JP2015526294A - フランジ加工プレス機 - Google Patents

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Abstract

好ましくは車両パーツであるコンポーネントのフランジを折りたたむためのフランジ加工プレス機であって、フランジ加工プレス機は静置状態で配置され、少なくとも、フランジ加工ベッドを装備するベース構造と、フランジ加工ダイを装備するフランジ加工ダイユニットと、コンポーネントに作用するプレス力を発生させるためのプレスドライブとを含み、フランジ加工ダイおよびフランジ加工ベッドは、プレス力を働かせるために、プレスドライブの手段によってプレス方向に互いに対して移動可能であり、プレスドライブは、好ましくは加圧ガスである圧力流体が充填されることができ、圧力が加えられた時にフランジ加工ダイユニットあるいはフランジ加工ベッドにプレス方向に作用し、これにより少なくとも幾分かのプレス力を発生するふいごを含み、プレスふいごは、プレス方向を横断する方向に延長し、圧力流体が充填されることができる、ふいごエリアを含む。

Description

本発明は、好ましくはたとえば車両ドア等の車両パーツ等の、コンポーネントのフランジを折りたたむためのフランジ加工プレス機に関する。特に、ヘミング加工された連結を製造するためのフランジ加工プレス機となり得る。このような用途において、フランジ加工プレス機は、ヘミング加工プレス機である。しかし、原則として、フランジを完全に、又は部分的にのみ折りたたむために、あるいは接合プロセスを行うためにも使用することができる。好ましくは、車両パーツの一連の生産に使用される。
DE 10 2009 059 676 A1は、静置状態で配置され、これを使用して金属シートがヘミング加工によって互いに固定されるように接着される、フランジ加工プレス機を開示している。このフランジ加工プレス機は、フランジ加工ベッドを備える静置状態のベース構造、および、コンポーネントのフランジを折りたたむためのフランジ加工ダイユニットを含む。フランジ加工中にフランジを押圧するフランジ加工ダイは、フランジ加工中に働くプレス力に平行に移動可能なように、フランジ加工ダイユニットに配置される。フランジ加工ダイユニットは、フランジ加工ダイと共に、プレス方向を横断する方向に移動可能にベース構造に搭載される。フランジ加工プレス機はまた、フランジ加工中にコンポーネントを保持し、これによってコンポーネントをフランジ加工ベッドに固定するサプレッサを、構成要素として含む。フランジ加工は、たとえば、プレフランジ加工および最終フランジ加工工程といった、複数の工程で行われる。サプレッサは、各フランジ加工工程の合間にコンポーネントから上昇し、次の工程のために、再度下降される。
このようなフランジ加工および/あるいはヘミング加工プレス機は、広大な設置エリアを必要とし、生産プラントでは利用できるスペースが限られているため、多くの場合は、このようなフランジ加工および/あるいはヘミング加工プレス機が利用できないか、生産に最適とはいえないロケーションでのみ利用できる。
US2004/0107559A1およびUS2011/0048094A1では、設置エリアを減少させるため、フランジ加工プレス機を垂直に直立させて、プレス方向が水平方向になるように設置することが提案されている。プレス力の発生には、水圧あるいは電気プレスドライブが使用されている。モーターの動力がギアシステムを介して、フランジ加工ベッドあるいはフランジ加工ダイユニットに伝えられる。
本発明の目的は、利用可能なスペース、特に、利用可能な設置エリアが限られた生産プラントで配置されることに適した、垂直および水平の両方に配置可能なフランジ加工ベッドを有するフランジ加工プレス機を提供することである。
本発明は、コンポーネントのフランジを折りたたむためのフランジ加工プレス機に由来し、フランジ加工プレス機は、静置状態で配置されており、フランジ加工ベッドを備えるベース構造と、好ましくは複数のフランジ加工ダイである、フランジを折りたたむためのフランジ加工ダイを備えるフランジ加工ダイユニットとを含む。フランジを折りたたむ際、コンポーネントは、プレス方向にフランジ加工ベッドに押し込まれる。フランジ加工ベッドはそれぞれ、プレス方向とは反対に向くコンポーネントのための、ベアリングサポートを含む。フランジ加工プレス機はまた、フランジを折りたたむのに必要なプレス力を発生させるためのプレスドライブも含む。フランジ加工ベッドおよびフランジ加工ダイは、プレスドライブの手段によって、互いに対しプレス方向に移動可能であり、これによりプレス力を働かせることが可能になる。フランジ加工ダイおよびフランジ加工ベッドの両方ともが、フランジ加工プレス機の環境において、プレス方向に移動可能であり、フランジを折りたたむために必要な相対的移動可能性を達成する実施形態が可能である。環境においてフランジ加工ベッドのみが移動可能である実施形態も可能である。その他の実施形態においては、1つあるいはそれ以上のフランジ加工ダイが環境において移動可能であり、これによってフランジ加工ベッドに対して移動可能であり、フランジ加工ベッドが非移動可能でありながら、フランジの折りたたみが可能となる。
本発明によれば、プレスドライブは、ふいごを含む流体プレスドライブであり、ふいごには圧力流体、好ましくは加圧ガスを充填することができ、圧力が充填された時に、プレス方向にフランジ加工ダイユニットあるいはフランジ加工ベッドに作用し、これによってプレス力を発生する。ふいごは、フランジ加工ベッドから離れる方に向かうフランジ加工ダイユニットの裏側に、あるいは、フランジ加工ダイから離れる方に向かうフランジ加工ベッドの裏側に配置することができる。ふいご内部の流体圧力がふいごの広範囲に作用するように、ふいごは、フランジ加工ベッドの長さを越えて延長できる。加圧ガス、好ましくは加圧空気を使用して動作させる、プレスふいごは、よって、十分に大きいプレス力を純粋に流体的に発生させることができる。プレスふいごは、所望によりフランジ加工ベッドあるいはフランジ加工ダイに直接作用できる。プレスふいごは、特に、フランジ加工ベッドあるいはフランジ加工ダイユニットの裏側に直接配置でき、ギアシステムによるステップダウンを必要としない。加圧空気を使用して作動させることができるプレスふいごは、本質的に、生産プラントで提供される加圧空気サプライに非常に容易に接続できる。従来の加圧空気サプライは、典型的には、たとえば6あるいは12バールの圧力を与える。プレスドライブのために、特別にユニットを提供する必要はない。
プレスふいごの使用は、従来のプレスドライブに比較して大いにプレスドライブを簡素化にする。駆動に必要な、互いに対して移動可能であるパーツの数が少ない。上述の通り、圧力を充填された時にプレスふいごがプレス方向に拡張する場合は、プレス方向において、フランジ加工ベッドあるいはフランジ加工ダイユニットに直接的に作用するように、プレスふいごを配置することもできる。ふいごのフレキシブル壁は、プレス方向に圧力を充填された時に、エンドに面する側のうちの1つを通じてフランジ加工ベッドあるいはフランジ加工ダイユニッのいずれかに作用するように、エンドに面する側でサポートさえすればよい。プレスふいごは、プレス方向の軸線に対して中央に配置できる。圧力から解放された時、プレスふいごはプレス方向に計測して非常に薄くなることができ、たとえば、ディスクあるいはプレートの形状となる。フランジを折りたたむために必要なプレス動作のストロークを実行するのみであれば、圧力が充填された時に、数センチメートルのみの厚みであり、好ましくは最高で20cmである。その他の実質的な利点は、プレスふいごの断面を、サイズあるいは形状という点で、折りたたまれるフランジの輪郭に合わせることができるという点である。このようにすると、より直接的に、横断方向のオフセットを少なく、そしてこれに応じて小さい曲げモーメントで、折りたたまれるフランジに、プレス方向にプレス力を与えることができる。
プレスふいごからフランジ加工ベッドがコンポーネントに与えるベアリングサポートへの力の流れは、既知のプレスドライブにおける場合よりも、軸方向において、より直接的、より直線的である。力の流れにおけるどのような横断方向のオフセットも、そして関連した応力中心距離および曲げモーメントも減少できる。
理想的には、プレスふいごは、有効ふいごエリアを含み、ふいごエリアの外周は、フランジ加工ベッドの輪郭に適合させ、これに対応して、折りたたまれるフランジの輪郭に適合する。有効ふいごエリアは、プレスふいごの内部においてゆきわたる圧力によって作用されるプレスふいごの断面エリアである。理想的な状況では、有効ふいごエリアの上のフランジ加工ベッドのベアリングサポートを軸方向に投影した時に、有効ふいごエリアの外周が、ちょうど重なるが、プレスふいごの製造に関わるコストが高いことから、実際には、例外的な状況もある。有効ふいごエリアは、その代わりに、たとえば、円形、不等な主軸を有する楕円、あるいは円形から逸脱したその他の楕円形、あるいは矩形、四角、あるいはその他の多角形といったシンプルな断面形状を有する。円形の有効ふいごエリアを示すプレスふいごが、製造が容易であり好ましい実施形態である。
多くの適用ではそうであろうが、有効ふいごエリアの外周がフランジ加工ベッドのベアリングサポートの輪郭を追従し、そしてこれによって折りたたまれるフランジの輪郭を追従している場合は、折りたたまれるフランジあるいはフランジ加工ベッドが有効ふいごエリアの外側に少しだけ延長していることが有利である。これに応じて、オーバーラップされていないフランジ加工ベッドエリアに対するオーバーラップされたフランジ加工ベッドエリアの比が小さいと有利である。この文脈において、フランジ加工ベッドエリアは、有効ふいごエリアに軸方向に投影され、コンポーネントをサポートするフランジ加工ベッドのベアリングの外周によって区画されるフランジ加工ベッドのエリアを意味すると理解される。ベアリングサポートは、フランジ加工中に、コンポーネントが押し付けられるフランジ加工ベッドのエンドに面するエリアである。ベアリングサポートの外周も、多くの実施形態において、フランジ加工ベッドのエンドに面するエリアの外周であり、コンポーネントは、フランジ加工中に、このエンドに面するエリアに置かれる。しかし、この外周が、フランジ加工中にコンポーネントの端部を越えて突出すると、比を確かにする目的で、外周をコンポーネントの外側端部に修正する。フランジが、たとえば車両ドアの窓領域のように、コンポーネントの端部周りに完全に延長しない場合は、フリーのフランジエンドは互いに直線に接続され、これによってフランジ加工ベッドエリアを確かにするために、関連する領域においててフランジ加工ベッドエリアが区画される。フランジ加工ベッドのベアリングサポートが、円周を完全に延長しない場合は、比較の目的で、自蔵の、ベアリングサポートエリアのエンドポイント(この場合は部分的にのみプレス加工軸線を囲む)が対応して直線により接続される。好ましい実施形態において、オーバーラップされていないフランジ加工ベッドエリアに対するオーバーラップされたフランジ加工ベッドエリアの比は少なくとも0.5であり、好ましくは0.5より大きい。
プレスドライブには、説明された、あるいはクレームされたタイプの1つあるいはそれ以上のプレスふいごを含めることができ、これには、プレスドライブが、1つあるいはそれ以上のこのタイプのプレスふいごのみからなるシナリオも含まれる。複数のプレスふいご、たとえば2つのプレスふいごが設けられたとき、これらは、互いに反対のプレス方向に動作するか、あるいは同じプレス方向に動作するかのいずれにも配置することができる。反対のプレス方向に動作するプレスふいごは、好ましくは、共通の枠組みに背中合わせに配置される。同じプレス方向に動作するプレスふいごは、隣同士に、あるいは順に重ねて配置することができ、好ましくは、プレス方向に直接隣同士に、あるいは一方を直接他方の上に配置することができる。両方の実施形態における複数のプレスふいご、すなわち、同方向あるいは互いに反対方向に動作する複数のプレスふいごは、好ましくは、互いに独立して圧力流体を充填されるか、あるいは互いに独立して圧力を解放されることができる。同方向に動作するプレスふいごはまた、同時にあるいは連続的に、圧力流体を充填されるか、あるいは圧力を解放するように設計することができる。
第一実施形態において、ベース構造およびフランジ加工ダイユニットは、少なくとも実質的に垂直に直立に設置されるか、あるいは枠組み内に設置されるように搭載される。ベース構造およびフランジ加工ダイユニットが、少なくとも実質的に垂直アライメントである場合、フランジ加工ベッドは、これに対応して少なくとも実質的に水平である、プレス方向と反対を向く。フランジ加工プレス機のベース構造およびフランジ加工ダイユニットは、通常、共にプレス方向に計測した最大厚さを示し、プレスが閉じられた時、これはプレス方向を横断する方向に計測したこれらの最大幅よりもかなり小さい。本発明は、この事実を使用して、通常の通りに水平で上方を向くよりも、少なくとも実質的に垂直に直立し側面を向くことによって、あるいは枠組みにおいて移動可能に搭載することによりフランジ加工ベッドをこのアライメントに移動することによってフランジ加工ベッドを配置することにより、フランジ加工プレス機を設置するのに必要な設置エリアを減少させる。これにより、フランジ加工プレス機の平面視において、フランジ加工プレス機を収容するシリンダーのベースエリアを減少し、この意味において、プレスを設置するのに必要な設置エリアを減少する。コンポーネントは、吊されるのではなく、垂直アライメントでそれぞれフランジ加工プレス機に挿入されるため、これによっても、ロボットあるいはその他のアクチュエータを使用してのハンドリングが簡易になる。フランジ加工プレス機が垂直にアライメントされると、フランジ加工ベッドあるいはフランジ加工ダイは、より簡単に、そして特に人間工学的により好ましい方法で加工、たとえばクレーム17により修理あるいはメンテナンス、あるいは仕上げすることができる。
本発明はしかし、プレスが水平に配置される場合、すなわち、プレス方向が垂直である場合にもコンパクト設計という点で有利である。これに関し、本発明は、伝送あるいは同期するギアシステム等を介在させることなしに、先行技術よりも広い有効エリア(有効ふいごエリア)に対し、プレスふいごがプレス力を与えるという事実から利益を得ている。フランジ加工ベッドあるいはフランジ加工ダイユニットはよって、圧力が充填された時、プレス加工ストロークを実行するために、プレスふいごがその他方の構造に対し関連する構造(フランジ加工ベッドあるいはフランジ加工ダイユニットのいずれか)を持ち上げるように、プレスふいごの上に配置することができ、プレスふいごに置かれることができる。好ましくは、フランジ加工ベッドは、ベアリングサポートエリアが上方を向くように、そしてフランジ加工されるそれぞれのコンポーネントを、上方からフランジ加工ベッドに位置させることができるように、プレスふいご上に配置される。変形例において、フランジ加工ベッドは、プレス方向が水平に対し0°より大きい角を指すように、斜めに位置させることもできる。このようなアライメントにおいて発生するプレス方向を横断する力は、ふいごのフレキシブル壁を横断力から解放するために、好ましくは、サポートあるいはガイド装置によって吸収される。
フランジ加工プレス機は、好ましくは、平坦なコンポーネント、すなわち、プレス方向に計測された最大深さが、プレス方向を横断する方向に計測されたコンポーネントの長さや幅より小さいコンポーネントをフランジ加工するように設計されている。典型的な例としては、車両パーツが挙げられ、特に、たとえば車両ドア、サンルーフ、ボンネット、そしてハッチバックといった車両アタッチメントパーツが挙げられるが、たとえば車両側壁、敷居、あるいは泥よけといったボディパーツも挙げられる。
フランジ加工ダイは、フランジ加工ダイユニット上に配置される。フランジ加工ダイユニットは、原則的にはフランジ加工ダイを一体で形成することができる。しかし、より好ましくは、フランジ加工ダイユニットは、ベアリング構造を含み、フランジ加工ダイは、ベアリング構造とは別個に生産され、組み立てられる。フランジ加工ダイは、複数のパーツからなることができ、複数のパーツは、接合されて、1つのユニットを形成する。しかし、便宜上、一体で形成された構造である。好ましい実施形態において、フランジ加工ダイは、フランジの輪郭に適合するように形成される。よって、たとえば少なくとも部分的にはカーブを有する輪郭を示し、カーブは一次元的のみでも、また二次元的でもよい。フランジ加工ベッドにも、これに類似して同じことが適用される。
フランジを折りたたむために必要な、プレス方向における相対的な動きをフランジ加工ダイとフランジ加工ベッドの間に発生させるために、フランジ加工ダイは、原則的には、プレス方向に移動可能であるように、フランジ加工ダイユニットにサポートされることができる。しかし、好ましくは、プレス方向の相対的な移動が、フランジ加工ベッドとフランジ加工ダイユニットの間に発生する。このような実施形態において、フランジ加工ベッドとフランジ加工ダイユニットは、プレスドライブの手段によって、プレス力を働かせるため、互いに対してプレス方向に移動可能である。フランジ加工ダイユニットは、ベース構造とは独立して、そのものの枠組みの中に、あるいは上に、そして状況により移動可能に搭載でき、および/あるいは、フランジ加工ベッドは、フランジ加工ダイユニットとは独立して、ベース構造の枠組みの中に、あるいは上に、そして状況により移動可能に搭載できる。フランジ加工ダイユニットがプレス方向において移動可能にベース構造に搭載される実施形態、あるいはフランジ加工ベッドがプレス方向において移動可能にサポート構造に搭載される実施形態が好ましい。「あるいは」という表現はここでは、ほかの場合も同様、通例の論理上の「包含的or」という意味で本発明で理解される。すなわち、特定の文脈においてこれら2つの意味のうちの1つのみが排他的に理解されるのでなければ、「どちらか」そして「および」両方の意味を包含する。たとえば、フランジ加工ベッドとフランジ加工ダイユニットの好ましい相対的な移動に関していうと、これは、第1態様では、フランジ加工ダイユニットがプレス方向に動けるようにベース構造に搭載され、フランジ加工ベッドは状況により動かすことができないという意味であり、第2態様では、フランジ加工ベッドがフランジ加工ダイユニットに対して移動可能にサポート構造に搭載され、フランジ加工ダイユニットが状況により動かすことができないという意味である。第3態様においては、フランジ加工ダイユニットをベース構造に搭載し、フランジ加工ベッドをサポート構造に搭載して、これらを互いに対して移動可能に、そして状況により移動可能にできる。
フランジ加工ダイユニットがベアリング構造を含む場合は、フランジ加工ダイがベアリング構造に対して、プレス方向を横断する方向に移動可能であることが得策である。このような実施形態において、フランジ加工プレス機は、フランジ加工ダイユニットのベアリング構造に対してフランジ加工ダイをプレス方向に横断させるためにフランジ加工ダイに結合された、フランジ加工ダイドライブを含む。これによって、たとえば、2つあるいはそれ以上のフランジ加工工程の各工程において、コンポーネントを挿入、あるいは順番に特定の角度でフランジを折りたたむことができるように、フランジ加工ダイの動作を適用し、そして後退させることが可能になる。フランジ加工ダイドライブは、特に、フランジ加工ダイユニットのベアリング構造に配置することができる。
言及された全ての態様において、フランジ加工ダイは、フランジ加工ダイユニットの相対的動作、すなわち、プレス加工ストロークおよびリターンストロークに関与している。フランジ加工ダイはよって、プレス方向に動かないように、たとえば当接によって、フランジ加工ダイユニットにサポートされる。プレス加工ストロークは、フランジ加工ダイよりも大きくより重々しいフランジ加工ダイユニットが行うため、そしてフランジ加工ダイの横断ストロークのために適用される力は、プレス力に比較して小さいものであるため、シンプルで強固なフランジ加工ダイユニットが作製される。
好まれる場合は、フランジ加工プレス機は、複数のフランジ加工ダイを含み、これらはフランジ加工ダイユニットの構成要素となる。フランジ加工ダイユニットを使用してフランジ加工工程のみを行う場合は、フランジ加工ダイを、フランジ加工ダイユニット上で動かないようにであるように配置することができる。すでに言及された通り、フランジ加工ダイユニットは、より好ましくは、ベアリング構造を含み、ベアリング構造上で、フランジ加工ダイが動かないようにサポートされている。少なくとも1つのフランジ加工ダイについて述べられた事柄は、好ましくは同様にフランジ加工ダイユニットのいかなる任意の追加フランジ加工ダイにも適用される。フランジ加工ダイドライブは、流体的に、好ましくは空気的、あるいは電気的に作動する、複数の駆動ユニット、すなわち、各移動可能フランジ加工ダイにつき1つの、割り当てられたフランジ加工ダイのみに結合された専用駆動ユニット、を含むのが有利である。複数のフランジ加工ダイを使用することは、折りたたまれるフランジが、コンポーネントをプレス方向に平面視した場合にシンプルな直線ではなく、共通の直線に置かれない少なくとも2つのフランジ部を含む場合に特に有利である。フランジはよって、平面視において、曲線上の、あるいは多角形の輪郭を示すことができ、そうでなければ、コンポーネントの端部を、異なる側でフランジする必要がある。たとえば、車両ドアあるいはハッチバックといったすでに言及したコンポーネントの例の場合に、これが当てはまる。フランジは、たとえば平面視においてコンポーネントの中央領域を完全にあるいは部分的に囲み、また、セクションによって中断されていてもよい。同じフランジ加工ダイユニットを使用して複数のフランジ加工工程の各工程で特定の角度にこのようなフランジを折りたたむために、好ましい実施形態では、フランジ加工ダイユニットは、言及した通り、フランジ加工ダイユニットのベアリング構造に対して、互いにプレス方向を横断するように移動でき、折りたたまれるフランジの輪郭に追従するようにベアリング構造に配置された複数のフランジ加工ダイを含む。
フランジ加工ダイユニットとフランジ加工ベッドとの間の相対的な移動のために、プレス方向に延びるガイド要素がベース構造に設けられ、プレス方向に延びるガイドカウンタ要素がフランジ加工ダイユニットに設けられ、そしてベース構造とフランジ加工ダイユニットがプレス加工ストロークおよびリターンストローク中に、ガイド要素とガイドカウンタ要素のガイド係合によって互いに対してプレス方向にガイドされると、有利である。相対的な移動は、特に、直線移動とすることができる。ガイド要素およびガイドカウンタ要素は、プレス方向において直線的に対応して延びることができる。ガイド要素とガイドカウンタ要素がガイド係合されるときに、フランジ加工ダイユニットがベース構造に搭載される場合は、その重さが少なくとも主としてガイド要素のガイド係合により適合される。フランジ加工ベッドがプレス加工動作を行う場合、フランジ加工ベッドは、ガイド要素とガイドカウンタ要素がガイド係合される時、少なくともフランジ加工ベッドの重量のいくぶんかが、フランジ加工ダイユニットあるいはサポート構造にサポートされるようにフランジ加工ダイユニットのガイドカウンタ要素、あるいはサポート構造のガイドカウンタ要素に搭載されることができる。複数のガイド要素およびガイドカウンタ要素は、フランジ加工ダイユニットあるいはフランジ加工ベッドをプレス方向へのプレス加工動作中にガイドするために、それぞれのペアがガイド係合され、好ましくは説明されたようにフランジ加工ベッドの周りに分布されて配置される。
フランジ加工中に、フランジ加工ベッドにコンポーネントを押さえつけるために、通例の押さえつけ機能のみを果たすサプレッサを設けることができる。この機能を果たすのみならず、たとえば産業ロボットのロボットアーム等の、空間的に移動可能であるアクチュエータに取り付けるための、取り付けデバイスを含むサプレッサ、たとえば空気的吸引体あるいは機械的把持体といった、コンポーネントを保持する保持デバイスも含むものがしかし有利である。このようなサプレッサ手段によって、コンポーネントがフランジ加工プレス機に移動され、フランジ加工ベッドに位置させられ、そしてフランジ加工中にフランジ加工ベッドに押さえつけられる。フランジ加工ベッドからの取り出しも、サプレッサ手段によって行われるのが有利である。このような実施形態において、サプレッサは、複数のコンポーネントを順番に処理できる。すなわち、1つをピックアップし、保持し、フランジ加工ベッドに位置させ、押さえつけ、そしてオプションとしてフランジ加工ベッドからまた取り出してプットダウンして、次のコンポーネントをピックアップできるようにする。これらのアクション中、サプレッサは、アクチュエータに残ることができる。サプレッサは、よって、フランジ加工されたコンポーネントをフランジ加工プレス機から取り出して適宜さらなるプロセスあるいは組み立てに向けてコンポーネント置き場にプットダウンする、挿入ツールでもあり、そして好ましくはピックアップあるいは把持ツールでもある。
このようなサプレッサは、特に、保持デバイスは、たとえば、車両ドア、ハッチバック、あるいはサンルーフの外側パーツおよび内側パーツといった、ネスト化されたコンポーネントの、接合されるパーツをピックアップし、フランジ加工ベッドに挿入する目的で設計することができる。サプレッサ、特に保持デバイスは、ネスト化され、順番にフランジ加工ベッドおよび/あるいはフランジ加工プレス機に挿入されるコンポーネントのパーツを、個々にピックアップするためにも設計されていてもよい。すなわち、フランジ加工プレス機にてのみ、ネスト化するということである。これは、たとえばネスト化する場がフランジ加工プレス機の領域に配置されていない場合、あるいはスペース上の理由から設けることさえできない場合に有利である。サプレッサ、特に保持デバイスは、オプションとして、このようなコンポーネントのパーツを個々にピックアップしてプレス機でネスト化するか、あるいはすでにネスト化されたパーツを一体的にピックアップして、一体的に挿入するように設計することもできる。保持デバイスが1つあるいはそれ以上の吸引体あるいは1つあるいはそれ以上の機械的把持体を含む場合には、両方のアプローチに有利である。これらを使用して、ネスト化されたコンポジットの個々のパーツのうちの1つを、ネスト化されたコンポジットの別の個々のパーツに引き寄せて、この別の個々のパーツに位置させ、この別の個々のパーツをたとえばサプレッサの押さえつけ端部によってサポートするか、あるいはたとえば1つあるいはそれ以上の吸引体や1つあるいはそれ以上の機械的把持体といった、1つあるいはそれ以上のその他の把持体で保持する。
