JP2016007372A - 生体情報測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】登録済みユーザのなかから測定者をより精度良く特定する装置を提供する。
【解決手段】目的とする測定対象の測定結果に加え、予め登録されている各ユーザが測定する際の測定習慣(測定時に先に乗せた足の情報、測定時刻等)を測定習慣情報を利用して測定者を特定する。生体情報測定装置では、体重や生体インピーダンス(BI)の測定に加えて測定習慣を検出すると共に、各登録ユーザに対する測定結果履歴として測定習慣情報を保存しておく。そして、測定結果に対し、過去の測定結果履歴と比較し、従来の識別条件であるBI、体重の他に、測定習慣が一致しているかを判断し、一致した測定履歴の割合が最も多い登録番号を測定者として認識することで測定者を識別する精度を向上させる。このように、測定に際しての各登録ユーザによる異なる行動の癖を考慮した測定者識別をすることができ、体型が近い測定者を高い精度で認識することが可能となる。
【選択図】図9

Description

本発明は、体重や体組成等の生体情報を測定する生体情報測定装置に係り、詳細には、測定者を識別する技術に関する。
自己の健康や体調の管理等を目的として体重を測定することが従来から行われている。近年では体重に加えて生体インピーダンスを測定し、その値から体脂肪率や基礎代謝等の各種体組成も算出する生体情報測定装置が存在している。このような生体情報測定装置では、各種体組成を算出するために測定者の身長や性別等の基礎情報が必要になることから、例えば家庭内における複数人が測定するような場合を想定し、各ユーザ毎に基礎情報を予め登録できるようになっている。
ユーザ登録が可能な生体情報測定装置の場合、測定ユーザを特定する必要があり、特許文献1では生体インピーダンスを判断条件とし測定者を特定し、また、特許文献2では生体インピーダンスの他に体重を判断条件に使い、測定結果に対して一定の範囲の生体インピーダンス、一定範囲の体重にあてはまるユーザ登録者から測定者を特定するようにしている。
しかし、登録済みユーザのなかから、生体インピーダンスや体重が測定値に近いユーザを測定者と特定する場合、生体インピーダンスや体重が近い登録ユーザ間では正確に測定者を特定できないという問題がある。
特に、家族間で生体情報測定装置を使用する場合には、親と子や兄弟間では同じような体型である場合があるため測定者の特定を誤る場合があった。
そして、測定結果を生体情報測定装置内部に保存したり、外部出力(送信を含む)することで、測定者の定期的、長期的な体調管理等に使用するようにした生体情報測定装置にあっては、測定者の特定誤りは特に問題となる。
特開2001−204705号公報 特開2002−345774号公報
本発明は、登録済みユーザのなかから測定者をより精度良く特定することを目的とする。
(1)請求項1に記載の発明では、測定者の体重を測定する体重測定手段と、測定者の生体インピーダンスを測定する生体インピーダンス測定手段と、測定者が測定する際の測定習慣を検出する測定習慣検出手段と、測定者のユーザ登録をするユーザ登録手段と、前記測定した体重と生体インピーダンスの少なくとも一方、及び前記検出した測定習慣を前記各ユーザ毎の測定履歴として保存する測定履歴保存手段と、前記測定した体重と生体インピーダンスの少なくとも一方、及び前記検出した測定習慣と、前記測定履歴保存手段に保存された各ユーザ毎の測定履歴とを比較することで、ユーザを認識するユーザ認識手段と、を具備したことを特徴とする生体情報測定装置を提供する。
(2)請求項2に記載の発明では、前記ユーザ登録手段は、各ユーザ毎の基礎情報として性別、年齢特定情報、身長が保存され、前記測定した体重と生体インピーダンス、及び前記認識したユーザに対応する前記保存された基礎情報から、当該ユーザの体組成を算出する体組成算出手段と、前記測定した体重と、前記算出した体組成又は生体インピーダンスとを出力する出力手段と、を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の生体情報測定装置を提供する。
(3)請求項3に記載の発明では、前記測定習慣検出手段は、測定の際に最初に乗せた側の足、及び、最初に降ろした側の足の少なくとも一方を測定習慣として検出する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の生体情報測定装置を提供する。
(4)請求項4に記載の発明では、前記測定習慣検出手段は、測定者の足の左右前後の4カ所について、測定の際に乗せた順番、及び降ろした順番の少なくとも一方を測定習慣として検出する、ことを特徴とする請求項1又は、請求項2に記載の生体情報測定装置を提供する。
(5)請求項5に記載の発明では、前記測定習慣検出手段は、測定時刻を測定習慣として検出する、ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1の請求項に記載の生体情報測定装置を提供する。
発明によれば、測定した体重と生体インピーダンスの少なくとも一方だけでなく、測定者が測定する際の測定習慣使用してユーザを認識するので、登録済みユーザのなかから測定者をより精度良く特定することができる。
生体情報測定装置の外観構成図である。 生体情報測定装置の機能ブロック図である。 ユーザ情報記憶部、測定結果履歴データの記憶データの内容を概念的に表した説明図である。 表示部の表示画面の詳細を表した説明図である。 制御部と、重量センサ、A/D変換部を測定習慣検出手段として機能させる場合の構成図である。 制御部と、測定用電極、A/D変換部を測定習慣検出手段として機能させる場合の構成図である。 制御部とプッシュスイッチを測定習慣検出手段として機能させる場合の構成図である。 測定処理動作の全体を表したフローチャートである。 登録済みの各ユーザの各履歴データに対応する、必須条件、判定条件について表した説明図である。 測定者認識処理について表したフローチャートである。 第2実施形態における、登録済みの各ユーザの各履歴データに対応する、必須条件、判定条件について表した説明図である。 第2実施形態における測定者識別処理の詳細について表したフローチャートである。 変形例における測定結果履歴の保存内容を表した説明図である。
以下、本発明の生体情報測定装置における好適な実施の形態について、図1から図13を参照して詳細に説明する。
(1)実施形態の概要
本実施形態の生体情報測定装置では、目的とする測定対象の測定結果だけでなく、予め登録されている各ユーザが測定する際の測定習慣、例えば、測定時に先に乗せた足(左右いずれか)の情報、先に下ろした足の情報、測定時刻等の1、又は複数の測定習慣情報を利用して測定者を特定する。
そのため、生体情報測定装置では、体重や生体インピーダンス(Bioelectrical Impedance)の測定に加えて測定習慣を検出すると共に、各登録ユーザに対する測定結果の履歴データとして測定習慣情報を保存しておく。
そして、測定結果に対し、過去の測定結果履歴と比較し、従来の識別条件である生体インピーダンス、体重の他に、測定習慣、例えば乗り始めの足が一致しているかを判断し、一致した測定履歴の割合が最も多い登録番号を測定者として認識することで測定者を識別する精度を向上させる。
このように、測定に際しての各登録ユーザによる異なる行動の癖(測定習慣)を考慮した測定者識別をすることができ、体型が近い測定者を高い精度で認識することが可能となる。
(2)実施形態の詳細…第1実施形態
図1は本実施形態が適用される生体情報測定装置の外観構成を表したもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は背面図である。
