JP2016008363A - 靴下 - Google Patents

Abstract

【課題】足指を全面的に露出させるタイプの靴下であって、脱着を容易にすると共に、安価に製造可能としたものを提供する。【解決手段】先端を全面的に開放した靴下であって、その先端２の開口縁部２１に、リング状の親指用指ベルト４１、リング状の中指用指ベルト４２、リング状の小指用指ベルト４３を設けている。好ましくは、親指用指ベルト４１、中指用指ベルト４２、小指用指ベルト４３が開口縁部２１の上半分の範囲に設けられている。【選択図】図２

Description

本発明は靴下に関し、特に足指を全面的に露出させるタイプの靴下に関する。

足の指を動かすことは身体の保持性や運動性を向上させるのみならず、足に集中するつぼを刺激し、健康を増進させる効果があるといわれている。しかし、現代の生活においては、窮屈な靴を履いたり、足の運動が不足したりしているため、５本の足指を自在に動かせる機会が少ない。

また、足の指の間は、靴を履くことにより、汗などにより湿った状態となると共に通気が悪いために、白癬菌が増殖しやすく水虫疾患に最も冒されやすい個所である。

上記のような問題に対して、靴下の爪先部に５個の指袋を設けた、いわゆる５本指靴下が使用されている。また、指袋の先端を開放することにより、足指を全面的又は部分的に露出させるタイプの靴下も公知である（下記特許文献１、２参照）。

特開２００２―１７３８０２ 特開２０１０―９０５１９

しかし、５本指靴下は、履きにくく、脱ぎにくいという致命的な欠点がある。足指を全面的又は部分的に露出させるタイプの靴下も既存のものはやはり履きにくく、脱ぎにくいものが多い。また、これらの靴下は指袋の製造が困難であるため、コスト高にならざるを得ない。

本発明の目的は、足指を全面的に露出させるタイプの靴下であって、脱着を容易にすると共に、安価に製造可能としたものを提供することである。

上記目的を達成する本発明の靴下は、先端を全面的に開放した靴下１であって、その先端２の開口縁部２１に、リング状の親指用指ベルト４１、リング状の中指用指ベルト４２、リング状の小指用指ベルト４３を設けたことを特徴とする（請求項１）。

好ましくは、前記親指用指ベルト４１、前記中指用指ベルト４２、前記小指用指ベルト４３は前記開口縁部２１の上半分の範囲に設けられる（請求項２）。

本発明の靴下は３つの指ベルト（親指用指ベルト、中指用指ベルト、小指用指ベルト）を靴下先端開口に設けているので、各指ベルトを親指、中指、小指にそれぞれ装着すると、人差し指は親指と中指の間に位置し、薬指は中指と小指の間に位置する。したがって、足指はそれぞれ指ベルトにより完全に分離される。この状態では、足指は付け根を除きほとんど全面的に解放状態であり、５本の足指を自在に動かすことができる。通気もよいので水虫疾患を予防することもできる。

以下、添付の図面に基づき、本発明の１実施例を説明する。

本発明の１実施例に係る靴下を装着している状態の斜視図である。 同靴下の（ａ）右側面図、（ｂ）正面図、（ｃ）平面図、（ｄ）左側面図、（ｅ）背面図、（ｆ）底面図である。これらの図面において、従来の靴下と同様であって、特徴のない部分は点線で表示している。 図２（ｂ）のＡ−Ａ断面図である。

図１に示すように、本発明の靴下１は、足指を全面的に露出させるタイプの靴下である。

この靴下１の先端は、図３に示すように、全面的に開放されて、開口２となっている。この先端以外の靴下部分３（足甲３１と足裏３２の一部、かかと部３３、足首３４の各部分）には新規な特徴はなく、それ自体公知のものである。そのことを端的に示すために、点線で表示している。

図２（ｂ）（ｅ）に示すように、この開口２の縁部２１の上半分の範囲において、リング状の３つの指ベルト４が設けられている。すなわち、親指用指ベルト４１、中指用指ベルト４２、小指用指ベルト４３である。リングの大きさは各指に相応の大きさである。

指ベルト４は、柔らかく、強靭で、弾力のある紐やテープで作成することが望ましい。この指ベルト部分４のみをそれ以外の靴下部分と異なる色彩とすれば、奇抜なデザインとなる。

この指ベルト４のリング４１、４２、４３を親指５、中指６、小指７にそれぞれ装着すると、人差し指８は親指５と中指６の間に位置し、薬指９は中指６と小指７の間に位置する（図１）。リングは３つであるが、足指はそれぞれ指ベルトにより完全に分離される。装着は単にリングを指にはめるだけであるから極めて容易である。同様に、足指から指ベルトを外すのも容易である。

装着状態では、足指は付け根を除きほとんど全面的に解放状態であり、５本の足指を自在に動かすことができる。通気もよいので水虫疾患を予防することができる。

この靴下を製造するには、先端２を開放させた靴下を編み上げた後、３つの指ベルト４１、４２、４３を開口縁２１に縫い付けるだけであるので、指袋を製造していた従来方法に比べて、製造が容易でかつ安価である。ただし、本発明は、指ベルト４１、４２、４３を含む形で靴下全体を編み上げる方法を排除するものではない。

１ 靴下
２ 開口
２１ 開口縁部
３ 先端以外の靴下部分
３１ 足甲
３２ 足裏
３３ かかと部
３４ 足首
４ 指ベルト
４１ 親指用指ベルト
４２ 中指用指ベルト
４３ 小指用指ベルト
５ 親指
６ 中指
７ 小指
８ 人差し指
９ 薬指

Claims (2)

1. 先端を全面的に開放した靴下（１）であって、その先端（２）の開口縁部（２１）に、リング状の親指用指ベルト（４１）、リング状の中指用指ベルト（４２）、リング状の小指用指ベルト（４３）を設けたことを特徴とする靴下。
2. 前記親指用指ベルト（４１）、前記中指用指ベルト（４２）、前記小指用指ベルト（４３）が前記開口縁部（２１）の上半分の範囲に設けられている請求項１記載の靴下。

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