JP2015527236A - オイル充填装置及びこれを備えたオイル運搬船 - Google Patents

オイル充填装置及びこれを備えたオイル運搬船 Download PDF

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Abstract

本発明は、オイルを貯蔵タンク内に充填するとき、揮発性有機和合物の発生を抑制することができるオイル充填装置及びこれを備えたオイル運搬船を提供する。本出願に開示するオイル充填装置及びこれを備えたオイル運搬船では、オイル充填装置は、供給パイプに連結されてオイルを貯蔵タンクに充填するオイル充填装置として、前記供給パイプが連結され、前記貯蔵タンクに垂直方向に配置されるローディングパイプと;一方の端部が前記ローディングパイプの下端と連結される圧力降下パイプと;前記圧力降下パイプの内部に横方向に設置され、前記ローディングパイプから流出される前記オイルの圧力降下を引き起こす多孔のオリフィスと;前記圧力降下パイプの他方の端部に連結され、前記圧力降下パイプから流出される前記オイルを混合させる第1のスタティックミキサーとを含む。

Description

本発明は、オイル充填装置及びこれを備えたオイル運搬船に関する。より詳しくは、オイルを貯蔵タンク内に充填するとき、揮発性有機化合物(VOC;Volatile Organic Compound)の発生を抑制することができるオイル充填装置及びこれを備えたオイル運搬船に関する。
陸上又は海上の原油生産施設、原油貯蔵施設、原油運搬船などには、原油、石油、液化ガス又はその他の鉱物性液状化物などのオイルが貯蔵タンクに貯蔵されているが、貯蔵タンク内の温度や圧力の変化によって貯蔵タンクの上部には液状オイルから発生した気相成分の揮発性有機化合物(Volatile Organic Compound;VOC)が満ちることになる。
このような揮発性有機化合物はオイルを貯蔵タンクに充填する過程でも発生することができる。供給パイプから貯蔵タンクにオイルを充填するとき、オイルの落下過程で過度な圧力降下が発生することができ、このような圧力降下によってオイルが蒸発しながら揮発性有機化合物が発生するものである。
揮発性有機化合物は、メタン、プロタン、ブタン及びエタンのような多様な有機化合物を含んでいる。これらは人体に有害で、大気中に排出される場合はスモッグなどの原因となって大気汚染を引き起こすことになる。具体的に、揮発性有機化合物は大気中で移動性が強く、においを発生させるだけでなく、潜在的な毒性及び発癌性を持っており、酸化窒素及び他の和合物質と光化学的に反応してオゾンを形成するため、これらによる環境汚染は特に関心を集中させている実情である。また、このように発生した揮発性有機化合物を大気中に排出すれば、その分だけ原油などのオイルの損失が発生するものである。よって、オイルを充填するとき、揮発性有機化合物が発生することを低減させる必要がある。
発明の背景となる技術として、特許文献に記載したようなローディングカラムにおける方法及び設備は供給パイプの横断面よりはっきりと広いローディングカラムの横断面を持ち、螺旋状の下方流動パターンを持ち、原油が移動するようになっている。
特許文献の従来技術は供給パイプより相対的に広い横断面を持つローディングカラムが必要であるので、ローディングカラムを設置するために大きな設置空間を要求する欠点がある。
本発明の実施例は、オイルを貯蔵タンク内に充填するとき、揮発性有機和合物の発生を抑制することができるオイル充填装置及びこれを備えたオイル運搬船を提供する。
本発明の一側面によれば、供給パイプに連結され、オイル(oil)を貯蔵タンクに充填するオイル充填装置であって、前記供給パイプが連結され、前記貯蔵タンクに垂直方向に配置されるローディングパイプと;一方の端部が前記ローディングパイプの下端と連結される圧力降下パイプと、前記圧力降下パイプの内部に横方向に設置され、前記ローディングパイプから流出される前記オイルの圧力降下を引き起こす多孔のオリフィス(orifice)とを含む圧力降下モジュールと;前記圧力降下パイプの他方の端部に連結され、前記圧力降下パイプから流出される前記オイルを混合させる第1のスタティックミキサー(static mixer)と;を含む、オイル充填装置が提供される。
前記オイル充填装置は、前記圧力降下パイプと前記第1のスタティックミキサーとの間に介在され、一方の端部が前記圧力降下パイプの他方の端部と連通し、他方の端部が閉鎖される垂直管と、前記垂直管と連通し、前記垂直管の他方の端部から一方の端部の方向に一定距離だけ離隔して前記垂直管の側壁から横方向に伸び、前記第1のスタティックミキサーと連結される水平管とを備えるT形分岐管をさらに含むことができる。
