JP2016010300A - 送電装置、送電装置の制御方法、プログラム - Google Patents

送電装置、送電装置の制御方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 送電装置が、自装置の送電範囲に存在する受電装置を適切に検出し、送電範囲に存在する受電装置に対して無線電力伝送を行うことを目的とする。【解決手段】受電装置に対して送電を行うとともに、送電範囲より広い通信範囲で通信可能な通信方式により受電装置と通信を行う送電装置であって、受電装置の存在を通知するための通知信号を前記通信方式により受信する受信手段と、前記通知信号の送信元の受電装置に対し、受電した電力を消費する負荷インピーダンスの変更を指示する指示手段と、前記通知信号の送信元の受電装置が前記指示手段の指示に従って負荷インピーダンスを変更したことを判定する判定手段と、前記判定手段により前記通知信号の送信元の受電装置が前記指示手段による指示に従って負荷インピーダンスを変更したと判定された場合、当該受電装置に対して無線電力伝送を行う無線電力伝送手段とを有する。【選択図】 図4

Description

本発明は、無線電力伝送技術に関する。
従来、無線で電力を送信する送電装置と、送電装置から供給された電力を受電する受電装置とを含む無線電力伝送システムが知られている。無線電力伝送システムには送電装置が送電可能な範囲内にある受電装置を検出し、該検出した受電装置に対して送電を行うものがある。
特許文献1には、受電装置が自身のIDやデバイスタイプを送電装置に通知することで送電可能な範囲内にある受電装置と送電装置が認証処理を行う技術が記載されている。
特表2011−525788号公報
複数の送電装置が近接した状態で配置され、制御情報のやりとりや認証処理等の無線電力伝送に必要な信を行う通信範囲が複数の送電装置間で重複している場合、受電装置が受電を希望する送電装置とは異なる送電装置と通信を行う可能性がある。
例えば、第1送電装置と第2送電装置が互いに通信範囲が重複する位置に置かれ、第1受電装置が第1送電装置の送電範囲内に、第2受電装置が第2送電装置の送電範囲内夫々同時に置かれた場合を考える。第1受電装置と第2受電装置とが通信接続を行うためのメッセージをブロードキャストで送信した場合、該メッセージは、第1送電装置と第2送電装置とが夫々受信することとなる。
第1送電装置は、自装置の送電範囲内に置かれている装置ではない第2受電装置に対する送電を本来行わなくてもよいが、第2受電装置からのメッセージを受信してしまうと、第2受電装置と無線電力伝送を行うための通信接続を確立する恐れがある。同様に、第2送電装置は、自装置の送電範囲内に置かれている装置ではない第1受電装置に対する送電を本来行わなくてもよいが、第1受電装置からメッセージを受信してしまうと、第1受電装置と無線電力伝送を行うための通信接続を確立する恐れがある。この誤った通信接続の確立により、不要な送電のための処理を行ってしまうことがある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされた発明であり、送電装置が、不要な無線電力伝送のための処理を行うことを低減することを目的とする。
上述の課題を解決する手段として、本発明に係る送電装置は、受電装置に対して無線電力伝送を行う無線電力伝送手段と、前記無線電力伝送手段が送電可能な送電範囲より広い通信範囲で通信可能な通信方式により、受電装置の存在を通知するための通知信号を受信する受信手段と、前記通知信号の送信元の受電装置に対し、受電した電力を消費する負荷インピーダンスの変更を指示する指示手段と、前記通知信号の送信元の受電装置が前記指示手段の指示に従って負荷インピーダンスを変更したことを判定する判定手段と、を有し、前記無線電力伝送手段は、前記判定手段により前記通知信号の送信元の受電装置が前記指示手段による指示に従って負荷インピーダンスを変更したと判定された場合、当該受電装置に対して無線電力伝送を行い、前記判定手段により前記通知信号の送信元の受電装置が前記指示手段による指示に従って負荷インピーダンスを変更したと判定されなかった場合、当該受電装置に対する無線電力伝送を制限することを特徴とする。
本発明によれば、送電装置が、不要な無線電力伝送のための処理を行うことを低減することができる。
無線電力伝送システムのシステム構成図である。 送電装置の構成を示す図である。 受電装置の構成を示す図である。 無線電力伝送システムのシーケンスチャートを示す図である。 受電装置の動作を示すフローチャートである。 送電装置の動作を示すフローチャートである。
(第1の実施形態)
本実施形態に係る無線電力伝送を行う無線電力伝送システムを図1に示す。なお、本実施形態に係る無線電力伝送システムは、磁界共鳴方式を用いて無線電力伝送を行うものとする。磁界共鳴方式は送電装置の共振器(共鳴素子)と、受電装置の共振器(共鳴素子)との間の磁場の共鳴(共振)による結合によって電力を伝送する方式である。なお、本実施形態において、磁界共鳴方式を用いた無線電力伝送システムを例にして説明するが、無線電力伝送方式(非接触電力伝送方法)はこれに限るものではなく、電磁誘導、電界共鳴、マイクロ波、レーザ(光)等を利用した電力伝送方式を用いてもよい。
図1において、101は第1送電装置、102は第1受電装置、105は第2送電装置、106は第2受電装置である。第1送電装置101、第2送電装置105は、無線で電力を送電する送電装置である。第1受電装置102、第2受電装置106は、無線で送電された電力を受電する受電装置である。本実施形態における無線電力伝送システムにおいて、送電装置と受電装置との間で、認証を行うための通信や無線電力伝送を制御するための制御情報の通信を行う。以下、装置間での電力の受け渡しは、送電、受電または電力伝送(無線電力伝送)と表現し、装置間での認証のためのやり取りや制御情報のやり取りは、単に通信(無線通信)と表現する。制御情報の一例としては、受電装置の属性(機器の種類等)、受電能力(最大の受電電力等)、受電状態のフィードバック情報(受電中の電力値等)などがある。
図1において、103は第1送電装置101の送電可能範囲(送電範囲)、104は第1送電装置101の通信可能範囲(通信範囲)、107は第2送電装置105の送電可能範囲、108は第2送電装置105の通信可能範囲を示す。なお、本実施形態における無線電力伝送と無線通信とに用いる電波の周波数帯域は異なるとする。図1に示すように本実施形態の無線電力伝送システムでは、送電装置の送電可能範囲より通信可能範囲のほうが広い。これは、無線電力伝送と無線通信とに用いる電波の周波数帯域が異なり、それぞれに用いる電波の到達範囲が同一ではないためである。無線電力伝送の送電可能範囲は、距離に応じた損失が大きいことや送電可能範囲に存在する物体への影響が大きいことから、無線通信の通信可能範囲より一般的に短い。また、無線通信の通信可能範囲と無線電力伝送の送電可能範囲を同一にするように、無線通信の電波の出力電力を低減すると、正しく通信が行えなくなる場合がある。したがって、本無線電力伝送システムでは、送電装置の送電可能範囲より通信可能範囲のほうが広くなるようにそれぞれに用いる電波が到達される。
