JP2016002972A - 車両用操舵装置 - Google Patents

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克彦 岡野
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仁志 岩井
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Takashi Kuribayashi
隆司 栗林
輝武 前地
Terutake Maeji
輝武 前地
島田 裕一
Yuichi Shimada
裕一 島田
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Satoshi Nakahara
聡史 中原
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太志 小松
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和剛 浦川
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Abstract

【課題】運転者が快適に操舵することのできる車両用操舵装置を提供すること。【解決手段】車両のステアリングホイール21から車輪29,29に至る車両用転舵機構20と、この車両用転舵機構20に補助トルクを加える補助トルク機構60とからなる車両用操舵装置10において、補助トルク機構60は、ステアリングホイール21に加わった操舵トルクを検出する操舵トルクセンサ61と、この操舵トルクセンサ61が検知した操舵トルクに応じて補助トルクをラック軸26に伝える補助トルク伝達部と、からなる。ピニオン軸50は、車幅中央において前後に向かって延びる。操舵トルクセンサ61は、コラムシャフト22に発生するトルクを検出し、補助トルク伝達部は、ピニオン軸50又はラック軸26に補助トルクを付加する。【選択図】図1

Description

本発明は、改良された車両用操舵装置に関する。
車両には、ステアリングホイールを操舵することにより車輪を転舵する、車両用操舵装置が搭載されている。多くの車両用操舵装置には、運転者のステアリング操作を補助するために、補助トルクを発生する補助トルク機構が搭載されている。このような車両用操舵装置として、特許文献1に開示される技術がある。
特許文献1に示される車両用操舵装置は、ステアリングホイールから延びるコラムシャフトに補助トルクを付加する、補助トルク機構を有している。補助トルク機構は、コラムシャフトに発生しているトルクをトルクセンサが検出し、このトルクに応じて電動モータが補助トルクを発生し、この補助トルクをコラムシャフトに付加する。操舵トルク及び補助トルクは、自在継手を介して、ピニオン軸を回転させ、結果、ラック軸の往復運動により車輪が転舵される。
コラムシャフトに補助トルクを付加する場合には、自在継手が有している遊び等により、発生させた補助トルクが車輪に伝わるまでに不可避的に時間差が生ずる。この時間差は、運転者の操舵感覚に違和感を与える。
一方、ピニオン軸に補助トルク機構が設けられている車両用操舵装置も、一般に知られている。この場合、ピニオン軸に生じているトルクを検出して、ピニオン軸に補助トルクが付加される。
この場合、ステアリングホイールを操舵して発生したトルクは、自在継手を介する分、遅れてピニオン軸に達する。ピニオン軸に生じているトルクを検出する場合には、運転者の操舵に遅れてトルクを検出することとなる。このため、ピニオン軸に発生しているトルクに応じて補助トルクを付加した場合にも、運転者の操舵感覚に違和感を与える。
特開2013−233879号公報
本発明は、運転者が快適に操舵することのできる車両用操舵装置の提供を課題とする。
請求項1による発明によれば、
運転者によって操舵されるステアリングホイールと、
このステアリングホイールに一端が連結されているコラムシャフトと、
このコラムシャフトに自在継手を介して連結される連結シャフトと、
この連結シャフトに連結され、一部にピニオンが形成されているピニオン軸と、
このピニオン軸のピニオンに噛み合うラックが形成され、車輪を転舵するラック軸と、
前記運転者による操舵を補助するための補助トルクを発生させる補助トルク機構と、からなる車両用操舵装置において、
前記補助トルク機構は、前記ステアリングホイールに加わった操舵トルクを検出する回転トルク検出手段と、この回転トルク検出手段が検知した操舵トルクに応じて補助トルクを前記ラック軸に伝える補助トルク伝達部と、からなり、
