JP2016006480A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016006480A
JP2016006480A JP2015009805A JP2015009805A JP2016006480A JP 2016006480 A JP2016006480 A JP 2016006480A JP 2015009805 A JP2015009805 A JP 2015009805A JP 2015009805 A JP2015009805 A JP 2015009805A JP 2016006480 A JP2016006480 A JP 2016006480A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focus lens
motor
control unit
origin
lens
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015009805A
Other languages
English (en)
Inventor
欽洋 大谷
Kinyo Otani
欽洋 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2015009805A priority Critical patent/JP2016006480A/ja
Priority to US14/723,307 priority patent/US9654682B2/en
Publication of JP2016006480A publication Critical patent/JP2016006480A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B3/00Focusing arrangements of general interest for cameras, projectors or printers
    • G03B3/10Power-operated focusing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/69Control of means for changing angle of the field of view, e.g. optical zoom objectives or electronic zooming

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】エンコーダを使用したモータ制御を行う撮像装置において、モータの脱調をより精度よく検出できる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置は、フォーカスレンズと、フォーカスレンズを駆動するモータと、フォーカスレンズが基準位置に達したことを検出する原点検出部と、モータによるフォーカスレンズの駆動量を検出する駆動量検出部と、駆動量検出部からの出力に基づきフォーカスレンズの位置を認識し、フォーカスレンズの位置を制御する制御部と、を備える。制御部は、フォーカスレンズの駆動中において原点検出部からの検出信号を受信し(S12)、受信した検出信号と、制御部が認識するフォーカスレンズ位置とに基づき、モータの脱調の発生を判断する(S13、S14、S16)。
【選択図】図6

Description

本開示は、モータによりフォーカスレンズを駆動する撮像装置に関する。
従来のデジタルカメラなどの撮像装置においては、オートフォーカス時にはモータを用いてフォーカスレンズを駆動する(例えば、特許文献1参照)。また、撮像装置の中には、モータの位置/回転数を、モータに接続されたロータリエンコーダを用いて検出するものもある。例えば、沈胴式単焦点レンズを備えた撮像装置においては、フォーカスレンズを駆動するモータの位置検出のためにロータリエンコーダが使用される場合がある。ロータリエンコーダは、モータと同期して回転してパルス信号を出力する。撮像装置の制御部は、ロータリエンコーダが出力するパルスを計数することでモータの位置/回転数の検出を行うことができる。
特開2010−79250号公報
モータにより駆動される負荷が大きくなった場合、モータが脱調し、停止してしまう場合がある。2つのエンコーダを用いた場合、モータの脱調は確実に検出することができるが、1つのエンコーダのみを用いた場合、脱調を検出できない場合があり、正確なモータの位置/回転数を把握できなくなる場合がある。
本開示は、1つのエンコーダを使用したモータ制御を行う撮像装置において、モータの脱調をより精度よく検出できる撮像装置を提供することを目的とする。
本開示の撮像装置は、フォーカスレンズと、フォーカスレンズを駆動するモータと、フォーカスレンズが基準位置に達したことを検出する原点検出部と、モータによるフォーカスレンズの駆動量を検出する駆動量検出部と、駆動量検出部からの出力に基づきフォーカスレンズの位置を認識し、フォーカスレンズの位置を制御する制御部と、を備える。制御部は、フォーカスレンズの駆動中において原点検出部からの検出信号を受信し、受信した検出信号と、制御部が認識するフォーカスレンズ位置とに基づき、モータの脱調の発生を判断する。
