JP2016006930A - 撮像装置および撮像方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】露光制御などの性能を向上させた撮像装置を提供する。【解決手段】この撮像装置は、撮像素子を有する撮像部と、単位時間毎に、画像出力用の露光時間を含む露光条件で撮像素子を露光させて出力用の画像信号を生成させ、この出力用の画像信号をもとに露光条件の制御値を算出し、単位時間に、画像出力用の露光時間より長い第1の検波用の露光時間および画像出力用の露光時間より短い第2の検波用の露光時間のうち少なくともいずれか一方を追加して検波用画像信号を生成させ、この検波用画像信号をもとに制御値を補正する制御部とを具備する。【選択図】図6

Description

本技術は、撮像装置および撮像方法に係り、特に露出制御を改良した撮像装置および撮像方法に関する。
撮像装置では、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)、CCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子の露光量を、絞りやシャッター速度の制御によって調整することによって、撮像画の明るさを調節することができる。しかし、輝度差の比較的大きい逆光シーンなどを撮像する際には、撮像素子のダイナミックレンジの不足によって、露光の飽和による白とびや、露光の不足による黒つぶれが発生することがある。
このようなダイナミックレンジの不足による白とびや黒つぶれを防止する公知技術として次のものがある。例えば、特許文献1には、単位期間(1フィールド期間=1/60秒)に異なる露光時間で撮像素子を2度露光し、2つの露光画像信号を信号処理によって合成することによって、ダイナミックレンジの広い、白とびや黒つぶれの生じない撮像画像を得る技術について開示されている。しかし、かかる公知技術にも幾つかの課題が指摘されている。
特開2011−176880号公報
撮像装置には、輝度差の比較的大きい条件下での撮像において、撮像素子のダイナミックレンジの不足によって白とびや黒つぶれが発生しやすいなど、露出制御に関連した未解決の課題が残されている。さらには、撮像画像の画質の向上、高速化など、性能面での様々な改善すべき課題がある。
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、より性能を向上させた撮像装置および撮像方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本技術に係る第1の形態の撮像装置は、撮像素子を有する撮像部と、単位時間毎に、画像出力用の露光時間を含む露光条件で前記撮像素子を露光させて出力用の画像信号を生成させ、この出力用の画像信号をもとに前記露光条件の制御値を算出し、前記単位時間に、前記画像出力用の露光時間より長い第1の検波用の露光時間および前記画像出力用の露光時間より短い第2の検波用の露光時間のうち少なくともいずれか一方を追加して検波用画像信号を生成させ、この検波用画像信号をもとに前記制御値を補正する制御部とを具備する。
本技術に係る第1の形態の撮像装置において、前記制御部は、前記出力用の画像信号において、前記撮像素子のダイナミックレンジの下限値に相当する輝度値を有する画素の数が全体において占める割合が第1の閾値以上であるとき、前記第1の検波用の露光時間を追加し、前記撮像素子のダイナミックレンジの上限値に相当する輝度値を有する画素の数が前記撮像素子の有効画素全体において占める割合が第2の閾値以上であるとき、前記第2の検波用の露光時間を追加するように構成されたものであってよい。
前記制御部は、前記第1の検波用の露光時間および前記第2の検波用の露光時間の少なくとも一方で撮像された前記検波用画像信号から主要被写体を検出し、前記第1の検波用の露光時間で撮像された第1の検波用画像信号から前記主要被写体が検出された場合には前記制御値を露光量を増やすように補正し、前記第2の検波用の露光時間で撮像された第2の検波用画像信号から前記主要被写体が検出された場合には前記制御値を露光量を減らすように補正するように構成されたものであってもよい。
本技術に係る第1の形態の撮像装置は、前記検波用画像信号から輝度値毎の画素数を示すヒストグラムの情報を生成する検波部をさらに有し、前記制御部は、前記主要被写体の代表的な輝度値の前記ヒストグラムにおける位置情報を算出し、この位置情報をもとに前記制御値を補正するように構成されたものであってもよい。
前記制御部は、前記制御部は、前記第1の検波用画像信号および前記第2の検波用画像信号の両方から前記主要被写体が検出された場合、前記主要被写体の検出結果を比較し、この比較結果をもとに一方の前記主要被写体について算出された前記位置情報を選択し、この位置情報をもとに前記制御値を補正するように構成されたものであってよい。
前記制御部は、前記第1の検波用画像信号から検出された前記主要被写体の代表的な輝度値が、前記ヒストグラムにおける下限値の近傍範囲にあるとき、前記第1の検波用の露光時間を延長し、前記第2の検波用画像信号から検出された前記主要被写体の代表的な輝度値が、前記ヒストグラムにおける上限値の近傍範囲にあるとき、前記第2の検波用の露光時間を短縮するように構成されたものであってもよい。
前記制御部は、前記第1の検波用の露光時間および前記第2の検波用の露光時間が、前記単位時間から前記画像出力用の露光時間を差し引いた残り時間よりも長い場合には、前記第1の検波用の露光時間および前記第2の検波用の露光時間の追加を停止するように構成されたものであってよい。
前記制御部は、前記ヒストグラムの情報を視覚化した表示データを生成し、表示部に表示させるように構成されたものであってもよい。
以上のように、本技術によれば、撮像装置の性能の向上を図ることができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
1フレーム分の画像信号における輝度(横軸)と画素数(縦軸)との関係を示したヒストグラムの例を示す図である。 上記ヒストグラムの他の例を示す図である。 本技術に係る第1の実施形態の撮像装置の動作の概要を示す図である。 第1の検波用の露光時間T1で撮像された画像信号のヒストグラムを画像出力用の露光条件で撮像された画像信号のヒストグラムと比較して示す図である。 第2の検波用の露光時間T2で撮像された画像信号のヒストグラムを画像出力用の露光条件で撮像された画像信号のヒストグラムと比較して示す図である。 本実施形態の撮像装置1の構成を示すブロック図である。 本実施形態の撮像装置1の全体的な動作のフローチャートである 第1の検波用の露光時間T1の追加判定の動作のフローチャートである。 第2の検波用の露光時間T2の追加判定の動作のフローチャートである。 第1の検波用の露光時間T1の算定動作のフローチャートである。 第1の検波用の露光時間T1の算定について説明するための図である。 第2の検波用の露光時間T2の算定動作のフローチャートである。 第2の検波用の露光時間T2の算定について説明するための図である。 画像出力用の露光条件の制御値の補正に関するフローチャートである。 検波用の露光の停止判断に関するフローチャートである。 本技術に係る変形例である、画像出力用の露光条件で撮像された画像信号と第1の検波用画像信号から生成された各々のヒストグラムを連続的に統合して表示させた形態を示す図である。