図1(a)に示されるように、本実施形態の生体情報測定装置1は装置本体10を備えており、装置本体10の上面には、表示部11、足の配置に合わせた左右上下の4カ所に測定用電極12、操作部13が配置されている。
装置本体10の裏側には、図1(a)で点線で示され、図1(b)、(c)に示されるように、4隅に重量センサ15Lf、15Lb、15Rf、15Rbが配設され、更に、装置本体10の前側の両隅にはプッシュスイッチ16L、16Rが配置されている。
また、図1(b)に示すように、装置本体10の後方側面に電源スイッチ14が配設されている。
装置本体10は、被測定者が乗る面が平らな筐体である。
装置本体10の内部には、図示しない電子回路、電源、電源保持部などが設けられている。
表示部11は、液晶ディスプレイで構成されている。
本実施形態の表示部11は、セグメント方式が採用されているが、ドットマトリクス方式の液晶ディスプレイを採用することも可能である。
表示部11は、ユーザ登録の際に入力される入力情報や、体重や体脂肪率等の測定結果等が表示されるようになっている。
表示部11の各表示項目と表示領域については後述する。
測定用電極12Lf、12Lb、12Rf、12Rbは、装置本体10に乗った被測定者の生体インピーダンスを測定するためのものであり、前後左右の合計4つが配設されている。
測定用電極12Lf、12Lb、12Rf、12Rbにより、各電極間の抵抗値が測定されることで、測定者の生体インピーダンスが算出されるようになっている。
実際には、1の電極から高周波の微弱定電流が印加され、他の1の電極で電圧降下分が測定され、この電圧降下分から両電極間の抵抗値が測定される。
測定用電極12Lf、12Lb、12Rf、12Rbは、その配置箇所により、左右に対するL、R、及び、前後に対するf、bの添え字により区別して表示している。
測定に際して測定者は、左右の両足について、土踏まずを挟んだつま先側と踵側のそれぞれの箇所を、各測定用電極12Lf、12Lb、12Rf、12Rb上に乗せる。
なお、以下の説明では、測定用電極を指定する場合の符号として、前後は問わず左右のいずれかを指定する場合には12L、12Rと表記し、左右は問わず前後のいずれかを指定する場合には12f、12bと表記し、前後左右のいずれも問わずに測定用電極のいずれか1つ又は全体を指定する場合には12と表記することとする。
この添字の表記については、重量センサ15Lf、15Lb、15Rf、15Rb、プッシュスイッチ16L、Rについても同様である。
測定用電極12は、測定者の測定習慣を検出する測定習慣検出手段の一部として機能することが可能である。
即ち、測定用電極12では、各電極間の抵抗値が検出されるが、その検出順序から、測定者が左右の足のいずれを先に乗せたのか、又は/及び、左右の足のいずれを先に下ろしたのかといった、乗り降りの際の足の順番を測定習慣情報として検出され、保存される。
操作部13は、上キー13a、下キー13b、クリアキー13c、設定キー13dを備えている。
上下キー13a、13bは、設定項目が無い表示画面において他の画面に遷移させ、設定項目がある表示画面において設定項目の内容(数値、項目)を変化させるためのキーである。
クリアキー13cは、表示中の各項目、値をクリアして1つ前の画面に戻るためのキーである。
設定キー13dは、設定項目がある表示画面において設定された項目を確定させ、次の設定項目、次の表示画面に遷移させるためのキーである。
この操作部13の各キー操作により、各ユーザ(測定者)毎の基礎情報(身長、性別、生年月日)の入力、ユーザの選択、各種モードの選択等の各種選択が行われる。
生体情報測定装置1は、測定完了後、操作部13の無操作状態が所定時間(例えば1分)経過すると省電力状態に移行し、表示部11の液晶ディスプレイがオフ状態となるように構成されている。この省電力状態において、操作部13のいずれかのキーが押下されると、省電力状態が解除されキャリブレーションが開始されるように構成されている。
電源スイッチ14は、電源から表示装置11や後述する制御部等の各部に対するすべての電源供給を切断するスイッチである。
重量センサ15Lf、15Lb、15Rf、15Rbは、生体情報測定装置1に乗った測定者の体重を測定するためのセンサであり、本実施形態では4つのロードセルにより構成されている。
各重量センサ15からは、測定者の重量値に対応する物理量がそれぞれ出力され、各出力値に基づいて測定者の体重が算出されるようになっている。
重量センサ15の各検出値から算出された測定者の体重は、当該測定者に対して登録された基礎情報と共に、体組成であるBMI(Body Mass Index)と基礎代謝の算出に使用される。また、測定者の体重は、測定用電極12の検出値から算出された生体インピーダンス、及び基礎情報と共に、体組成である体脂肪率、内蔵脂肪レベル(率)、身体年齢、骨レベル、骨格筋レベル、水分量が算出される。
各重量センサ15は、測定の際に加わる荷重を10g単位で測定する。
なお、本実施形態では、後述する測定結果履歴への保存、及び体脂肪率等の生体情報の算出には、10g単位で算出された体重が使用され、表示装置11には四捨五入された100g単位で表示されるが、すべて10g単位とし、またすべて100g単位とすることも可能である。
但し、以下の説明では簡略化するため、保存、算出、表示において100g単位である場合について説明することとする。
重量センサ15は、測定者の測定習慣を検出する測定習慣検出手段の一部として機能することが可能である。
即ち、重量センサ15では、各センサに加わる荷重が検出されるが、その検出順序から、測定者が左右の足のいずれを先に乗せたのか、又は/及び、左右の足のいずれを先に下ろしたのかといった乗り降りの際の足の左右の順番や前後左右の順番を測定習慣情報として検出され、保存される。
プッシュスイッチ16L、16Rは、装置本体10の裏側、前方の左右2カ所に配設されており、測定者が生体情報測定装置1に乗ったこと(ステップオン)を検出するスイッチである。
生体情報測定装置1が省電力状態にある場合において、プッシュスイッチ16によりステップオンが検出されると、省電力状態から復帰し測定が開始される。
プッシュスイッチ16は、測定者の測定習慣を検出する測定習慣検出手段の一部として機能することが可能である。
即ち、左右に配置されたプッシュスイッチ16L、16Rのうち、測定者が生体情報測定装置1に乗った際に、先に押された側(先にスイッチがオンした側)を、乗り始めの足と判断し、又は/及び、測定後に先にオフした側を先に下ろした側の足と判断することで、乗り降りの際の足の順番を測定習慣情報として検出され、保存される。
なお、本実施形態の生体情報測定装置1では、2つのプッシュスイッチ16L、16Rが前方左右に配置される場合について説明するが、後方左右に配置するようにしてもよく、また前後左右の4カ所に配置するようにしてもよい。
特に、プッシュスイッチ16を測定習慣検出手段の一部として機能させる場合には、4カ所に配置することで、前後左右についての乗る順番及び/又は降りる順番を検出することが可能になるので、測定者の測定慣習をより精度よく検出することができる。
図2は、生体情報測定装置1の機能ブロックを表したものである。
生体情報測定装置1は、測定結果に基づく生体情報の算出とその表示制御、測定結果履歴への保存、入力操作に対応する制御等の装置全体を各種制御する制御部20を備えている。
この制御部20には、表示部11、操作部13、プッシュスイッチ16、A/D変換部31、32、日時情報計測部33、通信部34、音声出力部35、記憶装置として機能する不揮発メモリ40が接続されている。