好ましい実施形態において、挿入に使用することができるサプレッサは、挿入している間、フランジ加工ベッドに対しガイドされる。この機能は、原則的にはアクチュエータにより提供することができる。しかしより好ましくは、アクチュエータはこのタスクから解放され、サプレッサが直接ガイドされることが好ましい。そして、コンポーネントを挿入している間、コンポーネントがフランジ加工ベッドに置かれるまで、ガイド要素とサプレッサのガイドカウンタ要素がガイド係合してサプレッサをフランジ加工ベッドに対しガイドするために、フランジ加工ダイユニットあるいはベース構造にはガイド要素を含むことができ、サプレッサにはガイドカウンタ要素を含むことができる。サプレッサは、好ましくはプレス方向にガイドされる。ガイドは、直線的ガイドとすることができる。サプレッサのためのガイド要素は、特に、すでに説明されたフランジ加工ダイユニットのためのガイド要素とすることができ、デュアルガイド機能で、一方でプレス加工ストローク中にフランジ加工ダイユニットをガイドし、他方で挿入しているときにサプレッサをガイドする。サプレッサのためのガイド要素は、しかし、フランジ加工ダイユニットのためのガイド要素に加えて設けることができる。サプレッサは、好ましくは複数のガイドカウンタ要素を含み、コンポーネントを挿入している間、複数のガイドカウンタ要素を介して、ベース構造の割り当てられたガイド要素あるいはフランジ加工ダイユニットの割り当てられたガイド要素とそれぞれガイド係合する。
ベース構造あるいはフランジ加工ダイユニットは、テンシング要素を含むことができ、サプレッサは、テンシングカウンタ要素を含むことができる。これらは互いにテンシング係合されることができ、これによりサプレッサに、フランジ加工ベッドに対しプレス方向に張力を加え、コンポーネントをテンシング係合により押さえつける。これにより、アクチュエータ(好ましくは、たとえば、従来の産業ロボット等のロボットのアーム)が、このタスクから解放される。アクチュエータがサプレッサによって解放されたということができる。すなわち、押さえつけるために必要ではなくなり、その他の機能を果たすのに利用できるということである。好ましくは、ベース構造あるいはフランジ加工ダイユニットは、1つあるいはそれ以上の第1テンシング要素を含み、サプレッサは1つあるいはそれ以上の第2テンシング要素、すなわち、テンシングカウンタ要素を含む。これらの各ペアは、テンシング係合され、それぞれのテンシング係合において、サプレッサをプレス方向にフランジ加工ベッドに対して張力を加える。好ましくは、複数の第1テンシング要素は、テンシング係合によってフランジ加工ベッドで均一な押さえつけ力が発生するように、フランジ加工ベッドあるいは1つあるいはそれ以上のフランジ加工ダイに沿って、分布されて配置される。第1テンシング要素は、少なくとも1つあるいはそれ以上のガイド要素に配置されることが有利である。しかし、原則的には、第1テンシング要素は、少なくとも1つあるいはそれ以上のガイド要素とは分離して設けることができる。フランジ加工ベッドから見てフランジ加工ダイの後方である、各ガイド要素の領域に配置するのが得策である。
第1テンシング要素と第2テンシング要素は、特に、プレス方向に作用するテンシング力、よってテンシング係合においてはサプレッサの押さえつけ力が、くさび効果によって発生するような形状とすることができる。テンシング係合はよって、たとえば、ねじ係合という方法で形成できる。ねじとナットのように、単数の第1テンシング要素が単数の第2テンシング要素と共働し(あるいは複数の第1テンシング要素が複数の第2テンシング要素とそれぞれに共働し)、第1テンシング要素と割り当てられた第2テンシング要素が回転軸を中心に、互いに対して回転する時、第1テンシング要素および第2テンシング要素のうちの一方が、ねじのピッチのようにフランジ加工ダイのプレス方向とは反対に回転軸を中心として上昇し、第1テンシング要素および第2テンシング要素のうちの他方が上昇エリアあるいはラインでスライドする。
同等に好ましい実施形態において、テンシングカップリングが設けられる。テンシングカップリングの手段によって、回転動作をすることなしに、フランジ加工ベッドに対しサプレッサに張力を加えることができる。テンシングカップリングは、第1カップリング構造および第2カップリング構造を含み、第2カップリング構造は、第1カップリング構造に接続でき、また第1カップリング構造から取り外すことができる。第1テンシング要素は、第1カップリング構造の構成要素であり、第2テンシング要素は、第2カップリング構造の構成要素である。好ましくは、一方のカップリング構造を、他方のカップリング構造にプレス方向あるいは反プレス方向にはめることができるようなレセプタクルを含む。一方のカップリング構造、好ましくはレセプタクルを有するカップリング構造が、プレス方向を横断できるように、そして各第1テンシング要素をプレス方向に対してサポートできるように、1つあるいはそれ以上の第1テンシング要素を搭載する。他方のカップリング構造は、第2テンシング要素あるいはそれぞれの第2テンシング要素を形成する、1つあるいはそれ以上の凹部あるいはキャビティを含む。一方のカップリング構造が他方のカップリング構造のレセプタクルに嵌まると、横断方向に移動可能なテンシング要素が1つあるいはそれ以上の凹部あるいはキャビティに横断方向に移動され、よってサプレッサを、フランジ加工ベッドに対して取り外し可能に固定する。テンシング要素は、共働する時、そしてこれによってサプレッサをフランジ加工ベッドに向けて張力を加える時、くさび効果、そしてそれに伴い軸方向に力を発生するように形成されるのが有利である。
横断方向に移動可能なテンシング要素は、1つあるいはそれ以上の機械ばねの手段によって、凹部あるいはキャビティ、あるいはそれぞれに割り当てられた凹部に、プレスされることができる。さらに発展して、テンシングカップリングは、流体的に、好ましくは空気的に作動させることができる。このさらなる発展型では、横断方向に移動可能なテンシング要素を搭載するカップリング構造は、横断方向に移動可能なテンシング要素を、他方のカップリング構造の1つあるいはそれ以上の割り当てられた凹部に圧力流体の手段によってプレスするように、圧力流体、たとえば加圧空気を充填することができる。横断方向に移動可能なテンシング要素は、横断方向に移動可能なテンシング要素が圧力流体の手段によってテンシング係合されるように、そして圧力から解放されたときに、これもばねの力によってテンシング係合から外れるように、1つあるいはそれ以上の機械ばねによってばねの復元力を与えることができる。
フランジ加工プレス機が、2つ以上のフランジ加工工程においてフランジを折りたたむように設計されている場合は、このフランジ加工ダイに加えて、別のフランジ加工ダイを提供することができ、これら2つのフランジ加工ダイのうちの一方が1つのフランジ加工工程を行い、他方のフランジ加工ダイが別のフランジ加工工程を行うようにできる。第1のフランジ加工ダイは、フランジ加工前のプレフランジ加工ダイとすることができ、他方のフランジ加工ダイは、最終フランジ加工のための最終フランジ加工ダイとすることができる。フランジ加工ダイのフランジ加工エリアは、プレス方向に順に重ねて配置することができる。複数のフランジ加工ダイは、特に、共通のフランジ加工ダイサポートに配置することができる。しかし、別の選択肢として、フランジ加工ダイユニットおよびフランジ加工ダイは、複数のフランジ加工工程を順番に行うように設計することができる。この目的において、フランジ加工ダイは、第1アングルでフランジを折りたたむための第1フランジ加工エリア、および、別のアングルでフランジを折りたたむための、他方の第2フランジ加工エリアを含むことができる。第1フランジ加工エリアは、第2フランジ加工エリアを超えてプレス方向およびフランジを横断する方向に突出することができる、すなわち、第2フランジ加工エリアの隣に横断方向に配置できる。しかし、フランジ加工ダイは、原則的には、プレス方向に順に重なる複数のフランジ加工エリアを含むことができる。
サプレッサは、同じコンポーネントに行われる2つのフランジ加工工程の合間にコンポーネントから引き上げられることができる。しかし、これはコンポーネントがもはやフランジ加工ベッドに固定されていないか、あるいは、なんらかの方法でコンポーネントを固定する必要があるということである。
好ましい実施形態において、フランジ加工ダイおよびサプレッサは、好ましくは最終フランジ加工工程を含む、少なくとも2つのフランジ加工工程が同じフランジ加工ダイを使用して行われるような、かつ、サプレッサが、これら少なくとも2つのフランジ加工工程の間を含めて、これら2つのフランジ加工工程の全般を通して同じ押さえつけ位置に残ることができるような形状とされる。サプレッサおよびフランジ加工ダイは、少なくともフランジ加工工程のうちの1つの間に、フランジ加工ダイが、プレス方向を横断する方向、および、フランジを横断する方向において、サプレッサにオーバーラップするような形状とされる。サプレッサは、コンポーネントに接触する押さえつけ端部、および押さえつけ端部に境する領域を含む。押さえつけ端部に境する領域では、すなわち、フランジから見て押さえつけ端部の後方では、サプレッサは、好ましくは、フランジ加工ダイが押さえつけ端部にオーバーラップできるような形状とされ、すなわち、フランジ加工中に押さえつけ端部を越えて延び、押さえつけ端部がコンポーネントをフランジ加工ベッドに押さえつける間、端部にオーバーラップされる。
サプレッサあるいはフランジ加工ダイは、(それぞれ)、これらがオーバーラップしたときにたとえば櫛のようにこれらがインターロックあるいはかみ合うように、あるいはフランジ加工ダイが単にサプレッサを越えて延びるような形状とすることができる。押さえつけ端部に境する領域では、フランジ加工ダイおよびサプレッサは、フランジ加工中に、プレス方向およびフランジを横断する方向にインターロックあるいはかみ合うように、サプレッサは、プレス方向およびフランジを横断する方向に突出する領域、およびプレス方向およびフランジを横断する方向に引っ込む領域を含むことができ、フランジ加工ダイは同様に、プレス方向およびフランジを横断する方向に突出する領域、およびプレス方向およびフランジを横断する方向に引っ込む領域を含むことができる。サプレッサは、そして、1つあるいはそれ以上のパッセージを含み、フランジ加工ダイは、たとえば櫛のように複数の部分を通じて同時に、好ましくは押さえつけ端部を境する領域のみにおいてサプレッサとかみ合うことができる。サプレッサはまた、その代わりに、これも好ましくは押さえつけ端部を境する領域のみで、1つあるいはそれ以上のフランジ加工ダイに面するポケットを含めることができ、フランジ加工ダイが単にポケットと係合するようにできる。サプレッサはまた、1つあるいはそれ以上のポケットに加えて、1つあるいはそれ以上のパッセージを含むことができる。オーバーラップを可能にするために、サプレッサは、1つあるいはそれ以上のパッセージあるいは1つあるいはそれ以上のポケットに代えて、あるいは1つあるいはそれ以上のパッセージあるいは1つあるいはそれ以上のポケットに加えて、フランジ加工ダイがオーバーラップできるように、すなわち、フランジ加工中その裏側の押さえつけ端部を越えて延びるように、押さえつけ端部を境する領域においてフランジ加工ダイから離れるように角度を有することができる。
フランジ加工ダイユニットは、フランジ加工ダイユニットをプレス方向にわたって延長し、これを通じてコンポーネントがフランジ加工ベッドに、好ましくはサプレッサ手段によって、フランジ加工ベッドから離れる方を向くフランジ加工ダイユニットの裏側から、挿入されることができるパッセージを含むことができる。このような実施形態は、外側端部に円周がフランジ加工された、あるいは少なくとも複数の側部がフランジ加工されたコンポーネント、すなわち、折りたたまれるフランジが、連続的なあるいは互いに分離しているフランジ部、互いに平行でないフランジ部、少なくとも90°あるいは180°あるいは270°あるいはそれ以上の範囲の角度で全体的に延長しているフランジ部であり、たとえば1つあるいはそれ以上の円弧形状の円形部を含むフランジ部を含むコンポーネントに特に有利である。そのようなコンポーネントをフランジ加工するとき、フランジ加工ダイユニットおよびフランジ加工ベッドは好ましい実施形態で説明された通り、再度互いに対してプレス動作を行うことができるが、一連のコンポーネントからみて、それ以外の動作の自由度無しに、これらが動けないように互いに接続されることができる。フランジ加工ダイユニットがパッセージを含む場合は、フランジ加工される各コンポーネントを毎回挿入するために、たとえば回動あるいは直線的に遠ざける、あるいはフランジ加工ベッドをフランジ加工ダイユニットからたとえば回動あるいは直線的に遠ざけるように、関連するコンポーネントがフランジ加工プレス機の側方から挿入できるように十分に遠く、フランジ加工ダイユニットをフランジ加工ベッドから遠ざける必要はない。フランジ加工ダイユニットおよびフランジ加工ベッドは、互いに対して、コンポーネントが挿入された後、そしてたとえばフランジ加工ストロークが行われる直前にとられる位置を保持することができる。プレス加工ストロークが行われる間、たとえば、フランジ加工ダイユニットあるいはフランジ加工ベッドがガイドされるガイド係合、あるいは適用に応じてそれぞれがガイドされるガイド係合をリリースする必要はない。他の利点は、パッセージを通して、コンポーネントを、少なくとも実質的にプレス方向に平行に、すなわちフランジ加工ベッドまで、かつ、フランジ加工ベッドに対して挿入できるという点である。
パッセージは、フランジ加工ダイユニット、好ましくは、1つあるいはそれ以上のフランジ加工ダイのためのフランジ加工ダイベアリング構造の内周により区画される。フランジ加工ベッドを平面視でプレス方向に見たとき、内周は、フランジ加工ベッドの外側を径方向に延び、少なくとも部分的に、好ましくは完全に360°にわたってフランジ加工ベッドの円周を周るように延びる。1つあるいはそれ以上のフランジ加工ダイは、フランジ加工中に横断方向において内周を超えて突出し、そして好ましくは(それぞれ)後退位置から前進位置に横断方向に移動可能であり、また元に戻れる。1つあるいはそれ以上のフランジ加工ダイは、フランジ加工中、内周、すなわち、端部付近、そして好ましくは直接的に内周の端部がサポートされるのが有利である。内周は、好ましくは、プレス方向における平面視において、少しの距離をもって折りたたまれるフランジの外形に追従し、この意味において、外形に近似して延びている。距離は、折りたたまれるフランジの長さにわたって外形に近似して設定されるのが有利である。コンポーネントは、好ましくは複数の軸で移動可能であるロボットアームによりあるいは空間的に移動可能であるその他のアクチュエータによって、パッセージを通じて移動可能である。フランジ加工ダイは、外形に近似して内周の上にサポートされることにより、少しの曲げ力にさらされるだけである。
プレスふいごの手段によるプレス力の適用は、外形に近似した内周、および、これによって外形に近似したパッセージと共に有利に作用する。プレスふいごのエンドに面するエリアおよび/あるいはプレスふいごの有効ふいごエリアがフランジ加工ダイ(単数・複数)のサポートに対応して構成されている場合、フランジ加工中、先行技術よりも力の流れがよりプレス力の方向をより正確にすることができ、そして力の流れで起こる曲げ力の合計を減少できる。プレス力は、直線的に伝達できる。
フランジ加工ダイユニットに配置された1つあるいはそれ以上のフランジ加工ダイは、フランジ加工ダイユニットの端部に沿って延び、側方でパッセージを区画する。コンポーネントが位置についてフランジ加工ベッドに押さえつけられた時、1つあるいはそれ以上のフランジ加工ダイは、プレス方向に横断する方向にフランジの上を移動可能であり、そして折りたたむために、フランジに対してプレス方向に移動可能である。1つあるいはそれ以上のフランジ加工ダイは、プレス方向を横断する方向に、そしてパッセージを有するフランジ加工ダイユニットのベアリング構造に対して、ベアリング構造の内周を越えて、パッセージの中央領域に向かって内側に一体的に前進できるのが有利である。特に、フランジ加工ダイが複数に配置される場合にフランジ加工ダイがベアリング構造の内周端部を超えて十分に遠く内側に前進することができ、平面視において、折りたたまれるフランジの長さにわたって閉鎖された中断されない外形を形成する場合、そしてフランジ加工中、この外形でフランジに対しプレスできる場合は、最終フランジ加工にとって有利である。フランジ加工ダイがサポートされたフランジ加工ダイユニットのベアリング構造は、パッセージを完全に枠にはめることができる。ベアリング構造は、全体として、パッセージよりも狭いフレームビームを示すフレームとして形成することができる。
プレス加工ドライブは、空気的、水圧的、あるいは電気的に駆動できる。電気駆動の場合、その力および/あるいはトルクは、好ましくはナックル継手機構の手段によって、プレス加工ストロークを行うプレス機のコンポーネント、好ましくはフランジ加工ダイユニットによって伝達される。水圧プレス加工ドライブは、プレス機の動かされるコンポーネントに直接作用できるのが有利であり、よって、非常にコンパクトな形態で実現できる。複数の水圧直線的ストロークユニットを特にフランジ加工ベッドに沿っておよび/あるいは折りたたまれるフランジに沿って分布して配置できる。あるいは、流体プレス加工ドライブは、圧力流体、好ましくは加圧ガスが充填され、プレス方向に圧力が充填された時にフランジ加工ダイユニットあるいはフランジ加工ベッドに作用してプレス力を発生させるふいごを含めることができ、これも本願における保護の対象である。
フランジ加工プロセスは、フランジ加工プレス機において、その他の接合プロセス、たとえば、溶接、あるいは、はんだづけプロセス、特にスポット溶接と組み合わせることができる。その他の接合プロセスにおいて、十分に薄い接合ツール、たとえば溶接ランスが利用できる場合、フランジ加工ダイが後退した時、そのような接合ツールをフランジ加工ダイと、フランジ加工ダイに対向するサプレッサとの間に、プレス方向を横断する方向にフランジ加工ベッドに向けて動かし、フランジに対してプレスすることができ、これにより圧接において接合された連結、たとえばマテリアルフィット接合された連結を作製する。このようにすると、たとえば、このように作製したヘミング加工された連結に加えて、フランジ加工により互いに接合されたネスト化されたパーツも、マテリアルフィットで互いに対して固定することができる。多くの用途において、複数のネスト化されたパーツの配置において、サプレッサは、内側パーツに対してプレスし、このパーツの端部のフランジが、フランジ加工により作製された外側パーツのヘミング加工されたポケットに突出する。サプレッサは、したがって、折りたたまれたフランジをヘミング加工されたポケットに突出する内側パーツに溶接するために、さらに溶接用電極に、好ましくは接地電極に発展させるのが有利である。溶接用電極および接地電極はそれぞれ、回路を閉じるために、同じ側からコンポーネントに対してプレスすることができ、一方の電極を折りたたまれたフランジに対して、そして他方の電極をヘミング加工されたポケットに突出するパーツに対してプレスする。原則として、折りたたまれたフランジではなく、フランジ加工ベッドにおいて順に重ねて置かれるコンポーネントの2つのパーツが溶接される場合、フランジ加工ベッドもたとえば、溶接に必要な2つの電極のうちの1つを形成することができる。しかし、原則として、溶接に必要な接地電極は、追加で設けて、溶接によって互いに接合されるパーツの1つに接触するまて、外側からプレス方向に、フランジ加工ダイとサプレッサの間に動かすることもできる。たとえば、外部提供される溶接ランスの代替として、溶接用電極をフランジ加工ダイユニットの構成要素とすることもできる。溶接用電極は、そして、好ましくはプレス方向に動けるようにフランジ加工ダイに統合することができる。また、たとえば、サプレッサの取り付けデバイスが自動にアクチュエータとドッキングおよびアクチュエータとのドッキングから解放されるドッキングポートである場合、たとえば、はんだづけ、あるいは接着、あるいは特に溶接といった、追加のマテリアル接合も有利である。もし、さらに上記に説明されたように、サプレッサがフランジ加工ダイユニットの少なくとも1つのテンシング要素、好ましくはサプレッサのベース構造およびテンシングカウンタ要素の手段によって、押さえつけ位置に押し込まれる場合、すなわち、押さえつけに必要な押さえつけ力がテンシング係合において発生される場合、アクチュエータは、自動的に、テンシング係合にある時はサプレッサをドッキングから解放し、その代わりに、対応する接合ツールを使用して追加の接合プロセスを実行するために、たとえば溶接ランスといった接合ツールをドッキングする。追加の接合プロセスが実行されると、フランジ加工されたコンポーネントと共に、フランジ加工プレス機の外に取り出すためにアクチュエータ、あるいはその他のアクチュエータが再度サプレッサとドッキングされることができる。接合ツールをコンポーネントまで移動可能にするため、サプレッサは、接合ツールによる接合ロケーションへのアクセスを簡単にするために、1つあるいはそれ以上の領域(のそれぞれ)に、接合を行うキャビティを含めることができる。
さらに発展して、フランジ加工ベッドおよびフランジ加工ダイユニットは、少なくとも実質的に水平な軸を中心にして回転あるいは回動できるように、そしてフランジ加工ベッドおよびフランジ加工ダイユニットが垂直位置およびフランジ加工ベッドが上方を指す水平位置を往復運動できるように、枠組みに搭載される。フランジ加工ベッドおよびフランジ加工ダイユニットは、好ましくは、一体的に回動あるいは回転できるように搭載される。これらをこのように搭載すると、たとえば、車両ドアの外側パーツおよび内側パーツなど、複数のパーツからなり、ヘミング加工および接着により接合され、接合領域で接着剤が提供されるコンポーネントにおける適用にて有利である。この回動あるいは回転配置を使用する場合、フランジ加工プレス機のオペレーターは、フランジ加工を水平あるいは垂直アライメントで実行するかを自由に決められる。使用されていない時は、オペレーターがフランジ加工ベッドおよびフランジ加工ダイユニットをスペース節約の垂直アライメントに移動可能である。
1つあるいはそれ以上のフランジ加工ダイは(それぞれ)、耐摩耗性のセラミック表面を含み、フランジ加工中、フランジ加工ダイはこれを通じてプレスするか、あるいはコンポーネントのフランジに対してプレスする。セラミック表面には汚れがまったくつかないか、金属表面よりも、少なくともつく汚れが少ない。特に、肉盛溶接現象が生じない。
それぞれのフランジ加工ダイは、セラミック材料からなることができる。しかし、好ましい実施形態において、それぞれのフランジ加工ダイは、1つあるいはそれ以上のフランジ加工エリアに耐摩耗性セラミックコーティングを含むのみの、金属ベース体を含む。コーティングは、厚膜技術、特に薄膜技術を使用して実施できる。薄い摩耗層、すなわち、30μm以下、より好ましくは20μm以下の厚みの薄膜が好ましい。摩耗層は、CVD(化学気相蒸着)法、あるいは好ましくはPVD(物理蒸着)法で作製できる。あるいは、ガルヴァニック電流で作製できる。層の厚みは、ベース体を保護摩耗層の外形に忠実に表面仕上げするにおいて、薄いほうが有利である。保護摩耗層は、閉鎖、すなわち、ベース体の金属表面を完全にカバーすることができる。しかし、これは必須ではない。また、セラミック保護摩耗層が閉鎖されたカバー層を金属ベース体に形成せずに、セラミック層材料が単に、少なくとも部分的に、金属ベース体のでこぼこにおける凹みを充填していても十分である。
その他のさらなる発展型において、フランジ加工プレス機はその他の、第2フランジ加工ベッドおよびその他の、第2フランジ加工ダイユニットを含む。第2フランジ加工ベッドは、ベース構造、あるいはオプションの第2ベース構造に設けることができる。第2コンポーネントは、第2フランジ加工ベッドに位置させることができ、フランジを折りたたむプレス方向とは反対のプレス方向にプレスできる。第2フランジ加工ダイユニットは、第2フランジ加工ベッドに面し、第2コンポーネントのフランジを折りたたむための少なくとも1つの第2フランジ加工ダイを含む。2つのフランジ加工ベッドは、フランジ加工ダイユニットの間に、プレス方向に配置される。フランジ加工ベッドおよびフランジ加工ダイユニットは、共に、サンドイッチ配置を形成し、この配置において、2つのフランジ加工ベッドは背中合わせに配置される。少なくとも1つの第2フランジ加工ダイおよび第2フランジ加工ベッドは、第2コンポーネントにプレス力を働かせることもできるように、プレスドライブによって第2プレス方向に互いに対して移動可能である。フランジ加工ベッドおよびフランジ加工ダイユニットは、好ましくは、プレス方向に垂直を指す面に対して、少なくとも実質的に互いにミラー反転であるように配置できる。このデュアル実施形態において、フランジ加工プレス機はサイズと形態が似ている、同時にフランジ加工されるコンポーネント、たとえば、右側および左側車両ドアに特に適している。組み合わされてデュアルプレス機を形成する2つのシングルフランジ加工プレス機は、正確に互いに一致する。
