JP2015523504A - 非圧印加工の三次元ノズル出口面を備えた燃料噴射器 - Google Patents

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Abstract

ノズル及びその作成方法が開示される。開示されるノズルは、入口面と、入口面とは反対側の三次元の出口面とを有する。ノズルは、入口面から出口面まで延在する1つ以上のノズル貫通孔を有してもよい。ノズルを含む燃料噴射器も開示される。ノズル及び燃料噴射器を作成し使用する方法が更に開示される。【選択図】図1

Description

本発明は一般に、内燃機関の燃料噴射器で用いるのに好適なノズルに関する。本発明は更に、かかるノズルを組み込んだ燃料噴射器に応用可能である。本発明はまた、かかるノズルを作成する方法、並びにかかるノズルを組み込んだ燃料噴射器を作成する方法に関する。本発明は更に、車両にノズル及び燃料噴射器を使用する方法に関する。
燃料噴射器システムには3つの基本的な種類がある。ポート燃料噴射(PFI)、直噴ガソリンエンジン(GDI)、及び直接噴射(DI)である。PFI及びGDIはガソリンを燃料として使用し、DIはディーゼル燃料を使用する。燃費を向上すると共に内燃機関の有害物質排出を低減させる可能性を有し、また、内燃機関を備える車両の全体的なエネルギー要件を低減させるように、燃料噴射器ノズル及びそれを含む燃料噴射システムを更に発展させるための取組みが続けられている。
本発明は、燃料噴射器ノズルを目的とする。例示の一実施形態では、燃料噴射器ノズルは、入口面と、入口面とは反対側の出口面と、内表面によって形成されるキャビティによって出口面の少なくとも1つの出口開口部に接続された、入口面の少なくとも1つの入口開口部を備える、少なくとも1つのノズル貫通孔とを備え、出口面は、出口面の一部分から延在する少なくとも1つの出口面構造体を備える。
別の例示の実施形態では、燃料噴射器ノズルは、入口面と、入口面とは反対側の出口面と、内表面によって形成されるキャビティによって出口面の少なくとも1つの出口開口部に接続された、入口面の少なくとも1つの入口開口部を備える、少なくとも1つのノズル貫通孔とを備え、出口面は、その露出面にある防汚構造体を備える。
本発明は更に、燃料噴射器を目的とする。例示の一実施形態では、燃料噴射器は、本発明の本明細書に開示するノズルのうち任意の1つを備える。
本発明は更にまた、燃料噴射システムを目的とする。例示の一実施形態では、燃料噴射システムは、本発明の本明細書に開示するノズル又は燃料噴射器のうち任意の1つを備える。
本発明はまた、ノズルを作成する方法を目的とする。例示の一実施形態では、本発明のノズルを作成する方法は、本明細書に記載するノズルのうち任意のものを作成するステップを含む。
別の例示の実施形態では、本発明のノズルを作成する方法は、ノズル材料と、少なくとも1つのノズル貫通孔を形成する少なくとも1つのキャビティとを備える、ノズルプリフォームを用意するステップと、少なくとも1つのキャビティを少なくとも1つのノズル貫通孔内に形成すると共に、ノズルの出口面の一部分から延在する少なくとも1つの出口面構造体を形成するように、ノズル材料を除去するステップとを含む。
本発明はまた、燃料噴射器を作成する方法を目的とする。例示の一実施形態では、燃料噴射器を作成する方法は、本明細書に記載するノズルのうち任意の1つを燃料噴射器に組み込むステップを含む。
本発明はまた、車両の燃料噴射システムを作成する方法を目的とする。例示の一実施形態では、車両の燃料噴射システムを作成する方法は、本明細書に記載するノズルのうち任意の1つを燃料噴射システムに組み込むステップを含む。
本発明は、添付の図面に関連して以下の本発明の種々の実施形態の「発明を実施するための形態」を考慮したとき、より完全に理解し正しく認識され得る。
本発明の例示のノズルを示す側面図である。 図1に示される例示のノズルを示す断面図である。 本発明の別の例示のノズルを示す側面図である。 本発明の他の例示のノズルを示す斜視図である。 本発明の他の例示のノズルを示す斜視図である。 本発明の他の例示のノズルを示す断面図である。 本発明の他の例示のノズルを示す断面図である。 本発明の他の例示のノズルを示す断面図である。 本発明の他の例示のノズルを示す断面図である。 本発明のノズルに使用するのに適した例示の防汚微細構造体を示す拡大斜視図である。 本発明のノズルに使用するのに適した例示の防汚微細構造体を示す拡大斜視図である。 本発明のノズルに使用するのに適した例示の防汚微細構造体を示す拡大斜視図である。 本発明の例示の燃料噴射器システムを示す概略図である。 材料除去ツールを使用してノズル材料がノズルから除去される、例示の方法ステップを示す断面図である。 図14に示される材料除去ステップで使用するのに適した例示の材料除去ツールを示す斜視図である。 図14に示される材料除去ステップで使用するのに適した例示の材料除去ツールを示す断面図である。 図14に示される材料除去ステップで使用するのに適した例示の材料除去ツールを示す断面図である。 図14に示される材料除去ステップで使用するのに適した例示の材料除去ツールを示す断面図である。 図14に示される材料除去ステップで使用するのに適した例示の材料除去ツールを示す断面図である。 図14に示される材料除去ステップで使用するのに適した例示の材料除去ツールを示す断面図である。 図16a〜eに示される材料除去ツールを使用して形成される例示の出口表面形体/プロファイルを示す断面図である。 図16a〜eに示される材料除去ツールを使用して形成される例示の出口表面形体/プロファイルを示す断面図である。 図16a〜eに示される材料除去ツールを使用して形成される例示の出口表面形体/プロファイルを示す断面図である。 図16a〜eに示される材料除去ツールを使用して形成される例示の出口表面形体/プロファイルを示す断面図である。 図16a〜eに示される材料除去ツールを使用して形成される例示の出口表面形体/プロファイルを示す断面図である。 図14に示される材料除去ステップで使用するのに適した別の例示の材料除去ツールを示す斜視図である。
本明細書において、複数の図面で使用される同じ参照番号は、同じ若しくは類似の性質及び機能性を有する同じ又は類似の要素を指す。
