JP2016003338A - キャンロール及びこれを搭載した長尺フィルムの処理装置 - Google Patents

キャンロール及びこれを搭載した長尺フィルムの処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016003338A
JP2016003338A JP2014121989A JP2014121989A JP2016003338A JP 2016003338 A JP2016003338 A JP 2016003338A JP 2014121989 A JP2014121989 A JP 2014121989A JP 2014121989 A JP2014121989 A JP 2014121989A JP 2016003338 A JP2016003338 A JP 2016003338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
film
gas
long film
long
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014121989A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6299453B2 (ja
Inventor
浅川 吉幸
Yoshiyuki Asakawa
吉幸 浅川
栄三郎 神田
Eizaburo Kanda
栄三郎 神田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority to JP2014121989A priority Critical patent/JP6299453B2/ja
Publication of JP2016003338A publication Critical patent/JP2016003338A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6299453B2 publication Critical patent/JP6299453B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

【課題】 低コストで簡易に作製できる構造を有しているにもかかわらず、冷却効果の高いガス放出機構付きキャンロールを提供する。
【解決手段】 真空チャンバー内51においてロールツーロールで搬送される長尺フィルムFを外周面に巻き付けて内部を循環する冷媒で冷却するキャンロール56であって、このキャンロール56の外周面には長尺フィルムFの幅よりも短い距離でキャンロール56の中心軸に沿って延在する複数のガス放出溝23がキャンロール56の周方向に略均等な間隔をあけて全周に亘って設けられており、これら複数のガス放出溝23の各々には、少なくともその一端部からキャンロール56の肉厚部内を延在して端部で開口するガス導入路24が連通している。
【選択図】 図4

Description

本発明は、スパッタリング等の熱負荷のかかる処理が施される長尺フィルムを効果的に冷却するガス放出機構を備えたキャンロール及びこれを搭載した長尺フィルムの処理装置に関するものである。
液晶パネル、ノートパソコン、デジタルカメラ、携帯電話等には、耐熱性樹脂フィルム上に所定のパターンを有する配線が形成されたフレキシブル配線基板が用いられている。このフレキシブル配線基板は、耐熱性樹脂フィルムの片面若しくは両面に金属膜を成膜した金属膜付耐熱性樹脂フィルムに対してフォトリソグラフィーやエッチング等の薄膜技術を適用して金属膜をパターニング加工することによって得られる。近年、かかるフレキシブル配線基板の配線パターンはますます繊細化、高密度化する傾向にあり、これに伴って金属膜付耐熱性樹脂フィルムにはより一層平坦でシワのないものが求められている。
この種の金属膜付耐熱性樹脂フィルムの製造方法としては、従来から金属箔を接着剤により耐熱性樹脂フィルムに貼り付けて製造する方法(3層基板の製造方法)、金属箔に耐熱性樹脂溶液をコーティングした後、乾燥させて製造する方法(キャスティング法)、耐熱性樹脂フィルムに真空成膜法単独で、又は真空成膜法と湿式めっき法との併用で金属膜を成膜して製造する方法(メタライジング法)等が知られている。また、メタライジング法に用いる真空成膜法としては、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、イオンビームスパッタリング法等がある。
メタライジング法について、特許文献1には、ポリイミド絶縁層上にクロム層をスパッタリングした後、銅をスパッタリングして導体層を形成する方法が記載されている。また、特許文献2には、銅ニッケル合金をターゲットとするスパッタリングによる第一の金属薄膜と、銅をターゲットとするスパッタリングによる第二の金属薄膜とがこの順でポリイミドフィルム上に成膜されたフレキシブル回路基板用材料が開示されている。これらスパッタリング法による成膜は、一般に密着力に優れる反面、真空蒸着法に比べて基材としての耐熱性樹脂フィルムに与える熱負荷が大きいといわれている。そして、成膜の際に耐熱性樹脂フィルムに大きな熱負荷がかかると、フィルムにシワが発生し易くなることも知られている。
