JP2016009727A - 基板処理方法、記憶媒体及び基板処理装置 - Google Patents

基板処理方法、記憶媒体及び基板処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】バッチ式基板処理装置にて、基板の配列パターンの変更に関わらず、乾燥促進ガスの吐出口を基板の裏面間の隙間に対応する位置に位置させる。【解決手段】基板保持具により保持された複数の基板と、IPA蒸気等の乾燥促進ガスを吐出するノズルの複数の吐出口との、基板の配列方向に関する相対的位置関係が調整可能である。一実施形態において、調整は、偶数番目の基板の表面が第1方向を向き奇数番目の基板の表面が第2方向を向く第1配列パターンで基板が配列されているときと、偶数番目の基板の表面が第2方向を向き奇数番目の基板の表面が第1方向を向く第2配列パターンで基板が配列されているときとで、基板搬送装置(22)の基板保持部材(22a)から基板保持具(124)に基板を渡すときの基板保持部材の位置を、基板(W)の配列方向に基板の配列ピッチに相当する距離だけずらすことにより行われる。【選択図】図7

Description

本発明は、起立姿勢で、水平方向に互いに間隔を空けて配列された複数の半導体ウエハ等の基板に対して乾燥促進ガスを供給して基板を乾燥させる技術に関する。
半導体デバイスの製造工程においては、半導体ウエハ(ウエハ)を所定の薬液や純水等の処理液によって処理し、ウエハからパーティクル、有機汚染物、金属不純物等のコンタミネーションを除去する洗浄処理が行われる。
このような洗浄処理において特にスループットを高めることが重視される場合には、複数のウエハを一括して処理するバッチ式の処理装置が用いられる。複数のウエハは、一つまたは複数の処理槽にて処理を施された後、最終リンス処理槽に搬入されてそこで最終リンス処理が施される。その後、複数のウエハは、最終リンス処理槽の真上にある乾燥室内に搬入されて、そこで乾燥処理が施される(例えば特許文献1を参照)。上述した複数の処理槽、最終リンス処理槽及び乾燥室における処理において、複数のウエハは、起立姿勢で、水平方向に互いに間隔を空けて一列に並べられた状態で処理を受け、かつ、最初の処理から最後の処理に至るまでの間、ウエハの配列状態が維持される。
近年一般的に用いられているウエハWの搬送容器であるフープ(FOUP:Front Opening Unified Pot)は、25枚のウエハを10mmピッチで収容する(12インチウエハの場合)。バッチ洗浄処理においては、スループットをさらに高めるため、2つのフープに収容されている50枚のウエハを1つの処理ロットとして一括で処理することが行われる。この場合、一方のフープから取り出した25枚のウエハの間に他のフープから取り出した25枚のウエハが挿入され、これにより50枚のウエハがフープ収容ピッチの1/2である5mmピッチ(ハーフピッチ)で配列される。ハーフピッチ配列されたウエハがウエハガイドに保持された状態で上記の処理が行われる(例えば特許文献2を参照)。
上述したようなバッチ式の液処理を行う際には、ウエハ裏面(デバイスが形成されない面)から剥離した汚染物質がウエハ表面(デバイスが形成される面)に付着することを防止する等の目的のため、ウエハは、表面同士及び裏面同士を対面させて配列している(例えば特許文献3を参照)。このような規則でウエハを配列するにあたっては、両端のウエハの外向きの面がウエハ裏面となる第1の配列パターンと、両端のウエハの外向きの面がウエハ表面となる第2の配列パターンとがあり、これら2つの配列パターンを使い分けしたいという要求がある。
乾燥処理を行う際、ウエハに向けてIPA(イソプロピルアルコール)蒸気等の乾燥促進ガスが供給される。このとき、デバイス形成面であるウエハ表面にIPA蒸気が勢い良く当たるとウエハ表面のパーティクルレベルが悪化する。このため、IPAノズルに、ウエハの配列ピッチの2倍の配列ピッチでウエハの配列方向に並んだ複数の吐出口を設け、各吐出口をウエハの裏面間に対応する位置に配置している。
第1の配列パターンを採用したときと、第2の配列パターンを採用したときとで、IPAノズルの吐出口とウエハガイド上に保持されたウエハWとの位置関係を同じにしたのでは、吐出口から噴射されたIPAの蒸気の一部がウエハ表面に直接衝突してしまうことがある。
特開平10−284459号公報 特開2012−015490号公報 特開平6−163500号公報
本発明は、基板の配列パターンの変更に関わらず、乾燥促進ガスの吐出口が、基板の裏面間の隙間に対応する位置に位置するようにできる技術を提供することを目的としている。
本発明の好適な一実施形態によれば、複数の基板にまとめて乾燥処理を施す基板処理方法において、基板の配列パターンとして、第1配列パターン及び第2配列パターンのいずれか一方を選択する選択工程と、前記選択工程により選択された配列パターンに従い、複数の基板を、起立姿勢で、予め決められた配列ピッチで、隣接する基板間に隙間を形成して水平方向に配列して、前記1配列パターンで基板が配列された第1基板配列、または、第2配列パターンで基板が配列された第2基板配列のいずれかを形成する配列工程と、前記配列工程で形成された基板配列を維持したまま、前記複数の基板をまとめて基板保持具によって保持する保持工程と、前記基板保持具により基板を保持した状態で、基板の前記配列ピッチの2倍の配列ピッチで水平方向に配列された複数の吐出口を有する少なくとも1つのノズルから乾燥促進ガスを吐出して、吐出された乾燥促進ガスに前記基板を接触させる乾燥促進ガス供給工程と、を備え、前記第1基板配列では、当該第1基板配列の一方の端から奇数番目の基板の表面が第1方向を向くとともに裏面が前記第1方向と逆方向の第2方向を向き、前記一方の端から偶数番目の基板の表面が前記第2方向を向くとともに裏面が前記第1方向を向き、かつ当該第1基板配列の他方の端の基板の表面が前記第2方向を向くとともに裏面が前記第1方向を向いており、前記第2基板配列では、当該第2基板配列の一方の端から奇数番目の基板の表面が前記第2方向を向くとともに裏面が前記第1方向を向き、前記一方の端から偶数番目の基板の表面が前記第1方向を向くとともに裏面が前記第2方向を向き、かつ当該第2基板配列の他方の端の基板の表面が前記第1方向を向くとともに裏面が前記第2方向を向いており、前記基板処理方法は、前記選択工程で選択された前記第1の配列パターンまたは前記第2の配列パターンに応じて調整を行うことにより、乾燥促進ガス供給工程が実行されているときに前記乾燥促進ガスを吐出している前記ノズルの吐出口が基板の裏面間の隙間に対応する位置に位置しているようにする調整工程をさらに備えている、基板処理方法が提供される。
また、本発明の他の好適な実施形態によれば、基板処理装置の動作を制御するコンピュータからなる制御装置により実行可能なプログラムを記憶する記憶媒体であって、前記プログラムが前記コンピュータにより実行されると、前記制御装置が、前記基板処理装置に上記の基板処理方法を実行させる記憶媒体が提供される。
