JP2015525429A5 - - Google Patents

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照明グレージング
本発明は、照明グレージング、具体的には、配向式に発光できる車両用グレージングに関する。
発光ダイオードモジュール(LEDモジュール)を単板グレージング又は合わせグレージングの端面に組み込んで、LEDの発する光が、ガラス板の縁を通じて入射し、ガラス板によって拡散素子(光取出し手段ともいう)に導光されるようにするのは既知の慣習である。
これらの照明グレージングは、周囲照明機能を有することが多い。実際、光取出し手段は、被照射板から取り出された光を、すべての方向で差異なく拡散させる。しかしながら、場合によっては、取り出した光の拡散角度を限定するのが望ましいこともあり、更には、これが必要であることもある。したがって、例えば、住宅分野において、特定の装飾要素を照明して、その要素を強調する要望が存在するとき、又は、自動車分野において、乗員に近接する車室内の領域を、別の乗員、具体的には運転者に不便をかけることなく照明する要望が存在するときである。
当然ながら、導光板から取り出された拡散光を、拡散素子に近接する被照射板の面の1つに固定した偏向器によって配向させることも考慮可能であろう。しかしながら、このような解決策は、審美的観点から不充分なことがある。このような偏向器は不透明で、グレージングから突出し、光源が消灯しているときに、グレージングの平坦性及び透明性の印象を著しく損なうことがあるからである。
本発明は、グレージングの限られた領域において、反射界面を備えるとともに、光を配向できる幾何学的パターンを含むレリーフとして、被照射板の主面のうちの1つをパターン化することによって、グレージングの中心に偏向器機能を組み込むという発想に基づいている。この領域が偏向器として効果的に機能するように、光反射の大部分は正反射でなければならない。
「反射界面」という用語は、本明細書では、
被照射板と、被照射板と接する固体媒質との界面、又は
被照射板に取り付けた平らな構造体と、この平らな構造体と接する固体媒質との界面のいずれかを指し、光が被照射板から、この取り付けられた平らな構造体まで自由に透過できるように、平らな構造体の屈折率は、被照射板の屈折率以上でなければならない。
本発明の主題は、更に詳細には、
第1の主面と第2の主面と縁とを有する、屈折率n1の第1のガラス板と、
第1の板の第2の主面と接着剤で接触している透明ポリマーフィルムであって、n1未満の屈折率n2を有する透明ポリマーフィルムと、
第1のガラス板の縁に面して配置されている光源、好ましくは発光ダイオードモジュール(LEDモジュール)と、
を備える照明グレージングであって、
第1のガラス板の第2の主面の領域が、反射レリーフを備えるか、又はn1以上の屈折率n3の平面かつ透明の平らな構造体であって、反射レリーフを備える平らな構造体で覆われていることを特徴とする照明グレージングである。
また、本発明の主題は、上記のような照明グレージングを備える車両、好ましくは原動機付き車両であって、その照明グレージングが好ましくは、車両のルーフの一部を形成する車両である。
偏向器として機能するこのレリーフ領域の範囲は、第1の板の範囲よりも著しく小さいのが好ましい。有利には、その範囲は、第1の板の範囲の30%未満、好ましくは1〜25%であり、特には1〜10%である。
本発明のグレージングは、好ましくは強化ガラスの単板グレージング、又は、積層セパレーターを介して既知の様式で互いに接着された少なくとも2枚の単板を含む合わせグレージングであることができる。したがって、好ましい実施形態では、本発明のグレージングはまた、第1の主面と第2の主面と縁とを有する第2のガラス板と、積層セパレーターとして機能するか又は第1のガラス板の第2の主面及び第2のガラス板の第1の主面と接着剤で接触している透明ポリマーフィルムとを備える。
透明ポリマーフィルムが積層セパレーターであるときには、この目的で通常用いられる材料で作ることができる。ただし、第1のガラス板の光屈折率(n1)よりも小さい光屈折率n2を有することを条件とする。完全に適する材料の例のうち、列挙できるものとしては、光屈折率が約1.48、すなわち、通常1.5前後という無機ガラスの光屈折率よりも小さい光屈折率を有するポリ(ビニルブチラール)が挙げられる。