開示するノズルは、(1)2011年2月3日付けで公開された国際特許出願公開第WO2011/014607号、及び(2)2012年2月2日付けで出願された国際特許出願第US2012/023624号(3M整理番号第67266WO003号、名称「Nozzle and Method of Making Same」)に開示されているノズルに対する改善を示すものであり、それら両方の主題及び開示の全内容を参照により本明細書に援用する。開示するノズルは、本明細書で考察するように、従来のノズルに対して1つ以上の利点を提供する。例えば、開示するノズルは、有利には、燃料噴射器システムに組み込まれて燃費を改善することができる。開示するノズルは、国際特許出願公開第WO2011/014607号及び国際特許出願第US2012/023624号に開示されているような、二光子などの多光子プロセスを使用して加工することができる。特に、多光子プロセスを使用して、1つ以上の穴形成形体を少なくとも含むことができる、様々な微細構造体を加工することができる。次いで、かかる穴形成形体を型として使用して、ノズル及び他の用途に使用される穴を加工することができる。
「ノズル」という用語は、当該技術分野において種々様々な意味を有し得ることを理解されたい。いくつかの特定の参考文献において、ノズルという用語は広範な定義を有している。例えば、米国特許公開第2009/0308953 A1号(Palestrantら)には、オクルダーチャンバー50を含めて多数の要素を有する「噴霧ノズル」が開示されている。このノズルは、本明細書で提案するノズルの解釈及び定義とは異なるものである。例えば、本明細書のノズルは、Palestrantらのオリフィスインサート24に全体的に対応している。一般に、本明細書のノズルは、噴霧スプレーシステムのうち、スプレーが最終的に放射される最後の先細部分として理解することができるものであり、例えば、Merriam Webster’s dictionaryにおけるノズルの定義(「流体の流れを加速又は案内するために(ホースなどで)用いられる先細り又は絞りを有する短い管」)を参照されたい。Nippondenso Co.,Ltd.(Kariya,Japan)に付与された米国特許第5,716,009号(Ogiharaら)を参照することにより、更なる理解を得ることができる。この文献においても、流体噴射「ノズル」は、組立型弁要素10として広義に定義されている(「流体噴射ノズルとして作用する燃料噴射弁10」(Ogiharaらの特許の第4欄、第26〜27行を参照))。本明細書で使用するとき、「ノズル」という用語の現行の定義及び解釈は、例えば、燃料噴霧器に直接隣接して位置するような、第1及び第2のオリフィスプレート130及び132並びに潜在的にスリーブ138に関するものであろう(Ogiharaらの特許の図14及び15を参照)。本明細書に記載されるのに類似した、「ノズル」という用語の解釈が、Hitachi,Ltd.(Ibaraki,Japan)に付与された米国特許第5,127,156号(Yokoyamaら)において使用されている。その中で、ノズル10は、「スワラ−」12(図1(II)を参照)など、取り付けられ組み込まれた構造の要素とは別に定義されている。残りの説明及び特許請求の範囲全体を通して「ノズル」という用語が言及されるとき、上記に定義した解釈が理解されるべきである。
図1〜9は、本発明の例示のノズル10を示す様々な図である。図1〜9に示されるように、ノズル10は三次元の出口面14を備える。一般的に、ノズル10は「非圧印加工の(non-coined)」三次元出口面14を備える。本明細書で使用するとき、「非圧印加工の」という用語は、例えば圧印加工若しくは打抜き作業のような、変形プロセスによって形成されていないノズル10の出口面14、又は少なくとも、圧印加工されていない出口面構造体143を有する出口面14を指す。更に後述するように、ノズル10の出口面14は、例えば、材料堆積プロセス(例えば、電気めっき堆積による)とそれに続く材料除去プロセス(例えば、放電加工機又はEDMツールを使用する)によって形成されてもよい。
図1〜9に示されるように、本発明のノズル10は、多数の任意の追加形体を更に備えてもよい。好適な任意の追加形体としては、1つ以上の重なった出口表面部分149、出口面14の任意の部分に沿って位置付けられる1つ以上の耐コーキング(anti-coking)微細構造体150、及び出口面14の任意の部分に沿った1つ以上の流体衝突構造体が挙げられるが、それらに限定されない。
図1〜9に示されるように、本発明のノズル10はノズル貫通孔15を備えてもよく、各ノズル貫通孔15は独立して、(i)入口開口部151のサイズ及び形状、(ii)出口開口部152のサイズ及び形状、並びに(iii)1つ以上の曲線区画157、1つ以上の直線区画158、若しくは1つ以上の曲線区画157と1つ以上の直線区画158の組み合わせを含んでもよい、内表面154プロファイルといった特徴を備える。独立したノズル貫通孔15それぞれに対してこれらの特徴を選択することにより、ノズル10が、(1)ノズル貫通孔15を通る流体のほぼ均等なフロー、(2)ノズル貫通孔15を通る流体の可変のフロー(即ち、1つのノズル貫通孔15と別のものとで同じでない流体フロー)、(3)ノズル貫通孔15を出る流体の単一方向又は多方向の流れ、(4)ノズル貫通孔15を出る流体の直線状及び/又は曲線状の流れ、並びに(5)ノズル貫通孔15を出る流体の平行な流れ及び/又は分岐する流れ及び/又は平行でその後分岐する流れを提供することができる。
いくつかの実施形態では、ノズル貫通孔15の少なくとも1つは、入口開口部151のフロー軸、キャビティ153のフロー軸、及び出口開口部152のフロー軸を有し、少なくとも1つのフロー軸は少なくとも1つの他のフロー軸とは異なる。本明細書で使用するとき、「フロー軸」は、燃料がノズル貫通孔15に流入し、そこを通り、又はそこから出る際の燃料の流れの中心軸として定義される。複数の入口開口部151、複数の出口開口部152、又はそれら両方を有するノズル貫通孔15の場合、ノズル貫通孔15は、複数の開口部151/152それぞれに対応する異なるフロー軸を有することができる。
いくつかの実施形態では、入口開口部151のフロー軸は出口開口部152のフロー軸と異なっていてもよい。他の実施形態では、入口開口部151のフロー軸、キャビティ153のフロー軸、及び出口開口部152のフロー軸はそれぞれ互いに異なる。他の実施形態では、ノズル貫通孔15は、動作可能になっている(例えば、寸法決めされるか、構成されるか、あるいは設計された)キャビティ153を有しており、したがって、そこを通って流れる燃料が曲線状のフロー軸を有する。
かかるフロー軸の差異に寄与する要因の例としては、(1)(i)キャビティ153と(ii)入口面11及び/又は出口面14との間の異なる角度、(2)入口開口部151及び/又はキャビティ153及び/又は出口開口部152が互いに整列されていないか若しくは平行でないこと、又は異なる方向に沿って整列されていること、又は平行であるが整列されていないこと、又は交差しているが整列されていないこと、並びに/あるいは(3)2つ若しくは3つの整列されていない線分が有し得る他の任意の想到し得る幾何学的関係の任意の組み合わせを挙げることができるが、それらに限定されない。