本発明のさらに他の好適な一実施形態によれば、バッチ式の基板処理装置であって、複数の基板を、起立姿勢で、予め決められた配列ピッチで、隣接する基板間に隙間を形成した状態で水平方向に配列する基板配列装置と、前記基板配列部により配列された基板の配列状態を維持したまま、前記複数の基板にまとめて予め決められた乾燥処理を施す乾燥処理部と、前記基板配列部により配列された基板配列状態を維持したままで基板を保持することができる基板保持部材を有し、前記基板配列装置及び前記乾燥処理部との間で、前記複数の基板の基板をまとめて搬送する基板搬送装置と、前記基板処理装置の動作を制御する制御部と、を備え、前記基板配列装置は、少なくとも、第1配列パターンで基板が配列された第1基板配列と、第2配列パターンで基板が配列された第2基板配列とを形成することができ、前記第1基板配列では、当該第1基板配列の一方の端から奇数番目の基板の表面が第1方向を向くとともに裏面が前記第1方向と逆方向の第2方向を向き、前記一方の端から偶数番目の基板の表面が前記第2方向を向くとともに裏面が前記第1方向を向き、かつ当該第1基板配列の他方の端の基板の表面が前記第2方向を向くとともに裏面が前記第1方向を向いており、前記第2基板配列では、当該第2基板配列の一方の端から奇数番目の基板の表面が前記第2方向を向くとともに裏面が前記第1方向を向き、前記一方の端から偶数番目の基板の表面が前記第1方向を向くとともに裏面が前記第2方向を向き、かつ当該第2基板配列の他方の端の基板の表面が前記第1方向を向くとともに裏面が前記第2方向を向いており、前記乾燥処理部は、乾燥チャンバと、前記乾燥チャンバ内で、前記基板配列装置により配列された基板の配列状態を維持したまま、前記複数の基板をまとめて保持する基板保持具であって、前記基板搬送装置との間で、前記基板配列部により配列された基板の配列状態を維持したまま、前記複数の基板をまとめて受け渡しすることが可能な基板保持具と、前記基板配列装置による基板の配列ピッチの2倍の配列ピッチで水平方向に配列された複数の吐出口を有し、各吐出口から乾燥チャンバ内に乾燥促進ガスを吐出する少なくとも1つのノズルと、を有しており、前記基板処理装置はさらに、前記基板保持具により保持された基板と前記乾燥ガスを吐出する前記ノズルの吐出口との間における基板の配列方向に関する相対的位置関係を調整する調整手段をさらに備え、前記制御部は、前記基板保持具により保持されている基板が前記第1配列パターンで配列されているか前記第2配列パターンで配列されているかに応じて前記調整手段を制御し、これにより、前記ノズルから前記乾燥促進ガスが吐出されているときに前記乾燥促進ガスを吐出している吐出口が基板の裏面間の隙間に対応する位置に位置しているようにする、基板処理装置が提供される。
上記の本発明の実施形態によれば、基板が第1配列パターンで配列されるか第2配列パターンで配列されるかに関わらず、基板の裏面間の隙間に対応する位置にノズルの各吐出口を位置させることができるため、いずれの場合も、吐出口から吐出された乾燥処理流体が基板の表面に直接衝突することに起因したパーティクルレベルの低下を生じさせることなく、第1配列パターン及び第2配列パターンのいずれをも用いることができる。
本発明の基板処理装置の一実施形態に係るバッチ式の洗浄処理装置を示す斜視図である。 図1に示す洗浄処理装置の平面図である。 ウエハ配列機構の構成及び作用について説明する概略図である。 ウエハ配列機構の構成及び作用について説明する概略図である。 上記洗浄処理装置に含まれる洗浄乾燥ユニットを示す斜視図である。 図5に示す洗浄乾燥ユニットの構成を示す縦断面図である。 洗浄乾燥ユニットにウエハが搬入される様子を示す概略断面図である。 ウエハガイドの斜視図である。 乾燥ガスノズル、ウエハガイドの保持棒及びウエハの位置関係を示す概略正面図である。 乾燥ガスノズルの吐出口、ウエハガイドの保持棒及びウエハの位置関係を説明するための概略側面図である。 乾燥ガスノズルの吐出口、ウエハガイドの保持棒及びウエハの位置関係を説明するための概略側面図である。 乾燥ガスノズルの吐出口、ウエハガイドの保持棒及びウエハの位置関係を説明するための概略側面図である。 2種類の乾燥ガスノズルを設けた実施形態を示す概略側面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1及び図2に示すように、本発明の基板処理装置の一実施形態に係るバッチ式の洗浄処理装置1は、主として、ウエハ容器であるフープ(FOUP)Fの搬入出及び一時保管等のために設けられたフープ搬入出部2と、ウエハWに所定の薬液を用いた洗浄処理及び洗浄処理後の乾燥処理を行う洗浄処理部4と、搬入出部2と洗浄処理部4との間でウエハWを搬送するインターフェイス部3とにより構成されている。フープF内には、複数(例えば25枚)のウエハWが、水平姿勢で、鉛直方向に相互に所定の間隔を空けて収納されている。なお、以下の説明において、1つのフープFに25枚のウエハWが収納される前提で説明を行う。つまり、2つのフープFに収容されるウエハの総数は50枚であり、50枚のウエハWが1つの処理ロットを構成する。
フープ搬入出部2は、フープFを載置するためのフープ搬入出ステージ5と、フープFを保管するフープストック部6と、フープを搬送するフープ搬送装置12とを有している。フープFの一側面はウエハWの搬入出口となっており、この搬入出口に蓋体が着脱可能である。
フープストック部6は、フープFを保持することができる複数(例えば4個)の、上下方向に多段に配置されたフープ保持部材13を備えている。フープストック部6は、洗浄処理前のウエハWが収納されたフープFを一時的に保管し、また、ウエハWが取り出された内部が空となったフープFを一時的に保管する。
フープストック部6とインターフェイス部3との間は仕切壁16により仕切られている。仕切壁16には2つの窓16aが上下2段(図2には1つだけ見える)に形成されている。これらの窓16aのフープストック部6側に隣接して、2つのウエハ出し入れステージ15がそれぞれ設けられている(図2には1つだけ見える)。ウエハ出し入れステージ15には、フープFの蓋体が対応する窓16aに対面するようにフープFを載置することができる。上側のウエハ出し入れステージ15がウエハ搬入用であり、下側のウエハ出し入れステージ15がウエハ搬出用である。
各ウエハ出し入れステージ15には、そこに載置されたフープFの蓋体の開閉を行うための蓋体開閉機構17が設けられている。
フープ搬送装置12は、多関節搬送ロボットからなり、その先端の支持アーム12aによりフープFを支持してフープFの搬送を行う。フープ搬送装置12は、図2のA方向(水平方向)及び高さ方向にも移動可能であり、フープ搬入出ステージ5、保持部材13及びウエハ出し入れステージ15の間でフープFを搬送することができる。
インターフェイス部3には、フープF内のウエハWの収納状態(枚数、ジャンプスロットの有無等)を検査するウエハ検査装置18が、各窓16aの近傍に配設されている。
