JP2016000185A - 刺激具 - Google Patents

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Abstract

【課題】組み付け作業性に優れる刺激具を提供すること。【解決手段】刺激具1は、コア10と、変位部20とを備える。変位部20は、コア10の外表14に変位可能に配設されている。変位部20は、コア10の外表40に固定される保持部23と、保持部23に変位可能に設けられるとともに外側表面21aを形成する頭部21と、を有する。保持部23及び頭部21は、互いに組み合わせることで一体化可能に構成されているとともに、コア10の外側からコア10に組み付けられるように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、刺激具に関する。
従来、掌握することにより、掌や指に刺激を与えるように構成された刺激具がある。例えば、特許文献1には、コアとその外表に外方に向けて付勢された複数の突起部とを備え、コアを掌握することにより各突起部が掌や指により付勢力に抗してコアの内方に変位するとともに、掌や指がその付勢力により押圧刺激を受けるように構成されたものが開示されている。かかる構成では、コイルばね等を用いて突起部を付勢している。
実開昭58−168361号公報
特許文献1に開示の上記構成では、複数の突起部やコイルばね等の複数の部材をそれぞれコアの内側から取り付けて、当該突起部を外側に突出させて組み付ける必要があることから、組み付け作業が煩雑となっている。そのため、組み付け作業性を向上するには改善の余地がある。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、組み付け作業性に優れる刺激具を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、コアと、
該コアの外表に配設される変位部と、
を備え、
上記変位部は、上記コアの外表に固定される保持部と、該保持部に変位可能に設けられるとともに外側表面を形成する頭部と、を有し、
上記保持部及び上記頭部は、互いに組み合わせることで一体化可能に構成されているとともに、上記コアの外側から上記コアに組み付けられるように構成されていることを特徴とする刺激具にある。
上記刺激具においては、変位部の頭部と保持部とが一体化可能、すなわちユニット化されている。これにより、予め頭部と保持部とを一体化した状態でコアに組み付けたり、予めコアに保持部を組み付けた状態で頭部を当該保持部に組み付けたりすることができるとともに、頭部及び保持部はコアの外側から組み付けることができるため、組み付け作業性に優れる。
以上のごとく、本発明によれば、組み付け作業性に優れる刺激具を提供することができる。
実施例1における、刺激具の正面図。 実施例1における、刺激具の上面図。 図2における、III-III線位置の断面図。 図2における、IV-IV線位置の断面図。 実施例1における、コアを分解した状態の断面図。 実施例1における、コアカバーを分解した状態の断面図。 図4における、変位部周辺の初期姿勢での一部拡大図。 図4における、変位部周辺の変位姿勢での一部拡大図。 (A)は実施例1における、ケース本体の上面図。(B)は実施例1における、ケース本体の側面図。 (A)は実施例1における、ケース蓋の上面図。(B)は実施例1における、ケース蓋の側面図。 (A)は実施例1における、ケース本体にケース蓋を取り付けた状態の上面図。(B)は実施例1における、ケース本体にケース蓋を取り付けた状態からさらにケース蓋を回動させた状態の上面図。(C)は実施例1における、ケース本体にケース蓋を取り付けた状態の側面図。 実施例1における、コアに保持部を取り付けた状態の断面図。 実施例1における、保持部を取り付けたコアにコアカバーを取り付けた状態の断面図。 実施例1における、保持部とコアカバーとを取り付けたコアに変位部の頭部及び脚部を取り付ける工程を表した断面図。 図14における変位部近傍の一部拡大図。 実施例2における、刺激具の正面図。 実施例2における、刺激具の上面図。 図17における、XVII-XVII線位置の断面図。 図17における、XVIII-XVIII線位置の断面図。 図18における、変位部周辺の初期姿勢での一部拡大図。 図18における、変位部周辺の変位状態での一部拡大図。 図18における、変位部周辺の変位状態での一部拡大図。 実施例2の変形例における、変位部周辺の初期姿勢での断面一部拡大図。 実施例2の更なる変形例における、変位部周辺の初期姿勢での断面一部拡大図。
上記コアには、少なくとも上記頭部が露出するように上記コアの外表を覆うコアカバーが設けられていることとすることができる。この場合には、コアの成形の際に外表に引け等が生じていた場合であっても、コアカバーによって外表を覆うことにより、外部から当該引け等が視認されにくくすることができ、意匠性に優れる。
上記頭部は、軸状の脚部を介して上記保持部に着脱可能に設けられていることが好ましい。この場合には、保持部を取り付けたコアの外表にコアカバーを取り付けた後、コアカバーの外側から頭部及び脚部を保持部に取り付けることができるため、コアカバーを取り付ける際にコアカバーと頭部及び脚部とが干渉することがなく、コアカバーの組み付け作業性に優れる。
上記コアカバーは、上記脚部が挿通される孔部を有しているとともに、該孔部の開口径は、上記脚部の外径よりも大きく、上記保持部の外径よりも小さいことが好ましい。この場合には、保持部がコアカバーの内側に位置するとともに、保持部の大部分がコアカバーによって覆われることとなる。そのため、保持部が外部から視認されにくくなり、外観が損なわれることを防止することができる。また、コアカバーにより保持部がコアの外方に移動することが規制されるため、万が一、保持部がコアから外れた場合であっても、保持部を含む変位部がコアから脱落することを防止できる。
上記保持部は、上記脚部に接続される接続部と、該接続部を上記コアの外方に向けて付勢する付勢部と、上記接続部を上記脚部とともに上記付勢部の付勢力に抗して移動可能に保持するケースと、を備え、上記ケースを介して上記コアの外表に取り付けられることとすることができる。この場合には、変位部の頭部及び脚部をコアの外方に向けて付勢した状態とすることができ、頭部及び脚部をコアの内方へ移動させた後に、当該付勢力に抗する力が解除されると、当該付勢力によって初期位置に戻すことができる。これにより、使用者は繰り返し使用する際に変位した変位部を復位させる手間がかからないため、使い勝手が良い。また、繰り返し使用する際の使用感が向上する。
上記接続部は上記脚部の先端を覆うように上記脚部に接続され、上記ケースは、内部に上記接続部が収納されるケース本体と、該ケース本体に取り付けられるケース蓋とからなり、該ケース蓋は上記脚部が挿通される挿通孔を有するとともに、該挿通孔を形成する壁部が上記脚部に接続された上記接続部を係止することとすることができる。この場合には、脚部の先端に接続された接続部がケース内から脱落することを、簡易な構成により防止することができ、複数の変位部を備える刺激具の構成の簡素化に寄与する。
上記付勢部は、上記ケース本体における上記ケース蓋に対向する内底面と上記接続部との間に介在された弾性部材からなることとすることができる。この場合には、簡易な構成で上記付勢力を発揮させることができる。
上記ケース蓋は、上記ケース本体に形成された本体係合部に係合する蓋係合部を有し、該蓋係合部は、上記ケース蓋を上記脚部の軸線を中心として周方向に回動して、上記本体係合部に係合されることとすることができる。この場合には、ケース蓋とケース本体とが周方向に係合して両者が固定されるため、脚部の軸線方向におけるケース蓋とケース本体との位置ズレを低減することができ、変位部の軸方向の移動量のばらつきを低減できる。
上記変位部は、変位に伴ってクリック感を生じるように発生させるように構成されていることとすることができる。この場合には、使用者は当該クリック感を得ることにより、変位部を確実に変位させたことを認識することができる。そして、変位部を繰り返し変位させたり、複数の変位部を一斉に変位させたりすることによって多数のクリック感が得られるとともに、当該多数のクリック感が相俟って楽しさと心地よい体感が使用者にもたらされることとなる。これにより、使用者に当該刺激具を繰り返し使用することを促すことができる。そして、使用者は当該刺激具を繰り返し掌握して指や掌によって変位部を繰り返し変位させたり、当該刺激具を首筋、肩、背中、四肢などの様々な部分に繰り返し押し当てて体の様々な部分によって変位部を繰り返し変位させたりすることで、指、掌、首筋、肩、背中、四肢などの体の様々な部分が効果的にマッサージされることとなる。
さらに、使用者は掌や指により変位部を繰り返し変位させる場合には、掌や指を介してクリック感や押圧感を繰り返し知覚することとなる。これにより、掌や指を介して使用者の脳に繰り返し刺激を与えることができる。その結果、使用者の脳の活性化を促す効果が奏される。
上記変位部は、上記変位に伴ってクリック音を発生するように構成されていることとすることができる。この場合には、変位部の変位によるクリック感をより強く認識させることができる。これにより、使用者は変位部の変位を確実に認識することができ、一層十分な体感を得ることができる。その結果、変位部を繰り返し変位させることによる楽しさと心地よい体感が一層向上し、使用者に当該刺激具を繰り返し使用することをさらに促すことができる。
上記ケース本体の内底面には、凹部が形成されていることとすることができる。この場合には、上記クリック感又はクリック音を生じやすくすることができる。その結果、変位部を繰り返し変位させることによる楽しさと心地よい体感が一層向上し、使用者に当該刺激具を繰り返し使用することをさらに促すことができる。