A/D変換部31は、各重量センサ15から入力されるアナログの検出値を、それぞれデジタル値に変換して制御部20に供給する。
A/D変換部32は、各測定用電極12から入力されるアナログの検出値を、それぞれデジタル値に変換して制御部20に供給する。
日時情報計測部33は、日時情報として現在の日時を年月日時分秒の単位で計測する計時手段として機能し、計測した日時情報を制御部20に供給する。日時情報については所定タイミング毎に供給するようにしてもよく、制御部20からの要求に応じて供給するようにしてもよい。
通信部34は、生体情報測定装置1による各種測定結果を外部に出力するための出力手段として機能している。
通信部34による測定結果は、本実施形態では無線により出力されるようになっているが、有線により出力するようにしてもよい。
有線による場合の例としては、例えば、USBメモリ等の各種記憶媒体への出力、各種ケーブルを介してのパソコンや携帯端末等の外部機器への出力が可能である。
通信部34による無線通信による測定結果の出力方法として、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、赤外線通信、NFC(登録商標)、ZigBee(登録商標)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access(登録商標))、Wi−Fi(Wireless Fidelity(登録商標))等の近距離無線通信、3G方式、4G方式等の各種無線通信が使用可能である。
本実施形態の通信部34では、これら有線、無線による各種通信のうち、1または複数の方式によるデータの入出力が可能に構成される。
音声出力部35は、入力操作時において各入力操作画面に対応した操作案内用のガイダンス音声を出力し、また、測定完了後のビープ音を出力する出力装置である。
音声出力部35による音声や音については、デフォルトの設定として出力するオン設定になっているが、ユーザ操作によりオフ設定に変更することが可能である。なお、デフォルトの設定を逆にしてもよい。
不揮発メモリ40は、各種データを保存する記憶媒体で構成され、ユーザ情報記憶部41、測定結果履歴データ42、その他のデータが記憶されている。
図3は、ユーザ情報記憶部41、測定結果履歴データ42の記憶データの内容を概念的に表したものである。
図3(a)に示すように、ユーザ情報記憶部41には、各ユーザ(測定者)毎の基礎情報として、ユーザ番号、性別、身長、年齢特定情報が保存される。年齢特定情報は、測定時におけるユーザの年齢を算出可能な情報であればよく、登録時のユーザの年齢と登録日、生年月日等が該当する。
測定結果履歴データ42は、登録された各ユーザのユーザ番号毎にユーザ1履歴421、ユーザ2履歴422、…が保存される。
測定結果履歴データ42の各ユーザ履歴は、図3(b)に示すように、体重(kg)、生体インピーダンス(Ω)、測定日時(年月日時分)、及び、測定習慣情報が保存される。測定習慣情報として、本実施形態では、測定の際に先に乗せた側の足を特定するデータが保存される。
本実施形態では、ユーザ登録可能な数が4である場合について説明しているが、5人家族を想定した5人等、測定者の認識が必要な複数であれば登録可能な人数は何人でも可能であり、無制限とすることも可能である。
なお、図3において、生体インピーダンス(Bioelectrical Impedance)はBIで表記している。他の図面についても同様に表記する。
図4は、表示部11の表示画面の詳細を表したものである。
図4は、測定終了後における、体重と体脂肪率を表した状態の表示画面である。
表示部11は、測定結果を表示する出力手段として機能している。
図4に示すように表示部11は、第1表示部111から第6表示部116までの、6カ所の表示領域で構成されている。
第1表示部111と第2表示部112は、測定結果や入力操作における入力値が表示される領域である。
測定結果が表示される場合、第1表示部111には体重が表示され、第2表示部112には算出された体組成の値が、所定時間(例えば、2秒)の経過ごとに順次切り替えられながら表示される。第2表示部112には、体脂肪率、BMI、基礎代謝、骨格筋レベル、骨レベル、内臓脂肪レベル、水分量、身体年齢、体脂肪率の順に、順次表示される。第2表示部112において、これら体組成が順次切り替え表示されている間、第1表示部111には体重が継続的に表示される。
一方、入力操作において入力値が表示される場合、日時設定やユーザの生年月日設定の入力操作において、第1表示部111に年が、第2表示部112に月日が表示される。また、日時設定において、年月日の入力後において、第1表示部111に入力時刻(時、分)が表示される。
第1表示部111、第2表示部112は、測定値や入力値が表示されると共に、各表示内容に対応して、表示中項目の単位(kg、cm、%、Kcal)や、表示項目に対する補助文字(年、月、日、時、分、才、)が表示される。
図4では、測定後における測定結果として、体重(61.3kg)と体脂肪率(15.5%)が表示されている。
第3表示部113は、第2表示部112に表示されている各体組成が、標準値に対してどの程度離れているかをグラフ表示したものである。標準の3段階と、低い側の3段階、及び、高い側の3段階の合計9段階のレベル表示がされる。
第4表示部114は、第1表示部111と第2表示部112に表示中の項目の項目名が表示される。図4では、第1表示部111の表示に対する項目名「体重」が表示され、第2表示部112の表示に対する項目名「体脂肪率」が表示されている。
図4では表示されていないが、測定中において第4表示部114には「測定中」と表示される。
第5表示部115は、ユーザ番号と、性別が表示される。
第5表示部115に表示されるユーザ番号については、測定開始前にユーザが指定されている場合には指定されたユーザ番号が表示され、自動認識モードの場合には測定結果から自動認識したユーザ番号が表示される。
第5表示部115に表示される性別には、指定又は自動認識されたユーザ番号に対応して、ユーザ情報記憶部41に保存されている性別が、図4に示されるように「男」又は、「女」として表示される。
第6表示部116は、生体情報測定装置1についての各種状態が表示される表示領域で、電池の残量表示、電波の受信状態等が表示される。
図2に戻り、制御部20は、プログラムに従って各種演算処理を行うCPU、プログラムが保存されるROM、作業領域としてのRAM等を備えている。
制御部20は、各種記憶媒体に保存された測定処理プログラムに従って、生体情報の算出、表示、保存等の各処理を行うと共に、本実施形態における測定者識別処理を行う。これらの各処理をプログラムに従って行う機能ブロックとして、制御部20は、体重算出部21、生体インピーダンス算出部22、乗降判定部23、体組成演算部24、測定者識別部25、測定結果記憶制御部26を備えている。
体重算出部21は各重量センサ15で検出され、A/D変換部31でデジタル信号に変換された各重量値から測定者の体重を算出する。具体的には、各重量値を合計することで測定者の体重が算出される。
体重算出部21は、算出した測定者の体重を体組成演算部24に供給する。
生体インピーダンス算出部22は、各測定用電極12で検出され、A/D変換部32でデジタル信号に変換された測定用電極12Lと測定用電極12R間の抵抗値(左足−体−右足間の抵抗値)から、測定者の生体インピーダンスを算出する。生体インピーダンスの算出については、公知の計算方法が採用され、他の体組成についても公知の計算式や統計データにもとづいて算出される。
生体インピーダンス算出部22は、算出した測定者の生体インピーダンスを体組成演算部24に供給する。
