本発明は、コンピュータ資源を利用して所定の地点か目的地までの客動線を作成する客動線作成システムに関する。
物品それぞれに取り付けられた無線タグから発信する固有の識別情報と、特定の施設内で使用できる備品としての物品を所定のエリア外に持ち出しまたは所定のエリア内に返却するための保管場所としての特定の施設内の予め定めた特定エリア内におけるそれら物品の配置されている場所を表わした位置情報とを登録するデータベースと、特定エリア内に配置されているそれぞれの物品の無線タグといずれか1つが通信する互いに間隔をおいて配置された複数の無線通信部と、複数の無線通信部が時間間隔をおいて特定エリア内の物品の無線タグと通信を行うことで、複数の無線通信部のそれぞれの通信領域と対応付けられた位置情報と識別情報とをそれら物品から繰り返し取得する情報取得手段と、情報取得手段によって取得した識別情報毎に取得時刻とともにデータベースを更新するデータベース更新手段と、データベース更新手段によっていずれかの識別情報について取得時刻に更新が行われなかったとき、その識別情報に対応する物品がその取得時刻と同一の消失時刻に特定エリア内の位置情報で表わされる物品の配置されている場所から消失したことが検出されたものとする物品消失検出手段と、特定の施設内における特定エリア外の所定の処理地点に配置され、物品消失検出手段によって消失の検出された各物品を無線タグから発信する無線信号の受信によって検出する処理地点到来検出手段と、処理地点到来検出手段によって同時に検出された物品どうしを少なくとも一人の客によって同時に運ばれてきた1つのグループの物品としてグループ化するグループ化手段と、グループ化手段によって1つのグループにまとめられた各物品の特定エリア内におけるそれぞれの消失した場所を表わす位置情報をデータベースでそれら物品の識別情報をキーとして検索する検索手段と、検索手段の検索結果から消失時刻の順にそれら物品の位置情報で表わされた場所を結んだ客動線を求める客動線演算手段とを有する客動線調査システムが開示されている。
この客動線調査システムは、物品が予め定めた特定エリアから消失したときにそれを消失時刻とともに検出し、少なくとも一人の客によって同時に運ばれた物品どうしを1つのグループの物品としてグループ化し、グループ内の物品の消失した時刻の順にそれぞれの物品の消失直前の場所を結んだ客動線を演算することができる。
前記特許文献1に開示の客動線調査システムは、無線タグを取り付けた物品の所定エリアから他のエリアへの移動を条件に客動線が作成されるから、物品の移動を伴わない場合、例えば、人がある地点から目的地に向かう場合にその地点から目的地までの人の移動ルートの客動線を作成することはできない。また、この客動線調査システムは、物品それぞれに無線タグを取り付け、それら物品の移動を長時間監視しなければならず、客動線の調査に手間やコスト、時間がかかり、客動線を廉価かつ迅速に作成することができない。
本発明の目的は、物品の移動を条件とせず、所定の地点から目的地までの客動線を作成することができる客動線作成システムを提供することにある。本発明の他の目的は、客動線の作成に手間やコスト、時間がかからず、所定の地点から目的地までの客動線を廉価かつ迅速に作成することができる客動線作成システムを提供することにある。
前記課題を解決するための本発明の前提は、コンピュータ資源を利用して所定の地点か目的地までの客動線を作成する客動線作成システムである。
前記前提における本発明の特徴としては、客動線作成システムが、所定区域の住宅地図データに任意に選択した目的地を中心としてその中心から直近に第1同心円を表示するとともに、第1同心円から径方向外方に向かって径方向の離間寸法が同一の複数の第2〜第n同心円を表示する第1〜第n同心円表示手段と、住宅地図データに表示された道路と第1〜第n同心円との交点に第1〜第n地点を表示する第1〜第n地点表示手段と、第n地点から目的地までの徒歩による道路の最短ルートを検索した後、第n地点の1つ内側の同心円の第n−1地点から目的地までの徒歩による道路の最短ルートを検索するように、第n地点から第1地点に向かって順次最短ルートを検索する最短ルート検索手段と、最短ルート検索手段によって検索した第n〜第1地点から目的地までの最短ルートを住宅地図データに表示する最短ルート表示手段と、第1〜第n同心円を消去しつつ、最短ルート表示手段によって表示された第n地点から第1地点を通る目的地までの道路の最短ルートを客動線として住宅地図データに表示する客動線表示手段とを有することにある。
本発明の一例として、最短ルート検索手段では、第n地点から目的地までの最短ルートを検索した後に、第n地点からの最短ルートがその1つ内側の特定の第n−1地点から特定の第1地点を通っている場合、最短ルートが通る特定の第n−1地点〜第1地点から目的地までの最短ルートの検索は行わない。
本発明の他の一例としては、客動線作成システムが、最短ルートが通る第n地点〜第1地点から目的地までの歩行時間を最短ルートが通る第1〜第n地点に表示する歩行時間表示手段を含む。
本発明の他の一例としては、客動線作成システムが、最短ルートが通る第n地点〜第1地点から目的地までの歩行距離を最短ルートが通る第1〜第n地点に表示する歩行距離表示手段を含む。
本発明の他の一例としては、客動線作成システムが、第1〜第n地点が位置する住居表示の丁目単位、丁目−番単位、丁目−番−号単位のいずれかの人口数を検索する人口数検索手段と、人口数検索手段によって検索した人口数を客動線が通る第n地点から第1地点に向かって順次加算する人口数加算手段と、人口数加算手段によって加算した人口数を客動線が通る第1〜第n地点における通行量としてそれら地点に表示する通行量表示手段とを含む。
本発明の他の一例としては、人口数検索手段が人口数を性別毎に区分して検索し、人口数加算手段が人口数検索手段によって検索した性別毎の人口数を客動線が通る第n地点から前記第1地点に向かって順次加算し、通行量表示手段が人口数加算手段によって加算した性別毎の人口数を客動線が通る第1〜第n地点における性別毎の通行量としてそれら地点に表示する。
本発明の他の一例としては、人口数検索手段が人口数を年齢別または年齢層に区分して検索し、人口数加算手段が人口数検索手段によって検索した年齢別または年齢層の人口数を客動線が通る第n地点から第1地点に向かって順次加算し、通行量表示手段が人口数加算手段によって加算した年齢別または年齢層の人口数を客動線が通る第1〜第n地点における年齢別または年齢層の通行量としてそれら地点に表示する。
本発明の他の一例としては、客動線作成システムが最も外側に位置する第n同心円から目的地までを住居表示の町村単位または丁目単位の行政区画に区分する行政区画区分手段を含み、客動線表示手段では、行政区画区分手段によって区分された町村単位または丁目単位で客動線を表示し、通行量表示手段では、行政区画区分手段によって区分された町村単位または前記丁目単位で前記人口数を表示する。
本発明の他の一例としては、客動線作成システムが所定区域の住宅地図データに存在する同一分野の商品を販売する複数の販売店または同一分野の役務を提供する複数の提供店を客動線とともに表示する店表示手段を含む。
本発明の他の一例としては、客動線作成システムが所定区域の住宅地図データに存在して同一分野の商品を販売する複数の自動販売機を客動線とともに表示する自動販売機表示手段を含む。
本発明の他の一例としては、客動線作成システムが所定区域の住宅地図データに存在する複数の基地局を客動線とともに表示する基地局表示手段を含む。
本発明にかかる客動線作成システムによれば、住宅地図データに表示された道路と第1〜第n同心円との交点に表示された第n地点から第1地点に向かって順次最短ルートを検索かつ表示し、第n地点から第1地点を通る目的地までの道路の最短ルートを客動線として住宅地図データに表示するから、物品の移動を条件とせず、住宅地図データを利用することで所定の地点から目的地までの客動線を容易に作成することができる。客動線作成システムは、各物品に無線タグを取り付ける必要はなく、物品の移動を長時間監視する必要もないから、客動線の作成に手間やコスト、時間がかからず、所定の地点から目的地までの客動線を廉価かつ迅速に作成することができる。客動線作成システムは、人が徒歩で所定の地点から目的地に向かう場合に目的地までの最短ルートを通るという人の習性を利用するから、所定の地点から目的地までの正確な客動線を導出することができ、その客動線を利用して出店箇所や自動販売機の設置箇所、基地局の設置箇所等を正確に決定することができる。
第n地点から目的地までの最短ルートを検索した後に、第n地点からの最短ルートがその1つ内側の特定の第n−1地点から特定の第1地点を通っている場合、最短ルートが通る特定の第n−1地点〜第1地点から目的地までの最短ルートの検索は行わない客動線作成システムは、第n地点から目的地までの最短ルートを検索した後に、最短ルートが特定の第n−1地点から特定の第1地点を通っている場合、すでに特定の第n−1地点から特定の第1地点に対する最短ルートが確定しているから、特定の第n−1地点〜特定の第1地点から目的地までの最短ルートを検索する必要はなく、最短ルート検索の手間を省くことができ、客動線を迅速に作成することができる。
最短ルートが通る第n地点〜前記第1地点から目的地までの歩行時間を第1〜第n地点に表示する客動線作成システムは、所定の地点から目的地までの最短ルートにおける歩行時間が表示されることで、その最短ルートの信憑性を確認することができるとともに、所定の地点から目的地までの徒歩による所要時間を把握することができる。客動線作成システムは、表示された歩行時間が人の歩行時間の限界を超えている場合に外側から同心円の数を減らすことで、所定の地点から目的地までの歩行時間を減らすことができ、常識的な人の歩行時間に合致させた客動線を作成することができる。
最短ルートが通る第n地点〜前記第1地点から目的地までの歩行距離を最短ルートが通る第1〜第n地点に表示する客動線作成システムは、所定の地点から目的地までの最短ルートにおける歩行距離が表示されることで、その最短ルートの信憑性を確認することができるとともに、所定の地点から目的地までの徒歩による距離を把握することができる。客動線作成システムは、表示された歩行距離が人の歩行距離の限界を超えている場合に外側から同心円の数を減らすことで、所定の地点から目的地までの歩行距離を減らすことができ、常識的な人の歩行距離に合致させた客動線を作成することができる。
第1〜第n地点が位置する住居表示の丁目単位、丁目−番単位、丁目−番−号単位のいずれかの人口数を検索し、検索した人口数を客動線が通る第n地点から第1地点に向かって順次加算するとともに、加算した人口数を客動線が通る第1〜第n地点における通行量としてそれら地点に表示する客動線作成システは、客動線を通る人の人数を各地点毎に表示するから、各地点毎の通行量を把握することができ、複数の客動線のうち、通行量の多少を確認することができる。客動線作成システムは、所定の地点から目的地までの客動線を導出することができるとともに、それら客動線における通行量を表示することができるから、客動線や通行量を利用し、通行量が多く宣伝効果が高い客動線上の最適な箇所を選定することができ、出店箇所や自動販売機の設置箇所、基地局の設置箇所等を正確に決定することができる。
人口数を性別毎に区分して検索し、検索した性別毎の人口数を客動線が通る第n地点から第1地点に向かって順次加算するとともに、加算した性別毎の人口数を客動線が通る第1〜第n地点における性別毎の通行量としてそれら地点に表示する客動線作成システムは、客動線を通る人の人数を各地点毎かつ性別毎に表示するから、各地点毎の性別毎の通行量を把握することができ、複数の客動線のうち、性別毎の通行量の多少を確認することができる。客動線作成システムは、所定の地点から目的地までの客動線を導出することができるとともに、それら客動線における性別毎の通行量を表示することができるから、客動線や性別毎の通行量を利用し、通行量が多く宣伝効果が高い客動線上の最適な箇所を選定することができ、出店箇所や自動販売機の設置箇所、基地局の設置箇所等を正確に決定することができる。
人口数を年齢別または年齢層に区分して検索し、検索した年齢別または年齢層の人口数を客動線が通る第n地点から前記第1地点に向かって順次加算するとともに、加算した年齢別または年齢層の人口数を客動線が通る第1〜第n地点における年齢別または年齢層の通行量としてそれら地点に表示する客動線作成システムは、客動線を通る人の人数を各地点毎かつ年齢別または年齢層毎に表示するから、各地点毎の年齢別または年齢層毎の通行量を把握することができ、複数の客動線のうち、年齢別または年齢層毎の通行量の多少を確認することができる。客動線作成システムは、所定の地点から目的地までの客動線を導出することができるとともに、それら客動線における年齢別または年齢層毎の通行量を表示することができるから、客動線や年齢別または年齢層毎の通行量を利用し、通行量が多く宣伝効果が高い客動線上の最適な箇所を選定することができ、出店箇所や自動販売機の設置箇所、基地局の設置箇所等を正確に決定することができる。
最も外側に位置する第n同心円から目的地までを住居表示の町村単位または丁目単位の行政区画に区分し、区分された町村単位または丁目単位で客動線を表示し、区分された町村単位または丁目単位で人口数を表示する客動線作成システムは、住居表示の町村単位または丁目単位に客動線を表示するとともに、町村単位または丁目単位の客動線を通る人の人数を住居表示の町村単位または丁目単位で各地点毎に表示するから、町村単位または丁目単位で通行量を把握することができ、町村単位または丁目単位の通行量の多少を確認することができる。客動線作成システムは、町村単位または丁目単位で所定の地点から目的地までの客動線を導出することができるとともに、町村単位または丁目単位の客動線における通行量を表示することができるから、町村単位または丁目単位の客動線や通行量を利用し、通行量が多く宣伝効果が高い客動線上の最適な箇所を選定することができ、町村単位または丁目単位の出店箇所や自動販売機の設置箇所、基地局の設置箇所等を決定することができる。
所定区域の住宅地図データに存在する同一分野の商品を販売する複数の販売店または同一分野の役務を提供する複数の提供店を客動線とともに表示する客動線作成システムは、同一分野の商品を販売する販売店や同一分野の役務を提供する提供店が客動線とともに表示されるから、販売店や提供店が客動線に沿って存在しているかを判断することができるとともに、販売店や提供店が客動線のうちの通行量の多いそれに沿って存在しているかを判断することができる。客動線作成システムは、販売店や提供店の位置を客動線や通行量に対応させて判断することができるから、既設の販売店や提供店の最適な移転箇所を客動線や通行量から容易に判断することができ、新規の販売店や提供店の最適な設置箇所を客動線や通行量から容易に判断することができる。客動線作成システムは、所定区域の住宅地図データに存在する販売店の販売数量や提供店の提供数量、売れ筋商品、売れ筋役務を把握することができるとともに、その商品や役務を購入する顧客層を把握することができるから、その販売店や提供店で販売、提供する顧客層に合わせた商品や役務を容易に選定することができ、販売店における商品の販売数量を増やすことができるとともに、提供店における役務の提供数量を増やすことができる。
所定区域の住宅地図データに存在して同一分野の商品を販売する複数の自動販売機を客動線とともに表示する客動線作成システムは、同一分野の商品の自動販売機が客動線とともに表示されるから、自動販売機が客動線に沿って存在しているかを判断することができるとともに、自動販売機が客動線のうちの通行量の多いそれに沿って存在しているかを判断することができる。客動線作成システムは、自動販売機の位置を客動線や通行量に対応させて判断することができるから、既設の自動販売機の最適な移設箇所を客動線や通行量から容易に判断することができ、新規の自動販売機の最適な設置箇所を客動線や通行量から容易に判断することができる。客動線作成システムは、所定区域の住宅地図データに存在する自動販売機の販売数量や売れ筋商品、その商品を購入する顧客層を把握することができるから、その自動販売機に収納する顧客層に合わせた商品を容易に選定することができ、自動販売機における商品の販売数量を増やすことができる。
所定区域の住宅地図データに存在する複数の基地局を客動線とともに表示する客動線作成システムは、基地局が客動線とともに表示されるから、基地局が客動線に沿って存在しているかを判断することができるとともに、基地局が客動線のうちの通行量の多いそれに沿って存在しているかを判断することができる。客動線作成システムは、基地局の位置を客動線や通行量に対応させて判断することができるから、既設の基地局の最適な移設箇所を客動線や通行量から容易に判断することができ、新規の基地局の最適な設置箇所を客動線や通行量から容易に判断することができる。
一例として示す客動線作成システムの概念構成図。
ディスプレイに表示された初期画面の一例を示す図。
ディスプレイに表示された住宅地図データ表示画面の一例を示す図。
ディスプレイに表示された同心円表示画面の一例を示す図。
ディスプレイに表示された客動線表示画面の一例を示す図。
ディスプレイに表示された客動線・歩行時間・歩行距離表示画面の一例を示す図。
ディスプレイに表示された客動線・通行量表示画面の一例を示す図。
ディスプレイに表示された住宅地図データ表示画面の他の一例を示す図。
ディスプレイに表示された同心円表示画面の他の一例を示す図。
ディスプレイに表示された客動線表示画面の他の一例を示す図。
ディスプレイに表示された客動線・店表示画面の一例を示す図。
ディスプレイに表示された客動線・自販機表示画面の一例を示す図。
ディスプレイに表示された客動線・基地局表示画面の一例を示す図。
一例として示す客動線作成システムの概念構成図である図1等の添付の図面を参照し、本発明にかかる客動線作成システムの詳細を説明すると、以下のとおりである。客動線作成システムは、サーバ10(コンピュータ資源)を利用し、所定の地点か目的地までの客動線を作成(導出)する。
サーバ10は、中央処理部(CPUまたはMPU)とメモリ(メインメモリおよびキャッシュメモリ)とを有するコンピュータであり、大容量ハードディスクを内蔵している。サーバ10は、独立したオペレーティングシステム(OS)によって動作する論理的な物理コンピュータであるが、バーチャルコンピュータを使用することもできる。サーバ10のメモリには、客動線作成システムを実行する客動線作成アプリケーションが格納されている。なお、客動線作成アプリケーションがクラウド11や他のサーバ12,13(コンピュータ)に存在する場合もある。
サーバ10には、キーボード14やマウス15等の入力装置(図示せず)、ディスプレイ16やプリンタ(図示せず)等の出力装置がインターフェイス(無線または有線)を介して接続されている。サーバ10には、図示はしていないが、セキュリティールーター(バーチャルセキュリティールーターを含む)およびファイアーフォール(バーチャルファイアーフォールを含む)が接続されている。
サーバ10は、ホスト名とそのホスト名に割り当てるIPアドレスとの対応付けを設定するDNSサーバ機能、ホームページを公開するために必要なWebサーバ機能、クラウド11や他のサーバ12,13からの要求を受け付けて各種情報を読み書きする機能を提供するデータベースサーバ機能、電子メールの送受信用のメールサーバ機能、作成された文章や画像等のデータをすべて保存してそれらデータを検索可能にするドキュメントサーバ機能等の各種サーバ機能を有する。
サーバ10は、インターネット17に接続可能であり、インターネット16を利用することで、クラウド11や他のサーバ12,13にアクセスかつログインすることができる。サーバ10のハードディスクには、住宅地図データや人口分布データ、販売店設置箇所データ、提供店設置箇所データ、自動販売機設置箇所データ、基地局設置箇所データが格納され、各種検索機能によってそれらデータのうちの必要なそれを検索することができる。なお、それらデータがクラウド11や他のサーバ12,13に格納され、それらデータのうちの必要なそれをクラウド11や他のサーバ12,13から取得することもできる。サーバ10は、客動線作成システムによって作成された各種データをクラウド11や他のサーバ12,13にインターネット17を介して提供することができる。
サーバ10は、オペレーティングシステム(OS)による制御に基づいて、メモリに格納された客動線作成アプリケーションまたはクラウド11や他のサーバ12,13に格納された客動線作成アプリケーションを起動し、そのアプリケーションに従って以下の各手段を実行する。サーバ10は、住宅地図データに目的地を中心とした第1〜第n同心円を表示する第1〜第n同心円表示手段を実行し、住宅地図データに表示された道路と第1〜第n同心円との交点に第1〜第n地点を表示する第1〜第n地点表示手段を実行する。
サーバ10は、第n地点から第1地点に向かって目的地までの最短ルートを検索する最短ルート検索手段を実行し、目的地までの最短ルートを住宅地図データに表示する最短ルート表示手段を実行する。サーバ10は、客動線を住宅地図データに表示する客動線表示手段を実行し、第n同心円から目的地までを住居表示の町村単位または丁目単位の行政区画に区分する行政区画区分手段を実行する。
サーバ10は、第n地点〜第1地点から目的地までの歩行時間を算出する歩行時間算出手段を実行し、第n地点〜第1地点から目的地までの歩行時間を表示する歩行時間表示手段を実行する。サーバ10は、第n地点〜第1地点から目的地までの歩行距離を算出する歩行距離算出手段を実行し、第n地点〜第1地点から目的地までの歩行距離を表示する歩行距離表示手段を実行する。
サーバ10は、人口数を検索する人口数検索手段を実行し、人口数を第n地点から第1地点に向かって加算する人口数加算手段を実行する。サーバ10は、第1〜第n地点における通行量を表示する通行量表示手段を実行する。サーバ10は、住宅地図データをハードディスクに格納する住宅地図データ格納手段を実行し、各種データをハードディスクに格納する各種データ格納手段を実行する。
サーバ10は、第n同心円から目的地までの間に存在する同一分野の商品を販売する複数の販売店または同一分野の役務を提供する複数の提供店を表示する店表示手段を実行し、第n同心円から目的地までの間に存在する同一分野の商品の複数の自動販売機を表示する自動販売機表示手段を実行する。サーバ10は、第n同心円から目的地までの間に存在する複数の基地局を表示する基地局表示手段を実行する。
図2は、サーバ10のディスプレイ16に表示された初期画面の一例を示す図である。図2では、地図表示エリア22に表示される住所表示、ビル名、マンション名、駅名、路線名、道路名、商店名、公共施設名等の各種複数の名称の図示を省略している。サーバ10を起動すると、それに接続されたディスプレイ16に客動線作成システムのアイコン(図示せず)が表示される。客動線作成システムのアイコンをクリックすると、ログイン画面(図示せず)がディスプレイ16に表示される。ログイン画面には、ID入力エリアやパスワード入力エリア、ログインボタンが表示される。ID入力エリアにIDを入力し、パスワード入力エリアにパスワードを入力した後、ログインボタンをクリックする。
ログインボタンをクリックすると、図2に示す初期画面がディスプレイ16に表示される。初期画面には、地図検索エリア18、店検索エリア19、自販機(自動販売機)検索エリア20、基地局検索エリア21、地図表示エリア22、データ表示ボタン23、閉じるボタン24が表示される。なお、地図表示エリア22には、図示はしていないが、住所表示、ビル名、駅名、路線名、道路名、商店名等の各種複数の名称が表示される。地図表示エリア22では、エリア22に表示された地図から所定区域(例えば、関東地方や東京都、千葉県等)の住宅地図データを検索することができる。閉じるボタン24をクリックすると、サーバ10がこのシステムからログアウトする。
地図検索エリア18には、日本地図検索ボタン18a、住所検索ボタン18b、駅・路線図検索ボタン18c、目的地名検索ボタン18dが表示される。日本地図検索ボタン18aをクリックすることで、日本地図が表示され、日本地図に基づいて所定区域(例えば、関東地方や東京都、千葉県等)の住宅地図データを検索することができる。また、インターネット17を利用してクラウド11や他のサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13に格納された日本地図データを利用して所定区域の住宅地図データをクラウド11やサーバ12,13から取得することができる。
住所検索ボタン18bをクリックすることで、住所入力エリアが表示され、住所入力エリアに所定の住所を入力することで、その住所に対応する所定区域の住宅地図データを検索することができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13に格納された住所データを利用し、住所検索画面において所定の住所を入力することで、その住所に対応する所定区域の住宅地図データをクラウド11やサーバ12,13から取得することができる。
駅・路線図検索ボタン18cをクリックすることで、駅入力エリアや路線入力エリアが表示され、駅入力エリアや路線入力エリアに所定の駅名または路線名を入力することで、その駅名やその路線名に対応する所定区域の住宅地図データを検索することができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13に格納された駅・路線データを利用し、駅名検索画面や路線名検索画面において所定の駅名または路線名を入力することで、その駅名やその路線名に対応する所定区域の住宅地図データをクラウド11やサーバ12,13から取得することができる。
目的地名検索ボタン18dをクリックすることで、目的地名力エリアが表示され、目的地名入力エリアに所定の目的地名を入力することで、その目的地名に対応する所定区域の住宅地図データを検索することができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13に格納された目的地名データを利用し、目的地名検索画面において所定の目的地名を入力することで、その目的地名に対応する所定区域の住宅地図データをクラウド11やサーバ12,13から取得することができる。目的地名には、ビル名、マンション名、駅名、路線名、道路名、商店名(量販店名、デパート名、ストア名等)、公共施設名等がある。
店検索エリア19には、店名検索ボタン19a、店住所検索ボタン19b、商品・サービス検索ボタン19cが表示される。店名検索ボタン19aをクリックすることで、店名入力エリアが表示され、店名入力エリアに所定の店名を入力することで、住宅地図データ内に存在するその店名の商品の販売店や役務の提供店を住宅地図データに表示させることができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13の店名データを利用し、店名検索画面において所定の店名を入力することで、その店名の商品の販売店や役務の提供店をクラウド11やサーバ12,13から取得し、住宅地図データ内に存在するその店名の商品の販売店や役務の提供店を住宅地図データに表示させることができる。
店住所検索ボタン19bをクリックすることで、店住所入力エリアが表示され、店住所入力エリアに所定の住所を入力することで、住宅地図データ内に存在するその店住所の商品の販売店(その販売店と同じ種類の商品を販売する販売店を含む)やその店住所の役務の提供店(その提供店と同じ種類の役務を提供する提供店を含む)を住宅地図データに表示させることができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13の店住所データを利用し、店住所検索画面において所定の店住所を入力することで、その店住所の商品の販売店や役務の提供店をクラウド11やサーバ12,13から取得し、住宅地図データ内に存在するその店住所の販売店(その販売店と同じ種類の商品を販売する販売店を含む)や役務の提供店(その提供店と同じ種類の役務を提供する提供店を含む)を住宅地図データに表示させることができる。
