JP2016005337A - センサ取付構造 - Google Patents

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Yuya Odagiri
雄也 小田切
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Abstract

【課題】外部の磁力に対してセンサを防磁できる簡単な構造のセンサ取付構造を提供することを課題とする。【解決手段】モータシャフト33に取り付けられたモータロータ32をモータケース30に取り付けられたモータステータ31が発生する磁力で回転させる電動機3に、円環状のレゾルバステータ41に対して回転するレゾルバロータ42を有するレゾルバ40を取り付けるセンサ取付構造とする。そして、レゾルバロータ42がモータシャフト33に取り付けられ、レゾルバステータ41がセンサホルダ45を介してモータケース30に取り付けられ、センサホルダ45は、モータシャフト33の中心線CL1を中心軸とする有底円筒形状で底部45a2に貫通孔が形成されている本体部45aを有し、本体部45aにおいて底部45a2の周囲に形成される周壁部45a1がレゾルバステータ41を外周側から支持していることを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、電動機にセンサを取り付けるセンサ取付構造に関する。
特許文献1には、エンジンと一体に形成される発電動機が開示されている。この発電動機には、ロータの回転位置を検出する回転位置検出機構(レゾルバ)が備わっている。回転位置検出機構は、センサステータに対してセンサロータが回転するように構成される。発電動機には、モータステータから漏れ出る磁束や電波ノイズを遮断する防磁板が備わってセンサステータが防磁される。
特許第3651575号公報
特許文献1に記載される発電動機は、防磁板とセンサステータが共締めでモータケースに取り付けられている。つまり、防磁板が別部材で形成されて取り付けられている。
このような構成にすることで、回転位置検出機構の構造が複雑になるという問題が生じる。また、回転位置検出機構がコストアップするという問題も生じる。
そこで、本発明は、外部の磁力に対してセンサを防磁できる簡単な構造のセンサ取付構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため本発明は、シャフトに取り付けられたロータを筺体に取り付けられたステータが発生する磁力で回転させる回転電機に、円環状のセンサ固定子に対して回転するセンサ回転子を有するセンサを取り付けるセンサ取付構造とする。そして、前記センサ回転子が前記シャフトに取り付けられ、前記センサ固定子がセンサホルダを介して前記筐体に取り付けられ、前記センサホルダは、前記シャフトの中心線を中心軸とする有底円筒形状の本体部を有し、前記本体部において底部に連なって形成される周壁部が前記センサ固定子を外周側から支持していることを特徴とする。
本発明によると、シャフトに取り付けられるセンサ回転子と対向するように円環状に形成されるセンサ固定子がセンサホルダを介して筺体に取り付けられる。センサホルダは有底円筒形状の本体部を有し、センサ固定子は本体部の周壁部に取り付けられている。したがって、センサ固定子は本体部の内側に配置され、周壁部と底部で囲まれる。そして、シャフトに取り付けられるロータと対向するステータが発生する磁力に対して防磁される。
また、前記シャフトは、前記中心線から外方に広がる円盤状の基部と、前記基部の周囲に接続される円筒部と、を有して前記円筒部に前記ロータが外嵌され、前記周壁部で前記センサ固定子を支持している前記本体部が前記円筒部の内側に入り込むように、前記センサホルダが前記筐体に取り付けられていることを特徴とする。
本発明によると、ロータとセンサ回転子が取り付けられるシャフトには、ロータが外嵌される円筒部の内側に空間が設けられる。そして、センサ固定子を支持している本体部が円筒部の内側に入り込むようにセンサホルダが筺体に取り付けられる。したがって、ロータの内側にセンサ固定子が配置されることになり、電動機の、シャフトの軸方向の長さを短くできる。
また、前記本体部には、前記周壁部において前記底部が形成されていない側の端部が外方に広がったフランジ部が形成され、前記センサホルダは、前記本体部が前記円筒部の内側に入り込んだ状態で前記フランジ部が筺体に固定されていることを特徴とする。
本発明によると、センサホルダは、本体部の底部が形成されていない側が外方に広がって形成されるフランジ部で筺体に固定される。この構成によると、簡単な構造でセンサホルダが筺体に固定される。
また、前記センサ回転子は前記センサ固定子の内側に配設されて、当該センサ固定子と対向するように前記シャフトに取り付けられていることを特徴とする。
