JP2015535805A - 光ファイバを冷却するための方法および装置 - Google Patents

光ファイバを冷却するための方法および装置 Download PDF

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Abstract

光ファイバを冷却するための方法および装置が開示される。一実施形態では、一部の実施形態では、生産プロセスにおいて光ファイバをするための冷却装置は、少なくとも1つの側壁アセンブリによって画成されたチャンネル(104)、および側壁アセンブリ(110)の内部に沿って位置決めされた複数の内部空洞を含む。内部空洞は、少なくとも1つのプレナム(118)、少なくとも1つのプレナムと流体連通する第1の複数の流体供給空洞(144)、および少なくとも1つのプレナムと流体連通する第2の複数の流体供給空洞を含む。冷却液は、第1の方向において少なくとも1つのプレナムから第1の複数の流体供給空洞へ、および第1の方向とは反対の第2の方向において第2の複数の流体供給空洞へ供給される。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2012年10月4日出願の米国特許出願第13/644578号の優先権の利益を主張し、その内容全体に依拠し、かつその全体を参照することにより本願明細書に援用する。
本明細書は、概して、光ファイバを冷却するための装置および方法に関し、より具体的には、光ファイバを非接触式で冷却するためのリニアクーラーに関する。
細く可撓性の光ファイバを様々なアプリケーションに使用して、電気信号を高速で伝達することができる。光ファイバの生産は、一般的に、初期のプリフォームから光ファイバを線引きする工程、および製造ラインに沿って様々なステーションを通って光ファイバを運び、エンドユーザアプリケーション用に光ファイバを処理する工程を含む。一般に、プリフォームは、ガラスのクラッディングで囲まれたガラスの中心コアを含み、ガラスのクラッディングの屈折率は、コアガラスとは異なる。プリフォームは、炉内に配置され、および光ファイバは、プリフォームから引き出されて、非被覆光ファイバを作製する。
光ファイバは、炉を出るときに冷却されて、例えば、コーティングすなわち被覆の適用およびバンドリングを含むその後の処理を可能にする。しかしながら、炉から出るときの光ファイバの冷却は、困難である可能性がある。なぜなら、光ファイバは脆性であり、かつ光ファイバの接触によって、光ファイバ中に混入物が生じ得るためである。それゆえ、冷却液を高流速で光ファイバに被さるように方向付けることが困難であるかまたは費用がかかることは分かっていたので、従来のクーラーでは、光ファイバからの熱伝導率が低い。
従って、光ファイバに接触せず、高速で冷却する光ファイバを冷却する装置および方法が必要とされている。
本明細書で説明する実施形態は、光ファイバと接触せずに、高冷却速度で光ファイバを冷却する装置および方法に関する。冷却装置は、それぞれ反対の方向から光ファイバに冷却液を導入して、冷却装置を通過するときの光ファイバの撓みを管理する。光ファイバを冷却する冷却液のパラメータは、光ファイバが冷却装置を通過するときの光ファイバの冷却速度を制御するように修正され得る。
一部の実施形態では、生産プロセスにおいて光ファイバを冷却する冷却装置は、少なくとも1つの側壁アセンブリによって画成されたチャンネルと、側壁アセンブリの内部に沿って位置決めされた複数の内部空洞とを含む。内部空洞は、少なくとも1つのプレナムと、少なくとも1つのプレナムと流体連通する第1の複数の流体供給空洞と、少なくとも1つのプレナムと流体連通する第2の複数の流体供給空洞とを含む。冷却液は、第1の方向で少なくとも1つのプレナムから第1の複数の流体供給空洞へ、および第1の方向とは反対の第2の方向で第2の複数の流体供給空洞へ供給される。
他の実施形態では、光ファイバの冷却方法は、生産ラインに沿って下流方向におよび冷却装置を通って光ファイバを引く工程、および冷却装置内の光ファイバの周りに冷却液を注入する工程を含む。冷却装置は、チャンネルを含む少なくとも1つの側壁アセンブリと、少なくとも1つのプレナムと流体連通する複数の流体供給空洞を有する複数の内部空洞とを含む。冷却液は、光ファイバの移動方向を横切る第1の方向において少なくとも1つのプレナムから第1の複数の流体供給空洞へ供給され、および冷却液は、光ファイバの移動方向を横切りかつ第1の方向とは反対の第2の方向で、少なくとも1つのプレナムから第2の複数の流体供給空洞へ供給される。
本明細書で説明する実施形態の追加的な特徴および利点を、以下の詳細な説明に記載し、およびある程度は、当業者は、その説明からすぐ分かるか、または以下の詳細な説明、特許請求の範囲、ならびに添付の図面を含む、本明細書で説明する実施形態を実施することによって認識される。
上記の概要および以下の詳細な説明は双方とも、様々な実施形態を説明し、かつ特許請求される主題の性質および特徴を理解するための概説または枠組みを提供するものとすることを理解されたい。添付の図面は、様々な実施形態のさらなる理解をもたらすために含まれ、および本明細書に組み込まれ、かつその一部を構成する。図面は、本明細書で説明する様々な実施形態を示し、および説明と一緒に、特許請求される主題の原理および動作を説明する働きをする。
