステップS6をスキップして、ステップS7へ移行する。
次いで、所要時間算出部18は、体力値を考慮するか否かを判定する(ステップS7)。体力値を考慮するか否かの判定は、操作部16により最大酸素摂取量の入力がなされたか否かによって判定される。
ここで、体力値を考慮する、すなわち操作部16により最大酸素摂取量の入力がなされたと判定されると(ステップS7;YES)、体力係数算出部184は、体力に関する体
力係数を算出する。具体的には、体力係数算出部184は、登山ルートにおける登山者の標準の最大酸素摂取量に関する情報を、通信部17を介して上記サーバから取得し、当該標準の最大酸素摂取量の値を、操作部16により入力がなされた最大酸素摂取量の値で除した値を体力係数として算出する。
一方、体力値を考慮しない、すなわち操作部16により最大酸素摂取量の入力がなされていないと判定されると(ステップS7;NO)、ステップS8をスキップして、ステップS9へ移行する。
次いで、所要時間算出部18は、操作部16により入力がなされた登山ルートの標準所要時間に対して、ユーザ係数、難易度係数、荷物量係数(任意)及び体力係数(任意)を掛け合せることにより、当該登山ルートの所要時間を算出する(ステップS9)。
次いで、CPU11は、所要時間算出部18により算出された所要時間を表示部15に表示させ(ステップS10)、所要時間算出処理が終了する。
また、ステップS2で、操作部16により入力がなされた登山ルートが新規の登山ルートでないと判定されると(ステップS2;NO)、ユーザ係数算出部181は、登山履歴データ141から当該登山ルートにおいて実際に要した移動時間に関する情報と当該登山ルートの標準所要時間に関する情報を読み出し、当該移動時間と当該標準所要時間との平均時間を算出し、当該平均時間を登山ルートの所要時間として算出する(ステップS11)。そして、CPU11は、所要時間算出部18により算出された所要時間を表示部15に表示させ(ステップS10)、所要時間算出処理が終了する。
以上のように、本実施形態の予想所要時間算出装置100によれば、ユーザが実際に登山を行った登山ルートにおいて要した移動時間と当該登山ルートの標準所要時間とに基づいて、ユーザ係数を算出し、所要時間を算出する登山ルートの標準所要時間に対して、当該ユーザ係数を掛け合せることにより、当該登山ルートの所要時間を算出するので、当該登山ルート全体にわたる所要時間を、当該ユーザに適した形で算出することができ、事前の登山計画を立て易くなる。
また、本実施形態の予想所要時間算出装置100によれば、ユーザ係数が算出される際に対象となった登山ルートの難易度に関する情報と所要時間を算出する登山ルートの難易度に関する情報とに基づいて、当該登山ルートの難易度係数を算出し、当該難易度係数を更に掛け合せることにより所要時間を算出することとなる。
従って、登山ルートの難易度も考慮することにより所要時間を算出することができるので、算出される所要時間の精度を向上させることができる。
また、本実施形態の予想所要時間算出装置100によれば、操作部16により入力された荷物量に関する情報と、所要時間を算出する登山ルートで登山を行う際の標準荷物量に関する情報とに基づいて、荷物量に関する荷物量係数を算出し、当該荷物量係数を更に掛け合せることにより所要時間を算出することが可能となっている。
従って、荷物量も考慮することにより所要時間を算出することができるので、ユーザにさらに適した所要時間を算出することができる。
また、本実施形態の予想所要時間算出装置100によれば、操作部16により入力された最大酸素摂取量(体力値)に関する情報と、所要時間を算出する登山ルートの登山者の標準の最大酸素摂取量(標準体力値)に関する情報とに基づいて、体力に関する体力係数を算出し、当該体力係数を更に掛け合せることにより所要時間を算出することが可能となっている。
従って、ユーザの体力値も考慮することにより所要時間を算出することができるので、
ユーザにひときわ適した所要時間を算出することができる。
また、本実施形態の予想所要時間算出装置100によれば、ユーザが過去にも登山を行った登山ルートの所要時間を算出する場合、当該登山ルートの標準所要時間と当該ユーザが当該登山ルートで実際に登山を行った際に要した移動時間との平均値を、当該所要時間として算出することとなる。すなわち、調子の良し悪しによって実際に登山を行った際に要した移動時間にばらつきが出てしまった場合でも、当該移動時間を標準所要時間とともに平均することにより、次回の所要時間の算出を精度良く適切に行うことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上記実施形態にあっては、所要時間を算出する登山ルートの標準所要時間に関する情報を、例えば、自装置の記憶部に格納しておき、この記憶部から取得するようにしても良い。また、所要時間を算出する登山ルートの標準所要時間の代わりに、当該登山ルートで登山を行う他の登山者の登山計画を参照した所要時間を利用しても良いし、実際に登山を行った登山者が要した時間の平均を利用しても良い。また、ユーザ係数、難易度係数等は除算して求めたが、それ以外の方法で夫々の係数を求めても良い。また、ユーザ係数を用いて所要時間を算出したが、例えば、標準所要時間とユーザが実際に登山を行った際に要した移動時間との比率から、所要時間を算出しても良い。
また、上記実施形態にあっては、登山ルートの標準所要時間に関する情報、当該登山ルートにおける登山者の標準荷物量に関する情報、当該登山ルートにおける登山者の標準の最大酸素摂取量(標準体力値)に関する情報等の登山履歴データを外部のサーバから取得するようにしたが、自装置の記憶部に登山履歴データを記憶しておき、この記憶部から当該登山履歴データを取得するようにしても良い。また、クラウドシステムによりサーバに登山履歴データを記憶しておき、このサーバから当該登山履歴データを取得するようにしても良い。