そこで、上記ポリイミドフィルムなどの耐熱性樹脂フィルムに対して真空成膜法により成膜を行って金属膜付耐熱性樹脂フィルムを作製する工程では、キャンロールを搭載したスパッタリングウェブコータが一般的に使用されている。この装置は、内部に冷媒が循環するモータ駆動のキャンロールの外周面にロールツーロールで搬送される長尺の耐熱性樹脂フィルムを巻き付けながらスパッタリングで成膜を行うものであり、表面側のスパッタリング成膜によって生じる耐熱性樹脂フィルムの熱を裏面側から除熱することができるので、シワの発生を効果的に防ぐことが可能になる。
例えば特許文献3には、スパッタリングウェブコータの一例である巻出巻取式(ロールツーロール方式)の真空スパッタリング装置が開示されている。この巻出巻取式の真空スパッタリング装置には、上記キャンロールの役割を担うクーリングロールが搭載されている。更に、クーリングロールの少なくともフィルム送入れ側若しくは送出し側にサブロールが設けられており、これにより耐熱性樹脂フィルムをさらに冷却することが試みられている。
ところで、非特許文献1に記載されているように、キャンロールの外周面はミクロ的に見て平坦ではないため、キャンロールの外周面と、そこに接触して搬送される耐熱性樹脂フィルムとの間には真空空間を介して離間する隙間(ギャップ部)が存在している。このため、成膜の際に生じる耐熱性樹脂フィルムの熱はキャンロールに効率よく伝熱されているとはいえず、これがフィルムのシワ発生の原因になることがあった。
この問題を解決するため、キャンロールの外周面と耐熱性樹脂フィルムとの間のギャップ部にキャンロール側からガスを導入する技術が提案されている。例えば特許文献4には、キャンロールの外周面に多数の微細なガス導入孔を設けてそこからガスを放出し、これによりギャップ部の熱伝導率を真空に比べて高くして成膜中の耐熱性樹脂フィルムの熱負荷を低減することでシワの発生を効果的に抑制する技術が開示されている。
また、特許文献5には、キャンロールの外周面から出没するバルブをガス導入口に設け、このバルブをフィルム面で押さえつけることにより、キャンロールの外周面においてフィルムが巻き付けられていない領域からチャンバーにガスが放出されるのを防止し、よってキャンロール外周面とフィルムとの間のギャップ部に効率的にガスを導入する方法が提案されている。
さらに、特許文献6には、複数のガス導入孔及びこれらに連通するガス導入路をキャンロールの外周面に全周に亘って設けるに際して、隣接するガス導入路同士のピッチ及び隣接するガス導入孔同士のピッチをそれぞれ所定の範囲内に限定することでシワの発生を抑える技術が開示されている。また、特許文献7には、キャンロールの肉厚部に上記したガス導入路を設けるに際して、莫大な手間とコストがかかるガンドリルによる加工に代えて電気鋳造法を用いる技術が提案されている。
さらに、特許文献8及び9には、キャンロールの外周面に溝を加工し、フィルムから出るガスや水をその溝を通して排出する技術が提案されている。この特許文献8及び9の技術は積極的にガス冷却を利用するものではなく、また溝のサイズ等についての記載もない。また、特許文献10には、差圧維持機構を持たせ、フィルム裏面にガスを介在させる方法が開示されているが、高価な差圧維持設備の導入が不可欠となる。
特開平2−98994号公報 特許第3447070号公報 特開昭62−247073号公報 国際公開第2005/001157号 米国特許第3414048号明細書 特開2014−051717号公報 特開2013−007073号公報 特開2003−321775号公報 特許第4924939号公報 特許第4664637号公報
"Improvement of Web Condition by the Deposition Drum Design," 2000 Society of Vacuum Coaters, 50th. Annual Technical Conference Proceeding(2007), p.749
上記したように様々なガス放出機構を有するキャンロールが提案されているが、いずれもそれらの作製には極めて高度な加工技術を必要とし、特許文献7の電気鋳造法を用いた場合であっても依然としてかなりの手間とコストを費やしていた。本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたものであり、低コストで簡易に作製できる構造を有し、しかも冷却効果の高いガス放出機構付きキャンロール、及びこれを搭載した長尺フィルム処理装置を提供することを目的としている。
本発明者らは、上述した従来の問題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、キャンロールの外周面に中心軸方向に延在する複数の微細な溝が全周に亘って設けられており、各溝の少なくとも一方の端部からガスが供給される構造にすることで、シワの発生を効果的に抑制できるガス放出機構を備えたキャンロールを低コストで簡易に作製できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明のキャンロールは、真空チャンバー内においてロールツーロールで搬送される長尺フィルムを外周面に巻き付けて内部を循環する冷媒で冷却するキャンロールであって、前記キャンロールの外周面にはその回転中心軸方向に長尺フィルムの幅よりも短い距離で延在する複数のガス導入溝が前記キャンロールの周方向に略均等な間隔をあけて全周に亘って設けられており、これら複数のガス導入溝の各々には、少なくともその一端部から前記キャンロールの肉厚部内を延在して末端部で開口するガス導入路が連通していることを特徴としている。