乗降判定部23は、プッシュスイッチ16から供給される信号(スイッチのオン信号)に基づいて、測定者のステップオンを判定する。上述したように、省電力状態においてステップオンが検出されると、省電力状態が解除され測定が開始される。
体組成演算部24は、体重算出部21から供給される体重、生体インピーダンス算出部22から供給される生体インピーダンス、及び、指定されたユーザ番号又は測定者識別部25で識別されたユーザ番号に対応してユーザ情報記憶部41に記録されたユーザ情報(性別、身長、生年月日から算出した年齢)を使用して、測定者の各体組成を算出する。
測定された体重、及び、算出された各体組成については表示部11に表示される。
測定者識別部25は、今回の測定により得られた体重、生体インピーダンス、測定習慣情報と、測定結果履歴データ42に保存されている各ユーザ毎の測定履歴とを比較することで、測定者の識別、即ち、測定者のユーザ番号の特定を行う。
具体的には、体重、生体インピーダンスの両測定値と履歴値との差が共に所定範囲内あることを条件に、測定習慣が一致しているか否かを判断し、一致の度合いから測定者のユーザ番号を認識する。一致の度合いとしては、一致している履歴の割合が最も高いユーザ番号を測定者のユーザ番号として認識する。
本実施形態では、従来行われていた体重と生体インピーダンスによる測定者の識別に加え、更に、測定習慣の一致度合を含めて測定者の識別を行うことで、測定者の認識をより精度良く行うことができる。
本実施形態では、測定習慣として、測定の際に先に乗せた側の足の区別(右足か左足か)を対象とするが、他の測定習慣を対象とすることも可能である。
例えば、より詳細な測定習慣として、乗る際の足に加えて降りる際の足(右足で乗って、左足で降りる等)の乗り降りの順番を測定習慣とすることも可能である。
更に、左右の足のそれぞれについて爪先側(前側)、踵側(後側)を区別することで、最初に乗せる箇所、4箇所の乗せる順番、及び/又は、下ろす順番を測定習慣情報とすることも可能である。
また、詳細は第2実施形態で説明するが、測定時間も測定習慣として判断対象とすることも可能である。
測定結果記憶制御部26は、今回の測定結果(測定習慣情報を含む)と測定時間を、測定者識別部25で識別した測定者のユーザ番号、又は、測定前に指定された測定者のユーザ番号に対応するユーザ履歴421〜424に保存する。
次に、測定習慣検出手段の構成について説明する。
生体情報測定装置1は、測定者を自動認識するための情報として体重及び/又は生体インピーダンスに加えて、測定習慣情報を使用する。本実施形態では、測定習慣情報として、測定の際にどちらの足を先に乗せる習慣があるか、即ち、先に乗せた足を測定習慣情報として検出、及び履歴保存する。
測定習慣検出手段は、制御部20と共に、重量センサ15とA/D変換部31、測定用電極12とA/D変換部32、及びプッシュスイッチ16のうちの1又は複数により構成される。
図5は、制御部20と、重量センサ15、A/D変換部31を測定習慣検出手段として機能させる場合の構成図である。
図5に示すように、制御部20の体重算出部21には、A/D変換部31を介して、各重量センサ15Lf、15Lb、15Rf、15Rbで検出した左側前重量値、左側後重量値、右側前重量値、右側後重量値が供給される。
制御部20では、重量値が左側の重量センサ15L(15Lf又は、15Lb)から先に供給された場合には左足を、右側の重量センサ15R(15Rf又は、15Rb)から先に供給された場合には右足を、測定習慣情報として検出する。
なお、重量センサ15は、体重算出用に左右の前後の合計4箇所で体重を測定するようになっている。そこで、左足、右足のいずれかを測定習慣情報として検出するだけでなく、左足前側、左足後側、右足前側、右足後側の4箇所のうち、最初に乗せた箇所を測定習慣情報として検出するようにしてもよい。最初に乗せた箇所は、最初に重量値が供給された重量センサ15により決定される。
更に、最初に乗せた側の足や、最初に乗せた箇所だけで無く、測定者が足の前後左右4箇所を生体情報測定装置1に乗せる順番を測定習慣情報とし、各重量センサ15から供給される重量値の順番により検出するようにしてもよい。
また、搭乗の際に最初に乗せた側の足や箇所(部位)の順番だけで無く、生体情報測定装置1から降りる際に先に下ろす足や、離れた箇所、離れた順番も測定習慣情報として検出するようにしてもよい。
このように、前後左右の箇所や順番、更に降りる際の足、箇所、順番も測定習慣情報として検出することで、測定習慣を詳細に判定し、測定者の認識精度をより高めることが可能になる。
図6は、制御部20と、測定用電極12、A/D変換部32を測定習慣検出手段として機能させる場合の構成図である。
図6に示すように、制御部20の生体インピーダンス算出部22には、A/D変換部32を介して、各測定用電極12Lf、12Lb、12Rf、12Rbで検出した、左前・左後間の抵抗値a、左前・右前間の抵抗値b、左後・右後間の抵抗値c、右前・右後間の抵抗値dが供給される。
制御部20では、左前・左後間の抵抗値aが先に供給された場合には左足を、右前・右後間の抵抗値dが先に供給された場合には右足を、先に乗せた側の足とする測定習慣情報として検出する。
なお、各測定用電極12の検出に基づいてA/D変換部32からは、a〜dの抵抗値が生体インピーダンス算出部22に供給されるので、生体情報測定装置1に最初に乗せた側の足だけでなく、上述の各抵抗値a〜dに基づいて、左右前後4箇所のうち最初に乗せた箇所の組を測定習慣情報としてもよい。更に、各抵抗値a〜dが供給される順番から、足を乗せる箇所の組の順番を測定習慣情報とすることも可能である。
また、重量センサ15の場合と同様に、生体情報測定装置1から降りる
際の足、足の箇所の組、組の順番を測定習慣情報に加えて又は代えてもよい。
図7は、制御部20とプッシュスイッチ16を測定習慣検出手段として機能させる場合の構成図である。
図7に示すように、制御部20の乗降判定部23には、左右のプッシュスイッチ16L、16Rで測定者の搭乗を検出したステップオン信号がそれぞれ左側の値、右側の値として供給される。
制御部20では、先にステップオン信号が供給された側のプッシュスイッチ16の側の足を、先に乗せた側の足とする測定習慣情報として検出する。
なお、上述したようにプッシュスイッチ16を、各重量センサ15に合わせた4箇所に配置することで、重量センサ15を測定習慣検出手段として使用する場合と同様に、4つのプッシュスイッチ16Lf、16Lb、16Rf、16Rbによるステップオン信号の供給順から、最初に乗せる箇所や、足の左右前後の箇所の順番(乗り、降り)を測定習慣情報としてもよい。
次に、以上のように構成された生体情報測定装置1による測定処理の動作について説明する。
図8は、測定処理動作の全体を表したフローチャートである。
測定者の操作に対応して、制御部20は測定モードの切り替えを行う(ステップ10)。測定モードとしては、測定者を自動認識する自動認識モード、ユーザを指定して測定を行うユーザ指定モード、登録済みユーザ以外の測定者が測定するゲストモード、体重だけを測定する体重のみ測定モードなどの各種の測定モードが存在する。
測定モードは、測定者が操作部13を操作することで選択され、制御部20は選択された測定モードに切り替える。
なお、測定者によるモード選択が行われずに生体情報測定装置1に乗った場合、制御部20はデフォルトのモードとして自動認識モードを選択する。
制御部20は、切り替えた測定モードがゲストモードか否かを判断する(ステップ11)。
ゲストモードであれば(ステップ11;Y)、制御部20は、測定者によって操作部13から入力されるゲスト情報(年齢、身長、性別)を取得してRAMに記憶する(ステップ12)。
