JP2016004596A - ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスクの再生時の状況に応じた反り角度を用いて光ピックアップのチルト調整を行うことができるディスク装置を提供する。
【解決手段】ディスクdの半径方向における位置P,Pの位置情報d,dと位置P,Pでそれぞれ得られたフォーカス駆動電圧v,vを用いて、位置P,Pとの間の距離差Δdおよびフォーカス高さの差Δhを算出し、この距離差Δdおよびフォーカス高さの差Δhを用いて位置P,P間に対応するディスクdの反り角度θを算出し、この反り角度θに基づいてOPU12のチルト調整を行う。
【選択図】図1

Description

この発明は、ディスクの反り状態に応じて光ピックアップのチルト調整を行うディスク装置に関する。
例えば、特許文献1には、ディスクをチャッキングしてから回転させる前にディスクの半径方向の複数箇所でフォーカスサーボを行い、測定したフォーカス駆動電圧に基づいてディスクの反り状態を検出する光ディスク装置が開示されている。
特開2004−280987号公報
特許文献1に代表される従来の技術では、ディスクの半径方向の位置によって反り角度が異なる場合、ディスクを回転させて再生状態に移行する前に複数箇所でフォーカス駆動電圧を測定する必要がある。このため、フォーカス駆動電圧の測定箇所が少ないと、反り状態を正確に検出できず再生性能の悪化に繋がる。また測定箇所が多くなると再生状態に移行するまでに長時間を要し不便である。
また、温度変化などによってディスクの再生中に反り状態が変化して、再生前に求めた反り角度と変化した後の反り角度が異なる状態になった場合、再生前に求めた反り角度を用いると光ピックアップの正確なチルト調整ができなくなる。この場合、再生前に求めた反り角度は無意味となり、光ピックアップのチルト調整も行えないため、再生性能も悪化する。
さらに、特許文献1のように、ディスクを停止させた状態でフォーカス駆動電圧を測定すると、このフォーカス駆動電圧に基づいてディスクの半径方向における角度を算出しても、この角度がディスクの反りによるものか、面振れによるものかを区別できない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ディスクの再生時の状況に応じた反り角度を用いて光ピックアップのチルト調整を行うことができるディスク装置を得ることを目的とする。
この発明に係るディスク装置は、ディスクを回転させる回転機構と、対物レンズを介してディスクに光ビームを照射して情報の読み出しまたは書き込みを行い、対物レンズをフォーカス方向に駆動するレンズ駆動機構およびディスクに対するチルト角度を調整するチルト角調整機構を有した光ピックアップと、光ピックアップをディスクの半径方向に移動する移動機構と、回転機構とレンズ駆動機構とチルト角調整機構と移動機構を制御するとともに、光ビームがディスクの記録面に合焦するようにフォーカスサーボ制御を行うサーボ回路とを備えたディスク装置であって、光ビームがディスクの記録面に合焦するフォーカス高さに対物レンズを駆動するためにレンズ駆動機構に印加されるフォーカス駆動電圧をサーボ回路から取得するフォーカス駆動電圧取得部と、移動機構によって移動された光ピックアップの位置情報をサーボ回路から取得する位置取得部と、フォーカス駆動電圧および位置情報のメモリへの保存と読み出しを行うメモリ保存読出部と、メモリ保存読出部によりメモリから読み出された、ディスクの半径方向における第1の位置および第2の位置の各位置情報と第1の位置および第2の位置でそれぞれ得られたフォーカス駆動電圧とを用いて、第1の位置と第2の位置との間の距離差およびフォーカス高さの差を算出し、距離差およびフォーカス高さの差を用いて第1の位置と第2の位置との間に対応するディスクの反り角度を算出して、この反り角度に基づいて光ピックアップのチルト角度を調整するようにサーボ回路に指示する数値演算部とを備える。
この発明によれば、ディスクの再生時の状況に応じた反り角度を用いて光ピックアップのチルト調整を行うことができるという効果がある。
この発明の実施の形態1に係るディスク装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係るディスク装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1におけるディスクの反り角度の算出処理の概要を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るディスク装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1におけるディスクの反り角度の算出処理の問題点を説明する図である。 実施の形態2に係るディスク装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2におけるディスクの反り角度の算出処理の概要を示す図である。 この発明の実施の形態3に係るディスク装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係るディスク装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3におけるディスクの反り角度の算出処理の概要を示す図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るディスク装置の構成を示すブロック図である。図1において、ディスク装置1は、例えば、車両などの移動体に搭載されて、ディスクdの情報を再生または記録するディスク装置である。ディスクdを回転させる回転機構は、ターンテーブル10およびSPM(スピンドルモータ)11を含んで構成される。