本開示によれば、エンコーダを使用したモータ制御を行う撮像装置において、モータの脱調をより精度よく検出できる撮像装置を提供できる。
実施の形態1に係るデジタルカメラの前面図 実施の形態1に係るデジタルカメラの背面図 実施の形態1に係るデジタルカメラの電気的な構成を示す図 フォーカスレンズの原点検出を説明するための図 実施の形態1に係るデジタルカメラにおける原点検出動作を説明するための図 実施の形態1に係るデジタルカメラにおける脱調判定処理のフローチャート フォーカスレンズの至近端、無限遠端、原点位置の位置関係の例を示した図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、発明者(ら)は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
〔実施の形態1〕
〔1.構成〕
以下、図を用いてデジタルカメラの構成を説明する。本実施の形態のデジタルカメラ(電子機器および撮像装置の一例)は、1つのエンコーダのみを用いて、例えばフォーカスレンズを駆動するモータの脱調を判定することが可能である。
〔1−1.デジタルカメラの構成〕
図1は、デジタルカメラ100の正面図である。デジタルカメラ100は前面に光学系110を納める鏡筒180およびフラッシュ160を備える。また、デジタルカメラ100は上面に静止画レリーズ釦201、ズームレバー202、および電源釦203などの操作釦を備える。
図2は、デジタルカメラ100の背面図である。デジタルカメラ100は背面に液晶モニタ123と、中央釦204、十字釦205、動画レリーズ釦206、モード切替スイッチ207などの操作釦とを備える。
図3は、デジタルカメラ100の電気的構成図である。デジタルカメラ100は、光学系110を介して形成された被写体像をCCDイメージセンサ120で撮像する。CCDイメージセンサ120は撮像した被写体像に基づく画像データを生成する。撮像により生成された画像データは、AFE(Analog Front End)121および画像処理部122において各種処理が施される。生成された画像データはフラッシュメモリ142またはメモリカード140等の記録媒体に記録される。本実施形態では、一例としてメモリカード140に記録されるとして説明する。メモリカード140に記録された画像データは、使用者による操作部150の操作を受け付けて液晶モニタ123上に表示され得る。以下、図1から図3に示す各構成要素の詳細を説明する。
光学系110は、フォーカスレンズ111、絞り113、シャッタ114等を含む。図示していないが、光学系110は、光学式手ぶれ補正(OIS:Optical Image Stabilizer)レンズを含んでいてもよい。なお、光学系110を構成する各種レンズは何枚から構成されるものでも、何群から構成されるものでもよい。
フォーカスレンズ111は被写体のフォーカス状態の調節に用いられる。絞り113は、CCDイメージセンサ120に入射する光量の調節に用いられる。シャッタ114は、CCDイメージセンサ120に入射する光の露出時間を調節する。フォーカスレンズ111は、フォーカスモータ111M(負荷部の一例)によって駆動される。絞り113は、絞りモータ113Mによって駆動される。シャッタ114は、シャッタモータ114Mによって駆動される。モータ111M〜114Mは、レンズ制御部105(制御部の一例)から通知された制御信号に従って駆動される。
フォーカスモータ111Mにはステッピングモータが使用される。すなわち、フォーカスモータ111Mは、レンズ制御部105の制御により、モータ111Mにパルス電圧または正弦波の電圧を印加することにより、回転軸を回転させる。
フォーカスモータ111Mに対して、1つのロータリエンコーダ(以下「エンコーダ」と称す)111Eが設けられている。エンコーダ111Eは、フォーカスモータ111Mの回転に応じたパルスを発生する。エンコーダ111Eは、発光素子と、受光素子と、等間隔で設けられた複数のスリットが設けられたコードホイールとを含む一般的なロータリエンコーダの構成を有する。コードホイールはフォーカスモータ111Mの回転と連動して回転する。エンコーダ111Eは、発光素子から出力しコードホイールのスリットを通過した光を受光素子により検出し、パルス信号として出力する。エンコーダ111Eが発生したパルスはレンズ制御部105に入力され、レンズ制御部105によりパルス数が計測される。
原点検出部115は、フォーカスレンズ111が予め決められたフォーカスレンズ111の基準位置である「原点」を通過したか否かを検出し、検出結果を示す原点検出信号を出力する。原点検出部115は、例えば、フォーカスレンズ111に保持部材に設けられた遮光板(後述)と、フォトインタラプタとで構成される。