本発明によれば、冷却効果の高いガス放出機構付きキャンロールを低コストで簡易に作製することが可能になる。
本発明に係るガス導入機構付きキャンロールを搭載した長尺フィルムの処理装置の一具体例を示す模式図である。 本発明のキャンロールを構成する筒状部材の一具体例を示す模式的な斜視図である。 図2の筒状部材をその回転中心軸に垂直な面で内側のジャケットと共に切断した断面図である。 図2の筒状部材をその回転中心軸に平行な面で切断した断面図である。 本発明の一具体例のキャンロールをその回転中心軸に平行な面で切断した部分断面図である。
以下、本発明のキャンロール及びこれを搭載した長尺フィルムの処理装置の一具体例について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明における長尺フィルムの材質としては、限定するものではないが、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ポリイミド系フィルム、ポリアミド系フィルム、ポリエステル系フィルム、ポリテトラフルオロエチレン系フィルム、ポリフェニレンサルファイド系フィルム、ポリエチレンナフタレート系フィルム、液晶ポリマー系フィルム等を挙げることができる。
先ず、図1を参照しながら本発明のキャンロールが好適に使用される長尺フィルムの処理装置として、真空成膜装置50を例に挙げて説明する。この真空成膜装置50はスパッタリングウェブコータとも称される装置であり、真空チャンバー51内においてロールツーロール方式で搬送される長尺状耐熱樹脂フィルム(以下、長尺フィルムと称する)Fに対して、その表面にスパッタリングにより連続的に熱負荷のかかる成膜処理を施す装置である。
具体的に説明すると、真空チャンバー51は、スパッタリング成膜のため、図示しないドライポンプ、ターボ分子ポンプ、クライオコイル等の減圧装置を有しており、これにより真空チャンバー51内を到達圧力10−4Pa程度まで減圧した後、アルゴンガスや目的に応じて添加される酸素ガスなどのスパッタリングガスの導入により0.1〜10Pa程度の圧力に調整できるようになっている。真空チャンバー51の形状については上記減圧状態に耐え得るものであれば特に限定はなく、直方体や円筒形などの種々の形状を採用することができる。
この真空チャンバー51内に、巻出ロール52からキャンロール56を経て巻取ロール64に至る長尺フィルムFの搬送経路を画定する各種のロールが設けられている。すなわち、巻出ロール52からキャンロール56までの搬送経路には、巻出ロール52から巻き出された長尺フィルムFを案内するフリーロール53、長尺フィルムFの張力の測定を行う張力センサーロール54、キャンロール56の外周面に長尺フィルムFを密着させるべく張力センサーロール54から送り出される長尺フィルムFに対してキャンロール56の周速度に対する周速度の調整を行うモータ駆動のフィードロール55がこの順に配置されている。
キャンロール56から巻取ロール64までの搬送経路にも、上記と同様に、キャンロール56の周速度に対する周速度の調整を行うモータ駆動のフィードロール61、長尺フィルムFの張力測定を行う張力センサーロール62、及び長尺フィルムFを案内するフリーロール63がこの順に配置されている。なお、張力センサーロール54及び62には、各々回転軸に垂直な方向の変位を検知するロードセルなどの張力センサーが備わっている。
モーター駆動の巻出ロール52及び巻取ロール64は、パウダークラッチ等によりトルク制御が行われており、これにより長尺フィルムFの張力バランスが保たれている。また、モーター駆動のキャンロール56は、熱負荷の掛かるスパッタリング処理により熱せられる長尺フィルムFを冷却するため、内部に冷媒循環路が設けられている。このキャンロール56については、後で詳しく説明する。
キャンロール56の外周面のうち、長尺フィルムFが巻き付けられる角度範囲A(抱き角Aとも称する)内の領域に対向する位置には、長尺フィルムFの搬送経路に沿って成膜手段として4個のマグネトロンスパッタリングカソード57、58、59、60がこの順に設けられている。これらマグネトロンスパッタリングカソード57〜60の各々には、キャンロール56の外周面に対向する面にターゲット(図示せず)が取り付けられており、これらターゲットから叩き出されたスパッタ粒子を長尺フィルムFの表面上に堆積させることで金属膜の成膜が行われる。
なお、金属膜のスパッタリング成膜の場合は、図1に示すように板状のターゲットを使用することができるが、板状ターゲットを用いた場合、ターゲット上にノジュール(異物の成長)が発生することがある。これが問題になる場合は、ノジュールの発生がなく、ターゲットの使用効率も高い円筒形のロータリーターゲットを使用することが好ましい。また、この図1の長尺フィルムFの真空成膜装置50は、熱負荷の掛かる処理としてスパッタリング処理を想定したものであるため、マグネトロンスパッタリングカソードが図示されているが、熱負荷の掛かる処理がCVD(化学蒸着)や蒸着処理などの他のものである場合は、板状ターゲットに代えてそれらの真空成膜手段が設けられる。