以下、本技術に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。
<第1の実施形態>
[概要]
撮像装置では、撮像された画像信号の明るさが適正となるように絞り値およびシャッタースピード(露光時間)などの露光条件が制御される。
しかしながら、例えば逆光撮像など、1フレーム中の画像信号における輝度値の差が比較的大きくなる状況下での撮像においては、撮像素子のダイナミックレンジが制約となって、露光条件を適正に補正できない場合がある。
図1は、1フレーム分の画像信号における輝度値(横軸)と画素数(縦軸)との関係を示したヒストグラムの一例である。ここで、輝度値のMin(下限値)からMax(上限値)は撮像素子のダイナミックレンジによって検出が制限される輝度値の範囲である。図1において、実線はダイナミックレンジ内のヒストグラムであり、点線はダイナミックレンジの外側のヒストグラムである。
図1のヒストグラムは、撮像者であるユーザが撮像しようとしている物体である主要被写体の像を構成する一部の画素の輝度値が、実際にはダイナミックレンジによる制約によって検出可能な輝度値の範囲のMin(下限値)よりも低いことから、主要被写体の像の一部が黒つぶれを生じている場合を示している。この場合、黒つぶれとなっている領域の正しい輝度情報が得られないため、露光条件を正しく補正できない。
また、図2のヒストグラムは、主要被写体の像の構成する一部の画素の輝度値が、実際にはダイナミックレンジによる制約によって検出可能な輝度値の範囲のMax(上限値)を超えていることから、主要被写体の像の一部が白とびを生じている場合を示している。この場合も、白とびになっている領域の正しい輝度情報が得られないため、露光条件を正しく補正できない。
図3は、このような課題を解決することが可能な本技術に係る第1の実施形態の撮像装置の動作の概要を示す図である。
本実施形態の撮像装置では、撮像された画像信号に黒つぶれまたは白とびが発生した場合、フレーム中に、画像出力用の露光条件に基づく露光時間T0とは別に、この露光時間T0よりも長い第1の検波用の露光時間T1および露光時間T0より短い第2の検波用の露光時間T2のうち、少なくともいずれか一方が追加される。
すなわち、画像出力用の露光条件に基づく露光時間T0で撮像された画像信号100(以下、適宜これを「出力用の画像信号100」と呼ぶ。)において、黒つぶれが発生した領域が全体において占める割合が第1の閾値以上であるとき、次フレームに、画像出力用の露光条件に基づく露光時間T0とは別に、この露光時間T0よりも長い第1の検波用の露光時間T1が追加される。
また、画像出力用の露光条件に基づく露光時間T0で撮像された出力用の画像信号100において、白とびが発生した領域が全体において占める割合が第2の閾値以上であるとき、次フレームに、画像出力用の露光条件に基づく露光時間T0とは別に、この露光時間T0よりも短い第2の検波用の露光時間T2が追加される。
なお、第1の閾値と第2の閾値は同じでもよいし、異なってもよい。
フレーム中の画像出力用の露光条件に基づく露光時間T0、第1の検波用の露光時間T1、第2の検波用の露光時間T2の順番は図3に示される順番に限定されない。例えば、第1の検波用の露光時間T1、第2の検波用の露光時間T2の次に露光時間T0が配置されてもよい。
画像出力用の露光条件とは、一般的な撮像装置での画像の表示や記録のために行われる撮像のための露光条件のことである。露光条件は、撮像部における絞り値および露光時間T0によって決まってくる。本技術では、少なくとも露光時間T0の調整により露光条件が制御される場合を想定している。すなわち、露光条件の制御は、絞り値と露光時間T0の両方を調整するか、露光時間T0のみを調整して行われることとする。
第1の検波用の露光時間T1で撮像された画像信号を、この明細書では「第1の検波用画像信号101」と適宜呼ぶこととする。図4に示すように、第1の検波用の露光時間T1での撮像によれば、検出される輝度値の範囲が、画像出力用の露光条件で撮像された場合に検出される輝度値の範囲に対して低輝度側にシフトする。このため、画像出力用の露光条件による撮像ではダイナミックレンジの制約によって黒つぶれとなった画素についても、より正しく輝度値が検出されるようになる。
また、第2の検波用の露光時間T2で撮像された画像信号を、この明細書では「第2の検波用画像信号102」と適宜呼ぶこととする。図5に示すように、第2の検波用の露光時間T2によれば、検出される輝度値の範囲が、画像出力用の露光条件で撮像された場合に検出される輝度値の範囲に対して高輝度側にシフトする。このため、画像出力用の露光条件による撮像ではダイナミックレンジの制約によって白とびをおこした画素についても、より正しい輝度値が検出されるようになる。
図3に戻って、これら第1の検波用画像信号101および第2の検波用画像信号102からの主要被写体の検出103(図3参照)は、例えば、画像信号からの顔認識、その他の物体の認識、動きベクトル検出などの周知あるいは公知の画像認識技術によって行われる。
第1の検波用画像信号101から主要被写体が検出された場合には、画像出力用の露光条件の制御値104が露光量を増やすように補正される(補正105)。このとき、露光条件の制御値104の補正量は予め決められた値でもよい。また、例えば、第1の検波用画像信号101のヒストグラムにおいて、主要被写体の平均輝度値などの代表輝度値がどの位置にあるかを示す第1の被写体位置情報を少なくとも用いて、主要被写体が適正な露出となるように補正量が算出されてもよい。
また、第2の検波用画像信号102から主要被写体が検出された場合には、画像出力用の露光条件の制御値104が露光量を減らすように補正される(補正105)。このとき、露光条件の制御値104の補正量は予め決められた値でもよい。また、例えば、第2の検波用画像信号102のヒストグラムにおいて、主要被写体の平均輝度値などの代表輝度値がどの位置にあるかを示す第2の被写体位置情報を少なくとも用いて、主要被写体が適正な露出となるように補正量が算出されてもよい。
さらに、図3に表現されていないが、第1の検波用の露光時間T1および第2の検波用の露光時間T2についても、第1の被写体位置情報および第2の被写体位置情報をもとに補正される。
これにより、画像出力用の露光条件をより適正に補正することができる。
なお、画像出力用の露光条件の制御値104は、例えば、出力用の画像信号100の輝度平均値と参照値106との比較107により得られる差分などをもとに生成される。但し、本技術はこれに限定されない。また、輝度平均値は、フレーム単位の画像信号全体の輝度平均値、あるいは画像中央部分の輝度平均値などであってよい。