グレージングの以下の説明において、「第1の板」という用語は常に、その縁が光源(単一又は複数)によって照射されるガラス板を指すことに留意するのが重要である。第1の板又は被照射板は、車両又は建物の内部と接している板であることが好ましい。
本発明のグレージングの2枚の板はそれぞれ、縁と2つの主面とを有する。車両の車室の内部、又は建物の内部の方を向くように意図されている面は、「第1の主面」といい、建物又は車両の車室の外部の方を向く面は、「第2の主面」という。本発明のグレージングを車両の車体にも、建物の壁にも組み込まないときには、この用語は単に、2枚の板の第1の主面が、同じように向いていることを意味する。
導入部ですでに説明したように、反射が実質的に正反射となるように、反射レリーフの粗度は低くなければならない。本発明のシステムが発する光強度の角度分布の中間高さにおける総幅が好ましくは30°〜60°となるように、反射界面のレリーフと粗度を選択する。反射レリーフの粗度が大きいほど、反射の拡散性が大きくなるので、角度分布が広くなり、反射レリーフの粗度が小さいほど、光の正反射性が大きくなるので、正反射方向の周囲で角度分布が狭くなる。
装置が発する光強度の角度分布は、当業者に周知であるとともに、例えば参考文献のInternational Lighting Commission「CIE 070−1987 The Measurement of Absolute Luminous Intensity Distributions」及び「CIE 121−1996 The Photometry and Goniophotometry of Luminaires」に説明されているゴニオフォトメトリック法によって測定できる。
光強度の角度分布の幅が、求められている値の範囲内となるように、反射レリーフの粗度の代わりに、又はこの粗度に加えて、拡散素子を第1の板の内部に、又は第1の板の第2若しくは第1の主面上に、反射レリーフを備えるテクスチャー加工領域に直近させて、配列することを考慮可能である。
この任意の拡散素子は更に、第1の板の第1の主面を通じて、この反射界面を備える領域を見ている観察者に対して、反射界面のテクスチャーを隠す審美的利点をもたらす。
反射界面の粗度とは別に、レリーフの高さ又は深さ(前記レリーフの最高点と最低点との距離に等しい)を定めることが可能である。
反射レリーフの高さは5μm〜1mm、好ましくは10μm〜500μm、特には20〜100μmである。
反射レリーフは、第1のガラス板の第2の主面の領域のレリーフであることができる。正反射を可能にするために、適切に配向されているとともに、充分に滑らかである面を有する比較的浅いレリーフを、そのガラス板の面のうちの1つの限られた領域に備えるガラス板を製造するのは容易ではない。このようなレリーフは、例えばレーザーエッチングによって作ることができるであろう。
予め形成した平らな構造体であって、上記のようなレリーフを備える平らな構造体をガラス板の面に付着させることによって、反射レリーフを作る方が大幅に容易である。このような平らな透明構造体は、プラスチック材料(有機ポリマー)、好ましくはポリ(エチレンテレフタレート)、ポリカーボネート、ポリ(メチルメタクリレート)、ポリスチレンのフィルムであってよい。レリーフによってテクスチャー加工されているこのようなポリマーフィルムは市販されており、一例として、3M社から市販されているVikuiti(登録商標)Image Directing Film IIというフィルムを挙げることができる。
第1の板の第2の主面上に、シリカ系無機コーティング又は有機−無機コーティングを既知の様式でゾルゲル法によって堆積することによって、適切なレリーフを備える平らな透明構造体を形成することも可能である。レリーフは、ゾル固化局面中に、例えば国際公開第2008/14322号パンフレットに記載されている様式で、表面にネガ型レリーフを付着させることによって、上記のようなコーティングの面上に形成できる。