商品・サービス検索ボタン19cをクリックすることで、商品名入力エリア、サービス名入力エリアが表示され、商品名入力エリアに所定の商品名を入力し、または、サービス名入力エリアに所定のサービス名を入力することで、住宅地図データ内に存在してその商品名の商品を販売する販売店やサービス名のサービス(役務)を提供する提供店を住宅地図データに表示させることができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13の商品・サービスデータを利用し、商品・サービス検索画面において所定の商品名やサービス名を入力することで、その商品名の商品を販売する販売店やサービス名のサービス(役務)を提供する提供店をクラウド11やサーバ12,13から取得し、住宅地図データ内に存在してその商品名の商品を販売する販売店やそのサービス名のサービス(役務)を提供する提供店を住宅地図データに表示させることができる。
自販機検索エリア20には、提供メーカー検索ボタン20a、自販機商品名検索ボタン20b、自販機設置住所検索ボタン20cが表示される。提供メーカー検索ボタン20aをクリックすることで、提供メーカー名入力エリアが表示され、提供メーカー名入力エリアに所定の提供メーカー名を入力することで、住宅地図データ内に存在してそのメーカーが提供する商品の自動販売機を住宅地図データに表示させることができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13の提供メーカーデータを利用し、住宅地図データ内に存在してそのメーカーが提供する商品の自動販売機を住宅地図データに表示させることができる。
自販機商品名検索ボタン20bをクリックすることで、自販機商品名入力エリアが表示され、自販機商品名入力エリアに所定の自販機商品名を入力することで、住宅地図データ内に存在してその自販機商品名の商品を提供する自動販売機を住宅地図データに表示させることができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13の自販機商品データを利用し、自販機商品名検索画面において所定の自販機商品名を入力することで、自販機商品名の商品を提供する自動販売機をクラウド11やサーバ12,13から取得し、住宅地図データ内に存在してその自販機商品名の商品を提供する自動販売機を住宅地図データに表示させることができる。
自販機住所検索ボタン20cをクリックすることで、自販機設置住所入力エリアが表示され、自販機設置住所入力エリアに所定の住所を入力することで、住宅地図データ内に存在してその自販機住所に対応する自動販売機(その自販機と同じ種類の商品を提供する自販機を含む)を住宅地図データに表示させることができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13の自販機住所データを利用し、自販機設置住所検索画面において所定の自販機住所を入力することで、その自販機住所に対応する自動販売機をクラウド11やサーバ12,13から取得し、住宅地図データ内に存在してその自販機住所に対応する自動販売機(その自販機と同じ種類の商品を提供する自販機を含む)を住宅地図データに表示させることができる。
基地局検索エリア21には、基地局キャリア名検索ボタン21a、基地局住所検索ボタン21bが表示される。基地局キャリア名検索ボタン21aをクリックすることで、基地局キャリア名入力エリアが表示され、基地局キャリア名入力エリアに所定のキャリア名を入力することで、住宅地図データ内に存在してそのキャリア名のキャリアが設置した各基地局を住宅地図データに表示させることができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13の基地局キャリアデータを利用し、基地局キャリア検索画面において所定の基地局キャリア名を入力することで、そのキャリア名のキャリアが設置した各基地局をクラウド11やサーバ12,13から取得し、住宅地図データ内に存在してそのキャリア名のキャリアが設置した各基地局を住宅地図データに表示させることができる。
基地局住所検索ボタン21bをクリックすることで、基地局設置住所入力エリアが表示され、基地局設置住所入力エリアに所定の基地局設置住所を入力することで、住宅地図データ内に存在してその基地局住所に設置された基地局(その基地局と同じキャリアが設置した基地局を含む)を住宅地図データに表示させることができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13の基地局設置住所データを利用し、基地局設置住所検索画面において所定の基地局設置住所を入力することで、その基地局住所に対応する基地局をクラウド11やサーバ12,13から取得し、住宅地図データ内に存在してその基地局住所に対応する基地局(その基地局と同じキャリアが設置した基地局を含む)を住宅地図データに表示させることができる。
図3は、ディスプレイ16に表示された住宅地図データ表示画面の一例を示す図であり、図4は、ディスプレイ16に表示された同心円表示画面の一例を示す図である。図5は、ディスプレイ16に表示された客動線表示画面の一例を示す図である。図3〜5では、各表示エリアに表示されるデータの図示を省略し、住宅地図データ表示エリア27a〜27cに表示される住所表示、ビル名、マンション名、駅名、路線名、道路名、商店名、公共施設名等の各種複数の名称の図示を省略している。なお、図3では、地図検索エリア18において住所検索が行われ、地下鉄の駅(目的地A)が検索されたものとする。
図2の初期画面において、住所検索ボタン18bをクリックした後、住所入力エリアに所定の住所を入力し、検索ボタンをクリックすることで、その住所に対応する所定区域の住宅地図データが検索される。住宅地図データが検索されると、図示はしていないが、その住宅地図データを表示した目的地入力画面がディスプレイ16に表示される。目的地入力画面には、住宅地図データ表示エリア、目的地住所入力エリア、目的地名称入力エリア、行政区画指定入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。クリアボタンをクリックすると、各入力エリアに入力されたデータがクリアされ、再度それら入力エリアへデータを入力する。戻るボタンをクリックすると、1つ前の画面(図2の初期画面)に戻る。
目的地入力画面において目的地(地下鉄の駅)を特定するには、マウス15を使用して住宅地図データ表示エリアの所定の箇所に目的地マークを入れる場合、目的地住所入力エリアに目的地住所を入力して設定ボタンをクリックする場合、目的地名称入力エリアに目的地名称を入力して設定ボタンをクリックする場合、目的地住所入力エリアに目的地住所を入力するとともに目的地名称入力エリアに目的地名称を入力して設定ボタンをクリックする場合がある。なお、目的地入力画面では、マウス15を使用して住宅地図データ表示エリアの所定の箇所に目的地マークを入れ、地下鉄の駅が特定され、決定ボタンがクリックされたものとする。
決定ボタンがクリックされて目的地(地下鉄の駅)が確定すると、住宅地図データを表示した図3の住宅地図データ表示画面がディスプレイ16に表示される。図3の住宅地図データ表示画面には、図2の初期画面と同様に地図検索エリア18、店検索エリア19、自販機検索エリア20、基地局検索エリア21が表示される他、目的地住所表示エリア25、目的地名称表示エリア26、住宅地図データ表示エリア27aが表示され、同心円設定ボタン28、戻るボタン29、閉じるボタン24が表示される。
検索住所表示エリア25には、目的地入力画面の目的地住所入力エリアに入力された目的地住所が表示され、目的地名称表示エリア26には、検索住所表示エリア25の住所に存在する目的地の名称(地下鉄の駅名)が表示される。なお、目的地の名称には、ビル名、マンション名、路線名、道路名、商店名(量販店名、デパート名、ストア名等)、公共施設名等がある。
図3の住宅地図データ表示画面の住宅地図データ表示エリア27aには、目的地Aを含む所定の区域が表示されるとともに、確定した目的地Aの場所(所在箇所)を示すマークが表示される。図3では、確定した目的地Aを示すマークが黒点で示されているが、黒点の他に、□や○、☆等の他のあらゆるマークで目的地Aを表すことができる。
次に、図3の住宅地図データ表示画面において同心円設定ボタン28をクリックする。同心円設定ボタン28をクリックすると、図示はしていないが、歩行時間・歩行距離・同心円数入力画面がディスプレイ16に表示される。歩行時間・歩行距離・同心円数入力画面には、目的地Aからの歩行時間を入力する歩行時間入力エリア、目的地Aからの歩行距離を入力する歩行距離入力エリア、同心円の数を入力する同心円数入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。クリアボタンをクリックすると、歩行距離入力エリアや歩行時間入力エリア、同心円数入力エリアに入力された数値がクリアされ、再度それら入力エリアへ数値を入力する。
歩行距離入力エリアに歩行距離(例えば、1500m)を入力し、歩行時間入力エリアに歩行時間(例えば、20分)を入力するとともに、同心円数入力エリアに同心円数(例えば、6本)を入力した後、決定ボタンをクリックする。決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ表示エリア27aの任意に選択した目的地Aを中心とした複数の第2〜第6同心円B2〜B6(第2〜第n同心円)を表示する(第1〜第n同心円表示手段)。さらに、住宅地図データ27bに表示された道路と第1〜第6同心円B2〜B6との交点に第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)を表示する(第1〜第n地点表示手段)。
ディスプレイ16には、図4に示す同心円表示画面が表示される。図4の同心円表示画面には、図3の住宅地図データ表示画面と同様に地図検索エリア18、店検索エリア19、自販機検索エリア20、基地局検索エリア21、目的地住所表示エリア25、目的地名称表示エリア26、住宅地図データ表示エリア27b、戻るボタン29、閉じるボタン24が表示される他、最短ルート検索ボタン30、印刷ボタン31が表示される。印刷ボタン31をクリックすると、住宅地図データ表示エリア27bに表示された住宅地図データがプリントされる。
住宅地図データ表示エリア27bには、中心(目的地A)から直近に第1同心円B1が表示されるとともに、目的地Aを中心として所定の区域において目的地Aを中心に目的地Aから径方向外方へ向かって第1同心円B1から径方向外方に向かって径方向の離間寸法が同一の複数の第2〜第6同心円B2〜B6(第2〜第n同心円)が表示される。なお、図4では、6本の同心円B1〜B6が表示されているが、同心円の数に特に制限はなく、5本以下または7本以上の同心円が表示される場合もある。
住宅地図データ表示エリア27bに表示された第6同心円(B6)と道路との交点には、(6)が表示され、第5同心円(B5)と道路との交点には、(5)が表示されているとともに、第4同心円(B4)と道路との交点には、(4)が表示されている。第3同心円(B3)と道路との交点には、(3)が表示され、第2同心円(B2)と道路との交点には、(2)が表示されているとともに、第1同心円(B1)と道路との交点には、(1)が表示されている。
図4の同心円表示画面において最短ルート検索ボタン30をクリックする。最短ルート検索ボタン30をクリックすると、サーバ10は、第6地点(6)(第n地点)から目的地Aまでの徒歩による道路の最短ルートを検索した後、第6地点(6)(第n地点)の1つ内側の同心円B5の第5地点(5)(第n−1地点)から目的地Aまでの徒歩による道路の最短ルートを検索するように、第6地点(6)(第n地点)から第1地点(1)に向かって順次最短ルートを検索する(最短ルート検索手段)。
次に、サーバ10は、最短ルート検索手段によって検索した第6〜第1地点(第n〜第1地点)から目的地Aまでの最短ルートを住宅地図データに表示し(最短ルート表示手段)、第1〜第6同心円(1)〜(6)(第1〜第n同心円)を消去しつつ、最短ルート表示手段によって表示された第6地点(6)(第n地点)から第1地点(1)を通る目的地Aまでの道路の最短ルートを客動線として住宅地図データに表示する(客動線表示手段)。ディスプレイ16には、図5に示す客動線表示画面が表示される。さらに、サーバ10は、最短ルートが通る第6地点(6)〜第1地点(1)から目的地Aまでの歩行時間を算出し(歩行時間算出手段)、最短ルートが通る第6地点(6)〜第1地点(1)から目的地Aまでの歩行距離を算出する(歩行距離算出手段)。
サーバ10は、第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)が位置する住居表示の丁目単位、丁目−番単位、丁目−番−号単位のいずれかの人口数を検索する(人口数検索手段)。サーバ10は、各地方自治体の町丁別世帯数および人口表、各地方自治体の町丁別年齢別人口表を参照しつつ、人口数を検索する。サーバ10は、検索した人口数を客動線C1〜C14が通る第6地点(6)(第n地点)から第1地点(1)に向かって順次加算する(人口数加算手段)。
人口数加算手段では、第6地点の人口数に第5地点の人口数を加算し、第6地点および第5地点の人口数に第4地点の人口数を加算し、第6地点〜第4地点の人口数に第3地点の人口数を加算するとともに、第6地点〜第3地点の人口数に第2地点の人口数を加算し、第6地点〜第2地点の人口数に第1地点の人口数を加算する。
サーバ10は、第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)が位置する住居表示の丁目単位、丁目−番単位、丁目−番−号単位のいずれかの人口数を性別毎に区分して検索する(人口数検索手段)。サーバ10は、検索した性別毎の人口数を客動線C1〜C14が通る第6地点(6)(第n地点)から第1地点(1)に向かって順次加算する(人口数加算手段)。サーバ10は、第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)が位置する住居表示の丁目単位、丁目−番単位、丁目−番−号単位のいずれかの人口数を年齢別または年齢層に区分して検索する(人口数検索手段)。サーバ10は、検索した年齢別または年齢層の人口数を客動線C1〜C14が通る第6地点(6)(第n地点)から第1地点(1)に向かって順次加算する(人口数加算手段)。
なお、最短ルート検索手段では、第6地点(6)(第n地点)から目的地Aまでの最短ルートを検索した後に、第6地点からの最短ルートがその1つ内側の特定の第5地点(5)(第n−1地点)から特定の第1地点(1)を通っている場合、最短ルートが通る特定の第5地点(5)(第n−1地点)〜第1地点(1)から目的地Aまでの最短ルートが既に確定しているから、最短ルートが通る特定の第5地点(5)(第n−1地点)〜第1地点(1)から目的地Aまでの最短ルートの検索は行わない。
図5の客動線表示画面には、図4の同心円表示画面と同様に地図検索エリア18、店検索エリア19、自販機検索エリア20、基地局検索エリア21、目的地住所表示エリア25、目的地名称表示エリア26、住宅地図データ表示エリア27c、印刷ボタン31、戻るボタン29、閉じるボタン24が表示される他、歩行時間ボタン32、歩行距離ボタン33、通行量ボタン34が表示される。印刷ボタン31をクリックすると、住宅地図データ表示エリア27cに表示された住宅地図データがプリントされる。住宅地図データ表示エリア27cには、第6地点(6)〜中心(目的地A)までの複数の客動線C1〜C14が表示されている。
ディスプレイ16に表示されたメニューバーのファイルボタン(図示せず)をクリックした後、ファイルの保存をクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ表示エリア27b,27cに表示された住宅地図データをファイル名および作成日時に関連付けた状態でハードディスクに格納する(住宅地図データ格納手段)。
サーバ10は、住宅地図データに加え、目的地住所表示エリア25に表示された目的地住所、目的地名称表示エリア26に表示された目的地名称、目的地A、第1〜第6同心円(B1)〜(B6)、第1〜第6地点(1)〜(6)、客動線C1〜C14(最短ルート)、各地点から目的地Aまでの歩行時間、各地点から目的地Aまでの歩行距離、検索した住居表示の丁目単位、丁目−番単位、丁目−番−号単位のいずれかの人口数、第6地点(6)(第n地点)〜第1地点(1)における人口数、検索した住居表示の丁目単位、丁目−番単位、丁目−番−号単位のいずれかの性別毎に区分した人口数、第6地点(6)(第n地点)〜第1地点(1)における性別毎の人口数、検索した住居表示の丁目単位、丁目−番単位、丁目−番−号単位のいずれかの年齢別または年齢層に区分した人口数、第6地点(6)(第n地点)〜第1地点(1)における年齢別または年齢層の人口数をファイル名および作成日時に関連付けた状態でハードディスクに格納する(各種データ格納手段)。
なお、図2の初期画面のデータ表示ボタン23をクリックすると、図示はしていないが、ファイル表示画面がディスプレイ16に表示される。ファイル表示画面には、ファイル名一覧を表示したファイル名表示エリア、開くボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。ファイル名表示エリアにおいて所定のファイルを指定(反転)(複数指定可)し、開くボタンをクリックすると、指定したファイル名の住宅地図データ(目的地住所表示エリア25に表示された目的地住所、目的地名称表示エリア26に表示された目的地名称、目的地A、第1〜第6同心円(B1)〜(B6)、第1〜第6地点(1)〜(6)、客動線C1〜C14(最短ルート)を含む)が作成日時とともにディスプレイ16に表示される。
客動線作成システムは、住宅地図データ27bに表示された道路と第1〜第6同心円(1)〜(6)(第1〜第n同心円)との交点に表示された第6地点(6)(第n地点)から第1地点(1)に向かって順次最短ルートを検索かつ表示し、第6地点(6)から第1地点(1)を通る目的地A(地下鉄の駅)までの道路の最短ルートを客動線C1〜C14として住宅地図データ27cに表示するから、物品の移動を条件とせず、住宅地図データ27cを利用することで所定の地点から目的地Aまでの客動線C1〜C14を容易に作成することができる。
客動線作成システムは、従来技術に示すように、各物品に無線タグを取り付ける必要はなく、物品の移動を長時間監視する必要もないから、客動線C1〜C14の作成に手間やコスト、時間がかからず、所定の地点から目的地Aまでの客動線C1〜C14を廉価かつ迅速に作成することができる。客動線作成システムは、人が徒歩で所定の地点から目的地A(地下鉄の駅)に向かう場合に目的地Aまでの最短ルートを通るという人の習性を利用するから、所定の地点から目的地Aまでの正確な客動線を導出することができる。
客動線作成システムは、第6地点(6)(第n地点)から目的地Aまでの最短ルートを検索した後に、第6地点からの最短ルートがその1つ内側の特定の第5地点(5)(第n−1地点)から特定の第1地点(1)を通っている場合、最短ルートが通る特定の第5地点(5)(第n−1地点)〜第1地点(1)から目的地Aまでの最短ルートの検索は行わないから、特定の第5地点(5)〜特定の第1地点(1)から目的地Aまでの最短ルートを検索する必要はなく、最短ルート検索の手間を省くことができ、客動線C1〜C14を迅速に作成することができる。
図6は、ディスプレイ16に表示された客動線・歩行時間・歩行距離表示画面の一例を示す図である。図6の客動線・歩行時間・歩行距離表示画面の住宅地図データ表示エリア27cには、各地点から目的地Aまでの歩行時間および歩行距離が表示されている。なお、図6では、各表示エリアに表示されるデータの図示を省略し、住宅地図データ表示エリアに表示される住所表示、ビル名、マンション名、駅名、路線名、道路名、商店名、公共施設名等の各種複数の名称の図示を省略している。
図5の客動線表示画面の歩行時間ボタン32および歩行距離ボタン33をクリックした後、住宅地図データ表示エリア27bに表示されたいずれかの地点にカーソルを移動させ、所定の地点をクリックすると、サーバ10は、歩行時間算出手段によって算出した歩行時間を客動線C1〜C14が通る第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)に表示し(歩行時間表示手段)、歩行距離算出手段によって算出した歩行距離を客動線C1〜C14が通る第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)に表示する(歩行距離表示手段)。ディスプレイ16には、図6に示す客動線・歩行時間・歩行距離表示画面が表示される。
図6の客動線・歩行時間・歩行距離表示画面の住宅地図データ表示エリア27cには、図5の客動線表示画面に表示された各項目に加え、客動線C4の第3地点(3)および第2地点(2)における目的地A(地下鉄の駅)までの歩行時間(10分,7分)が表示され、客動線C12の第5地点(5)および第4地点(4)における目的地A(地下鉄の駅)までの歩行距離(1350m,1050m)が表示される。
なお、歩行時間ボタン32のみをクリックすることで、住宅地図データ表示エリア27cに各地点から目的地Aまでの歩行時間のみを表示させることができ、歩行距離ボタン33のみをクリックすることで、住宅地図データ表示エリア27cに各地点から目的地Aまでの歩行距離のみを表示させることができる。また、図6の客動線・歩行時間・歩行距離表示画面の住宅地図データ表示エリア27cには、後記する各地点の通行量、後記する販売店および提供店、後記する自動販売機、後記する基地局を表示させることもできる。
客動線作成システムは、所定の地点から目的地Aまでの最短ルート(客動線C1〜C14)における歩行時間が表示されることで、その最短ルートの信憑性を確認することができるとともに、所定の地点から目的地Aまでの徒歩による所要時間を把握することができる。客動線作成システムは、表示された歩行時間が人の歩行時間の限界を超えている場合に外側から同心円の数を減らすことで、所定の地点から目的地Aまでの歩行時間を減らすことができ、常識的な人の歩行時間に合致させた客動線C1〜C14を作成することができる。
客動線作成システムは、所定の地点から目的地までの最短ルート(客動線C1〜C14)における歩行距離が表示されることで、その最短ルートの信憑性を確認することができるとともに、所定の地点から目的地Aまでの徒歩による距離を把握することができる。客動線作成システムは、表示された歩行距離が人の歩行距離の限界を超えている場合に外側から同心円の数を減らすことで、所定の地点から目的地Aまでの歩行距離を減らすことができ、常識的な人の歩行距離に合致させた客動線(客動線C1〜C14)を作成することができる。
図7は、ディスプレイ16に表示された客動線・通行量表示画面の一例を示す図である。図7の客動線・通行量表示画面の住宅地図データ表示エリア27cには、各地点における通行量(人口数)が表示されている。なお、図7では、各表示エリアに表示されるデータの図示を省略し、住宅地図データ表示エリアに表示される住所表示、ビル名、マンション名、駅名、路線名、道路名、商店名、公共施設名等の各種複数の名称の図示を省略している。
図5の客動線表示画面の通行量ボタン34をクリックした後、住宅地図データ表示エリア27bに表示されたいずれかの地点にカーソルを移動させ、所定の地点をクリックすると、図示はしていないが、条件入力画面がディスプレイ16に表示される。条件入力画面には、性別入力エリア、年齢入力エリア、年齢層入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。
それら入力エリアに入力せず、決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、人口数加算手段によって加算した人口数を客動線C1〜C14が通る第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)における通行量としてそれら地点(1)〜(6)に表示する(通行量表示手段)。ディスプレイ16には、図7に示す客動線・通行量表示画面が表示される。
図7の客動線・通行量表示画面の住宅地図データ表示エリア27cには、図5の客動線表示画面に表示された各項目に加え、客動線C5が通る第3地点(3)および第2地点(2)における通行量(例えば、210人、280人駅)が表示され、客動線C12の第5地点(5)および第4地点(4)における通行量(例えば、60人、120人)が表示される。
なお、条件入力画面の性別入力エリアに性別(男女の別)を入力することで、人口数加算手段によって加算した性別毎の人口数を客動線C1〜C14が通る第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)における通行量としてそれら地点(1)〜(6)に表示することもできる。年齢入力エリアに年齢を入力することで、人口数加算手段によって加算した年齢別の人口数を客動線C1〜C14が通る第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)における通行量としてそれら地点(1)〜(6)に表示することもできる。年齢層入力エリアに年齢層を入力することで、人口数加算手段によって加算した年齢層毎の人口数を客動線C1〜C14が通る第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)における通行量としてそれら地点(1)〜(6)に表示することもできる。また、図7の客動線・通行量表示画面の住宅地図データ表示エリア27cには、各地点から目的地Aまでの歩行時間および歩行距離、販売店および提供店、自動販売機、基地局を表示させることもできる。
客動線作成システは、客動線C1〜C14を通る人の人数(性別毎の人口数、年齢別人口数、年齢層毎の人口数を含む)を客動線C1〜C14が通る各地点(1)〜(6)毎に表示するから、各地点(1)〜(6)毎の通行量を把握することができ、複数の客動線C1〜C14のうち、通行量の多少を確認することができる。客動線作成システムは、それら客動線C1〜C14における通行量を表示することができるから、客動線C1〜C14や通行量を利用し、通行量が多く宣伝効果が高い客動線C1〜C14上の所定の箇所を選定することができる。
図8は、ディスプレイ16に表示された住宅地図データ表示画面の他の一例を示す図であり、図9は、ディスプレイ16に表示された同心円表示画面の他の一例を示す図である。図10は、ディスプレイ16に表示された客動線表示画面の他の一例を示す図である。図8〜10では、各表示エリアに表示されるデータの図示を省略し、住宅地図データ表示エリア27a〜27cに表示される住所表示、ビル名、マンション名、駅名、路線名、道路名、商店名、公共施設名等の各種複数の名称の図示を省略している。なお、図8では、地図検索エリア18において住所検索が行われ、地下鉄の駅(目的地A)が検索されるとともに、第6同心円(B6)から目的地Aまでを住居表示の町村単位の行政区画に区分されたものとする。
図2の初期画面において、住所検索ボタン18bをクリックした後、住所入力エリアに所定の住所を入力し、検索ボタンをクリックすることで、その住所に対応する所定区域の住宅地図データが検索され、ディスプレイ16にその住宅地図データを表示した目的地入力画面(図示せず)が表示される。目的地入力画面には、住宅地図データ表示エリア、目的地住所入力エリア、目的地名称入力エリア、行政区画指定入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。
目的地入力画面では、マウス15を使用して住宅地図データ表示エリアの所定の箇所に目的地マークを入れ、地下鉄の駅が特定され、さらに、行政区画指定入力エリアに所定の町村単位が入力され、決定ボタンがクリックされたものとする。決定ボタンがクリックされて目的地(地下鉄の駅)が確定するとともに、行政区画が指定されると、サーバ10は、最も外側に位置する第6同心円B6から目的地Aまでを住居表示の町村単位の行政区画に区分する(行政区画区分手段)。なお、行政区画指定入力エリアに所定の丁目単位が入力されると、第6同心円B6から目的地Aまでを住居表示の丁目単位の行政区画に区分する(行政区画区分手段)。
ディスプレイ16には、町村単位の行政区画に区分された目的地Aを含む所定の区域を表示した図8の住宅地図データ表示画面が表示される。図8の住宅地図データ表示画面では、町村単位の目的地Aを含む区域が住宅地図データ表示エリア27aに実線で表示され、その他の区域が住宅地図データ表示エリア27aに点線で表示される。