次に、上記キャンロール56についてより詳細に説明する。キャンロール56はその外周面に長尺フィルムFが巻き付けられる搬送経路を備えた円筒部材で構成されており、その中心軸を回転中心軸として回転駆動されるようになっている。この円筒部材の内周面側には、該内周面と同心円状のジャケットが設けられており、これら円筒部材とジャケットとによって、冷却水などの冷媒が流れる冷媒循環路が画定される。また、円筒部材の上記回転中心軸部分には二重管構造の回転軸が設けられており、この二重管を介して真空チャンバー51の外部に設けられた冷媒冷却装置と上記冷媒循環路との間で冷媒の循環が行われる。これにより、円筒部材の外表面すなわちキャンロール56の外周面に巻き付けられる長尺フィルムFを冷却することが可能になる。
図2に示すように、このキャンロール56を構成する円筒部材20には、複数のガス放出溝23が円筒部材20の周方向に均等な間隔をあけて全周に亘って配設されている。これら複数のガス放出溝23の各々は、円筒部材20の中心軸O方向に沿って長尺フィルムFの幅よりも短い距離で延在している。各ガス放出溝23の長手方向に垂直な断面における形状は特に限定がなく、V字状、U字状、台形、矩形など様々な形状を採用することができる。これらの中では、後述するバイト等での切削加工のしやすさを考慮すると、図3に示すようにV字状の断面形状が好ましい。なお、図3には円筒部材20の周方向に等間隔に16本のガス放出溝23を設けた例が示されている。また、ジャケット21により画定される冷媒循環路22も示されている。
再度図2に戻ると、上記した複数のガス放出溝23の各々には、その両端部に、円筒部材20の両端面からそれぞれ延在する2本のガス導入路24がそれぞれ連通している。図4を参照しながら具体的に説明すると、各ガス導入路24は円筒部材20の端面から円筒部材20の中心軸O方向に平行に円筒部材20の肉厚部内をガス放出溝23の端部近傍まで延在した後、方向転換して円筒部材20の外周面20aに向かって円筒部材20の半径方向に延在し、開口部24aとして円筒部材20の外周面20aで開口している。そして、この開口部24aにおいてガス放出溝23の端部と連通している。
なお、円筒部材20の端面で開口する開口部24bは、後述するようにロータリージョイントを介して真空チャンバーの外部のガス供給源に連通している。これにより、キャンロールの外周面すなわち円筒部材20の外周面20aとそこに巻き付けられる長尺フィルムFとの間に形成されるギャップ部(間隙)にガスを導入することが可能となる。
上記のガス導入路24は公知のドリルやパンチなどを用いて簡易且つ低コストで加工することができる。例えば、円筒部材20の一端面から中心軸O方向に沿って肉厚部内を所定の深さまでドリル加工した後、この有底穴の先端部に向けてドリルやパンチなどを用いて円筒部材20の外周面20a側から円筒部材20の厚み方向に穿孔して開口部24aを設ければよい。同様に円筒部材20同じ角度位置の他端面からも上記したドリル加工及び厚み方向の穿孔を行った後、これにより得られた円筒部材20の幅方向で対向する一対の開口部24a同士を連通させるように一般的な切削工具であるバイト等で溝加工することによりガス放出溝23を設けることができる。なお、ガス導入路24の孔の寸法は、切削加工が容易な寸法・深さであれば特に制約はないが、一般的には、内径5mm程度であれば容易にドリル加工が可能である。
このように、円筒部材20の外周面20aに設けたガス放出溝23の両端部にガス導入路24に連通させることにより、低コストで簡易にガス導入機構を加工することができる。すなわち、キャンロールのガス導入機構を上記した複数のガス導入溝とその各々の両端部に連通するガス導入路とからなる構造にすることで、従来の多数の微細なガス放出孔からなるガス導入機構の作製のため使用していた放電加工、レーザー加工等の高価な加工装置の使用が不要になる。また、キャンロール外周面にほぼ端から端まで等間隔に設けられた上記多数の微細なガス放出孔にガスを供給するため、一般に幅600mmを超えるキャンロールの幅の端から端までガス導入路を貫通させる必要があり、そのため高価で手間のかかるガンドリルを用いて深穴加工を行う必要があったが、上記した本発明の一具体例のガス導入機構ではガス導入路の深さがキャンロールの端面からガス導入溝の一端部近傍まででよいので、一般的な安価なドリルを用いて簡易に穴加工を行うことが出来る。
ガス放出溝23の溝幅の上限は、300μm及び長尺フィルムFの厚さの25倍のうちのいずれか小さい方であることが好ましい。長尺フィルムFがキャンロール56の外周面に巻き付けられた時、ガス放出溝23に対向する領域ではキャンロール56の外周面との伝導伝熱はもちろんのこと輻射伝熱の効果もあまり期待できないので、この幅が300μmを超えると、長尺フィルムFの厚みや成膜条件等によるものの、上記ガス放出溝23に対向する領域の冷却に必要な長尺フィルムF内の面方向の熱拡散に要する面積が広くなりすぎ、長尺フィルムF内の面方向での温度差が大きくなって長尺フィルムFにフィルムにしわや微細な凹凸が入る品質上の問題が生じるおそれがある。また、ガス放出溝23の幅が長尺フィルムFの厚さの25倍を超えて大きくなると、同様に長尺フィルムF内の面方向の熱拡散に要する面積が広くなりすぎ、長尺フィルムF内の面方向での温度差が大きくなって上記した長尺フィルムFの品質上の問題が生じることとなる。なお、ガス放出溝23の幅が300μmを越えると、ガス放出溝23の痕跡が長尺フィルムFに残るおそれも生じる。
