JP2016009999A - 通信アダプタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】HEMSコントローラと熱源機の通信接続に際し、温水端末装置の 運転状態データの更新レスポンスが高い通信アダプタ装置を提供する。
【解決手段】通信アダプタ装置1に、HEMSコントローラ2との通信部10と、給湯装置3との通信部11と、温水端末装置4の運転状態データを記憶する記憶部14を有する制御部12とを備えさせ、制御部12が通信ラインL1を介して給湯装置3から温水端末装置4の運転状態データを一定時間ごとに1端末装置ずつ順次取得して記憶部14に記憶するように構成する。これにより、温水端末装置4の接続台数が最大接続数に満たない場合には、短い周期ですべての温水端末装置4の運転状態データが取得・更新されるようになる。
【選択図】図1

Description

この発明は通信アダプタ装置に関し、より詳細には、家庭用エネルギ管理システムと給湯装置などの熱源機とを通信接続するための通信アダプタ装置に関する。
近年、電力の需要者宅内における電気機器(たとえば、照明機器やエアコンなど)の電力使用量や動作状態をパソコンやスマートフォン、タブレット端末などの制御装置を用いて可視化(いわゆる見える化)したり、あるいは遠隔操作したりする家庭用エネルギ管理システム(HEMS:Home Energy Management System)が提案されている。
この家庭用エネルギ管理システムは、需要者宅内の電気機器とHEMSのコントローラ(制御装置)とをLAN(Local Area Network)などのコンピュータネットワークで接続し、コントローラと電気機器との間で通信を行うことによって、HEMSのコントローラに電気機器での電力使用量や動作状態を表示させたり、HEMSのコントローラを用いて電気機器の制御(たとえば、照明機器の点灯/消灯の切り替えや、エアコンの運転オン/オフの切り替え、さらにはエアコンの空調設定温度の変更など)ができるようにしている(たとえば、特許文献1参照)。
ここで、このようなHEMSにおけるコントローラと電気機器との間は、標準化された所定の通信規格(たとえば、エコーネットコンソーシアムが策定する「ECHONET Lite」など)に従って通信が行われ、HEMSのコントローラはこの標準化された通信規格に対応した電気機器と通信を行うようになっている。
一方、給湯装置などの熱源機は、その遠隔操作装置であるリモコンや該熱源機から温水供給を受ける温水端末装置(たとえば、床暖房パネルや浴室暖房装置など)との間で通信を行っているが、現状、熱源機とこれら端末装置との間の通信は、いずれも専用の通信規格に従っており、HEMSの通信規格には対応していない。
具体的には、熱源機のリモコンや熱源機に接続される特定のオプション機器(他社製品との互換性が要求されない端末装置)は、自社製品に固有の通信規格(第1通信規格)によって通信を行うように構成され、温水端末装置のように他社製品との互換性が要求される端末装置は、標準化された特定の通信規格(第2通信規格)に従って通信を行うように構成されている。つまり、熱源機には、第1通信規格による通信手段と第2通信規格による通信手段とが備えられている。
特開2013−20488号公報
ところで、HEMSの普及に伴い、HEMSのコントローラを用いて熱源機や温水端末装置の電力使用量などの可視化ならびにその制御を行えるようにしたいとの要望が高まっており、熱源機とHEMSとの通信接続を行うための通信アダプタ装置の開発が進められているが、HEMSと熱源機の通信接続には以下のような問題がある。
(1)熱源機および温水端末装置をHEMSに組み込む場合、HEMSのコントローラは熱源機および温水端末装置の遠隔操作装置として機能することから、通信アダプタ装置は、熱源機のリモコンと同様の第1通信規格によって熱源機と通信接続されることになる。しかし、通信アダプタ装置を第1通信規格で熱源機に接続すると、第1通信規格による通信量が増加し、これにより第1通信規格で熱源機と通信接続された通信アダプタ装置以外の端末装置(たとえば、熱源機のリモコン)の通信が遅延するおそれがある。