インターフェイス部3には、ウエハの移載を行うためのウエハ移載装置19と、ウエハ搬入出部20とが設けられている。
ウエハ移載装置19は、ウエハ出し入れステージ15上のフープFと配列部21との間でウエハWの受け渡しを行うものである。ウエハ移載装置19は、多軸アームロボットからなり、その先端にウエハ保持アーム19aを有している。ウエハ保持アーム19aは、25枚のウエハWを保持しうる複数の保持爪(図示せず)を有している。この保持爪によりウエハWが保持された状態で、ウエハ保持アーム19aが3次元空間内で任意の位置及び姿勢をとることができる。
ウエハ搬入出部20は、インターフェイス部3から洗浄処理部4へのウエハWの搬出、洗浄処理部4からインターフェイス部3へのウエハWの搬入を行うために設けられる。ウエハ搬入出部20は、ロード位置20a及びアンロード位置20bと、配列部21とを有している。
配列部21は、ロード位置20aに設けられた第1配列機構21aとアンロード位置20bに設けられた第2配列機構21bとを有している。第1配列機構21aは、ウエハ移載装置19から供給される50枚の洗浄処理前のウエハWを、フープF内におけるウエハWの配列ピッチ(ノーマルピッチ、例えば10mm)の半分のピッチ(ハーフピッチ、例えば5mm)で配列する。第2配列機構21bは、ハーフピッチで配列された洗浄処理後のウエハWを、ノーマルピッチに戻す。
第1配列機構21a及び第2配列機構21bはいずれも同じ構造を有している。図3に示すように、各配列機構21a,21bは、垂直方向に延びるガイド210と、ガイド210に沿って昇降可能なウエハハンド211と、ガイドに固定されたウエハホルダ212とを有している。ウエハハンド211は、ハーフピッチで50枚のウエハを保持することができるように構成されている。ウエハホルダ212は、ノーマルピッチで25枚のウエハWを保持可能であり、かつ、ウエハハンド211が上下方向に通過できるように構成されている。
洗浄処理装置1はさらに、インターフェイス部3と洗浄処理部4との間でウエハWを搬送するウエハ搬送装置22を備えている。ウエハ搬送装置22は、3本のチャックロッド22aを有しており、各チャックロッド22aにはハーフピッチで50本のウエハ保持溝が形成されている。従って、ウエハ搬送装置22は、50枚のウエハWを、起立姿勢(ウエハの面が鉛直方向に沿う姿勢)で、ハーフピッチで水平方向に配列された状態で保持することができる。ウエハ搬送装置22は、インターフェイス部3から洗浄処理部4へ水平に延びるガイドレール23に沿って、図2中矢印Bで示す方向に移動可能である。
洗浄処理部4は、インターフェイス部3に近い側から順に並んだ、洗浄処理ユニット7及び乾燥ユニット8を備えている。ウエハ搬送装置22は、矢印B方向(水平方向)に延在するガイドレール23に沿って移動し、洗浄処理ユニット7及び乾燥ユニット8との間でウエハWの受け渡しを行う。
洗浄処理ユニット7には、図2に示すように、インターフェイス部3から遠い側から順に、第1の薬液槽31、第1の水洗槽32、第2の薬液槽33、第2の水洗槽34、第3の薬液槽35及び第3の水洗槽36が配置されている。洗浄処理ユニット7には、さらに、第1の薬液槽31と第1の水洗槽32の間でウエハWを搬送するための第1の搬送装置37と、第2の薬液槽33と第2の水洗槽34の間でウエハWを搬送するための第2の搬送装置38と、第3の薬液槽35と第3の水洗槽36の間でウエハWを搬送するための第3の搬送装置39とが設けられている。
第1〜第3の搬送装置37、38,39(ウエハガイドを有する)は、互いに同じの構成を有しており、それぞれが、50枚のウエハWを、起立姿勢で、ハーフピッチで水平方向に配列された状態で保持することができる基板保持具37a,38a,39a(ウエハガイド、ウエハボートなどとも呼ばれる)(図2では概略的に示した)と、基板保持具37a,38a,39aを水平方向及び鉛直方向に移動させることができる駆動部(37b,38b,39b)を有している。
第1の薬液槽31、第2の薬液槽33、第3の薬液槽35には、異なる種類の薬液が貯留されている。薬液としては、有機性汚れ除去や表面金属不純物除去を行うための130℃前後に加熱されたSPM液、パーティクル等の付着物を除去するためのSC−1液(アンモニアと過酸化水素と水の混合溶液)、ウエハWの表面に形成された酸化膜をエッチングするためのエッチング液、例えば希フッ酸、またはフッ酸とフッ化アンモニウムとの混合物(バッファドフッ酸(BHF))、シリコン窒化膜のエッチングを行うための160〜180℃程度に加熱されたリン酸水溶液(HPOaq)等、さまざまなものが考えられる。
第1、第2及び第3の水洗槽32,34,36は、それぞれ第1、第2及び第3の薬液槽31,33,35による液処理によってウエハWに付着した薬液を除去するものであり、例えば、オーバーフローリンスやクイックダンプリンス等の各種の水洗手法が用いられる。
乾燥ユニット8には、水洗槽24と、ウエハ搬送装置22のチャックロッド22aを洗浄するチャック洗浄機構26が配設されている。水洗槽24の上部には、例えばイソプロピルアルコール(IPA)蒸気等の乾燥促進ガスを用いてウエハWを乾燥する乾燥室(図2には図示されていない)が設けられている。乾燥ユニット8にはさらに、水洗槽24と乾燥室との間でウエハWを搬送する搬送装置25が設けられている。搬送装置25は、図2の矢印B方向の移動のための機構を有していない点を除き、前述した第1の搬送装置37と同じ構成を有しており、ウエハ搬送装置22との間でウエハWの受け渡しが可能である。
図1に概略的に示すように、フープ搬入出部2のハウジング内には、制御部40が設けられている。この制御部40は、洗浄処理装置1を構成する様々な機構、ユニット、デバイス等を制御するマイクロプロセッサ(MPU)を備えたコントローラ41と、ユーザーインターフェイス42と、処理に必要な情報が記憶された記憶部43とを有している。
ユーザーインターフェイス42と記憶部43とはコントローラ41に接続されている。ユーザーインターフェイス42は、オペレータが洗浄処理装置1の各構成部を管理するためにコマンドの入力操作などを行うキーボード、洗浄処理装置1の各構成部の稼働状況を可視化して表示するディスプレイを備えている。記憶部43には、洗浄処理装置2で実行される各種処理をコントローラ41の制御にて実現するための制御プログラムと、処理条件に応じて洗浄処理装置1の各構成部に所定の処理を実行させるための制御プログラムすなわちレシピが格納されている。レシピ等の制御プログラムは記憶部43の中の記憶媒体に記憶されている。記憶媒体は、ハードディスクのような固定的なものであってもよいし、CDROM、DVD、フラッシュメモリ等の可搬性のものであってもよい。
