JP2007304683A - サーバー、コントローラおよびそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】遠隔制御を行うコントローラの交換処理時に情報セキュリティ面で課題があった。
【解決手段】遠隔制御を行うサーバー3に、ユーザ情報およびコントローラのIDを関連づけて記憶・管理する顧客情報データベース部31と、情報端末4と通信を行いユーザ認証を行うユーザ認証部32と、情報端末4からの指示によりコントローラ2の交換処理を行う交換管理部34を備え、交換管理部34は、(1)情報端末4からコントローラ2の交換指示命令を受信し、(2)その後、所定時間内にコントローラ2から交換実行電文を受信できた場合に、(3)ユーザ認証部32で認証したユーザに対して交換実行電文に含まれるコントローラIDを割り当て、その関係を顧客情報データベース部31に記憶させる。
【選択図】図1
【解決手段】遠隔制御を行うサーバー3に、ユーザ情報およびコントローラのIDを関連づけて記憶・管理する顧客情報データベース部31と、情報端末4と通信を行いユーザ認証を行うユーザ認証部32と、情報端末4からの指示によりコントローラ2の交換処理を行う交換管理部34を備え、交換管理部34は、(1)情報端末4からコントローラ2の交換指示命令を受信し、(2)その後、所定時間内にコントローラ2から交換実行電文を受信できた場合に、(3)ユーザ認証部32で認証したユーザに対して交換実行電文に含まれるコントローラIDを割り当て、その関係を顧客情報データベース部31に記憶させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、宅内の機器に対して、宅外の情報端末からの遠隔制御サービス等を提供するサーバー、コントローラおよびそのプログラムに関するものである。
従来、この種のシステムは、例えば特許文献1のような構成が多い。図6は、従来システムの概略構成を示すものである。
図6では、ユーザの宅内に機器101、コントローラ102が設置され、情報センター側にサーバー103が設置されている。コントローラ102は、宅内通信により機器101の制御を行うことができる。サーバー103は、コントローラ102および情報端末104とインターネットなどの通信回線で接続し、情報の送受信を行う。
ユーザは情報端末104を操作し、機器101に対する制御命令を入力する。サーバー103は、ユーザが入力した制御命令を受信し、コントローラ102へ送信することで、機器101の遠隔制御を行う。
特開2004−287641号公報
しかしながら、前記した従来の構成では、コントローラが故障した時などの交換時に情報セキュリティ面で課題があった。
遠隔制御システムでは、コントローラとユーザの割り当て関係が重要であり、この割り当て関係を正しく維持できていないと不正アクセスが発生する。
従来、コントローラには、コントローラを一意に特定するためのID情報(コントローラID)を付与していた(例えば、製品シリアル番号など)。そして、コントローラ交換の処理(旧コントローラを新コントローラに置き換える)に備えて、出荷前に、コントローラの筐体にコントローラIDをシールで貼ることが多かった。
故障などによりコントローラの交換をする時には、旧コントローラのシールからID情報を読み取り、新コントローラへ入力する処理を行い、交換処理を行っていた。この処理により、コントローラを物理的に置き換えても、新コントローラのIDは交換前の旧コントローラと同じIDに設定されるので、コントローラIDとユーザの割り当て関係は正しく維持される。
しかし、この方法では次の課題があった。
(1)コントローラが入力部を持たない構成の場合、ID情報の入力を行う何らかの設定器が必要であった。
(2)厳密にいうと、コントローラIDはユニークにコントローラを識別するIDにならない。特に手入力する場合は、入力ミスなども発生する。
(3)交換は故障時などに行われることが多いが、コントローラの使用状況によっては、シールがはがれていたり、コントローラIDが読めないことがある。この場合、交換処
理が行えない。
理が行えない。
(4)コントローラIDをシールなどで筐体に貼るため、流通時や設置時など様々な局面で、不特定の他者にコントローラIDを読み取られる可能性がある。このコントローラIDを他のコントローラに不正に入力すると、正しいユーザへの遠隔制御サービスに影響を及ぼす。また、遠隔制御サービスに加えて情報提供サービスなどが行われていた場合、ユーザにしかアクセス出来ない情報に対して、他者がアクセス可能になる。