ディスクdは、ディスク装置1に挿入されると、ターンテーブル10に搬送されて装着される。ターンテーブル10にはSPM11の回転軸が取り付けられており、ターンテーブル10に装着されたディスクdは、SPM11によって回転される。
OPU(光ピックアップ)12は、対物レンズ(詳細は不図示)を介してディスクdに光ビームを照射して情報の読み出しまたは書き込みを行う。また、OPU12は、ターンテーブル10に装着されたディスクdに対して上記対物レンズをフォーカス方向に駆動するレンズ駆動機構を有する。なお、レンズ駆動機構には、対物レンズを駆動させるフォーカスアクチュエータが含まれる。レンズ駆動機構のフォーカスアクチュエータは、サーボ回路15から駆動電圧が印加されて駆動する。
また、OPU12は、ターンテーブル10に装着されたディスクdに対するチルト角度を調整するチルト角調整機構(不図示)を有する。チルト角調整機構は、例えば、OPU12のチルト角度を変更するチルトコイルと、このチルトコイルを駆動させてOPU12のチルト角度を調整するチルトコイル駆動回路を備えて構成される。チルトコイル駆動回路は、サーボ回路15からの制御信号に基づいてチルトコイルを駆動させる。
さらに、OPU12は、軸部13に支持されており、ターンテーブル10に装着されたディスクdの内外周(半径方向)に移動可能である。例えば、軸部13は、平行に並んだ主軸と副軸から構成されており、OPU12は、主軸と副軸に挿通されて軸方向に沿って移動可能となる。またOPU12は、STM(ステッピングモータ)14の回転力が伝達されて軸部13に沿って移動する。OPU12をディスクdの半径方向に移動させる移動機構は、軸部13およびSTM14を含んで構成される。移動機構のSTM14は、サーボ回路15から駆動電圧が印加されて駆動する。
サーボ回路15は、上述した回転機構とレンズ駆動機構とチルト角調整機構と移動機構を制御するとともに、光ビームがディスクdの記録面に合焦するようにフォーカスサーボ制御を行う。例えば、サーボ回路15は、SPM11を制御してディスクdを回転させる機能と、STM14を制御してOPU12をディスクdの半径方向に移動させる機能とを有する。また、サーボ回路15は、チルトコイル駆動回路を制御してOPU12のチルト角度を調整する機能と、レンズ駆動機構を制御して光ビームがディスクdの記録面に合焦するようにフォーカスサーボ制御を行う機能を有する。
CPU16は、ディスク装置1の内部構成を制御する制御部であり、その機能構成としてOPU位置取得部160、フォーカス駆動電圧取得部161、メモリ保存読出部162および数値演算部163を備える。また、メモリ17は、OPU位置取得部160により取得されたOPU12の位置情報およびフォーカス駆動電圧取得部161により取得されたフォーカス駆動電圧を保存する記憶部である。
OPU位置取得部160は、上述した移動機構のSTM14によって移動されたOPU12の位置情報をサーボ回路15から取得する位置取得部である。OPU12の位置情報は、ディスクdの半径方向の位置を示す位置情報であり、位置情報に基づいてディスクdの中心からの距離が算出される。なお、以降では、位置情報を、ディスクdの中心からの距離で表す。例えば、位置Pの位置情報は、ディスクdの中心から位置Pまでの距離であるdで表し、同様に、位置Pの位置情報は、ディスクdの中心から位置Pまでの距離であるdで表す。
また、フォーカス駆動電圧取得部161は、OPU12の光ビームがディスクdの記録面に合焦するフォーカス高さに対物レンズを駆動するためにレンズ駆動機構に印加されるフォーカス駆動電圧をサーボ回路15から取得する。
メモリ保存読出部162は、OPU位置取得部160により取得されたOPU12の位置情報およびフォーカス駆動電圧取得部161によって取得されたフォーカス駆動電圧をメモリ17に保存し、またメモリ17から上記情報の読み出しを行う。
数値演算部163は、ディスクdの反り角度θを算出し、この反り角度θに基づいてOPU12のチルト角度を調整するようにサーボ回路15に指示する。
例えば、数値演算部163は、ディスクdの半径方向における位置P,Pの位置情報d,dと位置P,Pのフォーカス駆動電圧v,vとを用いて、位置P,P間の距離差Δdおよびフォーカス高さの差Δhを算出する。
次に、数値演算部163は、距離差Δdおよびフォーカス高さの差Δhを用いて位置P,P間のディスクdの反り角度θを算出する。