次に、本実施形態の撮像装置について、さらに詳細に説明する。
[撮像装置の構成]
図6は、本技術の第1の実施形態である撮像装置1の構成を示すブロック図である。
撮像装置1は、撮像部11、A/D変換部12、検波部13、画像処理部14、表示部15、記録デバイス16、CPU(Central Processing Unit)17、操作部18、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)19、プログラムROM(Read-Only Memory)20およびRAM(Random Access Memory)21などで構成される。
撮像部11は、撮像レンズ41、43、絞り42、および撮像素子44を備える。撮像レンズ41、43は撮像素子44の撮像面に被写体の像を結像させるレンズ群である。通過する光の量を調整する絞り42は、撮像レンズ41、43のレンズ群の間に配置される。絞り42は、CPU17がプログラムROM20に格納されたプログラムを実行することによって実現される撮像制御部61によって図示しない絞り機構を制御することによって調整される。その他、撮像部11には、フォーカス調整、ズーム調整、その他各種調整用の機構が設けられる。一方、CPU17は、プログラムROM20に格納されたプログラムを実行することによって上記のフォーカス調整、ズーム調整、その他各種調整用の機構を各々制御する制御部(図示せず)として動作する。
撮像素子44は、撮像レンズ41、43および絞り42を通過して撮像面に結像した光を、光の強度に対応する画素毎のアナログ信号に変換する。撮像素子44にて得られた画素毎のアナログ信号はA/D変換部12に供給される。
A/D変換部12は、撮像部11より供給された画素毎のアナログ信号をデジタル信号に変換し、フレーム単位のRAWデータを生成し、検波部13、画像処理部14およびCPU17の被写体認識部63に各々供給する。
検波部13は、A/D変換部12より供給されたフレーム毎のRAWデータについて、輝度値毎の画素数を算出し、上記のヒストグラムの情報を生成する。生成されたヒストグラムの情報はCPU17の撮像制御部61および被写体認識部63に各々供給される。
なお、本技術に係る第1の実施形態の撮像装置1において、検波部13によってヒストグラムの情報が生成される対象のRAWデータは、図3に示したように、画像出力用の露光条件で撮像された出力用の画像信号100、第1の検波用の露光時間T1で撮像された第1の検波用画像信号101および第2の検波用の露光時間T2で撮像された第2の検波用画像信号102である。
画像処理部14は、CPU17がプログラムROM20に格納されたプログラムを実行することによって機能的なモジュールとして構成される記録制御部62からの指令に従って、上記のフレーム単位のRAWデータに対してホワイトバランス調整、ガンマ補正などの各種調整および補正を含む現像処理を行う。現像処理によって生成された画像データのうち、画像出力用の露光条件で撮像された画像データは表示部15に供給される。また、この画像データは、記録制御部62からの指令に従って、記録に適した所定のフォーマットの画像ファイルあるいは動画ファイルに変換され、記録デバイス16に供給される。記録用のフォーマットとしては、静止画として例えば、TIFF(Tagged Image File Format)、JPEG(Joint Photographic Experts Group)などがある。動画としては例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)などがある。さらに、現像処理によって生成された画像データのうち、第1の検波用画像信号101および第2の検波用画像信号102に各々対応する画像データは、CPU17がプログラムROM20に格納されたプログラムを実行することによって機能的なモジュールとして構成される被写体認識部63にも供給される。
表示部15は、表示制御部と表示デバイスを有する。表示制御部は、画像処理部14より供給された画像データを表示デバイスに適した表示データに変換し、表示デバイスに供給する。これにより、画像データがユーザにより視覚可能な状態で出力される。
記録デバイス16は、着脱自在な記録メディアとメディア書き込み部を有する。メディア書き込み部は、画像処理部14より供給された所定のフォーマットの画像ファイルや動画ファイルを、着脱自在な記録メディアに書き込む。
CPU17は、プログラムROM20に格納されたプログラムを実行することによって撮像装置1の全体的な制御を行う。またCPU17は、プログラムROM20に格納されたプログラムを実行することによって、少なくとも撮像制御部61、記録制御部62および被写体認識部63として機能する。
撮像制御部61は、撮像部11の撮像素子44の制御、絞り42の制御、その他、フォーカス、ズームなどの制御を行う。撮像制御部61は、撮像素子44の制御として、上記の画像出力用の露光に関するスタートタイミング、露光時間、読み出しタイミングなどの制御の他、上記の第1の検波用および第2の検波用各々の露光に関するスタートタイミング、露光時間、読み出しタイミングなどの制御などを行う。
撮像制御部61は、検波部13より供給された、画像出力用の露光条件で撮像されたフレーム単位の画像信号に対する検波結果であるヒストグラムの情報をもとに、黒つぶれとなっている画素数(ヒストグラムにおいて下限値の輝度値を有する画素の総数)の、撮像素子44の有効全画素数における割合が第1の閾値以上であるかどうかを判定する。撮像制御部61は、その割合が第1の閾値以上である場合には露光量が不足しているとして、画像出力用の露光条件の少なくとも一つである露光時間T0(図3参照)よりも長い露光時間を第1の検波用の露光時間T1として次フレームに追加する。
撮像制御部61は、検波部13より供給されたヒストグラムの情報をもとに、白とびになっている画素数(ヒストグラムにおいて上限値の輝度値を有する画素の総数)(輝度値がヒストグラムの上限値である画素の総数)の、撮像素子44の有効全画素数における割合が第2の閾値以上であるかどうかを判定する。撮像制御部61は、その割合が第2の閾値以上である場合には露光量が過大であるとして、画像出力用の露光条件の少なくとも一つである露光時間T0よりも短い露光時間を第2の検波用の露光時間T2として次フレームに追加する。
撮像制御部61は、後で詳細を説明する被写体認識部63から通知された第1の被写体位置情報および第2の被写体位置情報をもとに、主要被写体に露出が合うように画像出力用の露光条件の制御値を補正する。
また、撮像制御部61は、被写体認識部63より、主要被写体の平均輝度値などの代表輝度値がヒストグラムのどの位置にあるかを示す第1の被写体位置情報を取得し、主要被写体の代表輝度値がヒストグラムのMin(下限値)の近傍範囲に位置するかどうかを判断する。撮像制御部61は、主要被写体の代表輝度値がヒストグラムのMin(下限値)の近傍範囲に位置することを判断すると、次フレームに追加される第1の検波用の露光時間T1を、現フレームに追加された第1の検波用の露光時間T1より例えば一定時間長くする。