次に、図3の住宅地図データ表示画面において同心円設定ボタン28をクリックし、歩行時間・歩行距離・同心円数入力画面(図示せず)をディスプレイ16に表示させた後、歩行距離入力エリアに歩行距離を入力し、歩行時間入力エリアに歩行時間を入力するとともに、同心円数入力エリアに同心円数を入力した後、決定ボタンをクリックする。
決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ表示エリア27aの任意に選択した目的地Aを中心とした複数の第2〜第6同心円B2〜B6(第2〜第n同心円)を表示する(第1〜第n同心円表示手段)。さらに、住宅地図データ27bに表示された道路と第1〜第6同心円B2〜B6との交点に第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)を表示する(第1〜第n地点表示手段)。ディスプレイ16には、図9に示す同心円表示画面が表示される。図9の同心円表示画面において最短ルート検索ボタン30をクリックすると、サーバ10は、第6地点(6)(第n地点)から第1地点(1)に向かって順次最短ルートを検索する(最短ルート検索手段)。
サーバ10は、最短ルート検索手段によって検索した第6〜第1地点(第n〜第1地点)から目的地Aまでの最短ルートを行政区画区分手段によって区分された町村単位で住宅地図データに表示し(最短ルート表示手段)、第1〜第6同心円(1)〜(6)(第1〜第n同心円)を消去しつつ、最短ルート表示手段によって表示された第6地点(6)(第n地点)から第1地点(1)を通る目的地Aまでの道路の最短ルートを客動線C1,C2,C13,C14(行政区画区分手段によって区分された町村単位の客動線C1,C2,C13,C14)として住宅地図データに表示する(客動線表示手段)。ディスプレイ16には、図10に示す客動線表示画面が表示される。さらに、サーバ10は、最短ルートが通る第6地点(6)〜第1地点(1)から目的地Aまでの歩行時間を算出し(歩行時間算出手段)、最短ルートが通る第6地点(6)〜第1地点(1)から目的地Aまでの歩行距離を算出する(歩行距離算出手段)。
サーバ10は、第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)が位置する住居表示の丁目単位、丁目−番単位、丁目−番−号単位のいずれかの人口数(性別毎の人口数、年齢別の人口数、年齢層毎の人口数を含む)を検索する(人口数検索手段)。サーバ10は、各地方自治体の町丁別世帯数および人口表、各地方自治体の町丁別年齢別人口表を参照しつつ、人口数を検索する。サーバ10は、検索した人口数を客動線C1〜C14が通る第6地点(6)(第n地点)から第1地点(1)に向かって順次加算する(人口数加算手段)。
図10の客動線表示画面の住宅地図データ表示エリア27cには、第6地点(6)〜中心(目的地A)までの客動線C1,C2,C13,C14が表示されている。なお、図10の客動線表示画面の住宅地図データ表示エリア27cに、各地点から目的地Aまでの歩行時間および歩行距離、通行量(人口数)(性別毎の通行量(人口数)、年齢別の通行量(人口数)、年齢層毎の通行量(人口数)を含む)、販売店および提供店、自動販売機、基地局を表示させることもできる。
ディスプレイ16に表示されたメニューバーのファイルボタン(図示せず)をクリックした後、ファイルの保存をクリックすると、図5の客動線表示画面と同様に、サーバ10は、住宅地図データ表示エリア27b,27cに表示された住宅地図データをファイル名および作成日時に関連付けた状態でハードディスクに格納するとともに(住宅地図データ格納手段)、各種データをファイル名および作成日時に関連付けた状態でハードディスクに格納する(各種データ格納手段)。
客動線作成システムは、住居表示の町村単位または丁目単位に客動線C1,C2,C13,C14を表示するとともに、町村単位または丁目単位の客動線C1,C2,C13,C14を通る人の人数を住居表示の町村単位または丁目単位で各地点(6)〜(1)毎に表示するから、町村単位または丁目単位で通行量を把握することができ、町村単位または丁目単位の通行量の多少を確認することができる。
客動線作成システムは、町村単位または丁目単位で所定の地点から目的地Aまでの客動線C1,C2,C13,C14を導出することができるとともに、町村単位または丁目単位の客動線C1,C2,C13,C14における通行量を表示することができるから、町村単位または丁目単位の客動線C1,C2,C13,C14や通行量を利用し、通行量が多く宣伝効果が高い客動線上の最適な箇所を選定することができる。
図11は、ディスプレイ16に表示された客動線・店表示画面の一例を示す図である。図11では、各表示エリアに表示されるデータの図示を省略し、住宅地図データ表示エリア27cに表示される住所表示、ビル名、マンション名、駅名、路線名、道路名、商店名、公共施設名等の各種複数の名称の図示を省略している。
図5の客動線表示画面の住宅地図データ表示エリア27c(所定区域の住宅地図データ)に存在する同一分野の商品の販売店や同一分野の役務(サービス)の提供店を表示するには、図5の客動線表示画面の店検索エリア19の店名検索ボタン19a、店住所検索ボタン19b、商品・サービス検索ボタン19cのいずれかをクリックする。なお、商品・サービス検索ボタン19cがクリックされ、商品名入力エリアに所定の商品名が入力されたものとする。
商品・サービス検索ボタン19cをクリックすると、図示はしていないが、商品・サービス選択画面がディスプレイ16に表示される。商品・サービス選択画面には、商品名入力エリア、サービス名入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。商品名入力エリアに商品名を入力した後、決定ボタンをクリックする。決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ内(住宅地図データ表示エリア27c内)に存在してその商品名の商品を販売する販売店D(店)を住宅地図データ表示エリア27cに表示した図11の客動線・店表示画面をディスプレイ16に表示させる(店表示手段)。
図11の客動線・店表示画面には、第6地点(6)〜中心(目的地A)までの客動線C1,C2,C13,C14とともに、住宅地図データ内に存在する複数の販売店Dが表示されている。図11の客動線・店表示画面の住宅地図データ表示エリア27cに、販売店Dとともに、各地点から目的地Aまでの歩行時間および歩行距離、通行量(人口数)(性別毎の通行量(人口数)、年齢別の通行量(人口数)、年齢層毎の通行量(人口数)を含む)を表示させることもできる。
なお、店検索エリア19の店名検索ボタン19aをクリックすると、店名入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。店名入力エリアに店名を入力した後、決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ内(住宅地図データ表示エリア27c内)に存在してその店名の商品の販売店Dや役務の提供店Dを客動線C1〜C14とともに住宅地図データ表示エリア27cに表示した客動線・店表示画面をディスプレイ16に表示させる(店表示手段)。
また、店検索エリア19の店住所検索ボタン19bをクリックすると、店住所入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。店住所入力エリアに住所を入力した後、決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ内(住宅地図データ表示エリア27c内)に存在するその店住所の商品の販売店(その販売店と同じ種類の商品を販売する販売店を含む)やその店住所の役務の提供店(その提供店と同じ種類の役務を提供する提供店を含む)を客動線C1〜C14とともに住宅地図データ表示エリア27cに表示した客動線・店表示画面をディスプレイ16に表示させる(店表示手段)。
ディスプレイ16に表示されたメニューバーのファイルボタン(図示せず)をクリックした後、ファイルの保存をクリックすると、図5の客動線表示画面と同様に、サーバ10は、住宅地図データ表示エリア27b,27cに表示された住宅地図データ(販売店Dや提供店Dを含む)をファイル名および作成日時に関連付けた状態でハードディスクに格納するとともに(住宅地図データ格納手段)、各種データをファイル名および作成日時に関連付けた状態でハードディスクに格納する(各種データ格納手段)。
客動線作成システムは、同一分野の商品を販売する販売店Dや同一分野の役務(サービス)を提供する提供店Dが客動線C1〜C14とともに表示されるから、販売店Dや提供店Dが客動線C1〜C14に沿って存在しているかを判断することができるとともに、販売店Dや提供店Dが客動線C1〜C14のうちの通行量の多いそれに沿って存在しているかを判断することができる。
客動線作成システムは、販売店Dや提供店Dの位置を客動線C1〜C14や通行量に対応させて判断することができるから、既設の販売店Dや提供店Dの最適な移転箇所を客動線C1〜C14や通行量から容易に判断することができ、新規の販売店Dや提供店Dの最適な設置箇所を客動線C1〜C14や通行量から容易に判断することができる。
客動線作成システムは、客動線C1〜C14に存在する販売店Dや提供店Dの売れ筋商品や役務を把握することができるとともに、その商品や役務を購入する顧客層を把握することができるから、その販売店Dや提供店Dで販売、提供する顧客層に合わせた商品や役務を容易に選定することができ、販売店Dにおける商品の販売数量を増やすことができるとともに、提供店Dにおける役務の提供数量を増やすことができる。
図12は、ディスプレイ16に表示された客動線・自販機表示画面の一例を示す図である。図12では、各表示エリアに表示されるデータの図示を省略し、住宅地図データ表示エリア27cに表示される住所表示、ビル名、マンション名、駅名、路線名、道路名、商店名、公共施設名等の各種複数の名称の図示を省略している。
図5の客動線表示画面の住宅地図データ表示エリア27c(所定区域の住宅地図データ)に存在して同一分野の商品を販売する複数の自動販売機を表示するには、図5の客動線表示画面の自販機検索エリア20の提供メーカー検索ボタン20a、自販機商品名検索ボタン20b、自販機設置住所検索ボタン20cのいずれかをクリックする。なお、自販機商品名検索ボタン20bがクリックされ、自販機商品名入力エリアに所定の自販機商品名が入力されたものとする。
自販機商品名検索ボタン20bをクリックすると、図示はしていないが、自販機商品選択画面がディスプレイ16に表示される。自販機商品選択画面には、自販機商品名入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。自販機商品名入力エリアに自販機商品名を入力した後、決定ボタンをクリックする。決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ内(住宅地図データ表示エリア27c内)に存在して同一分野の商品を販売する複数の自動販売機を住宅地図データ表示エリア27cに表示した図12の客動線・自販機表示画面をディスプレイ16に表示させる(自動販売機表示手段)。
図12の客動線・自販機表示画面には、第6地点(6)〜中心(目的地A)までの客動線C1,C2,C13,C14とともに、住宅地図データ内に存在する複数の自動販売機Eが表示されている。図12の客動線・自販機表示画面の住宅地図データ表示エリア27cに、自動販売機Eとともに、各地点から目的地Aまでの歩行時間および歩行距離、通行量(人口数)(性別毎の通行量(人口数)、年齢別の通行量(人口数)、年齢層毎の通行量(人口数)を含む)を表示させることもできる。
なお、自販機検索エリア20の提供メーカー検索ボタン20aをクリックすると、提供メーカー名入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。提供メーカー名入力エリアに提供メーカー名を入力した後、決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ内(住宅地図データ表示エリア27c内)に存在してその提供メーカーが提供する商品の自動販売機Eを客動線C1〜C14とともに住宅地図データ表示エリア27cに表示した客動線・自販機表示画面をディスプレイ16に表示させる(自動販売機表示手段)。
また、自販機検索エリア20の自販機設置住所検索ボタン20cをクリックすると、自販機設置住所入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。自販機設置住所入力エリアに自販機設置住所を入力した後、決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ内(住宅地図データ表示エリア27c内)に存在してその自販機住所に対応する自動販売機E(その自販機Eと同じ種類の商品を提供する自販機Eを含む)を客動線C1〜C14とともに住宅地図データ表示エリア27cに表示した客動線・自販機表示画面をディスプレイ16に表示させる(自動販売機表示手段)。
ディスプレイ16に表示されたメニューバーのファイルボタン(図示せず)をクリックした後、ファイルの保存をクリックすると、図5の客動線表示画面と同様に、サーバ10は、住宅地図データ表示エリア27b,27cに表示された住宅地図データ(自動販売機Eを含む)をファイル名および作成日時に関連付けた状態でハードディスクに格納するとともに(住宅地図データ格納手段)、各種データをファイル名および作成日時に関連付けた状態でハードディスクに格納する(各種データ格納手段)。
客動線作成システムは、同一分野の商品の自動販売機Eが客動線C1〜C14とともに表示されるから、自動販売機Eが客動線C1〜C14に沿って存在しているかを判断することができるとともに、自動販売機Eが客動線C1〜C14のうちの通行量の多いそれに沿って存在しているかを判断することができる。
客動線作成システムは、自動販売機Eの位置を客動線C1〜C14や通行量に対応させて判断することができるから、既設の自動販売機Eの最適な移設箇所を客動線C1〜C14や通行量から容易に判断することができ、新規の自動販売機Eの最適な設置箇所を客動線C1〜C14や通行量から容易に判断することができる。
客動線作成システムは、所定区域の住宅地図データに存在する自動販売機Eの販売数量や売れ筋商品、その商品を購入する顧客層を把握することができるから、その自動販売機Eに収納する顧客層に合わせた商品を容易に選定することができ、自動販売機Eにおける商品の販売数量を増やすことができる。
図13は、ディスプレイに表示された客動線・基地局表示画面の一例を示す図である。図13では、各表示エリアに表示されるデータの図示を省略し、住宅地図データ表示エリア27cに表示される住所表示、ビル名、マンション名、駅名、路線名、道路名、商店名、公共施設名等の各種複数の名称の図示を省略している。
図5の客動線表示画面の住宅地図データ表示エリア27c(所定区域の住宅地図データ)に存在する複数の基地局を表示するには、図5の客動線表示画面の基地局検索エリア21の基地局キャリア名検索ボタン21a、基地局住所検索ボタン21bのいずれかをクリックする。なお、基地局キャリア名検索ボタン21aがクリックされ、キャリア名入力エリアに所定のキャリア名が入力されたものとする。
基地局キャリア名検索ボタン21aをクリックすると、図示はしていないが、基地局キャリア選択画面がディスプレイ16に表示される。基地局キャリア選択画面には、キャリア名入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。キャリア名入力エリアにキャリア名を入力した後、決定ボタンをクリックする。決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ内(住宅地図データ表示エリア27c内)に存在してそのキャリア名のキャリアが設置した各基地局Fを住宅地図データ表示エリア27cに表示した図12の客動線・基地局表示画面をディスプレイ16に表示させる(基地局表示手段)。
図13の客動線・基地局表示画面には、第6地点(6)〜中心(目的地A)までの客動線C1,C2,C13,C14とともに、住宅地図データ内に存在する複数の基地局Fが表示されている。図13の客動線・基地局表示画面の住宅地図データ表示エリア27cに、基地局Fとともに、各地点から目的地Aまでの歩行時間および歩行距離、通行量(人口数)(性別毎の通行量(人口数)、年齢別の通行量(人口数)、年齢層毎の通行量(人口数)を含む)を表示させることもできる。
なお、基地局検索エリア21の基地局住所検索ボタン21bをクリックすると、基地局住所入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。基地局住所入力エリアに基地局住所を入力した後、決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ内(住宅地図データ表示エリア27c内)に存在してその基地局住所に対応する基地局F(その基地局Fと同じキャリアの基地局Fを含む)を客動線C1〜C14とともに住宅地図データ表示エリア27cに表示した客動線・基地局表示画面をディスプレイ16に表示させる(基地局表示手段)。
ディスプレイ16に表示されたメニューバーのファイルボタン(図示せず)をクリックした後、ファイルの保存をクリックすると、図5の客動線表示画面と同様に、サーバ10は、住宅地図データ表示エリア27b,27cに表示された住宅地図データ(基地局Fを含む)をファイル名および作成日時に関連付けた状態でハードディスクに格納するとともに(住宅地図データ格納手段)、各種データをファイル名および作成日時に関連付けた状態でハードディスクに格納する(各種データ格納手段)。
客動線作成システムは、基地局Fが客動線C1〜C14とともに表示されるから、基地局Fが客動線C1〜C14に沿って存在しているかを判断することができるとともに、基地局Fが客動線C1〜C14のうちの通行量の多いそれに沿って存在しているかを判断することができる。客動線作成システムは、基地局Fの位置を客動線C1〜C14や通行量に対応させて判断することができるから、既設の基地局Fの最適な移設箇所を客動線C1〜C14や通行量から容易に判断することができ、新規の基地局Fの最適な設置箇所を客動線C1〜C14や通行量から容易に判断することができる。
10 サーバ
11 クラウド
12 サーバ
13 サーバ
16 ディスプレイ
17 インターネット
18 地図検索エリア
19 店検索エリア
20 自販機検索エリア
21 基地局検索エリア
27a〜27c 住宅地図データ表示エリア
A 目的地(中心)
B1 第1同心円
B2 第2同心円
B3 第3同心円
B4 第4同心円
B5 第5同心円
B6 第6同心円(第n同心円)
C1〜C14 客動線
D 販売店(提供店)
E 自動販売機
F 基地局
(1) 第1地点
(2) 第2地点
(3) 第3地点
(4) 第4地点
(5) 第5地点
(6) 第6地点(第n地点)
本発明は、コンピュータ資源を利用して所定の地点か目的地までの客動線を作成する客動線作成システムに関する。
物品それぞれに取り付けられた無線タグから発信する固有の識別情報と、特定の施設内で使用できる備品としての物品を所定のエリア外に持ち出しまたは所定のエリア内に返却するための保管場所としての特定の施設内の予め定めた特定エリア内におけるそれら物品の配置されている場所を表わした位置情報とを登録するデータベースと、特定エリア内に配置されているそれぞれの物品の無線タグといずれか1つが通信する互いに間隔をおいて配置された複数の無線通信部と、複数の無線通信部が時間間隔をおいて特定エリア内の物品の無線タグと通信を行うことで、複数の無線通信部のそれぞれの通信領域と対応付けられた位置情報と識別情報とをそれら物品から繰り返し取得する情報取得手段と、情報取得手段によって取得した識別情報毎に取得時刻とともにデータベースを更新するデータベース更新手段と、データベース更新手段によっていずれかの識別情報について取得時刻に更新が行われなかったとき、その識別情報に対応する物品がその取得時刻と同一の消失時刻に特定エリア内の位置情報で表わされる物品の配置されている場所から消失したことが検出されたものとする物品消失検出手段と、特定の施設内における特定エリア外の所定の処理地点に配置され、物品消失検出手段によって消失の検出された各物品を無線タグから発信する無線信号の受信によって検出する処理地点到来検出手段と、処理地点到来検出手段によって同時に検出された物品どうしを少なくとも一人の客によって同時に運ばれてきた1つのグループの物品としてグループ化するグループ化手段と、グループ化手段によって1つのグループにまとめられた各物品の特定エリア内におけるそれぞれの消失した場所を表わす位置情報をデータベースでそれら物品の識別情報をキーとして検索する検索手段と、検索手段の検索結果から消失時刻の順にそれら物品の位置情報で表わされた場所を結んだ客動線を求める客動線演算手段とを有する客動線調査システムが開示されている。
この客動線調査システムは、物品が予め定めた特定エリアから消失したときにそれを消失時刻とともに検出し、少なくとも一人の客によって同時に運ばれた物品どうしを1つのグループの物品としてグループ化し、グループ内の物品の消失した時刻の順にそれぞれの物品の消失直前の場所を結んだ客動線を演算することができる。
前記特許文献1に開示の客動線調査システムは、無線タグを取り付けた物品の所定エリアから他のエリアへの移動を条件に客動線が作成されるから、物品の移動を伴わない場合、例えば、人がある地点から目的地に向かう場合にその地点から目的地までの人の移動ルートの客動線を作成することはできない。また、この客動線調査システムは、物品それぞれに無線タグを取り付け、それら物品の移動を長時間監視しなければならず、客動線の調査に手間やコスト、時間がかかり、客動線を廉価かつ迅速に作成することができない。
本発明の目的は、物品の移動を条件とせず、所定の地点から目的地までの客動線を作成することができる客動線作成システムを提供することにある。本発明の他の目的は、客動線の作成に手間やコスト、時間がかからず、所定の地点から目的地までの客動線を廉価かつ迅速に作成することができる客動線作成システムを提供することにある。
前記課題を解決するための本発明の前提は、コンピュータ資源を利用して所定の地点から目的地までの客動線を作成する客動線作成システムである。
前記前提における本発明の特徴としては、客動線作成システムが、所定区域の住宅地図データに任意に選択した目的地を中心としてその中心から直近に第1同心円を表示するとともに、第1同心円から径方向外方に向かって径方向の離間寸法が同一の複数の第2〜第n同心円を表示する第1〜第n同心円表示手段と、住宅地図データに表示された道路と第1〜第n同心円との交点に第1〜第n地点を表示する第1〜第n地点表示手段と、第n地点から目的地までの徒歩による道路の最短ルートを検索した後、第n地点の1つ内側の同心円の第n−1地点から目的地までの徒歩による道路の最短ルートを検索するように、第n地点から第1地点に向かって順次最短ルートを検索する最短ルート検索手段と、最短ルート検索手段によって検索した第n〜第1地点から目的地までの最短ルートを住宅地図データに表示する最短ルート表示手段と、第1〜第n同心円を消去しつつ、最短ルート表示手段によって表示された第n地点から第1地点を通る目的地までの道路の最短ルートを客動線として住宅地図データに表示する客動線表示手段とを有することにある。
本発明の一例として、最短ルート検索手段では、第n地点から目的地までの最短ルートを検索した後に、第n地点からの最短ルートがその1つ内側の特定の第n−1地点から特定の第1地点を通っている場合、最短ルートが通る特定の第n−1地点〜第1地点から目的地までの最短ルートの検索は行わない。
本発明の他の一例としては、客動線作成システムが、最短ルートが通る第n地点〜第1地点から目的地までの歩行時間を最短ルートが通る第1〜第n地点に表示する歩行時間表示手段を含む。
本発明の他の一例としては、客動線作成システムが、最短ルートが通る第n地点〜第1地点から目的地までの歩行距離を最短ルートが通る第1〜第n地点に表示する歩行距離表示手段を含む。
本発明の他の一例としては、客動線作成システムが、第1〜第n地点が位置する住居表示の丁目単位、丁目−番単位、丁目−番−号単位のいずれかの人口数を検索する人口数検索手段と、人口数検索手段によって検索した人口数を客動線が通る第n地点から第1地点に向かって順次加算する人口数加算手段と、人口数加算手段によって加算した人口数を客動線が通る第1〜第n地点における通行量としてそれら地点に表示する通行量表示手段とを含む。
本発明の他の一例としては、人口数検索手段が人口数を性別毎に区分して検索し、人口数加算手段が人口数検索手段によって検索した性別毎の人口数を客動線が通る第n地点から前記第1地点に向かって順次加算し、通行量表示手段が人口数加算手段によって加算した性別毎の人口数を客動線が通る第1〜第n地点における性別毎の通行量としてそれら地点に表示する。
本発明の他の一例としては、人口数検索手段が人口数を年齢別または年齢層に区分して検索し、人口数加算手段が人口数検索手段によって検索した年齢別または年齢層の人口数を客動線が通る第n地点から第1地点に向かって順次加算し、通行量表示手段が人口数加算手段によって加算した年齢別または年齢層の人口数を客動線が通る第1〜第n地点における年齢別または年齢層の通行量としてそれら地点に表示する。
本発明の他の一例としては、客動線作成システムが最も外側に位置する第n同心円から目的地までを住居表示の町村単位または丁目単位の行政区画に区分する行政区画区分手段を含み、客動線表示手段では、行政区画区分手段によって区分された町村単位または丁目単位で客動線を表示し、通行量表示手段では、行政区画区分手段によって区分された町村単位または前記丁目単位で前記人口数を表示する。
本発明の他の一例としては、客動線作成システムが所定区域の住宅地図データに存在する同一分野の商品を販売する複数の販売店または同一分野の役務を提供する複数の提供店を客動線とともに表示する店表示手段を含む。
本発明の他の一例としては、客動線作成システムが所定区域の住宅地図データに存在して同一分野の商品を販売する複数の自動販売機を客動線とともに表示する自動販売機表示手段を含む。
本発明の他の一例としては、客動線作成システムが所定区域の住宅地図データに存在する複数の基地局を客動線とともに表示する基地局表示手段を含む。
本発明にかかる客動線作成システムによれば、住宅地図データに表示された道路と第1〜第n同心円との交点に表示された第n地点から第1地点に向かって順次最短ルートを検索かつ表示し、第n地点から第1地点を通る目的地までの道路の最短ルートを客動線として住宅地図データに表示するから、物品の移動を条件とせず、住宅地図データを利用することで所定の地点から目的地までの客動線を容易に作成することができる。客動線作成システムは、各物品に無線タグを取り付ける必要はなく、物品の移動を長時間監視する必要もないから、客動線の作成に手間やコスト、時間がかからず、所定の地点から目的地までの客動線を廉価かつ迅速に作成することができる。客動線作成システムは、人が徒歩で所定の地点から目的地に向かう場合に目的地までの最短ルートを通るという人の習性を利用するから、所定の地点から目的地までの正確な客動線を導出することができ、その客動線を利用して出店箇所や自動販売機の設置箇所、基地局の設置箇所等を正確に決定することができる。
第n地点から目的地までの最短ルートを検索した後に、第n地点からの最短ルートがその1つ内側の特定の第n−1地点から特定の第1地点を通っている場合、最短ルートが通る特定の第n−1地点〜第1地点から目的地までの最短ルートの検索は行わない客動線作成システムは、第n地点から目的地までの最短ルートを検索した後に、最短ルートが特定の第n−1地点から特定の第1地点を通っている場合、すでに特定の第n−1地点から特定の第1地点に対する最短ルートが確定しているから、特定の第n−1地点〜特定の第1地点から目的地までの最短ルートを検索する必要はなく、最短ルート検索の手間を省くことができ、客動線を迅速に作成することができる。
最短ルートが通る第n地点〜前記第1地点から目的地までの歩行時間を第1〜第n地点に表示する客動線作成システムは、所定の地点から目的地までの最短ルートにおける歩行時間が表示されることで、その最短ルートの信憑性を確認することができるとともに、所定の地点から目的地までの徒歩による所要時間を把握することができる。客動線作成システムは、表示された歩行時間が人の歩行時間の限界を超えている場合に外側から同心円の数を減らすことで、所定の地点から目的地までの歩行時間を減らすことができ、常識的な人の歩行時間に合致させた客動線を作成することができる。