次に動作について説明する。
図2は、実施の形態1に係るディスク装置1の動作を示すフローチャートであり、OPU12のチルト角度の変更処理を示している。図3は、実施の形態1におけるディスクdの反り角度θの算出処理の概要を示す図である。
ディスクdの再生中に、フォーカス駆動電圧取得部161は、図3に示すように、ディスクdの半径方向におけるOPU12の現在位置(第1の位置)Pでのフォーカス駆動電圧vをサーボ回路15から取得する(ステップST1)。
次に、OPU位置取得部160は、OPU12の現在位置(第1の位置)Pの位置情報dをサーボ回路15から取得する(ステップST2)。メモリ保存読出部162は、現在位置Pの位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vをメモリ17に保存する。
続いて、サーボ回路15が、STM14を制御して、位置Pから位置PへのOPU12の移動を開始する(ステップST3)。例えば、ディスクdの再生中に、OPU12からの光ビームスポットを予め定められた目標トラックに移動する、いわゆるシーク動作において移動前の位置をPとし、目標トラックにおける移動後の位置をPとする。
OPU12が位置Pに到達していなければ(ステップST4;NO)、OPU12の移動を継続する。
OPU12が位置P(シーク完了位置)到達すると(ステップST4;YES)、フォーカス駆動電圧取得部161は、OPU12の現在位置(第2の位置)Pにおけるフォーカス駆動電圧vを取得する(ステップST5)。
メモリ保存読出部162は、現在位置Pで得られたフォーカス駆動電圧vをメモリ17に保存する。
次に、数値演算部163は、メモリ保存読出部162によってメモリ17から読み出された、位置Pのフォーカス駆動電圧vと位置Pのフォーカス駆動電圧vを用いて、フォーカス駆動電圧v,vおよびOPU12のフォーカス低域感度Sfから、下記式(1)に従って、位置P,P間のフォーカス高さの差Δhを算出する(ステップST6)。なお、フォーカス低域感度Sfは、フォーカス駆動電圧をOPU12のフォーカス高さに換算する係数である。
Δh=(v−v)×Sf ・・・(1)
続いて、OPU位置取得部160は、OPU12の現在位置(第2の位置)Pの位置情報dを取得する(ステップST7)。メモリ保存読出部162は、現在位置Pの位置情報dをメモリ17に保存する。
数値演算部163は、メモリ保存読出部162によってメモリ17から読み出された、位置Pの位置情報dと位置Pの位置情報dとを用いて、図3に示す現在位置Pと位置Pとの間の距離差Δdを、下記式(2)から算出する(ステップST8)。
Δd=d−d ・・・(2)
次に、数値演算部163は、図3に示す位置Pと位置Pの間に対応するディスクdの反り角度θを、下記式(3)に従って算出する(ステップST9)。
θ=atan(Δh/Δd) ・・・(3)
この後、数値演算部163は、ステップST9で算出した反り角度θに基づいてOPU12のチルト角度を調整するようにサーボ回路15に指示する。
サーボ回路15は、数値演算部163からの指示に従ってチルト角調整機構を制御し、OPU12のチルト角度をθに変更する(ステップST10)。
上述したように、実施の形態1では、ディスクdの再生中にOPU12が移動する度にディスクdの反り角度θを算出してOPU12のチルト角度を調整する。
このようにすることで、ディスクdの反り角度θが一定でない場合や、温度変化などの外的要因によってディスクdの反り角度θが変わった場合であっても、そのときの状況に応じたディスクdの反り角度θが得られ、OPU12のチルト角度を適切に設定することが可能となる。
また、図2の例では、フォーカス駆動電圧取得部161がサーボ回路15から1度取得したフォーカス駆動電圧を用いてフォーカス高さの差Δhを算出した。この場合、Δhの発生要因がディスクdの面振れの可能性もある。
そこで、ディスクdの予め定められた回転数分(例えば、1回転分)の回転でそれぞれ取得されたフォーカス駆動電圧の平均値をフォーカス高さの差Δhの算出に使用してもよい。例えば、フォーカス駆動電圧取得部162が、位置P,Pでディスクdが1回転する間のフォーカス駆動電圧を順次取得し、メモリ保存読出部162が位置P,Pで得られた1回転分のフォーカス駆動電圧を保存する。
この後、数値演算部163が、メモリ保存読出部162によってメモリ17から読み出された位置P,Pの1回転分のフォーカス駆動電圧を用いて、位置P,Pの1回転分のフォーカス駆動電圧の平均値を算出し、さらにフォーカス駆動電圧の平均値を用いて位置P,P間のフォーカス高さの差Δhを算出する。これにより、フォーカス高さの差Δhの発生要因からディスクdの面振れの影響を排除することができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、フォーカス駆動電圧取得部161が、光ビームがディスクdの記録面に合焦するフォーカス高さにOPU12の対物レンズを駆動するためにレンズ駆動機構に印加されるフォーカス駆動電圧をサーボ回路15から取得し、OPU位置取得部160は、移動機構によって移動されたOPU12の位置情報をサーボ回路15から取得する。メモリ保存読出部162は、フォーカス駆動電圧および位置情報のメモリ17への保存と読み出しを行う。