なお、本実施形態の無線電力伝送システムの装置間で行う通信は、Bluetooth(登録商標)4.0規格に準拠する通信を用いる。Bluetooth(登録商標)4.0では、Bluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)という比較的消費電力が少ない通信方式が規定されている。なお、本無線電力伝送システムでは、送電装置は、ネットワークを制御し、ネットワークの親局である、BLEに規定されるマスタとして動作する。送電装置は、一度に複数の受電装置に対して送電を行うために、複数の受電装置夫々と通信を行う必要があるためである。また、受電装置は、マスタに接続し、マスタの制御に基づいて通信を行う、BLEに規定されるスレーブとして動作する。
なお、本実施形態における通信はBLEに準拠した通信を行うものとしたが、その他の通信規格であってもよい。例えば、無線LAN(IEEE802.11シリーズ)、NFC(Near Field Communication)などであってもよい。ここでは送電装置を2台、受電装置を2台示しているが、それぞれが3台以上あってもよい。
続いて、無線電力伝送システムの各装置の構成について説明を行う。図2は、無線電力伝送システムの送電装置の構成を示す図である。同図において、210は送電装置(第1送電装置101または第2送電装置105)全体を示す。201は、送電装置210を制御する制御部である。制御部201は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、CPUが後述するメモリ208に記憶されている制御プログラムを実行することにより装置全体を制御する。202は送電装置210から無線電力伝送を行う際の電源である。なお、電源202は、商用電源またはバッテリである。203は、電源202から入力される直流又は交流電力を伝送帯の交流周波数電力に変換し、送電アンテナ205を介して受電装置に受電させるための電磁波を発生させるための送電部である。
204は、送電アンテナ205への入力電圧を検出する検出部である。なお、検出部204により検出される電圧は、送電アンテナ205から受電装置に対して出力される電力に換算することが出来る。また、検出部204は送電アンテナ205への入力電流、入力電力値を検出する構成としても構わない。
検出部204の検出結果によって、送電装置210が出力した電力を受電する物体が存在するかを判定することができる。送電可能範囲に物体が存在しない場合の検出部204の検出結果と送電可能範囲に送電した電力を消費する物体が存在する場合の検出部204の検出結果とは異なるためである。また、検出部204の検出結果によって、送電装置210が出力した電力を受電する物体における消費電力の変化を検出することができる。例えば、送電装置が一定の出力において送電を行っているときに、送電可能範囲に物体が1W消費している場合の検出部204の検出結果と該物体が2W消費している場合の検出結果とは異なるためである。即ち、検出部204の検出結果によって、送電装置の出力した電力の負荷の変更を検出することができる。
206は受電装置と通信するための通信部である。通信部206は、BLE準拠した無線通信を制御するためのチップおよび信号を送信するためのアンテナを含む。なお、送電装置210の一例は、プリンタ、PC等の装置であってよい。
続いて、無線電力伝送システムの受電装置の構成について図3を用いて説明を行う。図3において、311は、受電装置(第1受電装置102または第2受電装置106)全体を示す。301は受電装置311を制御する制御部である。制御部201は、例えばCPUであり、CPUが後述するメモリ310に記憶されている制御プログラムを実行することにより装置全体を制御する。302は送電装置210と通信する通信部である。通信部302は、BLE準拠した無線通信を制御するためのチップおよび信号を送信するためのアンテナから構成される。303は送電装置210からの無線電力伝送を受電するための受電アンテナである。304は、受電アンテナ303のインピーダンスを変化させる変化部である。送電装置210からインピーダンスの変化を要求する指示を通信部302により受信した場合、変化部304により受信した指示に従った値に受電アンテナ303のインピーダンスを変化させる。また、変化部304は、通信部302により受信した送電装置210からの指示に従った期間の間、受電アンテナ303のインピーダンスを変化させる。変化部304は、受電アンテナ303のインピーダンスを変化させることにより、送電装置210から出力される電力の受電量を調整する。変化部304は、送電装置210から出力され受電した電力のうち、受電アンテナ303により消費される電力を調整する。即ち、変化部304は、送電装置210から受電した電力を消費する負荷を変更する。
305は、受電アンテナ303で受電した電磁波から電力を生成する受電部である。受電部305は、受電アンテナ303により受信した電磁波により共振を生じ、該共振により交流電力を得る。そして、受電部305は、交流電力を直流または所望周波数の交流電力に整流し出力する。306は受電した電力を動作電源とする負荷308への受電電力の入力切替を行うスイッチである。負荷308は、充電可能なバッテリであってもよく、該バッテリに受電した電力を蓄電する構成としても良い。307は所定期間を計測するためのタイマである。309は、送電装置210から受電した電力を電圧値に換算して検出する検出部である。310は、各種情報を記憶するメモリである。
なお、受電装置311の制御部301と通信部302は送電装置210から送電される電力で動作しても良い。このように構成することで、受電装置311は、送電装置210から無線電力伝送を始めるために必要な電力を保持していない場合にも、送電装置210と通信を開始できる。なお、受電装置311の一例は、デジタルカメラ、携帯電話等の装置であってよい。
なお、図2および図3に示した構成は一例であり、送電装置210、受電装置311は図示したハードウェア構成以外のハードウェア構成を備えていてもよい。例えば、送電装置210、受電装置311は、ユーザが各種入力等を行い、装置を操作するための操作部を有していてよい。また、LCDやLEDのように視覚で認知可能な情報の出力、あるいはスピーカなどの音出力が可能な機能を有する各種表示を行う表示部を備えていてよい。