次に、洗浄処理装置1の動作について説明する。それぞれが25枚のウエハWを、水平姿勢で、ノーマルピッチで収納する2つのフープF(第1及び第2のフープ)が、外部の搬送機によりフープ搬入出ステージ5に載置される。フープ搬入出ステージ5上の第1のフープFが、フープ搬送装置12により搬入用のウエハ出し入れステージ15へ搬送される。フープ保管部13に保管されているウエハWを収納するフープFをウエハ出し入れステージ15に搬送してもよい。ウエハ出し入れステージ15上のフープFから蓋体開閉機構17により蓋体を取り外し、ウエハ検査装置18によりウエハW収納状態(枚数、ジャンプスロット等)の検査が行われる。
その後、ウエハ移載装置19のウエハ保持アーム19aをウエハ出し入れステージ15上に載置されたフープF内に挿入し、フープFから25枚の水平姿勢のウエハWを取り出す。次に、取り出したウエハWを起立姿勢に変換して、第1配列機構21aのウエハハンド211に渡す。このとき、ウエハハンド211がウエハホルダ212の下方に位置している。
次のフープFからも同様にしてウエハ移載装置19が25枚のウエハWを取り出し、ウエハホルダ212にウエハを渡す。次いで、ウエハハンド211を上昇させてウエハホルダ212を通過させる。この通過時にウエハホルダ212上のウエハWが、ウエハハンド211上のウエハWの間に挿入されるとともに、ウエハハンド211に渡される。これによりウエハハンド211はハーフピッチで50枚のウエハWを保持するようになる。次に、ハーフピッチで50枚のウエハWを保持したウエハハンド211の直下のロード位置20aにウエハ搬送装置22を位置させた状態で、ウエハハンド211を下降させることにより、ウエハWがウエハハンド211からウエハ搬送装置22に渡される。
ウエハWが取り出されたフープFには、蓋体開閉機構17が蓋体を装着する。空のフープFは、フープ搬送装置12によりフープ保管部13に搬送され、そこで保管される。
ウエハ搬送装置22は50枚のウエハWを一括して洗浄処理部4へと搬送する。ウエハ搬送装置22はまず、液処理ユニット7の第1の薬液槽31の上に位置している第1の搬送装置37に、ウエハWを渡す。第1の搬送装置37は下降し、ウエハWを第1の薬液槽31に所定時間浸漬した後、上昇してウエハWを第1の薬液槽31から引き上げ、第1の水洗槽32の上方に水平移動し、下降し、ウエハWを第1の水洗槽32に所定時間浸漬した後、上昇して第1の水洗槽32から引き上げ、その後、ウエハ搬送装置22にウエハWを渡す。次いで、ウエハ搬送装置22は、ウエハWを第2の搬送装置38に渡す。第2の搬送装置38は、ウエハWを、第2の薬液槽33に浸漬した後、第2の水洗槽34に浸漬し、その後、ウエハ搬送装置22に戻す。次いで、ウエハ搬送装置22は、ウエハWを第3の搬送装置39に渡す。第3の搬送装置39は、ウエハWを、第3の薬液槽35に浸漬した後、第3の水洗槽36に浸漬し、その後、ウエハ搬送装置22に戻す。
ウエハWに対して、第1の薬液槽31及び第1の水洗槽32の組、第2の薬液槽33及び第2の水洗槽34の組、第3の薬液槽35及び第3の水洗槽36の組のうちの全ての組において液処理を行う必要はなく、選択された任意の1つ以上の組において液処理を行うことも可能である。なお薬液槽及び水洗槽の組の数は3組に限定されるものではなく、4組以上であってもよく2組以下であってもよい。
ウエハ搬送装置22は、液処理ユニット7での液処理が終了したウエハWを、乾燥ユニット8の搬送装置25に渡す。搬送装置25は、ウエハWを水洗槽24に浸漬して水洗し、その後に水洗槽24から引き上げ、水洗槽24の真上に位置する図示しない乾燥室内に搬入する。乾燥室内でIPA蒸気を用いた乾燥処理が行われる。
その後、ウエハ搬送装置22は、ウエハWを搬送装置25から受け取り、インターフェイス部3のアンロード位置20bまで搬送する。第2配列機構21bのウエハハンド211がウエハ搬送装置22からウエハを受け取る。ウエハハンド211を下降させる過程で、ウエハハンド211に保持されているウエハWの半数(25枚)がウエハホルダ212に渡される。これにより、ウエハハンド211及びウエハホルダ212はそれぞれノーマルピッチで25枚のウエハを保持した状態となる。
フープ搬送装置12により搬出用のウエハ出し入れステージ15に空のフープFが載置され、当該フープFの蓋体を蓋体開閉機構17が開く。次いで、ウエハ移載装置19がウエハハンド211からウエハWを取り出し、搬出用のウエハ出し入れステージ15上のフープFにウエハWを水平姿勢で収納する。その後、ウエハ検査装置18によりフープF内のウエハWの収納状態が検査され、検査終了後、蓋体開閉機構17によりフープFの蓋体が閉じられる。洗浄処理されたウエハWを収納したフープFは、フープ搬送装置12によりフープ保持部材13に搬送され、そこに保持される。
上記と同様の動作がウエハホルダ212上のウエハWに対しても行われる。すなわち、ウエハ移載装置19がウエハホルダ212上のウエハWを空のフープFに収納し、そのフープFがフープ搬送装置12によりフープ保持部材13に搬送される。以上により、一つの処理ロットのウエハWに対する一連の手順が終了する。
次に、上記の水洗槽24及びその真上に位置する図2では図示していない乾燥室を備えた洗浄乾燥ユニット100について説明する。
図5及び図6に示すように、洗浄乾燥ユニット100は、リンス液例えば純水(DIW)を貯留する洗浄槽122(図2の水洗槽24に対応する)と、洗浄槽122の上部に位置する乾燥室123と、処理対象の複数のウエハWを保持する基板保持具としてのウエハガイド124とを備えている。
洗浄槽122は、内槽122aと、内槽122aの上端部を囲み内槽122aからオーバーフローした洗浄液を受け止める外槽122bとを有している。
内槽122aの下部両側には洗浄槽122内に位置するウエハWに向かってリンス液例えば純水を噴射するリンスノズル125が配設されている。リンスノズル125には、図示しないリンス液供給源から図示しないリンス液供給機構を介してリンス液が供給される。
内槽122aの底部に設けられた排出口に、排出バルブ126aが介設されたドレン管126が接続されている。外槽122bの底部に設けられた排出口にも、排出バルブ127aが介設されたドレン管127が接続されている。外槽122bの外側には排気ボックス128が設けられており、この排気ボックス128に設けられた排気口に、バルブ129aが介設された排気管129が接続されている。
乾燥室(乾燥チャンバ)123は、洗浄槽122の上端の開口部122cの上方に設けられた不動のベース部(基体)137と、上下方向に可動の断面逆U字形のフード部(覆い部)139とから構成されている。開口部122cには、洗浄槽122と乾燥室123との連通を遮断するためのシャッタ136が設けられている。ベース部137とフード部139との間には、これらの間の隙間をシールするOリング等のシール部材138が設けられている。
フード部139は、ボールねじ等のリニアアクチュエータ(図示せず)を有する第1の昇降機構144によって昇降し、ベース部137に対して接離することができる。ウエハガイド124は、ボールねじ等のリニアアクチュエータ(図示せず)を有する第2の昇降機構145によって昇降し、洗浄槽122内及び乾燥室123内を昇降することができる。
