JP2015525262A - インク光沢を維持しつつ、ヒートセットインク調合物中のインク粘土配合量を増加させるための方法及び組成物並びにそれから生産されるインク調合物 - Google Patents
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Abstract
Description
(a)粘土粒子の少なくとも40%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、粘土粒子の少なくとも70%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、粘土粒子の実質的に全てが5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する粘土粒子を準備すること、
(b)水中に粘土粒子を含み、約20重量%以上約25重量%以下の固形分を含有するスラリーを形成すること、
(c)スラリーを反応器に導入し、有効な処理条件下及び有機化合物の存在下で稼働させて、粘土粒子の表面を修飾して処理粘土スラリーを形成し、有効な処理条件には、約65℃以上約72℃以下から選択される処理温度、約20分以上約40分以下から選択される処理時間、及び反応器の内容物の適度な混合が含まれること、及び
(d)処理粘土スラリーを乾燥器に搬入して、表面修飾粘土を含む産物を生産することを含む。
(a)粘土粒子の少なくとも40%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、粘土粒子の少なくとも70%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、粘土粒子の実質的に全てが5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する粘土粒子を準備すること、
(b)水中に粘土粒子を含み、約20重量%以上約25重量%以下の固形分を含有するスラリーを形成すること、
(c)スラリーを反応器に導入し、有効な処理条件下及び四級アンモニウム化合物の存在下で稼働させて、粘土粒子の表面を修飾して処理粘土スラリーを形成し、有効な処理条件には、約65℃以上約72℃以下から選択される処理温度、約20分以上約40分以下から選択される処理時間、及び反応器の内容物の適度な混合が含まれること;及び
(d)処理粘土スラリーを乾燥器に搬入して、表面修飾粘土を含む産物を生産することを含み、
四級アンモニウム化合物は、式[R1R2R3R4N+][X−]であり、式中R1、R2、R3、及びR4は、独立して炭化水素基又は鎖から選択され、式中Xは、一価の陰イオンである。
(a)粘土粒子の少なくとも10%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、粘土粒子の少なくとも25%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、粘土粒子の少なくとも95%が5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する粘土粒子を準備すること、
(b)水中に粘土粒子を含むスラリーを形成すること、
(c)スラリーを反応器に導入し、有効な処理条件下及び四級アンモニウム化合物の存在下で稼働させて、粘土粒子の表面を修飾して処理粘土スラリーを形成すること、及び
(d)処理粘土スラリーを乾燥器に搬入して、表面修飾粘土を含む産物を生産することを含み、
四級アンモニウム化合物は、式[R1R2R3R4N+][X−]であり、式中R1、R2、R3、及びR4は、独立して炭化水素基又は鎖から選択され、式中Xは、一価の陰イオンである。
(a)粘土粒子の少なくとも10%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、粘土粒子の少なくとも25%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、粘土粒子の少なくとも95%が5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する粘土粒子を準備すること、
(b)水中に粘土粒子を含むスラリーを形成すること、
(c)スラリーを反応器に導入し、有効な処理条件下及び有機化合物の存在下で稼働させて、粘土粒子の表面を修飾して処理粘土スラリーを形成すること、及び
(d)処理粘土スラリーを乾燥器に搬入して、表面修飾粘土を含む産物を生産することを含む。
(a)粘土粒子の少なくとも10%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、粘土粒子の少なくとも25%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、粘土粒子の少なくとも95%が5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する粘土粒子を準備すること、及び
(b)粘土粒子を処理ユニット中で有機化合物と混合して、粘土粒子の表面を修飾し、表面修飾粘土を含む産物を生産することを含む。
(a)水中に微細粘土粒子を含むスラリーを形成するためのスラリー容器、
(b)微細粘土粒子の表面を修飾して処理粘土スラリーを形成するための加熱及び混合手段を有するように構成されている反応器であって、スラリー及び四級アンモニウム化合物を受容するための、スラリー容器と作動可能に連通している反応器、
(c)処理粘土スラリーから水を除去して表面修飾粘土を形成するように構成されている乾燥器であって、処理粘土スラリーを受容するための、反応器と作動可能に連通している乾燥器、及び
(d)随意に、表面修飾粘土の粒子サイズを低減するための、乾燥器と作動可能に連通している粉砕ミル。
幾つかの実施形態では、乾燥器は、加熱空気チャンバーと連結している噴霧乾燥器である。幾つかの実施形態では、乾燥器は、加熱空気チャンバー中で処理粘土スラリーを同時に混合及び乾燥する気流乾燥器である。
(a)粘土粒子の少なくとも10%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、粘土粒子の少なくとも25%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、粘土粒子の少なくとも95%が5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する粘土粒子を準備すること、
(b)水中に粘土粒子を含むスラリーを形成すること、