本明細書で図示または説明される1つ以上の実施形態による、非被覆光ファイバを冷却するための冷却装置を含む、光ファイバを生産する生産ラインを概略的に示す。 本明細書で図示または説明される1つ以上の実施形態による、生産ラインに沿って線引きされる光ファイバを冷却するための冷却装置の斜視的な前面図を概略的に示す。 本明細書で図示または説明される1つ以上の実施形態による、図2の線A−Aに沿って示す、光ファイバを冷却するための冷却装置の側面図を概略的に示す。 本明細書で図示または説明される1つ以上の実施形態による、明確化のためにいくつかの構成要素が省略されている、光ファイバを冷却するための冷却装置の斜視的な前面図を概略的に示す。 本明細書で図示または説明される1つ以上の実施形態による、生産ラインに沿って線引きされる光ファイバを冷却するための冷却装置のためのシムの前面図を概略的に示す。 本明細書で図示または説明される1つ以上の実施形態による、生産ラインに沿って線引きされる光ファイバを冷却するための冷却装置のための側壁の前面図を概略的に示す。 本明細書で図示または説明される1つ以上の実施形態による、生産ラインに沿って線引きされる光ファイバを冷却するための冷却装置のための側壁の側面図を概略的に示す。 本明細書で図示または説明される1つ以上の実施形態による、冷却装置のための側壁に結合された流体供給アセンブリを概略的に示す。 本明細書で図示または説明される1つ以上の実施形態による、図2の線A−Aに沿って示す、光ファイバを冷却するための冷却装置の側面図を概略的に示す。
ここで、生産プロセスにおいて光ファイバを冷却するための装置および方法の実施形態を詳細に参照する。可能ならいつでも、図面を通して、同じまたは同様の部分を指すために同じ参照符号を使用する。一部の実施形態では、非被覆光ファイバを冷却するための装置は、光ファイバが通過するチャンネルを画成する少なくとも1つの側壁アセンブリを含む。冷却装置は、少なくとも1つのプレナムと流体連通する内部空洞と、複数の流体供給空洞とを含む。冷却液は、第1の流れ方向においてプレナムから第1の複数の流体供給空洞へ供給され、かつ第1の流れ方向とは反対の第2の流れ方向において、プレナムから第2の複数の流体供給空洞へ供給される。冷却液は、非被覆光ファイバから、主に強制対流によって熱を伝える。冷却液はまた、光ファイバを流れ過ぎるとき、例えば空気抵抗によって光ファイバに力を加え、および流体のクッションをもたらして、光ファイバと冷却装置との間の間隔を維持し得る。流体供給空洞の向きは、光ファイバに加えられる力のバランスを取り、かつ冷却装置を通過する光ファイバの撓みを制限する。添付の図面を具体的に参照して、生産プロセスにおいて光ファイバを冷却するための方法および装置を本明細書でさらに詳細に説明する。
図1を参照すると、生産プロセスにおいて光ファイバを生産するための生産ライン80の例が示されている。光ファイバプリフォーム82は、プリフォーム82を高温に加熱する炉84内に位置決めされる。プリフォーム82の一部分は残りのプリフォーム82から引き出され、それにより、非被覆光ファイバ90(光ファイバ「裸線」とも称する)を形成する。引き出し機構88は、光ファイバが「下流」方向Aに引き出されるときに、生産ライン80全体の構成要素にわたって、光ファイバに引張張力(draw tension)を加える。図1に示す実施形態では、共同出願人による米国特許第7,937,971号明細書に説明されているように、非被覆光ファイバ90は静止流体ベアリング86に接触して冷却装置100に入る。生産ライン80は、複数の流体ベアリング86を含み、これらは、非被覆光ファイバ90の向きを修正して、非被覆光ファイバ90を生産ライン80に沿った作業のために位置決めを行い得る。冷却装置100を出ると、非被覆光ファイバ90の温度は、冷却装置100に入る非被覆光ファイバ90の温度と比較して低下している。生産ライン80は、冷却装置100の上流および/または下流に位置決めされた温度感知装置83、例えば赤外線放射温度計を含み、冷却装置100に入るおよび/またはそこから出る非被覆光ファイバ90の温度をそれぞれ監視し得る。
非被覆光ファイバ90が冷却されると、非被覆光ファイバ90は、被覆装置87を通って引き出される。被覆装置87によって、非被覆光ファイバ90の外表面に主保護コーティング層が適用され、それにより、被覆すなわちコーティングされた光ファイバ92を形成する。非被覆光ファイバ90の外表面に適用された様々な保護コーティングは、従来公知であり、および、例えば限定されるものではないが、ポリマーベースの材料を含む。
被覆装置87の上流の生産ライン80に沿った各位置では、非被覆光ファイバ90との機械的接触が、物の混入または欠陥を生じることを含め、非被覆光ファイバ90を損傷させる傾向を有するため、非被覆光ファイバ90と生産ライン80の構成要素との間の接触は一般的に望ましくなく、損傷は、エンドユーザによって設置されるとき、被覆光ファイバ92の脆性を高め得るかおよび/または信号伝送速度を低下させ得る。被覆装置87の下流の生産ライン80に沿った各位置では、被覆光ファイバ92と生産ライン80の構成要素との間の接触が被覆光ファイバ92を損傷させる傾向は低下されており、被覆光ファイバ92との機械的な接触は、一般的に、被覆光ファイバ92の品質に実質的に影響を及ぼさない。従って、非被覆光ファイバ90と、冷却装置100自体を含む生産ライン80との間の機械的な接触を誘発することなく、冷却装置100は、非被覆光ファイバ90を冷却する。さらに、低コストでの保護コーティングおよび/または被覆速度の高速化は、本明細書で説明する冷却装置100を生産ライン80に実装することによって実現され得るため、非被覆光ファイバ90が被覆装置87に導入される前に、非被覆光ファイバ90の冷却を強めることは、生産ライン80に関連する収率を増やしおよび/またはコストを削減し得る。