好ましくは、第2フランジ加工プレス機も、クレームされた特徴および第1フランジ加工プレス機の例を用いて本明細書に説明されたものを含む。2つのシングルプレスはしかし、幾何学的形状について互いに異なる。たとえば、1つのフランジ加工プレス機を使用して右側車両ドアを、そして他方のフランジ加工プレス機を使用して左側車両ドアをフランジ加工する場合、あるいは、異なるタイプの自動車あるいは互いに異なるその他のコンポーネントの車両ドアを同時にフランジ加工する場合のフランジ加工ベッドの輪郭および対応するフランジ加工ダイの外形が例としてあげられる。デュアルプレス機において同時にフランジ加工されるコンポーネントは、しかし、2つのシングルプレスにおいて適用される力がサイズおよび分布において概ね互いに一致するように、十分に一致している必要がある。
プレス加工ドライブは、2つのフランジ加工ダイユニットに接続でき、特に、プレス方向および反プレス方向に、一方が他方のサポートであるように、フランジ加工ダイにサポートされる。第一実施形態において、プレス加工ドライブは、フランジ加工ダイユニットにのみプレス方向および反プレス方向に作用し、これらを反対方向に、そして、プレス加工ストローク中に、互いに向かって、そしてこれによって、それぞれのフランジ加工ベッドに向かって別々に動かす。プレス加工ドライブが直線的ストローク駆動として形成された場合、ベース構造は、駆動のストローク要素をプレス方向にガイドできるが、駆動をプレス方向あるいは反プレス方向にサポートする必要はない。
プレスドライブがプレスふいごを含む場合、このようなデュアルプレス機の中央領域に枠組みを配置することができる、プレスふいごは、それぞれの前側がフランジ加工ダイユニットを向き、裏側が第2フランジ加工ダイユニットを向いて、この枠組みにサポートされる。フランジ加工プレス機は、上述の第2ベース構造を含むことが有利である。一方のプレスふいごがベース構造のベアリング構造に作用し、そのフランジ加工ベッドをフランジ加工ダイユニットにプレスするようにする。他方のプレスふいごは、第2ベース構造のベアリング構造に作用し、そのフランジ加工ベッドを第2フランジ加工ダイユニットにプレスする。
デュアルプレス機はまた、1つのプレスふいごだけにフィットさせることもでき、たとえば2つのフランジ加工ベッド、あるいはその代わりに、フランジ加工ベッドが背中合わせに配置されるか、フランジ加工ダイユニットが背中合わせに配置されるかのいずれかであり、プレスふいごがその間に配置される場合に互いに離れる方を向く2つのフランジ加工ダイユニットをプレスする。原則として、一方のシングルプレスのフランジ加工ベッドと他方のシングルプレスのフランジ加工ダイユニットの間に共通のプレスふいごを両方のシングルプレスに対しても配置でき、第1シングルプレスのフランジ加工ベッドを第1シングルプレスフランジ加工ダイユニットに向けて動かし、他方のシングルプレスのフランジ加工ダイユニットを他方のシングルプレスのフランジ加工ベッドに向けて動かす。シングルプレスをオープンする後退動作は、たとえば、電動で、あるいは機械的または空気的ばねデバイスの手段によって発生させることができる。2つのプレスふいごを配置することは、しかし、2つのシングルプレスがプレス加工動作に結合できるようにするということであり、他方が休止している間、一方のシングルプレスが作動できる、あるいは2つのシングルプレスが異なるサイクルタイムあるいはインターバルを使用して作動できるということである。
本発明はまた、フランジ加工プレス機の製造方法にも関し、このフランジ加工プレス機の製造方法において、少なくとも1つの仕上げされた(すなわちプレスに必要な耐久力を備えた)ガイド要素を含むベース構造、および、少なくとも1つの仕上げされた(すなわちプレスに必要な耐久力を備えた)ガイドカウンタ要素を含むフランジ加工ダイユニットを準備し、そしてフランジ加工ダイをフランジ加工ダイユニットに取付ける。ベース構造およびフランジ加工ダイを取付けたフランジ加工ダイユニットは、ガイド要素とガイドカウンタ要素のガイド係合により、互いに対してアライメントされている。フランジ加工ダイあるいはフランジ加工ベッドは、ガイド係合が実施されている間に仕上げされた。ガイド要素とガイドカウンタ要素は、プレスが引き続いて作動している間においてプレス加工動作をガイドするようにガイド係合される構造であるため、フランジ加工ベッドあるいはフランジ加工ダイ(好ましくはフランジ加工ベッドおよびフランジ加工ダイ)は、その後のプレス動作におけるガイド係合で仕上げされることにより完成させることができ、よって、ガイド要素は別にして、唯一の未完成にあらかじめ形成され、適用に応じてあらかじめ加工されたベース構造と、ガイドカウンタ要素は別にして、唯一の未完成にあらかじめ形成され適用に応じてあらかじめ加工されたフランジ加工ダイとを使用して互いに対して高いレベルの精巧性で完成させることができる。コストのかかる再加工および再調整は省くことができ、あるいは少なくともそのような作業に費やす努力は大幅に減る。
さらに発展して、サプレッサは、少なくとも1つの仕上げされたガイド要素も設けることができるが、未完成に形成され適用に応じてあらかじめ加工された押さえつけ端部の領域のみであり、ベース構造あるいはフランジ加工ダイユニットの1つあるいはそれ以上のガイド要素、好ましくはフランジ加工ダイユニットのためのベース構造のガイド要素とガイド係合されてのみ、仕上げされる。
フランジ加工プレス機は、吸引力の手段によってコンポーネントをフランジ加工ベッドに引き寄せるために、1つあるいはそれ以上のコンポーネント吸引体を含む。1つあるいはそれ以上のコンポーネント吸引体は、コンポーネントがたとえば1つのパーツが他のパーツの中にネスト化されたのみの、あるいは少なくともフランジが折りたたまれる前にまだ十分に固定して互いに接続されていない、外側パーツおよび内側パーツを含むネスト化されたコンポジットである場合に特に有利である。このようなコンポーネントのうち、サプレッサは通例、たとえば車両ドアの内側パーツあるいはその他の車両パーツといった、直接に面している構造パーツのみ保持でき、たとえば車両ドアの外側パーツあるいはその他の車両パーツといった、サプレッサに離れる方を向く構造パーツは、比較的ルーズにのみ保持される。このその他の構造パーツは、1つあるいはそれ以上のコンポーネント吸引体の手段によって、フランジ加工ベッドに引き寄せられ、そしてフランジ加工ベッドに対し固定されることができる。
さらに発展して、フランジ加工プレス機は、広範囲エリアコンポーネント吸引体を含む。このコンポーネント吸引体は、フランジ加工プレス機の側壁構造により、好ましくはフランジ加工ベッドの側壁構造により側方が囲まれ、コンポーネントのエンドに面する側の広範囲エリアにわたって定義される吸込室を含む。吸引デバイスは、コンポーネントが吸込室をごくわずかなロスは別としてエンドに面する側で気密に密閉するようにして、少なくとも(フランジ加工ベッドと圧接する)コンポーネントがフランジ加工ベッド内で閉鎖された表面を含むときにいつでも実現することができる。コンポーネントは、吸込室の第1エンドに面する壁構造を形成する。コンポーネントに対向する、エンドに面する側において、フランジ加工ベッドは、吸込室を定義する第2エンドに面する壁構造を含む。円周側壁構造、好ましくはコンポーネントに対向するエンドに面する壁構造には、1つあるいはそれ以上の打ち抜き穴が設けられ、部分真空を発生させるために、打ち抜き穴を通じて吸込室から排気することができる。
第2エンドに面する壁構造は、コンポーネントが吸引されたとき、第2エンドに面する壁構造の領域でサポートされるように、コンポーネントに向かい、コンポーネントの外形に適合する表面を含むことができる。このようにして得られたサポート領域は、コンポーネントのエリアから見て、吸込室にゆきわたる部分真空に基づいてコンポーネントが歪曲するのを防ぐような形状、配置することができる。
好ましい実施形態において、吸込室の容量を小さいものとするために、吸込室は、プレス方向に平坦であるのみである。吸込室の幾何学的形状がそれ以外は変更のない場合、第2エンドに面する壁構造は、コンポーネントから全体でで最高で10mm、好ましくは最高で5mmの均一の距離を有する場合、第2エンドに面する壁構造は特に、吸込室の内部容量が、得られる容量に対応するような形状とすることができる。この事実上の比較容量は、コンポーネントの面しているエリア全体を見て、第2エンドに面する壁構造が、コンポーネントの面している表面の形状に適合しているとみなされる場合、そして好ましくは最高で10mm、より好ましくは最高で5mm、およびさらにより好ましくは最高で3mmの同じ距離が維持される場合に得ることができる。
第2エンドに面する壁構造は、フランジ加工ベッドのコンポーネントベアリングサポートと共に、特にたとえば機械により形成することができる。第2エンドに面する壁構造は特に、プラスティックから形成することができる。プラスティックの半仕上げされたプロダクトはよって、たとえばフランジ加工ベッドに固定して接続され、一度接続されると、コンポーネントに適合した表面を得るために仕上げされることができる。また、プラスティック材料は、フランジ加工ベッドに注がれて、エンドに面する側の一方を充填し、硬化後にフランジ加工ベッドのベアリングサポートと共に、コンポーネントに適合するように仕上げすることができる。
有利な特徴は、サブクレームおよびそれらの組み合わせにも説明されている。
個々のサブクレームに記載された特徴は、少なくとも1つのプレスふいごの特徴と共に実現するのが有利であるが、それらはそのようなフランジ加工プレス機に限定されない。出願人は、サブクレーム、明細書、あるいは図に開示されたそれぞれの特徴を別個のクレームとする権利を有し、このクレームではクレーム1の特徴(a)〜(d)を含み、特徴(e)および(f)の代わりに、少なくとも1つのその他の特徴、たとえば少なくともサブクレームで開示された特徴のうちの1つを含む。プレスふいごとは別個に、あるいは特にこれと共に実現可能な特に有利な主題には、たとえば、フランジ加工されるコンポーネントがプレス方向に少なくとも実質的に平行に挿入され、フランジ加工ベッドまで、そしてフランジ加工ベッド中に移動することができるパッセージを含むフランジ加工ダイユニットの実施形態と、サプレッサ、そして1つあるいはそれ以上のフランジ加工ダイが横断移動可能性を有する実施形態と、セラミック表面を有する1つあるいはそれ以上のフランジ加工ダイの実施形態とが含まれるが、これらはほんの一例に過ぎない。追加の主題は、以下の態様により開示される。
以下の態様は、クレームのように表現されている。態様においては、クレームで通常そのようにされる通り、実施例で使用された参照符号を使用し、括弧内に示す。また、クレームで通常そのようにされる通り、特定の実施形態を具体化の目的で挙げることはできるが態様は特定の実施例に限定されない。
態様1:好ましくは車両パーツであるコンポーネントのフランジを折りたたむためのフランジ加工プレス機であって、フランジ加工プレス機は、静置状態で配置され、少なくとも、
(a)フランジ(C)を折りたたむために、その上において、コンポーネント(B)がプレス方向(F)においてプレスされることができるように、フランジ加工ベッド(11)を装備するベース構造(1)と、
(b)フランジ(C)を折りたたむためのフランジ加工ダイ(21)を装備する、フランジ加工ダイユニット(2)と、
(c)折りたたむことを目的として、コンポーネント(B)に作用するプレス力を発生させるためのプレスドライブ(60)と、を含み
(d)フランジ加工ダイ(21)およびフランジ加工ベッド(11)は、プレス力を働かせるために、プレスドライブ(14、60)の手段によってプレス方向(F)に互いに対して移動可能である。
態様2:態様1によるフランジ加工プレス機であって、
プレスドライブ(60)は、好ましくは加圧ガスである圧力流体で充填されることができるふいご(60)であって、圧力が加えられた時にフランジ加工ダイユニット(2)あるいはフランジ加工ベッド(11)にプレス方向(F)に作用し、これにより少なくとも幾分かのプレス力を発生するふいご(60)を含み、プレスふいご(60)は、プレス方向(F)を横断する方向に延び、圧力流体で充填されることができる、ふいごエリア(62)を含む。
態様3:態様2によるフランジ加工プレス機であって、ふいごエリア(62)は、プレスふいご(60)が加圧空気を20バール以下、好ましくは6バール以下の圧力で届ける加圧空気源に接続された時にフランジ加工に必要なプレス力がプレスふいご(60)を通じて加えられることができるように、十分に広い。
態様4:態様1〜3のいずれか1つのフランジ加工プレス機であって、プレスふいご(60)は、フランジ加工ダイユニット(2)から離れる方に向かうフランジ加工ベッド(11)の裏側、あるいは、フランジ加工ベッド(11)から離れる方に向かうフランジ加工ダイユニット(2)の裏側に配置される。
態様5:態様1〜4のいずれか1つのフランジ加工プレス機であって、プレスふいご(60)は、フランジ加工ベッド(11)あるいはフランジ加工ダイユニット(2)に、プレス方向(F)に直接作用する。
態様6:態様1〜5のいずれか1つのフランジ加工プレス機であって、ベース構造(1)は、枠組み(13)および枠組み(13)に対しプレス方向(F)に移動可能であるベアリング構造(10)を含み、フランジ加工ベッド(11)は、ベアリング構造(10)の、フランジ加工ダイユニット(2)に向かう前側に配置され、プレスふいご(60)は、ベアリング構造(10)の、フランジ加工ダイユニット(2)に離れる方に向かう裏側に配置される。
態様7:態様1〜6のいずれか1つのフランジ加工プレス機であって、プレスふいご(60)は、プレス方向(F)および反プレス方向に移動可能であるように、フランジ加工ベッド(11)、あるいは、ベース構造(1)の枠組み(13)上のフランジ加工ダイユニット(2)のいずれかを支持する。
態様8:態様1〜7のいずれか1つのフランジ加工プレス機であって、プレスふいご(60)は、フレキシブルふいご壁(61)、第1ふいご搭載構造(62、63)、および第2ふいご搭載構造(62、63)を含み、これらのうちの1つは、特に圧力流体を装填されることができるふいごエリア(62)を形成可能であり、フレキシブルふいご壁(61)は、プレス方向(F)に延びるプレス加工軸線を囲み、第1ふいご搭載構造(62、63)は、フレキシブルふいご壁(61)の一方のエンドに面する側に配置され、第2ふいご搭載構造(62、63)は、フレキシブルふいご壁(61)の他方のエンドに面する側に配置され、ふいご搭載構造(62、63)は、それぞれ、好ましくは流体シールにて、フレキシブルふいご壁(61)に固定されて接続される。
態様9:態様8によるフランジ加工プレス機であって、ふいご搭載構造(62、63)のうちの少なくとも1つが、各ふいご搭載構造(62、63)をエンドに面して見た時に、プレス加工軸線(F)の周りを円周方向に、外周に沿ってのみ、あるいは薄片の形式で、ふいご壁(61)のエンドに面する側の端部の輪郭に追従する。
態様10:態様8または9によるフランジ加工プレス機であって、少なくとも1つのふいご搭載構造(62)が、一方のエンドに面する側で流体シールにてプレスふいご(60)を閉鎖している。
態様11:態様8〜10のいずれか1つによるフランジ加工プレス機であって、フレキシブルふいご壁(61)は少なくともプレスふいご(60)が圧力が加えられた時にリングを形成し、リングは特に、円形リング、あるいはより詳細には、コンポーネント(B)の平面図では非円形に延長するフランジ(C)の輪郭に適合する円形リングとすることができる。
態様12:態様1〜11のいずれか1つのフランジ加工プレス機であって、ベース構造(1)およびフランジ加工ダイユニット(2)に対しプレス方向(F)および反プレス方向に移動可能であるストロークベアリング構造(110)をさらに含み、プレスふいご(60)は、間接的あるいは好ましくは直接的にストロークベアリング構造(110)にサポートされ、ストロークベアリング構造(110)およびプレスふいご(60)が一体的にベース構造(1)およびフランジ加工ダイユニット(2)に対して行う動作によってプレスふいご(60)の伸長ストロークを短くできるようにストロークベアリング構造(110)と共に移動可能である。
態様13:態様1〜12のいずれか1つの態様のフランジ加工プレス機であって、1つあるいはそれ以上のフィラー体(109)が圧力流体を装填されることができるプレスふいご(60)の内部スペースに配置されており、少なくとも1つのフィラー体(109)は、その他の点では同等のフィラー体無しの内部スペースに比較して、フランジ加工プレス機が作動中に必要な圧力流体の量を減少するために、最大に伸長されたプレスふいご(60)に対し少なくとも20%、好ましくは少なくとも30%、さらにより好ましくは少なくとも40%以上内部スペースの容量を減少する。
態様14:態様1〜13のいずれか1つのフランジ加工プレス機であって、
態様8〜11のいずれか1つの第1ふいご搭載構造(62、63)は、フランジ加工プレス機の枠組み(13)あるいは態様12または13のストロークベアリング構造(110)に取り付けられ、フランジ加工ベッド(11)あるいはフランジ加工ダイユニット(2)のいずれかは、第2ふいご搭載構造(62、63)により支持される。
態様15:態様1〜14の態様のいずれか1つのフランジ加工プレス機であって、別のプレスふいご(60)をさらに含み、少なくとも2つのプレスふいご(60)がプレス方向(F)に重ねて配置されるか、あるいは隣同士に配置される。
態様16:態様15によるフランジ加工プレス機であって、プレスふいご(60)は、軸方向に同じプレス方向(F)に、あるいは軸方向に互いに反対のプレス方向(F)に伸長するように配置される。
態様17:態様15、16によるフランジ加工プレス機であって、プレスふいご(60)は、互いに独立して、同じあるいは異なる圧力流体が充填され、あるいは圧力から解放される。
態様18:態様1〜17のいずれか1つのフランジ加工プレス機であって、追加ドライブ(69)、好ましくは空気的追加ドライブが、プレスふいご(60)に加えて設けられ、追加ドライブ(69)は、フランジ加工ベッド(11)に結合されてフランジ加工ベッド(11)をプレス方向(F)あるいは反プレス方向に移動可能であるか、フランジ加工ダイユニット(2)に結合されてフランジ加工ダイユニット(2)をプレス方向(F)あるいは反プレス方向に移動可能であるかのいずれか1つである。
態様19:態様1〜18のいずれか1つのフランジ加工プレス機であって、フランジ加工ベッド(11)あるいはフランジ加工ダイユニット(2)はプレスふいご(60)上に配置され、フランジ(C)を折りたたむためにプレスふいご(60)の手段によって持ち上げられることができ、プレスふいご(60)は、フランジ加工ベッド(11)あるいはフランジ加工ダイユニット(2)を再度下降するために重力によって、あるいは追加ドライブ(69)の手段によって圧力から解放されることができる。
態様20:態様1〜19のいずれか1つのフランジ加工プレス機であって、フランジ加工ダイ(21)はフランジ加工ダイユニット(2)に対しプレス方向(F)を横断する方向に移動可能であり、フランジ加工ダイドライブ(22)は、フランジ加工ダイ(21)をプレス方向(F)を横断する方向に動かすために、フランジ加工ダイ(21)に結合されており、好ましくはフランジ加工ダイユニット(2)に配置されている。
態様21:態様1〜20のいずれか1つのフランジ加工プレス機であって、フランジ加工ダイユニット(2)は、プレス方向(F)を指すプレス加工軸線(F)の周りに延長する内周(28)を示すベアリング構造(20)と、フランジ(C)を折りたたむための複数のフランジ加工ダイ(21)とを含み、フランジ加工ダイ(21)はそれぞれ、ベアリング構造(20)にプレス方向(F)に支持され、内周(28)に沿って隣同士に配置され、ベアリング構造(20)に対し、プレス方向(F)を横断する方向と内周(28)を横断する方向とに移動可能である。
態様22:態様21によるフランジ加工プレス機であって、フランジ加工ダイ(21)はそれぞれ、フランジ(C)が折りたたまれている時にフランジ(C)にプレス力を働かせ、ベアリング構造(20)の内周(28)でプレス方向(F)に支持され、各フランジ加工ダイ(21)のプレス力と内周(28)との間の距離は、そしてこれによってフランジ加工ダイ(21)ごとの各有効応力中心距離は、横断方向(Q)に計測された、8cm以下、好ましくは5cm以下の長さを有する。
態様23:態様21または22によるフランジ加工プレス機であって、内周(28)が、部分的にあるいは好ましくは完全にプレス加工軸線(F)の周りを360°にわたって延びている。
態様24:態様21〜23のいずれか1つによるフランジ加工プレス機であって、フランジ加工ダイのうちの1つあるいはそれ以上の第1フランジ加工ダイ(21)が、ベアリング構造(20)に対しプレス方向(F)を横断し、そして内周(28)を横断するように第1横断方向(Q)に移動可能であり、フランジ加工ダイの1つあるいはそれ以上の第2フランジ加工ダイ(21)が、ベアリング構造(20)に対し、プレス方向(F)を横断し、そして内周(28)を横断するように第1横断方向(Q)に平行ではない第2横断方向(Q)に移動可能である。
態様25:態様1〜24のいずれか1つのフランジ加工プレス機であって、フランジ加工ベッド(11)は、プレス方向(F)および反プレス方向に動かないようにであるように第1当接部(101、102)に接続され、フランジ加工ダイ(21)は、プレス方向(F)および反プレス方向に動かないようにであるように第2当接部(103、104)に接続され、フランジ加工ベッド(11)あるいはフランジ加工ダイ(21)は、当接部(101、102、103、104)がフランジ(C)を折りたたむために互いに当接するまで、プレス方向(F)にベース構造(1)の枠組み(13)に対して移動可能である。
態様26:態様25によるフランジ加工プレス機であって、当接部(101、103)のうちの少なくとも1つ、好ましくは第2当接部(103)は、フランジ加工ダイ(21)と共に、プレス方向(F)を横断する方向およびフランジ(C)を横断する方向を指す横断方向(Q)に横断方向に移動可能であり、当接部(101、103)のうちの少なくとも1つが、プレス方向(F)および横断方向(Q)に対して傾く当接エリアを含み、これによって横断方向に移動可能な当接部(103)が、当接を解消するように、そして新たな横断位置につくように横断方向(Q)に移動可能であるようにする。
態様27:態様26によるフランジ加工プレス機であって、横断方向に移動可能な当接部(103)は、あらたな横断位置において、フランジ加工ベッド(11)あるいはフランジ加工ダイ(21)が、当接部(101、103)による別の当接をもたらせるまで、さらにプレス方向(F)に移動されることができるように、プレス方向(F)における軸方向に距離をもって別の当接部(101)に対向する。
態様28:態様25〜27のうちのいずれか1つによるフランジ加工プレス機であって、第1当接部(102)は、フランジ加工ベッドに対し(11)、ばねデバイス(106)の復元力に反して、プレス方向(F)を横断する方向およびフランジ(C)を横断する方向を指す横断方向(Q)に、横断方向に移動可能であるか、あるいは、第2当接部(104)は、フランジ加工ダイ(21)に対し、ばねデバイス(106)の復元力に反して、プレス方向(F)を横断する方向およびフランジ(C)を横断する方向を指す横断方向(Q)に横断方向に移動可能である。
態様29:態様1〜28のいずれか1つのフランジ加工プレス機であって、フランジ加工ダイ(21)は、プレフランジ加工のための第1フランジ加工エリア(21a)および好ましくは最終フランジ加工のための第2フランジ加工エリア(21b)を含むか、あるいは第1フランジ加工エリア(21a)を含むフランジ加工ダイ(21)および第2フランジ加工エリア(21b)を含む別のフランジ加工ダイ(21)がフランジ加工ダイサポート(29)に配置されており、フランジ加工エリア(21a、21b)は、プレス方向(F)を横断する方向およびフランジ(C)を横断する方向を指す横断方向(Q)に隣同士に、あるいはプレス方向(F)に順に重ねて配置されている。
態様30:態様1〜29のいずれか1つのフランジ加工プレス機であって、フランジ加工プレス機は、フランジ(C)をコンポーネント(B)のスロットに折りたたむことができるように、ヘミング加工ベッド(11)とオーバーラップしてプレス方向(F)を横断する方向に移動可能である、フランジ加工スライダ(71)を含む。
態様31:態様1〜30のいずれか1つのフランジ加工プレス機であって、フランジ加工プレス機は、コンポーネント吸引体を含み、この手段によって、コンポーネント(B)が、吸引力によってフランジ加工ベッド(11)での位置を保持し、コンポーネント吸引体は、側壁構造により側面を定義される吸込室を、フランジ加工ベッド(11)が配置されているか形成されているエンドに面する側、かつ、コンポーネント(B)により定義されているエンドに面する側の上に、含む。
態様32:態様31によるフランジ加工プレス機であって、吸込室は、コンポーネント(B)に軸方向に対向するエンドに面する側のエンドに面する壁構造により定義され、エンドに面する壁構造あるいは側壁構造の、少なくとも1つの打ち抜き穴を通じて部分真空とされることができる。
態様33:態様32によるフランジ加工プレス機であって、エンドに面する壁構造は、吸込室の容量を減少させるために、吸込室を定義するコンポーネント(B)のエンドに面する側の表面に適合するように形成されている。
態様34:態様1〜33のいずれか1つのフランジ加工プレス機であって、プレス方向(F)に延長するガイド要素(15)がベース構造(1)に設けられ、プレス方向(F)に延長するガイドカウンタ要素(25)がフランジ加工ダイユニット(2)に設けられ、ベース構造(1)およびフランジ加工ダイユニット(2)が、互いに対してプレス方向(F)に、好ましくは直線的に、ガイド要素(15)とガイドカウンタ要素(25)の間でガイド係合の手段によってガイドされる。