開示するノズル10は、開示するノズル形体のいずれか1つ、又は開示するノズル形体の2つ以上の任意の組み合わせを備えてもよい(あるいは本質的にそれらから成るか、若しくはそれらから成ってもよい)。それに加えて、図面には図示されず、及び/又は本明細書にて詳細に記載されないが、本発明のノズル10は、(1)2012年8月1日付けで出願された米国仮特許出願第61/678,356号(3M整理番号第69910US002号、名称「Targeting of Fuel Output by Off−Axis Directing of Nozzle Output Streams」)、(2)2012年8月1日付けで出願された米国仮特許出願第61/678,330号(3M整理番号第69911US002号、名称「Fuel Injector Nozzles with at Least One Multiple Inlet Port and/or Multiple Outlet Port」)、(3)2012年8月1日付けで出願された米国仮特許出願第61/678,305号(3M整理番号第69912US002号、名称「Fuel Injectors with Improved Coefficient of Fuel Discharge」)、並びに(4)2012年8月1日付けで出願された米国仮特許出願第61/678,288号(3M整理番号第69913US002号、名称「Fuel Injectors with Non−Coined Three−dimensional Nozzle Inlet Face」)に開示されている1つ以上のノズル形体を更に備えてもよく、それらそれぞれの主題及び開示の全体を参照により本明細書に援用する。
開示するノズル10は、ノズル10の結果として得られる出口面14が本明細書に記載するような出口面14形体を有する限り、任意の方法を使用して形成されてもよい。本発明のノズル10を作成する方法は、国際特許出願第US2012/023624号に開示されている方法に限定されないが、本発明のノズル10は、国際特許出願第US2012/023624号に開示されている方法ステップと本明細書に開示の方法ステップとの組み合わせを使用して形成されてもよい。例えば、特に、国際特許出願第US2012/023624号の図1A〜1Mを参照して記載されている方法ステップを参照されたい。
追加の実施形態
ノズルの実施形態
1.入口面外周部19を有する入口面11と、前記入口面11とは反対側の、出口面外周部19’を有する出口面14と、内表面154によって形成される中空のキャビティ153によって前記出口面14の少なくとも1つの出口開口部152に接続された、前記入口面11の少なくとも1つの入口開口部151を備える、少なくとも1つのノズル貫通孔15とを備え、前記出口面14が、前記出口面14の一部分から外側又は上方に延在する少なくとも1つの出口面構造体143を備える、燃料噴射器ノズル10。図1〜2に示されるように、例えば、入口面外周部19及び出口面外周部19’は、ノズル10を通って垂直に延在する中央に位置する法線20から等しい距離を延在する。しかしながら、他の実施形態では、入口面外周部19及び出口面外周部19’はそれぞれ、中央に位置する法線20から異なる距離を延在してもよいことが理解されるべきである(例えば、出口面外周部19’の一部分又は全体が、入口面外周部19の一部分の中央に位置する法線20からの距離と比べて、中央に位置する法線20からより長い距離を延在してもよい)。
2.前記少なくとも1つの出口面構造体143が、外側又は上方に延在する(例えば、垂直に延在する)部分145’(例えば、壁)の側面145を備え、前記出口面14が、前記側面145のベースに位置するか、あるいはそれに隣接して位置する前記ベース面142を備え、したがって、前記側面145がベース面142と第1の角度Pを形成する、実施形態1のノズル10。
3.前記第1の角度Pが、約15°〜約165°の範囲、又は1°の単位増分でそれらの間の任意の範囲(例えば、約16°〜約165°、約15°〜約164°、約16°〜約164°、約25°〜約125°、約30°〜約90°、約45°〜約135°など)、又は1°の単位増分でその範囲内の任意の角度(例えば、約30°、45°、60°、75°、90°など)である、実施形態2のノズル10。
4.前記第1の角度Pが約45°〜約135°の範囲である、実施形態2又は3のノズル10。
5.前記第1の角度Pが約90°である、実施形態2〜4のうちいずれか1つのノズル10。
6.前記少なくとも1つの出口面構造体143が、一般的には露出面141であると共に距離d分前記ベース面142から外側又は上方に位置する、上側部分141’を備える、実施形態2〜5のうちいずれか1つのノズル10。一般的に、dは、約200ミクロン(μm)超〜約2500μm以下(又は、200μm〜2500μmの任意の長さ、若しくは1.0μmの増分で200μm〜2500μmの長さ範囲)である。
7.前記少なくとも1つ以上のノズル貫通孔15の少なくとも1つの出口開口部152における出口開口部周辺部152’の少なくとも一部分が、前記出口面構造体143の前記上側部分141’に沿って、あるいはその上部に位置付けられる、実施形態6のノズル10。例えば、図4に示されるノズル10のノズル貫通孔15における出口開口部152の出口開口部周辺部152’を参照されたい。
8.前記少なくとも1つの出口面構造体143が、前記ベース面142の一部分の上方の距離dに位置するように、前記側面145から外に延在する少なくとも1つ以上の重なった又は張り出し部149を備える、実施形態2〜7のうちいずれか1つのノズル10。上述したように、一般的に、dは、約200ミクロン(μm)超〜約2500μm以下(又は、200μm〜2500μmの任意の長さ、若しくは1.0μmの増分で200μm〜2500μmの長さ範囲)である。例えば、図3に示されるノズル10を参照されたい。
9.前記少なくとも1つ以上のノズル貫通孔15の少なくとも1つの出口開口部152’が、前記少なくとも1つの出口面構造体143に、又は少なくともそれに近接して位置付けられる、実施形態1〜8のうちいずれか1つのノズル10。例えば、図1〜6に示されるノズル10のノズル貫通孔15における出口開口部152の出口開口部周辺部152’を参照されたい。
