JP2016010859A - 液体カートリッジ及び液体カートリッジのキャップ取付方法 - Google Patents

液体カートリッジ及び液体カートリッジのキャップ取付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】液体カートリッジに設けられた筒部に取り付けられたキャップに変形や割れなど生じ難い手段を提供する。
【解決手段】インクカートリッジ30は、液体が貯留される貯留室36を有する内部フレーム35と、内部フレーム35の前壁40から前後方向53の前向きへ延びる筒部151と、筒部151の孔27を封止する大気連通バルブ73と、前後方向53を軸として回転されることによって筒部151に取り付けられたキャップ160と、を具備する。内部フレーム35は、前壁40から前後方向53の前向きへ離隔しており前後方向53と交差する係止面182,188と、係止面182,188よりも上前壁40側の空間183,189を左右方向51へ向かって開放する開口184,190と、を有する。キャップ160は、係止面182,188と前後方向53に当接する係止用凸部162を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、液体カートリッジ及び液体カートリッジのキャップ取付方法に関する。
従来より、インクを用いて記録用紙に画像を記録する画像記録装置が知られている。画像記録装置は、インクジェット方式の記録ヘッドを備え、記録ヘッドのノズルからインク滴を記録用紙へ向けて選択的に吐出する。インク滴が記録用紙に着弾することによって、記録用紙に所望の画像が記録される。画像記録装置には、記録ヘッドへ供給するインクを貯留するインクカートリッジが設けられる。インクカートリッジは、画像記録装置に設けられた装着部に対して摺動することによって挿抜可能である。従来のインクカートリッジには、インク室が形成された本体の側面にインク室内のインクを外部へ流通させるためのインク流通部が設けられている(特許文献1)。円筒形状のインク流通部には、弾性シール部材を覆うキャップが取り付けられている。
特開2009−132121号公報
特許文献1では、キャップに設けられた弾性変形可能な係止具と、インク室を有する本体とが係合することにより、キャップが本体に取り付けられている。しかしながら、インクカートリッジの製造時において、キャップが本体に取り付けられる際に係止具が弾性変形するので、弾性変形の程度によっては係止具に変形や割れなどが生じ得る。その結果、キャップの取付けが不完全になるおそれがある。したがって、インクカートリッジの製造時において、係止具に変形や割れなどが生じないよう、本体へのキャップの取り付け作業を管理する必要があった。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、液体カートリッジに設けられた筒部に取り付けられたキャップに変形や割れなど生じ難い手段を提供することにある。
(1) 本発明に係る液体カートリッジは、液体が貯留される貯留室を有する本体と、上記本体の壁面から第1方向へ延び、かつ当該第1方向周りの周方向に連続する外周壁を有し、上記本体の内部と外部とを連通する孔が形成された筒部と、上記筒部の孔を封止する封止部材と、上記第1方向を軸として上記周方向に回転されることによって上記筒部に取り付けられたキャップと、を具備する。上記本体は、上記壁面から上記第1方向へ離隔しており上記第1方向と交差する係止面と、当該係止面よりも上記壁面側の空間を上記周方向へ向かって開放する開口と、を有する。上記キャップは、上記係止面と上記第1方向に当接する凸部を有する。
これにより、次のようにキャップを取り付けることができる。すなわち、凸部及び係止面を周方向へずらした状態において、キャップを第1方向に沿って筒部に外挿する。その後、キャップを第1方向を軸として周方向に回転させて、開口を介して凸部を係止面よりも壁面側の空間に位置させる。そして、凸部を係止面に係止させる。したがって、筒部にキャップが取り付けられる際に、キャップの一部が弾性変形される必要がない。
(2) 好ましくは、上記本体は、上記係止面よりも上記壁面側において上記周方向と交差する当接面を有しており、上記キャップは、上記凸部が上記係止面と当接した状態において、上記当接面と上記周方向に当接可能な被当接面を有する。
本体の当接面にキャップの第1被当接面が当接することにより、係止面に当接した凸部が係止面から離隔するようにキャップを回転させすぎることが抑制される。
(3) 好ましくは、上記被当接面は、上記凸部における上記周方向を向いた面である。
これにより、凸部とは別に被当接面を設ける必要が無く、キャップの構成が簡素化される。
(4) 好ましくは、上記液体カートリッジは、上記本体及び上記キャップの少なくとも一部を覆うカバーを更に有している。
カバーによりキャップが覆われていることにより、液体カートリッジを使用するユーザが不用意にキャップを第1方向を軸として周方向へ回転することが抑制される。
(5) 好ましくは、上記キャップは、第1面を有しており、上記カバーは、上記第1面と向かい合う第2面を有しており、上記第1面及び上記第2面は、互いに当接することにより、上記キャップが上記第1方向を軸として上記周方向の回転することを抑制する位置に配置されている。
これにより、ユーザが不用意にキャップを第1方向を軸として周方向へ回転することが更に抑制される。
(6) 好ましくは、上記本体は、複数の上記係止面及び複数の上記開口を有しており、上記キャップは、複数の上記係止面と上記第1方向にそれぞれ当接する複数の上記凸部を有しており、上記複数の開口は、上記キャップが上記第1方向を軸として上記周方向に回転されて、上記複数の凸部が上記複数の係止面から上記周方向へずれた位置から上記複数の係止面と上記第1方向に対向する位置へ移動するときに、上記複数の凸部がそれぞれ上記複数の開口を通過する位置に設けられている。
これにより、キャップと本体との係止箇所が複数となるので、キャップが筒部から離脱し難くなる。
(7) 好ましくは、上記複数の凸部は、上記周方向に等間隔に配置されている。
これにより、キャップが本体にバランスよく係止される。
(8) 好ましくは、上記封止部材は、上記筒部の孔を開閉可能な弁体と、当該弁体を上記孔を閉塞する向きへ付勢する付勢部材と、を有するものである。
弁体によって、筒部の孔が繰り返し開閉可能となる。
(9) 好ましくは、上記本体は、上記係止面の上記開口側の端部から上記壁面へ向かって延び、上記周方向と交差する付加当接面を有しており、上記キャップは、上記凸部が上記係止面と当接した状態において、上記付加当接面と上記周方向に当接可能な付加被当接面を有する。
これにより、次のようにキャップを取り付けることができ、かつ、凸部が係止面から離脱することが抑制される。すなわち、凸部及び係止面を周方向へずらした状態において、キャップを第1方向に沿って筒部に外挿する。その後、キャップを第1方向を軸として周方向に回転させて、開口を介して凸部を係止面よりも壁面側の空間に位置させる。このとき、凸部は、付加当接面よりも壁面側の開口を通過する。そして、キャップが付勢部材により壁面より離れる方向へ付勢されることにより筒部に対して移動し、その結果、凸部が係止面に係止される。その後、キャップが周方向へ逆回転されようとしても、付加被当接面が付加当接面に当接することにより、逆回転が制止される。
(10) 好ましくは、上記付加被当接面は、上記凸部における上記周方向を向いた面である。
これにより、凸部とは別に付加被当接面を設ける必要が無く、キャップの構成が簡素化される。
(11) 好ましくは、上記キャップは、上記凸部が上記係止面と当接した状態において、上記係止面とは当接せず、かつ上記凸部から上記周方向へ離隔した回転用凸部を有する。