レンズ制御部105は、コントローラ130からの指示にしたがいモータ111M〜114Mを駆動させることで、光学系110の動きを制御する。また、レンズ制御部105は、内部にカウンタ105aを備え、このカウンタ105aによりエンコーダ111Eが発生したパルス数を計測する。レンズ制御部105は、フォーカスレンズ111に対する駆動信号によりフォーカスレンズ111の位置を検出する。また、レンズ制御部105は、カウンタ105aの値を参照することで、フォーカスレンズ111に対して指示した位置と、実際にフォーカスレンズが駆動された位置との誤差を把握できる。カウンタ105aは、原点検出動作(後述)において原点検出部115によりフォーカスレンズ111が原点を通過したことが検出されたときに、原点を示す所定値(例えば、0)にセットされる。レンズ制御部105は、ハードワイヤードな電子回路で構成してもよいし、プログラムを用いたマイクロコンピュータなどで構成してもよい。すなわち、レンズ制御部105は、CPU、MPU、FPGA、DSP、ASIC等で構成できる。またコントローラ130などと共に1つの半導体チップで構成してもよい。
電源106は、コントローラ130からの指令に基づき、光学系110の各モータ111M、113M、114Mを駆動させるのに必要な電力を供給する。電源106は、デジタルカメラ100の他の構成要素に対しても電力を供給することが可能である。電源106は例えば電源ICで構成される。
CCDイメージセンサ120(撮像部の一例)は、光学系110を通して形成された被写体像を撮像して画像データを生成する。CCDイメージセンサ120は、デジタルカメラ100が撮影モードにあるとき、一定時間ごとに新しいフレームの画像データを生成することができる。
AFE121では、CCDイメージセンサ120から読み出された画像データに対して相関二重サンプリングによる雑音抑圧、アナログゲインコントローラによるA/Dコンバータの入力レンジ幅への増幅、A/DコンバータによるA/D変換が施される。その後、AFE121は画像データを画像処理部122に出力する。
画像処理部122は、AFE121から出力された画像データに対して各種の処理を施す。各種処理としては、スミア補正、ホワイトバランス補正、ガンマ補正、YC変換処理、電子ズーム処理、圧縮処理、伸張処理等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。画像処理部122は、各種処理を施した画像情報をバッファメモリ124に記憶する。画像処理部122は、ハードワイヤードな電子回路で構成してもよいし、プログラムを用いたマイクロコンピュータなどで構成してもよい。またコントローラ130などと共に1つの半導体チップで構成してもよい。
液晶モニタ123は、デジタルカメラ100の背面に備わる。液晶モニタ123は、画像処理部122にて処理された画像データに基づく画像を表示する。液晶モニタ123は、静電式或いは感圧式のタッチパネルを備えていてもよい。すなわち、液晶モニタ123に備えられたタッチパネルがユーザの操作指示を受け付けるようにしてもよい。
コントローラ130は、ハードワイヤードな電子回路で構成してもよいし、マイクロコンピュータなどで構成してもよい。また、画像処理部122などと共に1つの半導体チップで構成してもよい。コントローラ130は、制御プログラムを格納したROMをコントローラ130の内部に設けてもよいし、外部に設けてもよい。すなわち、コントローラ130は、CPU、MPU、FPGA、DSP、ASIC等で構成できる。
バッファメモリ124は、画像処理部122やコントローラ130のワークメモリとして機能する記憶手段である。バッファメモリ124はDRAM(Dynamic Random Access Memory)などで実現できる。また、フラッシュメモリ142は、画像データおよびデジタルカメラ100の設定情報等を記録するための内部メモリとして機能する。
カードスロット141は、メモリカード140をデジタルカメラ100に装着するための接続手段である。カードスロット141は、メモリカード140と電気的及び機械的に接続可能である。また、カードスロット141は、メモリカード140を制御する機能を備えてもよい。
メモリカード140は、内部にフラッシュメモリ等の記憶素子を備えた外部メモリである。メモリカード140は、画像処理部122で処理される画像データなどのデータを記録可能である。
操作部150は、デジタルカメラ100の外装に備わっている操作釦や操作ダイヤルの総称であり、使用者による操作を受け付ける。例えば図1や図2に示した静止画レリーズ釦201や、動画レリーズ釦206、ズームレバー202、電源釦203、中央釦204、十字釦205、モード切替スイッチ207などがこれにあたる。操作部150は使用者による操作を受け付けると、コントローラ130に種々の動作指示信号を通知する。
静止画レリーズ釦201は、半押し状態と全押し状態の二段階押下式釦である。静止画レリーズ釦201が使用者により半押しされると、コントローラ130は、AF(Auto Focus)制御および/またはAE(Auto Exposure)制御を実行し撮影条件を決定する。続いて、静止画レリーズ釦201が、使用者により全押しされると、コントローラ130は、撮影処理を行う。コントローラ130は、全押しのタイミングに撮像された画像データを静止画としてメモリカード140等に記録する。以下、単に静止画レリーズ釦201を押下すると記載する場合は、全押しを示すものとする。
