JP2016007650A - 螺子供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加振機構を用いることなく小型の螺子の供給ができ、重量、サイズ及びコストの低減を図ることができる螺子供給装置を提供することを目的とする。
【解決手段】内壁の少なくとも一部が円筒面21Mとなっている凹状の螺子収容空間21Sをベース部21に設け、その螺子収容空間21Sを非磁性体から成る隔板22によって塞ぐ。隔板22を隔てた螺子収容空間21Sの外側に、円筒面21Mの中心軸線Jを回転中心として隔板22と平行な面内で回転する回転盤23を設け、回転盤23の隔板22と対向する領域のうち円筒面21Mよりも外側の部分に複数の磁石34を取り付ける。回転盤23の回転に伴って円軌道の移動経路Qで移動する複数の磁石34に引き寄せられた螺子収容空間21S内の螺子2のうち、頭部2Tを隔板22に接触させて円筒面21Mの中心軸線Jと平行に延びた姿勢で進入しようとした螺子2のみが管状部材32を通過するようにする。
【選択図】図6

Description

本発明は、螺子を所定の姿勢に整えて供給する螺子供給装置に関するものである。
螺子を所定の姿勢に整えて供給する螺子供給装置としては、例えば、複数の螺子を収容した内容器を外容器に対して相対回転させ、内容器内に設けられた羽板等に螺子をぶつけて攪拌し、所定の姿勢に整えられた螺子のみが開口部から取り出されるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1)。また、このような螺子供給装置では、比較的小型の螺子は所定の姿勢に整えること自体が困難であるため、螺子を収容した容器に振動を与えて螺子を跳躍させ、頭部を上に向けて落下した螺子を溝によって受け止めて姿勢を整えるようにしたものもある。
特開平1−104511号公報
しかしながら、上記のように螺子を跳躍させて姿勢を整えるタイプの螺子供給装置では、容器を振動させるための加振機構が必要であり、螺子供給装置全体の重量、サイズ及びコストが増大するという問題点があった。
そこで本発明は、加振機構を用いることなく小型の螺子の供給ができ、重量、サイズ及びコストの低減を図ることができる螺子供給装置を提供することを目的とする。
本発明の螺子供給装置は、内壁の少なくとも一部が円筒面となっている凹状の螺子収容空間に複数の螺子を収容可能なベース部と、前記螺子収容空間を塞いで前記ベース部に取り付けられた非磁性体から成る隔板と、前記隔板を隔てた前記螺子収容空間の外側を前記円筒面の中心軸線を回転中心として前記隔板と平行な面内で回転する回転盤と、前記回転盤の前記隔板と対向する領域のうち前記円筒面よりも外側の部分に取り付けられた複数の磁石と、前記回転盤の回転に伴って円軌道の移動経路で移動する前記複数の磁石に引き寄せられた前記螺子収容空間内の螺子のうち、頭部を前記隔板に接触させて前記円筒面の前記中心軸線と平行に延びた姿勢で進入しようとした螺子のみを通過させる管状部材とを備えた。
本発明によれば、加振機構を用いることなく小型の螺子の供給ができ、重量、サイズ及びコストの低減を図ることができる。
本発明の一実施の形態における螺子取り付け装置の斜視図 (a)本発明の一実施の形態における螺子取り付け装置が備える螺子供給部の正面斜視図(b)正面分解斜視図 本発明の一実施の形態における螺子取り付け装置が備える螺子供給部の正面図 本発明の一実施の形態における螺子取り付け装置が備える螺子供給部の(a)背面分解斜視図(b)背面斜視図 本発明の一実施の形態における螺子取り付け装置が備える螺子供給部の背面図 本発明の一実施の形態における螺子取り付け装置が備える螺子供給部の部分拡大正面図 本発明の一実施の形態における螺子取り付け装置が備える螺子供給部の部分拡大正面斜視図 本発明の一実施の形態における螺子取り付け装置が備える螺子供給部の部分断面側面図 本発明の一実施の形態における螺子取り付け装置が備える螺子供給部の部分断面側面図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態における螺子取り付け装置が備える螺子供給部の部分斜視図 本発明の一実施の形態における螺子取り付け装置の動作説明図 本発明の一実施の形態における螺子取り付け装置の動作説明図 本発明の一実施の形態における螺子取り付け装置の動作説明図 本発明の一実施の形態における螺子取り付け装置の動作説明図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1には本発明の一実施の形態における螺子取り付け装置1を示している。