図6は、第1通信規格により通信アダプタ装置が熱源機を通じて温水端末装置の運転状態データ(温水端末装置が運転オン/オフいずれの状態にあるかや暖房設定温度が何度であるかなど温水端末装置の運転に関する情報)を取得する手順の一例を示している。図6に示すように、通信アダプタ装置が第1通信規格によって熱源機から運転状態データを取得する場合、通信アダプタ装置は、まず、熱源機に対して、熱源機の制御部に記憶された当該温水端末装置の運転状態データの初期化を命令し(初期化命令)、この初期化命令に対する熱源機からの応答を待つ。そして、熱源機から初期化命令を受け付けた旨の応答があると、次に、熱源機に対して、運転状態データの初期化が完了しているかどうかの確認を要求し(初期化完了確認)、この要求に対する熱源機からの応答を待つ。通信アダプタ装置1は、このように熱源機に対する指令とその応答を確認しながら処理を進め、次に、運転状態指定および運転状態切替確認を行い、その後に、熱源機に対して、指定した温水端末装置の運転状態データの送信準備ができているかどうかの確認を要求し(対応データ準備状況確認)、その応答を待つ。通信アダプタ装置は、この対応データ準備状況確認に対して熱源機から準備中である旨(要求準備中)の応答があると、所定時間(図示例では100m秒)間隔を空けて再び対応データ準備状況確認を行う。なお、この対応データ準備状況確認は熱源機から準備が完了した旨の応答(要求完了)があるまで繰り返し行われる。そして、熱源機から要求完了の応答があると、そこでようやく通信アダプタ装置は熱源機に対して運転状態データの送信を要求することになる(運転状態1,2桁目確認および運転状態3,4桁目確認)。このように、第1通信規格による運転状態データの取得までには複数の手順(通信データのやり取り)が必要となるため、通信アダプタ装置の接続により、通信アダプタ装置と熱源機との間で多数の通信データのやり取りが行われることになり、第1通信規格の通信量が大幅に増加する。
そして、このような温水端末装置の運転状態データの取得を複数端末分(たとえば、8端末分)まとめて行った場合、図7に示すように、通信占有が生じ、通信アダプタ装置以外の端末装置の通信が遅延することになる。
(2)また、温水端末装置の運転状態データの取得にあたり、通信アダプタ装置からの対応データ準備状況確認に対して熱源機から要求完了の応答があるまでには、熱源機と温水端末装置との間の第2通信規格によるポーリングによって数秒程度(たとえば1〜2秒程度)の時間が必要となることから(図6参照)、この間に、対応データ準備状況確認と要求準備中の応答が繰り返されることとなり、通信アダプタ装置以外の端末装置が第1通信規格で通信を行う隙間がなくなってしまうという問題がある。
(3)また、温水端末装置の接続数が8端末(最大接続数)、1端末のデータ取得に必要な処理時間が30秒と仮定すると、1端末あたりのデータ更新に必要な通信周期は4分となる(図8(c)参照)が、温水端末装置の接続数は施工現場によって異なる(一般的には、2〜3端末程度)ことから、温水端末装置の接続数が最大接続数に満たない場合、1端末あたりの通信周期を変更しなければ、図8(a)および図8(b)に示すように無駄な空白時間が発生し、温水端末装置の運転状態データの更新のレスポンスが低下するという問題がある。つまり、図8(a)に示すように、熱源機に温水端末装置が1台しか接続されていない場合でも当該温水端末装置の運転状態データの更新が4分ごとになり、温水端末装置の運転状態とHEMSコントローラの表示に齟齬が生じるおそれがある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、HEMSコントローラと熱源機の通信接続に際し、温水端末装置の運転状態データの更新レスポンスが高い通信アダプタ装置を提供することを主たる目的とし、熱源機のリモコン等の通信に対する悪影響が少ない通信アダプタ装置を提供することを従たる目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の通信アダプタ装置は、コンピュータネットワークを介して需要者宅内の電気機器の情報収集および/または上記電気機器の遠隔操作、を行う制御装置を、第1通信規格によって通信接続される1または複数の第1端末装置と第2通信規格によって通信接続される1または複数の第2端末装置とを備えた熱源機に、通信接続するための通信アダプタ装置であって、上記通信アダプタ装置は、上記コンピュータネットワークとの通信手段と、上記第1通信規格による通信手段と、上記熱源機に接続される第2端末装置の運転状態データを記憶する記憶部を有する制御手段とを備えてなり、上記制御手段は、上記第1通信規格による通信手段を介して、上記熱源機に接続された第2端末装置の運転状態データを一定時間ごとに1端末装置ずつ順次取得し、取得した運転状態データで上記記憶部に記憶された運転状態データを順次更新する制御構成を備えていることを特徴とする。