回転用凸部に工具などが当接されることにより、工具を用いてキャップを第1方向を軸として周方向へ回転させることができるので、キャップの取付作業が容易になる。
(12) 本発明は、液体が貯留される貯留室を有する本体と、上記本体の壁面から第1方向へ延び、かつ当該第1方向周りの周方向に連続する外周壁を有し、上記本体の内部と外部とを連通する孔が形成された筒部と、上記筒部の孔を封止する封止部材と、上記筒部に取り付けられたキャップと、を具備し、上記本体は、上記壁面から上記第1方向へ離隔しており上記第1方向と交差する係止面と、当該係止面よりも上記壁面側の空間を上記周方向へ向かって開放する開口と、を有しており、上記キャップは、上記係止面と上記第1方向に当接する凸部を有する液体カートリッジのキャップ取付方法であって、上記凸部及び上記係止面を上記周方向にずらした状態において、上記キャップを上記第1方向に沿って上記筒部に外挿するステップと、上記筒部に外挿された上記キャップを上記第1方向を軸として上記周方向に回転させて、上記開口を介して上記凸部を上記係止面よりも上記壁面側の空間に位置させるステップと、上記凸部を上記係止面に係止させるステップと、を含む液体カートリッジのキャップ取付方法として捉えられてもよい。
本発明によれば、筒部が延びる第1方向を軸として周方向へキャップが回転されることによって、本体にキャップが係止された状態となるので、キャップに変形や割れなど生じ難い。
図1は、本発明の一実施形態としてのカートリッジ装着部110を備えたプリンタ10の内部構造を模式的に示す模式断面図である。 図2は、本発明の一実施形態としてのインクカートリッジ30を示す斜視図である。 図3は、インクカートリッジ30を示す分解斜視図である。 図4は、インクカートリッジ30を示す断面図である。 図5は、カートリッジ装着部110を示す斜視図である。 図6は、カートリッジ装着部110を示す断面図である。 図7は、内部フレーム35の前壁40側を示す斜視図である。 図8は、内部フレーム35の後壁42側を示す斜視図である。 図9(A)は、キャップ160の前壁164側を示す斜視図であり、図9(B)は、キャップ160の前壁164と反対側を示す斜視図である。 図10は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態を示すインクカートリッジ30及びカートリッジ装着部110の断面図である。 図11は、内部フレーム35の筒部151にキャップ160が取り付けられる過程において、キャップ160が筒部151に外挿される前の状態を示す拡大斜視図である。 図12は、内部フレーム35の筒部151にキャップ160が取り付けられる過程において、キャップ160が筒部151に外挿された後であって回転される前の状態を示す拡大斜視図である。 図13は、内部フレーム35の筒部151にキャップ160が取り付けられる過程において、キャップ160が筒部151に外挿されて回転された後の状態を示す拡大斜視図である。 図14は、係止部180の付加当接面186を示す部分断面を示した斜視図である。 図15は、前部カバー90のキャップ160より前壁140側の断面を示す断面図である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明が具体化された一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
[プリンタ10の概要]
図1に示されるように、プリンタ10は、インクジェット記録方式に基づいて、記録用紙などのシートに対してインク滴を選択的に吐出することにより画像を記録するものである。プリンタ10は、記録ヘッド21と、インク供給装置100と、記録ヘッド21及びインク供給装置100を接続するインクチューブ20とを備えている。インク供給装置100には、カートリッジ装着部110が設けられている。カートリッジ装着部110には、インクカートリッジ30(液体カートリッジの一例)が装着され得る。カートリッジ装着部110には、その一面に開口112が設けられている。インクカートリッジ30は、開口112を介してカートリッジ装着部110に挿入されて装着される。或いは、カートリッジ装着部110に装着された状態のインクカートリッジ30は、カートリッジ装着部110から抜き出される。
図1には、インクカートリッジ30が、カートリッジ装着部110に装着された状態(装着状態)が示されている。このときのインクカートリッジ30の位置は、装着位置に相当する。つまり、装着位置は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態におけるインクカートリッジ30の位置である。
インクカートリッジ30には、プリンタ10で使用可能な液体の一例であるインクが貯留されている。カートリッジ装着部110に装着された状態において、インクカートリッジ30と記録ヘッド21とがインクチューブ20で接続されている。記録ヘッド21にはサブタンク28が設けられている。サブタンク28は、インクチューブ20を通じて供給されるインクを一時的に貯留する。記録ヘッド21は、インクジェット記録方式によって、サブタンク28から供給されたインクをノズル29から選択的に吐出する。
給紙トレイ15から給紙ローラ23によって搬送路24へ送給された記録用紙は、搬送ローラ対25によってプラテン26上へ搬送される。記録ヘッド21は、プラテン26上を通過する記録用紙に対してインクを選択的に吐出する。これにより、記録用紙に画像が記録される。プラテン26を通過した記録用紙は、排出ローラ対22によって、搬送路24の最下流側に設けられた排紙トレイ16に排出される。
[インク供給装置100]
図1に示されるように、インク供給装置100は、プリンタ10に設けられている。インク供給装置100が液体供給装置に相当する。インク供給装置100は、プリンタ10が備える記録ヘッド21へインクを供給するものである。インク供給装置100は、インクカートリッジ30と、インクカートリッジ30を装着可能なカートリッジ装着部110を備えている。
[カートリッジ装着部110]
図5及び図6に示されるように、カートリッジ装着部110は、ケース101と、係合部材145と、インクニードル113と、ロッド125とを備えている。
[ケース101]
図5及び図6に示されるように、カートリッジ装着部110の筐体を形成するケース101は、ケース101の内部空間の天部を確定している天面と、底部を確定している底面と、天部と底部とをつないでいる終面と、終面と対向する位置に設けられ、プリンタ10の正面側に開口112とを有する箱形状である。開口112を通じてケース101へインクカートリッジ30が挿抜される。インクカートリッジ30は、天面及び底面に設けられたガイド溝109に、インクカートリッジ30の上端部及び下端部が挿入されることによって図6において矢印50で示される方向(以下「挿入及び取出方向50」と表記する。)へ案内される。ケース101には、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色に対応する4つのインクカートリッジ30が収容可能である。
ケース101には、内部空間を縦方向に長い4つの空間に仕切り分ける3つのプレート102が設けられている。このプレート102によって仕切り分けられた各空間それぞれにインクカートリッジ30が収容される。
[インクニードル113]
