JP2015532444A - 完全性検査装置および関連する方法 - Google Patents

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Abstract

物体の完全性検査のための装置および方法が提供される。1つの装置は、容器を受けるための検査チャンバを形成する収容体と、容器の膨張できる能力を抑制しつつ検査チャンバの表面から容器を分離するためのスペーサとを備える。他の装置は、ポートに接続するための膜を含むコネクタを備える。検査チャンバ内の検出可能ガスのベースレベルの使用も提案される。関連する方法も記載される。【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照
この出願は、その開示内容が参照することにより本願に組み入れられる米国仮特許出願第61/790,621号明細書、第61/717,959号明細書、および、第61/873,138号明細書の利益を主張する。
この開示は、完全性検査に関し、より具体的には、内部区画室を有する物体の完全性を検査することに関する。
密閉された可撓性プラスチックバッグ、マニホールド、チューブ構造などの形態を成す収容体または容器は、しばしば多くの用途で使用される。例えば、バイオプロセスの過程では、バルク中間貯留、細胞培養再懸濁、ウイルス不活性化、最終的な配合、最終的な充填、または、バイオリアクターのために可撓性バッグがしばしば使用される。多くのそのような用途および他の用途では、バッグが予め滅菌され、また、そのような状態は、バッグの使用に起因する生成物の汚染を回避するために維持されなければならない。バイオプロセスの場合、滅菌状態の何らかの欠陥は、従来のプロトコルからの大きな逸脱であると考えられ、時として生成物を形成するのにかなりのコストと労力とを費やしてしまった後に、しばしば貴重な生成物の欠陥の廃棄をもたらす。
バイオプロセスのために一般に使用されるタイプのバッグを含む殆どのバッグは、プラスチック膜の1つ以上の比較的薄い層を備え、したがって、輸送中および取り扱い中に破損し易い。また、バッグは、しばしば、(例えば加熱手段または超音波手段によって)互いに溶着される膜の個々のシートまたはパネルを備え、これは、そのように形成される対応するシールに沿って欠陥および付随する漏れをもたらす可能性がある。これらの理由により、おそらく滅菌したバッグの完全性を、貴重な生成物がバッグ内に導入される前に確認することが必要である。同様に、使用期間全体(バイオプロセスの場合、数週間など、比較的長い時間となり得る)にわたってバッグの完全性が維持されたことを保証するために、使用後に使用済みバッグの完全性をチェックすることもしばしば望ましい。
従前の同一出願人による出願(その開示内容が参照することにより本願に組み入れられる国際公開第2009/145991号パンフレット)は、ヘリウムなどの検出可能ガス(すなわち、希ガス)を使用して漏れを生じ易い収容体のための完全性検査レジメを提案した。検出可能ガスの任意の漏れの検出は、滅菌状態の想定し得る欠陥を示唆する場合がある。検査のための他の提案は、参照することにより本願に組み入れられる米国特許第7,516,648号明細書および第8,104,328号明細書に開示されるように導電システムを使用した。提案された検査構成はロバスト性が高く信頼できるが、結果の信頼性、再現性、および、精度を確保するのに役立つように特定の開発がなされてきた。
例えば、完全性検査の既知の態様は、既存のバッグタイプのサンプルに既知のサイズ(例えば10μ)を有する開口を意図的に形成することを伴う。その後、サンプルバッグに検出可能ガスを供給することによって漏れ検査がサンプルバッグに対して行なわれ、また、漏れが検出されれば、漏れを検出できる漏れ検出器の能力は、妥当な度合いであることが知られる。漏れが検出されなければ、漏れが検出されるまで、異なるサイズの開口を有するサンプルバッグの使用を繰り返すことができ、それにより、漏れ検出器の最小感度が特定される。言うまでもなく、必要な精度までバッグに開口を構成することは、時間のかかる作業である。また、開口の複数のサイズを検査するために、複数のバッグが構成されなければならず、そのため、費用がかかるとともに、時間もかかる。
検査の既存の態様にかかわる更なる想定し得る問題は、検査を完了させるために要する時間である。これは、比較的大きな容積を有するバッグ内での比較的少量の検出可能ガスの使用と、ガスがその容積の全体にわたって拡散するためおよび漏れを引き起こす開口を“見つける”ために要する対応する時間の量との結果であり得る。無論、検査の時間は、検査のコストにおいてだけでなく、信頼性においても要因となり得る。これは、短い検査時間によって所望の信頼性を得ることができない場合があるからである。しかしながら、検出可能ガスが使用されるときには、十分に長い検査の必要性と、検査が長ければ長いほど漏れの結果ではない拡散が生じる可能性が高くなるとの懸念とのバランスをとることが必要な場合もある。
生物薬剤市場では使い捨てバッグの使用が増大しているが、更に大きな増大がマニホールドに対する需要に見られる。マニホールドは、中心経路に沿う分岐が4方向コネクタによってもたらされる中心流路であり、各分岐は、流体を受けるために分岐に接続されるバッグまたはフィルタを更に有する。バッグは、一般に2Dであり、通常は50mL〜20Lのバッグである。ある場合には、取り付けられたバッグが20L〜50L程度のサイズを有する3Dバッグであってもよい。通常、マニホールドは非常に高価であり、また、マニホールド全体を使用できることが重要である。大抵の場合、マニホールド内に蓄えられる生成物は、最終仕上げ生成物であり、したがって、非常に高価な材料である。
現在、そのようなマニホールドの有効な完全性チェックを行なうための信頼できる方法はなく、詳細には、既存の方法(圧力減衰)は、非常に小さい欠陥(10ミクロンより小さい)をチェックできないとともに、それぞれの個々のバッグへの流路が開いているかどうかを検証することもできない。
圧力減衰方法は、ガスをバッグ区画室内に漸進的な速度で導入して、特定の圧力に達した後にガス導入を停止し、その後、特定の時間にわたって圧力損失を監視することを伴う。この方法は、単一のバッグにおける完全性チェックに有用であるが、複雑なマニホールドではあまり有効でない。例えば、製造誤差に起因して4方向コネクタのいずれかが塞がれれば、圧力減衰方法はその塞がった状態を検出できない。圧力上昇/減衰プロファイルが変化せず、したがって、閉塞を検出できない。
マニホールドの閉塞をチェックできないことに加えて、圧力減衰は、任意のレベルの滅菌保証を確保するために必要なレベルまでこれらの複雑なマニホールドを検査することができない。標準的な圧力減衰検査は、サイズが20〜90ミクロンの範囲内の欠陥のみを検出でき、20ミクロン未満の欠陥を検出できない場合がある。最近の研究によれば、エアロゾル化されたバクテリアが12ミクロンほどの欠陥に侵入することが分かってきた。普通の非清浄な室内状態(例えば、人々がくしゃみしている状態)は、エアロゾル化されたバクテリアに立ち向かっている状態と同様であると考えられる。また、エアロゾル化されたバクテリアは、サイズが12ミクロン以下の欠陥に侵入しないことも分かってきており、そのため、バクテリアの通過を許容する欠陥を検出することが望ましい。したがって、欠陥サイズを断言する際には、少なくとも12ミクロンサイズの欠陥の検出が重要である。微生物攻撃が液体媒体である場合、バクテリアは、2.65ミクロンサイズほどの欠陥に侵入する。その結果、サイズが最大2ミクロンの欠陥を検出する必要がある。
最後に、先に言及された出願は、検査を行なうための検査チャンバを提案した。更なる進歩の結果として、様々なバッグの効率的な信頼できる検査を容易にするために特定の改良が考えられてきた。一例として、検査前および検査中のバッグの取り扱いが任意の破損を回避するのに役立つ態様で行なわれる場合があり、また、検査レジメの効率、信頼性、および、精度を向上させる態様で検査中のバッグの挙動を制御することもできる。
開示の1つの態様は、第1の内部チャンバを有するとともに少なくとも1つのポートを含むバッグの完全性検査を行なうのに用いる装置に関する。装置は、ポートに接続するようになっているコネクタを備え、コネクタは、コネクタの中に開口が形成されている膜を備える。膜の開口は、完全性検査の精度および信頼性を確かめるための意図的な欠陥を形成してもよい。