一方、ガス放出溝23の幅の下限は50μmが好ましい。この幅が50μm未満の場合は、複数のガス放出溝23を形成することが困難になるうえ、放出させるガスの流量にもよるが、ガス放出溝23内を流れるガスの流動の抵抗が高くなり、キャンロール56の外周面とそこに巻き付けられる長尺フィルムFとの間の隙間に良好にガスを導入することが難しくなる場合がある。
ところで、キャンロール56の外周面の搬送経路部分には、全体に亘ってできるだけ多数のガス放出溝23を狭ピッチにして設けた方が熱伝導性を均一化できるという点において好ましいと思われる。しかしながら、多数のガス放出溝23を狭ピッチで設けると、これらにそれぞれ連通させるガス導入路24の数も増加するので、円筒部材20の外周面20aから冷媒循環路22内の冷媒への伝熱の際、ガス導入路24の位置を迂回して伝熱することが必要となり、良好な熱伝導の妨げになるおそれがある。よって、隣接するガス導入路24同士の中心間距離(ピッチ)は、最も狭い箇所であってもガス導入路24の内径の2倍以上となるように配設するのが好ましい。
なお、前述したようにキャンロール56は内部に冷媒循環路22を備えるので、キャンロール56の外周面とそこに巻きつけられる長尺フィルムFとで形成される隙間にガスが導入されると、長尺フィルムFへのキャンロール56からの伝熱が阻害されるように思われる。しかし、キャンロール56は10Pa以下の減圧雰囲気下の真空チャンバー51内で使用されるため、このような減圧雰囲気下での隙間を介した物体間の伝熱はほぼ輻射熱のみと考えられる。したがって、上記隙間にガスが満たされるとガスによる伝熱が輻射熱に付加されるので、より効率的にキャンロール56から長尺フィルムFに熱を伝えることができる。
キャンロール56は、上記した円筒部材20の両端部にロータリージョイントを1つずつ有している。各ロータリージョイントは、固定部と円筒部材20に伴って回転する回転部とから構成されており、回転部には上記した円筒部材20の複数のガス放出溝23にそれぞれガス導入路24を介して連通する複数の分岐管が設けられている。一方、固定部には真空チャンバー51の外部のガス供給源に連通するガス供給路が設けられており、回転部と固定部との摺接面においてガス供給路からのガスが複数の分岐管に分配されるようになっている。そして、これら複数の分岐管の各々には、上記した抱き角Aとの位置関係に応じて開閉するバルブなどの開閉手段が設けられている。
具体的に説明すると、開閉手段は円筒部材20の回転に伴って回転するロータリージョイントの回転部に設けられており、例えば図5(a)に示すように、ガス導入路24を介してガス放出溝23に連通する分岐管30の流路を開閉するバルブ31と、このバルブ31を開方向に付勢するばね32と、バルブ31に設けられた磁石33とからなる。そして、円筒部材20の回転に伴ってガス放出溝23が図1の抱き角A以外の角度範囲に来たとき、このガス放出溝23に連通する分岐管に設けられた開閉手段の磁石33が対向する位置に、図5(b)に示すように、上記磁石33に反発力を付与する扇形状の永久磁石などの磁力付与手段34が設けられている。
これにより、抱き角A以外の角度範囲内にガス放出溝23が位置している時は、これに連通する分岐管30のバルブ31が磁力付与手段34からの反発力によりばね32の付勢力に抗して閉じられるので、当該ガス放出溝23からはガスの放出が遮断される。その結果、キャンロール56の外周面のうち長尺フィルムFが巻き付いていない領域に位置するガス放出溝23から無駄にガスが放出されるのを防止することができる。なお、上記した本発明の一具体例のキャンロールはガス放出溝の両端部に2本のガス導入路がそれぞれ連通する構造を有していたが、ガス放出溝の一端部にのみガス導入路を設けてもよく、この場合はロータリージョイントはガス導入路を設けた側にのみ設けられる。
以上、本発明のキャンロールの一具体例について、スパッタリングウェブコータに搭載される場合を例に挙げて説明したが、本発明のキャンロールはこれに限定されるものではなく、ロールツーロールで搬送される長尺フィルムに連続的にプラズマ処理やイオンビーム処理などの熱負荷がかかる表面処理を行う場合にも好適に用いることができる。
図1に示すようなロールツーロール方式の真空成膜装置50に、図2に示すように円筒部材20の外周面に全周に亘って等間隔に設けた複数のガス放出溝23及びそれらの各々の両端部に2本のガス導入路24がそれぞれ連通する構造のガス導入機構を備えたキャンロール56を搭載し、ロールツーロールで搬送する長尺フィルムFにスパッタリング成膜を行って、シワなどの品質上の問題が生じるか否か評価した。
具体的に説明すると、キャンロール56には、直径400×幅600mm×肉厚15mmのステンレス製の円筒部材20を用いた。この円筒部材20の一方の端面からドリル加工で円筒部材20の全周に亘って円筒部材20の中心軸O方向に平行に深さ55mmの有底穴を周方向に等間隔に120本設けた。同様に円筒部材20のもう一方の端面からも同じ角度位置に120本の有底穴を設けた。これら有底穴は、中心軸Oに直交する面での断面形状を内径5mmの円形とした。このとき、周方向に隣接する有底穴同士の間隔は約5.1mmとなり、よって周方向に隣接する有底穴間のピッチは該有底穴の内径の2倍以上であった。
