JP2015527639A5 - - Google Patents

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500ns時点で、入力信号、sig_fastは、0から1に変化する。この結果、XORゲート10の出力、sig_diffは同時刻に1へ変化する。666.67ns時点では、低速クロック、ck_slowが、0から1へ変化する。この時点直後は、低速クロック、ck_slowのサイクルは信号の転送にとって安全な期間になる。この理由は、望ましくない、正(0から1へ)の遷移までに少なくとも半分の低速クロック・サイクルがあるからである。その結果、第1のANDゲート12の出力が0から1に変化する。次いで、該ANDゲート12の出力が第1のフリップ・フロップ16のD入力へ供給される。687.5ns時点で、高速クロック、ck_fastは0から1へ変化する。すなわち、ck_slowの立ち上がりエッジ後、最初の、ck_fastの立ち上がりエッジが続く。第1のフリップ・フロップ16がトリガされて、該フリップ・フロップ16のD入力がクロック供給されて該フリップ・フロップ16のQ出力、safe_axに伝えられる。該信号、safe_axは、第2のフリップ・フロップ18のD入力に供給され、次に、前記高速クロック、ck_fastの次の立ち上がりエッジの時点、750ns時点で、該D入力は該フリップ・フロップ18のQ出力、sync_safeに伝えられる。
前段の二つのフリップ・フロップ116,118は、第1クロック・ドメイン104からのクロック、ck_fastからクロック供給され、第1及び第2クロック・ドメイン104、108の同期が非常に迅速に行われるようにされている。フリップ・フロップ116のD入力はORゲート111の出力であり、該ORゲート111は、入力として、第2クロック・ドメイン108からのクロック、ck_slow、及び、フラグ、running_ck_slowを有する。該フラグ、running_ck_slowは、第2クロック・ドメイン108がアクティブであるか否かを示し、まずNOTゲート110を通過する。さらに、非同期リセット信号、arst_fastが、該高速ドメイン104から、フリップ・フロップ116、118のS(セット)入力に供給され、第1クロック・ドメイン104からの前記高速クロックck_fastによるクロック供給を無効にし、D入力のフリップ・フロップ116、118のQ出力への転送を無効にする。
第2クロック・ドメイン108がアクティブである場合、信号、running_ck_slowは、1になる。その意味は、第2クロック、ck_slowが動作中なので、該第2クロックの正の遷移を監視して、データ信号を第1クロック・ドメイン104から第2クロック・ドメイン108へ転送しても安全な時期を決定する必要があるということである。running_ck_slowのこの1の値は、NOTゲート110によって0に変換される。したがって低速クロック、ck_slowは、ORゲート111が出力1を提供するためには、1であることが必要である。すなわち、第2クロック、ck_slowは、自信号の正の部分にあって、次に来る正の遷移から十分遠くに離れていることを保証し、第1及び第2クロック・ドメイン104、108の同期の発生を可能にして、入力信号、sig_fastが、第1クロック・ドメイン104から安全に転送することができるようにする必要がある。したがって、低速クロック、ck_slowが、いったん1に変化すると、この変化を、フリップ・フロップ、116、118を通過して、伝えることができる。

Claims (26)