また、上記実施形態にあっては、登山ルートの標準所要時間に関する情報に区間毎の標準所要時間に関する情報も含まれている場合には、当該区間毎に所要時間を算出可能としているが、かかる場合、当該区間毎に登山道の状態(例えば、混雑具合等)を考慮した重み付けをして所要時間を算出するようにしても良い。また、登山ルートの難易度は、例えば、夏に比べて冬の難易度を高くする等、季節毎に設定変更するようにしても良い。また、登山ルートの難易度は、登山ルートの勾配や傾斜度を考慮してもよい。勾配別(例えば、平地、5%、10%等)にユーザの歩行速度を求め、これを用いて、新しく登山する山において所要時間を算出するようにしても良い。
また、上記実施形態にあっては、体力係数を算出するにあたって、最大酸素摂取量を用いたが、筋力や年齢等の情報によって体力係数を算出するようにしても良い。また、登山中、装置本体にバイタル情報(例えば、心拍数、呼吸数、血圧、体温等の情報)を入力可能とし、当該バイタル情報に基づいて、所要時間算出部により算出された所要時間の値を補正するようにしても良い。
また、上記実施形態にあたっては、ユーザが過去にも登山を行った登山ルートの所要時間を算出する場合、当該登山ルートの標準所要時間と当該ユーザが当該登山ルートで実際に登山を行った際に要した移動時間との平均値を、当該所要時間として算出することとしたが、ユーザの経験値を考慮した重み付けをして所要時間を算出するようにしても良い。
本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
第1ルートの移動標準所要時間に関する情報と、ユーザが前記第1ルートを実際に移動した際に要した移動時間に関する情報と、前記第1ルートと異なる第2ルートの移動標準所要時間に関する情報とに基づいて、当該ユーザが当該第2ルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出する予想所要時間算出手段を備えたことを特徴とする予想所要時間算出装置。
<請求項2>
第1ルートの移動標準所要時間に関する情報と、ユーザが前記第1ルートを実際に移動した際に要した移動時間に関する情報とに基づいて、当該ユーザのユーザ係数を算出するユーザ係数算出手段を備え、
前記予想所要時間算出手段は、前記ユーザ係数と前記第1ルートと異なる第2ルートの移動標準所要時間との乗算を行うことにより、当該ユーザが当該第2ルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出することを特徴とする請求項1に記載の予想所要時間算出装置。
<請求項3>
前記予想所要時間算出手段は、第1ルートの移動標準所要時間とユーザが前記第1ルートを実際に移動した際に要した移動時間との比率と、前記第1ルートと異なる第2ルートの移動標準所要時間とに基づいて、当該ユーザが当該第2ルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出することを特徴とする請求項1に記載の予想所要時間算出装置。
<請求項4>
第1ルートの移動の難易度に関する情報と前記第1ルートと異なる第2ルートの前記難易度に関する情報とに基づいて、ルートの難易度係数を算出する難易度係数算出手段を備え、
前記予想所要時間算出手段は、前記難易度係数を掛け合せることにより、前記予想所要時間を算出することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の予想所要時間算出装置。
<請求項5>
ルートを移動する際の標準荷物量に関する情報とユーザの荷物量に関する情報とに基づいて、荷物量に関する荷物量係数を算出する荷物量係数算出手段を備え、
前記予想所要時間算出手段は、前記荷物量係数を掛け合せることにより、前記所要時間を算出することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の予想所要時間算出装置。<請求項6>
ルートの移動者の標準体力値に関する情報とユーザの体力値に関する情報とに基づいて、体力に関する体力係数を算出する体力係数算出手段と、を更に備え、
前記予想所要時間算出手段は、前記体力係数を掛け合せることにより、前記予想所要時間を算出することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の予想所要時間算出装置。
<請求項7>
前記予想所要時間算出手段は、ユーザが過去に移動したことのあるルートの予想所要時間を算出する場合、当該ルートの前記移動標準所要時間と当該ユーザが当該ルートを実際に移動した際に要した移動時間との平均値を、当該予想所要時間として算出することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の予想所要時間算出装置。
<請求項8>
ユーザがルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出する予想所要時間算出方法であって、
第1ルートの移動標準所要時間に関する情報と、ユーザが前記第1ルートを実際に移動
した際に要した移動時間に関する情報と、前記第1ルートと異なる第2ルートの移動標準所要時間に関する情報とに基づいて、当該ユーザが当該第2ルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出する処理を含むことを特徴とする予想所要時間算出方法。
<請求項9>
ユーザがルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出する予想所要時間算出装置のコンピュータを、
第1ルートの移動標準所要時間に関する情報と、ユーザが前記第1ルートを実際に移動した際に要した移動時間に関する情報と、前記第1ルートと異なる第2ルートの移動標準所要時間に関する情報とに基づいて、当該ユーザが当該第2ルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出する予想所要時間算出手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
本発明は、予想所要時間算出装置、予想所要時間算出方法及びプログラムに関する。
従来、目的地までの所要時間を予測し表示する登山用ナビゲーション装置が知られている(例えば特許文献1参照)。この登山用ナビゲーション装置にあっては、登山中に現在地点迄の実績値を利用し、到達目標点までの残りの所要予定時間が予測可能となっている。
特開平11−271086号公報
しかしながら、上記特許文献1に開始された登山用ナビゲーション装置では、出発点から到達目標点にわたる所要時間をユーザに適した形で算出することができないという問題がある。
そこで、本発明の課題は、ルート全体にわたる所要時間を各ユーザに適した形で算出することができる予想所要時間算出装置、予想所要時間算出方法及びプログラムを提供することである。
上記課題を解決するため、本発明に係る予想所要時間算出装置は、
第1ルートの移動標準所要時間に関する情報と、ユーザが前記第1ルートを実際に移動した際に要した移動時間に関する情報と、前記第1ルートと異なる第2ルートの移動標準所要時間に関する情報とに基づいて、当該ユーザが当該第2ルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出する予想所要時間算出手段を備えたことを特徴としている。
また、本発明に係る予想所要時間算出方法は、
ユーザがルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出する予想所要時間算出方法であって、第1ルートの移動標準所要時間に関する情報と、ユーザが前記第1ルートを実際に移動した際に要した移動時間に関する情報と、前記第1ルートと異なる第2ルートの移動標準所要時間に関する情報とに基づいて、当該ユーザが当該第2ルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出する処理を含むことを特徴としている。
また、本発明に係るプログラムは、
ユーザがルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出する予想所要時間算出装置のコンピュータを、第1ルートの移動標準所要時間に関する情報と、ユーザが前記第1ルートを実際に移動した際に要した移動時間に関する情報と、前記第1ルートと異なる第2ルートの移動標準所要時間に関する情報とに基づいて、当該ユーザが当該第2ルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出する予想所要時間算出手段、として機能させることを特徴としている。
本発明によれば、ルート全体にわたる所要時間を各ユーザに適した形で算出することが
できる。
本発明を適用した一実施形態の予想所要時間算出装置の概略構成を示すブロック図である。 図1の予想所要時間算出装置による所要時間算出処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 (a)はユーザ係数の算出方法を説明するための図であり、(b)は予想所要時間の算出方法を説明するための図である。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
本実施形態の予想所要時間算出装置100は、ユーザが過去に登山を行った登山ルートの移動時間に関する情報とこの登山ルートの標準所要時間に関する情報とに基づいて算出されたユーザ係数を加味して新たな登山ルートの所要時間を算出する装置である。
図1は、本発明を適用した一実施形態の予想所要時間算出装置100の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、予想所要時間算出装置100は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、記憶部14と、表示部15と、操作部16と、通信部17と、所要時間算出部18と、CPU11と各部とを接続するバスライン20等を備えている。
CPU11は、各種演算処理を行い、予想所要時間算出装置100の全体動作の統括制御を行う。
ROM12は、CPU11が実行する種々のプログラムや初期設定データを格納する。本実施形態では、ROM12に所要時間算出処理のプログラムが記憶されている。
RAM13は、CPU11に作業用のメモリ空間を提供し、作業用の一時データを記憶する。
記憶部14は、読み書き可能な不揮発性のメモリであり、例えば、フラッシュメモリやEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)である。
この記憶部14には、登山履歴データ141等が記憶されている。
登山履歴データ141は、実際に登山を行った登山ルートに関する情報が登録されるものである。具体的には、登山履歴データ141には、例えば、山名、登山ルート名、実際に要した移動時間、標準所要時間、登山ルートの難易度等が対応付けられて登録されるようになっている。また、同一の登山ルートで複数回登山を行っている場合、登山履歴データ141には、登山した回数分の移動時間が登録されるようになっている。ここで、登山履歴データ141に登録される登山ルートの標準所要時間及び難易度に関する情報は、後述する外部のサーバに格納されている各登山ルートの標準所要時間及び難易度に関する情報を参照したものとする。