本発明によると、センサ回転子はセンサ固定子の内側に配設される。センサ固定子はセンサホルダの本体部の内側に配置されるためその内側に配置されるセンサ回転子もセンサホルダの本体部の内側に配置される。したがって、シャフトに取り付けられるロータと対向するステータが発生する磁力に対してセンサ回転子が防磁される。
本発明によると、外部の磁力に対してセンサを防磁できる簡単な構造のセンサ取付構造を提供できる。
エンジンと電動機を有する車両を示す図である。 電動機の構造を示す分解斜視図である。 電動機の構造を示す断面図である。 (a)はモータシャフトの斜視図、(b)はセンサホルダの斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1はエンジンと電動機を有する車両を示す図である。図1に示すように、本実施形態の車両1は、2つの駆動輪5a,5aと、2つの従動輪5b,5bと、を有する四輪車両である。2つの駆動輪5a,5aは駆動軸6で連結されている。
車両1はハイブリッド車両であり、エンジン2と電動機3を具備する。本実施形態において電動機3とエンジン2は一体に形成されている。電動機3と駆動軸6は変速機4を介して連結されている。エンジン2及び電動機3が出力する駆動力は変速機4を介して駆動軸6に伝達される。
エンジン2及び電動機3はエンジンECU(Electronic Control Unit)7で制御される。車両1は、主にエンジン2が出力する駆動力で駆動軸6を回転させて走行し、電動機3によって走行が補助(アシスト)される。車両1は、低速時などエンジン2の回転速度が低くてトルクが不足する状態のときに電動機3が駆動して駆動力を出力するように構成されている。
電動機3には、駆動力を出力するモータシャフト33(図2参照)の回転位置を検出するセンサ(レゾルバ40)が備わっている。レゾルバ40が出力する信号(レゾルバ信号)はエンジンECU7に入力される。エンジンECU7は、レゾルバ40から入力されるレゾルバ信号に基づいて電動機3の回転速度を算出し、エンジン2及び電動機3を制御する。
図2は電動機の構造を示す分解斜視図である。
図2に示すように、電動機3は、モータケース30にステータ(モータステータ31)とロータ(モータロータ32)と、が収容されて構成されている。モータケース30はエンジン2(図1参照)の本体(エンジンブロック20)に取り付けられている。モータケース30はねじ部材20Sでエンジンブロック20に締結固定される。
モータステータ31はモータケース30に取り付けられている。モータステータ31は、複数の磁極(コア)がモータロータ32の周囲に円環状に配置されて形成される。
モータロータ32は電動機3のシャフト(モータシャフト33)に取り付けられ、モータシャフト33と一体に回転する。モータシャフト33は、中心線CL1を回転軸とする軸部材であり、モータケース30に対して中心線CL1周りに回転する。
モータロータ32には、外周に沿った円環状に磁石32aが備わっている。モータステータ31のコイルに電力が供給されてモータステータ31に磁力が発生すると、その磁力で磁石32aがモータステータ31に対して吸引及び反発してモータロータ32が回転する。さらに、モータロータ32の回転にともなってモータシャフト33が中心線CL1周りに回転する。
つまり、本実施形態の電動機3は、モータステータ31に発生する磁力でモータシャフト33を回転させる回転電機である。そして、エンジンブロック20とモータケース30で回転電機(電動機3)の筺体が形成されている。
モータステータ31は、円筒状を呈するステータホルダ31aの内側に複数の磁極(コア)が配設されて構成されている。ステータホルダ31aはモータステータ31を円環状に支持する円筒部31a2を有する。ステータホルダ31aの円筒部31a2はモータケース30の開口部30aに嵌合している。ステータホルダ31aは、ねじ部材31S等でモータケース30に固定される。
ステータホルダ31aには、数箇所で端部が外方に広がった固定リブ31a1が形成される。固定リブ31a1には貫通孔が形成されており、この貫通孔を挿通したねじ部材31Sがモータケース30に形成されるねじ孔にねじ込まれて、ステータホルダ31aがモータケース30に固定される。
モータシャフト33においてエンジンブロック20側の端部にはエンジン2(図1参照)の出力軸(エンジン出力軸23)が連結される。エンジン出力軸23はモータシャフト33と同軸に連結される。モータシャフト33は、ねじ部材23Sでエンジン出力軸23に締結固定される。エンジン出力軸23はエンジン2の駆動時に回転する。そして、エンジン出力軸23が回転すると、エンジン出力軸23と連結するモータシャフト33も回転する。