光偏向器として機能できるレリーフは、反射界面でなければならない。「反射界面」は、本発明においては、可視光の少なくとも50%を反射させる界面であると理解すべきである。レリーフのこの界面は、可視光の少なくとも80%、特には少なくとも90%を反射させるのが好ましい。
界面の反射性は、例えば、反射コーティング、好ましくは金属層、とりわけ銀、銅、アルミニウム、金、ニッケル、又はクロムの層を、平らな透明構造体のレリーフ又は第2の板の面の上に堆積することによって得ることができる。
レリーフの反射性は、レリーフと接している透明ポリマーフィルムの屈折率n2が、第1のガラス板の屈折率n1又は平らな構造体の屈折率n3よりも小さいことに起因することもできる。スネルの法則(n1sinθ1=n2sinθ2)により、屈折率の異なる2つの媒質間の界面で光線が全反射される(θ2=90°)入射角θ1を計算可能になる。屈折率の差が大きいほど、θ1が小さくなる。すなわち、界面で反射させる際に、光線を低角度にする必要性が小さくなる。本発明では、屈折率n2は、第1のガラス板の屈折率n1又は平らな透明構造体の屈折率n3よりも少なくとも0.02、好ましくは少なくとも0.1小さいのが好ましい。
そして、第3の解決策は、上記の解決策と同様に、第1のガラス板の屈折率n1又は平らな透明構造体の屈折率n3よりも少なくとも0.02、好ましくは少なくとも0.1小さい屈折率n4を有する低屈折率のコーティングをレリーフ上に堆積することによって、レリーフ反射を生み出すことにある。
反射レリーフは有利には、平らな面又は局面からなる複数の幾何学的パターンを備える。このレリーフは、繰り返しの幾何学的パターン、すなわち、実質的に同じ形で実質的に互いに等間隔である幾何学的パターンを有する規則正しいレリーフであるのが好ましい。
規則正しい反射レリーフの例として、フレネルレンズ型のレリーフ、又はフレネルプリズム型のレリーフを挙げることができる。フレネルプリズム型のレリーフが特に好ましい。
フレネルプリズムは、一定の角度の小型プリズムが連続したものである。これらのプリズムは、互いに平行に、連続的に配列されている。図3Aは、7つの一直線の個別プリズムで作られた従来のフレネルプリズムの斜視図を示している。図3Bは、フレネルプリズムの興味深い変形体を示しており、レリーフの個々のプリズムがアーチ型をしている。
本発明の被照射グレージングでは、前記レリーフの個々のプリズムは、第1のガラス板の被照射縁に実質的に平行であるのが好ましい。「実質的に平行」とは、本明細書では、プリズムが一直線のときには、プリズムは、縁と10°未満の鋭角をなし、図3Bに示されているように、曲線のプリズムでは、曲線の接線はいずれも、第1の板の縁と、10°未満の鋭角をなすことを意味すると理解すべきである。
レリーフを備えるか又はレリーフを有する平らな構造体を備える領域の形は、プリズムの形とは明らかに無関係である。実際、一直線のプリズムを含む円形領域、又はその逆に、内側に曲がったプリズムで作られた矩形領域を設計することは充分に可能である。
したがって、フレネルプリズムは、傾斜面と、プリズムの底面及びグレージングの一般面に実質的に垂直な面とを交互に配列したものを備える。フレネルプリズムが偏向器として効果的に機能するように、フレネルプリズムの反射傾斜面は、図面を参照しながら以下で詳細に説明するように、光源の方を向いていなければならない。
偏向器レリーフが、第1のガラス板の第2の主面に直接位置するのではなく、この第2の主面に付着させた平らな透明構造体の上に位置するときには、光源から発せられて第1の板で導光される光が、前記平らな透明構造体に自由に入射できるようにする注意が必要である。このためには、この平らな透明構造体は、反射レリーフを備える面の反対側の面の全体が、第1の板の第2の主面と接している必要がある。接触界面は非反射性でなければならない。接触界面が、n1未満の屈折率n5を有する材料を実質的に含まず、特に空気を含まない(nair=1)ようにすることによって、この非反射性を得ることができる。
平らな透明構造体は、例えば屈折率がn1に近い透明接着剤によって接着できる。平らな透明構造体には、熱可塑性ポリマーを使用し、このポリマーを第1の板と接触させる前に、そのポリマーを少なくとも局部的に軟化点以下に加熱することも可能である。更に別の可能性は、モノマーの混合物を反応射出成形(RIM)して、その結果、熱硬化性ポリマーをin situで形成することによって、平らな透明構造体を形成することである。
