JP2015523178A - ヘアクリッピングデバイス - Google Patents

ヘアクリッピングデバイス Download PDF

Info

Publication number
JP2015523178A
JP2015523178A JP2015524691A JP2015524691A JP2015523178A JP 2015523178 A JP2015523178 A JP 2015523178A JP 2015524691 A JP2015524691 A JP 2015524691A JP 2015524691 A JP2015524691 A JP 2015524691A JP 2015523178 A JP2015523178 A JP 2015523178A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
cutting
movable blade
transmission element
clipping device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015524691A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6030763B2 (ja
Inventor
ジークフリート サブラトシャン
ジークフリート サブラトシャン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips NV
Koninklijke Philips Electronics NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips NV, Koninklijke Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips NV
Publication of JP2015523178A publication Critical patent/JP2015523178A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6030763B2 publication Critical patent/JP6030763B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B19/00Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers
    • B26B19/28Drive layout for hair clippers or dry shavers, e.g. providing for electromotive drive
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B19/00Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers
    • B26B19/12Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers of the oscillating- cutter type; Cutting heads therefor; Cutters therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B19/00Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers
    • B26B19/38Details of, or accessories for, hair clippers, or dry shavers, e.g. housings, casings, grips, guards
    • B26B19/3846Blades; Cutters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B19/00Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers
    • B26B19/02Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers of the reciprocating-cutter type
    • B26B19/04Cutting heads therefor; Cutters therefor; Securing equipment thereof
    • B26B19/06Cutting heads therefor; Cutters therefor; Securing equipment thereof involving co-operating cutting elements both of which have shearing teeth
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B19/00Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers
    • B26B19/38Details of, or accessories for, hair clippers, or dry shavers, e.g. housings, casings, grips, guards

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Dry Shavers And Clippers (AREA)

Abstract

本発明は、筐体と、当該筐体の一端に配置され、固定ブレード14と、当該固定ブレード14に対し弾性的に付勢される可動ブレード16とを含むカッティングアセンブリ12と、偏心伝達要素26を駆動するモータ18と、偏心伝達要素26に結合され、当該偏心伝達要素26の運動を、可動ブレード16の固定ブレード14に対する振動運動に転換する結合要素28と、を含み、固定ブレード14及び可動ブレード16は、互いの間に、切断平面30を画定し、固定ブレード14は第1の凹部34を含み、可動ブレード16は第2の凹部32を含み、第1及び第2の凹部34、32は、互いに重なり合って配置され、偏心伝達要素26は、少なくとも1つの係合点38’において、結合要素28と係合し、少なくとも1つの係合点38は、偏心伝達要素26の運動中に、切断平面30における少なくとも1つの動作位置にあり、結合要素28は、第1及び第2の凹部34、32内に配置されるヘアクリッピングデバイスに関する。