この測定者によるゲスト情報の入力操作において、制御部20は、表示部11の必要な入力項目のガイダンス表示を行うと共に、入力されたゲスト情報を表示する。
ゲスト情報の入力後、又は、ゲストモードでない場合(ステップ11;N)、制御部20は、体重測定を行う(ステップ13)。すなわち制御部20は、4つの重量センサ15からA/D変換部31を介して供給される重量値を合計することで測定者の体重を算出する。
そして制御部20は、体重測定が完了したか否かを判断する(ステップ14)。
測定が完了していない場合(ステップ14;N)、制御部20は、測定エラーか否かを判断する(ステップ15)。測定エラーである場合(ステップ15;Y)、制御部20は、表示部11の所定領域にエラー表示を行い(ステップ16)、処理を終了する。
ここで、測定エラーと判断される場合として、例えば、測定者が片足だけのせた後に降りてしまった場合などがあり、この場合制御部20は、4つの重量センサ15からの重量値が供給される前に重量値がゼロになったこと等から測定エラーと判断する。
一方、測定エラーでなければ(ステップ15;N)、制御部20はステップ13に戻り測定を継続する。
次に制御部20は、ステップ10で切り替えたモードが体重のみ測定モードか否かを判断し(ステップ17)、体重のみ測定モードであれば(ステップ17;Y)、制御部20は、測定した体重を表示部11に表示し(ステップ18)、処理を終了する。
なお、体重のみ測定モードである場合(ステップ;Y)、測定結果を表示した後ステップ22に移行することで、指定された又は自動認識した測定者(ユーザ)に対する測定履歴として測定した体重を保存するようにしても良い。
体重のみ測定モードで測定者の自動認識をする場合には、生体インピーダンスは判断対象から外して認識することになる。このため、自動認識の精度が下がる可能性があるので、必ず自動認識したユーザが正しいか否かを、表示部11への確認表示と測定者の確認操作がされたことを条件に、測定履歴として保存するようにしてもよい。
一方、体重のみ測定モードでなければ(ステップ17;N)、制御部20は、生体インピーダンス(BI)を測定する(ステップ19)。
すなわち、制御部20は、測定用電極12からA/D変換部32を介して供給される各抵抗値から測定者の生体インピーダンスを算出する。
そして制御部20は、生体インピーダンスの測定が完了したか否かを判断する(ステップ20)。
測定が完了していない場合(ステップ20;N)、制御部20は、測定エラーか否かを判断する(ステップ21)。測定エラーである場合(ステップ21;Y)、制御部20は、ステップ16に移行して表示部11の所定領域にエラー表示を行い処理を終了する。測定エラーと判断される場合としては体重測定の場合と同様である。
一方、測定エラーでなければ(ステップ21;N)、制御部20はステップ19に戻り測定を継続する。
次に制御部20は、ステップ10で切り替えたモードが自動認識モードであるか否かを判断する(ステップ22)。
自動認識モードではない場合(ステップ22;N)、すなわち、ユーザ指定モードとゲストモードである場合、制御部20は自動認識の必要がないためステップ26に移行する。
一方、自動認識モードである場合(ステップ22;Y)、制御部20は、測定した体重、生体インピーダンス、及び測定習慣情報を使用して測定者を自動で識別する測定者識別処理を行う(ステップ23)。測定者識別処理の詳細については後述する。
測定者の識別が完了した後、制御部20は測定者確定処理を行う(ステップ24)。
すなわち、制御部20は、自動認識した測定者に対応するユーザ番号を表示部11の第5表示部115(図4参照)に表示する。測定者確認は、表示されたユーザ番号を確認し、合っている場合には設定キー13dを押下し、間違っている場合には上キー13aか下キー13bで表示されているユーザ番号を変更した後に設定キー13dを押下することで測定者を確定させる。
制御部20は、測定者が設定キー13dを押した際に第5表示部115に表示しているユーザ番号から、測定者を確定させる。
なお、制御部20は、自動識別した測定者(ユーザ番号)を第5表示部115に表示した後、所定時間内に操作部13の操作がされない場合、及び、測定者が生体情報測定装置1から降りた場合には、表示中のユーザ番号の測定者に確定する。
制御部20は、測定者が確定したか判断する(ステップ25)。
測定者が確定しない場合(ステップ25;N)、すなわち、クリアキー13cが押下された場合、制御部20は処理を終了する。
一方、測定者が確定した場合(ステップ25;Y)、及び、ユーザ指定モードである場合(ステップ22;N)、制御部20は、今回の測定結果を保存する(ステップ26)。すなわち、制御部20は、確定した測定者のユーザ番号に対応する測定結果履歴データ42に、体重、生体インピーダンス、測定日時、測定習慣情報を保存する。
また制御部20は、測定結果の保存と並行して、測定結果を表示部11に表示し(ステップ27)、処理を終了する。
測定結果の表示において、制御部20は、図4に例示したように、測定した体重の値を第1表示部111に、体重と生体インピーダンス、ユーザ情報から算出した体脂肪率の値を第2表示部112に、体脂肪率のレベル表示を第3表示部113に表示する。
また、第4表示部114には、第1表示部111と第2表示部112に表示中の項目の項目名を表示し、第5表示部115には、確定した測定者のユーザ番号と性別が表示される。
なお、第2表示部112は、最初に体脂肪率の値が表示され、その後所定時間(本実施形態では2秒)毎に、体脂肪率、BMI、基礎代謝、骨格筋レベル、骨レベル、内臓脂肪レベル、水分量、身体年齢、体脂肪率の順に、順次表示される。第2表示部112の切り替えに合わせて第3表示部113のレベル表示、と第4表示部114の項目名も切り替えて表示される。
第2表示部112に表示する、体脂肪率等の各体組成については、体重、生体インピーダンス、基礎情報から算出され、第三表示部113のレベル表示については当該表示項目の統計等から求めた標準値を規準に算出される。
次に、測定者識別処理(ステップ23)の詳細について説明する。
本実施形態の測定者識別処理では、測定結果の各要素(体重、BI、測定習慣情報)を、登録済み各ユーザの各履歴情報と比較して、各測定履歴データとの一致度合いを点数化し、そのユーザ毎の平均点が最も高いユーザを測定者に認識する。
すなわち、測定した体重と履歴データの体重との差が所定範囲内であり、且つ、測定したBIと履歴データのBIとの差が所定範囲内であること(従来の条件)を必須条件とし、更に、今回の測定習慣情報と履歴データの測定習慣情報とが一致しているか否かを判定条件とする。そして、両必須条件を満たし、且つ、判定条件を満たす履歴情報に対して点数n(本実施形態ではn=1点)を付ける。
そして、各ユーザ毎の全履歴データに対する合計点と平均点を求め、平均点が最も高いユーザを今回の測定者と認識する。
具体例で説明する。いま、測定者に対する測定の結果として、体重が58.6kg、生体インピーダンス(BI)が525Ω、測定習慣情報(乗り始めの足)が左足であったものとする。
そして、必須条件は、体重差が±2kg以内、BI差が±100Ω以内とする。
また、判定条件は、測定習慣情報(乗り始めの足)が一致するか否かとし、判定条件を満たしている場合を+1点とする。
従って、体重が56.6kg〜60.6kgの範囲内で、且つ、生体インピーダンスが425Ω〜625Ωの範囲内である測定履歴が必須条件を満たしていることになる。
また、測定習慣情報として、乗り始めの足が左足である測定履歴の点数が1点となる。
図9は、登録済みの各ユーザ1〜4の各履歴データに対応する、必須条件、判定条件について表したものである。