したがって、本発明は、当該技術分野で従来使われてきた拡散素子の非存在下で、第1の板によって形成される導光路から光を取り出せるようにする。上記のような拡散素子の非存在は、グレージングの光出力の向上に反映される。したがって、本発明のグレージングは有利には、光拡散素子を有さない。
しかしながら、審美的理由から、第1の板の内部に、又は第1の板の第1若しくは第2の主面上に、反射レリーフを備えるテクスチャー加工領域に直近させて、拡散素子を配列することも想定可能である。明らかな理由から、この素子は、システムの発する光強度の角度分布の中間高さにおける総幅が30°〜60°となるように、ヘイズが充分に低くなければならない。
以下では、添付の図面を参照しながら、本発明について、更に詳細に説明していく。
本発明によるグレージングの第1の実施形態の端面の断面である。 本発明によるグレージングの第2の実施形態の端面の断面である。 一直線のフレネルプリズム型のレリーフの形を示している。 アーチ型のフレネルプリズム型のレリーフの形を示している。
図1に示されている、本発明によるグレージングは、第1の主面(11)と第2の主面(12)と縁(13)とを有する第1のガラス板(1)を備える1枚グレージングである。第1の板の光屈折率n1は概ね1.5に近い。発光ダイオードモジュール(8)は、LEDの発光面が第1の板の縁(13)に面するように配置されている。第1の板の被照射縁から一定の距離を置いて、第1の板の第2の主面(12)の領域(5)であって、テクスチャー加工されている領域(5)、すなわち、傾斜面(4a)と、第1の板の一般面に実質的に垂直な面(4b)とからそれぞれなる複数の個別プリズムからなるフレネルプリズム型レリーフを備える領域(5)が存在する。レリーフのくぼみは、光屈折率の小さい(n4<<n1)材料(7)、例えば、in situでゾルゲル法によって形成される、シリカ系無機材料で満たされている。第1の板の第2の主面(12)の全てが、n1未満の光屈折率n2の透明ポリマーフィルム(3)と接着剤で接触しており、このフィルムは、無機材料(7)も覆っている。
セパレーター(3)の光屈折率n2は、第1の板の光屈折率n1よりも小さいので、第1の板は、LEDが発する光線(R)の導光路として機能する。この光線(R)が、テクスチャー加工領域(5)のレリーフに到達すると、その光線は、フレネルプリズム形状における界面によって屈折されるのではなく、傾斜面(4a)のうちの1つで反射される。反射傾斜面(4a)はいずれも、光源の方を向いているので、光線(R)のこの反射は主に、グレージングの下の非常に限られた空間の方になされる。
図2は、本発明による合わせグレージングの端面の断面を表している。このグレージングは、第1の主面(11)と第2の主面(12)と縁(13)とを有する第1の板(1)と、第1の主面(21)と第2の主面(22)とを有する第2の板(2)とを備える。透明フィルム(3)は、第2の板の第1の主面(21)及び第1の板の第2の主面(12)と接着剤で接触しており、積層セパレーターとして機能する。側面発光型LEDモジュール(8)は、LEDの発光面が第1の板の縁(13)に面するように、第2の板の第1の主面(21)の上に配置されている。テクスチャー加工領域(5)は、ここでは、第1の板の第2の主面(12)における反射レリーフに相当するのではなく、反射レリーフを備える平面的で平らな構造体(6)に相当する。この平らな構造体(6)の光屈折率n3はn3以上であり、第1の板(1)と平らな構造体(6)との界面に到達した光線Rは、この界面で反射されるのではなく、平らな構造体に入射する。光線Rは、領域(5)におけるレリーフを形成する、反射界面の傾斜面(4a)のうちの1つのみで反射される。
図3A及び3Bは主に、領域(5)の反射レリーフの幾何学的形状の特に好ましい2つの実施形態を説明するために示されている。これら2つの図は、プリズムの底面に実質的に垂直である面(4b)と、傾斜面(4a)とをそれぞれ有する複数の個別プリズムからなるフレネルプリズムを表している。好ましくは光源の方を向くとともに、グレージングの面にほぼ垂直な方向に光を反射させるのは、これらの傾斜面(4a)である。