Description

本発明は、ヘアクリッピングデバイスに関する。更に、本発明は、ヘアクリッピングデバイスに使用するカッティングアセンブリに関する。
ヘアカッティング電気器具は、一般的に知られており、主電源により供給される電気によって給電されるか、電池によって給電されるかにかかわらず、トリマー、クリッパー及びシェーバーを含む。このようなデバイスは、手入れが行き届いている外観を人が有することができるように、通常、体毛、特に顔の毛及び頭髪をトリミングするために使用される。これらのデバイスは、当然ながら、ペットの毛又は任意の他の種類の毛をトリミングするためにも使用される。
従来のヘアカッティングデバイスは、前端、即ち、カッティング端と、その反対側のハンドル端とを有する細長い筐体を形成する本体を含む。カッティングブレードアセンブリが切端に配置される。カッティングブレードアセンブリは、通常、固定ブレード要素と、固定ブレード要素に対し往復並進運動する可動ブレード要素とを含む。カッティングブレードアセンブリ自体は、切端から延在し、また、通常は、カッティングブレードアセンブリの向きが、デバイスの本体を正しい方向に置くユーザによって決定されるように、ヘアクリッパーの本体に対し単一の位置に固定されている。
一般的なカッティングユニットでは、可動ブレードを駆動する切断力は、通常、電気モータによって駆動される偏心器を介して伝達される。この偏心器は、電気モータによって回転式に駆動される。偏心器の回転運動は、次に、可動ブレードに接続されている、いわゆる駆動ブリッジを介して、可動ブレードの結果として得られる往復並進運動に変換される。
添付の図1は、従来技術によって一般的に実現されているように、可動ブレード102上の上記したような駆動ブリッジ101の例示的な配置を概略的に示す。図1Aから分かるように、駆動ブリッジ101は、通常、可動ブレード102の上面に取付けられるか又は固定されている。電気モータによって駆動される偏心器が、通常、係合点103において、駆動ブリッジ101に係合する。当該係合点103は、可動カッティングブレード102の上方に位置し、可動カッティングブレード102から所定の距離(距離h1として示される)を有する。したがって、偏心器は、通常、歯からの切断力が働くレベル(切断レベル又は切断平面と呼ぶ)から、電気モータによって駆動される偏心器が駆動ブリッジに係合する係合部まで大きな距離を有する。多くの既知の従来技術のヘアクリッピングデバイスにおいて、電気モータによって駆動される偏心器から切削レベルまでのこの距離は、いわゆる引張り効果をもたらす。この引張り効果とは、可動カッティングブレードの固定カッティングブレードからの好ましくない持ち上げであり、これは、特に重い負荷がかかるヘアカッティングの際に生じる。この引張り効果の原因は、可動ブレードの傾斜を引き起こす深刻な転倒トルクの発生である。図1Bに示される概略的な示力図が、ほとんどの又はすべての既知の従来技術のヘアクリッピングデバイスにおいて生じるこの転倒トルクの原因を視覚的に説明する。
図中のF1は、電気モータによって駆動される偏心器から駆動ブリッジ101に、係合点103において伝達される駆動力を示す。F23は、通常、可動ブレード102を固定ブレードに対して弾性的に付勢する1つ又は2つのバネによって提供されるバネ力を示す。h1が、電気モータによって駆動される偏心器の係合点103から可動カッティングブレード102の上面までの距離を示し、e2が、バネ係合点間の距離を示す場合、持ち上げ(引張り効果)の瞬間において、次の関係:F23=F1・h1/e2がもたらされる。
したがって、例えば毛の最大量、密度、長さ、厚さ及び/又は形状などの負荷が重い条件下で、引張りが、既知のヘアクリッピングデバイスにおいて、カッティング処理の際に生じる。各ホームユーザ、専門職としての毛髪及び髭をトリミングする人にとって、更にはペットの毛のカッティングには、この引張り効果は深刻である。というのも、この引張り効果は、毛をカットするのではなく、デバイス内に毛を引き込むことによって激しい痛みをもたらすからである。上記の引張り効果に対する専門知識は、出願人の研究だけでなく、ヘアクリッピングにおける他の専門家からも知られている。
この好ましくない引張り効果を解決するために、2つの異なるアプローチが一般的に知られている。従来技術のヘアクリッピングデバイスの多くは、大型化された強力な電気モータを使用することによってこの効果を解決することを試みる。しかし、このような大型電気モータは、一方では高価であり、他方で嵩張る。したがって、これは、ヘアクリッピングデバイス全体のサイズを増加させるだけでなく、製造費も増加させる。これ以外にも、そのような大型電気モータの電力消費量は、小型電気モータを使用するヘアクリッピングデバイスの電力消費量よりも高い。これは、電池によって駆動されるヘアクリッピングデバイスには特に不利であり、翻って、動作時間が短くなる。
好ましくない引張り効果を解決する第2の一般的なアプローチは、非常に強力なバネを使用することであり、当該バネは、可動ブレードの持ち上げ又は傾斜を防ぐように、2つのカッティングブレード(可動カッティングブレード及び固定カッティングブレード)を高い力で互いに押し付ける。
ヘアクリッピングデバイス用のそのようなカッティングユニットの一例が、DE10302998A1から知られている。当該ユニットでは、並列ガイド内に配置された2つの強力バネ要素が、可動ブレードを固定ブレードに対し押し付けるように使用される。しかし、可動ブレードと固定ブレードとの間のこのような高い圧力は、当該2つのブレード間の摩擦を著しく増加させる。摩擦が増加されることによって、注油が必要となる。その他にも、当該2つのブレード及び電気モータの摩耗を増加させる。これは、この解決策でも、比較的高価で嵩張る大型でロバストな電気モータを使用する必要があることを意味する。
したがって、本発明は、従来技術のクリッピングデバイスの上記不利点を解決するヘアクリッピングデバイスを提供することを目的とする。具体的には、問題となる引張り効果を解決し、同時に、好適には可動カッティングブレードの駆動のために小型モータを使用することを可能にするヘアクリッピングデバイス及び当該ヘアクリッピングデバイスで使用される対応するカッティングアセンブリを提供することを目的とする。その他にも、新規に提案されているヘアクリッピングデバイスでは、摩耗が低減される。これにより、カッティング性能が、特に負荷が重い条件下でも、向上される。
上記課題は、始めに言及した種類のヘアクリッピングデバイスによって達成される。当該ヘアクリッピングデバイスは、
筐体と、
当該筐体の一端に配置され、固定ブレードと、当該固定ブレードに対し弾性的に付勢される可動ブレードとを含むカッティングアセンブリと、
偏心伝達要素を駆動するモータと、
偏心伝達要素に結合され、当該偏心伝達要素の運動を、可動ブレードの固定ブレードに対する振動運動に転換する結合要素と、
を含み、
固定ブレード及び可動ブレードは、互いの間に、切断平面を画定し、固定ブレードは第1の凹部を含み、可動ブレードは第2の凹部を含み、第1及び第2の凹部は、互いに重なり合って配置され、
偏心伝達要素は、少なくとも1つの係合点において、結合要素と係合し、少なくとも1つの係合点は、偏心伝達要素の運動中に、切断平面における少なくとも1つの動作位置にあり、結合要素は、第1及び第2の凹部内に配置される。
本発明の更なる態様によれば、上記課題は、上記ヘアクリッピングデバイスに使用されるカッティングアセンブリによって達成される。当該カッティングアセンブリは、
固定ブレードと、
当該固定ブレードに対し弾性的に付勢される可動ブレードと、
第1及び第2の凹部内に配置され、回転駆動される偏心伝達要素に結合され、偏心伝達要素の運動を可動ブレードの固定ブレードに対する振動運動に転換する結合要素と、
を含み、
固定ブレード及び可動ブレードは、互いの間に、切断平面を画定し、固定ブレードは第1の凹部を含み、可動ブレードは第2の凹部を含み、
結合要素は更に、偏心伝達要素が結合要素に係合できる少なくとも1つの係合点を有する係合部を含み、
少なくとも1つの係合点は、切断平面内にある。
本発明の好適な実施形態は、従属項に規定される。当然ながら、請求項に係るカッティングアセンブリは、請求項に係るデバイスと同様の及び/又は同一の従属項に規定される好適な実施形態を有する。
提案されているヘアクリッピングデバイスの従来技術のヘアクリッピングデバイスに対する主要な相違点は、偏心伝達要素と結合要素との係合が、切断レベルとも呼ばれる切断平面内にあるという点である。切断平面又は切断レベルとは、固定ブレードと可動ブレードとの間の仮想平面、即ち、可動ブレード及び固定ブレードがそれに沿って互いに接触する接触面を示す。つまり、可動ブレード及び固定ブレードは、当該切断平面(切断レベル)に沿って互いに接触する。偏心伝達要素の係合が切断レベルから常に離れていることにより、好ましくない引張り効果につながる転倒トルクが生じる一般的なカッティングユニットとは対照的に、本発明に係る構成は、切断レベルにおける、偏心伝達要素の結合要素への係合を可能とする新規にデザインされた結合要素(一般的に、駆動ブリッジとも呼ばれる)を使用する。
結合要素/駆動ブリッジは、(通常、モータの回転駆動シャフト上に配置される偏心ピンによって実現される)偏心伝達要素の回転運動を、可動ブレードの固定ブレードに対する並進振動に転換する部分である。偏心ピンの駆動ブリッジへの係合は、本発明では、切断レベル内であるようにデザインされるので、駆動力は、既知のクリッピングデバイスとは対照的に、切断レベル/切断平面内を直接伝達される。したがって、既知のクリッピングデバイスでは生じる転倒トルク又は傾動モーメントが最小限にまで、更にはゼロにまで減少される。したがって、可動ブレードを固定ブレードに対し弾性的に付勢するために標準的なバネだけを使用しても、及び/又は、可動ブレードを駆動するために標準的な電気モータを使用しても、好ましくない引張り効果はもはや生じなくなる。