10.前記少なくとも1つ以上のノズル貫通孔15の少なくとも1つの出口開口部152’が、燃料(例えば、流れの形態)(図示なし)を鈍角、鋭角、若しくは直角で前記少なくとも1つの出口面構造体143に接触又は衝突させるように方向付けて前記少なくとも1つの出口開口部152から出すようになっている(即ち、寸法決めされるか、構成されるか、あるいは設計された)、実施形態1〜9のうちいずれか1つのノズル10。このようにして、外に出ていく燃料をより小さい液滴に分解することができ、出口面構造体143から離れた(即ち、ノズル出口面152の外の)特定の場所又は空間へと方向付けることができ、あるいはその両方を行うことができる。また、このようにして、外に出ていく燃料を、出口面構造体143に衝突した後に、出口面14のベース面142の一部分へと方向付け反射させてもよい。外に出ていく燃料はまた、1つ以上の出口面構造体143と出口面14のベース面142との間で前後に反射させてもよい。例えば、図6に示されるノズル10のノズル貫通孔15の出口開口部152を参照されたい。
11.前記少なくとも1つ以上のノズル貫通孔15の少なくとも1つの出口開口部152における出口開口部周辺部152’の少なくとも一部分が、前記少なくとも1つの出口面構造体143の一部分に沿って位置付けられるか、あるいは一部分にある、実施形態1〜10のうちいずれか1つのノズル10。例えば、図1〜6に示されるノズル10のノズル貫通孔15における出口開口部152の出口開口部周辺部152’を参照されたい。
12.前記少なくとも1つ以上のノズル貫通孔15の少なくとも1つの出口開口部152における出口開口部周辺部152’の少なくとも一部分が、前記出口面構造体143の前記側面145に沿って位置付けられるか、あるいは前記側面145にある、実施形態2〜11のうちいずれか1つのノズル10。例えば、図1〜4に示されるノズル10のノズル貫通孔15における出口開口部152の出口開口部周辺部152’を参照されたい。
13.前記少なくとも1つ以上のノズル貫通孔15の少なくとも1つの出口開口部152における出口開口部周辺部152’の少なくとも一部分が、前記少なくとも1つ以上の重なった若しくは張り出し部149に沿って位置付けられるか、あるいは張り出し部にある、実施形態7〜12のうちいずれか1つのノズル10。例えば、図7に示されるノズル10のノズル貫通孔15における出口開口部152の出口開口部周辺部152’を参照されたい。
14.前記少なくとも1つ以上のノズル貫通孔15の少なくとも1つの出口開口部152が、前記出口面構造体143の前記少なくとも1つ以上の重なった若しくは張り出し部149によって少なくとも部分的に覆われる、実施形態7〜13のうちいずれか1つのノズル10。このようにして、出口開口部152を出る燃料(図示なし)を、張り出し部(1つ以上)149に衝突させ、張り出し部(1つ以上)149とその下にある出口面14のベース面142との間で1回以上前後に反射させることによってより小さい液滴へと分解し、出口面構造体143から離れた(即ち、ノズル出口面152の外の)特定の場所又は空間へと方向付けることができる。例えば、図6〜7に示されるノズル10のノズル貫通孔15の出口開口部152を参照されたい。
15.前記少なくとも1つ以上のノズル貫通孔15の少なくとも1つの出口開口部152が、前記出口面構造体14の前記少なくとも1つ以上の重なった若しくは張り出し部149によって完全に覆われる、実施形態7〜14のうちいずれか1つのノズル10。例えば、図6〜7に示されるノズル10のノズル貫通孔15の出口開口部152を参照されたい。
16.少なくとも1つの張り出し部149が、上側張出し面141及び下側張出し面159を備え、前記上側及び下側張出し面141/159がそれらの間に角度Kを形成する、実施形態7〜15のうちいずれか1つのノズル10。
17.前記上側及び下側張出し面141/159の間の角度Kが、約10°〜約90°未満の範囲、又は1°の単位増分でそれらの間の任意の範囲、又は1°の単位増分でその範囲内の任意の角度である、実施形態16のノズル10。
18.前記上側及び下側張出し面141/159の間の角度Kが約45°である、実施形態16又は17のノズル10。
19.前記少なくとも1つの出口面構造体143が、前記上側張出し面141(及び前記下側張出し面159)と前記ベース面142との間に少なくとも1つ以上の中間部分159’を備える、実施形態16〜18のうちいずれか1つのノズル10。例えば、図6〜8に示されるノズル10を参照されたい。
20.前記少なくとも1つの中間部分159’が単一の曲線プロファイルを有する、実施形態19のノズル10。例えば、図8に示されるノズル10を参照されたい。
21.前記少なくとも1つの中間部分159’が、2つ以上のプロファイル(例えば同じ曲面内にない2つの中間面部分159’、例えば、互いに角度を成す関係で位置付けられた2つ以上の隣接した比較的平坦な表面部分159’など)を備える、実施形態20のノズル10。例えば、図17a〜eに示されるサンプルの中間部分159’を参照されたい。
22.前記上側及び下側張出し面141/159(その少なくとも一部分、又はその全体)が互いにほぼ平行である、実施形態16〜21のうちいずれか1つのノズル10。例えば、図8に示されるノズル10を参照されたい。
23.前記ノズル貫通孔15それぞれの前記出口開口部152における出口開口部周辺部152’の少なくとも一部分が、前記出口面構造体143の前記張り出し部149に沿って延在する、実施形態14〜22のうちいずれか1つのノズル10。
24.一連の前記ノズル貫通孔15それぞれの前記出口開口部152における出口開口部周辺部152’の少なくとも一部分が、前記上側張出し面141にある、実施形態16〜23のうちいずれか1つのノズル10。
25.一連の前記ノズル貫通孔15それぞれの前記出口開口部152における出口開口部周辺部152’の少なくとも一部分が、前記下側張出し面159にある、実施形態16〜24のうちいずれか1つのノズル10。
26.一連の前記ノズル貫通孔15それぞれの前記出口開口部152における出口開口部周辺部152’の少なくとも一部分が、前記中間部分159’にある、実施形態19〜25のうちいずれか1つのノズル10。
27.前記少なくとも1つの張り出し部149が少なくとも2つの張り出し部149を含む、実施形態8〜26のうちいずれか1つのノズル10。
28.一連の前記ノズル貫通孔15それぞれの少なくとも1つの出口開口部152が、前記少なくとも1つの張り出し部149によって覆われない、実施形態8〜27のうちいずれか1つのノズル10。
29.前記ベース面142が平坦であるか、あるいは平面状である、実施形態2〜28のうちいずれか1つのノズル10。
