JP2003295758A - 類似商圏人口を有する地域の調査方法及びそのシステム - Google Patents
類似商圏人口を有する地域の調査方法及びそのシステムInfo
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- JP2003295758A JP2003295758A JP2002094062A JP2002094062A JP2003295758A JP 2003295758 A JP2003295758 A JP 2003295758A JP 2002094062 A JP2002094062 A JP 2002094062A JP 2002094062 A JP2002094062 A JP 2002094062A JP 2003295758 A JP2003295758 A JP 2003295758A
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 26
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 8
- 238000013075 data extraction Methods 0.000 claims description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 4
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 4
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 所定の距離圏内に所定の商圏人口を有するエ
リアを広い地域にわたって探索して表示する方法とその
システムを提供する。 【解決手段】 地図データの出店予定対象地域を複数の
エリアに分割し、各エリア毎に所定の距離圏内にある商
圏人口を算出して、上記各エリアを所定の距離圏内商圏
人口毎に分類し、上記エリア中から、例えば、出店予定
店舗が必要とする距離圏内商圏人口のような、予め設定
した距離圏内商圏人口とほぼ同一の距離圏内商圏人口を
有するエリアを抽出してこれを地図上に表示するように
した。
リアを広い地域にわたって探索して表示する方法とその
システムを提供する。 【解決手段】 地図データの出店予定対象地域を複数の
エリアに分割し、各エリア毎に所定の距離圏内にある商
圏人口を算出して、上記各エリアを所定の距離圏内商圏
人口毎に分類し、上記エリア中から、例えば、出店予定
店舗が必要とする距離圏内商圏人口のような、予め設定
した距離圏内商圏人口とほぼ同一の距離圏内商圏人口を
有するエリアを抽出してこれを地図上に表示するように
した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商業施設等の新規
出店予定地の立地条件の検討等を行うための、類似商圏
人口を有する地域の調査方法とそのシステムに関するも
ので、特に、所定の距離圏内に所定の商圏人口を有する
地域を地図上で探索して表示する方法に関する。
出店予定地の立地条件の検討等を行うための、類似商圏
人口を有する地域の調査方法とそのシステムに関するも
ので、特に、所定の距離圏内に所定の商圏人口を有する
地域を地図上で探索して表示する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、商業施設等の新規出店計画の際に
は、当該店舗の出店予定地の立地条件を検討するため、
商圏を設定し、その商圏の人口や世帯数の調査を行うと
ともに、上記商圏に既に出店している同業他社の店舗
(競合店)の影響を考慮した当該店舗の小売吸引率や吸
収人口などの吸引統計量を推定する商圏需要推定を行っ
ている。このような商圏需要推定は、出店予定地の候補
地を予め検討し、上記出店予定候補地を中心とした5〜
20km圏内で行うのが一般的である。
は、当該店舗の出店予定地の立地条件を検討するため、
商圏を設定し、その商圏の人口や世帯数の調査を行うと
ともに、上記商圏に既に出店している同業他社の店舗
(競合店)の影響を考慮した当該店舗の小売吸引率や吸
収人口などの吸引統計量を推定する商圏需要推定を行っ
ている。このような商圏需要推定は、出店予定地の候補
地を予め検討し、上記出店予定候補地を中心とした5〜
20km圏内で行うのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記出
店予定候補地を設定する方法としては、その地方に出店
している同業他社の店舗(競合店)が少ないとか、道路
が開通して商圏人口の増加が見込めるなどの情報に基づ
いて行われることが多く、予め、上記出店予定候補地を
含む、例えば、2〜3県にまたがる広い地域に、どの程
度の商圏人口があるかとか、上記地域には同様の距離圏
内商圏人口を有するエリアがどの程度あるのかといった
統計的データを収集するようなことは行われていなかっ
た。また、上記のような広い地域に、既存の商業施設の
距離圏内商圏人口と同等の商圏人口を有する地域がどの
ように分布しているといった情報を提供するシステムも
開発されていなかった。
店予定候補地を設定する方法としては、その地方に出店
している同業他社の店舗(競合店)が少ないとか、道路
が開通して商圏人口の増加が見込めるなどの情報に基づ
いて行われることが多く、予め、上記出店予定候補地を
含む、例えば、2〜3県にまたがる広い地域に、どの程
度の商圏人口があるかとか、上記地域には同様の距離圏
内商圏人口を有するエリアがどの程度あるのかといった
統計的データを収集するようなことは行われていなかっ
た。また、上記のような広い地域に、既存の商業施設の
距離圏内商圏人口と同等の商圏人口を有する地域がどの
ように分布しているといった情報を提供するシステムも
開発されていなかった。
【0004】本発明は、従来の問題点に鑑みてなされた
もので、所定の距離圏内に所定の商圏人口を有するエリ
アを広い地域にわたって探索して表示する方法とそのシ
ステムを提供することを目的とする。
もので、所定の距離圏内に所定の商圏人口を有するエリ
アを広い地域にわたって探索して表示する方法とそのシ
ステムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】一般に、スーパーマーケ
ットを出店する場合には、例えば、5km圏内に商圏人
口が5万人いれば出店が可能であり、ホームセンターな
どを出店する場合には、15km圏内の商圏人口が12
万人以上必要であるといわれいる。本発明者は、鋭意検
討の結果、2〜3県にまたがる広い地域において、上記
のような所定の距離圏内に所定の商圏人口(マーケット
ボリューム)を持つ地域(エリア)がどの程度あり、ま
た、上記エリアがどのように分布しているかを調査した
り、既存の商業施設の距離圏内商圏人口と同等の商圏人
口を有する地域がどのように分布しているかを調査し
て、上記得られたマーケットボリュームの情報に基づい
て、出店予定候補地を選定することにより、出店予定候
補地を合理的に選定できることを見出し、本発明に到っ
たものである。すなわち、本発明の請求項1に記載の類
似商圏人口を有する地域の調査方法は、地図データの所
定の地域を複数のエリアに分割し、各エリア毎に、当該
エリアから所定の距離圏内にある商圏人口である距離圏
内商圏人口を算出するとともに、上記エリアの中から、
例えば、出店予定店舗が必要とする距離圏内商圏人口の
ような、予め設定した距離圏内商圏人口とほぼ同一の距
離圏内商圏人口を有するエリアを抽出してこれを地図上
に表示するようにしたことを特徴とするものである。
ットを出店する場合には、例えば、5km圏内に商圏人
口が5万人いれば出店が可能であり、ホームセンターな
どを出店する場合には、15km圏内の商圏人口が12
万人以上必要であるといわれいる。本発明者は、鋭意検
討の結果、2〜3県にまたがる広い地域において、上記
のような所定の距離圏内に所定の商圏人口(マーケット
ボリューム)を持つ地域(エリア)がどの程度あり、ま
た、上記エリアがどのように分布しているかを調査した
り、既存の商業施設の距離圏内商圏人口と同等の商圏人
口を有する地域がどのように分布しているかを調査し
て、上記得られたマーケットボリュームの情報に基づい
て、出店予定候補地を選定することにより、出店予定候
補地を合理的に選定できることを見出し、本発明に到っ
たものである。すなわち、本発明の請求項1に記載の類
似商圏人口を有する地域の調査方法は、地図データの所
定の地域を複数のエリアに分割し、各エリア毎に、当該
エリアから所定の距離圏内にある商圏人口である距離圏
内商圏人口を算出するとともに、上記エリアの中から、
例えば、出店予定店舗が必要とする距離圏内商圏人口の
ような、予め設定した距離圏内商圏人口とほぼ同一の距
離圏内商圏人口を有するエリアを抽出してこれを地図上
に表示するようにしたことを特徴とするものである。
【0006】請求項2に記載の類似商圏人口を有する地
域の調査方法は、上記予め設定した距離圏内商圏人口
を、出店予定店舗の必要とする距離圏内商圏人口、また
は、予め指定した既設店舗の距離圏内商圏人口としたこ
とを特徴とする。請求項3に記載の類似商圏人口を有す
る地域の調査方法は、上記予め設定した距離圏内商圏人
口を、複数の距離について算出した複数の距離圏内商圏
人口とするとともに、上記複数の距離圏内商圏人口の構
成と、ほぼ同一の構成の距離圏内商圏人口を有するエリ
アを選択してこれを表示するようにしたものである。
域の調査方法は、上記予め設定した距離圏内商圏人口
を、出店予定店舗の必要とする距離圏内商圏人口、また
は、予め指定した既設店舗の距離圏内商圏人口としたこ
とを特徴とする。請求項3に記載の類似商圏人口を有す
る地域の調査方法は、上記予め設定した距離圏内商圏人
口を、複数の距離について算出した複数の距離圏内商圏
人口とするとともに、上記複数の距離圏内商圏人口の構
成と、ほぼ同一の構成の距離圏内商圏人口を有するエリ
アを選択してこれを表示するようにしたものである。
【0007】また、請求項4に記載の類似商圏人口を有
する地域の調査システムは、地図データの所定の地域を
複数のエリアに分割し、この分割された各エリア毎の人
口情報を抽出する地域データ抽出手段と、各エリア毎
に、当該エリアから所定の距離圏内にある商圏人口であ
る距離圏内商圏人口を算出する手段と、予め入力された
距離圏内商圏人口と上記算出された各エリア毎の距離圏
内商圏人口とを比較し、上記エリアの中から、上記入力
された距離圏内商圏人口とほぼ同一の距離圏内商圏人口
を有するエリアを抽出して地図上に表示する手段とを備
え、上記入力された距離圏内商圏人口とほぼ同一の距離
圏内商圏人口を有するエリアを抽出し、これを地図上に
表示するようにしたものである。
する地域の調査システムは、地図データの所定の地域を
複数のエリアに分割し、この分割された各エリア毎の人
口情報を抽出する地域データ抽出手段と、各エリア毎
に、当該エリアから所定の距離圏内にある商圏人口であ
る距離圏内商圏人口を算出する手段と、予め入力された
距離圏内商圏人口と上記算出された各エリア毎の距離圏
内商圏人口とを比較し、上記エリアの中から、上記入力
された距離圏内商圏人口とほぼ同一の距離圏内商圏人口
を有するエリアを抽出して地図上に表示する手段とを備
え、上記入力された距離圏内商圏人口とほぼ同一の距離
圏内商圏人口を有するエリアを抽出し、これを地図上に
表示するようにしたものである。
【0008】また、請求項5に記載の類似商圏人口を有
する地域の調査方法は、地図データの所定の地域を複数
のエリアに分割し、上記エリアの中から、任意のエリア
を特定し、この特定されたエリアの所定の距離圏内にあ
る商圏人口である距離圏内商圏人口を算出するととも
に、上記各エリア毎に、当該エリアから所定の距離圏内
にある商圏人口である距離圏内商圏人口を算出して、上
記特定のエリアの距離圏内商圏人口とほぼ同一の距離圏
内商圏人口を有するエリアを抽出してこれを地図上に表
示するようにしたことを特徴とする。請求項6に記載の
類似商圏人口を有する地域の調査方法は、所定の店舗の
あるエリアとその距離圏とを特定し、上記特定されたエ
リアの距離圏内商圏人口とほぼ同一の距離圏内商圏人口
を有するエリアを抽出してこれを地図上に表示するよう
