JP4349184B2 - ディスクドライブ装置、トラックジャンプ方法 - Google Patents

ディスクドライブ装置、トラックジャンプ方法 Download PDF

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Description

本発明は、光ディスクについての記録及び/又は再生を行うディスクドライブ装置、及びトラックジャンプ方法に関する。
光ディスクについての記録再生を行うディスクドライブ装置においては、ディスク上の所望のトラックへのアクセス時に、対物レンズをトラックを横切るようにして移送させてトラックジャンプ動作を行うようにされる。
そして、このようなトラックジャンプ動作として、例えば数百トラック単位のジャンプ動作には、対物レンズの移送速度が一定となるようにして行ういわゆるファインサーチが知られている。
このようなファインサーチによるトラックジャンプ動作について、図5、図6を参照して説明する。
図5は、従来のファインサーチ時に行われる処理動作について示すフローチャートであり、図6はファインサーチ時に得られるトラッキングエラー信号としてのトラバース信号TRVの様子について模式的に示している。
先ず、図5において、このようなファインサーチ動作によるジャンプ動作が開始(ステップS501)となると、例えば図6に示すようにして得られるトラバース信号TRVの周波数に基づいて、対物レンズの移送速度が設定速度よりも早いか否かについての判別を行う(S502)。
設定速度よりも早いとされて肯定結果が得られた場合は減速が行われるように制御を行い(S503)、また遅いとして否定結果が得られた場合は加速されるように制御を行う(S504)。
そして、目標トラックに到達したか否かについての判別を行い(S505)、目標トラックに到達するまでは上記した設定速度に基づく減速/加速制御を行うようにされる。
目標トラックに到達したとされた場合は、所定レベルによるブレーキパルスを印加するように制御して対物レンズの移送速度を減速させる(S506)。
そして、ブレーキパルスを印加させると、図示するトラッキングON条件として、移送速度が所要以下となることを監視するようにされ(S507)、移送速度が所要以下となったことに応じてトラッキングをONとするように制御を行う(S508)。
このようにファインサーチ動作では、対物レンズが目標トラック到達まで一定速度となるように移送される。
また、ファインサーチ動作では、目標トラック到達の際に所定レベルのブレーキパルスが印加されることで、対物レンズを所定以下の速度に減速させて、目標トラックへのトラッキングON動作がより安定的に行われるようにされている(図6時点t1〜t3参照)。
なお、ファインサーチとしてのトラックジャンプ動作に関する従来技術としては以下の特許文献を挙げることができる。
特開平2002−245642号公報
しかしながら、このとき、実際においてはディスクの偏芯や外乱等による振動が与えられた場合に、目標トラックへのトラッキングON動作をうまく行えなくなることが問題となる。
例えば、ディスクに偏芯がある場合を例に挙げると、ディスク上に形成されるトラックは、ディスク回転に応じた周期で外周方向・内周方向に順次移動するようにされることになる。
すなわち、次の図7に示されるように、ディスク100上のトラックTRは、対物レンズOPが図示する方向で移送されているとした場合、ディスク中心方向となる内周方向(図中矢印I)に移動されるように対物レンズOPに近づいたり、外周方向(矢印O)側に遠ざかったりするようにされる。
また、外乱によっては対物レンズOP側に振動が生じるので、結果的に対物レンズOPとトラックTR側との相対関係においては同様の現象が起こると考えられる。
ここで、例えば上記のようにして偏芯が生じている部分で、先に説明したような目標トラック到達時の動作が行われた場合を想定してみる。
上記もしたようにファインサーチ動作では、目標トラック到達時にブレーキパルスの印加によって対物レンズOPの速度を減速し、これに応じトラバース信号TRVの周波数(つまり対物レンズOPのトラックTR側に対する相対速度)が所定以下となることに応じてトラッキングをONするようにされる。
この際、例えば偏芯により目標トラック側が対物レンズOPに対して遠ざかる方向(図7中外周方向O)に移動される条件では、対物レンズOPの移動方向と目標トラックの移動方向が一致するので、トラバース信号TRVの周波数も低下する傾向となる。従って、この場合はブレーキパルスの印加によって対物レンズOPの相対速度も十分に低下するものとなり、トラッキングON条件が成立して正常にオントラックすることができる。
しかしながら、逆に目標トラック側が対物レンズOP側に近づく方向(内周方向I)に移動するようにされているときは、対物レンズOPの相対速度としては早くなる傾向となる。
従ってこの場合は、ブレーキパルスの印加に対しても対物レンズOPの相対速度が十分に低下しない可能性があり、これによってトラッキングON条件が成立せずにオントラックできない状態が継続されてしまう可能性がある。つまり、先の図5中ステップS507の条件が成立せず、次のトラッキングON動作が行われないものである。