前記ピニオン軸は、車幅中央において前後に向かって延び、
前記回転トルク検出手段は、前記コラムシャフトに発生するトルクを検出し、
前記補助トルク伝達部は、前記ピニオン軸又は前記ラック軸に補助トルクを付加することを特徴とする車両用操舵装置が提供される。
請求項1に係る発明において、回転トルク検出手段は、コラムシャフトに発生するトルクを検出する。仮に、回転トルク検出手段がピニオン軸又はラック軸に設けられると、ステアリングホイールを操舵して発生した操舵トルクは、自在継手を介する分、運転者の操舵よりも遅れて検出されてしまう。一方、コラムシャフトに生じるトルクであれば、自在継手を介する前であるため、操舵トルクをより正確に検出することができる。
また、補助トルク機構は、ピニオン軸又はラック軸に補助トルクを付加する。仮に、コラムシャフトに補助トルクを付加すると、補助トルクは、自在継手が有している遊び等により、運転者の操舵より遅れてピニオン軸に伝わる。しかし、ラック軸又はピニオン軸に直接、補助トルクが付加されれば、自在継手を介することにより生ずる遅れはなくなる。
すなわち、上記の構成により、正確に操舵トルクが検出され、かつ、このトルクに応じた補助トルクが運転者の操舵に遅れずに付加される。そのため、運転者は、快適に車両用操舵装置を操舵することができる。
加えて、ピニオン軸は、車幅中央において前後に向かって延びるように配置されている。ピニオン軸からラック軸までのトルクの伝達構造を左ハンドル車及び右ハンドル車において共用する場合、ステアリングホイール、コラムシャフト、自在継手及び連結シャフトからなるトルクの伝達構造は、左右対称となる。
仮に、ピニオン軸が車幅中央でなく、左又は右に偏って配置された場合、左ハンドル車と右ハンドル車とでは、ステアリングホイールからピニオン軸までのトルクの伝達構造は左右対称でなくなる。この場合、コラムシャフトとピニオン軸を連結させる連結シャフトの長さは左右で異なってしまう。
一方、本発明のように、ピニオン軸が中央に配置されれば、連結シャフトの長さは左右ともに同じとなるため、左ハンドル及び右ハンドル車で、連結シャフトを共用できる。連結シャフトの製造コストが削減され、その管理も容易となる。
本発明の実施例1による車両用操舵装置の模式図である。 図1に示された車両用操舵装置の作用を説明する図である。 本発明の実施例2による車両用操舵装置の模式図である。 本発明の実施例3による車両用操舵装置の模式図である。 本発明の実施例4による車両用操舵装置の模式図である。 本発明の実施例5による車両用操舵装置の模式図である。 本発明の実施例6による車両用操舵装置の模式図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、説明中、左右とは車両の運転者を基準として左右、前後とは車両の進行方向を基準として前後を指す。また、図中Frは前、Rrは後、Lは運転者から見て左、Rは運転者から見て右を示している。
<実施例1>
図1及び図2には、本発明による車両用操舵装置10が示されている。車両用操舵装置10は、車両のステアリングホイール21から車輪29,29(例えば前輪)に至る車両用転舵機構20と、この車両用転舵機構20に補助トルクを加える補助トルク機構60とからなる。
車両用転舵機構20は、運転者が操舵するステアリングホイール21にコラムシャフト22の一端22aが連結され、このコラムシャフト22に連結機構30が連結され、この連結機構30にギヤ機構40を介してピニオン軸50が連結され、ピニオン軸50にラックアンドピニオン機構25を介してラック軸26が連結され、ラック軸26の両端に左右のラックエンド27,27及びナックル28,28を介して左右の車輪29,29が連結されたものである。
車両用転舵機構20によれば、運転者がステアリングホイール21を操舵することで、この操舵トルクによりラックアンドピニオン機構25及び左右のラックエンド27,27を介して、左右の車輪29,29を転舵することができる。
補助トルク機構60は、ステアリングホイール21に加えた車両用転舵機構20の操舵トルクを操舵トルクセンサ61(回転トルク検出手段61)で検出し、この操舵トルクセンサ61のトルク検出信号に基づき制御部62で制御信号を発生し、この制御信号に基づき操舵トルクに応じた補助トルクを電動モータ63(補助トルク伝達部63)で発生し、この補助トルクをウォームギヤ機構64を介してピニオン軸50に伝達し、さらに、補助トルクをピニオン軸50から車両用転舵機構20のラックアンドピニオン機構25に伝達するようにした機構である。