また、エンジンブロック20にはレゾルバ40が取り付けられる。レゾルバ40は、ねじ部材30Sでエンジンブロック20に締結固定される。レゾルバ40はエンジン出力軸23の周囲に配置される。レゾルバ40がエンジンブロック20に取り付けられる構造(センサ取付構造)の詳細は後記する。
なお、前記したようにエンジンブロック20は電動機3の筺体の一部となる。したがって、電動機3の筺体にレゾルバ40が取り付けられる構造になっている。
モータシャフト33においてエンジン出力軸23と反対側の端部には変速機4(図1参照)の入力軸4aが連結される。モータシャフト33の回転は変速機4を介して駆動軸6(図1参照)に伝達される。モータシャフト33が回転すると駆動軸6が回転して駆動輪5a,5a(図1参照)が回転し、車両1(図1参照)が走行する。
図3は電動機の構造を示す断面図である。図4の(a)はモータシャフトの斜視図、(b)はセンサホルダの斜視図である。
なお、図3は、モータシャフト33の中心線CL1を含む断面で切断した断面図であり、モータシャフト33に対して半身が示されている。
図4の(a)に示すように、モータシャフト33は基部33aと円筒部33bを有する。基部33aは中心線CL1を中心として外方に広がる円盤状を呈する。円筒部33bは基部33aの周囲に接続される。基部33aの中心部には連結部33dが形成されている。連結部33dは基部33aからエンジン2(図1参照)の側に突設される軸状部であり、中央には軸方向に凹んだ凹部33cが形成されている。
円筒部33bは基部33aにおいてエンジン2(図1参照)の側に立設する。そして、連結部33dと円筒部33bの間(つまり、円筒部33bの内側)に空間が形成される。この空間はレゾルバ40(図3参照)が配設されるセンサ配置空間33eとなる。センサ配置空間33eはモータシャフト33の軸方向に凹んだ凹部として連結部33dの周囲に形成される。
なお、基部33aに対してセンサ配置空間33eと反対の側には、変速機4の入力軸4a(図3参照)が嵌合する凹部33fが形成されている。
そして、図3に示すように、円筒部33bの外周面にモータロータ32が外嵌される。また、連結部33dにはエンジン出力軸23が連結される。エンジン出力軸23は連結部33dの凹部33cに嵌合してモータシャフト33と連結される。エンジン出力軸23とモータシャフト33はねじ部材23Sで締結固定される。また、円筒部33bの端部が周囲に広がって、端部に鍔部33b1が形成されていてもよい。このような鍔部33b1によって円筒部33bに外嵌されるモータロータ32が係止される。
例えば、図3に示すように、モータロータ32が鍔部33b1に向かってロックナット33b2で締め込まれて固定される。このため、円筒部33bの外周にはロックナット33b2がねじ込まれる雄ねじが形成されている。
レゾルバ40は、センサ固定子(レゾルバステータ41)とセンサ回転子(レゾルバロータ42)を有する。レゾルバロータ42はモータシャフト33に取り付けられてモータシャフト33と一体に回転する。レゾルバステータ41は、センサホルダ45に支持される。
レゾルバ40は、レゾルバロータ42がレゾルバステータ41に対して回転したときに、供給されている交流電圧の位相が変化するように構成される。レゾルバ40は、電圧の位相の変化を検出信号(レゾルバ信号)として出力する。
図4の(b)に示すように、センサホルダ45は本体部45aとフランジ部45bを有する。本体部45aは有底の円筒形状(有底円筒形状)を呈する。本体部45aの円筒形状は、中心線CL1(図3参照)を中心軸とする。本体部45aは、底部45a2と、周壁部45a1とを有する。周壁部45a1は、底部45a2の周囲に、当該底部45a2に連なって(底部45a2と連続して)一体に形成される。本体部45aの底部45a2には貫通孔45cが形成されている。また、フランジ部45bは、本体部45aの開口部側の端部が外方に広がって形成される。
図3に示すように、センサホルダ45のフランジ部45bは、エンジン出力軸23の周囲に固定される。この際、センサホルダ45は、本体部45aが変速機4(図1参照)の側に向かって突出するようにエンジンブロック20に取り付けられる。つまり、センサホルダ45は、エンジン2(図1参照)の側が開口するようにエンジンブロック20に取り付けられる。また、底部45a2の貫通孔45cをモータシャフト33が挿通する。センサホルダ45とエンジンブロック20はねじ部材30Sで締結固定される。このため、図4の(b)に示すように、フランジ部45bには、ねじ部材30Sが挿通する固定用孔45b1が適宜形成されている。さらに、エンジンブロック20においてセンサホルダ45の固定用孔45b1に対応する位置には、ねじ部材30Sが螺合するねじ孔(図示せず)が適宜形成されている。
