JP2003269970A - 登山ルート所要時間表示方法 - Google Patents

登山ルート所要時間表示方法

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JP2003269970A
JP2003269970A JP2002071346A JP2002071346A JP2003269970A JP 2003269970 A JP2003269970 A JP 2003269970A JP 2002071346 A JP2002071346 A JP 2002071346A JP 2002071346 A JP2002071346 A JP 2002071346A JP 2003269970 A JP2003269970 A JP 2003269970A
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point
time
climbing route
mountain climbing
route
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Koichi Matsui
孝一 松井
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 過去の例に鑑みて、登山ルートの
出発地点Pから各地点Pまでの所要時間Tを予測
し表示して、登山者に提供することにより、安全で楽し
く登山ができる方法を提供する。 【解決手段】 登山ルート上の地点Pに対応す
る高度hiを記憶させて置き、出発地点P0から地点P
まで所要時間Tを、地点Piの位置・高度データ
(xi,yi,hi)をパラメータとして表現すること
を特徴とする登山ルート所要時間表示方法とする登山ル
ート上の地点Piの位置・高度データ(xi,yi,h
i)は実際に踏破してGPS装置により取待したデータ
を用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、登山ルートの地形デー
タ(位置、高度データ)を三次元的に表示をすると共
に、各地点P毎の所要時間Tを表示する登山ルート
所要時間表示方法に関する。
【0002】
【発明の詳細な説明】
【従来の技術】 従来は、登山対象の山の地図(国土地
理院発行の縮尺五万分の一または二万五千分の一)等か
ら地形を検討し、登山ルートを選択して、登山計画を立
てていた。そして、ベテラン登山家ならば、地図を見た
だけで、三次元的な登山ルートを頭に描くことが出来、
かつ経験的に登山ルートの所要時間を、登山ルートの地
形データと過去の登山経験に基づいて予測することが可
能である。この際、登山ルートの出発地点Pから所定
位置Pまでの所要時間Tを予想することになる。な
お、単独行ならば自分だけの体力と登山技量を考慮すれ
ばよいが、複数人でパーティを組む場合は、パーティ員
各自の体力を考慮した登山計画を立てる必要がある。そ
して、登山計画に従って登山する場合、登山計画者は、
登山ルートを逐次歩行し、展望が開けた場所や一時休憩
を取る場所毎に周囲の地形や地勢を確認し、地図を参照
して自分の現在位置を地図上にプロットする。こうして
現在地点までの経過時間と歩行距離を確認し、今後の歩
行予定距離や所要時間を予測していた。重要なのは、登
山ルートの地形データやその他の地図データから、展望
が開けた場所や一時休憩を取る場所毎に周囲の地形や地
勢を念頭に浮かべ、出発地点P から登山ルートの各地
点までの所用時間を頭の中でシミュレーションすること
によって算出し、無理のない安全な登山計画を策定する
必要が有る。そして、登山計画において最も重要なの
は、計画段階における登山ルートの各地点毎の所要時間
の予想とその所要時間の精度向上である。それは、登山
ルートを三次元的に頭に思い浮かべることのできるベテ
ラン登山家の地図読取能力と過去の登山経験に裏付され
た登山ルートの距離、勾配の情報と所要時間の予想能力
によって、所用時間の算出精度が左右左右されるので、
誰でもできるというものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば、登山における
歩行速度は同じ山の同じ登山ルートであっても、夏季の
登山である場合と、冬季の雪山登山では大きく状況が異
なる。また、冬季の場合は積雪状況にも影響される。更
に、当日の天候(晴れ,雨天,風,霧)や登山者の体調
にも左右され、地図等に記載された登山ルートを一般的
な標準時間では走行できないのが通例である。麓の出発
地点Pから目標地点Pまでの標準歩行時間はT
間が掛かるとガイド標等には記載されていたとしても、
登山ルート途中ににガレ場があったり、前日の雨で滑り