この請求項1に係る通信アダプタ装置では、熱源機に接続された第2端末装置の運転状態データが一定時間ごとに1端末装置ずつ順次通信アダプタ装置に取得されデータの更新が行われるので、第2端末装置の接続台数が最大接続数に満たない場合には、第2端末装置の接続台数が最大接続数である場合に比して短い周期ですべての第2端末装置から運転状態データを取得し更新することができる。
本発明の請求項2に記載の通信アダプタ装置は、請求項1に記載の通信アダプタ装置において、上記制御手段は、上記第2端末装置のすべてについて一定時間ごとに1端末装置ずつ運転状態データを取得する処理を繰り返すことを特徴とする。すなわち、この請求項2に係る通信アダプタ装置では、一定時間ごとに1端末装置ずつ第2端末装置の運転状態データを取得する処理を行ってすべての第2端末装置のデータ取得が完了すると、再び同じ処理を行う(この処理を繰り返す)ので、通信アダプタ装置が記憶する第2端末装置の運転状態データは常に最新のデータに更新される。
なお、請求項1に記載の通信アダプタ装置において、上記熱源機には、所定の最大接続数の範囲内で上記第2端末装置が通信接続されている。
本発明の請求項4に記載の通信アダプタ装置は、請求項1から3のいずれかに記載の通信アダプタ装置において、上記通信アダプタ装置は、上記第2端末装置の運転状態データの取得にあたり、上記熱源機に対して、第2端末装置の運転状態データの取得要求通信を行った後、当該データの送信準備が完了したか否かを問い合わせる確認通信を行う構成を備え、上記取得要求通信後、上記熱源機が上記第2端末装置との間で運転状態データの送受信に要する時間が経過するまでは、上記確認通信を行わない制御構成を備えていることを特徴とする。
この請求項4に係る通信アダプタ装置では、通信アダプタ装置は、熱源機に対して第2端末装置の運転状態データの取得要求通信を行った後、熱源機が第2端末装置との間で運転状態データの送受信に要する時間が経過するまで当該データの送信準備が完了したか否かの問い合わせを行わないので、運転状態データの送信準備が完了したか否かの確認をほぼ1回で済ませることができ、第1通信規格の通信量が減少する。
本発明の請求項5に記載の通信アダプタ装置は、請求項1から4のいずれかに記載の通信アダプタ装置において、上記第1通信規格は、上記熱源機から上記第1端末装置への電源供給を伴う電源重畳通信とされていることを特徴とする。
この請求項5に係る通信アダプタ装置では、第1通信規格が熱源機から第1端末装置への電源供給を伴う電源重畳通信とされることから、通信アダプタ装置は熱源機から電源供給を受けることができる。
本発明によれば、通信アダプタ装置の制御手段は、第1通信規格による通信手段を介して、熱源機に接続された第2端末装置の運転状態データを一定時間ごとに1端末装置ずつ順次取得し、取得した運転状態データで記憶部に記憶された運転状態データを順次更新するので、第2端末装置の接続台数が最大接続数に満たない場合でも通信に無駄な空白時間が発生せず、短い周期ですべての第2端末装置の運転状態データを最新のデータに更新することができる。そのため、施工現場ごとに適切なタイミングで温水端末装置の運転状態データを更新できる通信アダプタ装置を提供することができる。
本発明に係る通信アダプタ装置を用いた家庭用エネルギ管理システム(HEMS)の概略構成の一例を示す構成図である。 同通信アダプタ装置の概略構成の一例を示すブロック図である。 同通信アダプタ装置による運転状態データの取得通信の方法を示すタイムチャートである。 同通信アダプタ装置における第1通信規格による運転状態データの取得通信の電文構成の一例(一部を模式的に示した)を示す説明図である。 同通信アダプタ装置における運転状態データの取得通信の一例を示すタイムチャートであり、図5(a)は温水端末装置が1台のみの場合を、図5(b)は温水端末装置が3台の場合を、図5(c)は温水端末装置が8台(最大接続数)の場合を示している。 第1通信規格による運転状態データの取得通信の従来の電文構成の一例(一部を模式的に示した)を示す説明図である。 運転状態データの取得通信の従来の方法を示すタイムチャートである。 運転状態データの取得通信の従来例を示すタイムチャートであり、図8(a)は温水端末装置が1台のみの場合を、図8(b)は温水端末装置が3台の場合を、図8(c)は温水端末装置が8台(最大接続数)の場合を示している。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る通信アダプタ装置1を用いた家庭用エネルギ管理システム(HEMS)の概略構成を示している。この図1に示す家庭用エネルギ管理システムは、HEMSコントローラ(制御装置)2を用いて給湯装置(熱源機)3に接続された温水端末装置(第2端末装置)4の情報取得および/または温水端末装置4の遠隔操作ができるように構成されている。
