JP3521426B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP3521426B2
JP3521426B2 JP2001108902A JP2001108902A JP3521426B2 JP 3521426 B2 JP3521426 B2 JP 3521426B2 JP 2001108902 A JP2001108902 A JP 2001108902A JP 2001108902 A JP2001108902 A JP 2001108902A JP 3521426 B2 JP3521426 B2 JP 3521426B2
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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CD、MD、D
VD等の光ディスクに記録されているデータの読み出し
や、光ディスクにデータを書き込む光ディスク装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、CD、MD、DVD等の光ディス
クに記録されているデータの読み出しや、光ディスクに
データを書き込む光ディスク装置があった。光ディスク
は、周知のように、記録面に同心円状または螺旋状のト
ラックが形成されている。光ディスク装置は、ピックア
ップヘッドでこのトラックに照射した光ビームの反射光
を検出することでデータを読み出す。また、データの書
き込みにおいても、上記トラックに光ビームを照射す
る。ピックアップヘッドは、光ディスクに形成されてい
る任意のトラックに対してデータの読み出しや書き込み
が行えるように、光ディスクの半径方向に移動自在に構
成されたスレッドに載置されている。さらに、ピックア
ップヘッドのレンズを、上記スレッドに対して光ディス
クの半径方向に移動するアクチュエータを備えている。
【0003】光ディスク装置は、光ディスクに記録され
ているデータの読み出しや、書き込みの実行時に、ピッ
クアップヘッド(光ビームの照射位置)を現在の位置か
ら目的のトラックに移動させる、シークを行うことがあ
る。ここで言う目的のトラックとは、これからデータの
読み出し、または書き込みを行うトラックのことであ
る。シークには、スレッドの移動をともなう場合と、ア
クチュエータによるレンズの移動のみで行われる場合
と、がある。ピックアップヘッドを移動させるトラック
数が多い場合にスレッドの移動が必要になる。
【0004】スレッドの移動をともなうシーク制御は、
以下の手順で行われていた。 ピックアップヘッドの現在位置から目的のトラックま
でのトラック数を算出する。 スレッドを目的のトラック方向に移動させ、ピックア
ップヘッドが目的のトラックにある程度近づくと、スレ
ッドを停止させる。
【0005】その後、アクチュエータでピックアップ
ヘッドのレンズを目的のトラック方向に移動させ、光ビ
ームの照射位置を目的のトラックにあわせる。
【0006】なお、スレッドの移動をともなわないシー
クでは上記が実行されない。
【0007】上記シークでは、以下に示すトラッキング
エラー信号からピックアップヘッドを移動させたトラッ
ク数を得る。トラッキングエラー信号は、ピックアップ
ヘッドで検出されている光ディスクからの反射光量に基
づく信号である。光ディスクには、周知のように隣接す
るトラック間に光ビームを全反射するミラー部が形成さ
れている。このため、ピックアップヘッドを光ディスク
の半径方向に移動させると、ピックアップヘッドがトラ
ックを横切る毎に1波長生成される正弦波形状の信号
(この信号がトラッキングエラー信号である。)が得ら
れる。したがって、トラッキングエラー信号の波数をカ
ウントすることで、ピックアップヘッドが移動したトラ
ック数を得ることができる。
【0008】一般的な光ディスク装置はピックアップヘ
ッドを移動させるトラック数が多くなるにつれて、スレ
ッドの移動速度を高速にすることで、ピックアップヘッ
ドを移動させるトラック数が多いシークにかかる時間を
短縮している。スレッドの移動速度を高速にすると、ピ
ックアップヘッドがトラックを横切る時間が短くなり、
上記トラッキングエラー信号の周期が小さくなる。この
ため、ピックアップヘッドを移動させるトラック数が多
いシークの場合、トラッキングエラー信号の波数を正確
にカウントできず(取りこぼしが生じ)、ピックアップ
ヘッドが光ディスクの最外周のトラックよりも外側に飛
び出すことがあった(シークに失敗することがあっ
た。)。
【0009】ピックアップヘッドが光ディスクの最外周
のトラックよりも外側に飛び出すと、フォーカスが外れ
てフォーカスオフの状態になる。フォーカスオフとは光
ディスクに焦点があっていない状態である。
【0010】従来の光ディスク装置は、シーク時にフォ
ーカスオフの状態になると、その位置で光ディスクにフ
ォーカスを合わせるフォカスサーチを行い、フォーカス
オンできなければ(光ディスクに焦点をあわせられなけ
れば)、ピックアップヘッドが光ディスクの最外周のト
ラックよりも外側に飛び出したと判断していた。
【0011】なお、フォーカスオフの状態になるのは、
ピックアップヘッドが光ディスクの最外周のトラックよ
りも外側に飛び出したときだけではない。
【0012】光ディスク装置は、ピックアップヘッドが
光ディスクの最外周のトラックよりも外側に飛び出した
と判断したとき、ピックアップヘッドを光ディスクの内
周側に所定量(または所定時間)移動させ、再度フォー
カスサーチを行いフォーカスオンできると、再度ピック
アップヘッドを目的のトラックに移動させる再シークを
行い、ピックアップヘッドを目的のトラックに移動させ
ていた。
【0013】ところで、ピックアップヘッドが光ディス
クの最外周のトラックよりも外側に飛び出していると、
その位置でフォーカスサーチを行ってもフォーカスオン
できない。すなわち、このフォーカスサーチが無駄に行
われており、結果的にシークにかかる時間が長くなると
いう問題があった。
【0014】そこで、シーク時にフォーカスオフの状態
になると、その位置でフォーカスサーチを行うことな
く、すぐにピックアップヘッドを光ディスクの内周側に
所定量(または所定時間)移動させ、その後フォーカス
サーチを行うことが提案された(特開平11−2655
12号)。これにより、上述した無駄なフォーカスサー
チを実行することがなく、シークにかかる時間が短縮で
きる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シーク
時にピックアップヘッドが光ディスクの最外周のトラッ
クよりも外側に飛び出した主な原因は、スレッドの移動
速度が速すぎたため、トラッキングエラー信号が正確に
カウントできずに、取りこぼしが生じたことである。
【0016】一方、ピックアップヘッドが光ディスクの
最外周のトラックよりも外側に飛び出した場合、ピック
アップヘッドを最外周のトラックよりも内側に戻さなけ
ればならない。このため、一般的な光ディスク装置で
は、ピックアップヘッドが光ディスクの最外周のトラッ
クよりも外側に飛び出した場合、該ピックアップヘッド
を光ディスクの最内周のトラック近傍まで戻していた。
目的のトラックは先のシークも今回のシークも同じトラ
ックである。
【0017】したがって、フォーカスオン後に行う再シ
ークは、殆どの場合スレッドの移動速度が先のシーク
(ピックアップヘッドが光ディスクの最外周のトラック
よりも外側に飛び出したシーク)と同じ速度またはそれ
以上の速度で行われていた。このため、再シークにおい
ても、トラッキングエラー信号の波数を正確にカウント
できず、再度ピックアップヘッドが光ディスクの最外周
のトラックよりも外側に飛び出す可能性が高く、ピック
アップヘッドを目的のトラックに移動させるのに上述の
再シークおよびフォーカスサーチを何度も繰り返すこと
があった。最悪の場合、上述の再シークおよびフォーカ
スサーチが無限に繰り返される。
【0018】この発明の目的は、ピックアップヘッドを
目的のトラックに移動させるシークにおいて、該ピック
アップヘッドが光ディスクの最外周のトラックよりも外
側に飛び出すのを防止することで、ピックアップヘッド
を目的のトラックに移動させるシークにかかる時間を短
縮できる光ディスク装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明の光ディスク装
置は、上記課題を解決するために以下の構成を備えてい
る。
【0020】(1)光ディスクの記録面に形成されてい
る同心円状または螺旋状のトラックに記録されているデ
ータを読み出すピックアップヘッドを光ディスクの半径
方向に移動させるヘッド移動手段と、上記ピックアップ
ヘッドが光ディスクに形成されている最外周のトラック
の外側に飛び出したことを検知する飛出検知手段と、
記ヘッド移動手段による上記ピックアップヘッドの移動
を制御して、ピックアップヘッドを目的のトラックに移
動させるシーク時に、上記飛出検知手段により上記ピッ
クアップヘッドが最外周のトラックの外側に飛び出した
ことを検知したとき、上記ヘッド移動手段によりピック
アップヘッドを上記光ディスクの内周側方向に移動させ
てフォーカスサーチを行い、その後ピックアップヘッド
を再度上記目的のトラックに移動させる再シークを行う
シーク制御手段と、を備えた光ディスク装置において、
シーク時に上記飛出検知手段により上記ピックアップヘ
ッドが最外周のトラックの外側に飛び出したことが検知
される毎に、閾値トラック数を今回のシークにおけるピ
ックアップヘッドの移動トラック数に更新し記憶する閾
値トラック数記憶手段を備え、上記シーク制御手段は、
今回のシークにおける上記ピックアップヘッドの移動ト
ラック数を算出し、ここで算出した移動トラック数が上
記トラック数記憶手段が記憶している閾値トラック数以
上であれば、閾値トラック数未満のシークを繰り返して
上記ピックアップヘッドを目的のトラックに移動する。
【0021】この構成では、ピックアップヘッドを目的
のトラックに移動させるシークにおいて、上記飛出検知
手段により上記ピックアップヘッドが最外周のトラック
の外側に飛び出したことが検知される毎に、閾値トラッ
ク数記憶手段が閾値トラック数を今回のシークにおける
ピックアップヘッドの移動トラック数に更新し記憶す
る。また、シーク制御手段は、シーク時にピックアップ
ヘッドが光ディスクの最外周のトラックの外側に飛び出
したことを検知すると、該ピックアップヘッドを光ディ
スクの内周側に移動させ、フォーカスサーチを行い、そ
の後ピックアップヘッドを再度目的のトラックに移動さ
せる再シークを行う。さらに、シーク制御手段は、今回
のシーク(通常のシーク、および再シーク)における上
記ピックアップヘッドの移動トラック数を算出し、ここ
で算出した移動トラック数が上記トラック数記憶手段が
記憶している閾値トラック数以上であれば、閾値トラッ
ク数未満のシークを繰り返して上記ピックアップヘッド
を目的のトラックに移動する。
【0022】したがって、再シークを含めた今回のシー
クにおけるスレッドの移動速度は、過去にピックアップ
ヘッドが最外周のトラックの外側に飛び出したシークに
おけるスレッドの移動速度よりも遅い速度になる。この
ため、トラッキングエラー信号の波数のカウントが適正
に行え(取りこぼしが抑えられ)、ピックアップヘッド
が光ディスクの最外周のトラックよりも外側に飛び出す
のを防止できる。これにより、ピックアップヘッドを目
的のトラックに移動させるシークにかかる時間を短縮す
ることができる。
【0023】(2)上記シーク制御手段は、上記ピック
アップヘッドが最外周のトラックの外側に飛び出したこ
とを検知したとき、上記ヘッド移動手段によりピックア
ップヘッドを上記光ディスクの内周側方向に戻せる限界
位置近傍まで戻して上記フォーカスサーチを行う手段で
ある。
【0024】この構成では、最外周のトラックの外側に
飛び出したピックアップヘッドを光ディスクの内周側方
向に戻せる限界位置近傍まで戻しているので、その後に
行われるフォーカスサーチで確実にフォーカスオンでき
る。
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施形態であ
る光ディスク装置の主要部の構成を示すブロック図であ
る。この実施形態の光ディスク装置1は、CD、MD、
DVD等の光ディスク10に記録されているデータの読
み出しや、光ディスク10に対してデータを書き込む装
置である。2は、本体の動作を制御する制御部である。
3は、本体にセットされた光ディスク10を回転させる
スピンドルモータである。4は、光ディスク10に対し
て光ビームを照射するとともに、該光ディスク10から
の反射光を検出するピックアップヘッドである。ピック
アップヘッド4は、投光部、4分割の分割フォトダイオ
ード、および対物レンズ4aを有している。
【0030】ピックアップヘッド4は、図2に示すよう
にスレッド11に載置されている。スレッド11は、図
示していないスレッドモータにより光ディスク10の半
径方向(図2に矢示する方向)に移動自在に構成されて
いる。ピックアップヘッド4の対物レンズ4aはホルダ
12に取り付けられている。ホルダ12はスレッド11
の略中心に設けられた回転軸に回動自在に取り付けられ
ている。ホルダ12の回動方向は図2に矢示する方向で
ある。ホルダ12は、図示していないアクチュエータに
より回動される。ホルダ12の回動により、レンズ4a
が光ディスク10の半径方向に移動される。なお、ホル
ダ12は光ディスク10を回転させるスピンドルモータ
3の回転軸方向にも移動自在に構成されており、該方向
に移動させるフォーカスサーチを行って、光ディスク1
0に焦点を合わせることができる(フォーカスオンでき
る。)。
【0031】5は、上述のアクチュエータに制御信号
(キック信号、ブレーキ信号、トラッキングサーボ信号
(TS信号)等)を入力し、スレッド11に対してホル
ダ12を回動させるトラッキングドライバである。ホル
ダ12の回動にともなってレンズ4aが光ディスク10
の半径方向に移動する。
【0032】6は、上述のスレッドモータに制御信号
(キック信号、ブレーキ信号等)を入力し、スレッド1
1を光ディスク10の半径方向に移動させるスレッドド
ライバである。スレッド11の移動にともなってピック
アップヘッド4本体が光ディスク10の半径方向に移動
する。
【0033】7は、トラッキングドライバ5およびスレ
ッドドライバ6に対して信号を入力するサーボプロセッ
サである。8は、後述するトラッキングエラー信号を生
成するRFアンプである。
【0034】ピックアップヘッド4は、投光部から光デ
ィスク10に照射した光ビームの反射光を分割フォトダ
イオードで検出し、分割フォトダイオードの出力をRF
アンプ8に入力している。RFアンプ8はピックアップ
ヘッド4から入力された信号(分割フォトダイオードの
出力)に基づいて、トラッキングエラー信号を生成す
る。ここで生成されたトラッキングエラー信号はサーボ
プロセッサ7に入力される。
【0035】なお、再生時にはRFアンプ8が分割フォ
トダイオードの出力に基づいて再生信号を生成する。こ
の再生信号は、図示していない出力部から出力される。
また、記録時には、制御部2がピックアップヘッド4の
投光部の発光を制御して、光ディスク10にデータを書
き込む。再生時、および記録時の動作の詳細について
は、公知であるのでここでは説明を省略する。
【0036】上述のトラッキングエラー信号は、光ディ
スク10に形成されているトラックの中心と光ビームの
照射位置とのずれ量を示す信号として利用される。光ビ
ームの照射位置はレンズ4aの中心と対向する位置であ
る。
【0037】サーボプロセッサ7は、トラックオン状態
であるときトラッキングサーボをかけている。トラッキ
ングサーボをかけるとは、入力されたトラッキングエラ
ー信号に基づいて生成したトラッキングサーボ信号をト
ラッキングドライバ5に入力することである。トラッキ
ングドライバ5が、この入力されたトラッキングサーボ
信号に基づいてアクチュエータを駆動し、レンズ4aの
中心、すなわち光ビームの照射位置、をトラックの中心
に位置させる。
【0038】以下、この実施形態にかかる光ディスク装
置1におけるシーク制御について説明する。周知のよう
に光ディスク10は、記録面に同心円状または螺旋状の
トラック21が複数形成されている。隣接するトラック
21間にはミラー部22が形成されている(図3参
照)。ミラー部22は全反射領域である。なお、図3は
光ディスク10の断面を示した図であり、下面が記録面
である。また、実際の光ディスク10はトラック21が
もっと密に形成されている。
【0039】光ディスク装置1では、光ディスク10に
記録されているデータの読み出し時や、書き込み時に、
ピックアップヘッド4(光ビームの照射位置)を現在の
位置から目的のトラック21に移動させるシークが行わ
れる。ここで言う目的のトラック21とは、これからデ
ータの読み出し、または書き込みを行うトラック21の
ことである。このシークには、スレッド11の移動をと
もなう場合と、アクチュエータによるレンズの移動のみ
で行われる場合と、がある。ピックアップヘッド4を移
動させるトラック数が予め設定されている設定トラック
数以上(例えば100トラック以上)である場合にスレ
ッド11の移動をともなう。この設定トラック数は、制
御部2に設けられているメモリ(不図示)に記憶されて
いる。
【0040】また、上記メモリにはピックアップヘッド
4を移動させるトラック数とスレッド11の移動速度と
を対応づけた速度テーブルが記憶されている。この速度
テーブルでは、移動させるトラック数が多くなるにつれ
て、対応づけているスレッド11の移動速度を高速にし
ている。これは、ピックアップヘッド4を移動させるト
ラック数が多いシークにかかる時間を短縮するためであ
る。
【0041】なお、上記速度テーブルに変えて、移動ト
ラック数とスレッド11の移動速度との関係を示す関数
データをメモリに記憶させるようにしてもよい。関数デ
ータとしては、例えば、 移動速度=移動トラック数/A なお、Aは定数であってもよいし、移動トラック数に応
じて変化する変数であってもよい。
【0042】さらに、メモリには過去に行ったシークに
おいて、ピックアップヘッド4が光ディスク10に形成
されている最外周のトラック21の外側に飛び出したと
きの移動トラック数(以下、このトラック数を閾値トラ
ック数と言う。)が記憶されている。
【0043】図4および図5は、この発明の実施形態で
ある光ディスク装置におけるシーク制御を示すフローチ
ャートである。また、図6〜8はこのシーク制御のタイ
ムチャートである。光ディスク装置1は、ピックアップ
ヘッド4の現在位置から目的のトラック21までのトラ
ック数、すなわちピックアップヘッド4を移動させるト
ラック数(以下、移動トラック数と言う。)を算出する
(s1)。そして、算出した移動トラック数がスレッド
11の移動をともなう上記設定トラック数以上であるか
どうかを判定する(s2)。
【0044】s2で設定トラック数以上でないと判定す
ると(スレッド11の移動をともなわないシークである
と判定すると)、トラッキングサーボを切り(s3)、
アクチュエータに駆動キック信号を与える(s4)。こ
の後、後述するs15にジャンプする。
【0045】一方、設定トラック数以上であると判定す
ると(スレッド11の移動をともなうシークであると判
定すると)、以下に示すs5〜s14の処理を実行した
後、s15以降の処理を行う。
【0046】次に、s5〜s14の動作を説明する。光
ディスク装置1は、s1で算出した移動トラック数が上
記閾値トラック数未満であるかどうかを判定する(s
5)。閾値トラック数とは、過去に実行したシークにお
いて、ピックアップヘッド4が光ディスク10の最外周
のトラック21の外側に飛び出したときのシーク(失敗
したシーク)にかかる移動トラック数である。この移動
トラック数は、シークに失敗する毎に更新されている。
したがって、移動トラック数がこの閾値トラック数以上
であるシークを実行した場合、ピックアップヘッド4が
光ディスク10の最外周のトラック21の外側に飛び出
す可能性(シークに失敗する可能性)が高い。
【0047】光ディスク装置10はs5で閾値トラック
数未満でないと判定すると(シークに失敗する可能性が
高いと判定すると)、図5(A)に示すs21にジャン
プする。s21以降の処理については後述する。
【0048】s5で閾値トラック数未満であると判定す
ると(シークに失敗する可能性が低いと判定すると)、
制御部2のメモリに記憶されている速度テーブルに基づ
いて、スレッド11に対して与える駆動キック信号を算
出し、ここで算出した駆動キック信号をスレッド11に
与える(s6)(図6に示すT1)。ここで算出される
駆動キック信号の大きさは、スレッド11の移動速度が
速度テーブルに設定されている移動トラック数に対応す
る速度にすみやかに達する大きさである。
【0049】s6で、スレッド11に駆動キック信号を
与えた時点では、トラッキングサーボを切っておらず
(トラックオンの状態であり)、トラッキングドライバ
5がレンズ4aの中心を現在位置しているトラックの中
心に位置しつづけるようにアクチュエータを制御してい
る。図6には示していないが、このときのトラッキング
エラー信号は略一定レベルである。
【0050】スレッド11は、駆動キック信号が与えら
れてから、しばらくすると目的のトラック方向に動き出
す(図6に示すT2)。スレッド11が目的のトラック
方向へ動き出すと、スレッド11とともにピックアップ
ヘッド4が目的のトラック方向へ移動する。したがっ
て、トラッキングドライバ5がアクチュエータに対して
与えるトラッキングサーボ信号が徐々に大きくなる。具
体的には、図9(A)に示す状態で、スレッド11に駆
動キック信号を与え、スレッド11が目的のトラック方
向へ動き出すと、トラッキングサーボが切られていない
ので(トラックオンの状態にあるので)、トラッキング
ドライバ5がレンズ4aの中心を現在位置しているトラ
ックの中心に位置しつづけるようにアクチュエータを制
御する(図9(B)参照)。このため、トラッキングド
ライバ5がアクチュエータに与えるトラッキングサーボ
信号が徐々に大きくなる。
【0051】トラッキングサーボ信号が予め設定されて
いる所定のレベルに達すると(s7)(図6に示すT
3)、トラッキングサーボを切るとともに、アクチュエ
ータに駆動キック信号を与える(s8、s9)。さら
に、スレッド11に対する駆動キック信号を停止する
(s10)。アクチュエータには、予め決められている
所定の大きさの駆動キック信号が所定の時間だけ与えら
れる。その後(図6に示すT4以降)、スレッド11お
よびアクチュエータに加速キック、減速キックを与え
て、目的のトラック方向への移動速度を等速制御する
(s11)。この等速制御は、ピックアップヘッド4が
フォーカスオフの状態になるか(ピックアップヘッド4
が光ディスク10に形成されている最外周のトラックの
外側に飛び出すか)、または目的のトラックに対して設
定トラック数未満の位置までピックアップヘッド4が移
動したことを検出するまで継続される(s12、s1
3)。
【0052】s11では、アクチュエータがスレッド1
1に対して基準位置に位置し(図9(C)参照)、且つ
レンズ4aにおける目的のトラック方向への移動速度が
等速になるように制御する。ここで、レンズ4aの移動
速度は、速度テーブルに設定されている移動トラック数
に応じた速度である。
【0053】ここで、スレッド11の等速度制御につい
て図7を参照しながら説明する。サーボプロセッサ7
は、RFアンプ8から入力されているトラッキングエラ
ー信号の周期を検出することで、スレッド11の移動速
度が検出できる。トラッキングエラー信号は、レンズ4
aの中心がトラック21を横切る毎に出力される正弦波
状の信号である。このトラッキングエラー信号の周期は
移動速度に応じて変化する。具体的には、レンズ4aの
移動速度が速くなるとトラッキングエラー信号の周期が
短くなり、逆にレンズ4aの移動速度が遅くなるとトラ
ッキングエラー信号の周期が長くなる。
【0054】サーボプロセッサ7は、トラッキングエラ
ー信号の周期(図7に示すT11〜T19)が速度テー
ブルに設定されている移動速度に応じた周期になるよう
に、トラッキングドライバ5およびスレッドドライバ6
に加速キックまたは減速キックをサーボ信号として入力
する。トラッキングドライバ5およびスレッドドライバ
6が入力された加速キックまたは減速キックに基づい
て、レンズ4aの移動速度を制御する。また、光ディス
ク装置1はトラッキングエラー信号の波数をカウントす
ることで、ピックアップヘッド4(レンズ4)が横切っ
たトラック数を検出している。
【0055】上述のように、スレッド11が所定量移動
したタイミングでトラッキングサーボを切り、アクチュ
エータの移動制御を開始するようにしたので、スレッド
11を構成する部品のばらつきや、スレッド11を移動
させるときに生じる摩擦力のばらつき等の影響を受ける
ことなく、スレッド11が所定量動いたタイミングでア
クチュエータを動かすことができる。したがって、スレ
ッド11とアクチュエータとのバランスを常に安定させ
ることができる。
【0056】また、スレッド11の移動速度がs11で
制御しているスレッド11の移動速度以下であった過去
のシークにおいて、トラッキングエラー信号の取りこぼ
しによりピックアップヘッド4が光ディスク10の最外
周のトラックの外側に飛び出したことがない。したがっ
て、上記s11〜s13の処理において、s12でピッ
クアップヘッド4が光ディスク10の最外周のトラック
の外側に飛び出し、フォーカスオフする可能性が低い
(シークに失敗する可能性が低い。)。
【0057】光ディスク装置1は、s12でフォーカス
オフの状態になったことを検出すると、図5(B)に示
すs41に進み、s13で目的のトラックに対して設定
トラック数未満の位置までピックアップヘッド4が移動
したことを検出すると、(図7に示すta)、スレッド
11にブレーキをかける(s14)。これ以後、アクチ
ュエータを制御してレンズ4aが目的のトラックに対し
て1/2トラック手前に達するまで等速制御する(s1
5、s16)。
【0058】このとき、RFアンプ8はピックアップヘ
ッド4からの入力に基づいて生成したトラッキングエラ
ー信号をサーボプロセッサ7に入力している。サーボプ
ロセッサ7は、レンズ4aの中心が目的のトラックに対
して1/2トラック手前に達するまで、予め設定されて
いる一定の速度でアクチュエータによりレンズ4aを移
動させる。
【0059】s15にかかる等速度制御は図8に示すよ
うに、RFアンプ8から入力されているトラッキングエ
ラー信号の周期(T21〜T27)が予め設定されてい
る周期になるように、トラッキングドライバ5に加速キ
ックまたは減速キックを与える制御である。なお、上記
s2で設定トラック数未満であると判定し、上記s3お
よびs4の処理を実行した場合も、このs15以降の処
理を実行する。
【0060】レンズ4aの中心が目的のトラックの1/
2トラック手前に達すると(図8に示すtb)、トラッ
キングドライバ5にアクチュエータによるレンズ4aの
移動を停止させるブレーキをかける(s17)。サーボ
プロセッサ7は、その直前のトラックを横切ったときの
レンズ4aの移動速度に応じてブレーキ量を制御してい
る。具体的には、RFアンプ8から入力されたトラッキ
ングエラー信号において、その直前のトラックを横切っ
たときに生成された正弦波の周期、図8におけるT2
7、に応じてブレーキ量を制御している。
【0061】なお、ブレーキ量の制御は、ブレーキをか
ける時間t、ブレーキの大きさVのいずれか一方で制御
してもよいし、また両方で制御してもよい。
【0062】サーボプロセッサ7は、ブレーキ信号をか
け終わると、RFアンプ8から入力されているトラッキ
ングエラー信号のレベルが予め設定されているスレッシ
ュホールドSH以下に下がるのを待つ(s18)。
【0063】なお、このときレンズ4aは完全に停止し
ているのではなく、ゼロに近い速度ではあるが目的のト
ラック方向に移動している。
【0064】サーボプロセッサ7はトラッキングエラー
信号のレベルがスレッシュホールドSH以下に下がる
と、トラッキングサーボをかける(s19)。
【0065】図8に示すように、スレッシュホールドS
Hはレンズ4aの中心がCトラック上に位置するレベル
に設定されている。また、サーボプロセッサ7は、ブレ
ーキが終了したタイミングtc〜トラッキングエラー信
号のレベルがスレッシュホールドSH以下に下がったタ
イミングtdの間、トラッキングドライバ5に加速キッ
クや減速キックを与えない。
【0066】したがって、レンズ4aの中心が目的のト
ラック(Cトラック)に位置しているときにトラッキン
グサーボをかけ、トラックオンさせることができる。
【0067】なお、上記説明ではトラッキングエラー信
号のレベルがスレッシュホールドSH以下に下がったと
きにトラッキングサーボをかけ、トラックオンさせると
したが、トラッキングエラー信号のレベルが予め設定さ
れている範囲内で、且つトラッキングエラー信号のレベ
ルが下がっているときにトラッキングサーボをかけてト
ラックオンさせてもよい。
【0068】また、サーボプロセッサ7は、トラッキン
グサーボをかけるとき、フォーカスサーボ信号を出力し
てレンズ4aのフォーカス調整も行っている。フォーカ
スの調整は図示していない、フォーカス用アクチュエー
タによりレンズ4aをアクチュエータの回転軸方向に移
動することで行える。
【0069】このように、この実施形態の光ディスク装
置1は、スレッド11を構成する部品のばらつきや、ス
レッド11を移動させるときに生じる摩擦力のばらつき
等の影響を受けることなく、スレッド11に対する駆動
キック信号の停止時におけるスレッド11の動きとアク
チュエータによるレンズ4aの動きのバランスを安定さ
せることができる。
【0070】また、レンズ4aの中心を目的のトラック
21に停止させるためにアクチュエータにかけるブレー
キ量を、その直前のレンズ4aの移動速度に応じた大き
さに調整し、且つブレーキをかけ終わったときに直ぐに
トラッキングサーボをかけてトラックオンさせるのでは
なく、レンズ4aの中心が目的のトラックに位置するの
を待ってトラックオンさせるようにした。このため、レ
ンズの4aの中心がミラー部22に位置しているときに
トラッキングサーボをかけてトラックオンさせることが
なく、トラックすべりの発生が防止でき、装置本体の信
頼性の向上が図れる。
【0071】次に、上述のs5で移動トラック数が閾値
トラック数以上であると判定した場合について図5
(A)を参照しながら説明する。この場合、光ディスク
装置1はスレッド11の移動速度を今回の移動トラック
数に対応する速度(速度テーブルから得られる速度)以
下で行った過去のシークにおいて、トラッキングエラー
信号の取りこぼしによりピックアップヘッド4が光ディ
スク10の最外周のトラックの外側に飛び出し、シーク
に失敗している。
【0072】光ディスク装置1は、メモリに記憶してい
る閾値トラック数に予め設定されている定数Bをかけた
トラック数を移動トラック数として算出する(s2
1)。この定数Bは、1未満の数であり。例えば0.9
である。そして、上述したs6〜s14と同様の処理を
実行する(s22〜s30)。
【0073】上記s21で算出される移動トラック数
は、定数Bが1未満の数であることから、メモリに記憶
されている閾値トラック数よりも小さくなる。したがっ
て、s27で制御されるスレッド11の移動速度は、過
去に失敗したシークにおけるスレッド11の移動速度よ
りも小さい。このため、上述のs11〜s13に相当す
るs27〜s29の処理において、トラッキングエラー
信号の取りこぼしにより、ピックアップヘッド4が光デ
ィスク10の最外周のトラック21の外側に飛び出し、
シークに失敗する可能性が低い。
【0074】光ディスク装置1は、s29でピックアッ
プヘッドが設定トラック数未満の位置に達すると(ピッ
クアップヘッド4の移動トラック数が、s21で算出さ
れた移動トラック数−設定トラック数、以上になったと
き)、s30でスレッドモータにブレーキをかけると、
すぐにアクチュエータにもブレーキをかける(s3
1)。そして、RFアンプ8から入力されているトラッ
キングエラー信号のレベルが予め設定されているスレッ
シュホールドSH以下に下がるのを待ち(s32)、ト
ラッキングエラー信号のレベルがスレッシュホールドS
H以下に下がると、トラッキングサーボをかける(s3
3)。
【0075】この図5(A)に示す処理では、上述の1
5およびs16のステップが実行されないため、ピック
アップヘッド4がs21で算出した移動トラック数移動
していない可能性が高い。しかし、この図5(A)に示
す処理においてピックアップヘッド4をs21で算出し
た移動トラック数移動させたところで、該ピックアップ
ヘッド4が目的のトラックに位置するわけではない(目
的のトラック21にトラックオンしていない。)。
【0076】また、上記s15、s16のステップは比
較的長い時間がかかるステップである。
【0077】この実施形態の光ディスク装置1は、上記
s33の処理が完了した時点では、ピックアップヘッド
4が目的のトラックに位置していないので、s1に戻っ
て上記処理を繰り返す。
【0078】したがって、図4に示したs15、s16
に相当するステップを省略しても特に問題はなく、逆に
このs15、16の処理を実行しないことで、処理時間
を短縮できるという効果が生じる。
【0079】このように、この実施形態の光ディスク装
置1は、ピックアップヘッド4が最外周のトラックの外
側に飛び出したシークにおける移動トラック数未満のシ
ークを繰り返すことで、ピックアップヘッド4を目的の
トラックに移動させる。したがって、シーク時にピック
アップヘッド4が最外周のトラックの外側に飛び出すの
を、略確実に防止することができ(シークを失敗する可
能性を十分に抑えることができ)、結果的にシークにか
かる時間を短縮することができる。
【0080】また、上記s12またはs28で、ピック
アップヘッド4が光ディスク10の最外周のトラック2
1の外側に飛び出し、フォーカスオフとなった場合、図
5(B)に示す処理を実行し、s1に戻る。フォーカス
オフとなった原因は、トラッキングエラー信号の取りこ
ぼしである。まず、光ディスク装置1は光ディスク10
の最外周のトラック21の外側に飛び出したピックアッ
プヘッド4を該光ディスク10の最内周のトラック21
近傍まで戻す(s41)。s41では、光ディスク10
の内側にメカ的に戻せる位置近傍までピックヘッド4を
戻す。これにより、ピックアップヘッド4を光ディスク
10に形成されているトラック21に確実に対向させる
ことができる。
【0081】次に、光ディスク装置1はフォーカスサー
チを行う(s42)。上述したように、s41でピック
アップヘッド4を光ディスク10の内側に位置させてい
るので、s42で行われるフォーカスサーチが失敗する
可能性については極めて低い。光ディスク装置1は、s
42で行ったフォーカスサーチによりフォーカスオン状
態になると(s43)、メモリに記憶している閾値トラ
ック数を今回失敗したシークにおける移動トラック数に
更新し(s44)、上記s1に戻る。
【0082】このように、この実施形態の光ディスク装
置1は、閾値トラック数をs44で更新するので、過去
に実行したシークにおいて、トラッキングエラー信号の
取りこぼしによりピックアップヘッド4が光ディスク1
0の最外周のトラック21の外側に飛び出した、失敗し
たシークにおけるスレッド11の移動速度以上でシーク
を行わないので、シークに失敗する可能性を十分に抑え
ることができる。これにより、シークにかかる時間が短
縮でき、装置本体の信頼性を向上させることができる。
【0083】なお、トラッキングエラー信号のカウント
において取りこぼしが生じる原因の1つに、光ディスク
10の固体差の影響もあることから、光ディスク10の
交換にともなって、上記閾値トラック数をリセットする
ようにしてもよい。
【0084】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、再シ
ークではスレッドの移動速度を失敗したシークにおける
スレッドの移動速度未満にするので、再シークの失敗を
十分に防止できる。これにより、シークにかかる時間を
短縮することができ、装置本体の信頼性の向上も図れ
る。
【0085】また、新たなシークを行う時にも、過去に
失敗したシークにおけるスレッドの移動速度未満にする
ので、この新たに行うシークの失敗も十分に防止でき
る。したがって、装置本体の一層の信頼性の向上が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である光ディスク装置の主
要部の構成を示す図である。
【図2】この発明の実施形態である光ディスク装置のピ
ックアップヘッドが載置されるスレッドおよびホルダを
示す図である。
【図3】光ディスクの断面を示す図である。
【図4】この発明の実施形態である光ディスク装置のシ
ーク制御を示すフローチャートである。
【図5】この発明の実施形態である光ディスク装置のシ
ーク制御を示すフローチャートである。
【図6】この発明の実施形態である光ディスク装置のト
ラックジャンプ時におけるスレッドとアクチュエータの
制御を示すタイミングチャートである。
【図7】この発明の実施形態である光ディスク装置のト
ラックジャンプ時におけるスレッドとアクチュエータの
制御を示すタイミングチャートである。
【図8】この発明の実施形態である光ディスク装置のト
ラックジャンプ時におけるスレッドとアクチュエータの
制御を示すタイミングチャートである。
【図9】この発明の実施形態である光ディスク装置のス
レッドとアクチュエータとの動きを示す図である。
【符号の説明】
1−光ディスク装置 2−制御部 4−ピックアップヘッド 4a−対物レンズ 5−トラッキングドライバ 6−スレッドドライバ 7−サーボプロセッサ 8−RFアンプ 10−光ディスク 11−スレッド 12−ホルダ 21−トラック 22−ミラー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/08 - 7/085 G11B 21/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクの記録面に形成されている同
    心円状または螺旋状のトラックに記録されているデータ
    を読み出すピックアップヘッドを光ディスクの半径方向
    に移動させるヘッド移動手段と、 上記ピックアップヘッドが光ディスクに形成されている
    最外周のトラックの外側に飛び出したことを検知する飛
    出検知手段と、上記ヘッド移動手段による上記ピックアップヘッドの移
    動を制御して、 ピックアップヘッドを目的のトラックに
    移動させるシーク時に、上記飛出検知手段により上記ピ
    ックアップヘッドが最外周のトラックの外側に飛び出し
    たことを検知したとき、上記ヘッド移動手段によりピッ
    クアップヘッドを上記光ディスクの内周側方向に戻せる
    限界位置近傍まで移動させてからフォーカスサーチを行
    い、その後ピックアップヘッドを再度上記目的のトラッ
    クに移動させる再シークを行うシーク制御手段と、を備
    えた光ディスク装置において、 シーク時に上記飛出検知手段により上記ピックアップヘ
    ッドが最外周のトラックの外側に飛び出したことが検知
    される毎に、閾値トラック数を今回のシークにおけるピ
    ックアップヘッドの移動トラック数に更新し記憶する閾
    値トラック数記憶手段を備え、 上記シーク制御手段は、今回のシークにおける上記ピッ
    クアップヘッドの移動トラック数を算出し、ここで算出
    した移動トラック数が上記トラック数記憶手段が記憶し
    ている閾値トラック数以上であれば、閾値トラック数未
    満のシークを繰り返して上記ピックアップヘッドを目的
    のトラックに移動する光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 光ディスクの記録面に形成されている同
    心円状または螺旋状のトラックに記録されているデータ
    を読み出すピックアップヘッドを 光ディスクの半径方向
    に移動させるヘッド移動手段と、 上記ピックアップヘッドが光ディスクに形成されている
    最外周のトラックの外側に飛び出したことを検知する飛
    出検知手段と、上記ヘッド移動手段による上記ピックアップヘッドの移
    動を制御して、 ピックアップヘッドを目的のトラックに
    移動させるシーク時に、上記飛出検知手段により上記ピ
    ックアップヘッドが最外周のトラックの外側に飛び出し
    たことを検知したとき、上記ヘッド移動手段によりピッ
    クアップヘッドを上記光ディスクの内周側方向に移動さ
    せてフォーカスサーチを行い、その後ピックアップヘッ
    ドを再度上記目的のトラックに移動させる再シークを行
    うシーク制御手段と、を備えた光ディスク装置におい
    て、 シーク時に上記飛出検知手段により上記ピックアップヘ
    ッドが最外周のトラックの外側に飛び出したことが検知
    される毎に、閾値トラック数を今回のシークにおけるピ
    ックアップヘッドの移動トラック数に更新し記憶する閾
    値トラック数記憶手段を備え、 上記シーク制御手段は、今回のシークにおける上記ピッ
    クアップヘッドの移動トラック数を算出し、ここで算出
    した移動トラック数が上記トラック数記憶手段が記憶し
    ている閾値トラック数以上であれば、閾値トラック数未
    満のシークを繰り返して上記ピックアップヘッドを目的
    のトラックに移動する光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 上記シーク制御手段は、上記ピックアッ
    プヘッドが最外周のトラックの外側に飛び出したことを
    検知したとき、上記ヘッド移動手段によりピックアップ
    ヘッドを上記光ディスクの内周側方向に戻せる限界位置
    近傍まで戻して上記フォーカスサーチを行う手段である
    請求項2に記載の光ディスク装置。
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