(c)反応器のスラリーを導入し、有効な処理条件下及び四級アンモニウム化合物の存在下で稼働させて、粘土粒子の表面を修飾して処理粘土スラリーを形成し、四級アンモニウム化合物が、式[R1R2R3R4N+][X−]で表わされ、式中R1、R2、R3、及びR4の各々が、独立して炭化水素基又は鎖から選択され、式中Xが一価の陰イオンであること、
(d)処理粘土スラリーを乾燥器に搬入して、表面修飾粘土を含む産物を生産すること、
(e)表面修飾粘土を、有機溶媒、樹脂、及び顔料又は色素と混合して、ヒートセットインク調合物を形成することを含むプロセスを提供する。
(a)粘土粒子の少なくとも40%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、粘土粒子の少なくとも70%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、粘土粒子の実質的に全てが5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する粘土粒子を準備すること、
(b)水中に粘土粒子を含み、約20重量%以上約25重量%以下の固形分を含有するスラリーを形成すること、
(c)スラリーを反応器に導入し、有効な処理条件下及び四級アンモニウム化合物の存在下で稼働させて、粘土粒子の表面を修飾して処理粘土スラリーを形成し、有効な処理条件には、約65℃以上約72℃以下から選択される処理温度、約20分以上約40分以下から選択される処理時間、及び反応器の内容物の適度な混合が含まれ、四級アンモニウム化合物が、式[R1R2R3R4N+][X−]で表わされ、式中R1、R2、R3、及びR4の各々が、独立して炭化水素基又は鎖から選択され、式中Xが一価の陰イオンであること、
(d)処理粘土スラリーを乾燥器に搬入して、表面修飾粘土を含む産物を生産すること、及び
(e)表面修飾粘土を、有機溶媒、樹脂、及び顔料又は色素と混合して、ヒートセットインク調合物を形成することを含むプロセスを提供する。
幾つかの実施形態では、インク調合物用の表面修飾疎水性粘土組成物は、
(i)粘土粒子の少なくとも40%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、粘土粒子の少なくとも70%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、粘土粒子の実質的に全てが5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する最大99重量%の粘土粒子、及び
(ii)四級アンモニウム化合物、有機酸、脂肪酸、有機シラン、有機ポリシラン、及びそれらの組み合せからなる群から選択される、約2重量%以上約8重量%以下又は約2重量%以上約5重量%以下等の約1重量%以上約10重量%以下の1つ又は複数の有機化合物を含む。
(i)粘土粒子の少なくとも40%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、粘土粒子の少なくとも70%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、粘土粒子の実質的に全てが5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する最大99重量%の粘土粒子、及び
(ii)式[R1R2R3R4N+][X−]で表わされ、式中R1、R2、R3、及びR4が、独立して炭化水素基又は鎖から選択され、式中Xが、一価の陰イオンである、約1重量%以上約5重量%以下の1つ又は複数の四級アンモニウム化合物を含む。
(i)溶媒、
(ii)顔料又は染料、
(iii)樹脂、
(iv)粘土粒子の少なくとも40%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、粘土粒子の少なくとも70%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、粘土粒子の実質的に全てが5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する粘土粒子、及び
(v)四級アンモニウム化合物、有機酸、脂肪酸、有機シラン、有機ポリシラン、及びそれらの組み合せからなる群から選択される約1重量%以上約5重量%以下の1つ又は複数の有機化合物。
更に他の変形例は、以下のものを含むヒートセットインク調合物を提供する:
(i)溶媒、
(ii)顔料又は染料、
(iii)樹脂、
(iv)粘土粒子の少なくとも40%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、粘土粒子の少なくとも70%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、粘土粒子の実質的に全てが5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する粘土粒子、及び
(v)式[R1R2R3R4N+][X−]で表わされ、式中R1、R2、R3、及びR4が、独立して炭化水素基又は鎖から選択され、式中Xが、一価の陰イオンである、約1重量%以上約5重量%以下の1つ又は複数の四級アンモニウム化合物。
幾つかの実施形態では、粘土粒子は、ヒートセットインク調合物中約10重量%、約15重量%以上等の約5重量%以上でヒートセットインク調合物中に存在する。
(i)溶媒、
(ii)顔料又は染料、
(iii)樹脂、
(iv)粘土粒子の少なくとも40%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、粘土粒子の少なくとも70%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、粘土粒子の実質的に全てが5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する粘土粒子、及び
(v)式[R1R2R3R4N+][X−]で表わされ、式中R1、R2、R3、及びR4が、独立して炭化水素基又は鎖から選択され、式中Xが、一価の陰イオンである、約1重量%以上約5重量%以下の1つ又は複数の四級アンモニウム化合物。
(i)溶媒、
(ii)顔料又は染料、
(iii)樹脂、
(iv)粘土粒子の少なくとも40%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、粘土粒子の少なくとも70%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、粘土粒子の実質的に全てが5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する粘土粒子、及び