以上の構成を有する無線電力伝送システムにおける送電装置と受電装置とのやり取りは、検出フェーズ、通信確立フェーズ、送電フェーズの3つのフェーズを含む。検出フェーズにおいては、送電アンテナ205から電磁波を間欠的に発生させることにより、受電装置311を検出するための送電(検出用送電)を間欠的に行う。検出フェーズにおいて検出用送電を行っている際に送電装置210の送電可能範囲に物体が置かれた場合、該検出用送電は該物体に供給される。この場合、送電装置210側からみた負荷インピーダンスに変動が生じ、送電装置210における電圧または電流の特徴的な変化が現れる。送電装置210における電圧または電流の変動を検出することで、自装置の送電可能範囲に物体が置かれたことを検出することができる。また、送電装置210は自装置の送電可能エリアに物体が存在することを検出した場合、受電装置311に対し、送電装置210へ応答を送信させるために要する電力を供給する送電(応答要求送電)を開始する。応答要求送電は、受電装置311の制御部301および通信部302を起動させるために十分な電力値とする。なお、検出用送電の電力値より応答要求送電の電力値の方が大きい。
また、応答要求送電を受電した受電装置311は、他の装置から通信接続要求を送信させるためのadvertiseパケットを、応答要求送電から一定期間内(例えば、100ms)に通信部302から送信する。送電装置210は応答要求送電に応答した受電装置311からadvertiseパケットを受信した場合、送電可能範囲に受電装置311が存在すると判定する。
なお、advertiseパケットは、BLEに規定された信号であって、自身の機器名や提供するサービスの種類などの情報をブロードキャストで送信される信号である。advertiseパケットは、周囲の機器に自装置の存在および周囲の機器からの接続を待っていることを通知するために用いられる。受電装置311からのadvertiseパケットには、本システムが対応する無線電力伝送方式が実行可能なことを示すサービス情報が含まれている。以降の説明において、advertiseパケットを通知信号と称す。
なお、送電装置210は応答要求送電を開始してから所定期間以内(例えば、100ms)に受電装置311から通知信号を受信しない場合、応答要求送電を停止する。そして、再び送電アンテナ205から電磁波を間欠的に発生させることにより、検出用送電を間欠的に行う。
通信確立フェーズには、検出フェーズにおいて送電装置210が受電装置311から通知信号を検出した場合に遷移する。送電装置210は、受信した通知信号の送信元である受電装置311に対してConnection Requestパケット(接続要求)を通信部206から送信する。そして、送電装置210は、送信した接続要求に応じて受電装置311と通信接続を確立する。通信確立フェーズにおいてはさらに、送電装置210と受電装置311の間で確立した通信接続を用いて互いの能力情報を通信(交換)する。能力情報は例えば、送受電可能な電力量、ハードウェア構成、対応している電力伝送の方式、対応している電力伝送規格のバージョン等である。なお、通信確立フェーズにおいて送電装置210は、応答要求送電を延長(継続)し、受電装置311に対して通信接続に要する通信および能力情報の通信を行わせるための送電を行う。
なお、通信確立フェーズにおいて、送電装置210は、通信接続した受電装置311に対して通信部206により受電アンテナ303のインピーダンスを所定期間に渡って所定の値に変化させることを指示する。受電装置311は、通信部302により送電装置210からのインピーダンス変化の指示を受信すると、該指示に従って変化部304を制御して受電アンテナ303のインピーダンスを変化させる。送電装置210は、指示した通りに受電装置311によりインピーダンス変化を行っているか否かを検出部204の検出結果に基づいて判断する。そして、送電装置210は、受電装置311が指示した通りにインピーダンス変化が行われていると判断した場合、該受電装置が送電装置210の送電範囲に存在すると判断する。一方、送電装置210は、受電装置311が指示した通りにインピーダンス変化を行っていないと判断した場合、該受電装置が送電装置210の送電範囲に存在しないと判断する。
送電装置210は、通信確立フェーズにおいて通信接続を受電装置311と確立し、能力情報を交換し、該受電装置311が指示した通りにインピーダンス変化を行ったと判断した場合、送電フェーズに移行する。送電フェーズにおいては、送電装置210は検出フェーズ、通信確立フェーズにおける検出用送電、応答要求送電の電力より高い電力を受電装置311に送電する。送電フェーズにおいては、送電装置210は、通信部206によって、受電装置311から受電している電力の値、送電量の増減の要求、送電の停止などの無線電力伝送を制御するための制御情報を受信する。送電装置210は、受信した制御情報に従って、送電アンテナ205から電磁波を発生させることにより送電を行う。
送電装置210は、送電フェーズを終了し、かつ、送電フェーズで送電を行っている他の受電装置320が1台も存在しない場合、再び検出フェーズにおける動作を開始する。
本実施形態に係る無線電力伝送を行う無線電力伝送システムの動作を図4に示すシーケンスチャートを用いて説明を行う。図4(a)は、第1送電装置101の動作を説明する図、また、図4(b)は、第2送電装置105の動作を説明する図であり、夫々に設けられた検出部204による検出電圧を表す。第1送電装置101と第2送電装置105は、電源ONまたはユーザによる動作指示の検出に応じて、検出フェーズにより動作を開始する。検出フェーズにおいて、第1送電装置101と第2送電装置105は、時刻T0、T1、T2において送電アンテナ205から間欠的な検出用送電を行う。なお、検出用送電の周期(時刻T0から時刻T1、時刻T1から時刻T2)は、任意の値であってよい。また、検出用送電を行う周期は、送電装置毎にランダムに設定するようにしてよい。更に、第1送電装置101と第2送電装置105は、異なる周期により検出用送電を行ってもよい。
ここで、第1送電装置101と第2送電装置105は、定常状態の検出用送電時(401−1、401−2、407−1、407−2)において検出部204の検出結果aVをメモリ208に記憶しておく。なお、定常状態とは、送電装置210に他の装置が近接または接触していない状態であり、送電装置が出力した電力を何れの装置も消費していない状態である。また、図4において、第1送電装置101と第2送電装置105は、同じ電力により検出用送電を行っているものとして説明を行うが、装置毎に異なる電力で検出用送電を行ってもよい。
ここで、時刻T1から時刻T2までの間に、第1受電装置102のユーザが電力伝送を行わせるために第1受電装置102を第1送電装置101の電力伝送可能範囲内である第1送電装置101上に置いたとする。また、第2受電装置106のユーザも電力伝送を行わせるために第2受電装置106を第2送電装置105の電力伝送可能範囲内である第2送電装置105上に置いたとする。