ここで図2〜4を参照すると、線形に方向付けられた冷却装置100の一実施形態が示されている。図2に示す冷却装置100のいくつかの構成要素が、明瞭にするために、図4では除去されている。図2を参照して説明すると、冷却装置100は、互いに離間して位置決めされた側壁110を含む。図2に示す実施形態では、冷却装置100は、互いに同一でありかつ向きおよび相対位置のみが異なる4つの側壁110を含む。図2に示す側壁110の各々は、複数のフィンガー114を有する差込部分112を含み、これらフィンガーは互いに離間しており、かつトラフ116から外側に延在している。図2に示す実施形態では、2つの側壁110a、110bの向きは、互いに約180度回転されており、第1の側壁110aのフィンガー114aは、第2の側壁110bのトラフ116bの近くに位置決めされ、および第2の側壁110bのフィンガー114bは、第1の側壁110aのトラフ116aの近くに位置決めされる。そのように方向付けられかつ位置決めされた2つの側壁110は、側壁アセンブリ102を画成する。図2および図3に示す実施形態では、差込部分112を備える2つの側壁110をそれぞれ有する2つの側壁アセンブリ102は、互いの近くに位置決めされ、かつシム140によって離間されており、これについて下記で詳細に説明する。2つの側壁アセンブリ102はシム140によって離間されるため、側壁アセンブリ102はチャンネル104を画成し、そのチャンネルを通って、非被覆光ファイバ90が冷却装置100によって冷却されるように引き出される。
図2および図3に示すように、側壁アセンブリ102にある隣接する側壁110のフィンガー114およびトラフ116は互いに離間されて、各組のフィンガー114およびトラフ116が出口チャンネル部分106を画成し得る。下記でさらに詳細に説明するように、冷却装置100に導入された冷却液は、チャンネル104に流入して、強制対流によって非被覆光ファイバ90を冷却する。冷却液は、非被覆光ファイバ90の周囲を覆うようにして流れた後に出口チャンネル部分106から流出することによって、冷却装置100から出る。
図2および図3に示す冷却装置100の実施形態では、2つの側壁アセンブリ102は、固定板130に結合される。側壁アセンブリ102は、複数の締結具および/または他のクランプ機構(図示せず)によって固定板130に固定され、固定板130に対しておよび互いに側壁110を結合し得る。一部の実施形態では、位置決定要素(図示せず)、例えば精密ドエルピンが、固定板130、および固定板130に隣接した側壁110の双方の位置決め穴に挿入され、固定板130に対する側壁110の位置を維持し得る。固定板130は、アセンブリ出口チャンネル132を含み、後側の側壁アセンブリ102の出口チャンネル部分106から冷却液を排出させ得る。
ここで図4を参照すると、図2および図3に示した冷却装置100の実施形態が、後側の側壁110およびシム140を露出させるために、前側の側壁110が除去された状態で示されている。シム140は、組み立てられた冷却装置102に複数の内部空洞103を画成し、これらは、冷却装置100を通るように冷却液を方向付け得る。上記の説明と同様に、側壁110は、各々、トラフ116によって互いに離間されている複数のフィンガー114を有する差込部分112を含む。さらに、図4に示すように、側壁110の各々はプレナム118を含む。プレナム118は、側壁110の長さのほとんどの部分に沿って延在する。プレナム118は、図3に示す実施形態では、流体接続継手120を通されるルートで、冷却液圧力源と流体連通している(図7に関して下記で説明する)。
図3および図4を参照すると、2つの側壁アセンブリ102が互いに近接して位置決めされると、2つの側壁アセンブリ102に接触するように2つのシム140が位置決めされる。図3および図4において別個の構成要素として示すシム140は、薄いシート構造である。シム140は側壁110間の間隔を維持し、およびシム140は、非被覆光ファイバ90を取り囲む領域において互いに離間されて、チャンネル104を画成する。一実施形態では、シム140は、厚さ約0.006インチ(0.01524センチメートル)のシート素材から作製されるため、側壁アセンブリ102間の間隔は約0.006インチ(0.01524センチメートル)である。シム140は、実質的に平面的であり、シム140が側壁110間に位置決めされて固定されるとき、シム140は、シム140の固体領域を横切って流体が流れないようにし、その代わりに、下記でさらに説明するように、リリーフ開口部142および出口開口部143の領域に流体が流れることを可能にする。図2〜4に示す実施形態では、チャンネル104は、一般的に障害物がなく、非被覆光ファイバ90は、冷却装置100のどの構成要素にも接触せずに、冷却装置100を通過する。