前記従来の課題を解決するために、サーバーと通信を行い機器の遠隔制御を行うコントローラに、コントローラを一意に識別するコントローラIDを記憶するコントローラID記憶部と、ユーザがコントローラの交換処理開始を入力するための入力部と、入力部がユーザにより操作されたとき、コントローラID記憶部に記憶されたコントローラIDを含む交換実行電文をサーバーに送信する交換設定部を備える。
そして、遠隔制御を行うサーバーには、ユーザ情報およびコントローラIDを関連づけて記憶・管理する顧客情報データベース部と、情報端末と通信を行いユーザ認証を行うユーザ認証部と、情報端末からの指示によりコントローラの交換処理を行う交換管理部を備え、交換管理部は、(1)情報端末からコントローラの交換指示命令を受信し、(2)その後、所定時間内にコントローラから交換実行電文を受信できた場合に、(3)ユーザ認証部で認証したユーザに対して交換実行電文に含まれるコントローラIDを割り当て、その関係を顧客情報データベース部に記憶させる。
本発明のコントローラおよびサーバーを用いることにより、コントローラの交換時にコントローラIDなどの情報の入力を無くし、従来よりも簡単で、情報セキュリティレベルの高い交換処理を行うことができる。
第1の発明は、サーバーと通信を行い機器の遠隔制御を行うコントローラにおいて、コントローラを一意に識別するコントローラIDを記憶するコントローラID記憶部と、ユーザにコントローラの交換処理開始指示を入力させるための入力部と、入力部がユーザにより操作されたとき、コントローラIDを含む交換実行電文をサーバーに送信する交換設定部を備える。
この構成により、コントローラの故障交換時に、コントローラ側からの操作で新しいコントローラを接続したこと、それが故障交換用であることをサーバーに通知する。この情報によりサーバーのオペレータがユーザ情報とコントローラの対応関係を変更することもできる。また、第2の発明で述べるような情報端末と連動した操作による対応関係の変更もできる。これにより、確実でセキュリティレベルの高い故障交換処理が実現できる。
第2の発明は、コントローラと通信を行い機器の遠隔制御を行うサーバーにおいて、ユーザ情報およびコントローラIDを関連づけて記憶・管理する顧客情報データベース部と、情報端末と通信を行いユーザ認証を行うユーザ認証部と、情報端末からの指示によりコントローラの交換処理を行う交換管理部を備え、交換管理部は、(1)情報端末からコントローラの交換指示命令を受信し、(2)その後、所定時間内にコントローラから交換実行電文を受信できた場合に、(3)ユーザ認証部で認証したユーザに対して交換実行電文に含まれるコントローラIDを割り当て、その関係を顧客情報データベース部に記憶させる。
この構成により、従来のようなコントローラ側でのIDの入れ替え処理を行うことなく、簡単で、より高い情報セキュリティレベルの交換処理が実現できる。
第3の発明は、特に第2の発明において、顧客情報データベース部にユーザ氏名等の個人情報およびコントローラ情報を関連づけて記憶・管理し、交換管理部での交換処理終了後、交換実行電文を送信したコントローラに対して、(A)顧客情報データベース部内で割り当てられているユーザに関する個人情報、(B)交換指示命令を送信した情報端末に関する情報、(C)顧客情報データベース部内でユーザとコントローラの関係を更新した日時の少なくともひとつを送信する登録状況送信部を備える。
これにより、サーバー側で管理している交換処理に関する登録状況を、顧客情報データベース部からコントローラへ送信し表示させることができる。
第4の発明は、第1の発明に記載のコントローラの少なくとも一部をコンピュータに実現させるためのプログラムである。また、第5の発明は、第2または第3のいずれか1つの発明に記載のサーバーの少なくとも一部をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
プログラムであるので電気・情報機器、コンピュータ等のハードリソースを協働させて用いて本発明の機能の一部あるいは全部を容易に実現することができる。また、記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布やインストール作業が簡単にできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるシステム構成を示した図である。本発明は、宅内に設置された機器1およびコントローラ2と、情報センター内に設置されたサーバー3、宅外制御用の情報端末4から構成する。