なお、本明細書において、クリック感とは、変位部が変位する際に、変位させる力に対する反力が一時的に急激に変化することによって生じる変位部等の振動や位置変化を操作者が認識するときの感覚をいう。例えば、指先で変位部を押圧して押し込んだときに操作者が指先に感じる振動や押し込み感をいう。
上記各変位部は、初期姿勢を維持する方向に付勢されているとともに、付勢力に抗して変位可能に構成されていることとすることができる。この場合には、変位部は、付勢力に抗して付与されていた力が解除されると、上記付勢力によって変位する前の姿勢である初期姿勢に戻る(すなわち、復位する)こととなる。これにより、使用者は変位させた変位部を復位させるには、変位部に付与していた力を解除するだけでよいため、変位部を復位させる手間がかからず、繰り返し使用する際の使い勝手が良い。そして、使用者は、変位部をリズミカルにテンポよく繰り返し変位させることができる。これにより、当該変位に応じてリズミカルで心地よいテンポのクリック感を連続的に体感することができ、繰り返し使用することによる楽しさと心地よい体感が一層向上することとなる。また、リズミカルで心地よいテンポのクリック感が得られることにより、使用者の脳の活性化を一層促す効果を奏する。
上記変位部は、上記付勢力により上記初期姿勢に復位することに伴ってクリック感を発生させるように構成されていることとすることができる。この場合には、使用者は、変位部を変位させたときのみならず、当該変位部が復位するときにもクリック感が得られることとなる。すなわち、使用者は一つの変位部の変位と復位により、クリック感が二回得られることとなる。これにより、変位部をさらにリズミカルにテンポよく繰り返し変位させることができるとともに、当該変位に応じてリズミカルで心地よいテンポのクリック感を一層連続的に体感することができる。その結果、繰り返し使用することによる楽しさと心地よい体感を一層向上することができる。また、当該クリック感を掌や指を介して体感することにより、使用者の脳の活性化を一層促す効果をさらに得ることができる。
上記各変位部は、外側表面を形成する頭部と、該頭部に取り付けられた軸状の脚部と、上記コアの外表に取り付けられるとともに、上記脚部を少なくとも上記コアの内方及び外方に向けて移動可能に保持する保持部と、を備えていることとすることができる。この場合は、変位部の頭部をコアの内方及び外方に向けて移動させることができる。そのため、頭部を押し込むように変位させることができる。その結果、使用者は変位部(頭部)を変位させたことを容易に認識することができる。
上記頭部は、円盤状の他、四角形等の多角形の角部を丸めた形状に形成されていることとすることができる。この場合には、頭部を尖形に形成する場合に比べて、変位部と掌や指との当接面積を広く確保しやすいため、使用者の掌や指に対する刺激が適度に和らげられることにより、繰り返し連続的に使用する場合にも使用者の負担が軽減される。さらに、使用者は上記頭部からの刺激を点ではなく面で受けることとなるため、心地よい体感を得ることができる。中でも、上記頭部は、円盤状に形成されていることが好ましい。この場合には、頭部を掌や指で押圧しやすくなり、使い勝手が向上する。
上記頭部は、上記初期姿勢における上記脚部の軸に対して傾斜するように変位可能に構成されていることとすることができる。この場合には、様々な方向から変位部を変位させることができるため、掌や指等により変位部を変位させやすくなり、使用感を向上することができる。
上記頭部は、上記保持部に対して回転可能なように設けられていることとすることができる。この場合には、様々な方向から力を付与して変位部を変位させる際に当該力が付与された方向に応じて頭部を回転させることができるため、当該変位時に使用者が引っ掛かりを感じることが低減される。その結果、使用感の更なる向上が図られる。
上記保持部には、上記脚部を上記初期姿勢を維持する方向に付勢する付勢部材が備えられていることとすることができる。この場合には、付勢部材による付勢力に抗して変位した変位部は、当該付勢力に抗する力が解除されることによって、確実に復位されることとなる。その結果、使用者は繰り返し使用する際に変位した変位部を復位させる手間がかからないため、使い勝手が良い。また、繰り返し使用する際の使用感が向上する。
上記刺激具における上記コアの構成は、上記各変位部が変位可能に配設される構成であれば、特に限定されない。上記コアは、中空であってもよいし中実であってもよい。例えば、上記刺激具の重量を調整するために、上記コアを中空に形成するとともにコアの厚さ(すなわち、外表と内腔面との距離)を所定の値に設定したり、上記コアの内部に所定の重量の重りを設けたりすることができる。また、上記コアは単一の部材から構成されることとしてもよいし、複数の部材から構成されることとしてもよい。
上記コアの外表のうち、上記複数の変位部が配設されていない部分は、上記複数の変位部の頭部における外側表面よりも上記コアの内方に位置している。これにより、使用者が当該刺激具を掌握したり、体の所定部分に押し当てたりしたときに、掌や指又は刺激具を押し当てた体の部分に変位部を確実に当接させることができるため、変位部を変位させやすくなり使用感が向上する。
上記コアの大きさは把持可能な大きさであることが好ましい。この場合には、当該刺激具を把持して使用することにより、指や掌へのマッサージ効果が得られやすい。上記コアの形状は、把持可能であれば角部を有する形状であっても構わないが、例えば、上記コアの外形を球状、楕円球状又はこれらを組み合わせた形状からなることとすることができる。この場合には、使用者が当該刺激具全体を掌握しやすくなり、使用感が向上する。
なお、コアカバーとは別に、当該刺激具の全部又は一部を覆うカバーを設けるとともに、当該カバーを介して上記複数の変位部を変位させることが可能なように構成してもよい。当該カバーは、容易に変形可能な材質からなることとすることができ、例えば、布製、ポリプロピレン製、ポリ塩化ビニル製、ナイロン製、シリコーン製とすることができる。例えば、袋状に形成したカバーの内部に刺激具を封入することにより、刺激具全部を当該カバーによって覆うことができる。また、例えば、テープ状に形成したカバーを刺激具の外表(複数の変位部)に張り付けることにより、当該カバーによって刺激具全部又は一部を覆うことができる。
(実施例1)
本例の実施例に係る刺激具につき、図1〜図15を用いて説明する。
刺激具1は、図3に示すように、コア10と、変位部20と、コアカバー30とを備える。
変位部20は、コア10の外表14に変位可能に配設されている。
変位部20は、コア10の外表14に固定される保持部23と、該保持部23に変位可能に設けられるとともに外側表面21aを形成する頭部21と、を有する。
保持部23及び頭部21は、互いに組み合わせることで一体化可能に構成されているとともに、コア10の外側からコア10に組み付けられるように構成されている。
なお、便宜的に、図1に示す側を上面側とし、反対側を下面側とする。そして、図2において、紙面上方向(図1における上面側の方向)をX1方向とし、紙面下側をX2方向とし、X1方向とX2方向とを合わせてX方向という。すなわち、図1は、図2においてX1方向側から見た図に相当する。また、図2において、X方向(X1方向及びX2方向)に垂直な紙面左右方向をY方向とする。また、図7、図8(A)、図8(B)において、コア10の径方向をZ方向とし、コア10の内側から外側に向かう方向を外方Z1とし、コア10の外側から内側に向かう方向を内方Z2とする。さらに、図7、図8(A)、図8(B)において、コア10の外表14の周方向をRとする。
以下、本例の刺激具1について、詳述する。
図5に示すように、コア10は、略半球状の第1コア11及び第2コア12からなる。第1コア11及び第2コア12は互いの球状面を外側にして対向して設けられている。第1コア11には、第2コア12との対向面に内側凹部111が形成されている。第1コア11には、外側(外表14側)と内側凹部111とを連通するネジ孔112が形成されている。第2コア12には、第1コア11との対向面に内側凹部121が設けられており、内側凹部121の中央にはボス122が設けられている。図4に示すように、ボス122は内側凹部111内に位置して、ネジ孔112を介してネジ123が螺入されており、第1コア11と第2コア12とが接合されている。なお、第1コア11と第2コア12との位置決めは、図3に示す、第1コア11に設けられた位置決め凹部113と、第2コア12に設けられた位置決め凸部123とが係合することにより行われている。第1コア11と第2コア12との間に形成される内側凹部111、121には、円柱状の金属製の重り13が収納されている。刺激具1全体の重量は、重り13の重量を調整することにより適宜調整することができる。刺激具1全体の重量は、例えば90g〜130gとすることができ、更には105〜110gが好ましく、本例では105gである。
図5に示すように、コア10の外表14には、複数の凹部15が形成されている。凹部15は断面形状が外側に広がる台形状に形成されている。各凹部15にはそれぞれ変位部20が一つ設けられている。
刺激具1は、本例では、図2に示すように、X1方向端部領域A1、X1方向中間領域A2、中央領域A3、X2方向中間領域A4及びX2方向端部領域A5に、それぞれ仮想的に区画されている。X1方向端部領域A1及びX2方向端部領域A5には、それぞれ3個の変位部20が設けられており、X1方向中間領域A2及びX2方向中間領域A4にはそれぞれ8個の変位部20が設けられている。また、中央領域A3には10個の変位部20が設けられている。すなわち、本例では、変位部20は全体で32個設けられている。
