JP2016015812A - 電動機 - Google Patents

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Yuichi Suzuki
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Abstract

【課題】ロータの回転位置を精度よく検出可能にセンサが取り付けられ、さらに、ステータの振動を減衰できる構造の電動機を提供することを課題とする。【解決手段】モータステータ31と、モータロータ32と、モータステータ31を収容するステータホルダ31aと、ステータホルダ31a及びモータロータ32を収容するモータケース30と、レゾルバステータ41の内側に配置されてレゾルバステータ41に対して回転するレゾルバロータ42を有するレゾルバ40と、を備える電動機3とする。そして、レゾルバロータ42がモータロータ32に取り付けられ、レゾルバステータ41がセンサプレート34に取り付けられ、ステータホルダ31aがマウント部材60を介してモータケース30に取り付けられ、センサプレート34がステータホルダ31aに剛性支持されていることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用の電動機に関する。
特許文献1には、エンジンと一体構造のモータ(電動機)が開示されている。モータは、ステータアッセンブリ(ステータ)とロータを有する。ステータアッセンブリはモータハウジング(筺体)に収容されている。ステータアッセンブリは、複数のステータ片がステータ保持リングで保持されて形成される。ステータ保持リングはモータハウジングにネジ止め固定されている。
特許文献2には、モータステータ(ステータ)に対するモータロータ(ロータ)の回転位置を検出する回転位置検出機構(センサ)のセンサロータ(センサ回転子)が、モータロータに取り付けられている推進装置(電動機)が記載されている。このような回転位置検出機構の検出精度を高めるためには、モータステータに対するモータロータの振動の位相と、センサステータに対するセンサロータの振動の位相が一致することが必要になる。
特許第3666727号公報 特許第3651575号公報
特許文献1に記載されるモータは、ステータアッセンブリに電力が供給されたときに生じる磁力でロータが回転する。この磁力によって、ロータに対する吸引力や反発力がステータアッセンブリに生じてステータアッセンブリが振動する場合がある。ステータアッセンブリを収容するステータ保持リングはモータハウジングにネジ止め固定されているため、ステータアッセンブリに発生した振動はモータハウジングに伝達される。このように生じるモータハウジングの振動は騒音の発生要因となる。
引用文献2に記載される推進装置は、モータステータとセンサステータがモータケースに固定されている。そして、センサロータはモータロータと一体に回転する。このため、モータステータに対するモータロータの振動の位相と、センサステータに対するセンサロータの振動の位相は一致する。しかしながら、モータステータがモータケースに固定され、モータケースが変速機ケースに固定されているため、モータステータが振動すると、その振動が変速機ケースに伝達されて騒音が発生する。
このように、特許文献1,2のモータ(推進装置)は、ステータアッセンブリ(モータステータ)に発生する振動がモータハウジング(モータケース)に伝達されて騒音が発生しやすいという問題がある。
そこで、本発明は、ロータの回転位置を精度よく検出可能にセンサが取り付けられ、さらに、ステータの振動による騒音を抑制できる電動機を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため本発明は、ステータと、ロータと、前記ステータを収容する保持部材と、前記保持部材及び前記ロータを収容する筺体と、円環状のセンサ固定子の内側に配置されて当該センサ固定子に対して回転するセンサ回転子を有するセンサと、を備える電動機とする。そして、前記センサ回転子が前記ロータに取り付けられ、前記センサ固定子がセンサプレートに取り付けられ、前記保持部材が防振部材を介して前記筺体に弾性支持され、前記センサプレートが前記保持部材に直接固定されていることを特徴とする。
本発明によると、電動機のステータは防振部材を介して筺体に弾性支持される。したがって、電動機が駆動するときに生じるステータの振動が筺体へ伝達することが抑制され、筺体の駆動で生じる騒音を抑制できる。
また、電動機の回転速度を検出するセンサのセンサ固定子はセンサプレートを介してステータホルダに直接固定されて剛性支持され、センサ固定子はステータとともに筺体に弾性支持される。したがって、ステータが振動するときには同じ位相でセンサ固定子が振動し、ステータとセンサ固定子が筺体に対して振動するときの位相は等しくなる。
また、センサ回転子は電動機のロータに取り付けられる。したがって、ロータが振動するときには同じ位相でセンサ回転子が振動する。
このような構成によって、ステータに対するロータの振動の位相と、センサ固定子に対するセンサ回転子の振動の位相が等しくなる。このことによって、ステータに対するロータの回転角度をセンサが検出する精度の低下が抑制される。
また、前記センサプレートは、前記保持部材において前記ステータを円環状に支持する円筒部の端部が外方に広がって形成されるフランジ部に開口する取付用孔に挿通されるねじ部材で、当該保持部材に締結固定されていることを特徴とする。
本発明によると、センサ固定子が取り付けられるセンサプレートは、ステータが組み込まれている保持部材に形成されるフランジ部に締結固定される。このような簡単な構造で、センサプレートを保持部材に固定できる。
また、前記防振部材が前記フランジ部と前記筺体の間に介在して、前記保持部材が前記筺体に弾性支持されていることを特徴とする。
本発明によると、保持部材を筺体に取り付けるためのフランジ部に、センサプレートを固定できる。保持部材を筺体に取り付けるフランジ部とセンサプレートを固定するフランジ部を共用することができ、ステータホルダの構造を簡素化できる。
また、本発明は、ステータと、ロータと、前記ステータを収容する保持部材と、前記保持部材及び前記ロータを収容する筺体と、円環状のセンサ固定子の内側に配置されて当該センサ固定子に対して回転するセンサ回転子を有するセンサと、を備える電動機とする。そして、前記センサ回転子が前記ロータに取り付けられ、前記センサ固定子がセンサプレートに取り付けられ、前記保持部材が防振部材を介して前記筺体に弾性支持され、前記センサプレートと前記保持部材が一体成型されていることを特徴とする。
本発明によると、電動機のステータは防振部材を介して筺体に弾性支持される。したがって、電動機が駆動するときに生じるステータの振動が筺体へ伝達することが抑制され、筺体の駆動で生じる騒音を抑制できる。
また、電動機の回転速度を検出するセンサのセンサ固定子はセンサプレートに取り付けられる。センサプレートは保持部材と一体成型されるため、センサ固定子は保持部材に剛性支持される。そして、センサ固定子はステータとともに筺体に弾性支持される。したがって、ステータが振動するときには同じ位相でセンサ固定子が振動し、ステータとセンサ固定子が筺体に対して振動するときの位相は等しくなる。
また、センサ回転子は電動機のロータに取り付けられる。したがって、ロータが振動するときには同じ位相でセンサ回転子が振動する。
このような構成によって、ステータに対するロータの振動の位相と、センサ固定子に対するセンサ回転子の振動の位相が等しくなる。このことによって、ステータに対するロータの回転角度をセンサが検出する精度の低下が抑制される。
また、前記センサ回転子は前記ロータの回転中心となる中心線を中心軸とする円筒状に形成されて当該ロータに突設され、前記センサプレートに形成される貫通孔に入り込み、前記センサ固定子は前記貫通孔の周縁に沿って円環状に配設され、前記センサ回転子の外周に配置されていることを特徴とする。
本発明によると、センサ回転子の外周にセンサ固定子が配置されるセンサとすることができる。例えば、センサ固定子の内側でセンサ回転子が回転する構造で、ロータの回転位置を検出するレゾルバを電動機に取り付けることが可能となる。
本発明によると、ロータの回転位置を精度よく検出可能にセンサが取り付けられ、さらに、ステータの振動による騒音を抑制できる電動機を提供できる。
エンジンと電動機を有する車両を示す図である。 電動機の構造を示す分解斜視図である。 モータロータの分解斜視図である。 (a)はマウント部材の構造を示す図であり、(b)はステータホルダがモータケースに取り付けられる構造を示す断面図である。 (a)はセンサプレートがステータホルダに取り付けられる構造を示す拡大図であり、(b)はセンサプレートが取り付けられた固定用フランジの拡大図である。 センサプレートが取り付けられたステータホルダがモータケースに取り付けられた状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1はエンジンと電動機を有する車両を示す図である。図1に示すように、本実施形態の車両1は、2つの駆動輪5a,5aと、2つの従動輪5b,5bと、を有する四輪車両である。2つの駆動輪5a,5aは駆動軸6で連結されている。
車両1はハイブリッド車両であり、エンジン2と電動機3と変速機4を具備する。本実施形態においてエンジン2と電動機3と変速機4は一体に形成されている。エンジン2及び電動機3が出力する駆動力が駆動軸6に伝達される。エンジン2と電動機3は変速機4を介して連結されている。