ここで図4および図5を参照すると、シム140は複数のリリーフ開口部142を含み、これらリリーフ開口部は、チャンネル104から離れる方向にある深さ延在し、かつ側壁110のフィンガー114およびトラフ116の間隔に概して対応する距離で互いに離間している。シム140はまた、リリーフ開口部142間に位置決めされる複数の出口開口部143を含み、シム140が互いに方向付けられかつ位置決めされると、第1のシム140の出口開口部143が、第2のシムのリリーフ開口部142に隣接して位置決めされ、および第2のシムの出口開口部143は、第1のシムのリリーフ開口部142に隣接して位置決めされる。リリーフ開口部142は、一般的に、プレナム118から側壁110の差込部分112に延在する。2つの側壁アセンブリ102間に組み立てられると、リリーフ開口部142は、それぞれ、プレナム118と流体連通する流体供給空洞144を画成する。高圧でプレナム118に導入された冷却液は、プレナム118から流体供給空洞144を通ってチャンネル104まで流れ、および非被覆光ファイバ90を横切り、および出口開口部143、および差込側壁110のフィンガー114とトラフ116との間の側壁アセンブリ102の出口チャンネル部分106を通って流れる。
図4および図5に示すように、リリーフ開口部142および出口開口部143の向きは、プレナム118の位置と一緒に、冷却装置100内の冷却流の一般的な方向を制御する。上記で説明したように、側壁アセンブリ102はチャンネル104を画成し、そのチャンネルを通って、非被覆光ファイバ90は引き出し方向Aに引き出される。冷却空気が、第1のリリーフ開口部142によって画成された第1の流体供給空洞144において第1の方向109aに流れ、および冷却空気が、非被覆光ファイバ90の引き出し方向Aにおいて冷却装置100に沿って連続的に位置決めされた第2のリリーフ開口部142によって画成された第2の流体供給空洞144において第2の方向109bに流れるように、リリーフ開口部142および出口開口部143は配置される。2つのシム140のリリーフ開口部142は、互いに横方向に離間しているため、1つのシム140を通って流体が流れる方向は、リリーフ開口部142の全てに対して一方向とし得る。図5に示すように、冷却液は、上部シム140aにおいて、リリーフ開口部142を通って第1の方向109aに、および下部シム140bにおいて、リリーフ開口部142に対し第2の方向109bに流れる。連続的な流体供給空洞144から導入される冷却液は、互いに反対方向に流れる。
流体供給空洞144の1つに沿ってプレナム118から流出する冷却液は、一般に、シム140のリリーフ開口部142と側壁110とによって形成された容積部(すなわち、流体供給空洞144)内を流れる。冷却液は、チャンネル104に流入し、非被覆光ファイバ90を覆うようにして、およびシム140の出口開口部143と側壁110とによって形成された容積部へと流れる。冷却空気は、出口開口部143に流入すると、一般に、差込側壁110間の出口チャンネル部分106を通って冷却装置100から流出する。流体供給空洞144から流出する冷却空気は、一般的に、チャンネル104に対向して位置決めされた出口チャンネル部分106を通って、かなりの部分が冷却装置100から流出する。しかしながら、典型的なことには、冷却液の一部が非被覆光ファイバおよび/または周囲の流体供給空洞144に取り込まれるようになって、流体供給空洞144から流出する流体の一部分が、チャンネル104に対向して位置決めされた出口チャンネル部分106を通って冷却装置100から流出しないようになる。
冷却液が非被覆光ファイバ90を覆って流れるとき、熱い非被覆光ファイバ90から比較的冷たい冷却液へ熱が伝達される。熱は、強制対流によって非被覆光ファイバ90から冷却液へ伝達され得る。熱はまた、放熱によって非被覆光ファイバ90から冷却装置100自体へ伝達され得る。多くの動作条件に関し、強制対流は熱伝達の主モードである。さらに、非被覆光ファイバ90の周囲での冷却液の流れは、非被覆光ファイバ90に対して、冷却液の流れの方向に力を加え、これは、一般的に、非被覆光ファイバ90での空気抵抗に起因する。その力は、非被覆光ファイバ90を、非被覆光ファイバの引き出し方向から横方向に離れるように、冷却液の流れの方向に撓ませる傾向を示す。冷却液の流れる方向が隣接する流体供給空洞144間で交互となるように、シム140のリリーフ開口部142ならびに側壁110のフィンガー114およびトラフ116を配置することによって、非被覆光ファイバ90の撓みは、非被覆光ファイバ90が冷却装置100の構成要素から離間されたままとなるように、制御され得る。
再度図3を参照して説明すると、シム140の位置での側壁アセンブリ102間の間隔は、側板110のフィンガー114とトラフ116との間の間隔よりも狭い。フィンガー114とトラフ116との間の相対的な間隔を広げることは、流体供給空洞144に対して出口チャンネル部分106の断面領域を広げることになる。出口チャンネル部分106の断面領域を広げることによって、冷却液流れに対する流れ制限を軽減し、および冷却液がひとたびチャンネル104を越えて流れると、冷却液の速度を遅くさせる。冷却液の流れ制限の軽減は、チャンネル104の向こう側に位置決めされた、断面領域を広められた出口チャンネルを含まない冷却装置100と比較して、固定圧力での冷却液の流量を増加させ得る。