フード139の頂部には貫通穴139aが設けられており、この貫通穴139aをウエハガイド124を第2の昇降機構145に連結するロッド124aが貫通している。貫通穴139aには、加圧ガスを供給することより膨張して、貫通穴139aの内周面とロッド124aの外周面との間の隙間をシールするインフレートシール152が設けられている。
基板保持具であるウエハガイド124は、50枚のウエハW(2フープ分のウエハ)を、起立姿勢で、水平方向に前述したハーフピッチで配列した状態で保持しうるように構成されている。
図8に示すように、ウエハガイド124は、ウエハWの周縁部を保持する複数の(本例では4本の)保持棒1241と、各保持棒1241の一端を支持する鉛直方向に延びる背板1242とを有している。背板1242は、前述したロッド124aを介して第2の昇降機構145に連結されている。隣接する2本の保持棒1241の背板1242と反対側の保持棒1241の端部は、保持棒1241の撓みを低減するために、連結板1243により連結されている。
なお、図6ではウエハガイド124の連結板1243のみが示されおり、図7ではウエハガイド124は簡略化して示されている。
ウエハガイド124の各保持棒1241には、バッチサイズ(この場合2フープ分の50枚)よりも少なくとも1本多い数、例えば51本〜53本程度の保持溝1244が形成されている。以下においては保持溝1244の本数は51本であるものとして説明を行う。51本の保持溝1244は、前述したハーフピッチで保持棒1241の長手方向に配列されている。各保持棒1241におけるN番目(N=1〜51)の保持溝1244の背板1242からの距離(すなわち図2の矢印A方向に関する位置(以下「A方向位置」と呼ぶ))は全て等しい。各ウエハWは、その周縁部が4本の保持棒1241の対応する保持溝1244に嵌まることにより、ウエハガイド124により保持される。なお、図面の簡略化のため、各図においては保持溝1244の記載が省略されるか、若しくは実際の数より少ない数の保持溝が表示されている。
乾燥室123の両脇であってかつ高さ方向略中央部には、上方に向けてIPA(イソプロピルアルコール)の蒸気を含む乾燥促進ガスを吐出する複数の吐出口1401(図9〜図12を参照)を有する乾燥ガスノズル140が設けられている。乾燥ガスノズル140は、ウエハWの配列方向に延びる中空の棒状体から形成されている。乾燥ガスノズル140の構成については後に詳述する。
乾燥ガスノズル140には、IPA蒸気発生器160が接続されている。IPA蒸気発生器160には、ホットNガス(加熱された窒素ガス)供給源161と、IPA液供給源162とが接続されている。IPA蒸気発生器160内に供給されたIPA液は、ホットNガスの熱により気化し、これによりIPA蒸気とNガスの混合ガスからなる乾燥促進ガスが乾燥ガスノズル140に供給される。IPA蒸気発生器160にIPA液を供給せずにホットNガスのみを供給した場合には、乾燥ガスノズル140にホットNガスのみが供給される。
乾燥室123のベース部137の側壁には、乾燥室123から乾燥ガスを排出する排出口141が設けられている。この排出口141には、図示しない排気装置が接続されている。
次に、洗浄乾燥ユニット100にて行われる一連の処理について説明する。以下に説明する動作も図2の制御部40による制御の下で行われる。
まず、図7に概略的に示されるように、第2の昇降機構145によりウエハガイド124を乾燥室内123内に位置させ、第1の昇降機構144によりフード部139を上昇位置に位置させる。次に、50枚のウエハを保持しているウエハ搬送装置22のチャックロッド22aがウエハガイド124の上方に位置する。次いで、ウエハガイド124が上昇してチャックロッド22aからウエハWを受け取る。ウエハの受け渡しの際には、3本のチャックロッド22aうちの中央の1本が、中央の2本の保持棒1241の間(図8を参照)を通過し、両端の2本のチャックロッド22aが、外側の2本の保持棒1241のさらに外側(図8を参照)を通過する。
次に、チャックロッド22aが乾燥室23から退出した後、シャッタ136が開状態となっている洗浄槽122の開口部122cを通って、ウエハWを保持したウエハガイド124が下降し、リンス液としての純水が既に貯留されている洗浄槽122内にウエハWを搬入する。その後、乾燥室123のフード部139が下降し、ベース部137と密着する。その後、リンスノズル125から純水を吐出しながらウエハWの最終リンス処理を行う。
その後、ウエハガイド124が上昇し、ウエハWが乾燥室123内に搬入される。その後、シャッタ136が閉じ、乾燥室123が、洗浄槽122及び外気から遮断される。次いで、乾燥ガスノズル140の各吐出口1401から乾燥促進ガス、ここではIPA蒸気とNガスとの混合ガスが、図6及び図9に示すように上方に向けて噴射される。混合ガスがウエハWに直接(高速度で)衝突することを避けるため、吐出口1401はウエハWの方を向いていない。両側の乾燥ガスノズル140から噴射された乾燥促進ガスの主流は、図6に点線で示されるように、湾曲したフード部139の内面に案内されて乾燥室123の上部中央部に向かって流れる。排出口141が吸引されているため、乾燥室123の上部中央部で合流した乾燥促進ガスは低流速で下方に向かって流れ、隣接するウエハW間の隙間を通過し、排出口141に向かう。このような流れが形成されることにより、乾燥室123内がIPA雰囲気とされる。IPA蒸気は、各ウエハWの表面及び裏面に接触し、各ウエハWの表面及び裏面上で凝縮し、この凝縮したIPAによりウエハWの表面及び裏面上の純水が置換される。
その後、乾燥ガスノズル140からのIPA蒸気の吐出が停止し、乾燥ガスノズル140からは加熱されたNガスのみが吐出されるようになる。これにより、ウエハWの乾燥が促進される。
ウエハWの乾燥が終了し、乾燥室123内からIPAが十分に排気された後、乾燥室123のフード部139が上昇する。次いで、ウエハボート124が上昇し、搬送装置22のチャックロッド22aがウエハボート124の下方に位置し、その後、ウエハガイド124が下降してウエハWをチャックロッド22aに渡す。その後、チャックロッド22aは洗浄槽22の上方から退出し、保持しているウエハWを第2配列機構21bに渡す。
次に、乾燥室123内でのウエハWの乾燥処理に関与する部材について詳細に説明する。
図10は、乾燥室123内でウエハWに乾燥処理が施されている状態を簡略化して示す図である。ウエハWは、前述したハーフピッチで水平方向に配列された状態で、保持棒1241に保持されている。図10には、4本の保持棒1241のうちの1本のみが簡略化されて示されている。前述したように、保持棒1241には、バッチサイズ(一度に処理されるウエハWの枚数であり、本実施形態では50枚)よりも少なくとも1つ多い数の保持溝1244が形成されているが、図10(図11及び図12において同じ)では、図面の簡略化及び説明の単純化のため、バッチサイズを10枚とし、保持棒1241に11本の保持溝1244が形成されている場合が示されている。また、図10(図11及び図12において同じ)では、乾燥ガスノズル140のガス吐出口1401とウエハWとの位置関係を分かり易くするため、乾燥ガスノズル140を実際より低い位置に表示している。