エンジン2及び電動機3はエンジンECU(Electronic Control Unit)7で制御される。車両1は、主にエンジン2が出力する駆動力で駆動軸6を回転させて走行し、電動機3によって走行が補助(アシスト)される。車両1は、低速時などエンジン2の回転速度が低くてトルクが不足する状態のときに電動機3が駆動して駆動力を出力するように構成されている。
電動機3には、駆動力を出力する出力軸(図2に示すシャフト33)の回転位置を検出するセンサ(レゾルバ40)が備わっている。レゾルバ40が出力する信号(レゾルバ信号)はエンジンECU7に入力される。エンジンECU7は、レゾルバ40から入力されるレゾルバ信号に基づいて電動機3の回転速度を算出し、エンジン2及び電動機3を制御する。
図2は電動機の構造を示す分解斜視図である。図3はモータロータの分解斜視図である。
図2に示すように、電動機3は、筐体(モータケース30)にステータ(モータステータ31)とロータ(モータロータ32)と、が収容されて構成されている。モータケース30は変速機4(図1参照)の筺体(図示せず)と連結される。モータステータ31はモータケース30に取り付けられている。モータステータ31は、複数の磁極310(コア)がモータロータ32の周囲に円環状に配置されて形成される。
なお、モータケース30が変速機4の筺体と一体構造になっている電動機であってもよい。
モータステータ31は、円筒状を呈する保持部材(ステータホルダ31a)の内側に複数の磁極310が配設されて構成されている。
モータステータ31は、円環状に配列した複数の磁極310を、筒状を呈するステータホルダ31aの円筒部31a2に圧入固定して構成される。各磁極310にはステータコイル(図示せず)が巻回されている。モータステータ31は、各磁極310のステータコイルに電力が供給されて磁力を発生する。
モータロータ32はシャフト33に取り付けられてシャフト33と一体に回転する。シャフト33は、中心線CL1を回転軸とする軸部材であり、モータケース30に対して中心線CL1周りに回転する。中心線CL1はモータロータ32の回転中心となる。また、シャフト33は電動機3の駆動力を出力する出力軸になる。
モータロータ32には、外周に沿って磁石32aが備わっている。モータステータ31を構成する磁極310に巻回されているステータコイル(図示せず)に電力が供給されてモータステータ31に磁力が発生すると、その磁力でモータロータ32の磁石32aがモータステータ31に対して吸引及び反発してモータロータ32が回転する。さらに、モータロータ32の回転にともなってシャフト33が中心線CL1周りに回転する。
ステータホルダ31aの円筒部31a2はモータケース30の凹部30aに収容される。凹部30aは、変速機4(図1参照)の反対側が開口している。モータステータ31が組み込まれたステータホルダ31aは凹部30aに収容される。ステータホルダ31aは、ねじ部材31Sでモータケース30に取り付けられる。ステータホルダ31aとモータケース30の間にはマウント部材60が介在している。
ステータホルダ31aには、円筒部31a2の端部が数箇所で外方に広がったフランジ部(固定用フランジ31a1)が形成されている。固定用フランジ31a1には外方が開いた切欠部31ahが形成されている。切欠部31ahにはマウント部材60が嵌合する。ステータホルダ31aがモータケース30に取り付けられる構造の詳細は後記する。
モータケース30には貫通孔30hが形成される。シャフト33は、貫通孔30hを挿通する。シャフト33においてモータケース30側の端部には変速機4(図1参照)の出力軸4aが連結される。変速機4の出力軸4aはシャフト33と同軸に連結される。
モータケース30の凹部30aに収容されたステータホルダ31aにはセンサプレート34が取り付けられる。センサプレート34は、ステータホルダ31aに組み込まれたモータステータ31を覆うように取り付けられる。センサプレート34は略円盤状を呈し、中心部に貫通孔34hが形成されている。貫通孔34hにはシャフト33が挿通する。センサプレート34は、凹部30aに収容されたステータホルダ31aにねじ部材34Sで取り付けられる。センサプレート34がステータホルダ31aに取り付けられる構造の詳細は後記する。
モータケース30の凹部30aはサイドカバー35で閉塞される。サイドカバー35はねじ部材35Sでモータケース30に締結固定される。モータステータ31、モータロータ32、及び、センサプレート34は、モータケース30の凹部30aとサイドカバー35の間に形成される空間に収容される。シャフト33のサイドカバー35側の端部は、サイドカバー35に備わる軸受(図示せず)で軸支される。
電動機3に備わるレゾルバ40は、センサ固定子(レゾルバステータ41)とセンサ回転子(レゾルバロータ42)を有する。