但し、実際には、このようにトラッキングON条件が成立しない場合においても、所定時間待ち後のタイムアウト処理として、強制的にトラッキングをONする動作を行うようにされている。
しかしながら、この場合も依然として目標トラック側に対する相対速度はトラッキングをONすることが困難な速度とされているので、トラッキングをONすることが困難であることに代わりはない。特に、例えば偏芯等の度合いが大きく、このときの目標トラック側の速度が速い傾向となる場合には、最終的に目標トラックにオントラックすることができず、目標トラックと対物レンズOPとの位置関係が逆転してしまうといった現象が起こる可能性がある。
このように目標トラックと対物レンズOPとの位置関係が逆転してしまった場合には、当然、トラッキングON動作を行おうとしても目標トラックにオントラックできない状況が継続する。これによって目標トラックにオントラックするまでに相当の時間を要することとなる。
さらに、このように逆転現象が生じている状況において、トラッキングON動作のために対物レンズOPが視野内で最大に振られた状態が継続されてしまった場合には、フォーカスサーボが外れてしまうという可能性もある。
このようにフォーカスサーボが外れてしまった場合には、例えば現在位置情報の認識等のために内周側領域にアクセスする等した後、再度サーチ動作をやり直すこととなって甚大な遅れが生じてしまう。
なお、上記した特許文献1では、このような逆転現象が生じていることを検知して、これに応じたパルスを印加することでオントラック可能となるように制御する技術について記載されている。
つまり、通常、このような逆転現象の発生は、トラバース信号のみでは検知することが困難となるが、同文献ではトラバース信号と、RF信号に基づいて得られるMIRR信号との位相関係に基づいてこれを検知するようにされている。
その上で、このような逆転現象が検知されたことに応じて、目標トラックに対する対物レンズの相対速度をマイナスさせる方向のパルスを印加して、対物レンズを目標トラック側の動きに追従させるように制御する。
しかしながら、このような技術としても、RF信号が得られる場合はよいが、例えば記録可能ディスクであってピットの形成されないディスクについては逆転現象の検知を行うことができず、目標トラックにオントラックできないという問題が生じることになる。
そこで、本発明では以上のような問題点に鑑み、ディスクドライブ装置として以下のように構成することとした。
つまり、光ディスクに対する信号の記録及び/又は再生が可能なディスクドライブ装置であって、先ずトラックジャンプ動作として、対物レンズをトラッキング方向に一定速度となるように移送する移送手段と、制御に応じてトラッキングサーボをオン/オフするサーボ手段と、少なくとも上記移送手段とサーボ手段とに対する制御を行う制御手段とを備える。
そして、上記制御手段、上記移送手段により移送される上記対物レンズが目標トラック近傍の複数トラック分のエリアとしての目標エリア内に到達したか否かについての判別を行う第1の判別処理と、上記移送手段により上記対物レンズが移送されることに応じて得られるトラバース信号に基づいて検出される上記対物レンズの移送速度が所定以下となっているか否かについての判別を行う第2の判別処理と、上記移送手段によって移送される上記対物レンズが上記目標トラックに到達したか否かについての判別を行う第3の判別処理とを実行する。
さらに上記制御手段が、上記第1の判別処理及び上記第2の判別処理によって共に肯定結果が得られた場合、又は上記第1の判別処理により肯定結果が得られ且つ上記第2の判別処理により否定結果が得られた場合にあって上記第3の判別処理により肯定結果が得られた場合に、トラッキングサーボをオンとするように上記サーボ手段を制御するオントラック制御処理を実行するものである。
また、本発明ではトラックジャンプ方法として以下のようにすることとした。
すなわち、本発明のトラックジャンプ方法は、対物レンズをトラッキング方向に一定速度となるように移送して行うトラックジャンプ動作について、上記対物レンズが目標トラック近傍の複数トラック分のエリアとしての目標エリア内に到達したか否かについての判別を行う第1の判別ステップと、上記対物レンズが移送されることに応じて得られるトラバース信号に基づいて検出される上記対物レンズの移送速度が所定以下となっているか否かについての判別を行う第2の判別ステップと、移送される上記対物レンズが上記目標トラックに到達したか否かについての判別を行う第3の判別ステップと、上記第1の判別ステップ及び上記第2の判別ステップによって共に肯定結果が得られた場合、又は上記第1の判別ステップにより肯定結果が得られ且つ上記第2の判別ステップにより否定結果が得られた場合にあって上記第3の判別ステップにより肯定結果が得られた場合に、トラッキングサーボをオンとするように制御を行うオントラック制御ステップとを有するものである。

上記のように本発明によれば、目標トラック近傍となる目標エリア内に対物レンズが到達し、且つその移送速度が所定以下となる条件に応じてトラッキングをONするようにされる。つまり、上記目標エリア内としての、目標トラック到達前の所要領域においてオントラックするようにしている。