動画レリーズ釦206は、動画記録の開始/終了を指示するための押下式釦である。動画レリーズ釦206が使用者によって押下されると、コントローラ130は、動画の記録動作を開始する。再度、動画レリーズ釦206が押下されると、コントローラ130は、動画の記録動作を終了する。
ズームレバー202は、電子ズームを行うための操作部材である。ズームレバー202は、使用者により操作されるとコントローラ130がこれを検出し、電子ズーム機能を実施する。
電源釦203は、デジタルカメラ100を構成する各部への電力供給をユーザが指示するための押下式釦である。電源オフ時に電源釦203が使用者により押下されると、コントローラ130はデジタルカメラ100を構成する各部に電源106からの電力を供給し、起動させる。また、電源オン時に電源釦203が使用者により押下されると、コントローラ130は、電源106からの各部への電力供給を停止させる。
中央釦204は押下式釦である。デジタルカメラ100が撮影モードあるいは再生モードにあるときに、中央釦204が使用者により押下されると、コントローラ130は液晶モニタ123にメニュー画面を表示する。メニュー画面は、撮影/再生のための各種条件を設定するための画面である。メニュー画面で設定された情報は、フラッシュメモリ142に記録される。各種条件の設定項目が選択されているときに押下されると、中央釦204は決定釦としても機能する。
十字釦205は、上下左右方向に設けられた押下式釦である。使用者は、十字釦205のいずれかの方向を押下することにより、液晶モニタ123に表示される各種条件項目を選択することができる。
モード切替スイッチ207は、デジタルカメラ100のモードを、撮影モードまたは再生モードに切り替えるためのスイッチである。
〔2.動作〕
〔2−1.原点検出動作〕
デジタルカメラ100の原点検出動作について説明する。図4は、デジタルカメラ100の原点検出動作において主として用いられる原点検出部115の構成、動作を説明するための図である。
図4に示すように、原点検出部115は、フォーカスレンズ111の保持部材80に設けられた遮光板115aと、フォトインタラプタ115bとで構成される。保持部材80はフォーカスレンズ111を保持し、モータ111Mによって光学系110の光軸方向に沿って駆動される。保持部材80の移動にともないフォーカスレンズ111および遮光板115aが光軸方向に沿って移動する。フォトインタラプタ115bは発光素子と受光素子とで構成され、発光素子が発光した光を受光素子で受信したときは「High」の信号を出力し、発光素子が発光した光を受光素子で受信していないときは、「Low」の信号を出力する。フォトインタラプタ115bは、レンズ鏡筒180内において遮光板115aの軌道上の所定の位置(原点位置を与える位置)に配置されている。よって、遮光板115aがフォトインタラプタ115b中を通過し、発光素子が発光した光を遮っている間、フォトインタラプタ115bは「Low」の信号を出力し、遮光板115aがフォトインタラプタ115b中を通過していないときは「High」の信号を出力する。フォトインタラプタ115bの出力が「Low」から「High」または「High」から「Low」に切り替わったことを検出することで、フォーカスレンズ111(またはモータ111M)が原点位置に達したことを検出できる。換言すれば、フォトインタラプタ115bの出力が「Low」から「High」または「High」から「Low」に切り替わった位置を、フォーカスレンズ111(またはモータ111M)の原点位置に設定することができる。原点位置の設定は、レンズ制御部105内のカウンタ105aの値を、原点を示す所定値(例えば0)にセットすることで行われる。
本実施形態では、光学系110は沈胴式のレンズ鏡筒180内に収容されているとする。レンズ鏡筒180は、デジタルカメラ100の電源オフ時は、デジタルカメラ100の本体内に収容され、電源オン時に延伸し、本体から突出した状態になる。
デジタルカメラ100の電源がオンされると、初期化処理が実行され、原点検出動作が実行される。初期化処理において、レンズ鏡筒180は、本体内に収容された状態から、本体から突出した状態に制御される。その際、レンズ鏡筒180に含まれるレンズ111はモータ111Mにより、収納位置から所定の位置まで移動される。
図5を用いて、デジタルカメラ100の初期化処理に実行される原点検出動作について説明する。図5(a)〜(c)はそれぞれ、原点検出動作における、フォーカスモータ111Mの駆動信号、エンコーダ111Eの出力、及び原点検出部115の原点検出信号を示すタイミングチャートである。
デジタルカメラ100の電源がオンされると、レンズ制御部105はフォーカスモータ111Mに対して駆動信号を出力する(図5(a)参照)。フォーカスモータ111Mの駆動により、フォーカスレンズ111が光軸に沿って移動する。フォーカスモータ111Mの移動にともない遮光板115aが移動する。