数値演算部163は、メモリ保存読出部162によってメモリ17から読み出された、ディスクdの半径方向における位置P,Pの位置情報d,dと位置P,Pでそれぞれ得られたフォーカス駆動電圧v,vを用いて、位置P,Pとの間の距離差Δdおよびフォーカス高さの差Δhを算出する。
続いて、数値演算部163は、距離差Δdおよびフォーカス高さの差Δhを用いて、位置P,P間に対応するディスクdの反り角度θを算出し、この反り角度θに基づいてチルト角調整機構にチルト角度を調整するようにサーボ回路15に指示する。
このように構成することで、ディスクdの反り角度θが一定でない場合や温度変化などの外的要因によってディスクdの反り角度θが変わった場合であっても、ディスクdの再生時の状況に応じた反り角度θを用いてOPU12のチルト調整を行うことができる。
また、この実施の形態1によれば、数値演算部163は、位置Pおよび位置Pでそれぞれ得られたディスクdの予め定められた回転数分のフォーカス駆動電圧の平均値を用いて、位置Pと位置Pとの間のフォーカス高さの差Δhを算出する。
このように構成することで、フォーカス高さの差Δhの発生要因からディスクdの面振れの影響を排除することができる。
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2に係るディスク装置の構成を示すブロック図である。図4において、ディスク装置1Aは、例えば車両などの移動体に搭載されて、ディスクdの情報を再生または記録するディスク装置である。CPU16Aは、ディスク装置1Aの内部構成を制御する制御部であり、その機能構成としてOPU位置取得部160A、フォーカス駆動電圧取得部161A、メモリ保存読出部162A、数値演算部163Aおよびタイマ割り込み部164を備える。なお、図4において図1と同一またはこれに相当する構成要素には、同一の符号を付して説明を省略する。
OPU位置取得部160Aは、タイマ割り込み部164によってタイマ割り込みが発生すると位置情報を取得する。フォーカス駆動電圧取得部161Aは、上記タイマ割り込みが発生するとフォーカス駆動電圧を取得する。
また、メモリ保存読出部162Aは、位置Pから位置PへOPU12が移動する間に発生したタイマ割り込みにおいて取得された位置情報およびフォーカス駆動電圧を用いて、メモリ17に保存した位置Pの位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vを順次更新する。
さらに、数値演算部163Aは、位置Pの位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vとこの位置Pの直前に更新された位置Pの位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vとを用いて距離差Δdおよびフォーカス高さの差Δhを算出する。
ここで、図5を用いて実施の形態1におけるディスクdの反り角度の算出処理の問題点について説明する。図5では、シーク動作によって位置(シーク開始位置)Pから位置(シーク完了位置)PにOPU12が移動した場合を考える。
図5の場合、OPU12が移動するシーク区間が長く、位置P,P間にある各位置でディスクdの反り角度が異なっている。このため、例えばシーク完了位置Pにおけるディスクdの反り角度θとは異なった角度にOPU12のチルト角度が調整される可能性がある。
そこで、実施の形態2では、位置(シーク開始位置)Pから位置(シーク完了位置)PまでOPU12が移動する間に、予め定められた周期のタイマ割り込みが発生する度に、OPU12の位置情報およびフォーカス駆動電圧を取得し、取得した位置情報およびフォーカス駆動電圧を用いて、メモリ17に保存した位置Pの位置情報およびフォーカス駆動電圧vを更新する。
このように位置Pの位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vを順次更新していくことにより、シーク完了位置Pとその直前に更新された位置Pとの間が反り角度θを算出する区間となり、この区間を短くすることができる。これにより、シーク完了位置Pにおける正確な反り角度θに基づいてOPU12のチルト角度を調整できる。
次に動作について説明する。
図6は、実施の形態2に係るディスク装置1Aの動作を示すフローチャートであって、OPU12のチルト角度の変更処理を示している。図7は実施の形態2におけるディスクdの反り角度θの算出処理の概要を示す図である。
以降では、シーク開始位置Pからシーク完了位置PまでOPU12が移動するものとして説明を行う。また、図6では、位置情報をディスクdの中心から位置P,Pまでの距離d,dで表している。
ディスクdの再生中に、フォーカス駆動電圧取得部161Aは、図7に示すように、OPU12の現在位置(第1の位置)Pでのフォーカス駆動電圧vをサーボ回路15から取得する(ステップST1a)。