次に、上記のように全周に有底穴が形成された円筒部材20に対して、同じ角度位置で対向する一対の有底穴ごとに、それらの一方の底部近傍から他方の底部近傍に至るように円筒部材20の外周面20aに、幅200μm、深さ200μmの断面V字形状の溝をバイトで切削加工した。そして、各有底穴の底部とその近傍に位置する溝の端部とが連通するように、円筒部材20の外周面20a側から略法線方向にドリルで深さ5mm、内径5mmの穴を穿設した。このようにして円筒部材20の外周面に全周に亘って設けられた120本のガス放出溝23と、それらの各々の両端部にそれぞれ連通するガス導入路24とを形成した。この時、周方向に隣接するガス放出溝23同士のピッチは10.5mmとなった。この円筒部材20の両端部に図5に示すような開閉手段を備えたロータリージョイントを取り付けて試料1のキャンロール56を作製した。
更に、ガス放出溝23の幅及び深さを300μmにした以外は上記試料1と同様にして試料2のキャンロール56を、ガス放出溝23の幅及び深さを400μmにした以外は上記試料1と同様にして試料3のキャンロール56を、ガス放出溝23の幅及び深さを40μmにした以外は上記試料1と同様にして試料4のキャンロール56をそれぞれ作製した。
これら試料1〜4のキャンロール56を各々図1に示すようなスパッタリングウェブコータ50に搭載して性能を評価した。具体的には、キャンロール56の抱き角Aが270°となるように搬送経路を調整し、この抱き角A以外の角度範囲ではガス放出溝23からガスが放出されないようにするため、抱き角A以外の角度範囲に来たガス放出溝23に連通する分岐管30のバルブ31の磁石33が対向する位置に、該磁石33に対して反発力を付与する扇形の磁石34を配置した。
長尺フィルムFの片面にシード層としてニッケルクロム合金膜を成膜し、その上に銅膜を成膜するため、スパッタリングカソード57には20重量%クロムのニッケルクロム合金ターゲットを装着し、残りのスパッタリングカソード58〜60には銅ターゲットを装着した。長尺フィルムFには東レ・デュポン製の厚さ12.5μm×幅500mmのポリイミドフィルム(カプトン50EN)を使用した。
巻出ロール52と巻取ロール64の張力は100Nとした。上流側モータ駆動フィードロール55の周速度はキャンロール56の周速度の99.9%とし、下流側モータ駆動フィードロール61の周速度はキャンロール56の周速度の100.1%とした。このように周速度を設定することにより、搬送される長尺フィルムFは僅かに引っ張られながらキャンロール56に巻き付くことになり、よってフィルムFをキャンロール56の外周面に強く密着させることができる。キャンロール56の冷媒循環路22内には20℃に温度制御された冷却水を循環させた。
巻回された長尺フィルムFを上記した真空成膜装置50の巻出ロール52側にセットし、その一端を引き出してキャンロール56等のロール群を経由させて巻取ロール64に取り付けた。巻出ロール52側の張力と巻取ロール64側の張力はともに100Nとした。真空チャンバー51内の空気を複数台のドライポンプを用いて5Paまで排気した後、複数台のターボ分子ポンプとクライオコイルを用いて3×10−3Paまで排気した。更に、アルゴンガスを導入して、スパッタリング雰囲気を圧力0.3Paとした。そして、ロータリージョイントの固定部に接続したガス供給配管に設けた圧力計でのガス圧が500Paになるように調整しながらガス放出溝23にガス導入路24を介してアルゴンガスを供給した。
この状態で、長尺フィルムFを2m/分の速度で搬送させ、ニッケルクロム合金ターゲットを装着したスパッタリングカソード57は投入電力を3.0kWとし、銅ターゲットを装着した各スパッタリングカソード58〜60は投入電力を6.0kWとして成膜処理を行った。動的成膜レートは50nm・m/minとした。この成膜条件で50mの長尺フィルムを連続的に成膜処理した。各試料のキャンロールに対してこの成膜処理を3回実施した。
その結果、試料1及び2のキャンロールでは、いずれも3回の成膜処理において長尺フィルムにシワが発生することはなかった。試料3及び4のキャンロールではほぼ問題なく成膜処理を行うことができたが、たまにシワが発生することがあった。更に、試料3のキャンロールではガス導入溝の形状がうっすらとフィルムに転写する部分が少しあった。
以上の結果から、キャンロールのガス導入機構を、複数のガス放出溝及びそれらの各々の両端部に連通するガス導入路からなる構造にすることによって、キャンロールを低コストで簡易に作製できるにもかかわらず、長尺フィルムとキャンロールの間にガスを介在させて効率よく成膜時の熱を除熱することができ、よって成膜時に発生しやすいしわの発生を抑え得ることが分かった。
但し、極めて高い品質が要求される場合は、ガス放出溝23の溝幅を200〜300μmの範囲内にするのが好ましいことが分かる。ガス放出溝23の溝幅が400μm程度では、成膜条件によってはフィルムに蓄積された熱が有効に伝達できない場合が生じ、長尺フィルムにしわが発生するおそれがあるうえ、薄い長尺フィルムの場合は、ガス放出溝23の形状が長尺フィルムに転写するおそれがあるからである。