本発明の実施態様の一部を以下の項目[1]−[15]に記載する。
[1]
第1の主面(11)と第2の主面(12)と縁(13)とを有する、屈折率n1の第1のガラス板(1)と、
前記第1の板(1)の前記第2の主面(12)と接着剤で接触している透明ポリマーフィルム(3)であって、n1未満の屈折率n2を有する透明ポリマーフィルム(3)と、
前記第1のガラス板の前記縁(13)に面して配置されている光源(8)、好ましくは発光ダイオードモジュール(LEDモジュール)と、
を備える照明グレージングであって、
前記第1のガラス板の前記第2の主面(12)の領域(5)が、反射レリーフを備えるか、又は、n1以上の屈折率n3の平らな透明構造体(6)であって、反射レリーフを備える平らな透明構造体(6)で覆われていることを特徴とする照明グレージング
[2]
第1の主面(21)と第2の主面(22)と縁(23)とを有する第2のガラス板(2)も備え、前記透明ポリマーフィルム(3)が、前記第1のガラス板(1)の前記第2の主面(12)と接着剤で接触し、並びに前記第2の板(2)の前記第1の主面(21)と接着剤で接触していることを特徴とする、項目1に記載のグレージング
[3]
前記反射レリーフの高さが5μm〜1mm、好ましくは10μm〜500μm、特には20〜100μmであることを特徴とする、項目1又は2に記載のグレージング
[4]
前記平らな透明構造体(6)が、プラスチック材料、好ましくはポリ(エチレンテレフタレート)、ポリカーボネート、ポリ(メチルメタクリレート)、ポリスチレンのフィルムであるか、又は、ゾルゲル法によって得られる、シリカ系無機コーティング若しくは有機−無機コーティングであることを特徴とする、項目1〜3のいずれか一項に記載のグレージング
[5]
前記レリーフの反射性が、前記レリーフ上に堆積した金属層の存在に起因することを特徴とする、項目1〜4のいずれか一項に記載のグレージング
[6]
前記透明ポリマーフィルム(3)の前記屈折率n2が、前記第1のガラス板(1)の前記屈折率n1又は前記平らな構造体(6)の前記屈折率n3よりも、少なくとも0.02、好ましくは少なくとも0.1小さいことに、前記レリーフの前記反射性が起因することを特徴とする、項目1〜4のいずれか一項に記載のグレージング
[7]
前記第1のガラス板(1)の前記屈折率n1又は前記平らな構造体(6)の前記屈折率n3よりも、少なくとも0.02、好ましくは少なくとも0.1小さい屈折率n4という低屈折率のコーティングが前記レリーフ上に存在することに、前記レリーフの前記反射性が起因することを特徴とする、項目1〜4のいずれか一項に記載のグレージング
[8]
前記反射レリーフが、平らな面又は曲面からなる幾何学的パターンを備え、前記レリーフが好ましくは、繰り返しの幾何学的パターンを有する規則正しいレリーフであることを特徴とする、項目1〜7のいずれか一項に記載のグレージング
[9]
前記反射レリーフが、フレネルレンズ型又はフレネルプリズム型のレリーフであることを特徴とする、項目1〜8のいずれか一項に記載のグレージング
[10]
前記反射レリーフがフレネルプリズム型のレリーフであり、前記レリーフの個々のプリズムが、前記第1のガラス板の前記被照射縁(13)に実質的に平行であることを特徴とする、項目9に記載のグレージング
[11]
前記反射レリーフがフレネルプリズム型のレリーフであり、前記レリーフの個々のプリズムがアーチ型を有していることを特徴とする、項目9に記載のグレージング
[12]
前記プリズムの反射傾斜面が前記光源の方を向いていることを特徴とする、項目10又は11に記載のグレージング
[13]
前記平らな透明構造体(6)が、反射レリーフを備える面の反対側の面の全体で、前記第1の板の前記第2の主面(12)と接しており、その接触界面が、n1未満の屈折率n5を有する材料を実質的に含まず、特に空気を含まない(nair=1)ことを特徴とする、項目1〜12のいずれか一項に記載のグレージング
[14]
項目1〜13のいずれか一項に記載の照明グレージングを備える車両、好ましくは原動機付き車両。
[15]
前記照明グレージングが、前記車両のルーフの一部を形成することを特徴とする、項目14に記載の車両。

Claims (12)