すなわち、主要被写体の代表輝度値がヒストグラムのMin(下限値)の近傍範囲に位置するということは、主要被写体の像の一部が黒つぶれをおこしている可能性があり、主要被写体の代表輝度値そのものの精度が疑わしい。このような場合、撮像制御部61は、第1の検波用の露光時間T1をさらに長くすることによって主要被写体の像における黒つぶれをおこした画素の数を低減させることで、主要被写体の代表輝度値としてより適正な値を得ることができる。
同様に、撮像制御部61は、被写体認識部63より、主要被写体の平均輝度値などの代表輝度値がヒストグラムのどの位置にあるかを示す第2の被写体位置情報を取得し、主要被写体の代表輝度値がヒストグラムのMax(上限値)の近傍範囲に位置するかどうかを判断する。撮像制御部61は、主要被写体の代表輝度値がヒストグラムのMax(上限値)の近傍範囲に位置することを判断すると、次フレームに追加される第2の検波用の露光時間T2を、現フレームに追加された第2の検波用の露光時間T2より例えば一定時間短くする。
これも、主要被写体の代表輝度値がヒストグラムのMax(上限値)の近傍範囲に位置するということは、主要被写体の像の一部が白とびをおこしている可能性があり、主要被写体の代表輝度値そのものの精度が疑わしいからである。そこで、このような場合、撮像制御部61は、第2の検波用の露光時間T2をさらに短くすることによって主要被写体の像における白とびを低減あるいは解消させることで、主要被写体の代表輝度値としてより適正な値を得ることができる。
被写体認識部63は、第1の検波用の露光時間T1で撮像された第1の検波用画像信号および第2の検波用の露光時間T2で撮像された第2の検波用画像信号から主要被写体を検出する。被写体認識部63は、検波部13より供給された、第1の検波用画像信号についての検波結果であるヒストグラムの情報を取得し、主要被写体の例えば平均輝度値などの代表輝度値がヒストグラムのどの位置にあるかを示す低輝度側の被写体位置情報である第1の被写体位置情報を撮像制御部61に供給する。また、被写体認識部63は、検波部13より供給された、第2の検波用画像信号についての検波結果であるヒストグラムの情報を取得し、主要被写体の例えば平均輝度値などの代表輝度値がヒストグラムのどの位置にあるかを示す高輝度側の被写体位置情報である第2の被写体位置情報を撮像制御部61に供給する。
記録制御部62は、画像処理部14による現像処理の制御と、画像データを記録用のファイルフォーマットに変換するための制御などを行う。
操作部18は、撮像者であるユーザからの撮像のための各種の入力を受け付けて、CPU17に、その入力に対応したデータを供給する。操作部18は、例えば、ボタン、キー、レバー、タッチパネルなどで構成される。
EEPROM19は、例えば、ユーザより入力された撮像パラメータなどの各種の設定データなどが記憶される書き換え可能なROMである。
プログラムROM20は、CPU17に実行させるプログラムやその他の固定情報が格納されたROMである。
RAM21は、CPU17がプログラムに基づいて演算処理を行うための作業領域(メインメモリ)として用いられる。
撮像装置1は、その他の構成として、有線および無線による通信用のインタフェースなどを備えたものであってよい。
なお、以上の構成の説明は、撮像装置1の全ての構成を説明したものではない。
[撮像装置1の動作]
次に、本実施形態の撮像装置1において、主に、検波用の露光を用いて、画像出力用の露光条件の制御値を補正する処理の動作を説明する。
かかる動作の説明は、次の順番で行われる。
1.全体的な動作の流れ
2.第1の検波用の露光時間T1の追加判定
3.第2の検波用の露光時間T2の追加判定
4.第1の検波用の露光時間T1の算定
5.第2の検波用の露光時間T2の算定
6.画像出力用の露光条件の制御値の補正
7.検波用の露光の停止判断
[1.全体的な動作の流れ]
図7は、本実施形態の撮像装置1の全体的な動作の流れを示すフローチャートである。
まず、撮像制御部61は、画像出力用の露光条件で撮像された出力用の画像信号をもとに、次フレームに第1の検波用の露光時間T1を追加すべきかどうかを判定する(ステップS101)。この処理の詳細については後で図8のフローチャートにより説明する。
次に、撮像制御部61は、同じく出力用の画像信号をもとに、次フレームに第2の検波用の露光時間T2を追加すべきかどうかを判定する(ステップS102)。この処理の詳細については後で図9のフローチャートにより説明する。
なお、ステップS101とS102はどちらが先であってもよい。
次に、撮像制御部61は、次フレームの第1の検波用の露光時間T1を決定する処理を行う(ステップS103)。この処理の詳細については後で図10のフローチャートにより説明する。
次に、撮像制御部61は、次フレームの第2の検波用の露光時間T2を決定する処理を行う(ステップS104)。この処理の詳細については後で図12のフローチャートにより説明する。
なお、ステップS103とS104はどちらが先であってもよい。
次に、撮像制御部61は、次フレームの画像出力用の露光条件を決定する処理を行う(ステップS105)。この処理の詳細については後で図14のフローチャートにより説明する。
最後に、撮像制御部61は、ステップS103で決定された第1の検波用の露光時間T1、ステップS104で決定された第2の検波用の露光時間T2、およびステップS105で決定された画像出力用の露光条件である露光時間T0などから、第1の検波用の露光時間T1および第2の検波用の露光時間T2による検波用の露光を継続するか停止するかを判断する処理を行う(ステップS106)。この処理の詳細については後で図15のフローチャートにより説明する。
[2.第1の検波用の露光時間T1の追加判定]
図8は、第1の検波用の露光時間T1の追加判定の動作のフローチャートである。
撮像制御部61は、フレーム単位の出力用の画像信号について、検波部13より供給されたヒストグラムの情報をもとに、黒つぶれとなっている画素数の、撮像素子44の有効全画素数における割合が第1の閾値以上であるかどうかを判定する(ステップS201)。
ここで、黒つぶれとなっている画素数は、輝度値がヒストグラムのMin(下限値)である画素の数で代用することとする。
黒つぶれとなっている画素数の、撮像素子44の有効全画素数における割合が第1の閾値以上である場合、撮像制御部61は、現フレームに第1の検波用の露光時間T1が既に追加されているかどうかを判定する(ステップS202)。
現フレームに第1の検波用の露光時間T1が追加されていない場合(ステップS202のNo)、撮像制御部61は、次フレームに第1の検波用の露光時間T1を追加することを決定し(ステップS203)、本動作を終了する。
現フレームに第1の検波用の露光時間T1が既に追加されている場合(ステップS202のYes)、撮像制御部61は、次フレームにそのまま第1の検波用の露光時間T1を追加することを決定する。これで本動作が終了になる。