図1は、本発明の実施の形態1におけるシステム構成を示した図である。本発明は、宅内に設置された機器1およびコントローラ2と、情報センター内に設置されたサーバー3、宅外制御用の情報端末4から構成する。
機器1は、サーバー3から遠隔制御や情報配信などの情報通信サービスを受ける機器である。本実施の形態では、給湯機、床暖房機、エアコンなどの設備機器とする。なお、機器1は冷蔵庫、電子レンジなどの白物機器や、火災センサ、COセンサなどのセキュリティ機器、AV機器などでも良い。家庭に限らず、オフィスや工場、店舗でもよい。
コントローラ2は、機器1を宅外の通信回線に接続させ、サーバー3からの情報通信サービスを受けさせるための機器である。一般的には、リモコン(リモートコントローラ)や制御盤などと呼ばれることも多い。なお、コントローラ2を機器1に内蔵させてもよい。
コントローラ2は、次の(1)〜(6)の機能ブロックから構成される。
(1)インターネットなどの通信回線を介してサーバー3と通信を行う通信部20。通信部20は、具体的には、イーサネット(登録商標)アダプタや回線終端装置、ADSLモデム、ケーブルモデム、ルータなどであり、通信回線の種別に応じて構成は変わる。また、通信部20をイーサネット(登録商標)アダプタとし、モデムやルータなどの機能はコントローラ2に内蔵せず、外付けにしても良い。
(2)通信部20で受信したサーバー3からの機器制御命令にしたがって機器1を制御
する機器制御部21。機器制御部21は機器1の使用状態や設定状態をも受信する。機器制御部21と機器1との間の通信は、有線でも無線でも良い。一般には、日本電機工業会規格のHA(ホームオートメーション)端子(JEM1461)を利用した有線通信が用いられることが多い。しかしながら、無線LANなど他の通信方式であっても良い。なお、コントローラ2は宅外通信と宅内通信のゲートウェイとも位置づけられる。
する機器制御部21。機器制御部21は機器1の使用状態や設定状態をも受信する。機器制御部21と機器1との間の通信は、有線でも無線でも良い。一般には、日本電機工業会規格のHA(ホームオートメーション)端子(JEM1461)を利用した有線通信が用いられることが多い。しかしながら、無線LANなど他の通信方式であっても良い。なお、コントローラ2は宅外通信と宅内通信のゲートウェイとも位置づけられる。
(3)コントローラ2の交換処理開始をユーザが指示するための入力部22。具体的には、押しボタンなどのスイッチで構成される。
(4)入力部22で交換指示の入力がされたときに、サーバー3に対して交換実行電文を送信する交換設定部。
(5)コントローラ2毎にユニークなID情報であるコントローラIDを記憶するコントローラID記憶部24。コントローラIDとしては、一般的には製品シリアル番号などが用いられる。なお、交換設定部23で送信する交換実行電文にはコントローラIDが含まれる。
(6)コントローラ2に割り当てられているユーザの情報(氏名などの個人情報を含む)や交換指示を行った情報端末4(携帯電話など)の情報を、サーバー3と通信して取得し、表示する登録状況表示部25。
いっぽう、サーバー3は、機器1やコントローラ2に対して遠隔制御や情報配信などの情報サービスを提供する装置である。サーバー3は、次の(7)〜(12)の機能ブロックから構成される。
(7)インターネットなどの通信回線と接続し、コントローラ2および情報端末4と通信を行うサーバー側通信部30。具体的には、インターネットのバックボーン回線と接続するための回線終端装置、スイッチ、ルータ、ファイヤーウォールなどで構成される。なお、ADSLモデム、ケーブルモデムなどの機器を利用しても良い。
(8)ユーザ情報、コントローラ情報、機器情報を関連づけて記憶・管理する顧客情報データベース部31。顧客情報データベース部31は、具体的にはリレーショナルデータベースで構成する。ここには、情報端末4でのユーザ認証に用いる認証情報(ログインID、パスワードなど)、ユーザとコントローラIDの割り当て関係、ユーザの氏名・住所・電話番号などの個人情報、情報端末4の情報、コントローラ2の情報(種別、アドレス、ID)、コントローラ2に接続されている機器1の情報などが、それぞれ関連づけて記憶されている。
(9)宅外の情報端末4からのアクセスを受け付け、ユーザ認証を行うユーザ認証部32。前述したようにユーザ認証に必要な認証情報は顧客情報データベース部31に記憶・管理されている。ユーザ認証部32により、情報端末4を利用しているユーザを特定する。