最短ルートが通る第n地点〜前記第1地点から目的地までの歩行距離を最短ルートが通る第1〜第n地点に表示する客動線作成システムは、所定の地点から目的地までの最短ルートにおける歩行距離が表示されることで、その最短ルートの信憑性を確認することができるとともに、所定の地点から目的地までの徒歩による距離を把握することができる。客動線作成システムは、表示された歩行距離が人の歩行距離の限界を超えている場合に外側から同心円の数を減らすことで、所定の地点から目的地までの歩行距離を減らすことができ、常識的な人の歩行距離に合致させた客動線を作成することができる。
第1〜第n地点が位置する住居表示の丁目単位、丁目−番単位、丁目−番−号単位のいずれかの人口数を検索し、検索した人口数を客動線が通る第n地点から第1地点に向かって順次加算するとともに、加算した人口数を客動線が通る第1〜第n地点における通行量としてそれら地点に表示する客動線作成システムは、客動線を通る人の人数を各地点毎に表示するから、各地点毎の通行量を把握することができ、複数の客動線のうち、通行量の多少を確認することができる。客動線作成システムは、所定の地点から目的地までの客動線を導出することができるとともに、それら客動線における通行量を表示することができるから、客動線や通行量を利用し、通行量が多く宣伝効果が高い客動線上の最適な箇所を選定することができ、出店箇所や自動販売機の設置箇所、基地局の設置箇所等を正確に決定することができる。
人口数を性別毎に区分して検索し、検索した性別毎の人口数を客動線が通る第n地点から第1地点に向かって順次加算するとともに、加算した性別毎の人口数を客動線が通る第1〜第n地点における性別毎の通行量としてそれら地点に表示する客動線作成システムは、客動線を通る人の人数を各地点毎かつ性別毎に表示するから、各地点毎の性別毎の通行量を把握することができ、複数の客動線のうち、性別毎の通行量の多少を確認することができる。客動線作成システムは、所定の地点から目的地までの客動線を導出することができるとともに、それら客動線における性別毎の通行量を表示することができるから、客動線や性別毎の通行量を利用し、通行量が多く宣伝効果が高い客動線上の最適な箇所を選定することができ、出店箇所や自動販売機の設置箇所、基地局の設置箇所等を正確に決定することができる。
人口数を年齢別または年齢層に区分して検索し、検索した年齢別または年齢層の人口数を客動線が通る第n地点から前記第1地点に向かって順次加算するとともに、加算した年齢別または年齢層の人口数を客動線が通る第1〜第n地点における年齢別または年齢層の通行量としてそれら地点に表示する客動線作成システムは、客動線を通る人の人数を各地点毎かつ年齢別または年齢層毎に表示するから、各地点毎の年齢別または年齢層毎の通行量を把握することができ、複数の客動線のうち、年齢別または年齢層毎の通行量の多少を確認することができる。客動線作成システムは、所定の地点から目的地までの客動線を導出することができるとともに、それら客動線における年齢別または年齢層毎の通行量を表示することができるから、客動線や年齢別または年齢層毎の通行量を利用し、通行量が多く宣伝効果が高い客動線上の最適な箇所を選定することができ、出店箇所や自動販売機の設置箇所、基地局の設置箇所等を正確に決定することができる。
最も外側に位置する第n同心円から目的地までを住居表示の町村単位または丁目単位の行政区画に区分し、区分された町村単位または丁目単位で客動線を表示し、区分された町村単位または丁目単位で人口数を表示する客動線作成システムは、住居表示の町村単位または丁目単位に客動線を表示するとともに、町村単位または丁目単位の客動線を通る人の人数を住居表示の町村単位または丁目単位で各地点毎に表示するから、町村単位または丁目単位で通行量を把握することができ、町村単位または丁目単位の通行量の多少を確認することができる。客動線作成システムは、町村単位または丁目単位で所定の地点から目的地までの客動線を導出することができるとともに、町村単位または丁目単位の客動線における通行量を表示することができるから、町村単位または丁目単位の客動線や通行量を利用し、通行量が多く宣伝効果が高い客動線上の最適な箇所を選定することができ、町村単位または丁目単位の出店箇所や自動販売機の設置箇所、基地局の設置箇所等を決定することができる。
所定区域の住宅地図データに存在する同一分野の商品を販売する複数の販売店または同一分野の役務を提供する複数の提供店を客動線とともに表示する客動線作成システムは、同一分野の商品を販売する販売店や同一分野の役務を提供する提供店が客動線とともに表示されるから、販売店や提供店が客動線に沿って存在しているかを判断することができるとともに、販売店や提供店が客動線のうちの通行量の多いそれに沿って存在しているかを判断することができる。客動線作成システムは、販売店や提供店の位置を客動線や通行量に対応させて判断することができるから、既設の販売店や提供店の最適な移転箇所を客動線や通行量から容易に判断することができ、新規の販売店や提供店の最適な設置箇所を客動線や通行量から容易に判断することができる。客動線作成システムは、所定区域の住宅地図データに存在する販売店の販売数量や提供店の提供数量、売れ筋商品、売れ筋役務を把握することができるとともに、その商品や役務を購入する顧客層を把握することができるから、その販売店や提供店で販売、提供する顧客層に合わせた商品や役務を容易に選定することができ、販売店における商品の販売数量を増やすことができるとともに、提供店における役務の提供数量を増やすことができる。
所定区域の住宅地図データに存在して同一分野の商品を販売する複数の自動販売機を客動線とともに表示する客動線作成システムは、同一分野の商品の自動販売機が客動線とともに表示されるから、自動販売機が客動線に沿って存在しているかを判断することができるとともに、自動販売機が客動線のうちの通行量の多いそれに沿って存在しているかを判断することができる。客動線作成システムは、自動販売機の位置を客動線や通行量に対応させて判断することができるから、既設の自動販売機の最適な移設箇所を客動線や通行量から容易に判断することができ、新規の自動販売機の最適な設置箇所を客動線や通行量から容易に判断することができる。客動線作成システムは、所定区域の住宅地図データに存在する自動販売機の販売数量や売れ筋商品、その商品を購入する顧客層を把握することができるから、その自動販売機に収納する顧客層に合わせた商品を容易に選定することができ、自動販売機における商品の販売数量を増やすことができる。
所定区域の住宅地図データに存在する複数の基地局を客動線とともに表示する客動線作成システムは、基地局が客動線とともに表示されるから、基地局が客動線に沿って存在しているかを判断することができるとともに、基地局が客動線のうちの通行量の多いそれに沿って存在しているかを判断することができる。客動線作成システムは、基地局の位置を客動線や通行量に対応させて判断することができるから、既設の基地局の最適な移設箇所を客動線や通行量から容易に判断することができ、新規の基地局の最適な設置箇所を客動線や通行量から容易に判断することができる。
一例として示す客動線作成システムの概念構成図。
ディスプレイに表示された初期画面の一例を示す図。
ディスプレイに表示された住宅地図データ表示画面の一例を示す図。
ディスプレイに表示された同心円表示画面の一例を示す図。
ディスプレイに表示された客動線表示画面の一例を示す図。
ディスプレイに表示された客動線・歩行時間・歩行距離表示画面の一例を示す図。
ディスプレイに表示された客動線・通行量表示画面の一例を示す図。
ディスプレイに表示された住宅地図データ表示画面の他の一例を示す図。
ディスプレイに表示された同心円表示画面の他の一例を示す図。
ディスプレイに表示された客動線表示画面の他の一例を示す図。
ディスプレイに表示された客動線・店表示画面の一例を示す図。
ディスプレイに表示された客動線・自販機表示画面の一例を示す図。
ディスプレイに表示された客動線・基地局表示画面の一例を示す図。
一例として示す客動線作成システムの概念構成図である図1等の添付の図面を参照し、本発明にかかる客動線作成システムの詳細を説明すると、以下のとおりである。客動線作成システムは、サーバ10(コンピュータ資源)を利用し、所定の地点か目的地までの客動線を作成(導出)する。
サーバ10は、中央処理部(CPUまたはMPU)とメモリ(メインメモリおよびキャッシュメモリ)とを有するコンピュータであり、大容量ハードディスクを内蔵している。サーバ10は、独立したオペレーティングシステム(OS)によって動作する論理的な物理コンピュータであるが、バーチャルコンピュータを使用することもできる。サーバ10のメモリには、客動線作成システムを実行する客動線作成アプリケーションが格納されている。なお、客動線作成アプリケーションがクラウド11や他のサーバ12,13(コンピュータ)に存在する場合もある。
サーバ10には、キーボード14やマウス15等の入力装置(図示せず)、ディスプレイ16やプリンタ(図示せず)等の出力装置がインターフェイス(無線または有線)を介して接続されている。サーバ10には、図示はしていないが、セキュリティールーター(バーチャルセキュリティールーターを含む)およびファイアーフォール(バーチャルファイアーフォールを含む)が接続されている。
サーバ10は、ホスト名とそのホスト名に割り当てるIPアドレスとの対応付けを設定するDNSサーバ機能、ホームページを公開するために必要なWebサーバ機能、クラウド11や他のサーバ12,13からの要求を受け付けて各種情報を読み書きする機能を提供するデータベースサーバ機能、電子メールの送受信用のメールサーバ機能、作成された文章や画像等のデータをすべて保存してそれらデータを検索可能にするドキュメントサーバ機能等の各種サーバ機能を有する。
サーバ10は、インターネット17に接続可能であり、インターネット16を利用することで、クラウド11や他のサーバ12,13にアクセスかつログインすることができる。サーバ10のハードディスクには、住宅地図データや人口分布データ、販売店設置箇所データ、提供店設置箇所データ、自動販売機設置箇所データ、基地局設置箇所データが格納され、各種検索機能によってそれらデータのうちの必要なそれを検索することができる。なお、それらデータがクラウド11や他のサーバ12,13に格納され、それらデータのうちの必要なそれをクラウド11や他のサーバ12,13から取得することもできる。サーバ10は、客動線作成システムによって作成された各種データをクラウド11や他のサーバ12,13にインターネット17を介して提供することができる。
サーバ10は、オペレーティングシステム(OS)による制御に基づいて、メモリに格納された客動線作成アプリケーションまたはクラウド11や他のサーバ12,13に格納された客動線作成アプリケーションを起動し、そのアプリケーションに従って以下の各手段を実行する。サーバ10は、住宅地図データに目的地を中心とした第1〜第n同心円を表示する第1〜第n同心円表示手段を実行し、住宅地図データに表示された道路と第1〜第n同心円との交点に第1〜第n地点を表示する第1〜第n地点表示手段を実行する。
サーバ10は、第n地点から第1地点に向かって目的地までの最短ルートを検索する最短ルート検索手段を実行し、目的地までの最短ルートを住宅地図データに表示する最短ルート表示手段を実行する。サーバ10は、客動線を住宅地図データに表示する客動線表示手段を実行し、第n同心円から目的地までを住居表示の町村単位または丁目単位の行政区画に区分する行政区画区分手段を実行する。
サーバ10は、第n地点〜第1地点から目的地までの歩行時間を算出する歩行時間算出手段を実行し、第n地点〜第1地点から目的地までの歩行時間を表示する歩行時間表示手段を実行する。サーバ10は、第n地点〜第1地点から目的地までの歩行距離を算出する歩行距離算出手段を実行し、第n地点〜第1地点から目的地までの歩行距離を表示する歩行距離表示手段を実行する。
サーバ10は、人口数を検索する人口数検索手段を実行し、人口数を第n地点から第1地点に向かって加算する人口数加算手段を実行する。サーバ10は、第1〜第n地点における通行量を表示する通行量表示手段を実行する。サーバ10は、住宅地図データをハードディスクに格納する住宅地図データ格納手段を実行し、各種データをハードディスクに格納する各種データ格納手段を実行する。
サーバ10は、第n同心円から目的地までの間に存在する同一分野の商品を販売する複数の販売店または同一分野の役務を提供する複数の提供店を表示する店表示手段を実行し、第n同心円から目的地までの間に存在する同一分野の商品の複数の自動販売機を表示する自動販売機表示手段を実行する。サーバ10は、第n同心円から目的地までの間に存在する複数の基地局を表示する基地局表示手段を実行する。
図2は、サーバ10のディスプレイ16に表示された初期画面の一例を示す図である。図2では、地図表示エリア22に表示される住所表示、ビル名、マンション名、駅名、路線名、道路名、商店名、公共施設名等の各種複数の名称の図示を省略している。サーバ10を起動すると、それに接続されたディスプレイ16に客動線作成システムのアイコン(図示せず)が表示される。客動線作成システムのアイコンをクリックすると、ログイン画面(図示せず)がディスプレイ16に表示される。ログイン画面には、ID入力エリアやパスワード入力エリア、ログインボタンが表示される。ID入力エリアにIDを入力し、パスワード入力エリアにパスワードを入力した後、ログインボタンをクリックする。
ログインボタンをクリックすると、図2に示す初期画面がディスプレイ16に表示される。初期画面には、地図検索エリア18、店検索エリア19、自販機(自動販売機)検索エリア20、基地局検索エリア21、地図表示エリア22、データ表示ボタン23、閉じるボタン24が表示される。なお、地図表示エリア22には、図示はしていないが、住所表示、ビル名、駅名、路線名、道路名、商店名等の各種複数の名称が表示される。地図表示エリア22では、エリア22に表示された地図から所定区域(例えば、関東地方や東京都、千葉県等)の住宅地図データを検索することができる。閉じるボタン24をクリックすると、サーバ10がこのシステムからログアウトする。
地図検索エリア18には、日本地図検索ボタン18a、住所検索ボタン18b、駅・路線図検索ボタン18c、目的地名検索ボタン18dが表示される。日本地図検索ボタン18aをクリックすることで、日本地図が表示され、日本地図に基づいて所定区域(例えば、関東地方や東京都、千葉県等)の住宅地図データを検索することができる。また、インターネット17を利用してクラウド11や他のサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13に格納された日本地図データを利用して所定区域の住宅地図データをクラウド11やサーバ12,13から取得することができる。
住所検索ボタン18bをクリックすることで、住所入力エリアが表示され、住所入力エリアに所定の住所を入力することで、その住所に対応する所定区域の住宅地図データを検索することができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13に格納された住所データを利用し、住所検索画面において所定の住所を入力することで、その住所に対応する所定区域の住宅地図データをクラウド11やサーバ12,13から取得することができる。
駅・路線図検索ボタン18cをクリックすることで、駅入力エリアや路線入力エリアが表示され、駅入力エリアや路線入力エリアに所定の駅名または路線名を入力することで、その駅名やその路線名に対応する所定区域の住宅地図データを検索することができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13に格納された駅・路線データを利用し、駅名検索画面や路線名検索画面において所定の駅名または路線名を入力することで、その駅名やその路線名に対応する所定区域の住宅地図データをクラウド11やサーバ12,13から取得することができる。
目的地名検索ボタン18dをクリックすることで、目的地名力エリアが表示され、目的地名入力エリアに所定の目的地名を入力することで、その目的地名に対応する所定区域の住宅地図データを検索することができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13に格納された目的地名データを利用し、目的地名検索画面において所定の目的地名を入力することで、その目的地名に対応する所定区域の住宅地図データをクラウド11やサーバ12,13から取得することができる。目的地名には、ビル名、マンション名、駅名、路線名、道路名、商店名(量販店名、デパート名、ストア名等)、公共施設名等がある。
店検索エリア19には、店名検索ボタン19a、店住所検索ボタン19b、商品・サービス検索ボタン19cが表示される。店名検索ボタン19aをクリックすることで、店名入力エリアが表示され、店名入力エリアに所定の店名を入力することで、住宅地図データ内に存在するその店名の商品の販売店や役務の提供店を住宅地図データに表示させることができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13の店名データを利用し、店名検索画面において所定の店名を入力することで、その店名の商品の販売店や役務の提供店をクラウド11やサーバ12,13から取得し、住宅地図データ内に存在するその店名の商品の販売店や役務の提供店を住宅地図データに表示させることができる。
店住所検索ボタン19bをクリックすることで、店住所入力エリアが表示され、店住所入力エリアに所定の住所を入力することで、住宅地図データ内に存在するその店住所の商品の販売店(その販売店と同じ種類の商品を販売する販売店を含む)やその店住所の役務の提供店(その提供店と同じ種類の役務を提供する提供店を含む)を住宅地図データに表示させることができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13の店住所データを利用し、店住所検索画面において所定の店住所を入力することで、その店住所の商品の販売店や役務の提供店をクラウド11やサーバ12,13から取得し、住宅地図データ内に存在するその店住所の販売店(その販売店と同じ種類の商品を販売する販売店を含む)や役務の提供店(その提供店と同じ種類の役務を提供する提供店を含む)を住宅地図データに表示させることができる。
商品・サービス検索ボタン19cをクリックすることで、商品名入力エリア、サービス名入力エリアが表示され、商品名入力エリアに所定の商品名を入力し、または、サービス名入力エリアに所定のサービス名を入力することで、住宅地図データ内に存在してその商品名の商品を販売する販売店やサービス名のサービス(役務)を提供する提供店を住宅地図データに表示させることができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13の商品・サービスデータを利用し、商品・サービス検索画面において所定の商品名やサービス名を入力することで、その商品名の商品を販売する販売店やサービス名のサービス(役務)を提供する提供店をクラウド11やサーバ12,13から取得し、住宅地図データ内に存在してその商品名の商品を販売する販売店やそのサービス名のサービス(役務)を提供する提供店を住宅地図データに表示させることができる。
自販機検索エリア20には、提供メーカー検索ボタン20a、自販機商品名検索ボタン20b、自販機設置住所検索ボタン20cが表示される。提供メーカー検索ボタン20aをクリックすることで、提供メーカー名入力エリアが表示され、提供メーカー名入力エリアに所定の提供メーカー名を入力することで、住宅地図データ内に存在してそのメーカーが提供する商品の自動販売機を住宅地図データに表示させることができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13の提供メーカーデータを利用し、住宅地図データ内に存在してそのメーカーが提供する商品の自動販売機を住宅地図データに表示させることができる。
自販機商品名検索ボタン20bをクリックすることで、自販機商品名入力エリアが表示され、自販機商品名入力エリアに所定の自販機商品名を入力することで、住宅地図データ内に存在してその自販機商品名の商品を提供する自動販売機を住宅地図データに表示させることができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13の自販機商品データを利用し、自販機商品名検索画面において所定の自販機商品名を入力することで、自販機商品名の商品を提供する自動販売機をクラウド11やサーバ12,13から取得し、住宅地図データ内に存在してその自販機商品名の商品を提供する自動販売機を住宅地図データに表示させることができる。
自販機住所検索ボタン20cをクリックすることで、自販機設置住所入力エリアが表示され、自販機設置住所入力エリアに所定の住所を入力することで、住宅地図データ内に存在してその自販機住所に対応する自動販売機(その自販機と同じ種類の商品を提供する自販機を含む)を住宅地図データに表示させることができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13の自販機住所データを利用し、自販機設置住所検索画面において所定の自販機住所を入力することで、その自販機住所に対応する自動販売機をクラウド11やサーバ12,13から取得し、住宅地図データ内に存在してその自販機住所に対応する自動販売機(その自販機と同じ種類の商品を提供する自販機を含む)を住宅地図データに表示させることができる。
基地局検索エリア21には、基地局キャリア名検索ボタン21a、基地局住所検索ボタン21bが表示される。基地局キャリア名検索ボタン21aをクリックすることで、基地局キャリア名入力エリアが表示され、基地局キャリア名入力エリアに所定のキャリア名を入力することで、住宅地図データ内に存在してそのキャリア名のキャリアが設置した各基地局を住宅地図データに表示させることができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13の基地局キャリアデータを利用し、基地局キャリア検索画面において所定の基地局キャリア名を入力することで、そのキャリア名のキャリアが設置した各基地局をクラウド11やサーバ12,13から取得し、住宅地図データ内に存在してそのキャリア名のキャリアが設置した各基地局を住宅地図データに表示させることができる。
基地局住所検索ボタン21bをクリックすることで、基地局設置住所入力エリアが表示され、基地局設置住所入力エリアに所定の基地局設置住所を入力することで、住宅地図データ内に存在してその基地局住所に設置された基地局(その基地局と同じキャリアが設置した基地局を含む)を住宅地図データに表示させることができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13の基地局設置住所データを利用し、基地局設置住所検索画面において所定の基地局設置住所を入力することで、その基地局住所に対応する基地局をクラウド11やサーバ12,13から取得し、住宅地図データ内に存在してその基地局住所に対応する基地局(その基地局と同じキャリアが設置した基地局を含む)を住宅地図データに表示させることができる。
図3は、ディスプレイ16に表示された住宅地図データ表示画面の一例を示す図であり、図4は、ディスプレイ16に表示された同心円表示画面の一例を示す図である。図5は、ディスプレイ16に表示された客動線表示画面の一例を示す図である。図3〜5では、各表示エリアに表示されるデータの図示を省略し、住宅地図データ表示エリア27a〜27cに表示される住所表示、ビル名、マンション名、駅名、路線名、道路名、商店名、公共施設名等の各種複数の名称の図示を省略している。なお、図3では、地図検索エリア18において住所検索が行われ、地下鉄の駅(目的地A)が検索されたものとする。
図2の初期画面において、住所検索ボタン18bをクリックした後、住所入力エリアに所定の住所を入力し、検索ボタンをクリックすることで、その住所に対応する所定区域の住宅地図データが検索される。住宅地図データが検索されると、図示はしていないが、その住宅地図データを表示した目的地入力画面がディスプレイ16に表示される。目的地入力画面には、住宅地図データ表示エリア、目的地住所入力エリア、目的地名称入力エリア、行政区画指定入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。クリアボタンをクリックすると、各入力エリアに入力されたデータがクリアされ、再度それら入力エリアへデータを入力する。戻るボタンをクリックすると、1つ前の画面(図2の初期画面)に戻る。
目的地入力画面において目的地(地下鉄の駅)を特定するには、マウス15を使用して住宅地図データ表示エリアの所定の箇所に目的地マークを入れる場合、目的地住所入力エリアに目的地住所を入力して設定ボタンをクリックする場合、目的地名称入力エリアに目的地名称を入力して設定ボタンをクリックする場合、目的地住所入力エリアに目的地住所を入力するとともに目的地名称入力エリアに目的地名称を入力して設定ボタンをクリックする場合がある。なお、目的地入力画面では、マウス15を使用して住宅地図データ表示エリアの所定の箇所に目的地マークを入れ、地下鉄の駅が特定され、決定ボタンがクリックされたものとする。
決定ボタンがクリックされて目的地(地下鉄の駅)が確定すると、住宅地図データを表示した図3の住宅地図データ表示画面がディスプレイ16に表示される。図3の住宅地図データ表示画面には、図2の初期画面と同様に地図検索エリア18、店検索エリア19、自販機検索エリア20、基地局検索エリア21が表示される他、目的地住所表示エリア25、目的地名称表示エリア26、住宅地図データ表示エリア27aが表示され、同心円設定ボタン28、戻るボタン29、閉じるボタン24が表示される。
検索住所表示エリア25には、目的地入力画面の目的地住所入力エリアに入力された目的地住所が表示され、目的地名称表示エリア26には、検索住所表示エリア25の住所に存在する目的地の名称(地下鉄の駅名)が表示される。なお、目的地の名称には、ビル名、マンション名、路線名、道路名、商店名(量販店名、デパート名、ストア名等)、公共施設名等がある。
図3の住宅地図データ表示画面の住宅地図データ表示エリア27aには、目的地Aを含む所定の区域が表示されるとともに、確定した目的地Aの場所(所在箇所)を示すマークが表示される。図3では、確定した目的地Aを示すマークが黒点で示されているが、黒点の他に、□や○、☆等の他のあらゆるマークで目的地Aを表すことができる。
次に、図3の住宅地図データ表示画面において同心円設定ボタン28をクリックする。同心円設定ボタン28をクリックすると、図示はしていないが、歩行時間・歩行距離・同心円数入力画面がディスプレイ16に表示される。歩行時間・歩行距離・同心円数入力画面には、目的地Aからの歩行時間を入力する歩行時間入力エリア、目的地Aからの歩行距離を入力する歩行距離入力エリア、同心円の数を入力する同心円数入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。クリアボタンをクリックすると、歩行距離入力エリアや歩行時間入力エリア、同心円数入力エリアに入力された数値がクリアされ、再度それら入力エリアへ数値を入力する。
歩行距離入力エリアに歩行距離(例えば、1500m)を入力し、歩行時間入力エリアに歩行時間(例えば、20分)を入力するとともに、同心円数入力エリアに同心円数(例えば、6本)を入力した後、決定ボタンをクリックする。決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ表示エリア27aの任意に選択した目的地Aを中心とした複数の第2〜第6同心円B2〜B6(第2〜第n同心円)を表示する(第1〜第n同心円表示手段)。さらに、住宅地図データ27bに表示された道路と第1〜第6同心円B2〜B6との交点に第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)を表示する(第1〜第n地点表示手段)。