第1送電装置101と第2送電装置105の夫々の電力伝送可能範囲内に物体が侵入し、出力した電力が該物体によって受電(消費)された場合、夫々の検出部204が定常状態と異なる値を検出する。即ち、検出部204は、物体が近接したことにより生じる自装置側からみた負荷インピーダンスの変化を検出する。第1送電装置101と第2送電装置105は、検出部204が定常状態の検出値aVと異なる値を検出したことによって、自装置の電力伝送可能範囲内に物体が侵入したことを検出する(402、409)。即ち、第1送電装置101と第2送電装置105に受電装置が近接したことにより、夫々の検出部204は検出用送電時における定常状態より低い電圧値bVを検出する。
第1送電装置101と第2送電装置105は、自装置に近接する物体を検出したので応答要求送電を開始する(402−2、409−2)。なお、検出用送電と応答要求送電とを異なる電力値として良く、応答要求送電の方が検出用送電より高い電力であってよい。この場合、応答要求送電中の定常状態における検出部204の検出結果をメモリ208に記憶しておく。
なお、図1に示す通り、本無線電力伝送システムにおける送電可能範囲は、通信可能範囲より狭く、第1送電装置101の検出用送電は、第2受電装置106には影響を及ぼさない。即ち、第1送電装置101の検出用送電は、第2送電装置105の送電可能範囲には影響を及ばさない。また、同様に第2送電装置105の検出用送電は、第1送電装置101の送電可能範囲には影響を及ばさない。
第1送電装置101と第2送電装置105が互いの送電可能範囲が重複する位置関係である場合、夫々は、他の送電装置から影響を及ぼされていることの警告または他の送電装置との距離を離すことを促す通知をエラー通知として出力するようにしてもよい。
第1受電装置102は、第1送電装置101からの応答要求送電(402−2)を検出した場合、一定期間(例えば、100ms)以内に通知信号を通信部302から送信する(403−1)。また、同様に第2受電装置106は、第2送電装置105からの応答要求送電(409−2)を検出した場合、一定期間(例えば、100ms)以内に通知信号を通信部302から送信する(403−2)。
なお、第1受電装置102及び第2受電装置106が通知信号を送信する際に用いる電力は、応答要求送電により受電した電力を用いてよい。この場合、受電装置は、通知信号の送信に必要な電力を保持していない場合にも、送電装置と通信を行うことができ、無線電力伝送を開始することができる。
図1に示す通り本無線電力伝送システムにおける通信可能範囲は、送電可能囲より広いので、第1受電装置102の通知信号は、第2送電装置105でも受信される。また、同様に第2受電装置106の通知信号は、第1送電装置101でも受信される。即ち、図4の如く、第1送電装置101は、第1受電装置102と第2受電装置106の両方から通知信号を受信する(403−1、403−2)。
第1送電装置101は、受信した通知信号夫々の送信元である、第1受電装置102と第2受電装置106とに接続要求を送信する(404−1、404−2)。第1受電装置102と第2受電装置106は、受信した第1送電装置からの接続要求に応じて、第1送電装置101と通信接続する。同様に第2送電装置105は、受信した通知信号夫々の送信元である第1受電装置102と第2受電装置106とに接続要求を送信する(404−1、404−2)。第1受電装置102と第2受電装置106は、受信した第2送電装置105からの接続要求に応じて、第2送電装置105と通信接続する。
ここで、第1送電装置101は、402−2における応答要求送電を開始した後の一定期間(100ms)経過前に第1受電装置102と第2受電装置106とから通知信号の夫々を受信しているとする。同様に、第2送電装置105は、409における応答要求送電を行った後の一定期間(100ms)経過前に第1受電装置102と第2受電装置106とか通知信号の夫々を受信しているとする。これにより第1送電装置101は、自装置が出力した応答要求送電に第1受電装置102と第2受電装置106の両方が応答したと認識する。即ち、第1送電装置101は、第1受電装置102と第2受電装置106の両装置が自装置の送電可能範囲に存在すると認識する。しかしながら実際は、第2受電装置106は第1送電装置101からの応答要求送電に応答したのではなく、第2送電装置105からの応答要求送電に応答したのであって、第1送電装置101の送電可能範囲103に存在しない。もし、この時点で第1送電装置101が、第2受電装置106からの制御信号に従って送電フェーズに遷移すると、自装置の送電可能範囲に存在しない第2受電装置106に対しての送電制御を行うこととなり、不具合が生じる。
また、第1送電装置101の送電可能範囲に存在しない第2受電装置106のために送電を行うことにより、第1送電装置101の送電可能範囲に存在する第1受電装置102に対しての送電効率が悪くなる可能性も生じる。同様の問題は、第2送電装置105側においても生じる。
そこで、本無線電力伝送システムにおいては、このような問題を生じさせないために、送電装置210は、受電装置311と通信確立後に該受電装置に対して負荷インピーダンスの変化を指示する。そして、送電装置210は、該指示に従ったインピーダンス変化を検出したことを条件として送電フェーズに移行する。換言すると、送電装置210が出力した電力を消費する負荷の変更を受電装置に指示し、この指示に従った負荷の変更を送電装置210が判定することで送電可能範囲に存在し、送電対象となる受電装置を特定する。
第1受電装置102と第2受電装置106との通信接続後に、第1送電装置101は、第1受電装置102と第2受電装置106との夫々に、受電アンテナ303のインピーダンスを変化させる指示を通信部206により送信する(405−1、405−2)。なお、インピーダンス変化の指示は、インピーダンスの値および該値にインピーダンスを変化させる期間の指示である。なお、本実施形態において送電装置210が受電装置311に対して指示するインピーダンスの値は、送電装置210の送出する電力をほぼ消費しない値に設定する。この値は一般的には、ハイインピーダンスといわれる状態で数KΩ程度である。また、送電装置210が受電装置311に対して指示するインピーダンスの値は、ハイインピーダンスでなくとも、受電装置311がインピーダンスを変化させたことを送電装置210における検出部204において検出可能な値であれば任意に設定されもよい。第1送電装置101から第1受電装置102へのインピーダンス変化の指示は、ハイインピーダンスに10msの間変化せよという指示であるものとする(405−1)。また、第1送電装置101から第2受電装置106へのインピーダンスの指示は、ハイインピーダンスに15msの間変化せよという指示であるものとする。
第1受電装置102と第2受電装置106は、時刻T3において、第1送電装置101から受信したインピーダンス変化の指示に従って変化部304により受電アンテナ303のインピーダンスを変化させる。即ち、変化部304は受電量を変更する。第1受電装置102と第2受電装置106は、負荷インピーダンスの変化指示の受信に応答してインピーダンスを変化させるものとするが、指示にインピーダンスを変化させる開始時刻が含まれていても良い。