車両用操舵装置10によれば、運転者がステアリングホイール21を操舵すると、ステアリングホイール21と共にコラムシャフト22が回転する。回転することにより、コラムシャフト22には、操舵トルクが発生する。この操舵トルクを操舵トルクセンサ61によって検出する。検出された操舵トルクに基づいて、制御部62は、電動モータ63を作動させる。電動モータ63が作動することにより、ウォームギヤ機構64を介してラック軸26に補助トルクが伝達される。補助トルクが付加されるため、運転者は、ステアリングホイール21を少ない操作力によって操舵することができる。
コラムシャフト22は、丸パイプ状のコラムパイプ71に収納され且つ支持されている。より詳しくは、コラムシャフト22は、ステアリングホイール21を連結する部位と、第1の自在継手31を連結する部位とを残し、つまり軸方向の両端部22a,22bを残し、全範囲にわたってコラムパイプ71に囲まれている。コラムパイプ71は、鋼鉄製パイプによって構成されている。
コラムパイプ71は、ステアリングコラムとも言われており、例えば取付部を介して、車体のステアリングハンガに吊下げられ且つ支持されている。ステアリングハンガは、車体の前部において車幅方向に延びて両端が車体に取り付けられている。
連結機構30は、コラムシャフト22の他端22bに第1の自在継手31(自在継手31)を介して連結されている第1の連結シャフト32(連結シャフト32)と、この第1の連結シャフト32に第2の自在継手33(自在継手33)を介して連結される第2の連結シャフト34(連結シャフト34)とからなる。第1の自在継手31には、等速ジョイントが採用され、第2の自在継手33には、カルダンジョイントが採用されている。
ギヤ機構40は、第2の連結シャフト34の端部に一体的に設けられている第1のベベルギヤ41と、この第1のベベルギヤ41に噛み合うと共にピニオン軸50の端部に一体的に設けられている第2のベベルギア42と、これらのベベルギヤ41,42を収納するケース43とからなる。
ピニオン軸50は、車両の車幅中央線CL上に延び、端部に第2のベベルギヤ42が設けられている第1の軸部材51と、この第1の軸部材51に第1のピニオン側自在継手52を介して連結されている第2の軸部材53と、この第2の軸部材53に第2のピニオン側自在継手54を介して連結されている第3の軸部材55とからなる。
第1の軸部材〜第3の軸部材51,53,55は、それぞれ真円状断面の丸棒によって構成されている。第1の軸部材〜第3の軸部材51,53,55は、ピニオン側自在継手52,54において、上下方向の傾き角がそれぞれ変えられている。即ち、第1の軸部材〜第3の軸部材51,53,55は、それぞれ車幅中央線CL上に延びつつ、上下方向の傾き角は異なっている。
ラックアンドピニオン機構25は、ピニオン軸50(第3の軸部材55)に形成されたピニオン25aと、ラック軸26に形成されたラック25bとからなる。ラック25bは、はす歯状に形成されている。ラック軸26は、車幅方向に延びた真円状断面の丸棒からなる。ラック軸26及びピニオン軸50は、例えば機械構造用炭素鋼鋼材(JIS−G−4051)やクロムモリブデン鋼鋼材(JIS−G−4105)等の鉄鋼製品である。
ピニオン軸50とラックアンドピニオン機構25とラック軸26とは、少なくとも要部がハウジング72に収納されている。このハウジング72は、車幅方向に貫通した細長い筒状の部材であって、長手中央の上端から上方に開口している。ラック軸26の両端は、ハウジング72の両端よりも車幅方向の外方へ延びている。
操舵トルクセンサ61には、コラムシャフト22に生じるトルクに応じて磁気が変化し、この変化した磁気を検出する磁歪式トルクセンサを採用することができる。
ウォームギヤ機構64は、電動モータ63のモータ軸63aに連結されたウォーム64aと、ピニオン軸50に連結されたウォームホイール64bとからなる、トルク伝達機構である。
本発明では、操舵トルクセンサ61は、コラムシャフト22に生ずるトルクを検出する。仮に、操舵トルクセンサ61が、連結機構30を境にして下流側、例えば、ピニオン軸50又はラック軸26に設けられると、ステアリングホイール21を操舵して発生した操舵トルクは、第1及び第2の自在継手31,33を介する分、運転者の操舵よりも遅れて検出されてしまう。一方、コラムシャフト22に生じるトルクであれば、第1及び第2の自在継手31,33を介する前であるため、操舵トルクをより正確に検出することができる。
また、電動モータ63は、連結機構30を境にして下流側(車輪29,29側)にあるピニオン軸50に、補助トルクを付加する。仮に、上流側となるコラムシャフト22に補助トルクが付加されると、補助トルクは、第1及び第2の自在継手31,33が有している遊び等により、運転者の操舵より遅れてピニオン軸50に伝わる。しかし、ピニオン軸50に直接、補助トルクが付加されれば、第1及び第2の自在継手31,33を介することにより生ずる遅れはなくなる。