次に、OPU位置取得部160Aは、OPU12の現在位置(第1の位置)Pの位置情報dをサーボ回路15から取得する(ステップST2a)。
メモリ保存読出部162Aは、現在位置Pの位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vをメモリ17に保存する。
続いて、サーボ回路15が、STM14を制御して、位置Pから位置PへのOPU12の移動を開始する(ステップST3a)。
OPU12が位置Pに到達しておらず(ステップST4a;NO)、タイマ割り込みが発生していなければ(ステップST5a;NO)、ステップST4aの処理に戻って、OPU12の移動を継続する。
一方、OPU12が位置Pに到達していないが(ステップST4a;NO)、タイマ割り込み部164によるタイマ割り込みが発生した場合(ステップST5a;YES)、フォーカス駆動電圧取得部161Aは、現在位置のフォーカス駆動電圧をサーボ回路15から取得する(ステップST6a)。
メモリ保存読出部162Aは、ステップST6aにて取得されたフォーカス駆動電圧を用いて、メモリ17に保存した位置Pのフォーカス駆動電圧vを更新する。
続いて、OPU位置取得部160Aは、現在位置の位置情報をサーボ回路15から取得する(ステップST7a)。メモリ保存読出部162Aは、ステップST7aで取得された位置情報を用いて、メモリ17に保存した位置Pの位置情報dを更新する。
この後、ステップST4aの処理に戻って、上述した処理を繰り返す。このようにすることで、OPU12の移動に合わせて位置Pの位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vが順次更新される。
例えば、図7に示すように、シーク区間(位置P,P間)における位置Paの位置情報およびフォーカス駆動電圧を用いて、位置Pの位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vが更新される。
次に、図7に示す位置Pbの位置情報およびフォーカス駆動電圧が取得されると、この位置Pbの位置情報およびフォーカス駆動電圧によって位置Pの位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vが更新される。
次に、位置Pcの位置情報およびフォーカス駆動電圧が取得されると、この位置Pcの位置情報およびフォーカス駆動電圧によって位置Pの位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vが更新される。
この後、タイマ割り込み周期におけるシーク完了位置Pの直前の位置Pdで位置情報およびフォーカス駆動電圧が取得されると、この位置Pdの位置情報およびフォーカス駆動電圧によって位置Pの位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vが更新される。
この後、OPU12が位置P(シーク完了位置;第2の位置)到達すると(ステップST4a;YES)、フォーカス駆動電圧取得部161Aは、OPU12の現在位置Pにおけるフォーカス駆動電圧vを取得する(ステップST8a)。
メモリ保存読出部162Aは、現在位置Pで得られたフォーカス駆動電圧vをメモリ17に保存する。
次に、数値演算部163Aは、メモリ保存読出部162Aによってメモリ17から読み出された、位置P,Pで得られたフォーカス駆動電圧v,vとOPU12のフォーカス低域感度Sfとを用いて、上記式(1)に従って位置P,P間のフォーカス高さの差Δhを算出する(ステップST9a)。
以降のステップST10aからステップST13aまでの処理は、図2のステップST7からステップST10までの処理と同様であるので説明を省略する。
以上のように、この実施の形態2によれば、ディスク装置1Aは、予め定められた周期のタイマ割り込みを発生するタイマ割り込み部164Aを備える。OPU位置取得部160Aは、タイマ割り込みが発生すると位置情報を取得する。フォーカス駆動電圧取得部161Aは、タイマ割り込みが発生するとフォーカス駆動電圧を取得する。
メモリ保存読出部162Aは、位置Pから位置PへOPU12が移動する間に発生したタイマ割り込みで取得された位置情報およびフォーカス駆動電圧を用いて、メモリ17に保存した位置Pの位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vを順次更新する。
数値演算部163Aは、メモリ保存読出部162Aによってメモリ17から読み出された、位置Pの位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vとこの位置Pの直前に更新された位置Pの位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vを用いて、距離差Δdおよびフォーカス高さの差Δhを算出する。
このように構成することで、反り角度θを算出する区間を短くすることができ、シーク完了位置Pにおける正確な反り角度θに基づいてOPU12のチルト角度を調整することが可能である。
実施の形態3.