この際、上記のように対物レンズの移送速度が、従来のようなブレーキパルスの印加なしに所定以下に低下する場合としては、外乱やディスク偏芯等によって対物レンズとトラックとの関係での相対速度に変化が生じているということになる。
そして、このように偏芯等が発生していることが予想される場合に対応して、上記のように目標エリア内でトラッキングON動作を試みるようにすれば、従来のように目標トラックまで到達してトラッキングON動作が行われることによって逆転現象が生じてしまうような事態を防止できる。
すなわち、従来では、目標トラックに到達するまで対物レンズを移動させていたので、例えばディスク偏芯等の影響で相対的に目標トラック側と対物レンズ側とが近づく傾向とされた場合に逆転現象が生じてしまうものであった。従って、上記のように偏芯等が発生していると予想される場合は目標トラックより前のトラックでトラッキングをONするものとすれば、目標トラックとの逆転は生じないようにすることができる。
そしてこの際、上記もしているようにこのような目標トラックまでのトラックジャンプの停止条件としては、対物レンズの移送速度が所定以下となる条件が設定されているので、目標エリア内に到達の際にも偏芯等の影響によりトラック側が近づく傾向でオントラックが厳しい条件ではトラッキングON動作が行われないものとすることができる。すなわち、これによって安定的なトラッキングON動作が図られるものである。
このようにして本発明によれば、目標トラック近傍となる目標エリア内に対物レンズが移送され、且つその移送速度が所定以下となる条件に応じてトラッキングをONするようにしたことにより、例えば外乱やディスク偏芯に対しても、対物レンズと目標アドレスとの間で逆転現象が生じないようにすることができる。
そして、このように逆転現象の防止が図られれば、その分目標トラックへのトラックジャンプ動作をより早く完了することができる。
また、トラッキングのON条件としては移送速度が所定以下となることと設定していることで、その分この場合のトラッキングON動作としても安定的に行うことができる。
以下、発明を実施するための最良の形態(以下実施の形態とする)について説明していく。
図1は、実施の形態としてのディスクドライブ装置1の内部構成について示したブロック図である。
本実施の形態のディスクドライブ装置1としては、図示するディスク100として、DVD−ROMディスクや記録可能なDVD系ディスク(DVD+R、DVD+RW等)に対応して記録及び/又は再生を行うものとされている。
先ず、ディスク100は、図示しないターンテーブルに積載され、記録再生動作時においてスピンドルモータ2によって一定線速度(CLV)もしくは一定角速度(CAV)で回転駆動される。そして光ピックアップ3によってディスク100にエンボスピット形態、色素変化ピット形態、或いは相変化ピット形態などで記録されているデータの読み出しが行なわれることになる。
光ピックアップ3内には、レーザ光源となるレーザダイオードや、反射光を検出するためのフォトディテクタ、レーザ光の出力端となる対物レンズOP(ここでは図示せず)、レーザ光を対物レンズOPを介してディスク記録面に照射し、またその反射光をフォトディテクタに導く光学系、対物レンズをトラッキング方向及びフォーカス方向に移動可能に保持しり二軸機構などが形成される。
また光ピックアップ3全体はスライド駆動部4によりディスク半径方向に移動可能とされている。
ディスク100からの反射光情報はフォトディテクタによって検出され、受光光量に応じた電気信号とされてRFアンプ8に供給される。
RFアンプ8には、光ピックアップ3内の複数のフォトディテクタからの出力電流に対応して電流電圧変換回路、マトリクス演算/増幅回路等を備え、マトリクス演算処理により必要な信号を生成する。例えば再生データであるRF信号、サーボ制御のためのフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEなどを生成する。
RFアンプ8から出力される再生RF信号は再生信号処理部9へ、フォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEはサーボ制御部10へ供給される。
RFアンプ8で得られた再生RF信号は再生信号処理部9において、2値化、PLLクロック生成、EFM+信号(8−16変調信号)に対するデコード処理、エラー訂正処理等が行われる。
再生信号処理部9は、DRAM11を利用してデコード処理やエラー訂正処理を行う。なおDRAM11は、ホストインタフェース13から得られたデータを保存したり、例えば外部のホストコンピュータに対してデータ転送する為のキャッシュとしても用いられる。
そして再生信号処理部9は、デコードしたデータをキャッシュメモリとしてのDRAM11に蓄積していく。
このディスクドライブ装置1からの再生出力としては、DRAM11にバファリングされているデータが読み出されて転送出力されることになる。
また再生信号処理部9では、RF信号に対するEFM+復調並びにエラー訂正により得られた情報の中から、サブコード情報やATIP情報、LPP情報、ADIP情報、セクターID情報などを抜き出しており、これらの情報をコントローラ12に供給する。
コントローラ12は、例えばマイクロコンピュータで形成され、装置全体の制御を行う。