その際、原点検出信号は図5(c)に示すように変化する。すなわち、遮光板115aがフォトインタラプタ115bの位置に達していない間、フォトインタラプタ115bは、「High」の信号を出力する。遮光板115aがフォトインタラプタ115bの位置に達すると、フォトインタラプタ115bの出力は「High」から「Low」に切り替わる。この切り替わりが検出されたときに、レンズ制御部105は、フォーカスレンズ111の位置を示すカウンタ105aの値を、原点位置を示す値(例えば0)に設定する。
エンコーダ111Eは、フォーカスモータ111Mの回転に伴い図5(b)に示すようにパルス信号を出力する。レンズ制御部105は、エンコーダ111Eから受信したパルス信号に基づきカウンタ105aをカウントアップしていくことで、フォーカスレンズ111の位置を示す情報を更新する。
デジタルカメラ100は、原点位置から至近端までおよび原点位置から無限遠端までフォーカスレンズ111を駆動するためにフォーカスレンズ111に印加すべきパルス数に関する情報をあらかじめフラッシュメモリ142に記憶している。レンズ制御部105は、フラッシュメモリ142に記憶した値と、カウンタ105aの値とを参照することで、フォーカスレンズ111を現在の位置から至近端または無限遠端まで移動させるためにフォーカスレンズ111に印加させるべきパルスの数を把握することができる。
なお、本実施形態では、原点位置(フォトインタラプタ115bの鏡筒180内における位置)は、オートフォーカス動作時においてフォーカスレンズ111が移動する範囲内に設定される。このように原点位置を設定する理由は、オートフォーカス動作時においてフォーカス状態が得られない場合に、フォーカスレンズ111が原点位置を通過するようにするためである。なお、オートフォーカス動作時においてフォーカスレンズ111が移動する範囲は、無限遠端と至近端を含み、それよりもやや外側にマージンをとった範囲に設定される(図5参照)。本実施形態では、一例として、原点位置(すなわちフォトインタラプタ115bの鏡筒180内の位置)を、フォーカスレンズ111の無限遠端の位置に設定している。原点位置を無限遠端の位置に設定することで、初期動作時の原点検出動作における原点位置までのフォーカスレンズの移動量をより小さくでき、原点検出動作をより迅速に完了することができるからである。
〔2−2.脱調判定処理〕
デジタルカメラ100の脱調判定処理について説明する。図6は、デジタルカメラ100の脱調判定処理を示すフローチャートである。この脱調判定処理はオートフォーカス動作時に実行される。
オートフォーカス動作が開始されると、レンズ制御部105は、原点検出部115から受信した原点検出信号に基づき原点検出を行う(S11)。すなわち、レンズ制御部105は、原点検出信号の値が「Low」から「High」または「High」から「Low」へ切り替わったときに、原点が検出されたと判断する。
原点が検出されない場合(ステップS12でNO)、原点が検出されるまで(S12)またはオートフォーカス動作が終了するまで(S17)、受信した原点検出信号に基づく原点検出(S11)を継続する。
原点が検出された場合(ステップS12でYES)、レンズ制御部105は、原点が検出されたときのカウンタ105aが示す値が、原点を示す所定値(例えば、0)と一致するか否かを判断する(S13)。
カウンタ105aが示す値が所定値(例えば、0)と一致する場合(ステップS13でYES)、レンズ制御部105は、脱調が生じていないと判定する(S16)。なお、カウンタ105aが示す値と所定値とが正確に一致する必要はなく、両者の差が所定の範囲内(例えば、数パルス以内の誤差)であれば、両者が一致していると判定する。
一方、カウンタ105aが示す値が所定値でない場合(ステップS13でNO)、レンズ制御部105は、脱調が生じていると判定する(S14)。この場合、レンズ制御部105は、カウンタ105aの値を所定値(例えば、0)に設定(リセット)する(S15)。
以上のように、本実施形態では、原点検出部115により原点が検出されたときのカウンタの値を参照して、脱調発生の有無を判定している。このような方法で脱調を検出することで、1つのエンコーダのみでの正確な脱調の検出が可能となる。このため、エンコーダの部品点数を低減でき、デジタルカメラ100の小型化が実現できる。また、オートフォーカス動作時において脱調判定を行うため、自動的に脱調判定が行える。
〔3.効果、等〕
本実施の形態のデジタルカメラ100は、フォーカスレンズ111と、フォーカスレンズ111を駆動するフォーカスモータ111Mと、フォーカスレンズ111が原点(基準位置)に達したことを検出する原点検出部115と、フォーカスモータ111Mによるフォーカスレンズの駆動量を検出するエンコーダ111E(駆動量検出部)と、エンコーダ111Eからの出力に基づきフォーカスレンズ111の位置を認識し、フォーカスレンズ111の位置を制御するレンズ制御部105とを備える。レンズ制御部105は、フォーカスレンズ111の駆動中において原点検出部115からの検出信号を受信し、受信した検出信号と、レンズ制御部が認識するフォーカスレンズ111の位置(カウンタ105aの値)とに基づき、フォーカスモータ111の脱調の発生を判断する。