そして、図7に示す初期姿勢(すなわち、刺激具1の外部から変位部20に力が付与されていない状態)において、変位部20は、コア10の外表14からコア10の外方Z1へ突出している。変位部20は、外側表面21aを形成する頭部21と、該頭部21に取り付けられた軸状の脚部22と、コア10の外表14に取り付けられるとともに、脚部22をコア10の内方Z2及び外方Z1に向けて移動可能に保持する保持部23と、を備える。
各変位部20が変位する前の状態において、各変位部20の外側表面21aが球面に沿うように形成されている。当該球面の直径は50.0mm〜65.0mmとすることができ、本例では58.0mmである。
頭部21は、図1に示すように、円盤状に形成されている。頭部21の直径d0(図7参照)は、例えば10.0mm〜20.0mmとすることができ、本例では14.2mmである。頭部21は真鍮製又は樹脂製とすることができる。頭部21が樹脂製である場合には、その表面には金属メッキを形成することができる。本例では、頭部21は樹脂製であって、その表面にクロムメッキが形成されている。各頭部21の重量は、例えば0.5g〜4.0gとすることができ、本例では1.0gである。図5に示すように、頭部21の外側表面21aは、コア10の外方(図5におけるZ1方向)に緩やかに膨出しているとともに、図1に示すように、複数の三角形の面を組み合わせたダイヤカットが施されている。なお、図5に示すように、当該複数の三角形の各面は、隣接する面となだらかにつながるように各面の縁部がわずかに曲面となっている。頭部21の外側表面21aと反対側には脚部22が取り付けられている。なお、外側表面21aの角部21dは面取りされて湾曲面となっている。角部21dは例えば、後述の接続軸221の軸Lを通る断面における形状が、曲率半径28.5mm〜28.7mmの曲線を成すように形成することができ、本例では、曲率半径28.5mmの曲線を成している。
図7に示すように、本例では、頭部21は軸状の脚部22を介して保持部23に着脱可能に取り付けられている。脚部22は、略円柱状を成しており、一端22aに圧入軸部223が形成されており、他端22bに係合突起224が形成されている。圧入軸部223は頭部21の裏面に形成された圧入凹部21bに圧入されている。係合突起224は脚部22の周面に径方向外側に突出して形成されている。
保持部23は、接続部234と、接続部234を収納するケース235を有する。接続部234は脚部22の先端(他端22b)を覆うように脚部22に接続されている。接続部234は、カップ状を成しており、その内周面に係合突起224が係合する係合凹部234aが形成されている。ケース235は内部に接続部234が収納されるケース本体236と、ケース本体236に取り付けられるケース蓋237とからなる。ケース蓋236は脚部22が挿通される挿通孔238を有している。挿通孔238の開口径は、脚部22の他端22b側の外径よりも若干大きく接続部234の外径よりも小さい。そして、接続部234に脚部22の他端が挿通孔238に挿通されて、接続部234に挿入されることにより、係合突起224が係合凹部234aに係合して脚部22の他端22bに接続部234が取り付けられる。挿通孔238を形成する壁部238aは、脚部22に接続された接続部234を係止している。ケース本体236の内底面236aには、凹部236cが形成されている。凹部236cと対向する接続部234の外側底部にはわずかに突出形成された底部突出部234bが設けられている。
凹部236cと底部突出部234bとの間には付勢部としての弾性部材であるドーム状の板ばね24が設けられている。板ばね24は金属板からなり、円盤形のドーム形状を成している。自然状態においては、その中央部24aが接続部234側に突出するように緩やかに湾曲している。そして、板ばね24の中央部24aは、接続部234の底部突出部234bに当接しているとともに、底部突出部234bから板ばね24に向けて押圧力を受けており、板ばね24はこれに対する反力によって底部突出部234bをコア10の外方Z1側に付勢している。
ケース235のケース本体236は、図9(A)に示すように、一対の羽根部239を有する。一対の羽根部239はケース本体236の径方向外側にそれぞれ反対側に突出している。図9(B)に示すように、一対の羽根部239はケース本体236の外方Z1の端部に設けられている。羽根部239の内方Z2には、係合突起239aがそれぞれ形成されている。
一方、ケース235のケース蓋237は、図10(A)に示すように、外周部に一対の切り欠き237aが形成されている。切り欠き237aを形成する一方の壁面237bからこれと対向する他方の壁面237cに向かって延びる顎部240が形成されている。顎部240と壁面237cとの間の距離W2には、羽根部239(図9(A)参照)の幅W1よりも若干大きくなっている。図10(B)に示すように、顎部240の外方Z1には係合突起239aと係合する係合凹部240aが形成されている。
ケース蓋237をケース本体236に取り付ける際には、まず、図11(A)に示すように、切り欠き237aのうち顎部240が形成されていない部分241と羽根部239とが重なるようにケース本体236の外方Z1にケース蓋237を載置する。その後、ケース蓋237を顎部240が延出する側の周方向(図11(A)において矢印R1で示す方向)に回動させる。これにより、顎部240が羽根部239の下側Z1に入り込むことにより、係合突起239aと係合凹部240aとが係合する。これにより、ケース蓋237がケース本体236に取り付けられる。
コア10には、少なくとも頭部21が露出するようにコア10の外表40を覆うコアカバー30が設けられている。コアカバー30は、図6に示すように、内周面がコア10(図3参照)の外形に沿うように形成された半球ドーム状の第1コアカバー30aと、半球ドーム状の第2コアカバー30bとからなる。第1コアカバー30a及び第2コアカバー30bには、凹部15(図3参照)に対向する位置に孔部31がそれぞれ形成されている。第1コアカバー30aにおける第2コアカバー30b側の端部の全域は、第1コアカバー30aの他の部分に比べて厚さが約半分となるように第1コアカバー30aの内側から切り欠かれて薄肉に形成された第1薄肉部32が設けられている。第1薄肉部32には、内側に突出する内側突出部32aが形成されている。一方、第2コアカバー30bにおける第1コアカバー30a側の端部の全域は、第2コアカバー30bの他の部分に比べて厚さが約半分となるように第2コアカバー30bの外側から切り欠かれて薄肉に形成された第2薄肉部33が設けられている。第2薄肉部33の外側には内側突出部32aが係合する係合溝(図示せず)が形成されている。第1コアカバー30aの内側面には、コア10(図3参照)に向かって突出する位置決め突起34が形成されている。
なお、本例ではコアカバー30は、第1コアカバー30aと第2コアカバー30bとの二つに分割されてなることとしたが、これに限定されず、3つ以上に分割してもよい。分割する形状などは成形性、取り扱いやすさ、組み付け作業性などを考慮して適宜決定できる。
図3、図4に示すように、コアカバー30の孔部31には脚部22が挿通されている。
そして、変位部20の一部である頭部21は、コアカバー30の外側に位置して外部に露出しているとともに、変位部20の一部である保持部23は、コアカバー30の内側に位置している。本例では、図7に示すように、孔部31の開口径(孔部31を形成する壁面31cの径)d1は、保持部23の外径d2よりも小さく、脚部22の外径d3よりも大きい。
次に本例の刺激具1の組み付け態様について説明する。
まず、図12に示すように、内側凹部111、121に重り13を収納するように第1コア11と第2コア12とをネジ112で固定した後、各凹部15に保持部23を取り付ける。保持部23は、ケース235におけるケース本体236の外側底面236bが、凹部15の内底部15bに接着剤により固定されている。そして、図12に示すように、複数の保持部23がすべて凹部15に取り付けられる。凹部15の外表は、保持部23はコア10の外表14と略面一となっている。
その後、コアカバー30が取り付けられる。コアカバー30は、図6に示すように、内周面がコア10(図12参照)の外形に沿うように形成された半球ドーム状の第1コアカバー30aと、半球ドーム状の第2コアカバー30bとからなる。第1コアカバー30a及び第2コアカバー30bには、凹部15(図3参照)に対向する位置に孔部31がそれぞれ形成されている。そして、図13に示すように、保持部23が取り付けられた状態のコア10(図12参照)の外表14を覆うようにコア10に取り付けられる。
そして、図13に示すように、コア10への組み付け時には、第1薄肉部32の内側に第2薄肉部33が重なるとともに、図6に示す内側突出部32aが係合溝33aに係合することにより、第1コアカバー30a及び第2コアカバー30bとコア10とが互いに固定される。なお、第1コアカバー30aの内側面に設けられた位置決め突起34(図6参照)が、コア10の外表14に形成された嵌入凹部(図示せず)に嵌入してコア10に対する第1コアカバー30aの位置決めがなされる。第2コアカバー30bは内側突出部32aが係合溝33aに係合することにより位置決めがなされている。