図9(a)〜(d)は各ユーザ1〜4に対応し、それぞれ過去の測定(履歴データ)毎の履歴データ(測定日時を除く)と、判定内容を表している。
図9に示すように、上述の必須条件(体重、BI)を満たす場合を○、満たさない場合を×で表し、判定条件を満たす場合に1点、満たさない場合に0点を表示している。
なお、図9では、両必須条件を満たしているか否かにかかわらず、判定条件に応じた点数が記載されているが((b)参照)、測定者の識別処理では両必須条件を満たしている測定履歴の点数のみが加算の対象となる。
そして、各ユーザ毎に2つの必須条件を満たす全履歴データの合計点(平均点)を求めると、ユーザ1は合計点が5点、平均点が1点、ユーザ2は合計点、平均点共に0点、ユーザ3は合計点が3点、平均点が0.6点、ユーザ4は合計点、平均点共に0点となる。
なお、ここでの平均点は、当該ユーザの全履歴数データに対する平均点である。すなわち、合計点を除する値は、両必須条件を満たす件数ではなく、全履歴データ数である。
以上の結果から、必須条件を満たす全履歴データの合計点(又は、平均点)が最も高いユーザ1(合計点5点、平均点1点)を、今回の測定者であると識別する。
図9に示されるように、従来のように体重とBIが所定範囲内にあるか否かだけで測定者を認識する場合には、ユーザ1、ユーザ3、ユーザ4の3者が候補者となり1名に特定することができない。そして、家族で生体情報測定装置1を使用する場合などでは、2人の子供を区別できなかったり、母親と成人した娘、父親と成人した息子などのように、体重や生体インピーダンスが近似するために測定者を認識できなかったり、正確に認識できない場合がある。
これに対して、本発明の生体情報測定装置1によれば、各測定者によって異なる測定の際の習慣を測定習慣として検出及び保存することにより、過去の測定履歴に保存した測定習慣とどの程度一致しているか否かに基づいて測定者を認識しているので、測定者の認識をより正確に行うことができる。
図10は、測定者識別処理について表したフローチャートである。
図10の測定者識別処理は、2つの必須条件だけでなく、判定条件(測定習慣情報の一致)を満たす測定履歴データの数に基づいて、測定者(ユーザ)を認識する処理である。
なお、図10のフローチャートで使用した各文字の意味は次の通りである。
X:ユーザ登録済のユーザ数
N:ユーザXの測定履歴数
W:今回の測定結果(体重)
WH:ユーザXによる測定履歴体重
WR:体重識別許容重量
I:今回の測定結果(生体インピーダンス)
IH:ユーザXの測定履歴インピーダンス
IR:生体インピーダンス識別許容値
F:今回の測定結果(測定習慣情報)
FH:ユーザXの履歴測定習慣情報
制御部20は、最初に識別用の許容範囲と点数を取得する(ステップ30)。
すなわち、制御部20は、体重識別許容重量(WR)を±2g、生体インピーダンス識別許容値(IR)を±100Ωとする。また、判定条件として、測定習慣情報が一致する場合を+1点とする。
制御部20は、ステップ31〜31−2の第1ループを登録ユーザ数(X)だけ繰り返す。この第1ループにおいて、制御部20は、対象となる登録ユーザXの測定履歴数(N)だけ第2ループによる評価点数化処理(ステップ32〜32−2)を繰り返す。
まず制御部20は、今回の測定結果(体重)Wが、WH±WR(kg)の範囲内か否かを判断する(ステップ33)。すなわち、制御部20は、測定結果履歴データ42から、ユーザXのN番目の測定履歴を読み出し、測定履歴体重WHに体重識別許容重量WRを加算した値と減算した値(WH±WR(kg))を求め、今回の測定結果(体重)Wが、求めた両値の範囲内(体重許容範囲内)であるか否かを判断する。
今回の測定結果(体重)Wが体重許容範囲外であれば(ステップ33;N)、制御部20は、必須条件を満たしていないので加点対象外とし、次の測定履歴についての加点判断を行う。
一方、体重許容範囲内である場合(ステップ33;Y)、制御部20は、当該測定履歴に対し、今回の測定結果(生体インピーダンス)Iが、IH±IR(Ω)の範囲内か否かを判断する(ステップ34)。すなわち、制御部20は、当該ループ対象における測定履歴(ユーザXのN番目の測定履歴)の測定履歴インピーダンスIHに、生体インピーダンス識別許容値IRを加算した値と減算した値(IH±IR(Ω))を求め、今回の測定結果(生体インピーダンス)Iが、求めた両値の範囲内(生体インピーダンス許容範囲内)であるか否かを判断する。
なお、本実施形態では、今回の測定結果(体重)Wが、WH±WRの範囲内か否かについて判断する場合(ステップ33)について説明したが、ユーザXによる測定履歴体重WHが、今回の測定結果(体重)Wに体重識別許容重量WRを加減算した両値(W±WR)の範囲内にあるか否かを判断するようにしてもよい。
また、今回の測定結果(体重)WとユーザXによる測定履歴体重WHとの差分を算出し、この差分の絶対値が体重識別許容重量WR以下であるか否かにより判断するようにしてもよい。
また、今回の測定値W、Iをそのまま測定結果として測定結果履歴42に保存するのではなく、W±WRの値を保存しておき、次回以降における測定者認識処理において、測定値Wが保存済みのW±WRの範囲内か否かを判断するようにしてもよい。
以上の判断については、今回の測定結果(生体インピーダンス)Iが、I±IRの範囲内か否かについての判断(ステップ34)についても同様に変形することが可能である。
今回の測定結果(生体インピーダンス)Iが生体インピーダンス許容範囲外であれば(ステップ34;N)、制御部20は、必須条件を満たしていないので加点対象外として、次の測定履歴についての加点判断を行う。
一方、生体インピーダンスが許容範囲内である場合(ステップ34;Y)、当該測定履歴は両必須条件を満たしているので、制御部20は、測定習慣情報が一致しているか否かを判断する(ステップ35)。すなわち、制御部20は、今回の測定結果(測定習慣情報)Fと、当該測定履歴におけるユーザXの履歴測定習慣情報FHとが一致しているか否かを判断する。
なお、今回の測定結果(測定習慣情報)FとユーザXの履歴測定習慣情報FHについては、図5から図7で説明した測定習慣検出手段のいずれか1の構成により検出するものとする。
測定習慣情報が一致していない場合(ステップ35;N)、制御部20は、加点対象外として、次の測定履歴についての加点判断を行う。
一方、測定習慣情報が一致している場合(ステップ35;Y)、両必須条件と共に判定条件を満たしているので、制御部20は、当該測定履歴(N)を加点対象とし、当該ユーザXの判定点に1点を加算する(ステップ36)。
以上のステップ33〜36の評価点数化処理を、当該ユーザXに対する測定履歴数(N)だけ繰り返した後、制御部20は、当該ユーザXの平均点数を計算する(ステップ37)。すなわち、制御部20は、ユーザXに対する評価点数化処理による加点合計値を、当該測定履歴数(N)で除することで、ユーザXに対する平均点を評価点として算出する。
制御部20は、同様にして全てのユーザに対する、評価点(平均点)を算出し(ステップ31〜ステップ31−2)、全ユーザの評価点から測定者の可能性があるユーザがいるか否かを判断する(ステップ38)。すなわち、制御部20は、全ユーザの平均点が0点である場合には、測定者の可能性がある登録ユーザはいない(該当ユーザ無し)と判断する。なお、全ユーザの平均点が所定の規準点以下である場合に該当ユーザ無しと判断するようにしてもよい。
該当ユーザ無しである場合(ステップ38;N)、制御部20は、今回の測定者は登録ユーザではなく、ゲストであると判断し(ステップ39)、メインルーチンにリターンする。