そこで、まず、給湯装置3について説明する。給湯装置3は、図示しない給湯栓に温水を供給する給湯機能と、風呂の追い焚きを行う風呂機能と、温水端末装置4に熱媒体となる温水を供給する温水暖房機能とを備えた周知の構成からなる給湯装置であり、遠隔操作装置として複数のリモコン5と、温水暖房装置として1または複数の温水端末装置4とを備えている。
ここで、図示例では、リモコン5として、浴室に設置される浴室リモコン5a、台所に設置される台所リモコン5b、浴室および台所以外の場所に設置されるサブリモコン5cの3台のリモコン5を図示しているが、リモコン5は少なくとも1台以上あればよく、その台数は適宜変更可能である。
また、図示例では、温水端末装置4として4a〜4hの8台の温水端末装置4を図示しているが、これはHEMSコントローラ2で制御可能な温水端末装置4の最大接続数(本実施形態では8台)に合わせて図示したものであり、温水端末装置4の接続台数は8台以下であれば適宜変更可能である。なお、温水端末装置4としては、床暖房パネル、パネルヒータ、ファンコンベクタ、浴室乾燥機、浴室暖房乾燥機、ミストサウナなど様々な装置があるが、その組み合わせは給湯装置3の施工現場に応じて適宜選択変更され得る。
さらに、図示例では、給湯装置3のオプション機器として電力測定ユニット6を図示しているが、これは給湯装置3および温水端末装置4を含む需要者宅内の電気機器での消費電力(電力使用量)を測定するためのセンサ等を備えたユニットである。なお、給湯装置3のオプション機器としては電力測定ユニット6以外の機器(たとえば、浴槽の自動排水栓など)が接続されていてもよい。
そして、このように構成される給湯装置3では、リモコン5および電力測定ユニット6は通信ラインL1により給湯装置3と接続される一方、温水端末装置4は通信ラインL2により給湯装置3と接続される。ここで、これら通信ラインL1と通信ラインL2とでは異なる通信規格が採用されている。
具体的には、通信ラインL1は、給湯装置3の製造者等が策定した固有の通信規格(第1通信規格)によって接続され、通信ラインL2は、ガス事業者等によって標準化された通信規格(第2通信規格)によって接続されている。より詳細には、通信ラインL1の通信規格には、通信ラインL1に接続された端末装置(リモコン5および電力測定ユニット6)に対して給湯装置3から電源供給を併せて行う電源重畳通信方式の通信規格が採用されており、通信ラインL2の通信規格には、TES(Thin & Economical System)が採用されている。なお、本発明において、通信ラインL1(つまり、第1通信規格)で接続される端末装置が第1端末装置、通信ラインL2(つまり、第2通信規格)で接続される端末装置が第2端末装置を構成している。
そして、このように通信ラインL1および通信ラインL2が接続される給湯装置3には、これらの通信ラインL1,L2を介してリモコン5や電力測定ユニット6、さらには温水端末装置4と通信を行う制御部(図示せず)が備えられており、この給湯装置3の制御部によって給湯装置3の各部が制御されるようになっている。すなわち、この給湯装置3の制御部は、リモコン5の操作などに応じて、給湯装置3に対して給湯機能、風呂追い焚き機能および温水暖房機能に対応する動作を行わせるように構成されている。
なお、給湯装置3と温水端末装置4との接続は、給湯装置3に備えられた所定の接続端子(図示せず)に温水端末装置4からの通信ラインL2を接続するように構成されており、給湯装置3の制御部は、この接続端子への接続状況から温水端末装置4が何台接続されているかを把握できるようになっている。本実施例では、給湯装置3には温水端末装置4が最大8台まで接続可能とされることから、接続端子は8台分備えられている。
一方、HEMSコントローラ2は、パソコンやスマートフォン、タブレット端末など所定の表示部を備え、HEMSの制御プログラムを実行可能(換言すれば、HEMSに接続された電気機器の情報を取得して表示し、および/または、HEMSに接続された電気機器の遠隔操作が可能)な端末装置で構成されている。本実施形態では、HEMSコントローラ2として、無線LAN(Local Area Network)に対応したタブレット端末(板状のオールインワンコンピュータ)が用いられている。