にしたものである。請求項7に記載の類似商圏人口を有
する地域の調査方法は、請求項5または請求項6に記載
の類似商圏人口を有する地域の調査方法において、上記
距離圏を複数個とし、この複数個の距離圏の距離圏内商
圏人口の構成と、ほぼ同一の構成の距離圏内商圏人口を
有するエリアを選択してこれを表示するようにしたもの
である。
する地域の調査方法は、地図データの所定の地域を複数
のエリアに分割し、上記エリアの中から、任意のエリア
を特定し、この特定されたエリアの所定の距離圏内にあ
る商圏人口である距離圏内商圏人口を算出するととも
に、上記各エリア毎に、当該エリアから所定の距離圏内
にある商圏人口である距離圏内商圏人口を算出して、上
記特定のエリアの距離圏内商圏人口とほぼ同一の距離圏
内商圏人口を有するエリアを抽出してこれを地図上に表
示するようにしたことを特徴とする。請求項6に記載の
類似商圏人口を有する地域の調査方法は、所定の店舗の
あるエリアとその距離圏とを特定し、上記特定されたエ
リアの距離圏内商圏人口とほぼ同一の距離圏内商圏人口
を有するエリアを抽出してこれを地図上に表示するよう
にしたものである。請求項7に記載の類似商圏人口を有
する地域の調査方法は、請求項5または請求項6に記載
の類似商圏人口を有する地域の調査方法において、上記
距離圏を複数個とし、この複数個の距離圏の距離圏内商
圏人口の構成と、ほぼ同一の構成の距離圏内商圏人口を
有するエリアを選択してこれを表示するようにしたもの
である。
【0009】また、請求項8に記載の類似商圏人口を有
する地域の調査システムは、地図データを複数のエリア
に分割し、この分割された各エリア毎の人口情報を抽出
する地域データ抽出手段と、上記エリアの中から、任意
のエリアを特定し、この特定されたエリアの所定の距離
圏内にある商圏人口である距離圏内商圏人口を算出する
手段と、各エリア毎に、当該エリアから所定の距離圏内
にある商圏人口である距離圏内商圏人口を算出する手段
と、上記特定されたエリアの距離圏内商圏人口と各エリ
ア毎の距離圏内商圏人口とを比較し、上記エリアの中か
ら、上記特定されたエリアの距離圏内商圏人口とほぼ同
一の距離圏内商圏人口を有するエリアを抽出して地図上
に表示する手段とを備えたものである。
する地域の調査システムは、地図データを複数のエリア
に分割し、この分割された各エリア毎の人口情報を抽出
する地域データ抽出手段と、上記エリアの中から、任意
のエリアを特定し、この特定されたエリアの所定の距離
圏内にある商圏人口である距離圏内商圏人口を算出する
手段と、各エリア毎に、当該エリアから所定の距離圏内
にある商圏人口である距離圏内商圏人口を算出する手段
と、上記特定されたエリアの距離圏内商圏人口と各エリ
ア毎の距離圏内商圏人口とを比較し、上記エリアの中か
ら、上記特定されたエリアの距離圏内商圏人口とほぼ同
一の距離圏内商圏人口を有するエリアを抽出して地図上
に表示する手段とを備えたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づき説明する。 実施の形態1.図1は、本実施の形態1に係る類似商圏
人口を有する地域の調査システム10の構成を示すブロ
ック図である。同図において、1は地図データ及び出店
予定店舗の位置データや必要な距離圏毎の商圏人口等の
データを入力する入力手段、2は道路ネットワークデー
タ2aと、メッシュ状に分割された地図上の各エリア毎
の総人口、世帯数、就業者数などの人口情報を含む地域
ポリゴンデータ2bとが記憶されている記憶手段、3は
出店予定店舗の地域の各エリアと、上記エリアの周辺の
エリアとの距離を算出して、上記周辺のエリアを当該エ
リアに対する距離圏毎に分類する距離圏分類手段、4は
上記記憶手段2に記憶されている地域ポリゴンデータ2
bから上記距離圏に分類された当該エリアの人口情報を
抽出する地域データ抽出手段、5は各エリアの周辺のエ
リアの距離圏情報と人口情報とを集積して、当該エリア
の距離圏毎の商圏人口である距離圏内商圏人口を求め、
各エリアを所定の距離圏内商圏毎に分類する距離圏内商
圏人口分類手段、6は入力手段1により予め入力された
出店予定店舗の距離圏内商圏人口と上記算出された各エ
リアの距離圏内商圏人口とを比較して、上記出店予定店
舗の距離圏内商圏人口とほぼ同一の距離圏内商圏人口を
有するエリアを選択して抽出する類似商圏エリア抽出手
段、7は上記抽出された各エリアを地図上に表示する表
示手段である。
て、図面に基づき説明する。 実施の形態1.図1は、本実施の形態1に係る類似商圏
人口を有する地域の調査システム10の構成を示すブロ
ック図である。同図において、1は地図データ及び出店
予定店舗の位置データや必要な距離圏毎の商圏人口等の
データを入力する入力手段、2は道路ネットワークデー
タ2aと、メッシュ状に分割された地図上の各エリア毎
の総人口、世帯数、就業者数などの人口情報を含む地域
ポリゴンデータ2bとが記憶されている記憶手段、3は
出店予定店舗の地域の各エリアと、上記エリアの周辺の
エリアとの距離を算出して、上記周辺のエリアを当該エ
リアに対する距離圏毎に分類する距離圏分類手段、4は
上記記憶手段2に記憶されている地域ポリゴンデータ2
bから上記距離圏に分類された当該エリアの人口情報を
抽出する地域データ抽出手段、5は各エリアの周辺のエ
リアの距離圏情報と人口情報とを集積して、当該エリア
の距離圏毎の商圏人口である距離圏内商圏人口を求め、
各エリアを所定の距離圏内商圏毎に分類する距離圏内商
圏人口分類手段、6は入力手段1により予め入力された
出店予定店舗の距離圏内商圏人口と上記算出された各エ
リアの距離圏内商圏人口とを比較して、上記出店予定店
舗の距離圏内商圏人口とほぼ同一の距離圏内商圏人口を
有するエリアを選択して抽出する類似商圏エリア抽出手
段、7は上記抽出された各エリアを地図上に表示する表
示手段である。
【0011】次に、上記類似商圏人口を有する地域の調
査システム10を用いて、地図データ上に、出店予定店
舗と類似の商圏人口を有する地域を抽出して表示する方
法について図2のフローチャートに基づき説明する。な
お、記憶手段2には、上記道路ネットワークデータ2