図1及び図6に示されるように、インクニードル113は、管状の樹脂針からなり、ケース101の終面の下部に設けられている。インクニードル113は、ケース101の終面において、カートリッジ装着部110に装着されたインクカートリッジ30のインク供給部34に対応する位置に配置されている。インクニードル113は、カートリッジ装着部110からインクカートリッジ30が取り出される取出向き55へ突出している。ここで、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される向きが水平方向に沿った挿入向き56であり、取り出される向きが取出向き55である。
インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される過程において、つまりインクカートリッジ30が装着位置に移動する過程において、インクニードル113は、インク供給部34に形成されたインク供給口71(図2参照)に挿入される。これにより、インク供給バルブ70が開かれる。その結果、インクニードル113とインク供給部34とは連結される。そして、インクカートリッジ30の内部に形成された貯留室36に貯留されたインクは、インク供給部34の内部に形成されたインク流路72を通じてインクニードル113に接続されたインクチューブ20に流出される。
[係合部材145]
図1及び図6に示されるように、係合部材145が、ケース101の天面において、開口112側に設けられた支軸147を中心に回動可能に設けられている。係合部材145の回動先端側であって、ケース101の終面を向いて係合端部146が形成されている。係合部材145は、カートリッジ装着部110に装着されたインクカートリッジ30を装着状態に保持するためのものである。インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態において、係合部材145は、後述されるインクカートリッジ30の係止部45に係合され、インクカートリッジ30を取出向き55に押す力に抗してインクカートリッジ30をカートリッジ装着部110内に保持する。一方、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110から取り出される場合、インクカートリッジ30に設けられた回動部材80の後端がユーザによって押し下げられることにより、係合部材145が反時計回りに回動して係止部45との係合が解除される。これにより、インクカートリッジ30は、カートリッジ装着部110から取り出し可能となる。
なお、係合部材145及び後述する回動部材80の構成は、インクカートリッジ30をカートリッジ装着部110に装着した状態を維持できるものであれば、前述された構成に限らない。
図6に示されるように、ケース101の天面において、終面と開口112との間には接点106が設けられている。接点106は、挿入及び取出方向50と直交する左右方向51に離れて3個が配置されている。3個の接点106の配置は、後述されるインクカートリッジ30のHOT電極65、GND電極66及びシグナル電極67の配置(図2参照)に対応している。各接点106は、導電性及び弾性を有する部材で構成されており、上下方向52の上向きへ弾性的に変形可能である。3個の接点106は、ケース101に収容可能な4つのインクカートリッジ30に対応して、4組が設けられている。
各接点106は、電気回路を介して演算装置に電気的に接続されている。演算装置は、例えばCPU,ROM,RAMなどからなるものであり、プリンタ10の制御部として構成されていてもよい。接点106とHOT電極65とが電気的に導通されることによって、電圧VcがHOT電極65に印加される。接点106とGND電極66とが電気的に導通されることにより、GND電極66がアースされる。接点106とHOT電極65及びGND電極66とが導通されることによって、ICに電力が供給される。接点106とシグナル電極67とが電気的に導通されることにより、ICに格納されたデータにアクセス可能となる。電気回路からの出力は演算装置に入力される。
[ロッド125]
図1、図6に示されるように、ロッド125が、ケース101の終面におけるインクニードル113より重力方向の上側に設けられている。ロッド125は、ケース101の終面から取出向き55に突出されている。すなわち、取出向き55において後方にロッド125の基端部139が配置され、取出向き55において前方にロッド125の突出先端部138が配置されている。ロッド125は、円柱形状の外形をなしている。
図6に示されるように、ロッド125は中空である。ロッド125は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態において、つまりインクカートリッジ30が装着位置に位置する状態において、後述される前部カバー90の孔96を通じて大気連通部120にアクセス可能な円筒形状である。
[インクカートリッジ30]
図2〜4に示されるインクカートリッジ30はインクが貯留される容器である。インクカートリッジ30の内部に形成されている空間がインクを貯留する貯留室36である。貯留室36は、インクカートリッジ30の外観を形成している後部カバー31に収納された内部フレーム35によって形成されているが、後部カバー31そのものによって形成されていてもよい。
インクカートリッジ30は、図1に示された起立状態、つまり、同図のインクカートリッジ30の下側の面を底面とし、同図のインクカートリッジ30上側の面を上面として、カートリッジ装着部110に対して挿入及び取出方向50に沿って挿抜される。挿入及び取出方向50は水平方向に沿っている。インクカートリッジ30は、起立状態のままカートリッジ装着部110に挿抜される。前述されたように、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される向きが水平方向に沿った挿入向き56(図1参照)であり、取り出される向きが取出向き55(図1参照)である。また、起立状態における高さ方向(上下方向)52が、重力方向に相当する。すなわち、インクカートリッジ30は、挿入及び取出方向50に沿ってカートリッジ装着部110に挿入され、また、挿入及び取出方向50に沿ってカートリッジ装着部110から抜き出される。なお、本実施形態では、挿入及び取出方向50が水平方向に沿っているが、挿入及び取出方向50は、カートリッジ装着部110の開口112の向きに応じて、重力方向や、水平方向及び重力方向と交差する方向であってもよい。
図2〜4に示されるように、インクカートリッジ30は、略直方体形状の後部カバー31と、前壁140側を構成する前部カバー90(カバーの一例)と、貯留室36を区画する内部フレーム35(本体の一例)とで構成される。後部カバー31に前部カバー90が組み付けられて、インクカートリッジ30の外形が構成されている。内部フレーム35は、組み付けられた後部カバー31及び前部カバー90の内部に収納される。インクカートリッジ30は、全体として、左右方向51に細く、上下方向52及び前後方向53が左右方向51よりも大きい扁平形状である。インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110へ装着されるときに挿入向き56の前方側となる前部カバー90の壁が前壁140であり、挿入向き56の後方側となる後部カバー31の壁が後壁42である。前壁140と後壁42とは、挿入及び取出方向50(すなわち、前後方向53)において対向している。
[後部カバー31]
図2及び図3に示されるように、後部カバー31は、左右方向51において互いに対向する側壁37、38と、上下方向52において互いに対向する上壁39及び下壁41とが後壁42から挿入向き56に延設されて構成されており、前後方向53において後壁42に対向する面が開口された箱形である。後部カバー31の内部には、開口を通じて内部フレーム35が挿入される。内部フレーム35の前壁40側の一部は、後部カバー31から露出されている。すなわち、後部カバー31は、内部フレーム35の後方側を覆っている。