この構成により、1つのエンコーダを用いてフォーカスレンズ位置すなわちモータ位置を検出する構成において正確なフォーカスモータの脱調の判定を行うことができ、装置の小型化が図れる。
また、原点(基準位置)を、合焦動作においてフォーカスレンズ111が移動可能な範囲内の所定位置に設定してもよい。例えば、原点を、フォーカスレンズ111の至近端と無限遠端の中間の位置よりも無限遠端よりの位置に設定してもよい(図7(a)参照)。
レンズ制御部105は、原点検出部115から受信した原点検出信号が示すフォーカスレンズ111の位置と、フォーカスレンズ111が原点に到達したことを示したときのレンズ制御部105が認識するフォーカスレンズ111の位置(カウンタ105aの値)が一致しない場合に、フォーカスモータ111Mの脱調が発生したと判断することができる。
フォーカスモータ111Mの脱調が発生したと判断した場合、レンズ制御部105は、レンズ制御部105が認識するフォーカスレンズ位置を原点に設定してもよい。
〔4.他の実施の形態〕
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態1で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。以下、他の実施の形態を例示する。
上記実施形態では、原点位置を無限遠端に対応する位置に設定したが、原点位置はこれに限定されない。原点位置は、無限遠端に対応する位置の近傍に設定してもよい。または、原点位置を、無限遠端と至近端の中間位置よりも無限遠側の任意の位置に設定してもよい。無限遠端により近い位置に原点位置を設定することで、初期化時における原点検出動作にかかる時間をより短縮できるという効果が得られる。但し、この効果が得られるのは、図7(a)に示すように、CCDイメージセンサ120に対して、フォーカスレンズの無限遠端が至近端よりも近くなるように光学系110が設計された場合である。よって、図7(b)に示すように、CCDイメージセンサ120に対して、フォーカスレンズの至近端が無限遠端よりも近くなるように光学系110が設計された場合、原点位置を、無限遠端と至近端の中間位置よりも至近端側の任意の位置に設定してもよい。このように原点位置を設定することで、フォーカスレンズの至近端と無限遠端とが図7(b)に示すような位置関係にある場合でも、初期化時における原点検出動作にかかる時間をより短縮できるという効果が得られる。
上記の実施形態では、光学系を内蔵したデジタルカメラの構成を説明したが、上記実施形態の思想はレンズ交換式のカメラに対しても適用できる。その場合、交換レンズ(すなわち、レンズ鏡筒)は、上記の実施形態で示したような光学系と、光学系を駆動するモータと、モータの回転数を計測するエンコーダおよび交換レンズ内の各部を制御するレンズ制御部とを備える。そして、レンズ制御部が上記の実施形態で説明したような制御を行えばよい。
また、上記実施形態では、オートフォーカス動作中に、原点検出を行い、原点検出結果に基づき脱調判定を行ったが、マニュアルフォーカス動作中においても、図6に示した処理と同様の処理を行って脱調判定を行っても良い。
上記実施の形態では、モータ制御装置を備えた電子機器としてデジタルカメラを例に挙げて説明したが、エンコーダを用いてモータ及び被駆動部の位置を検出する機器(電子機器、産業機械等)であれば、本開示の制御の思想を適用可能である。例えば、ロボットに使用されるモータの位置制御に対しても、本開示の電源制御の思想を適用可能である。すなわち、エンコーダを用いてモータ及び被駆動部の位置を検出する機器全般に対して、本開示の制御の思想を適用することができる。
上記実施の形態では、原点検出信号に基づき原点の検出を行い(S12)、その後、カウンタ105aの値が原点を示す所定値と一致しているか否かを判断(S13)することにより、脱調が発生しているか否かを判断した。しかし、脱調の有無の判断手法はこれに限定されない。例えば、フォーカスレンズ111の駆動中において、カウンタ105aの値を参照してフォーカスレンズ111の位置を特定し、その特定した位置において脱調がない場合に本来出力されるべき原点検出信号の値と、実際の原点信号の値とを比較し、一致していないときに脱調が発生していると判断してもよい。例えば、本来出力されるべき原点検出信号の値が「High」(またはLow)となるべきフォーカスレンズ111の位置において、実際の原点検出信号の値が「Low」(またはHigh)となった場合、脱調が発生していると判断してもよい。
