JP5772997B2 - 時刻情報供給システム - Google Patents

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JP5772997B2 JP2014013387A JP2014013387A JP5772997B2 JP 5772997 B2 JP5772997 B2 JP 5772997B2 JP 2014013387 A JP2014013387 A JP 2014013387A JP 2014013387 A JP2014013387 A JP 2014013387A JP 5772997 B2 JP5772997 B2 JP 5772997B2
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Description

本発明は、例えば携帯電話機などの端末装置で設定された時刻情報がサーバを介して機
器に供給される時刻情報供給システムに関する。
例えば特許文献1には、端末装置と、サーバ(サービス機器)と、家電品および通信ア
ダプタを有する機器とを備え、端末装置で設定された機器(家電品)の操作指示情報がサ
ーバを介して機器に供給される情報供給システムが記載されている。
特開2009−239922号公報
上記のような情報供給システムでは、例えば端末装置で設定された時刻情報(例えばタ
イマ設定時刻)がサーバを介して機器に供給される場合が考えられるが、機器が配置され
る地域とサーバが配置される地域とに時差があるなどして、機器が使用する時間基準とサ
ーバが使用する時間基準とが異なる場合、サーバから機器に供給された時刻情報が、サー
バが使用する時間基準と機器が使用する時間基準との時間差分だけ、機器が使用する時間
基準に対してずれたものとなる。その結果、例えばサーバから空気調和機(機器)に供給
された時刻情報(例えば入タイマの設定時刻)に基づいて空気調和機が制御される場合、
ユーザが空気調和機の運転を開始したい時刻とは異なる時刻に空気調和機の運転が開始さ
れてしまう問題がある。
そこで、本発明の目的は、サーバから機器に供給された時刻情報が、機器が使用する時
間基準に対してずれたものとなるのを防止できる時刻情報供給システムを提供することで
ある。
第1の発明にかかる時刻情報供給システムは、端末装置で設定された時刻情報がサーバ
を介して機器に供給される時刻情報供給システムであって、前記機器が使用する第1時間
基準と前記サーバが使用する第2時間基準とが異なる場合に、前記サーバから前記機器に
供給される前または供給された後の時刻情報が、前記第2時間基準に基づく時刻情報から
前記第1時間基準に基づく時刻情報に変換され、前記端末装置が使用する第3時間基準と前記サーバが使用する第2時間基準とが異なる場合に、前記端末装置から前記サーバに供給される前または供給された後の時刻情報が、前記第3時間基準に基づく時刻情報から前記第2時間基準に基づく時刻情報に変換されることを特徴とする。
この時刻情報供給システムでは、機器が使用する時間基準とサーバが使用する時間基準
とが異なる場合に、サーバから機器に供給される前または供給された後の時刻情報が、サ
ーバが使用する時間基準に基づく時刻情報から機器が使用する時間基準に基づく時刻情報
に変換されるので、サーバから機器に供給された時刻情報が、機器が使用する時間基準に
対してずれたものとなるのを防止できる。
この時刻情報供給システムでは、端末装置が使用する時間基準とサーバが使用する時間
基準とが異なる場合に、端末装置からサーバに供給される前または供給された後の時刻情
報が、端末装置が使用する時間基準に基づく時刻情報からサーバが使用する時間基準に基
づく時刻情報に変換されるので、端末装置からサーバに供給された時刻情報が、サーバが
使用する時間基準に対してずれたものとなるのを防止できる。
したがって、例えばサーバから機器に供給された時刻情報に基づいて機器が制御される
場合において、端末装置で設定された時刻とは異なるタイミングで機器が制御されること
を防止できる。
の発明にかかる時刻情報供給システムは、第の発明にかかる時刻情報供給システ
ムにおいて、前記第3時間基準と前記第2時間基準との時間差分には、サマータイムの有
無により生じる時間差分が含まれることを特徴とする。
この時刻情報供給システムでは、端末装置が使用する時間基準とサーバが使用する時間
基準との時間差分には、サマータイムの有無により生じる時間差分が含まれるので、端末
装置からサーバに供給された時刻情報が、サマータイムの有無により生じる時間差分だけ
サーバが使用する時間基準に対してずれたものとなるのを防止できる。
の発明にかかる時刻情報供給システムは、第1または第2の発明にかかる時刻情報供給システムにおいて、前記第1時間基準と前記第2時間基準との時間差分には、サマータイムの有無により生じる時間差分が含まれることを特徴とする。
この時刻情報供給システムでは、機器が使用する時間基準とサーバが使用する時間基準
との時間差分には、サマータイムの有無により生じる時間差分が含まれるので、サーバか
ら機器に供給された時刻情報が、サマータイムの有無により生じる時間差分だけ機器が使
用する時間基準に対してずれたものとなるのを防止できる。
の発明にかかる時刻情報供給システムは、第1−第のいずれかの発明にかかる時
刻情報供給システムにおいて、前記端末装置で設定された時刻情報が、機器のタイマ設定
時刻についての時刻情報であることを特徴とする。
