JP2016001542A - 端子付電線 - Google Patents

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Abstract

【課題】端子金具の剛性を確保しつつ芯線や熱収縮チューブの位置決めを安定して実現することができると共に、端子金具の大型化を招くことなく熱収縮チューブによる防食性も安定して確保することができる、新規な構造の端子付電線を提供すること。【解決手段】芯線14が絶縁被覆18で覆われた被覆電線12と、接続部20と、被覆電線12に圧着された被覆バレル部22と、芯線14が超音波溶接された芯線溶接部24を有する端子金具16と、芯線溶接部24と被覆バレル部22に装着された熱収縮チューブ38とを備え、接続部20と芯線溶接部24の間を延出する延出部34の幅方向全長に亘って延在して芯線14側に突出する突条部36が、延出部34の一部を切り起こすことなく突設されており、延出部34の底面42および両側面44,44と、突条部36の上端面46および両側面48,48に対して、熱収縮チューブ38が密着固定されているようにした。【選択図】図3

Description

本発明は、被覆電線の端末に端子金具が取り付けられてなる端子付電線に関するものである。
従来から、自動車等の電装系では、被覆電線の端末において露出された芯線に対して端子金具が圧着等により取り付けられてなる端子付電線が広く採用されている。端子付電線の端子金具は、例えば、実開平5−31130号公報(特許文献1)に記載されているように、先端側に設けられて相手方の端子に接続される接続部と、基端側に設けられて被覆電線の絶縁被覆の外周面に圧着される被覆バレル部と、それらの間に設けられて芯線に圧着される芯線バレル部を備えている。そして、防食の目的から、芯線バレル部と被覆バレル部の周囲には熱収縮チューブが装着されて加熱による熱収縮により密着固定されている。特に、接続部と芯線バレル部の間を延出する延出部には、切り起こしによる起立突起が設けられており、起立突起により芯線や熱収縮チューブの位置決めを行い、熱収縮チューブによる芯線バレル部の確実な被覆ができるようになっている。
ところで、近年の車両軽量化の要求に伴い、被覆電線の芯線を従来の銅や銅合金よりも軽量なアルミニウムやアルミニウム合金で構成した端子付電線の採用が拡大しつつある。ところが、芯線がアルミニウム等で形成された所謂アルミ電線を従来の端子金具に取り付ける場合、芯線バレル部における圧着による取り付けでは、芯線が芯線バレル部から抜け出るおそれがあり、芯線と端子金具の接続強度や信頼性が劣る場合があった。特に、アース用端子付電線等、比較的大径の被覆電線が端子金具に取り付けられる場合には、このような問題が顕著であり、芯線と端子金具を超音波溶接により取り付ける対策が取られている。
しかしながら、超音波溶接により芯線と端子金具を接続する際には、溶接時の高周波振動が端子金具に及ぼされることから、従来構造の如き切り起こしによる起立突起を設けた延出部に振動による応力が集中し、延出部に亀裂が生じる等の不具合が発生するおそれがあった。
また、銅や銅合金等の銅製の端子金具に対してアルミ電線を接続する異種金属接触の場合には、腐食が発生し易くなることから、より高度な防食が要求される。ところが、超音波溶接による溶接部分は、芯線バレル部による圧着部分に比べて端子金具からの突出高さが大きくなる傾向にある。それ故、熱収縮チューブと端子金具の間に隙間が生ずる可能性が大きくなることから、防食性の確保も難しくなる。かかる問題に対して、端子金具の溶接部分から接続部に至る延出部の長さを長く確保して、その分熱収縮チューブの長さ寸法を長くすることが提案されている。これにより、突出高さの大きな溶接部分から延び出す熱収縮チューブの端部を扁平な状態で延出部を挟んで密着することで、防食性を確保するものである。しかしながら、このような構造では、端子金具の大型化が避けられず、有効な対策とは言い難かった。