コネクタは、ガスが通過できるようにするための少なくとも1つの穿孔を含むベースを備えてもよい。膜は、ベースの前面に接続されてもよく、あるいは、ベースの内面とポートとの間に設けられてもよい。コネクタは、バッグのパウダーポートを構成するポートに接続するようになっていてもよく、あるいは、管状であってもよい。コネクタは、金属材料、プラスチック材料、または、これらの両方を備えてもよい。バッグは、この膜の材料に対応する材料から形成される膜を備えてもよい。複数のコネクタが設けられてもよく、この場合、各コネクタが異なるサイズの開口を有する。1つ以上のコネクタにおける開口の直径は、約0.01μ〜約100μの範囲内であってもよい。
開示の更なる部分は、完全性検査のために可撓性バッグに接続するための複数のコネクタを備えるキットであり、各コネクタは、異なる直径の意図的な欠陥を有する。コネクタのうちの1つ以上がステンレス鋼を備えてもよい。したがって、本発明は、意図的な欠陥を有するコネクタと、コネクタに接続するための可撓性バッグとの組み合わせと見なされてもよい(意図的な欠陥は、約0.01μ〜約100μの範囲内の直径を有する開口を備えてもよい)。
開示の更なる態様は、ポートを含むバッグに対して完全性検査を行なう方法に関する。方法は、第1の開口を含む第1の膜をポートに取り外し可能に取り付けるステップを備える。方法は、膜を含むバッグを検査チャンバ内に配置し、検査チャンバを与圧し、検出可能ガスをバッグ内へ導入し、膜の開口を通過する結果としての検査チャンバ内の任意の検出可能ガスを検出するステップを更に含んでもよい。方法は、膜を取り外して、第2の開口を含む第2の膜をポートに取り外し可能に取り付けるステップを備えてもよく、第2の開口は、第1の開口とは直径が異なる。
開示の他の態様は、ポートを含む収容体に対して完全性検査を行なう方法に関する。方法は、第1の開口を含む第1の部品をポートに取り外し可能に取り付け、検出可能ガスを収容体内に供給し、検出可能ガスが収容体の外部に位置するかどうかを検出するステップを備える。収容体がバッグを備えてもよく、また、方法は、バッグの材料に対応する膜を備える第1の部品を設けるステップを含んでもよい。収容体は、複数のポートを含むマニホールドを備えてもよく、また、方法は、第1の部品と関連付けられていない任意のポートをクランプするステップを更に含んでもよい。
第1の部品がチューブを備えてもよく、また、チューブを収容体のポートに接続するステップが行なわれてもよい。方法は、第1の開口よりも小さい第2の開口を有する第2の部品をポートに設けるステップを更に含んでもよい。第1の部品をポートから取り外すステップと、第2の部品をポートに取り外し可能に取り付けるステップと、検出可能ガスを収容体へ送出するステップと、収容体の外部の任意の検出可能ガスを検出するステップとが行なわれてもよい。
本発明の他の態様は、物体の完全性検査を行なうのに用いる装置に関する。装置は、物体を受けるための検査チャンバを形成する収容体と、検査チャンバの表面から物体を分離するためのセパレータとを備え、セパレータが物体に接続されるようになっている。セパレータは、物体に対して揺動可能にあるいはスライド可能に接続されてもよい。セパレータがチャンバに対して回転可能に接続されてもよい。セパレータが格子を備えてもよい。物体が収容体を備える場合、格子は、収容体に接続するためのチューブを受けるようになっている少なくとも1つの開口を含む。格子は、第1の寸法を有する複数の第1の開口と、第2の寸法を有する複数の第2の開口とを備えてもよい。格子は、支持フレームに取り外し可能に装着される支持部材を備えてもよく、支持部材は、物体を圧縮するようになっている内側に湾曲された対向するロッドを備えてもよい。
セパレータは、物体の2つの対向するフラップ間に位置するようになっている突出部を含んでもよい。セパレータは、物体の対向するフラップの第1の対の間に位置するようになっている第1の突出部と、対向するフラップの第2の対の間に位置するようになっている第2の突出部とを含んでもよい。第1の突出部は、物体の折り畳み時のフラップの端部間の空間に対応する距離を隔てて第2の突出部から離間されてもよい。
1つ突出部または各突出部は、一般に、1つの点へ向けて先細っており、また、セパレータの支持フレームに対して揺動可能に装着されてもよい。セパレータが少なくとも2つの揺動可能に装着されるサイド部材を含んでもよく、各サイド部材が格子を備える。サイド部材は、互いに対向してもよく、また、完全性検査中に物体を圧縮するべく内側に湾曲してもよい。
セパレータは、物体を受けるための開口を有する逆U形状の構造体を備えてもよい。物体の2つの隣接するフラップ間に位置するための取り外し可能なスペーサが設けられてもよい。チャンバは、垂直方向などの1つの方向で長尺であってもよく、また、水平面に対して接線方向に向けられる外面を含む略円筒状の本体を備えてもよい。
収容体は、透明材料から形成されてもよいドアを含んでもよい。シャトルがセパレータに接続できてもよく、また、収容体がシャトルを受けるようになっていてもよい。シャトルは、収容体のレールと係合するようになっているホイールを含んでもよい。シャトル、セパレータ、または、これらの両方を運ぶために台車が設けられてもよい。収容体の内面は、複数の略半球状の突起などのパターンを含んでもよい。
開示の更なる態様は、内部区画室を有する、物体の完全性検査のための装置に関する。装置は、物体を受けるための検査チャンバと、ガスをチャンバ内の物体へ送出するようになっている、検出可能ガスの第1の供給源と、検査チャンバに接続される、キャリアガスの供給源と、検出可能ガスを検出するための検出器とを備える。装置は、検査チャンバに接続される検出可能ガスの第2の供給源を更に備えてもよい。
この開示の更なる他の態様は、物体へ送出される検出可能ガスを使用して、内部区画室を用いて物体の完全性検査を行なうための装置に関する。装置は、容器を受けるための検査チャンバと、容器の外部の検査チャンバへ検出可能ガスを送出するように配置された、検出可能ガスの第1の供給源とを備える。装置は、検出可能ガスを検出するための検出器と、検査チャンバに接続される、キャリアガスの供給源とを更に備えてもよい。装置は、検出可能ガスを物体へ送出するための第2の供給源を更に含んでもよい。
開示の更なる他の態様は、少なくとも2つの対向するフラップまたは折り込みを含む物体の完全性検査を検査チャンバ内で行なうことに関連して用いる装置に関する。装置は、物体を検査チャンバ内で受けて支持するためのフレームを備え、該フレームは、少なくとも2つの対向するフラップまたは折り込みの間に選択的に位置させるようになっている少なくとも第1の部分を含む。第1の部分は、先細っていてもよく、また、略三角形状の断面を備えてもよい。第1の部分は、格子を備えてもよく、また、容器を圧縮するようになっている第2の部分を含んでもよいフレームに揺動可能に装着されてもよい。フレームは、フレームに揺動可能に装着される2つのサイド支持体を備えてもよく、また、この部分は、フレームに揺動可能に装着される少なくとも1つの第1の内側支持体を備える。
容器は、対向するフラップまたは折り込みの2つの対を含んでもよく、また、第1の内側支持体は、フラップの第1の対の間に位置するように配置されてもよい。第2の内側支持体は、フラップの第2の対の間に位置するように配置されてもよい。ホーム状態における第1の内側支持体と第2の内側支持体との間の距離は、容器のフラップの2つの対の端部間の空間に等しいあるいは該空間より大きくてもよい。サイド支持体が内側に湾曲されてもよく、また、サイド支持体のうちの少なくとも1つは、容器と関連付けられる補助構造体を受け入れるように寸法付けられる開口を形成するべく配置されるようになっているモジュール式ロッドを備えてもよい。
開示の更なる態様は、物体の完全性検査のための装置に関する。装置は、物体を受けるための検査チャンバを形成する収容体と、物体を支持するためのシャトルとを備える。シャトルは、検査チャンバ内に除去可能に位置するように配置されてもよい。
チャンバの外部のシャトルを支持するために台車が設けられてもよい。台車が第1のガイドを含んでもよく、また、チャンバは、シャトルを台車からチャンバへ移送するために第1のガイドとほぼ位置合わせするようになっている第2のガイドを含む。台車は、台車と検査チャンバとの間の位置合わせを確保するべく第2の位置合わせ機能部に登録するための第1の位置合わせ機能部を含んでもよく、第1の位置合わせ機能部が収容体に位置してもよい。
台車は、収容体の内側表面と係合するようになっている少なくとも1つの構造体を含んでもよい。構造体がホイールを備えてもよい。物体を検査チャンバの壁から離間させるためにスペーサが設けられてもよい。シャトルは、物体に接続されるチューブのための開口を備えてもよい。