ディスプレイ16には、図4に示す同心円表示画面が表示される。図4の同心円表示画面には、図3の住宅地図データ表示画面と同様に地図検索エリア18、店検索エリア19、自販機検索エリア20、基地局検索エリア21、目的地住所表示エリア25、目的地名称表示エリア26、住宅地図データ表示エリア27b、戻るボタン29、閉じるボタン24が表示される他、最短ルート検索ボタン30、印刷ボタン31が表示される。印刷ボタン31をクリックすると、住宅地図データ表示エリア27bに表示された住宅地図データがプリントされる。
住宅地図データ表示エリア27bには、中心(目的地A)から直近に第1同心円B1が表示されるとともに、目的地Aを中心として所定の区域において目的地Aを中心に目的地Aから径方向外方へ向かって第1同心円B1から径方向外方に向かって径方向の離間寸法が同一の複数の第2〜第6同心円B2〜B6(第2〜第n同心円)が表示される。なお、図4では、6本の同心円B1〜B6が表示されているが、同心円の数に特に制限はなく、5本以下または7本以上の同心円が表示される場合もある。
住宅地図データ表示エリア27bに表示された第6同心円(B6)と道路との交点には、(6)が表示され、第5同心円(B5)と道路との交点には、(5)が表示されているとともに、第4同心円(B4)と道路との交点には、(4)が表示されている。第3同心円(B3)と道路との交点には、(3)が表示され、第2同心円(B2)と道路との交点には、(2)が表示されているとともに、第1同心円(B1)と道路との交点には、(1)が表示されている。
図4の同心円表示画面において最短ルート検索ボタン30をクリックする。最短ルート検索ボタン30をクリックすると、サーバ10は、第6地点(6)(第n地点)から目的地Aまでの徒歩による道路の最短ルートを検索した後、第6地点(6)(第n地点)の1つ内側の同心円B5の第5地点(5)(第n−1地点)から目的地Aまでの徒歩による道路の最短ルートを検索するように、第6地点(6)(第n地点)から第1地点(1)に向かって順次最短ルートを検索する(最短ルート検索手段)。
次に、サーバ10は、最短ルート検索手段によって検索した第6〜第1地点(第n〜第1地点)から目的地Aまでの最短ルートを住宅地図データに表示し(最短ルート表示手段)、第1〜第6同心円(1)〜(6)(第1〜第n同心円)を消去しつつ、最短ルート表示手段によって表示された第6地点(6)(第n地点)から第1地点(1)を通る目的地Aまでの道路の最短ルートを客動線として住宅地図データに表示する(客動線表示手段)。ディスプレイ16には、図5に示す客動線表示画面が表示される。さらに、サーバ10は、最短ルートが通る第6地点(6)〜第1地点(1)から目的地Aまでの歩行時間を算出し(歩行時間算出手段)、最短ルートが通る第6地点(6)〜第1地点(1)から目的地Aまでの歩行距離を算出する(歩行距離算出手段)。
サーバ10は、第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)が位置する住居表示の丁目単位、丁目−番単位、丁目−番−号単位のいずれかの人口数を検索する(人口数検索手段)。サーバ10は、各地方自治体の町丁別世帯数および人口表、各地方自治体の町丁別年齢別人口表を参照しつつ、人口数を検索する。サーバ10は、検索した人口数を客動線C1〜C14が通る第6地点(6)(第n地点)から第1地点(1)に向かって順次加算する(人口数加算手段)。
人口数加算手段では、第6地点の人口数に第5地点の人口数を加算し、第6地点および第5地点の人口数に第4地点の人口数を加算し、第6地点〜第4地点の人口数に第3地点の人口数を加算するとともに、第6地点〜第3地点の人口数に第2地点の人口数を加算し、第6地点〜第2地点の人口数に第1地点の人口数を加算する。
サーバ10は、第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)が位置する住居表示の丁目単位、丁目−番単位、丁目−番−号単位のいずれかの人口数を性別毎に区分して検索する(人口数検索手段)。サーバ10は、検索した性別毎の人口数を客動線C1〜C14が通る第6地点(6)(第n地点)から第1地点(1)に向かって順次加算する(人口数加算手段)。サーバ10は、第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)が位置する住居表示の丁目単位、丁目−番単位、丁目−番−号単位のいずれかの人口数を年齢別または年齢層に区分して検索する(人口数検索手段)。サーバ10は、検索した年齢別または年齢層の人口数を客動線C1〜C14が通る第6地点(6)(第n地点)から第1地点(1)に向かって順次加算する(人口数加算手段)。
なお、最短ルート検索手段では、第6地点(6)(第n地点)から目的地Aまでの最短ルートを検索した後に、第6地点からの最短ルートがその1つ内側の特定の第5地点(5)(第n−1地点)から特定の第1地点(1)を通っている場合、最短ルートが通る特定の第5地点(5)(第n−1地点)〜第1地点(1)から目的地Aまでの最短ルートが既に確定しているから、最短ルートが通る特定の第5地点(5)(第n−1地点)〜第1地点(1)から目的地Aまでの最短ルートの検索は行わない。
図5の客動線表示画面には、図4の同心円表示画面と同様に地図検索エリア18、店検索エリア19、自販機検索エリア20、基地局検索エリア21、目的地住所表示エリア25、目的地名称表示エリア26、住宅地図データ表示エリア27c、印刷ボタン31、戻るボタン29、閉じるボタン24が表示される他、歩行時間ボタン32、歩行距離ボタン33、通行量ボタン34が表示される。印刷ボタン31をクリックすると、住宅地図データ表示エリア27cに表示された住宅地図データがプリントされる。住宅地図データ表示エリア27cには、第6地点(6)〜中心(目的地A)までの複数の客動線C1〜C14が表示されている。
ディスプレイ16に表示されたメニューバーのファイルボタン(図示せず)をクリックした後、ファイルの保存をクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ表示エリア27b,27cに表示された住宅地図データをファイル名および作成日時に関連付けた状態でハードディスクに格納する(住宅地図データ格納手段)。
サーバ10は、住宅地図データに加え、目的地住所表示エリア25に表示された目的地住所、目的地名称表示エリア26に表示された目的地名称、目的地A、第1〜第6同心円(B1)〜(B6)、第1〜第6地点(1)〜(6)、客動線C1〜C14(最短ルート)、各地点から目的地Aまでの歩行時間、各地点から目的地Aまでの歩行距離、検索した住居表示の丁目単位、丁目−番単位、丁目−番−号単位のいずれかの人口数、第6地点(6)(第n地点)〜第1地点(1)における人口数、検索した住居表示の丁目単位、丁目−番単位、丁目−番−号単位のいずれかの性別毎に区分した人口数、第6地点(6)(第n地点)〜第1地点(1)における性別毎の人口数、検索した住居表示の丁目単位、丁目−番単位、丁目−番−号単位のいずれかの年齢別または年齢層に区分した人口数、第6地点(6)(第n地点)〜第1地点(1)における年齢別または年齢層の人口数をファイル名および作成日時に関連付けた状態でハードディスクに格納する(各種データ格納手段)。
なお、図2の初期画面のデータ表示ボタン23をクリックすると、図示はしていないが、ファイル表示画面がディスプレイ16に表示される。ファイル表示画面には、ファイル名一覧を表示したファイル名表示エリア、開くボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。ファイル名表示エリアにおいて所定のファイルを指定(反転)(複数指定可)し、開くボタンをクリックすると、指定したファイル名の住宅地図データ(目的地住所表示エリア25に表示された目的地住所、目的地名称表示エリア26に表示された目的地名称、目的地A、第1〜第6同心円(B1)〜(B6)、第1〜第6地点(1)〜(6)、客動線C1〜C14(最短ルート)を含む)が作成日時とともにディスプレイ16に表示される。
客動線作成システムは、住宅地図データ27bに表示された道路と第1〜第6同心円(1)〜(6)(第1〜第n同心円)との交点に表示された第6地点(6)(第n地点)から第1地点(1)に向かって順次最短ルートを検索かつ表示し、第6地点(6)から第1地点(1)を通る目的地A(地下鉄の駅)までの道路の最短ルートを客動線C1〜C14として住宅地図データ27cに表示するから、物品の移動を条件とせず、住宅地図データ27cを利用することで所定の地点から目的地Aまでの客動線C1〜C14を容易に作成することができる。
客動線作成システムは、従来技術に示すように、各物品に無線タグを取り付ける必要はなく、物品の移動を長時間監視する必要もないから、客動線C1〜C14の作成に手間やコスト、時間がかからず、所定の地点から目的地Aまでの客動線C1〜C14を廉価かつ迅速に作成することができる。客動線作成システムは、人が徒歩で所定の地点から目的地A(地下鉄の駅)に向かう場合に目的地Aまでの最短ルートを通るという人の習性を利用するから、所定の地点から目的地Aまでの正確な客動線を導出することができる。
客動線作成システムは、第6地点(6)(第n地点)から目的地Aまでの最短ルートを検索した後に、第6地点からの最短ルートがその1つ内側の特定の第5地点(5)(第n−1地点)から特定の第1地点(1)を通っている場合、最短ルートが通る特定の第5地点(5)(第n−1地点)〜第1地点(1)から目的地Aまでの最短ルートの検索は行わないから、特定の第5地点(5)〜特定の第1地点(1)から目的地Aまでの最短ルートを検索する必要はなく、最短ルート検索の手間を省くことができ、客動線C1〜C14を迅速に作成することができる。
図6は、ディスプレイ16に表示された客動線・歩行時間・歩行距離表示画面の一例を示す図である。図6の客動線・歩行時間・歩行距離表示画面の住宅地図データ表示エリア27cには、各地点から目的地Aまでの歩行時間および歩行距離が表示されている。なお、図6では、各表示エリアに表示されるデータの図示を省略し、住宅地図データ表示エリアに表示される住所表示、ビル名、マンション名、駅名、路線名、道路名、商店名、公共施設名等の各種複数の名称の図示を省略している。
図5の客動線表示画面の歩行時間ボタン32および歩行距離ボタン33をクリックした後、住宅地図データ表示エリア27bに表示されたいずれかの地点にカーソルを移動させ、所定の地点をクリックすると、サーバ10は、歩行時間算出手段によって算出した歩行時間を客動線C1〜C14が通る第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)に表示し(歩行時間表示手段)、歩行距離算出手段によって算出した歩行距離を客動線C1〜C14が通る第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)に表示する(歩行距離表示手段)。ディスプレイ16には、図6に示す客動線・歩行時間・歩行距離表示画面が表示される。
図6の客動線・歩行時間・歩行距離表示画面の住宅地図データ表示エリア27cには、図5の客動線表示画面に表示された各項目に加え、客動線C4の第3地点(3)および第2地点(2)における目的地A(地下鉄の駅)までの歩行時間(10分,7分)が表示され、客動線C12の第5地点(5)および第4地点(4)における目的地A(地下鉄の駅)までの歩行距離(1350m,1050m)が表示される。
なお、歩行時間ボタン32のみをクリックすることで、住宅地図データ表示エリア27cに各地点から目的地Aまでの歩行時間のみを表示させることができ、歩行距離ボタン33のみをクリックすることで、住宅地図データ表示エリア27cに各地点から目的地Aまでの歩行距離のみを表示させることができる。また、図6の客動線・歩行時間・歩行距離表示画面の住宅地図データ表示エリア27cには、後記する各地点の通行量、後記する販売店および提供店、後記する自動販売機、後記する基地局を表示させることもできる。
客動線作成システムは、所定の地点から目的地Aまでの最短ルート(客動線C1〜C14)における歩行時間が表示されることで、その最短ルートの信憑性を確認することができるとともに、所定の地点から目的地Aまでの徒歩による所要時間を把握することができる。客動線作成システムは、表示された歩行時間が人の歩行時間の限界を超えている場合に外側から同心円の数を減らすことで、所定の地点から目的地Aまでの歩行時間を減らすことができ、常識的な人の歩行時間に合致させた客動線C1〜C14を作成することができる。
客動線作成システムは、所定の地点から目的地までの最短ルート(客動線C1〜C14)における歩行距離が表示されることで、その最短ルートの信憑性を確認することができるとともに、所定の地点から目的地Aまでの徒歩による距離を把握することができる。客動線作成システムは、表示された歩行距離が人の歩行距離の限界を超えている場合に外側から同心円の数を減らすことで、所定の地点から目的地Aまでの歩行距離を減らすことができ、常識的な人の歩行距離に合致させた客動線(客動線C1〜C14)を作成することができる。
図7は、ディスプレイ16に表示された客動線・通行量表示画面の一例を示す図である。図7の客動線・通行量表示画面の住宅地図データ表示エリア27cには、各地点における通行量(人口数)が表示されている。なお、図7では、各表示エリアに表示されるデータの図示を省略し、住宅地図データ表示エリアに表示される住所表示、ビル名、マンション名、駅名、路線名、道路名、商店名、公共施設名等の各種複数の名称の図示を省略している。
図5の客動線表示画面の通行量ボタン34をクリックした後、住宅地図データ表示エリア27bに表示されたいずれかの地点にカーソルを移動させ、所定の地点をクリックすると、図示はしていないが、条件入力画面がディスプレイ16に表示される。条件入力画面には、性別入力エリア、年齢入力エリア、年齢層入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。
それら入力エリアに入力せず、決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、人口数加算手段によって加算した人口数を客動線C1〜C14が通る第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)における通行量としてそれら地点(1)〜(6)に表示する(通行量表示手段)。ディスプレイ16には、図7に示す客動線・通行量表示画面が表示される。
図7の客動線・通行量表示画面の住宅地図データ表示エリア27cには、図5の客動線表示画面に表示された各項目に加え、客動線C5が通る第3地点(3)および第2地点(2)における通行量(例えば、210人、280人駅)が表示され、客動線C12の第5地点(5)および第4地点(4)における通行量(例えば、60人、120人)が表示される。
なお、条件入力画面の性別入力エリアに性別(男女の別)を入力することで、人口数加算手段によって加算した性別毎の人口数を客動線C1〜C14が通る第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)における通行量としてそれら地点(1)〜(6)に表示することもできる。年齢入力エリアに年齢を入力することで、人口数加算手段によって加算した年齢別の人口数を客動線C1〜C14が通る第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)における通行量としてそれら地点(1)〜(6)に表示することもできる。年齢層入力エリアに年齢層を入力することで、人口数加算手段によって加算した年齢層毎の人口数を客動線C1〜C14が通る第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)における通行量としてそれら地点(1)〜(6)に表示することもできる。また、図7の客動線・通行量表示画面の住宅地図データ表示エリア27cには、各地点から目的地Aまでの歩行時間および歩行距離、販売店および提供店、自動販売機、基地局を表示させることもできる。
客動線作成システは、客動線C1〜C14を通る人の人数(性別毎の人口数、年齢別人口数、年齢層毎の人口数を含む)を客動線C1〜C14が通る各地点(1)〜(6)毎に表示するから、各地点(1)〜(6)毎の通行量を把握することができ、複数の客動線C1〜C14のうち、通行量の多少を確認することができる。客動線作成システムは、それら客動線C1〜C14における通行量を表示することができるから、客動線C1〜C14や通行量を利用し、通行量が多く宣伝効果が高い客動線C1〜C14上の所定の箇所を選定することができる。
図8は、ディスプレイ16に表示された住宅地図データ表示画面の他の一例を示す図であり、図9は、ディスプレイ16に表示された同心円表示画面の他の一例を示す図である。図10は、ディスプレイ16に表示された客動線表示画面の他の一例を示す図である。図8〜10では、各表示エリアに表示されるデータの図示を省略し、住宅地図データ表示エリア27a〜27cに表示される住所表示、ビル名、マンション名、駅名、路線名、道路名、商店名、公共施設名等の各種複数の名称の図示を省略している。なお、図8では、地図検索エリア18において住所検索が行われ、地下鉄の駅(目的地A)が検索されるとともに、第6同心円(B6)から目的地Aまでを住居表示の町村単位の行政区画に区分されたものとする。
図2の初期画面において、住所検索ボタン18bをクリックした後、住所入力エリアに所定の住所を入力し、検索ボタンをクリックすることで、その住所に対応する所定区域の住宅地図データが検索され、ディスプレイ16にその住宅地図データを表示した目的地入力画面(図示せず)が表示される。目的地入力画面には、住宅地図データ表示エリア、目的地住所入力エリア、目的地名称入力エリア、行政区画指定入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。
目的地入力画面では、マウス15を使用して住宅地図データ表示エリアの所定の箇所に目的地マークを入れ、地下鉄の駅が特定され、さらに、行政区画指定入力エリアに所定の町村単位が入力され、決定ボタンがクリックされたものとする。決定ボタンがクリックされて目的地(地下鉄の駅)が確定するとともに、行政区画が指定されると、サーバ10は、最も外側に位置する第6同心円B6から目的地Aまでを住居表示の町村単位の行政区画に区分する(行政区画区分手段)。なお、行政区画指定入力エリアに所定の丁目単位が入力されると、第6同心円B6から目的地Aまでを住居表示の丁目単位の行政区画に区分する(行政区画区分手段)。
ディスプレイ16には、町村単位の行政区画に区分された目的地Aを含む所定の区域を表示した図8の住宅地図データ表示画面が表示される。図8の住宅地図データ表示画面では、町村単位の目的地Aを含む区域が住宅地図データ表示エリア27aに実線で表示され、その他の区域が住宅地図データ表示エリア27aに点線で表示される。
次に、図3の住宅地図データ表示画面において同心円設定ボタン28をクリックし、歩行時間・歩行距離・同心円数入力画面(図示せず)をディスプレイ16に表示させた後、歩行距離入力エリアに歩行距離を入力し、歩行時間入力エリアに歩行時間を入力するとともに、同心円数入力エリアに同心円数を入力した後、決定ボタンをクリックする。
決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ表示エリア27aの任意に選択した目的地Aを中心とした複数の第2〜第6同心円B2〜B6(第2〜第n同心円)を表示する(第1〜第n同心円表示手段)。さらに、住宅地図データ27bに表示された道路と第1〜第6同心円B2〜B6との交点に第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)を表示する(第1〜第n地点表示手段)。ディスプレイ16には、図9に示す同心円表示画面が表示される。図9の同心円表示画面において最短ルート検索ボタン30をクリックすると、サーバ10は、第6地点(6)(第n地点)から第1地点(1)に向かって順次最短ルートを検索する(最短ルート検索手段)。
サーバ10は、最短ルート検索手段によって検索した第6〜第1地点(第n〜第1地点)から目的地Aまでの最短ルートを行政区画区分手段によって区分された町村単位で住宅地図データに表示し(最短ルート表示手段)、第1〜第6同心円(1)〜(6)(第1〜第n同心円)を消去しつつ、最短ルート表示手段によって表示された第6地点(6)(第n地点)から第1地点(1)を通る目的地Aまでの道路の最短ルートを客動線C1,C2,C13,C14(行政区画区分手段によって区分された町村単位の客動線C1,C2,C13,C14)として住宅地図データに表示する(客動線表示手段)。ディスプレイ16には、図10に示す客動線表示画面が表示される。さらに、サーバ10は、最短ルートが通る第6地点(6)〜第1地点(1)から目的地Aまでの歩行時間を算出し(歩行時間算出手段)、最短ルートが通る第6地点(6)〜第1地点(1)から目的地Aまでの歩行距離を算出する(歩行距離算出手段)。
サーバ10は、第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)が位置する住居表示の丁目単位、丁目−番単位、丁目−番−号単位のいずれかの人口数(性別毎の人口数、年齢別の人口数、年齢層毎の人口数を含む)を検索する(人口数検索手段)。サーバ10は、各地方自治体の町丁別世帯数および人口表、各地方自治体の町丁別年齢別人口表を参照しつつ、人口数を検索する。サーバ10は、検索した人口数を客動線C1〜C14が通る第6地点(6)(第n地点)から第1地点(1)に向かって順次加算する(人口数加算手段)。
図10の客動線表示画面の住宅地図データ表示エリア27cには、第6地点(6)〜中心(目的地A)までの客動線C1,C2,C13,C14が表示されている。なお、図10の客動線表示画面の住宅地図データ表示エリア27cに、各地点から目的地Aまでの歩行時間および歩行距離、通行量(人口数)(性別毎の通行量(人口数)、年齢別の通行量(人口数)、年齢層毎の通行量(人口数)を含む)、販売店および提供店、自動販売機、基地局を表示させることもできる。
ディスプレイ16に表示されたメニューバーのファイルボタン(図示せず)をクリックした後、ファイルの保存をクリックすると、図5の客動線表示画面と同様に、サーバ10は、住宅地図データ表示エリア27b,27cに表示された住宅地図データをファイル名および作成日時に関連付けた状態でハードディスクに格納するとともに(住宅地図データ格納手段)、各種データをファイル名および作成日時に関連付けた状態でハードディスクに格納する(各種データ格納手段)。
客動線作成システムは、住居表示の町村単位または丁目単位に客動線C1,C2,C13,C14を表示するとともに、町村単位または丁目単位の客動線C1,C2,C13,C14を通る人の人数を住居表示の町村単位または丁目単位で各地点(6)〜(1)毎に表示するから、町村単位または丁目単位で通行量を把握することができ、町村単位または丁目単位の通行量の多少を確認することができる。
客動線作成システムは、町村単位または丁目単位で所定の地点から目的地Aまでの客動線C1,C2,C13,C14を導出することができるとともに、町村単位または丁目単位の客動線C1,C2,C13,C14における通行量を表示することができるから、町村単位または丁目単位の客動線C1,C2,C13,C14や通行量を利用し、通行量が多く宣伝効果が高い客動線上の最適な箇所を選定することができる。
図11は、ディスプレイ16に表示された客動線・店表示画面の一例を示す図である。図11では、各表示エリアに表示されるデータの図示を省略し、住宅地図データ表示エリア27cに表示される住所表示、ビル名、マンション名、駅名、路線名、道路名、商店名、公共施設名等の各種複数の名称の図示を省略している。
図5の客動線表示画面の住宅地図データ表示エリア27c(所定区域の住宅地図データ)に存在する同一分野の商品の販売店や同一分野の役務(サービス)の提供店を表示するには、図5の客動線表示画面の店検索エリア19の店名検索ボタン19a、店住所検索ボタン19b、商品・サービス検索ボタン19cのいずれかをクリックする。なお、商品・サービス検索ボタン19cがクリックされ、商品名入力エリアに所定の商品名が入力されたものとする。
商品・サービス検索ボタン19cをクリックすると、図示はしていないが、商品・サービス選択画面がディスプレイ16に表示される。商品・サービス選択画面には、商品名入力エリア、サービス名入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。商品名入力エリアに商品名を入力した後、決定ボタンをクリックする。決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ内(住宅地図データ表示エリア27c内)に存在してその商品名の商品を販売する販売店D(店)を住宅地図データ表示エリア27cに表示した図11の客動線・店表示画面をディスプレイ16に表示させる(店表示手段)。
図11の客動線・店表示画面には、第6地点(6)〜中心(目的地A)までの客動線C1,C2,C13,C14とともに、住宅地図データ内に存在する複数の販売店Dが表示されている。図11の客動線・店表示画面の住宅地図データ表示エリア27cに、販売店Dとともに、各地点から目的地Aまでの歩行時間および歩行距離、通行量(人口数)(性別毎の通行量(人口数)、年齢別の通行量(人口数)、年齢層毎の通行量(人口数)を含む)を表示させることもできる。
なお、店検索エリア19の店名検索ボタン19aをクリックすると、店名入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。店名入力エリアに店名を入力した後、決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ内(住宅地図データ表示エリア27c内)に存在してその店名の商品の販売店Dや役務の提供店Dを客動線C1〜C14とともに住宅地図データ表示エリア27cに表示した客動線・店表示画面をディスプレイ16に表示させる(店表示手段)。
また、店検索エリア19の店住所検索ボタン19bをクリックすると、店住所入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。店住所入力エリアに住所を入力した後、決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ内(住宅地図データ表示エリア27c内)に存在するその店住所の商品の販売店(その販売店と同じ種類の商品を販売する販売店を含む)やその店住所の役務の提供店(その提供店と同じ種類の役務を提供する提供店を含む)を客動線C1〜C14とともに住宅地図データ表示エリア27cに表示した客動線・店表示画面をディスプレイ16に表示させる(店表示手段)。
ディスプレイ16に表示されたメニューバーのファイルボタン(図示せず)をクリックした後、ファイルの保存をクリックすると、図5の客動線表示画面と同様に、サーバ10は、住宅地図データ表示エリア27b,27cに表示された住宅地図データ(販売店Dや提供店Dを含む)をファイル名および作成日時に関連付けた状態でハードディスクに格納するとともに(住宅地図データ格納手段)、各種データをファイル名および作成日時に関連付けた状態でハードディスクに格納する(各種データ格納手段)。
客動線作成システムは、同一分野の商品を販売する販売店Dや同一分野の役務(サービス)を提供する提供店Dが客動線C1〜C14とともに表示されるから、販売店Dや提供店Dが客動線C1〜C14に沿って存在しているかを判断することができるとともに、販売店Dや提供店Dが客動線C1〜C14のうちの通行量の多いそれに沿って存在しているかを判断することができる。
客動線作成システムは、販売店Dや提供店Dの位置を客動線C1〜C14や通行量に対応させて判断することができるから、既設の販売店Dや提供店Dの最適な移転箇所を客動線C1〜C14や通行量から容易に判断することができ、新規の販売店Dや提供店Dの最適な設置箇所を客動線C1〜C14や通行量から容易に判断することができる。
客動線作成システムは、客動線C1〜C14に存在する販売店Dや提供店Dの売れ筋商品や役務を把握することができるとともに、その商品や役務を購入する顧客層を把握することができるから、その販売店Dや提供店Dで販売、提供する顧客層に合わせた商品や役務を容易に選定することができ、販売店Dにおける商品の販売数量を増やすことができるとともに、提供店Dにおける役務の提供数量を増やすことができる。