ルータ7は、HEMSコントローラ2と需要者宅内のHEMS対応電気機器とをLANなどのコンピュータネットワークで接続するための通信中継装置であって、HEMSコントローラ2とは無線LANによって接続されるとともに、通信アダプタ装置1とは通信ラインL3を介して有線接続されている。ここで、通信ラインL3は、コンピュータネットワークとして一般に用いられているイーサネット(登録商標)が用いられており、この通信ラインL3では、HEMS用に標準化された所定の通信規格(たとえば、エコーネットコンソーシアムが策定する「ECHONET Lite」)により通信アダプタ装置1とHEMSコントローラ2とが通信接続されている。なお、この通信ラインL3で用いられる通信規格は、上述した第1通信規格および第2通信規格とは相違している。
通信アダプタ装置1は、給湯装置3とHEMSコントローラ2とを通信接続することによって、HEMSコントローラ2による温水端末装置4の情報の取得および/またはHEMSコントローラ2による温水端末装置4の遠隔操作を行えるようにするための通信アダプタ装置であって、図2に示すように、通信ラインL3を介して通信を行う(コンピュータネットワークとの通信手段を構成する)ネットワーク通信部10と、通信ラインL1を介して給湯装置3と通信を行う(第1通信規格による通信手段である)重畳通信部11と、これらネットワーク通信部10および重畳通信部11との間で通信の中継を行う制御部(制御手段)12とを主要部として備えている。
具体的には、制御部12は、マイコンを制御中枢として備えており、ネットワーク通信部10を介してHEMSコントローラ2と指令(コマンド)やデータのやり取りが行えるように構成される一方、重畳通信部11を介して給湯装置3(または、給湯装置3を介して温水端末装置4)とコマンドやデータのやり取りが行えるように構成されている(詳細は後述する)。なお、この制御部12には、図示しないクロック生成回路が備えられており、このクロック生成回路からのクロック信号に基づいて制御部12は時刻の計測が可能に構成されている。
電源部13は、給湯装置3から通信ラインL1を介して供給される直流電源を受電して通信アダプタ装置1の各部に駆動電源を供給する電源装置である。また、記憶部14は、制御部12がデータの処理を行う際に適宜データを記憶する揮発性のメモリである。そして、本実施形態では、この記憶部14が後述する温水端末装置4の運転状態データを記憶する記憶領域を構成している。なお、この記憶部14はマイコンが備えるRAMによって代替されてもよい。
次に、このように構成された通信アダプタ装置1の動作について説明する。
この通信アダプタ装置1は、ルータ7を介して通信接続されたHEMSコントローラ2からのコマンドを受け付けると、そのコマンドに応じて、重畳通信部11を介して給湯装置3にコマンドを送信し、または、記憶部14に記憶されたデータを読み出してHEMSコントローラ2に送信するようになっている。具体的には、HEMSコントローラ2からいずれかの温水端末装置4に対して設定を指示するコマンド(たとえば、運転オンから運転オフ、運転オフから運転オンあるいは設定温度の変更など)が与えられると、そのコマンドに応じて指定された温水端末装置4に対するコマンドを給湯装置3に送信するようになっている。また、HEMSコントローラ2からいずれかの温水端末装置4の情報取得のコマンド(たとえば、運転がオン/オフいずれの状態にあるか、設定温度が何度であるか、電力使用量が何Wであるかなどの情報取得要求)が与えられると、そのコマンドに対応した情報を記憶部14から読み出して、または、給湯装置3との通信によって当該情報を取得してHEMSコントローラ2に送信するようになっている。
このような通信アダプタ装置1の処理に関連して、本実施形態に示す通信アダプタ装置1では、制御部12が、定期的に各温水端末装置4の運転状態データを取得する通信(以下、「GET通信」と称する)を行うように構成されている。
図3はこのGET通信の方法を示しており、図3に示すように、通信アダプタ装置1の制御部12は、時刻に同期して一定時間(図示例では30秒)T1ごとに順次1端末ずつ温水端末装置4の運転状態データを取得する(具体的には、一定時間T1ごとに1端末ずつ運転状態データを取得する処理を繰り返す)ように構成されている。