螺子取り付け装置1は予め定めた螺子供給位置KPに螺子2を供給するとともに、その螺子供給位置KPに供給した螺子2をピックアップして予め定めた作業位置NPに取り付ける(捻じ込む)作業を自動で実行するものである。作業位置NPには、螺子2を取り付けようとする対象物3の螺子穴が位置される。
螺子取り付け装置1は、卓上に設置するためのスタンド11に、対象物位置決め部12、螺子供給部13及び螺子取り付け部14を備えている。図1において、スタンド11は水平部11a及び水平部11aから垂直上方に延びた垂直部11bから成る。対象物位置決め部12は水平部11aの右方領域に設けられており、対象物3を保持するテーブル12aと、テーブル12aを作業者OPから見た左右方向(X軸方向)、前後方向(Y軸方向)及び上下方向(Z軸方向)に移動させるテーブル移動機構12bを備えて成る。
螺子供給部13は螺子2を螺子供給位置KPに供給する部分であり、螺子供給装置として機能する。図2(a),(b)及び図3において、螺子供給部13は、スタンド11の垂直部11bの前面(作業者OPの側に向く面)にスペーサSP等を介して取り付けられたベース部21を有している。ベース部21は、XZ平面に広がる矩形平板状に形成された第1ベース板21aの前面に、第1ベース板21aとほぼ同型の透明の第2ベース板21bが貼り合わされて成る。
ベース部21は背面側に開口する凹状の螺子収容空間21Sを有している。螺子収容空間21Sは、内壁の少なくとも一部が円筒面21M状に形成されている。ベース部21には、螺子収容空間21Sから左方に延びて上方に開口した螺子投入路21Tが設けられている。螺子投入路21Tの上方に開口した部分は螺子投入口21Kとなっている。螺子収容空間21Sには複数の螺子2が収容可能であり、螺子投入口21Kから投入された螺子2は、螺子投入路21Tを通って螺子収容空間21S内に収容される(図3)。
図4(a),(b)及び図5において、第1ベース板21aの背面側には、非磁性体から成る隔板22が螺子収容空間21Sを塞いで設けられている。隔板22を隔てた螺子収容空間21Sの外側(隔板22の背面側)には外周歯を有した回転盤23が隔板22と平行な面内で回転できるように取り付けられている。具体的には、回転盤23は、その下部が第1ベース板21aの背面側に回転自在に取り付けられた駆動歯車24と噛合しており、上部が第1ベース板21aの背面側の右方に回転自在に設けられた第1の支持歯車25と、第1ベース板21aの背面側の左方に回転自在に設けられた第2の支持歯車26との双方と噛合している。このように回転盤23が駆動歯車24、第1の支持歯車25及び第2の支持歯車26と噛合した状態では、回転盤23は、第1ベース板21aに設けられた円筒面21Mの中心軸線Jを回転中心とする回転が可能である。
図4(a),(b)及び図5において、第1ベース板21aの背面にはレバー部材27が隔板22と平行な面内で揺動自在に設けられている。このレバー部材27には上記第2の支持歯車26の回転軸が取り付けられている。レバー部材27は、第1ベース板21aの背面に設けられたロック機構28のロック動作によってロック位置(図5中に実線で示す位置)と非ロック位置(図5中に一点鎖線で示す位置)との間で揺動が可能である。レバー部材27がロック位置に位置した状態では第2の支持歯車26と回転盤23が噛合して回転盤23は中心軸線Jの回りでの回転が可能となる。一方、レバー部材27が非ロック位置に位置した状態では第2の支持歯車26と回転盤23との噛合が外れ、第1ベース板21aに対して回転盤23を取り外すことができる。