引き続き図3を参照して説明すると、側壁110のフィンガー114は、プレナム118から出口チャンネル部分106の方への冷却液流の方向に末広がりになるようにチャンネル104にテーパを付けるテーパ付部分119を含み得る。テーパ付部分119は、約0.6度でテーパが付けられたテーパ付部分119を含め、シム140の平面から約0度〜約10度の角度とし得る。図3に示すように、テーパ付部分119の重要性が、説明のために誇張されている。テーパ付部分119は、冷却液が流体供給空洞144からチャンネル104に流入する側に沿って幅が狭くかつ冷却液が出口チャンネル部分106を通ってチャンネル104から流出する側に沿って幅が広いチャンネル104を生じ得る。テーパ付部分119は、非被覆光ファイバ90をチャンネル104内の特定の位置に配置するのを支援し得る。
上記で説明したように、冷却装置100は、非被覆光ファイバ90とチャンネル104との間の「流体クッション」を維持することによって、非被覆光ファイバ90と冷却装置100の構成要素との間隔を維持する。非被覆光ファイバ90に加えられる力の強さは、チャンネル104の局所断面領域(すなわち、テーパ付部分119)によって影響を及ぼされ得る。さらに、非被覆光ファイバ90はチャンネル104内に位置決めされ、チャンネルは、光ファイバの直径の約1〜約2倍である、例えば光ファイバの直径の約1〜約1.75倍、例えば光ファイバの直径の約1〜約1.5倍とし得る。非被覆光ファイバ90とチャンネル104との間にそのように狭い間隙を組み込む冷却装置100は、非被覆光ファイバ90に、Bernoulli効果に起因して、それ自体がチャンネル104内で中心となるようにさせ得る。非被覆光ファイバ90が、チャンネル104を画成する表面の近くになると、冷却液の速度は、摩擦抵抗の相対的な増加に起因して、非被覆光ファイバ90と、チャンネル104の最も近い表面との間で低下し、および速度は、非被覆光ファイバと、チャンネル104の最も遠い表面との間で増大する。
理論には縛られないが、Bernoulli効果によれば、流体速度の増大は、圧力の低下と同時に発生する。その結果、チャンネル104の最も近い表面付近での流体流の低下に起因する圧力の高まりは、非被覆光ファイバ90をチャンネル104の中心に強制的に戻す。それゆえ、一部の実施形態では、非被覆光ファイバ90は、非被覆光ファイバ90の周りを通過してチャンネル104から出る流体ストリームに起因して、少なくとも部分的にBernoulli効果によって、チャンネル104内で中心にされる一方、ファイバは、冷却液の流れの方向を横切るように引き出される。特に、そのようなセンタリングは、その側面からファイバにぶつかる流体流を全く用いる必要なく、発生し得る、例えば、冷却液の流れの方向に垂直に生じる流体流ジェットが用いられない。スロットを通って移動する流体ストリームの速度は、非被覆光ファイバ90を維持するように調整され得るため、非被覆光ファイバ90は、チャンネル104のテーパ付部分119を全体的に覆うように配置される。
冷却装置100の流体供給空洞144からの複数の流体ストリームによって、非被覆光ファイバ90に加えられる力は、流体流の第1および第2の方向でバランスがとられるため、非被覆光ファイバ90に加えられる力は等しい。等しい力およびオフセットする力が非被覆光ファイバ90に加えられる場合、空気抵抗による、非被覆光ファイバ90に加えられる力およびモーメント荷重に起因する非被覆光ファイバ90の撓みは、規則的であり、かつ非被覆光ファイバ90に加えられた任意の量の引張張力で繰り返され得る。さらに、非被覆光ファイバ90に加えられた力、それゆえ非被覆光ファイバ90の撓みは、規則的であり、かつ非被覆光ファイバ90を覆うように向けられた任意の量の流体流で繰り返され得る。したがって、本明細書で説明する冷却装置100を使用する非被覆光ファイバ90の冷却は、非被覆光ファイバの熱伝達率の適応性を改善し、非被覆光ファイバ90に適用された熱伝達率は、冷却装置100に導入された冷却液の圧力をそれぞれ上昇または低下させることによって、増減され得る。したがって、非被覆光ファイバ90の冷却速度は、所望通りに調整し得る。
他の実施形態では、非被覆光ファイバ90に加えられる力は、流体流の第1および第2の方向において不均衡であるため、非被覆光ファイバ90に加えられる力が不均衡となり得る。したがって、空気抵抗に起因する、非被覆光ファイバ90に加えられる力およびモーメント荷重は、非被覆光ファイバ90を、チャンネル104の中心から離れるように平行移動させる傾向を有し得る。チャンネル104内での非被覆光ファイバ90の平行移動に適合するために、非被覆光ファイバ90が平行移動されるときに、チャンネル104自体が、非被覆光ファイバ90との接触を最小限にするような形状にされ得る。
ここで図6および図7を参照すると、冷却装置100において使用される側壁210の別の実施形態が示されている。側壁210は、冷却液供給部にそれぞれ個別につながれた複数のプレナム118を含む。側壁210およびシム140によって形成された、対応する流体供給空洞(図2〜4に示すような)の各々が、それぞれ、周囲の流体供給空洞とは異なり得る圧力および流量の冷却液を有するように、対応する流体接続継手120を通してプレナム118の各々に導入される冷却液の圧力および流量は調整され得る。