表示部15は、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)を有する。CPU11から送られた制御信号により動作するドライバによって、LCDを駆動して予想所要時間算出装置100の各種機能に係る表示を行わせる。
本実施形態では、例えば、CPU11により所要時間算出処理のプログラムが実行されることにより、表示部15は、所要時間を算出する登山ルート、携帯する荷物量、最大酸素摂取量(体力値)等を入力可能なフォーム画面を表示する。より具体的には、登山ルー
トの入力項目は、メニュー型となっており、当該メニューの選択肢として各登山ルートが表示されるようになっている。また、携帯する荷物量及び最大酸素摂取量の入力項目は、テキスト型となっており、テキストボックスに該当する数値を入力可能となっている。
また、表示部15は、所要時間算出部18により算出された所要時間を表示する。
操作部16は、タッチセンサを備え、表示部15のLCD画面上におけるユーザのタッチ操作位置と操作内容とを検出して当該操作に応じた電気信号を発生させて、入力信号としてCPU11に出力する。操作部16は、更に、複数の操作キーやスイッチを備え、ユーザが当該操作キーやスイッチに対して行った操作に基づく入力信号をCPU11に出力する構成であっても良い。本実施形態では、所要時間を算出する登山ルート、携帯する荷物量、最大酸素摂取量(体力値)等を操作部16によって入力する。
通信部17は、アンテナ、変調復調回路、信号処理回路等からなる無線通信部により構成され、無線LAN通信方式又はモバイル通信方式により、通信ネットワーク上のアクセスポイント(図示略)又は基地局(図示略)と情報の送受信を行う。そして、通信部17は、アクセスポイント又は基地局を介して、通信ネットワーク上のサーバとの通信を行う。本実施形態では、操作部16による登山ルート等の入力に基づいて、通信部17が当該登山ルートの標準所要時間に関する情報、当該登山ルートにおける登山者の標準荷物量に関する情報、当該登山ルートにおける登山者の標準の最大酸素摂取量(標準体力値)に関する情報等を上記サーバとの通信により受信する。
所要時間算出部(予想所要時間算出手段)18は、登山ルートの所要時間を算出する。また、所要時間算出部18は、ユーザ係数算出部181と、難易度係数算出部182と、荷物量係数算出部183と、体力係数算出部184と、を備えている。なお、所要時間算出部18による所要時間の算出方法については、各係数算出部の説明の後に詳述する。
ユーザ係数算出部(ユーザ係数算出手段)181は、実際に登山を行った登山ルートにおいて要した移動時間に関する情報とこの登山ルートの標準所要時間に関する情報とに基づいて、ユーザ係数を算出する。
具体的には、ユーザ係数算出部181は、例えば、実際に登山を行った登山ルート(例えば、A山のa⇒b⇒cルート;図3(a)参照)に要した移動時間(例えば、6時間)に関する情報及び当該登山ルートの標準所要時間(例えば、3時間)に関する情報を登山履歴データ141から読み出す。そして、ユーザ係数算出部181は、読み出された移動時間の値「6」を標準所要時間の値「3」で除した値「2」をユーザ係数として算出する。
なお、実際に登山を行った登山ルートに関する情報が登山履歴データ141に複数登録されている場合には、最新の登山ルートに関する情報を用いてユーザ係数を算出しても良く、また、操作部16により入力がなされた登山ルートの難易度と同等の登山ルートに関する情報を用いてユーザ係数を算出しても良い。
難易度係数算出部(難易度係数算出手段)182は、ユーザ係数算出部181によりユーザ係数が算出された際に対象となった登山ルートの難易度に関する情報と新たに登山を行う登山ルートの難易度に関する情報とに基づいて、新たに登山を行う登山ルートの難易度係数を算出する。
具体的には、難易度係数算出部182は、例えば、ユーザ係数算出部181によりユーザ係数が算出された際に対象となった登山ルートの難易度(例えば、「2」)に関する情報を登山履歴データ141から読み出すとともに、新たに登山を行う登山ルートの難易度(例えば、「3」)に関する情報を、通信部17を介して上記サーバから取得する。ここで、新たに登山を行う登山ルートの難易度に関する情報は、操作部16による当該登山ルートの入力に基づき取得されるようになっている。そして、難易度係数算出部182は、
新たに登山を行う登山ルートの難易度の値「3」を、ユーザ係数が算出された際に対象となった登山ルートの難易度の値「2」で除した値「1.5」を難易度係数として算出する。
荷物量係数算出部(荷物量係数算出手段)183は、操作部16により入力された荷物量に関する情報と標準荷物量に関する情報とに基づいて、荷物量に関する荷物量係数を算出する。
具体的には、荷物量係数算出部183は、例えば、操作部16による登山ルートの入力がなされた際に携帯する荷物の量(例えば、12リットル)についても入力がなされた場合、当該登山ルートにおける登山者の標準荷物量(例えば、10リットル)に関する情報を、通信部17を介して上記サーバから取得する。そして、荷物量係数算出部183は、上述の携帯する荷物量の値「12」を標準荷物量の値「10」で除した値「1.2」を荷物量係数として算出する。
体力係数算出部(体力係数算出手段)184は、操作部16により入力されたユーザの最大酸素摂取量(体力値)に関する情報と標準の最大酸素摂取量(標準体力値)に関する情報とに基づいて、体力に関する体力係数を算出する。