例えばトラックジャンプ動作時の制御として、数百トラック単位のジャンプ動作に対応してはファインサーチ動作を選択し、これに応じて後に説明するようにして対物レンズOPが一定速度で移送されるように制御を行う。
また、特に実施の形態の場合では、図4に示すような実施の形態としての処理動作を行うようにされるがこれについては後述する。
ホストインタフェース13は、外部のパーソナルコンピュータ等のホストコンピュータと接続され、この間で再生データやリード/ライトコマンド等の通信を行う。
即ちDRAM11に格納された再生データは、ホストインタフェース13を介してホストコンピュータに転送出力される。
またホストコンピュータからのリード/ライトコマンドや記録データ、その他の信号はホストインタフェース13を介してDRAM11にバッファリングされたり、コントローラ12に供給される。
ホストコンピュータからライトコマンド及び記録データが供給されることでディスク100に対する記録が行われる。
データの記録時においては、DRAM11にバッファリングされた記録データは、変調部14において記録のための処理が施される。即ちエラー訂正コード付加、EFM+変調などの処理が施される。
そしてこのように変調された記録データがレーザ変調回路15に供給される。レーザ変調回路15は、記録データに応じて光ピックアップ3内の半導体レーザを駆動し、記録データに応じたレーザ出力を実行させ、ディスク100にデータ書込を行う。
この記録動作時においては、コントローラ12は、ディスク100の記録領域に対して光ピックアップ3から記録パワーでレーザ光を照射するように制御される。
ディスク100が色素変化膜を記録層としたライトワンス型のものである場合は、記録パワーのレーザ照射により、色素変化によるピットが形成されていく。
またディスク100が相変化記録層のリライタブルディスクの場合は、レーザ光の加熱によって記録層の結晶構造が変化し、相変化ピットが形成されていく。つまりピットの有無と長さを変えて各種のデータが記録される。また、ピットを形成した部分に再度レーザ光を照射すると、データの記録時に変化した結晶状態が加熱によって元に戻り、ピットが無くなってデータが消去される。
サーボ制御部10は、RFアンプ8からのフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEや、再生信号処理部9もしくはコントローラ12からのスピンドルエラー信号SPE等から、フォーカス、トラッキング、スライド、スピンドルの各種サーボドライブ信号を生成しサーボ動作を実行させる。
即ちフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEに応じてフォーカスドライブ信号、トラッキングドライブ信号を生成し、フォーカス/トラッキング駆動回路6に供給する。フォーカス/トラッキング駆動回路6は、光ピックアップ3における二軸機構のフォーカスコイル、トラッキングコイルを駆動することになる。これによって光ピックアップ3、RFアンプ8、サーボ制御部10、フォーカス/トラッキング駆動回路6、二軸機構によるトラッキングサーボループ及びフォーカスサーボループが形成される。
サーボ制御部10はさらに、スピンドルモータ駆動回路7に対してスピンドルエラー信号SPEに応じて生成したスピンドルドライブ信号を供給する。スピンドルモータ駆動回路7はスピンドルドライブ信号に応じて例えば3相駆動信号をスピンドルモータ2に印加し、スピンドルモータ2の回転を実行させる。またサーボ制御部10はコントローラ12からのスピンドルキック/ブレーキ制御信号に応じてスピンドルドライブ信号を発生させ、スピンドルモータ駆動回路7によるスピンドルモータ2の起動、停止、加速、減速などの動作も実行させる。
またサーボ制御部10は、例えばトラッキングエラー信号TEの低域成分として得られるスライドエラー信号や、コントローラ12からのアクセス実行制御などに基づいてスライドドライブ信号を生成し、スライド駆動回路5に供給する。スライド駆動回路5はスライドドライブ信号に応じてスライド駆動部4を駆動する。スライド駆動部4には図示しないが、光ピックアップ3を保持するメインシャフト、スレッドモータ、伝達ギア等による機構を有し、スライド駆動回路5がスライドドライブ信号に応じてスライド駆動部4を駆動することで、光ピックアップ3の所要のスライド移動が行なわれる。
また、サーボ制御部10は、コントローラ12にてトラックジャンプ動作としてファインサーチが選択された場合は、これに応じた動作を行うようにされる。サーボ制御部10における、このようなトラックジャンプ動作に係る内部構成は次の図2に示すものとなる。
図2においては、サーボ制御部10内の主にトラックジャンプ動作についての制御を行う部分を抽出して示している。
先ず、図1において示したRFアンプ8から供給されるトラッキングエラー信号TEは、トラッキングサーボがONの状態に対応して図中スイッチS1及びスイッチS2にて共に端子t1に対して端子t2が選択されている場合に、サーボ回路20に対して供給される。
サーボ回路20は、供給されるトラッキングエラー信号TEに基づくトラッキングドライブ信号を生成し、これを図1に示したフォーカス/トラッキング駆動回路6に対して供給する。