第1送電装置101と第2送電装置105は、時刻T3において、検出部204により検出された電圧がbVからcVとなったことを夫々検出する。また、第1送電装置101と第2送電装置105は、タイマ207により検出値とその期間とを対応付けて記憶する。図4において、第1送電装置101は、検出部204によりcVを時刻T3から10msの間検出する。
ここで、cVとは、送電装置210が指示した後の負荷インピーダンスの受電装置311が送電可能範囲に1台の受電装置311が存在する場合に検出される値であり、予め送電装置210がこの値を認識しているものとする。なお、ハイインピーダンスの受電装置311はほぼ送電装置210の送出する電力をほぼ消費しないため、図4におけるcVは定常状態における検出値aVとほぼ変わらない値となる。
第1送電装置101は、通信接続した第1受電装置102と第2受電装置106とにインピーダンス変化の指示を送信したが、検出された変化は1台分のみ、かつ、第1受電装置102に指示した期間である。したがって、第1送電装置101は、通信接続した第1受電装置102と第2受電装置106とのうち、指示したインピーダンス変化を検出できた第1受電装置102のみが第1送電装置101の送電可能範囲に存在すると判断する。同様に、第1送電装置101は、通信接続した第1受電装置102と第2受電装置106とのうち、指示したインピーダンス変化を検出できなかった第2受電装置106は第1送電装置101の送電可能範囲に存在しないと判断する。なお、第1送電装置101は、自装置の送電可能範囲に存在すると判断した第1受電装置102とさらに無線電力伝送を行うための制御情報や能力情報の交換を行う。また、第1送電装置101は、自装置の送電可能範囲に存在しないと判断した第2受電装置106との通信を切断する。
一方、第2送電装置105は、検出部204によりcVを時刻T3から15msの間検出する。第2送電装置105は、時刻T3においてインピーダンス変化指示をいずれの受電装置にも送信していないにも関わらず、検出部204の検出結果に変化が生じた。したがって、通信接続した第1受電装置102と第2受電装置106のうち少なくとも1台は第2送電装置105とは異なる送電装置と誤って通信接続した可能性が高いことを認識できる。
第2送電装置105は、第1受電装置102と第2受電装置106との夫々に、受電アンテナ303のインピーダンスを変化させる指示を通信部206により送信する(411−1、411−2)。第2送電装置105から第1受電装置102へのインピーダンスの指示は、ハイインピーダンスに15msの間変化せよという指示であるものとする(411−1)。また、第2送電装置105から第2受電装置106へのインピーダンスの指示は、ハイインピーダンスに10msの間変化せよという指示であるものとする。
第1受電装置102と第2受電装置106は、時刻T4において、第2送電装置105から受信したインピーダンス変化の指示に従って変化部304により受電アンテナ303のインピーダンスを変化させる。
第1送電装置101と第2送電装置105は、時刻T4において、検出部204により検出された電圧がbVからcVとなったことを夫々検出する。また、第1送電装置101と第2送電装置105は、タイマ207により検出値とその期間とを対応付けて記憶する。第2送電装置105は、検出部204によりcVを時刻T4から10msの間検出する。
第2送電装置105は、通信接続した第1受電装置102と第2受電装置106とにインピーダンス変化の指示を送信したが、検出された変化は1台分のみ、かつ、第2受電装置106に指示した変化期間である。したがって、第2送電装置105は、通信接続した第1受電装置102と第2受電装置106とのうち、指示したインピーダンス変化を検出できた第2受電装置106のみが第2送電装置105の送電可能範囲に存在すると判断する。同様に、第2送電装置105は、通信接続した第1受電装置102と第2受電装置106とのうち、指示したインピーダンス変化を検出できなかった第1受電装置102は第2送電装置105の送電可能範囲に存在しないと判断する。なお、第2送電装置105は、自装置の送電可能範囲に存在すると判断した第2受電装置106とさらに無線電力伝送を行うための制御情報や能力情報の交換を行う。また、第2送電装置105は、自装置の送電可能範囲に存在しないと判断した第1受電装置102との通信を切断する。
一方、第1送電装置101は、検出部204によりcVを時刻T4から15msの間検出する。第1送電装置101は、時刻T4においてインピーダンス変化指示を受電装置に送信していないにも関わらず、検出部204の検出結果に変化が生じた。したがって、第1送電装置101は、第1送電装置101の通信可能範囲に存在すると判断した第1受電装置102が他の送電装置とも誤って通信接続した可能性が高いことを認識できる。この場合、第1送電装置101は、第1受電装置102に対して通信部206により他の送電装置との通信を切断するように要求する。
以上の動作により、第1送電装置101と第1受電装置102との通信接続がなされ、また、第2送電装置105と第2受電装置106との通信接続がなされる。
その後、第1送電装置101と第1受電装置102の間で通信確立フェーズにおける通信を終了した場合、第1送電装置101は送電フェーズに移行し、第1受電装置102に対して送電を行う(406)。また、第2送電装置105と第2受電装置106の間で通信確立フェーズにおける通信を終了した場合、第2送電装置105は送電フェーズに移行し、第2受電装置106に対して送電を行う(412)。
続いて、本実施形態における図3に示した受電装置311の動作を図5に示すフローチャートに従って説明する。なお、図5に示すフローチャートは、制御部301がメモリ310に記憶さている制御プログラムを実行し、情報の演算および加工、各ハードウェアの制御を実行することにより実現される。なお、図5に示すフローチャートに示すステップの一部または全部を例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェアで実現する構成としても良い。
受電装置311の検出部309は、動作を開始すると受電アンテナ303を介して検出用送電を検出したかを判定する(S501)。受電装置311は、検出用送電または応答要求送電を検出すると、受電した電力により制御部301および通信部302を動作させ、通信部302により受電装置311の機能やサービスに関する情報等の自装置の情報を通知するための通知信号を送信する(S502)。通知信号は無線接続を行う前に送信可能なパケットで、周囲の機器に接続要求を自装置に送信させるためにブロードキャストで送信される。なお、通知信号の送信は、検出用送電が検出されなくなってから一定期間経過すると、停止する。