実開平5−31130号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、被覆電線の芯線が端子金具に超音波溶接される構造において、端子金具の剛性を確保しつつ芯線や熱収縮チューブの位置決めを安定して実現することができると共に、端子金具の大型化を招くことなく熱収縮チューブによる防食性も安定して確保することができる、新規な構造の端子付電線を提供することにある。
本発明の第一の態様は、芯線が絶縁被覆により覆われてなる被覆電線と、先端側に設けられて相手方の端子に接続される接続部と、基端側に設けられて被覆電線の絶縁被覆の外周面に圧着された被覆バレル部と、前記接続部と前記被覆バレル部の間に設けられて前記被覆電線の前記芯線が超音波溶接された芯線溶接部を有する端子金具と、前記芯線溶接部と前記被覆バレル部の周囲に装着された熱収縮チューブと、を備え、前記接続部と前記芯線溶接部の間を延出する延出部に対して、該延出部の幅方向全長に亘って延在して前記芯線側に突出する突条部が、前記延出部の一部を切り起こすことなく突設されており、前記延出部の底面および両側面と、前記突条部の上端面および両側面に対して、前記熱収縮チューブが密着固定されていることを特徴とする。
本態様によれば、端子金具の接続部と芯線溶接部の間を延出する延出部に対して、延出部の一部を切り起こすことなく突条部が突設されていることから、延出部に切り起こし用の切欠部や孔を設けることがない。従って、従来構造の如き切り起こしにより起立突起等を設ける場合に比して、延出部の剛性が確保されており、超音波溶接時の高周波振動により端子金具の延出部に応力が集中して亀裂等が生じるおそれを無くすことができる。それ故、芯線が端子金具に超音波溶接される端子金具に要求される剛性を十分且つ安定して確保することができる。なお、従来の起立突起により得られた芯線や熱収縮チューブの位置決め効果は、突条部により同様に得ることができる。
しかも、突条部は延出部の幅方向全長に亘って延在して芯線側に突出していることから、熱収縮チューブが加熱により収縮する際に、延出部の底面および両側面と、突条部の上端面および両側面に対して熱収縮チューブの内周面が、密着固定される。このように、延出部の幅方向全長に延びる突条部を利用することで、延出部の周囲で熱収縮される熱収縮チューブに対する端子金具の接触面積を、端子金具の延出部の全周において増大させることができる。それ故、熱収縮チューブの先端部を延出部の板厚方向両側から扁平状に密接させることのみに頼って防食性を確保する必要がなくなる。その結果、延出部の長さ寸法を熱収縮チューブの端部の密封性を確保するために長くする必要性を低減でき、端子の大型化を招くことなく、熱収縮チューブによる防食性を安定して確保することも可能となる。
なお、突条部は、端子金具とは別途形成して、端子金具の延出部に対して溶接により一体的に固着してもよいし、型成型により端子金具の延出部に一体成形してもよい。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に記載のものにおいて、前記突条部が、一定の矩形断面形状で前記延出部の前記幅方向全長に亘って延在しているものである。
本態様によれば、突条部が一定の矩形断面で延出部の幅方向全長に亘って設けられていることから、端子金具の延出部の突条部形成部位における、上下両面および両側面の面積をそれぞれ等しく確保することができる。それ故、延出部の突条部形成部位の周囲から収縮する熱収縮チューブの端子金具の突条部形成部位における密接を上下両面および両側面のそれぞれにおいて均等に確保でき、熱収縮チューブによる防水性を一層安定して実現することができる。
本発明の第三の態様は、前記第一又は第二の態様に記載のものにおいて、前記突条部が、前記延出部からの突出高さが、前記芯線の前記延出部からの突出高さの1/3〜2/3の範囲に設定されているものである。
本態様によれば、突条部の延出部からの突出高さが、芯線の延出部からの突出高さの1/3〜2/3の範囲に設定されていることから、熱収縮チューブによる防水性を一層安定して実現することができる。すなわち、1/3よりも小さいと、突条部による接触面積の増大効果を十分には得難く、2/3よりも大きいと、熱収縮チューブの収縮初期時から熱収縮チューブが突条部と当接してしまい、熱収縮チューブの収縮に伴って突条部との干渉により熱収縮チューブが破断するおそれがある。