具体的には、体力係数算出部184は、例えば、操作部16による登山ルートの入力がなされた際にユーザの最大酸素摂取量(例えば、25ml/kg/分)についても入力がなされた場合、当該登山ルートにおける登山者の標準の最大酸素摂取量(例えば、30ml/kg/分)に関する情報を、通信部17を介して上記サーバから取得する。そして、体力係数算出部184は、標準の最大酸素摂取量の値「30」を、ユーザの最大酸素摂取量の値「25」で除した値「1.2」を体力係数として算出する。
所要時間算出部18は、操作部16により登山ルートの入力がなされると、当該登山ルートが新規の登山ルートであるか否かを判定する。ここで、登山ルートが新規の登山ルートであるか否かの判定は、操作部16により入力がなされた登山ルートに関する情報が、登山履歴データ141に既に登録されているか否かにより判定する。
そして、当該登山ルートが新規の登山ルートであると判定された場合、所要時間算出部18は、上述した各係数算出部により算出された係数を加味することにより当該登山ルートの所要時間を算出する。
具体的には、所要時間算出部18は、例えば、操作部16により登山ルート(例えば、B山のx⇒y⇒zルート;図3(b)参照)の入力とともに携帯する荷物量と最大酸素摂取量の入力がなされた場合、上述のサーバから取得された当該登山ルートの標準所要時間の値に対して、ユーザ係数算出部181により算出されたユーザ係数、難易度係数算出部182により算出された難易度係数、荷物量係数算出部183により算出された荷物量係数及び体力係数算出部184により算出された体力係数を掛けることにより、当該登山ルートの所要時間を算出する。より具体的には、例えば、登山ルートの標準所要時間が2時間で、ユーザ係数の値が2、難易度係数の値が1.5、荷物量係数の値が1.2、体力係数の値が1.2である場合、当該登山ルートの所要時間は8.6時間(=2×2×1.5×1.2×1.2時間)と算出されることとなる。
なお、上述のB山の例では、登山ルートx⇒y⇒z全体の所要時間を算出しているが、当該登山ルートx⇒y⇒zの標準所要時間に関する情報にx⇒y区間及びy⇒z区間の標準所要時間に関する情報も含まれている場合には、区間毎に所要時間を算出するようにしても良い。これにより、例えば、x点を何時に出発するか、y点で何分休憩するか、z点に何時に到達するか等の綿密な計画を事前に立て易くなる。
また、操作部16により入力がなされた登山ルートが新規の登山ルートでないと判定された場合、所要時間算出部18は、例えば、登山履歴データ141から当該登山ルートにおいて実際に要した移動時間に関する情報と当該登山ルートの標準所要時間に関する情報
を読み出す。そして、所要時間算出部18は、当該登山ルートにおいて実際に要した移動時間と当該登山ルートの標準所要時間との平均時間を算出し、当該平均時間を当該登山ルートの所要時間として算出する。
<所要時間算出処理>
次に、本実施形態の予想所要時間算出装置100による所要時間算出処理について図2を参照して説明する。
図2は、所要時間算出処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
図2に示すように、先ず、所要時間算出部18は、操作部16により登山ルートの入力がなされたか否かを判定する(ステップS1)。なお、登山ルートの入力は、上述したフォーム画面上でなされるものである。所要時間算出部18は、登山ルートの入力がなされる(ステップS1;YES)まで、ステップS1の判定処理を繰り返し実行する。
ステップS1で、登山ルートの入力がなされたと判定されると(ステップS1;YES)、所要時間算出部18は、当該登山ルートが新規の登山ルートであるか否かを判定する(ステップS2)。
ここで、当該登山ルートが新規の登山ルートであると判定されると(ステップS2;YES)、ユーザ係数算出部181は、ユーザ係数を算出する(ステップS3)。具体的には、ユーザ係数算出部181は、実際に登山を行った登山ルートに要した移動時間に関する情報及び当該登山ルートの標準所要時間に関する情報を登山履歴データ141から読み出し、読み出された当該移動時間の値を当該標準所要時間の値で除した値をユーザ係数として算出する。
次いで、難易度係数算出部182は、新たに登山を行う登山ルートの難易度係数を算出する(ステップS4)。具体的には、難易度係数算出部182は、ユーザ係数算出部181によりユーザ係数が算出された際に対象となった登山ルートの難易度に関する情報を登山履歴データ141から読み出すとともに、新たに登山を行う登山ルートの難易度に関する情報を、通信部17を介して上記サーバから取得する。そして、難易度係数算出部182は、新たに登山を行う登山ルートの難易度の値をユーザ係数が算出された際に対象となった登山ルートの難易度の値で除した値を難易度係数として算出する。
次いで、所要時間算出部18は、荷物量を考慮するか否かを判定する(ステップS5)。荷物量を考慮するか否かの判定は、操作部16により荷物量の入力がなされたか否かによって判定される。
ここで、荷物量を考慮する、すなわち操作部16により荷物量の入力がなされたと判定されると(ステップS5;YES)、荷物量係数算出部183は、荷物量に関する荷物量係数を算出する(ステップS6)。具体的には、荷物量係数算出部183は、登山ルートにおける登山者の標準荷物量に関する情報を、通信部17を介して上記サーバから取得し、操作部16により入力がなされた荷物量の値を当該標準荷物量の値で除した値を荷物量係数として算出する。
一方、荷物量を考慮しない、すなわち操作部16により荷物量の入力がなされていないと判定されると(ステップS5;NO)、ステップS6をスキップして、ステップS7へ移行する。