やすい箇所があったりしたような場合は、上記の標準時
間で目標地点Pに到達するのは困難な場合が有る。あ
るいは、パーティ員中に登山の未熟連者が混じっている
場合は、登山ルートの地面傾斜(勾配)の変化によって
歩行速度(走行速度ともいう。)が大きく変化する。熟
練者の場合は勾配の多少の変化に対しても略同じ速度で
歩行できるが、未熟練者の場合は勾配の多少の変化に対
して敏感に反応して歩行速度が遅くなる傾向がある。し
かも、登山の安全のため、パーティの走行速度は未熟練
者の歩調に合わせることとなるため、登山ルートの勾配
(上り,下り)が大きくなると短い距離でも長時間を消
費する結果となり、当日の到達目標点への到達が日没迄
に不可能となって、遭難の危険が生じるという問題があ
った。本発明は、このような点に鑑みて、登山ルートの
出発地点Pから各地点Pまでの所要時間Tを予測
し表示して、登山者に提供することにより、安全で楽し
く登山ができる方法を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、登山ルートの
出発地点P0から各地点Piまでの位置・高度データ
(x,y,h)、(x,y,h)……(x
,y,h)……(x,y,h)を予めコン
ピュータ内に記憶させて、さらに状態jにおける走行速
度Vを算出するプログラムを用意しておき、出発地点
から地点Pまで所要時間Tを算出することを特
徴とする登山ルート所要時間表示方法である。具体的に
は、前述の請求の範囲の各請求項に記載されている発明
である。ここで、解釈上の疑義をなくすため、本願明細
書で使用する用語を以下に説明する。 <用語の説明> ・登山ルートとは、出発地点Pと目標地点Pを結ぶ
経路であり、位置データあるいは位置・高度データから
なる。位置データは、(x,y)、(x,y
……(x,y)……(x,y)と表現され、位
置・高度データは、(x,y,h)、(x,y
,h)……(x,y,h)……(x
,h)と表現される。登山ルートは、特に断わら
ない場合、コンピュータ上に用意された数多くの登山ル
ートから選択されたものである。本願発明は、選定され
た登山ルートに関するものである。数多くの登山ルート
データを用意するのは、カスタマーたる登山計画者のニ
ーズに応えるために是非必要とする。 ・地点Pとは、登山ルート上の任意の地点をいう。地
点Pは、出発地点をいい、地点Pは、目標地点をい
う。 ・地点Pの位置データは、(x,y)と表現され
る。日本における位置データは、東経何度、北緯何度の
座標系で表現し得る。 ・地点Pの位置・高度データは、(x,y
)と表現される。 ・GPS(Global Positioning S
ystem;全地球測位システム)とは、人工衛星から
の電波を受けて位置と高度を割り出すシステムをいう。
特に、本願発明では、単に位置のみならず、高度を割り
出すことができるシステムをも前提としている。勾配Δ
/Δrとは、登山ルートの行く手方向の微少距離
に対する微少高度差をいう。 ここに、Δh=h−hi―1 Δr=(x−xi―1)**2+(y
i―1)**2)**0.5 すなわち、Δrは、地点Pと地点Pi―1との距離
である。勾配5%とは、走行距離10mで0.5m登る
勾配を意味し、「−」は「下り勾配」を示す。高度h
とは、登山ルート上の地点Pにおける高度をいう。走
行速度Vとは、状態jの下で、登山者が地点Pを走
行する速度をいう。本発明においては、Vは、勾配の
関数であり、下式で定義される。 V=F(Δh/Δr)……(1) ここに、jは、登山者の状態(登山者が未熟者か熟練者
か)、天候状態、地形の状態等を表す。状態jによっ
て、勾配・速度相関関数F(Δh/Δr)は状態
j毎に定義される。言い換えれば、状態jの数に対応す
る勾配・速度相関関数Fの数が存在する。走行速度
は、本発明の需要構成要素の一つでも有るので、以下詳
説する。上式をグラフ化したものが、勾配・速度相関図
である。 <勾配・速度相関図>図1は熟練者と未熟者の歩行速度を
登山ルートの勾配に対応してプロットした勾配・速度相
関図であり、水平軸は勾配を示し、中心が水平であり、
右方向は上り勾配を、左方向は下り勾配を示す。また、
垂直軸は速度を示している。そして、線Bは熟練者の勾
配・速度相関関数あって、線Aは未熟者の勾配・速度相
関関数である。線Bの熟練者の勾配・速度相関関数が示
すように、熟練者の歩行速度は勾配の多少の変化に対し
ても大きく変動することはない。一方、線Aの未熟者の
勾配・速度相関関数が示すように、未熟者の歩行速度は
勾配の多少の変化に対しても如実に追随した変動をして
いる。なお、走行速度は、水平の場合を勾配・速度相関
関数と、技量の異なる登山者の勾配・速度相関関数と、
気象に左右された場合の登山者の勾配・速度相関関数を