プレナム118の各々から流出する冷却液の圧力および流速は変化し得るため、非被覆光ファイバ90からの熱伝達率は、同様に、プレナム118の各々から流出する冷却液の圧力および流量に基づいて、各流体供給空洞で変化し得る。さらに、冷却液によって非被覆光ファイバ90に加えられた力の強さは、プレナム118の各々から流出する冷却液の圧力および流量に基づいて変化し得る。特に、冷却液の圧力および流量は、空気抵抗によって非被覆光ファイバ90に加えられる力およびモーメント荷重を釣り合わせるように修正され、チャンネル104の中心から離れるような非被覆光ファイバ90の最大変位は、最小にされ得る。特に、プレナムの各々からの冷却流の圧力および流量を変化させることによって、非被覆光ファイバ90に対して与えられる冷却液によるモーメント荷重に起因する撓みの減少は、非被覆光ファイバ90の全体的な撓みを減少させ得る。非被覆光ファイバ90の撓みを最小にするように圧力および流量を修正することによって、非被覆光ファイバ90と冷却装置100の構成要素とが接触する傾向が低下され得る。
ここで図8を参照すると、複数のプレナム118を有する側壁210に冷却液を供給する流体供給アセンブリ300の一実施形態が示されている。冷却液圧力源は、調整された圧力の冷却液を冷却装置100に提供する。冷却液の例は、限定されるものではないが、空気、ヘリウム、窒素などを含む。一部の実施形態では、冷却液として空気を使用することは、冷却装置100の動作コストを削減するために、および非被覆光ファイバ90を冷却するために生産プロセスにおいて使用された冷却液を捕捉する必要性をなくすために、望ましいとし得る。流体供給アセンブリ300の図示の実施形態は、複数の流体供給ライン304に流体的に結合される流体圧力源302を含む。流体供給アセンブリ300は、プレナム118と流体連通している複数の流体接続継手120に冷却液を分配するマニホールド306に結合される。流体供給アセンブリ300は、さらに、複数の調整器312または弁を含み、これらは、開放位置または閉鎖位置の方へ選択的に調整され、必要な圧力およびプレナム118への冷却液の流体流を提供し得る。流体供給アセンブリ300の実施形態はまた、主流れ調整器310を含んでもよく、この主流れ調整器は、プレナム118への冷却液の送達を全体的に変化させるように、調整され得るが、調整器312によって設定された圧力および流体流の全体的な釣り合いを狂わせることはない。
ここで図9を参照すると、冷却装置400の別の実施形態が示されている。この実施形態では、冷却装置400は、一体的に形成された2つの側壁アセンブリ102を含み、プレナム118および流体供給空洞144を画成する内部空洞103は、側壁アセンブリ102内に一体的に形成されるようにする。そのような実施形態では、リリーフ開口部142、出口開口部143、複数のフィンガー114およびトラフ116などの構成要素は、互いに一体的に形成され得る。そのような実施形態は、選択的レーザ焼結、直接金属レーザ焼結、熱溶解積層法、ステレオリソグラフィー、積層物製造(laminated object manufacturing)、電子ビーム溶解、粉体層および/またはインクジェットヘッド印刷などを含むラピッドプロトタイピング技術を含む、様々な方法に従って生産され得る。図9に示す実施形態では、冷却装置400は2つの側壁アセンブリ102を含むが、冷却装置400の一部の実施形態は、内部空洞103を画成する特徴の全てを一体的に含む単一の側壁アセンブリ102を含み得ることが理解されるべきである。側壁アセンブリ102と一体的な内部空洞103を含むように冷却装置400を形成することは、冷却液の漏出を低下させ、かつ定量の冷却液に関して冷却装置400の冷却性能を改善し得る。
ここで、光ファイバを生産する生産ラインは、光ファイバに冷却液を提供して、後続のプロセスのために光ファイバの温度を低下させる冷却装置を含み得ることが理解されるべきである。冷却装置は、光ファイバの引き出し方向を横切る方向において光ファイバに空気抵抗を誘発する速度で、光ファイバに冷却液を導入する。冷却装置は、冷却装置に沿って反対方向に連続的に冷却液を導入する複数の流体供給空洞を含み、空気抵抗に起因する撓みを最小限にし、かつ光ファイバと冷却装置との間の接触を最小限にする。冷却装置は複数のプレナムを含んでもよく、プレナムは、個別に調整された冷却液を流体供給空洞に供給して、熱伝達率ならびに力およびモーメント荷重の適用を管理する。
本明細書では、用語「実質的に」および「約」は、定量比較、値、測定値、または他の表現のいずれかに起因し得る生来の不確実性の度合いを表すために使用され得ることに留意されたい。これらの用語はまた、本明細書では、問題になっている主題の基本機能に変化をもたらさずに、述べた参照値から定量的表現が変化し得る度合いを表すために使用される。
第1の態様では、開示は、生産プロセスにおいて光ファイバを冷却するための冷却装置を提供し、冷却装置は:少なくとも1つの側壁アセンブリによって画成されたチャンネル;および側壁アセンブリの内部に沿って位置決めされた複数の内部空洞であって、少なくとも1つのプレナム、少なくとも1つのプレナムと流体連通する第1の複数の流体供給空洞、および少なくとも1つのプレナムと流体連通する第2の複数の流体供給空洞を含む内部空洞を含み、冷却液は、第1の方向において少なくとも1つのプレナムから第1の複数の流体供給空洞へ、および第1の方向とは反対の第2の方向において第2の複数の流体供給空洞へ供給される。