次いで、所要時間算出部18は、体力値を考慮するか否かを判定する(ステップS7)。体力値を考慮するか否かの判定は、操作部16により最大酸素摂取量の入力がなされたか否かによって判定される。
ここで、体力値を考慮する、すなわち操作部16により最大酸素摂取量の入力がなされたと判定されると(ステップS7;YES)、体力係数算出部184は、体力に関する体
力係数を算出する。具体的には、体力係数算出部184は、登山ルートにおける登山者の標準の最大酸素摂取量に関する情報を、通信部17を介して上記サーバから取得し、当該標準の最大酸素摂取量の値を、操作部16により入力がなされた最大酸素摂取量の値で除した値を体力係数として算出する。
一方、体力値を考慮しない、すなわち操作部16により最大酸素摂取量の入力がなされていないと判定されると(ステップS7;NO)、ステップS8をスキップして、ステップS9へ移行する。
次いで、所要時間算出部18は、操作部16により入力がなされた登山ルートの標準所要時間に対して、ユーザ係数、難易度係数、荷物量係数(任意)及び体力係数(任意)を掛け合せることにより、当該登山ルートの所要時間を算出する(ステップS9)。
次いで、CPU11は、所要時間算出部18により算出された所要時間を表示部15に表示させ(ステップS10)、所要時間算出処理が終了する。
また、ステップS2で、操作部16により入力がなされた登山ルートが新規の登山ルートでないと判定されると(ステップS2;NO)、ユーザ係数算出部181は、登山履歴データ141から当該登山ルートにおいて実際に要した移動時間に関する情報と当該登山ルートの標準所要時間に関する情報を読み出し、当該移動時間と当該標準所要時間との平均時間を算出し、当該平均時間を登山ルートの所要時間として算出する(ステップS11)。そして、CPU11は、所要時間算出部18により算出された所要時間を表示部15に表示させ(ステップS10)、所要時間算出処理が終了する。
以上のように、本実施形態の予想所要時間算出装置100によれば、ユーザが実際に登山を行った登山ルートにおいて要した移動時間と当該登山ルートの標準所要時間とに基づいて、ユーザ係数を算出し、所要時間を算出する登山ルートの標準所要時間に対して、当該ユーザ係数を掛け合せることにより、当該登山ルートの所要時間を算出するので、当該登山ルート全体にわたる所要時間を、当該ユーザに適した形で算出することができ、事前の登山計画を立て易くなる。
また、本実施形態の予想所要時間算出装置100によれば、ユーザ係数が算出される際に対象となった登山ルートの難易度に関する情報と所要時間を算出する登山ルートの難易度に関する情報とに基づいて、当該登山ルートの難易度係数を算出し、当該難易度係数を更に掛け合せることにより所要時間を算出することとなる。
従って、登山ルートの難易度も考慮することにより所要時間を算出することができるので、算出される所要時間の精度を向上させることができる。
また、本実施形態の予想所要時間算出装置100によれば、操作部16により入力された荷物量に関する情報と、所要時間を算出する登山ルートで登山を行う際の標準荷物量に関する情報とに基づいて、荷物量に関する荷物量係数を算出し、当該荷物量係数を更に掛け合せることにより所要時間を算出することが可能となっている。
従って、荷物量も考慮することにより所要時間を算出することができるので、ユーザにさらに適した所要時間を算出することができる。
また、本実施形態の予想所要時間算出装置100によれば、操作部16により入力された最大酸素摂取量(体力値)に関する情報と、所要時間を算出する登山ルートの登山者の標準の最大酸素摂取量(標準体力値)に関する情報とに基づいて、体力に関する体力係数を算出し、当該体力係数を更に掛け合せることにより所要時間を算出することが可能となっている。
従って、ユーザの体力値も考慮することにより所要時間を算出することができるので、
ユーザにひときわ適した所要時間を算出することができる。
また、本実施形態の予想所要時間算出装置100によれば、ユーザが過去にも登山を行った登山ルートの所要時間を算出する場合、当該登山ルートの標準所要時間と当該ユーザが当該登山ルートで実際に登山を行った際に要した移動時間との平均値を、当該所要時間として算出することとなる。すなわち、調子の良し悪しによって実際に登山を行った際に要した移動時間にばらつきが出てしまった場合でも、当該移動時間を標準所要時間とともに平均することにより、次回の所要時間の算出を精度良く適切に行うことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上記実施形態にあっては、所要時間を算出する登山ルートの標準所要時間に関する情報を、例えば、自装置の記憶部に格納しておき、この記憶部から取得するようにしても良い。また、所要時間を算出する登山ルートの標準所要時間の代わりに、当該登山ルートで登山を行う他の登山者の登山計画を参照した所要時間を利用しても良いし、実際に登山を行った登山者が要した時間の平均を利用しても良い。また、ユーザ係数、難易度係数等は除算して求めたが、それ以外の方法で夫々の係数を求めても良い。また、ユーザ係数を用いて所要時間を算出したが、例えば、標準所要時間とユーザが実際に登山を行った際に要した移動時間との比率から、所要時間を算出しても良い。
また、上記実施形態にあっては、登山ルートの標準所要時間に関する情報、当該登山ルートにおける登山者の標準荷物量に関する情報、当該登山ルートにおける登山者の標準の最大酸素摂取量(標準体力値)に関する情報等の登山履歴データを外部のサーバから取得するようにしたが、自装置の記憶部に登山履歴データを記憶しておき、この記憶部から当該登山履歴データを取得するようにしても良い。また、クラウドシステムによりサーバに登山履歴データを記憶しておき、このサーバから当該登山履歴データを取得するようにしても良い。