図12は、ディスプレイ16に表示された客動線・自販機表示画面の一例を示す図である。図12では、各表示エリアに表示されるデータの図示を省略し、住宅地図データ表示エリア27cに表示される住所表示、ビル名、マンション名、駅名、路線名、道路名、商店名、公共施設名等の各種複数の名称の図示を省略している。
図5の客動線表示画面の住宅地図データ表示エリア27c(所定区域の住宅地図データ)に存在して同一分野の商品を販売する複数の自動販売機を表示するには、図5の客動線表示画面の自販機検索エリア20の提供メーカー検索ボタン20a、自販機商品名検索ボタン20b、自販機設置住所検索ボタン20cのいずれかをクリックする。なお、自販機商品名検索ボタン20bがクリックされ、自販機商品名入力エリアに所定の自販機商品名が入力されたものとする。
自販機商品名検索ボタン20bをクリックすると、図示はしていないが、自販機商品選択画面がディスプレイ16に表示される。自販機商品選択画面には、自販機商品名入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。自販機商品名入力エリアに自販機商品名を入力した後、決定ボタンをクリックする。決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ内(住宅地図データ表示エリア27c内)に存在して同一分野の商品を販売する複数の自動販売機を住宅地図データ表示エリア27cに表示した図12の客動線・自販機表示画面をディスプレイ16に表示させる(自動販売機表示手段)。
図12の客動線・自販機表示画面には、第6地点(6)〜中心(目的地A)までの客動線C1,C2,C13,C14とともに、住宅地図データ内に存在する複数の自動販売機Eが表示されている。図12の客動線・自販機表示画面の住宅地図データ表示エリア27cに、自動販売機Eとともに、各地点から目的地Aまでの歩行時間および歩行距離、通行量(人口数)(性別毎の通行量(人口数)、年齢別の通行量(人口数)、年齢層毎の通行量(人口数)を含む)を表示させることもできる。
なお、自販機検索エリア20の提供メーカー検索ボタン20aをクリックすると、提供メーカー名入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。提供メーカー名入力エリアに提供メーカー名を入力した後、決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ内(住宅地図データ表示エリア27c内)に存在してその提供メーカーが提供する商品の自動販売機Eを客動線C1〜C14とともに住宅地図データ表示エリア27cに表示した客動線・自販機表示画面をディスプレイ16に表示させる(自動販売機表示手段)。
また、自販機検索エリア20の自販機設置住所検索ボタン20cをクリックすると、自販機設置住所入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。自販機設置住所入力エリアに自販機設置住所を入力した後、決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ内(住宅地図データ表示エリア27c内)に存在してその自販機住所に対応する自動販売機E(その自販機Eと同じ種類の商品を提供する自販機Eを含む)を客動線C1〜C14とともに住宅地図データ表示エリア27cに表示した客動線・自販機表示画面をディスプレイ16に表示させる(自動販売機表示手段)。
ディスプレイ16に表示されたメニューバーのファイルボタン(図示せず)をクリックした後、ファイルの保存をクリックすると、図5の客動線表示画面と同様に、サーバ10は、住宅地図データ表示エリア27b,27cに表示された住宅地図データ(自動販売機Eを含む)をファイル名および作成日時に関連付けた状態でハードディスクに格納するとともに(住宅地図データ格納手段)、各種データをファイル名および作成日時に関連付けた状態でハードディスクに格納する(各種データ格納手段)。
客動線作成システムは、同一分野の商品の自動販売機Eが客動線C1〜C14とともに表示されるから、自動販売機Eが客動線C1〜C14に沿って存在しているかを判断することができるとともに、自動販売機Eが客動線C1〜C14のうちの通行量の多いそれに沿って存在しているかを判断することができる。
客動線作成システムは、自動販売機Eの位置を客動線C1〜C14や通行量に対応させて判断することができるから、既設の自動販売機Eの最適な移設箇所を客動線C1〜C14や通行量から容易に判断することができ、新規の自動販売機Eの最適な設置箇所を客動線C1〜C14や通行量から容易に判断することができる。
客動線作成システムは、所定区域の住宅地図データに存在する自動販売機Eの販売数量や売れ筋商品、その商品を購入する顧客層を把握することができるから、その自動販売機Eに収納する顧客層に合わせた商品を容易に選定することができ、自動販売機Eにおける商品の販売数量を増やすことができる。
図13は、ディスプレイに表示された客動線・基地局表示画面の一例を示す図である。図13では、各表示エリアに表示されるデータの図示を省略し、住宅地図データ表示エリア27cに表示される住所表示、ビル名、マンション名、駅名、路線名、道路名、商店名、公共施設名等の各種複数の名称の図示を省略している。
図5の客動線表示画面の住宅地図データ表示エリア27c(所定区域の住宅地図データ)に存在する複数の基地局を表示するには、図5の客動線表示画面の基地局検索エリア21の基地局キャリア名検索ボタン21a、基地局住所検索ボタン21bのいずれかをクリックする。なお、基地局キャリア名検索ボタン21aがクリックされ、キャリア名入力エリアに所定のキャリア名が入力されたものとする。
基地局キャリア名検索ボタン21aをクリックすると、図示はしていないが、基地局キャリア選択画面がディスプレイ16に表示される。基地局キャリア選択画面には、キャリア名入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。キャリア名入力エリアにキャリア名を入力した後、決定ボタンをクリックする。決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ内(住宅地図データ表示エリア27c内)に存在してそのキャリア名のキャリアが設置した各基地局Fを住宅地図データ表示エリア27cに表示した図12の客動線・基地局表示画面をディスプレイ16に表示させる(基地局表示手段)。
図13の客動線・基地局表示画面には、第6地点(6)〜中心(目的地A)までの客動線C1,C2,C13,C14とともに、住宅地図データ内に存在する複数の基地局Fが表示されている。図13の客動線・基地局表示画面の住宅地図データ表示エリア27cに、基地局Fとともに、各地点から目的地Aまでの歩行時間および歩行距離、通行量(人口数)(性別毎の通行量(人口数)、年齢別の通行量(人口数)、年齢層毎の通行量(人口数)を含む)を表示させることもできる。
なお、基地局検索エリア21の基地局住所検索ボタン21bをクリックすると、基地局住所入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。基地局住所入力エリアに基地局住所を入力した後、決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ内(住宅地図データ表示エリア27c内)に存在してその基地局住所に対応する基地局F(その基地局Fと同じキャリアの基地局Fを含む)を客動線C1〜C14とともに住宅地図データ表示エリア27cに表示した客動線・基地局表示画面をディスプレイ16に表示させる(基地局表示手段)。
ディスプレイ16に表示されたメニューバーのファイルボタン(図示せず)をクリックした後、ファイルの保存をクリックすると、図5の客動線表示画面と同様に、サーバ10は、住宅地図データ表示エリア27b,27cに表示された住宅地図データ(基地局Fを含む)をファイル名および作成日時に関連付けた状態でハードディスクに格納するとともに(住宅地図データ格納手段)、各種データをファイル名および作成日時に関連付けた状態でハードディスクに格納する(各種データ格納手段)。
客動線作成システムは、基地局Fが客動線C1〜C14とともに表示されるから、基地局Fが客動線C1〜C14に沿って存在しているかを判断することができるとともに、基地局Fが客動線C1〜C14のうちの通行量の多いそれに沿って存在しているかを判断することができる。客動線作成システムは、基地局Fの位置を客動線C1〜C14や通行量に対応させて判断することができるから、既設の基地局Fの最適な移設箇所を客動線C1〜C14や通行量から容易に判断することができ、新規の基地局Fの最適な設置箇所を客動線C1〜C14や通行量から容易に判断することができる。
10 サーバ
11 クラウド
12 サーバ
13 サーバ
16 ディスプレイ
17 インターネット
18 地図検索エリア
19 店検索エリア
20 自販機検索エリア
21 基地局検索エリア
27a〜27c 住宅地図データ表示エリア
A 目的地(中心)
B1 第1同心円
B2 第2同心円
B3 第3同心円
B4 第4同心円
B5 第5同心円
B6 第6同心円(第n同心円)
C1〜C14 客動線
D 販売店(提供店)
E 自動販売機
F 基地局
(1) 第1地点
(2) 第2地点
(3) 第3地点
(4) 第4地点
(5) 第5地点
(6) 第6地点(第n地点)
本発明は、コンピュータ資源を利用して所定の地点から目的地までの客動線を作成する客動線作成システムに関する。
物品それぞれに取り付けられた無線タグから発信する固有の識別情報と、特定の施設内で使用できる備品としての物品を所定のエリア外に持ち出しまたは所定のエリア内に返却するための保管場所としての特定の施設内の予め定めた特定エリア内におけるそれら物品の配置されている場所を表わした位置情報とを登録するデータベースと、特定エリア内に配置されているそれぞれの物品の無線タグといずれか1つが通信する互いに間隔をおいて配置された複数の無線通信部と、複数の無線通信部が時間間隔をおいて特定エリア内の物品の無線タグと通信を行うことで、複数の無線通信部のそれぞれの通信領域と対応付けられた位置情報と識別情報とをそれら物品から繰り返し取得する情報取得手段と、情報取得手段によって取得した識別情報毎に取得時刻とともにデータベースを更新するデータベース更新手段と、データベース更新手段によっていずれかの識別情報について取得時刻に更新が行われなかったとき、その識別情報に対応する物品がその取得時刻と同一の消失時刻に特定エリア内の位置情報で表わされる物品の配置されている場所から消失したことが検出されたものとする物品消失検出手段と、特定の施設内における特定エリア外の所定の処理地点に配置され、物品消失検出手段によって消失の検出された各物品を無線タグから発信する無線信号の受信によって検出する処理地点到来検出手段と、処理地点到来検出手段によって同時に検出された物品どうしを少なくとも一人の客によって同時に運ばれてきた1つのグループの物品としてグループ化するグループ化手段と、グループ化手段によって1つのグループにまとめられた各物品の特定エリア内におけるそれぞれの消失した場所を表わす位置情報をデータベースでそれら物品の識別情報をキーとして検索する検索手段と、検索手段の検索結果から消失時刻の順にそれら物品の位置情報で表わされた場所を結んだ客動線を求める客動線演算手段とを有する客動線調査システムが開示されている。
この客動線調査システムは、物品が予め定めた特定エリアから消失したときにそれを消失時刻とともに検出し、少なくとも一人の客によって同時に運ばれた物品どうしを1つのグループの物品としてグループ化し、グループ内の物品の消失した時刻の順にそれぞれの物品の消失直前の場所を結んだ客動線を演算することができる。
前記特許文献1に開示の客動線調査システムは、無線タグを取り付けた物品の所定エリアから他のエリアへの移動を条件に客動線が作成されるから、物品の移動を伴わない場合、例えば、人がある地点から目的地に向かう場合にその地点から目的地までの人の移動ルートの客動線を作成することはできない。また、この客動線調査システムは、物品それぞれに無線タグを取り付け、それら物品の移動を長時間監視しなければならず、客動線の調査に手間やコスト、時間がかかり、客動線を廉価かつ迅速に作成することができない。
本発明の目的は、物品の移動を条件とせず、所定の地点から目的地までの客動線を作成することができる客動線作成システムを提供することにある。本発明の他の目的は、客動線の作成に手間やコスト、時間がかからず、所定の地点から目的地までの客動線を廉価かつ迅速に作成することができる客動線作成システムを提供することにある。
前記課題を解決するための本発明の前提は、コンピュータ資源を利用して所定の地点から目的地までの客動線を作成する客動線作成システムである。
前記前提における本発明の特徴としては、客動線作成システムが、所定区域の住宅地図データに任意に選択した目的地を中心としてその中心から直近に第1同心円を表示するとともに、第1同心円から径方向外方に向かって径方向の離間寸法が同一の複数の第2〜第n同心円を表示する第1〜第n同心円表示手段と、住宅地図データに表示された道路と第1〜第n同心円との交点に第1〜第n地点を表示する第1〜第n地点表示手段と、第n地点から目的地までの徒歩による道路の最短ルートを検索した後、第n地点の1つ内側の同心円の第n−1地点から目的地までの徒歩による道路の最短ルートを検索するように、第n地点から第1地点に向かって順次最短ルートを検索する最短ルート検索手段と、最短ルート検索手段によって検索した第n〜第1地点から目的地までの最短ルートを住宅地図データに表示する最短ルート表示手段と、最短ルート表示手段によって表示された第n地点から第1地点を通る目的地までの道路の最短ルートを客動線として住宅地図データに表示する客動線表示手段とを有することにある。
本発明の一例として、最短ルート検索手段では、第n地点から目的地までの最短ルートを検索した後に、第n地点からの最短ルートがその1つ内側の特定の第n−1地点から特定の第1地点を通っている場合、最短ルートが通る特定の第n−1地点〜第1地点から目的地までの最短ルートの検索は行わない。
本発明の他の一例として、記客動線表示手段では、第1〜第n同心円を消去しつつ、客動線を住宅地図データに表示する。
本発明の他の一例としては、客動線作成システムが、最短ルートが通る第n地点〜第1地点から目的地までの歩行時間を最短ルートが通る第1〜第n地点に表示する歩行時間表示手段を含む。
本発明の他の一例としては、客動線作成システムが、最短ルートが通る第n地点〜第1地点から目的地までの歩行距離を最短ルートが通る第1〜第n地点に表示する歩行距離表示手段を含む。
本発明の他の一例としては、客動線作成システムが、第1〜第n地点が位置する住居表示の丁目単位、丁目−番単位、丁目−番−号単位のいずれかの人口数を検索する人口数検索手段と、人口数検索手段によって検索した人口数を客動線が通る第n地点から第1地点に向かって順次加算する人口数加算手段と、人口数加算手段によって加算した人口数を客動線が通る第1〜第n地点における通行量としてそれら地点に表示する通行量表示手段とを含む。
本発明の他の一例としては、人口数検索手段が人口数を性別毎に区分して検索し、人口数加算手段が人口数検索手段によって検索した性別毎の人口数を客動線が通る第n地点から前記第1地点に向かって順次加算し、通行量表示手段が人口数加算手段によって加算した性別毎の人口数を客動線が通る第1〜第n地点における性別毎の通行量としてそれら地点に表示する。
本発明の他の一例としては、人口数検索手段が人口数を年齢別または年齢層に区分して検索し、人口数加算手段が人口数検索手段によって検索した年齢別または年齢層の人口数を客動線が通る第n地点から第1地点に向かって順次加算し、通行量表示手段が人口数加算手段によって加算した年齢別または年齢層の人口数を客動線が通る第1〜第n地点における年齢別または年齢層の通行量としてそれら地点に表示する。
本発明の他の一例としては、客動線作成システムが最も外側に位置する第n同心円から目的地までを住居表示の町村単位または丁目単位の行政区画に区分する行政区画区分手段を含み、客動線表示手段では、行政区画区分手段によって区分された町村単位または丁目単位で客動線を表示し、通行量表示手段では、行政区画区分手段によって区分された町村単位または前記丁目単位で前記人口数を表示する。
本発明の他の一例としては、客動線作成システムが所定区域の住宅地図データに存在して同一分野の商品を販売する複数の販売店または同一分野の役務を提供する複数の提供店を客動線とともに表示する店表示手段を含む。
本発明の他の一例としては、客動線作成システムが所定区域の住宅地図データに存在して同一分野の商品を販売する複数の自動販売機を客動線とともに表示する自動販売機表示手段を含む。
本発明の他の一例としては、客動線作成システムが所定区域の住宅地図データに存在する複数の基地局を客動線とともに表示する基地局表示手段を含む。
本発明にかかる客動線作成システムによれば、住宅地図データに表示された道路と第1〜第n同心円との交点に表示された第n地点から第1地点に向かって順次最短ルートを検索かつ表示し、第n地点から第1地点を通る目的地までの道路の最短ルートを客動線として住宅地図データに表示するから、物品の移動を条件とせず、住宅地図データを利用することで所定の地点から目的地までの客動線を容易に作成することができる。客動線作成システムは、各物品に無線タグを取り付ける必要はなく、物品の移動を長時間監視する必要もないから、客動線の作成に手間やコスト、時間がかからず、所定の地点から目的地までの客動線を廉価かつ迅速に作成することができる。客動線作成システムは、人が徒歩で所定の地点から目的地に向かう場合に目的地までの最短ルートを通るという人の習性を利用するから、所定の地点から目的地までの正確な客動線を導出することができ、その客動線を利用して出店箇所や自動販売機の設置箇所、基地局の設置箇所等を正確に決定することができる。
第n地点から目的地までの最短ルートを検索した後に、第n地点からの最短ルートがその1つ内側の特定の第n−1地点から特定の第1地点を通っている場合、最短ルートが通る特定の第n−1地点〜第1地点から目的地までの最短ルートの検索は行わない客動線作成システムは、第n地点から目的地までの最短ルートを検索した後に、最短ルートが特定の第n−1地点から特定の第1地点を通っている場合、すでに特定の第n−1地点から特定の第1地点に対する最短ルートが確定しているから、特定の第n−1地点〜特定の第1地点から目的地までの最短ルートを検索する必要はなく、最短ルート検索の手間を省くことができ、客動線を迅速に作成することができる。
最短ルートが通る第n地点〜前記第1地点から目的地までの歩行時間を第1〜第n地点に表示する客動線作成システムは、所定の地点から目的地までの最短ルートにおける歩行時間が表示されることで、その最短ルートの信憑性を確認することができるとともに、所定の地点から目的地までの徒歩による所要時間を把握することができる。客動線作成システムは、表示された歩行時間が人の歩行時間の限界を超えている場合に外側から同心円の数を減らすことで、所定の地点から目的地までの歩行時間を減らすことができ、常識的な人の歩行時間に合致させた客動線を作成することができる。
最短ルートが通る第n地点〜前記第1地点から目的地までの歩行距離を最短ルートが通る第1〜第n地点に表示する客動線作成システムは、所定の地点から目的地までの最短ルートにおける歩行距離が表示されることで、その最短ルートの信憑性を確認することができるとともに、所定の地点から目的地までの徒歩による距離を把握することができる。客動線作成システムは、表示された歩行距離が人の歩行距離の限界を超えている場合に外側から同心円の数を減らすことで、所定の地点から目的地までの歩行距離を減らすことができ、常識的な人の歩行距離に合致させた客動線を作成することができる。
第1〜第n地点が位置する住居表示の丁目単位、丁目−番単位、丁目−番−号単位のいずれかの人口数を検索し、検索した人口数を客動線が通る第n地点から第1地点に向かって順次加算するとともに、加算した人口数を客動線が通る第1〜第n地点における通行量としてそれら地点に表示する客動線作成システムは、客動線を通る人の人数を各地点毎に表示するから、各地点毎の通行量を把握することができ、複数の客動線のうち、通行量の多少を確認することができる。客動線作成システムは、所定の地点から目的地までの客動線を導出することができるとともに、それら客動線における通行量を表示することができるから、客動線や通行量を利用し、通行量が多く宣伝効果が高い客動線上の最適な箇所を選定することができ、出店箇所や自動販売機の設置箇所、基地局の設置箇所等を正確に決定することができる。
人口数を性別毎に区分して検索し、検索した性別毎の人口数を客動線が通る第n地点から第1地点に向かって順次加算するとともに、加算した性別毎の人口数を客動線が通る第1〜第n地点における性別毎の通行量としてそれら地点に表示する客動線作成システムは、客動線を通る人の人数を各地点毎かつ性別毎に表示するから、各地点毎の性別毎の通行量を把握することができ、複数の客動線のうち、性別毎の通行量の多少を確認することができる。客動線作成システムは、所定の地点から目的地までの客動線を導出することができるとともに、それら客動線における性別毎の通行量を表示することができるから、客動線や性別毎の通行量を利用し、通行量が多く宣伝効果が高い客動線上の最適な箇所を選定することができ、出店箇所や自動販売機の設置箇所、基地局の設置箇所等を正確に決定することができる。
人口数を年齢別または年齢層に区分して検索し、検索した年齢別または年齢層の人口数を客動線が通る第n地点から前記第1地点に向かって順次加算するとともに、加算した年齢別または年齢層の人口数を客動線が通る第1〜第n地点における年齢別または年齢層の通行量としてそれら地点に表示する客動線作成システムは、客動線を通る人の人数を各地点毎かつ年齢別または年齢層毎に表示するから、各地点毎の年齢別または年齢層毎の通行量を把握することができ、複数の客動線のうち、年齢別または年齢層毎の通行量の多少を確認することができる。客動線作成システムは、所定の地点から目的地までの客動線を導出することができるとともに、それら客動線における年齢別または年齢層毎の通行量を表示することができるから、客動線や年齢別または年齢層毎の通行量を利用し、通行量が多く宣伝効果が高い客動線上の最適な箇所を選定することができ、出店箇所や自動販売機の設置箇所、基地局の設置箇所等を正確に決定することができる。
最も外側に位置する第n同心円から目的地までを住居表示の町村単位または丁目単位の行政区画に区分し、区分された町村単位または丁目単位で客動線を表示し、区分された町村単位または丁目単位で人口数を表示する客動線作成システムは、住居表示の町村単位または丁目単位に客動線を表示するとともに、町村単位または丁目単位の客動線を通る人の人数を住居表示の町村単位または丁目単位で各地点毎に表示するから、町村単位または丁目単位で通行量を把握することができ、町村単位または丁目単位の通行量の多少を確認することができる。客動線作成システムは、町村単位または丁目単位で所定の地点から目的地までの客動線を導出することができるとともに、町村単位または丁目単位の客動線における通行量を表示することができるから、町村単位または丁目単位の客動線や通行量を利用し、通行量が多く宣伝効果が高い客動線上の最適な箇所を選定することができ、町村単位または丁目単位の出店箇所や自動販売機の設置箇所、基地局の設置箇所等を決定することができる。
所定区域の住宅地図データに存在して同一分野の商品を販売する複数の販売店または同一分野の役務を提供する複数の提供店を客動線とともに表示する客動線作成システムは、同一分野の商品を販売する販売店や同一分野の役務を提供する提供店が客動線とともに表示されるから、販売店や提供店が客動線に沿って存在しているかを判断することができるとともに、販売店や提供店が客動線のうちの通行量の多いそれに沿って存在しているかを判断することができる。客動線作成システムは、販売店や提供店の位置を客動線や通行量に対応させて判断することができるから、既設の販売店や提供店の最適な移転箇所を客動線や通行量から容易に判断することができ、新規の販売店や提供店の最適な設置箇所を客動線や通行量から容易に判断することができる。客動線作成システムは、所定区域の住宅地図データに存在する販売店の販売数量や提供店の提供数量、売れ筋商品、売れ筋役務を把握することができるとともに、その商品や役務を購入する顧客層を把握することができるから、その販売店や提供店で販売、提供する顧客層に合わせた商品や役務を容易に選定することができ、販売店における商品の販売数量を増やすことができるとともに、提供店における役務の提供数量を増やすことができる。
所定区域の住宅地図データに存在して同一分野の商品を販売する複数の自動販売機を客動線とともに表示する客動線作成システムは、同一分野の商品の自動販売機が客動線とともに表示されるから、自動販売機が客動線に沿って存在しているかを判断することができるとともに、自動販売機が客動線のうちの通行量の多いそれに沿って存在しているかを判断することができる。客動線作成システムは、自動販売機の位置を客動線や通行量に対応させて判断することができるから、既設の自動販売機の最適な移設箇所を客動線や通行量から容易に判断することができ、新規の自動販売機の最適な設置箇所を客動線や通行量から容易に判断することができる。客動線作成システムは、所定区域の住宅地図データに存在する自動販売機の販売数量や売れ筋商品、その商品を購入する顧客層を把握することができるから、その自動販売機に収納する顧客層に合わせた商品を容易に選定することができ、自動販売機における商品の販売数量を増やすことができる。
所定区域の住宅地図データに存在する複数の基地局を客動線とともに表示する客動線作成システムは、基地局が客動線とともに表示されるから、基地局が客動線に沿って存在しているかを判断することができるとともに、基地局が客動線のうちの通行量の多いそれに沿って存在しているかを判断することができる。客動線作成システムは、基地局の位置を客動線や通行量に対応させて判断することができるから、既設の基地局の最適な移設箇所を客動線や通行量から容易に判断することができ、新規の基地局の最適な設置箇所を客動線や通行量から容易に判断することができる。
一例として示す客動線作成システムの概念構成図。
ディスプレイに表示された初期画面の一例を示す図。
ディスプレイに表示された住宅地図データ表示画面の一例を示す図。
ディスプレイに表示された同心円表示画面の一例を示す図。
ディスプレイに表示された客動線表示画面の一例を示す図。
ディスプレイに表示された客動線・歩行時間・歩行距離表示画面の一例を示す図。
ディスプレイに表示された客動線・通行量表示画面の一例を示す図。
ディスプレイに表示された住宅地図データ表示画面の他の一例を示す図。
ディスプレイに表示された同心円表示画面の他の一例を示す図。
ディスプレイに表示された客動線表示画面の他の一例を示す図。
ディスプレイに表示された客動線・店表示画面の一例を示す図。
ディスプレイに表示された客動線・自販機表示画面の一例を示す図。
ディスプレイに表示された客動線・基地局表示画面の一例を示す図。
一例として示す客動線作成システムの概念構成図である図1等の添付の図面を参照し、本発明にかかる客動線作成システムの詳細を説明すると、以下のとおりである。客動線作成システムは、サーバ10(コンピュータ資源)を利用し、所定の地点から目的地までの客動線を作成(導出)する。
サーバ10は、中央処理部(CPUまたはMPU)とメモリ(メインメモリおよびキャッシュメモリ)とを有するコンピュータであり、大容量ハードディスクを内蔵している。サーバ10は、独立したオペレーティングシステム(OS)によって動作する論理的な物理コンピュータであるが、バーチャルコンピュータを使用することもできる。サーバ10のメモリには、客動線作成システムを実行する客動線作成アプリケーションが格納されている。なお、客動線作成アプリケーションがクラウド11や他のサーバ12,13(コンピュータ)に存在する場合もある。
サーバ10には、キーボード14やマウス15等の入力装置(図示せず)、ディスプレイ16やプリンタ(図示せず)等の出力装置がインターフェイス(無線または有線)を介して接続されている。サーバ10には、図示はしていないが、セキュリティールーター(バーチャルセキュリティールーターを含む)およびファイアーフォール(バーチャルファイアーフォールを含む)が接続されている。