この時刻情報供給システムでは、端末装置で設定された時刻情報が、機器のタイマ設定
時刻についての時刻情報である場合において、サーバから機器に供給される時刻情報が、
機器が使用する時間基準に対してずれたものとなるのを防止できる。
の発明にかかる時刻情報供給システムは、第1−第のいずれかの発明にかかる時
刻情報供給システムにおいて、前記機器が、前記第2時間基準から前記第1時間基準に変
換された時刻情報に基づいて制御されることを特徴とする。
この時刻情報供給システムでは、サーバが使用する時間基準から機器が使用する時間基
準に変換された時刻情報に基づいて機器が制御されるので、機器が使用する時間基準に対
してずれた時刻情報に基づいて機器が制御されるのを防止できる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、機器が使用する時間基準とサーバが使用する時間基準とが異なる場合
に、サーバから機器に供給される前または供給された後の時刻情報が、サーバが使用する
時間基準に基づく時刻情報から機器が使用する時間基準に基づく時刻情報に変換されるの
で、サーバから機器に供給された時刻情報が、機器が使用する時間基準に対してずれたも
のとなるのを防止できる。
の発明では、端末装置が使用する時間基準とサーバが使用する時間基準とが異なる
場合に、端末装置からサーバに供給される前または供給された後の時刻情報が、端末装置
が使用する時間基準に基づく時刻情報からサーバが使用する時間基準に基づく時刻情報に
変換されるので、端末装置からサーバに供給された時刻情報が、サーバが使用する時間基
準に対してずれたものとなるのを防止できる。
したがって、例えばサーバから機器に供給された時刻情報に基づいて機器が制御される
場合において、端末装置で設定された時刻とは異なるタイミングで機器が制御されること
を防止できる。
の発明では、端末装置が使用する時間基準とサーバが使用する時間基準との時間差
分には、サマータイムの有無により生じる時間差分が含まれるので、端末装置からサーバ
に供給される時刻情報が、サマータイムの有無により生じる時間差分だけサーバが使用す
る時間基準に対してずれたものとなるのを防止できる。
の発明では、機器が使用する時間基準とサーバが使用する時間基準との時間差分に
は、サマータイムの有無により生じる時間差分が含まれるので、サーバから機器に供給さ
れた時刻情報が、サマータイムの有無により生じる時間差分だけ機器が使用する時間基準
に対してずれたものとなるのを防止できる。
の発明では、端末装置で設定された時刻情報が、機器のタイマ設定時刻についての
時刻情報である場合において、サーバから機器に供給された時刻情報が、機器が使用する
時間基準に対してずれたものとなるのを防止できる。
の発明では、サーバが使用する時間基準から機器が使用する時間基準に変換された
時刻情報に基づいて機器が制御されるので、機器が使用する時間基準に対してずれた時刻
情報に基づいて機器が制御されるのを防止できる。
本発明の実施形態に係る時刻情報供給システムの構成を示す図である。 図1に示す時刻情報供給システムの時刻情報供給動作を示すフローチャートである。 図1に示す時刻情報供給システムの時刻情報供給動作の一実施例を示す概略図である。 本発明の変形例に係る時刻情報供給システムの構成を示す図である。 図4に示す時刻情報供給システムの時刻情報供給動作の一実施例を示す概略図である。
以下、本発明の実施形態に係る時刻情報供給システムについて説明する。
[時刻情報供給システムの全体構成]
図1に示すように、本発明の実施形態に係る時刻情報供給システム1は、空気調和機2
(機器)と、管理サーバ3(サーバ)と、管理サーバ3との間で情報の通信を行う端末装
置4とを備えている。
[空気調和機]
空気調和機2は、室外に設置される図示しない室外機と、室内に設置される室内機2a
と、室内機2aに接続され管理サーバ3との間で情報の通信を行う通信アダプタ2bとを
有している。この空気調和機2は、自動運転、冷房運転、暖房運転、除湿運転、加湿運転
、空気清浄運転及び送風運転のいずれかの運転が可能であって、リモコンや端末装置4に
よって、いずれかの運転を選択して運転開始操作や運転停止操作を行ったり、室内温度の
設定温度を設定することができる。なお、本実施形態では、空気調和機2が、本発明にお
ける機器に対応する。
室内機2aは、制御部を有しており、制御部には、室内機2a(空気調和機2)に係る
各種動作の制御プログラムやデータなどが格納されたROM、室内機2a(空気調和機2
)の各部の動作を制御する信号を生成するために各種演算を実行するCPU、各種設定や
CPUでの演算結果などのデータを一時保管するRAMなどの部材が含まれている。これ
ら各種部材およびソフトウェアによって、図1に示すように、タイマ制御部21が形成さ
れている。
タイマ制御部21は、例えばリモコンや端末装置4から供給されたタイマ設定時刻につ
いての時刻情報に基づいて室内機2a(空気調和機2)を制御する。例えば、リモコンや
端末装置4で入タイマが設定された場合、タイマ制御部21は、現在時刻がタイマ設定時
刻になったときに室内機2a(空気調和機2)の運転を開始する。また例えば、リモコン
や端末装置4で切タイマが設定された場合、タイマ制御部21は、現在時刻がタイマ設定
時刻になったときに室内機2a(空気調和機2)の運転を停止する。
ところで、この空気調和機2は、時間基準として所定の第1時間基準を使用している。
この第1時間基準は、空気調和機2が配置される地域の時間基準と一致する。例えば、空