そして、前記第1のスタティックミキサーを通過した前記オイルが流入するバッファータンク(buffer tank)をさらに含むことができる。
前記バッファータンクは、前記第1のスタティックミキサーと前記バッファータンクを連結し、前記バッファータンクの下端に位置する流出管と;前記バッファータンクから前記貯蔵タンクに前記オイルを供給するオイル供給配管と;を含むことができ、前記流出管の流出端と前記オイル供給配管の流入端は向かい合って配置されていないことができる。
前記オイル充填装置は、前記バッファータンクの外側に設置され、一方の端部が前記バッファータンクの一側と連結され、他方の端部が前記バッファータンクの他側と連結される圧力ラインと;前記圧力ラインに設けられ、前記バッファータンクの前記オイルを前記圧力ラインに沿って移動させるポンプと;前記圧力ラインに設けられる排出装置(eductor)と;前記バッファータンク及び前記貯蔵タンクのうち少なくとも1つの上端と前記排出装置を連結する吸入配管と;をさらに含むことができる。
前記排出装置と前記圧力ラインの他方の端部との間には第2のスタティックミキサーが介在されることができる。
前記圧力ラインの他方の端部は前記第1のスタティックミキサーに連結されることができる。
前記第1のスタティックミキサーは、前記圧力降下パイプの他方の端部に連結される管状体と;前記管状体内に長手方向に配置される混合スクリューと;を含むことができる。
前記オリフィスは、回転によって前記圧力降下パイプの内部を開閉することができる。
前記ローディングパイプと前記圧力降下モジュールは単一ローディングモジュールを成し、前記ローディングモジュールは複数が備えられることができ、この場合、前記各ローディングモジュールの前記圧力降下パイプは一の前記第1のスタティックミキサーに連結されることができる。
前記貯蔵タンクは複数であってもよく、この場合、前記オイル充填装置は、前記オイルが前記複数の貯蔵タンクに分配されるように前記複数の貯蔵タンクを連結するオイル供給配管と;前記ローディングパイプから分岐され、前記オイル供給配管に連結されるバイパスローディングラインと;をさらに含むことができる。
前記オイル充填装置は、前記ローディングパイプと前記圧力降下モジュールとの間に介在され、前記ローディングパイプと前記圧力降下モジュールを連結する連結配管をさらに含むことができる。
本発明の他の側面によれば、船体と;前記船体内に設けられ、供給パイプから流入するオイル(oil)が充填される貯蔵タンクと;前記オイル充填装置と;を含む、オイル運搬船が提供される。
本発明の実施例におけるオイル充填装置及びこれを備えたオイル運搬船は、オイルを貯蔵タンク内に充填するとき、揮発性有機化合物の発生を抑制することができる。
本発明の第1の実施例におけるオイル充填装置の斜視図である。 本発明の第1の実施例におけるオイル充填装置の一部の断面図である。 図2に表わす断面A−Aにおける断面図である。 本発明の第1の実施例におけるオイル充填装置の圧力降下パイプの縦断面図である。 本発明の第2の実施例におけるオイル充填装置の斜視図である。 本発明の第3の実施例におけるオイル充填装置の一部の斜視図である。 本発明の第4の実施例におけるオイル充填装置の斜視図である。
本発明は多様な変換を加えることができ、さまざまな実施例を持つことができ、特定の実施例を図面に例示し詳細な説明に詳細に説明しようとする。しかし、これは本発明を特定の実施形態に限定しようとするものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるすべての変換、均等物ないし代替物を含むものに理解されなければならない。本発明の説明において、関連の公知技術についての具体的な説明が本発明の要旨をあいまいにすることができると判断される場合、その詳細な説明を省略する。
本発明におけるオイル充填装置及び当該オイル充填装置を備えたオイル運搬船の実施例について、添付図面に基づいて以下に詳細に説明する。また、添付図面に基づく説明では、同一の又は対応する構成要素には同一の参照符号が付されており、当該構成要素についての説明は重複するので省略する。
図1は、本発明の第1の実施例におけるオイル充填装置の斜視図であり、図2は、本発明の第1の実施例におけるオイル充填装置の一部の断面図である。そして、図3は、図2に表わす断面A−Aにおける断面図であり、図4は、本発明の第1の実施例におけるオイル充填装置の圧力降下パイプの縦断面図である。
図1〜図4には、船体10、貯蔵タンク12、供給パイプ14、ローディングパイプ16、圧力降下パイプ18、圧力降下モジュール19、フランジ20、管状体22、混合スクリュー24、第1のスタティックミキサー26、垂直管28、水平管30、T形分岐管32、オリフィス34、バッファータンク42、流出管44、孔46、及びオイル供給配管48が示されている。