30.前記出口面構造体143の前記側面145が、(i)前記ベース面142と、約90°〜約165°未満の範囲、又は1°の単位増分でそれらの間の任意の範囲、又は1°の単位増分でその範囲内の任意の角度の、第1の角度Pを形成する、また、(ii)前記出口面構造体143の前記上側部分141’の上面141と、約195°超〜約345°未満の範囲、又は1°の単位増分でそれらの間の任意の範囲、又は1°の単位増分でその範囲内の任意の角度の、第2の角度Qを形成する、実施形態29のノズル10。
31.前記側面145が、(i)前記ベース面142と約90°の第1の角度Pを、また、(ii)前記上面141と約225°〜約270°の範囲又は約270°の第2の角度Qを形成する、実施形態29又は30のノズル10。
32.前記側面145が、前記ベース面142と前記上面141との間を延在する、比較的平坦な、円筒状の、又は切頭円錐状の表面プロファイル−を有する、実施形態29〜31のうちいずれか1つのノズル10。
33.前記ノズル貫通孔15の少なくとも1つ、複数、若しくはそれぞれの、少なくとも1つの出口開口部152における周辺部152’の全体又は一部分が、前記出口面構造体143の前記側面145にある、実施形態29〜32のうちいずれか1つのノズル10。
34.前記ノズル貫通孔15の少なくとも1つ、複数、若しくはそれぞれの、少なくとも1つの出口開口部152における周辺部152’の全体又は一部分が、前記出口面14の前記ベース面142にある、実施形態29〜33のうちいずれか1つのノズル10。
35.前記ノズル貫通孔15の少なくとも1つ、複数、若しくはそれぞれの、少なくとも1つの出口開口部152における周辺部152’の全体又は一部分が、前記上面141にある、実施形態29〜33のうちいずれか1つのノズル10。
36.前記ノズル貫通孔15の少なくとも1つ以上(例えば、約2〜約24個)が、少なくとも2つ以上(例えば、約2〜約24個)の出口開口部152を備える、実施形態1〜35のうちいずれか1つのノズル10。2つ以上の出口開口部152は、出口面構造体143の側面145に沿った出口開口部152の行、列、又は行及び列の両方を形成するのに使用することができる。例えば、図7〜8に示されるノズル10を参照されたい。
37.前記出口面14の露出面142/145/141/159/159’に、防汚(例えば、耐コーキング)構造体150(例えば、微細構造体、ナノ構造体、若しくは両方)を更に備える、実施形態1〜36のうちいずれか1つのノズル10。例えば、図8に示されるノズル10を参照されたい。図10〜12に示される例示の防汚(例えば、耐コーキング)構造体150も参照されたい。
38.前記少なくとも1つの出口面構造体143が、前記出口面構造体143の露出面145/141/159/159’に、防汚(例えば、耐コーキング)構造体150(例えば、微細構造体、ナノ構造体、若しくは両方)を更に備える、実施形態1〜36のうちいずれか1つのノズル10。
39.前記出口面構造体143の前記張り出し部149のそれぞれ又は少なくとも1つにおける露出面141/159/159’が、その上に防汚(例えば、耐コーキング)構造体150(例えば、微細構造体、ナノ構造体、若しくは両方)を更に備える、実施形態8〜36のうちいずれか1つのノズル10。
40.前記少なくとも1つの出口面構造体143が、前記出口面14の露出面142/145/141/159/159’上の防汚(例えば、耐コーキング)構造体150(例えば、微細構造体、ナノ構造体、若しくは両方)である、実施形態1のノズル10。
41.入口面11と、前記入口面11とは反対側の出口面14と、内表面154によって形成されるキャビティ153によって前記出口面14の少なくとも1つの出口開口部152に接続された、前記入口面11の少なくとも1つの入口開口部151を備える、少なくとも1つのノズル貫通孔15とを備え、前記出口面14が、その露出面に防汚(例えば、耐コーキング)構造体150(例えば、微細構造体、ナノ構造体、若しくは両方)を備える、燃料噴射器ノズル10。
42.前記防汚構造体150が、約500マイクロメートル(μm)以下である前記出口面14の上方への最大高さ、又はその中への最大深さを有する、表面トポグラフィー的特徴を備える、実施形態37〜41のうちいずれか1つのノズル10。
43.前記防汚構造体150が、少なくとも約2マイクロメートル(μm)である前記出口面14の上方への最大高さ、又はその中への最大深さを有する、表面トポグラフィー的特徴を備える、実施形態37〜42のうちいずれか1つのノズル10。
44.前記防汚構造体150が、円錐形状、円筒形状、切頭円錐形状、ドーム形状、角錐形状、半球形状、プリズム形状、パン塊形状、若しくは他の任意の形状の少なくとも1つ、又は任意の組み合わせを有する表面トポグラフィー的特徴を備える、実施形態37〜43のうちいずれか1つのノズル10。
45.少なくとも1つの前記ノズル貫通孔15のキャビティ153の内表面154が、内表面154から(a)キャビティ153の長さに沿って、(b)前記ノズル貫通孔15の出口開口部152に隣接して、又は(c)(a)及び(b)の両方で延在する、複数のキャビティ通路153’を備える、実施形態1〜44のうちいずれか1つのノズル10。
46.前記複数のキャビティ付属物153’が、内表面154から前記キャビティ153に沿って、前記キャビティ153の最大全長Lの約10%超の長さを延在する、実施形態45のノズル10。
47.少なくとも1つのノズル貫通孔15に対する少なくとも1つの入口開口部151及び少なくとも1つの出口開口部152が、類似の形状又は異なる形状の入口開口部151及び出口開口部152を有する、実施形態1〜46のうちいずれか1つのノズル10。
48.前記入口面11が、前記出口面14の合計出口開口部152面積よりも大きい合計入口開口部151面積を有する、実施形態1〜47のうちいずれか1つのノズル10。
49.前記ノズル10が、1.0超〜約2500の範囲、又は1の単位増分でそれらの間の任意の数若しくは範囲(例えば、約1.0〜約1000、約2〜約2000、約10〜約1000、及び約40〜約500)、又は1の単位増分でその範囲内の任意の比である、合計入口開口部151面積対合計出口開口部152面積の全体比を有する、実施形態1〜48のうちいずれか1つのノズル10。
50.前記ノズル10が、1.2超〜約500の範囲、又は1の単位増分でそれらの間の任意の範囲(例えば、約1.2〜約250、約2〜約22、約2〜約22、及び約4〜約12)、又は1の単位増分でその範囲内の任意の比である、合計入口開口部151面積対合計出口開口部152面積の全体比を有する、実施形態1〜49のうちいずれか1つのノズル10。