態様35:態様1〜34のいずれか1つのフランジ加工プレス機であって、ベース構造(1)が、プレス方向(F)に延長するガイド要素(15)と、プレス方向(F)に移動可能であり、フランジ加工ベッド(11)がプレス方向(F)にサポートされる、好ましくは取り付けられた、あるいは直接形成されたベアリング構造(10)とを含み、ガイド要素(15)が、プレス方向(F)に動かないようにであるようにベアリング構造(10)に接続されており、枠組み(13)のガイドカウンタ要素(13a)にガイド係合してベース構造(1)の枠組み(13)に対して軸方向にガイドされる。
態様36:態様1〜35のいずれか1つのフランジ加工プレス機であって、フランジ加工中にコンポーネント(B)を押さえつけるサプレッサ(3)が設けられ、ベース構造(1)あるいはフランジ加工ダイユニット(2)が、第1テンシング要素(16、116)を含み、サプレッサ(3)が、テンシング係合でコンポーネント(B)を押さえつけるためにサプレッサ(3)に、プレス方向(F)にフランジ加工ベッド(11)に対して張力を加えるための、互いにテンシング係合をもたらすことができる第2テンシング要素(36)を含む。
態様37:態様36によるフランジ加工プレス機であって、テンシング要素は、第1カップリング構造および第2カップリング構造を含むテンシングカップリングの構成要素であり、第1カップリング構造は、プレス方向(F)に対して動かないように、ベース構造(1)に、好ましくは軸方向に移動可能であるベース構造(1)の枠組み(13)あるいはベアリング構造(10)、あるいはフランジ加工ダイユニット(2)に接続されており、第2カップリング構造は、プレス方向(F)に対して動かないように、サプレッサ(3)に接続されており、一方のカップリング構造が、プレス方向(F)を横断する方向に往復運動ができるように、一方のテンシング要素を搭載し、他方のテンシング要素(116)が、他方のカップリング構造において凹部あるいはキャビティであり、テンシング係合を確立するために、横断方向に移動可能なテンシング要素が、好ましくは直線的に、プレス方向(F)を横断する方向に、凹部あるいはキャビティに入ることができる。
態様38:態様37によるフランジ加工プレス機であって、一方のカップリング構造、好ましくは横断方向に移動可能なテンシング要素を搭載するカップリング構造は、プレス方向(F)あるいは反プレス方向に他方のカップリング構造が入ることができるレセプタクルを含み、横断方向に移動可能なテンシング要素および凹部あるいはキャビティとして形成されたテンシング要素(116)が、レセプタクルの領域に位置し、横断方向に移動可能なテンシング要素が、絶えず、あるいはテンシング係合を確立するためのみに、プレス方向(F)を横断する方向に作用する力で負荷をかけられている。
態様39:態様36のフランジ加工プレス機であって、テンシング要素(16、36)は、ねじとナットのように共働し、テンシング要素(16、36)が回転軸の周りを互いに対して回転した時、一方のテンシング要素(16、36)が、プレス方向(F)あるいは反プレス方向に回転軸を中心として上昇し、他方のテンシング要素(16、36)が、上昇エリアあるいはラインをスライドする。
態様40:態様34〜39のいずれか1つのフランジ加工プレス機であって、一方のテンシング要素(16、116)が、プレス方向(F)にガイド要素(15)に支持されるか、ガイド要素(15)により直接形成される。
態様41:態様40によるフランジ加工プレス機であって、異なるサプレッサ(3)に容易に適合できるように、一方のテンシング要素(16)が取り外し可能に、好ましくは交換可能にガイド要素(15)に接続されるか、ガイド要素(15)に対して移動可能である。
態様42:態様1〜41のいずれか1つのフランジ加工プレス機であって、フランジ加工ダイ(21)は、これを通じてフランジ加工中にコンポーネント(B)のフランジに対してプレスする表面(21a、21b)に、保護セラミック層を含む。
態様43:態様42によるフランジ加工プレス機であって、フランジ加工ダイ(21)は、セラミック材料からなる。
態様44:態様1〜43のいずれか1つのフランジ加工プレス機であって、フランジ加工ダイ(21)は、表面(21a、21b)に、これを通じてフランジ加工中にコンポーネント(B)のフランジに対してプレスする、保護セラミック層を含む。
態様45:態様44によるフランジ加工プレス機であって、コーティングは、好ましくはPVDあるいはCVD法の手段によって、薄膜技術を使用して、あるいは、好ましくは溶射法の手段によって、厚膜技術を使用して実現される。
態様46:態様1〜45のいずれか1つのフランジ加工プレス機であって、ヘミング加工中にコンポーネント(B)を押さえつけるためのサプレッサ(3)をさらに含み、サプレッサ(3)は、空間的に移動可能であるアクチュエータに取り付けるための取り付けデバイス(34)と、コンポーネント(B)がフランジ加工プレス機に移動し、サプレッサ(3)の手段によってフランジ加工ベッド(11)に位置させることができる、コンポーネント(B)を保持するための保持デバイスを含む。
態様47:態様46によるフランジ加工プレス機であって、ベース構造(1)あるいはフランジ加工ダイユニット(2)は、ガイド要素(15)を含み、サプレッサ(3)は、コンポーネント(B)を挿入している間ガイド要素(15)とサプレッサ(3)のガイドカウンタ要素(35)との間のガイド係合の手段によってサプレッサ(3)をフランジ加工ベッドに対し(11)好ましくはプレス方向(F)にガイドする、ガイドカウンタ要素(35)を含み、サプレッサ(3)のためのガイド要素(15)は、好ましくは態様34の、フランジ加工ダイユニット(2)のためのガイド要素(15)でもある。
態様48:態様1〜47のいずれか1つのフランジ加工プレス機であって、好ましくは態様46または47のサプレッサ(3)である、サプレッサ(3)が、フランジ加工中にコンポーネント(B)を押さえつけるために設けられ、サプレッサ(3)は、コンポーネント(B)に接触する押さえつけ端部(31)、および押さえつけ端部(31)を境する領域を含み、押さえつけ端部を境するサプレッサ(3)の領域、および少なくとも1つのフランジ加工ダイ(21)は、フランジ加工中、少なくとも1つのフランジ加工ダイ(21)がプレス方向(F)を横断する方向に、およびフランジを横断する方向にサプレッサ(3)の押さえつけ端部(31)とオーバーラップできるような形状とされている。
態様49:態様48によるフランジ加工プレス機であって、少なくとも以下の特徴のうちの1つを含む、(i)フランジ加工中に、フランジ加工ダイ(21)およびサプレッサ(3)がプレス方向(F)におよびフランジを横断する方向にインターロックするように、押さえつけ端部(31)を境する領域において、サプレッサ(3)は、プレス方向(F)を横断する方向に突出する領域(32)、およびプレス方向(F)を横断する方向に後退する領域(33)を含み、フランジ加工ダイ(21)は、これに類似してプレス方向(F)を横断する方向に突出する領域およびプレス方向(F)を横断する方向に後退する領域を含み、(ii)サプレッサ(3)は、フランジ加工中にフランジ加工ダイ(21)がその裏側で押さえつけ端部(31)にオーバーラップできるように、押さえつけ端部(31)を境する領域においてフランジ加工ダイ(21)から離れるように角度を有する(37)。
態様50:態様1〜49のいずれか1つのフランジ加工プレス機であって、フランジ加工ダイ(21)は、第1アングルでフランジを折りたたむための第1フランジ加工エリア(21a)と、別のアングルでフランジを折りたたむための第2フランジ加工エリア(21b)を含み、第1フランジ加工エリアは、第2フランジ加工エリアを超えて、プレス方向(F)を横断する方向に、フランジ加工ダイ(21)の自由前側エンドに向けて突出する。
態様51:態様1〜51のいずれか1つのフランジ加工プレス機であって、フランジ加工ダイユニット(2)は、コンポーネント(B)をフランジ加工ベッド(11)に離れる方を向くフランジ加工ダイユニット(2)の裏側からフランジ加工ベッド(11)に挿入できるパッセージ(20a)を含み、フランジ加工ダイ(21)は、パッセージ(20a)の外周を部分的にあるいは好ましくは360°にわたって完全に囲むフランジ加工ダイユニット(2)の内周(28)に配置され、複数のフランジ加工ダイ(21)が、好ましくは内周(28)に沿って隣同士に配置でき、フランジ加工ダイユニット(2)は、パッセージ(20a)の外周を少なくとも部分的に、好ましくは360°にわたって完全にフレームのように囲む、好ましくはフレーム状のベアリング構造(20)を含む。
態様52:態様51によるフランジ加工プレス機であって、プレス方向(F)の平面視で、フランジ加工ベッド(11)を軸方向に投影すると、内周(28)がフランジ(C)の外形を外形に近似して追従し、フランジ(C)の全体の長さにわたってフランジ(C)の外形からの距離(d)が8cm以下、好ましくは6cm以下である。
態様53:態様1〜52のいずれか1つのフランジ加工プレス機であって、ベース構造(1)およびフランジ加工ダイユニット(2)は、フランジ加工ベッド(11)がそのような実施形態では少なくとも実質的に水平であるプレス方向(F)を指すように、少なくとも実質的に垂直に直立して設置されるか、あるいは垂直に直立して設置できるように搭載される。
態様54:態様53によるフランジ加工プレス機であって、少なくとも、ベース構造(1)あるいはオプションの追加ベース構造(8)に設けられ、追加コンポーネント(B)のフランジを折りたたむために、追加コンポーネント(B)をプレス方向(F)とは反対のプレス方向(−F)にプレスすることができる追加のフランジ加工ベッド(12)、および追加のフランジ加工ベッド(12)に向かう、追加コンポーネント(B)のフランジを折りたたむための追加のフランジ加工ダイ(41)を含む、追加のフランジ加工ダイユニット(4)、をさらに含み、フランジ加工ベッド(11、12)は、フランジ加工ダイユニット(2、4)の間にプレス方向(F)に配置され、追加のフランジ加工ダイ(41)および追加のフランジ加工ベッド(12)は、追加コンポーネント(B)にプレス力を働かせるためにも、プレスドライブ(14)の手段によって、互いに対してプレス方向(F)に移動可能である。
態様55:態様1〜54のいずれか1つのフランジ加工プレス機であって、フランジ加工ダイユニット(2)が、プレス方向に移動可能であるようにベース構造(1)に搭載されるか、ベース構造(1)が、プレス方向(F)に移動可能であるようにフランジ加工ダイユニット(2)に搭載されるかのいずれかである。
態様56:態様1〜55のいずれか1つのフランジ加工プレス機であって、プレスドライブの手段によって(14)、プレス力を働かせるために、ベース構造(1)およびフランジ加工ダイユニット(2)が、そしてこれによってフランジ加工ダイ(21)およびフランジ加工ベッド(11)が互いに対してプレス方向(F)に移動可能であり、フランジ加工ダイ(21)は、フランジ加工ダイユニット(2)にプレス方向(F)にサポートされ、好ましくはプレス方向(F)に動かないようにであるように配置される。
態様57:態様1〜56のいずれか1つのフランジ加工プレス機であって、少なくとも実質的に水平である軸を中心にして回転あるいは回動できるように、フランジ加工ベッド(11)およびフランジ加工ダイユニット(2)が、搭載される。
態様58:態様1〜57のいずれか1つのフランジ加工プレス機の手段によって、好ましくは車両パーツであるコンポーネントのフランジを折りたたむ方法であって、(a)コンポーネント(B)が、空間的に移動可能であるアクチュエータの手段によって、態様51によりフランジ加工ベッド(11)に向けてパッセージ(20a)を通じて好ましくはフランジ加工ベッド(11)まで、フランジ加工ベッド(11)に対して移動し、(b)アクチュエータあるいはテンシングデバイス(16、36、116)の手段によって、フランジ加工ベッド(11)に位置し、好ましくは押し込まれ、(c)フランジ(C)が、フランジ加工ダイユニット(2)がフランジ加工ダイ(21)と共に実行するプレス加工ストロークにより折りたたまれる。
態様59:態様58による方法であって、(d)態様36〜41および46〜49のいずれか1つのサプレッサ(3)が、パッセージ(20a)を通じて動かされて、フランジ加工ベッド(11)に挿入される間、アクチュエータに取り付けられ、コンポーネント(B)を保持し、(e)フランジ加工中に、フランジ加工ベッド(11)にコンポーネント(B)を押さえつける。
態様60:態様1〜59のいずれか1つのフランジ加工プレス機の手段によって好ましくは車両パーツであるコンポーネントのフランジを折りたたむ方法であって、(a)態様12により、プレスふいご(60)が、ストロークベアリング構造(110)で支持され、(b)フランジ加工ダイユニット(2)あるいはフランジ加工ベッド(11)のいずれかが、フランジ加工プレス機の枠組み(13)に対し、フランジ加工ベッド(11)に置かれているコンポーネント(B)のフランジ(C)を折りたたむためにストローク動作を行い、(c)ストローク動作が、ストロークベアリング構造(110)がプレスふいご(60)と共に実行するストローク、およびプレスふいご(60)の伸長ストロークから構成される。
本発明の実施形態の例を、図に基づいて以下に説明する。実施形態の例により開示された特徴は、個々の特徴であっても、特徴の組み合わせであっても、クレームの主題ならびに上述の実施形態および態様を有利に発展させる。
図1は、第1実施形態の例における、フランジ加工プレス機を示す。 図2は、主要コンポーネントに分離された、フランジ加工プレス機を示す。 図3は、フランジ加工プレス機のベース構造を示す。 図4は、フランジ加工プレス機のフランジ加工ダイユニットを示す。 図5は、フランジ加工ダイユニットの一部を示す。 図6は、フランジ加工プレス機のサプレッサを示す。 図7は、サプレッサを含むがフランジ加工ダイユニットを含まないフランジ加工プレス機を示す。 図8は、第1変形態様におけるフランジ加工ダイおよびサプレッサを示す。 図9は、フランジ加工プロセスを示す。 図10は、フランジ加工プロセスを示す。 図11は、フランジ加工プロセスを示す。 図12は、フランジ加工プロセスを示す。 図13は、フランジ加工プロセスを示す。 図14は、フランジ加工プロセスを示す。 図15は、フランジ加工プロセスを示す。 図16は、フランジ加工プロセスを示す。 図17は、第2変形態様におけるフランジ加工ダイおよびサプレッサを示す。 図18は、第2変形態様におけるフランジ加工ダイおよびサプレッサを示す。 図19は、第3変形態様におけるフランジ加工ダイおよびサプレッサを示す。 図20は、第3変形態様におけるフランジ加工ダイおよびサプレッサを示す。 図21は、第2実施形態の例におけるフランジ加工プレス機を示す。 図22は、第3実施形態の例におけるプレスふいごを含むフランジ加工プレス機を示す。 図23は、プレスふいごの平面図を示す。 図24は、プレスふいごの側面図を示す。 図25は、第4実施形態の例におけるフランジ加工プレス機を示す。 図26は、第4実施形態の例における枠組みおよびプレスふいごを示す。 図27は、第4実施形態の例における枠組み、プレスふいご、およびベースベアリング構造を示す。 図28は、第4実施形態の例におけるプレスふいごを含むベース構造を示す。 図29は、ウインドウスロットフランジをフランジ加工するための追加のフランジ加工デバイスを含む、第4実施形態の例におけるベース構造を示す。 図30は、第4実施形態の例における、ベースベアリング構造およびコンポーネントが挿入されたヘミング加工ベッドを示す。 図31は、第4実施形態の例におけるベース構造およびフランジ加工ダイユニットを示す。 図32は、第4実施形態の例におけるフランジ加工ダイユニットを示す。 図33は、第4実施形態の例におけるサプレッサを示す。 図34は、第4実施形態の例におけるサプレッサが、フランジ加工ベッドと相互作用するのを示す。 図35は、第4実施形態の例におけるヘミング加工ベッド、サプレッサ、およびフランジ加工ダイユニットの断面における詳細を示す。 図36は、第4実施形態の例におけるフランジ加工プレス機のフランジ加工の順序を示す。 図37は、プレスふいごを示す。 図38は、搭載構造を取り外したプレスふいごをを示す。 図39は、プレスふいごのフレキシブル部分を示す。 図40は、第4実施形態の例におけるフランジ加工プレス機の平面図を示す。 図41は、第5実施形態の例におけるフランジ加工プレス機を示す。 図42は、第5実施形態の例におけるフランジ加工プレス機のストロークベアリング構造を示す。 図43は、第5実施形態の例におけるフランジ加工プレス機の構成要素が、ベースポジションに置かれた状態の側面図を示す。 図44は、第5実施形態の例におけるフランジ加工プレス機の構成要素の図43の切断面線A―Aにおける断面図を示す。 図45は、中間ストロークを実行した後の第5実施形態の例におけるフランジ加工プレス機の構成要素を示す。 図46は、フランジ加工ストロークを実行した後の、第5実施形態の例におけるフランジ加工プレス機の構成要素を示す。 図47は、リターンストロークを実行した後の、プレスふいごがまだ伸長している第5実施形態の例におけるフランジ加工プレス機の構成要素を示す。
図1は、第1実施形態の例におけるフランジ加工プレス機を示す。フランジ加工プレス機は、デュアルプレス機として実現される。すなわち、フランジ加工プレス機は、サンドイッチ配置で背中合わせに直立に隣同士に配置された第1フランジ加工プレス機および第2フランジ加工プレス機を含む。プレス機は、生産プラントにおいて、静置状態(固定状態)で配置される。
図2は、主要コンポーネントに分離されたフランジ加工プレス機を示し、主要コンポーネントは、プレス方向Fに平行に並べられている。主要コンポーネントは、プレス方向Fに対して中央に配置されるベース構造1、ベース構造1の右に配置される第1フランジ加工ダイユニット2、第1サプレッサ3、ベース構造1の左に配置される第2フランジ加工ダイユニット4、および第2サプレッサ5を含む。プレス機を使用して、2つのコンポーネントBを同時にフランジ加工することができる。コンポーネントは、たとえば、乗用車の左側ドアBおよび右側ドアBである。このようなコンポーネントの場合、それぞれのコンポーネントの外側パーツおよび内側パーツは、フランジ加工により接合される。すなわち、ヘミング加工された連結を作製する。
ベース構造1は、ベアリング構造10を含み、この右側(フランジ加工ダイユニット2に面する側)には、コンポーネントBを受ける第1フランジ加工ベッド11が形成あるいは固定されて取付けられ、左側(フランジ加工ダイユニット4に面する側)には、他方のコンポーネントBを受ける第2フランジ加工ベッド12が形成あるいは固定されて取付けられる。フランジ加工中、たとえば図8に示すように、一方のコンポーネントBがフランジ加工ベッド11に置かれ、他方のコンポーネントBが、フランジ加工ベッド12に置かれる。フランジ加工中、一方および他方のコンポーネントBは、それぞれに割り当てられたフランジ加工ベッド11あるいは12サポートされる。フランジ加工ベッド11および12は、フランジ加工中、プレス方向Fおよび/あるいは反対方向において、それぞれのコンポーネントBに作用するプレス力を吸収する。ベース構造1はまた、ベアリング構造10が静置され、たとえば台座として形成される枠組み13も含む。ベース構造1は、枠組み13と共に、生産プラントの床に垂直に配置されることができる。
プレス機は、垂直に直立している。これに対応して、フランジ加工ベッド11および12は側方を向き、すなわち、フランジ加工ベッド11が右側、そしてフランジ加工ベッド12が左側を向く。プレス方向Fは、これに対応して水平方向である。図1に特に示すように、プレス機を垂直に設置することは、先行技術において通例となっている通りの、フランジ加工ベッド11および12が上向きおよび下向きであるように水平に配置されるプレス機に比較してプレス機の設置エリアを大幅に減少させる。車両ドアをフランジ加工する現行のプレス機は、フランジ加工ベッドを水平に配置することにより、およそ2.7メートル×2.7メートルの設置エリアを要したが、本発明のプレスによれば、たとえば、従来のサイズの車両ドアには、2メートル×2メートル未満、有利にはおよそ1.5メートル×1.2メートルの設置エリアを要する。
図8は、コンポーネントBのフランジ領域を示す。フランジ領域において、フランジ加工ベッド11およびフランジ加工ダイユニット2が連動し、フランジCを外側パーツAの端部で折りたたむことによって、外側パーツAおよび内側パーツIを接合してコンポーネントB、すなわち車両ドアを形成する。対応して位置させた内側パーツIの端部は、ヘミング加工された外側パーツAのポケットに突出し、そして、パーツAとIとは、ヘミング加工された連結により互いに対して固定される。サプレッサ3の前側の自由押さえつけ端部31は、プレス方向Fにおいて、2つのパーツAおよびIをフランジ加工ベッド11にプレスする。フランジ加工ダイユニット2は、ベアリング構造20、および、折りたたまれるフランジCに沿って、ベアリング構造20に配置された複数のフランジ加工ダイ21を含み、フランジ加工ダイユニット2のフランジ加工ダイ21は、プレス方向Fのプレス加工ストロークの場合にフランジCをプレスし、以下に詳細を説明するように、これによってフランジCを折りたたむ。
原則として、プレス方向と反プレス方向とを区別する必要はない。反プレス方向は、フランジ加工ベッドのプレス方向に含まれ、以下では「プレス方向」としか言及しない。フランジ加工ダイユニットの移動方向、あるいは別の選択肢による実施形態で、フランジ加工ベッドの移動方向が関係するである場合に、区別される。
図3、4、および6は、主要コンポーネント(それぞれ、枠組み13無しのベース構造1、フランジ加工ダイユニット2、およびサプレッサ3)を示す。図5も、フランジ加工ダイユニット2の一部を拡大して示す。図7は、コンポーネントBを受けた、図1のプレス機を示す。サプレッサ3および5と、フランジ加工ベッド11および12との、そしてまたフランジ加工ダイユニット2および4との相互作用を示すために、プレス機はフランジ加工ダイユニット2および4を省略して示している。
図3に示す通り、ベース構造1は、フランジ加工ベッド11および12の周りに分布された複数のガイド要素15を含み、ガイド要素15はそれぞれ、プレス方向Fに延びる。プレス加工動作は、直線動作であり、プレス方向Fは、図3においてこれに対応してプレス加工軸線Fとして示されており、ガイド要素15は、これに対応して直線的ガイドである。ガイド要素15は、好ましくは、しかしほんの例示として、少なくともその長さの大半がそれぞれ円柱状である。
フランジ加工ベッド11および12は、ベアリング構造10の、互いに離れる方を向く2つのエンドに面する側に形成されるか、あるいは別個に形成されたフランジ加工ベッド11および12として、ベアリング構造10に取付けられる。ベアリング構造10は、全体として、フレーム形状を有し、その外形はフランジ加工ベッド11および12の輪郭にマッチするように形成されている。
ガイド要素15は、それぞれがプレス方向Fに平行な軸線(図3にFで示す。)を中心にして回転できるように、ベアリング構造10により搭載されて(この実施形態においては、ベアリング構造10から突出するエクステンションに)おり、ガイド要素15は、テンシングドライブ17の手段による駆動力により、回転される。各ガイド要素15は、その軸方向の自由端部付近に、半径方向に突出するテンシング要素16を含む。テンシング要素16は、プレス方向Fにおいて、2つのサプレッサ3および5に対して、それぞれに割り当てられたフランジ加工ベッド11あるいは12に向かって張力を加える。
ベアリング構造10は、ベアリング構造10がフレームとなる内部領域で、補強材18により補強される。補強材18は、ベアリング構造10の中央から内周に、星の形状に延びる複数の補強横木により形成されており、補強横木のうちいくつかは、ガイド要素15が配置される前述のエクステンションが形成されるように、ベアリング構造10を超えて外側に延びる。テンシングドライブ17もまた、補強横木にサポートされる。
図4は、フランジ加工ダイユニット2を示す。フランジ加工ダイユニット2は、割り当てられたフランジ加工ベッド11の輪郭に追従するようにフレーム状に形成されたベアリング構造20を含む。フレーム状のベアリング構造20は、開放されたままの中央パッセージ20aを包囲する。複数のフランジ加工ダイ21は、パッセージ20aを取り囲み、ベアリング構造20の内周28に沿って、隣同士に配置される。1つのフランジ加工ダイ21のみが示されている。フランジ加工ダイ21は、それぞれ、フランジ加工ダイ21で例示される通り、ベアリング構造20のフランジ加工ベッド11に向かう側に、内周に沿って配置される。
フランジ加工ダイ21は、ビーム状に形成される。各フランジ加工ダイ21は、プレス方向Fと反対方向に動かないように、ベアリング構造20にサポートされる。すなわち、ベアリング構造20のエンドに面するエリアに軸方向に当接する。当接は、図5に詳細に示されている。複数の当接ピースがベアリング構造20に取り付けられ、当接エリア27を形成する。サポート要素23もまた、ベアリング構造20に取り付けられ、当接エリア27と軸方向に反対に置かれる。取付けられる時、フランジ加工ダイ21は、それぞれ、軸方向において、当接エリア27および少なくとも1つのサポート23の間に挟まれる。サポート23は、フランジ加工中に、フランジ加工ダイ21に作用するトルクを吸収する。すなわち、トルクサポートとして機能する。サポート23はたとえば、ベアリング構造20に加工された、溝に置換することができる。