(10)情報端末4からの通信を受信し、その中に含まれる機器制御命令をコントローラ2に対して送信し、機器1の遠隔制御を行う遠隔制御部33。遠隔制御部33はWEBサーバー機能を持ち、遠隔制御を行うためのWEBアプリケーション(サーブレットやCGIプログラムなど)を実行する装置である。
ここで、WEBアプリケーションには、(ア)情報端末4で表示する画面(GUI)用のコンテンツ(HTMLファイルや画像ファイルなど)、(イ)情報端末4で入力された
機器制御命令情報を受信し、コントローラ2に対して送信するプログラムが含まれる。
機器制御命令情報を受信し、コントローラ2に対して送信するプログラムが含まれる。
(11)情報端末4からの通信を受信し、その中に含まれる交換指示命令を受信して、交換処理を開始する交換管理部34。具体的には、情報端末4からコントローラ2の交換指示命令を受信し、その後、所定時間内にコントローラ2から交換実行電文を受信できた場合に、ユーザ認証部32で認証したユーザに対して交換実行電文に含まれるコントローラIDを割り当て、その関係を顧客情報データベース部31に記憶させる。
(12)顧客情報データベース部31内で、コントローラ2に割り当てられているユーザの氏名などの個人情報や、交換指示命令を送信した情報端末4に関する情報(IPアドレスや、ユーザエージェント情報など)をコントローラ2に送信する登録状況送信部35。
そして、情報端末4は、サーバー3と通信して、機器1に対する制御命令の入力、状態のモニタ、そしてコントローラ2の交換指示を行う装置である。具体的には、携帯電話、PDA、パソコンなどであり、ブラウザ機能を有しているものとする。
以上のように構成された本システムにおける、コントローラ2およびサーバー3の動作例を図2のフローチャートにしたがって説明する。
図2は、コントローラ2の交換手順において、図1の各部の動作を説明したフローチャートである。
コントローラ2が故障し、代わりに新しいコントローラ2を設置するような場合、まず、故障したコントローラ2を撤去し、新しいコントローラ2で置き換え、ネットワーク接続を行う。しかし、故障したコントローラ2と新しいコントローラ2では、コントローラID記憶部24中に記憶しているコントローラIDが異なる。サーバー3中の顧客情報データベース部31には、ユーザに対して交換前の古いコントローラのIDが関連づけられており、単純に交換しただけでは、情報端末4からの遠隔制御を行うことができない。
このため、従来では、古いコントローラ2のコントローラIDを筐体(シール等)から読み取り、それを新しいコントローラ2に入力する方法を用いて、交換を行っていた。しかし、この方法には、前述したような情報セキュリティの面で課題があった。
図2のフローチャートは、古いコントローラを撤去し、新しいコントローラ2を接続した後に行う、ユーザとコントローラIDの割り当て関係を更新する手順を示したフローチャートである。以下、動作手順を各ステップ毎に順に説明する。
(ステップA1)ユーザは古いコントローラ2を撤去し、新しいコントローラ2の設置後(ネットワーク接続後)に、情報端末4を操作してユーザ認証部32へアクセスし、ユーザ認証処理を行う。
具体的には、ユーザは情報端末4(携帯電話など)のブラウザ機能を操作してユーザ認証部32のURLにアクセスし、ログインIDとパスワードを入力する。このときの情報端末4での画面表示例を図3(1)に示す。
顧客情報データベース部31には、図4に示すような表形式で、顧客ID、氏名、ログインID、パスワード、更新日、コントローラIDを関連づけて記憶している。
ユーザ認証部32は、情報端末4で入力されたログインIDとパスワードに合致するユ
ーザを表4のデータから検索して求める。なお、入力された認証情報を持つユーザが顧客情報データベース部31中に存在しない場合、ユーザ認証部32は認証情報の再入力を促す。
ーザを表4のデータから検索して求める。なお、入力された認証情報を持つユーザが顧客情報データベース部31中に存在しない場合、ユーザ認証部32は認証情報の再入力を促す。
(ステップA2)ユーザは情報端末4を操作し、コントローラ2の交換指示を行う。具体的には、図3(2)のような情報端末4の画面において、ユーザは「コントローラ交換」というメニューを選択する。画面を構成するHTML内に記述された命令により、ユーザが「コントローラ交換」メニューを選択したとき、情報端末4中のブラウザから交換指示命令が交換管理部34に送信される。交換管理部34はこの命令を受信し、交換処理を開始する。