51.前記ノズル10が、30超(あるいは、1の単位増分で30〜2500の間の任意の数若しくは範囲、例えば約40〜500、又は1の単位増分でその範囲内の任意の比)である、合計入口開口部151面積対合計出口開口部152面積の全体比を有する、実施形態1〜49のうちいずれか1つのノズル10。
52.前記ノズル10が、約1.2〜約250の範囲、又は1の単位増分でそれらの間の任意の範囲、又は1の単位増分でその範囲内の任意の比である、合計入口開口部151断面積対合計出口開口部152断面積の全体比を有する、実施形態1〜49及び51のうちいずれか1つのノズル10。
53.各入口開口部151が、約500ミクロン未満(又は、約400ミクロン未満、若しくは約300ミクロン未満、若しくは約200ミクロン未満、若しくは約160ミクロン未満、若しくは約100ミクロン未満)の主要寸法(例えば、直径)(あるいは、1.0ミクロンの増分で約10ミクロン〜500ミクロン、例えば10、11、12ミクロンなどの、任意の主要寸法/直径)を有する、実施形態1〜52のうちいずれか1つのノズル10。本明細書で使用するとき、「主要寸法」という用語は、所与の入口開口部151(又は所与の出口開口部152)の両端間の最大距離を表す。
54.各出口開口部152が、約300ミクロン未満(又は、約200ミクロン未満、若しくは約100ミクロン未満、若しくは約50ミクロン未満、若しくは約20ミクロン未満)の主要寸法(例えば、直径)(あるいは、1.0ミクロンの増分で約10ミクロン〜300ミクロン、例えば10、11、12ミクロンなどの、任意の主要寸法)を有する、実施形態1〜53のうちいずれか1つのノズル10。
55.前記ノズル10が、金属材料、無機非金属材料(例えば、シリカ、ジルコニア、アルミナ、チタニア、若しくは酸化イットリウム、酸化ストロンチウム、酸化バリウム、酸化ハフニウム、酸化ニオビウム、酸化タンタル、酸化タングステン、酸化ビスマス、酸化モリブデン、酸化スズ、酸化亜鉛、57〜71の原子番号を有するランタニド元素の酸化物、酸化セリウム、及びそれらの組み合わせを含む群から選択されるセラミック)、又はそれらの組み合わせを含む、実施形態1〜54のうちいずれか1つのノズル10。
56.ノズル10がモノリシック構造体を含む、実施形態1〜55のうちいずれか1つのノズル10。本明細書で使用するとき、「モノリシック」という用語は、ノズル10が、互いに組み合わされてノズルを形成する複数の部品又は構成要素とは対照的に、単一の一体的に形成された構造体を有することを指す。
燃料噴射器の実施形態
57.実施形態1〜56のうちいずれか1つのノズル10を備える、燃料噴射器101。
燃料噴射器システムの実施形態
58.実施形態1〜57のうちいずれか1つのノズル10を備える内燃機関106(例えば、車両エンジン、発電機など)の燃料噴射システム100。(とりわけ、図13に示されるような、燃料噴射器101、燃料源/タンク104、燃料ポンプ103、燃料フィルタ102、燃料噴射器電源105、及びエンジン106を備える、燃料噴射器システム100。)
ノズルを作成する方法の実施形態
59.ノズル材料と、少なくとも1つのノズル貫通孔を形成する少なくとも1つのキャビティとを備える、ノズルプリフォームを用意するステップと、少なくとも1つのキャビティを少なくとも1つのノズル貫通孔15内に形成すると共に、少なくとも1つの出口面構造体143を形成するように、ノズル材料を除去するステップとを含む、実施形態1〜56のうちいずれか1つのノズル10を作成する方法。
60.前記ノズル材料を除去するステップが、少なくとも1つのノズル貫通孔15の入口開口部151及び出口開口部152の少なくとも一方若しくは両方を形成するように、少なくとも1つのキャビティの少なくとも一端又は両端を開くステップを含む、実施形態59の方法。
61.前記除去するステップが、ノズルプリフォームと近接又は接触させて材料除去ツール700(くさび形切断ツールの切断縁部、放電加工機、若しくはEDMツール)を位置付けることによって、所望のノズル材料を除去するステップを含む、実施形態59又は60の方法。ワイヤ電極又はシンカーEDM切断ツールが好ましい材料除去ツール700である。例えば、図14に示される除去方法ステップを参照されたい。
62.前記方法が、ノズル10の出口面14に防汚構造体150を形成するステップを更に含む、実施形態59〜61のうちいずれか1つの方法。
63.防汚構造体150を形成する前記ステップが、ノズルプリフォームを形成するのに使用されるノズル形成微細構造化パターン状に防汚構造体を加工するステップと、1つ以上のノズル貫通孔形成形体を備えるノズル形成微細構造化パターン上にノズル形成材料を適用するステップと、ノズル形成材料をノズル形成微細構造化パターンから分離してノズル10を用意するステップと、1つ以上のノズル貫通孔15及び/又は16を形成するように、必要に応じてノズル10からノズル材料を除去するステップとを含む、実施形態62の方法。
64.前記加工するステップが、マスターツール上に防汚構造体を形成するステップと、マスターツールに金属溶射するステップと、金属溶射されたマスターツールを電鋳してEDM電極を形成するステップと、ノズル形成微細構造化パターンを形成するように、EDM電極を燃料噴射器ノズルプレート内に焼き付けるステップとを含む、実施形態63の方法。
65.前記形成するステップが二光子重合ステップを含む、実施形態64の方法。
66.前記加工するステップが、マスターツールに金属溶射するのに先立って、マスターツールをナノ粒子含有溶液でコーティングするステップと、マスターツールに金属溶射するステップと、金属溶射されたマスターツールを電鋳してEDM電極を形成するステップと、ノズル形成微細構造化パターンを形成するように、EDM電極を噴射器プレート内に焼き付けるステップとを含む、実施形態63の方法。
67.前記除去するステップが、ツール700の外側リード面701(即ち、外表面702に沿ったリード外表面701)を有する材料除去ツール700を用いてノズル10から材料を除去するステップを含み、ツール700の外側リード面701が、(1)重なった外表面部分149が存在する場合にそのそれぞれに対して重なった外表面プロファイル159/159’、(2)外面14に沿った少なくとも1つの側面(即ち、垂直に延在する壁部分)145、(3)1つ以上の衝突部材1519、(4)耐コーキング構造体150、及び(5)1つ以上の出口開口部152のうち、少なくとも1つの出口面形体を提供する、実施形態59〜66の方法。例えば、図14〜15を参照されたい。