また、図3に示すように、センサホルダ45は本体部45aがモータシャフト33のセンサ配置空間33eに入り込むようにエンジンブロック20に固定される。センサ配置空間33eは、モータシャフト33において円筒部33bの内側に形成される空間である。したがって、センサホルダ45は本体部45aがモータシャフト33の円筒部33bの内側に入り込んだ状態でエンジンブロック20に固定される。
レゾルバステータ41はセンサホルダ45の本体部45aの内側に配設される。レゾルバステータ41は本体部45aの周壁部45a1に取り付けられる。レゾルバステータ41は、モータシャフト33の中心線CL1を中心とする円環状に形成され、モータシャフト33と一体で回転するレゾルバロータ42の周囲に配設される。
つまり、本体部45aの周壁部45a1は、中心線CL1に対する外周側からレゾルバステータ41を支持する。このように、本実施形態のレゾルバステータ41は、センサホルダ45を介してエンジンブロック20に取り付けられる。
また、前記したようにセンサホルダ45の本体部45aは、モータシャフト33の円筒部33bの内側(センサ配置空間33e)に入り込んでいる。したがって、レゾルバステータ41は、円筒部33bの内側(センサ配置空間33e)に配設される。レゾルバステータ41は円筒部33bの内側にロウ付けや溶接等で固着される。
また、円筒部33bの内側から挿通されるねじ部材(図示せず)でレゾルバステータ41が締結固定される構造であってもよい。
レゾルバロータ42はレゾルバステータ41の内側に配設され、レゾルバステータ41と対向するようにモータシャフト33に取り付けられる。したがって、レゾルバロータ42もセンサ配置空間33e(円筒部33bの内側)に配設される。
レゾルバロータ42は、例えばモータシャフト33dの外周にねじ込まれるロックナット42aで固定される。
図3に示すように、連結部33dの外周にレゾルバロータ42の内周より径の大きな段差部が形成される。そして、レゾルバロータ42は、段差部に向かってロックナット42aで締め込まれて固定される。このため、連結部33dの外周にロックナット42aがねじ込まれる雄ねじが形成されている。
なお、レゾルバロータ42の固定方法は限定されるものではない。ロウ付けや溶接でレゾルバロータ42がモータシャフト33に固着される構造であってもよい。
レゾルバステータ41にはコイル41aが巻回されている。また、レゾルバロータ42にもコイル(図示せず)が巻回されている。そして、レゾルバ40は、コイル41aに供給される交流電圧の位相がレゾルバロータ42の回転に応じて変化したとき、その位相の変化をレゾルバ信号に変換して出力する。
センサホルダ45(本体部45a)の開口側には検出部46が配設される。検出部46は、例えばフランジ部45bに固定される。検出部46はレゾルバステータ41のコイル41aに生じる交流電圧の位相の変化をレゾルバ信号に変換し、変換したレゾルバ信号を出力端子46aに出力する。出力端子46aはエンジンECU7(図1参照)に接続される。エンジンECU7には、出力端子46aを介してレゾルバ信号が入力される。
検出部46には遮蔽板46bが取り付けられている。遮蔽板46bは、レゾルバステータ41に対して本体部45aの開口部の側からコイル41aを覆うように配設される。遮蔽板46bは、中心線CL1に対してコイル41aの外周側に延設される。
つまり、検出部46の側には、コイル41aとモータロータ32の間に遮蔽板46bが配設される。そして、コイル41aは、モータステータ31に発生する磁力に対して遮蔽板46bで防磁される。
レゾルバステータ41のコイル41aにおいて底部45a2の側は、周壁部45a1と底部45a2で覆われる。つまり、本体部45aの底部45a2の側では、コイル41aとモータロータ32の間にセンサホルダ45(周壁部45a1,底部45a2)が配設される。そして、コイル41aは、モータステータ31に発生する磁力に対してセンサホルダ45で防磁される。
また、モータステータ31に発生する磁力にともなって発生する電磁波Ewは、センサ配置空間33eにおいて円筒部33bとセンサホルダ45(本体部45a)の間を伝播するときに減衰する。したがって、本体部45aで覆われるレゾルバ40にセンサ配置空間33e側から作用(干渉)する磁力は非常に弱くなる。
モータステータ31に発生する磁力がレゾルバステータ41に干渉するとレゾルバ40が誤信号を出力する場合がある。この場合、レゾルバ40によるモータシャフト33の回転角度の検出精度が低下する。
本実施形態のレゾルバ40(レゾルバステータ41のコイル41a)は、モータステータ31に生じる磁力に対して、センサホルダ45及び遮蔽板46bで防磁される。したがって、モータステータ31に発生する磁力がレゾルバステータ41(特に、コイル41a)に干渉せず、レゾルバ40によるモータシャフト33の回転角度の検出精度は低下しない。