その後、図14、図15に示すように、頭部21が取り付けられた脚部22が、コアカバー30の外側から保持部23を介してコア10の外表14に取り付けられる。図15に示すように、脚部22の外径d2は、孔部31の開口径d1よりも小さいため、脚部22をコアカバー30の外側から矢印Pの方向に孔部31に挿通させる際に、脚部22が孔部31を形成する壁面31cに干渉することが防止される。そして、孔部31に挿通された脚部22の他端22bに形成された係合突起224が保持部23に設けられた係合凹部234aに係合することにより、図3、図4に示すように、脚部22及び頭部21が変位可能に取り付けられることとなる。
以上のように、コア10、変位部20及びコアカバー30が組み付けられて、刺激具1が形成される。
図8(A)に示すように、使用者によって頭部21がコア10の内方Z2側に押圧されると、脚部22を介して接続部234が板ばね24の中央部を押圧することとなる。そして、板ばね24の中央部24aが内方Z2側に反転変形することとなる。板ばね24の反転変形に要する押圧力の閾値は、例えば1.0N〜6.0Nとすることができ、本例では、2.5Nとしている。そして、板ばね24の中央部24aが反転変形することにより、押圧力に対する反力として接続部234を外方Z1側に付勢していた付勢力が一時的に急激に低下することとなる。これにより、頭部21が内方Z2側に所定量変位することに伴って、使用者にクリック感(いわゆるタクティルフィーリング)を感じさせることができる。
上記頭部21が内方Z2側に変位する変位量(ストローク)は、適宜設定することができ、例えば、0.1mm〜2.0mm、好ましくは、0.1mm〜1.0mmとすることができ、本例では0.2mmである。
なお、当該ストロークを大きくしたい場合には、接続部234と板ばね24との間に、つる巻ばねやゴム部材などの弾性部材を介在させることにより頭部21のストロークを大きくすることができる。この場合には、接続部234と板ばね24とを離隔させる方向に両者を付勢する当該弾性部材が頭部21の内方Z2側に変位に伴って圧縮変形することにより、接続部234が板ばね24を直接的に又は弾性部材を介して間接的に押圧するように構成することができる。そして、当該弾性部材の圧縮変形量を適宜設定することにより、頭部21のストロークを調整することができる。
頭部21が内方Z2側に変位された後、上記押圧力を解除すると、板ばね24からの付勢力により、頭部21は元の位置に復位する。そして、板ばね24の中央部24aは反転状態から元の状態に戻るときに、接続部234を外方Z1側に付勢する付勢力が一時的に急激に上昇する。これにより、頭部21が外方Z1側に復位することに伴って、使用者にクリック感を感じさせることができる。
さらに、付勢部材としての板ばね24は、自然状態から反転変形する際及び反転状態から自然状態に戻るように再度反転変形する際に、当該再度の反転変形に起因する振動によって変形音が生じる。これにより、頭部21がコア10の内方Z2側へ変位する際及び頭部21がコア10の外方Z1側へ復位する際にクリック感とともに、クリック音を呈する。
また、本例では、上述の如く、接続部234がケース235内に保持されており、図8(B)に示すように、初期姿勢(図7に示す状態)における脚部22の軸Lに対して脚部22及び接続部234が傾斜することが許容されている。これにより、頭部21の縁部21cに内方Z2に向かう押圧力が付与された場合であっても、頭部21及び脚部22は、コア10の周方向Rの内、押圧力が付与された側に傾斜した状態で内方Z2側に変位することができる。このとき、接続部234の外方Z1側の隅部234cが挿通孔283を形成する壁部の内方Z2側の壁面283aに当接して、てこの原理で接続部234の底部突出部234bが板ばね24を押圧する。頭部21が傾斜していない状態から傾斜した状態となるときの縁部21cの周方向Rにおける変位量tは、例えば0.5mm〜1.5mmとすることができ、本例では0.8mmである。そして、隣り合う変位部20の頭部21が接触しないように、隣り合う変位部20の頭部21同士の距離は2.0mm以上確保されている。
脚部22は接続部234を介して保持部23に保持されており、接続部234はケース235内において脚部22の軸心を中心に回転可能となっているため、脚部22に接続された頭部21は回転可能となっている。
本例の刺激具1においては、変位部20の頭部21と保持部23とが一体化可能、すなわちユニット化されている。これにより、予めコア10に保持部23を組み付けた状態で頭部21を保持部23に組み付けることができるとともに、頭部21及び保持部23はコア10の外側から組み付けることができるため、組み付け作業性に優れる。
なお、本例ではコアカバー30を備えることとしたが、コアカバー30を備えないこととしてもよい。かかる場合には、予め頭部21と保持部23とを一体化した状態でコア10に組み付けることができる。この場合には予め一体化しているため、組み付け作業性が一層向上する。
本例では、コア10には、少なくとも頭部21が露出するようにコア10の外表40を覆うコアカバー30が設けられている。これにより、コア10の成形の際に外表40に引け等が生じていた場合であっても、コアカバー30によって外表40を覆うことにより、外部から当該引け等が視認されにくくすることができ、意匠性に優れる。
本例の刺激具1においては、変位部20における複数の孔部31から露出する部分の少なくとも一部(本例では、頭部21及び脚部22)は、コアカバー30の外側から取り付けられるため、コアカバー30をコア10に取り付ける際に、コアカバー30の孔部31を形成する壁面31cと変位部20とが干渉することが防止される。これにより、コアカバー30の組み付け作業性が良い。また、本例の刺激具1はコアカバー30を備えることにより、コア10の外表14や変位部20の保持部23を覆うことができるため、外観が損なわれることが防止されて、意匠性に優れる。
本例では、変位部20は、外側表面を形成する頭部21と、頭部21に設けられた軸状の脚部22と、コア10の外表14に取り付けられるとともに、脚部22を少なくともコア10の内方Z1及び外方Z2に向けて移動可能に保持する保持部23と、を有する。そして、保持部23は、コアカバー30よりもコア10の内方Z1に位置しており、頭部21と脚部22は孔部31から露出するとともに、コアカバー30の外側から保持部23に取り付けられる。これにより、保持部23が取り付けられコア10の外表14に、コアカバー30を取り付けた後、コアカバー30の外側から頭部21及び脚部22を保持部23に取り付けることができるため、コアカバー30を取り付ける際にコアカバー30と頭部21及び脚部22とが干渉することがなく、コアカバー30の組み付け作業性に一層優れる。
本例では、コアカバー30は、脚部22が挿通される孔部31を有しているとともに、孔部31の開口径d1は、脚部22の外径d3よりも大きく、保持部23の外径d2よりも小さい。これにより、保持部23がコアカバー30の内側に位置するとともに、保持部23の大部分がコアカバー30によって覆われることとなる。そのため、保持部23が外部から視認されにくくなり、外観が損なわれることを防止することができる。また、コアカバー30により保持部23がコア10の外方Z1に移動することが規制されるため、万が一、保持部23がコア10から外れた場合であっても、保持部23を含む変位部20がコア10から脱落することを防止できる。
本例では、保持部23は、脚部22に接続される接続部234と、接続部234をコア10の外方Z1に向けて付勢する付勢部24と、接続部234が脚部22とともに付勢部24の付勢力に抗して移動可能に保持するケース235と、を備え、ケース235を介してコア10の外表14に取り付けられている。これにより、変位部20の頭部21及び脚部22をコア10の外方Z1に向けて付勢した状態とすることができ、頭部21及び脚部22をコア10の内方Z2へ移動させた後に、付勢力で初期位置に戻すことができる。これにより、繰り返し変位させることが容易となり、使い勝手が向上する。
本例では、接続部234は脚部22の先端(他端22b)を覆うように脚部22に接続されている。そして、ケース235は、内部に接続部234が収納されるケース本体236と、ケース本体236に取り付けられるケース蓋237とからなり、ケース蓋237は脚部22が挿通される挿通孔238を有する。挿通孔238を形成する壁部238aが脚部22に接続された接続部234を係止している。これにより、脚部22の他端22bに接続された接続部234がケース235内から脱落することを、簡易な構成により防止することができ、複数の変位部20を備える刺激具1の構成の簡素化に寄与する。
本例では、付勢部24は、接続部234とケース本体236におけるケース蓋237と対向する内底部236aとの間に介在された弾性部材からなることとすることができる。この場合には、簡易な構成で上記付勢力を発揮させることができる。
ケース蓋237は、ケース本体236に形成された本体係合部としての羽根部239に係合する蓋係合部としての顎部240を有する。そして、蓋係合部(顎部240)は、ケース蓋237を脚部22の軸線Lを中心として周方向R1に回動して、本体係合部(羽根部239)に係合されることとすることができる。ケース蓋237とケース本体236とが周方向に係合して両者が固定されるため。脚部22の軸線方向(すなわち、Z方向)におけるケース蓋とケース本体との位置ズレを低減することができ、変位部20のZ方向の移動量のばらつきを低減できる。
なお、本例では、本体係合部としての羽根部239及び蓋係合部としての顎部240はそれぞれ2個ずつ備えられることとしたが、これに限らずそれぞれ3個ずつ以上備えていてもよい。