また、トラックジャンプ動作時には、スイッチS1及びスイッチS2にて共に端子t3が選択されてトラッキングサーボがOFFの状態となるようにされる。そして、トラックジャンプ動作として、対物レンズOPがディスク100上のトラックを横切るように移送されることに応じて得られるトラッキングエラー信号TEは、トラバース信号TRVとしてサーチ回路21、周波数計測回路22、波数カウント/スライド制御回路23に対して供給される。
なお、サーボ制御部10において、上記のようなトラッキングサーボのON/OFFに応じたスイッチS1及びスイッチS2の切り替えはコントローラ12の指示に基づいて行われる。
サーチ回路21は、トラバース信号TRVの波数をカウントして対物レンズOPが横切ったトラック数をカウントし、その値をコントローラ12に対して供給する。また、コントローラ12からの指示に基づいたトラッキングドライブ信号の出力を行うようにされる。
周波数計測回路22は、供給されるトラバース信号TRVの周波数を計測し、この周波数の情報を対物レンズOPの移送速度を示す移送速度情報としてコントローラ12に対して供給する。
また、波数カウント/スライド制御回路23は、トラバース信号TRVの波数をカウントすると共に、そのカウント値が所定以上となるごとに光ピックアップ3を所定分スライドさせるためのスライドドライブ信号をスライド駆動回路5に対して供給する。
これによって、対物レンズOPのトラッキング方向への駆動状態に対応して光ピックアップ3全体が追従するように制御が行われる。
ここで、コントローラ12は、トラックジャンプ動作としてファインサーチを選択した場合には、上記した周波数計測回路22から供給される移送速度情報に基づき、対物レンズOPが設定された速度で移送されるように制御を行う。
すなわち、この場合コントローラ12は、上記移送速度情報の値と設定された目標速度の値とを比較した結果に応じて、サーチ回路21に対する加速指令/減速指令を行う。
サーチ回路21ではこのような加速指令/減速指令に基づいて、対物レンズOPを移送方向に加速または減速させるためのトラッキングドライブ信号を出力する。
これによって対物レンズOPの移送速度は、設定速度で一定となるように制御される。
なお、図1に示したようにして、実施の形態ではホストコンピュータと接続されるディスクドライブ装置1を例に挙げたが、単体で記録再生が可能な構成が採られてもよい。
この場合には、例えばユーザが操作入力を行うための操作部や各種の情報表示のための表示部、音声・映像信号等についての外部入出力端子等が備えられればよい。
また、ここではディスク100に対する記録及び再生が可能な記録再生装置の構成を例示したが、記録又は再生のみが可能な構成が採られてもよい。
上記のようにして、ディスクドライブ装置1においては、対物レンズOPの移送速度が一定となるようにトラックジャンプ動作を行う、いわゆるファインサーチが可能とされる。
そして、実施の形態ではこのようなファインサーチとして、従来とは異なり、対物レンズOPが目標トラックに到達する前であっても、その直前となる目標エリア内に到達した場合であって、且つ対物レンズOPの移送速度がトラックジャンプ停止条件として予め設定された所定以下の速度となることに応じて、トラッキングをONする動作を行うものとしている。
このような実施の形態としてのファインサーチを行うにあたっての、上記のような目標エリアと目標トラックとの関係について次の図3に模式的に示す。
図3において、例えばこの場合のトラックジャンプ動作としては、対物レンズOPが、図示するようにディスク中心側(内周側)から外周側へと移送されるように行われていたとする。
このようなトラックジャンプ動作が行われている下で、目標エリアAとしては、図示するように目標トラックTRtから内周側の複数トラック分の領域が設定される。つまり、この目標エリアAとしては、対物レンズOPの移送方向を基準として、目標トラックTRtよりも複数トラック分手前に位置するトラックTRnまでの領域を設定するものである。
実施の形態の場合、目標エリアAとしては目標トラックTRtから例えば10トラック分の領域を設定するものとし、従って上記トラックTRnとしては目標トラックTRtよりも10トラック前の位置が設定される。
ところで、実施の形態のディスクドライブ装置1においても行われる、従来からの移送速度一定制御としては、例えばトラッキングサーボ制御のような厳密な制御が行われるものではなく、所定の加速・減速パルスを印加するのみの比較的ラフな制御であり、従って移送速度を完全にコントロールすることができるものではない。
特に、先に説明したような外乱やディスク偏芯が生じている場合には、移送中の対物レンズOPのトラック側との関係での相対速度が大きく変化する場合がある。
ここで、このように偏芯等の影響により対物レンズOPの相対速度の変化が生じている場合において、上記したような実施の形態の動作として、目標エリアA内でオントラックする際の動作について考察してみる。
先ず、図3に示したようにして、対物レンズOPが目標エリアA内に到達したときに、偏芯等の影響によりトラック側が内周方向I(近づく方向)に移動されていた場合を想定してみる。