a,地域ポリゴンデータ2bが既に記憶されているもの
とする。まず、入力手段1により、表示手段7の表示画
面上に、2〜3県にまたがる出店予定対象地域の地図デ
ータを選択して表示する(ステップS1)。次に、図3
に示すように、上記地図データを複数のエリアに分割
し、距離圏分類手段3により、出店予定対象地域の各エ
リアR(i)について、エリアR(i)とこのエリアR(i)の
周辺の各エリアR(j)との距離を算出して、上記各エリ
アR(j)を複数の距離圏に分類する(ステップS2)。
具体的には、エリアR(i)内に出店予定店舗の位置Pを
設定し、記憶手段2に記憶されている道路ネットワーク
データ2aを用いて、各エリアR(i)の中心位置と、エ
リアR(i)の周辺の各エリアR(j)の中心位置との距離を
演算し、上記各エリアR(j)を5km圏,10km圏あ
るいは15km圏のような、複数の距離圏に分類する。
査システム10を用いて、地図データ上に、出店予定店
舗と類似の商圏人口を有する地域を抽出して表示する方
法について図2のフローチャートに基づき説明する。な
お、記憶手段2には、上記道路ネットワークデータ2
a,地域ポリゴンデータ2bが既に記憶されているもの
とする。まず、入力手段1により、表示手段7の表示画
面上に、2〜3県にまたがる出店予定対象地域の地図デ
ータを選択して表示する(ステップS1)。次に、図3
に示すように、上記地図データを複数のエリアに分割
し、距離圏分類手段3により、出店予定対象地域の各エ
リアR(i)について、エリアR(i)とこのエリアR(i)の
周辺の各エリアR(j)との距離を算出して、上記各エリ
アR(j)を複数の距離圏に分類する(ステップS2)。
具体的には、エリアR(i)内に出店予定店舗の位置Pを
設定し、記憶手段2に記憶されている道路ネットワーク
データ2aを用いて、各エリアR(i)の中心位置と、エ
リアR(i)の周辺の各エリアR(j)の中心位置との距離を
演算し、上記各エリアR(j)を5km圏,10km圏あ
るいは15km圏のような、複数の距離圏に分類する。
【0012】次に、地域データ抽出手段4により、上記
複数の距離圏に分類された上記各エリアR(j)毎の商圏
人口情報を抽出し、これらを各距離圏毎に集計して当該
エリアR(i)の距離圏内商圏人口を求め(ステップS
3)た後、距離圏内商圏人口分類手段5により、上記各
エリアR(i)を距離圏内商圏人口別に分類する(ステッ
プS4)。なお、上記作業は、出店予定対象地域の各エ
リアR(i)毎に行うものとする。また、上記商圏人口情
報としては、総人口、世帯数、就業者人口などの他、年
齢層や男女別によって更に細分化した統計データを用い
ることができる。これにより、例えば、図4の表に示す
ように、出店予定対象地域のエリアR(22436)では、5
km圏内の各エリアR(j)の人口を集計した5km圏内
総人口が61,573人、10km圏内総人口が267,416人、
15km圏内総人口が592,406人であり、エリアR(2243
7)では、5km圏内総人口が42,409人、10km圏内総
人口が271,629人、15km圏内総人口が596,742人であ
るといったデータが得られた場合には、上記エリアR(2
2436)は、例えば、5km5万人圏、10km25万人
圏、15km50万人圏に分類され、上記エリアR(224
37)は、5km3万人圏、10km25万人圏、15k
m50万人圏に分類される。なお、地図データとして、
人口情報を含む日本全国の1kmメッシュデータを用い
れば、エリアR(i)を指定するだけで、エリアR(i)の周
辺の各エリアR(j)の距離情報と商圏人口情報とを同時
に入手できるので、距離圏内商圏人口の集計を容易に行
うことができる。
複数の距離圏に分類された上記各エリアR(j)毎の商圏
人口情報を抽出し、これらを各距離圏毎に集計して当該
エリアR(i)の距離圏内商圏人口を求め(ステップS
3)た後、距離圏内商圏人口分類手段5により、上記各
エリアR(i)を距離圏内商圏人口別に分類する(ステッ
プS4)。なお、上記作業は、出店予定対象地域の各エ
リアR(i)毎に行うものとする。また、上記商圏人口情
報としては、総人口、世帯数、就業者人口などの他、年
齢層や男女別によって更に細分化した統計データを用い
ることができる。これにより、例えば、図4の表に示す
ように、出店予定対象地域のエリアR(22436)では、5
km圏内の各エリアR(j)の人口を集計した5km圏内
総人口が61,573人、10km圏内総人口が267,416人、
15km圏内総人口が592,406人であり、エリアR(2243
7)では、5km圏内総人口が42,409人、10km圏内総
人口が271,629人、15km圏内総人口が596,742人であ
るといったデータが得られた場合には、上記エリアR(2
2436)は、例えば、5km5万人圏、10km25万人
圏、15km50万人圏に分類され、上記エリアR(224
37)は、5km3万人圏、10km25万人圏、15k
m50万人圏に分類される。なお、地図データとして、
人口情報を含む日本全国の1kmメッシュデータを用い
れば、エリアR(i)を指定するだけで、エリアR(i)の周
辺の各エリアR(j)の距離情報と商圏人口情報とを同時
に入手できるので、距離圏内商圏人口の集計を容易に行
うことができる。
【0013】距離圏内商圏人口の集計が完了した後に
は、類似商圏エリア抽出手段6及び表示手段7により、
出店予定店舗と類似の距離圏内商圏人口を有するエリア
を抽出して地図上に表示する。具体的には、まず、出店
予定店舗に必要な距離圏内商圏人口を入力する(ステッ
プS5)。この場合、入力する距離商圏人口の数は出店
予定店舗の業種によるものなので、「10km25万
人」のように、1つでもよいし、複数であってもよい。
次に、類似商圏エリア抽出手段6により、上記距離圏内
商圏人口分類手段5で距離圏内商圏人口別に分類された
各エリアR(i)の距離圏内商圏人口と、上記入力された
出店予定店舗の距離圏内商圏人口とを比較し、ほぼ同一
の距離圏内商圏人口を有するエリアを選択して抽出し
(ステップS6)、これをディスプレイなどの表示手段
7の表示画面に表示する(ステップS7)。図5は、出