(v)四級アンモニウム化合物、有機酸、脂肪酸、有機シラン、有機ポリシラン、及びそれらの組み合せからなる群から選択される約1重量%以上約5重量%以下の1つ又は複数の有機化合物。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用されているように、単数形「a」、「an」、及び「the」は、状況が明白に別様であると示さない限り、複数の指示対象を含む。別様に定義されていない限り、本明細書中に使用されている技術用語及び科学用語は全て、本発明が属する当業者により一般的に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書で使用される場合、「組成物」、「配合物」、「化合物」、又は「混合物」は全て、同義的に使用されることが意図される。
(a)粘土粒子の少なくとも10%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、粘土粒子の少なくとも25%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、粘土粒子の少なくとも95%が5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する粘土粒子を準備すること、
(b)水中に粘土粒子を含むスラリーを形成すること、
(c)粘土スラリーを反応器に導入し、有効な処理条件下及び有機化合物の存在下で稼働させて、粘土粒子の表面を修飾して処理粘土スラリーを形成すること、及び
(d)処理粘土スラリーを乾燥器に搬入して、表面修飾粘土を含む産物を生産すること、を含む方法を提供する。
1.水で20〜25%スラリー固形物に希釈した微細粘土を処理容器にポンプする。
3.希釈処理化学物質を、加熱した容器にポンプし、20〜40分間処理を可能にする。
5.最終産物を、粉砕ミルで乾燥粉砕して、低密度処理粘土を生産することができる。
噴霧乾燥器を使用する場合、噴霧乾燥器は、典型的には、処理スラリーを、ミクロンサイズのビーズに噴霧する1組のノズルを含むことになり、その後、ミクロンサイズのビーズは、加熱空気チャンバーで乾燥される。気流乾燥器を使用する場合、気流乾燥器は、典型的には、加熱チャンバーで機械的乾燥及び混合を同時に使用することになる。高温空気は、乾燥粉砕材料を上方に押し出してサイクロンにする。
(i)粘土粒子の少なくとも40%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、粘土粒子の少なくとも70%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、粘土粒子の実質的に全てが5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する最大99重量%の粘土粒子、及び
(ii)式[R1R2R3R4N+][X−]で表わされ、式中R1、R2、R3、及びR4が、独立して炭化水素基又は鎖から選択され、式中Xが、一価の陰イオンである、約1重量%以上約5重量%以下の1つ又は複数の四級アンモニウム化合物。
(i)粘土粒子の少なくとも40%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、粘土粒子の少なくとも70%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、粘土粒子の実質的に全てが5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する最大99重量%の粘土粒子、及び
(ii)四級アンモニウム化合物、有機酸、脂肪酸、有機シラン、有機ポリシラン、及びそれらの組み合せからなる群から選択される、約2重量%以上約8重量%以下又は約2重量%以上約5重量%以下等の約1重量%以上約10重量%以下の1つ又は複数の有機化合物、を含む。
(i)粘土粒子の少なくとも40%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、粘土粒子の少なくとも70%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、粘土粒子の実質的に全てが5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する最大99重量%の粘土粒子、及び
(ii)式[R1R2R3R4N+][X−]で表わされ、式中R1、R2、R3、及びR4が、独立して炭化水素基又は鎖から選択され、式中Xが、一価の陰イオンである、約1重量%以上約5重量%以下の1つ又は複数の四級アンモニウム化合物を含む。
(i)溶媒、
(ii)顔料又は染料、
(iii)樹脂、
(iv)粘土粒子の少なくとも40%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、粘土粒子の少なくとも70%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、粘土粒子の実質的に全てが5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する粘土粒子、及び
(v)四級アンモニウム化合物、有機酸、脂肪酸、有機シラン、有機ポリシラン、及びそれらの組み合せからなる群から選択される約1重量%以上約5重量%以下の1つ又は複数の有機化合物。
更に他の変形例は、以下のものを含むヒートセットインク調合物を提供する:
(i)溶媒、
(ii)顔料又は染料、
(iii)樹脂、
(iv)粘土粒子の少なくとも40%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、粘土粒子の少なくとも70%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、粘土粒子の実質的に全てが5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する粘土粒子、及び
(v)式[R1R2R3R4N+][X−]で表わされ、式中R1、R2、R3、及びR4が、独立して炭化水素基又は鎖から選択され、式中Xが、一価の陰イオンである、約1重量%以上約5重量%以下の1つ又は複数の四級アンモニウム化合物。
幾つかの実施形態では、粘土粒子は、ヒートセットインク調合物中約10重量%、約15重量%以上等の約5重量%以上でヒートセットインク調合物中に存在する。
(i)溶媒、
(ii)顔料又は染料、
(iii)樹脂、