また、上記実施形態にあっては、登山ルートの標準所要時間に関する情報に区間毎の標準所要時間に関する情報も含まれている場合には、当該区間毎に所要時間を算出可能としているが、かかる場合、当該区間毎に登山道の状態(例えば、混雑具合等)を考慮した重み付けをして所要時間を算出するようにしても良い。また、登山ルートの難易度は、例えば、夏に比べて冬の難易度を高くする等、季節毎に設定変更するようにしても良い。また、登山ルートの難易度は、登山ルートの勾配や傾斜度を考慮してもよい。勾配別(例えば、平地、5%、10%等)にユーザの歩行速度を求め、これを用いて、新しく登山する山において所要時間を算出するようにしても良い。
また、上記実施形態にあっては、体力係数を算出するにあたって、最大酸素摂取量を用いたが、筋力や年齢等の情報によって体力係数を算出するようにしても良い。また、登山中、装置本体にバイタル情報(例えば、心拍数、呼吸数、血圧、体温等の情報)を入力可能とし、当該バイタル情報に基づいて、所要時間算出部により算出された所要時間の値を補正するようにしても良い。
また、上記実施形態にあたっては、ユーザが過去にも登山を行った登山ルートの所要時間を算出する場合、当該登山ルートの標準所要時間と当該ユーザが当該登山ルートで実際に登山を行った際に要した移動時間との平均値を、当該所要時間として算出することとしたが、ユーザの経験値を考慮した重み付けをして所要時間を算出するようにしても良い。
本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
第1ルートの移動標準所要時間に関する情報と、ユーザが前記第1ルートを実際に移動した際に要した移動時間に関する情報と、前記第1ルートと異なる第2ルートの移動標準所要時間に関する情報とに基づいて、当該ユーザが当該第2ルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出する予想所要時間算出手段を備えたことを特徴とする予想所要時間算出装置。
<請求項2>
第1ルートの移動標準所要時間に関する情報と、ユーザが前記第1ルートを実際に移動した際に要した移動時間に関する情報とに基づいて、当該ユーザのユーザ係数を算出するユーザ係数算出手段を備え、
前記予想所要時間算出手段は、前記ユーザ係数と前記第1ルートと異なる第2ルートの移動標準所要時間との乗算を行うことにより、当該ユーザが当該第2ルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出することを特徴とする請求項1に記載の予想所要時間算出装置。
<請求項3>
前記予想所要時間算出手段は、第1ルートの移動標準所要時間とユーザが前記第1ルートを実際に移動した際に要した移動時間との比率と、前記第1ルートと異なる第2ルートの移動標準所要時間とに基づいて、当該ユーザが当該第2ルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出することを特徴とする請求項1に記載の予想所要時間算出装置。
<請求項4>
第1ルートの移動の難易度に関する情報と前記第1ルートと異なる第2ルートの前記難易度に関する情報とに基づいて、ルートの難易度係数を算出する難易度係数算出手段を備え、
前記予想所要時間算出手段は、前記難易度係数を掛け合せることにより、前記予想所要時間を算出することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の予想所要時間算出装置。
<請求項5>
ルートを移動する際の標準荷物量に関する情報とユーザの荷物量に関する情報とに基づいて、荷物量に関する荷物量係数を算出する荷物量係数算出手段を備え、
前記予想所要時間算出手段は、前記荷物量係数を掛け合せることにより、前記所要時間を算出することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の予想所要時間算出装置。<請求項6>
ルートの移動者の標準体力値に関する情報とユーザの体力値に関する情報とに基づいて、体力に関する体力係数を算出する体力係数算出手段と、を更に備え、
前記予想所要時間算出手段は、前記体力係数を掛け合せることにより、前記予想所要時間を算出することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の予想所要時間算出装置。
<請求項7>
前記予想所要時間算出手段は、ユーザが過去に移動したことのあるルートの予想所要時間を算出する場合、当該ルートの前記移動標準所要時間と当該ユーザが当該ルートを実際に移動した際に要した移動時間との平均値を、当該予想所要時間として算出することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の予想所要時間算出装置。
<請求項8>
ユーザがルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出する予想所要時間算出方法であって、
第1ルートの移動標準所要時間に関する情報と、ユーザが前記第1ルートを実際に移動
した際に要した移動時間に関する情報と、前記第1ルートと異なる第2ルートの移動標準所要時間に関する情報とに基づいて、当該ユーザが当該第2ルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出する処理を含むことを特徴とする予想所要時間算出方法。
<請求項9>
ユーザがルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出する予想所要時間算出装置のコンピュータを、