店予定対象地域の地図上に、出店予定店舗と類似の距離
商圏人口を有するエリアを表示した例で、同図の斜線を
施した四角形(1kmメッシュ)が、出店予定店舗と類
似の距離圏内商圏人口である「10km25万人」に分
類されたエリアである。これにより、出店予定対象地域
の中で、出店予定店舗が必要とする距離圏内商業人口分
布が分かる。したがって、広い地域において、上記のよ
うな所定の距離圏に所定の商圏人口(マーケットボリュ
ーム)を有するエリアがどの程度あるか、また、どのよ
うに分布しているかを確認できるので、出店予定候補地
を合理的に選定することができる。
は、類似商圏エリア抽出手段6及び表示手段7により、
出店予定店舗と類似の距離圏内商圏人口を有するエリア
を抽出して地図上に表示する。具体的には、まず、出店
予定店舗に必要な距離圏内商圏人口を入力する(ステッ
プS5)。この場合、入力する距離商圏人口の数は出店
予定店舗の業種によるものなので、「10km25万
人」のように、1つでもよいし、複数であってもよい。
次に、類似商圏エリア抽出手段6により、上記距離圏内
商圏人口分類手段5で距離圏内商圏人口別に分類された
各エリアR(i)の距離圏内商圏人口と、上記入力された
出店予定店舗の距離圏内商圏人口とを比較し、ほぼ同一
の距離圏内商圏人口を有するエリアを選択して抽出し
(ステップS6)、これをディスプレイなどの表示手段
7の表示画面に表示する(ステップS7)。図5は、出
店予定対象地域の地図上に、出店予定店舗と類似の距離
商圏人口を有するエリアを表示した例で、同図の斜線を
施した四角形(1kmメッシュ)が、出店予定店舗と類
似の距離圏内商圏人口である「10km25万人」に分
類されたエリアである。これにより、出店予定対象地域
の中で、出店予定店舗が必要とする距離圏内商業人口分
布が分かる。したがって、広い地域において、上記のよ
うな所定の距離圏に所定の商圏人口(マーケットボリュ
ーム)を有するエリアがどの程度あるか、また、どのよ
うに分布しているかを確認できるので、出店予定候補地
を合理的に選定することができる。
【0014】また、デパートのように多くの業種を有す
る店舗の場合には、5km5万人圏、10km25万人
圏、15km50万人圏などのように、出店予定店舗に
必要な距離圏内商圏人口が複数必要となる。この場合に
は、上記距離圏内商圏人口別に分類された各エリアR
(i)のうち、出店予定店舗の距離圏内商圏人口の構成と
ほぼ同様な構成の距離圏内商圏人口を有するエリアを抽
出して表示すればよい。図6は、出店予定対象地域の地
図上に、出店予定店舗と類似の距離圏内商圏人口構成を
有するエリアを表示した例で、同図の黒く塗りつぶされ
た四角形(1kmメッシュ)は、出店予定店舗と類似の
距離圏内商圏人口構成を有するエリアである。なお、同
じ地図上に、同図の斜線を施した四角形で示すような、
出店予定店舗の特定の距離圏内商圏人口を有するエリア
も合わせて表示することも可能である。
る店舗の場合には、5km5万人圏、10km25万人
圏、15km50万人圏などのように、出店予定店舗に
必要な距離圏内商圏人口が複数必要となる。この場合に
は、上記距離圏内商圏人口別に分類された各エリアR
(i)のうち、出店予定店舗の距離圏内商圏人口の構成と
ほぼ同様な構成の距離圏内商圏人口を有するエリアを抽
出して表示すればよい。図6は、出店予定対象地域の地
図上に、出店予定店舗と類似の距離圏内商圏人口構成を
有するエリアを表示した例で、同図の黒く塗りつぶされ
た四角形(1kmメッシュ)は、出店予定店舗と類似の
距離圏内商圏人口構成を有するエリアである。なお、同
じ地図上に、同図の斜線を施した四角形で示すような、
出店予定店舗の特定の距離圏内商圏人口を有するエリア
も合わせて表示することも可能である。
【0015】なお、上記実施の形態1では、出店予定店
舗が必要とする距離圏内商圏人口とほぼ同一の距離圏内
商圏人口を有するエリアを抽出してこれを地図上に表示
するようにしたが、出店予定店舗が必要とする距離圏内
商圏人口が未決定の場合や、単に距離圏内商圏人口の分
布調査等を行う場合には、適宜、距離圏内商圏人口を設
定してこれを入力し、地図データ上で指定した地域にお
ける、上記入力された距離圏内商圏人口とほぼ同一の距
離圏内商圏人口を有するエリアを抽出してこれを地図上
に表示することも可能である。
舗が必要とする距離圏内商圏人口とほぼ同一の距離圏内
商圏人口を有するエリアを抽出してこれを地図上に表示
するようにしたが、出店予定店舗が必要とする距離圏内
商圏人口が未決定の場合や、単に距離圏内商圏人口の分
布調査等を行う場合には、適宜、距離圏内商圏人口を設
定してこれを入力し、地図データ上で指定した地域にお
ける、上記入力された距離圏内商圏人口とほぼ同一の距
離圏内商圏人口を有するエリアを抽出してこれを地図上
に表示することも可能である。
【0016】実施の形態2.上記実施の形態1では、距
離圏内商圏人口を設定してこれを入力して、入力された
距離圏内商圏人口とほぼ同一の距離圏内商圏人口を有す
るエリアを抽出してこれを地図上に表示するようにした
が、上記構成の類似商圏人口を有する地域の調査システ
ム10を用いて、複数のエリアに分割された地図データ
のエリアの中から所定の店舗のあるエリアを特定し、こ
の特定されたエリアの距離圏内商圏人口を算出し、この
算出された距離圏内商圏人口とほぼ同一の距離圏内商圏
人口を有するエリアを抽出してこれを地図上に表示する
ようにすることも可能である。次に、上記類似商圏人口
を有する地域の調査システム10を用いて、所定の店舗
のあるエリアと類似の商圏人口を有する地域を抽出して
地図データ上に表示する方法について図7のフローチャ
ートに基づき説明する。まず、入力手段1により、表示
手段7の表示画面上に、2〜3県にまたがる特定店舗の
ある地域の地図データを選択して表示するとともに、上
記店舗の位置を上記地図上で指定する(ステップS1
1)。ここで、上記地図データを、上記のように、複数
のエリアに分割することで、上記店舗の位置を含むエリ
アR(k)が特定される。次に上記店舗の距離圏の大きさ
を入力し、距離圏分類手段3により、上記エリアR(k)