当該少なくとも1つの係合点が、切断平面内にある場合、転倒トルク自体が生じず、引張り効果は完全に回避される。したがって、可動ブレードを駆動する力は、切断レベルにおいてのみ伝達される。したがって、係合点(偏心伝達要素と結合要素/駆動ブリッジとの間の接触点)の間にはリーバー(leaver)がない。したがって、機械的な観点から、本明細書では転倒トルクと呼ぶ傾動モーメントは発生しない。これにより引張り効果は回避されるので、ヘアカッティング性能は、著しく向上される。
尚、偏心伝達要素は、幾つかの動作位置では、その回転運動によって、切断平面から小さな距離を有する。偏心伝達要素の回転運動によって、偏心伝達要素と結合要素(駆動ブリッジ)との間の少なくとも1つの結合点は、ほぼ平行四辺形に似た軌道に沿って切断平面から離れるように及び切断平面に向かって少し動いてもよい。しかし、可動ブレードが固定ブレードに対して押し付けられるバネ力によって、この軌道は、厳密に平行四辺形に似ているわけではない。本明細書において提案されている配置では、結合要素(駆動ブリッジ)は、カッティングアセンブリ内に固定されていることが好適であり、これにより、上記の高さ方向における相対運動が抑制される。即ち、これにより、駆動ブリッジは、ほぼ完全に並進運動に従い、偏心伝達要素と結合要素との少なくとも1つの係合点は、高さ方向において全く変動しない。最も効果的な実施形態では、少なくとも1つの係合点は、偏心伝達要素の運動の間、常に、切断平面内にある。
切断レベル内への少なくとも1つの係合点の配置は、主に、新規にデザインされた結合要素(駆動ブリッジ)によって実現される。当該結合要素(駆動ブリッジ)は、従来技術のヘアクリッピングデバイスとは対照的に、可動ブレードの上面上にもはや取り付けられておらず、切断レベルに向かって更に下方に動かされている。これによりもたらされる切断力の転倒トルクのない係合がカッティングユニット、即ち、可動ブレードにかかることにより、特に、最大の量、密度、長さ、厚さ及び/又は形状の毛によって引き起こされる重い負荷の場合に、著しくカッティング性能が向上される。
偏心係合が切断レベル内に直接あることによって、ヘアカッティング性能は著しく向上される。これは、可動ブレードを持ち上げる又は傾斜させる可能性のある転倒トルクが発生しないことによる。したがって、引張り効果が効果的に回避される。転倒トルクが著しく減少される又は完全に回避されることによって、その一方で、モータから可動ブレードへの動力伝達が、可能な限り低い摩擦で伝達されることを保証する。したがって、可動ブレードと固定ブレードとの間の摩耗は最小限にまで減少され、クリッピングデバイスの摩耗した又は破損した部分を交換する必要がなくなるため、動作時間が著しく延びる。更に、引張り効果が排除されることにより、痛みを伴う毛の引張りが起きなくなるので、ユーザの快適さも増加される。
偏心伝達要素が係合要素に係合する少なくとも1つの係合点の上記したような空間的に低い位置を確立するためには、係合要素(駆動ブリッジ)は、上記第1及び第2の凹部内に配置されることが好適である。したがって、従来技術のヘアクリッピングデバイスに比べて、駆動ブリッジ自体は、可動カッティングブレードの上方にはもはや配置されておらず、切断レベル内に直接配置されている。凹部は、可動ブレード内及び固定ブレード内に切り込まれ、これにより、結合要素は、その中に配置され、可動ブレード及び固定ブレードと同じ高さレベルに配置される。したがって、上記の力係合は、2つのブレードの歯付き縁の切断レベル内に直接的にある。
好適には、当該第1及び第2の凹部は、2つのブレードにおける矩形凹部として実現される。2つの凹部は、可動ブレード及び固定ブレードを通り、その中に結合要素が配置される矩形の孔を形成するように、互いに向かって開く対応凹部として形成される。
本発明の更なる実施形態によれば、偏心伝達要素の下部が、当該偏心伝達要素の運動中に、切断平面に接する少なくとも1つの動作位置にあるか、又は切断平面を空間的に横断する。好適には、偏心伝達要素の下部は、当該偏心伝達要素の全運動の間(少なくとも1つの動作位置においてだけでなく)、切断平面に接している。
つまり、偏心伝達要素は、切断平面(切断レベル)へ又は内に突出する。「空間的に横断する」との表現は、偏心伝達要素の一部が、その運動の間に、切断レベルに配置されるか又はその下に置かれることを示す。偏心伝達要素は、その運動の間に、切断平面(切断レベル)を横断するが、当該少なくとも1つの係合点は、全運動の間、依然として切断平面内にある。
通常、偏心伝達要素が可動カッティングブレードの上方であるレベル上で終端し、駆動ブリッジに係合する既知のヘアクリッピングデバイスに比べて、本明細書において提案されている配置では、偏心伝達要素は、下のレベル上に配置されている。したがって、既に上記されているように、可動カッティングブレードの傾斜又は持ち上げにつながる転倒トルクは、ほぼ完全に又は完全に防げる。
本発明の更なる実施形態によれば、偏心伝達要素は、少なくとも2つの係合点の間で、結合要素にクランプされ、当該少なくとも2つの係合点は、偏心伝達要素の運動中に、切断平面における少なくとも1つの動作位置にある。
偏心伝達要素は、結合要素(駆動ブリッジ)内のV字形溝内に突出する偏心ピンとして実現されることが好適である。この偏心ピンは、2つの接触点(係合点と呼ぶ)において、駆動ブリッジのV字形溝に接触することが好適である。V字形溝の開放端は、切断レベルにあるように選択されるので、当該2つの接触点は、偏心ピンの運動/回転の全体の間、切断レベル(切断平面)内にあることが好適である。上記の2点クランピングは、偏心伝達要素と結合要素との機械的に安定した接続を可能にする一方で、偏心伝達要素は、依然として、結合要素に対して回転する。
一実施形態では、結合要素は、当該結合要素と第1及び第2の凹部との間にポジティブロッキングを形成するように、第1及び第2の凹部内に収まる。これは、第1及び第2の凹部によって形成される孔が、駆動ブリッジ用の滑り案内として作用するという追加的な好ましい効果を有する。当該滑り案内は、可動ブレードの固定ブレードに対する、2つのブレードの刃先に垂直な方向における運動を制限する。これは、可動ブレードの前刃先と固定ブレードの前刃先との間の距離を示す、いわゆるティップツーティップ(tip-to-tip)距離を制限する。ティップツーティップ距離は、第1及び第2の凹部内に配置される駆動ブリッジによって規定され、制限されるので、当該ティップツーティップ距離は、小さ過ぎることもなく、また、大き過ぎることもない。ティップツーティップ距離が小さ過ぎる場合は、可動カッティングブレードでユーザを傷つけてしまうおそれがある。ティップツーティップ距離が大き過ぎる場合は、カットされる毛が恐らく可動ブレードに届かないため、ヘアカッティングが効果的でなくなる。しかし、これらの問題は共に、結合要素(駆動ブリッジ)の切断レベル内での配置によって解決される。当該配置は、同時に、2つのカッティングブレードの互いに対する、カッティングブレードの刃先に垂直な方向における運動も制限する。
2つの凹部は好適には矩形であり、結合要素は四方からのポジティブロッキングによって、その中に収まるので、結合要素は、スチールフレームにおけるように可動及び固定カッティングブレード内に保持される。結合要素(駆動ブリッジ)は、通常、プラスチック部分によって実現されるので、このようにすると、プラスチック材料のクリープ挙動が制限される。したがって、駆動ブリッジチャンバの公差は、駆動ブリッジが、通常、可動ブレードの上に取付けられる従来のカッティングユニットにおけるよりも一定している。カッティング要素が、可動ブレードがその歯付き刃先に垂直に動くことを防ぐという制限によって、ティップツーティップ距離は、可動ブレードの全運動ストロークに亘って一定である。上記配置は更に、駆動ブリッジと偏心伝達要素との間の摩擦も減少し、これは更に、電力消費量を減少し、また、ノイズレベルも最小限に抑える。好適には、第1の凹部及び第2の凹部は、可動ブレードの刃先に実質的に平行に突出する。
本発明の更なる実施形態によれば、ヘアクリッピングデバイスは、可動ブレードと固定ブレードとの間に配置される少なくとも1つの第1のボール軸受を含む。この少なくとも1つの第1のボール軸受は、少なくとも1つの転がりボールによって、固定ブレード上で可動ブレードを案内する。
これにより、通常、可動ブレードが固定ブレード上を滑る従来技術の既知のヘアクリッピングデバイスとは対照的に、摩擦が著しく減少される。知られているように、滑り摩擦と転がり摩擦との間には大きな差がある。滑り摩擦は、通常、F=μ・Fによって計算される。ここで、スチールに対するスチールの滑り摩擦係数μは、0.3乃至1.5であるのに対し、転がり摩擦F=c・Fは、スチールに対するスチールの転がり摩擦係数cを持ち、cは0.001乃至0.0005である。
したがって、転がり摩擦条件での摩擦力は、同等の滑り摩擦力の3%に過ぎない。したがって、可動ブレードと固定ブレードとの間でのボール軸受の使用は、2つのブレード間の摩擦挙動に関し、大きな恩恵をもたらす。例えば2つのボール軸受を用いて、固定ブレードに対し可動ブレードを案内することによって、ティップツーティップ距離も、可動ブレードの運動の間、一定のままである。摩擦(転がり摩擦)が減少されることによって、電気モータの電力消費量も減少される。更に、これは、上記した好ましくない引張り効果のおそれも減少させる。これは、消費者に、毛をカットしている間にカッティング要素に引っ張られることによってユーザが傷つかないという信頼性を与える。これは、ヘアカッティングデバイスに対するユーザの安心感及び自信を増加させる。その他にも、転がり摩擦が減少されることによって、電気モータから可動ブレードへの力の伝達が著しく向上されるので、同じタイプの電気モータを使用する一般的なヘアクリッピングデバイスに比べて、カッティング速度が速くなる。