すなわち、連結機構30を境にして上流側に操舵トルクセンサ61が配置されることにより、正確に操舵トルクが検出され、かつ、連結機構30を境にして下流側に電動モータ63が配置されることにより、操舵トルクに応じた補助トルクが運転者の操舵に遅れずに付加される。そのため、運転者は、快適に車両用操舵装置10を操舵することができる。
加えて、ピニオン軸50は、車幅中央線CL上において前後に向かって延びるように配置されている。ピニオン軸50からラック軸26までのトルクの伝達機構を左ハンドル車及び右ハンドル車において共用する場合、ステアリングホイール21から連結機構30までのトルクの伝達機構は、左右対称(図2、L1参照)となる。
仮に、ピニオン軸50が車幅中央でなく、左又は右に偏って配置された場合、左ハンドル車と右ハンドル車とでは、ステアリングホイール21から連結機構30までのトルクの伝達構造は左右対称でなくなる。この場合において、ピニオン軸50から車輪29,29までの部品を左ハンドル車と右ハンドル車とで共用する場合、連結機構30は、左ハンドル車と右ハンドル車とで異なるものを準備する必要がある。
一方、本発明のように、ピニオン軸50が車幅中央に配置されれば、連結機構30の長さは左右ともに同じとなるため、左ハンドル車及び右ハンドル車で、連結機構30を共用できる。連結機構30の製造コストが削減され、その管理も容易となる。
ここで、ギヤ機構40は、ステアリングホイール21側の第1のベベルギヤ41と、ピニオン軸50側の第2のベベルギア42とからなる。そのため、第2のベベルギア42の軸を中心にケース43を回転させれば、第1のベベルギア41の位置を簡単に変えることができ、結果、ステアリングホイール21の位置も簡単に変えることができる。
さらに、ピニオン軸50の各軸部材51,53,55は、ピニオン側自在継手52,54を介して連結されている。そのため、ピニオン軸50及びピニオン軸50の周囲に配置される部品について配置の自由度が高まる。
さらに、操舵トルクセンサ61は、外周部を鋼鉄製のコラムパイプ71によって囲まれている。つまり、コラムパイプ71は、コラムシャフト22を支持する役割を果たすだけではなく、磁性材料から成る磁気シールドの役割をも果たす。このため、外部から操舵トルクセンサ61へ与える磁気ノイズを、コラムパイプ71によって遮断することができる。従って、操舵トルクセンサ61が外部からの磁気ノイズの影響を受けないように、極力抑制することができる。操舵トルクセンサ61の検出精度を高め且つ安定させることができる。
以下、連結機構30を境にして下流側(車輪29,29側)において、補助トルクが付加される別の例を、実施例2及び実施例3により説明する。
<実施例2>
実施例2による車両用操舵装置10Aは、図1に示される補助トルク機構60を、図3に示される補助トルク機構60Aに変更したことを特徴とする。変更に際し、ピニオン軸50を「第1ピニオン軸50」とし、ラックアンドピニオン機構25を「第1ラックアンドピニオン機構25」とする。他の構成については実施例1と同じ構成のため、同一符号を付し、その説明を省略する。
補助トルク機構60Aは、モータ63が発生した補助トルクを、ウォームギヤ機構64を介して第2ピニオン軸50Aに付加し、さらにこの第2ピニオン軸50Aから第2ラックアンドピニオン機構25Aに伝達するようにした機構である。第2ラックアンドピニオン機構25Aは、第2ピニオン軸50Aに形成された第2ピニオン25Aaと、ラック軸26に形成された第2ラック25Abとからなる。第1ラックアンドピニオン機構25のラック軸26は、第2ラックアンドピニオン機構25Aのラック軸を兼ねる。
実施例2の車両用操舵装置10Aは、2つのピニオン軸50,50Aによりラック軸26を往復運動させるため、デュアルピニオンアシスト式の車両用操舵装置と言われる。
実施例2による車両用操舵装置10Aは、実施例1による車両用操舵装置(図1、符号10)と同様の作用、効果を発揮する。
<実施例3>
実施例3による車両用操舵装置10Bにおいて、補助トルク機構60Bは、図1に示されるモータ63を図4に示されるモータ101に変更するとともに、図1に示されるウォームギヤ機構64を図4に示されるボールねじ機構102に変更したことを特徴とする。他の構成については、実施例1と同じ構成のため、同一符号を付し、その説明を省略する。