第1ルートの移動標準所要時間に関する情報と、ユーザが前記第1ルートを実際に移動した際に要した移動時間に関する情報と、前記第1ルートと異なる第2ルートの移動標準所要時間に関する情報とに基づいて、当該ユーザが当該第2ルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出する予想所要時間算出手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
100 予想所要時間算出装置
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 記憶部
141 登山履歴データ
15 表示部
16 操作部
17 通信部
18 所要時間算出部(予想所要時間算出手段)
181 ユーザ係数算出部(ユーザ係数算出手段)
182 難易度係数算出部(難易度係数算出手段)
183 荷物量係数算出部(荷物量係数算出手段)
184 体力係数算出部(体力係数算出手段)

Claims (9)

  1. 第1ルートの移動標準所要時間に関する情報と、ユーザが前記第1ルートを実際に移動した際に要した移動時間に関する情報と、前記第1ルートと異なる第2ルートの移動標準所要時間に関する情報とに基づいて、当該ユーザが当該第2ルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出する予想所要時間算出手段を備えたことを特徴とする予想所要時間算出装置。
  2. 第1ルートの移動標準所要時間に関する情報と、ユーザが前記第1ルートを実際に移動した際に要した移動時間に関する情報とに基づいて、当該ユーザのユーザ係数を算出するユーザ係数算出手段を備え、
    前記予想所要時間算出手段は、前記ユーザ係数と前記第1ルートと異なる第2ルートの移動標準所要時間との乗算を行うことにより、当該ユーザが当該第2ルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出することを特徴とする請求項1に記載の予想所要時間算出装置。
  3. 前記予想所要時間算出手段は、第1ルートの移動標準所要時間とユーザが前記第1ルートを実際に移動した際に要した移動時間との比率と、前記第1ルートと異なる第2ルートの移動標準所要時間とに基づいて、当該ユーザが当該第2ルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出することを特徴とする請求項1に記載の予想所要時間算出装置。
  4. 第1ルートの移動の難易度に関する情報と前記第1ルートと異なる第2ルートの前記難易度に関する情報とに基づいて、ルートの難易度係数を算出する難易度係数算出手段を備え、
    前記予想所要時間算出手段は、前記難易度係数を掛け合せることにより、前記予想所要時間を算出することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の予想所要時間算出装置。
  5. ルートを移動する際の標準荷物量に関する情報とユーザの荷物量に関する情報とに基づいて、荷物量に関する荷物量係数を算出する荷物量係数算出手段を備え、
    前記予想所要時間算出手段は、前記荷物量係数を掛け合せることにより、前記所要時間を算出することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の予想所要時間算出装置。
  6. ルートの移動者の標準体力値に関する情報とユーザの体力値に関する情報とに基づいて、体力に関する体力係数を算出する体力係数算出手段と、を更に備え、
    前記予想所要時間算出手段は、前記体力係数を掛け合せることにより、前記予想所要時間を算出することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の予想所要時間算出装置。
  7. 前記予想所要時間算出手段は、ユーザが過去に移動したことのあるルートの予想所要時間を算出する場合、当該ルートの前記移動標準所要時間と当該ユーザが当該ルートを実際に移動した際に要した移動時間との平均値を、当該予想所要時間として算出することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の予想所要時間算出装置。
  8. ユーザがルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出する予想所要時間算出方法であって、
    第1ルートの移動標準所要時間に関する情報と、ユーザが前記第1ルートを実際に移動した際に要した移動時間に関する情報と、前記第1ルートと異なる第2ルートの移動標準所要時間に関する情報とに基づいて、当該ユーザが当該第2ルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出する処理を含むことを特徴とする予想所要時間算出方法。
  9. ユーザがルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出する予想所要時間算出装置のコンピュータを、
    第1ルートの移動標準所要時間に関する情報と、ユーザが前記第1ルートを実際に移動した際に要した移動時間に関する情報と、前記第1ルートと異なる第2ルートの移動標準所要時間に関する情報とに基づいて、当該ユーザが当該第2ルートを移動する場合にかかる予想所要時間を算出する予想所要時間算出手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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