気調和機2が日本に配置される場合、空気調和機2が使用する第1時間基準は、日本標準
時(協定世界時(UTC)より9時間進んだ時間基準(UTC+9))である。したがっ
て、例えば、リモコンや端末装置4で入タイマが設定された場合、タイマ制御部21は、
日本標準時における時刻がタイマ設定時刻になったときに室内機2a(空気調和機2)の
運転を開始する。
通信アダプタ2bは、室内機2aおよび管理サーバ3との間で情報の通信を行う通信部
22を有しており、室内機2aおよび管理サーバ3に情報を供給するとともに、室内機2
aおよび管理サーバ3から供給された情報を受けることができる。この通信アダプタ2b
は、管理サーバ3との間において、例えばネットワーク(インターネット)を介して情報
の通信を行う。また、通信アダプタ2bは、ケーブルを介して室内機2aに接続されてお
り、室内機2aとの間においてケーブルを介して情報の通信を行う。ただし、室内機2a
と通信アダプタ2bは、無線により情報の通信を行ってもよい。
この通信アダプタ2bは、制御部を有しており、制御部には、通信アダプタ2bに係る
各種動作の制御プログラムやデータなどが格納されたROM、通信アダプタ2bの各部の
動作を制御する信号を生成するために各種演算を実行するCPU、各種設定やCPUでの
演算結果などのデータを一時保管するRAMなどの部材が含まれている。これら各種部材
およびソフトウェアによって、図1に示すように、時間基準供給部23が形成されている
。なお、この制御部は、通信部22に接続されている。
時間基準供給部23は、空気調和機2が使用する第1時間基準についての情報を管理サ
ーバ3に供給する。例えば、空気調和機2が日本に配置される場合、空気調和機2が使用
する第1時間基準が日本標準時(UTC+9)であることが管理サーバ3に供給される。
[管理サーバ]
管理サーバ3(サーバ)は、例えばネットワーク(インターネット)を介して空気調和
機2および端末装置4との間で情報の通信を行う通信部31を有しており、空気調和機2
の通信アダプタ2bおよび端末装置4に情報を供給するとともに、空気調和機2の通信ア
ダプタ2bおよび端末装置4から供給された情報を受けることができる。この管理サーバ
3は、時間基準として所定の第2時間基準を使用している。この第2時間基準は、管理サ
ーバ3が配置される地域の時間基準と一致する。
この管理サーバ3は、制御部32を有しており、制御部32には、管理サーバ3に係る
各種動作の制御プログラムやデータなどが格納されたROM、管理サーバ3の各部の動作
を制御する信号を生成するために各種演算を実行するCPU、各種設定やCPUでの演算
結果などのデータを一時保管するRAMなどの部材が含まれている。これら各種部材およ
びソフトウェアによって、図1に示すように、時間差分算出部33、時刻情報第2変換部
34、時刻情報供給部35、時間基準供給部36が形成されている。なお、この制御部3
2は、通信部31に接続されている。
時間差分算出部33は、時間基準供給部23から受信した空気調和機2が使用する第1
時間基準と管理サーバ3が使用する第2時間基準との時間差分を算出する。ここで、空気
調和機2が使用する第1時間基準と管理サーバ3が使用する第2時間基準との時間差分に
は、空気調和機2が配置される地域と管理サーバ3が配置される地域との時差により生じ
る時間差分の他、サマータイムの有無により生じる時間差分が含まれる。例えば、空気調
和機2が配置される地域および管理サーバ3が配置される地域のいずれか一方がサマータ
イムを採用しており、かつ現在サマータイム実施期間である場合には、空気調和機2が使
用する第1時間基準と管理サーバ3が使用する第2時間基準との時間差分には、サマータ
イムにより生じる時間差分が含まれることとなる。したがって、空気調和機2が使用する
第1時間基準と管理サーバ3が使用する第2時間基準との間に時間差分が生じる場合とし
ては、サマータイムによる時間差分があり且つ時差がある場合、サマータイムによる時間
差分はないが時差がある場合、時差はないがサマータイムによる時間差分がある場合の3
つの場合がある。
時刻情報第2変換部34は、時間差分算出部33で算出された時間差分(空気調和機2
が使用する第1時間基準と管理サーバ3が使用する第2時間基準との時間差分)に基づい
て、端末装置4で設定され管理サーバ3に供給された時刻情報(管理サーバ3から空気調
和機2に供給される前の時刻情報)を、管理サーバ3が使用する第2時間基準に基づく時
刻情報から空気調和機2が使用する第1時間基準に基づく時刻情報に変換する。例えば空
気調和機2が使用する第1時間基準が、管理サーバ3が使用する第2時間基準に対して1
時間進んでいる場合、管理サーバ3から空気調和機2に供給される前の時刻情報を1時間
早い時刻情報に変換する。また、例えば空気調和機2が使用する第1時間基準が管理サー
バ3が使用する第2時間基準に対して1時間遅れている場合、管理サーバ3から空気調和
機2に供給される前の時刻情報を1時間遅い時刻情報に変換する。
時刻情報供給部35は、時刻情報第2変換部34で変換された時刻情報を空気調和機2
に供給する。なお、時間差分算出部33で算出された時間差分がゼロである場合(空気調
和機2が使用する第1時間基準と管理サーバ3が使用する第2時間基準とが一致する場合
)は、管理サーバ3から空気調和機2に供給される前の時刻情報が、第2時間基準の時刻
情報であるのと同時に第1時間基準の時刻情報であるので、時刻情報供給部35は、時刻
情報を変換することなくそのまま空気調和機2に供給する。時間基準供給部36は、管理