図2〜図4に示されるように、後部カバー31には、上壁39の後方側に回動部材80が設けられている。回動部材80は、屈曲された平板形状をなしており、その長手方向が前後方向53に沿うように配置されている。回動部材80は、その屈曲部に設けられた軸83の周りに回動可能である。回動部材80は、その先端部81が後部カバー31の上側に形成された係止面46側へ延出されており、後端部82が後壁42側へ延出されている。インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態において、回動部材80の先端部81は、係止部45に係合される係合部材145(図1参照)の下方に位置する。そして、インクカートリッジ30をカートリッジ装着部110から取り出す際に、回動部材80の後端部82がユーザによって押し下げられることにより、係合部材145と係止部45との係合が解除される。
[前部カバー90]
図2及び図3に示されるように、前部カバー90は、左右方向51において互いに対向する側壁143、144と、上下方向52において互いに対向する上壁141及び下壁142とが前壁140から取出向き55に延設されて構成されており、前後方向53において前壁140に対向する面が開口された箱形である。前部カバー90の内部には、開口を通じて内部フレーム35が挿入される。すなわち、前部カバー90は、内部フレーム35のうちの後部カバー31によって覆われていない前方側を覆っている。
前部カバー90が後部カバー31に組み付けられた状態において、前部カバー90の上壁141は、後部カバー31の上壁39と連続してインクカートリッジ30の上壁を構成する。同様に、前部カバー90の下壁142は後部カバー31の下壁41と連続してインクカートリッジ30の下壁を構成し、ブラケットの側壁143、144は後部カバー31の側壁37、38とそれぞれ連続してインクカートリッジ30の側壁を構成する。また、インクカートリッジ30が組み立てられた状態において、インクカートリッジ30の前壁を構成する前部カバー90の前壁140と、インクカートリッジ30の後壁を構成する後部カバー31の後壁42とは、前後方向53において互いに対向する。インクカートリッジ30の前壁140と後壁42とが対向する方向(すなわち、前後方向53)が前後方向(水平方向)であって、本実施形態においては挿入及び取出方向50と一致している。また、インクカートリッジ30の上壁39と下壁41とが対向する方向(すなわち、上下方向52)が上下方向(重力方向)である。
前部カバー90における側壁143,144の下側には、上下方向52へ延びる長孔91がそれぞれ形成されている。前部カバー90が後部カバー31に組み付けられると、後部カバー31の係合爪43の先端部分が長孔91にそれぞれ進入する。係合爪43の上下方向52の寸法は、長孔91の上下方向52の寸法より短い。前部カバー90は、係合爪43が長孔91内においてスライド移動可能な範囲で、後部カバー31に対して上下方向52へ相対移動可能である。すなわち、係合爪43と長孔91を形成する内壁との上下方向52における間隔は、前部カバー90が後部カバー31に対して上下方向52へのスライド可能な範囲分が確保されている。
前部カバー90の前壁140の上側には、前後方向53へ貫通する孔96が形成されている。孔96は、前部カバー90に内部フレーム35が挿入された状態において、後述される大気連通部120に対して前部カバー90の外部から前後方向53にアクセス可能にさせるための孔になる。
また、前部カバー90の前壁140の下側には、前後方向53へ貫通する孔97が形成されている。孔97は、前部カバー90に内部フレーム35が挿入された状態において、内部フレーム35のインク供給部34を外部へ露出させるための孔になる。したがって、孔97は、内部フレーム35のインク供給部34に対応する位置、寸法、及び形状に形成されている。孔97は、前後方向53において孔96よりも後方側に配置されている。
前部カバー90の前壁140には、第1突起85及び第2突起86が設けられている。第1突起85は、前部カバー90の前壁140の上端部において、前壁140から前方に向けて離れる向き(挿入向き56)に突設されている。そして、孔96は、第1突起85の先端に設けられている。第2突起86は、前部カバー90の前壁140の下端部において、前壁140から前方に向けて離れる向き(挿入向き56)に突設されている。第1突起85及び第2突起86は、カートリッジ装着部110に設けられたセンサに検知されることによって、プリンタ10にインクカートリッジ30の種別を判定させるために設けられる。インクカートリッジ30の種別とは、インクの色や成分の違い、貯留室36に最初に貯留されるインクの量の違いなどである。なお、上記センサの有無は、任意であり、上記センサが設けられていない場合、第1突起85及び第2突起86の有無も、任意である。
前部カバー90の上壁141であって、第1突起85より後壁42側、かつ後部カバー31の係止部45より前壁40側には、IC基板64が設けられている。つまり、IC基板64は、インクカートリッジ30の前壁40と後壁42との間の上壁39側に配置されている。IC基板64は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される途中において左右方向51に沿って3つが並ぶ接点106(図6参照)と導通し、かつインクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態においても接点106と導通する。
IC基板64には、IC(各図には現れていない)、HOT電極65、GND電極66及びシグナル電極67が搭載されている。ICは、半導体集積回路であり、インクカートリッジ30に関する情報、例えば、ロット番号や製造年月日、インク色などの情報を示すデータが読み出し可能に格納されている。
HOT電極65、GND電極66及びシグナル電極67はICと電気的に接続されている。HOT電極65、GND電極66及びシグナル電極67は、それぞれが前後方向53に沿って延出されており、左右方向51に離間されて配置されている。HOT電極65、GND電極66及びシグナル電極67は、IC基板64の上面に電気的にアクセス可能に露出されている。つまり、HOT電極65、GND電極66及びシグナル電極67は、装着姿勢のインクカートリッジ30の上側からアクセス可能に露出されている。
第1突起85より後壁42側、かつIC基板64より前壁40側には、前壁40側から後壁42側へ向かって上壁141から迫り上がる土手49が設けられている。換言すれば、土手49の上面は、挿入向き56へ向かって下方へ傾斜する傾斜面である。
なお、本実施形態では、前部カバー90は、後部カバー31の前面、上面、下面、側面の一部を覆うように形成されているが、前部カバー90は、後部カバー31の何れの面を覆っていてもよい。
[内部フレーム35]
図3及び図4に示されるように、内部フレーム35は、左右方向51に対向する一対の面が開放された環状に構成されている。そして、開放された一対の面がフィルム(不図示)によって封止されることにより、その内部にインクを貯留可能な貯留室36が形成される。貯留室36を区画する前壁40は、内部フレーム35が前部カバー90に挿入された際に、前部カバー90の前壁140に対向する壁面であり、大気連通部120及びインク供給部34が設けられている。
[インク供給部34]