勾配相対値(単位%)刻みで示したものである。そし
て、図1における速度表示に関しては水平での速度(例
えば,標準的登山者の場合時速4km)を標準値とした
相対値で示す。[表1]は、状態jを分類したもので、状
態jがどのような条件の場合に該当するかを知るための
表である。勾配・速度相関関数Fは、状態jによっ
て、種々異なるので、状態j毎に細かく具備しておく必
要が有る。状態jは、登山者の主体的字用件に関するも
のとしては、(1−1)未熟者の場合(1−2)標準的
登山者の場合(1−3)熟練者の場合(2−1)晴天の
場合(2−2)雨天の場合等が例示される。
【0005】
【表1】状態jの分類表
【0006】その他状態jは、登山者の主体的条件とし
て、例えば、Aという特定の人間の悪天候(例えば,霧
時における)の条件下でのメニューデータ等を数多く用
意しておいて、利用者が自由に選択できるようにしてお
くのが望ましい。標準的なケース(例えば、未熟者の晴
天時における勾配・速度相関関数)を求めておいて、補
正係数で補正することも考えられる。現実的な対応にな
ろう。補正係数で補正するとは、標準的なケースの勾配
・速度相関関数を算出しておいて、勾配・速度相関関数
に補正係数Cをかけることをいう。所要時間Tとは、
本願明細書では、出発地点Pから、地点Pまでの所
要時間をいう。所要時間Tは、具体的には、コンピュ
ータ上において、状態jにおける勾配・速度データに基
づいて、下式で計算された計算値である。
【0007】
【数2】
【0008】ここに、i=1、2……n Δh/Δrは、地点Pの勾配を表す。 Δr=(x−xi―1)**2+(y−yi―1)**2)**0.5 V=F(Δh/Δr)……(1) ここに、Fは、状態jにおける勾配・速度相関関数を
示す。(x,y,h)は、地点Pの位置・高度
データを示す。
【0009】
【発明の実施の形態(1)】以下、本発明の実施の形態
(1)を詳細に説明する。勾配・速度相関図を用いた本
発明の構成および作用を以下に説明する。予め、登山者
がGPS装置を装備して、登山ルートを出発点Pから
目標点P まで、踏破して、位置・高度データ(x
,h)、(x,y,h )……(x
,h)……(x,y,h)を取得して、コ
ンピュータ内に記憶させておく。登山ルート毎に上記位
置・高度データを取得しておいて、登山ルートを選定す
ることができる状態にしておく必要が有る。カスタマー
たる登山計画者を極力満足させるためには、数多くの登
山ルートの位置・高度データを、コンピュータデータと
して揃えて置くことが是非とも必要である。さらに、予
め、登山者がビデオカメラ等により、登山ルートを出発
点Pから目標地点Pまで実際に踏破して、地点Pi
の位置・高度データ(x,y,h)を取得すると
同時に、地点Pにおける画像データSを取得して、
コンピュータ内に記憶させておく。画像データSは、
地点Pの進行方向に向いた前方風景を映したものとす
ることができる。登山者が、地点Pを走行する際に前
方に見える風景をそのまま写したものであれば良い。で
きれば、地点Pにおける風景が前方の風景のみならず
全方向の風景(例えば、前方、左前方、左側方、左後
方、後方、右後方、右側方、右前方の風景)をコンピュ
ータ内に用意しておくことも考えられる。さらに、状態
jにおける勾配・速度相関関数Fを勾配Δh/Δr
を変数として予め設定登録しておく必要が有る。状態
j毎に勾配・速度相関図Fを用意し、カスタマーたる
登山計画者は数多くの勾配・速度相関関数から、どれか
選択することができるようにしておく必要が有る。この
勾配・速度相関関数Fは、実験的に求める必要が有
り、実際の登山結果を反映した修正データとすることが
所要時間算出精度向上を保証することに繋がる。次に、
実際に、本発明の登山ルート所要時間表示方法について
説明しよう。 (ステップS1)登山計画者は、先ず登山ルートを選定
する。これにより、出発地点P、目標地点Pのみな
らず、登山ルート途中を含めたP、P、……P
特定されることになる。そして、地点P、P、……
に対応する位置・高度データ(x,y
)、(x,y,h)……(x,y
)……(x,y,h)を取得して、コンピュ
ータ内に予め記憶させておく。 (ステップS2)位置・高度データ(x,y
)、(x,y,h)……(x,y
)……(x,y,h)をデータとしてメモリ
ーから読み出す。 (ステップS3)登山ルートの位置・高度データから、
コンピューター画面上に登山ルートを表示するようにす
る。すなわち、登山ルートは、一本の曲線としてコンピ
ューター画面上に三次元的に表示される。 (ステップS4)状態jを選定し、勾配・速度相関関数
=F(Δh/Δr)を読み込む。 (ステップS5)位置・高度データ(x,y
)、(x,y,h)……(x,y
)……(x,y,h)及び勾配・速度相関関