(iv)粘土粒子の少なくとも40%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、粘土粒子の少なくとも70%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、粘土粒子の実質的に全てが5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する粘土粒子、及び
(v)式[R1R2R3R4N+][X−]で表わされ、式中R1、R2、R3、及びR4が、独立して炭化水素基又は鎖から選択され、式中Xが、一価の陰イオンである、約1重量%以上約5重量%以下の1つ又は複数の四級アンモニウム化合物。
(i)溶媒、
(ii)顔料又は染料、
(iii)樹脂、
(iv)粘土粒子の少なくとも40%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、粘土粒子の少なくとも70%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、粘土粒子の実質的に全てが5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する粘土粒子、及び
(v)四級アンモニウム化合物、有機酸、脂肪酸、有機シラン、有機ポリシラン、及びそれらの組み合せからなる群から選択される約1重量%以上約5重量%以下の1つ又は複数の有機化合物。
種々のインク粘土基材が、本明細書で開示された方法を使用してヒートセットインク調合物にインク光沢を付与する能力を試験する。図1に示されているように、より微細な粘土粒子は、より良好なインク光沢に結び付く。「Lithosperse」と表示されている試料は、試験した最小粒子サイズに対応し、「Hydrafine」と表示されている試料は、試験した最大粒子サイズに対応する。
この例では、2重量%及び4重量%の配合量の本明細書で開示された四級アンモニウム化合物を使用する処理を、四級アンモニウム化合物を用いない処理と比較する。また、2つの異なるカオリン粘土粒子タイプをテストする:HG90及びHuberFine(凡例では「HF90」)。HG90の粒子サイズは、0.2ミクロン(0.2μm)未満が40〜60%であり、0.5ミクロン(0.5μm)未満が70〜98%であり、実質的に全てが5ミクロン(5μm)未満である。HG90の粒子サイズは、0.2ミクロン(0.2μm)未満が5〜20%であり、0.5ミクロン(0.5μm)未満が10〜40%であり、実質的に全てが5ミクロン(5μm)未満である。
実施例3:パイロットプラントインク粘土試料のインク光沢発生。
微細粒子カオリン粘土を、四級アンモニウム化合物を用いた本開示の処理に供する。2つの異なる噴霧乾燥ビーズの100倍SEM顕微鏡写真が、図3A及び3Bに示されている。図3Aは、未処理の通常の噴霧乾燥ビーズを示すSEM画像である。図3Bは、処理を施したソフト乾燥ビーズを示すSEM画像である。図4A及び4Bは、1000倍であること以外は、同じ材料を示す。ソフト噴霧乾燥ビーズでは、分散がより良好であることが判明した。ソフトビーズは、処理プロセスにて脂肪酸を粘土表面にコーティングすることにより形成される。
1.75グラムのヒートセットフリーフローワニスを混合カップに量り取る。
2.実験室用分散器(カウルブレード)を使用し、20〜40℃の温度、1000rmp未満の混合速度で、ワニスを前混合する。
4.ミキサ速度を4000rpmに調整し、10分間混合する。
5.粘性調節のために無機溶媒を添加する。
7.Duke乳化試験で滲みを検査する(ASTMインク試験基準)。
図5には、Lithosperse NextGen(凡例では、「Lsperse Nextgen」)が、増量剤中の所与のインク粘土%で最高の光沢を示すことが示されている。20%のインク粘土配合量では、Lithosperse NextGenは、ASP101よりも25ポイント高い。15%のインク粘土配合量では、Lithosperse NextGenは、ASP101よりも19ポイント高い。図6には、他の特性データが示されている。
この詳細な説明では、本開示の複数の実施形態、及び本開示を理解及び実施することができる方法に関する非限定的な例が参照されている。本明細書で示された特徴及び利点の全てを提供するとは限らない他の実施形態を、本開示の趣旨及び範囲から逸脱せずに使用することができる。本開示には、本明細書に記載の方法及びシステムの日常的な実験作業及び最適化が組み込まれている。そのような改変及び変形例は、特許請求の範囲により規定される本発明の範囲内にあるとみなされる。
Claims (137)
- インク調合物用の表面修飾粘土を生産する方法であって、前記方法は、
(a)粘土粒子の少なくとも40%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、前記粘土粒子の少なくとも70%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、前記粘土粒子の実質的に全てが5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する前記粘土粒子を準備すること、
(b)水中に前記粘土粒子を含むスラリーであって、約20重量%以上約25重量%以下の固形分を含有するスラリーを形成すること、
(c)前記スラリーを反応器に導入し、有効な処理条件下及び有機化合物の存在下で稼働させて、前記粘土粒子の表面を修飾して処理粘土スラリーを形成し、前記有効な処理条件が、約65℃以上約72℃以下から選択される処理温度、約20分以上約40分以下から選択される処理時間、及び前記反応器の内容物の適度な混合を含むこと、及び
(d)前記処理粘土スラリーを乾燥器に搬入して、表面修飾粘土を含む産物を生産すること、を含む方法。 - 前記粘土粒子の少なくとも50%が、0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さい、請求項1に記載の方法。
- 前記粘土粒子の少なくとも60%が、0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さい、請求項2に記載の方法。
- 前記粘土粒子の少なくとも80%が、0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さい、請求項1に記載の方法。
- 前記粘土粒子の少なくとも95%が、0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さい、請求項4に記載の方法。
- 前記粘土粒子の実質的に全てが、2ミクロン(2μm)未満である、請求項1に記載の方法。