また、ステップS201の判定で、黒つぶれとなっている画素数の、撮像素子44の有効全画素数における割合が第1の閾値未満である場合には(ステップS201のNo)、撮像制御部61は、現フレームに第1の検波用の露光時間T1が既に追加されているかどうかを判定する(ステップS204)。
現フレームに第1の検波用の露光時間T1が既に追加されている場合(ステップS204のYes)、撮像制御部61は、次フレームに第1の検波用の露光時間T1を追加しないことを決定する(ステップS205)。これで本動作が終了になる。
ステップS204で現フレームに第1の検波用の露光時間T1が追加されていないことが判定された場合は(ステップS204のNo)、このまま本動作が終了になる。
[3.第2の検波用の露光時間T2の追加判定]
図9は、第2の検波用の露光時間T2の追加判定の動作のフローチャートである。
撮像制御部61は、フレーム単位の出力用の画像信号について、検波部13より供給されたヒストグラムの情報をもとに、白とびになっている画素数の、撮像素子44の有効全画素数における割合が第2の閾値以上であるかどうかを判定する(ステップS301)。
ここで、白とびとなっている画素数は、輝度値がヒストグラムのMax(上限値)である画素の数で代用することとする。
判定の結果がYesである場合、撮像制御部61は、現フレームに第2の検波用の露光時間T2が既に追加されているかどうかを判定する(ステップS302)。
現フレームに第2の検波用の露光時間T2が追加されていない場合(ステップS302のNo)、撮像制御部61は、次フレームに第2の検波用の露光時間T2を追加することを決定し(ステップS303)、本動作を終了する。
現フレームに第2の検波用の露光時間T2が既に追加されている場合(ステップS302のYes)、撮像制御部61は、次フレームにそのまま第2の検波用の露光時間T2を追加することを決定する。これで本動作が終了になる。
また、ステップS301の判定で、白とびになっている画素数の、撮像素子44の有効全画素数における割合が第2の閾値未満である場合には(ステップS301のNo)、撮像制御部61は、現フレームに第2の検波用の露光時間T2が既に設定されているかどうかを判定する(ステップS304)。
現フレームに第2の検波用の露光時間T2が既に追加されている場合(ステップS304のYes)、撮像制御部61は、次フレームに第2の検波用の露光時間T2を追加しないことを決定する(ステップS305)。これで本動作が終了になる。
ステップS304で現フレームに第2の検波用の露光時間T2が追加されていないことが判定された場合は(ステップS304のNo)、このまま本動作が終了になる。
[4.第1の検波用の露光時間T1の算定]
図10は、第1の検波用の露光時間T1の算定動作のフローチャートである。
まず、撮像制御部61は、現フレームに第1の検波用の露光時間T1が追加されているかどうかを判定する(ステップS401)。第1の検波用の露光時間T1が追加されていない場合(ステップS401のNo)、撮像制御部61は、上記の2.第1の検波用の露光時間T1の追加判定によって、次フレームに第1の検波用の露光時間T1を追加することが決められているかどうかを判断する(ステップS402)。
次フレームに第1の検波用の露光時間T1が追加されることが決められている場合(ステップS402のYes)、撮像制御部61は、その第1の検波用の露光時間T1として基準の時間を設定する(ステップS403)。そして本動作を終了する。
なお、ここでの基準の時間とは、例えば、現フレームの画像出力用の露光条件に基づく露光時間T0を例えば一定時間分長くした時間など、少なくとも現フレームの画像出力用の露光条件に基づく露光時間T0よりも長い時間である。
次フレームに第1の検波用の露光時間T1が追加されない場合(ステップS402のNo)は、このまま本動作が終了となる。
また、ステップS401で、現フレームに第1の検波用の露光時間T1が既に追加されていることが判定された場合(ステップS401のYes)、撮像制御部61は被写体認識部63に主要被写体の検出を依頼する。
被写体認識部63は、この依頼を受けると、第1の検波用の露光時間T1で撮像された第1の検波用画像信号から主要被写体を検出する。また、被写体認識部63は、検波部13より、第1の検波用画像信号に対するヒストグラムの情報を取得し、検出した主要被写体の例えば平均輝度値などの代表輝度値がヒストグラムのどの位置にあるかを示す第1の被写体位置情報を生成して撮像制御部61に供給する。なお、代表輝度値は、主要被写体の平均輝度値の他、画素数最大の輝度値であってもよい。
被写体認識部63にて主要被写体が検出されない場合もある。この場合には、例えば、低輝度側被写体位置の検出エラーが撮像制御部61に通知される。
被写体認識部63が主要被写体の検出に成功し、第1の被写体位置情報が撮像制御部61に与えられた場合の動作を次に説明する。
撮像制御部61は、被写体認識部63より与えられた第1の被写体位置情報をもとに、例えば、図11に示すように、主要被写体の代表輝度値A1が、例えば、ヒストグラム(検出可能な輝度値の範囲)のMin(下限値)の近傍範囲にあるかどうかを判定する(ステップS404)。
主要被写体の代表輝度値A1がヒストグラムのMin(下限値)の近傍範囲にある場合(ステップS404のYes)、撮像制御部61は、次フレームの第1の検波用の露光時間T1を、現フレームに追加されている第1の検波用の露光時間T1(基準時間)より例えば一定時間だけ長い時間(T1+α)に変更する(ステップS405)。
これにより、図11に示すように、次フレームの第1の検波用画像信号の輝度値の範囲は、現フレームの第1の検波用画像信号の輝度値の範囲を全体的に低輝度側に延長時間αの相当分だけシフトさせたものとなるので、主要被写体の平均輝度値や画素数最大の輝度値などの代表輝度値A1の判定精度が向上し、画像出力用の露光条件の制御値の補正精度が向上する。
また、ステップS404で、主要被写体の代表輝度値A1がヒストグラムのMin(下限値)の近傍範囲よりも高輝度側にある場合には(ステップS404のNo)、撮像制御部61は、次フレームの第1の検波用の露光時間T1として、上記の基準の時間(現フレームの画像出力用の露光条件に基づく露光時間T0よりも一定時間長い時間)をそのまま設定する(ステップS403)。そして本動作を終了する。
[5.第2の検波用の露光時間T2の算定]
図12は、第2の検波用の露光時間T2の算定動作のフローチャートである。
まず、撮像制御部61は、現フレームに第2の検波用の露光時間T2が追加されているかどうかを判定する(ステップS501)。第2の検波用の露光時間T2が追加されていない場合(ステップS501のNo)、撮像制御部61は、上記の3.第2の検波用の露光時間T2の追加判定によって、次フレームに第2の検波用の露光時間T2を追加することが決められているかどうかを判断する(ステップS502)。
次フレームに第2の検波用の露光時間T2が追加されることが決められている場合(ステップS502のYes)、撮像制御部61は、その第2の検波用の露光時間T2として、基準の時間を設定する(ステップS503)。そして本動作を終了する。