フランジ加工ダイ21は、しかし、プレス方向Fを横断する横断方向Qにおいて、ベアリング構造20に対して往復移動ができる。ベアリング構造20の内周に分布されていることから、フランジ加工ダイ21はそれぞれ、異なる横断方向Q、すなわち1つのフランジ加工ダイ21につき1つの横断方向Qに移動可能である。横断移動中、フランジ加工ダイ21は当接部27とサポート23の間で、そしてガイド26を通じて直線的にガイドされる。1つの変形例において、ガイド26をサポート23に置換し、あるいはサポート23をガイド26に置換できる。フランジ加工ダイ21はそれぞれ、少なくとも1つの(実施形態の例では2つ)、フランジ加工ダイ21の横断動作を発生できるようにするために、フランジ加工ダイドライブ22に結合する。フランジ加工ダイドライブ22は、直線的ストローク駆動、たとえば、空気的に(圧縮空気により)駆動する。結合は直接的が好ましいが、あくまでも例示である。各フランジ加工ダイドライブ22の移動可能コンポーネントは(例示ではピストン)、移動可能コンポーネントの動作方向において動かないように、割り当てられたフランジ加工ダイ21に接続されている。
フランジ加工ダイユニット2は、ベース構造1の各ガイド要素15に1つのずつに対応して、複数のガイドカウンタ要素25を含む。ガイドカウンタ要素25は、ベアリング構造20に対して動かすことができず、ベアリング構造20と一体的に形成するか、あるいはベアリング構造20に固定して接合することができる。ガイドカウンタ要素25は、ガイド要素15に適合する中空の円筒ガイドとして形成される。ガイド係合において、ガイド要素15はガイドカウンタ要素25を通ってプレス方向Fに突出し、これらと公差の小さいガイド係合を形成する。ガイド係合において、フランジ加工ダイユニット2は、プレス加工ストロークおよびリターンストロークの間、割り当てられたフランジ加工ベッド11に対してプレス方向Fに正確にガイドされる。
第2フランジ加工ダイユニット4は、本明細書に開示された全ての特徴において、フランジ加工ダイユニット2に対応する。フランジ加工ダイユニット2および4は、フランジ加工ベッド11および12と同様に、コンポーネントBの幾何学的相違により必要となる範囲のみで互いに異なる。フランジ加工ダイユニット4の機能的に同じ構造および要素は、図2において対応する参照符号で示す。すなわち、40がベアリング構造、41がフランジ加工ダイ、42がフランジ加工ダイ駆動であり、機能的に同じコンポーネントにそれぞれ20を増やした参照符号で示される。
プレス機は、図1および2に示す水圧式(油圧式)のプレスドライブ14を含む。プレスドライブ14は、複数の水圧式(油圧式)の直線的ストローク駆動ユニットにより形成されており、実施形態の例では、4つのユニットが含まれている。駆動ユニット14は、フランジ加工ベッド11および12の外周に分布されて配置されている。フランジ加工に必要なプレス力は、フランジ加工ベッド11および12、そしてフランジC(図8)の輪郭に均等に分配される。駆動ユニット14は、それぞれ、シリンダーおよび各シリンダーにガイドされるピストンを含む。プレス方向Fに互いに対して直線的に移動可能であるこれら2つの駆動要素のうち、一方は、軸方向に動かすことができないように、フランジ加工ダイユニット2に接続され、他方は、軸方向に動かすことができないように、フランジ加工ダイユニット4に接続されている。駆動ユニット14のピストンとシリンダーの間の相対的動作はよって、プレス方向において、フランジ加工ダイユニット2および4が、互いに向かって、そして、それぞれ割り当てられたフランジ加工ベッド11あるいは12に向かって、あるいは、互いに遠ざかるように、そして、それぞれ割り当てられたフランジ加工ベッド11あるいは12から遠ざかるように動き、プレス加工ストロークおよびリターンストロークを行う。フランジ加工ダイユニット2および4は、ばねデバイス手段によって、それぞれ割り当てられたフランジ加工ベッド11あるいは12から離れるように、エンド位置に向けて張力を加えられる。このような駆動の態様において、プレスドライブ14は、各ばねデバイスのばね力に抗して、フランジ加工ダイユニット2および4のプレス加工ストロークを発生する。ばねの代わりに、あるいはこれに加えて、フランジ加工ダイユニット2および4は、制動されることもできる。しかし、原則として、ねじデバイスも制動デバイスも、絶対的に必要なものではない。
フランジ加工ダイユニット2および4は、駆動フランジ24および44、すなわち、1つの駆動ユニット14につき、1つの駆動フランジ24あるいは44を含む。フランジ加工ダイユニット2の駆動フランジ24は、軸方向に動かすことができないように各駆動ユニット14の2つの駆動エレメントのうちの1つに接続されており、フランジ加工ダイユニット4の駆動フランジ44は、軸方向に動かすことができないように、各駆動ユニット14の、他方の駆動エレメントに接続されている。
図8に基づいてすでに簡潔に説明されたが、コンポーネントBは、サプレッサ3および5の手段によって、それぞれフランジ加工ベッド11あるいは12にプレスされ、フランジ加工のために固定される。図1は、それぞれに押さえつけ機能を果たしている、プレス機のサプレッサ3および5を示す。図6は、プレスから分離された、(サプレッサ5の代表としても)サプレッサ3を単独で示す。サプレッサ3は、好ましい、しかしほんの例示である金属板からなるの輪郭あるいはその他の支柱から接合されたベアリング構造30を含む。全体的に見て、ベアリング構造30は格子である。サプレッサ3の、フランジ加工ベッド11に向かう側は、押さえつけ端部31を含み、押さえつけ端部31を通じて、サプレッサ3がコンポーネントBをプレスし、これによってフランジ加工中にコンポーネントBをフランジ加工ベッド11に押さえつける。
サプレッサ3の、フランジ加工ベッド11から離れる方を向く側は、フランジ加工中に、空間的に移動可能なアクチュエータ(たとえば産業ロボットの好ましくはロボットアーム)のエンドに取り付けるための、取り付けデバイス34を含む。取り付けデバイス34は、特に、アクチュエータと自動的にドッキングし、そしてアクチュエータからドッキングを開放するための、ドッキングデバイスとすることができる。アクチュエータに取り付けをするデバイスに加えて、ドッキングデバイスは、そのような把持体がサプレッサの構成要素である場合に、特に1つあるいはそれ以上の吸引体を接続するために、たとえばサプレッサに電気エネルギーを提供する、あるいはサプレッサを圧力デバイスまたは吸引デバイスに接続する、メディアポートも含むことができる。サプレッサ3はまた、保持デバイス(図示しない)も含み、この手段によって、それぞれのコンポーネントBがサプレッサ3に保持されることができる。保持デバイスは、特に1つあるいはそれ以上の空気的(圧縮空気で動作する)吸引体または1つあるいはそれ以上の機械的把持体を含む。サプレッサ3は、それぞれのコンポーネントBをフランジ加工に適した押さえつけ端部31に対する位置に対応して保持し、サプレッサ3の手段によってこの状態でフランジ加工ベッド11に挿入するように設計されている。サプレッサ3はよって、押さえつけ機能および挿入機能を満たすことができる。すなわち、押さえつけおよび挿入ツールとして供することができる。一連の生産においては、好ましくはピックアップおよび/あるいは把持ツールとしての用にも供し、ロボットアームに取り付けられたサプレッサ3を有するロボットが、各コンポーネントBをピックアップし、プレスに移動させて、フランジ加工ダイユニット2の中央パッセージを通じてフランジ加工ベッド11までガイドし、それからコンポーネントBをフランジ加工ベッド11に位置させて押さえつける。サプレッサ3の押さえつけ端部31は、フランジ加工プロセス中全体を通して、コンポーネントBとの圧接を保つ。フランジ加工が完了したら、コンポーネントBはフランジ加工ベッド11からサプレッサ3の手段によって取り出され、保管所ステーションに搬送される。サプレッサ3は、次のコンポーネントBをピックアップするために、解放される。
コンポーネントBを挿入している間、ロボットを解放するために、サプレッサ3は、ベアリング構造30の外周に分布するように複数のガイドカウンタ要素35を含み、ガイドカウンタ要素35は、コンポーネントBが挿入されている間、ベース構造1のガイド要素15とガイド係合する。ロボットは単にサプレッサ3を移動させて、ガイド要素15とガイド係合させる。すなわち、サプレッサ3のガイドカウンタ要素35にガイド要素15を通してガイド係合させ、そしてサプレッサ3をガイド係合状態でプレス方向Fに動かす。
押さえつけ機能からロボットを解放するためにも、サプレッサ3は、ベース構造1のテンシング要素16とのテンシング係合において、フランジ加工ベッド11に向けてサプレッサ3に張力を加える(図1および3)テンシングカウンタ要素36とはめ合わせられる。テンシング要素16およびテンシングカウンタ要素36は、ガイドされた挿入動作の最後に、互いにテンシング係合される。テンシング係合は、ねじ係合あるいはスピンドル係合に類似した方法で実現される。軸方向へのテンシングには、テンシング要素16およびテンシングカウンタ要素36がねじとナットのように共働する。テンシング要素16およびテンシングカウンタ要素36は、テンシング係合において、押さえつけに必要な押さえつけ力をくさび効果によって発生する。テンシング要素16およびテンシングカウンタ要素36は、サプレッサ3を押さえつけ位置に安定させることにより、ラッチ要素として同時に作動する。テンシングカウンタ要素36は、サプレッサ3の、フランジ加工ベッド11に離れる方を向く側に、ガイドカウンタ要素35の周りに延長するねじのピッチとしてそれぞれ形成される。すなわち、それぞれ軸方向にねじの形状に上昇する。このように形成されたテンシングデバイスは、差し込みロックとしてもふるまい、ガイドカウンタ要素35は、それぞれ、軸方向に延びるスロットを有し、これを通じて、コンポーネントB挿入されている間、各テンシング要素16が突出し、そして挿入動作の終わりに再度退避する。ガイド要素15は、駆動17の手段によって回転され、テンシングカウンタ要素36とのテンシング係合においてフランジ加工ベッド11に向けて、サプレッサ3に軸方向に張力を加える。
その他のサプレッサ5についても、条件は同じである。サプレッサ5の、機能が同じのコンポーネントは、サプレッサ3のそれぞれ機能が同じのコンポーネントに対比して、20の数で増加できる。これに対応して、そのベアリング構造は50で示され、その押さえつけ端部は51で示される。
図7は、それぞれに割り当てられたフランジ加工ベッド11あるいは12に対してサプレッサ3および5が押さえつけ位置にある状態を示す。例示のために、フランジ加工ダイユニット2および4は省略されている。実際は、図1に示す通り、フランジ加工ダイユニット2および4を含む必要がある。
図9〜16は、フランジ加工ダイユニット2およびその上に配置されたフランジ加工ダイ21による一連の動作による、2段階のフランジ加工プロセスを示す。
図9において、フランジ加工ダイユニット2は、フランジ加工ベッド11から後退されたエンド位置に位置されている。フランジ加工ダイ21は、プレス方向Fおよび横断方向Qの両方に対してフランジ加工ベッド11から後退された位置にある。すでに説明された通り、図9にそれぞれ両方向の矢印FおよびQで示す通り、フランジ加工ダイ21は、フランジ加工ダイユニット2のベアリング構造20と共に、プレス方向Fおよび反プレス方向に、そしてベアリング構造20に対して横断方向Qに往復運動可能である。コンポーネントBは、サプレッサ3の手段によってフランジ加工ベッド11に挿入され、サプレッサ3の押さえつけ端部31は、コンポーネントBの隣接する端部領域(実施形態の例では、順に重ねて置かれるパーツAおよびIの端部領域)を互いに、コンポーネントフランジCに沿って、そしてフランジ加工ベッド11に対し一体的にプレスする。
フランジ加工ダイ21は、プレフランジ加工、そして最終フランジ加工の、2段階フランジ加工に向けて設計されており、それぞれプレフランジ加工の第1フランジ加工エリア21aおよび最終フランジ加工の第2フランジ加工エリア21bを含む。フランジ加工エリア21aは、フランジ加工エリア21bを超えて、横断方向Qに突出する。
第1フランジ加工工程は、プレス方向Fに対して径方向外側のフランジ加工ダイ21の横断動作により開始される。図10において、各フランジ加工ダイ21の第1フランジ加工エリア21aがフランジCの上にあり、この横断動作が行われている。この位置から、フランジ加工ダイユニット2全体、すなわちベアリング構造20とベアリング構造20に配置されるフランジ加工ダイ21が、プレス方向Fに動く。これは図10において矢印Fで示されている。このプレス加工ストロークの終わりに、フランジ加工ダイユニット2全体が図11に示す位置をとる。プレス加工ストローク中、フランジCは第1アングルで折りたたまれる。フランジ加工ダイユニット2はそして、図12に示す位置をとるまで、プレス方向Fに反対に、フランジ加工ベッド11から離れるように動く。
次のフランジ加工工程の文脈において、フランジ加工ダイ21はまず、図12で取られた位置からベアリング構造20に対し横断方向Qに、フランジ加工ベッド11および部分的に折りたたまれたフランジCの上に前進する。図13は、フランジ加工ダイ21がすでにフランジCの上に位置されている配置を示し、図9〜16の全てにおいて、その他のフランジ加工ダイ21の代表として1つのみが示されている。フランジ加工ダイユニット2全体は、フランジ加工ダイ21と共にフランジCの上に位置されており、そして再度プレス方向Fに動かされる。この第2プレス加工ストロークの終わりに、フランジ加工ダイ21は図14に示す位置をとる。フランジCは、フランジ加工エリア21aとの圧接により完全に折りたたまれ、ヘミング加工された連結がこのようにして確立された。フランジ加工ダイユニット2はそして、再度プレス方向に反対に、ヘミング加工ベッド11から離れるように動かされ、図15に示すエンド位置をとる。リターンストロークが行われている間、あるいはリターンストロークが完全に1度のみ行われたとき、図16に示すようにコンポーネントBがフランジ加工ダイユニット2から解放されるように、そしてサプレッサ3の手段によってフランジ加工ベッド11から取り出すことができるようにフランジ加工ダイ21は再度横断方向Qに戻される。
図16に示す状態が得られている間に、すなわち、フランジ加工によってすでに接合されたコンポーネントBがヘミング加工ベッド11に対してプレスされ、これによってサプレッサ3により押さえつけられ、1つあるいはそれ以上のフランジ加工ダイ21が(それぞれ)サプレッサ3から横断方向Qに後退されている間、追加の接合プロセスをオプションで行うことができる。追加の接合プロセスは特に、外側パーツAと内側パーツIを互いに対して追加で固定するのに供することができる。追加の接合プロセスは特に、たとえばスポット溶接あるいはスティッチ溶接といった、溶接プロセスとすることができる。押さえつけ端部31が折りたたまれたフランジCに近接して内側パーツIをプレスするサプレッサ3は、溶接中に接地電極として機能することができる。特に薄型溶接ランスの先端に配置することができる溶接用電極は、フランジ加工ダイユニット2とサプレッサ3の間を、フランジCまで、これに対して移動でき、部分的溶接接合を確立するために、フランジCをプレスできる。溶接用電極は、1つあるいはそれ以上のフランジ加工ダイ21の一体的構成要素とすることができる。このように一体的にされた溶接用電極は、好ましくはプレス方向Fに移動可能であるように、プレフランジ加工に使用されるフランジ加工エリア21a領域に配置することができる。溶接には、フランジ加工ダイ(複数も含む)21の各フランジ加工エリア21aが横断方向Qに、フランジCの上に移動し、各一体的溶接用電極がフランジCに対してプレスされる。一体的溶接用電極を使用して溶接プロセスを行うために、フランジ加工ダイ21は、フランジ加工後に後退位置に移動する必要はない。その代わりに、フランジ加工ダイ21のフランジ加工エリア21aのみが図15でとられている位置からフランジCの上に、横断方向において移動し、そして移動可能な溶接用電極のみ、あるいはフランジ加工ダイユニット2とオプションで溶接用電極が(それぞれ)プレス方向Fに移動するのみで十分である。その他の変形例において、溶接用電極を最終フランジ加工のためのフランジ加工エリア21bの領域に配置することができる。このような変形例において、溶接プロセスは、図14に示す位置で、最終フランジ加工に直接引き続いて、あるいは、プレス加工ストローク終了時に直接行われることができる。パーツAおよびIは、これらパーツAおよびIの、フランジ加工ベッド11に離れる方を向く側に、電極をそれぞれ接触させて互いにより強固に固定されることができる。
サプレッサ3およびフランジ加工ダイ21は、フランジ加工プロセス全体を通してコンポーネントBおよび/あるいはそのパーツAおよびIをフランジ加工ベッド11に固定するために、サプレッサ3がフランジ加工プロセス全体を通して押さえつけ位置のままを保つことができるように、互いに合致するような形状となっている。
図8〜16は、第1態様においてサプレッサ3およびフランジ加工ダイ21の1つが適用された場合をを示す。第1変形態様のサプレッサ3は、押さえつけ端部31に隣接する領域に、横木状の突出領域32およびパッセージ状の後退領域33を含む。それぞれのフランジ加工エリア21aの領域において、フランジ加工ダイ21も同様に横断方向Qに突出する領域および横断方向Qに後退する領域を含み、フランジ加工ベッド11に沿った視点で、サプレッサ3の突出領域32はそれぞれフランジ加工ダイ21の後退領域にオーバーラップし、後退領域33はそれぞれフランジ加工ダイ21の突出領域にオーバーラップする。サプレッサ3およびフランジ加工ダイ21の両方に突出および後退領域をこのように配置することで、フランジ加工ダイ21のそれぞれが第1フランジ加工エリア21aの領域において、サプレッサ3とその後退領域33においてかみあうように、図13、14、および15に示す通りサプレッサ3およびフランジ加工ダイ21を横断方向Qにインターロックできる。フランジ加工ダイ21はよって、2つのフランジ加工エリア21aおよび21bがそれぞれ同じフランジ加工ダイ21に形成されていても、両方のフランジ加工工程を行うことができ、サプレッサ3は、フランジ加工プロセス全体を通じて押さえつけ位置に残ることができる。
図17および18は、第2態様におけるサプレッサ3およびフランジ加工ダイ21を含むフランジ加工ダイユニット2を示す。第2態様のサプレッサ3は、押さえつけ端部31に隣接する領域において後退領域33がパッセージではなくポケットおよび/あるいは凹部の形状であるという点でのみ、第1態様のサプレッサ3とは異なる。フランジ加工ダイ21はよって、最終フランジ加工中にサプレッサ3とかみ合わない。図18に示すように、突出領域は単に後退領域33に突出している。その他の点においては、第2変形態様は第1変形態様に対応している。
図19および20は、第3態様におけるサプレッサ3およびフランジ加工ダイユニット2の配置を示す。第3態様において、サプレッサ3の、押さえつけ端部31に境する領域は、傾斜領域37を含み、傾斜領域37は、この領域において、サプレッサ3は、横断方向Qにおいて、それぞれに対向するフランジ加工ダイ21から離れるアングルを有するように形成されている。横断方向Qに突出し、第1フランジ加工エリア21aがそれぞれ形成されるフランジ加工ダイ21の領域は、よって、押さえつけ端部31を超えて突出することができる。すなわち、第2フランジ加工工程においてフランジ加工ベッド11からみて、押さえつけ端部31を超えて延長できる。これによって、それぞれ同じフランジ加工ダイ21および連続的に押さえつけ位置におかれるサプレッサ3を使用して、複数のフランジ加工工程においてフランジ加工が可能になる。
図21は、第2実施形態におけるフランジ加工プレス機を示す。フランジ加工プレス機は、この場合もデュアルプレス機として実現され、中央ベース構造1、第1フランジ加工ダイユニット2、第2フランジ加工ダイユニット4、第1サプレッサ3、第2サプレッサ5、およびプレスドライブ14を含む。これらのフランジ加工プレス機主要コンポーネントは、第1実施形態に対応する。第1実施形態と同様に、フランジ加工プレス機は、サンドイッチ配置のデュアルプレス機として形成され、第1実施形態のような2つのシングルプレスが、中央の、共通ベース構造1に背中合わせに配置される。
第1実施形態の例とは異なり、このデュアルプレス機は、水平軸Sを軸にして回動できるように、静置状態で配置された枠組み6に搭載されている。回動動作の文脈において、プレス全体は、図21に示す直立アライメントから水平アライメントに回動軸Sを中心に回動でき、フランジ加工ベッド11あるいはフランジ加工ベッド12のいずれかが上方を向き、他方のフランジ加工ベッドが下方を向く。
フランジ加工プレス機は、回動動作を発生させることができる、回動ドライブ9を含む。フランジ加工プレス機は、回動するために、枠組み6内でベース構造1を介して回動できるように搭載される。回動ドライブ9は、枠組み6にサポートされた回動モーター、および、回動モーターの回転動作をベース構造1に伝達し、これによってプレス全体に伝達するトラクションドライブを含む。
図22は、第3実施形態の例におけるフランジ加工プレス機を示す。このフランジ加工プレス機もまた、デュアルプレス機として形成される。すなわち、2つのシングルプレスを含む。第3実施形態の例において、他の2つの実施形態の例における水圧式(油圧式)のプレスドライブ14は、プレス加工動作を発生させるプレスふいごドライブに置換されている。これまでに説明されたフランジ加工プレス機の枠組みは、中央サポート構造に置換され、これも枠組み13として示されている。その他の実施形態の例とは異なり、プレス加工動作はフランジ加工ダイユニット2および4によって行われず、2つのベアリング構造10、すなわち、これらのフランジ加工ベッド11および12によって行われ、フランジ加工ダイユニット2および4はそれぞれのプレス方向Fに動かないように配置される。
第3実施形態のフランジ加工プレス機も、同様に、垂直に直立している。右側ベアリング構造10およびフランジ加工ダイユニット2は、枠組み13の右に配置され、左側ベアリング構造10および第2フランジ加工ダイユニット4は、枠組み13の左に配置される。枠組みと右側ベアリング構造10の間に配置される第1プレスふいご60、および枠組み13と左側ベアリング構造10の間に配置される第2プレスふいご60がそれぞれ、プレスドライブを形成する。圧力が充填された時、第1プレスふいご60は伸長し、これによって右側ベアリング構造10は、フランジ加工ダイユニット2に向けて動く。第2プレスふいご60も同様に、圧力が充填された時に伸長し、これによって左側ベアリング構造10は、第2フランジ加工ダイユニット4に向けて動く。この配置に基づく相違点以外に、ベアリング構造10は、その他の2つの実施形態に対応することができ、第3実施形態の各ベアリング構造10は、それぞれ1つのみのフランジ加工ベッド11あるいは12の1つだけを含む。プレスドライブおよび力学的に逆になること以外に、2つのシングルプレス10、2および10、4は、その他2つの実施形態の例におけるシングルプレスに対応する。
1つの変形例において、2つのプレスふいご60は、単一のプレスふいごに置換されることができる。このような変形例においては、中央枠組み13を省略できる。単独のプレスふいごは、しかし、2つのベアリング構造10を同時に反対方向に、それぞれに割り当てられたフランジ加工ダイユニット2あるいは4に向けて動かすことのみできる。このような変形例においては、たとえば機械的または空気的(圧縮空気で駆動する)ばねデバイス、あるいはまた電動リターンストロークデバイスといったリターンストロークデバイスが、リターンストロークを起こす。
第3実施形態におけるフランジ加工プレス機について付け加えると、その他2つの実施形態の例と同様に、ベアリング構造10は、ガイド要素15と同等のガイド要素を含むことができ、フランジ加工ダイユニット2および4は、ガイドカウンタ要素25および45と同等のガイドカウンタ要素を対応して含むことができる。その他の実施形態の例でも同様に、フランジ加工ダイユニット2および4あるいは枠組み13にロッド形状またはランス形状のガイド要素を代わりに設けることができ、そしてガイドカウンタ要素25および45と同等の対応するガイドカウンタ要素をベアリング構造10に設けることができる。
図23および24は、2つのプレスふいご60のうちの1つの平面図および側面図を示す。プレスふいご60はそれぞれ、好ましくは加圧空気である圧力が充填され、そして圧力から解放されることができる、ふいごのフレキシブル部分および/あるいはフレキシブルふいご壁61、および、枠組み13あるいはその他のサポート構造、そしてそれぞれに割り当てられたベアリング構造10に取り付けるための2つの搭載構造62および63を含む。搭載構造62および63は、環状あるいは全面で実現することができる。フレキシブルふいご壁61は、実施形態の例で示す通り、ほとんどそれぞれのふいご60の外周に制限することができる。搭載構造62および63は、そして、たとえば円形ディスク、あるいはフランジ加工ベッド11あるいは12の輪郭に適合する形状のディスクとすることができる。フレキシブルふいご壁61は、図24に示すように、距離をもって互いに対向して置かれる搭載構造62および63の周端部に沿って延長し、周端部にわたって流体シールで2つの搭載構造62および63に接続することができる。フレキシブルふいご壁61は、自動車のホイールのへりに配置されたタイヤにおおよそ対応する。それぞれのプレスふいご60のエリアから見て、フレキシブルふいご壁61の左と右に配置されたフランジ加工プレス機の構造(実施形態の例においては、ベアリング構造10および枠組み13)が流体シールされている場合は、ディスク形状の搭載構造62および63の代わりに、環状の搭載構造62および63も使用できる。これは、このような搭載構造62および63と、プレス機のそれぞれの構造10および13との間に、流体的に密閉された連結を確かにするために必要であるのみである。これは、実施形態の例にある通り、周端部に沿って十分にねじ接続をシールすることによって、そしてオプションでガスケットを含めることによって確かにすることができる。