更なる実施形態によれば、少なくとも1つの第1のボール軸受は、可動ブレード及び固定ブレード内に形成される2つの半円形案内凹部間に配置される。これらの2つの半円形案内凹部は、好適には、互いに対向して配置され、ボール軸受のボールがそれらの間に配置される。半円形の凹部は共に、可動ブレード及び固定ブレードにそれぞれ研摩された一種のハーフパイプに見える。
一般的なカッティングユニットは、可動ブレードを固定ブレードに対し押し付けるバネのリーバーによる運動の案内と共にデザインされる。これらのバネのリーバーは、可動ブレードと固定ブレードとの間のクランプ力を増加させる。幾つかのカッティング要素は、駆動ブリッジの固定ブレードの矩形スロット内へのプラスチックの係合を有する案内によって案内される。この場合、案内部は、滑り摩擦があるため、運動のためにより多くの空間を必要とする。
本明細書において提案されている、研磨されたハーフパイプ内でボールが案内されるボール軸受は、可能な限り低い転がり摩擦を与える。本発明に係るヘアクリッピングデバイスを使用したカッティングテストでは、密度の高い毛、大量の毛又はその他の難しい動作条件下において、非常に優れた性能が示された。本発明に係るデバイスは、深刻な引張り効果が生じることなく、完全なヘアカット結果を示した。
好適には、当該少なくとも1つの第1のボール軸受は、結合要素(駆動ブリッジ)に結合されている。これは、例えば、駆動ブリッジを少なくとも1つの第1のボール軸受に接続する小さい接続要素によって実現される。駆動ブリッジ接続は、ボール軸受に向きを与え、ボール軸受のボールがその中で案内される半円形の凹部から滑り出すことを防ぐことだけが想定される。可動ブレードと固定ブレードとの間の少なくとも1つのボール軸受の配置の様々な変形態様が可能であり、通常、想到可能である。最も単純な構成では、2つのボール軸受は、可動ブレードと固定ブレードとの間で、ブレードの歯とは反対の後側に配置される。この場合、2つのボール軸受の2つのボールは、上記2つの研磨されたハーフパイプ間に配置され、2つのボール自体は、2つのボール軸受を結合要素(駆動ブリッジ)に接続する上記接続要素内の2つの孔内に配置される。しかし、3つ以上のボール軸受が使用される他の配置も想到可能である。
更なる実施形態によれば、ヘアクリッピングデバイスは、可動ブレードと固定ブレードとの間に配置される少なくとも1つの第2のボール軸受を更に含み、少なくとも1つの第1のボール軸受及び少なくとも1つの第2のボール軸受は、可動ブレード及び固定ブレードの第1及び第2の凹部の異なる側に配置される。つまり、少なくとも2つのボール軸受は、駆動ブリッジの異なる側に配置される。3つのボール軸受を有する変形態様は、静定された状態につながるため、特に好適である。例えば2つのボール軸受が、駆動ブリッジと可動ブレードの歯付き刃先との間に配置され、第3のボール軸受が、駆動ブリッジのもう1つの側、即ち、カッティングユニットの歯とは反対の後側に配置される。しかし、3つのボール軸受の配置は、反対であってもよく、即ち、1つのボール軸受が、駆動ブリッジと可動ブレードの歯付き刃先との間にあり、2つのボール軸受が、カッティングユニットの歯とは反対の後側に配置されてもよい。
軸受の上記した配置変形態様のすべてにおいて、少なくとも1つの第1のボール軸受の中心及び/又は少なくとも1つの第2のボール軸受の中心は、切断平面(切断レベル)内に配置されていることが好適である。上記と同様に、これは、ボール軸受が、駆動力が伝達される切断レベル内に配置されていることにより、当該ボール軸受に作用する傾動モーメント又は転倒トルクがないという技術的効果がある。
本発明のこれらの及び他の態様は、以下に説明される実施形態を参照することにより明らかとなろう。
図1は、従来技術に係る可動ブレード上の駆動ブリッジの配置を説明する概略図を示す。 図2は、本発明に係るヘアクリッピングデバイスの一実施形態の断面図を示す。 図3は、本発明に係るヘアクリッピングデバイスの図2に示される実施形態の斜視断面図を示す。 図4は、本発明に係るヘアクリッピングデバイスの図2に示される実施形態の平面図を示す。 図5は、本発明に係るヘアクリッピングデバイスの図2に示される実施形態の斜視図を示す。 図6は、本発明に係るヘアクリッピングデバイスの図2に示される実施形態の正面図を示す。 図7は、図6に示される本発明に係るヘアクリッピングデバイスの一部の拡大図を示す。 図8は、本発明に係るヘアクリッピングデバイスの第2の実施形態の詳細を示す。 図9は、本発明に係るヘアクリッピングデバイスの第3の実施形態の詳細を示す。 図10は、本発明に係るヘアクリッピングデバイスに使用され、第1の位置にあるボール軸受の更なる実施形態の拡大図を示す。 図11は、ボール軸受は第2の位置にある図10に示されるボール軸受の拡大図を示す。 図12は、本発明に係るヘアクリッピングデバイスの更なる実施形態の断面図を示す。
図2乃至図6は、その全体を参照符号10で示される本発明に係るヘアクリッピングデバイスの基本となるデザインを概略的に示す。図2及び図3は、ヘアクリッピングデバイス10の断面図を示し、図4乃至図6は、様々な観点からのヘアクリッピングデバイス10を示す。そのうち図2は、断面図A−A(図4を参照)を指し、図6は、断面図B−B(図4を参照)を指す。
本発明に係るヘアクリッピングデバイス10は、通常、その中にすべての残りの部分が、通常、組み込まれ、カッティングアセンブリ12のホルダとしての機能を果たす筐体(図示せず)を含む。筐体は、通常、細長い本体を有し、当該本体内に、カッティングアセンブリ12が、筐体の前端に着脱可能に固定されている。筐体は更に、通常、その後端(図示せず)に、ハンドルを含む。細長い筐体の外面は、例えば後端から前端に、外側に向かってテーパ状にされ、より人間工学的な保持位置を提供し、ヘアクリッピングデバイス10の美的外観を向上させるように少し曲がった展開部を有する。しかし、他の筐体構成及びデザインも、本発明の範囲を離れることなく考えられることは留意されたい。
カッティングブレードアセンブリ12は、固定ブレード14と可動ブレード16とを含む。可動ブレード16は、固定ブレード14の上面上に移動可能に取付けられている。当該上面は、実質的に、筐体の内側に面している。2つのバネリーバー(spring leaver)17’、17’’を含むバネ17を用いて、可動ブレード16は、固定ブレード14上に押し付けられ、これにより、2つのブレードは互いの近くに保持される。可動ブレード16は、固定ブレード14の前縁23に実質的に平行に配置されている歯のアレイを有する歯付き縁22を含む。可動ブレードの前縁は、歯付き縁22ではなく、図2乃至図5に示されるように、鋭い連続縁としてデザインされてもよい。動作中、散髪は、他の従来のヘアカッティングデバイスから知られているように、固定ブレード14と、固定ブレード14上を往復する可動ブレード16との相互作用によって行われる。
固定ブレード14は、通常、可動ブレード16よりも厚くなるようにデザインされる。当該固定ブレード14は、「ガード」とも呼ばれる。可動ブレード16の前縁22と同様に、ガード14の前縁23も、鋭い連続縁として、又は、切歯のアレイを有する歯付き縁としてデザインされる。優れたカッティング性能を受けるために、可動ブレード16は、いわゆる歯圧を受けるために、ガード14の上面にアクティブに押される。この歯圧は、特に2つのブレード14、16を互いに押し付ける上記バネ17によって保証される。
モータ18を含む駆動装置が、可動ブレード16を、可動ブレード16の前切断縁22に平行な横断方向20に、振動運動で駆動する。モータ18は、回転させられる回転駆動シャフト24を含む。偏心ピン26’がそこから突出している偏心伝達要素26が、回転駆動シャフト24上に配置される。偏心伝達要素26は、シャフト24上にクランプされるか、又は、任意の他の方法でシャフト24に結合される。しかし、シャフト24と偏心伝達要素26とは、1つの一体にされた部品として実現されてもよい。モータ18自体は、例えば、主電源から供給される電気によって給電される、又は、電池によって駆動される電気モータとして実現される。
偏心伝達要素26の回転運動は、結合要素28を介して、可動ブレード16の並進運動に転換される。結合要素28は、通常、駆動ブリッジ28とも呼ばれる。結合要素又は駆動ブリッジ28は、通常、プラスチック部品として実現される。しかし、他の材料も結合要素28に一般的に使用してもよい。
本発明の中心点のうちの1つは、結合要素28の配置だけでなく、それに対する偏心伝達要素26の配置にも関連する。当該駆動ブリッジ28が可動ブレード16の上面上に取付けられている従来技術のヘアクリッピングデバイス(図1Aに示されている駆動ブリッジ101と比較されたい)とは対照的に、本発明に係る駆動ブリッジ28は、カッティングアセンブリ12に組み込まれている。したがって、従来技術に比べて、駆動ブリッジ28は、カッティングアセンブリ12に対して、空間的に低い位置に配置されている。更に、従来技術のデバイスと異なり、より一層重要なのは、偏心伝達要素26の空間的配置である。偏心伝達要素26も、従来技術のヘアクリッピングデバイスにおけるように、空間的に低い位置に配置されている。
本発明によれば、偏心伝達要素26は、切断レベル30にある位置において、結合要素28に係合する。切断レベル30は、切断平面30とも呼ばれ、固定ブレード14と可動ブレード16との間の、両ブレード14、16が互いに接触する仮想平面を画定する。
結合要素28のこのような低い配置と、偏心伝達要素26の結合要素28との係合を保証するために、結合要素/駆動ブリッジ28は、可動ブレード16及び固定ブレード14内の共通凹部を形成する第1の凹部32及び第2の凹部34内に配置される。第1の凹部32は、好適には矩形である可動ブレード16における凹部である。第2の凹部34は、固定ブレード14における対応凹部であり、第1の凹部32と同じ形状及びサイズを有する。これらの2つの凹部32、34は共に、結合要素/駆動ブリッジ28を受容するためにカッティングアセンブリ12に内包される。したがって、結合要素28は、もはや、(従来技術におけるように)切断平面/切断レベル30の上方に配置されることはなく、切断レベル30内に配置されるようになる。