68.前記除去するステップが、外側リード面701を有する材料除去ツール700を用いてノズル10から材料を除去するステップを含み、ツール700の外側リード面701が、円形の断面構成(例えば、図14〜15に示されるツール701)を有する単一の連続面(例えば、弓形状の表面)を備える、実施形態59〜67の方法。図16a〜eに示されるように、ツール700は任意の所望の断面構成を有してもよく、それにより、図17a〜eに示されるような、所与の重なった外表面部分149に対する所望の重なった外表面プロファイル159/159’、(図10〜12に示されるような)耐コーキング微細構造体150、図9に示されるような衝突部材1519、及び他の出口面14の表面起伏(図示なし)を含むがそれらに限定されない、様々な出口面14形体がもたらされる。いくつかの実施形態では、ツール700をその軸線rに沿って回転させて、出口面14に対して表面形体を更に提供してもよい(例えば、ツール700が図16eに示されるような星形の断面構成を有し、その軸線に沿って回転させながらノズル10から材料を除去したとき、図15eに示される出口面14形体がもたらされる)。更に、ツール700は、ノズル10上に出口面14形体を更に提供するのに(その軸線rに沿った回転を伴って、又は伴わずに)使用されてもよい、(図18に示されるような)1つ以上のツール表面形体704を更に備える。
燃料噴射器を作成する方法の実施形態
69.実施形態1〜57のうちいずれか1つのノズル10を燃料噴射器101に組み込むステップを含む、燃料噴射器101を形成する方法。
燃料噴射システムを作成する方法の実施形態
70.実施形態1〜56のうちいずれか1つのノズル10を燃料噴射システム100に組み込むステップを含む、(例えば、車両200などの内燃機関の)燃料噴射システム100を形成する方法。
ノズルプリフォームの実施形態
71.実施形態1〜6のうちいずれか1つのノズル10を形成するのに適したノズルプリフォーム。例えば、国際特許出願第US2012/023624号における、他のノズルプリフォーム、ノズルプリフォームを利用して図1A〜1Mのノズルを形成する方法、並びにそれらの説明を参照されたい。
微細構造化パターンの実施形態
72.実施形態1〜56のうちいずれか1つのノズル10を形成するのに適した微細構造化パターン。例えば、国際特許出願第US2012/023624号における、他の微細構造化パターン、微細構造化パターンを利用して図1A〜1Mのノズルを形成する方法、並びにそれらの説明を参照されたい。
上述の実施形態のいずれにおいても、ノズル10は、一般的に入口面11の少なくとも一部分が出口面14の少なくとも一部分にほぼ平行である、ほぼ平坦な構成を有するノズルプレート10を備えてもよい。
燃料噴射器ノズル10の厚さは、少なくとも約100μm、好ましくは約200μm超過、及び少なくとも約3mm未満、好ましくは約1mm未満、より好ましくは約500μm未満(又は、1μmの増分で約100μm〜3mmの間の任意の厚さ若しくは厚さ範囲)であるのが望ましい可能性がある。様々な図面に示されるように、ノズルは、ノズルプレートの周辺部(例えば、燃料噴射器の先端に溶接される溶接範囲)の周りではより薄く、ノズルプレートの内側領域ではより厚い厚さを有することが望ましい可能性がある。燃料噴射器におけるノズル入口の上流での燃料の圧力(特に、GDI若しくはDIシステムの高圧を用いるもの)により、薄すぎるノズルプレートの早期の故障又は意図しないたわみが引き起こされる場合がある。しかしながら、ノズルプレートの厚さが増加するにつれて、噴射器本体に対してノズルプレートを高品質で溶接(例えば、レーザー溶接)することが次第に困難になる。内側領域をより厚く、周辺部を比較的薄くすることによって、本発明のノズルを、上述の必要性のバランスを取るようになっている(例えば、寸法決めするか、構成するか、あるいは設計する)ことができる。
更に、図面には示されないが、本明細書に記載するノズル10のいずれかは、(1)燃料噴射器101に対するノズル10の整列(即ち、x−y面内)、及び(2)燃料噴射器101に対するノズル10の回転整列/配向(即ち、x−y面内での適切な回転位置)を可能にする、1つ以上のアライメント面形体を更に備えてもよい。1つ以上のアライメント面形体は、上述したような1つ以上の標的の場所lで正確且つ精密に方向付けられるように、ノズル10及びそのノズル貫通孔15を位置決めするのを補助する。ノズル10上の1つ以上のアライメント面形体は、入口面11、出口面14、周辺部19、又は入口面11、出口面14、及び周辺部19の任意の組み合わせに沿って存在してもよい。更に、ノズル10上の1つ以上のアライメント面形体は、視覚的な印、ノズル10内のくぼみ、ノズル10に沿った隆起面部分、又はかかるアライメント面形体の任意の組み合わせを含んでもよいが、それらに限定されない。
上述のノズル、ノズルプレート、燃料噴射器、燃料噴射器システム、及び方法は、1つ以上の構成要素、特徴、又はステップを「備えている」ものとして記載されているが、上述のノズル、ノズルプレート、燃料噴射器、燃料噴射器システム、及び方法は、ノズル、ノズルプレート、燃料噴射器、燃料噴射器システム、及び方法の上述の構成要素及び/又は特徴及び/又はステップのいずれかを「備える」か、「それらから成る」か、あるいは「本質的にそれらから成る」かであってもよいことが理解されるべきである。結果的に、「備えている」などのオープンエンドの用語を用いて本発明又はその一部分について記載してきたが、本発明又はその一部についての記載はまた(特に明記しない限り)、後述するように、「本質的にそれらから成る」若しくは「それらから成る」という用語又はそれらの変形を使用して、本発明又はその一部分について記載していると解釈すべきであることが、容易に理解されるべきである。
本明細書で使用するとき、「備える」、「備えている」、「含む」、「含んでいる」、「有する」、「有している」、「含有する」、「含有している」、「〜によって特徴付けられる」という用語、又はそれらの他の任意の変形は、別の形で明示的に示される任意の限定を前提として、列挙した構成要素を非排他的に含むことを包含するものとする。例えば、要素の一覧(例えば、構成要素若しくは特徴若しくはステップ)を「備える」ノズル、ノズルプレート、燃料噴射器、燃料噴射器システム、及び/又は方法は、必ずしもそれらの要素(若しくは構成要素若しくは特徴若しくはステップ)のみに限定されるものではなく、明示的に挙げられない、あるいはノズル、ノズルプレート、燃料噴射器、燃料噴射器システム、及び/又は方法に固有の他の要素(若しくは構成要素若しくは特徴若しくはステップ)を含んでもよい。
本明細書で使用するとき、「〜から成る」及び「〜から成っている」という移行句は、指定されない任意の要素、ステップ、又は構成要素を除外する。例えば、請求項で使用される「〜から成る」又は「〜から成っている」は、構成要素、材料、又はステップと通常関連付けられる不純物(即ち、所与の構成要素内の不純物)を除いて、請求項に具体的に列挙された構成要素、材料、又はステップに請求項を限定するであろう。「〜から成る」又は「〜から成っている」という語句が、プリアンブルの直後ではなく請求項本文の文節に現れるとき、「〜から成る」又は「〜から成っている」という語句は、その文節に説明されている要素(若しくは構成要素若しくはステップ)のみを限定し、他の要素(若しくは構成要素)は請求項全体から除外されない。
本明細書で使用するとき、「本質的に〜から成る」及び「本質的に〜から成っている」という移行句は、材料、ステップ、特徴、構成要素、若しくは要素が請求される発明の基本の新規な特徴(1つ以上)に実質的に影響しないことを条件として、事実上開示されているものに加えて、それら追加の材料、ステップ、特徴、構成要素、若しくは要素を含む、ノズル、ノズルプレート、燃料噴射器、燃料噴射器システム、及び/又は方法を定義するのに使用される。「本質的に〜から成る」という用語は、「備える」と「〜から成る」との間の中間の立場を占める。
更に、本明細書に記載するノズル、ノズルプレート、燃料噴射器、燃料噴射器システム、及び/又は方法は、図面に示されない任意の追加の特徴(1つ以上)を伴って、又は伴わずに、図面に示されるような本明細書に記載する構成要素及び特徴のいずれかを備えるか、本質的にそれらから成るか、あるいはそれらから成ってもよい。換言すれば、いくつかの実施形態では、本発明のノズル、ノズルプレート、燃料噴射器、燃料噴射器システム、及び/又は方法は、図面に具体的に示されない任意の追加の特徴を有してもよい。いくつかの実施形態では、本発明のノズル、ノズルプレート、燃料噴射器、燃料噴射器システム、及び/又は方法は、図面に示されるもの(即ち、一部若しくは全部)以外の任意の追加の特徴を有さず、図面に示されないかかる追加の特徴は、ノズル、ノズルプレート、燃料噴射器、燃料噴射器システム、及び/又は方法から具体的に除外される。
本発明は、以下の例によって更に例示されるが、それらの範囲によっていかなる意味でも限定されると解すべきではない。逆に本明細書の説明を読むことで、本発明の趣旨及び/又は添付の特許請求の範囲から逸脱することなく当業者にそれ自体を示唆し得る様々な他の実施形態、改変及びその均等物が考えられることは明確に理解されるはずである。
(実施例1)
図1〜9に示されるような例示のノズル10に類似したノズルを、燃料噴射器システム100に類似した燃料噴射器システムで使用するように準備した。
本発明の一般的原理についての上述の開示及び前述の詳細な説明から、当業者であれば、本発明が影響を受けやすい様々な修正、再構成、及び置換、並びに本発明が提供できる様々な利点及び利益について容易に把握するであろう。したがって、本発明の範囲は、以下の請求項及びそれらの等価物によってのみ限定されるべきである。それに加えて、開示され請求されるノズルが他の(即ち、燃料噴射器ノズルとしてではない)用途に有用であってもよいことは、本発明の範囲内にあるものと理解される。したがって、本発明の範囲は、請求され開示される構造体をかかる他の用途に使用することを含むように拡張されてもよい。

Claims (15)

  1. 入口面と、
    該入口面とは反対側の出口面と、
    内表面によって形成されるキャビティによって前記出口面の少なくとも1つの出口開口部に接続された、前記入口面の少なくとも1つの入口開口部を備える、少なくとも1つのノズル貫通孔と、を備えており、
    前記出口面が、前記出口面の一部分から延在する少なくとも1つの出口面構造体を備える、燃料噴射器ノズル。
  2. 前記少なくとも1つの出口面構造体が側面を備え、前記出口面が、前記側面に隣接して位置するベース面を備え、もって前記側面が前記ベース面と第1の角度を形成する、請求項1に記載の燃料噴射器ノズル。
  3. 前記第1の角度が約45°から約135°の範囲である、請求項2に記載の燃料噴射器ノズル。
  4. 前記第1の角度が約90°である、請求項2又は3に記載の燃料噴射器ノズル。
  5. 前記少なくとも1つの出口面構造体が、前記ベース面の一部分の上方の距離dに位置するように、前記側面から外に延在する少なくとも1つの張り出し部を備える、請求項2から4のいずれか一項に記載の燃料噴射器ノズル。
  6. 前記少なくとも1つのノズル貫通孔の少なくとも1つの出口開口部が、前記少なくとも1つの出口開口部を出る燃料を前記少なくとも1つの出口面構造体に衝突させるように方向付けるようになっている、請求項1から5のいずれか一項に記載の燃料噴射器ノズル。
  7. 前記少なくとも1つのノズル貫通孔の少なくとも1つの出口開口部における出口開口部周辺部の少なくとも一部分が、前記少なくとも1つの出口面構造体の一部分にある、請求項1から6のいずれか一項に記載の燃料噴射器ノズル。
  8. 前記少なくとも1つのノズル貫通孔の少なくとも1つの出口開口部における出口開口部周辺部の少なくとも一部分が、前記出口面構造体の前記側面にある、請求項2から7のいずれか一項に記載の燃料噴射器ノズル。
  9. 前記ベース面が平面である、請求項2から8のいずれか一項に記載の燃料噴射器ノズル。
  10. 前記出口面構造体の前記側面が、(i)前記ベース面と、約90°から約165°未満の範囲の第1の角度を形成するとともに、(ii)前記出口面構造体の上面と、約195°超から約345°未満の範囲の第2の角度を形成する、請求項2から9のいずれか一項に記載の燃料噴射器ノズル。
  11. 少なくとも1つの前記ノズル貫通孔の少なくとも1つの出口開口部の一部分が、前記出口面の前記ベース面にある、請求項2から10のいずれか一項に記載の燃料噴射器ノズル。
  12. 少なくとも1つのノズル貫通孔の少なくとも1つの出口開口部の一部分が前記上面にある、請求項10又は11に記載の燃料噴射器ノズル。
  13. 前記出口面の露出面に防汚構造体を更に備える、請求項1から12のいずれか一項に記載の燃料噴射器ノズル。
  14. 請求項1から13のいずれか一項に記載の燃料噴射器ノズルを備える、内燃機関の燃料噴射システム。
  15. 請求項1から13のいずれか一項に記載のノズルを作成する方法であって、
    ノズル材料と、少なくとも1つのノズル貫通孔を形成する少なくとも1つのキャビティとを備える、ノズルプリフォームを用意するステップと、
    前記少なくとも1つのキャビティを少なくとも1つのノズル貫通孔内に形成すると共に、少なくとも1つの出口面構造体を形成するように、ノズル材料を除去するステップと、を備える、方法。
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