サーバ3が使用する第2時間基準についての情報を端末装置4に供給する。
[端末装置]
端末装置4は、例えば携帯電話機(スマートフォン)、PDA、パーソナルコンピュー
タなどの液晶端末である。この端末装置4は、例えばネットワーク(インターネット)を
介して管理サーバ3との間で情報の通信を行う通信部40を有しており、管理サーバ3に
情報を供給するとともに、管理サーバ3から供給された情報を受けることができる。
この端末装置4は、表示画面10と、表示画面10に表示される内容を制御する制御部
41とを有している。制御部41には、端末装置4に係る各種動作の制御プログラムやデ
ータなどが格納されたROM、端末装置4の各部の動作を制御する信号を生成するために
各種演算を実行するCPU、各種設定やCPUでの演算結果などのデータを一時保管する
RAMなどの部材が含まれている。これら各種部材およびソフトウェアによって、図1に
示すように、地域設定部42、サマータイム設定部43、時間基準決定部44、タイマ設
定部45、時間差分算出部46、時刻情報第1変換部47、時刻情報供給部48が形成さ
れている。この制御部41は、通信部40および表示画面10に接続されている。
地域設定部42は、端末装置4が使用される地域を設定する。地域設定部42は、例え
ば、国毎に設定可能である。また、例えば1つの国に時差が異なる複数の地域がある場合
、または1つの国にサマータイムを採用する地域と採用しない地域がある場合は、その地
域毎に設定可能である。サマータイム設定部43は、地域設定部42で設定された地域が
サマータイムを採用する地域である場合に、現在サマータイム実施期間であるか否かを設
定する。この地域設定部42およびサマータイム設定部43は、例えば表示画面10に表
示される操作部に触れることにより設定操作可能である。
時間基準決定部44は、地域設定部42で設定された地域およびサマータイム設定部4
3で設定されたサマータイム実施期間の有無に基づいて、端末装置4が使用する第3時間
基準を決定する。例えば、地域設定部42で日本が設定された場合、端末装置4が使用す
る第3時間基準は、日本標準時(協定世界時(UTC)より9時間進んだ時間基準(UT
C+9))となる。
タイマ設定部45は、空気調和機2が有するタイマ機能(入タイマ、切タイマなど)と
、タイマ設定時刻を設定する。このタイマ設定部45は、例えば表示画面10に表示され
る操作部に触れることにより設定操作可能である。このタイマ設定部45によって設定さ
れたタイマ設定時刻についての時刻情報は、端末装置4が使用する第3時間基準に基づく
時刻情報となる。したがって、ユーザは、端末装置4が使用する第3時間基準と空気調和
機2が使用する第1時間基準とが異なる場合には、第3時間基準と第1時間基準との時間
差分を考慮して、タイマ設定時刻を設定する必要がある。例えば、端末装置4が使用する
第3時間基準が、空気調和機2が使用する第1時間基準に対して2時間進んでいる場合に
おいて、ユーザが端末装置4から空気調和機2を第1時間基準におけるAM6:00にタ
イマ設定したい場合、ユーザは、端末装置4のタイマ設定時刻を第3時間基準のAM8:
00に設定する必要がある。
時間差分算出部46は、時間基準決定部44で決定された第3時間基準についての情報
および時間基準供給部36から受信した第2時間基準についての情報に基づいて、端末装
置4が使用する第3時間基準と管理サーバ3が使用する第2時間基準との時間差分を算出
する。ここで、端末装置4が使用する第3時間基準と管理サーバ3が使用する第2時間基
準との時間差分には、端末装置4が配置される地域と管理サーバ3が配置される地域との
時差により生じる時間差分の他、サマータイムの有無により生じる時間差分が含まれる。
例えば、端末装置4が配置される地域および管理サーバ3が配置される地域のいずれか一
方がサマータイム採用地域であり、かつ現在サマータイム実施期間である場合、第3時間
基準と第2時間基準との時間差分には、サマータイムにより生じる時間差分が含まれるこ
ととなる。したがって、端末装置4が使用する第3時間基準と管理サーバ3が使用する第
2時間基準との間に時間差分が生じる場合としては、サマータイムによる時間差分があり
且つ時差がある場合、サマータイムによる時間差分はないが時差がある場合、時差はない
がサマータイムによる時間差分がある場合の3つの場合がある。
時刻情報第1変換部47は、時間差分算出部46で算出された時間差分(端末装置4が
使用する第3時間基準と管理サーバ3が使用する第2時間基準との時間差分)に基づいて
、タイマ設定部45で設定されたタイマ設定時刻についての時刻情報(端末装置4から管
理サーバ3に供給される前の時刻情報)を、端末装置4が使用する第3時間基準に基づく
時刻情報から管理サーバ3が使用する第2時間基準に基づく時刻情報に変換する。時刻情
報供給部48は、時刻情報第1変換部47で変換された時刻情報を管理サーバ3に供給す
る。なお、時間差分算出部46で算出された時間差分がゼロである場合(端末装置4が使
用する第3時間基準と管理サーバ3が使用する第2時間基準とが一致する場合)は、端末
装置4から管理サーバ3に供給される前の時刻情報が、第3時間基準の時刻情報であるの
と同時に第2時間基準の時刻情報であるので、時刻情報供給部48は、時刻情報を変換す
ることなくそのまま管理サーバ3に供給する。
[フロー]
次に、図2を参照して時刻情報供給システム1の時刻情報供給動作について説明する。