図3及び図4に示されるように、インク供給部34は、上下方向52における大気連通部120より下側において、内部フレーム35の前壁40から挿入向き56、つまり前後方向53における前向きに突出されている。インク供給部34は、円筒形状の外形をなしており、前部カバー90の前壁140に設けられた孔97を通じて外側へ突出されている(図2参照)。インク供給部34の突出端には、インク供給口71が形成されている。また、図1及び図4に示されるように、インク供給部34の内部には、インク供給口71と貯留室36とを連通させるインク流路72が形成されており、インク供給口71を開閉させるインク供給バルブ70が配置されている。
インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される過程において、カートリッジ装着部110に設けられたインクニードル113がインク供給口71に挿入される。そして、インクニードル113がインク供給バルブ70を前後方向53における後方に移動させることにより、インク供給口71が開く。これにより、貯留室36内のインクは、インク流路72を通ってインクニードル113へ、つまり貯留室36の外部へ流出される。インクの流出方向は、前後方向53における前方と略同一である。なお、インク供給口71は、必ずしもインク供給バルブ70によって開閉可能な構成に限定されない。例えば、インク供給口71がフィルムなどで閉塞されており、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着されると、インクニードル113がフィルムを突き破ることによりインク供給口71が開かれる構成であってもよい。
[係止部45]
図2〜図4に示されるように、内部フレーム35の上壁には、係止部45が形成されている。係止部45は、インクカートリッジ30の左右方向51及び上下方向52に拡がる係止面46を有している。係止面46は、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着された状態において、カートリッジ装着部110に設けられた係合部材145と係合される(図1及び図10参照)。
[大気連通部120]
図3及び図4に示されるように、大気連通部120は、筒部151と、ゴムパッキン121と、キャップ160と、大気連通バルブ73と、コイルバネ74とを備えている。大気連通部120は、貯留室36をインクカートリッジ30の外部と連通させるためのものである。
図7,8に示されるように、内部フレーム35の前壁40の上側には、前壁40の壁面から前後方向53(第1方向の一例)の前向きへ延びる筒部151が形成されている。筒部151は、前後方向53を軸線方向とする円筒形状であり、前後方向53周りの周方向に連続する外周壁152を有する。筒部151の突出端153は開口している。筒部151の内側は大気連通バルブ73及びコイルバネ74が収納される空間84である。空間84の基端側の壁部75には孔154が形成されており、孔154を通じて空間84と貯留室36とが連通されている。
図3,4に示されるように、筒部151の突出端153側には、ゴムパッキン121が設けられている。ゴムパッキン121は、筒部151の突出端153から挿入向き56、つまり前後方向53における前向きに突出している。ゴムパッキン121は、管形状の外形をなしている
ゴムパッキン121の突出先端には、内部空間122に通じる開口32が形成されている。また、ゴムパッキン121の突出基端には、孔27が形成されている。孔27は、挿入向き56の前方側において内部空間122と連通しており、挿入向き56の後方側において筒部151の空間84と連通している。つまり、図4,8に示されるように、ゴムパッキン121の内部空間122は、孔27、空間84、孔154を介して貯留室36と連通している。なお、孔27の径は、開口32の径よりも小さい。
図3,4に示されるように、ゴムパッキン121は、円管形状であり、その内側に内部空間122が形成されている。内部空間122の断面を構成する円の径、つまりゴムパッキン121の内径は、円筒形状のロッド125の外径よりも若干小さい。ゴムパッキン121の内径は、ゴムパッキン121の突出基端側において、突出基端へ向かうに従って小さくなる。また、ゴムパッキン121の内径は、ゴムパッキン121の突出先端側において、突出先端へ向かうに従って大きくなる。
ゴムパッキン121の外周面には径方向外向きへ突出するフランジ部129が形成されている。フランジ部129は、前後方向53周りに連続した環形状である。フランジ部129の外径は、筒部151の突出端153の外径より大きい。したがって、筒部151にゴムパッキン121が取り付けられた状態において、フランジ部129が筒部151の突出端153に当接する。これにより、ゴムパッキン121が筒部151の空間84における前後方向53の後ろ向きの位置決めがなされる。
筒部151の突出端153側には、ゴムパッキン121の外側を覆うようにしてキャップ160が取り付けられる。図4,9に示されるように、キャップ160は、円筒形状のキャップ本体161と、キャップ本体161から突出する係止用凸部162及び回転用凸部163と、を備える。
図9に示されるように、キャップ本体161は、内部フレーム35の筒部151に外嵌可能な概ね円筒形状である。内部フレーム35に取り付けられた状態においてキャップ本体161の前後方向53の前側には前壁164が形成されている。前壁164は、中心に孔165を有する環形状である。孔165の内径は、ゴムパッキン121のフランジ部129の外径より小さい。したがって、筒部151に取り付けられたゴムパッキン121の外側にキャップ160が取り付けられると、前壁164の内面がゴムパッキン121のフランジ部129に当接する。ゴムパッキン121のフランジ部129は、前後方向53の後ろ側を向く面が筒部151の突出端153と当接し、かつ前後方向53の前側を向く面がキャップ160の前壁164の内面と当接することによって、筒部151とキャップ160とによって挟み込まれる。
キャップ本体161の孔165の内径は、ゴムパッキン121の外周面(フランジ部129が設けられた面)の外径より大きい。したがって、ゴムパッキン121のフランジ部129より先端側の一部分は、キャップ本体161の孔165を通じて外側へ突出する。
キャップ本体161の周壁166において、前壁164の孔165の中心を通る軸線(前後方向53と平行である。)に対して対向する二箇所に平面167,168(第1面の一例)が形成されている。平面167,168以外の周壁166の外面は曲面である。平面167,168間の最短距離は、その他の曲面により形成される円周面の外径より短い。後述されるように、キャップ160が内部フレーム35に取り付けられ、その内部フレーム35に前部カバー90が取り付けられることにより、キャップ本体161の平面167,168が前部カバー90の内部の平面98,99(図15参照、第2面の一例)と向かい合う。平面98,99間の最短距離は、平面167,168間の最短距離と同等なので、キャップ本体161が前後方向53周りの周方向に回転しようとすると、平面167,168の少なくとも一方が平面98,99の少なくとも一方と当接し、キャップ160が前後方向53周りの周方向に回転不能となる。なお、平面167,168の少なくとも一方は、平面98,99の少なくとも一方と常に当接していてもよい。
キャップ本体161の周壁166には、平面167,168以外の外面から外向きへ突出する2つの係止用凸部162が設けられている。2つの係止用凸部162は、キャップ本体161の周壁166において、前壁164の孔165の中心を通る軸線(前後方向53と平行である。)に対して対向する二箇所に配置されている。2つの係止用凸部162は、配置が異なる他は同じ形状なので、一方の係止用凸部162を例に詳細な構成が説明される。