また、成膜条件によってはキャンロール56の外周面とそこに巻き付けられる長尺フィルムFとの間の間隙に多量のガスを放出することが必要になる場合があり、その場合、ガス放出溝23の溝幅が40μm程度ではガス放出溝23内を流れるガスの流動の抵抗が高くなって、上記隙間に良好にガスを導くことが難しくなり、その結果、長尺フィルムFに生じた熱が効果的に伝熱されにくくなって、長尺フィルムFにしわが発生するおそれがあるからである。
20 円筒部材
20a 円筒部材20の外表面
21 ジャケット
22 冷媒循環路
23 ガス放出溝
24 ガス導入路
24a 外周面側の開口部
24b 端面側の開口部
30 分岐管
31 バルブ
32 ばね
33 磁石
34 磁力付与手段
50 真空成膜装置(スパッタリングウェブコータ)
51 真空チャンバー
52 巻出ロール
53、63 フリーロール
54、62 張力センサーロール
55、61 フィードロール
56 キャンロール
57、58、59、60 マグネトロンスパッタリングカソード
64 巻取ロール
F 長尺フィルム
O 中心軸
A 抱き角

Claims (6)

  1. 真空チャンバー内においてロールツーロールで搬送される長尺フィルムを外周面に巻き付けて内部を循環する冷媒で冷却するキャンロールであって、前記キャンロールの外周面には長尺フィルムの幅よりも短い距離で前記キャンロールの中心軸に沿って延在する複数のガス導入溝が前記キャンロールの周方向に略均等な間隔をあけて全周に亘って設けられており、これら複数のガス導入溝の各々には、少なくともその一端部から前記キャンロールの肉厚部内を延在して端部で開口するガス導入路が連通していることを特徴とするキャンロール。
  2. 前記各ガス放出溝の幅の下限は50μmであり、上限は300μm及び長尺フィルムの厚さの25倍のうちのいずれか小さい方であり、隣接するガス導入溝同士のピッチは前記ガス導入路の内径の2倍以上であることを特徴とする、請求項1に記載のキャンロール。
  3. 請求項1又は2に記載のキャンロールの外周面にロールツーロールで搬送される長尺フィルムを巻き付けながら熱負荷のかかる表面処理を施すことを特徴とする長尺フィルムの処理装置。
  4. 前記熱負荷の掛かる表面処理が真空成膜処理であることを特徴とする、請求項3に記載の長尺フィルムの処理装置。
  5. 前記真空成膜処理がスパッタリング処理であることを特徴とする、請求項4に記載の長尺フィルムの処理装置。
  6. 前記熱負荷の掛かる表面処理がプラズマ処理またはイオンビーム処理であることを特徴とする、請求項3に記載の長尺フィルムの処理装置。
JP2014121989A 2014-06-13 2014-06-13 キャンロール及びこれを搭載した長尺フィルムの処理装置 Active JP6299453B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014121989A JP6299453B2 (ja) 2014-06-13 2014-06-13 キャンロール及びこれを搭載した長尺フィルムの処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014121989A JP6299453B2 (ja) 2014-06-13 2014-06-13 キャンロール及びこれを搭載した長尺フィルムの処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016003338A true JP2016003338A (ja) 2016-01-12
JP6299453B2 JP6299453B2 (ja) 2018-03-28

Family

ID=55222867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014121989A Active JP6299453B2 (ja) 2014-06-13 2014-06-13 キャンロール及びこれを搭載した長尺フィルムの処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6299453B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3414048A (en) * 1967-12-26 1968-12-03 United States Steel Corp Contact drum and method for heat exchange with traveling strip
US20040074443A1 (en) * 2002-02-27 2004-04-22 John Madocks Apparatus and method for web cooling in a vacum coating chamber
JP2014005487A (ja) * 2012-06-22 2014-01-16 Sumitomo Metal Mining Co Ltd ガス放出キャンロール及びその製造方法並びに該キャンロールを備えたロールツーロール表面処理装置