図8は、この発明の実施の形態3に係るディスク装置の構成を示すブロック図である。図8において、ディスク装置1Bは、例えば車両などの移動体に搭載されて、ディスクdの情報を再生または記録するディスク装置である。CPU16Bは、ディスク装置1Bの内部構成を制御する制御部であり、その機能構成としてOPU位置取得部160A、フォーカス駆動電圧取得部161A、メモリ保存読出部162B、数値演算部163Bおよびタイマ割り込み部164を備える。なお、図8において図1および図4と同一またはこれに相当する構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
数値演算部163Bは、タイマ割り込み部164によるタイマ割り込みが発生すると、タイマ割り込み処理として、位置P,P間の距離差Δdとフォーカス高さの差Δhの算出と、位置P,P間に対応するディスクdの反り角度θの算出と、この反り角度θに基づいたOPU12のチルト調整の指示とを行う。
メモリ保存読出部162Bは、サーボ回路15の制御により反り角度θに基づいたチルト角度の調整が行われると、この反り角度θの算出に使用された位置Pの位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vを用いて、メモリ17に保存した位置Pの位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vを更新する。
さらに、メモリ保存読出部162Bは、この次のタイマ割り込みで取得された位置情報およびフォーカス駆動電圧を用いて、メモリ17に保存した位置Pの位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vを更新する。
このようにして、メモリ保存読出部162Bは、ディスクdの反り角度θを算出する位置における位置情報およびフォーカス駆動電圧を順次更新する。
次に動作について説明する。
図9は、実施の形態3に係るディスク装置1Bの動作を示すフローチャートであって、OPU12のチルト角度の変更処理を示している。図10は、実施の形態3におけるディスクdの反り角度θの算出処理の概要を示す図である。
以降では、シーク開始位置Pからシーク完了位置PまでOPU12が移動するものとして説明を行う。
ディスクdの再生中に、フォーカス駆動電圧取得部161Aは、図10に示すように、OPU12の現在位置(第1の位置)Pでのフォーカス駆動電圧vをサーボ回路15から取得する(ステップST1b)。
次に、OPU位置取得部160Aは、OPU12の現在位置(第1の位置)Pの位置情報dをサーボ回路15から取得する(ステップST2b)。
メモリ保存読出部162Aは、現在位置Pの位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vをメモリ17に保存する。
続いて、サーボ回路15が、STM14を制御して、位置Pから位置PへのOPU12の移動を開始する(ステップST3b)。
OPU12が位置Pに到達しておらず(ステップST4b;NO)、タイマ割り込みが発生していなければ(ステップST5b;NO)、ステップST4bの処理に戻って、OPU12の移動を継続する。
一方、OPU12が位置Pに到達していないが(ステップST4b;NO)、タイマ割り込み部164によるタイマ割り込みが発生した場合(ステップST5b;YES)、フォーカス駆動電圧取得部161Aは、現在位置のフォーカス駆動電圧をサーボ回路15から取得する(ステップST6b)。
メモリ保存読出部162Bは、ステップST6bで取得されたフォーカス駆動電圧を、新たな位置Pのフォーカス駆動電圧vとしてメモリ17に保存する。
続いて、OPU位置取得部160Aは、現在位置の位置情報をサーボ回路15から取得する(ステップST7b)。メモリ保存読出部162Bは、ステップST7bで取得された位置情報を、上記新たな位置Pの位置情報dとしてメモリ17に保存する。
次に、数値演算部163Bは、ステップST8bからステップST10bまでの処理において、上述のようにして位置P,Pで得られたフォーカス駆動電圧v,vおよび位置情報を用いて実施の形態1と同様にディスクdの反り角度θを算出する。
そして、数値演算部163Bは、この反り角度θに基づいてOPU12のチルト角度を調整するようにサーボ回路15に指示する。サーボ回路15は、数値演算部163Bからの指示に従ってチルト角調整機構を制御することにより、OPU12のチルト角度をθに変更する(ステップST11b)。
メモリ保存読出部162Bは、サーボ回路15の制御により反り角度θに基づくOPU12のチルト調整が行われると、この反り角度θの算出に使用された上記位置Pのフォーカス駆動電圧vを用いて、メモリ17に保存された位置Pのフォーカス駆動電圧vを更新する(ステップST12b)。
次に、メモリ保存読出部162Bは、上記位置Pの位置情報を用いて、メモリ17に保存した位置Pの位置情報dを更新する(ステップST13b)。なお、図9では、位置情報をディスクdの中心から位置Pまでの距離dで表している。このため、ステップST13bの処理によって位置Pの位置情報dがdとなる。
この後、ステップST4bの処理に戻って、上述した処理を繰り返す。このようにすることで、タイマ割り込みが発生した各位置で反り角度θが算出されてOPU12のチルト調整が順次実施される。
例えば、図10に示すように、シーク区間(位置P,P間)の位置Paの位置情報およびフォーカス駆動電圧が、位置Pの位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vとされる。次に、位置P,Pのフォーカス駆動電圧v,vおよび位置情報d,dを用いてディスクdの反り角度θが算出され、この反り角度θに基づいてOPU12のチルト角度が変更される。この後、位置P(位置Pa)の位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vを用いて位置Pの位置情報およびフォーカス駆動電圧vが更新される。