係止用凸部162は、内部フレーム35に取り付けられた状態において、前後方向53の前向きとなる前面170と、前後方向53の後ろ向きとなる後面171と、前後方向53周りの周方向を向く側面172,173と、前面170、後面171及び側面172,173と連続する突出端面174と、を有する。
前面170は、キャップ本体161の周壁166の外周面とほぼ直交している。換言すれば、内部フレーム35に取り付けられた状態において前後方向53とほぼ直交している。後面171は、外向きへ向かって傾斜している。側面172,173は、平行であり、内部フレーム35に取り付けられた状態において、双方共に上下方向52及び前後方向53に沿っている。突出端面174は、前面170及び側面172,173とほぼ直交しており、内部フレーム35に取り付けられた状態において、左右方向51及び前後方向53に沿っている。
キャップ本体161の周壁166には、平面167,168以外の外面から外向きへ突出する2つの回転用凸部163が設けられている。2つの回転用凸部163は、周壁166から外向きへ突出し、内部フレーム35に取り付けられた状態において、前後方向53に沿って延びる突条である。2つの回転用凸部163は、キャップ本体161の周壁166において、前壁164の孔165の中心を通る軸線(前後方向53と平行である。)に対して対向する二箇所に配置されている。2つの回転用凸部163は、いずれも係止用凸部162と前後方向53及び前後方向53を軸とする周方向に離間されている。回転用凸部163が係止用凸部162から前後方向53及び周方向に離間される距離は、キャップ160が内部フレーム35に取り付けられるときに、後述される係止部180,181に回転用凸部163が当接(干渉)しないように設定されている。
図11〜13に示されるように、内部フレーム35の前壁40には、キャップ160の係止用凸部162を係止する係止部180,181が形成されている。係止部180,181は、筒部151の上方及び下方にそれぞれ配置されている。
係止部180は、筒部151の上方において上下方向52に離間して前壁40から前後方向53の前向きへ突出されている。係止部180は、前壁40から前向きへ離間して前後方向53と直交する係止面182を有する。
図14に示されるように、係止部180において、係止面182の左右方向51の左側(図14における左側)には、係止面182より前壁40側の空間183を左右方向51へ向かって開放する開口184が形成されている。空間183及び開口184は、キャップ160の係止用凸部162が進入可能な大きさである。
係止部180において、係止面182の左右方向51の左側(図14における左側)には、係止面182より前壁40側へ向かって延びる付加当接面186が形成されている。付加当接面186は、空間183を向いて係止面182より前壁40側へ僅かに突出している。したがって、付加当接面186によっては、空間183の左右方向51の左側は閉塞されていない。換言すれば、付加当接面186は、キャップ160の係止用凸部162が進入可能な開口184が前壁40との間に介在する程度に係止面182から前壁40側へ突出している。
図11〜13に示されるように、係止部181は、筒部151の下方において上下方向52に離間して前壁40から前後方向53の前向きへ突出されている。係止部181は、前壁40から前向きへ離間して前後方向53と直交する係止面188を有する。
係止部181において、係止面188の左右方向51の右側には、係止面188より前壁40側の空間189を左右方向51へ向かって開放する開口190が形成されている。空間189及び開口190は、キャップ160の係止用凸部162が進入可能な大きさである。
係止部181において、係止面188の左右方向51の左側には、係止面188から前壁40側へ向かって延びる当接面191が形成されている。当接面191は、空間189を向いて左右方向51の左側の一部を封止しており、上下方向52及び前後方向53に沿って拡がっている。換言すれば、左右方向51と直交している。
なお、本実施形態において、付加当接面及び当接面は、それぞれ1つずつ設けられているが、付加当接面及び当接面は、2つ設けられていてもよい。例えば、付加当接面は、係止面182の左右方向51の左側と、係止面188の左右方向51の右側とに設けられていてもよい。また、当接面は、係止面188の左右方向51の左側と、係止面182の左右方向51の右側とに設けられていてもよい。もちろん、付加当接面及び当接面は、それぞれ2つずつ設けられていてもよいし、付加当接面及び当接面の一方が1つ設けられており且つ他方が2つ設けられていてもよい。
[大気連通バルブ73]
図3及び図4に示されるように、大気連通バルブ73(弁体の一例)は、筒部151の空間84に配置されている。大気連通バルブ73は、孔27の径よりも若干小さい径であり且つ前後方向53に長い細径部87と、細径部87と一体形成された太径部88と、を備えている。太径部88における細径部87との境界には、外側へ延びたフランジ部89が設けられている。太径部88は、空間84に配置されている。細径部87は、太径部88から挿入向き56へ延びており、空間84から孔27を介して内部空間122へ進入している。
コイルバネ74(付勢部材の一例)の径は、太径部88よりも大きく且つフランジ部89よりも小さい。コイルバネ74は、太径部88を覆った状態で空間84に配置されている。また、コイルバネ74の一端はフランジ部89と当接しており、コイルバネ74の他端は空間84の貯留室36側の端部を区画する壁部75と当接している。また、コイルバネ74は、自然長よりも短い状態で空間84に配置されている。
以上より、大気連通バルブ73が外部から何らの力も及ぼされていない状態において、図4に示されるように、太径部88は、フランジ部89がコイルバネ74に付勢されることによって、ゴムパッキン121に押しつけられた状態となる。これにより、孔27は、太径部88によって塞がれた状態となり、空間84と内部空間122との連通が遮断される。つまり、大気連通部120が閉じた状態となる。大気連通部120が閉じた状態において、大気連通バルブ73の細径部87の挿入向き56側の端部は、ゴムパッキン121の突出先端よりも挿入向き56の前方に位置している。
一方、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着される過程において、つまりインクカートリッジ30が装着位置まで移動する過程において、大気連通バルブ73の細径部87の挿入向き56の前方の端部が、孔96を通じて前部カバー90内に進入したロッド125の突出先端部138に押される。その結果、大気連通バルブ73は、コイルバネ74の付勢力に抗って、閉じた状態から前後方向53(挿入向き56)に沿って、取出向き55側に移動する。そして、図10に示されるように、インクカートリッジ30がカートリッジ装着部110に装着されると、太径部88が孔27から離間して、空間84と内部空間122とが連通される、その結果、貯留室36が大気に開放される。つまり、大気連通部120が開いた状態となる。
[キャップ160の取り付け方法]
以下、図11から図14が参照されつつ、内部フレーム35の筒部151にキャップ160を取り付ける方法が説明される。キャップ160の取り付け方法は、少なくとも以下の各ステップを含む。
(1) キャップ160の係止用凸部162と内部フレーム35の係止面182,188を前後方向53周りの周方向にずらした状態において、キャップ160を前後方向53に沿って筒部151に外挿するステップ。
(2) 筒部151に外挿されたキャップ160を前後方向53周りの周方向に回転させて、内部フレーム35の開口184,190を介して係止用凸部162を係止面182,188よりも前壁40側の空間183,189に位置させるステップ。