図4(a),(b)及び図5において、第1ベース板21aの背面には駆動モータ30が取り付けられている。駆動モータ30の駆動軸30aは右方(駆動歯車24の側)へ延びており、その先端には傘歯車31が取り付けられている。駆動歯車24は傘歯車でもあり、上記傘歯車31と噛合している。駆動モータ30の駆動軸30aが回転して傘歯車31を駆動すると、その回転動力が駆動歯車24に伝達され、駆動歯車24と噛合した回転盤23が中心軸線J回りに回転する。
図1、図2(a),(b)及び図3において、ベース部21の右方には管状部材32が取り付けられている。管状部材32はその上半部が第1ベース板21aに形成された管状部材嵌合溝21H(図2(b))に嵌合され、第1ベース板21aと第2ベース板21bによって挟まれた状態で固定されている。管状部材32の上端部は螺子収容空間21S内に位置しており、管状部材32の下半部は、第1ベース板21aから右下方に延びて設けられたガイド21gにガイドされて支持されている。
図3、図4(a),(b)、図5及び図6において、回転盤23の隔板22と対向する領域(回転盤23の前面)には複数の磁石34が設けられている。これら複数の磁石34は、回転盤23の回転中心(すなわち中心軸線J)を中心とした円環状に飛び飛びに配置されている。このため、前述のようにして回転盤23が中心軸線J回りに回転すると、回転盤23に取り付けられた複数の磁石34は中心軸線Jを中心とする円軌道の移動経路Q(図3、図6及び図7)で円筒面21Mの外側の領域を移動する(図6及び図7中に示す矢印A)。これにより螺子収容空間21S内に収容された複数の螺子2のうち、複数の磁石34に引き寄せられたものは、円筒面21Mに沿った円軌道で回転盤23の回転方向に移動する(図6及び図7)。
上記複数の磁石34は、本実施の形態では特に、回転盤23の隔板22と対向する領域のうち、円筒面21Mよりも外側の部分に設けられている(図6)。このため、螺子収容空間21S内に収容された複数の螺子2のうち、複数の磁石34に引き寄せられたものは、磁石34の上記移動経路Qよりも内側に位置する円軌道(円筒面21Mに沿った円軌道)で回転盤23の回転方向に移動する。
円筒面21Mに沿った円軌道で移動する螺子2の多くは、図7及び図8に示すように、その頭部2Tを隔板22に接触させ、本体部2Hを円筒面21Mの中心軸線Jと平行に延ばした横姿勢となる。これは、磁石34が回転盤23の円筒面21Mよりも外側の部分に取り付けられているため、図9(図9は図8中に示す領域Rの拡大図)に示すように、磁石34の磁力線GSが円筒面21Mに対してほぼ垂直に入るように作用するからである。ここで、回転盤23に設けられた複数の磁石34は中心軸線Jを中心とした円環状に飛び飛びに配置されているため、螺子2は多数本が塊とはならず、少数本ずつが円筒面21Mに沿った円軌道で移動する。このため螺子2は各々が上記のような横姿勢になり易い。
また、図3及び図6に示すように、ベース部21に設けられた螺子投入路21Tの磁石34の移動経路Qに近接する部分には、隔板22の側に窪んだ形状の窪み部21Wが設けられている。このため、螺子投入路21Tと螺子収容空間21Sの境の領域にある螺子2のうち磁石34に引き寄せられたものは、回転盤23の回転に伴ってその領域を上方へ移動したときに、窪み部21Wを形成する上壁21Z(図6)に衝突して攪拌される。このことによっても螺子2は多数本が塊状になって移動することが防止され、各螺子2それぞれが横姿勢になり易い。
図8及び図9に示すように、円筒面21Mの隔板22が取り付けられる側の縁21Fと隔板22との間に、上記横姿勢(頭部2Tを隔板22に接触させて円筒面21Mの中心軸線Jと平行に延びた横姿勢)となっている螺子2の頭部2Tの一部が入り込む隙間21Uが形成されている。このため横姿勢になった螺子2は本体部2Hが円筒面21Mに密着するようになり、円筒面21Mをガイドとした安定した横姿勢を維持する。