本例では、変位部20は、変位に伴ってクリック感を生じるように発生させるように構成されている。そのため、使用者は当該クリック感を得ることにより、変位部20を確実に変位させたことを認識することができる。そして、変位部22を繰り返し変位させたり、複数の変位部20を一斉に変位させたりすることによって多数のクリック感が得られるとともに、当該多数のクリック感が相俟って楽しさと心地よい体感が使用者にもたらされることとなる。これにより、使用者に当該刺激具1を繰り返し使用することを促すことができる。そして、使用者は当該刺激具1を繰り返し掌握して指や掌によって変位部20を繰り返し変位させたり、当該刺激具1を首筋、肩、背中、四肢などの様々な部分に繰り返し押し当てて体の様々な部分によって変位部を繰り返し変位させたりすることで、指、掌、首筋、肩、背中、四肢などの体の様々な部分が効果的にマッサージされることとなる。
さらに、使用者は掌や指により変位部20を繰り返し変位させる場合には、掌や指を介してクリック感や押圧感を繰り返し知覚することとなる。これにより、掌や指を介して使用者の脳に繰り返し刺激を与えることができる。その結果、使用者の脳の活性化を促す効果が奏される。
本例では、変位部20は、変位に伴ってクリック音を発生するように構成されている。これにより、変位部20の変位によるクリック感をより強く認識させることができる。これにより、使用者は変位部20の変位を確実に認識することができ、一層十分な体感を得ることができる。その結果、変位部20を繰り返し変位させることによる楽しさと心地よい体感が一層向上し、使用者に当該刺激具1を繰り返し使用することをさらに促すことができる。
本例では、ケースの内底面236aには、凹部236cが形成されている。これにより、クリック感又はクリック音を生じやすくすることができる。その結果、変位部20を繰り返し変位させることによる楽しさと心地よい体感が一層向上し、使用者に当該刺激具1を繰り返し使用することをさらに促すことができる。
また、本例では、頭部21は、円盤状に形成されている。これにより、頭部21を掌や指で押圧しやすくなり、使い勝手が向上する。また、頭部21を尖形に形成する場合に比べて、変位部20と掌や指との当接面積を広く確保しやすいため、使用者の掌や指に対する刺激が適度に和らげられることとなり、繰り返し連続的に使用する場合にも使用者の負担が軽減される。さらに、使用者は頭部21からの刺激を点ではなく面で受けることとなるため、心地よい体感を得ることができる。
なお、本例では、頭部21の径d0は脚部22の径d3よりも大きいが、これに限定されず、例えば、頭部21の径d4は脚部22の径d3と同じ大きさであってもよい。
また、本例では、頭部21と脚部22とが別体で形成されていることとしたが、これに替えて、頭部21と脚部22とが一体で形成されていることとしてもよい。
なお、本例では、付勢部としてドーム状の板ばね24を使用したがこれに限らず、皿ばね、コイルばね、つる巻ばね、ゴムなどの弾性体を用いることができる。また、弾性体以外にも、変位部20を図7に示す初期姿勢を維持する方向に付勢することが可能であれば、付勢部として使用してもよい。
また、本例の変位部20の脚部22及び保持部23の代わりに、タクトスイッチやシーソー型スイッチなどのスイッチ機構を採用することができる。例えば、脚部22及び保持部23の代わりに、タクトスイッチを使用することができる。タクトスイッチとして、皿ばねなどの反転板を備えるメカニカル接点タイプ(反転型金属接点タイプ)であるタクティルプッシュスイッチを採用することができ、例えば、アルプス電気株式会社製のSKHHシリーズ(SKHHAL、SKHHAQ、SKHHCQ、SKHHCR)を採用することができる。タクトスイッチは、脚部としてのプランジャ、保持部としてのケース、付勢部材として皿ばねを備える。この場合も、クリック感及びクリック音を呈する。
なお、タクトスイッチには接続端子が備えられるが、本変形例では、他の部材とは電気的には接続されていない。したがって、プランジャを押圧しても、タクトスイッチの接点は何ら電気的に接続されるものではない。なお、両者を電気的に接続する場合は、タクトスイッチを温熱や通電、音等の機能を制御するスイッチとして用いても良い。
なお、本例では、コアカバー30の孔部31の開口径d1を保持部23の外径d2よりも小さくしたが、開口径d1を保持部23の外径d2よりも大きくするとともに、コアカバー30をコア10に外表14に取り付けた後、孔部31を介してコアカバー30の外側から保持部23を取り付けることとしてもよい。
また、本例では、保持部23は接着剤によりコア10に取り付けられているが、これに替えて、保持部23がコア10に係合するように構成された係合機構を備え、当該係合機構により保持部23がコア10に取り付けられることとしてもよい。当該係合機構は、特に限定されず、公知の構成を採用することができる。また、保持部23及びコア10の一方にねじを設けるとともに他方にねじ孔を設けて、保持部23とコア10とが互いに螺合するようにして、保持部23がコア10に取り付けられることとしてもよい。
以上のごとく、本例によれば、組み付け作業性に優れる刺激具1を提供することができる。
なお、上述した刺激具1に備えられる、頭部21及び脚部22を変位可能に保持する保持部23は、この部分のみを保持装置として、刺激具とは分離して供給することが可能である。この場合においては、変位部を有しないものに当該保持装置を利用することにより、変位部を備える刺激具に改良することができる。
この保持装置を以下に開示する。
(1) 変位部に備えられる軸状の脚部に接続可能に構成された接続部と、該接続部を所定方向に向けて付勢する付勢部と、該接続部を上記脚部とともに上記付勢部の付勢力に抗して移動可能に保持するケースと、を備えることを特徴とする保持装置。
(2) 上記接続部は上記脚部の先端を覆うように上記脚部に接続され、上記ケースは、内部に上記接続部が収納されるケース本体と、該ケース本体に取り付けられるケース蓋とからなり、該ケース蓋は上記脚部が挿通される挿通孔を有するとともに、該挿通孔を形成する壁部が上記脚部に接続された上記接続部を係止することを特徴とする(1)に記載の保持装置。
(3) 上記付勢部は、上記接続部と上記ケース本体における上記ケース蓋と対向する内底面との間に介在された弾性部材からなることを特徴とする(2)に記載の保持装置。
(4) 上記ケース蓋は、上記ケース本体に形成された本体係合部に係合する蓋係合部を有し、該蓋係合部は、上記ケース蓋を上記脚部の軸線を中心として周方向に回動して、上記本体係合部に係合されることを特徴とする(2)又は(3)に記載の保持装置。
上記(1)に記載の保持装置においては、脚部をコアの外方に向けて付勢した状態とすることができ、脚部をコアの内方へ移動させた後に、当該付勢力で初期位置に戻すことができる。これにより、変位部を繰り返し変位させることが容易となり、変位部を使い勝手良く保持することができる。
上記(2)に記載の保持装置においては、脚部の先端に接続された接続部がケース内から脱落することを、簡易な構成により防止して、変位部を確実に保持できる。
上記(3)に記載の保持装置においては、簡易な構成で上記付勢力を発揮させることができるとともに、変位部を確実に保持できる。
上記(4)に記載の保持装置においては、ケース蓋とケース本体とが周方向に係合して両者が固定されるため、脚部の軸線方向におけるケース蓋とケース本体との位置ズレを低減することができ、変位部の軸方向の移動量のばらつきを低減して、変位部を確実に保持できる。
(実施例2)
実施例2に係る刺激具につき、図16〜図24を用いて説明する。
本例の刺激具100は、図16に示すように、コア10と、コア10の外表14に変位可能に配設された複数の変位部20と、を備え、各変位部20は変位に伴ってクリック感を発生するように構成されている。
なお、便宜的に、図16に示す側を上面側とし、反対側を下面側とする。そして、図17において、紙面上方向(図16における上面側の方向)をX1方向とし、紙面下側をX2方向とし、X1方向とX2方向とを合わせてX方向という。すなわち、図16は、図17においてX1方向側から見た図に相当する。また、図17において、X方向(X1方向及びX2方向)に垂直な紙面左右方向をY方向とする。また、図20において、コア10の径方向をZ方向とし、コア10の内側から外側に向かう方向を外方Z1とし、コア10の外側から内側に向かう方向を内方Z2とする。さらに、図20において、コア10の外表14の周方向をRとする。
以下、本例の刺激具100について、詳述する。
図19に示すように、コア10は、半球状の第1コア11及び第2コア12からなる。第1コア11及び第2コア12は互いの球状面を外側にして対向して設けられている第1コア11における第2コア12との対向面には複数の嵌合凹部11a(図18参照)が形成されているとともに、第2コア12における第1コア11との対向面には、嵌合凹部11aにそれぞれ嵌合する複数の嵌合凸部12a(図18参照)が形成されている。嵌合凹部11aに複数の嵌合凸部12aが嵌合されることにより、コア10は略球状に形成されている。コア10は中空状に形成されて中空部10aを有している。中空部10aには図18、図19に示すように円柱状の金属製の重り13が収容されている。刺激具100全体の重量は、重り13の重量を調整することにより適宜調整することができる。刺激具100全体の重量は、例えば90g〜130gとすることができ、更には105〜110gが好ましく、本例では105gである。
コア10の外表は、図17に示すように、X1方向端部領域A1、X1方向中間領域A2、中央領域A3、X2方向中間領域A4及びX2方向端部領域A5に、それぞれ仮想的に区画されている。X1方向端部領域A1及びX2方向端部領域A5には、それぞれ3個の凹部15が形成されており、X1方向中間領域A2及びX2方向中間領域A4にはそれぞれ8個の凹部15が形成されている。また、中央領域A3には10個の凹部15が形成されている。各領域A1〜A5の個々の領域内において隣り合う凹部15の間隔は、等間隔であるが、各領域A1〜A5において他の領域との間で隣り合う凹部15の間隔は、等間隔になっていない。