(3) 係止用凸部162を係止面182,188に係止させるステップ。
図11に示されるように、キャップ160の前壁164を外側(図11の上側)として、内部フレーム35の筒部151の上方にキャップ160を位置せしめる。このとき、キャップ160の係止用凸部162と内部フレーム35の係止面182,188を前後方向53周りの周方向にずらす。2つの係止用凸部162が、係止面182,188に対して、それぞれ開口184,190側に近くなるようにずらしておくことが、後にキャップ160を回転させる回転量が少なくなることから好ましい。
なお、図11から図13においては、大気連通バルブ73、コイルバネ74、及びゴムパッキン121が省略されているが、これらは、キャップ160が筒部151に取り付けられる前に、筒部151の空間84及び突出端153のそれぞれの位置に配置されている。したがって、コイルバネ74により、大気連通バルブ73及びゴムパッキン121は、筒部151の突出端153から外向きへ移動するように付勢されているが、キャップ160の前壁164の内面をゴムパッキン121に当接させて、コイルバネ74の付勢力に抗して、キャップ160が前後方向53に沿って筒部151に外挿される。そして、キャップ160の回転が終了するまで、コイルバネ74の付勢力に抗する押圧力(内部フレーム35の前壁40側へ押し込む力)は、キャップ160に付与され続ける。
図12に示されるように、キャップ160が前後方向53に沿って筒部151に外挿される。筒部151の突出端153にゴムパッキン121(図12において不図示)のフランジ部129が当接し、そのフランジ部129にキャップ160の前壁164の内面が当接することにより、キャップ160が筒部151に外挿できる限界が決まる。この状態において、キャップ160の係止用凸部162は、係止面182,188よりも前壁40側であって、空間183,189とは異なる位置にある。
図12に示された状態から、キャップ160が前後方向53周り(周方向)に回転される。キャップ160が回転される向きは時計回り又は反時計回りのいずれであってもよいが、各係止用凸部162が開口184,190を通過するために必要な回転量が少なくなる向きへ回転されることが望ましい。なお、キャップ160の回転される向きに応じて、当接面191の配置位置が、係止面188の右側または左側に決定され、また、付加当接面186の配置位置が、係止面182の右側または左側に決定される。本実施形態では、図12に示されるように時計回りにキャップ160が回転されるものとする。また、キャップ160を回転させるために工具(不図示)を使用するときには、キャップ160の回転用凸部163に工具を係合させることにより、工具の回転をキャップ160へ容易に伝達することができる。
キャップ160が回転されることにより、図13に示されるように、各係止用凸部162が内部フレーム35の開口184,190を介して空間183,189に位置する。各係止用凸部162が開口184,190を通過して空間183,189にそれぞれ位置した後、さらにキャップ160が回転されると、係止用凸部162の側面173(被当接面の一例)が内部フレーム35の当接面191に当接する。これにより、キャップ160の回転が制止され、係止用凸部162が空間183,189から外れることがない。
各係止用凸部162が空間183,189に位置した後、キャップ160に付与されていた押圧力をなくす。これにより、キャップ160は、コイルバネ74の付勢力を受けて内部フレーム35の前壁40から離れる向き(前後方向53の前向き)へ移動する。これにより、各係止用凸部162の前面170が係止面182,188にそれぞれ当接する。これにより、各係止用凸部162が係止面182,188に係止される。
図13に示されるように、各係止用凸部162が係止面182,188に係止された状態から、各係止用凸部162が開口184,190側へ、すなわち本実施形態では反時計回りに回転されると、各係止用凸部162の前面170が係止面182,188に対して摺動する。しかし、係止面182の開口184側には、付加当接面186が形成されているので、係止用凸部162の側面172(付加被当接面の一例)が付加当接面186に当接するので、各係止用凸部162が開口184,190を通過して、空間184,189から外れることが抑制される。
前述されたようにして、内部フレーム35の筒部151にキャップ160が取り付けられた後、内部フレーム35の前壁40側に前部カバー90が取り付けられる。キャップ160は、前部カバー90により部分的に覆われる。より具体的には、キャップ160は、前部カバー90により周方向に取り囲まれる。したがって、インクカートリッジ30のユーザが不用意にキャップ160を前後方向53を軸として反時計回りへ回転することが抑制される。図15に示されるように、キャップ本体161の左右方向51の両側には平面167,168が位置している。前部カバー90の内部側を区画する面のうち左右方向51の両側には、平面98,99が形成されている。平面98,99は、キャップ本体161の平面167,168と当接又は近接している。また、平面98,99の最短距離は、平面167,168間の最短距離と同等である。したがって、キャップ160が前後方向53周りに回転されようとすると、キャップ本体161の平面167,168の上端又は下端が、前部カバー90の平面98,99と当接する。平面167の上端と平面168の下端との最短距離、及び平面167の下端と平面168の上端との最短距離は、いずれも平面98,99の最短距離より長いので、キャップ本体161の平面167,168の上端又は下端が、前部カバー90の平面98,99と当接することにより、キャップ160の前後方向53周りの回転が制止される。
[本実施形態の作用効果]
前述されたように、内部フレーム35の筒部151へキャップ160を取り付けるに際して、キャップ160の係止用凸部162が弾性変形される必要がないので、キャップ160に変形や割れなど生じ難い。
また、内部フレーム35の当接面191にキャップ160の側面173が当接することにより、係止面182,188に当接した各係止用凸部162が係止面182,188から離隔するように、キャップ160を回転させすぎることが抑制される。
また、係止用凸部162の側面173が内部フレーム35の当接面191と当接するので、係止用凸部162とは別個に当接面191と当接する箇所をキャップ160に形成する必要がなく、キャップ160の構成が簡素化される。
また、前部カバー90によりキャップ160が覆われていることにより、キャップ160へのアクセスが困難となり、インクカートリッジ30を使用するユーザが不用意にキャップ160を前後方向53周りに回転することが抑制される。さらに、前部カバー90の平面98,99は、内部フレーム35に取り付けられたキャップ160が前後方向53周りの回転が抑制されるように、キャップ160の平面167,168と当接可能な位置に配置されているので、インクカートリッジ30を使用するユーザが不用意にキャップ160を前後方向53周りに回転することが更に抑制される。
また、内部フレームに、2つの係止面182,188及び2つの開口184,190が形成されており、キャップ160の、2つの係止用凸部162が形成されているので、キャップ160と内部フレーム35との係止箇所が2つとなり、キャップ160が筒部151から離脱し難くなる。
また、キャップ160の2つの係止用凸部162は、キャップ160の孔165の中心(前後方向53に沿っている)を軸として対称となる位置に配置されている、すなわち前後方向53周りに等間隔に配置されているので、キャップ160が内部フレーム35にバランスよく係止される。