  1. 第1の主面(11)と第2の主面(12)と縁(13)とを有する、屈折率n1の第1のガラス板(1)と、
    第1の主面(21)と第2の主面(22)と縁(23)とを有する第2のガラス板(2)と、
    前記第1のガラス板(1)の前記第2の主面(12)及び前記第2のガラス板(2)の前記第1の主面(21)と接着剤で接触している透明ポリマーフィルム(3)であって、n1未満の屈折率n2を有する透明ポリマーフィルム(3)と、
    前記第1のガラス板の前記縁(13)に面して配置されている光源(8)と、
    を備える照明グレージングであって、
    前記第1のガラス板の前記第2の主面(12)の領域(5)が、正反射レリーフを備えるか、又は、n1以上の屈折率n3の平らな透明構造体(6)であって、正反射レリーフを備える平らな透明構造体(6)で覆われており、前記領域(5)の範囲が前記第1のガラス板(1)の範囲の1〜25%に相当しており、そして前記正反射レリーフがフレネルレンズ又はフレネルプリズムである、照明グレージング
  2. 前記正反射レリーフの高さが5μm〜1mmであることを特徴とする、請求項1に記載のグレージング
  3. 前記平らな透明構造体(6)が、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリカーボネート、ポリ(メチルメタクリレート)、及びポリスチレンから選択されるプラスチック材料のフィルムであるか、又は、ゾルゲル法によって得られる、シリカ系無機コーティング若しくは有機−無機コーティングであることを特徴とする、請求項1又は2に記載のグレージング
  4. 前記正反射レリーフの反射性が、前記正反射レリーフ上に堆積した金属層の存在に起因することを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載のグレージング
  5. 前記透明ポリマーフィルム(3)の前記屈折率n2が、前記第1のガラス板(1)の前記屈折率n1又は前記平らな構造体(6)の前記屈折率n3よりも、少なくとも0.1小さいことに、前記正反射レリーフの前記反射性が起因することを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載のグレージング
  6. 前記第1のガラス板(1)の前記屈折率n1又は前記平らな構造体(6)の前記屈折率n3よりも、少なくとも0.1小さい屈折率n4という低屈折率のコーティングが前記正反射レリーフ上に存在することに、前記正反射レリーフの前記反射性が起因することを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載のグレージング
  7. 前記正反射レリーフがフレネルプリズム型のレリーフであり、前記レリーフの個々のプリズムが、前記第1のガラス板の前記被照射縁(13)に実質的に平行であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のグレージング
  8. 前記正反射レリーフがフレネルプリズム型のレリーフであり、前記レリーフの個々のプリズムがアーチ型を有していることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のグレージング
  9. 前記プリズムの反射傾斜面が前記光源の方を向いていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載のグレージング
  10. 前記平らな透明構造体(6)が、前記正反射レリーフを備える面の反対側の面の全体で、前記第1の板の前記第2の主面(12)と接しており、その接触界面が、n1未満の屈折率n5を有する材料を実質的に含まないことを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載のグレージング
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の照明グレージングを備える車両。
  12. 前記照明グレージングが、前記車両のルーフの一部を形成することを特徴とする、請求項11に記載の車両。
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