本発明の第四の態様は、前記第一の態様に記載のものにおいて、前記被覆電線の前記芯線の端部が、前記突条部の表面に当接されているものである。
本態様によれば、芯線の端部が突条部の表面に当接されていることから、突条部を利用して芯線の端部の位置決めを確実に行うことができる。しかも、かかる当接状態で芯線が芯線溶接部に超音波溶接されていることから、芯線と突条部との超音波溶接による接合も可能であり、導通安定性の向上も併せて達成することができる。
本発明によれば、端子金具の接続部と芯線溶接部の間を延出する延出部に対して、延出部の一部を切り起こすことなく突条部が突設されていることから、従来構造の如き切り起こしにより起立突起等を設ける場合に比して、延出部の剛性が確保されており、超音波溶接時の高周波振動により端子金具の延出部に応力が集中して亀裂等が生じるおそれを無くすことができる。なお、従来の起立突起により得られた芯線や熱収縮チューブの位置決め効果は、突条部により同様に得ることができる。しかも、突条部は延出部の幅方向全長に亘って延在して芯線側に突出していることから、熱収縮チューブが加熱により収縮する際に、延出部の底面および両側面と、突条部の上端面および両側面に対して熱収縮チューブの内周面が、密着固定される。それ故、熱収縮チューブの先端部を延出部の板厚方向両側から扁平状に密接させることのみに頼って防食性を確保する必要がなくなるので、端子の大型化を招くことなく、熱収縮チューブによる防食性を安定して確保できる。
本発明の一実施形態としての端子付電線の熱収縮チューブによる被覆前を示す平面図。 図1に示す端子付電線の側面図。 図2に示す端子付電線の熱収縮チューブによる被覆後を示す側面図。 図3のIV−IV断面拡大図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1及び図2には、本発明の一実施形態としての端子付電線10の後述する熱収縮チューブ38による被覆前の状態が示されている。端子付電線10は、被覆電線12と、被覆電線12の端末に露呈された芯線14が超音波溶接された端子金具16とを含んで構成されている。なお、被覆電線12は、導体である銅やアルミニウムその他の金属線の複数を束ね合わせた芯線14が、エチレン系樹脂やスチレン系樹脂等の電気絶縁性を有する絶縁被覆18で覆われた構造とされている。理解を容易とするため、熱収縮チューブ38は仮想線で、また芯線14は撚線でなく単線で記載されている。さらに、以下の説明において、前方とは、図1中の上方、後方とは、図1中の下方、また上方とは、図2中の右方、下方とは、図2中の左方を言うものとする。
端子金具16は、先端側に設けられて図示しない相手方の端子に接続される接続部20と、基端側に設けられて被覆電線12の絶縁被覆18の外周面に圧着された被覆バレル部22と、接続部20と被覆バレル部22の間に設けられて被覆電線12の芯線14が超音波溶接された芯線溶接部24を含んで構成されている。なお、端子金具16は、導電性を有し且つプレス加工等の型成型が可能な種々の金属材料、例えば真鍮や銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等を用いて一体的に形成されている。
接続部20は、略矩形の平板形状を有していると共に、中央部分に略円形断面形状の貫通孔26が貫設されている。この貫通孔26は、図示しない相手方の端子に対して螺着される端子ボルトを挿通するために利用される。
被覆バレル部22は、長手状の略矩形平板形状を有し且つ被覆電線12の絶縁被覆18が載置される載置部28と、この載置部28の幅方向の両側縁部に設けられた一対の被覆電線加締め部30,30を含んで構成されている。一方、芯線溶接部24は、長手状の略矩形平板形状を有し且つ被覆電線12の芯線14が載置される載置部32を含んで構成されている。