開示の更なる他の態様は、漏れの存在を決定するために完全性が検査されるべき物体と関連付けられる検査チャンバ内に位置するための装置に関する。装置は、漏れを阻止することなく物体を受けて該物体と係合するための一対の対向するサイド支持体を備える。サイド支持体は、内側に湾曲されてもよく、また、垂直部材、水平部材、または、これらの両方を備えてもよい。サイド支持体は、リングを更に備えてもよく、また、支持フレームに対して取り外し可能に装着されてもよい。少なくとも1つのサイド支持体は、物体と関連付けられる補助構造体を受けて支持するようになっている支持張出部を含んでもよい。
物体が少なくとも2つの対向するフラップを含んでもよく、また、フラップ間に位置するためのスペーサが設けられてもよい。スペーサは、支持フレームに取り外し可能に装着されるロッドを含む格子を備えてもよく、また、断面が略三角形状であってもよい。物体のフラップの第2の対の間に位置するための第2のスペーサが設けられてもよい。第1のフラップおよび第2のフラップは、第1の距離、および、第1のスペーサの端部と第2のスペーサの第2の端部との間の第2の距離を隔てて離間されてもよい。また、スペーサは、支持体のうちの少なくとも1つを検査チャンバの表面から離間させてもよい。
また、この開示は、物体の完全性を検査する方法であって、物体をキャリアと関連付けるステップと、キャリアをチャンバ内に位置させるステップと、検出可能ガスを物体へ送出するステップと、物体における漏れの結果としての任意の検出可能ガスを検出するステップとを備える方法に関する。検出可能ガスを送出するステップは、チューブを物体に接続するステップを備えてもよく、また、方法は、チューブをキャリアの開口に通すステップを含んでもよい。
本明細書中に開示される更なる態様は、物体の完全性を検査する方法に関する。方法は、キャリアをチャンバ内に位置させるステップと、検出可能ガスを物体へ送出するステップと、キャリアガスをチャンバへ送出するステップと、物体における漏れの結果としての任意の検出可能ガスを検出するステップとを備える。
更なる他の態様は、検査チャンバ内で物体の完全性を検査するための方法に関する。方法は、検査チャンバへの検出可能ガスのベースレベルを与えるステップと、検出可能ガスを物体へ送出するステップと、ベースレベルを超える任意の検出可能ガスをチャンバ内で検出するステップとを備える。
開示の他の態様は、ガスの供給源を使用して漏れの存在を決定するために物体の完全性検査で用いるシステムである。システムは、ガスを供給源から受けるための収容体と、一定量のガスを収容体から物体に送出するための送出ラインと、ガスの圧力を物体へ送出された時点で検出するための圧力センサとを備える。検出された圧力は、物体がガスを受けたかどうかを決定するために使用されてもよい。システムは、検出された圧力と漏れが存在しないときの物体と関連付けられる所定の圧力とを比較するための比較器を含んでもよい。
開示の一部も形成する、物体の完全性検査で用いる方法は、ガスを物体へ送出するステップと、ガスの圧力を検出するステップと、検出された圧力と漏れが存在しないときの物体と関連付けられる所定の圧力とを比較するステップとを備える。
開示の他の態様を形成する装置は、完全性検査のための装置を備える。装置は、滅菌状態下で処理するために導電性流体を受けることができる第1の内部区画室を有する物体と、第1の内部区画室からの導電性流体の漏れの存在を検出するためのセンサとを備える。センサは第1および第2の電極を備える。第1の電極は、物体の第1の内部区画室への開口と関連し、また、第2の電極は、漏れの存在下で第1の電極との電気的な接続を完成させるために第1の内部区画室の外部に配置される。第2の電極は、容器を備えてもよい物体の外部にある液体を備えてもよい。硬質収容体が容器を受けてもよく、硬質収容体は、容器を十分に膨張させることなく液体で満たすことができるようにするべく容器を圧縮する。
関連する方法は、容器の膨張できる能力を抑制しつつ流体を物体内へ導入した後に物体に対して完全性検査を行なうことによって膨張可能な物体の完全性を検査するステップを備える。流体が検出可能ガスを備えてもよく、また、完全性検査を行なうステップは、物体の外部の検出可能ガスを検出するステップを備える。完全性検査を行なう方法のステップは、物体の内部の液体と通じる第1の電極と、物体の外部の第2の電極と設けるステップと、漏れによって電極間に回路が形成されるかどうかを決定するステップとを備えてもよい。
物体の完全性を検査する更なる方法は、第1の液体を含む物体を該物体により第1の液体から隔てられる第2の液体中に浸漬させるステップと、第1の液体と第2の液体との間で回路が完成されるかどうかを決定することにより漏れの存在を検出するステップとを備える。方法は、物体の膨張を抑制しつつ物体に第1の液体を供給するステップを備えてもよい。浸漬させるステップは、流体を処理するために物体が使用された後、または、物体が流体を処理する間に行なわれてもよい。
物品の完全性を検査するのに用いるシステムも開示される。システムは、供給源からの一定量のガスを収容するための収容体と、バルブを含む送出ラインとを備え、バルブは、開放時に、この一定量のガスを収容体から物品に即座に送出する。ガスの圧力を物品へ送出された時点で検出するために圧力センサが設けられてもよい。
内部区画室を有する物体に対して完全性検査を行なう方法は、検出可能ガスを内部区画室へ送出するステップと、所定の制限時間内で、検出可能ガスが内部区画室の外部で検出できるかどうかを評価するステップとを備える。方法は、送出ステップの前に物体を真空チャンバ内に配置するステップ、並びに、送出ステップの前に真空チャンバ内に真空を形成するステップを更に含んでもよい。所定の制限時間は、最大で約120秒であってもよく、あるいは、より具体的には、5,10,20,30秒から成るグループから選択されてもよい。送出ステップは、所定量の検出可能ガスを即座に内部区画室に送出するステップを備えてもよい。送出ステップおよび検出ステップはいずれも5秒内で起こる。方法のいずれかが物体を冷却するステップを備えてもよい。
また、方法は、内部区画室を有する物体の完全性検査であって、完全性検査を行なう前に物体を冷却するステップを備える完全性検査に関する。完全性検査を行なうステップは、検出可能ガスを物体の内部区画室内へ導入するステップと、内部区画室の外部で検出可能ガスが検出できるかどうかを評価するステップとを備える。冷却ステップは、冷却された検出可能ガスを内部区画室内へ導入し、それにより、物体のための検査チャンバを冷却するあるいは物体の壁を冷却するステップを備えてもよい。
収容体に対して完全性検査を行なう更なる方法は、収容体をキャリアに接続するステップと、キャリアを検査チャンバ内に配置するステップと、検出可能ガスの供給源を収容体に接続するステップとを備える。方法は、検査チャンバを閉じるステップと、検査チャンバ内に真空を形成するステップと、収容体の外部の検査チャンバ内の検出可能ガスを検出するステップとを更に備えてもよい。方法は、(1)収容体に接続するチューブをキャリアの開口に通すステップと、(2)接続するステップの後に、検出可能ガスをチューブへ送出するステップとを更に含んでもよい。接続するステップは、配置するステップの後に行なわれてもよい。
検出可能ガスの供給源と接続して完全性を検査するための装置は、複数のポートを含むマニホールドと、ポートのうちの少なくとも1つを検出可能ガスの供給源に接続するためのチューブと、他のポートと関連付けられる少なくとも1つの器具とを備える。器具は、可撓性バッグまたはクランプを備えてもよい。
また、開示は、内部区画室を含む物体の完全性を検査するための装置に関する。装置は、物体を受けるための収容体であって、与圧され得るチャンバを含む収容体と、物体をほぼ取り囲むようになっているとともに収容体の表面から物体の表面を分離するために収容体内に位置するようになっている可撓性の導電性多孔質セパレータとを備える。収容体に接続するためにポンプが設けられ、また、物体からの漏れを検出するためにセンサが設けられる。装置は、検出可能ガスを物体の内部区画室へ送出するための送出ラインを更に含んでもよく、この場合、センサが検出可能ガスを検出するようになっている。
収容体は、硬質タンクを備えてもよく、また、ポンプに接続するための少なくとも1つのポートを含んでもよい。ポートは、収容体の底壁または側壁に設けられてもよく、ポートをシールするための少なくとも1つのカバーを更に含む。収容体は、与圧を可能にするべく収容体をシールするための取り外し可能な蓋を備えてもよい。蓋は、収容体内で物体を吊り下げるためのハンガーを備えてもよい。
検査されるべき物体は、インペラを含む可撓性バッグを備えてもよい。装置は、可撓性バッグ内のインペラを収容体のチャンバ内に位置させるときに動かすための原動力デバイスを更に含んでもよい。セパレータは、漏れの存在下で内部区画室内の液体に接続される電極と回路を形成するメッシュを備えてもよい。