以下のフローでは、予め端末装置4が使用する第3時間基準が決まっているものとする。
また、空気調和機2が使用する第1時間基準と管理サーバ3が使用する第2時間基準とが
異なり、かつ端末装置4が使用する第3時間基準と管理サーバ3が使用する第2時間基準
とが異なるものとする。
まず、端末装置4で空気調和機2のタイマ設定時刻についての時刻情報が設定されたか
否かを判断し(S1)、時刻情報が設定されるまでそれを繰り返す。時刻情報が設定され
た場合(S1:Yes)、設定された時刻情報(端末装置4から管理サーバ3に供給され
る前の時刻情報)を端末装置4が使用する第3時間基準に基づく時刻情報から管理サーバ
3が使用する第2時間基準に基づく時刻情報に変換する(S2)。そして、変換された時
刻情報を管理サーバ3に供給する(S3)。次に、端末装置4から管理サーバ3に供給さ
れた時刻情報(管理サーバ3から空気調和機2に供給される前の時刻情報)を管理サーバ
3が使用する第2時間基準に基づく時刻情報から空気調和機2が使用する第1時間基準に
基づく時刻情報に変換する(S4)。そして、変換された時刻情報を空気調和機2に供給
する(S5)。最後に、空気調和機2に供給された時刻情報(第2時間基準から第1時間
基準に変換された時刻情報)に基づいて空気調和機2を制御(タイマ制御)する(S6)
[実施例]
次に、図3を参照して時刻情報供給システム1の時刻情報供給動作の一実施例について
説明する。例えば、A国に空気調和機2が配置され、B国に管理サーバ3が配置され、C
国にユーザが存在する(端末装置4が配置される)場合において、C国にいるユーザがA
国にある空気調和機2の入タイマを設定する場合について考える。ここで、空気調和機2
が使用する第1時間基準は、協定世界時より1時間遅れた時間基準(UTC−1)である
とし、管理サーバ3が使用する第2時間基準は、協定世界時と一致する時間基準(UTC
±0)であるとし、端末装置4が使用する第3時間基準は、協定世界時より1時間進んだ
時間基準(UTC+1)であるとする。
まず、ユーザは、端末装置4で空気調和機2のタイマ設定時刻を設定する。この場合に
おいて、端末装置4が使用する第3時間基準と空気調和機2が使用する第1時間基準とが
異なるので、ユーザは、端末装置4が使用する第3時間基準と空気調和機2が使用する第
1時間基準との時間差分を考慮して、タイマ設定時刻を設定する必要がある。例えば、本
実施例では、端末装置4が使用する第3時間基準が、空気調和機2が使用する第1時間基
準に対して2時間進んでいるため、例えばユーザが空気調和機2をA国時間のAM6:0
0に運転開始したい場合、ユーザは、端末装置4において、空気調和機2のタイマ設定時
刻をAM8:00に設定する。
端末装置4でタイマ設定時刻が設定されると、端末装置4が使用する第3時間基準と管
理サーバ3が使用する第2時間基準との時間差分に基づいて、端末装置4から管理サーバ
3に供給される前の時刻情報が、第3時間基準の時刻情報「AM8:00」から第2時間
基準の時刻情報「AM7:00」に変換され、管理サーバ3に供給される。次に、管理サ
ーバ3が使用する第2時間基準と空気調和機2が使用する第1時間基準との時間差分に基
づいて、管理サーバ3から空気調和機2に供給される前の時刻情報が、第2時間基準の時
刻情報「AM7:00」から第1時間基準の時刻情報「AM6:00」に変換され、空気
調和機2に供給される。そして、第2時間基準から第1時間基準に変換された時刻情報「
AM6:00」に基づいて空気調和機2が制御(タイマ制御)される。すなわち、A国時
間のAM6:00になったときに空気調和機2の運転が開始される。したがって、端末装
置4から管理サーバ3に供給される前の時刻情報が、管理サーバ3が使用する時間基準に
対してずれたものとなることが防止される。また、管理サーバ3から空気調和機2に供給
される前の時刻情報が、空気調和機2が使用する時間基準に対してずれたものとなること
が防止される。したがって、例えば管理サーバ3から空気調和機2に供給された時刻情報
に基づいて空気調和機2が制御(タイマ制御)される場合において、ユーザが端末装置4
で設定したタイマ設定時刻とは異なるタイミングで空気調和機2が制御(タイマ制御)さ
れることが防止される。
<本実施形態の時刻情報供給システムの特徴>
本実施形態の時刻情報供給システム1では、空気調和機2(機器)が使用する第1時間
基準と管理サーバ3(サーバ)が使用する第2時間基準とが異なる場合に、管理サーバ3
から空気調和機2に供給される前の時刻情報が、管理サーバ3が使用する第2時間基準か
ら空気調和機2が使用する第1時間基準に変換されるので、管理サーバ3から空気調和機
2に供給された時刻情報が、空気調和機2が使用する時間基準に対してずれたものとなる
のを防止できる。
また、本実施形態の時刻情報供給システム1では、端末装置4が使用する第3時間基準
と管理サーバ3(サーバ)が使用する第2時間基準とが異なる場合に、端末装置4から管
理サーバ3に供給される前の時刻情報が、端末装置4が使用する第3時間基準から管理サ
ーバ3が使用する第2時間基準に変換されるので、端末装置4から管理サーバ3に供給さ
れた時刻情報が、管理サーバ3が使用する時間基準に対してずれたものとなるのを防止で
きる。
したがって、例えば管理サーバ3から空気調和機2に供給された時刻情報に基づいて空
気調和機2が制御(タイマ制御)される場合において、ユーザが端末装置4で設定した時
刻とは異なるタイミングで空気調和機2が制御(タイマ制御)されることを防止できる。