  1. データ信号を第1クロック・ドメインから第2クロック・ドメインに転送するシステムであって、
    該第1クロック・ドメインが該第2クロック・ドメイン内の第2クロックの周波数よりも高い周波数を有する第1クロックを含み、
    該システムは、
    該第1クロック・ドメインからの入力信号を受信するための信号入力部と、
    該第2クロックを確認して、該入力信号が、次に来る該第2クロックの移より前の該第2クロックのサイクルの一部分内にあるかどうかの判定を行う確認手段であって、該第1クロックによってクロック供給される確認手段と、そして、
    該入力信号が、該次に来る該第2クロックの移より前の該第2クロックのサイクルの一部分内にあると、該確認手段が判定した場合、該入力信号を該第2クロック・ドメインに転送する手段と、
    を含んでいること、を特徴とするシステム。
  2. 前記次に来る遷移が、次に来る正の遷移であること、を特徴とする、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記入力信号が少なくとも8、16又は32ビットであること、を特徴とする、請求項1、又は2に記載のシステム。
  4. 前記第2クロックの確認は、前記入力信号が、該第2クロックのサイクル内の正の部分内にあるかどうかを判定するステップを含むこと、を特徴とする、前記いずれかの請求項に記載のシステム。
  5. 前記第1クロックの周波数は、前記第2クロックの周波数の少なくとも4倍の周波数であること、を特徴とする、前記いずれかの請求項に記載のシステム。
  6. 前記確認が第1クロックの立ち上がりエッジで行われること、を特徴とする、前記いずれかの請求項に記載のシステム。
  7. 第2クロックがアクティブであるかどうかを判断するための手段を備えること、を特徴とする、前記いずれかの請求項に記載のシステム。
  8. 前記確認を実行するための前記手段は、フリップ・フロップを含むこと、を特徴とする、前記いずれかの請求項に記載のシステム。
  9. 前記確認を実行するための前記手段は、2つのフリップ・フロップを直列に含むこと、を特徴とする、前記いずれかの請求項に記載のシステム。
  10. 前記第一クロック・ドメインからの新しい入力信号があるかどうかを検出する手段を含むこと、を特徴とする、前記いずれかの請求項に記載のシステム。
  11. 前記検出手段は、前記第1クロック・ドメインからの入力信号と前記第2クロック・ドメインへの出力信号との間の比較器を含むこと、を特徴とする、請求項10に記載のシステム。
  12. 前記第2クロックの前記確認を開始するための手段を含むこと、を特徴とする、前記いずれかの請求項に記載のシステム。
  13. 前記入力信号を記憶する手段を含むこと、を特徴とする、前記いずれかの請求項に記載のシステム。
  14. データ信号を第1クロック・ドメインから第2クロック・ドメインへ転送するための方法であって、
    該第1クロック・ドメインが、該第2クロック・ドメイン内の第2クロックの周波数よりも高い周波数を有する第1クロックを有しており、
    該方法は、
    該第1クロック・ドメインからの入力信号を受信する受信ステップと、
    該第2クロックを確認して、該入力信号が、該第2クロックの次に来る遷移より前の該第2クロックのサイクルの一部分内にあるかどうかの判定を、該第1クロックによってクロックが供給される確認手段を用いて確認する確認ステップと、そして、
    該入力信号が該第2クロックの該次に来る遷移より前の該第2クロックのサイクルの一部分内にあると、該確認ステップが判定する場合、該入力信号を該第2クロック・ドメインに転送する転送ステップと、
    含むこと、を特徴とする方法。
  15. 該次に来る遷移が、正の遷移であること、を特徴とする、請求項14に記載の方法。
  16. 前記入力信号が少なくとも8、16又は32ビットであること、を特徴とする、請求項14、は15に記載の方法。
  17. 前記第2クロックの前記確認ステップは前記入力信号が該第2クロックのサイクル内の正の部分内にあるかどうかを判定するステップを含むこと、を特徴とする、請求項14から16のいずれかに記載の方法。
  18. 前記第1クロックの周波数は、前記第2クロックの周波数の少なくとも4倍の周波数であること、を特徴とする、請求項14から17のいずれかに記載の方法。
  19. 前記確認するステップは、前記第1クロックの立ち上がり時に行われること、を特徴とする、請求項14から18のいずれかに記載の方法。
  20. 前記第2クロックがアクティブかどうかを判定するステップを含むこと、を特徴とする、請求項14から19のいずれかに記載の方法。
  21. 前記確認手段は、フリップ・フロップを含むこと、を特徴とする、請求項14から20いずれかに記載の方法。
  22. 前記確認手段は、2つのフリップ・フロップを直列に含むこと、を特徴とする、請求項14から21のいずれかに記載の方法。
  23. 前記第1クロック・ドメインから新しい入力信号があるかどうかを検出するステップを含むこと、を特徴とする、請求項14から22のいずれかに記載の方法。
  24. 前記検出するステップは、前記第1クロック・ドメインからの前記入力信号と前記第2クロック・ドメインへの前記出力信号との間の比較器を使用するステップを含むこと、を特徴とする、請求項23に記載の方法。
  25. 前記第2クロックの前記確認を起動するステップを含むこと、を特徴とする、請求項14から24のいずれかに記載の方法。
  26. 前記入力信号を記憶するステップを含むこと、を特徴とする、請求項14から25のいずれかに記載の方法。
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