から上記入力された距離圏内にあるエリアR(i)を抽出
するとともに、地域データ抽出手段4により、上記各エ
リアR(i)毎の商圏人口情報を抽出し、これらを各距離
圏毎に集計して上記特定エリアR(k)の距離圏内商圏人
口を求める(ステップS12)。この場合、入力する距
離圏の大きさの数は上記特定店舗の業種によるものなの
で、1つでもよいし、複数であってもよい。
離圏内商圏人口を設定してこれを入力して、入力された
距離圏内商圏人口とほぼ同一の距離圏内商圏人口を有す
るエリアを抽出してこれを地図上に表示するようにした
が、上記構成の類似商圏人口を有する地域の調査システ
ム10を用いて、複数のエリアに分割された地図データ
のエリアの中から所定の店舗のあるエリアを特定し、こ
の特定されたエリアの距離圏内商圏人口を算出し、この
算出された距離圏内商圏人口とほぼ同一の距離圏内商圏
人口を有するエリアを抽出してこれを地図上に表示する
ようにすることも可能である。次に、上記類似商圏人口
を有する地域の調査システム10を用いて、所定の店舗
のあるエリアと類似の商圏人口を有する地域を抽出して
地図データ上に表示する方法について図7のフローチャ
ートに基づき説明する。まず、入力手段1により、表示
手段7の表示画面上に、2〜3県にまたがる特定店舗の
ある地域の地図データを選択して表示するとともに、上
記店舗の位置を上記地図上で指定する(ステップS1
1)。ここで、上記地図データを、上記のように、複数
のエリアに分割することで、上記店舗の位置を含むエリ
アR(k)が特定される。次に上記店舗の距離圏の大きさ
を入力し、距離圏分類手段3により、上記エリアR(k)
から上記入力された距離圏内にあるエリアR(i)を抽出
するとともに、地域データ抽出手段4により、上記各エ
リアR(i)毎の商圏人口情報を抽出し、これらを各距離
圏毎に集計して上記特定エリアR(k)の距離圏内商圏人
口を求める(ステップS12)。この場合、入力する距
離圏の大きさの数は上記特定店舗の業種によるものなの
で、1つでもよいし、複数であってもよい。
【0017】次に、上記実施の形態1と同様に、距離圏
分類手段3により、上記地図データ上の各エリアR(i)
について、エリアR(i)とこのエリアR(i)の周辺の各エ
リアR(j)との距離を算出して、上記各エリアR(j)を複
数の距離圏に分類する(ステップS13)。次に、地域
データ抽出手段4により、上記複数の距離圏に分類され
た上記各エリアR(j)毎の商圏人口情報を抽出し、これ
らを各距離圏毎に集計して当該エリアR(i)の距離圏内
商圏人口を求め(ステップS14)た後、距離圏内商圏
人口分類手段5により、上記各エリアR(i)を距離圏内
商圏人口別に分類する(ステップS15)。距離圏内商
圏人口の集計が完了した後には、類似商圏エリア抽出手
段6により、上記距離圏内商圏人口分類手段5で距離圏
内商圏人口別に分類された各エリアR(i)の距離圏内商
圏人口と、上記算出された特定エリアR(k)の距離圏内
商圏人口とを比較し、上記エリアR(k)とほぼ同一の距
離圏内商圏人口を有するエリアを選択して抽出し(ステ
ップS16)、これをディスプレイなどの表示手段7の
表示画面に表示する(ステップS17)。これにより、
広い地域において、上記のような既存の商業施設の距離
圏内商圏人口と同じ距離圏内商圏人口を有するエリアが
どの程度あるか、また、どのように分布しているかの情
報を得ることができる。
分類手段3により、上記地図データ上の各エリアR(i)
について、エリアR(i)とこのエリアR(i)の周辺の各エ
リアR(j)との距離を算出して、上記各エリアR(j)を複
数の距離圏に分類する(ステップS13)。次に、地域
データ抽出手段4により、上記複数の距離圏に分類され
た上記各エリアR(j)毎の商圏人口情報を抽出し、これ
らを各距離圏毎に集計して当該エリアR(i)の距離圏内
商圏人口を求め(ステップS14)た後、距離圏内商圏
人口分類手段5により、上記各エリアR(i)を距離圏内
商圏人口別に分類する(ステップS15)。距離圏内商
圏人口の集計が完了した後には、類似商圏エリア抽出手
段6により、上記距離圏内商圏人口分類手段5で距離圏
内商圏人口別に分類された各エリアR(i)の距離圏内商
圏人口と、上記算出された特定エリアR(k)の距離圏内
商圏人口とを比較し、上記エリアR(k)とほぼ同一の距
離圏内商圏人口を有するエリアを選択して抽出し(ステ
ップS16)、これをディスプレイなどの表示手段7の
表示画面に表示する(ステップS17)。これにより、
広い地域において、上記のような既存の商業施設の距離
圏内商圏人口と同じ距離圏内商圏人口を有するエリアが
どの程度あるか、また、どのように分布しているかの情
報を得ることができる。
【0018】なお、上記実施の形態2では、地図データ
上で指定する特定のエリアを、既存の商業施設のあるエ
リアとしたが、これに限るものではなく、例えば、著名
な美術館や音楽ホールなどの施設のあるエリアや、複数
個の鉄道が乗り入れている駅などのあるエリアのよう
に、集客能力のあると考えられるエリアを特定エリアに
指定するようにしてもよい。また、上記実施の形態1,
2では、距離圏内商圏人口に基づいて、出店予定店舗、
あるいは、既存の商業施設の距離圏内商圏人口と同じ距
離圏内商圏人口を有するエリアを抽出して選択するよう
にしたが、距離圏内商圏人口に代えて、時間距離人口を
使用した時間距離圏内商圏人口を用いることで更に正確
な調査を行うことができる。具体的には、図8に示すよ
うに、エリアR(i)内に出店予定の店舗位置Pを設定
し、記憶手段2に記憶されている道路ネットワークデー
タ2aを用いて、上記位置Pから出店予定対象地域にあ
る各道路点までの最短時間距離を算出し、上記位置Pか
らの時間距離が10分,20分,30分である時間距離
圏を示す多角形D10, D20, D30等を作成し、上記エリ
アR(i)の周辺の各エリアR(j)のうち、重心が上記多角
形DT内にあるエリアR(j)を時間距離が10分,20
分、あるいは30分である時間距離圏のエリアとする。
これにより、距離圏内商圏人口よりも実際に近い時間距
離圏内商圏人口を算出することが可能となる。
上で指定する特定のエリアを、既存の商業施設のあるエ