なお、ここでの基準の時間とは、例えば、現フレームの画像出力用の露光条件に基づく露光時間T0を例えば一定時間分短くした時間など、少なくとも現フレームの画像出力用の露光条件に基づく露光時間T0よりも短い時間である。
次フレームに第2の検波用の露光時間T2が追加されない場合(ステップS502のNo)は、このまま本動作が終了となる。
また、ステップS501で、現フレームに第2の検波用の露光時間T2が既に追加されていることが判定された場合(ステップS501のYes)、撮像制御部61は被写体認識部63に主要被写体の検出を依頼する。
被写体認識部63は、この依頼を受けると、第2の検波用の露光時間T2で撮像された第2の検波用画像信号から主要被写体を検出する。被写体認識部63は、検波部13より、第2の検波用画像信号に対するヒストグラムの情報を取得し、検出した主要被写体の例えば平均輝度値などの代表輝度値がヒストグラムのどの位置にあるかを示す第2の被写体位置情報を生成して撮像制御部61に供給する。なお、この場合も、代表輝度値は、主要被写体の平均輝度値の他、画素数最大の輝度値であってもよい。
被写体認識部63において、主要被写体が検出されない場合には、例えば、高輝度側被写体位置の検出エラーが撮像制御部61に通知される。
被写体認識部63が主要被写体の検出に成功し、第2の被写体位置情報が撮像制御部61に与えられた場合の動作を次に説明する。
撮像制御部61は、被写体認識部63より与えられた第2の被写体位置情報をもとに、例えば、図13に示すように、主要被写体の代表輝度値B1が、例えば、ヒストグラムのMax(上限値)の近傍範囲にあるかどうかを判定する(ステップS504)。
主要被写体の代表輝度値B1がヒストグラムのMax(上限値)の近傍範囲にある場合(ステップS504のYes)、撮像制御部61は、次フレームの第2の検波用の露光時間T2を、現フレームに追加されている第2の検波用の露光時間T2(基準時間)より例えば一定時間だけ短い時間(露光時間T2−β)に変更する(ステップS505)。
これにより、図13に示すように、次フレームの第2の検波用画像信号の輝度値の範囲は、現フレームの第2の検波用画像信号の輝度値の範囲を全体的に高輝度側に短縮時間βの相当分だけシフトさせたものとなるので、主要被写体の平均輝度値や画素数最大の輝度値などの代表輝度値B1の判定精度が向上し、画像出力用の露光条件の制御値の補正の精度が向上する。
また、ステップS504で、主要被写体の代表輝度値B1がヒストグラムのMax(上限値)の近傍範囲よりも低輝度側にある場合には(ステップS504のNo)、撮像制御部61は、次フレームの第2の検波用の露光時間T2として、上記の基準の時間(現フレームの画像出力用の露光条件に基づく露光時間T0よりも一定時間短い時間)をそのまま設定する(ステップS503)。そして本動作を終了する。
[6.画像出力用の露光条件の制御値の補正]
図14は、画像出力用の露光条件の制御値の補正に関するフローチャートである。
なお、この動作では、輝度値の差が大きい画像信号について黒つぶれと白とびが同時に発生した場合に、低輝度側への補正と高輝度側への補正との間で優先度を求めるための処理が別途行われる。この処理については後で説明する。
撮像制御部61は、現フレームに第1の検波用の露光時間T1が既に追加されているかどうかを判定する(ステップS601)。
現フレームに第1の検波用の露光時間T1が既に追加されている場合(ステップS601のYes)、撮像制御部61は、被写体認識部63からの第1の被写体位置情報の供給の有無を判断する(ステップS602)。第1の被写体位置情報が供給されたなら(ステップS602のYes)、撮像制御部61は、この第1の被写体位置情報をもとに、画像出力用の露光条件の制御値を補正するための第1の補正情報を算出する(ステップS603)。
撮像制御部61は、現フレームに第1の検波用の露光時間T1が追加されていないことを判断した場合(ステップS601のNo)、または、被写体認識部63より第1の被写体位置情報の検出エラーの通知を受けた場合には(ステップS602のNo)、ステップS603の第1の補正情報の算出をスキップして次のステップS604に移行する。
ステップS604で、撮像制御部61は、現フレームに第2の検波用の露光時間T2が既に追加されているかどうかを判定する(ステップS604)。
現フレームに第2の検波用の露光時間T2が既に追加されている場合(ステップS604のYes)、撮像制御部61は、被写体認識部63からの第2の被写体位置情報の供給の有無を判断する(ステップS605、第2の被写体位置情報が供給されたなら(ステップS605のYes)、撮像制御部61は、この第2の被写体位置情報をもとに、画像出力用の露光条件の制御値を補正するための第2の補正情報を算出する(ステップS606)。
撮像制御部61は、現フレームに第2の検波用の露光時間T2が追加されていないことを判断した場合(ステップS604のNo)、または、被写体認識部63より第2の被写体位置情報の検出エラーの通知を受けた場合(ステップS605のNo)、第2の補正情報の算出をスキップして次のステップS607に移行する。
ステップS607では、ここまでの処理の結果から、次フレームの画像出力用の露光条件の制御値を補正するための最終的な補正情報を決定する処理が行われる(ステップS607)。
例えば、第1の補正情報が得られ、第2の補正情報が得られなかった場合には、第1の補正情報が最終的な補正情報として決定される。逆に第2の補正情報が得られ、第1の補正情報が得られなかった場合には、第2の補正情報が最終的な補正情報として決定される。第1の補正情報と第2の補正情報が得られなかった場合には最終的な補正情報は無しとされる。第1の補正情報と第2の補正情報の両方が得られた場合、別の観点から、どちらの補正情報を採用することかが決定される。
第1の補正情報と第2の補正情報の両方が得られた場合にどちらの補正情報を採用するかを決定する方法には、例えば以下がある。
1.撮像制御部61は、被写体認識部63にて検出された主要被写体の種類に応じて、優先度の高い種類の主要被写体が検出された方の補正情報を採用する。例えば、低輝度側である第1の検波用画像信号から人の顔が検出され、高輝度側である第2の検波用画像信号から乗り物が検出された場合には第1の補正情報を採用する。主要被写体の各種類の優先度の上下関係は予め設定されていてもよいし、それをユーザが自由に変更できるようにしてもよい。低輝度側と高輝度側の両方の検波用画像信号から同じ種類の主要被写体が検出された場合には、撮像制御部61は、例えば、各々の主要被写体が占める領域の割合が大きい方を採用する。
2.撮像制御部61は、基準情報とのマッチングに基づく主要被写体の認識結果において主要被写体の基準情報との一致度のスコアが高い方を優先する。例えば、低輝度側である第1の検波用画像信号から主要被写体が検出されたときのスコアが"81"、高輝度側である第2の検波用画像信号から主要被写体が検出されたときのスコアが"90"の場合には、撮像制御部61はスコアの高い第2の補正情報を採用する。ここで、低輝度側である第1の検波用画像信号から検出された主要被写体の種類と、高輝度側である第2の検波用画像信号から検出された主要被写体の種類は異なっていてもよい。