- 前記粘土粒子が、カオリナイト、ディッカイト、ハロイサイト、ナクライト、モンモリライト、又はAl2Si2O5(OH)4の任意の他の多形を含む無機質のカオリン群から選択される1つ又は複数の粘土を含む、請求項1に記載の方法。
- 前記粘土粒子が、カオリン粘土粒子である、請求項7に記載の方法。
- 前記有機化合物が、式[R1R2R3R4N+][X−]で表される四級アンモニウム化合物であり、式中R1、R2、R3、及びR4が、独立して炭化水素基又は鎖から選択され、式中Xが、一価の陰イオンである、請求項1に記載の方法。
- Rl、R2、R3、及びR4の少なくとも1つが、C10〜C24鎖から選択される、請求項9に記載の方法。
- Xが、有機陰イオンである、請求項9に記載の方法。
- Xが、無機陰イオンである、請求項9に記載の方法。
- 前記有機化合物が、有機酸である、請求項1に記載の方法。
- 前記有機化合物が、少なくとも4つの炭素原子を有する脂肪酸である、請求項13に記載の方法。
- 前記脂肪酸が、不飽和脂肪酸である、請求項14に記載の方法。
- 前記脂肪酸が、飽和脂肪酸である、請求項14に記載の方法。
- 前記飽和脂肪酸が、ステアリン酸である、請求項16に記載の方法。
- 前記有機化合物が、有機シランである、請求項1に記載の方法。
- 前記有機化合物が、有機ポリシランである、請求項1に記載の方法。
- 前記有機化合物が、前記反応器中の前記粘土粒子の質量の少なくとも約1重量%の濃度で存在する、請求項1〜19のいずれか一項に記載の方法。
- 前記有機化合物が、前記反応器中の前記粘土粒子の質量の少なくとも約2重量%の濃度で存在する、請求項20に記載の方法。
- 前記有機化合物が、前記反応器中の前記粘土粒子の質量の少なくとも約4重量%の濃度で存在する、請求項21に記載の方法。
- 前記乾燥器が、加熱空気チャンバーと連結されている噴霧乾燥器である、請求項1〜22のいずれか一項に記載の方法。
- 前記乾燥器が、加熱空気チャンバー中で前記処理粘土スラリーを同時に混合及び乾燥する気流乾燥器である、請求項1〜22のいずれか一項に記載の方法。
- 前記反応器が連続式である、請求項1〜24のいずれか一項に記載の方法。
- ステップ(a)〜(d)の各々が連続式である、請求項25に記載の方法。
- 前記方法が、前記産物を粉砕して、前記表面修飾粘土の密度を低減することを更に含む、請求項1〜26のいずれか一項に記載の方法。
- 前記表面修飾粘土が疎水性である、請求項1〜27のいずれか一項に記載の方法。
- インク調合物用の表面修飾粘土を生産する方法であって、前記方法は、
(a)粘土粒子の少なくとも10%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、前記粘土粒子の少なくとも25%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、前記粘土粒子の少なくとも95%が5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する前記粘土粒子を準備すること、
(b)水中に前記粘土粒子を含むスラリーを形成すること、
(c)前記スラリーを反応器に導入し、有効な処理条件下及び有機化合物の存在下で稼働させて、前記粘土粒子の表面を修飾して処理粘土スラリーを形成すること、及び
(d)前記処理粘土スラリーを乾燥器に搬入して、表面修飾粘土を含む産物を生産することを含む方法。 - 前記粘土粒子の少なくとも50%が、0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さい、請求項29に記載の方法。
- 前記粘土粒子の少なくとも60%が、0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さい、請求項30に記載の方法。
- 前記粘土粒子の少なくとも80%が、0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さい、請求項29に記載の方法。
- 前記粘土粒子の少なくとも95%が、0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さい、請求項32に記載の方法。
- 前記粘土粒子の実質的に全てが、2ミクロン(2μm)未満である、請求項29に記載の方法。
- 前記粘土粒子が、カオリナイト、ディッカイト、ハロイサイト、ナクライト、モンモリライト、又はAl2Si2O5(OH)4の任意の他の多形を含む無機質のカオリン群から選択される1つ又は複数の粘土を含む、請求項29に記載の方法。
- 前記粘土粒子が、カオリン粘土粒子である、請求項35に記載の方法。
- 前記有機化合物が、式[R1R2R3R4N+][X−]で表される四級アンモニウム化合物であり、式中R1、R2、R3、及びR4が、独立して炭化水素基又は鎖から選択され、式中Xが、一価の陰イオンである、請求項29に記載の方法。
- Rl、R2、R3、及びR4の少なくとも1つが、C10〜C24鎖から選択される、請求項37に記載の方法。
- 前記有機化合物が、有機酸である、請求項29に記載の方法。
- 前記有機化合物が、少なくとも4つの炭素原子を有する飽和又は不飽和脂肪酸である、請求項39に記載の方法。
- 前記脂肪酸が、ステアリン酸である、請求項40に記載の方法。
- 前記有機化合物が、有機シランである、請求項29に記載の方法。
- 前記有機化合物が、有機ポリシランである、請求項29に記載の方法。
- 前記有機化合物が、前記反応器中の前記粘土粒子の質量の少なくとも約1重量%の濃度で存在する、請求項29〜43のいずれか一項に記載の方法。
- 前記有機化合物が、前記反応器中の前記粘土粒子の質量の少なくとも約2重量%の濃度で存在する、請求項44に記載の方法。
- 前記有機化合物が、前記反応器中の前記粘土粒子の質量の少なくとも約4重量%の濃度で存在する、請求項45に記載の方法。
- 前記乾燥器が、加熱空気チャンバーと連結されている噴霧乾燥器である、請求項29〜46のいずれか一項に記載の方法。
- 前記乾燥器が、加熱空気チャンバー中で前記処理粘土スラリーを同時に混合及び乾燥する気流乾燥器である、請求項29〜46のいずれか一項に記載の方法。
- インク調合物用の表面修飾粘土を生産する方法であって、前記方法は、
(a)粘土粒子の少なくとも10%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、前記粘土粒子の少なくとも25%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、前記粘土粒子の少なくとも95%が5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する前記粘土粒子を準備すること、及び