続いて、図10に示す位置Pbの位置情報およびフォーカス駆動電圧が取得されると、この位置Pbの位置情報およびフォーカス駆動電圧が、新たな位置Pの位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vとされる。次に、位置P(位置Pa)で得られたフォーカス駆動電圧vおよび位置情報dと位置P(位置Pb)で得られたフォーカス駆動電圧vおよび位置情報dとを用いてディスクdの反り角度θが算出され、この反り角度θに基づいてOPU12のチルト角度が変更される。この後、位置P(位置Pb)の位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vを用いて、位置Pの位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vが更新される。
続いて、図10に示す位置Pcの位置情報およびフォーカス駆動電圧が取得されると、この位置Pcの位置情報およびフォーカス駆動電圧が、新たな位置Pの位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vとされる。次に、位置P(位置Pb)で得られたフォーカス駆動電圧vおよび位置情報dと位置P(位置Pc)で得られたフォーカス駆動電圧vおよび位置情報dとを用いてディスクdの反り角度θが算出され、この反り角度θに基づいてOPU12のチルト角度が変更される。この後、位置P(位置Pc)の位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vを用いて位置Pの位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vが更新される。
続いて、図10に示す位置Pdの位置情報およびフォーカス駆動電圧が取得されると、この位置Pdの位置情報およびフォーカス駆動電圧が、新たな位置Pの位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vとされる。次に、位置P(位置Pc)で得られたフォーカス駆動電圧vおよび位置情報dと位置P(位置Pd)で得られたフォーカス駆動電圧vおよび位置情報dとを用いてディスクdの反り角度θが算出され、この反り角度θに基づいてOPU12のチルト角度が変更される。この後、位置P(位置Pd)の位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vを用いて位置Pの位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vが更新される。
OPU12がシーク完了位置Pに到達すると(ステップST4b;YES)、数値演算部163Bは、ステップST14bからステップST18bまでの処理において、位置P(位置Pd)で得られたフォーカス駆動電圧vおよび位置情報dとシーク完了位置Pで得られたフォーカス駆動電圧vおよび位置情報dとを用いて、ディスクdの反り角度θが算出される。
この後、数値演算部163Bは、ステップST18bで算出した反り角度θに基づいてOPU12のチルト角度を調整するようにサーボ回路15に指示する。
サーボ回路15は、数値演算部163Bの指示に従ってチルト角調整機構を制御して、OPU12のチルト角度をθに変更する(ステップST19b)。
以上のように、この実施の形態3によれば、ディスク装置1Bは、予め定められた周期のタイマ割り込みを発生するタイマ割り込み部164を備える。OPU位置取得部160Aは、タイマ割り込みが発生すると位置情報を取得し、フォーカス駆動電圧取得部161Aは、タイマ割り込みが発生するとフォーカス駆動電圧を取得する。
数値演算部163Bは、タイマ割り込みが発生すると、メモリ保存読出部162Bによりメモリ17から読み出された、位置P,Pの各位置情報d,dと位置P,Pでそれぞれ得られたフォーカス駆動電圧v,vとを用いて位置P,P間の距離差Δdおよびフォーカス高さの差Δhを算出し、距離差Δdおよびフォーカス高さの差Δhを用いて位置P,P間でのディスクdの反り角度θを算出して、この反り角度θに基づいてOPU12のチルト角度を調整するようにサーボ回路15に指示する。
メモリ保存読出部162Bは、サーボ回路15の制御により反り角度θに基づいたチルト角度の調整が行われると、この反り角度θの算出に使用された位置Pの位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vを用いて、メモリ17に保存した位置Pの位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vを更新し、この次のタイマ割り込みにおいて取得された位置情報およびフォーカス駆動電圧を用いて、メモリ17に保存した位置Pの位置情報dおよびフォーカス駆動電圧vを更新する。
このように構成することで、タイマ割り込みが発生する度にその位置でのディスクdの反り角度θを算出してOPU12のチルト調整を行うことができる。
実施の形態1および実施の形態2では、シーク中にディスクdの傾きが大きくなり過ぎるとフォーカスサーボが維持できなくなる場合があり、またシーク完了後にOPU12のチルト角度が急激に変化するとサーボが大きく乱れる可能性があった。
そこで、実施の形態3のようにタイマ割り込みが発生する度にOPU12のチルト調整を行うことにより、シーク中であっても各位置に対応するディスクdの反り角度θに応じた細かいチルト調整が可能である。またシーク完了位置PにおいてOPU12のチルト角度が急激に変化することがないため、サーボの乱れを防止できる。