偏心伝達要素26は、少なくとも1つの係合点において、結合要素28に係合する。この少なくとも1つの係合点は、偏心伝達要素26の運動中は、切断平面30内の少なくとも1つの動作位置にあるように選択される。好適には、当該少なくとも1つの係合点は、(少なくとも1つの動作位置においてだけではなく)偏心伝達要素26の全運動の間、常に、切断平面30内である。
このような配置は、機械的リーバー(mechanical leaver)(係合点と切断レベル30との間の距離)をゼロ又は略ゼロに減少させ、したがって、可動ブレード16の傾斜につながる可能性のある転倒トルクの発生の危険を減少させる。このような可動ブレード16の傾斜は、ヘアカッティング性能を著しく下げ、ブレード14、16で毛を切るのではなく、カッティングアセンブリ12内に毛を引き込んでしまう引張り効果とも知られている。これは、当然ながら、毛が引き込まれると痛いので、ユーザにとって不快である。
偏心伝達要素26の結合要素/駆動ブリッジ28との係合を、切断平面30内に配置することによって、可動ブレード16を駆動するための伝達力は、切断レベル30内を、転倒トルクがない状態で伝達される。
図7は、偏心伝達要素26と結合要素28との係合を拡大図で示す。ここでは、最も好適な位置にある係合が示されている。本発明によれば、偏心伝達要素が、その偏心ピン26’が少なくとも1つの係合点38、38’にある状態で、結合要素28に係合することが最も好適であり、当該少なくとも1つの係合点38、38’は、切断平面30内に配置される偏心伝達要素26の運動中は、少なくとも1つの動作位置にある。好適には、当該少なくとも1つの係合点38、38’は、偏心伝達要素26の全運動の間、切断平面30内に配置されている。このようにすると、力は、切断レベル30内でのみ伝達される。図7から更に分かるように、偏心ピン26’は、結合要素28内のV字形凹部内にクランプされることが好適である。偏心ピンは、結合要素28に、2つの係合位置38、38’において接触する。2つの係合点38、38’を接続する横断は、「係合線」とも呼ばれる。添付図面にも示される上記の配置によって、当該係合線は、偏心伝達要素26の全運動の間は、切断平面30と共に傾斜する。好適には、これらは、少なくとも1つの動作位置においてだけでなく、偏心伝達要素26の全運動の間も共に傾斜しない。このことがここで言及される理由は、結合要素28は、偏心ピン26’の回転の間に、少し持ち上げられる場合があるからである。しかし、結合要素28内のV字形凹部によって、結合要素/駆動ブリッジ28の比較的小さい持ち上げ運動は、相殺されるか又は更には抑制され、これにより、係合点38、38’は、偏心伝達要素26の全部の運動の間、切断平面30内に配置される。
図2及び図3から分かるように、ガード14は更に、振動を防ぐために偏心ピン26’の運動のために十分な空間を提供すると主に想定されている追加の凹部40を含む。
要約すると、偏心伝達要素26の駆動ブリッジ28との係合は、ここでは、深刻な引張り効果につながる転倒トルクが常に起こり得る既知のカッティングユニットに比べて、空間的に低い位置にあるようにデザインされている。しかし、本明細書において提案されている配置によって、この引張り効果は、本発明に係るヘアクリッピングデバイス10では生じない。
本発明に係るヘアクリッピングデバイス10の更なる利点は、結合要素/駆動ブリッジ28の凹部32、34内への配置から明らかになる。凹部32、34は、駆動ブリッジ28の滑り案内として機能する。駆動ブリッジ28は、ポジティブロッキングによって、凹部32、34に収まるので、横断方向20に垂直な、固定ブレード(ガード)14に対する可動ブレード16の運動は制限される。したがって、駆動ブリッジ28は、可動ブレード16の運動を制限し、いわゆるティップツーティップ(tip-to-tip)距離、即ち、固定ブレードの前縁22と可動ブレードの前縁23との間の距離を、可動ブレード16の運動の間、一定に保つ。これは、ティップツーティップ距離が小さくなり過ぎて、ユーザが可動カッティングブレード16によって傷付けられることが絶対になく、またその一方で、(機能的な切断状態にある部品がないため機能しない)大きくなり過ぎてカッティング性能が妨げられることが絶対にないため、特に有利である。更に好ましい効果としては、駆動ブリッジ28が、スチールフレームの凹部32、34内に保持されることである。このようにすると、駆動ブリッジ28が製造されるプラスチック材料のクリープ挙動が制限される。したがって、駆動ブリッジ28の公差は、金属フレームに隣接する駆動ブリッジを有さない従来のカッティングユニットにおけるよりも、より一定である。
更に、これは、駆動ブリッジ28と偏心ピン26’との間の摩擦を減少させ、電力消費量を減少させるだけでなく、ヘアクリッピングデバイス10のノイズレベルも最小限にする。
本発明の更なる中心点は、可動ブレード16の固定ブレード14上のガイダンスに関連する。通常、可動ブレードが固定ブレード上を滑り、これにより、それらの間に滑り摩擦が生じる従来技術のクリッピングデバイスに比べて、本発明に係るヘアクリッピングデバイス10は、可動ブレード16と固定ブレード14との間に転がり摩擦を確立するために、これらの2つのブレードの間にボール軸受42を含む。
転がり摩擦を伴う摩擦力は、滑り摩擦を伴う対応する摩擦力の3%に過ぎないため、可動ブレード16と固定ブレード14との間の摩擦は、本発明によれば、著しく減少される。摩耗の他に、これは更に、ヘアクリッピングデバイス10のノイズレベルも著しく減少させる。その他にも、摩擦によって失われる駆動力が少なく、したがって、より小型の電気モータが使用でき、又は、同じ電気モータでも、より高い切断速度に達することができる。
図8及び図9は、少なくとも1つのボール軸受42の配置を概略的に示す。図8に示されている一実施形態では、2つのボール軸受42、42’が、カッティングユニット12の歯とは反対の後側に設けられている。ボール軸受42、42’のボール43、43’が、可動ブレード内に形成された半円形案内凹部44と、固定ブレード(図示せず)内に当該半円形案内凹部44に平行に形成される対応する半円形案外凹部とを案内される。案内凹部44は、言い換えれば、ハーフパイプの形状を有する。図8から更に分かるように、2つのボール軸受42、42’は、ボール軸受42、42’を、可動カッティングブレード16の往復運動の間に案内するために、結合要素28に結合されている。半円形凹部44は、好適には可動ブレード16の前縁22と実質的に平行に配置される。
図9に示される異なる実施形態では、3つのボール軸受42、42’’、42’’’が設けられている。1つのボール軸受42は、カッティングユニット12の歯とは反対の後側に配置され、残りの2つのボール軸受42’’42’’’は、結合要素28の反対側に配置され、更なる半円形凹部44’を案内される。この配置は、可動カッティングブレード16の往復運動の間の最大安定性につながる静定デザインを実現する。
なお、ボール軸受42の他の変更態様及び配置も可能である。ボール軸受の位置及び数を変えて、特定のニーズに適応させてもよい。
ボール軸受42、42’の半円形案内凹部44の代わりに、凹部44は、図10及び図11に示されるように、矩形であってもよい。矩形凹部44は、半円形凹部44に比べて、持ち上げ効果に対する抵抗を増加させる。図10を図11と比較すると、ボール軸受42のボール43は、可動ブレード16が固定ブレード14に対して少しずらされても、矩形凹部44から滑り出ることがないことが見て取れる。このずれによって、ボール43は半円形案内凹部からは滑り出る可能性があるが、これは、矩形凹部44では阻止される。したがって、好ましくない持ち上げ効果は、どのときでも生じない。
図12に、持ち上げ効果を阻止する追加の要素が示される。図12は、可動カッティングブレード16の上方に配置されているフック要素46を示す。このフック要素46は、(バネ要素17に加えて)可動カッティングブレード16を、固定カッティングブレードに接触圧力で押し付ける。これにより、可動カッティングブレード16の持ち上げは阻止される。
要約すると、本発明は、可動カッティングブレードの好ましくない引っ張りの問題を効果的に解決するヘアクリッピングデバイスを提供する。提示されているヘアクリッピングデバイスにおいて選択された特別な技術的デザインによって、ヘアクリッピングデバイスは、特に、カッティング性能、力伝達有効性、摩擦、摩耗及び断裂、並びに、ノイズレベルに関して、著しく向上される。
本発明は、図面及び上記説明において詳細に例示かつ説明されたが、当該例示及び説明は、例示的であって限定的に解釈されるべきではない。本発明は、開示された実施形態に限定されない。開示された実施形態に対する他の変形態様も、図面、開示内容及び添付の請求項を検討することにより、請求項に係る発明を実施する当業者には理解されかつ実施可能である。
請求項において、「含む」との用語は、他の要素又はステップを排除するものではなく、また、「a」又は「an」との不定冠詞も、複数形を排除するものではない。単一の要素又は他のユニットが、請求項に記載される幾つかのアイテムの機能を実現してもよい。特定の手段が相互に異なる従属請求項に記載されるからといって、これらの手段の組み合わせを有利に使用することができないことを示すものではない。
コンピュータプログラムは、他のハードウェアと共に又は他のハードウェアの一部として供給される光学記憶媒体又は固体媒体といった適切な媒体上に記憶/分散されてもよいが、インターネット又は他の有線若しくは無線通信システムを介するといった他の形態で分散されてもよい。
請求項における任意の参照符号は、範囲を限定しているものと解釈されるべきではない。