サーバ10は、ホスト名とそのホスト名に割り当てるIPアドレスとの対応付けを設定するDNSサーバ機能、ホームページを公開するために必要なWebサーバ機能、クラウド11や他のサーバ12,13からの要求を受け付けて各種情報を読み書きする機能を提供するデータベースサーバ機能、電子メールの送受信用のメールサーバ機能、作成された文章や画像等のデータをすべて保存してそれらデータを検索可能にするドキュメントサーバ機能等の各種サーバ機能を有する。
サーバ10は、インターネット17に接続可能であり、インターネット16を利用することで、クラウド11や他のサーバ12,13にアクセスかつログインすることができる。サーバ10のハードディスクには、住宅地図データや人口分布データ、販売店設置箇所データ、提供店設置箇所データ、自動販売機設置箇所データ、基地局設置箇所データが格納され、各種検索機能によってそれらデータのうちの必要なそれを検索することができる。なお、それらデータがクラウド11や他のサーバ12,13に格納され、それらデータのうちの必要なそれをクラウド11や他のサーバ12,13から取得することもできる。サーバ10は、客動線作成システムによって作成された各種データをクラウド11や他のサーバ12,13にインターネット17を介して提供することができる。
サーバ10は、オペレーティングシステム(OS)による制御に基づいて、メモリに格納された客動線作成アプリケーションまたはクラウド11や他のサーバ12,13に格納された客動線作成アプリケーションを起動し、そのアプリケーションに従って以下の各手段を実行する。サーバ10は、住宅地図データに目的地を中心とした第1〜第n同心円を表示する第1〜第n同心円表示手段を実行し、住宅地図データに表示された道路と第1〜第n同心円との交点に第1〜第n地点を表示する第1〜第n地点表示手段を実行する。
サーバ10は、第n地点から第1地点に向かって目的地までの最短ルートを検索する最短ルート検索手段を実行し、目的地までの最短ルートを住宅地図データに表示する最短ルート表示手段を実行する。サーバ10は、客動線を住宅地図データに表示する客動線表示手段を実行し、第n同心円から目的地までを住居表示の町村単位または丁目単位の行政区画に区分する行政区画区分手段を実行する。
サーバ10は、第n地点〜第1地点から目的地までの歩行時間を算出する歩行時間算出手段を実行し、第n地点〜第1地点から目的地までの歩行時間を表示する歩行時間表示手段を実行する。サーバ10は、第n地点〜第1地点から目的地までの歩行距離を算出する歩行距離算出手段を実行し、第n地点〜第1地点から目的地までの歩行距離を表示する歩行距離表示手段を実行する。
サーバ10は、人口数を検索する人口数検索手段を実行し、人口数を第n地点から第1地点に向かって加算する人口数加算手段を実行する。サーバ10は、第1〜第n地点における通行量を表示する通行量表示手段を実行する。サーバ10は、住宅地図データをハードディスクに格納する住宅地図データ格納手段を実行し、各種データをハードディスクに格納する各種データ格納手段を実行する。
サーバ10は、第n同心円から目的地までの間に存在する同一分野の商品を販売する複数の販売店または同一分野の役務を提供する複数の提供店を表示する店表示手段を実行し、第n同心円から目的地までの間に存在する同一分野の商品の複数の自動販売機を表示する自動販売機表示手段を実行する。サーバ10は、第n同心円から目的地までの間に存在する複数の基地局を表示する基地局表示手段を実行する。
図2は、サーバ10のディスプレイ16に表示された初期画面の一例を示す図である。図2では、地図表示エリア22に表示される住所表示、ビル名、マンション名、駅名、路線名、道路名、商店名、公共施設名等の各種複数の名称の図示を省略している。サーバ10を起動すると、それに接続されたディスプレイ16に客動線作成システムのアイコン(図示せず)が表示される。客動線作成システムのアイコンをクリックすると、ログイン画面(図示せず)がディスプレイ16に表示される。ログイン画面には、ID入力エリアやパスワード入力エリア、ログインボタンが表示される。ID入力エリアにIDを入力し、パスワード入力エリアにパスワードを入力した後、ログインボタンをクリックする。
ログインボタンをクリックすると、図2に示す初期画面がディスプレイ16に表示される。初期画面には、地図検索エリア18、店検索エリア19、自販機(自動販売機)検索エリア20、基地局検索エリア21、地図表示エリア22、データ表示ボタン23、閉じるボタン24が表示される。なお、地図表示エリア22には、図示はしていないが、住所表示、ビル名、駅名、路線名、道路名、商店名等の各種複数の名称が表示される。地図表示エリア22では、エリア22に表示された地図から所定区域(例えば、関東地方や東京都、千葉県等)の住宅地図データを検索することができる。閉じるボタン24をクリックすると、サーバ10がこのシステムからログアウトする。
地図検索エリア18には、日本地図検索ボタン18a、住所検索ボタン18b、駅・路線図検索ボタン18c、目的地名検索ボタン18dが表示される。日本地図検索ボタン18aをクリックすることで、日本地図が表示され、日本地図に基づいて所定区域(例えば、関東地方や東京都、千葉県等)の住宅地図データを検索することができる。また、インターネット17を利用してクラウド11や他のサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13に格納された日本地図データを利用して所定区域の住宅地図データをクラウド11やサーバ12,13から取得することができる。
住所検索ボタン18bをクリックすることで、住所入力エリアが表示され、住所入力エリアに所定の住所を入力することで、その住所に対応する所定区域の住宅地図データを検索することができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13に格納された住所データを利用し、住所検索画面において所定の住所を入力することで、その住所に対応する所定区域の住宅地図データをクラウド11やサーバ12,13から取得することができる。
駅・路線図検索ボタン18cをクリックすることで、駅入力エリアや路線入力エリアが表示され、駅入力エリアや路線入力エリアに所定の駅名または路線名を入力することで、その駅名やその路線名に対応する所定区域の住宅地図データを検索することができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13に格納された駅・路線データを利用し、駅名検索画面や路線名検索画面において所定の駅名または路線名を入力することで、その駅名やその路線名に対応する所定区域の住宅地図データをクラウド11やサーバ12,13から取得することができる。
目的地名検索ボタン18dをクリックすることで、目的地名入力エリアが表示され、目的地名入力エリアに所定の目的地名を入力することで、その目的地名に対応する所定区域の住宅地図データを検索することができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13に格納された目的地名データを利用し、目的地名検索画面において所定の目的地名を入力することで、その目的地名に対応する所定区域の住宅地図データをクラウド11やサーバ12,13から取得することができる。目的地名には、ビル名、マンション名、駅名、路線名、道路名、商店名(量販店名、デパート名、ストア名等)、公共施設名等がある。
店検索エリア19には、店名検索ボタン19a、店住所検索ボタン19b、商品・サービス検索ボタン19cが表示される。店名検索ボタン19aをクリックすることで、店名入力エリアが表示され、店名入力エリアに所定の店名を入力することで、住宅地図データ内に存在するその店名の商品の販売店や役務の提供店を住宅地図データに表示させることができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13の店名データを利用し、店名検索画面において所定の店名を入力することで、その店名の商品の販売店や役務の提供店をクラウド11やサーバ12,13から取得し、住宅地図データ内に存在するその店名の商品の販売店や役務の提供店を住宅地図データに表示させることができる。
店住所検索ボタン19bをクリックすることで、店住所入力エリアが表示され、店住所入力エリアに所定の住所を入力することで、住宅地図データ内に存在するその店住所の商品の販売店(その販売店と同じ種類の商品を販売する販売店を含む)やその店住所の役務の提供店(その提供店と同じ種類の役務を提供する提供店を含む)を住宅地図データに表示させることができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13の店住所データを利用し、店住所検索画面において所定の店住所を入力することで、その店住所の商品の販売店や役務の提供店をクラウド11やサーバ12,13から取得し、住宅地図データ内に存在するその店住所の販売店(その販売店と同じ種類の商品を販売する販売店を含む)や役務の提供店(その提供店と同じ種類の役務を提供する提供店を含む)を住宅地図データに表示させることができる。
商品・サービス検索ボタン19cをクリックすることで、商品名入力エリア、サービス名入力エリアが表示され、商品名入力エリアに所定の商品名を入力し、または、サービス名入力エリアに所定のサービス名を入力することで、住宅地図データ内に存在してその商品名の商品を販売する販売店やサービス名のサービス(役務)を提供する提供店を住宅地図データに表示させることができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13の商品・サービスデータを利用し、商品・サービス検索画面において所定の商品名やサービス名を入力することで、その商品名の商品を販売する販売店やサービス名のサービス(役務)を提供する提供店をクラウド11やサーバ12,13から取得し、住宅地図データ内に存在してその商品名の商品を販売する販売店やそのサービス名のサービス(役務)を提供する提供店を住宅地図データに表示させることができる。
自販機検索エリア20には、提供メーカー検索ボタン20a、自販機商品名検索ボタン20b、自販機設置住所検索ボタン20cが表示される。提供メーカー検索ボタン20aをクリックすることで、提供メーカー名入力エリアが表示され、提供メーカー名入力エリアに所定の提供メーカー名を入力することで、住宅地図データ内に存在してそのメーカーが提供する商品の自動販売機を住宅地図データに表示させることができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13の提供メーカーデータを利用し、住宅地図データ内に存在してそのメーカーが提供する商品の自動販売機を住宅地図データに表示させることができる。
自販機商品名検索ボタン20bをクリックすることで、自販機商品名入力エリアが表示され、自販機商品名入力エリアに所定の自販機商品名を入力することで、住宅地図データ内に存在してその自販機商品名の商品を提供する自動販売機を住宅地図データに表示させることができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13の自販機商品データを利用し、自販機商品名検索画面において所定の自販機商品名を入力することで、自販機商品名の商品を提供する自動販売機をクラウド11やサーバ12,13から取得し、住宅地図データ内に存在してその自販機商品名の商品を提供する自動販売機を住宅地図データに表示させることができる。
自販機住所検索ボタン20cをクリックすることで、自販機設置住所入力エリアが表示され、自販機設置住所入力エリアに所定の住所を入力することで、住宅地図データ内に存在してその自販機住所に対応する自動販売機(その自販機と同じ種類の商品を提供する自販機を含む)を住宅地図データに表示させることができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13の自販機住所データを利用し、自販機設置住所検索画面において所定の自販機住所を入力することで、その自販機住所に対応する自動販売機をクラウド11やサーバ12,13から取得し、住宅地図データ内に存在してその自販機住所に対応する自動販売機(その自販機と同じ種類の商品を提供する自販機を含む)を住宅地図データに表示させることができる。
基地局検索エリア21には、基地局キャリア名検索ボタン21a、基地局住所検索ボタン21bが表示される。基地局キャリア名検索ボタン21aをクリックすることで、基地局キャリア名入力エリアが表示され、基地局キャリア名入力エリアに所定のキャリア名を入力することで、住宅地図データ内に存在してそのキャリア名のキャリアが設置した各基地局を住宅地図データに表示させることができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13の基地局キャリアデータを利用し、基地局キャリア検索画面において所定の基地局キャリア名を入力することで、そのキャリア名のキャリアが設置した各基地局をクラウド11やサーバ12,13から取得し、住宅地図データ内に存在してそのキャリア名のキャリアが設置した各基地局を住宅地図データに表示させることができる。
基地局住所検索ボタン21bをクリックすることで、基地局設置住所入力エリアが表示され、基地局設置住所入力エリアに所定の基地局設置住所を入力することで、住宅地図データ内に存在してその基地局住所に設置された基地局(その基地局と同じキャリアが設置した基地局を含む)を住宅地図データに表示させることができる。また、インターネット17を利用してクラウド11やサーバ12,13にログインし、クラウド11やサーバ12,13の基地局設置住所データを利用し、基地局設置住所検索画面において所定の基地局設置住所を入力することで、その基地局住所に対応する基地局をクラウド11やサーバ12,13から取得し、住宅地図データ内に存在してその基地局住所に対応する基地局(その基地局と同じキャリアが設置した基地局を含む)を住宅地図データに表示させることができる。
図3は、ディスプレイ16に表示された住宅地図データ表示画面の一例を示す図であり、図4は、ディスプレイ16に表示された同心円表示画面の一例を示す図である。図5は、ディスプレイ16に表示された客動線表示画面の一例を示す図である。図3〜5では、各表示エリアに表示されるデータの図示を省略し、住宅地図データ表示エリア27a〜27cに表示される住所表示、ビル名、マンション名、駅名、路線名、道路名、商店名、公共施設名等の各種複数の名称の図示を省略している。なお、図3では、地図検索エリア18において住所検索が行われ、地下鉄の駅(目的地A)が検索されたものとする。
図2の初期画面において、住所検索ボタン18bをクリックした後、住所入力エリアに所定の住所を入力し、検索ボタンをクリックすることで、その住所に対応する所定区域の住宅地図データが検索される。住宅地図データが検索されると、図示はしていないが、その住宅地図データを表示した目的地入力画面がディスプレイ16に表示される。目的地入力画面には、住宅地図データ表示エリア、目的地住所入力エリア、目的地名称入力エリア、行政区画指定入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。クリアボタンをクリックすると、各入力エリアに入力されたデータがクリアされ、再度それら入力エリアへデータを入力する。戻るボタンをクリックすると、1つ前の画面(図2の初期画面)に戻る。
目的地入力画面において目的地(地下鉄の駅)を特定するには、マウス15を使用して住宅地図データ表示エリアの所定の箇所に目的地マークを入れる場合、目的地住所入力エリアに目的地住所を入力して設定ボタンをクリックする場合、目的地名称入力エリアに目的地名称を入力して設定ボタンをクリックする場合、目的地住所入力エリアに目的地住所を入力するとともに目的地名称入力エリアに目的地名称を入力して設定ボタンをクリックする場合がある。なお、目的地入力画面では、マウス15を使用して住宅地図データ表示エリアの所定の箇所に目的地マークを入れ、地下鉄の駅が特定され、決定ボタンがクリックされたものとする。
決定ボタンがクリックされて目的地(地下鉄の駅)が確定すると、住宅地図データを表示した図3の住宅地図データ表示画面がディスプレイ16に表示される。図3の住宅地図データ表示画面には、図2の初期画面と同様に地図検索エリア18、店検索エリア19、自販機検索エリア20、基地局検索エリア21が表示される他、目的地住所表示エリア25、目的地名称表示エリア26、住宅地図データ表示エリア27aが表示され、同心円設定ボタン28、戻るボタン29、閉じるボタン24が表示される。
検索住所表示エリア25には、目的地入力画面の目的地住所入力エリアに入力された目的地住所が表示され、目的地名称表示エリア26には、検索住所表示エリア25の住所に存在する目的地の名称(地下鉄の駅名)が表示される。なお、目的地の名称には、ビル名、マンション名、路線名、道路名、商店名(量販店名、デパート名、ストア名等)、公共施設名等がある。
図3の住宅地図データ表示画面の住宅地図データ表示エリア27aには、目的地Aを含む所定の区域が表示されるとともに、確定した目的地Aの場所(所在箇所)を示すマークが表示される。図3では、確定した目的地Aを示すマークが黒点で示されているが、黒点の他に、□や○、☆等の他のあらゆるマークで目的地Aを表すことができる。
次に、図3の住宅地図データ表示画面において同心円設定ボタン28をクリックする。同心円設定ボタン28をクリックすると、図示はしていないが、歩行時間・歩行距離・同心円数入力画面がディスプレイ16に表示される。歩行時間・歩行距離・同心円数入力画面には、目的地Aからの歩行時間を入力する歩行時間入力エリア、目的地Aからの歩行距離を入力する歩行距離入力エリア、同心円の数を入力する同心円数入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。クリアボタンをクリックすると、歩行距離入力エリアや歩行時間入力エリア、同心円数入力エリアに入力された数値がクリアされ、再度それら入力エリアへ数値を入力する。
歩行距離入力エリアに歩行距離(例えば、1500m)を入力し、歩行時間入力エリアに歩行時間(例えば、20分)を入力するとともに、同心円数入力エリアに同心円数(例えば、6本)を入力した後、決定ボタンをクリックする。決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ表示エリア27aの任意に選択した目的地Aを中心とした複数の第1〜第6同心円B1〜B6(第1〜第n同心円)を表示する(第1〜第n同心円表示手段)。さらに、住宅地図データ27bに表示された道路と第1〜第6同心円B1〜B6との交点に第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)を表示する(第1〜第n地点表示手段)。
ディスプレイ16には、図4に示す同心円表示画面が表示される。図4の同心円表示画面には、図3の住宅地図データ表示画面と同様に地図検索エリア18、店検索エリア19、自販機検索エリア20、基地局検索エリア21、目的地住所表示エリア25、目的地名称表示エリア26、住宅地図データ表示エリア27b、戻るボタン29、閉じるボタン24が表示される他、最短ルート検索ボタン30、印刷ボタン31が表示される。印刷ボタン31をクリックすると、住宅地図データ表示エリア27bに表示された住宅地図データがプリントされる。
住宅地図データ表示エリア27bには、中心(目的地A)から直近に第1同心円B1が表示されるとともに、目的地Aを中心として所定の区域において目的地Aを中心に目的地Aから径方向外方へ向かって第1同心円B1から径方向外方に向かって径方向の離間寸法が同一の複数の第2〜第6同心円B2〜B6(第2〜第n同心円)が表示される。なお、図4では、6本の同心円B1〜B6が表示されているが、同心円の数に特に制限はなく、5本以下または7本以上の同心円が表示される場合もある。
住宅地図データ表示エリア27bに表示された第6同心円(B6)と道路との交点には、(6)が表示され、第5同心円(B5)と道路との交点には、(5)が表示されているとともに、第4同心円(B4)と道路との交点には、(4)が表示されている。第3同心円(B3)と道路との交点には、(3)が表示され、第2同心円(B2)と道路との交点には、(2)が表示されているとともに、第1同心円(B1)と道路との交点には、(1)が表示されている。
図4の同心円表示画面において最短ルート検索ボタン30をクリックする。最短ルート検索ボタン30をクリックすると、サーバ10は、第6地点(6)(第n地点)から目的地Aまでの徒歩による道路の最短ルートを検索した後、第6地点(6)(第n地点)の1つ内側の同心円B5の第5地点(5)(第n−1地点)から目的地Aまでの徒歩による道路の最短ルートを検索するように、第6地点(6)(第n地点)から第1地点(1)に向かって順次最短ルートを検索する(最短ルート検索手段)。
次に、サーバ10は、最短ルート検索手段によって検索した第6〜第1地点(第n〜第1地点)から目的地Aまでの最短ルートを住宅地図データに表示し(最短ルート表示手段)、第1〜第6同心円(1)〜(6)(第1〜第n同心円)を消去しつつ、最短ルート表示手段によって表示された第6地点(6)(第n地点)から第1地点(1)を通る目的地Aまでの道路の最短ルートを客動線として住宅地図データに表示する(客動線表示手段)。ディスプレイ16には、図5に示す客動線表示画面が表示される。さらに、サーバ10は、最短ルートが通る第6地点(6)〜第1地点(1)から目的地Aまでの歩行時間を算出し(歩行時間算出手段)、最短ルートが通る第6地点(6)〜第1地点(1)から目的地Aまでの歩行距離を算出する(歩行距離算出手段)。
サーバ10は、第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)が位置する住居表示の丁目単位、丁目−番単位、丁目−番−号単位のいずれかの人口数を検索する(人口数検索手段)。サーバ10は、各地方自治体の町丁別世帯数および人口表、各地方自治体の町丁別年齢別人口表を参照しつつ、人口数を検索する。サーバ10は、検索した人口数を客動線C1〜C14が通る第6地点(6)(第n地点)から第1地点(1)に向かって順次加算する(人口数加算手段)。
人口数加算手段では、第6地点の人口数に第5地点の人口数を加算し、第6地点および第5地点の人口数に第4地点の人口数を加算し、第6地点〜第4地点の人口数に第3地点の人口数を加算するとともに、第6地点〜第3地点の人口数に第2地点の人口数を加算し、第6地点〜第2地点の人口数に第1地点の人口数を加算する。
サーバ10は、第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)が位置する住居表示の丁目単位、丁目−番単位、丁目−番−号単位のいずれかの人口数を性別毎に区分して検索する(人口数検索手段)。サーバ10は、検索した性別毎の人口数を客動線C1〜C14が通る第6地点(6)(第n地点)から第1地点(1)に向かって順次加算する(人口数加算手段)。サーバ10は、第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)が位置する住居表示の丁目単位、丁目−番単位、丁目−番−号単位のいずれかの人口数を年齢別または年齢層に区分して検索する(人口数検索手段)。サーバ10は、検索した年齢別または年齢層の人口数を客動線C1〜C14が通る第6地点(6)(第n地点)から第1地点(1)に向かって順次加算する(人口数加算手段)。
なお、最短ルート検索手段では、第6地点(6)(第n地点)から目的地Aまでの最短ルートを検索した後に、第6地点からの最短ルートがその1つ内側の特定の第5地点(5)(第n−1地点)から特定の第1地点(1)を通っている場合、最短ルートが通る特定の第5地点(5)(第n−1地点)〜第1地点(1)から目的地Aまでの最短ルートが既に確定しているから、最短ルートが通る特定の第5地点(5)(第n−1地点)〜第1地点(1)から目的地Aまでの最短ルートの検索は行わない。
図5の客動線表示画面には、図4の同心円表示画面と同様に地図検索エリア18、店検索エリア19、自販機検索エリア20、基地局検索エリア21、目的地住所表示エリア25、目的地名称表示エリア26、住宅地図データ表示エリア27c、印刷ボタン31、戻るボタン29、閉じるボタン24が表示される他、歩行時間ボタン32、歩行距離ボタン33、通行量ボタン34が表示される。印刷ボタン31をクリックすると、住宅地図データ表示エリア27cに表示された住宅地図データがプリントされる。住宅地図データ表示エリア27cには、第6地点(6)〜中心(目的地A)までの複数の客動線C1〜C14が表示されている。
ディスプレイ16に表示されたメニューバーのファイルボタン(図示せず)をクリックした後、ファイルの保存をクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ表示エリア27b,27cに表示された住宅地図データをファイル名および作成日時に関連付けた状態でハードディスクに格納する(住宅地図データ格納手段)。
サーバ10は、住宅地図データに加え、目的地住所表示エリア25に表示された目的地住所、目的地名称表示エリア26に表示された目的地名称、目的地A、第1〜第6同心円(B1)〜(B6)、第1〜第6地点(1)〜(6)、客動線C1〜C14(最短ルート)、各地点から目的地Aまでの歩行時間、各地点から目的地Aまでの歩行距離、検索した住居表示の丁目単位、丁目−番単位、丁目−番−号単位のいずれかの人口数、第6地点(6)(第n地点)〜第1地点(1)における人口数、検索した住居表示の丁目単位、丁目−番単位、丁目−番−号単位のいずれかの性別毎に区分した人口数、第6地点(6)(第n地点)〜第1地点(1)における性別毎の人口数、検索した住居表示の丁目単位、丁目−番単位、丁目−番−号単位のいずれかの年齢別または年齢層に区分した人口数、第6地点(6)(第n地点)〜第1地点(1)における年齢別または年齢層の人口数をファイル名および作成日時に関連付けた状態でハードディスクに格納する(各種データ格納手段)。
なお、図2の初期画面のデータ表示ボタン23をクリックすると、図示はしていないが、ファイル表示画面がディスプレイ16に表示される。ファイル表示画面には、ファイル名一覧を表示したファイル名表示エリア、開くボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。ファイル名表示エリアにおいて所定のファイルを指定(反転)(複数指定可)し、開くボタンをクリックすると、指定したファイル名の住宅地図データ(目的地住所表示エリア25に表示された目的地住所、目的地名称表示エリア26に表示された目的地名称、目的地A、第1〜第6同心円(B1)〜(B6)、第1〜第6地点(1)〜(6)、客動線C1〜C14(最短ルート)を含む)が作成日時とともにディスプレイ16に表示される。
客動線作成システムは、住宅地図データ27bに表示された道路と第1〜第6同心円(1)〜(6)(第1〜第n同心円)との交点に表示された第6地点(6)(第n地点)から第1地点(1)に向かって順次最短ルートを検索かつ表示し、第6地点(6)から第1地点(1)を通る目的地A(地下鉄の駅)までの道路の最短ルートを客動線C1〜C14として住宅地図データ27cに表示するから、物品の移動を条件とせず、住宅地図データ27cを利用することで所定の地点から目的地Aまでの客動線C1〜C14を容易に作成することができる。
客動線作成システムは、従来技術に示すように、各物品に無線タグを取り付ける必要はなく、物品の移動を長時間監視する必要もないから、客動線C1〜C14の作成に手間やコスト、時間がかからず、所定の地点から目的地Aまでの客動線C1〜C14を廉価かつ迅速に作成することができる。客動線作成システムは、人が徒歩で所定の地点から目的地A(地下鉄の駅)に向かう場合に目的地Aまでの最短ルートを通るという人の習性を利用するから、所定の地点から目的地Aまでの正確な客動線を導出することができる。
客動線作成システムは、第6地点(6)(第n地点)から目的地Aまでの最短ルートを検索した後に、第6地点からの最短ルートがその1つ内側の特定の第5地点(5)(第n−1地点)から特定の第1地点(1)を通っている場合、最短ルートが通る特定の第5地点(5)(第n−1地点)〜第1地点(1)から目的地Aまでの最短ルートの検索は行わないから、特定の第5地点(5)〜特定の第1地点(1)から目的地Aまでの最短ルートを検索する必要はなく、最短ルート検索の手間を省くことができ、客動線C1〜C14を迅速に作成することができる。