当該実施例におけるオイル充填装置は、供給パイプ14に連結され、オイル(oil)を貯蔵タンク12に充填するオイル充填装置であって、前記供給パイプ14が連結され、前記貯蔵タンク12に垂直方向に配置されるローディングパイプ16と;一方の端部が前記ローディングパイプ16の下端と連結される圧力降下パイプ18と;前記圧力降下パイプ18の内部に横方向に設置され、前記ローディングパイプ16から流出される前記オイルの圧力降下を引き起こす多孔のオリフィス34(orifice)と;前記圧力降下パイプ18の他方の端部に連結され、前記圧力降下パイプ18から流出される前記オイルを混合させる第1のスタティックミキサー26(static mixer)と;を含む。
ここで、オイル(oil)は、温度変化や圧力変化によって揮発性有機化合物を発生させ得る原油、石油、液化ガス、その他の鉱物性液状化物などを含む概念である。
オイル充填装置は、オイル運搬船の船体10に設けられる貯蔵タンク12の内側又は外側に設置され、オイルを貯蔵タンク12内に充填するとき、揮発性有機和合物の発生を抑制することができる。当該実施例では、オイル充填装置が貯蔵タンク12の外側に設置された場合を中心に説明する。
貯蔵タンク12は、陸上又は海上のオイル生産施設、オイル貯蔵施設、オイル運搬船などに備えられることができる。当該実施例では、オイル運搬船の船体10に設けられた貯蔵タンク12を中心に説明する。
供給パイプ14は貯蔵タンク12の上部に水平に配置できる。これを通じて外部からオイルが貯蔵タンク12に充填される。貯蔵タンク12がオイル運搬船などの船体10に設けられたものである場合、供給パイプ14はオイル生産地のオイル貯蔵タンク12と連結され、オイル運搬船の貯蔵タンク12にオイルが供給できる。
ローディングパイプ16は供給パイプ14と連結され、貯蔵タンク12の内部に垂直に配置される。ローディングパイプ16の上端部は供給パイプ14と連結され、オイルを受けることができる。当該実施例では、ローディングパイプ16が貯蔵タンク12の外部に設けられている。
圧力降下モジュール19は、ローディングパイプ16の下端に連結されているので、ローディングパイプ16から流出されるオイルの圧力降下を引き起こす。圧力降下モジュール19は、オイルの流れに対する抗力を増加させることによって圧力降下を引き起こすように機能する、以下に詳述する構成を有している。
ここで、圧力降下(pressure drop)は、例えばオイル等の流体が流動するパイプの一地点と他の下流地点との間における圧力差を意味する。
圧力降下モジュール19は、一方の端部がローディングパイプ16の下端と連結される圧力降下パイプ18と、圧力降下パイプ18の内部に横方向に設置される多孔のオリフィス34とを含む。
圧力降下パイプ18は、ローディングパイプ16と略同一の内径を持つことができ、フランジ20によってローディングパイプ16の下端に一方の端部が連結できる。圧力降下パイプ18の内部に多孔のオリフィス34が横方向に結合され、ローディングパイプ16から流入するオイルの圧力降下を誘導することになる。例えば、圧力降下モジュール19で圧力降下量を調節してローディングパイプ16内の圧力をオイルの飽和圧力より高く維持することで、ローディングパイプ16での揮発性有機化合物の発生を低減させることができる。
図2及び図3に表わすように、オリフィス34は、多数の孔46が形成された板状の部材であり、孔46の個数、大きさ、及び形態等は、圧力降下量によって決定される。オイルがローディングパイプ16に沿って下方に流動する場合には、重力によって流速が加速される一方、オリフィス34によって速度が一部減速されるので、圧力降下が引き起こされる。
オリフィス34は、圧力降下パイプ18の長手方向に対して水平方向に配置されている。
オリフィス34は、圧力降下パイプ18の内壁に回転可能に固定されており、オリフィス34の回転によって圧力降下パイプ18の内部を開閉するように構成されている。
オリフィス34の個数、オリフィス34の孔46の個数、大きさ、及び形態等の設計値は、定格運転条件における流量及び貯蔵タンク12のオイルのレベル変化による影響を考慮して決定できる。
特に、オイル運搬船の種類又は大きさが決定されれば、オイルの積み下ろしに必要な時間及び量を決定することができる。それに相応して、揮発性有機化合物の低減を期待することができる範囲内でオリフィス34の設計値を決定することができる。