第2の態様では、開示は、生産ラインに沿って下流方向におよび冷却装置を通して光ファイバを引く工程;および冷却装置内の光ファイバの周りに冷却液を注入する工程を含む、光ファイバの冷却方法を提供し、冷却装置は、チャンネルを含む少なくとも1つの側壁アセンブリと、少なくとも1つのプレナムと流体連通する複数の流体供給空洞を含む複数の内部空洞とを含み、冷却液は、光ファイバの移動方向を横切る第1の方向において少なくとも1つのプレナムから第1の複数の流体供給空洞へ供給され、および冷却液は、光ファイバの移動方向を横切りかつ第1の方向とは反対の第2の方向において、少なくとも1つのプレナムから第2の複数の流体供給空洞へ供給される。
第3の態様では、開示は、前記少なくとも1つの側壁アセンブリが:互いに離間した第1の側壁および第2の側壁;および第1の側壁と第2の側壁との間に位置決めされた少なくとも1つのシムを含み、シムが複数の内部空洞を画成する、第1の態様〜第2の態様の冷却装置を提供する。
第4の態様では、開示は、前記第2の複数の流体供給空洞が、チャンネルに沿って第1の複数の流体供給空洞間で間隔をあけられている、第1の態様〜第3の態様の冷却装置を提供する。
第5の態様では、開示は、冷却液が、第1のプレナムから第1の複数の流体供給空洞に供給され、および冷却液が、第2のプレナムから第2の複数の流体供給空洞に供給される、第1の態様〜第4の態様の冷却装置を提供する。
第6の態様では、開示は、前記少なくとも1つのプレナムが、複数の流体供給空洞の1つにそれぞれ供給する複数のプレナムを含む、第1の態様〜第5の態様の冷却装置を提供する。
第7の態様では、開示は、さらに、冷却液供給部および複数のプレナムと流体連通する複数の調整器を含み、複数のプレナムのそれぞれに導入される冷却液が調整されるようにする、第6の態様の冷却装置を提供する。
第8の態様では、開示は、前記側壁アセンブリが、流体供給空洞の少なくとも1つと流体連通する複数の出口チャンネル部分を含み、複数の出口チャンネル部分の各々は、流体供給空洞の各々からのチャンネルに対向して位置決めされ、および出口チャンネル部分の各々は、チャンネルで評価された流体供給空洞の冷却流断面領域よりも広い出口断面領域を有する、第1の態様〜第7の態様の冷却装置を提供する。
第9の態様では、開示は、前記チャンネルが、少なくとも1つのプレナムから出口チャンネル部分へ流れる流体の方向に末広がりになるようにテーパが付けられ(tapered open)、チャンネルの幅は冷却液の流体流の方向において増加する、第1の態様〜第8の態様の冷却装置を提供する。
第10の態様では、開示は、前記チャンネルが、約0度から約10度までテーパが付けられる、第9の態様の冷却装置を提供する。
第11の態様では、開示は、前記流体供給空洞のそれぞれに導入された冷却液が、かなりの部分においてチャンネルを越えかつ対応する出口チャンネル部分を通って流出する、第8の態様の冷却装置を提供する。
第12の態様では、開示は、前記流体供給空洞のうちの1つに導入された冷却液の一部分がチャンネルに流入し、かつ流体供給空洞に対向していない出口チャンネル部分を通って流出する、第8の態様の冷却装置を提供する。
第13の態様では、開示は、前記第1の方向において流体供給空洞に導入された冷却液が、第2の方向において流体供給空洞に導入された冷却液に等しい大きさの力を光ファイバに加える、第1の態様〜第12の態様の冷却装置を提供する。
第14の態様では、開示は、前記第1の方向において流体供給空洞に導入された冷却が、第2の方向において流体供給空洞に導入された冷却液と同等ではない大きさの力を光ファイバに加える、第1の態様〜第12の態様の冷却装置を提供する。
第15の態様では、開示は、前記冷却装置が、さらに、流体供給空洞のうちの少なくとも1つと流体連通する複数の出口チャンネル部分を含み、出口チャンネル部分は、チャンネルで評価された流体供給空洞の冷却流断面領域よりも広い出口断面領域を有し、流体供給空洞からチャンネルを横切って、および出口チャンネル部分の方へ流れる冷却液の制限を軽減するようにする、第2の態様の方法を提供する。
第16の態様では、開示は、前記チャンネルが、チャンネルを横切って流れる流体の方向に末広がりになるようにテーパが付けられ、チャンネルを横切る流体圧力は、流体供給空洞からの距離が長くなるにつれ、低下する、第2の態様および第15の態様の方法を提供する。
第16の態様では、開示は、前記第1の方向において流体供給空洞に導入された冷却液が、第2の方向において流体供給空洞に導入された冷却液に等しい大きさの力を光ファイバに加え、光ファイバの移動方向を横切る方向において光ファイバに加えられた力は、釣り合わされる、第2の態様および第15の態様〜第16の態様の方法を提供する。
第17の態様では、開示は、前記少なくとも1つのプレナムが、複数の流体供給空洞の1つにそれぞれ供給する複数のプレナムと、冷却液供給部および複数のプレナムと流体連通する複数の調整器とを含み、複数のプレナムの各々に導入された冷却液は、光ファイバの移動方向を横切る方向において、光ファイバに加えられる力およびモーメント荷重を釣り合わせるように調整される、第2の態様および第15の態様〜第16の態様の方法を提供する。
第18の態様では、開示は、さらに、前記複数のプレナムの各々に導入された冷却液の圧力を調整して、光ファイバとチャンネルとの間の間隔を維持する、第17の態様の方法を提供する。
第19の態様では、開示は、さらに、前記冷却装置の流体供給空洞を通る冷却液の流量を修正して、冷却装置を通過する光ファイバの温度を制御する工程を含む、第2の態様および第15の態様〜第18の態様の方法を提供する。