図16、図18に示すように、コア10の外表14には、複数の凹部15が形成されている。凹部15はそれぞれ有底のすり鉢状に形成されている。図18に示すように、凹部15の底部の中央には、コア10の中空部10aに連通する貫通孔15aが形成されている。
そして、各領域A1〜A5のそれぞれの凹部15に変位部20が設けられている。すなわち、本例では、変位部20は全体で32個設けられている。そして、図20に示す初期姿勢(すなわち、刺激具100の外部から変位部20に力が付与されていない状態)において、変位部20は、コア10の外表14からコア10の外方Z1へ突出している。変位部20は、外側表面21aを形成する頭部21と、該頭部21に取り付けられた軸状の脚部22と、コア10の外表14に取り付けられるとともに、脚部22をコア10の内方Z2及び外方Z1に向けて移動可能に保持する保持部23と、を備える。
各変位部20が変位する前の状態において、各変位部20の外側表面21aが球面に沿うように形成されている。当該球面の直径は50.0mm〜65.0mmとすることができ、本例では58.0mmである。
頭部21は、図16に示すように、円盤状に形成されている。頭部21の直径は、例えば10.0mm〜20.0mmとすることができ、本例では14.2mmである。頭部21は真鍮製又は樹脂製とすることができる。頭部21が樹脂製である場合には、その表面には金属メッキを形成することができる。本例では、頭部21は樹脂製であって、その表面にクロムメッキが形成されている。各頭部21の重量は、例えば0.5g〜4.0gとすることができ、本例では1.0gである。図20に示すように、頭部21の外側表面21aは、コア10の外方(図5におけるZ1方向)に緩やかに膨出しているとともに、図16に示すように、複数の三角形の面を組み合わせたダイヤカットが施されている。なお、図5に示すように、当該複数の三角形の各面は、隣接する面となだらかにつながるように各面の縁部がわずかに曲面となっている。頭部21の外側表面21aと反対側には圧入凹部21bが形成されている。なお、外側表面21aの角部21dは面取りされて湾曲面となっている。角部21dは例えば、後述の接続軸221の軸Lを通る断面における形状が、曲率半径28.5mm〜28.7mmの曲線を成すように形成することができ、本例では、曲率半径28.5mmの曲線を成している。
図20に示すように、脚部22は、接続軸221と摺動板222とからなる。接続軸221は略円柱状を成しており、コア10の外方Z1の端部には縮径された縮径部221aが形成されている。接続軸221の軸Lは、初期姿勢(すなわち、頭部21が押圧されていない状態)ではコア10の径方向Zと一致している。縮径部221aが頭部21の圧入凹部21bに圧入されて、接続軸221と頭部21とが接合されている。接続軸221のコア10の内方Z2の端部には、壁面が部分球面を成す球状凹部221bが形成されているとともに、コア10の外周方向Rに環状に突出する環状リブ221cが形成されている。そして、摺動板222は円盤状を成しており、接続軸221に対向する面に球状に突出した球状突起222aが形成されている。当該球状突起222aの外径は接続軸221の球状凹部221bの径と略同一である。当該球状突起222aが接続軸221の球状凹部221bに嵌入されて、接続軸221が摺動板222に連結されている。そして、球状突起222aと球状凹部221bとによってボールジョイントが形成されており、摺動板222に対して接続軸221が傾斜することが許容されている。摺動板222において球状突起222aと反対側には、球面状に緩やかに膨出した膨出部222bが形成されている。
保持部23は、第1筒状部材231と第2筒状部材232とからなる。第1筒状部材231は、その内周部が接続軸221の外形に沿って筒状に形成されているとともに、コア10の内方Z2側に、環状リブ221cの外形に沿う段差部231aを備える。当該第1筒状部材231の内側に接続軸221が挿通されるとともに、段差部231aによって環状リブ221cが係止されて、接続軸221が抜け止めされている。第1筒状部材231の外周部には周方向Rに突出した一対の係止突起部231bが形成されている。
第2筒状部材232は内底部233を有する筒状に形成されているとともに、コア10の外方Z1側の端部には、外方Z1側に突出する一対の突出部232aが形成されている。図16、図20に示すように、一対の突出部232aには、その一部を切り欠いて形成された窓部232bが設けられている。一対の突出部232aは第1筒状部材231の外周に沿って立設されており、窓部232bに係止突起部231bが係止されることにより、第1筒状部材231が第2筒状部材232に固定されている。そして、第2筒状部材232の内周部は、摺動板222の外径と略同一の径を有する円筒状を成している。これにより、摺動板222は第2筒状部材232内側にZ方向に摺動可能に保持されている。
第2筒状部材232におけるコア10の内方Z2の端部には、内方Z2側に突出する嵌入突起部232cが形成されている。嵌入突起部232cは略円柱状をなしており、凹部15の貫通孔15aの径と略同一の外径を有する。そして、嵌入突起部232cの先端は球状を成すとともに、拡径された球状係止部232dが設けられている。球状係止部232dには、スリット232eが形成されている。これにより、嵌入突起部232c(球状係止部232d)を貫通孔15aに圧入することにより、スリット232eが狭まるように球状係止部232dが弾性変形して貫通孔15aに挿通される。そして、球状係止部232dが貫通孔15aを圧入側と反対側に抜け出ることにより、スリット232eが広がるように弾性変形して貫通孔15aの縁に係止され、嵌入突起部232cが貫通孔15aに嵌入される。その結果、第2筒状部材232を凹部15内に係止されることとなる。なお、これに替えて、第2筒状部材232を凹部15内にネジ止めしても良い。
第2筒状部材232の内底部233と摺動板222との間には、付勢部材としての円盤形のドーム形状を有する金属板からなる板ばね24が介在されている。板ばね24は、自然状態においては、その中央部24aが摺動板222側に突出するように緩やかに湾曲している。そして、板ばね24の中央部24aは、摺動板222の膨出部222bに当接しているとともに、第1筒状部材231と第2筒状部材232とが組み付けられた状態において、膨出部222bから板ばね24に向けて押圧力を受けており、板ばね24はこれに対する反力によって膨出部222bをコア10の外方Z1側に付勢している。
図21に示すように、使用者によって頭部21がコア10の内方Z2側に押圧されると、頭部21に接続された接続軸221を介して摺動板222が内方Z2側に押圧されて、膨出部222bが板ばね24の中央部24aを内方Z2側に押圧することとなる。そして、当該押圧力が板ばね24の反転変形(飛び移り座屈)に要する押圧力の閾値を上回ると、中央部24aは内方Z2側に突出するように弾性変形して、板ばね24の中央部24aが内方Z2側に反転変形することとなる。板ばね24の反転変形に要する押圧力の閾値は、例えば1.0N〜6.0Nとすることができ、本例では、2.5Nとしている。そして、板ばね24の中央部24aが反転変形することにより、押圧力に対する反力として摺動板222を外方Z1側に付勢していた付勢力が一時的に急激に低下することとなる。これにより、頭部21が内方Z2側に所定量変位することに伴って、使用者にクリック感(いわゆるタクティルフィーリング)を感じさせることができる。
上記頭部21が内方Z2側に変位する変位量(ストローク)は、適宜設定することができ、例えば、0.1mm〜2.0mm、好ましくは、0.1mm〜1.0mmとすることができ、本例では0.2mmである。
なお、当該ストロークを大きくしたい場合には、摺動板222と板ばね24との間に、つる巻ばねやゴム部材などの弾性部材を介在させることにより頭部21のストロークを大きくすることができる。この場合には、摺動板222と板ばね24とを離隔させる方向に両者を付勢する当該弾性部材が頭部21の内方Z2側に変位に伴って圧縮変形することにより、摺動板222が板ばね24を直接的に又は弾性部材を介して間接的に押圧するように構成することができる。そして、当該弾性部材の圧縮変形量を適宜設定することにより、頭部21のストロークを調整することができる。
頭部21が内方Z2側に変位された後、上記押圧力を解除すると、板ばね24からの付勢力により、頭部21は元の位置に復位する。そして、板ばね24の中央部24aは反転状態から元の状態に戻るときに、摺動板222を外方Z1側に付勢する付勢力が一時的に急激に上昇する。これにより、頭部21が外方Z1側に復位することに伴って、使用者にクリック感を感じさせることができる。
さらに、付勢部材としての板ばね24は、自然状態から反転変形する際及び反転状態から自然状態に戻るように再度反転変形する際に、当該再度の反転変形に起因する振動によって変形音が生じる。これにより、頭部21がコア10の内方Z2側へ変位する際及び頭部21がコア10の外方Z1側へ復位する際にクリック感とともに、クリック音を呈する。