図2、図3及び図6において、管状部材32の内部には螺子通路33が形成されている。螺子通路33は螺子収容空間21S内に入口33Aを有しており(図7)、その入口33Aは、螺子2を上記横姿勢にしたときの投影形状を一回り程度大きくした形状を有している。このため、回転盤23の回転に伴って頭部2Tを隔板22に接触させた横姿勢で入口33Aに進入しようとした螺子2はそのまま入口33Aを通過し得るが、それ以外の姿勢で進入しようとした螺子2は入口33Aではじかれる。その結果、螺子通路33の入口33Aに達した螺子2は、所定の姿勢(頭部2Tを隔板22に接触させて本体部2Hを円筒面21Mの中心軸線Jと平行に延ばした姿勢)で進入しようとしたもののみが管状部材32内に入ることができる。管状部材32の螺子通路33内に進入した螺子2は頭部2Tを後方に向けた横姿勢(本体部2Hを水平に延ばした姿勢)を維持したまま螺子通路33内を右下方に向かう斜め方向に転動しながら移動し(図6中に示す矢印B)、管状部材32の下端から横姿勢のまま落下排出される。
このように螺子供給部13は、回転盤23によって磁石34を円軌道の移動経路Qで移動させ、磁石34に引き寄せられた螺子収容空間21S内の螺子2のうち管状部材32を通過できる所定の姿勢(頭部2Tを隔板22に接触させて円筒面21Mの中心軸線Jと平行に延びた姿勢)になっているものを通過させることで螺子2の向きを揃えるようになっており、小型の螺子2でも確実に向きを揃えた状態で取り出すことができる。また、加振機構を必要としないので軽量かつコンパクトに構成でき、コストも安価にできる。
上記のように、磁石34に引き寄せられた螺子2は、螺子通路33の入口33Aに達したときの姿勢が偶々上記姿勢(上記頭部2Tを隔板22に接触させた横姿勢)になっていれば管状部材32内に入るので、磁石34に引き寄せられた螺子2の姿勢は或る程度ランダムでもよいといえる。このことから、磁石34の移動経路Qは必ずしも円筒面21Mよりも外側に位置している必要はないといえるが、本実施の形態のように、磁石34の移動経路Qが円筒面21Mよりも外側に位置していれば、螺子2は上記の理由によって頭部2Tを隔板22に接触させた横姿勢になり易いので、高い確率で管状部材32内に螺子2を送り込むことができる。
図1において、スタンド11の垂直部11bの前面には、管状部材32の下端に近接して螺子移動部35が設けられている。螺子移動部35は、図10(a),(b),(c)に示すように水平な板状の部材から成る螺子受け部35a、螺子受け部35aに対して前後方向にスライド自在に設けられたスライダ35b及びスライダ35bを前後方向に駆動するスライダ駆動手段35cを備えて成る。
図10(a),(b),(c)において、螺子受け部35aには、左右方向に延びた横溝36Yと、前後方向に延びた縦溝36Tから成る十字の溝が形成されている。横溝36Yは螺子2の頭部2Tの厚さ寸法よりも一回り大きい寸法の溝幅を有しており、縦溝36Tは螺子2の本体部2Hの外形よりも一回り大きい寸法の溝幅を有している。スライダ35bは、管状部材32の下端から横姿勢で落下排出された後、横溝36Yにガイドされて右方に転動してきた螺子2をせき止める「せき止め位置」(図10(a)及び図10(c))と、そのせき止めを開放する「開放位置」(図10(b))との間を往復移動する。
スライダ35bがせき止め位置から開放位置に移動すると(図10(a)→図10(b))、スライダ35bによってせき止められていた螺子2が螺子受け部35aの上面を右方に転動し、本体部2Hが縦溝36Tと一致する位置(姿勢変換位置と称する)に達したところで本体部2Hが縦溝36T内を下方に落ち込み、頭部2Tを支点として揺動することによって、本体部2Hを下方に延ばした縦姿勢となる(図10(b))。そして、螺子2が縦姿勢になったら、スライダ35bが開放位置からせき止め位置に移動し、縦姿勢になった螺子2を縦溝36Tに沿って後方に移動させる(図10(b)→図10(c))。これにより螺子2は螺子供給位置KPに位置される(図10(c))。このように螺子移動部35は、管状部材32から落下排出された螺子2を一つずつ螺子供給位置KPに移動させる。なお、螺子移動部35は管状部材32から排出された螺子2を螺子供給位置KPに移動させる構成であればよく、上述の構成に限定されるものではない。