内部区画室を含む物体の完全性を検査するための装置も開示される。装置は、物体を受けるための収容体を備え、該収容体は与圧され得るチャンバを含む。収容体の表面から物体の表面を分離するために収容体内に位置するための管状のセパレータが設けられる。物体からの漏れを検出するためにセンサも設けられる。
ポンプが装置の一部を形成してもよく、該ポンプは収容体に接続するためのものである。管状のセパレータは、収容体内で流体を通過させるようになっている管路またはコイルを備えてもよい。物体は、インペラを含む可撓性バッグを備えてもよく、また、装置は、可撓性バッグ内のインペラを収容体のチャンバ内に位置させるときに動かすための原動力デバイスを更に含んでもよい。ポートが、該ポートを覆うための少なくとも1つのカバーと共に、収容体に設けられてもよい。カバーは、物体に取り付けられるチューブを受けるために長尺であってもよい。
開示の更なる他の態様は、物体の完全性を検査するための装置であって、熱交換器を有するとともにチャンバを与圧するためのポンプに接続されるチャンバを含むタンクを備える装置である。装置は、タンクであって、該タンクのチャンバ内に位置させる収容体内に位置する流体を撹拌するための撹拌器を動かすための原動力デバイスに接続されるタンクと、チャンバを真空引きするためのポンプとを含む。チャンバ内のセパレータが、タンクから収容体を少なくとも部分的に分離させてもよく、このセパレータは、チューブ、コイル状チューブ、多孔質材料、布、フリース、格子、ラティスワーク、または、これらの任意の組み合わせを備えてもよい。
流体処理工程を行なう方法は、流体を受けることができる内部区画室を含む物体の完全性を、検出可能ガスを内部区画室へ送出することによって収容体内で検査するステップを備える。方法は、流体処理工程で収容体内の物体を使用するステップを更に含む。物体が可撓性バッグを備えてもよく、また、完全性検査ステップは、収容体を真空引きするステップと、物体へ送出される検出可能ガスが物体の外部で検出できるかどうかを検出するステップとを備える。使用するステップは、物体の内部区画室内の撹拌器を動かすステップを備えてもよい。方法は、使用するステップの後に完全性検査を繰り返すステップを更に含んでもよく、使用するステップが完全性検査ステップの前に行なわれてもよい。
関連する態様は、流体処理工程を行なう方法に関する。方法は、流体を受けることができる内部区画室を含む物体の完全性を収容体内で検査するステップを備える。方法は、完全性検査の後に、流体処理工程で物体を収容体内に少なくとも部分的にとどまる状態で使用するステップを更に備える。使用するステップは、液体を内部区画室へ導入するステップを備えてもよい。
意図的な欠陥を有する部品を示す。 意図的な欠陥を有する部品を示す。 検査チャンバおよびセパレータを示す。 検査チャンバおよびセパレータを示す。 セパレータの更なる実施形態を示す。 セパレータの更なる実施形態を示す。 セパレータの更なる実施形態を示す。 検査チャンバの他の実施形態を示す。 検査チャンバの更なる他の実施形態を示す。 検査チャンバの更なる他の実施形態を示す。 検査されるべき容器を輸送するのに用いる台車を示す。 検査されるべき容器を輸送するのに用いる台車を示す。 検査されるべき容器を輸送するのに用いる台車を示す。 検査されるべき容器を輸送するのに用いる台車を示す。 スペーサの一実施形態を示す。 スペーサの別の実施形態を示す。 スペーサの更に別の実施形態を示す。 スペーサの更に別の実施形態を示す。 スペーサの更に別の実施形態を示す。 スペーサの更に別の実施形態を示す。 検査チャンバの一実施形態を示す。 完全性検査の想定し得る形態を概略的に示す。 完全性検査の想定し得る形態を概略的に示す。 完全性検査の想定し得る形態を概略的に示す。 完全性検査の想定し得る形態を概略的に示す。 完全性検査の想定し得る形態を概略的に示す。 完全性検査の想定し得る形態を概略的に示す。 1つのタンクの完全性検査および流体処理のための併用を示す。 1つのタンクの完全性検査および流体処理のための併用を示す。 1つのタンクの完全性検査および流体処理のための併用を示す。 1つのタンクの完全性検査および流体処理のための併用を示す。 1つのタンクの完全性検査および流体処理のための併用を示す。 1つのタンクの完全性検査および流体処理のための併用を示す。 1つのタンクの完全性検査および流体処理のための併用を示す。 1つのタンクの完全性検査および流体処理のための併用を示す。 1つのタンクの完全性検査および流体処理のための併用を示す。
ここで、図1−図5を参照すると、開示の1つの態様は、内部区画室を有する物体に取り外し可能に取り付けられるための部品10に関する。例えば、物体は、可撓性膜(1つ以上の層を備えてもよい)を備えるバッグなどの可撓性容器Vを備えてもよい。図示の形態において、部品10は、容器Vの利用可能なポートに接続されるようになっているコネクタ12を備える。コネクタ12は、容器の内部区画室と容器外部の環境との間のガスの連通を可能にするための開口14aを有するベース14を備えてもよい。ベース14は、ベースの材料とポート材料との間でシール係合を形成するように容器VのポートPと接続するようになっていてもよく、それにより、任意の流体連通が専ら開口14aを通じてのみ行なわれる。
ベース14は、意図的な欠陥を形成するために予め穿孔された穴を含む硬質金属プレートを備えてもよい。しかしながら、硬質金属プレートは、検査条件下でバッグ材料と同じように振る舞わず、したがって、結果の信頼性および精度が確保されない場合がある。そのため、他の実施形態では、容器の膜に特性が対応する膜16がベース14と関連付けられる。膜16は、図1に示されるようにワンピース部品10を形成するために、溶接や接着などによってベース14に直接に取り付けられてもよい。また、膜16は、図1にも示されるようにベース14の外表面に固定されてもよく、あるいは、図2に示されるようにツーピース部品10を形成するためにポートとベース14の内面(すなわち、容器の内部区画室に隣接するベースの部分)との間に挟まれてもよい。
ベース14または膜16のいずれかは、存在する場合には、所定のサイズ(例えば、約0.01μ〜約100μであるが、図示の例では約10.25μ)を有する開口(特大マーク16aによって示される)も含む。開口16aは、膜16がベース14と関連付けられる前または後に膜16に穴を穿孔するためにあるいは膜が存在しないとき(ベースがステンレス鋼キャップなどの材料の単一品であるときなど)にはベース自体に直接に穴を穿孔するために、レーザを使用するなど、精密成形方法によって設けられてもよい。開口16aは、膜16のほぼ中心にあるように示されるが、望ましい場合には他の場所に設けられてもよい。
言うまでもなく、膜16(またはベース14)の開口16aは、このようにして、バッグなどの容器Vと関連付けられるときには“意図的な欠陥”を形成する。したがって、以下の説明で更に概説されるように、既知のタイプの可撓性容器またはバッグがコネクタ12と例えば該コネクタをポートPに接続することによって関連付けられてもよい。その後、容器Vは、例えば検出可能なガスが供給されることにより、完全性が検査されてもよく、周囲のチャンバが真空引きされてもよい。チャンバと関連付けられる検出器が検出可能ガスを検出すれば、完全性検査装置を使用して標準的なバッグが検査されるときに漏れをもたらすサイズを開口16aが有することが分かる。
しかしながら、漏れが検出されなければ、その後、部品10と指示がほぼ同一であるが異なるサイズ(例えば20μ)の開口を膜16に有する第2の部品(図示せず)が容器と関連付けられて検査が繰り返されてもよい。言うまでもなく、このシーケンスは、漏れが検出されるまで必要に応じて繰り返されてもよく、漏れが検出されると、膜の対応する開口サイズは、漏れが生じ得るサイズとして把握される。これは、所定の検査条件下で既知のサイズに至るまで漏れを形成する場合がある開口を有するバッグに関して完全性検査が信頼できることが知られるため、検査レジメに関する予測可能性および信頼性の指標を与える。検出可能ガスを使用する検査が1つの手法であるが、前述した装置は、圧力減衰、導電性、または、同様のものを含む任意の形態の完全性検査において適用性を見出すことができる。
更に言うまでもなく、異なるサイズの開口を有するコネクタ12などの異なる部品10を提供できることは、容器自体の膜を変更する必要性を回避する。したがって、コネクタ12は、所定の検査中に連続的に使用されてよいだけでなく、場合によっては複数の検査にわたって、また、ポートが汎用のものである限りは異なるタイプのバッグのためにでさえ使用されてもよい。