また、筒部151に取り付けられたゴムパッキン121の孔27を開閉可能な大気連通バルブ73と、大気連通バルブ73を孔27を閉塞する向きへ付勢するコイルバネ74と、を有するので、ゴムパッキン121の孔27が繰り返し開閉可能となる。
また、内部フレーム35が、係止面182の開口184側の端部から前壁40へ向かって延びる付加当接面186を有しており、キャップ160は、各係止用凸部162が係止面182,188とそれぞれ当接した状態において、付加当接面186と当接可能な係止用凸部162の側面172を有するので、係止用凸部162が係止面182,188に係止された状態において、キャップ160が逆回転(係止用凸部162が開口184,190側へ移動する回転)されようとしても、側面172が付加当接面186に当接することにより、キャップ160の逆回転が制止される。また、付加当接面186に当接する側面172が係止用凸部162に形成されているので、係止用凸部162とは別個に付加当接面186に創設する箇所をキャップ160に設ける必要が無く、キャップ160の構成が簡素化される。
また、キャップ160は、各係止用凸部162が係止面182,188とそれぞれ当接した状態において、係止面182,188とは当接せず、かつ各係止用凸部162から前後方向53周り(周方向)へ離隔した回転用凸部163を有するので、回転用凸部163に工具などが当接されることにより、工具を用いてキャップ160を前後方向53周りに回転させることができるので、キャップ160の取付作業が容易になる。
[変形例]
なお、前述された実施形態では、キャップ160に2つの係止用凸部162が設けられており、これに対応して内部フレーム35に2つの係止面182,188が形成されているが、係止用凸部及び係止面は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
また、前述された実施形態では、内部フレーム35の筒部151にゴムパッキン121が設けられており、ゴムパッキン121の孔27を大気連通バルブ73が開閉するが、筒部151にゴムパッキン121が設けられることなく、筒部151の突出端153に形成された孔を大気連通バルブ73が開閉する構成であってもよい。
また、封止部材として、ゴムパッキン121、大気連通バルブ73、及びコイルバネ74に代えて、前後方向53に貫通する孔が形成されたゴム等の弾性部材が筒部151の突出端153に配置されてもよい。その場合、弾性部材を貫通する孔は、弾性部材自身の弾性により閉じられているが、筒状部材が孔に挿入されると、弾性部材が弾性変形して孔が拡径され、筒状の部材が孔を介して弾性部材を前後方向53に貫通する。弾性部材を貫通した筒状の部材の内部空間を通じて、インクカートリッジ30の貯留室36と外部とが連通される。
27 孔
30 インクカートリッジ(液体カートリッジ)
35 内部フレーム(本体)
36 貯留室
40 前壁(壁面)
73 大気連通バルブ(弁体)
74 コイルバネ(付勢部材)
90 前部カバー(カバー)
98,99 平面(第2面)
151 筒部
152 外周壁
160 キャップ
162 係止用凸部(凸部)
163 回転用凸部
167,168 平面(第1面)
172 側面(付加被当接面)
173 側面(被当接面)
182,188 係止面
184,190 開口
186 付加当接面
191 当接面

Claims (12)

  1. 液体が貯留される貯留室を有する本体と、
    上記本体の壁面から第1方向へ延び、かつ当該第1方向周りの周方向に連続する外周壁を有し、上記本体の内部と外部とを連通する孔が形成された筒部と、
    上記筒部の孔を封止する封止部材と、
    上記第1方向を軸として上記周方向に回転されることによって上記筒部に取り付けられたキャップと、を具備し、
    上記本体は、上記壁面から上記第1方向へ離隔しており上記第1方向と交差する係止面と、当該係止面よりも上記壁面側の空間を上記周方向へ向かって開放する開口と、を有しており、
    上記キャップは、上記係止面と上記第1方向に当接する凸部を有する液体カートリッジ。
  2. 上記本体は、上記係止面よりも上記壁面側において上記周方向と交差する当接面を有しており、
    上記キャップは、上記凸部が上記係止面と当接した状態において、上記当接面と上記周方向に当接可能な被当接面を有する請求項1に記載の液体カートリッジ。
  3. 上記被当接面は、上記凸部における上記周方向を向いた面である請求項2に記載の液体カートリッジ。
  4. 上記本体及び上記キャップの少なくとも一部を覆うカバーを更に有している請求項1から3のいずれかに記載の液体カートリッジ。
  5. 上記キャップは、第1面を有しており、
    上記カバーは、上記第1面と向かい合う第2面を有しており、
    上記第1面及び上記第2面は、互いに当接することにより、上記キャップが上記第1方向を軸として上記周方向の回転することを抑制する位置に配置されている請求項4に記載の液体カートリッジ。
  6. 上記本体は、複数の上記係止面及び複数の上記開口を有しており、
    上記キャップは、複数の上記係止面と上記第1方向にそれぞれ当接する複数の上記凸部を有しており、
    上記複数の開口は、上記キャップが上記第1方向を軸として上記周方向に回転されて、上記複数の凸部が上記複数の係止面から上記周方向へずれた位置から上記複数の係止面と上記第1方向に対向する位置へ移動するときに、上記複数の凸部がそれぞれ上記複数の開口を通過する位置に設けられている請求項1から5のいずれかに記載の液体カートリッジ。
  7. 上記複数の凸部は、上記周方向に等間隔に配置されている請求項6に記載の液体カートリッジ。
  8. 上記封止部材は、上記筒部の孔を開閉可能な弁体と、当該弁体を上記孔を閉塞する向きへ付勢する付勢部材と、を有するものである請求項1から7のいずれかに記載の液体カートリッジ。
  9. 上記本体は、上記係止面の上記開口側の端部から上記壁面へ向かって延び、上記周方向と交差する付加当接面を有しており、
    上記キャップは、上記凸部が上記係止面と当接した状態において、上記付加当接面と上記周方向に当接可能な付加被当接面を有する請求項8に記載の液体カートリッジ。
  10. 上記付加被当接面は、上記凸部における上記周方向を向いた面である請求項9に記載の液体カートリッジ。
  11. 上記キャップは、上記凸部が上記係止面と当接した状態において、上記係止面とは当接せず、かつ上記凸部から上記周方向へ離隔した回転用凸部を有する請求項1から10のいずれかに記載の液体カートリッジ。
  12. 液体が貯留される貯留室を有する本体と、上記本体の壁面から第1方向へ延び、かつ当該第1方向周りの周方向に連続する外周壁を有し、上記本体の内部と外部とを連通する孔が形成された筒部と、上記筒部の孔を封止する封止部材と、上記筒部に取り付けられたキャップと、を具備し、上記本体は、上記壁面から上記第1方向へ離隔しており上記第1方向と交差する係止面と、当該係止面よりも上記壁面側の空間を上記周方向へ向かって開放する開口と、を有しており、上記キャップは、上記係止面と上記第1方向に当接する凸部を有する液体カートリッジのキャップ取付方法であって、
    上記凸部及び上記係止面を上記周方向にずらした状態において、上記キャップを上記第1方向に沿って上記筒部に外挿するステップと、
    上記筒部に外挿された上記キャップを上記第1方向を軸として上記周方向に回転させて、上記開口を介して上記凸部を上記係止面よりも上記壁面側の空間に位置させるステップと、
    上記凸部を上記係止面に係止させるステップと、を含む液体カートリッジのキャップ取付方法。
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