図1、図2及び図3に示すように、管状部材32の中間部に管状部材32にストックされる螺子2が管状部材32の下端側から一定量に達した状態を検出するストック状態検出器37(ストック状態検出手段)が設けられている。ストック状態検出器37によって、管状部材32内に螺子2が一定量ストックされた状態が検出されたときには、その後一定の条件が満たされるまで回転盤23の回転動作が停止され、管状部材32内への螺子2の送り込みが中断される。螺子移動部35が螺子2を一つずつ螺子供給位置KPに移動させる動作よりも管状部材32内に螺子2が一つずつ送り込まれる動作の方が速い場合、螺子2は管状部材32内にストックされていくが、管状部材32内にストックされる螺子2の量は螺子移動部35が滞りなく螺子2を螺子供給位置KPに供給できる程度であればよいからである。
なお、上記条件としては、例えば、所定回数だけ螺子移動部35が螺子2を螺子供給位置KPへ移動させる動作を行うことなどが挙げられる。ストック状態検出器37としては、例えば、射出した検査光が遮られた状態を検知することによってその位置における螺子2の有無を検出する光センサタイプのもの等を採用することができる。
螺子取り付け部14は、螺子供給部13が螺子供給位置KPに供給した螺子2をピックアップし、対象物位置決め部12によって作業位置NPに位置決めされた対象物3の螺子穴に螺子2を取り付ける部分である。螺子取り付け部14は、図1に示すように、スタンド11の垂直部11bの前面であって、螺子供給部13の後方の位置に設けられている。
図1において、螺子取り付け部14は、スタンド11の垂直部11bの前面の左上部に設けられた水平移動アクチュエータ41、水平移動アクチュエータ41によって水平方向(左右方向)に移動されるブラケット42、ブラケット42に取り付けられた昇降アクチュエータ43、昇降アクチュエータ43によって昇降される昇降ブロック44及び昇降ブロック44に取り付けられた電動ドライバ45を備えて成る。水平移動アクチュエータ41によってブラケット42が水平方向に駆動されると、昇降アクチュエータ43及び昇降ブロック44とともに電動ドライバ45が水平方向に移動する(図1中に示す矢印C)。また、昇降アクチュエータ43によって昇降ブロック44が上下方向に駆動されると、昇降ブロック44と一体となって電動ドライバ45が昇降する(図1中に示す矢印D)。
電動ドライバ45はエア吸引保持式の電導ドライバであり、下方に延びた駆動部45aの下端において螺子2の頭部2Tを吸引保持し、その状態のまま螺子2を上下軸回りに回転駆動する。電動ドライバ45は、図1に示す待機位置では、駆動部45aの下端が螺子供給位置KPの上方に位置する。
螺子取り付け装置1が備える駆動部、すなわち、回転盤23を回転駆動する駆動モータ30、螺子移動部35のスライダ35bを駆動するスライダ駆動手段35c、対象物位置決め部12のテーブル移動機構12b、水平移動アクチュエータ41、昇降アクチュエータ43、電動ドライバ45等の作動制御は、螺子取り付け装置1が備える制御装置(図示せず)によって行われる。
作業者OPが制御装置に繋がる入力装置(図示せず)から螺子取り付け動作の開始操作を行うと、制御装置に制御されて螺子供給部13の回転盤23が回転する。これにより螺子収容空間21S内の螺子2が管状部材32に送り込まれ、その螺子2は管状部材32内の螺子通路33を通って管状部材32の下端から排出される。管状部材32の下端から排出された螺子2は螺子移動部35において横姿勢から縦姿勢にされたうえで螺子供給位置KPに移動される。螺子供給位置KPに螺子2が供給されたら、電動ドライバ45は昇降アクチュエータ43によって下降され、駆動部45aの下端において螺子2を吸着保持する(図11)。
電動ドライバ45は、螺子2を吸着保持したら、昇降アクチュエータ43によって上昇された後(図12)、水平移動アクチュエータ41によって右方に移動され、駆動部45aの下端が作業位置NPの上方に位置される(図13)。これにより駆動部45aの下端において保持した螺子2が作業位置NPの上方に位置したら、電動ドライバ45は昇降アクチュエータ43によって下降され、螺子2の下端が作業位置NPに達したところで駆動部45aを上下軸回りに回転させる。この駆動部45aの回転に合わせて電動ドライバ45が下降することで、作業位置NPに位置した対象物3の螺子穴に螺子2が捻じ込まれる(図14。図中に示す矢印E)。