補助トルク機構60Bは、モータ101が発生した補助トルクを、ボールねじ102機構によってラック軸26に直接に付加する方式を採用している。モータ101のモータ軸101aは、ラック軸26を囲う中空軸によって構成されている。ボールねじ機構102は、ラック軸26のなかのラック25bを除いた部分に形成されたねじ部103と、ねじ部103に組み付けられたナット104と、ねじ部103とナット104との間に介在した多数のボール105とからなる、トルク伝達機構である。ナット104には、モータ軸101aが連結されている。
実施例3による車両用操舵装置10Bは、モータ101が発生した補助トルクをラック軸26に直接に付加するため、ラック軸アシスト式の車両用操舵装置と言われる。
実施例3による車両用操舵装置10Bは、実施例1による車両用操舵装置(図1、符号10)と同様の作用、効果を発揮する。
本実施例1,2及び3におけるトルク伝達機構の一部は簡略化することもできる。以下、詳細を実施例4,5及び6において示す。簡略化した構成以外の構成については、同一符号を付し、その説明を省略する。
<実施例4>
図5に示されるように、実施例4による車両用操舵装置10Cは、実施例1におけるピニオン軸(図1、符号50)の一部を構成する自在継手(図1、符号52,54)を含まない。ピニオン軸50Bは単一の丸棒のみからなる。また、連結機構30Aは、連結シャフト(図1、符号34)を有さず、連結シャフト32とこの連結シャフト両端に設けられる自在継手31,33とからなる。さらに、本実施例では、実施例1における連結機構(図1、符号30)とピニオン軸(図1、符号50)とを連結するギヤ機構(図1、符号40)は用いられず、連結機構30Aとピニオン軸50Bとは自在継手33を介して連結される。
以上のようにトルク構造を簡略化することにより、車両用操舵装置10Cを構成する部品点数を減らすことができ、コストの削減につながる。
<実施例5>
図6に示されるように、実施例5による車両用操舵装置10Dは、実施例2によるデュアルピニオンアシスト式の車両用操舵装置(図3、10A)について、実施例4による車両用操舵装置(図5、符号10C)と同様にトルク伝達機構の一部を簡略化したものであり、実施例4による車両用操舵装置(図5、符号10C)と同様の作用、効果を発揮する。
<実施例6>
図7に示されるように、実施例6による車両用操舵装置10Eは、実施例3によるラック軸アシスト式の車両用操舵装置(図4、符号10B)について、実施例4による車両用操舵装置(図5、符号10C)と同様にトルク伝達機構の一部を簡略化したものであり、実施例4による車両用操舵装置(図5、符号10C)と同様の作用、効果を発揮する。
本発明の車両用操舵装置は、乗用車に好適である。
10…車両用操舵装置
20…車両用転舵機構
21…ステアリングホイール
22…コラムシャフト
26…ラック軸
30…連結機構
31…第1の自在継手(自在継手)
32…第1の連結シャフト(連結シャフト)
33…第2の自在継手(自在継手)
34…第2の連結シャフト(連結シャフト)
50…ピニオン軸
60…補助トルク機構
61…操舵トルクセンサ(回転トルク検出手段)
63…電動モータ(補助トルク伝達部)

Claims (1)

  1. 運転者によって操舵されるステアリングホイールと、
    このステアリングホイールに一端が連結されているコラムシャフトと、
    このコラムシャフトに自在継手を介して連結される連結シャフトと、
    この連結シャフトに連結され、一部にピニオンが形成されているピニオン軸と、
    このピニオン軸のピニオンに噛み合うラックが形成され、車輪を転舵するラック軸と、
    前記運転者による操舵を補助するための補助トルクを発生させる補助トルク機構と、からなる車両用操舵装置において、
    前記補助トルク機構は、前記ステアリングホイールに加わった操舵トルクを検出する回転トルク検出手段と、この回転トルク検出手段が検知した操舵トルクに応じて補助トルクを前記ラック軸に伝える補助トルク伝達部と、からなり、
    前記ピニオン軸は、車幅中央において前後に向かって延び、
    前記回転トルク検出手段は、前記コラムシャフトに発生するトルクを検出し、
    前記補助トルク伝達部は、前記ピニオン軸又は前記ラック軸に補助トルクを付加することを特徴とする車両用操舵装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10766531B2 (en) 2018-08-31 2020-09-08 Cnh Industrial America Llc Steering sensor pin assembly

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