上記実施の形態では、脱調が発生していると判定された場合、原点位置をリセットする処理(S15)を行った。さらにその処理に加えて、オートフォーカス処理を新たに実行してもよい。その際、新たなオートフォーカス処理において再度脱調が発生していると判定された場合、再度、原点位置のリセット及びオートフォーカス処理を実行してもよい。原点位置のリセットを所定回数繰り返しても、脱調が発生したことが繰り返し判定されるときは、オートフォーカス動作を停止し、液晶モニタ123上にエラーの発生を示す表示を行ってもよい。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示の思想は、エンコーダを用いてモータの位置やモータによる駆動対象の位置を検出する装置、例えば、デジタルスチルカメラ、ムービーカメラ、携帯電話、スマートフォン、モバイルPC、ロボット等に適用できる。
100 デジタルカメラ
105 レンズ制御部
105a カウンタ
111 フォーカスレンズ
111E ロータリエンコーダ
111M フォーカスモータ
113M、114M モータ
113 絞り
114 シャッタ
120 CCDイメージセンサ
122 画像処理部
123 液晶モニタ
124 バッファメモリ
130 コントローラ
140 メモリカード
141 カードスロット
142 フラッシュメモリ

Claims (7)

  1. フォーカスレンズと、
    前記フォーカスレンズを駆動するモータと
    前記フォーカスレンズが基準位置に達したことを検出する原点検出部と、
    前記モータによる前記フォーカスレンズの駆動量を検出する駆動量検出部と、
    前記駆動量検出部からの出力に基づき前記フォーカスレンズの位置を認識し、前記フォーカスレンズの位置を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記フォーカスレンズの駆動中において前記原点検出部からの検出信号を受信し、受信した検出信号と、前記制御部が認識するフォーカスレンズの位置とに基づき、前記モータの脱調の発生を判断する、
    撮像装置。
  2. 前記基準位置は、合焦動作において前記フォーカスレンズが移動可能な範囲内の所定位置に設定される、請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記基準位置は、前記フォーカスレンズの至近端と無限遠端の中間の位置よりも無限遠端よりの位置に設定される、請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記制御部は、前記原点検出部から受信した検出信号が前記フォーカスレンズが前記基準位置に到達したことを示す場合に前記制御部が認識するフォーカスレンズの位置が、前記基準位置でない場合に、前記モータの脱調が発生したと判断する、請求項1記載の撮像装置。
  5. 前記制御部は、前記原点検出部から受信した検出信号が示す値が、前記制御部が認識するフォーカスレンズの位置において本来前記検出信号が示すべき値と一致しない場合に、前記モータの脱調が発生したと判断する、請求項1記載の撮像装置。
  6. 前記モータの脱調が発生したと判断した場合、前記制御部は、前記制御部が認識するフォーカスレンズ位置を前記基準位置に設定する、請求項4または5記載の撮像装置。
  7. 前記制御部は、
    前記原点検出部が検出した前記フォーカスレンズの位置と、前記制御部が認識した前記フォーカスレンズの位置との差が所定の範囲内にないときに、前記モータの脱調が発生したと判断する、請求項1に記載の撮像装置。
JP2015009805A 2014-05-27 2015-01-21 撮像装置 Pending JP2016006480A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015009805A JP2016006480A (ja) 2014-05-27 2015-01-21 撮像装置
US14/723,307 US9654682B2 (en) 2014-05-27 2015-05-27 Imaging apparatus

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014109292 2014-05-27
JP2014109292 2014-05-27
JP2015009805A JP2016006480A (ja) 2014-05-27 2015-01-21 撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016006480A true JP2016006480A (ja) 2016-01-14

Family

ID=54703275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015009805A Pending JP2016006480A (ja) 2014-05-27 2015-01-21 撮像装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9654682B2 (ja)
JP (1) JP2016006480A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10878677B2 (en) 2017-04-14 2020-12-29 Hanwha Techwin Co., Ltd. Method of controlling panning and tilting of surveillance camera using edge value