図25は、第4実施形態の例のフランジ加工プレス機を示し、第4実施形態の例のフランジ加工プレス機は、他の実施形態の例とは異なり、水平に配置される。プレス方向Fは、これに応じて垂直となる。本質的な設計は、しかし他の実施形態の例のものに対応している。よって、フランジ加工プレス機は、ベアリング構造10と枠組み13とを装備するベース構造1、そしてベアリング構造20を装備するカートリッジ形状のフランジ加工ダイユニット2をも含む。また、押さえつけ、そして好ましくはフランジ加工されるコンポーネントを挿入および取り出しもするために、フレーム状のフランジ加工ダイユニット2の中央パッセージを通って、図25で示す押さえつけ位置に動かすことができるように、サプレッサ3も設けられる。その他の実施形態の例と同様に、サプレッサ3は、その裏側に、複数軸のロボットアームに取り付けるための、取り付けデバイス34を含む。その他の実施形態の例と同様に、フランジ加工プレス機は、軸方向に延びるガイド要素15を含む。ガイド要素15は、ガイドカウンタ要素35が通されると軸方向にサプレッサ3をガイドする。ロボットは、単にコンポーネントを保持するか、あるいは挿入し、あるいは取り出しするために、サプレッサ3を軸方向に移動させる。しかし、もはや、プレス加工軸線Fを横断する方向において、ヘミング加工ベッドに対して位置させる必要はない。コンポーネントフランジを折りたたむのに必要なプレス力は、すでに説明されたプレスふいご60に対応するプレスふいご60により発生される。
図26〜34は、異なる組み立て段階におけるフランジ加工プレス機を示し、これらから、第4実施形態の例におけるフランジ加工プレス機の設計がより容易に推定される。
図26は、ベース構造1の枠組み13のみを示すが、枠組み13にサポートされたプレスふいご60も示す。枠組み13は、枠組みベアリング構造100、たとえば、好ましくは枠組み柱によって運ばれる枠組みプレート100を含む。枠組みプレート100は特に、好ましくは少なくとも70mm、より好ましくは少なくとも80mmの厚みを有する鋼板とすることができる。プレスふいご60は、枠組みプレート100の中央領域に、好ましくは枠組みプレート100の上側に配置され、これに固定されて接続される。追加のドライブ69も、枠組み13にサポートされ、プレスふいご60の周囲に分布されて配置された複数の駆動ユニットを含む。この実施形態の例においては、4つの駆動ユニットが設けられている。追加のドライブ69は特に、空気的(圧縮空気による)駆動とすることができる。駆動ユニットは、プレス方向Fに往復運動可能なストローク要素を含む。枠組みプレート100は、ベアリング構造が枠組みプレート100のサポート機能を果たせる限り、プレート形状を有さない枠組みベアリング構造100に置換することができる。生産上の理由から、よって製造コストの観点からプレートが好ましい。
図27は、ベアリング構造10を含むベース構造1を示す。ベアリング構造10は、プレスふいご60に配置され、好ましくはプレスふいご60に固定されて接続される。ベアリング構造10は、プレスふいご60に対し少なくとも横断方向にあるいは少なくとも軸方向に動かない。ベアリング構造10は、枠組み13に対しプレス方向Fに移動可能である。ガイド要素15は、その他の実施形態の例と同様にベース構造1の構成要素であるが、枠組み13に対しプレス方向Fにおよび/あるいは軸方向に、ベアリング構造10と共に移動可能である。ガイド要素15は、枠組み13のガイドカウンタ要素13aにより軸方向にガイドされる。この実施形態の例において、ガイド要素15は、各ガイドカウンタ要素13aの領域から枠組みプレート100を突き抜けて突出する。
ベアリング構造10は、側方に突出する回転ガイド要素19を含み、この手段によって、ベアリング構造10が、軸方向に動かないようにガイド要素15に接続される。ベアリング構造10は、プレスふいご60のストローク動作中に軸方向にガイド要素15を追従させることにより、枠組み13に対してガイドされる。回転ガイド要素19は、それぞれに割り当てられたガイド要素15の外周に適合したパッセージおよび/あるいはガイディングアイである。ガイド要素15は、その他の実施形態の例と同様に、テンシング要素16の手段によってサプレッサ3に張力を加えることができるように、回転ガイド要素19との係合した状態で、ベアリング構造10に対して回転可能である。
エクステンション10aは、ベアリング構造10から一方に突出し、以下にさらに説明される、追加のフランジ加工デバイスへのプラットフォームとしての機能を果たす。
図28において、ベース構造1は、フランジ加工ベッド11により補われる。フランジ加工ベッド11は、ベアリング構造10に配置され、ベアリング構造10に対して動かないように接合される。たとえばねじ接続の手段によって、ベアリング構造10およびフランジ加工ベッド11が取り外し可能に互いに接続されることが好まれる場合には、フランジ加工ベッド11のみを交換して、その他は変更のないベース構造1を使用して、互いに幾何学的配置が異なるコンポーネントをフランジ加工することができる。これによって、実施形態にあるように、第1フランジ加工ベッド11を使用して車両ドアをフランジすることが可能になり、そして別の、交換可能なフランジ加工ベッド11を使用して、たとえば別の車両モデルのボンネット、ハッチバック、あるいは車両ドア、あるいは同じ車両モデルの他のドアをフランジすることが可能になる。交換可能性について述べると、フランジ加工に必要なベアリングサポートを各コンポーネントに提供するのに絶対に必要な全ての機能から、フランジ加工ベッド11が解放されることが有利である。よって、好ましい実施形態において、例にある通り、1つの側壁構造が単に含まれ、その輪郭は、フランジ加工されるフランジの輪郭に適合し、コンポーネントのベアリングサポート、また永久的なあるいは好ましくは取り外し可能なベアリング構造10に対して接合された連結に必要な接合要素、そしてオプションで1つあるいはそれ以上のフランジ加工ストロークを制限する1つあるいはそれ以上の当接部が、側壁構造のエンドに面する側に形成される。ガイドカウンタ要素19は特に、フランジ加工ベッド11の一部を形成する必要がなく、フランジ加工ベッドが交換された時に、同じまま、ベアリング構造10の一部であることが有利である。
図29は、すでに言及された追加のフランジ加工デバイス70が取付けられた後のベース構造1を示す。追加のフランジ加工デバイス70が、ベアリング構造10のエクステンション10aに配置されている。追加のフランジ加工デバイス70は、フランジ加工スライダ71およびスライダドライブ72を含む。フランジ加工スライダ71は、スライダドライブ72の手段によって、プレス方向Fを横断する方向において、フランジ加工ベッド11とオーバーラップするように前進でき、またオーバーラップを解消するように戻ることができる。フランジは特に、追加のフランジ加工デバイス70の手段によって、コンポーネントのスロット、たとえば車両ドアのウインドウスロットに折りたたまれることが可能である。
図30は、エクステンション10a、そしてベアリング構造10に対して軸方向に動かすことはできないがベアリング構造10に対して回転可能なガイド要素15、およびベアリング構造10に取付けられたフランジ加工ベッド11を含む、ベース構造1のベアリング構造10のみを示す。エクステンション10aにサポートされる、追加のフランジ加工デバイス70も示されている。コンポーネントBが、フランジ加工ベッド11に位置している。その他の実施形態のように、コンポーネントBは、車両ドアである。フランジ加工ダイユニット2の手段によって折りたたまれるフランジCは、コンポーネントBの左側、右側、そして下側端部に沿って延び、よって、車両ドアに通例であるように、180°±20°度の範囲にわたってコンポーネントBの外側端部に沿って延びている。フランジCは、たとえば2つの側端部がそれぞれ下側端部に推移する領域といった角の領域において便宜上分断されている。選択された、車両ドアBの例において、フランジCは、複数のフランジ部から構成されており、具体的には、第1側端部フランジC、下端部フランジC、および第2側端部フランジCを含む。おおよそ、フランジCはU字形状の輪郭を示し、互いに対向する側端部フランジCおよびCはしかし、概して互いに平行ではなく、また曲線の輪郭も示す。下端部のフランジCは、少なくとも実質的に直線的に延びているが、原則的には曲線も有する。
図31において、第4実施形態の例におけるフランジ加工プレス機は、フランジ加工ダイユニット2により補われている。他の実施形態の例とは異なり、フランジ加工ダイユニット2のベアリング構造20は、動かすことができないように、ベース構造1の枠組み13に接続されている。好ましい場合は、ベアリング構造20は、枠組み13の柱に静置される。ベアリング構造20は、枠組みプレート100と同等に、好ましくは少なくとも70mm、より好ましくは少なくとも80mmの厚みを有する、プレートとして、好ましくは鋼板として形成される。
図32は、取付けられる前のフランジ加工ダイユニット2の、取付けられた時にフランジ加工ベッド11に向かう下側の等軸測視図を示す。その他の実施形態の例と同様に、ベアリング構造20は、コンポーネントフランジCの外形に適合する内周28により区画される中央パッセージを含む。複数のフランジ加工ダイ21は、パッセージの内周28に沿って配置されており、それぞれに折り曲げられる、フランジCに割り当てらたものとして、21.iと示されている。実施形態の例において、フランジ加工ダイ21.iは、図30に示すように、さらに細分された3つのフランジ部C、C、そしてCであるフランジCの輪郭に応じて設けられる。フランジ加工ダイは、それぞれの割り当てが図示される。すなわち、側端部フランジCに対して1つあるいはそれ以上のフランジ加工ダイ21.1が割り当てられ、下端部フランジCに対して1つあるいはそれ以上のフランジ加工ダイ21.2が割り当てられ、他方の側端部フランジCに対して1つあるいはそれ以上のフランジ加工ダイ21.3が割り当てられる。フランジ加工ダイ21.iは、それぞれベアリング構造20に対して1つの横断方向Qiに往復運動ができ、この目的において、その他の実施形態の例に対応する、それぞれに割り当てられたフランジ加工ダイドライブ22が設けられる。横断方向Qはそれぞれ、プレス方向Fを横断する方向、そしてそれぞれに割り当てられたフランジCiを横断する方向を指し、割り当てに応じて、Q、Q、そしてQとして示される。
ベアリング構造20のパッセージをはさんで互いに対向に置かれるフランジ加工ダイ21.1および21.3は、横断方向に、互いに平行に移動可能である。しかし、概して、特に互いに対向する側端部フランジC1およびC3が少なくとも実質的に平行を向かない場合には、横断方向QおよびQは異なる。たとえばドア、ボンネット、ハッチバック、およびサンルーフといった、車両製造において通例である多くのコンポーネントの場合において、横断方向Q1およびQ3の、平行からの角度の偏向は、たとえば最高で20°、あるいは最高で10°といった、少しの角度にしかならない。ほとんどの適用において、ベアリング構造20のパッセージをはさんで対向するフランジ加工ダイ21.1および21.3の方向Q1およびQ3は、フランジ加工ダイ21.1および21.3を横断する方向に配置された1つまたは複数のフランジ加工ダイ21.2に対して少なくとも実質的に直交する方向を向く。ほとんどの場合、直交からの偏向の可能性は、最高で20°あるいは最高で10°である。第4実施形態の例におけるフランジ加工ダイユニット2は、その移動可能性、ドライブ22、それぞれに割り当てられたフランジ加工ダイ21.iにどのように結合されるか、フランジ加工ダイ21.iがどのようにベアリング構造20に搭載されるかについて、その他の実施形態の例におけるフランジ加工ダイユニット2に対応させることができる。ガイドカウンタ要素25も、たとえばベアリング構造20を通じて軸方向にパッセージを通すことができる。
図33は、第4実施形態の例におけるサプレッサ3を示す。その他の実施形態の例と同様に、サプレッサ3は、特に以下を含む。その輪郭が折りたたまれるフランジCの外形に適合した自由押さえつけ端部31、ガイド要素15に対するガイドカウンタ要素35、およびテンシング要素16に対するテンシングカウンタ要素36。機能については、その他の実施形態の例におけるサプレッサ3に対応する。ベアリング構造30の設計のみが、その他の実施形態の例と異なる。ベアリング構造30の構造要素は少ないが、その他の実施形態の例のものに比較して断面は広く、この例においても横断方向に支柱が使用されている。中央領域において、ロボットのための取り付けデバイス34がサプレッサ3の裏側に配置されている。
図34は、ベース構造1およびサプレッサ3を含み、フランジ加工ダイユニット2を含まない図7のフランジ加工プレス機を示す。フランジ加工ダイユニット2は、単にサプレッサ3がフランジ加工中にフランジ加工ベッド11に対してとる体勢を図示する目的で、示されていない。
図35は、互いに対するベース位置においてフランジ加工中に直接的に共働する第4実施形態の例におけるコンポーネントを示す。このベース位置において、コンポーネントBは、サプレッサ3と、共働するガイド要素15、およびガイドカウンタ要素35との手段によって挿入される。すなわち、フランジ加工ベッド11のベアリングサポートに位置され、共働するテンシング要素16およびテンシングカウンタ要素36によって発生した、フランジ加工に適した押さえつけ圧力でフランジCに沿って押さえつける。オプションとして、サプレッサ3は、ウインドウスロットに沿ってコンポーネントBを、好ましくはより少ない力で保持もする。
その他の実施形態の例と同様に、第4実施形態の例においても、フランジCは、順番に行われる2つのフランジ加工工程において完全に折りたたまれる。しかし、他の実施形態の例とは異なり、フランジ加工エリア21aおよび21bは横断方向Qに互いに隣に配置されるのではなく、順に重ねてプレス方向Fに配置される。フランジ加工エリア21aおよび21bはまた、異なるフランジ加工ダイ21に形成される。プレフランジ加工用のフランジ加工エリア21aは、水平配置により上方のフランジ加工ダイとなるフランジ加工ダイ21に形成される。フランジ加工ダイ21は、ベース位置にあるフランジ加工ベッド11からさらに離れている。最終フランジ加工用のフランジ加工エリア21bは、水平配置により下方フランジ加工ダイとなるフランジ加工ダイ21に形成される。フランジ加工ダイ21は、ベース位置にあるフランジ加工ベッド11により近い。フランジ加工ダイ21は、割り当てられたドライブ22の手段によって横断方向Qに往復運動できるように、ベアリング構造20に配置されるフランジ加工ダイサポート29に配置される。
フランジ加工ダイユニット2の全体が示されている図32において、フランジ加工ダイサポート29およびフランジ加工ダイ21の組み合わせからなるユニットはそれぞれ、フランジ加工ダイ21.iとして示されている。各フランジ加工ダイ21.iは、図35に示す断面の設計を有する。変形例において、順に重ねて配置されるフランジ加工エリア21aおよび21bは、同じフランジ加工ダイ21に形成することもできる。フランジ加工ダイ21そのものにこれらをそれぞれ形成し、より延性のある材料で作られたフランジ加工ダイサポート29に配置することは、しかし、生産コストの減少につながる。全体として、あるいはユニットとして、移動可能であるフランジ加工ダイ21.iは、それぞれ、フランジ加工ダイの土手として、そしてさらにその他の実施形態の例におけるフランジ加工ダイ21としてみなすことができる。よって、フランジ加工ダイ21.iの各土手は、第4実施形態の例のように、順に重ねて配置された複数のフランジ加工ダイ21を有するのみならず、隣同士に配置された複数のフランジ加工ダイ21とすることもでき、各フランジCの部分のうちの1つ、たとえばフランジ部C〜Cのうちの1つを、一体的にフランジ加工ダイ21.iの各土手に対応させて全体を折りたたむ。
フランジ加工中、フランジ加工ストロークは共働する当接部により機械的に決められる。第1当接部101および第2当接部102は、少なくともプレス方向Fに動かないように、好ましくは全く動かないようにフランジ加工ベッド11に接続されている。第3当接部103および第4当接部104は、プレス方向Fに動かないように、フランジ加工ダイユニット2(図32)に接続されている。これら2つの当接部103および104は、フランジ加工ダイサポート29に接続されており、よってフランジ加工ダイ21の横断動作に加わるようにフランジ加工ダイ21に接続されている。当接部103もまた、フランジ加工ダイ21に対して横断方向Qに動くことができず、特に全く動かないように、フランジ加工ダイサポート29に配置されている。これに対し当接部104は、フランジ加工ダイ21に対し横断方向Qにガイド105に沿って往復運動が可能であり、フランジ加工ベッド11近くの前位置に向けてばね106により張力を加えられている。
当接部101および103は、プレフランジ加工中に共働し、当接部102および104は、最終フランジ加工中に共働する。別の特徴としては、プレフランジ加工中に当接される当接部101および103の当接エリアは、フランジ加工ダイ21の横断移動におけるプレス方向Fおよび横断方向Qに傾いている(実施形態の例においては単純に斜めに)。この傾きはしかし、当接機能がプレス方向Fに確実になされるように、設定されている。
図36は、フランジ加工工程(a)〜(k)の順番で、フランジ加工のワークフローを示す。(a)において、フランジ加工ベッド11およびフランジ加工ダイ21は互いに対して、図35に示される、ベース位置をとる。ベース位置にて、コンポーネントが挿入される。図36(b)は、図35に対応する。フランジ加工プレス機は、まだ対応してベース位置の体勢にあるが、コンポーネントBがサプレッサ3の手段によって挿入されており、フランジ加工ベッド11に押し込まれる、すなわち、テンシング要素16およびテンシングカウンタ要素36の手段によって押さえつけられている(図34)。
ベアリング構造10、そしてこれと共にフランジ加工ベッド11が、追加ドライブ69(図28および29)の手段によって、当接部101が当接部103と当接するまで、プレス方向Fにベース位置の体勢から移動する(第4実施形態の例では、垂直のプレス方向Fに応じて上昇する)。この中間ストロークの間、フランジ加工ダイ21は、まだ横断方向Qにフランジ加工ベッド11から後退している、および/あるいはフランジ加工ベッド11から自由になっている。
図36(c)は、中間ストロークを実行した後の、ヘミング加工ベッド11を示し、ヘミング加工ベッド11は当接部101および103により決定された中間位置にある。フランジCは、フランジ加工エリア21aと距離をおいて、そしてプレス方向Fおよび横断方向Qに一定にオフセットされて対向している。プレス方向Fに対するオフセットは、フランジ加工ダイサポート29が横断方向Qに、プレフランジ加工のストロークがここから行われる前位置に前進できるように、選択される。
図36(d)において、フランジ加工ダイ21は、プレフランジ加工に向けて前進している。当接エリアは、当接部101および102が横断動作を許可するように、ある方向に傾いている。傾いた当接部101の当接エリアはまた、フランジ加工ダイ21が一度前進したら、当接部101および103が再度プレス方向Fに距離をもって対向に位置するように、フランジ加工ベッド11に向けて十分に遠く横断方向Qに延長している。新たな横断位置にある当接部101および103の間の軸方向の距離は、プレフランジ加工におけるストロークの長さに対応している。まだ中間位置にある、フランジ加工ベッド11は、ベアリング構造10を介して追加ドライブ69(図26)にサポートされる。実際のフランジ加工ストローク(次の工程におけるプレフランジ加工のストローク)は、プレスふいご60により発生され、好ましくはプレスふいご60のみによって発生される。プレスふいご60には、圧力流体、好ましくは加圧空気が充填され、これによって、フランジ加工ベッド11が、ベアリング構造10を介してプレス方向Fに押し出させる。プレフランジ加工のストロークにおいて、フランジCは、傾いたフランジ加工エリア21aと圧接され、そしてフランジ加工エリア21aの傾き、たとえばおよそ45°、に応じて折りたたまれる。
図36(e)は、プレフランジ加工のストロークを実行した後のフランジ加工プレス機を示す。このフランジ加工工程におけるストロークは、当接部101および103の、別の当接により決められる。
他方のペアの当接部102および104についていうと、当接部102と104のペアは、プレフランジ加工における機能を有さない。当接部102および104がプレフランジ加工を妨害しないように、当接部104は、ばねの力に反して横断方向Qに移動可能である。フランジ加工ベッド11が中間位置に移動した時、図36(b)および36(c)の比較からわかるように、当接部104は、まず当接部102と側方にオーバーラップするように通る。フランジ加工ダイ21がそして前進すると、当接部104はばね106の力に反して横断方向Qにおいて相対的に下がり、これによってこの前進動作および/あるいはフランジ加工ダイ21が図36(d)でとる体勢に配置されるのを妨害しない。
プレフランジ加工の後、第4実施形態ではプレスふいご60の圧力流体流出口を開け、プレスふいご60にかかる負荷を使用して圧力流体をプレスふいご60の外に押し出すことによって、重力を使用してプレスふいご60が解放される。このリターンストロークの長さは、プレフランジ加工のストロークの長さに対応する。リターンストロークは、追加ドライブ9により、そしてオプションによりプレスふいご60の1つあるいはそれ以上の内部当接部により決められる。プレスふいご60が解放される直前に、フランジ加工ダイドライブ22(図31および32)は、フランジ加工ダイ21を動かして戻すように、好ましくは張力を加える。これは、フランジ加工ダイドライブ22が好ましくは空気的に(圧縮空気により)駆動される場合、特に有利である。プレスふいご60が、各フランジ加工ダイドライブ22が張力を加えられた後に解放されるのみの場合は、フランジ加工ダイ21を、フランジ加工ベッド11から横断方向Qに、より素早く離すことができる。フランジ加工ダイドライブ22は、当接部101および103の傾斜当接エリアを介してバイアスされており、これにより、フランジ加工ベッド11のリターンストローク動作が開始される前にいかなる横断動作も許可しない。これに対し、フランジ加工ダイ21の展開は、フランジ加工ダイ21が対応するインパクト負荷で急激に動くことができないように、傾斜当接エリアにより制御されている。フランジ加工ダイ21はよって、フランジ加工ベッド11およびフランジ加工ダイ21が互いに対して図36(f)に示す位置をとるまで、フランジ加工ベッド11から離れるように、制御されて横断方向Qに後退する。
図36(g)に示す最終フランジ加工前の中間工程において、フランジ加工ベッド11は、この例では追加ドライブ69の手段によって中間位置からそのベース位置に戻る。
フランジ加工ベッド11がまだベース位置にある時、フランジ加工ダイ21は、フランジ加工エリア21bが、すでに部分的に折りたたまれたフランジCに対向に位置するように、最終フランジ加工のためにプレス方向Fに再度前進する。図36(h)は、この相対的位置にあるフランジ加工ベッド11とフランジ加工ダイ21を示す。この状態から、再度プレスふいご60に圧力流体を充填することにより、最終フランジ加工ストロークが直接次の工程で行われる。プレスふいご60の軸方向の伸長は、圧力の充填に関連しており、フランジ加工ベッド11を、プレス方向Fに、図36(i)でとられる位置に押す。このフランジ加工ストロークは、好ましくはプレスふいご60のみによって発生される。このストローク動作中、当接部102および104は、互いにプレス方向Fに当接し、これによって、最終フランジ加工ストロークを決める。フランジCがそして完全に折りたたまれる。
最終フランジ加工の後、プレスふいご60は好ましくは通気により圧力から解放され、この構造が特にベアリング構造10とフランジ加工ベッド11とに置かれていることから、重力を使用して圧力流体流出口を開けることによりこれも非常に容易に達成できる。フランジ加工ベッド11が下降された後、フランジ加工ダイ21は、フランジ加工ベッド11から横断方向Qに離れ、ベース位置に戻る。図36(k)に示す通り、フランジ加工プレス機は再度ベース位置の体勢をとる。最終フランジ加工されたコンポーネントBは、取り出されて、次のコンポーネントBがサプレッサ3によって挿入される。
図37〜39は、フランジ加工プレス機から分離されたプレスふいご60を示す。プレスふいご60は、ディスクあるいはプレートの形状とされており、円形を示す。円形の断面は、製造が容易という点で、特に得策である。搭載構造62は、プレス加工軸線Fを周る方向において密に間隔をおいた接続要素64の手段(たとえばねじ込みボルトとして実現される。)によって、フレキシブルふいご壁61に接続されている。プレスふいご60はたとえば、一方の搭載構造62により枠組みプレート100に取り付けることができ、軸方向において反対側の搭載構造62により、ベアリング構造10に取り付けることができる。
図38は、搭載構造62の1つを取り除いて、プレスふいご60の内部を示す。搭載構造62の1つにおいて、好ましくは、枠組み13に接合された1つにおいて、圧力流体のための流入口65および流出口66が設けられており、これらはそれぞれ、好ましくは、搭載構造62のパッセージとして形成されているが、これはほんの一例である。スペーサ67も、搭載構造62の1つから他方の搭載構造62に向けて突出しており、流出口66が開かれた時に、プレスふいご60の軸方向の圧縮を決める。
図39は、プレス加工軸線Fを環状に囲むプレスふいご60のふいご壁61、そして接続リング63を示す。接続リング63は、ふいご壁61の軸方向に向かう端面に配置されており、たとえば、ふいご壁61を加硫することにより、あるいは、好ましくはエラストマーのふいご壁材料を接続リング63の接続構造の中または周りに樹脂成型することにより、ふいご壁61に固定的に流体シールで接合されている。接続リング63は、特に取付けられた時に事実上変形しないねじり抵抗リング構造であり、ふいご壁61と搭載構造62の間に、あるいはふいご壁61と軸方向に互いに対して動かされる構造の間に、固定的に流体的に密閉された連結を可能にする(第4実施形態の例においては、枠組みプレート100とベアリング構造10)。この目的において、周方向に互いに密な間隔の十分な数の接続要素64(たとえばねじ込みボルト)が、接続リング63から軸方向に突出し、取付けられた時に、各構造の対応する穴中に突出する。