すなわち、オイル運搬船の変更によってオイルの積み下ろしに必要な時間及び量が変更される場合、既存の設計値を変更し、変更された設計値を持つオリフィス34に既存のものを入れ替えることで、揮発性有機化合物の低減性能を容易に調節することができる。また、オイルのRVP(Reid Vapor Pressure)が変わる場合、オリフィス34の設計値を変更して揮発性有機化合物の発生を低減させることができる。
一方、オリフィス34は、オリフィス34の回転によって圧力降下パイプ18の内部を開閉するように構成されている。図4に表わすように、円板状のオリフィス34が圧力降下パイプ18の内部に水平方向に配置された状態で円板(オリフィス34)の中心線を軸に円板(オリフィス34)を回転させることによって圧力降下パイプ18の内部を開閉することができる。すなわち、円板状のオリフィス34を圧力降下パイプ18の長手方向に対して水平に回転させれば圧力降下パイプ18の内部が閉鎖され、円板状のオリフィス34を圧力降下パイプ18の長手方向と同一の方向に回転させれば圧力降下パイプ18の内部が開放することができる。言うまでもなく、圧力降下パイプ18をオリフィス34で閉鎖させた状態であっても、オイルはオリフィス34の孔46を通じて移動することができる。
オイルが貯蔵タンク12に流入して一定の高さまで満ちると、ローディングパイプ16内の圧力が増加する。ローディングパイプ16の圧力が増加すれば、貯蔵タンク12にオイルを供給するための陸上側のポンプの全揚程(totalhead)が増加してポンピング効率が落ちるおそれがあるので、オリフィスを回転させることによって圧力降下パイプ18の内部を開放して圧力降下を低減させるようになっている。
第1のスタティックミキサー26は、圧力降下パイプ18の他方の端部に連結され、圧力降下パイプ18から流出されるオイルを混合する。
オイルの船積み過程又はオイルのローディングパイプ16及び圧力降下モジュール19通過過程で気相成分(Volatile Organic Compound;VOC)が発生することができる。このような気成成分はオイルにバブル(bubble)状として含まれていることになる。このようなバブル状の気相成分が含まれたオイルが第1のスタティックミキサー26を通過するに従って、気相成分のバブルの大きさが小さくなり、小さくなったバブルはオイルに混合されて気相成分の発生を低減させることになる。また、このような第1のスタティックミキサー26によって第1のスタティックミキサー26の前端に比較的高い圧力が維持されることにより、オイルからの気相成分の発生を低減させる。
当該実施例における第1のスタティックミキサー26は、圧力降下パイプ18の他方の端部に連結されている管状体22と、管状体22内に長手方向に配置されている混合スクリュー24とを含んでいる。管状体22は、フランジ20を介して圧力降下パイプ18の下端に連結されており、管状体22の内部には、混合スクリュー24が長手方向に沿って配置されている。圧力降下パイプ18を通過したオイルが管状体22を通過しながら混合スクリュー24によって混合されるに従って、気相成分のバブルの大きさが小さくなり、小さくなったバブルは液状のオイルに容易に混合される。
当該実施例では、第1のスタティックミキサー26として内部に混合スクリュー24が配置された線形のスタティックミキサーを提示しているが、オイルを混合させ、オイルに含まれている気相成分のバブルの大きさを低減させることができる構造であればいずれのものでも可能であろう。
一方、圧力降下パイプ18と第1のスタティックミキサー26との間にはT形分岐管32が介在されている。当該実施例におけるT形分岐管32は、一方の端部が圧力降下パイプ18の他方の端部と連通しており、他方の端部が閉鎖されている垂直管28と、垂直管28と連通している水平管30であって、垂直管28の他方の端部から一方の端部に至る方向において一定距離で離隔した状態で垂直管28の側壁から横方向に延伸しており、第1のスタティックミキサー26と連結されている水平管30とを備えている。
圧力降下パイプ18を通過したオイルは、T形分岐管32によって垂直流動から水平流動に流動方向が転向される。この際に、水平管30が垂直管28の他方の端部から一方の端部に向かう方向に一定距離で離隔した状態で垂直管28に連結されているので、垂直管28の内部下端において、水平管30の下端の高さまでオイルが満ちることになる。垂直管28の内部下端に充填されたオイルは、圧力降下パイプ18を通過して垂直に落下するオイルの衝撃を吸収するように機能する。すなわち、圧力降下モジュール19を通過したオイルの速度はオリフィス34によって高められ、速度が高められたオイルは、直接パイプの内壁に衝撃を加えるが、オイルが直接パイプの内壁に衝撃を加えて発生させることができるパイプの摩耗、振動騷音が、T形分岐管32によって低減させることができるので、垂直に落下するオイルとオイルの気相成分とが混合され、気相成分を吸収することができる。