リアとしたが、これに限るものではなく、例えば、著名
な美術館や音楽ホールなどの施設のあるエリアや、複数
個の鉄道が乗り入れている駅などのあるエリアのよう
に、集客能力のあると考えられるエリアを特定エリアに
指定するようにしてもよい。また、上記実施の形態1,
2では、距離圏内商圏人口に基づいて、出店予定店舗、
あるいは、既存の商業施設の距離圏内商圏人口と同じ距
離圏内商圏人口を有するエリアを抽出して選択するよう
にしたが、距離圏内商圏人口に代えて、時間距離人口を
使用した時間距離圏内商圏人口を用いることで更に正確
な調査を行うことができる。具体的には、図8に示すよ
うに、エリアR(i)内に出店予定の店舗位置Pを設定
し、記憶手段2に記憶されている道路ネットワークデー
タ2aを用いて、上記位置Pから出店予定対象地域にあ
る各道路点までの最短時間距離を算出し、上記位置Pか
らの時間距離が10分,20分,30分である時間距離
圏を示す多角形D10, D20, D30等を作成し、上記エリ
アR(i)の周辺の各エリアR(j)のうち、重心が上記多角
形DT内にあるエリアR(j)を時間距離が10分,20
分、あるいは30分である時間距離圏のエリアとする。
これにより、距離圏内商圏人口よりも実際に近い時間距
離圏内商圏人口を算出することが可能となる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
地図データの所定の地域を複数のエリアに分割し、各エ
リア毎に所定の距離圏内商圏人口を算出し、上記エリア
の中から予め設定した距離圏内商圏人口とほぼ同一の距
離圏内商圏人口を有するエリアを抽出してこれを地図上
に表示するようにしたので、所定の距離圏内に所定の商
圏人口を有するエリアを広い地域にわたって探索してこ
れを表示することができる。したがって、広い地域にお
いて、上記のような所定の距離圏の商圏人口(マーケッ
トボリューム)を持つエリアがどの程度あるかを正確に
調査できるので、出店予定候補地の選定等を合理的に行
うことができる。
地図データの所定の地域を複数のエリアに分割し、各エ
リア毎に所定の距離圏内商圏人口を算出し、上記エリア
の中から予め設定した距離圏内商圏人口とほぼ同一の距
離圏内商圏人口を有するエリアを抽出してこれを地図上
に表示するようにしたので、所定の距離圏内に所定の商
圏人口を有するエリアを広い地域にわたって探索してこ
れを表示することができる。したがって、広い地域にお
いて、上記のような所定の距離圏の商圏人口(マーケッ
トボリューム)を持つエリアがどの程度あるかを正確に
調査できるので、出店予定候補地の選定等を合理的に行
うことができる。
【図1】 本発明に係る類似商圏人口を有する地域の調
査システムの構成を示すブロック図である。
査システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 本実施の形態1に係る類似商圏人口を有する
地域の調査方法を示すフローチャートである。
地域の調査方法を示すフローチャートである。
【図3】 地図上のエリアを距離圏に分類する方法を示
す図である。
す図である。
【図4】 距離圏内商圏人口の表の一例を示す図であ
る。
る。
【図5】 出店予定対象地域における類似の距離圏内商
圏人口を有するエリアの分布の一例を示す図である。
圏人口を有するエリアの分布の一例を示す図である。
【図6】 出店予定対象地域における類似の距離圏内商
圏人口を有するエリアの分布の他の例を示す図である。
圏人口を有するエリアの分布の他の例を示す図である。
【図7】 本実施の形態2に係る類似商圏人口を有する
地域の調査方法を示すフローチャートである。
地域の調査方法を示すフローチャートである。
【図8】 地図上のエリアを時間距離で分類する方法を
示す図である。
示す図である。
1 入力手段、2 記憶手段、2a 道路ネットワーク
データ、2b 地域ポリゴンデータ、3 距離圏分類手
段、4 地域データ抽出手段、5 距離圏内商圏人口分
類手段、6 類似商圏エリア抽出手段、7 表示手段、
10 類似商圏人口を有する地域の調査システム。
データ、2b 地域ポリゴンデータ、3 距離圏分類手
段、4 地域データ抽出手段、5 距離圏内商圏人口分
類手段、6 類似商圏エリア抽出手段、7 表示手段、
10 類似商圏人口を有する地域の調査システム。
Claims (8)
- 【請求項1】 地図データの所定の地域を複数のエリア
に分割し、各エリア毎に、当該エリアから所定の距離圏
内にある商圏人口である距離圏内商圏人口を算出すると
ともに、上記エリアの中から予め設定した距離圏内商圏
人口とほぼ同一の距離圏内商圏人口を有するエリアを抽
出してこれを地図上に表示するようにしたことを特徴と
する類似商圏人口を有する地域の調査方法。 - 【請求項2】 上記予め設定した距離圏内商圏人口を、
出店予定店舗の必要とする距離圏内商圏人口、または、
予め指定した既設店舗の距離圏内商圏人口としたことを
特徴とする請求項1に記載の類似商圏人口を有する地域
の調査方法。 - 【請求項3】 上記予め設定した距離圏内商圏人口を、
複数の距離について算出した複数の距離圏内商圏人口と
するとともに、上記複数の距離圏内商圏人口の構成と、
ほぼ同一の構成の距離圏内商圏人口を有するエリアを選
択してこれを表示するようにしたことを特徴とする請求
項1または請求項2に記載の類似商圏人口を有する地域
の調査方法。 - 【請求項4】 地図データの所定の地域を複数のエリア
に分割し、この分割された各エリア毎の人口情報を抽出
する地域データ抽出手段と、各エリア毎に、当該エリア
から所定の距離圏内にある商圏人口である距離圏内商圏
人口を算出する手段と、予め入力された距離圏内商圏人
口と上記算出された各エリア毎の距離圏内商圏人口とを
比較し、上記エリアの中から、上記入力された距離圏内
商圏人口とほぼ同一の距離圏内商圏人口を有するエリア
を抽出して地図上に表示する手段とを備えたことを特徴
とする類似商圏人口を有する地域の調査システム。 - 【請求項5】 地図データの所定の地域を複数のエリア
に分割し、上記エリアの中から、任意のエリアを特定
し、この特定されたエリアの所定の距離圏内にある商圏