加えて、端子金具16には、接続部20と芯線溶接部24の間を延出する略矩形平板形状の延出部34が設けられており、かかる延出部34の基端側には、一定の矩形断面形状で延出部34の幅方向全長に亘って延在して芯線14側に突出する突条部36が形成されている。突条部36の表面には、被覆電線12の芯線14の端部が当接されており、突条部36を利用して芯線14の端部の位置決めを確実に行うことができるようになっている。しかも、かかる当接状態で芯線14が芯線溶接部24に超音波溶接されていることから、芯線14と突条部36との超音波溶接による接合も可能であり、導通安定性の向上も併せて達成されている。また、突条部36の延出部34からの突出高さ:L1は、芯線14の端部の延出部34からの突出高さ:L2の1/3〜2/3の範囲に設定されている(図2参照)。なお、本実施形態では、突条部36は、別途形成して、端子金具16の延出部34に対して溶接により一体的に固着したものである。すなわち、突条部36は、延出部34の一部を切り起こすことなく構成されている。
次に、本実施形態の端子付電線10の製造方法について説明する。先ず、被覆電線12の端末側の絶縁被覆18を剥いで芯線14を露出させる。続いて、この被覆電線12の外周側に熱収縮チューブ38を遊挿して、端末よりも後方側(図1及び図2中、下側)に移動させておく。そして、芯線14が露出された被覆電線12の端末を突条部36の表面に当接するように位置決めして配設する。これにより、簡便且つ確実に、端子金具16の被覆バレル部22の載置部28に絶縁被覆18を載置でき、且つ芯線溶接部24の載置部32に芯線14が載置できる。
かかる状態下で、例えば特許文献(実開平5−23389)に示されるような公知の加締め装置を用いて、被覆電線加締め部30,30に加締め加工を施す。これにより、被覆電線加締め部30,30を備えた被覆バレル部22が塑性変形して、被覆電線12を外周面から包み込むようにして圧着される。
次に、芯線溶接部24の載置部32に載置された芯線14を、超音波溶接を用いて芯線溶接部24に溶接する。この結果、芯線14すなわち被覆電線12が端子金具16に対して電気的に接続される。
続いて、熱収縮チューブ38を被覆電線12に沿ってスライドさせ、突条部36が形成された延出部34の基端側と芯線溶接部24と被覆バレル部22の周囲を覆うように熱収縮チューブ38を被覆電線12に位置決めして装着する。この状態で、電熱器などの加熱手段を用いて熱収縮チューブ38を加熱する。
この結果、図3に示されているように、熱収縮チューブ38は熱収縮されて、被覆電線12の端末を載置部28,32とともに締め付ける。これに伴って溶融したホットメルト40は、熱収縮チューブ38の収縮力によって、延出部34の基端側と、芯線溶接部24と、被覆バレル部22に亘って広がってそれらと熱収縮チューブ38の間を密着する。しかも、加熱により溶融したホットメルト40は、粘度が低下して流動化しているので、上述した各部材との間に大きな隙間を空けることなく満遍なく埋めることができ、上述した各部材に対して液密状態で密着させることができる。これにより、図4に示されているように、延出部34の底面42および両側面44,44と、突条部36の上端面46および両側面48,48に対して、熱収縮チューブ38が密着固定されるようになっている。そして、熱収縮チューブ38のホットメルト40を冷却固化することにより、本実施形態の端子付電線10が完成する。
このような構造とされた端子付電線10によれば、突条部36が端子金具16すなわち延出部34と一体的に形成されていることから、従来構造の如き切り起こしにより起立突起等を設ける場合に比して、突条部36が形成された延出部34の剛性が確保されており、超音波溶接時の高周波振動により端子金具16の延出部34に応力が集中して亀裂等が生じるおそれを無くすことができる。なお、従来の起立突起により得られる芯線や熱収縮チューブに対する位置決め効果は、突条部36においても同様に得ることができる。