また、本実施形態の時刻情報供給システム1では、端末装置4が使用する時間基準と管
理サーバ3(サーバ)が使用する時間基準との時間差分には、サマータイムの有無により
生じる時間差分が含まれるので、端末装置4から管理サーバ3に供給された時刻情報が、
サマータイムの有無により生じる時間差分だけ管理サーバ3が使用する時間基準に対して
ずれたものとなるのを防止できる。
また、本実施形態の時刻情報供給システム1では、空気調和機2(機器)が使用する時
間基準と管理サーバ3(サーバ)が使用する時間基準との時間差分には、サマータイムの
有無により生じる時間差分が含まれるので、管理サーバ3から空気調和機2に供給された
時刻情報が、サマータイムの有無により生じる時間差分だけ空気調和機2が使用する時間
基準に対してずれたものとなるのを防止できる。
また、本実施形態の時刻情報供給システム1では、端末装置4で設定された時刻情報が
、空気調和機2(機器)のタイマ設定時刻についての時刻情報である場合において、管理
サーバ3(サーバ)から空気調和機2に供給される時刻情報が、空気調和機2が使用する
時間基準に対してずれたものとなるのを防止できる。
また、本実施形態の時刻情報供給システム1では、管理サーバ3(サーバ)が使用する
時間基準から空気調和機2(機器)が使用する時間基準に変換された時刻情報に基づいて
、空気調和機2が制御されるので、空気調和機2が使用する時間基準に対してずれた時刻
情報に基づいて空気調和機2が制御されるのを防止できる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これら
の実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した
実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の
意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
[変形例]
次に図4及び図5を参照して変形例に係る時刻情報供給システムについて説明する。上
記実施形態に係る時刻情報供給システム1では、図3に示すように、例えば、A国に空気
調和機2が配置され、B国に管理サーバ3が配置され、C国にユーザが存在する(端末装
置4が配置される)場合において、C国にいるユーザがA国にある空気調和機2の入タイ
マを設定する場合を考えたときに、端末装置4が使用する第3時間基準と空気調和機2が
使用する第1時間基準とが異なるので、ユーザは、第3時間基準と第1時間基準との時間
差分を自ら算出・考慮して、タイマ設定時刻を設定する必要がある。そのため、タイマ設
定時刻の設定が煩雑となるおそれがある。そこで、本変形例に係る時刻情報供給システム
は、上記に鑑み、端末装置4が使用する第3時間基準と空気調和機2が使用する第1時間
基準とが異なる場合に、第3時間基準と第1時間基準との時間差分に基づいて、端末装置
104で設定されたタイマ設定時刻についての時刻情報を端末装置104が使用する第3
時間基準に基づく時刻情報に変換する機能を有し、ユーザが第3時間基準と第1時間基準
との時間差分を自ら算出・考慮して、タイマ設定時刻を設定しなくて済むようにしてある
この時刻情報供給システムは、図4に示すように、端末装置104の制御部141が、
端末装置104で設定されたタイマ設定時刻についての時刻情報を端末装置104が使用
する第3時間基準に基づく時刻情報に変換する時刻情報第3変換部149をさらに有する
点、時刻情報第1変換部147が、時刻情報第3変換部149で変換された時刻情報を管
理サーバ3が使用する第2時間基準に基づく時刻情報に変換する点で、上記実施形態と異
なる。なお、本変形例において、上記実施形態と同様の構成を有するものについては、同
じ符号を付してその説明を適宜省略する。
この時刻情報第3変換部149は、詳しくは、時間基準供給部23から管理サーバ3を
介して受信した空気調和機2が使用する第1時間基準と、端末装置104が使用する第3
時間基準との時間差分を算出するとともに、算出した時間差分に基づいて、タイマ設定部
45で設定されたタイマ設定時刻についての時刻情報を、第3時間基準に基づく時刻情報
に変換する。
(実施例)
次に、図5を参照して時刻情報供給システムの時刻情報供給動作の一実施例について説
明する。例えば、A国に空気調和機2が配置され、B国に管理サーバ3が配置され、C国
にユーザが存在する(端末装置104が配置される)場合において、C国にいるユーザが
A国にある空気調和機2の入タイマを設定する場合について考える。ここで、空気調和機
2が使用する第1時間基準は、協定世界時より1時間遅れた時間基準(UTC−1)であ
るとし、管理サーバ3が使用する第2時間基準は、協定世界時と一致する時間基準(UT
C±0)であるとし、端末装置104が使用する第3時間基準は、協定世界時より1時間
進んだ時間基準(UTC+1)であるとする。
まず、ユーザは、端末装置104で空気調和機2のタイマ設定時刻を設定する。上記実
施形態では、図3に示すように、端末装置4が使用する第3時間基準と空気調和機2が使
用する第1時間基準とが異なるので、ユーザは、第3時間基準と第1時間基準との時間差
分を自ら算出・考慮して、タイマ設定時刻を設定する必要があるが、この変形例では、図
5に示すように、ユーザは、A国時間のタイマ設定時刻を設定すればよい。例えば、ユー
ザが空気調和機2をA国時間のAM6:00に運転開始したい場合、ユーザは、端末装置