このように、偏芯等の影響によりトラック側が対物レンズOPに対して近づく方向に移動するようにされている場合は、先にも説明したように対物レンズOPのトラック側に対する相対速度は速くなる傾向となり、トラバース信号TRVの周波数としても上昇する。
従って目標エリアA内に到達した状況としてこのような場合は、先に説明した所定速度以下のトラッキングON条件(トラックジャンプ停止条件)が成立せずにトラッキングON動作は試みられない。
しかしながら、特にこのような偏芯が生じている場合では、トラック側の移動方向は、ディスク100の回転に伴って逆向きに変化していくことになる。つまりこの場合、上記のように目標エリアA内に到達した時点では内周方向Iの移動でも必ず外周方向Oへと反転するようにされる。
このように外周方向Oへの移動が開始されれば、今度はトラバース信号TRVの周波数は低下し、つまり対物レンズOPの相対速度は遅くなる傾向となる。そしてこれによって対物レンズOPの相対速度が所定以下となることで、トラックジャンプ停止条件が成立してトラッキングON動作を行うことができる。
また逆に、目標エリアA内への到達時の状況としてトラック側が外周方向Oへ移動するようにされていた場合には、上記説明から理解されるように対物レンズOPの相対速度は低下傾向となるので、この場合は目標エリアA内に到達後より早い段階でトラッキングON動作を行うことができる。
これらのことから、実施の形態のファインサーチ動作として、上述したように目標エリアA内に到達し、且つ移送速度が所定以下となった場合にトラッキングON動作を行うことによっては、偏芯等によって対物レンズOPの相対速度が変化している状態に対応して、目標トラックTRtよりも手前のトラックに確実にオントラックすることが可能となる。
そして、これによれば、偏芯等が生じている場合で、そのまま従来のように目標トラック到達後にトラッキングON動作を行ったのでは目標トラックTRtと対物レンズOPとの位置関係に逆転が生じてしまう虞がある場合に対応して、目標トラックTRtまでは到達しないようにすることができ、これによって逆転現象の発生を防止することができるものである。
なお、当然、この場合は目標トラックTRtまで正確にトラックジャンプすることができないこととなるが、上記のような逆転現象が起こってしまう場合と比較すれば、より早く目標トラックTRtに到達することができる。
特に、ディスク回転速度が高く設定されている場合には、上記のようにして数トラック前にオントラックできることで、ディスクの回転待ちにより比較的短時間で目標トラックに到達することができる。
つまり、このようにディスク偏芯等が生じている場合に対応して実施の形態としての動作が行われることによっては、結果的に従来のファインサーチ動作が行われる場合よりも早く目標トラックTRtへのジャンプ動作を完了することができるものである。
ところで、上記のような実施の形態としての動作において、例えば目標エリアA内に到達後、目標トラックTRtまでの到達の間に、対物レンズOPの移送速度がトラックジャンプ停止条件として設定された所定値以下まで下がらない場合も当然に考えられる。つまり、このように移送速度が低下しないということは、ディスク偏芯等が生じていないか、或いは生じていたとしても微量な場合であり、従って従来どうり目標トラックTRtにてオントラックできることが予想される場合である。
このため、実施の形態においてこのような状態に対応しては、従来どうり目標トラックTRtに到達後ブレーキパルスを印加し、移送速度が所定以下となることに応じてトラッキングをONする動作を行うものとしている。
このようにすることで、偏芯等が生じていないとされる場合には、従来どうり目標トラックTRtに正確にジャンプ動作を行うことができるようになる。
次の図4のフローチャートには、上記したような実施の形態としてのファインサーチ動作を実現するために行われるべき処理動作を示す。
実施の形態の場合、この図に示される処理動作は、例えば図1に示したコントローラ12が内部に格納されたプログラムに従って実行するものである。
なお、この図においてはトラックジャンプ動作としてファインサーチが選択されているとする。
先ず、図示するステップS101の処理によってトラックジャンプ動作が開始されると、ステップS102においては、対物レンズOPの移送速度が設定速度より早いか否かについての判別処理を行う。
ステップS102において、先の図2に示したサーボ制御部10内の周波数計測回路22より供給される移送速度情報の値と、設定された目標速度の値とを比較した結果、対物レンズOPの移送速度が設定速度より早いとして肯定結果が得られた場合は、ステップS103において減速処理を行う。すなわち、サーチ回路21に対して減速指示を行って対物レンズOPの移送速度を所定分減速させる。
また、対物レンズOPの移送速度が設定速度よりも遅いとして否定結果が得られる場合は、ステップS104における加速処理として、サーチ回路21に対して加速指示を行って対物レンズOPの移送速度を所定分加速させる。
続くステップS105においては、目標エリアA内に到達したか否かについての判別処理を行う。
先にも説明したように、この場合は目標エリアAとして、例えば目標トラックTRtから手前10トラックが設定されるので、このステップS105の処理としては目標トラックTRt−10となるトラックTRnに到達したか否かについての判別を行うようにされる。