一方、該当ユーザがいる場合(ステップ38;Y)、制御部20は、評価点(平均点)が最も高いユーザを、今回の測定者と判定し(ステップ40)、メインルーチンにリターンする。
次に第2実施形態について説明する。
説明した第1実施形態では、生体情報測定装置1に最初に乗せた側の足(左右)を測定習慣情報として、測定習慣情報が一致している測定履歴の割合が最も多い登録ユーザを今回の測定の測定者として認識する場合について説明した。
これに対し、第2実施形態では、最初に乗せた側の足に加え、測定結果履歴保存される測定日時(のうちの測定時刻)も測定習慣情報として使用することで、測定者の自動認識の精度をより高くしたものである。
この第2実施形態は、例えば、朝測定する場合、就寝前に測定する場合、入浴前に測定する場合、昼間に測定する場合など、各登録ユーザは、ほぼ同様な時間帯に測定する場合が多いという各人の生活習慣を考慮したものである。
第2実施形態による生体情報測定装置1の構成については、第1実施形態と同様である。
図11は、第2実施形態における、登録済みの各ユーザ1〜4の各履歴データに対応する、必須条件、判定条件について表したものである。
図11(a)〜(d)は各ユーザ1〜4に対応し、それぞれ過去の測定(履歴データ)毎の、測定日時を含めた履歴データと、測定日時と乗り始めの足を測定習慣情報とする判定内容を表している。
図11では、図9で説明したのと同様に、必須条件(体重、BI)を満たす場合を○、満たさない場合を×で表し、判定条件に対する点数を表記している。
第2実施形態における必須条件と判定条件は次の通り規定されている。
すなわち、必須条件は、体重差が±2kg以内、BI差が±100Ω以内である。
判定条件として、測定習慣情報として、乗り始めの足が一致する場合には+4点が規定されている。
また、判定条件の測定日時として、測定時刻の時間差がt1=0.25時間以内(±0.25時間の範囲)の場合の+4点、時間差がt2=0.5時間以内(±0.5時間の範囲)の場合(時間差0.25時間以内を除く)を+2点、時間差がt3=1時間以内(±1時間の範囲)の場合(時間差0.25時間以内を除く)を+1点が規定されている。
なお、測定時刻の時間差については、今回の測定時刻と測定履歴の測定時刻との時間差に応じて、時間差が小さいほど点数が大きくなるように、他の点数を規定するようにしてもよい。この場合の時間差として、例えば、t1=1時間、t2=2時間、t3=3時間等、他の時間差を設定することが可能である。
この判定条件のもと、図11では、測定者に対する測定の結果として、体重が58.6kg、生体インピーダンス(BI)が525Ωで、測定習慣情報として、測定日時が2014年03月09日20時35分、乗り始めの足が左足であった場合を例に、必須条件、判定条件に対する判定結果及び点数を表示している。
従って図11の例では、体重が56.6kg〜60.6kgの範囲内で、且つ、生体インピーダンスが425Ω〜625Ωの範囲内である測定履歴が必須条件を満たしていることになる。
また、判定条件については、乗り始めの足が左足である測定履歴が4点、一方、測定時刻20時20分〜20時50分である測定履歴が4点、測定時刻が20時05分〜21時05分(20時20分〜20時50分を除く)である測定履歴が2点、測定時刻が19時35分〜21時35分(20時05分〜21時05分を除く)である測定履歴が1点となる。
そして、各ユーザ毎に2つの必須条件を満たす全履歴データの合計点(平均点)を求めると、ユーザ1は合計点が32点、平均点が6.5点、ユーザ2は合計点、平均点共に0点、ユーザ3は合計点が20点、平均点が4.0点、ユーザ4は合計点が11点、平均点が2.2点となる。
以上の結果から、必須条件を満たす全履歴データの合計点(又は、平均点)が最も高いユーザ1(合計点32点、平均点6.5点)を、今回の測定者であると識別する。
図11に示されるように、第1実施形態で説明した乗り始めの足だけを判定条件とした場合にはユーザ3の得点がユーザ1を上回り誤認識になるのに対し、本実施形態では判定条件として更に測定日時(時刻)という生活習慣を考慮することで、測定者(ユーザ1)をより正確に認定することが可能になる。
図12は、第2実施形態における測定者識別処理の詳細について表したフローチャートである。
なお、図12では、図10で説明した第1実施形態における処理と同様の箇所については同じステップ番号を付してその説明を適宜省略することとする。
また、図12で使用した各文字については、Tが今回の測定結果(測定時刻)、THがユーザXの測定履歴時刻を表し、他の文字については図10と同じである。
制御部20は、最初に識別用の許容範囲と点数を取得する(ステップ30)。すなわち、制御部20は、第2実施形態に対して規定されている必須条件の内容と、判定条件の点数を取得する。
そして、制御部20は、ステップ31〜31−2の第1ループを登録ユーザ数(X)だけ繰り返す。この第1ループにおいて、制御部20は、対象となる登録ユーザXの測定履歴数(N)だけ第2ループによる評価点数化処理(ステップ32〜32−2)を繰り返す。
制御部20は、第1実施形態と同様に、今回の測定結果(体重)Wと今回の測定結果(生体インピーダンス)Iが、共に許容範囲内か否かを判断する(ステップ33、ステップ34)。
今回測定の体重と生体インピーダンス共に許容範囲内である場合(ステップ33;Y、ステップ34;Y)、制御部20は、今回の測定結果(測定時刻)TとユーザXの測定履歴時刻THとの差分ΔTを求め、その差分の程度を判断する(ステップ341)。
制御部20は、求めた差分ΔTが±15分以内であれば4点を加算し(ステップ342)、±30分以内であれば2点加算し(ステップ343)、±1時間以内であれば1点を加算する(ステップ344)。
測定時刻による加点処理(ステップ341〜344)の後、制御部20は、測定習慣情報が一致しているか否かを判断し(ステップ35)、一定していれば(ステップ35;Y)、当該ユーザXの測定履歴Nに4点を加算する(ステップ36)。
以上のステップ33〜36の評価点数化処理を、当該ユーザXに対する測定履歴数(N)だけ繰り返した後、制御部20は、当該ユーザXの平均点数を計算する(ステップ37)。
制御部20は、同様にして全てのユーザに対する、評価点(平均点)を算出し(ステップ31〜ステップ31−2)、全ユーザの評価点から測定者の可能性があるユーザがいるか否か判断する(ステップ38)。
制御部20は、該当ユーザ無しであれば(ステップ38;N)測定者はゲストと判断し(ステップ39)、該当ユーザがいれば(ステップ38;Y)評価点(平均点)が最も高いユーザを、今回の測定者と判定し(ステップ40)、メインルーチンにリターンする。
以上説明したように、第1実施形態、第2実施形態によれば、体重や生体インピーダンスの履歴だけでなく、ユーザが測定する際の特徴となる測定習慣を含めて測定者の認識を行うようにしたので、より正確に測定者を認識することが可能になる。
以上、本発明における各実施形態について説明したが、本発明は説明した実施形態や説明した変形に限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲において各種の変形を行うことが可能である。
例えば、説明した実施形態、変形では、測定結果履歴42には、図3に示すように測定結果である体重、生体インピーダンス(BI)、測定日時を保存し、今回の各測定値と履歴値とのいずれか一方に許容値を加えた値に、他方の値が含まれるか否かにより、又は、差分の絶対値が許容値以下であるか否かにより、必須条件を満たすか否かを判断する場合について説明した。
このように、実施形態では測定値に所定幅を持たせる場合について説明したが、履歴データに保存する際に幅を持たせて保存し(例えば、425Ω〜625Ω)、測定値が履歴データの中にあるか否かを判断するようにしてもよい。