また、本例では、上述の如く、接続軸221と摺動板222とはボールジョイントにより連結されているため、図22に示すように、初期姿勢(図22の破線で示す状態)における脚部22の軸Lに対して接続軸221が傾斜することが許容されている。これにより、頭部21の縁部21cに内方Z2に向かう押圧力が付与された場合であっても、頭部21及び接続軸221は、コア10の周方向Rの内、押圧力が付与された側に傾斜した状態で内方Z2側に変位することができる。頭部21が傾斜していない状態から傾斜した状態となるときの縁部21cの周方向Rにおける変位量tは、例えば0.5mm〜1.5mmとすることができ、本例では0.8mmである。そして、隣り合う変位部20の頭部21が接触しないように、隣り合う変位部20の頭部21同士の距離は2.0mm以上確保されている。
また、接続軸221と摺動板222とはボールジョイントにより連結されているため、頭部21は摺動板222及び保持部23に対して、接続軸221の軸Lを中心に回転可能となっている。
次に、本例の刺激具100における作用効果について、詳述する。
本例の刺激具100によれば、コア10の外表14に配設された複数の変位部20が変位することに伴ってクリック感を発生される。使用者は当該クリック感を得ることにより、変位部20を確実に変位させたことを認識することができる。そして、変位部20を繰り返し変位させたり、複数の変位部20を一斉に変位させたりすることによって多数のクリック感が得られるとともに、当該多数のクリック感が相俟って楽しさと心地よい体感が使用者にもたらされることとなる。これにより、使用者に刺激具100を繰り返し使用することを促すことができる。そして、使用者は刺激具100を繰り返し使用することにより、掌や指が効果的にマッサージされることとなる。なお、刺激具100を首筋、肩、背中、四肢などの様々な部分に繰り返し押し当てて体の様々な部分に繰り返ししてもよい。この場合には、首筋、肩、背中、四肢などの体の様々な部分が効果的にマッサージされることとなる。
さらに、使用者は掌や指によって変位部20を繰り返し変位させることにより、掌や指を介してクリック感や押圧感を繰り返し知覚することとなる。そのため、掌や指を介して使用者の脳に繰り返し刺激を与えることができる。その結果、使用者の脳の活性化を促す効果が奏される。
上記各変位部20は、初期姿勢を維持する方向(本例ではZ1方向)に付勢されているとともに、付勢力に抗して変位可能に構成されている。これにより、変位部20は、付勢力に抗して付与されていた力が解除されると、初期姿勢に復位することとなる。これにより、使用者は変位させた変位部20を復位させるには、変位部20に付与していた力を解除するだけでよいため、変位部20を復位させる手間がかからず、繰り返し使用する際の使い勝手が良い。そして、使用者は、変位部20をリズミカルにテンポよく繰り返し変位させることができる。これにより、当該変位に応じてリズミカルで心地よいテンポのクリック感を連続的に体感することができ、繰り返し使用することによる楽しさと心地よい体感が一層向上することとなる。また、リズミカルで心地よいテンポのクリック感が得られることにより、使用者の脳の活性化を一層促す効果を奏する。
変位部20は、上記付勢力により初期姿勢に復位することに伴ってクリック感を発生させるように構成されている。これにより、使用者は、変位部20を変位させたときのみならず、変位部20が復位するときにもクリック感が得られることとなる。すなわち、使用者は一つの変位部20の変位と復位により、クリック感が二回得られることとなる。これにより、変位部20をさらにリズミカルにテンポよく繰り返し変位させることができるとともに、当該変位に応じてリズミカルで心地よいテンポのクリック感を一層連続的に体感することができる。その結果、繰り返し使用することによる楽しさと心地よい体感を一層向上することができる。また、当該クリック感を掌や指を介して体感することにより、使用者の脳の活性化を一層促す効果をさらに得ることができる。
また、各変位部20は、外側表面21aを形成する頭部21と、該頭部21に取り付けられた軸状の脚部22と、コア10の外表14に取り付けられるとともに、脚部22をコア10の内方Z2及び外方Z1に向けて移動可能に保持する保持部23と、を備える。これにより、変位部20の頭部21をコア10の内方Z2及び外方Z1に向けて移動させることができる。そのため、頭部21を押し込むように変位させることができる。その結果、使用者は変位部20(頭部21)を変位させたことを容易に認識することができる。
また、本例では、頭部21は、円盤状に形成されている。これにより、頭部21を掌や指で押圧しやすくなり、使い勝手が向上する。また、頭部21を尖形に形成する場合に比べて、変位部20と掌や指との当接面積を広く確保しやすいため、使用者の掌や指に対する刺激が適度に和らげられることとなり、繰り返し連続的に使用する場合にも使用者の負担が軽減される。さらに、使用者は頭部21からの刺激を点ではなく面で受けることとなるため、心地よい体感を得ることができる。
変位部20は、頭部21が図20に示す初期姿勢における脚部22の軸Lに対して傾斜するように変位可能に構成されている。これにより、様々な方向から変位部20を変位させることができるため、掌や指等により変位部20を変位させやすくなり、使用感を向上することができる。
また、頭部21は、保持部23に対して回転可能に設けられている。これにより、様々な方向から力を付与して変位部を変位させる際に当該力が付与された方向に応じて頭部21を回転させることができるため、当該変位時に使用者が引っ掛かりを感じることが低減される。その結果、使用感の更なる向上が図られる。
本例では、変位部20は、上記変位に伴ってクリック音を発生するように構成されている。これにより、変位部20の変位によるクリック感をより強く認識させることができる。これにより、使用者は変位部20を確実に変位させたこと認識できる。その結果、変位部20を繰り返し変位させることによる楽しさと心地よい体感が一層向上し、使用者に刺激具100を繰り返し使用することをさらに促すことができる。
本例では、保持部20には、脚部22をコア10の外方Z1に向けて付勢する付勢部材(板ばね24)が備えられている。これにより、付勢部材24による付勢力を受けてコア10の内方Z2に変位した変位部20は、押圧が解除されることによって、確実に復位されることとなる。その結果、使用者は繰り返し使用する際に変位した変位部20を復位させる手間がかからないため、使い勝手が良い。また、繰り返し使用する際の使用感が向上する。
本例の付勢部材24は弾性体からなっている。これにより、弾性体の弾性力により付勢部材24の付勢力を簡易な構成で容易に得ることができるため、構成の簡略化を図ることができる。そして、本例では、付勢部材は弾性体である板ばね24からなる。これにより、付勢部材としての板ばね24を安価な材料で形成することができ、コスト面で有利となる。また、簡易な構成とすることができるため、刺激具100の組み立て作業性が向上する。
なお、本例では、付勢部材としてドーム状の板ばね24を使用したがこれに限らず、皿ばね、コイルばね、つる巻ばね、ゴムなどの弾性体を用いることができる。また、弾性体以外にも、変位部20を図20に示す初期姿勢を維持する方向に付勢することが可能であれば、付勢部材として使用してもよい。
本例では、上記クリック音は、変位部20を変位させて板ばね24を反転変形させたときに生じる板ばね24の変形音からなる。これにより、付勢部材である板ばね24によってクリック音を発生させることができるため、クリック音を得るために別途部材を用意する必要がなく、構成の簡略化を図ることができる。
なお、本例の変形例として、別部材として備えられるクリック音発生手段により上記クリック音を発生させてもよい。クリック音発生手段としては、特に限定されず、種々の構成を採用できる。例えば、クリック音発生手段として、図20に示す第2筒状部材232は内底部233と、付勢部材(板ばね24)との間に金属板を介在させるとともに、図21に示すように、板ばね24が反転変形したときに、板ばね24の中央部24aが当該金属板に衝突するように構成したものを採用することができる。この場合には、中央部24aが当該金属板に衝突することにより生じる衝突音をクリック音として利用することができる。
本例では、変位部20は、コア10の外表14からコア10の外方Z1へ突出している。そして、変位部20の頭部21における外側表面21aは、外表14における凹部15が形成されていない部分よりも、コア10の外方Z1に位置している。コア10の外表14における凹部15が形成されていない部分と変位部20の外側表面21aとが面一となるように構成した場合や、変位部20の外側表面21aが外表14における凹部15が形成されていない部分よりもコア10の内方Z2に位置するように構成した場合には、使用者が当該刺激具を掌握したときに、掌や指が外側表面21aのみならず、外表14における凹部15が形成されていない部分にも触れることとなるため、変位部20を押圧する際の体感が低下する。また、使用者が当該刺激具を掌握したときに、掌や指が外側表面21aと外表14における凹部15が形成されていない部分に触れるため、繰り返し連続的に使用すると当該刺激具と掌との間に熱がこもることにより、掌や指に汗をかきやすくなる。これによっても使用者の体感を低下させる。しかし、本例では、上述のごとく構成することにより、使用者が刺激具100を掌握したときに、掌や指を外表14における凹部15が形成されていない部分に触れさせることなく、変位部20を確実に当接させることができるため、変位部20を押圧する際の体感が一層向上する。また、使用者が刺激具100を掌握したときに掌や指が外表14における凹部15が形成されていない部分に触れず、掌や指と外表14における凹部15が形成されていない部分との間の空間が維持されるため、繰り返し連続的に使用しても刺激具100と掌との間に熱がこもりにくい。その結果、掌や指に汗をかくことが抑制されるため、使用者に繰り返し連続的に使用することを一層促すことができる。