(b)前記粘土粒子を処理ユニット中で有機化合物と混合して、前記粘土粒子の表面を修飾して表面修飾粘土を含む産物を生産すること、を含む方法。 - 前記粒度分布が、前記粘土粒子の少なくとも40%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、前記粘土粒子の少なくとも70%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、前記粘土粒子の実質的に全てが5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする、請求項49に記載の方法。
- 前記粘土粒子の少なくとも50%が、0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さい、請求項50に記載の方法。
- 前記粘土粒子の少なくとも60%が、0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さい、請求項51に記載の方法。
- 前記粘土粒子の少なくとも80%が、0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さい、請求項50に記載の方法。
- 前記粘土粒子の少なくとも95%が、0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さい、請求項54に記載の方法。
- 前記粘土粒子の実質的に全てが、2ミクロン(2μm)未満である、請求項50に記載の方法。
- 前記粘土粒子が、カオリナイト、ディッカイト、ハロイサイト、ナクライト、モンモリライト、又はAl2Si2O5(OH)4の任意の他の多形を含む無機質のカオリン群から選択される1つ又は複数の粘土を含む、請求項49に記載の方法。
- 前記粘土粒子が、カオリン粘土粒子である、請求項56に記載の方法。
- 前記有機化合物が、四級アンモニウム化合物、有機酸、脂肪酸、有機シラン、有機ポリシラン、及びそれらの組み合せからなる群から選択される、請求項49に記載の方法。
- 前記有機化合物が、式[R1R2R3R4N+][X−]で表される四級アンモニウム化合物であり、式中R1、R2、R3、及びR4が、独立して炭化水素基又は鎖から選択され、式中Xが、一価の陰イオンである、請求項58に記載の方法。
- Rl、R2、R3、及びR4の少なくとも1つが、C10〜C24鎖から選択される、請求項59に記載の方法。
- Xが、有機陰イオンである、請求項59に記載の方法。
- Xが、無機陰イオンである、請求項59に記載の方法。
- 前記有機化合物が、有機酸である、請求項49に記載の方法。
- 前記有機化合物が、少なくとも4つの炭素原子を有する脂肪酸である、請求項63に記載の方法。
- 前記脂肪酸が、不飽和脂肪酸である、請求項64に記載の方法。
- 前記脂肪酸が、飽和脂肪酸である、請求項64に記載の方法。
- 前記飽和脂肪酸が、ステアリン酸である、請求項66に記載の方法。
- 前記有機化合物が、有機シランである、請求項49に記載の方法。
- 前記有機化合物が、有機ポリシランである、請求項68に記載の方法。
- 前記方法が、前記産物を粉砕して、前記表面修飾粘土の密度を低減することを更に含む、請求項49〜69のいずれか一項に記載の方法。
- 前記表面修飾粘土が疎水性である、請求項49〜70のいずれか一項に記載の方法。
- インク調合物用の粘土粒子を修飾するためのシステムであって、前記システムは、
(a)水中に微細粘土粒子を含むスラリーを形成するためのスラリー容器、
(b)前記微細粘土粒子の表面を修飾して処理粘土スラリーを形成するための加熱手段及び混合手段を有するように構成されている反応器であって、前記スラリー及び四級アンモニウム化合物を受容するための、前記スラリー容器と作動可能に連通している反応器、
(c)前記処理粘土スラリーから水を除去して表面修飾粘土を形成するように構成されている乾燥器であって、前記処理粘土スラリーを受容するための、前記反応器と作動可能に連通している乾燥器、及び
(d)随意に、前記表面修飾粘土の粒子サイズを低減するための、前記乾燥器と作動可能に連通している粉砕ミル、を含むシステム。 - 前記システムが連続式である、請求項72に記載のシステム。
- 前記システムがバッチシステムである、請求項72に記載のシステム。
- 前記乾燥器が、加熱空気チャンバーと連結されている噴霧乾燥器である、請求項72に記載のシステム。
- 前記乾燥器が、加熱空気チャンバー中で前記処理粘土スラリーを同時に混合及び乾燥する気流乾燥器である、請求項72に記載のシステム。
- 前記システムが、前記粉砕ミルを含む、請求項72に記載のシステム。
- インク調合物用の粘土粒子を修飾するためのシステムであって、前記システムは有機化合物の存在下で微細粘土粒子を修飾するための処理ユニットを含み、前記表面修飾粘土の粒子サイズを低減するための、前記処理ユニットと作動可能に連通している随意の粉砕ミルを更に含む、システム。
- ヒートセットインク調合物を生産するためのプロセスであって、前記プロセスは、
(a)粘土粒子の少なくとも10%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、前記粘土粒子の少なくとも25%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、前記粘土粒子の少なくとも95%が5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する前記粘土粒子を準備すること、
(b)水中に前記粘土粒子を含むスラリーを形成すること、
(c)前記スラリーを反応器に導入し、有効な処理条件下及び有機化合物の存在下で稼働させて、前記粘土粒子の表面を修飾して処理粘土スラリーを形成すること、及び
(d)前記処理粘土スラリーを乾燥器に搬入して、表面修飾粘土を含む産物を生産すること、及び
(e)前記表面修飾粘土を、有機溶媒、樹脂、及び顔料又は色素と混合して、ヒートセットインク調合物を形成すること、を含むプロセス。 - ヒートセットインク調合物を生産するためのプロセスであって、前記プロセスは、
(a)粘土粒子の少なくとも40%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、前記粘土粒子の少なくとも70%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、前記粘土粒子の実質的に全てが5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する前記粘土粒子を準備すること、