乾燥ガスノズル140は、前述したようにウエハWの配列方向と平行に延びる中空の棒状体の形態を有しており、複数のガス吐出口1401を有している。ガス吐出口1401は、ウエハWの配列方向と平行に、前述したノーマルピッチ(フープF内の配列ピッチでありハーフピッチの2倍のピッチ)で配列されている。
ここで、図2を再び参照する。先の説明では述べていなかったが、ウエハ移載装置19、ウエハハンド211及びウエハホルダ212を用いて第1のフープFから取り出した25枚のウエハWの間に、第2のフープFから取り出した25枚のウエハWの間に挿入するとき、第2のフープFから取り出したウエハWの向きを第1のフープFから取り出したウエハWの向きと逆にしている。ウエハWの向きの反転は、ウエハ移載装置19がウエハハンド211またはウエハホルダ212に渡すときに行うことができる。これにより、端から1枚目のウエハWのデバイス形成面である表面(第1面)と2枚目のウエハWの表面とが対面し、端から2枚目のウエハWのデバイス非形成面である裏面(第2面)と3枚目のウエハWの裏面とが対面し、端から3枚目のウエハWの表面と4枚目のウエハWの表面とが対面する(以下この規則に基づく配列の繰り返し)といった配列になる(表面対面配列)。これとは逆に、端から1枚目のウエハWの裏面と2枚目のウエハWの裏面が対面し、端から2枚目のウエハWの表面と3枚目のウエハWの表面とが対面し、端から3枚目のウエハWの裏面と4枚目のウエハWの裏面とが対面する(以下この規則に基づく配列の繰り返し)といった配列とすることもある(裏面対面配列)。
表面対面配列では、当該基板配列の一方の端から奇数番目の基板の表面が第1方向を向くとともに裏面が第1方向と逆方向の第2方向を向き、当該基板配列の一方の端から偶数番目の基板の表面が第2方向を向くとともに裏面が第1方向を向き、当該基板配列の他方の端の基板の表面が第2方向を向くとともに裏面が第1方向を向いている。また、裏面対面配列では、当該基板配列の一方の端から奇数番目の基板の表面が第2方向を向くとともに裏面が第1方向を向き、当該基板配列の一方の端から偶数番目の基板の表面が前記第1方向を向くとともに裏面が前記第2方向を向き、かつ当該基板配列の他方の端の基板の表面が第1方向を向くとともに裏面が第2方向を向いている。表面対面配列及び裏面対面配列を状況に応じて選択して利用可能とするニーズがある
図10(図11及び図12において同じ)において、ウエハWの表面(デバイス形成面)に三角印が付けられている。すなわち、図10に示すウエハWは、上述した表面対面配列により配列されている。
乾燥ガスノズル140のガス吐出口1401は、ウエハWの裏面間の隙間に対応する位置に配置されている。詳細に言うと、ウエハWの配列方向(すなわちガス吐出口1401の配列方向)をX方向とした場合、隣接する2枚のウエハ裏面間の隙間のX方向位置(より詳細には当該隙間の中央のX方向位置)と同じX方向位置にガス吐出口1401が位置している。そして、隣接する2枚のウエハ表面間の隙間のX方向位置と同じX方向位置にはガス吐出口1401が位置していない。
前述したようにガス吐出口1401はウエハWの方を向いているのではなく上方(真上)を向いている。従って、ガス吐出口1401から噴射された乾燥促進ガスの主流は上方(真上)に向けて流れ(図9の実線矢印を参照)、ウエハWに向かうことはない。しかしながら、乾燥促進ガスはある程度の拡がりをもってガス吐出口1401から噴射される。このため、図9において鎖線矢印で示すように、ガス吐出口1401から噴射された乾燥促進ガスの一部はウエハに直接衝突する。このとき、隣接する2枚のウエハ表面間の隙間に対応する位置にガス吐出口1401が位置していると、ガス吐出口1401から噴射された乾燥促進ガスが直接ウエハWの表面に衝突することになる。このことは前述したようにパーティクルレベルの悪化の原因となる。これを避けるため、隣接する2枚のウエハ裏面間の隙間に対応する位置にガス吐出口1401を位置させている。
ウエハガイド124上におけるウエハWの位置を変更することなく裏面対面配列でウエハWを配列すると、図11に示すようになる。すなわち、乾燥ガスノズル140の各ガス吐出口1401がウエハ表面間に対応する位置に位置することになる。これでは、ウエハ表面のパーティクルレベルの悪化の問題が生じうる。
従って、裏面対面配列を採用した場合にも、例えば図12に示すように、乾燥ガスノズル140の各ガス吐出口1401がウエハ裏面間に対応する位置にあるような、乾燥ガスノズル140とウエハWとの位置関係が成立していることが望ましい。しかしながら、従前の洗浄処理装置では、表面対面配列及び裏面対面配列の両方において、上記の位置関係を実現する構成を有していないか、あるいは上記の位置関係を実現する制御機能を有していない。
これに対して、本実施形態に係る洗浄処理装置では、上記の位置関係を実現するために、以下の構成を有している。
(1)洗浄処理装置が、ウエハ配列方向に関する乾燥ガスノズル140と配列されたウエハWとの相対位置を調節する調節手段を有している。
調節手段としては、以下のいずれか一つを採用することができる。
(1−1)ウエハ搬送装置22のチャックロッド22aと、ウエハガイド124との間でウエハの受け渡しを行う際に(図7に示す状況)、チャックロッド22aの位置をウエハWの配列方向に少なくともハーフピッチ分移動させることができるチャックロッド水平移動機構。このようなチャックロッド水平移動機構が、図7に参照符号22bにより概略的に示されている。
(1−2)ウエハ搬送装置22のチャックロッド22aと、ウエハガイド124との間でウエハの受け渡しを行う際に(図7に示す状況)、ウエハガイド124の位置をウエハWの配列方向に少なくともハーフピッチ分移動させることができるウエハガイド水平移動機構。このようなウエハガイド水平移動機構が、図7に参照符号124bにより概略的に示されている。
(1−3)乾燥ガスノズル140を、ウエハWの配列方向に少なくともハーフピッチ分移動させることができるノズル水平移動機構。このようなノズル水平移動機構が、図10に参照符号1402により概略的に示されている。
上記(1−1)及び(1−2)の場合、(2)各保持棒1241に、バッチサイズよりも少なくとも1つ多い数の保持溝1244が形成されている。
上記(1−2)の場合、インフレートシール152は、ハーフピッチ分程度のウエハガイド124の水平移動を許容するように構成することは可能である。
ウエハガイド水平移動機構またはノズル水平移動機構を採用する場合(上記(1−2)及び(1−3の場合))には、このような水平移動機構を洗浄槽122または乾燥室123内の雰囲気に曝される位置に設けることも可能ではあるが、図7及び図10に示すようにそのような雰囲気に曝されない位置に設ける方が好ましい。各水平移動機構は、所望の精度で位置決めを行うことができるリニアアクチュエータ、例えばボールねじを用いて実現することができる。