当業者には、特許請求する主題の趣旨および範囲から逸脱せずに、本明細書で説明する実施形態に様々な修正および変形をなし得ることが明らかである。それゆえ、本明書は、本明細書で説明する様々な実施形態の修正例および変形例が添付の特許請求の範囲およびそれらの均等物の範囲内にあることを条件として、そのような修正例および変形例を網羅するものとする。

Claims (9)

  1. 生産プロセスにおいて光ファイバを冷却するための冷却装置において、前記冷却装置は:
    少なくとも1つの側壁アセンブリによって画成されたチャンネル;および
    前記側壁アセンブリの内部に沿って位置決めされた複数の内部空洞であって、該内部空洞は、少なくとも1つのプレナム、該少なくとも1つのプレナムと流体連通する第1の複数の流体供給空洞、および該少なくとも1つのプレナムと流体連通する第2の複数の流体供給空洞を含み、冷却液が、第1の方向において前記少なくとも1つのプレナムから前記第1の複数の流体供給空洞へ、および前記第1の方向とは反対の第2の方向において前記第2の複数の流体供給空洞へ供給される、内部空洞、
    を含むことを特徴とする、冷却装置。
  2. 前記少なくとも1つの側壁アセンブリが:
    互いに離間している第1の側壁と第2の側壁;および
    前記第1の側壁と前記第2の側壁との間に位置決めされた少なくとも1つのシムであって、前記複数の内部空洞を画成するシム
    を含むことを特徴とする、請求項1に記載の冷却装置。
  3. (i)前記第2の複数の流体供給空洞が、前記チャンネルに沿って前記第1の複数の流体供給空洞間で間隔をあけられており;および/または(ii)冷却液が第1のプレナムから前記第1の複数の流体供給空洞へ供給され、および冷却液が、第2のプレナムから前記第2の複数の流体供給空洞へ供給されることを特徴とする、請求項1に記載の冷却装置。
  4. (i)前記少なくとも1つのプレナムが、前記複数の流体供給空洞の1つにそれぞれ供給する複数のプレナムを含み;または(ii)前記側壁アセンブリが、前記流体供給空洞のうちの少なくとも1つと流体連通する複数の出口チャンネル部分であって、前記複数の出口チャンネル部分のそれぞれが、前記流体供給空洞のそれぞれからの前記チャンネルに対向して位置決めされ、および前記出口チャンネル部分のそれぞれが、前記チャンネルで評価された前記流体供給空洞の冷却流断面領域よりも広い出口断面領域を有する、出口チャンネル部分を含むことを特徴とする、請求項1に記載の冷却装置。
  5. 光ファイバの冷却方法において、
    生産ラインに沿って下流方向におよび冷却装置を通して前記光ファイバを引く工程;および
    前記冷却装置内の前記光ファイバの周りに冷却液を注入する工程であって、前記冷却装置は、チャンネルを含む少なくとも1つの側壁アセンブリと、少なくとも1つのプレナムと流体連通する複数の流体供給空洞を含む複数の内部空洞とを含み、前記冷却液は、前記光ファイバの移動方向を横切る第1の方向において、前記少なくとも1つのプレナムから第1の複数の流体供給空洞へ供給され、および前記冷却液は、前記光ファイバの前記移動方向を横切りかつ前記第1の方向とは反対の第2の方向において、前記少なくとも1つのプレナムから第2の複数の流体供給空洞へ供給される工程、
    を含むことを特徴とする、光ファイバの冷却方法。
  6. 前記冷却装置が、さらに、前記流体供給空洞のうちの少なくとも1つと流体連通する複数の出口チャンネル部分を含み、前記出口チャンネル部分は、前記チャンネルで評価された前記流体供給空洞の冷却流断面領域よりも広い出口断面領域を有し、前記流体供給空洞から、前記チャンネルを横切って、および前記出口チャンネル部分の方へ流れる冷却液の制限を軽減させることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 前記チャンネルが、前記チャンネルを横切って流れる流体の方向に末広がりになるようにテーパが付けられ、前記チャンネルを横切る流体圧力は、前記流体供給空洞からの距離が長くなると、低下することを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  8. 前記第1の方向において前記流体供給空洞に導入された前記冷却液が、前記第2の方向において前記流体供給空洞に導入された前記冷却液に等しい大きさの力を前記光ファイバに加え、前記光ファイバの前記移動方向を横切る方向において前記光ファイバに加えられた力は、釣り合わされることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  9. (i)前記少なくとも1つのプレナムが、前記複数の流体供給空洞の1つにそれぞれ供給する複数のプレナムと、冷却液供給部および前記複数のプレナムと流体連通する複数の調整器とを含み、前記複数のプレナムのそれぞれに導入された冷却液は、前記光ファイバの前記移動方向を横切る方向において前記光ファイバに加えられる力およびモーメント荷重を釣り合わせるように調整され;および/または(ii)前記冷却装置の前記流体供給空洞を通る前記冷却液の流量が、前記冷却装置を通過する前記光ファイバの温度を制御するように修正されることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
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