図13は、変形例における測定結果履歴42の保存内容を表したものである。
この変形例では、図13に示すように、今回の測定値W、Iに許容値±WR、±IRを加算した値を保存し、また、今回の測定時刻Tに許容時間±t1時間(=0.25時間)、±t2時間(=0.5時間)、±t3時間(=1時間)をそれぞれ保存するものである。
このように、測定履歴として、測定値そのものの値を保存するのではなく各測定値に許容値、許容時間を予め加減した値を保存しておくことで、処理を容易にすることができる。
但し、測定時刻Tに許容時間を加減算した値を保存するのは、第2実施形態に対応して、測定時刻を含めて測定者を認識する場合であり、第1実施形態に対応する場合には測定時刻Tそのものを保存する。
なお、後に測定値を必要とする場合には、加減算した両値の中央値(平均値)を求めることで容易に知ることが可能である。
図10、図12で説明した両実施形態の測定者識別処理では、各ユーザ毎の各測定履歴に対する点数の平均値を算出し(ステップ37)、平均値が最も大きいユーザを測定者と認識する場合について説明した。
これに対して、各ユーザ毎の測定履歴データの数が同じである場合、合計点が最も大きいユーザを測定者として認識するようにしてもよい。
また、第1実施形態では、各測定履歴に対する加点が0点と1点の2値なので、2つの必須条件を満たし、測定習慣情報が一致している履歴データの数が多いユーザを測定者として認識するようにしてもよい。
また、説明した両実施形態の測定者識別処理では、各ユーザにおける全測定履歴データを対象として測定者の認識を行う場合について説明した。
これに対して、今回の測定日時(又は、測定日)から所定期間内に測定された測定履歴データを対象とするようにしてもよい。すなわち、古い履歴(例えば、今回の測定からmヶ月よりも前に測定された履歴データ)を対象外としてもよい。
古い履歴データを対象外とすることで、より認識精度を高めることができる。
この場合、今回の測定からmヶ月以内に測定された履歴数が各ユーザ毎に異なる可能性が高いので、合計点ではなく、平均点が最も高いユーザを測定者と認識する。
また、各ユーザの測定履歴データのうち、最後に測定(保存)された履歴データ1件を対象として測定者の認識を行うようにしてもよい。
また説明した両実施形態では、測定習慣情報の先に乗せた足に対する判定条件を満たす場合(一致している場合)を加点対象とする場合について説明した。
これに対し、左右前後の4箇所を乗せた順番を測定習慣とし、順番が一致している程度により点数を代えるようにしてもよい。
例えば、乗せた順番の全てが一致している場合を最も高く(例えば、5点)、最初に乗せた箇所が一致し順番が異なる場合を次ぎに高く(例えば、2点)、最初に乗せた側の足が一致し箇所や順番が異なる場合を次に高い点(例えば、1点)、それ以外の場合を0点としてもよい。
以上の各変形例の場合においても、対象となる履歴データの数が同じであれば合計点が最も高いユーザを測定者と認識し、対象期間の限定等によって履歴データ数が異なる場合には平均点が最も高いユーザを測定者と認識する。
また、説明した両実施形態及び各変形例では、測定した体重と履歴データの体重との差が所定範囲内であること、及び測定したBIと履歴データのBIとの差が所定範囲内であることの両者を必須条件としたが、いずれか一方のみを必須条件として比較判断するようにしてもよい。
また、第2実施形態では、先に乗せた足と測定時刻を測定習慣情報とする場合について説明したが、測定時刻だけを測定習慣情報として検出、保存し、必須条件と測定時刻(判定条件)から測定者を認識するようにしてもよい。
なお、ステップ40において、評価点(合計点、平均点>0点)の最高点である登録ユーザが複数存在する場合がある。
このような場合には、生体インピーダンスの測定履歴に対する評価が今回の測定値に最も近いユーザを測定者として認識する。具体的には、次の(a)〜(c)のいずれか1の方法により測定者を認定する。
このように、評価点の最高点だけでは測定者を識別できない場合、必須条件のうち体重ではなくて生体インピーダンスを使用して測定者を認定するのは次の理由による。すなわち、体重は、食事の前後の測定タイミングや暴飲暴食の有無などの条件によって短期的な変化幅が大きいのに対し、生体インピーダンスは、このような条件によっては変化しにくい値であるためである。
(a)必須条件のうち、体重の許容範囲は満たさないが、生体インピーダンスの許容範囲を満たしている測定履歴数が最も多い登録ユーザを測定者に認定する。
(b)必須条件のうち、体重の許容範囲は満たさないが、生体インピーダンスは許容範囲を満たしている測定履歴を判定条件の加点対象とした場合の評価点(合計点、平均点)が最も高い登録ユーザを測定者と認定する。
(c)各ユーザに対する、測定履歴の生体インピーダンスの平均値と、今回測定の生体インピーダンスとの差分(絶対値)が最も小さい登録ユーザを測定者と認定する。
なお、(c)による認定については、(a)、(b)で認定できない場合に行うようにしてもよい。
1 生体情報測定装置
10 装置本体
11 表示部
12 測定用電極
13 操作部
13a 上キー
13b 下キー
13c クリアキー
13d 設定キー
14 電源スイッチ
15 重量センサ
16 プッシュスイッチ
31、32 A/D変換部
33 日時情報計測部
34 通信部
35 音声出力部
40 不揮発メモリ

Claims (5)

  1. 測定者の体重を測定する体重測定手段と、
    測定者の生体インピーダンスを測定する生体インピーダンス測定手段と、
    測定者が測定する際の測定習慣を検出する測定習慣検出手段と、
    測定者のユーザ登録をするユーザ登録手段と、
    前記測定した体重と生体インピーダンスの少なくとも一方、及び前記検出した測定習慣を前記各ユーザ毎の測定履歴として保存する測定履歴保存手段と、
    前記測定した体重と生体インピーダンスの少なくとも一方、及び前記検出した測定習慣と、前記測定履歴保存手段に保存された各ユーザ毎の測定履歴とを比較することで、ユーザを認識するユーザ認識手段と、
    を具備したことを特徴とする生体情報測定装置。
  2. 前記ユーザ登録手段は、各ユーザ毎の基礎情報として性別、年齢特定情報、身長が保存され、
    前記測定した体重と生体インピーダンス、及び前記認識したユーザに対応する前記保存された基礎情報から、当該ユーザの体組成を算出する体組成算出手段と、
    前記測定した体重と、前記算出した体組成又は生体インピーダンスとを出力する出力手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の生体情報測定装置。
  3. 前記測定習慣検出手段は、測定の際に最初に乗せた側の足、及び、最初に降ろした側の足の少なくとも一方を測定習慣として検出する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の生体情報測定装置。
  4. 前記測定習慣検出手段は、測定者の足の左右前後の4カ所について、測定の際に乗せた順番、及び降ろした順番の少なくとも一方を測定習慣として検出する、
    ことを特徴とする請求項1又は、請求項2に記載の生体情報測定装置。
  5. 前記測定習慣検出手段は、測定時刻を測定習慣として検出する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1の請求項に記載の生体情報測定装置。
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