3.上記の1と2の方法を組み合せてもよい。この場合、主要被写体の種類に応じてスコアに対する重みが予めユーザなどにより設定される。ここで、人の顔の重みが"1.4"、乗り物の重みが"1.1"として与えられている場合を想定する。低輝度側である第1の検波用画像信号から人の顔が検出されたときのスコアが"81"、高輝度側である第2の検波用画像信号から乗り物が検出されたときのスコアが"90"の場合、
人の顔に対する最終スコア=81×1.4=113.4
乗り物に対する最終スコア=90×1.1=99
となる。
この例では、最終スコアが高い方は人の顔であるから、撮像制御部61は、第2の補正情報を最終的な補正情報として決定する。
4.その他にも様々な方法がある。
[7.検波用の露光の停止判断]
画像出力用の露光条件の制御値の補正により露光時間T0を増大させて行くと、露光時間を1フレーム期間から差し引いた残り時間が短くなる。このため、フレーム期間内の残り時間に検波用の露光時間が入りきらない状況が起こる可能性がある。このような場合、無意味な検波用の露光が行われることとなり、CPU17の負担が無駄に増大するだけである。
そこで、本実施形態では、次のような検波用の露光の停止判断を行うこととしている。
図15は、このような検波用の露光の停止判断に関するフローチャートである。
撮像制御部61は、図7のステップS103およびステップS104において次フレームに追加すべき検波用の露光時間(T1およびT2の少なくともいずれか一方)が求められているかどうかを確認する(ステップS701)。検波用の露光時間が求められていない場合(ステップS701のNo)、つまり次フレームで検波用の露光が実施されない場合には本動作は終了となる。
検波用の露光時間が得られている場合(ステップS701のYes)、この検波用の露光時間が1フレームの時間から次フレームの画像出力用の露光時間T0を差し引いた残り時間よりも長いかどうかを判定する(ステップS702)。
ここで、評価される検波用の露光時間とは、第1の検波用の露光時間T1および第2の検波用の露光時間T2のうち次フレームに追加される予定の検波用の露光時間である。例えば、第1の検波用の露光時間T1と第2の検波用の露光時間T2の両方が求められている場合は、T1+T2の時間が、評価される検波用の露光時間となる。一方のみが追加される場合には、その追加される側の検波用の露光時間のみが評価の対象となる。
この判定で、検波用の露光時間がフレームの残り時間より長くない場合は(ステップS702のNo)、本動作は終了となる。
検波用の露光時間がフレームの残り時間よりも長い場合(ステップS702のYes)、撮像制御部61は、次フレームでの検波用の露光時間の追加を無効にする。つまり、次フレームでの検波用の露光を停止させる(ステップS703)。これで本動作は終了となる。
以上のような検波用の露光の停止判断を採用することによって、無意味な検波用の露光が行われなくなり、CPU17の負担が無駄に増大することがなくなる。
<変形例1>
CPU17は、画像出力用の露光条件で撮像された出力用の画像信号と、第1の検波用画像信号および/または第2の検波用画像信号から検波部13によって各々の生成されたヒストグラムの情報を統合して表示部15に視覚化して表示させる。
図16は、画像出力用の露光条件で撮像された画像信号と第1の検波用画像信号から生成された各々のヒストグラムを連続的に統合して表示させた形態を示す図である。
この例は、横軸に輝度値、縦軸に画素数を各々割り当てられた座標空間においてヒストグラムを表現した例である。輝度値のMin(下限値)からMax(上限値)は現在の画像出力用の露光条件に基づく輝度値の範囲を示している。すなわち、この輝度値の範囲において実線は、現在の画像出力用の露光条件で撮像された画像信号のヒストグラム(以後これを「画像出力用ヒストグラムh1」と呼ぶ。)である。
この例では、画像出力用ヒストグラムh1に、低輝度側の第1の検波用画像信号から生成されたヒストグラム(以後これを「第1の検波用ヒストグラム」と呼ぶ。)の一部が連続的に統合して表示される。輝度値の範囲から低輝度側に外に延びた点線は、第1の検波用ヒストグラムから抽出された部分の検波用ヒストグラムh2を示している。
このような表示を実現するために、CPU17は、検波部13より取得した画像出力用ヒストグラムの情報と第1の検波用ヒストグラムの情報とを比較して両ヒストグラムの輝度軸方向のずれ量を算出する。CPU17は、このずれ量をもとに、第1の検波用ヒストグラムから、画像出力用ヒストグラムh1のMin(下限値)より低輝度側の部分に相当する検波用ヒストグラムh2を抽出し、画像出力用ヒストグラムh1の低輝度側に、点線などによって識別可能な形態で表示させる。
これにより、ユーザは、表示部に表示されたヒストグラムを見て、例えば、マニュアル調整などによって露出を合せることができる。なお、露出が適正に調整されたなら、点線などによる第1の検波用ヒストグラムの表示がなくなるので、ユーザは露出の調整が適正に完了したことを知ることができる。
なお、ここでは、低輝度側の第1の検波用画像信号から生成された第1の検波用ヒストグラムの表示について説明したが、高輝度側の第2の検波用画像信号から生成された第2の検波用ヒストグラムの表示も同様に行われる。
<変形例2>
以上の説明では、フレーム毎に、検波用の露光を行い、画像出力用の露光条件の制御値を補正することとしたが、例えば、Nフレームに1回の周期で、検波および制御値の補正を行うようにしてもよい。ここでNは1以上の整数である。その他、所定の単位時間毎に行うようにしてもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)撮像素子を有する撮像部と、
単位時間毎に、画像出力用の露光時間を含む露光条件で前記撮像素子を露光させて出力用の画像信号を生成させ、この出力用の画像信号をもとに前記露光条件の制御値を算出し、
前記単位時間に、前記画像出力用の露光時間より長い第1の検波用の露光時間および前記画像出力用の露光時間より短い第2の検波用の露光時間のうち少なくともいずれか一方を追加して検波用画像信号を生成させ、この検波用画像信号をもとに前記制御値を補正する制御部と
を具備する撮像装置。
(2)上記(1)に記載の撮像装置であって、
前記制御部は、
前記出力用の画像信号において、前記撮像素子のダイナミックレンジの下限値に相当する輝度値を有する画素の数が全体において占める割合が第1の閾値以上であるとき、前記第1の検波用の露光時間を追加し、前記撮像素子のダイナミックレンジの上限値に相当する輝度値を有する画素の数が前記撮像素子の有効画素全体において占める割合が第2の閾値以上であるとき、前記第2の検波用の露光時間を追加するように構成された
撮像装置。
(3)上記(1)または(2)の撮像装置であって、
前記制御部は、