しかも、熱収縮チューブ38が熱収縮される際に、延出部34の底面42および両側面44,44と、突条部36の上端面46および両側面48,48に対して熱収縮チューブ38が密着固定されるようになっていることから、突条部36を利用して熱収縮チューブ38の先端部を液密状態で密封することができる。それ故、熱収縮チューブ38の先端部を延出部34の板厚方向両側から扁平状に密接させることのみに頼って防食性を確保する必要がなくなることから、延出部34の長さ寸法を短くすることが可能となり、端子金具16の大型化を防止できる。
また、突条部36が一定の矩形断面で延出部34の幅方向全長に亘って設けられていることから、端子金具16の延出部34の突条部36形成部位における、上下両面42,46、および両側面44,48の面積をそれぞれ等しく確保することができる。それ故、延出部34の突条部36形成部位の周囲から収縮する熱収縮チューブ38の端子金具16の突条部36形成部位における密接を上下両面42,46および両側面44,48のそれぞれにおいて均等に確保できることから、熱収縮チューブ38による防水性を一層安定して実現することができる。
加えて、突条部36の延出部34からの突出高さ:L1が、芯線14の端部の延出部34からの突出高さ:L2の1/3〜2/3の範囲に設定されていることから、熱収縮チューブ38による防水性を一層安定して実現することができる。すなわち、1/3よりも小さいと、突条部36によって熱収縮チューブ38の先端部を液密状態で密封することが困難となり、一方2/3よりも大きいと、熱収縮チューブ38の収縮初期時から熱収縮チューブ38が突条部36と当接してしまうことから、熱収縮チューブ38の収縮に伴って突条部36との干渉により熱収縮チューブ38が破断するおそれがあるのである。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、かかる実施形態における具体的な記載によって、本発明は、何等限定されるものでない。例えば、本実施形態では、突条部36は、端子金具16とは別途形成して、端子金具16の延出部34に対して溶接により一体的に固着されていたが、型成型によって端子金具16と一体的に形成されていてもよい。また、突条部36の表面には被覆電線12の芯線14の端部が当接されていたが、被覆電線12の芯線14の端部が突条部36の表面に対して隙間を隔てて配設されていてもよい。さらに、突条部36は、一定の矩形断面形状で延出部34の幅方向全長に亘って延在していたが、突条部36は延出部34の幅方向全長に亘って延在していればよく、断面形状が一定である必要はない。
10:端子付電線、12:被覆電線、14:芯線、16:端子金具、18:絶縁被覆、20:接続部、22:被覆バレル部、24:芯線溶接部、34:延出部、36:突条部、38:熱収縮チューブ、42:底面、44:側面、46:上端面、48:側面

Claims (4)

  1. 芯線が絶縁被覆により覆われてなる被覆電線と、
    先端側に設けられて相手方の端子に接続される接続部と、基端側に設けられて被覆電線の絶縁被覆の外周面に圧着された被覆バレル部と、前記接続部と前記被覆バレル部の間に設けられて前記被覆電線の前記芯線が超音波溶接された芯線溶接部を有する端子金具と、
    前記芯線溶接部と前記被覆バレル部の周囲に装着された熱収縮チューブと、
    を備え、
    前記接続部と前記芯線溶接部の間を延出する延出部に対して、該延出部の幅方向全長に亘って延在して前記芯線側に突出する突条部が、前記延出部の一部を切り起こすことなく突設されており、
    前記延出部の底面および両側面と、前記突条部の上端面および両側面に対して、前記熱収縮チューブが密着固定されている
    ことを特徴とする端子付電線。
  2. 前記突条部が、一定の矩形断面形状で前記延出部の前記幅方向全長に亘って延在している請求項1に記載の端子付電線。
  3. 前記突条部が、前記延出部からの突出高さが、前記芯線の前記延出部からの突出高さの1/3〜2/3の範囲に設定されている請求項1又は2に記載の端子付電線。
  4. 前記被覆電線の前記芯線の端部が、前記突条部の表面に当接されている請求項1に記載の端子付電線。
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