レゾルバロータ42はモータロータ32に取り付けられている。レゾルバロータ42はセンサプレート34の貫通孔34hに入り込む。また、レゾルバステータ41は、貫通孔34hの周縁に沿って円環状に配設される。このように、レゾルバステータ41は円環状に形成され、レゾルバロータ42はレゾルバステータ41の内側に配置される。
センサプレート34の貫通孔34hの周縁に沿って配置されるレゾルバステータ41は、貫通孔34hに入り込む円筒形状のレゾルバロータ42の外周に配置される。
そして、レゾルバ40は、レゾルバロータ42がレゾルバステータ41に対して回転したときに、供給されている交流電圧の位相が変化するように構成される。レゾルバ40は、電圧の位相の変化を検出信号(レゾルバ信号)として出力する。
図3に示すように、モータロータ32は、ロータ本体320と、磁石32aと、ロータカバー321と、を有する。
ロータ本体320は中心線CL1を中心軸とする略円柱形を呈する。磁石32aはロータ本体320の外周に配置される。磁石32aは、N極とS極が交互にロータ本体320の外方を向くように配置される。ロータカバー321は樹脂製で、ロータ本体320の外周に配置された磁石32aを覆うように被せられる。
また、ロータ本体320にはセンサ基部420が形成されている。センサ基部420は、ロータ本体320と同軸の円筒状に突設されている。センサ基部420の外周に複数のセンサコア421が取り付けられてレゾルバロータ42が形成される。このように、レゾルバロータ42は、中心線CL1を中心軸とする円筒形状に形成される。そして、レゾルバロータ42は、図2に示すセンサプレート34の貫通孔34hに入り込む。
図4の(a)はマウント部材の構造を示す図であり、(b)はステータホルダがモータケースに取り付けられる構造を示す断面図である。図5の(a)はセンサプレートがステータホルダに取り付けられる構造を示す拡大図であり、(b)はセンサプレートが取り付けられた固定用フランジの拡大図である。
図4の(b)に示すように、モータステータ31が組み込まれたステータホルダ31aは、防振部材(マウント部材60)を介してモータケース30に取り付けられる。
図4の(a)に示すように、マウント部材60は、ゴムなどの弾性体からなる管状の本体部60aを有する。本体部60aの外周には凹溝60cが形成されている。凹溝60cは、本体部60aの外周が周方向に凹んで形成されている。また、本体部60aにはカラー60bが挿入されている。カラー60bは樹脂や金属などの剛体を素材とする。カラー60bは筒状部60b1と、筒状部60b1の一端が外方に広がったフランジ部60b2とを有する。筒状部60b1及びフランジ部60b2の中心には貫通孔(ボルト孔60d)が貫通している。
カラー60bは筒状部60b1が本体部60aの貫通孔60a1に挿入される。フランジ部60b2は本体部60aの端部に係止される。筒状部60b1は、貫通孔60a1の内部において本体部60aに接着等で固着される。
なお、カラー60bの筒状部60b1が本体部60aの貫通孔60a1に圧入されて、カラー60bが本体部60aに取り付けられる構造であってもよい。
図4の(b)に示すように、モータケース30の凹部30aには、ねじ部材31Sがねじ込まれるねじ穴が加工されたスタッド30bが形成されている。このようなスタッド30bが、モータケース30の凹部30aの数か所に形成されている。
そして、図5の(a)に示すように、円筒状のステータホルダ31aにおいて端部が外方に広がって形成される固定用フランジ31a1の切欠部31ahにマウント部材60の凹溝60cが係合する。ねじ部材31Sは、固定用フランジ31a1の側から、マウント部材60(カラー60b)のボルト孔60dを挿通してスタッド30bにねじ込まれる。
ステータホルダ31aの固定用フランジ31a1に形成される切欠部31ahは、固定用フランジ31a1の外周側が開放した長溝形状を呈する。切欠部31ahは、開放される外周側が中心線CL1(図2参照)を中心とする径方向外側に向かって形成される。また切欠部31ahは、内周側(円筒部31a2の側)が中心線CL1周りに周回する方向に曲がっている。
図5の(b)に示すように、ステータホルダ31aは固定用フランジ31a1の切欠部31ahに係合するマウント部材60を介してモータケース30に取り付けられる。マウント部材60は本体部60aの凹溝60cが切欠部31ahに係合する。本体部60aは弾性体である。このため、ステータホルダ31aはモータケース30に弾性支持される。
また、図5の(a)に示すように、ステータホルダ31aにはねじ部材34Sが挿通する取付用孔31anが形成されている。取付用孔31anは、例えば、切欠部31ahが形成されている固定用フランジ31a1に開口している。