垂直管28の他方の端部から一方の端部に向かう方向における水平管30の離隔距離が、垂直管28の下部に満ちるオイルの量を決定するので、落下するオイルの衝撃の大きさに応じて多様に変更可能である。
上述したローディングパイプ16、圧力降下パイプ18、T形分岐管32、及び第1のスタティックミキサー26を構成する管状体22は、選択的に一体に形成されている場合がある。
ローディングパイプ16、圧力降下モジュール19、第1のスタティックミキサー26などを順に通過したオイルは流出管44を通じて貯蔵タンク12又は後述するバッファータンク42の内部に流入することができる。
一方、第1のスタティックミキサー26の末端には、第1のスタティックミキサー26を一時保存するバッファータンク42(buffer tank)が結合されることができる。バッファータンク42の総容積は貯蔵タンク12の総容積より小さいが、貯蔵タンク12の高さと類似した高さに製作されることができる。これにより、バッファータンク42内に流入するオイルの時間当たりの流入流量は貯蔵タンク12内に流入するオイルの時間当たりの流入流量より多い。
第1のスタティックミキサー26を通過したオイルには、依然として気相成分が含まれるので、オイルがバッファータンク42に流入すれば、液状成分のオイルはバッファータンク42の下端に位置し、気相成分はバッファータンク42の上端に位置することになる。バッファータンク42の下端には、各貯蔵タンク12にオイルを分配するためのオイル供給配管48が設けられ、バッファータンク42の下端の液状成分のオイルが、オイル供給配管48を通じて各貯蔵タンク12に分配される。
バッファータンク42の容積が貯蔵タンクより小さいので、短時間にバッファータンク42内で適切な液柱高を確保することができ、これにより、バッファータンク42、バッファータンク42の前端に位置する圧力降下パイプ18、T形分岐管32、及び第1のスタティックミキサー26の管状体22内で気相成分と液状のオイルが効果的に凝縮することができる。
流出管44は、第1のスタティックミキサー26とバッファータンク42とを連結しており、バッファータンク42の下端に位置している。オイルをバッファータンク42に流出させる流出管44の流出端は、オイルが流入するオイル供給配管48の流入端と対向しないように配置されている。第1のスタティックミキサー26を通過したオイルは、一定速度でバッファータンク42に流入し、一定速度を有するオイルがオイル供給配管48の流入端に直ちに流入する場合には、気相成分が当該オイルと共にオイル供給配管48に流入するので、このような流入を防止するために流出管44の流出端とオイル供給配管48の流入端とが向い合わないように配管設計することができる。
一方、船体10に複数の貯蔵タンク12が配置され、各貯蔵タンク12を連結するオイル供給配管48が設置された場合、ローディングパイプ16から分岐されてオイル供給配管48に連結されるバイパスローディングライン(図7の参照符号52)を配置することができる。
バイパスローディングライン52は、圧力降下モジュール19に含まれているオリフィス34が開放されていないにもかかわらずローディングパイプ16の圧力が過度に増加する場合に、オイルの一部又は全部を圧力降下モジュール19、第1のスタティックミキサー26等を迂回して直接オイル供給配管48に流動させることができるので、陸上ポンプの過度な水頭の増加を防止することができる。
また、圧力降下モジュール19、第1のスタティックミキサー26等の設置によって貯蔵タンク12内のオイルの液柱高が高くなって陸上ポンプの水頭が過度に増加する場合、バイパスローディングライン52を通じてオイルの一部又は全部を迂回させてオイル供給配管48に流動することができるようにすることで、陸上ポンプの過度な水頭の増加を防止することができる。
以下、当該実施例におけるオイル充填装置の作動方法について説明する。
図1に表わすように、供給パイプ14及びローディングパイプ16を通じて移送されたオイルは多孔のオリフィス34を通過することになる。この際、多孔のオリフィス34を通過するうちに圧力降下が発生することができ、T形分岐管32を通じて流動方向が変更されて第1のスタティックミキサー26の入口まで到逹することになる。T形分岐管32を通過したオイルは第1のスタティックミキサー26を通過するに従って、気相成分のバブルの大きさが小さくなり、液状のオイルと混合されてオイルに溶け込む。第1のスタティックミキサー26によって気相成分のバブルが一部溶け込んだオイルはバッファータンク42に流入して適切な液柱高まで満ちることになる。