図4においては、第1受電装置102は、時刻T2において第1送電装置101から送電された検出用送電、応答要求送電を検出し、第2受電装置106は、時刻T2において第2送電装置105から送電された検出用送電、応答要求送電を検出する(S501)。そして、第1受電装置102および第2受電装置106は、通知信号403−1、403−2を夫々送信する(S502)。
図5の説明に戻り、制御部301は、通知信号の送信後、送電装置210からの接続要求を通信部302が受信したかを判定する(S503)。なお、接続要求を受信するまで、S501、S502、S503を繰り返す。S503において、接続要求を受信したと判定すると、通信部302は、接続応答を送電装置210に送信し、送電装置210と無線通信接続を確立する(S504)。接続後、制御部301は、通信部302により接続した送電装置210との通信が切断したかを判定する(S505)。通信が切断された場合は、S501の処理に戻る。
S505において、通信が維持されていると判定した場合、制御部301は、通信部302により送電装置210から負荷のインピーダンスの変化を指示するインピーダンス変化指示を受信したかを判定する。インピーダンス変化指示を受信した場合、変化部304は、受信したインピーダンス変化指示に従って受電アンテナ303のインピーダンスを変化させる(S506)。即ち、変化部304は、インピーダンス変化指示が示す値に受電アンテナ303のインピーダンスを変化させ、またインピーダンス変化指示が示す期間をタイマ307に設定し、この期間の間受電アンテナ303のインピーダンスを変化させる(S507)。
図4においては、第1受電装置102及び第2受電装置106は、第1送電装置101から送信されたインピーダンス変化指示(405−1、405−2)を夫々受信する(S506YES)。そして、第1受電装置102及び第2受電装置105は、時刻T3において、夫々の受電アンテナ303のインピーダンスを指示に従って変化させる(S507)。
また、第1受電装置102及び第2受電装置106は、第2送電装置105から送信されたインピーダンス変化指示(411−1、411−2)を夫々受信する(S506YES)。そして、第1受電装置102及び第2受電装置106は、時刻T3において、夫々の受電アンテナ303のインピーダンスを指示に従って変化させる(S507)。
図5の説明に戻り、インピーダンスを変化させた後、制御部301は、接続した送電装置210との間で電力伝送に必要な情報交換のための通信が開始されたかを判定する(S508)。制御部301は、インピーダンスを変化させた後に所定期間(例えば、5sec)通信が開始されない場合または接続した送電装置210から通信を切断された場合、S501に処理を戻す。S508において、通信が開始された場合、通信部302は、接続した送電装置210との間で電力伝送に必要な情報交換を行い、受電部305は、送電装置210からの受電を開始する(S509)。
図4においては、第1受電装置102は、第1送電装置101との間で電力伝送に必要な情報交換を行い、第1送電装置101からの送電406の受電を開始する(S509)。また、第2受電装置106は、第2送電装置105との間で電力伝送に必要な情報交換を行い、第2送電装置105からの送電412の受電を開始する(S509)。
図5の説明に戻り、その後、制御部301は、受電を停止するかを判定する(S510)。ここでは、満充電になったことを検出した場合、ユーザ指示などで動作を停止することを検知した場合、または送電装置210からの送電を検出できなくなった場合に受電を停止すると判定する。受電を停止すると判定した場合、通信部302は、送電装置210に送電停止を要求する制御情報を送信するようにしても良い。受電の停止を判定した場合、処理を終了する。
続いて、本実施形態における図2に示す送電装置210の動作を図6に示すフローチャートに従って説明する。なお、図6に示すフローチャートは、制御部201がメモリ208に記憶されている制御プログラムを実行し、情報の演算および加工、各ハードウェアの制御を実行することにより実現される。なお、図6に示すフローチャートに示すステップの一部または全部を例えばASIC等のハードウェアで実現する構成としても良い。
送電装置210の制御部201は、定常状態の検出用送電時の検出部204の検出結果をメモリ208に記憶する(S601)。次いで、送電部203は、間欠的な検出用送電を開始する(S602)。制御部201は、検出用送電時の検出部204の検出結果が定常状態から変化したかを判定する(S603)。なお、定常状態とは、送電装置210に他の装置が近接または接触していない状態である。
図4においては、第1送電装置101および第2送電装置105は、時刻T0において検出用送電を開始する。S602)。
図6の説明に戻り、制御部201は、検出部204の検出結果により、自装置の送電可能エリアに物体が存在することを検出する。即ち、受電装置311が送電装置210の送電可能エリアに存在すると、受電装置311の負荷に応じた消費電力を受電するため、検出部204の検出電圧は一定の値下がる。受電装置311の負荷に応じた消費電力とは、制御部301、通信部302を動作させるために必要な電力や単に受電アンテナ303で消費される電力である。検出部204の検出電圧に変化が生じていない場合、再びS601に戻り検出用送電を行う。
図4においては、第1送電装置101および第2送電装置105は、時刻T2において、検出部204の検出電圧の変化を検出する。図6の説明に戻り検出部204の検出電圧に変化が生じた場合、送電部203は、受電装置311に対して応答を送信させるための電力を供給する応答要求送電を開始する(S604)。応答要求送電は間欠的に行う検出用送電とは異なり、一定電力の送電を継続して行う送電である。制御部201は、応答要求送電を開始した後に一定期間内(例えば、100ms)に受電装置311から通知信号を受信したかを判定する(S605)。受電装置311からの通知信号であるか否かは受信した通知信号に本システムが対応する無線電力伝送方式が実行可能なことを示すサービス情報が含まれているか否かで判定する。通知信号を受信しなかった場合、再びS601に戻り検出用送電を行う。
S605において、一定期間内に受電装置311から通知信号を受信したと判定された場合、送電装置210は、S605において受信した通知信号の送信元に対し通信部302から接続要求を送信し、無線通信接続が確立する(S606)。なお、ここで複数の受電装置から通知信号を受信した場合、夫々の送信元に対して接続要求を送信し、無線通信接続が確立する。