Claims (12)

  1. 筐体と、
    前記筐体の一端に配置され、固定ブレードと、前記固定ブレードに対し弾性的に付勢される可動ブレードとを含むカッティングアセンブリと、
    偏心伝達要素を駆動するモータと、
    前記偏心伝達要素に結合され、前記偏心伝達要素の運動を、前記可動ブレードの前記固定ブレードに対する振動運動に転換する結合要素と、
    を含み、
    前記固定ブレード及び前記可動ブレードは、互いの間に、切断平面を画定し、前記固定ブレードは第1の凹部を含み、前記可動ブレードは第2の凹部を含み、前記第1及び前記第2の凹部は、互いに重なり合って配置され、
    前記偏心伝達要素は、少なくとも1つの係合点において、前記結合要素と係合し、前記少なくとも1つの係合点は、前記偏心伝達要素の前記運動中に、前記切断平面における少なくとも1つの動作位置にあり、前記結合要素は、前記第1及び第2の凹部内に配置される、ヘアクリッピングデバイス。
  2. 前記偏心伝達要素の下部が、前記偏心伝達要素の前記運動中に、前記切断平面に接する少なくとも1つの動作位置にあるか、又は前記切断平面を空間的に横断する、請求項1に記載のヘアクリッピングデバイス。
  3. 前記偏心伝達要素は、少なくとも2つの係合点の間で、前記結合要素にクランプされ、前記少なくとも2つの係合点は、前記偏心伝達要素の前記運動中に、前記切断平面における少なくとも1つの動作位置にある、請求項1に記載のヘアクリッピングデバイス。
  4. 前記モータは更に、回転駆動シャフトを有し、前記回転駆動シャフト上に、前記偏心伝達要素が配置される、請求項1に記載のヘアクリッピングデバイス。
  5. 前記結合要素は、前記結合要素と前記第1及び第2の凹部との間にポジティブロッキングを形成するように、前記第1及び第2の凹部内に収まる、請求項1に記載のヘアクリッピングデバイス。
  6. 前記第1及び第2の凹部は、前記可動ブレードの刃先に実質的に平行に突出する、請求項1に記載のヘアクリッピングデバイス。
  7. 前記可動ブレードと前記固定ブレードとの間に配置される少なくとも1つの第1のボール軸受を更に含む、請求項1に記載のヘアクリッピングデバイス。
  8. 前記少なくとも1つの第1のボール軸受は、前記可動ブレード及び前記固定ブレード内にそれぞれ形成される2つの半円形案内凹部間に配置される、請求項7に記載のヘアクリッピングデバイス。
  9. 前記少なくとも1つの第1のボール軸受は、前記結合要素に結合されている、請求項7に記載のヘアクリッピングデバイス。
  10. 前記可動ブレードと前記固定ブレードとの間に配置される少なくとも1つの第2のボール軸受を更に含み、前記少なくとも1つの第1のボール軸受及び前記少なくとも1つの第2のボール軸受は、前記可動ブレード及び前記固定ブレードの前記第1及び第2の凹部の異なる側に配置される、請求項7に記載のヘアクリッピングデバイス。
  11. 前記少なくとも1つの第1のボール軸受の中心及び/又は前記少なくとも1つの第2のボール軸受の中心は、前記切断平面内に配置されている、請求項7に記載のヘアクリッピングデバイス。
  12. 請求項1乃至11の何れか一項に記載のヘアクリッピングデバイスに使用されるカッティングアセンブリであって、
    固定ブレードと、
    前記固定ブレードに対し弾性的に付勢される可動ブレードと、
    第1及び第2の凹部内に配置され、回転駆動される偏心伝達要素に結合され、前記偏心伝達要素の運動を前記可動ブレードの前記固定ブレードに対する振動運動に転換する結合要素と、
    を含み、
    前記固定ブレード及び前記可動ブレードは、互いの間に、切断平面を画定し、前記固定ブレードは前記第1の凹部を含み、前記可動ブレードは前記第2の凹部を含み、
    前記結合要素は更に、前記偏心伝達要素が前記結合要素に係合できる少なくとも1つの係合点を有する係合部を含み、
    前記少なくとも1つの係合点は、前記切断平面内にある、カッティングアセンブリ。
JP2015524691A 2012-07-31 2013-06-28 ヘアクリッピングデバイス Active JP6030763B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP12178596.8 2012-07-31
EP12178596 2012-07-31
PCT/EP2013/063735 WO2014019782A1 (en) 2012-07-31 2013-06-28 Hair clipping device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015523178A true JP2015523178A (ja) 2015-08-13
JP6030763B2 JP6030763B2 (ja) 2016-11-24