理解され得るように、部品10が異なる形態を成してもよい。例えば、部品は、図1−図2に示されるキャップよりも直径が大きいパウダーポートに関連してキャップとして使用されるタイプのコネクタを備えてもよい。膜16および開口16aのサイズは、より小さいキャップ12と同じであってもよく、あるいは、異なってもよい。部品10は、開口を含む膜と関連付けられてもよい管状コネクタまたは返し付きのポートなどのコネクタの形態を成してもよい。部品10は、コネクタ12と係合するようになっている第1の端部と容器のポートと接続するようになっている第2の端部とを有するチューブを含んでもよい。そのような部品の配列が順次的用途で設けられてもよい。
開示の他の態様によれば、装置20は、特に、“3Dバッグ”として知られる可撓性容器を検査するようになっている。以下で更に詳しく論じられるように、これらのバッグは、一般に、バッグが膨張されるときに消失する折り込みあるいはガセットを有する。それにもかかわらず、折り畳まれた状態では、これらの構造体は、完全性検査中に、特別な考慮すべき事項をもたらす。
1つの実施形態では、図3および図4に示されるように、装置20は、内部にスペーサ24が設けられるチャンバ22を備える。スペーサ24は、検査中にチャンバ22内で容器またはバッグを支持する役目を果たす。容器またはバッグの挿入および除去を容易にするために、スペーサ24は、関連する収容体25に接続されたままの状態でチャンバ22内の位置とチャンバの外側の第2の位置との間で移動するようになっていてもよい。これは、通常は閉じられるチャンバ22の開放端を通じて旋回させることによって達成されてもよい。
チャンバ22を形成する収容体25の方向も注目に値する(基本的には、端部が開放するドラムが横倒しに向きを変えられ、それにより、その湾曲面が水平面に対して接する円筒体が形成される)。これは、真空引きプロセス中に生み出されるフープ応力に耐えるための増大した強度を与えるからである。更に、収容体25が検査の目的のために検出可能ガスを導入するための任意のポートを含んでもよいことが留意される。
図3および図4ではスペーサ24が概略的に示されるが、完全性検査を容易にする態様でガセットまたは折り込みを有するバッグ(例えば3Dバッグ)を受け入れるべく特別に設計されるようにスペーサ24を形成することが望ましい。したがって、例えば、図5および図6に示されるように、スペーサ24は、格子状または網状のフレームワーク26を備えてもよい。この構造は、容器における任意の漏れが外面との接触によって覆い隠され、それにより検出が妨げられることを防止するのに役立つ。
フレームワーク26は、側面26a,26b間の内部空間内で容器を受けるように幅寸法を調整できてもよい。例えば、フレームワークは、これらの側面26a,26b間の空間を増大するように拡張されてもよく、その後、随意的に圧縮されてもよい。検査中に容器に対して圧縮を適用する1つの利点は、それが、検出可能ガスの導入中における拡張を減らすとともに、必要とされるガスの量を減らすことによって漏れの早期の特定を確保するのに役立ち得るという点である。また、以下で更に論じられるように、完全膨張を防止することによって容器の内容積を最小にするためのこのタイプの構成は、液体を伴う完全性検査と共に使用されてもよい。
また、フレームワーク26の開口が不規則であってもよいことも理解され得る。例えば、フレームワーク26の中央の一端に沿う開口Oは、他の開口Oより大きくてもよい。これは、容器をフレームワーク26内に位置させるときに容器から突出する場合がある任意のポートまたは他の構造体を受け入れるために行なわれる。
図7に示されるように、スペーサ24に関連して使用するために取り外し可能なスペーサ28が設けられてもよい。このスペーサ28は、検査中に容器Vの任意のガセット、折り込み、または、フラップF間に位置させるように設計される。これは、折り込みあるいはフレップが互いに閉じて潜在的に漏れを阻止するのを防止するのに役立つ。
別の実施形態が図8に概略的に示される。この実施形態において、セパレータまたはスペーサ24は、収容体25(単なる例示目的で端部が開放して示される)により形成されるチャンバ22内で丸ごと回転できるように装着される。したがって、スペーサ24は、容器を受けるために回転されて水平面に対して平行に方向付けられてもよく(図8)、その後、チャンバ22内で完全性検査の目的で垂直方向へ戻されてもよい。スペーサ24は、既に説明したように容器の任意のガセット内または折り込み内に位置させて検査中の潰れを防止するためのワイヤーフレーム突起29を含んでもよい。
図9および図9aは、スペーサ24などのセパレータが例えばシャトル27上に位置させるなどしてそれが容器22から直線態様(矢印L参照)で延びて引き込むように設けられてもよいことを示す。この実施形態におけるスペーサ24は、逆“U”字形態を成す断面形状も含み、チャンバ22との流体連通をもたらすように端部が開放している。したがって、スペーサの壁間の隙間Gが湾曲状態の容器を受け、これは、完全性検査を損なうことなくチャンバ22のサイズ要件を減少させるのに役立つ。取り外し可能なスペーサ(図示せず)がスペーサ24内への容器の挿入前または後に任意のフラップ間または折り込み間に位置させるために設けられてもよい。
ここで、図10−図12を参照すると、チャンバの壁から検査物体を分離するためのスペーサ124などのセパレータを受けるための検査チャンバ122を組み込むモジュール式検査システム100が示される。スペーサ24は、バスケットを形成する格子状のフレームワークを備えてもよく、また、収容体126(垂直方向Uに長い)内に形成される検査チャンバ22に直線的に出入りしてもよい。また、収容体126は、検出可能ガスを容器へ導入するあるいはチャンバを真空引きするのに適した入口Iおよび出口Oを含んでもよく、これらの入口および出口のいずれかは、チャンバ内へ導入される任意のガス(検出可能ガスまたは後述するようなキャリアガスのいずれか)を濾過するための予め取り付けられたフィルタを含んでもよい。スペーサ124が引き込まれるときにチャンバ122を閉じるためにドア130が設けられてもよい。ドア130は、完全性検査中にチャンバ122の内部の観察を可能にするために透明材料から形成されてもよい。
最初に、スペーサ124は、容器を受けて、シャトル140に接続される。続いて、シャトル140は、台車142により、容器を含むスペーサ124をチャンバ122内に送出するための位置に運ばれてもよい。移送は、シャトル140(ホイール140a参照)を台車142のガイド142aに沿ってチャンバ122と関連付けられるガイド122aなどの支持体上に転がすあるいはスライドさせることによって達成されてもよい。ガイド142aは、シャトル140のスムーズな送出を確保するべく高さが揃えられてもよく、また、シャトルのための同様のガイドおよび支持機能を与える離間されたレールまたは他の構造体を予め組み込まれた状態および組み込まれた状態で備えてもよい。
適切な位置合わせを確保するために、位置決め突起144および対応する開口145などの位置合わせ構造が、台車142と図示の垂直に長い収容体146などのチャンバ122を形成する構造体との間に設けられてもよい。スペーサ124がシャトル140と共にチャンバ122内に位置させると、台車142が除去されてもよい。これは、好適には、容器を含むスペーサ124を無作為に位置させる遠隔位置からチャンバ122内に運ぶ必要性を回避し、その結果、穿孔や他の破損の機会を回避するのに役立つ。容器との適切な接続が行なわれた時点で、ドア130が閉じられて、完全性検査が開始されてもよい。
セパレータとしての役目を果たすスペーサ124は、様々な形態を成すことができる。例えば、図13に示されるように、スペーサ124は、容器の両側面と折り畳み時に係合するための複数の対向する支持部材124aを含んでもよい。支持部材124aが内側に湾曲されあるいは弓形に曲げられてもよく、これは、検査レジメ中に容器の不必要な過拡張を防止するのに役立つ。
また、支持部材124aは、例えば上側支持部材および下側支持部材146a,146bの開口内に位置決めすることによって、支持フレーム146に取り外し可能に接続されてもよい。したがって、これらのモジュール式支持部材124aは、ポート装備品、チューブ、または、同様のものなどの容器の外部構造体を受け入れるために必要に応じて取り外されて交換されてもよい。また、図13は、シャトルをチャンバ122の内外に案内するのを助けるためのバンパーまたはホイール140bなどのガイド構造がシャトル140に設けられてもよいことも示す。
図14−図19は、セパレータとしての役目を果たすスペーサ200の他の実施形態を示す。図15および図16を参照すると、スペーサ200が一対の外側支持体202,204を含むことを理解することができ、これらの外側支持体の少なくとも一方は、例えば様々なヒンジによって接続されることにより内側支持体206,208に対して移動できる。図示の場合には、両方のサイド支持体と内側支持体206のうちの少なくとも一方とが、容器をスペーサ200内へ挿入することを容易にするために、ベース(図示のように、台車(図示せず)上にあるいは検査チャンバを形成する対応する収容体内に位置するためのシャトル140を備えてもよい)に対して外側に揺動されてもよい。外側支持体202,204を閉状態に保持するためにラッチ201が設けられてもよい。