(ステップA3)交換管理部34は、ステップA2で操作された情報端末4以外の他の情報端末4で交換処理をしているかどうか、そして、コントローラ2が交換処理(交換管理部34が、コントローラ2からの交換実行電文の受信待ち)をしているかどうかを判定する。交換管理部34はコンピュータ上のソフトウェアで構成されることが多い。他の情報端末4と処理を行っているかどうかは、交換管理部34中で実行しているプロセスや、プロセスが管理するステータス情報を参照することにより行う。
(ステップA4)ステップA3での判定結果にしたがって処理を分岐させる。他の情報端末4やコントローラ2で交換処理がされている場合はステップA5に進み、行われていなければステップA6に進む。本発明では、交換処理を複数同時に実行する場合、コントローラ2とユーザの関係を誤って設定する可能性がある。これを避けるため、すでに交換処理が実行されている場合は処理を中断させる。
(ステップA5)他の情報端末4やコントローラ2で、すでに交換処理を実行中の場合であり、交換管理部34は情報端末4に対して、図3(4)のようなエラー表示を行い、一旦処理を中断する。図3(4)で「戻る」を選択して図3(2)に戻り、ステップA2からやり直すことで、交換処理の再実行をすることができる。
(ステップA6)交換管理部34は、情報端末4に対して、図3(3)のような「コントローラの交換処理を始めます。10秒以内にコントローラの交換ボタンを押してください」という交換処理の開始表示を行い、所定時間(ここでは10秒)だけ、コントローラ2からの交換実行電文の受信待ちを行う。
ユーザは、情報端末4で図3(3)の表示を確認した後、コントローラ2の入力部22を操作し、コントローラ2での交換処理を開始させる。入力部22が操作されると、交換設定部22はコントローラID記憶部24中を検索してコントローラIDを取得する。その後、交換実行電文に取得したコントローラIDを加えた電文を、通信部20を介してサーバー3中の交換管理部34へ送信する。
(ステップA7)所定時間(ここでは10秒)内に、コントローラ2からの交換実行電文を受信できたかどうかで処理を分岐させる。受信出来なかった場合は、ステップA8へ進み処理を一旦中断する。所定時間内に受信出来た場合はステップA9に進む。
(ステップA8)所定時間内に交換実行電文を受信出来なかった場合、交換管理部34は情報端末4に対して、図3(6)のようなエラー表示を行い、一旦処理を中断する。図3(6)では「戻る」を選択して図3(2)に戻り、再度、ステップA2からやり直すことで、交換処理の再実行をすることもできる。
(ステップA9)交換管理部34は、顧客情報データベース部31にアクセスし、ステ
ップA1で認証したユーザに対して、古いコントローラIDを削除し、ステップA7で受信した交換実行電文に含まれるコントローラIDを割り当て、データを更新させる。これにより、交換したコントローラとユーザの関係が再構築されたことになる。
ップA1で認証したユーザに対して、古いコントローラIDを削除し、ステップA7で受信した交換実行電文に含まれるコントローラIDを割り当て、データを更新させる。これにより、交換したコントローラとユーザの関係が再構築されたことになる。
(ステップA10)登録状況送信部35は、顧客情報データベース部31および故障交換部34にアクセスし、交換実行電文を送信したコントローラ2に割り当てられたユーザの個人情報、情報端末4の情報、更新日時をコントローラ2へ送信する。本実施の形態では、ユーザの個人情報としては氏名、情報端末4の情報として情報端末4中のブラウザが送信するユーザエージェント情報、ステップA9でコントローラとユーザの関係を更新した日時を送信する。
コントローラ2の登録状況表示部25では、これらの情報を通信部20を介して受信し、ユーザに対して表示する。表示例を図5に示す。
ここではコントローラ2に割り当てられたユーザの氏名が「山田 太郎」、情報端末4の情報であるユーザエージェント情報が、「DoMoCo/1.0/P504i/c10/TB」、更新日時が「2006/02/23 18:34」である。ユーザはこの情報を閲覧することにより、コントローラ2が正しく割り当てられたかどうかを確認することができる。また、ユーザエージェント情報には情報端末4の種別情報が含まれる場合が多いので、ユーザが操作した情報端末4からの操作により交換が実施されたことを確認することができる。
以上のステップA1〜A10の動作により、ユーザは、情報端末4およびコントローラ2の操作で、サーバー3中のユーザとコントローラ2の割り当て関係を更新することができる。