図4においては、第1送電装置101は、応答要求送電(402−2)を開始した後に一定期間内に第1受電装置102および第2受電装置106夫々から通知信号(403−1、403−2)を受信する(S605YES)。そして、第1送電装置101は、第1受電装置102および第2受電装置106に接続要求(404−1、404−2)を送信し、第1受電装置102および第2受電装置106夫々と無線接続する(S606)。また、第2送電装置105は、応答要求送電(409−2)を開始した後に一定期間内に第1受電装置102および第2受電装置106夫々から通知信号(408−1、408−2)を受信する(S605YES)。そして、第2送電装置105は、第1受電装置102および第2受電装置106に接続要求(410−1、410−2)を送信し、第1受電装置102および第2受電装置106夫々と無線接続する。
図6の説明に戻り、無線通信接続を確立すると、送電装置210は、確立した通信接続により受電装置311に対して通信部302からインピーダンス変化指示を送信する(S607)。なお、S606において、複数の受電装置と無線通信接続が確立した場合、受電装置毎に異なる内容のインピーダンス変化を指示する。例えば、受電装置毎にインピーダンス変化させる期間の長さが異なるように指示する。また、例えば、受電装置毎にインピーダンスを変化させる開始タイミングが異なるように指示してもよいし、受電装置毎に変化させるインピーダンス値が異なるように指示してもよい。
また、通知信号を受信してからインピーダンス変化指示を送信するまでの期間を、送電装置毎に異ならせるために、装置毎に生成した乱数(ランダム値)に基づいてランダムに設定する。このようにすることで、複数の送電装置間でインピーダンス変化指示が重複してしまい、正しく送電可能範囲に存在する受電装置の特定出来なくなってしまう不具合を低減する。また、1台の受電装置に対してインピーダンス変化を複数回指示するようにしても良い。
なお、S607におけるインピーダンス変化指示は、複数の受電装置から通知信号を受信した場合にのみ実行するようにしてもよい。即ち、一台の受電装置から通知信号を受信している場合には、S605において受信した通知信号の送信元を送電対象の受電装置として決定する。複数の受電装置から通知信号を受信していない場合とは、送電装置210に近接または接触している物体が存在し、かつ、検出用送電に応答したと判定された装置が1台のみの場合である。この場合、送電可能範囲に存在する物体が1台の受電装置である可能性が高い。したがって、この場合は、インピーダンス変化指示を行うことにことなく送電対象の受電装置を決定できるので、速やかに送電を開始することができる。なお、誤接続の可能性の低減するためもしくは受電装置以外に異物の検出するために、1台の受電装置から通知信号を受信した場合でもS607の処理を行うように構成としてよい。
インピーダンス変化の指示の後、制御部201は、検出部204の検出結果に変化が生じたかを判定する(S608)。インピーダンス変化の指示の後、インピーダンスを変化させた後に所定期間(例えば、5sec)の間、検出部204の検出結果に変化が生じない場合、通信部206は、接続した受電装置との通信を切断する(S609)。この場合、インピーダンス変化を指示した受電装置311が指示したインピーダンス変化を行ったことを認識できなかったので、通信接続した受電装置311は送電装置210の送電可能範囲に存在しないと判断する。したがって、送電装置210は、送電可能範囲に存在しないと判定された受電装置311との通信を切断する。通信を切断後、再びS601に戻り検出用送電を行う。なお、送電装置210に近接または接触している物体が受電装置でない異物であると判定し、エラー通知や異物を取り除くようにユーザに通知するための表示を行い、送電を中止する構成として良い。
一方、インピーダンス変化の指示の後、検出部204の検出結果に変化が生じた場合、制御部201は、変化後の検出部204の検出結果とタイマ207により測定される変化生じている期間の長さとをメモリ208に関連付けて記憶する(S610)。S611において、制御部201は、メモリ208に記憶されている検出部204の検出結果とその変化期間が、S607において受電装置の何れかに指示した内容と同一であるかを判定する(S611)。S607において受電装置の何れかに指示した内容と同一ではないと判定した場合、指示したインピーダンス変化を検出できなかった受電装置311は、送電装置210の送電可能範囲に存在しないと判断し、該受電装置311との通信を切断する。(S612)。次いで、制御部201は、通信接続している受電装置311がまだあるかを判定する(S619)。通信接続している受電装置311がまだある場合、該受電装置311のインピーダンス変化を検出するためにS608の処理に戻る。また、通信接続している受電装置311がない場合、S602の処理に戻る。
一方、S612において、S607で受電装置の何れかに指示した内容と同一であると判断した場合、制御部201は、検出部204の検出結果に対応する指示を送信した受電装置が送電可能範囲に存在すると判断する。そして、制御部201は、送電可能範囲に存在すると判断された該受電装置を送電対象として特定する(S613)。この処理により、複数の送電装置間の通信範囲が重複する環境においても、夫々の送電装置が自装置の送電可能範囲に存在する受電装置を特定することが可能となる。
図4においては、第1送電装置101は、第1受電装置102に送信したインピーダンス変化指示(405−1)に従ったインピーダンス変化を時刻T3から10msの間検出したため、第1受電装置101を送電対象として特定する(S613)。また、第1送電装置101は、第2受電装置106に送信したインピーダンス変化指示(405−2)に従ったインピーダンス変化を検出できなかったため、第2受電装置106との無線通信を切断する(S612)。このように、第1送電装置101は、自装置の送電範囲に存在しない第2受電装置106と無線電力伝送のための通信を行う前に、該第2受電装置106との通信接続を切断する。したがって、第1送電装置101は、不要な無線電力伝送のための処理を行うことが低減され、送電範囲に存在しない第2受電装置106への無線電力伝送を制限することができる。
また、第2送電装置105は、第2受電装置106に送信したインピーダンス変化指示(410−2)に従ったインピーダンス変化を時刻T4から10msの間検出したため、第2受電装置106を送電対象として特定する(S613)。また、第2送電装置105は、第1受電装置102に送信したインピーダンス変化指示(410−1)に従ったインピーダンス変化を検出できなかったため、第1受電装置102との無線通信を切断する(S612)。このように、第2送電装置105は、自装置の送電範囲に存在しない第1受電装置102と無線電力伝送のための通信を行う前に、該第1受電装置102との通信接続を切断する。したがって、第2送電装置105は、不要な無線電力伝送のための処理を行うことが低減され、送電範囲に存在しない第1受電装置102への無線電力伝送を制限することができる。