前記第1の検波用の露光時間および前記第2の検波用の露光時間の少なくとも一方で撮像された前記検波用画像信号から主要被写体を検出し、
前記第1の検波用の露光時間で撮像された第1の検波用画像信号から前記主要被写体が検出された場合には前記制御値を露光量を増やすように補正し、
前記第2の検波用の露光時間で撮像された第2の検波用画像信号から前記主要被写体が検出された場合には前記制御値を露光量を減らすように補正するように構成された
撮像装置。
(4)上記(3)に記載の撮像装置であって、
前記検波用画像信号から輝度値毎の画素数を示すヒストグラムの情報を生成する検波部をさらに有し、
前記制御部は、
前記主要被写体の代表的な輝度値の前記ヒストグラムにおける位置情報を算出し、この位置情報をもとに前記制御値を補正するように構成された
撮像装置。
(5)上記(3)または(4)に記載の撮像装置であって、
前記制御部は、
前記第1の検波用画像信号および前記第2の検波用画像信号の両方から前記主要被写体が検出された場合、前記主要被写体の検出結果を比較し、この比較結果をもとに一方の前記主要被写体について算出された前記位置情報を選択し、この位置情報をもとに前記制御値を補正するように構成された
撮像装置。
(6)上記(3)ないし(5)のいずれかに記載の撮像装置であって、
前記制御部は、
前記第1の検波用画像信号から検出された前記主要被写体の代表的な輝度値が、前記ヒストグラムにおける下限値の近傍範囲にあるとき、前記第1の検波用の露光時間を延長し、
前記第2の検波用画像信号から検出された前記主要被写体の代表的な輝度値が、前記ヒストグラムにおける上限値の近傍範囲にあるとき、前記第2の検波用の露光時間を短縮するように構成された
撮像装置。
(7)上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の撮像装置であって、
前記制御部は、
前記第1の検波用の露光時間および前記第2の検波用の露光時間が、前記単位時間から前記画像出力用の露光時間を差し引いた残り時間よりも長い場合には、前記第1の検波用の露光時間および前記第2の検波用の露光時間の追加を停止するように構成された
撮像装置。
(8)上記(4)ないし(7)のいずれかに記載の撮像装置であって、
前記制御部は、前記ヒストグラムの情報を視覚化した表示データを生成し、表示部に表示させるように構成された
撮像装置。
1…撮像装置
11…撮像部
12…A/D変換部
13…検波部
14…画像処理部
15…表示部
16…記録デバイス
17…CPU
18…操作部
20…プログラムROM
21…RAM
41、43…撮像レンズ
44…撮像素子
61…撮像制御部
62…記録制御部
63…被写体認識部

Claims (9)

  1. 撮像素子を有する撮像部と、
    単位時間毎に、画像出力用の露光時間を含む露光条件で前記撮像素子を露光させて出力用の画像信号を生成させ、この出力用の画像信号をもとに前記露光条件の制御値を算出し、
    前記単位時間に、前記画像出力用の露光時間より長い第1の検波用の露光時間および前記画像出力用の露光時間より短い第2の検波用の露光時間のうち少なくともいずれか一方を追加して検波用画像信号を生成させ、この検波用画像信号をもとに前記制御値を補正する制御部と
    を具備する撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置であって、
    前記制御部は、
    前記出力用の画像信号において、前記撮像素子のダイナミックレンジの下限値に相当する輝度値を有する画素の数が全体において占める割合が第1の閾値以上であるとき、前記第1の検波用の露光時間を追加し、前記撮像素子のダイナミックレンジの上限値に相当する輝度値を有する画素の数が前記撮像素子の有効画素全体において占める割合が第2の閾値以上であるとき、前記第2の検波用の露光時間を追加するように構成された
    撮像装置。
  3. 請求項2に記載の撮像装置であって、
    前記制御部は、
    前記第1の検波用の露光時間および前記第2の検波用の露光時間の少なくとも一方で撮像された前記検波用画像信号から主要被写体を検出し、
    前記第1の検波用の露光時間で撮像された第1の検波用画像信号から前記主要被写体が検出された場合には前記制御値を露光量を増やすように補正し、
    前記第2の検波用の露光時間で撮像された第2の検波用画像信号から前記主要被写体が検出された場合には前記制御値を露光量を減らすように補正するように構成された
    撮像装置。
  4. 請求項3に記載の撮像装置であって、
    前記検波用画像信号から輝度値毎の画素数を示すヒストグラムの情報を生成する検波部をさらに有し、
    前記制御部は、
    前記主要被写体の代表的な輝度値の前記ヒストグラムにおける位置情報を算出し、この位置情報をもとに前記制御値を補正するように構成された
    撮像装置。
  5. 請求項4に記載の撮像装置であって、
    前記制御部は、
    前記第1の検波用画像信号および前記第2の検波用画像信号の両方から前記主要被写体が検出された場合、前記主要被写体の検出結果を比較し、この比較結果をもとに一方の前記主要被写体について算出された前記位置情報を選択し、この位置情報をもとに前記制御値を補正するように構成された
    撮像装置。
  6. 請求項5に記載の撮像装置であって、
    前記制御部は、
    前記第1の検波用画像信号から検出された前記主要被写体の代表的な輝度値が、前記ヒストグラムにおける下限値の近傍範囲にあるとき、前記第1の検波用の露光時間を延長し、
    前記第2の検波用画像信号から検出された前記主要被写体の代表的な輝度値が、前記ヒストグラムにおける上限値の近傍範囲にあるとき、前記第2の検波用の露光時間を短縮するように構成された
    撮像装置。
  7. 請求項6に記載の撮像装置であって、
    前記制御部は、
    前記第1の検波用の露光時間および前記第2の検波用の露光時間が、前記単位時間から前記画像出力用の露光時間を差し引いた残り時間よりも長い場合には、前記第1の検波用の露光時間および前記第2の検波用の露光時間の追加を停止するように構成された
    撮像装置。
  8. 請求項7に記載の撮像装置であって、
    前記制御部は、前記ヒストグラムの情報を視覚化した表示データを生成し、表示部に表示させるように構成された
    撮像装置。
  9. 制御部が、
    単位時間毎に、画像出力用の露光時間を含む露光条件で撮像素子を露光させて出力用の画像信号を生成させ、この出力用の画像信号をもとに前記露光条件の制御値を算出し、
    前記単位時間に、前記画像出力用の露光時間より長い第1の検波用の露光時間および前記画像出力用の露光時間より短い第2の検波用の露光時間のうち少なくともいずれか一方を追加して検波用画像信号を生成させ、この検波用画像信号をもとに前記制御値を補正する
    撮像方法。
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