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10197421B2 (en) * 2015-02-27 2019-02-05 Zhejiang Uniview Technologies Co., Ltd Camera, posture change detection and posture restoration thereof

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69519050T2 (de) * 1994-04-12 2001-10-25 Canon Kk Linsenkontrollvorrichtung
JP2004015595A (ja) 2002-06-10 2004-01-15 Minolta Co Ltd デジタルカメラ
KR20040062247A (ko) * 2003-01-02 2004-07-07 엘지전자 주식회사 홍채 인식 카메라의 구조 및 그 사용 방법
JP4769852B2 (ja) 2008-09-18 2011-09-07 沖電気工業株式会社 自動取引装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10878677B2 (en) 2017-04-14 2020-12-29 Hanwha Techwin Co., Ltd. Method of controlling panning and tilting of surveillance camera using edge value

Also Published As

Publication number Publication date
US9654682B2 (en) 2017-05-16
US20150350528A1 (en) 2015-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8724012B2 (en) Camera body and camera system using driving method information indicating capability of controlling focus lens
US11223774B2 (en) Imaging apparatus, lens apparatus, and method for controlling the same
US9961254B2 (en) Electronic device, control method for same, and storage medium
US8649676B2 (en) Motor control device and imaging apparatus
JP6040422B2 (ja) 撮像装置
JP2016006480A (ja) 撮像装置
JP6429060B2 (ja) 撮像装置
US10986256B2 (en) Image capturing apparatus capable of effectively reducing the influence of noise caused by an auxiliary device attached to the imaging apparatus
EP3570104B1 (en) Image capturing device
US11622172B2 (en) Image capture apparatus and control method for a display control of a lens brightness
JP7190660B2 (ja) 撮像装置
WO2020179832A1 (ja) 撮像装置
JP6653790B2 (ja) 撮像装置、撮像方法、及びプログラム
US9153962B2 (en) Motor control device and imaging apparatus with improved power source stability
JP2010190913A (ja) 自動合焦機能を有する撮像装置
JP7349690B1 (ja) 交換レンズ、撮像装置、及びプログラム
US8224171B2 (en) Method and apparatus for driving lens barrel, digital photographing apparatus, and computer-readable storage medium
JP2013225104A (ja) 撮像装置
JP5219670B2 (ja) 光学機器及びレンズ位置検出方法
JP2005106848A (ja) 撮像装置
JP2017085210A (ja) 撮影システム
JP2012165157A (ja) 撮像装置
JP2009175398A (ja) レンズ装置およびカメラ