(b)水中に前記粘土粒子を含むスラリーであって、約20重量%以上約25重量%以下の固形分を含有するスラリーを形成すること、
(c)前記スラリーを反応器に導入し、有効な処理条件下及び有機化合物の存在下で稼働させて、前記粘土粒子の表面を修飾して処理粘土スラリーを形成し、前記有効な処理条件が、約65℃以上約72℃以下から選択される処理温度、約20分以上約40分以下から選択される処理時間、及び前記反応器の内容物の適度な混合を含むこと、
(d)前記処理粘土スラリーを乾燥器に搬入して、表面修飾粘土を含む産物を生産すること、及び
(e)前記表面修飾粘土を、有機溶媒、樹脂、及び顔料又は色素と混合して、ヒートセットインク調合物を形成すること、を含むプロセス。 - ヒートセットインク調合物を生産するためのプロセスであって、前記プロセスは、
(a)粘土粒子の少なくとも10%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、前記粘土粒子の少なくとも25%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、前記粘土粒子の少なくとも95%が5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する前記粘土粒子を準備すること、
(b)前記粘土粒子を処理ユニット中で有機化合物と混合して、前記粘土粒子の表面を修飾して処理粘土粒子を形成すること、及び
(c)前記処理粘土粒子を、有機溶媒、樹脂、及び顔料又は色素と混合して、ヒートセットインク調合物を形成すること、を含むプロセス。 - ヒートセットインク調合物を生産するためのプロセスであって、前記プロセスは、
(a)粘土粒子の少なくとも40%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、前記粘土粒子の少なくとも70%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、前記粘土粒子の実質的に全てが5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する前記粘土粒子を準備すること、
(b)前記粘土粒子を処理ユニット中で有機化合物と混合して、前記粘土粒子の表面を修飾して処理粘土粒子を形成すること、
(c)前記処理粘土粒子を、有機溶媒、樹脂、及び顔料又は色素と混合して、ヒートセットインク調合物を形成すること、を含むプロセス。 - 前記粘土粒子が、カオリナイト、ディッカイト、ハロイサイト、ナクライト、モンモリライト、又はAl2Si2O5(OH)4の任意の他の多形を含む無機質のカオリン群から選択される1つ又は複数の粘土を含む、請求項79〜82のいずれか一項に記載のプロセス。
- 前記粘土粒子が、カオリン粘土粒子である、請求項83に記載のプロセス。
- 前記有機化合物が、四級アンモニウム化合物、有機酸、脂肪酸、有機シラン、有機ポリシラン、及びそれらの組み合せからなる群から選択される、請求項79〜84のいずれか一項に記載のプロセス。
- インク調合物用の表面修飾疎水性粘土組成物であって、前記組成物は、
(i)粘土粒子の少なくとも40%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、前記粘土粒子の少なくとも70%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、前記粘土粒子の実質的に全てが5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する最大99重量%の前記粘土粒子、及び
(ii)式[R1R2R3R4N+][X−]で表わされ、式中R1、R2、R3、及びR4が、独立して炭化水素基又は鎖から選択され、式中Xが、一価の陰イオンである、約1重量%以上約5重量%以下の1つ又は複数の四級アンモニウム化合物、を含む組成物。 - 約2重量%以上約4重量%以下の1つ又は複数の四級アンモニウム化合物を含む、請求項86に記載の組成物。
- 前記粘土粒子の少なくとも50%が、0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さい、請求項86に記載の組成物。
- 前記粘土粒子の少なくとも60%が、0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さい、請求項88に記載の組成物。
- 前記粘土粒子の少なくとも80%が、0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さい、請求項86に記載の組成物。
- 前記粘土粒子の少なくとも95%が、0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さい、請求項90に記載の組成物。
- 前記粘土粒子の実質的に全てが、2ミクロン(2μm)未満である、請求項86に記載の組成物。
- 前記粘土粒子が、カオリナイト、ディッカイト、ハロイサイト、ナクライト、モンモリライト、又はAl2Si2O5(OH)4の任意の他の多形を含む無機質のカオリン群から選択される1つ又は複数の粘土を含む、請求項86に記載の組成物。
- 前記粘土粒子が、カオリン粘土粒子である、請求項93に記載の組成物。
- Rl、R2、R3、及びR4の少なくとも1つが、C10〜C24鎖から選択される、請求項86に記載の組成物。
- Rl、R2、R3、及びR4の少なくとも2つが、C10〜C24鎖から選択される、請求項95に記載の組成物。
- Rl、R2、R3、及びR4の少なくとも1つが、C1〜C9鎖から選択される、請求項86に記載の組成物。
- Rl、R2、R3、及びR4の少なくとも2つが、C1〜C9鎖から選択される、請求項97に記載の組成物。
- R1、R2、R3、及びR4の少なくとも1つが、メチル基である、請求項86に記載の組成物。
- R1、R2、R3、及びR4の少なくとも2つが、メチル基である、請求項99に記載の組成物。
- R1、R2、R3、及びR4の2つが、メチル基であり、R1、R2、R3、及びR4の他の2つが、C16〜C18鎖から選択される、請求項86に記載の組成物。
- Xが、有機陰イオンである、請求項86に記載の組成物。
- Xが、無機陰イオンである、請求項86に記載の組成物。
- Xが、ハロゲン化物陰イオンである、請求項103に記載の組成物。
- 水を更に含む、請求項86に記載の組成物。
- インク調合物用の表面修飾疎水性粘土組成物であって、前記組成物は、