Family

ID=46750181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015524691A Active JP6030763B2 (ja) 2012-07-31 2013-06-28 ヘアクリッピングデバイス

Country Status (8)

Country Link
US (1) US9545730B2 (ja)
EP (1) EP2879844B1 (ja)
JP (1) JP6030763B2 (ja)
CN (2) CN103568035B (ja)
BR (1) BR112015001896B1 (ja)
DE (1) DE202013103318U1 (ja)
RU (1) RU2638717C2 (ja)
WO (1) WO2014019782A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10093029B2 (en) 2012-07-31 2018-10-09 Koninklijke Philips N.V. Hair clipping device
BR112015001896B1 (pt) * 2012-07-31 2020-09-29 Koninklijke Philips N.V. Dispositivo de corte de pêlos, e conjunto de corte para uso em um dispositivo de corte de pêlos
EP3003654B1 (en) * 2013-05-30 2017-10-11 Koninklijke Philips N.V. Stationary cutting blade for a hair clipping device
EP2857155A1 (en) * 2013-10-01 2015-04-08 Koninklijke Philips N.V. Blade set and hair cutting appliance
EP2857158B1 (en) * 2013-10-01 2017-05-10 Koninklijke Philips N.V. Blade set and hair cutting appliance
JP6375386B2 (ja) * 2014-03-14 2018-08-15 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 電気シェーバ
US10919165B2 (en) * 2016-03-08 2021-02-16 Koninklijke Philips N.V. Blade set manufacturing method, blade set and hair cutting appliance
US10137581B2 (en) * 2016-11-08 2018-11-27 Andis Company Drive for a hair cutting apparatus
CN107028215A (zh) * 2017-05-26 2017-08-11 红塔烟草(集团)有限责任公司 一种烟叶分切切刀清洁装置
EP3517257A1 (en) * 2018-01-25 2019-07-31 Koninklijke Philips N.V. Blade set assembly and hair cutting appliance
CN109159156A (zh) * 2018-11-07 2019-01-08 浙江海顺电工有限公司 一种剃毛器及其刀片结构

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1159810B (de) * 1961-09-21 1963-12-19 Philips Nv Trockenrasiergeraet mit einem loesbaren, gegen einen Rasierkopf austauschbaren Haarschneideaufsatz
JPS5498857A (en) * 1978-01-18 1979-08-04 Matsushita Electric Works Ltd Reciprocating driving gear of cutter
US4221050A (en) * 1977-08-11 1980-09-09 Clairol Inc. Cutting tool
JPS5964087A (ja) * 1982-10-05 1984-04-11 松下電工株式会社 電気かみそり
EP0278759A1 (en) * 1987-02-13 1988-08-17 Lister Shearing Equipment Limited A clipper blade
US20110265331A1 (en) * 2010-04-30 2011-11-03 Moseman Russell L Arched hair clipper blade guide