全ての支持体202,204,206,208は、図示のように格子またはワイヤーフレームを備えてもよく、したがって、バッグなどの検査物体を運ぶためのバスケット状の構造体を形成してもよい。形成される開口は、任意の送出ライン装備品または他のポート装備品が支持体とチャンバの表面との間の空間内に延びることができるようにする。
言うまでもなく、内側支持体206,208は、一般に、幅広の外端から幅狭の内端に先細っていてもよく、したがって、折り畳み時に典型的な3Dバッグの端部の折り込みに嵌まり込むように設計されてもよい。図示の実施形態では、これが三角形の形状を形成するが、所望の間隔が与えられる限りは、他の形状(例えば、台形あるいは更には半円)を使用することもできる。外側支持体202,208が内側に弓形に曲げられてもよく、これは、前述したように、検査中に容器の拡張を最小限に抑える。内側支持体206,208の一方だけが揺動するようになっていてもよく、他方が所定位置に固定されてもよい(この場合、バッグまたは容器が固定支持体上に設置され、その後、可動支持体を折り込み間に配置できる)。
図16を参照すると、内側支持体206,208のホーム状態または折り畳み状態における端部間の距離Xは、容器における折り畳み時の折り込みの端部間の間隔S以上となるように選択されてもよいことが理解され得る(図31参照)。この間隔Sは、一般に約60ミリメートルであるが、特定の構成に応じて異なってもよい。これは、折り畳み状態の容器が検査中に所望の態様でスペーサ200内に嵌まり込むようにする。
図17−図19は、スペーサ200で用いるための支持体を構成する異なる態様を示す。図17における外側支持体202は、互いに対しておよび水平面に対して略平行となるように位置させる湾曲状のレール202aを含む。これらのレール202aの位置は、容器と関連付けられる任意の構造体を受け入れるために必要に応じて垂直方向Uで調整されてもよい。同様に、主レール202bが、例えば開口内に位置させることにより支持体202に沿って横方向に移動されるように配置されてもよい。外側張出部202cが設けられてもよく、この外側張出部上には容器に付随する任意のチューブ等が検査中に載置されてもよい。
図18における支持体202は、同様のモジュール式構成を成すが、格子パターンまたはラティスワークパターン203を形成する。形成される開口は、図示のように規則正しくてもよいが、不規則となることもできる。格子ワークを形成する部材は、湾曲されずに略直線状であり、必要に応じて支持体202を形成する支持レール202bに沿って調整され得る。また、図18は、検査手続き中に格子ワークの部材または関連する容器がチャンバの側壁と接触することを防止するために、環状リング、支柱、または、他の突起、あるいは、同様の構造体などのスペーサ203aが支持体202の側面に沿って設けられてもよいことも示す。バッグなどの検査物体をチャンバ内に支持するためにクリップ(図示せず)が使用されてもよい。
図19は、格子パターンまたはラティスワークパターンを備える内側支持体204の1つの実施形態を示す。格子のレール204aは、必要に応じて対応する支持体204b(垂直および水平)に沿って位置が変えられてもよい。
図20は、容器を検査するためのチャンバを形成する収容体300が検査されるべき物体を壁から分離するためのセパレータを備えてもよいことを示す。例えば、検査チャンバの表面に表面パターンが設けられてもよい。図示の実施形態において、このパターンは、収容体300の少なくとも1つの、2つの対向する側壁に沿って列を成して配置される離間される半球状の突起302の形態を成す。このパターンは、任意の漏れを阻止できるようにする、したがって任意の漏れを検出できないようにする態様で容器が側壁と接触するのを防止するのに役立つ。言うまでもなく、この構成は、圧力減衰方法を含む、漏れ流体にかかわる任意のタイプの完全性検査において有益となり得る。
言うまでもなく、典型的な漏れは、非常に少ない場合があり、それにより、検出可能ガスのケースでは、検査チャンバ内への非常に少量のガスの解放をもたらす場合がある。そのため、検出可能ガスが任意の検出器に達するのに時間を要する場合がある。図21は、検査を促進さて結果の精度を確保するのに役立ち得る開示に係る更なる特徴を示す。具体的には、キャリアガスが略一定の圧力(例えば1−2トル)で検査チャンバ400内へ導入されるとともに連続的態様で且つ略一定の圧力で引き出されてもよい。キャリアガスは、検出可能ガス(前述のように、ヘリウムであってもよい)とは異なるべきであり、例えば、検出結果に支障を来さない窒素または他の不活性ガスまたはガス混合物を含んでもよい。キャリアガスを用いたチャンバ400のこのフラッシングは、容器Vにおける任意の漏れによってもたらされる少数のヘリウム分子でさえ検出器402に掃出するのに役立ち、チャンバ400からガスを取り除くためのポンプ403と関連付けられてもよい。キャリアガスは、チャンバ400にガスを送出するようになっている供給源406によってもたらされてもよく、一方、検出可能ガスは、バッグなどの容器Vへガスを送出するようになっている別個の供給源408からもたらされる。
図22は、検出可能ガスに対応するガスが(例えば、供給源408とは異なる供給源410から、あるいは、異なるバルブおよび送出ラインを通じて共通の供給源から)チャンバ400に加えられてもよいことを示す。これは、安定したままであるとともに漏れによって引き起こされる量よりも多い量であるチャンバ400内の検出可能ガスのベースレベルを与える。ベースレベルは検出器402によって監視され得る。検出可能ガスがバッグなどの容器V内へ導入されて漏れが生じると、この漏れが検出可能ガスのベースレベルに付加され、そのため、検出器402は、ベースレベルに加わるレベルを読み取るあるいは検出するべく較正され、それにより、漏れ状態を示してもよい。この構成は、検出を容易にするために供給源406から一定の圧力で供給される窒素などのキャリアガスに関連して使用されてもよいが、これは随意的である。
図23は、開示の更なる態様を示す。容器を検査する際、特に、複数のバッグ(図24参照)に接続されるマニホールドの形態を成す収容体をガスを使用して検査する際には、ガスが構成に十分に侵入されなければ問題が引き起こされる場合がある。これは、漏れが見逃される場合がある(および、ガスの単なる導入は十分な侵入を確保しない)からである。そのため、二次的な“少量”体積のガスを供給源(一般的には更に多い)から検査チャンバ501内の検査されるべき容器(バッグB、マニホールドM(図24参照)などであってもよい)に導入する送出システム500が提案される。その後、容器が十分に関与されたことを確かめるために圧力がチェックされる。
図示の構成では、第1のバルブV1を含む送出ライン504を通じて、下流側のバルブV2が閉じられた状態で、所定量のガスを中間収容体506へ送出するために、ガス502(検出可能ガスであってもよいが、そうである必要はなく、任意のガスが作用し得る)の供給源が使用される。送出が完了した時点で、第2のバルブV2が開かれ、送出ライン504内の圧力を検出するために圧力センサPが使用される。その後、圧力は、例えば比較器508を使用することにより、漏れがないことが分かっているほぼ同じ容積を有する容器へ同じ量のガスを送出することと関連付けられる圧力と照合してチェックされる。これらの圧力が一致しなければ、検査されるべき容器内へガスが十分に侵入することを欠陥が妨げているかもしれず、したがって、漏れ検査を確実に完了することができないと認識され得る。
図25および図26は、液体を使用する完全性検査システム600を示し、このシステムにおいて、容器V(バッグ、マニホールド、または、同様のものなど)は、液体により完全に膨張されず、スペーサ200などの器具内に配置されてもよく、(例えば、容器の内部全体を覆うのに十分であるが容器を十分に膨張させない)最小量の液体で満たされてもよい。このとき、図26は、第1の電極602が容器内に液体と接触した状態で配置されて容器内であるいは容器に対してシールされるとともに、第2の電極が容器の外部に配置されることを示す。この実施形態において、第2の電極604は、タンク606内の液体で容器を取り囲むことにより形成され、また、これらの電極は電圧源608に接続される。したがって、容器における漏れは、回路を完成させて、漏れの存在の検出を可能にする。この構成は、容器が液体を運ぶことにより既に湿っており且つ滅菌した検出可能ガスを使用する必要があるがプロセス間検査(すなわち、バッグまたは容器がその意図された目的で使用されている間)のためにも同様に使用してもよいように滅菌がもはや懸案事項でなければ、使用後検査において特に望ましい。