104において、空気調和機2のタイマ設定時刻を、AM6:00に設定する。
端末装置104でタイマ設定時刻が設定されると、端末装置104が使用する第3時間
基準と空気調和機2が使用する第1時間基準との時間差分に基づいて、ユーザが設定した
時刻情報「AM6:00」が、第3時間基準の時刻情報「AM8:00」に変換され、こ
の第3時間基準の時刻情報「AM8:00」が、端末装置104の内部管理時間として端
末装置104に記憶される。
そして、端末装置104が使用する第3時間基準と管理サーバ3が使用する第2時間基
準との時間差分に基づいて、端末装置104から管理サーバ3に供給される前の時刻情報
が、端末装置104の内部管理時間「AM8:00」から第2時間基準の時刻情報「AM
7:00」に変換され、管理サーバ3に供給される。次に、管理サーバ3が使用する第2
時間基準と空気調和機2が使用する第1時間基準との時間差分に基づいて、管理サーバ3
から空気調和機2に供給される前の時刻情報が、第2時間基準の時刻情報「AM7:00
」から第1時間基準の時刻情報「AM6:00」に変換され、空気調和機2に供給される
。そして、第2時間基準から第1時間基準に変換された時刻情報「AM6:00」に基づ
いて空気調和機2が制御(タイマ制御)される。すなわち、A国時間のAM6:00にな
ったときに空気調和機2の運転が開始される。
<本変形例の時刻情報供給システムの特徴>
本変形例の時刻情報供給システムでは、空気調和機2(機器)が使用する第1時間基準
と管理サーバ3(サーバ)が使用する第2時間基準とが異なる場合に、端末装置104で
設定された時刻情報が第3時間基準に基づく時刻情報に変換されるので、ユーザは端末装
置104で設定するタイマ設定時刻を空気調和機2が使用する第1時間基準に基づいて設
定できる。したがって、ユーザが、端末装置104が使用する第3時間基準と空気調和機
2が使用する第1時間基準との時間差分を自ら算出・考慮して、タイマ設定時刻を設定し
なくて済む。
[その他変形例]
上述の実施形態では、管理サーバ3(サーバ)が、時刻情報第2変換部34を有し、空
気調和機2(機器)が使用する第1時間基準と管理サーバ3が使用する第2時間基準とが
異なる場合に、管理サーバ3から空気調和機2に供給される前の時刻情報が第2時間基準
から第1時間基準に変換される場合について説明したが、空気調和機2(例えば室内機2
aの制御部または通信アダプタ2bの制御部)が、時刻情報第2変換部を有し、管理サー
バ3から空気調和機2に供給された後の時刻情報が第2時間基準から第1時間基準に変換
されてもよい。
本変形例の時刻情報供給システム1では、空気調和機2が使用する第1時間基準と管理
サーバ3(サーバ)が使用する第2時間基準とが異なる場合に、管理サーバ3から空気調
和機2に供給された後の時刻情報が、第2時間基準から第1時間基準に変換されるので、
管理サーバ3から空気調和機2に供給された時刻情報が、空気調和機2が使用する時間基
準に対してずれたものとなるのを防止できる。
また、上述の実施形態では、端末装置4が、時刻情報第1変換部47を有し、端末装置
4が使用する第3時間基準と管理サーバ3(サーバ)が使用する第2時間基準とが異なる
場合に、端末装置4から管理サーバ3に供給される前の時刻情報が第3時間基準から第2
時間基準に変換される場合について説明したが、管理サーバ3が、時刻情報第1変換部を
有し、端末装置4から管理サーバ3に供給された後の時刻情報が第3時間基準から第2時
間基準に変換されもよい。
本変形例の時刻情報供給システム1では、端末装置4が使用する第3時間基準と管理サ
ーバ3(サーバ)が使用する第2時間基準とが異なる場合に、端末装置4から管理サーバ
3に供給された後の時刻情報が、第3時間基準から第2時間基準に変換されるので、端末
装置4から管理サーバ3に供給された時刻情報が、管理サーバ3が使用する時間基準に対
してずれたものとなるのを防止できる。
また、上述の実施形態では、フロー及び一実施例として、空気調和機2(機器)が使用
する第1時間基準と管理サーバ3(サーバ)が使用する第2時間基準が異なり、かつ端末
装置4が使用する第3時間基準と管理サーバ3が使用する第2時間基準とが異なる場合に
ついて説明したが、端末装置4が使用する第3時間基準と管理サーバ3が使用する第2時
間基準とが異なるが、空気調和機2(機器)が使用する第1時間基準と管理サーバ3(サ
ーバ)が使用する第2時間基準とが一致してもよい。この場合、端末装置4から管理サー
バ3に供給される時刻情報は、第3時間基準から第2時間基準に変換される。一方、管理
サーバ3から空気調和機2に供給される時刻情報は、第2時間基準の時刻情報であるのと
同時に第1時間基準の時刻情報であるので、時刻情報が変換されることなくそのまま空気
調和機2に供給される。
また、上述の実施形態では、フロー及び一実施例として、空気調和機2(機器)が使用
する第1時間基準と管理サーバ3(サーバ)が使用する第2時間基準が異なり、かつ端末
装置4が使用する第3時間基準と管理サーバ3が使用する第2時間基準とが異なる場合に
ついて説明したが、空気調和機2が使用する第1時間基準と管理サーバ3が使用する第2
時間基準とが異なるが、端末装置4が使用する第3時間基準と管理サーバ3が使用する第
2時間基準とが一致してもよい。この場合、端末装置4から管理サーバ3に供給される時
刻情報は、第3時間基準の時刻情報であるのと同時に第2時間基準の時刻情報であるので
、時刻情報が変換されることなくそのまま管理サーバ3に供給される。一方、管理サーバ