Family Cites Families (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1939253A (en) * 1932-04-30 1933-12-12 Albert J Dremel Hair clipper
HU148304A (ja) 1959-02-03 1900-01-01
US3589007A (en) 1969-02-24 1971-06-29 Wahl Clipper Corp Electric hair clipper
DE6920258U (de) * 1969-05-20 1969-09-04 Schmid & Wezel Messer, insbesondere zum enthaeuten und zerlegen von schlachttieren
US4214365A (en) * 1978-10-16 1980-07-29 Clairol Inc. Blade assembly
US5331740A (en) * 1992-10-08 1994-07-26 The Gillette Company Shaving system
DE4413352C1 (de) * 1994-04-18 1995-05-04 Braun Ag Verfahren zur Herstellung eines Messers für eine Schneideinrichtung eines elektrischen Rasierapparates oder Bartschneiders
US5604985A (en) * 1994-08-25 1997-02-25 Andis Company Hair trimmer with movable comb and latch
EP0840671A1 (en) * 1996-04-26 1998-05-13 Koninklijke Philips Electronics N.V. Hair-cutting apparatus having a toothed cutting device, and toothed cutting device for such an apparatus
US5704128A (en) 1996-06-11 1998-01-06 Lin; Shih-Wei Haircutting device
DE19708145C2 (de) 1997-02-28 2001-09-06 Moser Elektrogeraete Gmbh Haarschneidemaschine mit Schnittlängen-Verstelleinrichtung
RU2228260C2 (ru) * 2002-07-10 2004-05-10 Азово-Черноморская государственная агроинженерная академия Машинка для стрижки животных
DE60200553T2 (de) * 2002-09-12 2004-10-21 Braun Gmbh Untermesser für einen Rasierapparat
DE10302998B4 (de) 2003-01-27 2007-07-12 Wahl Gmbh Schneidsatz für Haarschneidemaschinen mit einer Doppelparallel-Federführung
US7080458B2 (en) * 2003-07-17 2006-07-25 Andis Company Ceramic movable blades for blade sets of hair clippers
TWM264085U (en) * 2004-09-01 2005-05-11 Jeng Shyuan Prec Co Ltd Improved structure of head of hair clipper
US7624506B2 (en) * 2004-09-28 2009-12-01 Wahl Clipper Corporation Driving member for hair cutting device with replaceable tip
US7350314B2 (en) * 2005-12-22 2008-04-01 Wahl Clipper Corporation Calibration gauge for hair cutter bladesets
US20080040927A1 (en) * 2006-08-17 2008-02-21 Tung Yan Lau Electric shaver and trimmer
CN201792358U (zh) 2007-06-29 2011-04-13 永备电池有限公司 修整工具
US8458914B2 (en) 2007-12-20 2013-06-11 Koninklijke Philips Electronics N.V. Shaving device comprising a pivotably arranged assembly of cutting elements
RU2370207C2 (ru) 2007-12-29 2009-10-20 Надежда Викторовна Шерашова Способ оценки и прогнозирования дневных эмоционально-поведенческих состояний и психофизиологической деятельности человека по показателям синдрома ночной гиперсимпатикотонии
US20110119930A1 (en) * 2008-05-20 2011-05-26 The Procter & Gamble Company Electric Hair Cutting Machine
WO2010121941A2 (de) * 2009-04-20 2010-10-28 Aesculap Suhl Gmbh Tierschermaschine
EP2332699A1 (en) 2009-12-11 2011-06-15 Ondal Friseurtechnik GmbH Hair clipper device
JP5498857B2 (ja) 2010-05-26 2014-05-21 株式会社ディスコ ウェーハの加工方法
US8453333B2 (en) * 2010-05-28 2013-06-04 Rovcal, Inc. Electric hand-held hair cutting appliance with blade clamping device
US20120084983A1 (en) * 2010-10-08 2012-04-12 Wahl Clipper Corporation Drive system for rotary driven hair clippers
US8844142B2 (en) * 2011-03-18 2014-09-30 Spectrum Brands, Inc. Adjustable comb assembly for hair cutting appliance
JP5964087B2 (ja) 2012-03-06 2016-08-03 太陽誘電株式会社 積層コンデンサ
BR112015001896B1 (pt) * 2012-07-31 2020-09-29 Koninklijke Philips N.V. Dispositivo de corte de pêlos, e conjunto de corte para uso em um dispositivo de corte de pêlos
US9038276B2 (en) * 2013-03-15 2015-05-26 Wahl Clipper Corporation Hair clipper with a rotary motor vibration and noise damper

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1159810B (de) * 1961-09-21 1963-12-19 Philips Nv Trockenrasiergeraet mit einem loesbaren, gegen einen Rasierkopf austauschbaren Haarschneideaufsatz
US4221050A (en) * 1977-08-11 1980-09-09 Clairol Inc. Cutting tool
JPS5498857A (en) * 1978-01-18 1979-08-04 Matsushita Electric Works Ltd Reciprocating driving gear of cutter
JPS5964087A (ja) * 1982-10-05 1984-04-11 松下電工株式会社 電気かみそり
EP0278759A1 (en) * 1987-02-13 1988-08-17 Lister Shearing Equipment Limited A clipper blade
US20110265331A1 (en) * 2010-04-30 2011-11-03 Moseman Russell L Arched hair clipper blade guide

Also Published As

Publication number Publication date
CN103568035A (zh) 2014-02-12
RU2638717C2 (ru) 2017-12-15
CN203460202U (zh) 2014-03-05
EP2879844A1 (en) 2015-06-10
BR112015001896A2 (pt) 2017-07-04
JP6030763B2 (ja) 2016-11-24
US9545730B2 (en) 2017-01-17
DE202013103318U1 (de) 2013-08-12
BR112015001896B1 (pt) 2020-09-29
EP2879844B1 (en) 2017-02-15
WO2014019782A1 (en) 2014-02-06
US20150209969A1 (en) 2015-07-30
RU2015106935A (ru) 2016-09-27
CN103568035B (zh) 2016-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6030763B2 (ja) ヘアクリッピングデバイス
US9993928B2 (en) Cutting assembly for a hair clipping device
US10252429B2 (en) Stationary cutting blade for a hair clipping device
JP5174808B2 (ja) 切断装置及び毛髪切断器具
JP5074679B2 (ja) バリカン
US10093029B2 (en) Hair clipping device
JP4730353B2 (ja) バリカン
US8769824B2 (en) Animal shearing machine
US11312033B2 (en) Rotary electric shaver
US3049803A (en) Motion transforming device and apparatus incorporating said device
EP2509755B1 (en) Hair clipper device
KR20130000026U (ko) 이발기의 구동 조인트 소음방지구조
KR20120051161A (ko) 전동식 이발기용 절단부재
CN217097885U (zh) 一种电推剪刀头组件
CN109382852B (zh) 夹层式结构的刀具及毛发修剪器
CN214924640U (zh) 一种摆动机构及剃毛工具
CN114633288A (zh) 一种电推剪刀头组件
CN113021421A (zh) 一种摆动机构及剃毛工具
JP3166789U (ja) 電気バリカンの防振装置
JP5258864B2 (ja) バリカン
JPH0621581U (ja) 電動式ヘアカッター

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150128

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20150128

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20151005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151020

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160113

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160411

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160701

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20160719

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160921

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161020

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6030763

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250