(i)粘土粒子の少なくとも40%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、前記粘土粒子の少なくとも70%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、前記粘土粒子の実質的に全てが5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する最大99重量%の前記粘土粒子、及び
(ii)四級アンモニウム化合物、有機酸、脂肪酸、有機シラン、有機ポリシラン、及びそれらの組み合せからなる群から選択される約1重量%以上約10重量%以下の1つ又は複数の有機化合物、を含む組成物。 - 約2重量%以上約8重量%以下の前記1つ又は複数の有機化合物を含む、請求項106に記載の組成物。
- 約2重量%以上約5重量%以下の前記1つ又は複数の有機化合物を含む、請求項107に記載の組成物。
- 前記粘土粒子の少なくとも50%が、0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さい、請求項106に記載の組成物。
- 前記粘土粒子の少なくとも60%が、0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さい、請求項109に記載の組成物。
- 前記粘土粒子の少なくとも80%が、0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さい、請求項106に記載の組成物。
- 前記粘土粒子の少なくとも95%が、0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さい、請求項111に記載の組成物。
- 前記粘土粒子の実質的に全てが、2ミクロン(2μm)未満である、請求項106に記載の組成物。
- 前記粘土粒子が、カオリナイト、ディッカイト、ハロイサイト、ナクライト、モンモリライト、又はAl2Si2O5(OH)4の任意の他の多形を含む無機質のカオリン群から選択される1つ又は複数の粘土を含む、請求項106に記載の組成物。
- 前記粘土粒子が、カオリン粘土粒子である、請求項114に記載の組成物。
- ヒートセットインク調合物であって、
(i)溶媒、
(ii)顔料又は染料、
(iii)樹脂、
(iv)粘土粒子の少なくとも40%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、前記粘土粒子の少なくとも70%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、前記粘土粒子の実質的に全てが5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する前記粘土粒子、
(v)四級アンモニウム化合物、有機酸、脂肪酸、有機シラン、有機ポリシラン、及びそれらの組み合せからなる群から選択される約1重量%以上約5重量%以下の1つ又は複数の有機化合物、を含む、ヒートセットインク調合物。 - 前記有機化合物が、式[R1R2R3R4N+][X−]で表される四級アンモニウム化合物であり、式中R1、R2、R3、及びR4が、独立して炭化水素基又は鎖から選択され、式中Xが、一価の陰イオンである、請求項116に記載のヒートセットインク調合物。
- Rl、R2、R3、及びR4の少なくとも1つが、C10〜C24鎖から選択される、請求項117に記載のヒートセットインク調合物。
- 前記有機化合物が、有機酸である、請求項116に記載のヒートセットインク調合物。
- 前記有機化合物が、少なくとも4つの炭素原子を有する飽和又は不飽和脂肪酸である、請求項119に記載のヒートセットインク調合物。
- 前記脂肪酸が、ステアリン酸である、請求項120に記載のヒートセットインク調合物。
- 前記有機化合物が、有機シランである、請求項116に記載のヒートセットインク調合物。
- 前記有機化合物が、有機ポリシランである、請求項122に記載のヒートセットインク調合物。
- 前記樹脂が、前記ヒートセットインク調合物中に約35重量%以下で存在する、請求項116に記載のヒートセットインク調合物。
- 前記樹脂が、前記ヒートセットインク調合物中に約30重量%以下で存在する、請求項124に記載のヒートセットインク調合物。
- 前記樹脂が、前記ヒートセットインク調合物中に約25重量%以下で存在する、請求項125に記載のヒートセットインク調合物。
- 前記粘土粒子が、前記ヒートセットインク調合物中に約5重量%以上で存在する、請求項116に記載のヒートセットインク調合物。
- 前記粘土粒子が、前記ヒートセットインク調合物中に約10重量%以上で存在する、請求項127に記載のヒートセットインク調合物。
- 前記粘土粒子が、前記ヒートセットインク調合物中に約15重量%以上で存在する、請求項128に記載のヒートセットインク調合物。
- UV硬化可能なインク調合物であって、
(i)溶媒、
(ii)顔料又は染料、
(iii)樹脂、
(iv)粘土粒子の少なくとも40%が0.2ミクロン(0.2μm)よりも小さく、前記粘土粒子の少なくとも70%が0.5ミクロン(0.5μm)よりも小さく、前記粘土粒子の実質的に全てが5ミクロン(5μm)未満であることを特徴とする粒度分布を有する前記粘土粒子、及び
(v)四級アンモニウム化合物、有機酸、脂肪酸、有機シラン、有機ポリシラン、及びそれらの組み合せからなる群から選択される約1重量%以上約5重量%以下の1つ又は複数の有機化合物、を含む、UV硬化可能なインク調合物。 - 前記有機化合物が、式[R1R2R3R4N+][X−]で表される四級アンモニウム化合物であり、式中R1、R2、R3、及びR4が、独立して炭化水素基又は鎖から選択され、式中Xが、一価の陰イオンである、請求項130に記載のUV硬化可能なインク調合物。
- Rl、R2、R3、及びR4の少なくとも1つが、C10〜C24鎖から選択される、請求項131に記載のUV硬化可能なインク調合物。
- 前記有機化合物が、有機酸である、請求項130に記載のUV硬化可能なインク調合物。
- 前記有機化合物が、少なくとも4つの炭素原子を有する飽和又は不飽和脂肪酸である、請求項133に記載のUV硬化可能なインク調合物。
- 前記脂肪酸が、ステアリン酸である、請求項134に記載のUV硬化可能なインク調合物。
- 前記有機化合物が、有機シランである、請求項130に記載のUV硬化可能なインク調合物。
- 前記有機化合物が、有機ポリシランである、請求項136に記載のUV硬化可能なインク調合物。
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