プレスふいご60は、一方の搭載構造62の位置決め要素68によって枠組み13に対して位置決めされ、他方の搭載構造62の位置決め要素68によってベアリング構造10に対して位置決めされる。位置決め要素68が、枠組み13の位置決めカウンタ要素、およびベアリング構造10の位置決めカウンタ要素と、ポジティブフィット(突部が嵌まる)のみで共働すれば、位置決めに十分である。力はめ連結を追加で設けることができるが、必要ではない。ポジティブフィットのみの位置決め係合にて、故障あるいは予防メンテナンス作業におけるプレスふいご60の交換が容易になる。これに対し、プレスふいごはまた、追加ドライブ69によって発生したベアリング構造10のストローク中に強制的に広げるために、枠組み13とベアリング構造10とに、軸方向に固定されて接続することができる。
流入口65および流出口66とは別に、プレスふいご60は自蔵である。すなわち、そのものによりプレス力を発生させるためのプレススペースを形成している。変形例において、1つあるいは両方の搭載構造62を省略でき、この場合、プレススペースはふいご壁61を構造に取り付けることによってのみ閉鎖され、たとえば枠組みプレート100あるいはベアリング構造10といった、関連するエンドに面する側を閉鎖する。これによって、各構造に、対応して閉鎖されたエリアをみなす。枠組みプレート100は、そして、たとえばプレスふいご60の領域に容易に圧力流体のための、搭載構造62の流入口65および流出口66に対応する流入口および流出口のみを有する閉鎖エリアを含むことができる。スペーサ67に対応するスペーサも、設けることができる。そのような変形例において、ふいご壁61は、図39に示す通り、たとえばベアリング構造10あるいは枠組みプレート100といった各構造に、接続リング63の1つの手段によって、固定的かつ流体密閉された状態で接合することができ、これにより変形プレスふいご60を形成する。そのような変形例において、1つあるいは両方の接続リング63は、(それぞれ)変形プレスふいご60の搭載構造を形成し、変形プレスふいご60は、これに対応してそれぞれのエンドに面する側で、プレスふいごを密閉する構造に流体シールで取り付けすることによって、完成される。
図40は、第4実施形態の例におけるフランジ加工プレス機を、フランジ加工ダイユニット2を軸方向に平面視した図を示す。平面図は、折りたたまれるコンポーネントフランジの輪郭の全体にわたって、ベアリング構造20の内周28がいかに外形に近似してフランジCの外形および/あるいはヘミング加工ベッド11のベアリングサポートを追従しているかを非常に明確に示している。内周28が示す、コンポーネントBの外側端部および/あるいはフランジ加工ベッド11のベアリングサポートから軸方向に投影した局所距離は、「d」で示す。各フランジ加工エリア21aあるいは21bの領域に作用するプレス力がベアリング構造20に伝えられる応力中心距離(lever arm)は、距離dに応じて小さい。プレスふいご60からベアリング構造20への力の流れにおいて、プレス力は主に軸方向にのみ伝達され、よって力としてのみであり、曲げモーメントを介して、取るに足らないものでしかない。フランジCと内周28との間の局所距離は、フランジCの長さにわたって、有利には、8cm未満、より好ましくは5cm未満である。内周28は、各フランジCが折りたたまれる時に、第4実施形態の例のようにフランジ加工ダイサポート29を介して、あるいはその他の実施形態の例と同様に直接に、軸方向においてフランジ加工ダイ21をサポートする。
第4実施形態の例について、第1実施形態の例との違いが説明されていなければ、サプレッサを含めフランジ加工プレス機のコンポーネントの特徴について、そしてそれらがどのようにして共働するかについて第1実施形態の例について述べた事柄が適用される。第1実施形態の例におけるフランジ加工プレス機のコンポーネント、および、第2実施形態の例におけるフランジ加工プレス機コンポーネントは、原則的には交換もでき、これに関連する適合について詳しく述べる必要はない。プレス方向を横断する方向に隣同士に配置されるフランジ加工エリア21aおよび21bを含むフランジ加工ダイ21は、たとえば第4実施形態の例においても順に重ねて配置されるフランジ加工ダイ21の代わりに使用できる。このような変形例においては、たとえば追加ドライブ69を省略することができる。また、第4実施形態の例に基づき順に重ねて配置されるフランジ加工ダイ21は、第1実施形態の例におけるフランジ加工ダイの代わりに使用することができる。第4実施形態の例におけるその他の変形例において、プレスふいご60は、プレス方向Fにおいて、全ての動作を発生でき、すなわち、追加ドライブ69を省略できる。プレスふいご60は、短い軸方向のストロークのみのために構成されている場合に、有利である。
枠組み13への固定された連結がリリースされると、フランジ加工ダイユニット2は、たとえば天井クレーンといった引き上げデバイスの手段によって、枠組み13から引き上げ、ターンし、ターンしたら、再度枠組み13(実施形態の例においては、枠組み13の柱)に置かれることができる。これによってあらゆる仕上げ、あるいは必要となることがある、たとえば磨き、あるいはリグラインドといった、ひき続いてのフランジ加工ダイ21の再加工を容易にする。さらなる発展型において、フランジ加工プレス機は、引き上げ機構を含むことができ、この手段によって、フランジ加工ダイユニット2をプレス方向Fにフランジ加工ベッド11から離すことができる。これにより、(一度離されたら)このような仕上げあるいはフランジ加工プレス機のフランジ加工ダイユニット2あるいは別のコンポーネントに対するその他の作業のための、引き続いてのフランジ加工ダイ21の再加工のために十分なフリースペースを得る。この手段によって、フランジ加工ダイユニット2をプレス方向Fにフランジ加工ベッド11から離すことができる。第4実施形態の例にように、外部サポート柱を含む実施形態では、これらのサポート柱は、軸方向に入れ子にされることができ、対応するドライブによって進退できる。ドライブは、電気的、空気的、あるいは水圧的(油圧的)に駆動できる。第4実施形態の例のように、プレス方向Fが垂直である場合、フランジ加工ダイ21は、フランジ加工ダイユニット2が伸長された時に、たとえば「下から」プロセスできる。その他の実施形態の例と同様に、プレス方向が水平であれば、側方から作業が可能である。
図41は、第5実施形態におけるフランジ加工プレス機の構成要素を、透視図にて示す。第5実施形態におけるフランジ加工プレス機は、第4実施形態におけるフランジ加工プレス機をさらに発展させたものである。機能的に同じ構成要素は、第4実施形態と同様、同じ参照符号で示す。そうでないという記載がなければ、第5実施形態におけるフランジ加工プレス機は、第4実施形態におけるものに対応し、第4実施形態における説明が、説明されていない第5実施形態における全ての態様について、ここに組み込まれる。
第4実施形態におけるフランジ加工プレス機について、第5実施形態におけるフランジ加工プレス機は、ベース構造1に対して、そしてフランジ加工ダイユニット2に対して移動可能であるストロークベアリング構造110を追加で含み、ベアリング構造20のみが示されている。ストロークベアリング構造110は、軸方向の移動可能に、ベース構造1(たとえば枠組みベアリング構造100)にサポートされる。この例においては、プレスふいご60は、第4実施形態で枠組みプレートとして形成された枠組みベアリング構造100と、ベアリング構造10との間に配置される。プレスふいご60は、プレス方向Fに対応する方向である軸方向において、ベアリング構造10およびストロークベアリング構造110の間に配置される。プレスふいご60の伸長は、これに対応してストロークベアリング構造110とベアリング構造10の間の軸方向の距離を増加させる。実施形態の例において、プレスふいご60は、直接的にストロークベアリング構造110の軸方向一方側に取り付けられ、直接的にベアリング構造10の軸方向反対側に取り付けられるのが好ましいが、これはほんの例示である。
ストロークベアリング構造110は、プレートの形状とされるのが好ましいが、これは単に例示である。ストロークベアリング構造110は、第4実施形態にて説明された全てあるいは少なくともいくつかの中間ストロークを行う。中間ストロークについては、上述の説明、特に図36に基づいて説明されたフランジ加工順序を参照のこと。第4実施形態において、プレスふいご60の軸方向の高さ、そしてこれによって内部スペースの容積は、フランジ加工ベッド11およびフランジ加工ダイ21が軸方向に互いに対して行う全てのストローク動作中に変更される。第4および第5実施形態の例において、これらには中間ストロークおよび実際のフランジ加工ストロークが含まれ、すなわち、プレフランジ加工ストロークと最終フランジ加工ストロークが含まれる。プレスふいご60はよって、第4実施形態の例において、中間ストロークおよび実際のフランジ加工ストロークの長さの合計に比例して少なくとも一度は伸長する。プレスふいご60の内部スペース中の使用圧力の圧力流体の量は、そのサイズに対応する。第5実施形態におけるプレスふいご60は、ストロークベアリング構造110に動作に基づいてもはや伸長しないことから、中間ストロークを行うとき、圧力流体量のスループットは減少する。
ストロークベアリング構造110は、追加ドライブ69の手段によって軸方向に動く(実施形態の例において、水平配置に基づき持ち上げられる)。リターンストロークは、発生させるか、重力によりアシストされることができる。好ましくは、追加ドライブ69の複数の駆動ユニットが、第4実施形態の例にあるように、電気的、水圧的(油圧的)あるいは特に空気的な駆動ユニットである。
追加ドライブ69をアシストするために、第5実施形態におけるフランジ加工プレス機もまた、サポートデバイスを含む。サポートデバイスは、複数のサポートドライブ111およびこれらに結合されたサポート体112を含む。サポートドライブ111は、ストロークベアリング構造110が中間ストロークを行った時に、サポート体112をストロークベアリング構造110の下に移動させる。サポートドライブ111は、延びた時にストロークベアリング構造110を機械的にサポートする。これにより追加ドライブ69が、重量とプレスふいご60により適用されるプレス力から解放される。そうでなければ、追加ドライブ69は、十分に強度のある寸法とされるか、あるいは好ましい空気的な実施形態では、機械的にブロックおよび/あるいは内部でラッチをかける必要がある。
図42は、互いに対するベース位置(図41に示す)において、フランジ加工プレス機から分離されたストロークベアリング構造110、サポートドライブ111、および、サポート体112を示す。プレスふいご60を取り付けるための、取り付け要素(この例においては、内部スレッドに応じたブラインドボアあるいはトランジットボア)も示されている。プレスふいご60は、特に、その他の実施形態で説明された通りに、たとえば、図37〜39に示すように、形成することができる。ストロークベアリング構造110は、対応して圧力流体のための流入口65および流出口66を含む。
図41に示す第5実施形態の例におけるフランジ加工プレス機の構成要素を、図43に、側面図で、そして図44に、図43の切断面線A―Aにおける断面図で示す。示されているようなフランジ加工プレス機は、ベース状態となっている。ベアリング構造10およびストロークベアリング構造110はそれぞれ、ベース位置をとっている。プレスふいご60は、圧力から解放されている。図36に示すような順番で上述の中間ストロークを行うには、追加ドライブ69がストロークベアリング構造110そしてこれと共にプレスふいご60を動かし、ベアリング構造10をたとえば第4実施形態の例(図26〜40)におけるフランジ加工ベッド11と共に、フランジ加工ダイユニット2に向けて動かすが、ベアリング構造20のみが示されている。
図45は、共通の中間ストロークを実行した後の、ストロークベアリング構造110、プレスふいご60、そしてベアリング構造10を示す。サポート体112は、すでにサポートドライブ111によってストロークベアリング構造110の下に移動されており、追加ドライブ69を解放するために、枠組みベアリング構造100上のストロークベアリング構造110をサポートする。
図46は、フランジ加工ストロークを実行した後のフランジ加工プレス機を示す(実施形態の例においては、プレフランジ加工ストローク)。フランジ加工ストロークを実行するには、プレスふいご60が軸方向に伸長するように、プレスふいご60に圧力流体が充填される。伸長している間、プレスふいご60は、ストロークベアリング構造110に一方側がサポートされ、ストロークベアリング構造110およびサポート体112を通じてベース構造1にサポートされる。プレスふいご60の伸長はよって、フランジ加工ダイユニット2に対してフランジ加工ベッド11(図示しない)と共にベアリング構造10のストローク動作を発生させ、すでに述べられた通り、例示としてベアリング構造20のみが示されている。フランジ加工ストローク(この場合はプレフランジ加工ストローク)が行われたら、ストロークベアリング構造110が重力によって、あるいはリターンストロークを便宜的に制動する追加ドライブ69によってベース位置に戻れるように、サポート体112がストロークベアリング構造110の領域から退避する。プレスふいご60は圧力から解放され、フランジ加工ダイが戻る。
図47においては、プレスふいご60に圧力流体が再度すでに充填されている。関連するフランジ加工ストローク(この例においては、最終フランジ加工ストローク)がすでに行われている。これは図36(i)に示される状態に対応する。第5実施形態の例におけるフランジ加工プレス機は、第4実施形態の例におけるフランジ加工プレス機と同じ一連のフランジ加工動作を行うことができるため、図36についての説明を参照のこと。第4実施形態の例とは異なり、しかし、中間ストロークがストロークベアリング構造110およびプレスふいご60により一体的に行われ、プレスふいご60はこれに対応して、全体として軸方向に移動するため、プレスふいご60は第4実施形態の例でのように遠くまで軸方向に伸長する必要がなく、好ましくは、広げられることがない。
第4実施形態の例においては、ストロークベアリング構造110が中間ストロークを発生させる。中間ストロークが必要ではないため、フランジ加工ベッド11のストローク動作を、ストロークベアリング構造110およびプレスふいご60共通のストローク動作とプレスふいご60の広げる動作に分割することもまた実施形態において有利である。実際のフランジ加工ストロークも、圧力流体の出力および/あるいは消費を減少するために原則的には同じように分割できる。多数のストローク動作を行う一連の生産において、このような節約は有意義である。
圧力流体の量はさらに、あるいは代わりに、減少することもでき、プレスふいご60の内部スペースに配置できる1つあるいはそれ以上のフィラー体の援助をもって、減少することができる。図44〜47に、第5実施形態の例を基にこれを示す。比較的大きいフィラー体109がプレスふいご60の内部スペースに配置され、プレス作動中のプレスふいご60の最大伸長状態に対してプレスふいご60の内部スペースの容積の50%が充填される。圧力流体の消費は、フィラー体109(あるいは適用に応じて複数)の比例容量に応じて減少することができる。フィラー体109は、また、プレスふいご60が圧力から解放された時の、スペーサ機能も果たすことができる。これは図44および45に示されている。
第4実施形態の例とは異なり、第5実施形態の例のガイド要素15は、中空の構造として実現される枠組み13の柱中に配置されている。これにてプレス方向Fを横断する方向のスペース設計、そして設置エリアを節約できる。枠組み13の柱はまた、ベアリング構造10あるいはストロークベアリング構造110も軸方向にガイドする。軸方向へのサポートは、好ましくは枠組みベアリング構造100に提供されるが、枠組み13の柱にも、この代わりに、あるいは追加として提供できる。
テンシング要素も、変更され、サプレッサのテンシングカウンタ要素との係合のための回転動作も、もはや必要がない。116で示されるテンシング要素は、その代わりに、プレス方向Fを円周方向に横断する方向に延び、サプレッサのテンシングカウンタ要素が入ることができる凹部あるいはパッセージとして形成される。サプレッサは、これまでに説明されたサプレッサから、この点においてのみ変更されている。
第5実施形態におけるフランジ加工プレス機は、それ以外は、特に、図示されていないフランジ加工プレス機の構成要素について、第4実施形態におけるものに対応する。
1 ベース構造
2 フランジ加工ダイユニット
3 サプレッサ
4 フランジ加工ダイユニット
5 サプレッサ
6 枠組み
7 サポート構造
8 ベース構造
9 回動ドライブ
10 ベアリング構造
10a エクステンション
11 フランジ加工ベッド
12 フランジ加工ベッド
13 枠組み
13a ガイドカウンタ要素
14 プレスドライブ
15 ガイド要素
16 テンシング要素
17 テンシングドライブ
18 補強材
19 回転ガイド要素
20 ベアリング構造
20a パッセージ
21 フランジ加工ダイ
21a フランジ加工エリア
21b フランジ加工エリア
22 フランジ加工ダイドライブ
23 サポート
24 駆動フランジ
25 ガイドカウンタ要素
26 ガイド
27 当接エリア
28 内周
29 フランジ加工ダイサポート
30 ベアリング構造
31 押さえつけ端部
32 突出領域
33 後退領域
34 取り付けデバイス
35 ガイドカウンタ要素
36 テンシングカウンタ要素
37 傾斜領域
40 ベアリング構造
41 フランジ加工ダイ
42 フランジ加工ダイドライブ
44 駆動フランジ
45 ガイドカウンタ要素
50 ベアリング構造
51 押さえつけ端部
55 ガイドカウンタ要素
60 ふいご
61 ふいご壁
62 搭載構造
63 接続リング、搭載構造
64 接続要素
65 流入口
66 流出口
67 スペーサ
68 位置決め要素
69 追加ドライブ
70 追加のフランジ加工デバイス
71 フランジ加工スライダ
72 スライダドライブ
100 枠組みベアリング構造、枠組みプレート
101 当接部
102 当接部
103 カウンタ当接部
104 カウンタ当接部
105 ガイド
106 ばね
109 フィラー体
110 ストロークベアリング構造
111 サポートドライブ
112 サポート体
116 テンシング要素
B コンポーネント
C フランジ
側端部フランジ
下端部フランジ
側端部フランジ
F プレス方向、プレス加工軸線
Q 横断方向
S 回動軸

Claims (51)

  1. 好ましくは車両パーツであるコンポーネントのフランジを折りたたむためのフランジ加工プレス機であって、前記フランジ加工プレス機は静止状態で配置され、少なくとも、
    (a)フランジ(C)を折りたたむために、その上において、コンポーネント(B)がプレス方向(F)においてプレスされることができるように、フランジングベッド(11)を備えるベース構造(1)と、
    (b)前記フランジ(C)を折りたたむためのフランジ加工ダイ(21)を装備する、フランジ加工ダイユニット(2)と、
    (c)折りたたむことを目的として、前記コンポーネント(B)に作用するプレス力を発生させるためのプレスドライブ(60)と、を含み
    (d)前記フランジ加工ダイ(21)および前記フランジ加工ベッド(11)は、プレス力を働かせるために、前記プレスドライブ(14、60)の手段によって前記プレス方向(F)に互いに対して移動可能であり、
    (e)前記プレスドライブ(60)は、好ましくは加圧ガスである圧力流体で充填されることができるふいご(60)であって、圧力が加えられた時に前記フランジ加工ダイユニット(2)あるいは前記フランジ加工ベッド(11)に前記プレス方向(F)に作用し、これにより少なくとも幾分かのプレス力を発生するふいご(60)を含み、
    (f)前記プレスふいご(60)は、前記プレス方向(F)を横断する方向に延び、圧力流体で充填されることができる、ふいごエリア(62)を含むことを特徴とする、フランジ加工プレス機。
  2. 前記ふいごエリア(62)は、前記プレスふいご(60)が加圧空気を20バール以下、好ましくは6バール以下の圧力で届ける加圧空気源に接続された時にフランジ加工に必要なプレス力が前記プレスふいご(60)を通じて加えられることができるように、十分に広いこと特徴とする、請求項1に記載のフランジ加工プレス機。
  3. 前記プレスふいご(60)は、
    前記フランジ加工ダイユニット(2)から離れる方に向かう前記フランジ加工ベッド(11)の裏側、あるいは、
    前記フランジ加工ベッド(11)から離れる方に向かう前記フランジ加工ダイユニット(2)の裏側に配置されることを特徴とする、請求項1あるいは2のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機であって、以下の特徴のうち少なくとも1つを有するフランジ加工プレス機:
    (i)前記プレスふいご(60)は、前記フランジ加工ベッド(11)あるいは前記フランジ加工ダイユニット(2)に、前記プレス方向(F)に直接作用する、
    (ii)前記プレスふいご(60)は、前記プレス方向(F)および反プレス方向に移動可能であるように前記フランジ加工ベッド(11)、あるいは、前記ベース構造(1)の前記枠組み(13)上の前記フランジ加工ダイユニット(2)のいずれかを支持する。
  5. 前記ベース構造(1)は、前記枠組み(13)および前記枠組み(13)に対し前記プレス方向(F)に移動可能であるベアリング構造(10)を含み、
    前記フランジ加工ベッド(11)は、前記ベアリング構造(10)の、前記フランジ加工ダイユニット(2)に向かう前側に配置され、
    前記プレスふいご(60)は、前記ベアリング構造(10)の、前記フランジ加工ダイユニット(2)から離れる方に向かう裏側に配置されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機。
  6. 前記プレスふいご(60)は、フレキシブルふいご壁(61)、第1ふいご搭載構造(62、63)、および第2ふいご搭載構造(62、63)を含み、これらのうちの1つは、圧力流体が充填されることができる前記ふいごエリア(62)を形成可能であり、
    前記フレキシブルふいご壁(61)は、プレス加工軸線(F)を囲み、
    前記第1ふいご搭載構造(62、63)は、前記フレキシブルふいご壁(61)の一方のエンドに面する側に配置され、前記第2ふいご搭載構造(62、63)は、前記フレキシブルふいご壁(61)の他方のエンドに面する側に配置され、
    前記ふいご搭載構造(62、63)は、それぞれ、好ましくは流体シールにて、前記フレキシブルふいご壁(61)に固定されて接続されることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機。
  7. 少なくとも前記ふいご搭載構造(62、63)のうちの1つが、各前記ふいご搭載構造(62、63)をエンドに面する視点で見た時に、前記プレス加工軸線(F)の周りを円周方向に、外周に沿ってのみ、あるいは薄片の形式で、ふいご壁(61)のエンドに面する側端部の輪郭に追従し、少なくとも1つ(62)の前記ふいご搭載構造(62、63)が、好ましくは一方のエンドに面する側で流体シールにて前記プレスふいご(60)を閉鎖していることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のフランジ加工プレス機。
  8. 前記フレキシブルふいご壁(61)は少なくとも前記プレスふいご(60)が圧力が加えられた時にリングを形成し、リングは特に、円形リング、あるいはより詳細には、前記コンポーネント(B)の平面視において非円形に延長する前記フランジ(C)の輪郭に適合する円形リングとすることができることを特徴とする、請求項6あるいは7のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機。
  9. 前記ベース構造(1)および前記フランジ加工ダイユニット(2)に対し前記プレス方向(F)および反プレス方向に移動可能であるストロークベアリング構造(110)をさらに含み、
    前記プレスふいご(60)は、前記ストロークベアリング構造(110)および前記プレスふいご(60)が一体的に前記ベース構造(1)および前記フランジ加工ダイユニット(2)に対して移動することによって前記プレスふいご(60)の伸長ストロークを短くできるように、間接的あるいは好ましくは直接的に前記ストロークベアリング構造(110)に支持され、かつ、前記ストロークベアリング構造(110)と共に移動可能であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機。
  10. 1つあるいはそれ以上のフィラー体(109)が圧力流体が充填されることができる前記プレスふいご(60)の内部スペースに配置されており、少なくとも1つの前記フィラー体(109)は、その他の点では同等のフィラー体無しの内部スペースに比較して、前記フランジ加工プレス機が作動中に必要な圧力流体の量を減少するために、最大に伸長された前記プレスふいご(60)に対し少なくとも20%以上、好ましくは少なくとも30%以上、さらにより好ましくは少なくとも40%以上内部スペースの容積を減少することを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機。