図6の説明に戻り、S613において特定された送電対象の受電装置との間で通信部206は互いの能力情報、電力伝送に必要な情報を通信(交換)する(S614)。そして、送電部203は、送電フェーズにおける無線電力伝送を開始する(S615)。
図4においては、第1送電装置101は、第1受電装置102との間で電力伝送に必要な情報交換を行い、第1受電装置102への送電406を開始する(S615)。また、第2送電装置105は、第2受電装置106との間で電力伝送に必要な情報交換を行い、第2受電装置106への送電412を開始する(S615)。
図6の説明に戻り、制御部201は、通信部206から受電装置から送電停止の要求を受信した場合、または、送電のエラーを検出した場合、送電を停止すると判定する(S616)。送電を停止すると判定した場合、送電部203は、送電を停止し(S617)、S602の処理を再び実行する。なお、送電装置210は、電源が停止された場合、処理を終了する(S618)。なお、S618の判定は、S617の後に行う構成としたが、処理中のどのタイミングで判定されてもよい。
以上説明したように、本実施形態の送電装置は、検出用送電に対応する期間に通知信号を送信し、通信接続した受電装置に対して、送電フェーズに入る前に、応答要求送電を消費する負荷を変化する指示を行う。そして、送電装置は、指示した負荷の変化を検出したことをもって通信接続した受電装置が送電可能範囲に存在するものと判定する。
これにより、複数の送電装置間の通信範囲が重複する環境において該複数の送電装置の検出用送電が同時期に実行され、夫々の検出用送電に対して複数の受電装置が応答した場合であっても適切な装置間で無線電力伝送を行うことができる。したがって、送電装置の送電範囲外にいる受電装置と誤って通信接続し、誤った装置間で無線電力伝送を行うというような不具合を低減することが出来る。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 第1送電装置
102 第1受電装置
103 第1送電装置101の送電範囲
104 第1送電装置101の通信範囲
105 第2送電装置
106 第2受電装置
107 第2送電装置105の送電範囲
108 第2送電装置105の通信範囲

Claims (12)

  1. 送電装置であって、
    受電装置に対して無線電力伝送を行う無線電力伝送手段と、
    前記無線電力伝送手段が送電可能な送電範囲より広い通信範囲で通信可能な通信方式により、受電装置の存在を通知するための通知信号を受信する受信手段と、
    前記通知信号の送信元の受電装置に対し、受電した電力を消費する負荷インピーダンスの変更を指示する指示手段と、
    前記通知信号の送信元の受電装置が前記指示手段の指示に従って負荷インピーダンスを変更したことを判定する判定手段と、を有し、
    前記無線電力伝送手段は、前記判定手段により前記通知信号の送信元の受電装置が前記指示手段による指示に従って負荷インピーダンスを変更したと判定された場合、当該受電装置に対して無線電力伝送を行い、前記判定手段により前記通知信号の送信元の受電装置が前記指示手段による指示に従って負荷インピーダンスを変更したと判定されなかった場合、当該受電装置に対する無線電力伝送を制限することを特徴とする送電装置。
  2. 前記指示手段は、負荷インピーダンスを変更させる期間を指示することを特徴とする請求項1に記載の送電装置。
  3. 前記指示手段は、負荷インピーダンスを変更させる期間の長さを指示することを特徴とする請求項1または2に記載の送電装置。
  4. 前記指示手段は、インピーダンスの値の変更を指示することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の送電装置。
  5. 前記受電装置は、送電された電力を受信するためアンテナを有し、
    前記指示手段は、受電装置のアンテナのインピーダンス値の変更を指示することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の送電装置。
  6. 送電可能範囲に存在する物体を検出する検出手段を有し、
    前記受信手段は、前記検出手段の物体の検出の後に受電装置からの通知信号を受信することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の送電装置。
  7. 応答要求送電を行う送電手段を有し、
    前記指示手段は、前記通知信号を前記送電手段による前記応答要求送電に応答して前記通知信号を送信する受電装置に負荷インピーダンスの変更を指示することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の送電装置。
  8. 前記受信手段により複数の受電装置からの前記通知信号が受信された場合、前記指示手段は、前記複数の受電装置毎に異なる内容で負荷インピーダンスの変更を指示することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の送電装置。
  9. 前記通知信号を受信してから前記指示手段よる指示を行うまでの期間を設定することを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の送電装置。
  10. 前記無線電力伝送を行うための通信は、能力情報の交換または無線電力伝送する電力量の通信であることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の送電装置。
  11. 受電装置に対して送電を行うとともに、送電範囲より広い通信範囲で通信可能な通信方式により受電装置と通信を行う送電装置の制御方法であって、
    受電装置の存在を通知するための通知信号を前記通信方式により受信する受信工程と、
    前記通知信号の送信元の受電装置に対し、受電した電力を消費する負荷インピーダンスの変更を指示する指示工程と、
    前記通知信号の送信元の受電装置が前記指示工程における指示に従って負荷インピーダンスを変更したことを判定する判定工程と、
    前記判定工程において前記通知信号の送信元の受電装置が前記指示工程における指示に従って負荷インピーダンスを変更したと判定された場合、当該受電装置に対して無線電力伝送を行う無線電力伝送工程と、
    前記判定工程において前記通知信号の送信元の受電装置が前記指示工程における指示に従って負荷インピーダンスを変更したと判定されなかった場合、当該受電装置に対する無線電力伝送を制限する制限工程と、
    を有することを特徴とする送電装置の制御方法。
  12. 請求項11に記載の送電装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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