本例では、コア10の外形は球状となっている。これにより、使用者が刺激具100全体を掌握しやすくなり、使用感が向上する。また、本例では、刺激具100の外表(変位部20の外側表面21a)は、直径57.4mmの球面に沿って形成されている。そして、押圧された状態では、最小で直径57.0mmとなる。そのため、刺激具100は掌に収まりのいい形状に形成されているため、使用感が一層向上する。また、繰り返し連続的に使用しても過度に疲れることが抑制されるため、使用者に繰り返し連続的に使用することを一層促すことができる。
なお、コア10の外形を、直線状又は湾曲状の棒形状にしてもよい。例えば、コア10を把持可能なハンドル状に形成することができる。この場合にも、刺激具100を掌握しやすくなるため、使用感が向上する。
また、刺激具100の重量は90g〜130gとすることができ、更には105g〜110gが好ましく、本例では105gである。これにより、使用者に適度な重さを感じさせて高級感を与えることができるとともに、過剰に重くなることが防止されて、繰り返し連続的に使用する場合でも使用者に過度な負担を課すことが防止される。
頭部21の材質は、真鍮、鉄、アルミなどの金属、ABS樹脂、PC樹脂などの合成樹脂、セラミックス、木材、石などを採用することができる。中でも金属製であることが好ましく、本例では真鍮製としている。頭部21を金属製とすることにより、頭部21が適度な重量を有することとなるため、頭部21を押圧する際に使用者に適度な重量感を与えて、高級感を高めることができる。また、一般的に金属は樹脂等に比べて熱伝導性が高いため、掌や指の熱が頭部21に伝播されやすいことから、掌や指の熱によって頭部21が容易に温められることとなる。そして、頭部21が温められた状態で繰り返し使用することにより、掌や指の血行を促進することができる。
また、本例の変位部20の脚部22及び保持部23の代わりに、タクトスイッチやシーソー型スイッチなどのスイッチ機構を採用することができる。例えば、図23(A)に示す変形例では、脚部22及び保持部23の代わりに、タクトスイッチ25を使用することができる。タクトスイッチ25として、皿ばねなどの反転板を備えるメカニカル接点タイプ(反転型金属接点タイプ)であるタクティルプッシュスイッチを採用することができ、例えば、アルプス電気株式会社製のSKHHシリーズ(SKHHAL、SKHHAQ、SKHHCQ、SKHHCR)を採用することができる。タクトスイッチ25は、脚部としてのプランジャ252、保持部としてのケース253、付勢部材として板ばね24を備える。この場合も、本例の場合と同様に、頭部21がコア10の内方Z2側に押圧されることにより、頭部21とともにプランジャ252が内方Z2に変位する。これにより、プランジャ252の内方Z2側の先端部が板ばね24を押圧して、板ばね24を反転変形させ、クリック感及びクリック音を呈する。
なお、タクトスイッチ25には接続端子254が備えられるが、本例における変形例では、他の部材とは電気的には接続されていない。したがって、プランジャ252を押圧しても、タクトスイッチ25の接点255は何ら電気的に接続されるものではない。なお、両者を電気的に接続する場合は、タクトスイッチ25を温熱や通電、音等の機能を制御するスイッチとして用いても良い。
本例では、変位部20は、図17に示すように、刺激具100の各領域A1〜A5の上面側から下面側に向かって、3個、8個、10個、8個、3個の順で合計32個配設されている。そして、各領域A1〜A5間において、変位部20は等間隔に配列していない。これにより、刺激具100を握る位置によって、肌に当接する変位部20の位置が変化することとなる。その結果、掌や指への刺激効果を高めることができる。また、刺激具100を握る位置を適宜変えつつ使用することにより、飽きることなく繰り返し使用することができる。その結果、繰り返し使用することによる楽しさと心地よい体感を一層向上させて、使用者に繰り返し連続的に使用することを促すことができる。
また、上記タクトスイッチ25に替えて、皿ばねとアクチュエータとを備え、頭部の押下によりアクチュエータを介して皿ばねが押圧されるアクチュエータ方式メカニカル接点タイプのタクトスイッチを使用してもよい。また、付勢部材として、金属板からなる板ばね24に替えて、ゴム製材料からなるカップ状部材を備えるエラスティック接点タイプのタクトスイッチを使用してもよい。
また、タクトスイッチに替えて、シーソー型のスイッチを使用してもよい。また、本例では、変位部20の変位方向は、コア10の内方Z2及び外方Z1としたが、これに限らない。例えば、変位部20がコア10の周方向Rに変位することに伴ってクリック感を発生させるように構成してもよい。
本例では、変位部20の接続軸26の一端のみに頭部21が接続されていることとしたが、これに替えて、図24に示すように、棒状の接続軸26の一端に頭部211が設けられ、他端に頭部212が設けられていてもよい。なお、この変形例ではコア10は筒状に形成されている。そして、接続軸26は、コア10の長手方向に直交する方向にコア10を貫通している。接続軸26の軸L方向の中間部には、断面三角形状に突出したリブ261が形成されている。そして、接続軸26は、コア10に嵌装されたブッシュ状の保持部27に挿通されている。保持部27のコア10内方の端部には付勢部材としての板ばね28が設けられている。板ばね28の先端はクランク状に屈曲されてクランク部281が形成されており、当該クランク部281が接続軸26の周面を付勢している。図24に示す状態では、リブ261はクランク部281よりも頭部211に近い側に位置している。
紙面上側の頭部211が紙面下側に押圧されると、接続軸26が下方に移動するのに伴って、リブ261が板ばね28のクランク部281を押し上げる。そして、さらに接続軸26が下方に移動すると、リブ261は下方に向かってクランク部281を潜り抜ける。クランク部281は接続軸26の周面を付勢しているため、頭部211が紙面下側に変位して、リブ261がクランク部281を潜り抜けたときに、クリック感が得られることとなる。
その後、頭部212が紙面上側に押圧されると、リブ261は板ばね28のクランク部281を再度押し上げ、リブ261は上方に向かってクランク部281を潜り抜ける。これにより、頭部212が紙面上側に変位して、リブ261がクランク部281を潜り抜けたときに、クリック感が得られることとなる。
また、図24に示す付勢部材としての板ばね28に替えて、スプリング及びスチールボールを備えるスライドスイッチの構成を採用してもよい。この場合には、接続軸26の側面に窪みを形成するとともに、スプリングがスチールボールを接続軸26の側面に付勢している。そして、頭部211が紙面下側に押圧されて接続軸26が下方に移動するのに伴って、接続軸26の側面に付勢されていたスチールボールが上記窪みに嵌りこむことにより、クリック感が得られる。また、接続軸26が上方に移動するのに伴って、上記窪みに嵌り込んでいたスチールボールがスプリングの付勢力に抗して上記窪みから這い上がることによってもクリック感が得られる。
以上のごとく、本例によれば、使用者に楽しさと心地よい体感をもたらして、使用者に繰り返し使用することを促すことができる刺激具100を提供することができる。
1、100 刺激具
10 コア
20 変位部
21、211、212 頭部
22 脚部
23、27 保持部
24、28 板ばね(付勢部、付勢部剤)
25 タクトスイッチ

Claims (7)

  1. コアと、
    該コアの外表に配設される変位部と、
    を備え、
    上記変位部は、上記コアの外表に固定される保持部と、該保持部に変位可能に設けられるとともに外側表面を形成する頭部と、を有し、
    上記保持部及び上記頭部は、互いに組み合わせることで一体化可能に構成されているとともに、上記コアの外側から上記コアに組み付けられるように構成されていることを特徴とする刺激具。
  2. 上記コアには、少なくとも上記頭部が露出するように上記コアの外表を覆うコアカバーが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の刺激具。
  3. 上記頭部は、軸状の脚部を介して上記保持部に着脱可能に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の刺激具。
  4. 上記コアカバーは、上記脚部が挿通される孔部を有しているとともに、該孔部の開口径は、上記脚部の外径よりも大きく、上記保持部の外径よりも小さいことを特徴とする請求項3に記載の刺激具。
  5. 上記保持部は、上記脚部に接続される接続部と、該接続部を上記コアの外方に向けて付勢する付勢部と、上記接続部を上記脚部とともに上記付勢部の付勢力に抗して移動可能に保持するケースと、を備え、上記ケースを介して上記コアの外表に取り付けられることを特徴とする請求項3又は4に記載の刺激具。
  6. 上記接続部は上記脚部の先端を覆うように上記脚部に接続され、上記ケースは、内部に上記接続部が収納されるケース本体と、該ケース本体に取り付けられるケース蓋とからなり、該ケース蓋は上記脚部が挿通される挿通孔を有するとともに、該挿通孔を形成する壁部が上記脚部に接続された上記接続部を係止することを特徴とする請求項5に記載の刺激具。
  7. 上記付勢部は、上記ケース本体における上記ケース蓋に対向する内底面と上記接続部との間に介在された弾性部材からなることを特徴とする請求項6に記載の刺激具。
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