数V=F(Δh /Δr))から、出発地点P
から地点Pまで所要時間Tを[数1]により計算し
て算出する。算出したデータを、例えば、(x
,h,0)、(x,y,h,T)……
(x,y,h,T)……(x,y,h
)の空時データの形で各地点に対応させて、コンピ
ューター内に記憶させておく。 (ステップS6)コンピュータ内の時計をスタートさせ
る。コンピュータ内の時計の時間(実時間)に対応して
仮想時間を算出する。仮想時間は実時間よりも早く時間
が進むように設定されている。例えば、実時間1分が仮
想時間10時間に対応させることもできる。仮想時間が
時間T経過すると、登山者(コンピュータ画面上で
は、○あるいは人を模した形状を表示する。)が三次元
の線画上のP(x,y,h)上に表示されるよ
うに画面コントロールする。そして、仮想時間をコンピ
ュータ画面上の一部に表示させることもできる。上記の
画面表示を仮想時間が時間T経過するまで繰り返す。
その間、登山者はコンピュータ画面において、登山ルー
トを出発点Pから目標点Pまで速度を変えながら移
動する。登山者がゆっくりしか走行できない場合、その
走行区間は勾配が急の難コースであることを示す。従っ
て、上記のコンピュータ画面の表示によって、登山計画
段階で、どのような登山ルートを通るのか頭に叩き込む
ことが出来、仮想空間上の任意の地点Pまでの所要時
間Tを知ることができる(性格には、地点Pを登山
者が通過時に、コンピュータ画面の一部に表示された仮
想時間の表示内容から知ることができる。)ので、登山
のシミュレーション訓練を行なうことができる。また、
案内情報の出力として、特に言及していないが、画面
に地図を逐次表示し、地図内に示されている登山コース
の現在位置を明示しながら、経過時間や到達目標点まで
の予測時間を表示させるようにしてもよい。同時に、仮
想時間をコンピュータ画面上の一部に表示させることも
できる。また、実際の登山の際、コースの消化予定時間
が本願発明の方法によって算出された所要時間と大きく
乖離するようであれば、アラームを出力するようにする
ことも出来る。
【0010】
【発明の実施の形態(2)】以下、本発明の実施の形態
(2)を詳細に説明する。本発明の実施の形態(2)
は、本発明の実施の形態(1)の登山ルート所要時間表
示方法の機能に加えて、登山ルート上の風景を、コンピ
ュータ画面に表示することを特徴とする発明である。本
発明の構成および作用を以下に説明する。予め、登山者
がGPS装置を装備して、登山ルートを出発点Pから
目標点P まで、踏破して、位置・高度データ(x
,h)、(x,y,h )……(x
,h)……(x,y,h)を取得して、コ
ンピュータ内に記憶させておく。さらに、予め、登山者
がビデオカメラ等により、登山ルートを出発点P0から
目標地点Pnまで実際に踏破して、地点Pの位置・高
度データ(x,y,h)を取得すると同時に、地
点Pにおける画像データSを取得して、コンピュー
タ内に記憶させておく。風景画像データSは、地点P
の進行方向に向いた前方風景を映したものとすること
ができる。登山者が、地点Pを走行する際に見える風
景をそのまま移したものであれば良い。できれば、地点
における風景が前方の風景のみならず全方向の風景
(例えば、前方、左前方、左側方、左後方、後方、右後
方、右側方、右前方の風景)をコンピュータ内に用意し
ておくことも考えられる。次に、実際に、発明の実施の
形態(2)の登山ルート所要時間表示方法について説明
しよう。 (ステップS1)登山計画者は、先ず登山ルートを選定
する。これにより、出発地点P、目標地点Pのみな
らず、登山ルート途中を含めたP、P、……P
特定されることになる。そして、地点P、P、……
に対応する位置・高度データ(x,y
)、(x,y,h)……(x,y
)……(x,y,h)を取得して、コンピュ
ータ内に予め記憶させておく。さらに、地点P
、…P…Pに対応する風景画像データS、S
……S……Sを取得して、コンピュータ内に予め
記憶させておく。 (ステップS2)位置・高度データ(x,y
)、(x,y,h)……(x,y
)……(x,y,h)及びする風景画像デー
タS、S……S……Sをデータとしてメモリー
から読み出す。 (ステップS3)登山ルートの位置・高度データから、
コンピューター画面上に登山ルートを表示するようにす
る。すなわち、登山ルートは、一本の曲線としてコンピ
ューター画面上に三次元的に表示される。これは、コン
ピュータ画面の一部に表示される。 (ステップS4)状態jを選定し、勾配・速度相関関数
=F(Δh/Δr)を読み込む。 (ステップS5)位置・高度データ(x,y
)、(x,y,h)……(x,y
)……(x,y,h)及び勾配・速度相関関
数V=F(Δh /Δrから、出発地点Pから