ステップS105において、目標エリアA内に到達していないとして否定結果が得られた場合は、図示するように再びステップS102の処理を実行するようにされ、これによって設定速度に基づく一定速度制御が継続される。
また、ステップS105において、目標エリアA内に到達したとして肯定結果が得られた場合はステップS106に処理を進める。
ステップS106においては、トラックジャンプ停止条件が成立したか否かについての判別処理を行う。
つまり、このようなトラックジャンプ停止条件として、対物レンズOPの移送速度が所定以下となっているか否かについて判別するために、周波数計測回路22より供給される移送速度情報の値が、予めトラックジャンプ停止条件として設定された所定値を下回っているか否かについての判別を行うようにされる。
上記移送速度情報の値が上記所定値を下回ったとして肯定結果が得られた場合は、ステップS110に処理を進めて、サーボ制御部10に対する指示を行ってトラッキングON動作を行わせる。
これによって、対物レンズOPが目標エリアA内に到達し、且つ移送速度が所定以下となってディスク偏芯等による対物レンズOPの相対速度変化が生じていると予想される場合に対応して、目標トラックTRtへの到達前にトラッキングをONとすることができる。
また、このように対物レンズOPの移送速度が所定以下となる場合に応じてトラッキングON動作を行うようにしていることで、より安定的にオントラックさせることが可能となる。
なお、この場合、上記したトラックジャンプ停止条件として設定される上記所定値は、実際に得られるトラッキングON動作の精度等に応じて、安定的にトラッキングON動作を行うことができるとされる速度に応じた値が設定されればよい。
また、ステップS106において、上記移送速度情報の値が上記所定値を下回らず、トラックジャンプ停止条件が成立してはいないとして否定結果が得られる場合は、ステップS107に処理を進めて、目標トラックTRtに到達したか否かについての判別を行う。
ステップS107において、未だ目標トラックTRtに到達してはいないとして否定結果が得られる場合は先のステップS102の処理を進める。つまり、これによって目標エリア内に到達し且つトラックジャンプ停止条件が成立するか、又はこのステップS107にて目標トラックTRtに到達するまでは、一定速度制御が継続されるものである。
また、ステップS107において、目標トラックTRtに到達したとして肯定結果が得られた場合は、ステップS108において、サーボ制御部10に対する指示を行ってブレーキパルスを印加させる。
そして、続くステップS109においては、トラッキングON条件の成立として、従来と同様に対物レンズOPの速度の所定以下までの低下を監視するようにされ、このようなトラッキングON条件が成立したことに応じて、ステップS110に処理を進めてトラッキングON動作が行われるようにサーボ制御部10に対する指示を行うようにされる。
このようにして、ステップS106にてトラックジャンプ停止条件が成立しないまま、上記ステップS107にて目標トラックTRtに到達した場合は、先にも説明したようにディスク偏芯等による対物レンズOPの相対速度変化がないものとして、従来どうりブレーキパルスの印加後、移送速度が所定以下となることに応じて目標トラックTRtへのトラッキングON動作を行うことができる。
なお、図示は省略したが、この場合も実際には、先のタイムアウト処理として説明したように、上記ステップS109にて所定時間以上トラッキングON条件が成立しない場合に応じては、強制的にトラッキングON(S110)に移行するための処理が行われるものとなる。
以上のようにして実施の形態では、対物レンズOPが目標トラックTRt近傍の目標エリア内に到達し、且つその移送速度が所定以下となる場合にトラッキングON動作を行うようにしたことで、ディスク偏芯等の影響により対物レンズOPとトラック側との関係での相対速度に変化が生じているとされる場合に対応して、目標トラックTRtへの到達前にトラッキングON動作を行うことができる。
そして、このように対物レンズOPの相対速度に変化が生じている場合に対応して目標トラックTRtまで到達しないようにしていることで、従来のような逆転現象の発生を防止することができる。
このように逆転現象の防止が図られることで、結果的にディスク偏芯等が生じている場合の目標トラックTRtへのジャンプ動作をより早く完了することが可能となる。
また、このような逆転現象の防止が図られれば、例えば先に述べたタイムアウト処理によって強制的にトラッキングがONされた場合にフォーカスサーボが外れてしまうような事態も防止される。
これによれば、トラックジャンプ動作をリトライするといった事態も防止され、これに伴う甚大な遅れが生じることも防止できる。また、このようなフォーカス落ちにより対物レンズがディスクに対して接触し、ディスク記録面を傷つけてしまうといった事態も防止できる。
また、さらにこのような実施の形態の動作によれば、トラバース信号TRVのみに基づく制御によって逆転現象の発生を防止できるので、記録可能ディスクでピットが形成されていないディスク100に対応しても、より安定的なトラックジャンプ動作を行うことができる。