  11. 請求項6〜8のいずれか1つの第1ふいご搭載構造(62、63)は、前記枠組み(13)あるいは請求項9または10の前記ストロークベアリング構造(110)に取り付けられ、
    前記フランジ加工ベッド(11)あるいは前記フランジ加工ダイユニット(2)のいずれかは、前記第2ふいご搭載構造(62、63)により支持されることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機であって、
    別のプレスふいご(60)をさらに含み、
    少なくとも前記2つのプレスふいご(60)が前記プレス方向(F)に重ねて配置されるか、あるいは隣同士に配置され、好ましくは以下の特徴が少なくとも1つ含まれる、
    (i)前記プレスふいご(60)は、互いに独立して、同じあるいは異なる圧力流体を装填され、あるいは圧力から解放される、
    (ii)前記プレスふいご(60)は、同じ前記プレス方向(F)において軸方向に延びるか、あるいは互いに反対の前記プレス方向(F)において軸方向に延びるように配置される。
  13. 追加ドライブ(69)、好ましくは空気的追加ドライブが、前記プレスふいご(60)に加えて設けられ、
    前記追加ドライブ(69)は、前記フランジ加工ベッド(11)に結合されて前記フランジ加工ベッド(11)を前記プレス方向(F)あるいは反プレス方向に移動可能であるか、前記フランジ加工ダイユニット(2)に結合されて前記フランジ加工ダイユニット(2)をプレス方向(F)あるいは反プレス方向に移動可能であるかのいずれか1つであることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機。
  14. 前記フランジ加工ベッド(11)あるいは前記フランジ加工ダイユニット(2)は、前記プレスふいご(60)上に配置され、前記フランジ(C)を折りたたむために前記プレスふいご(60)の手段によって持ち上げられることができ、
    前記プレスふいご(60)は、前記フランジ加工ベッド(11)あるいは前記フランジ加工ダイユニット(2)を再度下降するために、重力によって、あるいは前記追加ドライブ(69)の手段によって圧力から解放されることができることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機。
  15. 前記フランジ加工ダイユニット(2)は、前記フランジ加工ベッド(11)から離れる方向に向かう前記フランジ加工ダイユニット(2)の裏側から、前記コンポーネント(B)を前記フランジ加工ベッド(11)に挿入できるパッセージ(20a)を含み、
    前記フランジ加工ダイ(21)は、前記パッセージ(20a)を部分的にあるいは360°にわたって完全に囲む前記フランジ加工ダイユニット(2)の内周(28)に配置され、
    複数の前記フランジ加工ダイ(21)は、好ましくは内周(28)に沿って隣同士に配置でき、
    前記フランジ加工ダイユニット(2)は、前記パッセージ(20a)を少なくとも部分的に、フレームのように囲む、好ましくはフレーム状のベアリング構造(20)を含むことを特徴とする、請求項1〜14のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機。
  16. 前記内周(28)は、前記フランジ(C)の外形に近似するように外形に追従し、前記フランジ加工ベッド(11)を軸方向に投影すると、前記フランジ(C)の全長にわたって、前記フランジ(C)の外形からの距離(d)が8cm以下、好ましくは、6cm以下であることを特徴とする、請求項15に記載のフランジ加工プレス機。
  17. 前記フランジ加工ダイ(21)は前記フランジ加工ダイユニット(2)に対しプレス方向(F)を横断する方向に移動可能であり、
    フランジ加工ダイドライブ(22)は、前記フランジ加工ダイ(21)を、前記プレス方向(F)を横断する方向に動かすために、前記フランジ加工ダイ(21)に結合されており、好ましくは前記フランジ加工ダイユニット(2)に配置されていることを特徴とする、請求項1〜16のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機。
  18. 前記フランジ加工ダイユニット(2)は、部分的にあるいは好ましくは完全に360°にわたって前記プレス加工軸線(F)の円周の周りに延長する前記内周(28)を示す前記ベアリング構造(20)と、前記フランジ(C)を折りたたむための複数の前記フランジ加工ダイ(21)とを含み、
    複数の前記フランジ加工ダイ(21)は、前記プレス方向(F)において前記ベアリング構造(20)に支持され、前記内周(28)に沿って隣同士に配置され、前記ベアリング構造(20)に対し、前記プレス方向(F)を横断する方向と前記内周(28)を横断する方向とに、好ましくは異なる横断方向(Q)に、移動可能であることを特徴とする、請求項1〜17のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機。
  19. 前記フランジ加工ダイ(21)はそれぞれ、前記フランジ(C)が折りたたまれている時に前記フランジ(C)にプレス力を働かせ、前記プレス方向(F)において前記ベアリング構造(20)の前記内周(28)に支持され、
    各前記フランジ加工ダイ(21)のプレス力と前記内周(28)との間の距離は、そしてこれによって前記フランジ加工ダイ(21)ごとの各有効応力中心距離は、前記横断方向(Q)に計測された、8cm以下、好ましくは、5cm以下の長さを有することを特徴とする、請求項18に記載のフランジ加工プレス機。
  20. 前記フランジ加工ベッド(11)は、第1当接部(101、102)に対して、プレス方向(F)および反プレス方向に移動しないように接続され、
    前記フランジ加工ダイ(21)は、第2当接部(103、104)に対して、プレス方向(F)および反プレス方向に移動しないように接続され、
    前記フランジ加工ベッド(11)あるいは前記フランジ加工ダイ(21)は、前記当接部(101、102、103、104)が前記フランジ(C)を折りたたむために互いに当接するまで、前記ベース構造(1)の前記枠組み(13)に対して、前記プレス方向(F)に移動可能であることを特徴とする、請求項1〜19のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機。
  21. 前記当接部(101、103)のうちの少なくとも1つ、好ましくは前記第2当接部(103)は、前記フランジ加工ダイ(21)と共に、プレス方向(F)を横断する方向および前記フランジ(C)を横断する方向を指す横断方向(Q)に移動可能であり、
    前記当接部(101、103)のうちの少なくとも1つは、プレス方向(F)および横断方向(Q)に対して傾く当接エリアを含み、横断方向に移動可能な前記当接部(103)は、当接を解消するように、そしてあらたな横断位置につくように、横断方向(Q)に移動されることができることを特徴とする、請求項20に記載のフランジ加工プレス機。
  22. 横断方向に移動可能な前記当接部(103)は、あらたな横断位置において、、前記フランジ加工ベッド(11)あるいは前記フランジ加工ダイ(21)が、前記当接部(101、103)による別の当接をもたらせるまで、さらに前記プレス方向(F)に移動されることができるように、前記プレス方向(F)における軸方向に距離をもって、別の当接部(101)に対向することを特徴とする、請求項21に記載のフランジ加工プレス機。
  23. 前記第1当接部(102)は、前記フランジ加工ベッド(11)に対し、ばねデバイス(106)の復元力に反して、前記プレス方向(F)を横断する方向および前記フランジ(C)を横断する方向を指す横断方向(Q)に移動可能であるか、あるいは、
    前記第2当接部(104)は、前記フランジ加工ダイ(21)に対し、前記ばねデバイス(106)の復元力に反して、前記プレス方向(F)を横断する方向および前記フランジ(C)を横断する方向を指す横断方向(Q)に移動可能であることを特徴とする、請求項21〜23のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機。
  24. 前記フランジ加工ダイ(21)が、プレフランジ加工のための第1フランジ加工エリア(21a)および好ましくは最終フランジ加工のための第2フランジ加工エリア(21b)、を含むか、あるいは、前記第1フランジ加工エリア(21a)を含むフランジ加工ダイ(21)および前記第2フランジ加工エリア(21b)を含む別のフランジ加工ダイ(21)が、フランジ加工ダイサポート(29)に配置されており、
    前記フランジ加工エリア(21a、21b)は、前記プレス方向(F)を横断する方向および前記フランジ(C)を横断する方向を指す横断方向(Q)において、隣同士に、あるいは前記プレス方向(F)に順に重ねて配置されることを特徴とする、請求項1〜23のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機。
  25. 前記フランジ加工プレス機は、フランジ加工スライダ(71)を含み、
    フランジ加工スライダ(71)は、前記コンポーネント(B)のスロットに前記フランジ(C)を折りたたむことができるように、ヘミング加工ベッド(11)とオーバーラップして前記プレス方向(F)を横断する方向に移動されることができることを特徴とする、請求項1〜24のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機。
  26. 前記フランジ加工プレス機は、コンポーネント吸引体を含み、この手段によって、前記コンポーネント(B)が、吸引力によって前記フランジ加工ベッド(11)での位置を保持し、
    コンポーネント吸引体は、側壁構造により側面を定義される吸込室を、前記フランジ加工ベッド(11)が配置されているか形成されているエンドに面する側の上、かつ、前記コンポーネント(B)により定義されているエンドに面する側の上に、含むことを特徴とする、請求項1〜25のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機。
  27. 請求項26に記載のフランジ加工プレス機であって、
    前記吸込室は、前記コンポーネント(B)に軸方向に対向するエンドに面する側のエンドに面する壁構造により定義され、エンドに面する壁構造あるいは側壁構造の、少なくとも1つのパーフォレーションを通じて部分真空とされることができ、
    エンドに面する壁構造は、前記吸込室の容量を減少させるために、前記吸込室を定義する前記コンポーネント(B)のエンドに面する側の表面に適合するように形成されている。
  28. 請求項1〜27のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機であって、
    前記プレス方向(F)に延長するガイド要素(15)は、前記ベース構造(1)に設けられ、
    前記プレス方向(F)に延長するガイドカウンタ要素(25)は、前記フランジ加工ダイユニット(2)に設けられ、
    前記ベース構造(1)および前記フランジ加工ダイユニット(2)は、互いに対して前記プレス方向(F)に、好ましくは直線的に、前記ガイド要素(15)と前記ガイドカウンタ要素(25)の間でのガイド係合の手段によって、ガイドされる。
  29. 請求項1〜28のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機であって、
    前記ベース構造(1)が、
    前記プレス方向(F)に延びる前記ガイド要素(15)と、
    前記プレス方向(F)に移動されることができ、前記プレス方向(F)において前記フランジ加工ベッド(11)が支持され、好ましくは取り付けられ、あるいは直接形成された
    前記ベアリング構造(10)とを含み、
    前記ガイド要素(15)が、前記ベアリング構造(10)に対して前記プレス方向(F)に動かないように接続されており、前記枠組み(13)のガイドカウンタ要素(13a)にガイド係合して前記ベース構造(1)の前記枠組み(13)に対して軸方向にガイドされる。
  30. 請求項1〜29のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機であって、
    フランジ加工中に前記コンポーネント(B)を押さえつけるサプレッサ(3)が設けられ、
    前記ベース構造(1)あるいは前記フランジ加工ダイユニット(2)が、第1テンシング要素(16、116)を含み、
    前記サプレッサ(3)が、テンシング係合で前記コンポーネント(B)を押さえつけるために前記サプレッサ(3)に、前記プレス方向(F)に前記フランジ加工ベッド(11)に対して張力を加えるための、互いにテンシング係合をもたらすことができる第2テンシング要素(36)を含む。
  31. 請求項30に記載のフランジ加工プレス機であって、
    前記テンシング要素は、第1カップリング構造および第2カップリング構造を含むテンシングカップリングの構成要素であり、
    前記第1カップリング構造は、前記プレス方向(F)に対して動かないように、前記ベース構造(1)に、好ましくは軸方向に移動可能である前記ベース構造(1)の前記枠組み(13)あるいは前記ベアリング構造(10)、あるいは前記フランジ加工ダイユニット(2)に接続されており、
    前記第2カップリング構造は、前記プレス方向(F)に対して動かないように、前記サプレッサ(3)に接続されており、
    一方の前記カップリング構造が、前記プレス方向(F)を横断する方向に往復運動ができるように、一方の前記テンシング要素を搭載し、他方の前記テンシング要素(116)が、他方の前記カップリング構造において凹部あるいはキャビティであり、
    テンシング係合を確立するために、横断方向に移動可能な前記テンシング要素が、好ましくは直線的に、前記プレス方向(F)を横断する方向に、凹部あるいはキャビティに入ることができる。
  32. 請求項31に記載のフランジ加工プレス機であって、
    一方のカップリング構造、好ましくは、横断方向に移動可能な前記テンシング要素を搭載するカップリング構造は、前記プレス方向(F)あるいは反プレス方向において他のカップリング構造が入ることができるレセプタクルを含み、
    横断方向に移動可能な前記テンシング要素および凹部あるいはキャビティとして形成された前記テンシング要素(116)が、レセプタクルの領域に位置し、
    横断方向に移動可能な前記テンシング要素が、絶えず、あるいはテンシング係合を確立するためのみに、前記プレス方向(F)を横断する方向に作用する力で負荷をかけられている。
  33. 請求項30に記載のフランジ加工プレス機であって、
    前記テンシング要素(16、36)は、ねじとナットのように共働し、
    前記テンシング要素(16、36)が回転軸の周りを互いに対して回転した時、一方の前記テンシング要素(16、36)が、回転軸を中心として、前記プレス方向(F)あるいは反プレス方向に上昇し、他方の前記テンシング要素(16、36)が、上昇エリアあるいはラインをスライドする。
  34. 請求項28〜33のいずれか一項に記載のフランジ加工プレス機であって、一方の前記テンシング要素(16)が、前記プレス方向(F)において前記ガイド要素(15)に支持されるか、前記ガイド要素(15)により直接形成される。
  35. 請求項34に記載のフランジ加工プレス機であって、
    異なる前記サプレッサ(3)に容易に適合できるように、一方の前記テンシング要素(16)が取り外し可能に、好ましくは交換可能に前記ガイド要素(15)に接続されるか、前記ガイド要素(15)に対して移動可能である。
  36. 請求項1〜35のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機であって、
    前記フランジ加工ダイ(21)は、フランジ加工中に前記コンポーネント(B)のフランジに対してプレスする、セラミック表面(21a、21b)を含み、
    前記フランジ加工ダイ(21)は、好ましくはセラミック材料からなる。
  37. 請求項1〜36のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機であって、
    前記フランジ加工ダイ(21)は、フランジ加工中に前記コンポーネント(B)のフランジに対してプレスする表面(21a、21b)に、保護セラミック層を含む。
  38. 請求項37に記載のフランジ加工プレス機であって、
    コーティングは、薄膜技術、好ましくはPVDあるいはCVD法の手段を使用して、あるいは、厚膜技術、好ましくは溶射法の手段を使用して実現されることを特徴とする。
  39. 請求項1〜38のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機であって、ヘミング加工中に前記コンポーネント(B)を押さえつけるための前記サプレッサ(3)をさらに含み、
    前記サプレッサ(3)は、
    空間的に移動可能なアクチュエータに取り付けるための取り付けデバイス(34)と、
    前記コンポーネント(B)が前記フランジ加工プレス機に移動されることができ、かつ、前記サプレッサ(3)の手段によって前記フランジ加工ベッド(11)に位置させることができるように、前記コンポーネント(B)を保持するための保持デバイスを含む。
  40. 前記ベース構造(1)あるいは前記フランジ加工ダイユニット(2)は、前記ガイド要素(15)を含み、
    前記サプレッサ(3)は、前記コンポーネント(B)を挿入している間、前記ガイド要素(15)と前記サプレッサ(3)のガイドカウンタ要素(35)との間のガイド係合の手段によって、前記サプレッサ(3)を前記フランジ加工ベッド(11)に対して好ましくは、前記プレス方向(F)にガイドするガイドカウンタ要素(35)を含み、
    前記サプレッサ(3)のための前記ガイド要素(15)は、好ましくは、請求項28の、前記フランジ加工ダイユニット(2)のためのガイド要素(15)でもあることを特徴とする、請求項39に記載のフランジ加工プレス機。
  41. 請求項1〜40のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機であって
    −前記サプレッサ(3)は、好ましくは先の2つの請求項のうちのいずれか1つの前記サプレッサ(3)であって、フランジ加工中に前記コンポーネント(B)を押さえつけるために設けられ、
    −前記サプレッサ(3)は、前記コンポーネント(B)に接触する押さえつけ端部(31)、および前記押さえつけ端部(31)を境する領域を含み、
    −前記押さえつけ端部を境する前記サプレッサ(3)の領域、および少なくとも1つの前記フランジ加工ダイ(21)は、フランジ加工中に、前記プレス方向(F)を横断するとともにフランジを横断する前記サプレッサ(3)の前記押さえつけ端部(31)とオーバーラップできるような形状とされている。
  42. 請求項41によるフランジ加工プレス機であって、少なくとも以下の特徴のうちの1つを含む、
    (i)前記押さえつけ端部(31)を境する領域において、前記サプレッサ(3)は、前記プレス方向(F)を横断する方向に突出する領域(32)、および前記プレス方向(F)を横断する方向に後退する領域(33)を含み、
    前記フランジ加工ダイ(21)は、同様に、前記プレス方向(F)を横断する方向に突出する領域および前記プレス方向(F)を横断する方向に後退する領域を含み、フランジ加工ダイ(21)および前記サプレッサ(3)は、フランジ加工中に、前記プレス方向(F)におよびフランジを横断する方向においてインターロック可能であり、
    (ii)前記サプレッサ(3)は、前記押さえつけ端部(31)を境する領域において前記フランジ加工ダイ(21)から離れるように角度を有し、
    前記フランジ加工ダイ(21)は、フランジ加工中に、その裏側で前記押さえつけ端部(31)にオーバーラップできる。
  43. 請求項1〜42のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機であって、
    前記フランジ加工ダイ(21)は、第1アングルでフランジを折りたたむための前記第1フランジ加工エリア(21a)と、別のアングルでフランジを折りたたむための前記第2フランジ加工エリア(21b)を含み、
    第1フランジ加工エリアは、前記プレス方向(F)を横断する方向において、第2フランジ加工エリアを越えて前記フランジ加工ダイ(21)の前側の自由端に向けて突出する。
  44. 請求項1〜43のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機であって、 前記ベース構造(1)および前記フランジ加工ダイユニット(2)は、少なくとも実質的に垂直に直立して設置されるか、あるいは垂直に直立して設置できるように搭載され、
    前記フランジ加工ベッド(11)は、少なくとも実質的に水平である前記プレス方向(F)を向く。
  45. 請求項44によるフランジ加工プレス機であって、少なくとも、
    前記ベース構造(1)あるいはオプションの追加ベース構造(8)に設けられ、追加コンポーネント(B)のフランジを折りたたむために、前記追加コンポーネント(B)を前記プレス方向(F)とは反対のプレス方向(−F)にプレスすることができる追加のフランジ加工ベッド(12)、および
    前記追加のフランジ加工ベッド(12)に向かい、前記追加コンポーネント(B)のフランジを折りたたむための追加のフランジ加工ダイ(41)を含む追加のフランジ加工ダイユニット(4)、をさらに含み、
    前記フランジ加工ベッド(11、12)は、前記プレス方向(F)において、前記フランジ加工ダイユニット(2、4)の間に配置され、
    前記追加のフランジ加工ダイ(41)および前記追加のフランジ加工ベッド(12)は、前記追加コンポーネント(B)にプレス力を作用させるために、プレスドライブ(14)の手段によって、互いに対して前記プレス方向(F)に移動可能である。
  46. 請求項1〜45のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機であって、
    前記フランジ加工ダイユニット(2)が、プレス方向に移動可能であるように前記ベース構造(1)に搭載されるか、前記ベース構造(1)が、前記プレス方向(F)に移動可能であるように前記フランジ加工ダイユニット(2)に搭載されるかのいずれかである。
  47. 請求項1〜46のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機であって、
    前記ベース構造(1)および前記フランジ加工ダイユニット(2)は、そしてこれによって前記フランジ加工ダイ(21)および前記フランジ加工ベッド(11)は、プレスドライブの手段によって(14)、プレス力を働かせるために、互いに対して前記プレス方向(F)に移動可能であり、
    前記フランジ加工ダイ(21)は、前記フランジ加工ダイユニット(2)に対して、前記プレス方向(F)において支持され、好ましくは前記プレス方向(F)において動かないように配置される。
  48. 請求項1〜47のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機であって、
    前記フランジ加工ベッド(11)および前記フランジ加工ダイユニット(2)が、少なくとも実質的に水平である軸を中心にして回転あるいは回動できるように、搭載される。
  49. 請求項1〜48のいずれか一項に記載のフランジ加工プレス機の手段によって、好ましくは車両パーツであるコンポーネントのフランジの折りたたみ方法であって、
    (a)前記コンポーネント(B)が、空間的に移動可能であるアクチュエータの手段によって、前記フランジ加工ベッド(11)に向けて、請求項15に記載されるパッセージ(20a)を通じて、前記フランジ加工ベッド(11)まで、好ましくは前記フランジ加工ベッド(11)に対して移動し、
    (b)前記アクチュエータあるいはテンシングデバイス(16、36、116)の手段によって、前記フランジ加工ベッド(11)に位置し、好ましくは押し込まれ、
    (c)前記フランジ(C)が、前記フランジ加工ダイユニット(2)が前記フランジ加工ダイ(21)と共に実行するプレス加工ストロークにより折りたたまれる。
  50. 請求項49に記載のフランジの折りたたみ方法であって、
    (d)請求項30〜35および39〜42のいずれか一項に記載のサプレッサ(3)が、前記パッセージ(20a)を通じて動かされて、前記フランジ加工ベッド(11)に挿入される間、アクチュエータに取り付けられ、前記コンポーネント(B)を保持し、
    (e)フランジ加工中に、前記フランジ加工ベッド(11)に前記コンポーネント(B)を押さえつける。
  51. 請求項1〜50のいずれか1項に記載のフランジ加工プレス機の手段によって好ましくは車両パーツであるコンポーネントのフランジを折りたたむ方法であって、
    (a)請求項9に記載されるように、前記プレスふいご(60)が、前記ストロークベアリング構造(110)で支持され、
    (b)前記フランジ加工ダイユニット(2)あるいは前記フランジ加工ベッド(11)のいずれかが、前記フランジ加工プレス機の前記枠組み(13)に対し、前記フランジ加工ベッド(11)に置かれている前記コンポーネント(B)の前記フランジ(C)を折りたたむためにストローク動作を行い、
    (c)ストローク動作が、前記ストロークベアリング構造(110)が前記プレスふいご(60)と共に実行するストローク、および前記プレスふいご(60)の伸長ストロークから構成される。
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