また、迅速な態様で検査を行なうことも重要な配慮となり得る。具体的には、ヘリウムなどの検出可能ガスが収容体の材料を通じて経時的に拡散する可能性があり、それにより、2分後に検出プロセスが漏れと拡散との間を区別できない場合がある。そのため、拡散が懸案の収容体に基づく虞がある前に検出可能ガスを検出するべく測定値を取得することが望ましい。殆どの場合、これは、少なくとも2分内、より好ましくは30秒内である。より小型(例えば1.5リットルバッグ)の場合には、時間を10−20秒まで減らすことができる。更に少ない時間は、拡散の影響を更に受け易いマニホールドを含むチューブを備える構造を収容体が備える場合に特に有利である。この理由のため、チャンバ内の真空は、検出可能ガスがバッグ内へ導入される前に形成されなければならない。
1つの特に好ましい実施形態において、検査は、検査されるべき物体内へ所定量の検出可能ガスを瞬時に“投下”するとともに、チャンバ内の真空が既に形成された状態で、検出可能ガスが(例えば、チャンバ内であるいは真空ライン内で)検出できるかどうかを確かめるべく検出を行なうことによって、短い時間(例えば、約5秒および120秒未満)で完了される。これは、検出可能ガスを導入するために必要とされる時間の量を減少させるのに役立ち、したがって、拡散の結果としての誤った検出を減らすのに更に役立つ。
また、室温よりも冷たい条件下(例えば、32°F〜75°Fなど)で検査を行なうことによって拡散問題を防止するのに役立つこともできる。例えば、チャンバ、収容体、または、検出可能ガスのうちの1つの温度を10℃以上降下させることによって、検出可能ガスの想定し得る拡散が遅らされる。これは、拡散の結果として(特に、前述したように、迅速な検査時間と組み合わされるときに)引き起こされる場合がある偽陽性を回避するのに寄与することによって、検査をより正確にするのに役立ち得る。前述したように、様々な態様で冷却を行なうことができるが、重要な配慮は、検査されるべき収容体の冷却である。その理由は、これが拡散を生じる可能性が最も高い場所だからである。
図27を参照すると、この図は、収容体25(随意的には、収容体の外部の原動力デバイスによって動かされるためのインペラIなどの撹拌器を含んでもよい)などの検査されるべき物体を受けるための検査チャンバを含む装置20内に位置させるための可撓性多孔質材料11の形態を成すセパレータ24を示す。材料11は、袋と同様な、物体を全ての側でほぼ覆うようになっている可撓性の布材料またはフリース材料を含んでもよく、また、収容体25とは別個または収容体25の一体部分であってもよい。したがって、与圧によって、例えば真空引き(ポンプに接続されるライン20aに留意されたい)によって圧力差が形成されるとともに、例えばチャンバ内の物体に接続される送出ライン504を通じて検出可能ガスが物体へ与えられるときに、セパレータ25は、任意の漏れが意図せずに阻止されることを防止するのに役立つ。概略的に示されるように、装置20と関連付けられるセンサは、検査されるべき物体の内部区画室の外部の検出可能ガスの存在(または量)に基づいて漏れが存在するかどうかを検出するために使用されてもよい。
言うまでもなく、装置20は、検査目的だけでなく、その後の使用のためにも、収容体25などの物体を受けるようになっていてもよい。例えば、完全性検査の完了時に、収容体25は、装置内にとどまってもよく、また、流体を処理するために使用されてもよい。これは、流体を収容体25へ導入することによって達成されてもよく、この導入は、検出可能ガスを供給するために使用される同じポートを通じて行なわれてもよい。流体は、収容体25を検査装置から引き出すことなく、例えばインペラIを使用して撹拌されてもよく、排出などによって流体が回収された時点で、流体処理工程中に漏れが生じないようにするべく使用後完全性検査が完了されてもよい。言うまでもなく、セパレータ24は、検査中に所定位置にとどまってもよいが、除去することもでき、また、布/袋実施形態を備える必要もないが、任意の他の形態(例えば、スペーサ124の形態を成すセパレータなど)を成してもよい。セパレータが多孔質の可撓性導体を備えてもよく、可撓性導体は、前述の説明で概説されたように導電性の布またはメッシュ(例えば金属化された繊維を備える)を備えてもよい。そのような場合には、本明細書中で考慮されるように、液体漏れ検査が処理後に行なわれてもよい(例えば、漏れ時に収容体内の液体とメッシュとの間で回路を完成させることによって)。
図28−図30および図31−図35は、開示される概念の更なる適用を示す。図28は、可撓性バッグ(図示せず)の形態を成す内部区画室を有する収容体などの検査物体を使用する最終的な流体処理工程のために二重使用するようになっていてもよい検査装置700を示す。装置700は、物体を受けるための硬質収容体またはタンク702を備えてもよく、タンク702は、支持体704と、タンク702の内部チャンバを密閉シールするためのシールを有する取り外し可能な蓋706とを含んでもよい。蓋706は、可撓性混合バッグなどの検査物体をタンク702内に保持するようになっていてもよい。例えば、蓋706は、混合バックの本体からの延在部(フラップなど)に形成される開口に通されるためのフックなど、物体を吊り下げるためのハンガーを含んでもよい(膨張を含めてその後の使用中にバッグを支持するのに役立つ)。
内部チャンバは、本明細書中に開示される任意の様々な形態を成すセパレータ(スペーサ124など)を含んでもよいが、この特定の例では、図31に関連して、セパレータは、(それ自体が図35の線A−Aに沿う図である図33の細部Bの断面を示す図32から分かるように)コイル状チューブ708などの熱交換器を備える。したがって、検査されるべき物体は、タンク702内のチューブ708の内部空間内に配置されてもよく、また、検査は、漏れが存在するかどうかを評価するために行なわれる(この場合、チューブ708は、検査されるべき物体をチャンバの側壁から分離する役目を果たす)。チューブ708により形成される熱交換器は、完全性検査中にチャンバの温度を(例えば冷却によって)制御するために使用されてもよい。
先に考慮された態様での装置700を使用したその後の流体処理中に、コイル状チューブ708は、流体を運んで熱交換機能を工程に与えるべく使用されてもよい(これは、流体処理が細胞培養、発酵、または、他の生物学的プロセスを含むときに特に望ましい場合がある)。これは、流体をチューブのそれぞれの入口へ供給するとともにその流体を出口から排出することによって達成されてもよい(入口および出口の両方がタンク702に接続されてもよい)。言うまでもなく、チューブ708は、タンク702の取り外し不能な固定物であってもよく、したがって、流体のその後の検査中および処理中に再使用されてもよい。
図28に戻って参照すると、装置を使用して行なわれる検査および流体処理工程を容易にするために、様々なポートが装置に設けられてもよいことも分かる。例えば、装置700内に位置させる際の混合収容体内のインペラなどの流体撹拌要素を駆動させるための駆動構造を受けるために、ポート710が設けられてもよい。ポート710がカバー712と関連付けられてもよく、カバー712は、装置700にヒンジ接続されてもよく、また、検査中にチャンバの与圧(真空引き)を可能にする密閉シールを形成するためのシール(例えば、Oリングなど)を含んでもよい。
同様に、装置700には、チューブを受けるための様々なポートが例えば側壁(ポート714)および底壁(ポート716)に沿って設けられてもよい。各ポート714,716は、達成されるべき所望の与圧を可能にするシールを行なうべく検査中に使用する取り外し可能なカバー718と関連付けられてもよい。図示の例において、カバー718は、装置内に配置される際の流体処理収容体に接続される(例えば、ガスまたは液体を導入するあるいは引き出すための)任意のチューブを受けるための端部が閉じられた長尺な管または同様の構造体である。このように、カバー718は、検査が完了した時点で取り外されてもよく、また、蓋706を取り外す必要なくあるいはさもなければ流体処理収容体に支障を来たす必要なく流体を導入するあるいは引き出すためにアクセスされてもよい。
様々な実施形態の前述の説明は、例示および説明の目的で与えられてきた。これらの説明は、包括的であるように意図されず、あるいは、本発明を開示された正にその形態に限定しようとするものではない。例えば、物体は、任意の容器やチューブ等を含めて、完全性検査を必要としている任意の物体であってもよい(ただし、例えばクランプ、キャップ、あるいは、同様の構造体を使用することにより漏れを分離するためにシールされた内部区画室を形成できる場合に限る)。説明された実施形態は、本発明の原理の最良の例示およびそれらの実用的な用途を与え、それにより、当業者は、本発明を様々な実施形態で且つ考慮される特定の用途に適するような様々な変更を伴って利用できる。