そして、センサプレート34にはねじ部材34Sが挿通する固定用孔34ahが形成されている。固定用孔34ahは、例えば、センサプレート34から外方に広がる取付リブ34aに開口している。取付リブ34a及び固定用孔34ahは、センサプレート34の周囲においてステータホルダ31aの固定用フランジ31a1に対応して形成される。
センサプレート34は、固定用孔34ahが取付用孔31anと一致するようにステータホルダ31aに組み合わせられる。
そして、ねじ部材34Sが、センサプレート34側から固定用孔34ah及び取付用孔31anを挿通する。さらに、ステータホルダ31a側からねじ部材34Sにナット34Nが締めこまれる。
これによって、図5の(b)に示すように、センサプレート34の取付リブ34aがステータホルダ31aの固定用フランジ31a1に直接固定される。
図6はセンサプレートが取り付けられたステータホルダがモータケースに取り付けられた状態を示す図である。
図6に示すように、センサプレート34には、ステータホルダ31aに適宜形成される固定用フランジ31a1に対応して取付リブ34aが形成される。
ステータホルダ31aは、全ての固定用フランジ31a1がマウント部材60を介してモータケース30に取り付けられる。したがって、ステータホルダ31aはモータケース30に弾性支持される。
また、ステータホルダ31aの固定用フランジ31a1にセンサプレート34の取付リブ34aが直接固定される。つまり、本実施形態のステータホルダ31a及びセンサプレート34は一体となってモータケース30に弾性支持される。
モータケース30にマウント部材60を介して取り付けられるステータホルダ31a、及び、ステータホルダ31aに直接固定されるセンサプレート34は、モータケース30に締結固定されるサイドカバー35で覆われる。
図2に示すように、本実施形態のステータホルダ31aはモータステータ31を支持する。電動機3が駆動するときモータステータ31には磁力が発生する。この磁力によってモータステータ31に吸引力や反発力が生じ、モータステータ31が振動する場合がある。モータステータ31の振動がステータホルダ31aからモータケース30に伝達されると電動機3が振動することになる。そして、電動機3が振動すると、その振動は車両1(図1参照)の振動となり乗り心地が悪化する。
図5,6に示すように、本実施形態のステータホルダ31aはマウント部材60を介してモータケース30に取り付けられる。マウント部材60は弾性のある素材(ゴム等)で成型される防振部材になっている。この構成によって、ステータホルダ31aはモータケース30に弾性支持される。このため、ステータホルダ31aからモータケース30に伝達される振動は減衰され、電動機3に発生する振動が効果的に抑制される。
また、図2に示すように、本実施形態のモータステータ31はステータホルダ31aに取り付けられている。レゾルバステータ41はセンサプレート34に取り付けられている。そして、モータステータ31が取り付けられるステータホルダ31aとレゾルバステータ41が取り付けられるセンサプレート34が一体となってモータケース30に弾性支持される。したがって、モータケース30に対してステータホルダ31aが振動するときセンサプレート34も振動する。このとき、ステータホルダ31aとセンサプレート34の振動の位相が等しくなる。
また、レゾルバロータ42はモータロータ32に取り付けられている。したがって、モータケース30に対してモータロータ32及びステータホルダ31aが振動するとき、モータロータ32に対するステータホルダ31aの振動の位相とレゾルバロータ42に対するセンサプレート34の振動の位相が等しくなる。
そして、モータロータ32に対するモータステータ31の振動の位相とレゾルバロータ42に対するレゾルバステータ41の振動の位相が等しくなる。
したがって、モータステータ31に対するモータロータ32の回転の状態(位相)と、レゾルバステータ41に対するレゾルバロータ42の回転の状態(位相)と、が等しくなり、レゾルバ40によるシャフト33の回転位置の検出精度が低下しない。
なお、本実施形態においては、図5,6に示すように、剛体であるセンサプレート34の取付リブ34aが、同じく剛体であるステータホルダ31aの固定用フランジ31a1に直接接触して固定される状態(剛体同士が接触して固定される状態)を、センサプレート34がステータホルダ31aに直接固定された状態(剛性支持された状態)とする。
換言すると、センサプレート34(取付リブ34a)とステータホルダ31a(固定用フランジ31a1)の間に防振部材など他の部材(特に、弾性部材)が介在しない状態を、センサプレート34がステータホルダ31aに直接固定された状態(剛性支持された状態)とする。
このように、本実施形態の電動機3(図2参照)は、図5,6に示すように、モータステータ31(図2参照)を収容するステータホルダ31aがモータケース30に弾性支持される。したがって、モータステータ31に発生する振動が減衰され、モータケース30の振動が抑制される。ひいては、電動機3の振動が抑制される。