第1のスタティックミキサー26を通過したオイルには、依然として気相成分が含まれている。バッファータンク42にオイルが流入すれば、液状成分のオイルはバッファータンク42の下端に位置し、気相成分がバッファータンク42の上端に位置することになる。バッファータンク42に流入したオイルは、下端に設けられたオイル供給配管48を通じて各貯蔵タンク12に分配される。
図5は本発明の第2の実施例におけるオイル充填装置の斜視図である。図5には、貯蔵タンク12、供給パイプ14、ローディングパイプ16、圧力降下モジュール19、第1のスタティックミキサー26、T形分岐管32、バッファータンク42、流出管44、オイル供給配管48、圧力ライン54、排出装置(eductor)56、吸入配管58、第2のスタティックミキサー60、及びポンプPが示されている。
当該実施例におけるオイル充填装置は、前記第1の実施例におけるオイル充填装置に加え、バッファータンク42及び貯蔵タンク12内の気相成分を回収するための構成が付け加えられた形態である。
上述したように、第1のスタティックミキサー26を通過したオイルには依然として気相成分が含まれることができ、バッファータンク42や貯蔵タンク12にオイルが流入すれば、液状成分のオイルはバッファータンク42や貯蔵タンク12の下端に位置し、気相成分はバッファータンク42や貯蔵タンク12の上端に位置することになる。
バッファータンク42や貯蔵タンク12の上端に位置する気相成分を回収するために、当該実施例におけるオイル充填装置は、前記第1の実施例におけるオイル充填装置の構成とともに、バッファータンク42の外側に設置され、一方の端部がバッファータンク42の一側と連結され、他方の端部がバッファータンク42の他側と連結される圧力ライン54と;圧力ライン54に設けられ、バッファータンク42のオイルを圧力ライン54に沿って移動させるポンプPと;圧力ライン54に設けられる排出装置56と、バッファータンク42及び貯蔵タンク12のうち少なくとも1つの上端を連結する吸入配管58と;をさらに含むことができる。
圧力ライン54の両端はバッファータンク42の一側と他側にそれぞれ連結され、ポンプPと排出装置56は圧力ライン54の中間に設けられる。吸入配管58の両端はバッファータンク42の上端と排出装置56にそれぞれ連結できる。
図6に表わすように、吸入配管58を貯蔵タンク12に至るまで延伸させることによって、バッファータンク42及び貯蔵タンク42の上端に存在する気相成分を吸入することができるように構成されている場合もある。
ポンプPによってバッファータンク42の内のオイルを圧力ライン54に沿って速く移動させることによって排出装置56内には負圧が発生し、これによりバッファータンク42及び貯蔵タンク12の上端に位置する気相成分が吸入配管58に沿って排出装置56に流入する。排出装置56から圧力ライン54に沿って移動するオイルと排出装置56に流入する気相成分が混合されることによってバッファータンク42や貯蔵タンク12内の気相成分を回収することができる。
一方、排出装置56を通過するオイルと気相成分の効率的な混合のために、排出装置56と圧力ライン54の他方の端部との間には第2のスタティックミキサー60が介在されることができる。排出装置56を通過する気相成分は第2のスタティックミキサー60を通過するに従って、バブルの大きさが小さくなり、液状のオイルと容易に混合することができる。
当該実施例では、別の第2のスタティックミキサー60を使った形態を提示しているが、上述した第1のスタティックミキサー26に圧力ライン54を連結し、排出装置56によってオイル及び気相成分が混入された流体を第1のスタティックミキサー26によってバッファータンク42に再流入させることも可能である。
初期のオイル充填時に多量の気相成分が発生するが、バッファータンク42は貯蔵タンク12に比べて容積が小さいので、急激な気相成分の増加によって内圧が発生する。この場合、バッファータンク42内の気相成分を回収して大容積を持つ貯蔵タンク12に移送することにより、気相成分の大気中への放出を低減させることができる。
当該実施例において提示する気相成分を回収するための構成は、オイルの充填時だけではなくオイルの運搬時にも容易に活用することができる。オイルの運搬時に外部から流入する熱量及び船舶の動きによってバッファータンク42や貯蔵タンク12内で気相成分が発生することができる。オイルの運搬時にバッファータンク42内にもオイルが充填されているので、ポンプPを用いてバッファータンク42内のオイルを圧力ライン54に沿って移動させることにより、吸入配管58を通じてバッファータンク42や貯蔵タンク12内の気相成分を回収することができる。