人口である距離圏内商圏人口を算出するとともに、上記
各エリア毎に、当該エリアから所定の距離圏内にある商
圏人口である距離圏内商圏人口を算出して、上記特定の
エリアの距離圏内商圏人口とほぼ同一の距離圏内商圏人
口を有するエリアを抽出してこれを地図上に表示するよ
うにしたことを特徴とする類似商圏人口を有する地域の
調査方法。 - 【請求項6】 所定の店舗のあるエリアとその距離圏と
を特定し、上記特定されたエリアの距離圏内商圏人口と
ほぼ同一の距離圏内商圏人口を有するエリアを抽出して
これを地図上に表示するようにしたことを特徴とする請
求項5に記載の類似商圏人口を有する地域の調査方法。 - 【請求項7】 上記距離圏を複数個とし、この複数個の
距離圏の距離圏内商圏人口の構成と、ほぼ同一の構成の
距離圏内商圏人口を有するエリアを選択してこれを表示
するようにしたことを特徴とする請求項5または請求項
6に記載の類似商圏人口を有する地域の調査方法。 - 【請求項8】 地図データを複数のエリアに分割し、こ
の分割された各エリア毎の人口情報を抽出する地域デー
タ抽出手段と、上記エリアの中から、任意のエリアを特
定し、この特定されたエリアの所定の距離圏内にある商
圏人口である距離圏内商圏人口を算出する手段と、各エ
リア毎に、当該エリアから所定の距離圏内にある商圏人
口である距離圏内商圏人口を算出する手段と、上記特定
されたエリアの距離圏内商圏人口と各エリア毎の距離圏
内商圏人口とを比較し、上記エリアの中から、上記特定
されたエリアの距離圏内商圏人口とほぼ同一の距離圏内
商圏人口を有するエリアを抽出して地図上に表示する手
段とを備えたことを特徴とする類似商圏人口を有する地
域の調査システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002094062A JP2003295758A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 類似商圏人口を有する地域の調査方法及びそのシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002094062A JP2003295758A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 類似商圏人口を有する地域の調査方法及びそのシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003295758A true JP2003295758A (ja) | 2003-10-15 |
Family
ID=29238228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002094062A Withdrawn JP2003295758A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 類似商圏人口を有する地域の調査方法及びそのシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003295758A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006236330A (ja) * | 2005-01-28 | 2006-09-07 | Bb Technology Corp | エリア抽出システム及びエリア抽出方法 |
JP2006277622A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Softbank Bb Corp | 経路策定システム及び経路策定方法 |
JP5662614B1 (ja) * | 2014-06-19 | 2015-02-04 | 鎌田 浩 | 客動線作成システム |
JP2016115041A (ja) * | 2014-12-12 | 2016-06-23 | 株式会社Jps | 市場分析システム |
JP5946552B1 (ja) * | 2015-02-13 | 2016-07-06 | 株式会社コロプラ | 新規出店候補地選定システム、方法、及びプログラム |
-
2002
- 2002-03-29 JP JP2002094062A patent/JP2003295758A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006236330A (ja) * | 2005-01-28 | 2006-09-07 | Bb Technology Corp | エリア抽出システム及びエリア抽出方法 |
JP2006277622A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Softbank Bb Corp | 経路策定システム及び経路策定方法 |
JP5662614B1 (ja) * | 2014-06-19 | 2015-02-04 | 鎌田 浩 | 客動線作成システム |
JP2016004526A (ja) * | 2014-06-19 | 2016-01-12 | 鎌田 浩 | 客動線作成システム |
US10914597B2 (en) | 2014-06-19 | 2021-02-09 | Hiroshi Kamata | Information processing system, information processing method, information processing device, and information processing program |
JP2016115041A (ja) * | 2014-12-12 | 2016-06-23 | 株式会社Jps | 市場分析システム |
JP5946552B1 (ja) * | 2015-02-13 | 2016-07-06 | 株式会社コロプラ | 新規出店候補地選定システム、方法、及びプログラム |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |