JP2015524242A - センターブッシング付きのカプセル封止形サージアレスタ - Google Patents

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Abstract

本発明は、1つのカプセルケーシング内で2つの端部取付台(5)の間に固定された1つのサージ防護素子(2)を備えていて、そのケーシングを貫通する1つのブッシング(10)を有する、サージアレスタに関する。本発明によれば、前記ブッシング(10)は、前記サージ防護素子(2)の長手軸と同軸に配置され、そのサージ防護素子(2)の前記ブッシング(10)への電気的接続が、アース側の前記端部取付台(5)の貫通開口部(23)を通して行われる。このようにすることにより、格別に省スペースな配置が可能となる。【選択図】図1

Description

本発明は、請求項1の前文によるカプセル封止形サージアレスタに関する。
サージアレスタは、例えば開閉装置用の保護システムであり、これらの保護システムは、雷撃または他の部分システムの誤作動に起因して生じる過電圧をアースに流し、開閉装置における他の部品を保護する。
この種のサージアレスタは、1つまたは複数の円筒形のサージ防護素子を含み、これらのサージ防護素子は、個々が同様に円筒形の複数のバリスタによって構成された1つのバリスタスタックを有する。バリスタ素子の特徴は、電圧に依存する抵抗にある。これらは、低電圧では抵抗として機能する。物質によって決まる或る特定の電圧閾値を超えると、これらは良好な導電性を示す。バリスタ素子は、多くの場合、酸化亜鉛のような金属酸化物から製造される。このサージ防護素子は、その両端が端部取付台によって終端され、それら端部は、開閉装置とアースとに電気的に接続される。機械的な負荷が掛かっている状態においても良好な電気的接触を保証すべく、このバリスタスタックは、加圧下で保持されねばならない。このことは、例えば、特にグラスファイバーで強化された樹脂製のロープまたはロッドのような複数の拘束要素を、両方の端部取付台に張力下で固定することによって、行うことができる。この場合、これらの拘束要素は、バリスタスタックを取り囲むように、すなわちその周囲に、1つのケージを形成する。
ガス絶縁開閉装置内での使用のために、サージアレスタは、流体密のケーシングを有し、このケーシングが、1つまたは複数のサージ防護素子を包んでいる。この場合、絶縁破壊強度を高めるべく、このケーシングには流体が、大抵は六フッ化硫黄が、充填されている。このケーシングは、殆どの場合、金属製であり、電気的に接地されている。サージ防護素子の1つの端部取付台は、このケーシングを通って導かれる1つの接点を介して、アースされている。他方の端部取付台は、1つの高圧ブッシングを介して、ケーシングの外部にある1つの接点と電気的に接続されており、この接点によって、開閉装置への接続が行われる。特に大形のサージアレスタは、多くの場合、高電圧側端部に1つの制御カバーを有し、その制御カバーは、片側が閉塞された円筒として、バリスタスタックの端部に被せられている。最も簡単な場合、このバリスタスタックが、両方の端部取付台に、そして、アース側の端部取付台がケーシング蓋に、電気的に接続されているので、それらバリスタスタックとケーシングとの電気的な接続が成立している。斯くして、ケーシングの接地により、バリスタスタックのアースへの接続が行われる。発生したサージ防護事象を記録する必要がある場合には、バリスタースタックを、流体密のケーシングの外部に設置された監視装置に接続しなければならない。そのためには、バリスタスタックの、ケーシングから分離されたアース経路が必要となる。これを実現するためには、バリスタスタックからケーシングの外部に配置された接点への、そのケーシングからは電気的に絶縁された、電気的な接続が行われねばならないこととなる。
本出願人によって既に為されたドイツ出願(特許文献1)から、同種のサージアレスタは公知であるが、これによれば、アース側のケーシング蓋部において、1つのブッシングが、サージ防護素子とケーシング壁との間に設けられている。バリスタスタックとブッシングとの電気的な接続は、1本のケーブルを介して行われる。
独国特許出願公開第102011077394.0号明細書
本発明の課題は、より簡単な組立およびよりコンパクトな構造設計が可能なサージアレスタを提供することにある。
この課題は、請求項1による本発明の手段によって達成される。
ここでは、1つのサージアレスタが、アースされた1つの金属製のケーシング内に配置された1つのサージ防護素子スタックを有する。このサージ防護素子スタックは、1つのサージ防護素子、複数の拘束要素、ならびに、1つのアース側の端部取付台および1つの高電圧側の端部取付台を含む。サージ防護素子は、両方の端部取付台の間に複数の拘束要素を用いて固定されている。このサージアレスタは、更に1つのブッシングを有し、そのブッシングは、ケーシングの内側から外側への、そのケーシングに対して絶縁された、1つの電流路を備えている。本発明によれば、ブッシングの長手軸は、サージ防護素子の長手軸と同軸に配置されており、かつ、そのサージ防護素子は、接続手段によって、ブッシングとの電気的な接続が行われる。その接続手段は、サージ防護素子とブッシングとの間で1つの電気的な接続を成し、それがアース側の端部取付台に対して電気的に絶縁されると共に、そのアース側の端部取付台の1つの貫通開口部を貫通するように、形成されている。
ブッシングをアース側の端部取付台の1つの貫通開口部を貫通して延びるように設けることによって、相応の絶縁距離を有する端部取付台以外に、ブッシングにとって余分な構造空間が必要なくなり、このサージアレスタを、よりコンパクトに構成することが可能となる。軸方向においてもまた、この解決法によって、端部取付台の内側の構造空間をブッシングのために使用することが可能となるので、より小さい寸法が実現される。更に、サージ防護素子、端部取付台および複数の拘束要素、ならびにこのブッシングからなるブロックの、簡単な前組立が可能であり、また、その全体的な組立は、同軸配置となっているので、その全体的な差し込みを簡単に行うことができ、これにより、その組立が簡易化される。
ケーシングが流体密に形成されていて、絶縁ガスで充填されていると、特に有利である。特に、絶縁ガスとして六フッ化硫黄が使用されると、空気よりも絶縁距離が小さいので、非常にコンパクトなサージアレスタを構成することができる。
有利な一実施形態では、このケーシングが1つのケーシング蓋を有し、このケーシング蓋の上に、アース側の端部取付台が設置されている。この場合、ブッシングは、そのケーシング蓋を貫通して延びている。このようにすることにより、ブッシングとサージ防護素子スタックとを、ケーシングの外側で、容易に取り付けること、および、組み立てることが、可能となる。
特に、ケーシング蓋は、ケーシング内部の過圧を調整するための1つの圧力バランス装置を有していることが好ましい。
ケーシング蓋は、1つの閉鎖可能な点検口を有していることが、更に好ましい。この点検口によって、保守目的でケーシングを容易に開けることが可能となる。
ケーシング蓋は、また、絶縁ガス用の1つの充填・排気装置を有するようにすることも有利である。この充填・排気装置を用いることで、ケーシングを開けることなしにその内部へと絶縁ガスを充填すること、又は、保守のためにこの絶縁ガスをケーシングから排出することが、可能となる。斯くして、その際に絶縁ガスが周囲環境に漏れ出さないようにすることが可能となる。
複数の圧力バランス装置、および/または、複数の点検口、および/または、複数の充填・排気装置を、ケーシング蓋内に収納することによって、ケーシングを、より簡易な構成とすることができる。
特に、前述の接続手段は、1つのアース接点と、ブッシングの長手軸方向の1つのばね弾性要素とを有していると、有利である。この場合、アース接点は、サージ防護素子を支持する1つの平坦な支持面と、ばね弾性要素用の1つの受け部とを有している。この形状によって、特に信頼性の高い電気的接続が保証される。
他の有利な形態では、サージ防護素子が、電気的な絶縁を形成する1つの間隔要素によって、アース側の端部取付台から離れて設置されている。このようにして、サージ防護素子は、端部取付台から絶縁されている。斯くして、サージ防護素子と端部取付台との間のフラッシュオーバーが、有効に防止される。
特に、間隔要素が、パイプ状に形成され、かつ、ばね弾性要素が、少なくとも部分的に当該間隔要素の内部に配置されていると、有利である。これにより、特にコンパクトな構造が可能となる。絶縁ガスがこの間隔要素の内部に入り込むことができるようにするべく、この間隔要素には、そのパイプ壁に、複数の開口を設けるようにすることができる。
特に、アース側接点の受け部は、間隔要素、および/または、ばね弾性要素をガイドするための、リング状の取付部として形成される。この、間隔要素および/またはばね弾性要素のガイドによって、組立が更に簡易なものとなる。
本発明の更に他の有利な形態では、アース側の端部取付台が、ケーシング蓋によって形成されている。この場合、サージ防護素子の円柱状の複数の拘束要素は、アース側でケーシング蓋内に固定され、斯くしてサージ防護素子がケーシング蓋に固定される。ケーシング蓋がアース側の端部取付台を成し、これにより、特に材料が節約される。
以下、本発明を、図面に基づいて、詳細に説明する。
本発明によるサージアレスタの斜視断面図。 1つのブッシングを備えたケーシング蓋の斜視断面図。 本発明によるサージアレスタの能動部のアース側端部を示す斜視断面図。 本発明によるサージアレスタの、他の実施形態。 全図において、同等の部分には同一符号が付与されている。
図1は、本発明によるサージアレスタ1の組立が完了したアース側端部を、ケーシングのない状態で示している。1つのサージ防護素子2が、柱状に組み立てられた複数のバリスタ素子によって形成され、2つの端部取付台、すなわち、アース側の端部取付台5と高電圧側の端部取付台(ここでは、それらのうちのアース側のものだけが示されている)との間に、複数の拘束要素7(ここでは1つだけが示されている)を用いて固定されている。これらの拘束要素7は、サージ防護素子2の長手軸30に対して平行に配置されており、そのサージ防護素子を半径方向に取り囲んでいる。サージ防護素子2の長手軸30によって、軸方向が定義されている。これらの拘束要素7は、多くの場合、グラスファイバー強化樹脂によって構成され、それらの拘束要素7にクランプ留め、圧着または接着される複数の固定ブッシュ8によって、端部取付台5に固定される。サージ防護素子2の、ここでは示されていない高電圧側端部には、それらの拘束要素7が、同様な方法で以て、1つの端部取付台5に固定されている。サージ防護素子2のアース側端部には、1つの円板状アース接点3が配置されている。アース接点3と端部取付台5との間においては、1つのパイプ状の間隔要素17によって、サージ防護素子2が端部取付台5から軸方向に隔てられ、これにより、アース接点3と固定ブッシュ8との間の、別言するとアース接点3と端部取付台5との間の、十分な絶縁距離が確保されている。この場合、間隔要素17は、軸方向において端部取付台5の円形の開口部23の中に潜り込み、その開口部23の半径方向の張り出し部24によって支持されている。間隔要素17は、形状安定性および対温度安定性を有する電気絶縁材料から作られており、かつ、特に大きい曲げ強度を有している。ここで、多くの場合、使用されるのは、強化樹脂、特にグラスファイバー強化樹脂である。このように、間隔要素17が電気絶縁材料によって形成されているので、サージ防護素子2がアース側の端部取付台5に対して電気的に絶縁される。このアース接点3は、サージ防護素子2とは反対側の端面に、1つのリング状の取付部21を有する。これは、間隔要素17の内径に合致する外径を有するので、この取付部21の半径方向外側面は、間隔要素17に対するガイドの役目を果たす。サージ防護素子2、複数の端部取付台5、複数の固定ブッシュ8を備えた複数の拘束要素7ならびに間隔要素17で構成されるブロックは、能動部18とも呼ばれるが、このように簡易な前組立が可能なものとなっている。図3は、その能動部18のアース側端部を示しているが、複数の拘束要素7のうちの1つだけが示されている。
図1は、更に、1つのケーシング蓋4によって形成された、ケーシングのアース側ケーシング壁を示している。1つのブッシング10が、このケーシング蓋4の1つの開口部を貫通して延びるように設けられている。そして、このブッシング10は、1つの絶縁パイプ13、1つの外部絶縁ブッシュ12、1つの内部絶縁ブッシュ14、および、1つのブッシング導体11を有する。このブッシング10を組み立てるためには、先ず、絶縁パイプ13がケーシング蓋4の開口部に挿入される。ここで、絶縁パイプ13は、その両端が開口部からその外へと突き出ている。そのケーシング蓋4の内側における絶縁パイプ13の今や突き出ている部分に、内部絶縁ブッシュ14が被せられる。これも同様にパイプ状であり、絶縁パイプ13の外径と合致する内径を有している。そして、その絶縁ブッシュ14は、軸方向において絶縁パイプ13におけるケーシングの内側の端部を超えて突き出ている。このように、絶縁パイプ13および内部絶縁ブッシュ14は、長手軸30に対して同軸に配置されている。ケーシングの外側においては、1つの外部絶縁ブッシュ12が、絶縁パイプ13におけるケーシングの外側の端部に被せられる。この外部絶縁ブッシュ12は、1つのリング状凹部29を有し、このリング状凹部29が、絶縁パイプ13におけるケーシングの外側の端部を受けている。外部絶縁ブッシュ12の1つのリング状取付部28が、絶縁パイプ13の半径方向内側において、軸方向に沿ってその絶縁パイプ内に突き出ている。そして、ここでは金属ボルトとして示されている1つのブッシング導体11が、ケーシングの外側から外部絶縁ブッシュ12を貫通し、絶縁パイプ13を貫通して、ケーシングの内部まで延びている。ここで、このブッシング導体11におけるケーシングの内側の端部は、内部絶縁ブッシュ14を超えて屹立し、以てケーシング内部において突き出ている。1つのストッパー、例えばナットが、ブッシング導体11におけるケーシングの外側の端部によって、その進入深さを制限している。ブッシング導体11におけるケーシングの内側の端部の上に、1つの円板座金15が置かれ、これが内部絶縁ブッシュ14上に載置され、そしてナット16で以て固定されている。外部絶縁ブッシュ12は、その複数の端面に複数のシール22、例えばO‐リングを有し、それらが外部絶縁ブッシュ12をケーシング、ここではケーシング蓋4、に対して、および、ブッシング導体11に対して、シールする。このように、ブッシング10は、ケーシングの内側からケーシングの外側へのガス密な電気伝導を行い、その電気伝導は、ケーシングに対して電気的に絶縁されている。図2は、その組み立てが完成されたブッシング10を備えたケーシング蓋4を示している。
更に、図1は、ブッシング10と能動部18とを有するケーシング蓋4を、組み立てられた状態で示している。端部取付台5は、ケーシング蓋4に複数のねじ6で以て固定されている。内部絶縁ブッシュ14が、ブッシング導体11におけるケーシングの内部の端部と共に、少なくとも部分的に、間隔要素17内に突き出ている。その間隔要素17の内部においては、アース接点3と円板座金15の間に配置された1つのばね弾性要素9、ここではコイルばね、を介して、アース接点3とブッシング10との間の電気的接続が行われる。すなわち、アース接点3とばね弾性要素9とが、サージ防護素子2をブッシング10に電気的に接続する接続手段を構成している。アース接点3の取付部21の半径方向内側が、ばね弾性要素9のための1つの受け部を提供し、そのばね弾性要素9は、受け部によってガイドされて、センタリングされることとなる。絶縁ガスを間隔要素17の内部に取り入れることができるようにするべく、複数の開口20が、間隔要素17の壁部に設けられている。斯くして、サージ防護素子2からアース接点3、ばね弾性要素9、円板座金15、ナット16、および、ブッシング導体11を通って、ケーシングの外側に至る、1つの電流路が形成される。この電流路は、端部取付台5およびケーシングに対して電気的に絶縁されて、端部取付台5を通り、更に、ケーシング壁部、ここではケーシング蓋4、を貫通している。
図1および図3にはそれぞれ、1つの能動部18および1つのブッシング10のみが示されているが、本発明によるサージアレスタ1では、1つのケーシングの中に複数の能動部18を含むようにすることも可能である。その場合、各能動部18には、1つの専有のブッシング10が設けられ、そのブッシングは、個々の能動部18のサージ防護素子2に対して同軸に配置される。
図4は、本発明に係る、他の形態を示す。ここでは、アース側の端部取付台は、ケーシング蓋4からなるものとなっている。拘束要素7は、固定用ブッシュ8を用いてケーシング蓋4に直接固定されており、その結果、そのケーシング蓋がアース側の端部取付台となっている。そのケーシング蓋4は、ケーシング19の1つの端面を密閉している。そして、複数のシール32が、ガス密閉性を保証している。この場合、1つのケーシング19の内部に、複数の能動部18が収納されている。各能動部18には、それぞれ1つの専用のブッシング10が設けられている。各能動部18は、1つの共通のアース側の端部取付台を有しており、その端部取付台は、ここではケーシング蓋4として形成されている。
そのケーシング蓋4は、更に、1つの圧力バランス装置25を有する。この圧力バランス装置25では、1つの安全破裂板26が、ケーシング蓋4の1つのリング状の開口部を覆っている。この安全破裂板26は、ケーシングの内側に、1つのリング状フランジ31によって固定されている。複数のシール33が、ケーシング蓋4に対して、安全破裂板26をガス密にシールしている。ケーシング19内に過圧が発生すると、安全破裂板26が破裂し、その過圧を自由空間に逃がすことによって、ケーシング19の破損が防止される。この開口部の外側の1つの噴流フード27が、噴出するガスを所望の方向に導く。この圧力バランス装置25の代わりに、またはそれに加えて、ケーシング蓋4が絶縁ガス用の1つの充填・排出装置および/または1つの点検開口を有するようにすることも可能である。絶縁ガス用の充填・排出装置は、絶縁ガス、例えば六フッ化硫黄、をケーシング19内に充填する、または、このケーシングから排出するために、使用される。この場合、この充填・排出装置は、絶縁ガスが無制御に漏れ出すことのないように構成されている。点検開口は、例えば、組み立て、保守、若しくは検査の目的で、ケーシングを分解することなくケーシング19の内部の諸要素にアクセスするために、使用される。
1 サージアレスタ
2 サージ防護素子
3 アース接点
4 ケーシング蓋
5 端部取付台
7 拘束要素
8 固定用ブッシュ
9 コイルばね
10 ブッシング
11 ブッシング導体
12 外部絶縁ブッシュ
13 絶縁パイプ
14 内部絶縁ブッシュ
15 円板座金
16 ナット
17 間隔要素
18 能動部
19 ケーシング
20 開口
21 受け部
22 シール
23 貫通開口部
24 半径方向の張り出し部
25 圧力バランス装置
26 安全破裂板
30 長手軸

Claims (11)

  1. サージ防護素子(2)とブッシング(10)とを備えたサージアレスタであって、前記サージ防護素子(2)が、アースされた金属製のケーシング(19)内に設置され、かつ、アース側の端部取付台(5)と高電圧側の端部取付台との間に、拘束要素(7)を用いて固定されており、前記ブッシング(10)が、前記ケーシング(19)に対して絶縁された、前記ケーシング(19)の内部から前記ケーシング(19)の外側までの1つの電流路を有する、サージアレスタ(1)において、
    前記ブッシング(10)の長手軸(30)が、前記サージ防護素子(2)の長手軸(30)と同軸に配置されており、かつ、前記サージ防護素子(2)が、接続手段(3、9)を用いて前記ブッシング(10)と電気的に接続されるように設けられており、それらが前記アース側の端部取付台(5)に対して電気的に絶縁されると共に、前記アース側の端部取付台(5)に設けられた1つの貫通開口部(23)を貫通するように設けられている
    ことを特徴とするサージアレスタ。
  2. 請求項1記載のサージアレスタ(1)において、
    前記ケーシング(19)は、流体密に形成されていて、絶縁ガスが充填されている
    ことを特徴とするサージアレスタ。
  3. 請求項1または2記載のサージアレスタ(1)において、
    前記ケーシング(19)が、ケーシング蓋(4)を有し、このケーシング蓋に、前記アース側の端部取付台(5)が取り付けられている
    ことを特徴とするサージアレスタ。
  4. 請求項3記載のサージアレスタ(1)において、
    前記ケーシング蓋(4)が、前記ケーシング(19)内部の過圧をバランスさせるための圧力バランス装置(25)を有する
    ことを特徴とするサージアレスタ。
  5. 請求項3または4記載のサージアレスタ(1)において、
    前記ケーシング蓋(4)が、閉鎖可能な点検口を有する
    ことを特徴とするサージアレスタ。
  6. 請求項3から5の1つに記載のサージアレスタ(1)において、
    前記ケーシング蓋(4)が、絶縁ガス用の充填・排出装置を有する
    ことを特徴とするサージアレスタ。
  7. 先行する複数の請求項のうちの1つの項に記載のサージアレスタ(1)において、
    前記複数の接続手段(3、9)は、前記サージ防護素子(2)が支持される平坦な支持面を備えたアース接点(3)と、前記ブッシング(10)の長手軸(30)方向のばね弾性要素(9)とを有し、ここに、前記アース接点(3)は、前記ばね弾性要素(9)のための1つの受け部(21)を有する
    ことを特徴とするサージアレスタ。
  8. 請求項7記載のサージアレスタ(1)において、
    前記サージ防護素子(2)が、電気絶縁性を有する間隔要素(17)によって、前記アース側の端部取付台(5)から隔てられている
    ことを特徴とするサージアレスタ。
  9. 請求項8記載のサージアレスタ(1)において、
    前記間隔要素(17)が、パイプ状に形成されており、かつ、前記ばね弾性要素(9)が、少なくとも部分的に前記間隔要素(17)の内部に配置されている
    ことを特徴とするサージアレスタ。
  10. 請求項7から9の1つに記載のサージアレスタ(1)において、
    前記アース接点(3)の前記受け部(21)が、前記間隔要素(17)および/または前記ばね弾性要素(9)をガイドするために、リング状の取付部として形成されている
    ことを特徴とするサージアレスタ。
  11. 先行する複数の請求項のうちの1つの項に記載のサージアレスタ(1)において、
    前記アース側の端部取付台(5)が、前記ケーシング蓋(4)によって形成されている
    ことを特徴とするサージアレスタ。
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