ここで、上記一定時間T1は、1台の温水端末装置4から運転状態データを取得するのに要する所要時間T2に基づいて設定される。具体的には、この一定時間T1は、当該所要時間T2より長い時間に設定される。本実施形態では、1台の温水端末装置4から運転状態データを取得するのに15秒程度を要することから少し余裕を見て30秒としている。なお、この一定時間T1を上記所要時間T2に対してあまりに長く設定すると、図3に示すように、温水端末装置4が最大接続数である8台接続された場合に、各温水端末装置4の運転状態データの更新周期が長くなってしまうので、更新周期があまり長くならないように設定するのが好ましい。
このように、本実施形態の通信アダプタ装置1では、GET通信に際して、通信アダプタ装置1の制御部12が、時刻に同期して一定時間T1ごとに順次1端末ずつ温水端末装置4の運転状態データを取得するように構成されるので、全端末をまとめて一括してGET通信を行う従来の構成(図7参照)に比して通信が平準化される。そのため、通信アダプタ装置1の接続に伴って第1通信規格による通信が遅延するおそれが抑制される。
なお、このようにして、GET通信によって取得された各温水端末装置4の運転状態データは、制御部12によってその都度記憶部14に順次記憶され、新たなデータが取得されると新しいデータに更新され、HEMSコントローラ2からの要求に応じて適宜読み出し可能とされている。
また、本実施形態では、このGET通信に関連して、通信アダプタ装置1が給湯装置3に対して行う第1通信規格の電文構成が図4に示すように変更されている。すなわち、この通信アダプタ装置1では、GET通信に際して、通信アダプタ装置1が給湯装置3に対して運転状態切替確認を行った後、一定時間(図示例では3秒)T3が経過するまでは対応データ準備状況確認を行わないように構成されている。
すなわち、図4に示す電文構成では、運転状態切替確認は、対応データ準備状況確認の前段階を構成する電文であり、実質的に、給湯装置3に対する運転状態データの取得要求通信となっていることから、この通信を行ってから一定時間T3が経過した後に対応データ準備状況確認を行うようにしている。ここで、この一定時間T3は、給湯装置3が温水端末装置4との間で第2通信規格により運転状態データを送受信するのに要する時間T4に基づいて設定される。具体的には、この一定時間T3は、上記送受信に要する時間T4より長い時間に設定される。本実施形態では、給湯装置3が第2通信規格により温水端末装置4との間で運転状態データをやり取りするのに1〜2秒程度要するので、上記一定時間T3はそれより長い3秒としている。
このように、GET通信に際して、通信アダプタ装置1が運転状態切替確認を行った後、一定時間T3が経過するまでは対応データ準備状況確認を行わないように構成したことにより、対応データ準備状況確認と要求準備中である旨の応答の繰り返しという無駄な通信が発生せず、通信アダプタ装置1以外の端末装置(たとえば、リモコン5)の通信が円滑に行えるようになる。
また、本実施形態に示す通信アダプタ装置1では、上述したように、GET通信に際して、通信アダプタ装置1の制御部12は、時刻に同期して一定時間T1ごとに順次1端末ずつ温水端末装置4の運転状態データを取得するように構成されるので、たとえば、温水端末装置4が最大接続数である8台の場合には、図5(c)に示すように、8台の温水端末装置4のすべてのデータ取得には4分を要する(つまり、各温水端末装置4はいずれも4分周期で運転状態データの更新が行われる)ことになるが、図5(b)に示すように、温水端末装置4が3台となった場合(図示例では、端末1,3,5の3台)には、3台の温水端末装置4すべてのデータ取得に要する時間は1分30秒に短縮される(つまり、各温水端末装置4は1分30秒周期で運転状態データの更新が行われる)。さらに、図5(a)に示すように、温水端末装置4が1台のみの場合には、温水端末装置4のデータ取得に要する時間は30秒に短縮され、温水端末装置4は30秒周期で運転状態データの更新が行われるようになる。
すなわち、本実施形態に示す通信アダプタ装置1では、GET通信に関して、制御部12は、時刻に同期して一定時間T1ごとに順次1端末ずつ温水端末装置4の運転状態データを取得する処理に先立って、給湯装置3の制御部と通信を行い、給湯装置3に接続された温水端末装置4の接続台数Nを検出し、この検出した接続台数Nに基づいて、1端末あたりのGET通信の周期をN×T1に設定するように構成される(図5参照)。