本発明は、従来と異なり、コントローラ2の筐体にコントローラIDを記載したシールを貼る必要もなく、ユーザがコントローラIDを入力する必要もない。また、交換処理にコントローラIDが陽に現れないため、情報セキュリティの面でレベルの高い処理が可能となる。また、IDの入力が無いため入力ミスも無く、従来よりも簡単で完全性の高い処理が可能である。
なお、上記した実施の形態では、情報端末4とコントローラ2の操作により交換処理を行ったが、コントローラ2中の交換設定部23からサーバー3へ送信される情報(コントローラID、交換実行電文)を、サーバー3のオペレータが判断して、コントローラ2とユーザおよび情報端末4の対応関係を変更させても良い。この場合、情報端末4からの操作が必要無くなる。
なお、本実施の形態で説明した上記の手段は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ、サーバー等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録したりインターネットなどの通信回線を用いて配信することで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以上のように、本発明にかかる機器の遠隔制御を行うサーバー、コントローラおよびそのプログラムは、コントローラの交換処理における情報セキュリティのレベルを向上させることができる。これは、実施の形態で説明した機器だけでなく、白物機器やAV機器の遠隔制御や、防犯・防災などのセキュリティシステムの遠隔制御などにも適用できる。また遠隔制御の目的以外においてもサーバーにログインするシステムで利用できる。
1 機器
2 コントローラ
3 サーバー
4 情報端末
20 通信部
21 機器制御部
22 入力部
23 交換設定部
24 コントローラID記憶部
25 登録状況表示部
30 サーバー側通信部
31 顧客情報データベース部
32 ユーザ認証部
33 遠隔制御部
34 交換管理部
35 登録状況送信部
2 コントローラ
3 サーバー
4 情報端末
20 通信部
21 機器制御部
22 入力部
23 交換設定部
24 コントローラID記憶部
25 登録状況表示部
30 サーバー側通信部
31 顧客情報データベース部
32 ユーザ認証部
33 遠隔制御部
34 交換管理部
35 登録状況送信部
Claims (5)
- サーバーと通信を行い機器の遠隔制御を行うコントローラにおいて、前記コントローラを一意に識別するコントローラIDを記憶するコントローラID記憶部と、ユーザに前記コントローラの交換処理開始指示を入力させるための入力部と、前記入力部がユーザにより操作されたとき、前記コントローラID記憶部に記憶されたコントローラIDを含む交換実行電文をサーバーに送信する交換設定部を備えたコントローラ。
- コントローラと通信を行い機器の遠隔制御を行うサーバーにおいて、ユーザ情報およびコントローラIDを関連づけて記憶・管理する顧客情報データベース部と、情報端末と通信を行いユーザ認証を行うユーザ認証部と、前記情報端末からの指示によりコントローラの交換処理を行う交換管理部を備え、前記交換管理部は、(1)前記情報端末から前記コントローラの交換指示命令を受信し、(2)その後、所定時間内に前記コントローラから交換実行電文を受信できた場合に、(3)前記ユーザ認証部で認証したユーザに対して前記交換実行電文に含まれるコントローラIDを割り当て、その関係を前記顧客情報データベース部に記憶させるサーバー。
- 前記顧客情報データベース部にユーザ氏名等の個人情報およびコントローラ情報を関連づけて記憶・管理し、前記交換管理部での交換処理終了後、交換実行電文を送信した前記コントローラに対して、
(A)前記顧客情報データベース部内で割り当てられているユーザに関する個人情報、
(B)前記交換指示命令を送信した前記情報端末に関する情報、
(C)前記顧客情報データベース部内でユーザとコントローラの関係を更新した日時
の少なくともひとつを送信する登録状況送信部を備えた請求項2に記載のサーバー。 - 請求項1に記載のコントローラの少なくとも一部をコンピュータに実現させるためのプログラム。
- 請求項2および請求項3のいずれか1項に記載のサーバーの少なくとも一部をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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