図6は、ディスプレイ16に表示された客動線・歩行時間・歩行距離表示画面の一例を示す図である。図6の客動線・歩行時間・歩行距離表示画面の住宅地図データ表示エリア27cには、各地点から目的地Aまでの歩行時間および歩行距離が表示されている。なお、図6では、各表示エリアに表示されるデータの図示を省略し、住宅地図データ表示エリアに表示される住所表示、ビル名、マンション名、駅名、路線名、道路名、商店名、公共施設名等の各種複数の名称の図示を省略している。
図5の客動線表示画面の歩行時間ボタン32および歩行距離ボタン33をクリックした後、住宅地図データ表示エリア27bに表示されたいずれかの地点にカーソルを移動させ、所定の地点をクリックすると、サーバ10は、歩行時間算出手段によって算出した歩行時間を客動線C1〜C14が通る第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)に表示し(歩行時間表示手段)、歩行距離算出手段によって算出した歩行距離を客動線C1〜C14が通る第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)に表示する(歩行距離表示手段)。ディスプレイ16には、図6に示す客動線・歩行時間・歩行距離表示画面が表示される。
図6の客動線・歩行時間・歩行距離表示画面の住宅地図データ表示エリア27cには、図5の客動線表示画面に表示された各項目に加え、客動線C4の第3地点(3)および第2地点(2)における目的地A(地下鉄の駅)までの歩行時間(10分,7分)が表示され、客動線C12の第5地点(5)および第4地点(4)における目的地A(地下鉄の駅)までの歩行距離(1350m,1050m)が表示される。
なお、歩行時間ボタン32のみをクリックすることで、住宅地図データ表示エリア27cに各地点から目的地Aまでの歩行時間のみを表示させることができ、歩行距離ボタン33のみをクリックすることで、住宅地図データ表示エリア27cに各地点から目的地Aまでの歩行距離のみを表示させることができる。また、図6の客動線・歩行時間・歩行距離表示画面の住宅地図データ表示エリア27cには、後記する各地点の通行量、後記する販売店および提供店、後記する自動販売機、後記する基地局を表示させることもできる。
客動線作成システムは、所定の地点から目的地Aまでの最短ルート(客動線C1〜C14)における歩行時間が表示されることで、その最短ルートの信憑性を確認することができるとともに、所定の地点から目的地Aまでの徒歩による所要時間を把握することができる。客動線作成システムは、表示された歩行時間が人の歩行時間の限界を超えている場合に外側から同心円の数を減らすことで、所定の地点から目的地Aまでの歩行時間を減らすことができ、常識的な人の歩行時間に合致させた客動線C1〜C14を作成することができる。
客動線作成システムは、所定の地点から目的地までの最短ルート(客動線C1〜C14)における歩行距離が表示されることで、その最短ルートの信憑性を確認することができるとともに、所定の地点から目的地Aまでの徒歩による距離を把握することができる。客動線作成システムは、表示された歩行距離が人の歩行距離の限界を超えている場合に外側から同心円の数を減らすことで、所定の地点から目的地Aまでの歩行距離を減らすことができ、常識的な人の歩行距離に合致させた客動線(客動線C1〜C14)を作成することができる。
図7は、ディスプレイ16に表示された客動線・通行量表示画面の一例を示す図である。図7の客動線・通行量表示画面の住宅地図データ表示エリア27cには、各地点における通行量(人口数)が表示されている。なお、図7では、各表示エリアに表示されるデータの図示を省略し、住宅地図データ表示エリアに表示される住所表示、ビル名、マンション名、駅名、路線名、道路名、商店名、公共施設名等の各種複数の名称の図示を省略している。
図5の客動線表示画面の通行量ボタン34をクリックした後、住宅地図データ表示エリア27bに表示されたいずれかの地点にカーソルを移動させ、所定の地点をクリックすると、図示はしていないが、条件入力画面がディスプレイ16に表示される。条件入力画面には、性別入力エリア、年齢入力エリア、年齢層入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。
それら入力エリアに入力せず、決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、人口数加算手段によって加算した人口数を客動線C1〜C14が通る第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)における通行量としてそれら地点(1)〜(6)に表示する(通行量表示手段)。ディスプレイ16には、図7に示す客動線・通行量表示画面が表示される。
図7の客動線・通行量表示画面の住宅地図データ表示エリア27cには、図5の客動線表示画面に表示された各項目に加え、客動線C5が通る第3地点(3)および第2地点(2)における通行量(例えば、210人、280人)が表示され、客動線C12の第5地点(5)および第4地点(4)における通行量(例えば、60人、120人)が表示される。
なお、条件入力画面の性別入力エリアに性別(男女の別)を入力することで、人口数加算手段によって加算した性別毎の人口数を客動線C1〜C14が通る第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)における通行量としてそれら地点(1)〜(6)に表示することもできる。年齢入力エリアに年齢を入力することで、人口数加算手段によって加算した年齢別の人口数を客動線C1〜C14が通る第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)における通行量としてそれら地点(1)〜(6)に表示することもできる。年齢層入力エリアに年齢層を入力することで、人口数加算手段によって加算した年齢層毎の人口数を客動線C1〜C14が通る第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)における通行量としてそれら地点(1)〜(6)に表示することもできる。また、図7の客動線・通行量表示画面の住宅地図データ表示エリア27cには、各地点から目的地Aまでの歩行時間および歩行距離、販売店および提供店、自動販売機、基地局を表示させることもできる。
客動線作成システムは、客動線C1〜C14を通る人の人数(性別毎の人口数、年齢別人口数、年齢層毎の人口数を含む)を客動線C1〜C14が通る各地点(1)〜(6)毎に表示するから、各地点(1)〜(6)毎の通行量を把握することができ、複数の客動線C1〜C14のうち、通行量の多少を確認することができる。客動線作成システムは、それら客動線C1〜C14における通行量を表示することができるから、客動線C1〜C14や通行量を利用し、通行量が多く宣伝効果が高い客動線C1〜C14上の所定の箇所を選定することができる。
図8は、ディスプレイ16に表示された住宅地図データ表示画面の他の一例を示す図であり、図9は、ディスプレイ16に表示された同心円表示画面の他の一例を示す図である。図10は、ディスプレイ16に表示された客動線表示画面の他の一例を示す図である。図8〜10では、各表示エリアに表示されるデータの図示を省略し、住宅地図データ表示エリア27a〜27cに表示される住所表示、ビル名、マンション名、駅名、路線名、道路名、商店名、公共施設名等の各種複数の名称の図示を省略している。なお、図8では、地図検索エリア18において住所検索が行われ、地下鉄の駅(目的地A)が検索されるとともに、第6同心円(B6)から目的地Aまでを住居表示の町村単位の行政区画に区分されたものとする。
図2の初期画面において、住所検索ボタン18bをクリックした後、住所入力エリアに所定の住所を入力し、検索ボタンをクリックすることで、その住所に対応する所定区域の住宅地図データが検索され、ディスプレイ16にその住宅地図データを表示した目的地入力画面(図示せず)が表示される。目的地入力画面には、住宅地図データ表示エリア、目的地住所入力エリア、目的地名称入力エリア、行政区画指定入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。
目的地入力画面では、マウス15を使用して住宅地図データ表示エリアの所定の箇所に目的地マークを入れ、地下鉄の駅が特定され、さらに、行政区画指定入力エリアに所定の町村単位が入力され、決定ボタンがクリックされたものとする。決定ボタンがクリックされて目的地(地下鉄の駅)が確定するとともに、行政区画が指定されると、サーバ10は、最も外側に位置する第6同心円B6から目的地Aまでを住居表示の町村単位の行政区画に区分する(行政区画区分手段)。なお、行政区画指定入力エリアに所定の丁目単位が入力されると、第6同心円B6から目的地Aまでを住居表示の丁目単位の行政区画に区分する(行政区画区分手段)。
ディスプレイ16には、町村単位の行政区画に区分された目的地Aを含む所定の区域を表示した図8の住宅地図データ表示画面が表示される。図8の住宅地図データ表示画面では、町村単位の目的地Aを含む区域が住宅地図データ表示エリア27aに実線で表示され、その他の区域が住宅地図データ表示エリア27aに点線で表示される。
次に、図3の住宅地図データ表示画面において同心円設定ボタン28をクリックし、歩行時間・歩行距離・同心円数入力画面(図示せず)をディスプレイ16に表示させた後、歩行距離入力エリアに歩行距離を入力し、歩行時間入力エリアに歩行時間を入力するとともに、同心円数入力エリアに同心円数を入力した後、決定ボタンをクリックする。
決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ表示エリア27aの任意に選択した目的地Aを中心とした複数の第1〜第6同心円B1〜B6(第1〜第n同心円)を表示する(第1〜第n同心円表示手段)。さらに、住宅地図データ27bに表示された道路と第1〜第6同心円B1〜B6との交点に第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)を表示する(第1〜第n地点表示手段)。ディスプレイ16には、図9に示す同心円表示画面が表示される。図9の同心円表示画面において最短ルート検索ボタン30をクリックすると、サーバ10は、第6地点(6)(第n地点)から第1地点(1)に向かって順次最短ルートを検索する(最短ルート検索手段)。
サーバ10は、最短ルート検索手段によって検索した第6〜第1地点(第n〜第1地点)から目的地Aまでの最短ルートを行政区画区分手段によって区分された町村単位で住宅地図データに表示し(最短ルート表示手段)、第1〜第6同心円(1)〜(6)(第1〜第n同心円)を消去しつつ、最短ルート表示手段によって表示された第6地点(6)(第n地点)から第1地点(1)を通る目的地Aまでの道路の最短ルートを客動線C1,C2,C13,C14(行政区画区分手段によって区分された町村単位の客動線C1,C2,C13,C14)として住宅地図データに表示する(客動線表示手段)。ディスプレイ16には、図10に示す客動線表示画面が表示される。さらに、サーバ10は、最短ルートが通る第6地点(6)〜第1地点(1)から目的地Aまでの歩行時間を算出し(歩行時間算出手段)、最短ルートが通る第6地点(6)〜第1地点(1)から目的地Aまでの歩行距離を算出する(歩行距離算出手段)。
サーバ10は、第1〜第6地点(1)〜(6)(第1〜第n地点)が位置する住居表示の丁目単位、丁目−番単位、丁目−番−号単位のいずれかの人口数(性別毎の人口数、年齢別の人口数、年齢層毎の人口数を含む)を検索する(人口数検索手段)。サーバ10は、各地方自治体の町丁別世帯数および人口表、各地方自治体の町丁別年齢別人口表を参照しつつ、人口数を検索する。サーバ10は、検索した人口数を客動線C1〜C14が通る第6地点(6)(第n地点)から第1地点(1)に向かって順次加算する(人口数加算手段)。
図10の客動線表示画面の住宅地図データ表示エリア27cには、第6地点(6)〜中心(目的地A)までの客動線C1,C2,C13,C14が表示されている。なお、図10の客動線表示画面の住宅地図データ表示エリア27cに、各地点から目的地Aまでの歩行時間および歩行距離、通行量(人口数)(性別毎の通行量(人口数)、年齢別の通行量(人口数)、年齢層毎の通行量(人口数)を含む)、販売店および提供店、自動販売機、基地局を表示させることもできる。
ディスプレイ16に表示されたメニューバーのファイルボタン(図示せず)をクリックした後、ファイルの保存をクリックすると、図5の客動線表示画面と同様に、サーバ10は、住宅地図データ表示エリア27b,27cに表示された住宅地図データをファイル名および作成日時に関連付けた状態でハードディスクに格納するとともに(住宅地図データ格納手段)、各種データをファイル名および作成日時に関連付けた状態でハードディスクに格納する(各種データ格納手段)。
客動線作成システムは、住居表示の町村単位または丁目単位に客動線C1,C2,C13,C14を表示するとともに、町村単位または丁目単位の客動線C1,C2,C13,C14を通る人の人数を住居表示の町村単位または丁目単位で各地点(6)〜(1)毎に表示するから、町村単位または丁目単位で通行量を把握することができ、町村単位または丁目単位の通行量の多少を確認することができる。
客動線作成システムは、町村単位または丁目単位で所定の地点から目的地Aまでの客動線C1,C2,C13,C14を導出することができるとともに、町村単位または丁目単位の客動線C1,C2,C13,C14における通行量を表示することができるから、町村単位または丁目単位の客動線C1,C2,C13,C14や通行量を利用し、通行量が多く宣伝効果が高い客動線上の最適な箇所を選定することができる。
図11は、ディスプレイ16に表示された客動線・店表示画面の一例を示す図である。図11では、各表示エリアに表示されるデータの図示を省略し、住宅地図データ表示エリア27cに表示される住所表示、ビル名、マンション名、駅名、路線名、道路名、商店名、公共施設名等の各種複数の名称の図示を省略している。
図5の客動線表示画面の住宅地図データ表示エリア27c(所定区域の住宅地図データ)に存在する同一分野の商品の販売店や同一分野の役務(サービス)の提供店を表示するには、図5の客動線表示画面の店検索エリア19の店名検索ボタン19a、店住所検索ボタン19b、商品・サービス検索ボタン19cのいずれかをクリックする。なお、商品・サービス検索ボタン19cがクリックされ、商品名入力エリアに所定の商品名が入力されたものとする。
商品・サービス検索ボタン19cをクリックすると、図示はしていないが、商品・サービス選択画面がディスプレイ16に表示される。商品・サービス選択画面には、商品名入力エリア、サービス名入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。商品名入力エリアに商品名を入力した後、決定ボタンをクリックする。決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ内(住宅地図データ表示エリア27c内)に存在してその商品名の商品を販売する販売店D(店)を住宅地図データ表示エリア27cに表示した図11の客動線・店表示画面をディスプレイ16に表示させる(店表示手段)。
図11の客動線・店表示画面には、第6地点(6)〜中心(目的地A)までの客動線C1,C2,C13,C14とともに、住宅地図データ内に存在する複数の販売店Dが表示されている。図11の客動線・店表示画面の住宅地図データ表示エリア27cに、販売店Dとともに、各地点から目的地Aまでの歩行時間および歩行距離、通行量(人口数)(性別毎の通行量(人口数)、年齢別の通行量(人口数)、年齢層毎の通行量(人口数)を含む)を表示させることもできる。
なお、店検索エリア19の店名検索ボタン19aをクリックすると、店名入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。店名入力エリアに店名を入力した後、決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ内(住宅地図データ表示エリア27c内)に存在するその店名の商品の販売店Dや役務の提供店Dを客動線C1〜C14とともに住宅地図データ表示エリア27cに表示した客動線・店表示画面をディスプレイ16に表示させる(店表示手段)。
また、店検索エリア19の店住所検索ボタン19bをクリックすると、店住所入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。店住所入力エリアに住所を入力した後、決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ内(住宅地図データ表示エリア27c内)に存在するその店住所の商品の販売店(その販売店と同じ種類の商品を販売する販売店を含む)やその店住所の役務の提供店(その提供店と同じ種類の役務を提供する提供店を含む)を客動線C1〜C14とともに住宅地図データ表示エリア27cに表示した客動線・店表示画面をディスプレイ16に表示させる(店表示手段)。
ディスプレイ16に表示されたメニューバーのファイルボタン(図示せず)をクリックした後、ファイルの保存をクリックすると、図5の客動線表示画面と同様に、サーバ10は、住宅地図データ表示エリア27b,27cに表示された住宅地図データ(販売店Dや提供店Dを含む)をファイル名および作成日時に関連付けた状態でハードディスクに格納するとともに(住宅地図データ格納手段)、各種データをファイル名および作成日時に関連付けた状態でハードディスクに格納する(各種データ格納手段)。
客動線作成システムは、同一分野の商品を販売する販売店Dや同一分野の役務(サービス)を提供する提供店Dが客動線C1〜C14とともに表示されるから、販売店Dや提供店Dが客動線C1〜C14に沿って存在しているかを判断することができるとともに、販売店Dや提供店Dが客動線C1〜C14のうちの通行量の多いそれに沿って存在しているかを判断することができる。
客動線作成システムは、販売店Dや提供店Dの位置を客動線C1〜C14や通行量に対応させて判断することができるから、既設の販売店Dや提供店Dの最適な移転箇所を客動線C1〜C14や通行量から容易に判断することができ、新規の販売店Dや提供店Dの最適な設置箇所を客動線C1〜C14や通行量から容易に判断することができる。
客動線作成システムは、客動線C1〜C14に存在する販売店Dや提供店Dの売れ筋商品や役務を把握することができるとともに、その商品や役務を購入する顧客層を把握することができるから、その販売店Dや提供店Dで販売、提供する顧客層に合わせた商品や役務を容易に選定することができ、販売店Dにおける商品の販売数量を増やすことができるとともに、提供店Dにおける役務の提供数量を増やすことができる。
図12は、ディスプレイ16に表示された客動線・自販機表示画面の一例を示す図である。図12では、各表示エリアに表示されるデータの図示を省略し、住宅地図データ表示エリア27cに表示される住所表示、ビル名、マンション名、駅名、路線名、道路名、商店名、公共施設名等の各種複数の名称の図示を省略している。
図5の客動線表示画面の住宅地図データ表示エリア27c(所定区域の住宅地図データ)に存在して同一分野の商品を販売する複数の自動販売機を表示するには、図5の客動線表示画面の自販機検索エリア20の提供メーカー検索ボタン20a、自販機商品名検索ボタン20b、自販機設置住所検索ボタン20cのいずれかをクリックする。なお、自販機商品名検索ボタン20bがクリックされ、自販機商品名入力エリアに所定の自販機商品名が入力されたものとする。
自販機商品名検索ボタン20bをクリックすると、図示はしていないが、自販機商品選択画面がディスプレイ16に表示される。自販機商品選択画面には、自販機商品名入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。自販機商品名入力エリアに自販機商品名を入力した後、決定ボタンをクリックする。決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ内(住宅地図データ表示エリア27c内)に存在して同一分野の商品を販売する複数の自動販売機を住宅地図データ表示エリア27cに表示した図12の客動線・自販機表示画面をディスプレイ16に表示させる(自動販売機表示手段)。
図12の客動線・自販機表示画面には、第6地点(6)〜中心(目的地A)までの客動線C1,C2,C13,C14とともに、住宅地図データ内に存在する複数の自動販売機Eが表示されている。図12の客動線・自販機表示画面の住宅地図データ表示エリア27cに、自動販売機Eとともに、各地点から目的地Aまでの歩行時間および歩行距離、通行量(人口数)(性別毎の通行量(人口数)、年齢別の通行量(人口数)、年齢層毎の通行量(人口数)を含む)を表示させることもできる。
なお、自販機検索エリア20の提供メーカー検索ボタン20aをクリックすると、提供メーカー名入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。提供メーカー名入力エリアに提供メーカー名を入力した後、決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ内(住宅地図データ表示エリア27c内)に存在してその提供メーカーが提供する商品の自動販売機Eを客動線C1〜C14とともに住宅地図データ表示エリア27cに表示した客動線・自販機表示画面をディスプレイ16に表示させる(自動販売機表示手段)。
また、自販機検索エリア20の自販機設置住所検索ボタン20cをクリックすると、自販機設置住所入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。自販機設置住所入力エリアに自販機設置住所を入力した後、決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ内(住宅地図データ表示エリア27c内)に存在してその自販機住所に対応する自動販売機E(その自販機Eと同じ種類の商品を提供する自販機Eを含む)を客動線C1〜C14とともに住宅地図データ表示エリア27cに表示した客動線・自販機表示画面をディスプレイ16に表示させる(自動販売機表示手段)。
ディスプレイ16に表示されたメニューバーのファイルボタン(図示せず)をクリックした後、ファイルの保存をクリックすると、図5の客動線表示画面と同様に、サーバ10は、住宅地図データ表示エリア27b,27cに表示された住宅地図データ(自動販売機Eを含む)をファイル名および作成日時に関連付けた状態でハードディスクに格納するとともに(住宅地図データ格納手段)、各種データをファイル名および作成日時に関連付けた状態でハードディスクに格納する(各種データ格納手段)。
客動線作成システムは、同一分野の商品の自動販売機Eが客動線C1〜C14とともに表示されるから、自動販売機Eが客動線C1〜C14に沿って存在しているかを判断することができるとともに、自動販売機Eが客動線C1〜C14のうちの通行量の多いそれに沿って存在しているかを判断することができる。
客動線作成システムは、自動販売機Eの位置を客動線C1〜C14や通行量に対応させて判断することができるから、既設の自動販売機Eの最適な移設箇所を客動線C1〜C14や通行量から容易に判断することができ、新規の自動販売機Eの最適な設置箇所を客動線C1〜C14や通行量から容易に判断することができる。
客動線作成システムは、所定区域の住宅地図データに存在する自動販売機Eの販売数量や売れ筋商品、その商品を購入する顧客層を把握することができるから、その自動販売機Eに収納する顧客層に合わせた商品を容易に選定することができ、自動販売機Eにおける商品の販売数量を増やすことができる。
図13は、ディスプレイに表示された客動線・基地局表示画面の一例を示す図である。図13では、各表示エリアに表示されるデータの図示を省略し、住宅地図データ表示エリア27cに表示される住所表示、ビル名、マンション名、駅名、路線名、道路名、商店名、公共施設名等の各種複数の名称の図示を省略している。
図5の客動線表示画面の住宅地図データ表示エリア27c(所定区域の住宅地図データ)に存在する複数の基地局を表示するには、図5の客動線表示画面の基地局検索エリア21の基地局キャリア名検索ボタン21a、基地局住所検索ボタン21bのいずれかをクリックする。なお、基地局キャリア名検索ボタン21aがクリックされ、キャリア名入力エリアに所定のキャリア名が入力されたものとする。
基地局キャリア名検索ボタン21aをクリックすると、図示はしていないが、基地局キャリア選択画面がディスプレイ16に表示される。基地局キャリア選択画面には、キャリア名入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。キャリア名入力エリアにキャリア名を入力した後、決定ボタンをクリックする。決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ内(住宅地図データ表示エリア27c内)に存在してそのキャリア名のキャリアが設置した各基地局Fを住宅地図データ表示エリア27cに表示した図12の客動線・基地局表示画面をディスプレイ16に表示させる(基地局表示手段)。
図13の客動線・基地局表示画面には、第6地点(6)〜中心(目的地A)までの客動線C1,C2,C13,C14とともに、住宅地図データ内に存在する複数の基地局Fが表示されている。図13の客動線・基地局表示画面の住宅地図データ表示エリア27cに、基地局Fとともに、各地点から目的地Aまでの歩行時間および歩行距離、通行量(人口数)(性別毎の通行量(人口数)、年齢別の通行量(人口数)、年齢層毎の通行量(人口数)を含む)を表示させることもできる。
なお、基地局検索エリア21の基地局住所検索ボタン21bをクリックすると、基地局住所入力エリア、決定ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。基地局住所入力エリアに基地局住所を入力した後、決定ボタンをクリックすると、サーバ10は、住宅地図データ内(住宅地図データ表示エリア27c内)に存在してその基地局住所に対応する基地局F(その基地局Fと同じキャリアの基地局Fを含む)を客動線C1〜C14とともに住宅地図データ表示エリア27cに表示した客動線・基地局表示画面をディスプレイ16に表示させる(基地局表示手段)。
ディスプレイ16に表示されたメニューバーのファイルボタン(図示せず)をクリックした後、ファイルの保存をクリックすると、図5の客動線表示画面と同様に、サーバ10は、住宅地図データ表示エリア27b,27cに表示された住宅地図データ(基地局Fを含む)をファイル名および作成日時に関連付けた状態でハードディスクに格納するとともに(住宅地図データ格納手段)、各種データをファイル名および作成日時に関連付けた状態でハードディスクに格納する(各種データ格納手段)。
客動線作成システムは、基地局Fが客動線C1〜C14とともに表示されるから、基地局Fが客動線C1〜C14に沿って存在しているかを判断することができるとともに、基地局Fが客動線C1〜C14のうちの通行量の多いそれに沿って存在しているかを判断することができる。客動線作成システムは、基地局Fの位置を客動線C1〜C14や通行量に対応させて判断することができるから、既設の基地局Fの最適な移設箇所を客動線C1〜C14や通行量から容易に判断することができ、新規の基地局Fの最適な設置箇所を客動線C1〜C14や通行量から容易に判断することができる。
10 サーバ
11 クラウド
12 サーバ
13 サーバ
16 ディスプレイ
17 インターネット
18 地図検索エリア
19 店検索エリア
20 自販機検索エリア
21 基地局検索エリア
27a〜27c 住宅地図データ表示エリア
A 目的地(中心)
B1 第1同心円
B2 第2同心円
B3 第3同心円
B4 第4同心円
B5 第5同心円
B6 第6同心円(第n同心円)
C1〜C14 客動線
D 販売店(提供店)
E 自動販売機
F 基地局
(1) 第1地点
(2) 第2地点
(3) 第3地点
(4) 第4地点
(5) 第5地点
(6) 第6地点(第n地点)
本発明の他の一例として、客動線表示手段では、第1〜第n同心円を消去しつつ、客動線を住宅地図データに表示する。