また、レゾルバステータ41(図2参照)が取り付けられるセンサプレート34がステータホルダ31aに直接固定される。そして、レゾルバロータ42(図2参照)はモータロータ32(図2参照)に取り付けられている。したがって、モータロータ32に対するモータステータ31の振動の位相と、レゾルバロータ42に対するレゾルバステータ41の振動の位相が等しくなる。これによって、レゾルバ40(図2参照)によるシャフト33の回転位置の検出精度の低下が効果的に抑制される。
なお、本発明は、発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更が可能である。
例えば、本実施形態では、図5に示すように固定用孔34ah及び取付用孔31anを挿通するねじ部材34Sにナット34Nが締めこまれる構成とした。この構成に限定されず、例えば固定用フランジ31a1において取付リブ34aが重ならない側にナット34Nが固着している構成であってもよい。
また、センサプレート34(図5の(a)参照)が溶接やロウ付け等によってステータホルダ31a(図5の(a)参照)に直接固定される(剛性支持される)構成であってもよい。又は、センサプレート34とステータホルダ31aが鍛造やプレス加工等によって一体成型される構成であってもよい。
また、マウント部材60(図4の(a)参照)の形状も限定されない。例えば、カラー60b(図4の(a)参照)が備わらず、本体部60a(図4の(a)参照)のみからなるマウント部材60であってもよい。
また、本実施形態はセンサがレゾルバ40(図2参照)である一例を示している。しかしながら、本発明はレゾルバ以外のセンサが取り付けられる電動機3(図2参照)に広く適用可能である。
また、本発明は、エンジン2(図1参照)と一体に形成される電動機3(図1参照)に限定されず、単独に構成される電動機(図示せず)にも適用可能である。
3 電動機
30 モータケース(筺体)
31 モータステータ(ステータ)
31a ステータホルダ(保持部材)
31a1 固定用フランジ(フランジ部)
31a2 円筒部
31an 取付用孔
32 モータロータ(ロータ)
33 シャフト
34 センサプレート
34h 貫通孔
34S ねじ部材
40 レゾルバ(センサ)
41 レゾルバステータ(センサ固定子)
42 レゾルバロータ(センサ回転子)
60 マウント部材(防振部材)
CL1 中心線

Claims (5)

  1. ステータと、
    ロータと、
    前記ステータを収容する保持部材と、
    前記保持部材及び前記ロータを収容する筺体と、
    円環状のセンサ固定子の内側に配置されて当該センサ固定子に対して回転するセンサ回転子を有するセンサと、を備える電動機であって、
    前記センサ回転子が前記ロータに取り付けられ、
    前記センサ固定子がセンサプレートに取り付けられ、
    前記保持部材が防振部材を介して前記筺体に弾性支持され、
    前記センサプレートが前記保持部材に直接固定されていることを特徴とする電動機。
  2. 前記センサプレートは、
    前記保持部材において前記ステータを円環状に支持する円筒部の端部が外方に広がって形成されるフランジ部に開口する取付用孔に挿通されるねじ部材で、当該保持部材に締結固定されていることを特徴とする請求項1に記載の電動機。
  3. 前記防振部材が前記フランジ部と前記筺体の間に介在して、前記保持部材が前記筺体に弾性支持されていることを特徴とする請求項2に記載の電動機。
  4. ステータと、
    ロータと、
    前記ステータを収容する保持部材と、
    前記保持部材及び前記ロータを収容する筺体と、
    円環状のセンサ固定子の内側に配置されて当該センサ固定子に対して回転するセンサ回転子を有するセンサと、を備える電動機であって、
    前記センサ回転子が前記ロータに取り付けられ、
    前記センサ固定子がセンサプレートに取り付けられ、
    前記保持部材が防振部材を介して前記筺体に弾性支持され、
    前記センサプレートと前記保持部材が一体成型されていることを特徴とする電動機。
  5. 前記センサ回転子は前記ロータの回転中心となる中心線を中心軸とする円筒状に形成されて当該ロータに突設され、前記センサプレートに形成される貫通孔に入り込み、
    前記センサ固定子は前記貫通孔の周縁に沿って円環状に配設され、前記センサ回転子の外周に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の電動機。
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