チャックロッド水平移動機構、ウエハガイド水平移動機構及びノズル水平移動機構のいずれを採用した場合でも、これらの水平移動機構は制御部40により制御される。すなわち、制御部40は、半導体装置製造工場に設けられた各種製造装置を制御するホストコンピュータ(図示せず)から受信した指令に基づいて、またはユーザーインターフェイス42を介してオペレータが入力した指令に基づいて、あるいは、記憶部43に記憶されたプロセスレシピに基づいて、選択されたウエハ配列(表面対面配列または裏面対面配列)を把握する。そして、制御部40は、ウエハ移載装置19、ウエハハンド211及びウエハホルダ212を用いて、選択されたウエハ配列でウエハWを配列する。さらに制御部40は、指定されたウエハ配列に応じて、隣接するウエハ裏面間の隙間に対応する位置に乾燥ガスノズル140の各ガス吐出口1401が位置するように、上記の水平移動機構を制御する。
なお、上述した3種類の水平移動機構のうちでは、チャックロッド水平移動機構を採用することが最も好ましい。ウエハ搬送機構22は、このようなチャックロッド水平移動機構を元から備えている場合も多く、ウエハ搬送機構22の構成をそのまま用いるか、あるいはわずかな改造をすることにより、上記の機能を実現できるからである。
なお、表面対面配列及び裏面対面配列の両方において、ウエハ裏面間の隙間に対応する位置に乾燥ガスノズルの各ガス吐出口が位置するようにするため、以下の構成を採用することもできる。すなわち、図13に概略的に示すように、乾燥室123の底部の両脇に2本ずつ第1乾燥ガスノズル140A及び第2乾燥ガスノズル140Bを設ける。第1乾燥ガスノズル140Aの吐出口1401の位置は、第2乾燥ガスノズル140Bの吐出口の位置に対して前述したハーフピッチに相当する距離だけずれている。切換弁163により、IPA蒸気発生器160から送り出された乾燥促進ガスを、第1乾燥ガスノズル140A及び第2乾燥ガスノズル140Bのいずれか一方に供給することができるようになっている。
上記各実施形態によれば、ウエハWを表面対面配列した場合でも裏面対面配列した場合でも、ウエハ裏面間の隙間に対応する位置に乾燥ガスノズル140の各吐出口1401が位置するようにすることができる。このため、表面対面配列及び裏面対面配列のいずれを用いる場合でも、ウエハ表面のパーティクルレベルの悪化を防止することできる。
上記実施形態においては、処理対象の基板は半導体ウエハであったが、これに限定されるものではなく、ガラス基板、セラミック基板等の他の種類の基板であってもよい。
W 基板(ウエハ)
19,211,212 基板配列装置
122 液処理部(洗浄槽)
123 乾燥処理部(乾燥室)
137,139 乾燥チャンバ
22 基板搬送装置(ウエハ搬送装置)
22b 基板搬送装置の移動機構
124 基板保持具(ウエハガイド)
124b 基板保持具の移動機構
1244 基板保持具の基板保持溝
140 ノズル(乾燥ガスノズル)
140A 第1ノズル
140B 第2ノズル
1401 ノズルの吐出口
1402 ノズルの移動機構
163 切換装置(切換弁)
40 制御部

Claims (11)

  1. 複数の基板にまとめて乾燥処理を施す基板処理方法において、
    基板の配列パターンとして、第1配列パターン及び第2配列パターンのいずれか一方を選択する選択工程と、
    前記選択工程により選択された配列パターンに従い、複数の基板を、起立姿勢で、予め決められた配列ピッチで、隣接する基板間に隙間を形成して水平方向に配列して、前記1配列パターンで基板が配列された第1基板配列、または、第2配列パターンで基板が配列された第2基板配列のいずれかを形成する配列工程と、
    前記配列工程で形成された基板配列を維持したまま、前記複数の基板をまとめて基板保持具によって保持する保持工程と、
    前記基板保持具により基板を保持した状態で、基板の前記配列ピッチの2倍の配列ピッチで水平方向に配列された複数の吐出口を有する少なくとも1つのノズルから乾燥促進ガスを吐出して、吐出された乾燥促進ガスに前記基板を接触させる乾燥促進ガス供給工程と、
    を備え、
    前記第1基板配列では、当該第1基板配列の一方の端から奇数番目の基板の表面が第1方向を向くとともに裏面が前記第1方向と逆方向の第2方向を向き、前記一方の端から偶数番目の基板の表面が前記第2方向を向くとともに裏面が前記第1方向を向き、かつ当該第1基板配列の他方の端の基板の表面が前記第2方向を向くとともに裏面が前記第1方向を向いており、
    前記第2基板配列では、当該第2基板配列の一方の端から奇数番目の基板の表面が前記第2方向を向くとともに裏面が前記第1方向を向き、前記一方の端から偶数番目の基板の表面が前記第1方向を向くとともに裏面が前記第2方向を向き、かつ当該第2基板配列の他方の端の基板の表面が前記第1方向を向くとともに裏面が前記第2方向を向いており、
    前記基板処理方法は、前記選択工程で選択された前記第1の配列パターンまたは前記第2の配列パターンに応じて調整を行うことにより、乾燥促進ガス供給工程が実行されているときに前記乾燥促進ガスを吐出している前記ノズルの吐出口が基板の裏面間の隙間に対応する位置に位置しているようにする調整工程をさらに備えている、基板処理方法。
  2. 前記配列工程は基板配列装置により行われ、前記保持工程は、前記基板配列装置から基板を受け取った基板搬送装置が、前記基板保持具に基板を渡すことを含み、前記基板搬送装置は、前記基板配列部により配列された基板配列状態を維持したままで基板を保持することができる基板保持部材を有し、
    前記基板保持具は、前記第1基板配列及び前記第2基板配列を構成する基板の枚数よりも1つ以上多い数の基板保持溝を有し、前記基板保持溝は前記第1基板配列及び前記第2基板配列を構成する基板の配列ピッチと同じ配列ピッチで配列され、
    前記調整工程は、前記基板搬送装置の前記基板保持部材から前記基板保持具に基板を渡す際に、前記第1配列パターンで基板が配列されているときと前記第2配列パターンで基板が配列されているときとで、前記基板保持部材から前記基板保持具に基板を渡すときの前記基板保持部材の位置を、前記基板保持具上における前記基板の配列方向に前記配列ピッチに相当する距離だけずらすことを含む、請求項1記載の基板処理方法。
  3. 前記配列工程は基板配列装置により行われ、前記保持工程は、前記基板配列装置から基板を受け取った基板搬送装置が、前記基板保持具に基板を渡すことを含み、前記基板搬送装置は、前記基板配列部により配列された基板配列状態を維持したままで基板を保持することができる基板保持部材を有し、
    前記基板保持具は、前記第1基板配列及び前記第2基板配列を構成する基板の枚数よりも1つ以上多い数の基板保持溝を有し、前記基板保持溝は前記第1基板配列及び前記第2基板配列を構成する基板の配列ピッチと同じ配列ピッチで配列され、