上記実施の形態1〜3においては、ディスクdが上に凸な反り状態である場合を示したが、ディスクdが下に凸な反り状態であっても、同様な処理により反り角度θを算出することができる。
なお、本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1,1A,1B ディスク装置、10 ターンテーブル、11 スピンドルモータ(SPM)、12 光ピックアップ(OPU)、13 軸部、14 ステッピングモータ(STM)、15 サーボ回路、16,16A,16B CPU、17 メモリ、160,160A OPU位置取得部、161,161A フォーカス駆動電圧取得部、162,162A,162B メモリ保存読出部、163,163A,163B 数値演算部、164 タイマ割り込み部。

Claims (4)

  1. ディスクを回転させる回転機構と、対物レンズを介して前記ディスクに光ビームを照射して情報の読み出しまたは書き込みを行い、前記対物レンズをフォーカス方向に駆動するレンズ駆動機構および前記ディスクに対するチルト角度を調整するチルト角調整機構を有した光ピックアップと、前記光ピックアップを前記ディスクの半径方向に移動する移動機構と、前記回転機構と前記レンズ駆動機構と前記チルト角調整機構と前記移動機構を制御するとともに、前記光ビームが前記ディスクの記録面に合焦するようにフォーカスサーボ制御を行うサーボ回路とを備えたディスク装置であって、
    前記光ビームが前記ディスクの記録面に合焦するフォーカス高さに前記対物レンズを駆動するために前記レンズ駆動機構に印加されるフォーカス駆動電圧を前記サーボ回路から取得するフォーカス駆動電圧取得部と、
    前記移動機構によって移動された前記光ピックアップの位置情報を前記サーボ回路から取得する位置取得部と、
    前記フォーカス駆動電圧および前記位置情報のメモリへの保存と読み出しを行うメモリ保存読出部と、
    前記メモリ保存読出部により前記メモリから読み出された、前記ディスクの半径方向における第1の位置および第2の位置の各位置情報と前記第1の位置および前記第2の位置でそれぞれ得られたフォーカス駆動電圧とを用いて、前記第1の位置と前記第2の位置との間の距離差およびフォーカス高さの差を算出し、前記距離差および前記フォーカス高さの差を用いて前記第1の位置と前記第2の位置との間に対応する前記ディスクの反り角度を算出して、この反り角度に基づいて前記光ピックアップのチルト角度を調整するように前記サーボ回路に指示する数値演算部とを備えたディスク装置。
  2. 前記数値演算部は、前記第1の位置および前記第2の位置でそれぞれ得られた前記ディスクの予め定められた回転数分の前記フォーカス駆動電圧の平均値を用いて、前記第1の位置と前記第2の位置との間のフォーカス高さの差を算出することを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  3. 予め定められた周期のタイマ割り込みを発生するタイマ割り込み部を備え、
    前記位置取得部は、前記タイマ割り込みが発生すると前記位置情報を取得し、
    前記フォーカス駆動電圧取得部は、前記タイマ割り込みが発生すると前記フォーカス駆動電圧を取得し、
    前記メモリ保存読出部は、前記第1の位置から前記第2の位置へ前記光ピックアップが移動する間に発生した前記タイマ割り込みにおいて取得された前記位置情報および前記フォーカス駆動電圧を用いて、前記メモリに保存した前記第1の位置の前記位置情報および前記フォーカス駆動電圧を順次更新し、
    前記数値演算部は、前記メモリ保存読出部によって前記メモリから読み出された、前記第2の位置の位置情報および前記フォーカス駆動電圧とこの第2の位置の直前に更新された前記第1の位置の前記位置情報および前記フォーカス駆動電圧とを用いて、前記第1の位置と前記第2の位置との間の距離差およびフォーカス高さの差を算出することを特徴とする請求項1または請求項2記載のディスク装置。
  4. 予め定められた周期のタイマ割り込みを発生するタイマ割り込み部を備え、
    前記位置取得部は、前記タイマ割り込みが発生すると前記位置情報を取得し、
    前記フォーカス駆動電圧取得部は、前記タイマ割り込みが発生すると前記フォーカス駆動電圧を取得し、
    前記数値演算部は、前記タイマ割り込みが発生すると、前記メモリ保存読出部によって前記メモリから読み出された、前記第1の位置および前記第2の位置の各位置情報と前記第1の位置および前記第2の位置でそれぞれ得られたフォーカス駆動電圧とを用いて、前記第1の位置と前記第2の位置との間の距離差およびフォーカス高さの差を算出し、前記距離差および前記フォーカス高さの差を用いて前記第1の位置と前記第2の位置との間に対応する前記ディスクの反り角度を算出して、この反り角度に基づいて前記光ピックアップのチルト角度を調整するように前記サーボ回路に指示し、
    前記メモリ保存読出部は、前記サーボ回路の制御により前記反り角度に基づいたチルト角度の調整が行われると、この反り角度の算出に使用された前記第2の位置の前記位置情報および前記フォーカス駆動電圧を用いて、前記メモリに保存した前記第1の位置の前記位置情報および前記フォーカス駆動電圧を更新し、この次のタイマ割り込みにおいて取得された前記位置情報および前記フォーカス駆動電圧を用いて、前記メモリに保存した前記第2の位置の前記位置情報および前記フォーカス駆動電圧を更新することを特徴とする請求項1または請求項2記載のディスク装置。
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