また、レゾルバステータ41に対してセンサホルダ45(本体部45a)の底部45a2の側には遮蔽板46bが配設されない。つまり、遮蔽板46bが本体部45aの開口部の側のみに配設されている。したがって、レゾルバ40を電動機3に取り付ける構造(センサ取付構造)が簡素な構造になっている。
そして、遮蔽板46bの数が減ることによるコストダウンの効果や生産工程が簡素化されることによる生産性向上の効果が生じる。
また、モータシャフト33には軸方向に凹んだセンサ配置空間33eが形成される。そして、レゾルバ40はセンサ配置空間33eに配設される。したがって、電動機3の軸方向長さ(モータシャフト33の軸方向の長さ)が縮小される。これによって電動機3が小型化され、ひいては、当該電動機3を搭載している車両1(図1参照)が小型化される。
また、センサ配置空間33eの外周(円筒部33b)にはモータロータ32が外嵌され、モータロータ32の外周にはモータステータ31が配設されている。つまり、センサ配置空間33eに配設されるレゾルバ40(レゾルバステータ41)は、モータステータ31の内側に配置される。
そして、レゾルバステータ41と、モータステータ31及びモータロータ32と、の間には円筒部33bが配設される。したがって、円筒部33bによってモータステータ31が発生する磁力が遮蔽される。このため、レゾルバステータ41は、モータステータ31が発生する磁力が干渉しにくい環境に配設される。
さらに、レゾルバステータ41のコイル41aは遮蔽板46b及び本体部45a(周壁部45a1,底部45a2)で覆われる。
このように、本実施形態のレゾルバ40(レゾルバステータ41)は、モータステータ31に発生する磁力が干渉しにくい環境に配設され、さらに、遮蔽板46b及び本体部45aで防磁される。したがって、モータステータ31に発生する磁力のレゾルバステータ41への干渉がより効果的に防止される。
なお、本発明は、発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更が可能である。
例えば、本実施形態はセンサがレゾルバ40(図3参照)である一例を示しているが、本発明のセンサ取付構造で電動機3(図2参照)に取り付けられるセンサはレゾルバに限定されない。
たとえば、磁気センサ(図示せず)など、モータステータ31(図3参照)が発生する磁力に対して防磁する必要があるセンサに広く適用可能である。
また、本発明は、エンジン2(図1参照)と一体に形成される電動機3(図1参照)に限定されず、単独に構成される電動機(図示せず)にも適用可能である。
3 電動機(回転電機)
20 エンジンブロック(筺体)
30 モータケース(筺体)
31 モータステータ(ステータ)
32 モータロータ(ロータ)
33 モータシャフト(シャフト)
33a 基部
33b 円筒部
40 レゾルバ(センサ)
41 レゾルバステータ(センサ固定子)
42 レゾルバロータ(センサ回転子)
45 センサホルダ
45a 本体部
45a1 周壁部
45a2 底部
CL1 中心線

Claims (4)

  1. シャフトに取り付けられたロータを筺体に取り付けられたステータが発生する磁力で回転させる回転電機に、
    円環状のセンサ固定子に対して回転するセンサ回転子を有するセンサを取り付けるセンサ取付構造であって、
    前記センサ回転子が前記シャフトに取り付けられ、
    前記センサ固定子がセンサホルダを介して前記筐体に取り付けられ、
    前記センサホルダは、
    前記シャフトの中心線を中心軸とする有底円筒形状の本体部を有し、前記本体部において底部に連なって形成される周壁部が前記センサ固定子を外周側から支持していることを特徴とするセンサ取付構造。
  2. 前記シャフトは、前記中心線から外方に広がる円盤状の基部と、前記基部の周囲に接続される円筒部と、を有して前記円筒部に前記ロータが外嵌され、
    前記周壁部で前記センサ固定子を支持している前記本体部が前記円筒部の内側に入り込むように、前記センサホルダが前記筐体に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のセンサ取付構造。
  3. 前記本体部には、前記周壁部において前記底部が形成されていない側の端部が外方に広がったフランジ部が形成され、
    前記センサホルダは、前記本体部が前記円筒部の内側に入り込んだ状態で前記フランジ部が筺体に固定されていることを特徴とする請求項2に記載のセンサ取付構造。
  4. 前記センサ回転子は前記センサ固定子の内側に配設されて、当該センサ固定子と対向するように前記シャフトに取り付けられていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のセンサ取付構造。
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