上記のようにして対象物3の1つの螺子穴に螺子2が取付けられたら、電動ドライバ45は待機位置に復帰する。そして、この間に螺子供給部13は螺子2を新たに螺子供給位置KPに供給し、対象物位置決め部12は次の螺子穴を作業位置NPに位置決めする。以後、上記工程を繰り返し実行し、対象物3に取り付けるべき螺子2を全て取り付けたら、その対象物3に対する作業は終了となる。
以上説明したように、本実施の形態における螺子取り付け装置1の螺子供給部13(螺子供給装置)は、回転盤23によって磁石34を円軌道の移動経路Qで移動させ、磁石34に引き寄せられた螺子収容空間21S内の螺子2のうち管状部材32を通過できる所定の姿勢(頭部2Tを隔板22に接触させて円筒面21Mの中心軸線Jと平行に延びた姿勢)になっているものを通過させることで螺子2の向きを揃えるようになっている。このため小型の螺子2でも確実に向きを揃えた状態で取り出すことができる。また、加振機構を必要としないので軽量かつコンパクトに構成でき、コストも安価にできる。すなわち本実施の形態における螺子供給装置によれば、加振機構を用いることなく小型の螺子2の供給ができ、重量、サイズ及びコストの低減を図ることができる。
これまで本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上述の実施形態に示したものに限定されない。例えば、上述の実施の形態では、螺子取り付け装置1がスタンド11によって卓上に設置されて用いられる構成となっていたが、スタンド11から水平部11a及び対象物位置決め部12を除去した構成とし、これをアーム機構等によって三次元で移動させることができる構成としてもよい。このような構成の螺子取り付け装置1では、螺子取り付け装置1を自在に移動させることで任意の位置での螺子2の取り付けを行うことができるので、種々の製造装置に組み込んで多様な場面での螺子取り付け作業を行うことが可能となる。
加振機構を用いることなく小型の螺子の供給ができ、重量、サイズ及びコストの低減を図ることができる螺子供給装置を提供する。
2 螺子
2T 頭部
13 螺子供給部(螺子供給装置)
21 ベース部
21S 螺子収容空間
21M 円筒面
21F 縁
21U 隙間
21T 螺子投入路
21W 窪み部
22 隔板
23 回転盤
32 管状部材
34 磁石
37 ストック状態検出器(ストック状態検出手段)
J 中心軸線
Q 移動経路

Claims (4)

  1. 内壁の少なくとも一部が円筒面となっている凹状の螺子収容空間に複数の螺子を収容可能なベース部と、
    前記螺子収容空間を塞いで前記ベース部に取り付けられた非磁性体から成る隔板と、
    前記隔板を隔てた前記螺子収容空間の外側を前記円筒面の中心軸線を回転中心として前記隔板と平行な面内で回転する回転盤と、
    前記回転盤の前記隔板と対向する領域のうち前記円筒面よりも外側の部分に取り付けられた複数の磁石と、
    前記回転盤の回転に伴って円軌道の移動経路で移動する前記複数の磁石に引き寄せられた前記螺子収容空間内の螺子のうち、頭部を前記隔板に接触させて前記円筒面の前記中心軸線と平行に延びた姿勢で進入しようとした螺子のみを通過させる管状部材とを備えたことを特徴とする螺子供給装置。
  2. 前記円筒面の前記隔板が取り付けられる側の縁と前記隔板との間に、頭部を前記隔板に接触させて前記円筒面の前記中心軸線と平行に延びた姿勢となっている螺子の前記頭部の一部が入り込む隙間が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の螺子供給装置。
  3. 前記ベース部は前記螺子収容空間に連通する螺子投入路を有しており、前記螺子投入路の前記磁石の前記移動経路に近接する部分に、前記隔板の側に窪んだ形状の窪み部が設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の螺子供給装置。
  4. 前記管状部材内にストックされる螺子が一定量に達した状態を検出するストック状態検出手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の螺子供給装置。
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