    前記調整工程は、前記基板搬送装置の前記基板保持部材から前記基板保持具に基板を渡す際に、前記第1配列パターンで基板が配列されているときと前記第2配列パターンで基板が配列されているときとで、前記基板保持部材から前記基板保持具に基板を渡すときの前記基板保持具の位置を、前記基板保持具上における前記基板の配列方向に前記配列ピッチに相当する距離だけずらすことを含む、請求項1記載の基板処理方法。
  4. 前記調整工程は、前記第1配列パターンで基板が配列されているときと前記第2配列パターンで基板が配列されているときとで、前記ノズルの位置を、前記基板保持具上における前記基板の配列方向に前記配列ピッチに相当する距離だけずらすことを含む、請求項1記載の基板処理方法。
  5. 前記ノズルが2つ設けられ、これら2つのノズルのうちの第1ノズルの吐出口の位置は、第2ノズルの吐出口の位置に対して、吐出口の配列方向に沿って前記配列ピッチに相当する距離だけずれており、
    前記調整工程は、前記第1配列パターンで基板が配列されているときに前記乾燥促進ガスを基板に供給するノズルとして前記第1のノズルを選択し、前記第2配列パターンで基板が配列されているときに前記乾燥促進ガスを基板に供給するノズルとして第2のノズルを選択することを含む、請求項1記載の基板処理方法。
  6. 基板処理装置の動作を制御するコンピュータからなる制御装置により実行可能なプログラムを記憶する記憶媒体であって、前記プログラムが前記コンピュータにより実行されると、前記制御装置が、前記基板処理装置に請求項1から7うちのいずれか一項に記載の基板処理方法を実行させる記憶媒体。
  7. バッチ式の基板処理装置であって、
    複数の基板を、起立姿勢で、予め決められた配列ピッチで、隣接する基板間に隙間を形成した状態で水平方向に配列する基板配列装置と、
    前記基板配列部により配列された基板の配列状態を維持したまま、前記複数の基板にまとめて予め決められた乾燥処理を施す乾燥処理部と、
    前記基板配列部により配列された基板配列状態を維持したままで基板を保持することができる基板保持部材を有し、前記基板配列装置及び前記乾燥処理部との間で、前記複数の基板の基板をまとめて搬送する基板搬送装置と、
    前記基板処理装置の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記基板配列装置は、少なくとも、第1配列パターンで基板が配列された第1基板配列と、第2配列パターンで基板が配列された第2基板配列とを形成することができ、
    前記第1基板配列では、当該第1基板配列の一方の端から奇数番目の基板の表面が第1方向を向くとともに裏面が前記第1方向と逆方向の第2方向を向き、前記一方の端から偶数番目の基板の表面が前記第2方向を向くとともに裏面が前記第1方向を向き、かつ当該第1基板配列の他方の端の基板の表面が前記第2方向を向くとともに裏面が前記第1方向を向いており、
    前記第2基板配列では、当該第2基板配列の一方の端から奇数番目の基板の表面が前記第2方向を向くとともに裏面が前記第1方向を向き、前記一方の端から偶数番目の基板の表面が前記第1方向を向くとともに裏面が前記第2方向を向き、かつ当該第2基板配列の他方の端の基板の表面が前記第1方向を向くとともに裏面が前記第2方向を向いており、
    前記乾燥処理部は、
    乾燥チャンバと、
    前記乾燥チャンバ内で、前記基板配列装置により配列された基板の配列状態を維持したまま、前記複数の基板をまとめて保持する基板保持具であって、前記基板搬送装置との間で、前記基板配列部により配列された基板の配列状態を維持したまま、前記複数の基板をまとめて受け渡しすることが可能な基板保持具と、
    前記基板配列装置による基板の配列ピッチの2倍の配列ピッチで水平方向に配列された複数の吐出口を有し、各吐出口から乾燥チャンバ内に乾燥促進ガスを吐出する少なくとも1つのノズルと、
    を有しており、
    前記基板処理装置はさらに、前記基板保持具により保持された基板と前記乾燥ガスを吐出する前記ノズルの吐出口との間における基板の配列方向に関する相対的位置関係を調整する調整手段をさらに備え、
    前記制御部は、前記基板保持具により保持されている基板が前記第1配列パターンで配列されているか前記第2配列パターンで配列されているかに応じて前記調整手段を制御し、これにより、前記ノズルから前記乾燥促進ガスが吐出されているときに前記乾燥促進ガスを吐出している吐出口が基板の裏面間の隙間に対応する位置に位置しているようにする、基板処理装置。
  8. 前記基板保持具は、前記第1基板配列及び前記第2基板配列を構成する基板の枚数よりも1つ以上多い数の基板保持溝を有し、前記基板保持溝は前記第1基板配列及び前記第2基板配列を構成する基板の配列ピッチと同じ配列ピッチで配列され、
    前記基板搬送装置は、前記基板保持部材を、前記基板の配列方向に沿って前記基板保持具に対して進退させる移動機構を有し、
    前記制御装置は、前記基板搬送装置の前記移動機構を前記調整手段として用い、前記第1配列パターンで基板が配列されているときと前記第2配列パターンで基板が配列されているときとで、前記基板保持部材から前記基板保持具に基板を渡す位置を、前記基板保持具上における前記基板の配列方向に前記基板の配列ピッチに相当する距離だけずらす、請求項7記載の基板処理装置。
  9. 前記基板保持具を、前記基板の配列方向に沿って進退させる移動機構が設けられ、
    前記制御部は、前記基板保持具の前記移動機構を前記調整手段として用い、前記第1配列パターンで基板が配列されているときと前記第2配列パターンで基板が配列されているときとで、前記基板保持部材から前記基板保持具に基板を渡す位置を、前記基板保持具上における前記基板の配列方向に前記基板の配列ピッチに相当する距離だけずらす、請求項7記載の基板処理装置。
  10. 前記ノズルを、前記基板の配列方向に沿って進退させる移動機構が設けられ、
    前記制御部は、前記ノズルの前記移動機構を前記調整手段として用い、前記第1配列パターンで基板が配列されているときと前記第2配列パターンで基板が配列されているときとで、前記ノズルの位置を前記基板保持具上における前記基板の配列方向に前記基板の配列ピッチに相当する距離だけずらす、請求項7記載の基板処理装置。
  11. 前記ノズルは少なくとも2つ設けられ、これら2つのノズルのうちの第1ノズルの吐出口の位置は、第2ノズルの吐出口の位置に対して、前記基板保持具上における前記基板の配列方向に前記基板の配列ピッチに相当する距離だけずれており、
    前記第1ノズルからの吐出と第2ノズルからの吐出を切り換える切換装置が設けられ、
    前記制御部は、前記切換装置を前記調整手段として用い、前記第1配列パターンで基板が配列されているときに第1のノズルを用い、前記第2配列パターンで基板が配列されているときに第2のノズルを用いる、請求項7記載の基板処理装置。
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