JP2014051717A (ja) * 2012-09-08 2014-03-20 Sumitomo Metal Mining Co Ltd キャンロール及びこれを搭載した長尺樹脂フィルム処理装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3414048A (en) * 1967-12-26 1968-12-03 United States Steel Corp Contact drum and method for heat exchange with traveling strip
US20040074443A1 (en) * 2002-02-27 2004-04-22 John Madocks Apparatus and method for web cooling in a vacum coating chamber
JP2014005487A (ja) * 2012-06-22 2014-01-16 Sumitomo Metal Mining Co Ltd ガス放出キャンロール及びその製造方法並びに該キャンロールを備えたロールツーロール表面処理装置
JP2014051717A (ja) * 2012-09-08 2014-03-20 Sumitomo Metal Mining Co Ltd キャンロール及びこれを搭載した長尺樹脂フィルム処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6299453B2 (ja) 2018-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102467200B1 (ko) 롤 투 롤 방식의 표면 처리 장치 그리고 이것을 사용한 성막 방법 및 성막 장치
JP5516388B2 (ja) ガス導入機構を備えたキャンロールおよびこれを用いた長尺基板の処理装置ならびに処理方法
JP5673610B2 (ja) ガス放出キャンロール及びその製造方法並びに該キャンロールを備えたロールツーロール表面処理装置
JP5459188B2 (ja) ガス導入機構を備えたキャンロールおよびそれを用いた長尺基板の処理装置ならびに処理方法
JP5573637B2 (ja) ガス導入機構を備えた長尺基板の処理装置および処理方法、ならびに長尺基板の搬送方法
JP6069979B2 (ja) ガス放出機構付きキャンロール及びこれを搭載した長尺基板の処理装置並びにこれを用いた長尺基板の処理方法
JP6508080B2 (ja) キャンロールと長尺体の処理装置および処理方法
JP5488477B2 (ja) キャンロール、長尺樹脂フィルム基板の処理装置及び処理方法
JP2015209552A (ja) ガス放出機構を備えたキャンロールを用いた長尺フィルムの処理方法
CN109898066B (zh) 长条基板的处理装置和处理方法
JP5888154B2 (ja) ガス放出機構付きキャンロール及びそれを備えた長尺基板の処理装置及び処理方法
JP2014051717A (ja) キャンロール及びこれを搭載した長尺樹脂フィルム処理装置
JP5527186B2 (ja) ガス導入機構を備えた長尺基板処理装置および処理方法
JP6299453B2 (ja) キャンロール及びこれを搭載した長尺フィルムの処理装置
WO2019078015A1 (ja) キャンロールと長尺基板処理装置
JP2017110240A (ja) 長尺フィルムの成膜方法及び成膜装置
JP6451558B2 (ja) キャンロール及びこれを用いた長尺基板の処理方法
JP6252401B2 (ja) 成膜方法及びそれを用いた金属膜付樹脂フィルムの製造方法
JP6233262B2 (ja) 長尺フィルムの搬送および冷却用ロール、ならびに該ロールを搭載した長尺フィルムの処理装置
JP6217621B2 (ja) ガス放出機構を備えたキャンローラ並びにこれを用いた長尺基板の処理装置及び処理方法
JP6269385B2 (ja) キャンロールと長尺基板処理装置および長尺基板処理方法
JP6953992B2 (ja) キャンロールと長尺基板処理装置および長尺基板処理装置の管理方法
JP2017155286A (ja) ロールツーロール処理装置及び処理方法
JP6459858B2 (ja) 長尺基板処理装置およびその制御方法ならびにその制御方法を用いた金属膜付長尺基板の製造方法
JP2020117760A (ja) キャンロールと長尺基板処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170321

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170517

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170926

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171221

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20180104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6299453

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150