また、実施の形態では、対物レンズOPの移送速度に変化がなく逆転現象の発生要素がないとされる場合には、従来と同様に通常のブレーキパルス印加による目標トラックへのトラッキングON動作を行うようにしているので、この場合は従来どうり確実に目標トラックへのジャンプ動作を行うことができる。
つまり、このような実施の形態の動作によれば、結果的に偏芯等によって対物レンズOPの速度変化が生じている場合の逆転現象の発生を防止できる分、ファインサーチとしてより安定した動作の実現が図られ、これによってより高い信頼性を確保できる。
なお、実施の形態ではディスク100がDVD系のディスクとされる場合を例に挙げたが、本発明としては、対物レンズを一定速度で移送するようにして行うトラックジャンプ動作が行われる場合であれば、光ディスク全般について好適に適用することができる。
また、実施の形態ではファインサーチとしての一定速度による移送をコントローラ12の制御によって行うものとしたが、サーボ制御部10が独立して行う構成が採られてもよい。さらには、先の図4に示した処理動作全体をサーボ制御部10が独立して行う構成としてもよい。
本発明における実施の形態としてのディスクドライブ装置の内部構成例について示したブロック図である。 図1に示されるサーボ制御部の内部構成として、トラックジャンプ動作に係る部分を抽出して示したブロック図である。 実施の形態としてのトラックジャンプ動作を説明するための図として、ディスク上の目標トラック、目標エリア、対物レンズのそれぞれを模式的に示した図である。 実施の形態としての動作を実現するために行われるべき処理動作について示したフローチャートである。 従来のファインサーチ動作について説明するためのフローチャートである。 ファインサーチ動作時に得られるトラバース信号の波形の様子を模式的に示した図である。 従来の問題点について説明するための図として、ディスク上に形成されるトラックと対物レンズとの関係を模式的に示した図である。
符号の説明
1 ディスクドライブ装置、2 スピンドルモータ、3 光ピックアップ、8 RFアンプ、9 再生信号処理部、10 サーボ制御部、11 DRAM、12 コントローラ、13 ホストインタフェース、14 変調部、15 レーザ変調回路、20 サーボ回路、21 サーチ回路、22 周波数計測回路、23 波数カウント/スライド制御回路、100 ディスク

Claims (3)

  1. 光ディスクに対する信号の記録及び/又は再生が可能なディスクドライブ装置であって、
    トラックジャンプ動作として、対物レンズをトラッキング方向に一定速度となるように移送する移送手段と、
    制御に応じてトラッキングサーボをオン/オフするサーボ手段と、
    少なくとも上記移送手段とサーボ手段とに対する制御を行う制御手段とを備えると共に、
    上記制御手段は、
    上記移送手段により移送される上記対物レンズが目標トラック近傍の複数トラック分のエリアとしての目標エリア内に到達したか否かについての判別を行う第1の判別処理と、
    上記移送手段により上記対物レンズが移送されることに応じて得られるトラバース信号に基づいて検出される上記対物レンズの移送速度が所定以下となっているか否かについての判別を行う第2の判別処理と、
    上記移送手段によって移送される上記対物レンズが上記目標トラックに到達したか否かについての判別を行う第3の判別処理と、
    上記第1の判別処理及び上記第2の判別処理によって共に肯定結果が得られた場合、又は上記第1の判別処理により肯定結果が得られ且つ上記第2の判別処理により否定結果が得られた場合にあって上記第3の判別処理により肯定結果が得られた場合に、トラッキングサーボをオンとするように上記サーボ手段を制御するオントラック制御処理と、を実行す
    ィスクドライブ装置。
  2. 上記目標エリアは、上記対物レンズの移送方向を基準として上記目標トラックより手前側設定される請求項1に記載のディスクドライブ装置。
  3. 対物レンズをトラッキング方向に一定速度となるように移送して行うトラックジャンプ動作について、
    上記対物レンズが目標トラック近傍の複数トラック分のエリアとしての目標エリア内に到達したか否かについての判別を行う第1の判別ステップと、
    上記対物レンズが移送されることに応じて得られるトラバース信号に基づいて検出される上記対物レンズの移送速度が所定以下となっているか否かについての判別を行う第2の判別ステップと、
    移送される上記対物レンズが上記目標トラックに到達したか否かについての判別を行う第3の判別ステップと、
    上記第1の判別ステップ及び上記第2の判別ステップによって共に肯定結果が得られた場合、又は上記第1の判別ステップにより肯定結果が得られ且つ上記第2の判別ステップにより否定結果が得られた場合にあって上記第3の判別ステップにより肯定結果が得られた場合に、トラッキングサーボをオンとするように制御を行うオントラック制御ステップと
    を有するトラックジャンプ方法。
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