このように、本実施形態に示す通信アダプタ装置1によれば、温水端末装置4の接続台数が最大接続数に満たない場合には最大接続数の場合に比して短い周期ですべての温水端末装置4の運転状態データが最新のデータに更新されるので、施工現場ごとに応じて更新レスポンスが高い通信アダプタ装置を提供することができる。
なお、上述した実施形態は本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれに限定されることなく発明の範囲内で種々の設計変更が可能である。
たとえば、上述した実施形態では、給湯装置3が給湯機能、風呂機能および温水暖房機能を備える場合を示したが、本発明に係る通信アダプタ装置1は、温水暖房機能を備える熱源機であれば風呂機能を備えていない給湯装置であっても適用可能である。
また、上述した実施形態では、通信アダプタ装置1が温水端末装置4の運転状態データを記憶する構成を示したが、温水端末装置4と併せて給湯装置3の運転状態データも記憶するように構成することも勿論可能である。
また、上述した実施形態では、HEMSコントローラ2が需要者宅内のルータ7と無線LAN接続される場合を示したが、HEMSコントローラ2はインターネット8などの外部ネットワークを介してルータ7に接続するように構成してもよい。また、HEMSコントローラ2をインターネット8に接続する場合、インターネット8を介して外部のサーバ(HEMSクラウド)9に接続できるようにしてもよい。
1 通信アダプタ装置
2 HEMSコントローラ(制御装置)
3 給湯装置(熱源機)
4 温水端末装置(第2端末装置)
5 リモコン(第1端末装置)
6 電力測定ユニット(第2端末装置)
7 ルータ
8 インターネット
9 HEMSクラウド
10 ネットワーク通信部(コンピュータネットワークとの通信手段)
11 重畳通信部(第1通信規格による通信手段)
12 制御部(制御手段)
13 電源部
14 記憶部
L1 第1通信規格による通信ライン
L2 第2通信規格による通信ライン
L3 HEMSコントローラとの通信ライン

Claims (5)

  1. コンピュータネットワークを介して需要者宅内の電気機器の情報収集および/または前記電気機器の遠隔操作、を行う制御装置を、第1通信規格によって通信接続される1または複数の第1端末装置と第2通信規格によって通信接続される1または複数の第2端末装置とを備えた熱源機に、通信接続するための通信アダプタ装置であって、
    前記通信アダプタ装置は、前記コンピュータネットワークとの通信手段と、前記第1通信規格による通信手段と、前記熱源機に接続される第2端末装置の運転状態データを記憶する記憶部を有する制御手段とを備えてなり、
    前記制御手段は、前記第1通信規格による通信手段を介して、前記熱源機に接続された第2端末装置の運転状態データを一定時間ごとに1端末装置ずつ順次取得し、取得した運転状態データで前記記憶部に記憶された運転状態データを順次更新する制御構成を備えている
    ことを特徴とする通信アダプタ装置。
  2. 前記制御手段は、前記第2端末装置のすべてについて一定時間ごとに1端末装置ずつ運転状態データを取得する処理を繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の通信アダプタ装置。
  3. 前記熱源機には、所定の最大接続数の範囲内で前記第2端末装置が通信接続されていることを特徴とする請求項1に記載の通信アダプタ装置。
  4. 前記通信アダプタ装置は、前記第2端末装置の運転状態データの取得にあたり、前記熱源機に対して、第2端末装置の運転状態データの取得要求通信を行った後、当該データの送信準備が完了したか否かを問い合わせる確認通信を行う構成を備え、
    前記取得要求通信後、前記熱源機が前記第2端末装置との間で運転状態データの送受信に要する時間が経過するまでは、前記確認通信を行わない制御構成を備えている
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の通信アダプタ装置。
  5. 前記第1通信規格は、前記熱源機から前記第1端末装置への電源供給を伴う電源重畳通信とされていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の通信アダプタ装置。
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