Claims (48)

  1. 流体を使用して容器の完全性検査を行なう際に用いる装置であって、
    前記容器を受けるための検査チャンバを形成する収容体と、
    前記検査チャンバの表面から前記容器を分離するためのスペーサであって、前記スペーサが、前記容器の内部区画室への流体の導入中における拡張を減少させるために前記容器に対して圧縮を加えるようになっている、前記スペーサと、
    を備える装置。
  2. 前記スペーサが複数の部材を備える格子を備える請求項1に記載の装置。
  3. 前記部材のうちの1つ以上が前記格子から取り外しできる請求項2に記載の装置。
  4. 前記部材のうちの1つ以上が前記スペーサの内部へ向けて湾曲される請求項2に記載の装置。
  5. 前記格子が、前記収容体に接続するためのチューブを受けるようになっている少なくとも1つの開口を備える請求項2に記載の装置。
  6. 前記格子が、第1の寸法を有する複数の第1の開口と、第2の寸法を有する複数の第2の開口とを備える請求項2に記載の装置。
  7. 前記スペーサが、前記収容体の内壁と接触するための1つ以上の構造体を備える請求項1〜6のいずれか一項に記載の装置。
  8. 前記1つ以上の構造体が1つ以上のホイールを備える請求項7に記載の装置。
  9. 前記容器が複数のフラップを備えるバッグであり、前記スペーサが前記複数のフラップ間に位置するようになっている請求項1〜8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記スペーサおよび前記容器を前記検査チャンバへ送出するようになっているシャトルを更に含む請求項1〜9のいずれか一項に記載の装置。
  11. 前記シャトルを支持するための台車を更に含む請求項10に記載の装置。
  12. 前記容器と前記検査チャンバとを位置合わせするための位置決め突起を更に含む請求項1〜11のいずれか一項に記載の装置。
  13. 前記流体が液体であり、検出チャンバを形成する前記収容体が、前記スペーサ、前記液体、および、検査されるべき前記容器を受ける請求項1〜12のいずれか一項に記載の装置。
  14. 前記容器の内部区画室内の液体と接触して位置するための第1の電極と、前記容器の外部の第2の電極とを更に含む請求項1〜13のいずれか一項に記載の装置。
  15. 前記第2の電極が液体を備える請求項14に記載の装置。
  16. 前記スペーサが、前記検査チャンバ内で揺動、回転、または、スライドするように装着される請求項1〜15のいずれか一項に記載の装置。
  17. 前記流体が、前記容器への送出のための検出可能ガスであり、前記容器の外部における前記検査チャンバ内の前記検出可能ガスを検出するためのセンサを更に含む請求項1〜13のいずれか一項に記載の装置。
  18. 前記検出可能ガスを前記センサに運ぶためのキャリアガスを更に含む請求項17に記載の装置。
  19. 前記容器の外部の検出可能ガスのベースレベルを更に含む請求項18に記載の装置。
  20. 前記収容体が長尺である請求項1〜19のいずれか一項に記載の装置。
  21. 前記収容体が硬質である請求項1〜20のいずれか一項に記載の装置。
  22. 前記収容体がドアを含む請求項1〜21のいずれか一項に記載の装置。
  23. 前記ドアが透明である請求項22に記載の装置。
  24. 前記収容体の内面が前記スペーサを形成するパターンを含む請求項1または請求項21〜23のいずれか一項に記載の装置。
  25. 前記パターンが複数の略半球状の突起を備える請求項24に記載の装置。
  26. 第1の内部チャンバを有するとともに少なくとも1つのポートを含むバッグの完全性検査を行なう際に用いる装置であって、
    前記ポートに接続するようになっているコネクタであって、開口が形成された膜を備える前記コネクタを備え、
    前記膜の前記開口が、前記完全性検査の精度および信頼性を確かめるために意図的な欠陥を形成し得る、装置。
  27. 前記膜がベースの前面に接続される請求項26に記載の装置。
  28. 前記膜がベースの内面と前記ポートとの間に設けられる請求項26に記載の装置。
  29. 前記膜が、前記バッグの材料に対応する材料を含む請求項28に記載の装置。
  30. 複数のコネクタを更に含み、前記各コネクタが異なるサイズの開口を有する請求項26に記載の装置。
  31. 前記開口の直径が約0.01μ〜約100μの範囲内である請求項27〜31のいずれか一項に記載の装置。
  32. 物体へ送出される検出可能ガスを使用して、内部区画室を用いて前記物体の完全性検査を行なうための装置であって、
    容器を受けるための検査チャンバと、
    前記検出可能ガスを前記容器の外部の前記検査チャンバへ送出するように配置される、検出可能ガスの第1の供給源と、
    を備える、装置。
  33. 前記検出可能ガスを検出するための検出器を更に含む請求項32に記載の装置。
  34. 前記検査チャンバに接続される、キャリアガスの供給源を更に含む請求項32または33に記載の装置。
  35. 前記検出可能ガスを前記物体へ送出するための第2の供給源を更に含む請求項32〜34のいずれか一項に記載の装置。
  36. ポートを含むバッグに対して完全性検査を行なう方法であって、
    第1の開口を含む第1の膜を前記ポートに取り外し可能に取り付けるステップを備える、方法。
  37. 前記第1の膜を含む前記バッグを検査チャンバ内に配置し、前記検査チャンバを与圧し、検出可能ガスを前記バッグ内へ導入し、前記第1の膜の前記開口を通過する結果としての前記検査チャンバ内の任意の検出可能ガスを検出するステップを更に含む請求項36に記載の方法。
  38. 前記第1の膜を取り外し、第2の開口を含む第2の膜を前記ポートに取り外し可能に取り付けるステップを更に含み、前記第2の開口は前記第1の開口とは直径が異なる請求項37に記載の方法。
  39. ポートを含む収容体に対して完全性検査を行なう方法であって、
    第1の開口を含む第1の部品を前記ポートに取り外し可能に取り付けるステップと、
    検出可能ガスを前記収容体内に供給するステップと、
    前記検出可能ガスが前記収容体の外部に位置するかどうかを検出するステップと、
    を備える方法。
  40. 前記収容体がバッグを備え、前記方法が、前記バッグの材料に対応する膜を備える前記第1の部品を設けるステップを含む請求項39に記載の方法。
  41. 前記収容体が複数のポートを含むマニホールドを備え、前記方法が、前記第1の部品と関連付けられていない任意のポートをクランプするステップを更に含む請求項39に記載の方法。
  42. 前記第1の部品がチューブを含み、前記方法が、前記収容体の前記ポートに前記チューブを接続するステップを更に含む請求項39〜41のいずれか一項に記載の方法。
  43. 前記第1の開口よりも小さい第2の開口を有する第2の部品を前記ポートに設けるステップを更に含む請求項39〜42のいずれか一項に記載の方法。
  44. 前記第1の部品を前記ポートから取り外し、前記第2の部品を前記ポートに取り外し可能に取り付け、前記検出可能ガスを前記収容体へ送出し、前記検出可能ガスが前記収容体の外部に存在するかどうかを検出するステップを更に含む請求項43に記載の方法。
  45. 膨張可能な物体の完全性検査を行なう方法であって、
    前記物体の膨張できる能力を抑制しつつ、前記物体内へ流体を導入するステップと、
    前記物体に対して完全性検査を行なうステップと、
    を備える方法。
  46. 前記流体が検出可能ガスを含み、前記完全性検査を行なうステップが、前記物体の外部の前記検出可能ガスを検出するステップを備える請求項45に記載の方法。
  47. 前記流体が液体を含み、前記完全性検査を行なうステップが、前記物体の内部の液体に通じる第1の電極と前記物体の外部の第2の電極とを設けるステップと、漏れによって回路が前記電極間に形成されるかどうかを決定するステップとを備える請求項45に記載の方法。
  48. バッグの完全性検査を行なう方法であって、
    前記バッグの膨張できる能力を抑制しつつ、前記バッグ内へ流体を導入するステップと、
    前記バッグに対して完全性検査を行なうステップと、
    を備える方法。
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