地点Pまで所要時間Tを[数1]により計算して算
出する。算出したデータを、例えば、(x,y,h
,0)、(x,y,h,T)……(x,y
,h,T)……(x,y,h,T)の空
時データの形で各地点に対応させて、コンピューター内
に記憶させておく。 (ステップS6)コンピュータ内の時計をスタートさせ
る。コンピュータ内の時計の時間(実時間)に対応して
仮想時間を算出する。仮想時間は実時間よりも早く時間
が進むように設定されている。例えば、実時間1分が仮
想時間10時間に対応させる。仮想時間が時間T経過
すると、登山者(コンピュータ画面上では、○あるいは
人を模した形状を表示する。)が三次元の線画上のP
(x,y,h)上に表示されるように画面コント
ロールする。これは、コンピュータ画面の一部に表示さ
れる。そして、仮想時間をコンピュータ画面上の一部に
表示させることもできる。コンピュータの他の画面上に
は、風景画面データSを表示する。これにより、地点
における風景画面を表示画面から知ることができる
ので、登山計画段階の時点で、登山ルートの地点P
視覚的に把握できるという効果が有る。上記の画面表示
を仮想時間が時間T経過するまで繰り返す。その間、
登山者はコンピュータ画面において、登山ルートを出発
点Pから目標点Pまで速度を変えながら仮想時間で
移動する。一方、空いたコンピュータ画面上において
は、登山ルートの各地点の風景画像が、仮想時間が時間
経過すると、風景画面データS(単に、利用者の
選択により、前方の風景のみならず全方向の風景(例え
ば、前方、左前方、左側方、左後方、後方、右後方、右
側方、右前方の風景)を表示できるようにしてもよ
い。)が表示される。実際に登山する際のシミュレーシ
ョン風景画面を映画を見るように見ることができるの
で、登山の計画段階の事前トレーニングとして使用する
ことができる。
【0011】
【発明の効果】 登山計画段階で、事前に登山ルートの
三次元的地形情報の把握と各地点毎の所要時間を把握で
きているので、当日の登山ペースに沿った到達時刻の予
測が簡単にでき、安全で楽しい登山が可能となる。ま
た、天候の急変や、パーティ員の不慮の事故による歩行
速度の低下等が生じ、目標点への予定時間内の到達が困
難と早い段階で判断し得るので、日没までに到達可能な
時間内にある宿泊設備(山小屋)または休息が安全に取
れる場所等へ非難することができ、遭難を未然に防止で
きると言う格別な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】勾配・速度相関図である。
【符号の説明】
水平軸は勾配(%)、垂直軸は走行速度Vを示す。 線Aは、未熟者の勾配・速度相関関数を示す。 線Bは、未熟者の勾配・速度相関関数を示す。
フロントページの続き Fターム(参考) 2C032 HC23 HC26 HC27 2F029 AA07 AB07 AB13 AC03 AC06 AC08 AC09 AC14 AC17 AC20 5H180 AA21 BB15 CC04 EE02 EE12 FF05 FF06 FF10 FF22 FF27 5J062 AA01 AA03 BB05 CC07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 登山ルート上の地点Pに対応する高度
    hiを記憶させて置き、出発地点P0から地点Pまで
    所要時間Tを、下式で表現することを特徴とする登山
    ルート所要時間表示方法。 【数1】 ここに、i=1、2……n Δh/Δrは、地点Pの勾配を表す。 Δr=(x−xi―1)**2+(y−yi―1)**2)**0.5 V=F(Δh/Δr)……(1) ここに、Fは、状態jにおける勾配・速度相関関数を
    示す。(x,y,h)は、地点Pの位置・高度
    データを示す。
  2. 【請求項2】 登山ルートを三次元的に表示すると共
    に、出発地点Pから地点Pまで所要時間Tを表示
    することを特徴とする請求項1記載の登山ルート所要時
    間表示方法。
  3. 【請求項3】 登山ルート上の地点Pの位置・高度デ
    ータ(x,y,h)は、実際に踏破してGPS装
    置により取得したデータを用いることを特徴とする請求
    項1〜2記載の登山ルート所要時間表示方法。
  4. 【請求項4】下式で表現することを特徴とする請求項1
    〜3記載の登山ルート所要時間表示方法。 V=C*F(Δh/Δr)……(1′) ここに、Cは、熟練度とか天候とかの条件によって変化
    する係数である。Fは、標準状態における勾配・速度
    相関関数を示す。
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