図6は本発明の第3の実施例におけるオイル充填装置の一部の斜視図である。図6には、ローディングパイプ16、圧力降下モジュール19、ローディングモジュール25、第1のスタティックミキサー26、T形分岐管32、及び流出管44が示されている。
貯蔵タンクにオイルを効率的に充填させるために、船体には多くのローディングパイプ16が備えられることができる。この場合、図6に示したように、各ローディングパイプ16とその下端に連結されている圧力降下モジュール19をそれぞれ単一ローディングモジュール25に構成し、各ローディングモジュール25から流出されるオイルが一の第1のスタティックミキサー26を通過するように構成することができる。
当該実施例では、各ローディングモジュール25の下端にはT形分岐管32がそれぞれ連結され、各T形分岐管32の水平管30を一の第1のスタティックミキサー26の入口端に連結した形態を提示する。設計によっては、各ローディングモジュール25に対して第1のスタティックミキサー26をそれぞれ連結することも可能である。
図7は、本発明の第4の実施例におけるオイル充填装置の斜視図である。図7には、貯蔵タンク12、供給パイプ14、ローディングパイプ16、圧力降下モジュール19、第1のスタティックミキサー26、T形分岐管32、バッファータンク42、流出管44、オイル供給配管48、連結配管50、及びバイパスローディングライン52が示されている。
ローディングパイプ16が貯蔵タンク12の内部に位置するため、前記実施例におけるオイル充填装置を貯蔵タンク12の内部に設置することが容易でない場合、又は設計によって前記実施例におけるオイル充填装置の一部構成とローディングパイプ16を離隔させなければならない場合、圧力降下モジュール19と前記ローディングパイプ16との間に連結配管50を配設することができる。
図7に表わすように、ローディングパイプ16が貯蔵タンク12に垂直方向に配置され、横方向に置かれている連結配管50の一方の端部はローディングパイプ16の下端と連結される。連結配管50の他方の端部は貯蔵タンク12を貫いて貯蔵タンク12の外側に伸びる。連結配管50の他方の端部には圧力降下モジュール19の圧力降下パイプが連結され、圧力降下パイプにはT形分岐管32が連結される。T形分岐管32の水平管には第1のスタティックミキサー26が連結され、第1のスタティックミキサー26とバッファータンク42が流出管44によって連結される。
オイルが供給パイプ14から流入すれば、オイルはローディングパイプ16及び連結配管50を通じて圧力降下モジュール19に到逹する。圧力降下モジュール19によって、ローディングパイプ16及び連結配管50の内部圧力をオイルの飽和圧力より高く維持することができるので、ローディングパイプ16と連結配管50とのおける揮発性有機化合物の発生を低減させることができる。
圧力降下モジュール19を通過したオイルは、T形分岐管32によって流動方向が転向され、高い流速で第1のスタティックミキサー26を通過する。第1のスタティックミキサー26を通過したオイルは、流出管44を通じてバッファータンク42に流入する。
一定量のオイルがバッファータンク42に流入すれば、オイルがオイル供給配管48を通じて各貯蔵タンク12に分配される。
一方、陸上ポンプの過度な水頭の増加を防止するために、ローディングパイプ16から分岐されてオイル供給配管48に直接連結されるバイパスローディングライン52を設置することができる。
以上、添付図面に基づいて本発明の実施例を説明したが、本発明が属する技術分野で通常の知識を持った者は本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更しなくても他の具体的な形態に実施可能であることを理解することが可能であろう。例えば、当業者は各構成要素の材質、大きさなどを適用分野によって変更するとか、実施形態を組み合わせるとか置換することで、本発明の実施例に明らかに開示されていない形態に実施することができるが、これも本発明の範囲を外れないものである。したがって、以上に記述した実施例はすべての面で例示的なもので、限定的なものに理解してはいけないし、このような変形実施例は本発明の特許請求範囲に記載された技術思想に含まれると言える。
10 船体
12 貯蔵タンク
14 供給パイプ
16 ローディングパイプ
18 圧力降下パイプ
19 圧力降下モジュール
20 フランジ
22 管状体
24 混合スクリュー
26 第1のスタティックミキサー
28 垂直管
30 水平管
32 T形分岐管
34 オリフィス
42 バッファータンク
44 流出管
46 孔
48 オイル供給配管
50 連結配管
52 バイパスローディングライン
54 圧力ライン
56 排出装置
58 吸入配管

Claims (13)

  1. 供給パイプに連結されていると共に、オイルを貯蔵タンクに充填するためのオイル充填装置であって、