3から空気調和機2に供給される時刻情報は、第2時間基準から第1時間基準に変換され
る。
また、上記の実施形態では、時刻情報供給動作(フロー)として、空気調和機2(機器
)が使用する第1時間基準と、管理サーバ3(サーバ)が使用する第2時間基準と、端末
装置4が使用する第3時間基準とが互いに異なる場合の時刻情報供給動作について説明し
たが、空気調和機2(機器)が使用する第1時間基準と端末装置4が使用する第3時間基
準とが一致し、管理サーバ3が使用する第2時間基準だけが他と異なる場合においても、
時刻情報供給動作は、上記時刻情報供給動作(フロー)と同じである。なお、その場合に
おいては、端末装置4で設定されたタイマ設定時刻についての時刻情報と、第1時間基準
に変換された時刻情報とが一致することとなるので、ユーザは、端末装置4が使用する第
3時間基準と空気調和機2が使用する第1時間基準との時間差分を考慮してタイマ設定時
刻を設定しなくてよい。
また、上述の実施形態では、空気調和機2(機器)が使用する第1時間基準と管理サー
バ3(サーバ)が使用する第2時間基準との時間差分に、サマータイムの有無により生じ
る時間差分が含まれる場合において説明したが、第1時間基準と第2時間基準との時間差
分に、サマータイムの有無により生じる時間差分が含まれなくてもよい。
また、上述の実施形態では、端末装置4が使用する第3時間基準と管理サーバ3(サー
バ)が使用する第2時間基準との時間差分に、サマータイムの有無により生じる時間差分
が含まれる場合において説明したが、第3時間基準と第2時間基準との時間差分に、サマ
ータイムの有無により生じる時間差分が含まれなくてもよい。
また、上述の実施形態では、端末装置4で設定された時刻情報が、空気調和機2(機器
)のタイマ設定時刻についての時刻情報である場合について説明したが、端末装置4で設
定された時刻情報は、空気調和機2のタイマ設定時刻についての時刻情報に限られない。
したがって、例えば、端末装置4で設定された時刻情報が、空気調和機2(機器)の初期
設定における時刻設定についての時刻情報であってもよい。
また、上述の実施形態では、管理サーバ3(サーバ)が使用する第2時間基準から空気
調和機2(機器)が使用する第1時間基準に変換された時刻情報に基づいて、空気調和機
2が制御される例として、タイマ設定についての時刻情報に基づいて空気調和機2がタイ
マ制御される場合について説明したが、タイマ設定についての時刻情報以外の時刻情報に
基づいて、空気調和機2が制御されてもよい。
また、上述の実施形態では、時間基準決定部44が、地域設定部42で設定された地域
およびサマータイム設定部43で設定されたサマータイムの有無に基づいて、端末装置4
が使用する第3時間基準を決定する場合について説明したが、時間基準決定部による第3
時間基準の決定方法は上記に限られない。例えば時間基準決定部は、GPS衛星からの信
号を取得することによって割り出された端末装置4の現在位置情報から、当該現在位置に
該当する地域の時間基準についての情報を取得することにより、第3時間基準を決定して
もよい。
また、上述の実施形態では、空気調和機2が、本発明における機器に対応する場合につ
いて説明したが、本発明における機器は、空気調和機2に限定されるものではない。例え
ば、空気清浄機や、加湿機や、除湿機であってもよいし、給湯器や床暖房機器を含む温水
機器であってもよいし、暖房機器であってもよいし、油圧機器や、空圧機器や、水圧機器
であってもよい。
本発明を利用すれば、サーバから機器に供給される時刻情報が、機器が使用する時間基
準に対してずれたものとなるのを防止できる。
1 時刻情報供給システム
2 空気調和機(機器)
3 管理サーバ(サーバ)
4、104 端末装置

Claims (5)

  1. 端末装置で設定された時刻情報がサーバを介して機器に供給される時刻情報供給システ
    ムであって、
    前記機器が使用する第1時間基準と前記サーバが使用する第2時間基準とが異なる場合
    に、前記サーバから前記機器に供給される前または供給された後の時刻情報が、前記第2
    時間基準に基づく時刻情報から前記第1時間基準に基づく時刻情報に変換され
    前記端末装置が使用する第3時間基準と前記サーバが使用する第2時間基準とが異なる
    場合に、前記端末装置から前記サーバに供給される前または供給された後の時刻情報が、
    前記第3時間基準に基づく時刻情報から前記第2時間基準に基づく時刻情報に変換される
    ことを特徴とする時刻情報供給システム。
  2. 前記第3時間基準と前記第2時間基準との時間差分には、サマータイムの有無により生
    じる時間差分が含まれることを特徴とする請求項に記載の時刻情報供給システム。
  3. 前記第1時間基準と前記第2時間基準との時間差分には、サマータイムの有無により生
    じる時間差分が含まれることを特徴とする請求項1または2に記載の時刻情報供給
    システム。
  4. 前記端末装置で設定された時刻情報が、機器のタイマ設定時刻についての時刻情報であ
    ることを特徴とする請求項1−のいずれかに記載の時刻情報供給システム。
  5. 前記機器が、前記第2時間基準から前記第1時間基準に変換された時刻情報に基づいて
    制御されることを特徴とする請求項1−のいずれかに記載の時刻情報供給システム。
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