    前記供給パイプに連結されていると共に、前記貯蔵タンクに垂直方向に配置されているローディングパイプと;
    一方の端部が前記ローディングパイプの下端と連結されている圧力降下パイプと、前記圧力降下パイプの内部に横方向に設置されていると共に、前記ローディングパイプから流出される前記オイルの圧力降下を引き起こす多孔のオリフィスと、を含んでいる圧力降下モジュールと;
    前記圧力降下パイプの他方の端部に連結されていると共に、前記圧力降下パイプから流出される前記オイルを混合するための第1のスタティックミキサーと;
    を備えていることを特徴とする、オイル充填装置。
  2. 前記圧力降下パイプと前記第1のスタティックミキサーとの間に介在されている垂直管であって、一方の端部が前記圧力降下パイプの他方の端部と連通しており、他方の端部が閉鎖されている前記垂直管と、前記垂直管と連通している垂直管であって、前記垂直管の他方の端部から一方の端部の方向に一定距離で離隔した状態で前記垂直管の側壁から横方向に延伸しており、前記第1のスタティックミキサーと連結される前記水平管と、を備えているT形分岐管をさらに含んでいることを特徴とする、請求項1に記載のオイル充填装置。
  3. 前記第1のスタティックミキサーを通過した前記オイルが流入するバッファータンクをさらに含んでいることを特徴とする、請求項1に記載のオイル充填装置。
  4. 前記バッファータンクは、
    前記第1のスタティックミキサーと前記バッファータンクとを連結し、前記バッファータンクの下端に位置する流出管と;
    前記バッファータンクから前記貯蔵タンクに前記オイルを供給するオイル供給配管と;を含み、
    前記流出管の流出端と前記オイル供給配管の流入端とが、向かい合って配置されていないことを特徴とする、請求項3に記載のオイル充填装置。
  5. 前記バッファータンクの外側に設置されている圧力ラインであって、一方の端部が前記バッファータンクの一側と連結されており、他方の端部が前記バッファータンクの他側と連結されている前記圧力ラインと;
    前記圧力ラインに設けられており、前記バッファータンクの前記オイルを前記圧力ラインに沿って移動させるポンプと;
    前記圧力ラインに設けられる排出装置と;
    前記バッファータンク及び前記貯蔵タンクのうち少なくとも1つの上端と前記排出装置とを連結する吸入配管と;
    をさらに含んでいることを特徴とする、請求項3に記載のオイル充填装置。
  6. 前記排出装置と前記圧力ラインの他方の端部との間には、第2のスタティックミキサーが介在されていることを特徴とする、請求5に記載のオイル充填装置。
  7. 前記圧力ラインの他方の端部が、前記第1のスタティックミキサーに連結されていることを特徴とする、請求項5に記載のオイル充填装置。
  8. 前記第1のスタティックミキサーは、
    前記圧力降下パイプの他方の端部に連結される管状体と;
    前記管状体内に長手方向に配置される混合スクリューと;
    を含んでいることを特徴とする、請求項1に記載のオイル充填装置。
  9. 前記オリフィスは、
    回転によって前記圧力降下パイプの内部を開閉することを特徴とする、請求項1に記載のオイル充填装置。
  10. 前記ローディングパイプと前記圧力降下モジュールとが、単一ローディングモジュールとして形成されており、
    前記ローディングモジュールの数量が、複数であり、
    前記各ローディングモジュールの前記圧力降下パイプが、一の前記第1のスタティックミキサーに連結されていることを特徴とする、請求項1に記載のオイル充填装置。
  11. 複数の前記貯蔵タンクが、
    前記オイルが前記複数の貯蔵タンクに分配されるように前記複数の貯蔵タンクを連結しているオイル供給配管と;
    前記ローディングパイプから分岐されており、前記オイル供給配管に連結されているバイパスローディングラインと;
    をさらに含んでいることを特徴とする、請求項1に記載のオイル充填装置。
  12. 前記ローディングパイプと前記圧力降下モジュールとの間に介在されていると共に、前記ローディングパイプと前記圧力降下モジュールとを連結している連結配管をさらに含んでいることを特徴とする、請求項1に記載のオイル充填装置。
  13. 船体と;
    前記船体内に設けられ、供給パイプから流入するオイルが充填される貯蔵タンクと;
    請求項1〜12のいずれか一項に記載のオイル充填装置と;
    を含んでいることを特徴とする、オイル運搬船。
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